JP2001248123A - 道路清掃車 - Google Patents

道路清掃車

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JP2001248123A
JP2001248123A JP2000057270A JP2000057270A JP2001248123A JP 2001248123 A JP2001248123 A JP 2001248123A JP 2000057270 A JP2000057270 A JP 2000057270A JP 2000057270 A JP2000057270 A JP 2000057270A JP 2001248123 A JP2001248123 A JP 2001248123A
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cleaning
protective cover
plate
cleaning brush
road
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JP2000057270A
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Yoshimitsu Sato
良光 佐藤
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TOKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】清掃用ブラシにより掻き込まれるごみ類が路肩
方向に飛び散ることを防ぐことができる道路清掃車を提
供すること。 【解決手段】道路清掃車Aは、車両の路肩側の清掃位置
と車体側の格納位置に移動可能に配された清掃用ブラシ
500の路肩部分に、清掃用ブラシ500により掃き出
されたごみ類が路肩方向に飛び散ることを防ぐ防護カバ
ー200を備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面を清掃する道
路清掃車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、道路を清掃するために清掃装
置を搭載した道路清掃車が用いられている。従来の道路
清掃車は、図5に示すように、車両本体に取り付けられ
た移動手段である駆動軸(図示せず)に清掃用ブラシ5
00が取り付けられており、車体側の格納位置から路肩
側の清掃位置に移動可能に構成されている。より詳しく
は、上記駆動軸は、図示しない油圧シリンダ内部に配さ
れたピストンに連結されており、このピストンが油圧に
より往復運動することで連動して移動し、この駆動軸の
先に取り付けられた清掃用ブラシ500が、格納位置か
ら清掃位置に、或いは、清掃位置から格納位置に移動す
る構成となっている。
【0003】上記清掃用ブラシ500は、その上部に取
り付けられた油圧モータ510により回転し、道路清掃
作業時には、この清掃用ブラシ500を回転させて路面
を擦りながら車両を進行させ、清掃用ブラシ500によ
り路面上のごみ類を車両本体側に掻き込み、車両本体中
にごみ類を吸引して路面上を清掃していた。
【0004】ここで、従来の道路清掃車においては、同
図に示すように、路面上のごみ類を清掃用ブラシ500
により車両本体側に掻き込む際に、ごみ類が飛び散るこ
とを防ぐカバー600が車両の進行方向に配設されてい
る。
【0005】しかしながら、上述した道路清掃車により
路面の清掃を行うと、清掃用ブラシ500の路肩部分の
ごみ類は、道路の路肩方向に飛び散り、後で作業者が清
掃しなければならず、この際、手間がかかるとともに、
自動車が高速で行き来する高速道路等においては、作業
者の清掃作業自体が非常に危険であるという問題を有し
ていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、清掃用ブラシにより掻き込まれるごみ
類が路肩方向に飛び散ることを防ぐことができる道路清
掃車を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の道路清掃車は、回転駆動装置で回転駆動さ
れる清掃用ブラシを備え、この清掃用ブラシを路肩側の
清掃位置と、車体側に格納した格納位置とに移動手段に
より移動可能に構成した清掃装置を備えてなる道路清掃
車において、防護カバーを清掃用ブラシの路肩部分を覆
う状態に設けるとともに、清掃用ブラシの清掃位置と、
格納位置との変位に連動して該防護カバーを連動手段に
より防護位置とカバー格納位置とに移動可能に構成した
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1から図4を参照して説明する。なお、従来の道路清掃
車と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略
