JP2001247827A - 薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製造方法 - Google Patents
薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製造方法Info
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- JP2001247827A JP2001247827A JP2000057680A JP2000057680A JP2001247827A JP 2001247827 A JP2001247827 A JP 2001247827A JP 2000057680 A JP2000057680 A JP 2000057680A JP 2000057680 A JP2000057680 A JP 2000057680A JP 2001247827 A JP2001247827 A JP 2001247827A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄膜フィルムがカールすることなく確実に貼
付できる薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方
法、および入力機能付き液晶装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 貼付工程、粘着力低減工程、および剥離
工程とを有する薄膜フィルムの被貼付体への貼付方法で
ある。貼付工程においては、第1粘着層74を介して貼
り合わせられた、膜厚は150μm以下の薄膜フィルム
16と、膜厚は75μm〜150μmの支持フィルム7
6とを備えるフィルム積層体78を、薄膜フィルム16
が被貼付体20に対向する状態で、第2粘着層17を介
して被貼付体20に貼付する。粘着力低減工程において
は、第1粘着層74に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、第1粘着層74の粘着力を
低下させる。そして、剥離工程においては、支持フィル
ム76を薄膜フィルム16から剥離する。
付できる薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方
法、および入力機能付き液晶装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 貼付工程、粘着力低減工程、および剥離
工程とを有する薄膜フィルムの被貼付体への貼付方法で
ある。貼付工程においては、第1粘着層74を介して貼
り合わせられた、膜厚は150μm以下の薄膜フィルム
16と、膜厚は75μm〜150μmの支持フィルム7
6とを備えるフィルム積層体78を、薄膜フィルム16
が被貼付体20に対向する状態で、第2粘着層17を介
して被貼付体20に貼付する。粘着力低減工程において
は、第1粘着層74に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、第1粘着層74の粘着力を
低下させる。そして、剥離工程においては、支持フィル
ム76を薄膜フィルム16から剥離する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜フィルムの貼
付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶
装置の製造方法に関する。
付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶
装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】液晶装
置は、対向する一対の基板の間に液晶が封入され、それ
らの基板のうち少なくとも一方に、偏光子フィルム、位
相差フィルムや、反射フィルムなどの薄膜フィルムが貼
付されて形成されることが一般的である。そして、液晶
装置の薄型化に伴って、これらの薄膜フィルムはますま
す薄膜化する傾向がある。このような薄膜フィルムは、
その貼付においてカールが発生しやすいため、貼付が困
難であるという問題がある。
置は、対向する一対の基板の間に液晶が封入され、それ
らの基板のうち少なくとも一方に、偏光子フィルム、位
相差フィルムや、反射フィルムなどの薄膜フィルムが貼
付されて形成されることが一般的である。そして、液晶
装置の薄型化に伴って、これらの薄膜フィルムはますま
す薄膜化する傾向がある。このような薄膜フィルムは、
その貼付においてカールが発生しやすいため、貼付が困
難であるという問題がある。
【0003】薄膜フィルムにおけるそのようなカールの
発生を減少させるために、薄膜フィルムが支持フィルム
に貼付されたフィルム積層体を用意し、そのフィルム積
層体を基板に貼付した後に支持フィルムを剥離して、薄
膜フィルムが基板に適切に貼付された状態とすることが
考えられる。しかしながら、そのようなフィルム積層体
においては、その貼付後に支持フィルムを剥離する必要
があるため、積層体の基板への接着力より弱い接着力で
薄膜フィルムと支持フィルムとが接着されている必要が
ある。そこで、薄膜フィルムと支持フィルムとの接着力
を弱くしてフィルム積層体を形成すると、今度は、その
フィルム積層体を基板に貼付する前に薄膜フィルムがカ
ールして支持フィルムから剥離してしまい、基板に適切
に貼付することができないという問題が発生してしま
う。
発生を減少させるために、薄膜フィルムが支持フィルム
に貼付されたフィルム積層体を用意し、そのフィルム積
層体を基板に貼付した後に支持フィルムを剥離して、薄
膜フィルムが基板に適切に貼付された状態とすることが
考えられる。しかしながら、そのようなフィルム積層体
においては、その貼付後に支持フィルムを剥離する必要
があるため、積層体の基板への接着力より弱い接着力で
薄膜フィルムと支持フィルムとが接着されている必要が
ある。そこで、薄膜フィルムと支持フィルムとの接着力