し、本発明の要旨となる部分について説明する。また、
以下の説明において、車両本体側を内側、路肩側を外側
と呼ぶこととする。
【0009】図1に示すように、本発明の道路清掃車A
は、車両の路肩側の清掃位置と車体側の格納位置に移動
可能に配された清掃用ブラシ500の路肩部分に、清掃
用ブラシ500により掃き出されたごみ類が路肩方向に
飛び散ることを防ぐ防護カバー200を備えて構成され
ている。
【0010】この防護カバー200は、ゴム製の薄膜状
に形成されており、連動手段300により着脱自在に車
両本体に取り付けられている。以下、連動手段300を
説明した後、防護カバー200がいかに連動手段300
に取り付けられているかについて説明する。
【0011】連動手段300は、図2に示すように、清
掃用ブラシ500が清掃位置と格納位置に移動するのと
連動して、防護カバー200を開閉駆動する開閉駆動部
310と、防護カバー200を清掃用ブラシ500の路
肩部分に保持する保持部320と、防護カバー200を
閉じた際に、当該カバーが開くことを防止する開き止め
部330とから構成されている。
【0012】上記開閉駆動部310は、防護カバー20
0を開閉駆動するもので、駆動手段としての油圧シリン
ダ311、油圧シリンダ311の先端に固着され、連結
板313を介して保持部320に連結される連結部材3
12とを備えて構成されている。上記油圧シリンダ31
1は、上述した清掃用ブラシ500を油圧駆動する油圧
シリンダとは別に設けられているもので、清掃用ブラシ
500を駆動する油圧シリンダ用の油圧ホースが二股に
分岐して油圧シリンダ311に連結されている。而し
て、上記清掃用ブラシ500を移動すると、油圧シリン
ダ311に油圧が供給され、シリンダ内のピストンが移
動する構成となっている。上記油圧シリンダ311のピ
ストンの先端には、同図に示すように、ほぼU字型に形
成された連結部材312が取り付け固定されている。
【0013】この連結部材312は、後述する連結板3
13とともに油圧シリンダ311のピストンと保持部3
20を連結するためのもので、U字型に形成され、その
両先端部には貫通孔(図示せず)がそれぞれ設けられて
いる。また、連結板313は、ほぼ長方形の薄板状に形
成されており、その一端部に形成された連結孔(図示せ
ず)及び前記連結部材312に形成された貫通孔(図示
せず)に連結ボルト312aが挿通されることにより、
連結部材312及び連結板313が連結されている。ま
た、上記連結板313の他端部は保持部320に連結さ
れている。而して、上記油圧シリンダ311を駆動する
と連結板313を介して保持部320が移動する構成と
なっている。
【0014】つぎに、上記保持部320について説明す
る。まず、保持部320は、防護カバー200を保持す
るための保持部材321、アーム322を介して保持部
材321に保持された防護カバー200を支持するため
の支持部材323及び該支持部材323をフレーム40
0に固定するための固定台324とを備えて構成されて
いる。
【0015】上記保持部材321は、その両端部が内側
に折り曲げられたほぼ長方形の薄板状に形成されてお
り、その長手方向の中央部の側面には、アーム322の
先端部にねじ止めするためのねじ孔を有する突部321
aが形成されている。また、この保持部材321の側面
には、防護カバー200を取り付けるための取り付け孔
321b〜321eが等間隔をおいて形成されており、
また、その上端縁には、前記突部321aが突設された
部位を挟んでばねを引っ掛け係止する係止突起321
f、321fが突設されている。
【0016】アーム322は、上記保持部材321に回
動自在にねじ固定されるもので、ほぼ長方形の薄板状に
形成されており、その先端部近傍には、アーム322の
長手方向に沿って長孔322aが形成されている。この
アーム322は、上述したように、その先端部が保持部
材321のほぼ中央部に突設された突部321aにねじ
固定されており、保持部材321に対して回動自在に配
設されている。また、その後端部は、支持部材323に
ねじ止めされており、支持部材323に対して回動自在
にねじ固定されている。
【0017】ここで、上述した保持部材321の上端縁
に形成された係止突起321fには、保持部材321の
位置調整用ばね325の一端部が引っ掛け係止されてい
る。この位置調整用ばね325は、道路清掃車Aのフレ
ーム400に対する保持部材321の傾きを調整するた
めのもので、その一端部は保持部材321の上端縁に形
成された係止突起321fに、その他端部は、上記アー
ム322の長孔322aにねじ固定されている。
【0018】また、同様に位置調整用ばね326が、保
持部材321の係止突起321fにその一端が係止され
ているとともに、その他端はアーム322の長孔322
aの近傍に形成された係止孔322bに係止されてい
る。
【0019】而して、保持部材321の清掃車両Aのフ
レーム400に対する角度は、位置調整用ばね325の
他端部がねじ固定されたねじの位置を長孔322a内で
調節することで、ばね325の弾性付勢力を調節するこ
とにより行う。すなわち、上記位置調整用ばね325の
付勢力と位置調整用ばね326の付勢力とを均衡させる
ことで、保持部材321を平衡状態に保ち、道路清掃車
Aのフレーム400に対して保持部材321が常に平行
して位置する構成となっている。
【0020】上記のように構成された保持部材321に
は、防護カバー200が着脱自在に装着されている。こ
の防護カバー200は、図4に示すように、ゴム製の薄
膜状に形成された防護カバー本体210と、この防護カ
バー本体210を保持部材321に取り付けるための4
本の取り付け用チェーン220b〜220eとを備えて
構成されている。
【0021】上記取り付け用チェーン220b〜220
eは、その一端部が鉤型に形成されており、上述した保
持部材321に形成された取り付け孔321b〜321
eにそれぞれ引っ掛け係止されている。また、上記防護
カバー本体210は、その両端部が、車両本体内側に緩
やかに湾曲した形状に形成されており、その上部には、
上記取り付け用チェーン220b〜220eの輪に引っ
掛け係止するためのフック210b〜210eが等間隔
をおいて設けられている。
【0022】而して、防護カバー本体210の各フック
が上記取り付け用チェーン220b〜220eの輪に引
っ掛け係止されることにより防護カバー200が保持部
材321に着脱自在に装着されている。
【0023】また、上記取り付け用チェーン220b〜
220eと、防護カバー本体210との間には、防護カ
バー本体210がねじれることを防止するためのねじれ
防止板215が配設されている。ねじれ防止板215
は、長方形状の薄板状に形成され、防護カバー本体21
0に設けられた各フックに対応する部位に、取り付け用
チェーン220b〜220eを挿通するための挿通孔2
15b〜215eがそれぞれ形成されており、該各挿通
孔を介して取り付け用チェーン220b〜220eの輪
を防護カバー本体210の各フックに引っ掛け係止する
ことにより、各取り付け用チェーンが等間隔を空けて位
置するため、互いに絡まることを防止している。ここ
で、上記各取り付け用チェーン220b〜220eの長
さ寸法は、保持部材321に防護カバー200が装着さ
れた際に、防護カバー本体210と路面との間に隙間が
できないように調節されている。
【0024】ところで、上述した保持部320のアーム
322の後端部は、図2に示すように、固定台324に
回動自在にねじ固定された支持部材323にねじ止めさ
れている。上記固定台324は、道路清掃車Aのフレー
ム400に支持部材323を固定するもので、フレーム
400を挟み込むための溝が形成された2つの挟持部材
324a、324bとから構成されており、フレーム4
00をこれら2つの部材の溝に挟み込んでねじ固定して
いる。
【0025】上記固定台324に回動自在にねじ固定さ
れている支持部材323は、ほぼ長方形状の薄板状に形
成されており、その中央部分には長手方向に沿って長孔
323aが形成されている。上記支持部材323の一端
部は、ねじ323bにより固定台324に回動自在にね
じ固定されており、さらに、上述した長孔323aにア
ーム322の他端部がねじ固定されている。而して、前
述した開閉駆動部310の油圧シリンダ311のピスト
ンが移動すると、支持部材321がねじ323bを軸と
して車両本合いに対して直交する方向に回動し、保持部
材321にねじ固定されたアーム322を介して保持部
材321及び防護カバー300が、格納位置から防護位
置に移動する構成となっている。
【0026】また、上記アーム322の他端部は、支持
部材323の長孔323a内でねじ固定されているた
め、保持部材321が車両本体内側に押し込まれた際に
は、この長孔323a内で衝撃を吸収することができる
構成となっている。さらにまた、上記アーム322は、
図2に示すように、引っ張り用ワイヤ322b、ローラ
322c及びコイルばね322dにより、車両本体内側
に付勢されている。この引っ張り用ワイヤ322bは、
その一端側がアーム322に固定されており、さらにそ
の他端側がローラ322cに掛けられ、コイルばね32
2dを介して支持部材323にねじ固定されている。而
して、保持部材321に何らかの衝撃が加えられた際に
は、アーム322が車両本体内側に回動して、その衝撃
を逃すとともに、その後元の位置に復帰する構成となっ
ている。
【0027】つぎに、開き止め部330について図3を
用いて説明する。この開き止め部330は、同図に示す
ように、保持部320が車両本体内側に閉じた状態で、
その位置に保持部320を保持するためのもので、保持
部320のアーム322を実際に保持する開き止め板3
33、この開き止め板333を可動自在に支持する支持
部材334、及び開き止め板333のロック機構333
aを動作させるロック機構操作本体332、及び該ロッ