を弱くしてフィルム積層体を形成すると、今度は、その
フィルム積層体を基板に貼付する前に薄膜フィルムがカ
ールして支持フィルムから剥離してしまい、基板に適切
に貼付することができないという問題が発生してしま
う。
【0004】本発明は、上記のような点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、薄膜フィルムがカールす
ることなく確実に貼付できる薄膜フィルムの貼付方法、
液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製
造方法を提供することにある。
たものであって、その目的は、薄膜フィルムがカールす
ることなく確実に貼付できる薄膜フィルムの貼付方法、
液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明に係る薄
膜フィルムの貼付方法は、薄膜フィルムの被貼付体への
貼付方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられ
た薄膜フィルムと支持フィルムとを備えるフィルム積層
体を、前記薄膜フィルムが被貼付体に対向する状態で、
第2粘着層を介して被貼付体に貼付する貼付工程と、前
記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、また
は、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下させ
る粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記薄膜フィ
ルムから剥離する剥離工程と、を有することを特徴とす
る。
膜フィルムの貼付方法は、薄膜フィルムの被貼付体への
貼付方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられ
た薄膜フィルムと支持フィルムとを備えるフィルム積層
体を、前記薄膜フィルムが被貼付体に対向する状態で、
第2粘着層を介して被貼付体に貼付する貼付工程と、前
記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、また
は、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下させ
る粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記薄膜フィ
ルムから剥離する剥離工程と、を有することを特徴とす
る。
【0006】本発明によれば、薄膜フィルムと支持フィ
ルムとが第1粘着層を介して貼り合わせられたフィルム
積層体の状態で、被貼付体に貼付されるため、薄膜フィ
ルム単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカー
ルが起きにくい。したがって、薄膜フィルムを被貼付体
に容易に貼付することができる。
ルムとが第1粘着層を介して貼り合わせられたフィルム
積層体の状態で、被貼付体に貼付されるため、薄膜フィ
ルム単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカー
ルが起きにくい。したがって、薄膜フィルムを被貼付体
に容易に貼付することができる。
【0007】また、薄膜フィルムと支持フィルムとを貼
り合わせた状態に保っている第1粘着層は、活性エネル
ギー線の照射、または、加熱によって、粘着力が低下す
る。したがって、第1粘着層に対する、活性エネルギー
線の照射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着力
を第2粘着層の粘着力より小さくすることによって、支
持フィルムのみを容易に剥離することが可能となる。
り合わせた状態に保っている第1粘着層は、活性エネル
ギー線の照射、または、加熱によって、粘着力が低下す
る。したがって、第1粘着層に対する、活性エネルギー
線の照射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着力
を第2粘着層の粘着力より小さくすることによって、支
持フィルムのみを容易に剥離することが可能となる。
【0008】(2) 本発明に係る薄膜フィルムの貼付
方法は、前記薄膜フィルムの膜厚が、150μm以下で
あることを特徴とする。
方法は、前記薄膜フィルムの膜厚が、150μm以下で
あることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、膜厚が150μm以下の
薄膜フィルムを容易に被貼付体に貼付することができ
る。
薄膜フィルムを容易に被貼付体に貼付することができ
る。
【0010】(3) 本発明に係る薄膜フィルムの貼付
方法は、前記支持フィルムの膜厚は、75μm〜150
μmであることを特徴とする。
方法は、前記支持フィルムの膜厚は、75μm〜150
μmであることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、支持フィルムの膜厚が7
5μm〜150μmであるため、薄膜フィルムと貼り合
わされて形成されたフィルム積層体を被貼付体に貼付す
る際にカールが起きにくい。また、支持フィルムの膜厚
は、75μm〜150μmであるため、薄膜フィルムと
貼り合わせて形成されたフィルム積層体が適切な可撓性
を備えることができ、被貼付体に容易に貼付することが
できる。
5μm〜150μmであるため、薄膜フィルムと貼り合
わされて形成されたフィルム積層体を被貼付体に貼付す
る際にカールが起きにくい。また、支持フィルムの膜厚
は、75μm〜150μmであるため、薄膜フィルムと
貼り合わせて形成されたフィルム積層体が適切な可撓性
を備えることができ、被貼付体に容易に貼付することが
できる。
【0012】(4) 本発明に係る液晶装置の製造方法
は、対向する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入
された液晶と、少なくとも一方の前記基板の外面側に貼
付されたフィルム状の偏光子と、を有する液晶装置の製
造方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられた
前記偏光子と支持フィルムとを備えるフィルム積層体
を、前記偏光子が前記基板に対向する状態で、第2粘着
層を介して前記基板に貼付する貼付工程と、前記第1粘
着層に対する、活性エネルギー線の照射、または、加熱
によって、前記第1粘着層の粘着力を低下させる粘着力
低減工程と、前記支持フィルムを前記偏光子から剥離す
る剥離工程と、を有することを特徴とする。
は、対向する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入
された液晶と、少なくとも一方の前記基板の外面側に貼
付されたフィルム状の偏光子と、を有する液晶装置の製
造方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられた
前記偏光子と支持フィルムとを備えるフィルム積層体
を、前記偏光子が前記基板に対向する状態で、第2粘着
層を介して前記基板に貼付する貼付工程と、前記第1粘
着層に対する、活性エネルギー線の照射、または、加熱
によって、前記第1粘着層の粘着力を低下させる粘着力
低減工程と、前記支持フィルムを前記偏光子から剥離す
る剥離工程と、を有することを特徴とする。
【0013】本発明によれば、偏光子と支持フィルムと
が第1粘着層を介して貼り合わせられたフィルム積層体
の状態で、基板に貼付されるため、偏光子単独で貼付す
る場合に比べると厚さが厚くなりカールが起きにくい。
したがって、偏光子を基板に容易に貼付することができ
る。
が第1粘着層を介して貼り合わせられたフィルム積層体
の状態で、基板に貼付されるため、偏光子単独で貼付す
る場合に比べると厚さが厚くなりカールが起きにくい。
したがって、偏光子を基板に容易に貼付することができ
る。
【0014】また、偏光子と支持フィルムとを貼り合わ
せた状態に保っている第1粘着層は、活性エネルギー線
の照射、または、加熱によって、粘着力が低下する。し
たがって、第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着力を第2
粘着層の粘着力より小さくすることによって、支持フィ
ルムのみを容易に剥離することが可能となる。
せた状態に保っている第1粘着層は、活性エネルギー線
の照射、または、加熱によって、粘着力が低下する。し
たがって、第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着力を第2
粘着層の粘着力より小さくすることによって、支持フィ
ルムのみを容易に剥離することが可能となる。
【0015】(5) 本発明に係る液晶装置の製造方法
は、対向する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入
された液晶と、少なくとも一方の前記基板の外面側に貼
付された位相差フィルムと、を有する液晶装置の製造方
法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられた前記
位相差フィルムと支持フィルムとを備えるフィルム積層
体を、前記位相差フィルムが前記基板に対向する状態
で、第2粘着層を介して前記基板に貼付する貼付工程
と、前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を
低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記
位相差フィルムから剥離する剥離工程と、を有すること
を特徴とする。
は、対向する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入
された液晶と、少なくとも一方の前記基板の外面側に貼
付された位相差フィルムと、を有する液晶装置の製造方
法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられた前記
位相差フィルムと支持フィルムとを備えるフィルム積層
体を、前記位相差フィルムが前記基板に対向する状態
で、第2粘着層を介して前記基板に貼付する貼付工程
と、前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を
低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記
位相差フィルムから剥離する剥離工程と、を有すること
を特徴とする。
【0016】本発明によれば、位相差フィルムと支持フ
ィルムとが第1粘着層を介して貼り合わせられたフィル
ム積層体の状態で、基板に貼付されるため、位相差フィ
ルム単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカー
ルが起きにくい。したがって、位相差フィルムを基板に
容易に貼付することができる。
ィルムとが第1粘着層を介して貼り合わせられたフィル
ム積層体の状態で、基板に貼付されるため、位相差フィ
ルム単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカー
ルが起きにくい。したがって、位相差フィルムを基板に
容易に貼付することができる。
【0017】また、位相差フィルムと支持フィルムとを
貼り合わせた状態に保っている第1粘着層は、活性エネ
ルギー線の照射、または、加熱によって、粘着力が低下
する。したがって、第1粘着層に対する、活性エネルギ
ー線の照射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着
力を第2粘着層の粘着力より小さくすることによって、
支持フィルムのみを容易に剥離することが可能となる。
貼り合わせた状態に保っている第1粘着層は、活性エネ
ルギー線の照射、または、加熱によって、粘着力が低下
する。したがって、第1粘着層に対する、活性エネルギ