ク機構操作本体332を作動させる作動板331とを備
えて構成されている。
【0028】ロック機構操作本体332は、突部を備え
たL字型の柱状に形成されている。上記ロック機構操作
本体332の本体部の側面には、その長手方向に沿って
作動板331の先端部を挿通するための長孔332aが
形成されており、また、その内部には、挿通された作動
板331の先端部を上方に付勢するばね(図示せず)が
配設されている。
【0029】上記のように構成されたロック機構操作本
体332は、支持板332bにより支持されて配設され
ている。上記支持板332bは、弾性を有する薄板状に
形成され、その一方の端部が上述した保持部320の挟
持部材324bにねじ固定されているとともに、その他
端部は、ロック機構操作本体332の下端面にねじ固定
されている。
【0030】上述したロック機構操作本体332に形成
された長孔332a内には、作動板331の先端部が挿
通されている。この作動板331は、薄板状に形成され
ているとともに、その中央部付近に曲げ部331aが形
成されており、この曲げ部331aで90度曲げられ
て、ロック操作機構本体332に挿通されている先端部
及び支持部材323に回動自在にねじ固定されている基
端部は、互いに直交する形状に形成されている。
【0031】また、上記作動板331は、曲げ部331
aから先端部までの部分が次第に下方に傾斜して形成さ
れているとともに、その先端部はテーパ状に形成されて
いる。このように形成された作動板331は、前述した
ように、その基端部が支持部材323の基端部に回動自
在にねじ固定されているとともに、その先端部は、ロッ
ク機構操作本体332に形成された長孔332aに挿通
され、さらに、その最先端部に抜け止め用のボルト33
1aが装着されている。
【0032】また、上記のように構成されたロック機構
操作本体332の上面には、開き止め板333の一端部
がねじにより固定されている。上記開き止め板333
は、薄板状に形成され、その他端部にロック機構333
aが設けられており、このロック機構333aによりア
ーム322が車両本体側に閉じた際にロックする構成と
なっている。上記ロック機構333aは、開き止め板3
33の先端に配設された軸333bと、その軸を中心に
回動自在に配設されているロック片333cとから構成
されている。
【0033】上記ロック片333cは、ほぼ逆L字型に
形成され、開き止め板333側の寸法が、鉛直方向に折
り曲げられた部分の寸法よりも短い寸法に形成されてお
り、上記軸333bを中心に鉛直方向に折り曲げられた
部分が開き止め板333に近づく方向に回転することが
可能な構成となっている。
【0034】上記開き止め板333は、支持部材334
に支持されている。この支持部材334は、フレーム4
00に固定された固定台334aの上面に取り付けら
れ、開き止め板333のほぼ中央部を上下方向に回動自
在に支持する支持板334b及び開き止め板333の一
端部側を支持する支持バネ334cとから構成されてい
る。上記支持板334bは、その上端部にチョウバン
(図示せず)が取り付けられており、これにより、開き
止め板333をその中央部位で上下方向に回動自在に支
持している。また、上記支持バネ334cは、開き止め
板333の一端部を上方に付勢した状態で、開き止め板
333の一端部側を支持している。
【0035】また、上記固定台334aは、フレーム4
00に固定されており、保持部320が車両本体内側に
閉じて、格納位置に格納される際に、アーム322を載
置する。また、この固定台334aは、前述した固定台
324と同様に構成されており、2つの挟持部材により
フレーム400を挟み込んで固定されている。
【0036】つぎに、上記のように構成された防護カバ
ー200及び連動手段300の動作について説明する。
まず、図3に示すように、道路清掃車Aの移動時等、清
掃用ブラシ500を動作させず、清掃用ブラシ500が
車両本体の格納位置に格納されている場合には、連動手
段300の保持部材321が、開き止め部330の開き
止め板333のロック片333cによりロックされ、内
側に保持されている。
【0037】このとき、開閉駆動部310の油圧シリン
ダ311のピストンは、油圧シリンダ内部に収納されて
いる。また、防護カバー200は、連動手段300の保
持部材321から取り外されており、車両の移動時に邪
魔になることはないとともに、連動手段300は、上述
したように開き止め部330の開き止め板333に形成
されたロック片333cによりロックされているため確
実に保持部材321が外側に開くことを防ぐことができ
る。
【0038】つぎに、この道路清掃車Aが、清掃用ブラ
シ500を使用して清掃作業をする際の動作について説
明する。この道路清掃車Aが道路清掃作業を行う際に
は、清掃用ブラシ500が油圧により格納位置から清掃
位置に駆動されるが、この動きに連動して油圧シリンダ
311はシリンダ内部に収容したピストンを徐々に押し