ー線の照射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着
力を第2粘着層の粘着力より小さくすることによって、
支持フィルムのみを容易に剥離することが可能となる。
【0018】(6) 本発明に係る液晶装置の製造方法
は、対向する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入
された液晶と、少なくとも一方の前記基板の外面側に貼
付された反射フィルム或いは半透過反射フィルムと、を
有する液晶装置の製造方法であって、第1粘着層を介し
て貼り合わせられた前記反射フィルム或いは半透過反射
フィルムと支持フィルムとを備えるフィルム積層体を、
前記反射フィルム或いは半透過反射フィルムが前記基板
に対向する状態で、第2粘着層を介して前記基板に貼付
する貼付工程と、前記第1粘着層に対する、活性エネル
ギー線の照射、または、加熱によって、前記第1粘着層
の粘着力を低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィ
ルムを前記反射フィルム或いは半透過反射フィルムから
剥離する剥離工程と、を有することを特徴とする。
は、対向する一対の基板と、前記一対の基板の間に封入
された液晶と、少なくとも一方の前記基板の外面側に貼
付された反射フィルム或いは半透過反射フィルムと、を
有する液晶装置の製造方法であって、第1粘着層を介し
て貼り合わせられた前記反射フィルム或いは半透過反射
フィルムと支持フィルムとを備えるフィルム積層体を、
前記反射フィルム或いは半透過反射フィルムが前記基板
に対向する状態で、第2粘着層を介して前記基板に貼付
する貼付工程と、前記第1粘着層に対する、活性エネル
ギー線の照射、または、加熱によって、前記第1粘着層
の粘着力を低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィ
ルムを前記反射フィルム或いは半透過反射フィルムから
剥離する剥離工程と、を有することを特徴とする。
【0019】本発明によれば、反射フィルム或いは半透
過反射フィルムと支持フィルムとが第1粘着層を介して
貼り合わせられたフィルム積層体の状態で、基板に貼付
されるため、反射フィルム或いは半透過反射フィルムを
単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカールが
起きにくい。したがって、反射フィルム或いは半透過反
射フィルムを基板に容易に貼付することができる。
過反射フィルムと支持フィルムとが第1粘着層を介して
貼り合わせられたフィルム積層体の状態で、基板に貼付
されるため、反射フィルム或いは半透過反射フィルムを
単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカールが
起きにくい。したがって、反射フィルム或いは半透過反
射フィルムを基板に容易に貼付することができる。
【0020】また、反射フィルム或いは半透過反射フィ
ルムと支持フィルムとを貼り合わせた状態に保っている
第1粘着層は、活性エネルギー線の照射、または、加熱
によって、粘着力が低下する。したがって、第1粘着層
に対する、活性エネルギー線の照射、または、加熱によ
って、第1粘着層の粘着力を第2粘着層の粘着力より小
さくすることによって、支持フィルムのみを容易に剥離
することが可能となる。
ルムと支持フィルムとを貼り合わせた状態に保っている
第1粘着層は、活性エネルギー線の照射、または、加熱
によって、粘着力が低下する。したがって、第1粘着層
に対する、活性エネルギー線の照射、または、加熱によ
って、第1粘着層の粘着力を第2粘着層の粘着力より小
さくすることによって、支持フィルムのみを容易に剥離
することが可能となる。
【0021】(7) 対向する一対の基板と、前記一対
の基板の間に封入された液晶と、一方の前記基板の外側
に配置された照明用の導光板と、を有する液晶装置の製
造方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられた
前記反射フィルム或いは半透過反射フィルムと支持フィ
ルムとを備えるフィルム積層体を、前記反射フィルム或
いは半透過反射フィルムが前記導光板に対向する状態
で、第2粘着層を介して前記導光板に貼付する貼付工程
と、前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を
低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記
反射フィルム或いは半透過反射フィルムから剥離する剥
離工程と、を有することを特徴とする。
の基板の間に封入された液晶と、一方の前記基板の外側
に配置された照明用の導光板と、を有する液晶装置の製
造方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられた
前記反射フィルム或いは半透過反射フィルムと支持フィ
ルムとを備えるフィルム積層体を、前記反射フィルム或
いは半透過反射フィルムが前記導光板に対向する状態
で、第2粘着層を介して前記導光板に貼付する貼付工程
と、前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を
低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記
反射フィルム或いは半透過反射フィルムから剥離する剥
離工程と、を有することを特徴とする。
【0022】本発明によれば、反射フィルム或いは半透
過反射フィルムと支持フィルムとが第1粘着層を介して
貼り合わせられたフィルム積層体の状態で、導光板に貼
付されるため、反射フィルム或いは半透過反射フィルム
を単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカール
が起きにくい。したがって、反射フィルム或いは半透過
反射フィルムを導光板に容易に貼付することができる。