出す。
【0039】そして、上記ピストンの先に連結された連
結部材312を介して連結板313がフレーム400に
沿って車両本体前方へ押し出されると、連結板313の
先端部に連結された連動手段300の支持部材323
は、ねじ323bを軸としてフレーム400に対して直
交する方向に回動する。そして、油圧シリンダ311内
のピストンが伸びきると、支持部材323は完全にフレ
ーム400に対して直交して配設され、保持部材321
及び防護カバー300が防護位置に移動する。
【0040】このとき、図3に示すように、連動手段3
00は、開き止め部330の開き止め板333のロック
片333cによりロックされているが、このロック状態
はロック機構操作本体332が作動することにより解除
される。このときの様子を以下に説明する。まず、上述
したように、油圧シリンダ311に油圧が供給される
と、連結板313が前方へ押し出されるのは、上述した
とおりであるが、このとき支持部材321と固定台32
4との間に回動自在にねじ固定された作動板331の先
端部が、ロック機構操作本体332の長孔332a内で
奥へ押し込まれる。
【0041】このとき、上述したように、作動板331
は、その先端部にかけて下方に傾斜して形成されてお
り、さらにその先端部はテーパ状に形成されているた
め、先端部が奥に押し込まれるに従い、ロック機構操作
本体332を下方に押さえ付ける力が働く。また、この
とき、作動板331は、ロック機構操作本体332の長
孔332a内で、ばねにより上方に押さえ付けられ、そ
の上部内壁面に常時接触しているため、作動板331の
先端部が長孔332a内で確実にロック機構操作本体3
32を下方に押さえ付ける。
【0042】上記したように、ロック機構操作本体33
2が下方に押さえ付けられると、ロック機構操作本体3
32を支持している支持板332bが撓み、これにより
ロック機構操作本体332自体が下方に押さえ付けられ
る。そして、ロック機構操作本体332の上面にその一
端側が取り付けられた開き止め板333が、支持バネ3
34cの上方への付勢力に反して、支持板334bを支
点として下方に押し下げられ、他端部は逆に上方へ回動
し、この結果、ロック片333cとアーム322とのロ
ック状態が解除される。
【0043】つぎに、再び防護カバー200を閉じる場
合は、上述したように、清掃用ブラシ500が清掃位置
から格納位置に移動すると、清掃用ブラシ500と連動
して油圧シリンダ311のピストンがシリンダ内に引き
込まれる方向に移動する。
【0044】この動きに連動して連結部材312を介し
て連結板313がフレーム400に沿って車両本体後方
へ移動するが、連結板313の先端部に連結された連動
手段300の支持部材323は、ねじ323bにより固
定台324に回動自在に固定されているため、連結板3
13が後方へ移動するに従いフレーム400に近づく方
向に回動し、やがて油圧シリンダ311内にピストンが
収容されると、支持部材323は完全にフレーム400
に沿って配設され、格納位置に格納される。
【0045】このとき、図3に示すように、連動手段3
00は、開き止め部330の開き止め板333のロック
片333cにより再びロックされるが、このときの様子
を以下に説明する。まず、上述したように、連結板31
3が車両方向に沿って後方へ引き戻されると、ロック機
構操作本体332の長孔332a内に挿通された作動板
331の先端部が清掃車両Aに沿って後方へ引き戻され
る。
【0046】このとき、上述したように、作動板331
は、その先端部にかけて下方に傾斜し、さらにその先端
部がテーパ状に形成されており、また、ロック機構操作
本体332の長孔332a内でばねにより上方に押さえ
付けられ、その上部内壁面に常時接触しているため、ロ
ック機構操作本体332は上方に引き上げられる。
【0047】上記したように、作動板331が、油圧シ
リンダ311の動きに連動して後方に引き戻されると、
ロック機構操作本体332が上方に引き戻されるため、
これにより、ロック機構操作本体311を支持している
支持板332bの撓みが復元する。このとき、ロック機
構操作本体332にその一端側が取り付けられた開き止
め板333が、その一端側が支持板334bを支点とし
て上方に引き上げられ、また、支持バネ334cにより
ロック機構333aが形成された他端側は逆に下方へ移
動する。
【0048】このとき、ロック機構333aのロック片
333cは、アーム322の内側の側面に接触するが、
このロック片334cは、上述したように軸333bを
中心として回動自在に設けられているため、アーム32
2が格納位置に格納される際に回動して、アーム322
がさらに内側に引き寄せられる邪魔にならないととも
に、さらにアーム322が引き寄せられて、格納位置に
格納されると、ロック片333aが回動して保持部32
0の開き止めをする構成となっている。この結果、アー
ム322がロックされ、車両の移動時等に、保持部32
0が開くことを防ぐ。
【0049】上述したように、清掃用ブラシ500を回
転させて清掃作業を行う際には、清掃用ブラシ500の
さらに外側に防護カバー200が防護位置に配設されて
いるため、清掃用ブラシ500に掃き出されたごみ類が
路肩方向に撒き散らされることを防ぐことができる。こ
のとき、防護カバー200は、路面との間に隙間なく配
設されるため、完全に清掃用ブラシ500により掃き出
されたごみ類が回転方向に掃き出されることを防ぐこと
ができる。また、上記ごみ類は、防護カバー200に沿
って車両本体内に吸い込まれるため、この結果、後で清
用作業者が路面に撒き散らされたごみ類を集める必要が
なくなり、手間が省けるとともに、高速道路等において
も安全に清掃作業をすることができる。また、清掃作業
を行わない際には、防護カバー200を取り外すことが
できるため、車両の移動時等に邪魔になることもない。
【0050】本発明の実施の形態は概ね上記の通りであ
るが、本発明は前述の実施の形態に限定されるものでは
決してなく、特許請求の範囲の記載内において種々に変
更が可能であって、例えば、本実施形態においては、道
路清掃車Aの清掃用ブラシ500が一つの場合について
説明したが、もちろん清掃用ブラシ500を左右両側に
備えた道路清掃車にあっては、それぞれの清掃用ブラシ
500の外側に防護カバー200を配設する構成として
も構わない。また、開閉駆動部310として油圧シリン
ダを使用したが、例えば、この油圧シリンダの代わりに
電動モータ等を使用して、防護カバー200を開閉駆動
する構成としても構わない。
【0051】
【発明の効果】本発明は、回転駆動装置で回転駆動され
る清掃用ブラシを備え、この清掃用ブラシを路肩側の清
掃位置と、車体側に格納した格納位置とに移動手段によ
り移動可能に構成した清掃装置を備えてなる道路清掃車
において、防護カバーを清掃用ブラシの路肩部分を覆う
状態に設けるとともに、清掃用ブラシの清掃位置と、格
納位置との変位に連動して該防護カバーを連動手段によ
り防護位置とカバー格納位置とに移動可能に構成したこ
とを特徴とし、清掃作業時に防護カバーを防護位置に移
動させて、防護カバーにより清掃物が路肩方向に飛び散
ることを防ぐことができる。これにより、清掃作業者が
後で清掃作業を行う必要がなくなり、経済的かつ安全で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防護カバーを装着した場合を示す道路
清掃車の外観図である。
【図2】本発明防護カバーを防護位置に移動させた場合
を示す部分拡大図である。
【図3】本発明の防護カバーを格納位置に格納する場合
を示す部分拡大図である。
【図4】本発明の防護カバーのカバーを示す図である。
【図5】従来のカバーを示す部分拡大図である。
【符号の説明】
A 道路清掃車 200 防護カバー 210 防護カバー本体 300 連動手段 310 開閉駆動部 311 油圧シリンダ 312 連結部材 313 連結板 320 保持部 321 保持部材 321a 突部 322 アーム 323 支持部材 324 固定台 330 開き止め部 400 フレーム 500 清掃用ブラシ 600 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D026 AB01 3B116 AA31 AB51 BA02 BA13 BA35 CD34

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動装置で回転駆動される清掃用ブラ
    シを備え、 この清掃用ブラシを路肩側の清掃位置と、車体側に格納
    した格納位置とに移動手段により移動可能に構成した清
    掃装置を備えてなる道路清掃車において、 防護カバーを清掃用ブラシの路肩部分を覆う状態に設け
    るとともに、清掃用ブラシの清掃位置と、格納位置との
    変位に連動して該防護カバーを連動手段により防護位置
    とカバー格納位置とに移動可能に構成したことを特徴と
    する道路清掃車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220957A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Kazunori Fujisawa モップ清掃装置
JP2021021191A (ja) * 2019-07-24 2021-02-18 マーテック株式会社 路面清掃車のブラシカバー構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220957A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Kazunori Fujisawa モップ清掃装置
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