なお、反射フィルムの場合は、導光板の背面に貼付され
て、導光板側面から入射される光を液晶セル側に反射す
るための反射フィルムとして機能する。一方、半透過反
射フィルムの場合は、導光板の前面に貼付され、液晶セ
ルが透過型表示するときには、導光板側面から入射され
る光を液晶セル側に出射する光のうちの一部を透過さ
せ、液晶セルが反射型表示のときには、液晶セル側から
の光のうちの一部を液晶セル側に反射して戻すように機
能する。
過反射フィルムと支持フィルムとが第1粘着層を介して
貼り合わせられたフィルム積層体の状態で、導光板に貼
付されるため、反射フィルム或いは半透過反射フィルム
を単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカール
が起きにくい。したがって、反射フィルム或いは半透過
反射フィルムを導光板に容易に貼付することができる。
なお、反射フィルムの場合は、導光板の背面に貼付され
て、導光板側面から入射される光を液晶セル側に反射す
るための反射フィルムとして機能する。一方、半透過反
射フィルムの場合は、導光板の前面に貼付され、液晶セ
ルが透過型表示するときには、導光板側面から入射され
る光を液晶セル側に出射する光のうちの一部を透過さ
せ、液晶セルが反射型表示のときには、液晶セル側から
の光のうちの一部を液晶セル側に反射して戻すように機
能する。
【0023】また、反射フィルム或いは半透過反射フィ
ルムと支持フィルムとを貼り合わせた状態に保っている
第1粘着層は、活性エネルギー線の照射、または、加熱
によって、粘着力が低下する。したがって、第1粘着層
に対する、活性エネルギー線の照射、または、加熱によ
って、第1粘着層の粘着力を第2粘着層の粘着力より小
さくすることによって、支持フィルムのみを容易に剥離
することが可能となる。
ルムと支持フィルムとを貼り合わせた状態に保っている
第1粘着層は、活性エネルギー線の照射、または、加熱
によって、粘着力が低下する。したがって、第1粘着層
に対する、活性エネルギー線の照射、または、加熱によ
って、第1粘着層の粘着力を第2粘着層の粘着力より小
さくすることによって、支持フィルムのみを容易に剥離
することが可能となる。
【0024】(8) 本発明に係る液晶装置は、(4)
ないし(7)のいずれかに記載の製造方法により製造さ
れたことを特徴とする。
ないし(7)のいずれかに記載の製造方法により製造さ
れたことを特徴とする。
【0025】(9) 本発明に係る液晶装置の製造方法
は、対向する一対の基板の間に液晶が封入されて形成さ
れた液晶セルと、前記液晶セルの表示面側に配置される
入力パネルと、前記入力パネルの外面側に貼付されたフ
ィルム状の偏光子と、を備える入力機能付き液晶装置の
製造方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられ
た前記偏光子と支持フィルムとを備えるフィルム積層体
を、前記偏光子が前記入力パネルに対向する状態で、第
2粘着層を介して前記入力パネルに貼付する貼付工程
と、前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を
低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記
偏光子から剥離する剥離工程と、を有することを特徴と
する。
は、対向する一対の基板の間に液晶が封入されて形成さ
れた液晶セルと、前記液晶セルの表示面側に配置される
入力パネルと、前記入力パネルの外面側に貼付されたフ
ィルム状の偏光子と、を備える入力機能付き液晶装置の
製造方法であって、第1粘着層を介して貼り合わせられ
た前記偏光子と支持フィルムとを備えるフィルム積層体
を、前記偏光子が前記入力パネルに対向する状態で、第
2粘着層を介して前記入力パネルに貼付する貼付工程
と、前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を
低下させる粘着力低減工程と、前記支持フィルムを前記
偏光子から剥離する剥離工程と、を有することを特徴と
する。
【0026】本発明によれば、偏光子と支持フィルムと
が第1粘着層を介して貼り合わせられたフィルム積層体
の状態で、入力パネルに貼付されるため、偏光子単独で
貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカールが起きに
くい。したがって、偏光子を入力パネルに容易に貼付す
ることができる。
が第1粘着層を介して貼り合わせられたフィルム積層体
の状態で、入力パネルに貼付されるため、偏光子単独で
貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカールが起きに
くい。したがって、偏光子を入力パネルに容易に貼付す
ることができる。
【0027】また、偏光子と支持フィルムとを貼り合わ
せた状態に保っている第1粘着層は、活性エネルギー線
の照射、または、加熱によって、粘着力が低下する。し
たがって、第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着力を第2
粘着層の粘着力より小さくすることによって、支持フィ
ルムのみを容易に剥離することが可能となる。
せた状態に保っている第1粘着層は、活性エネルギー線
の照射、または、加熱によって、粘着力が低下する。し
たがって、第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照
射、または、加熱によって、第1粘着層の粘着力を第2
粘着層の粘着力より小さくすることによって、支持フィ
ルムのみを容易に剥離することが可能となる。
【0028】(10) 本発明に係る入力機能付き液晶
装置は、(9)に記載の製造方法により製造されたこと
を特徴とする。
装置は、(9)に記載の製造方法により製造されたこと
を特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0030】1. <第1実施形態> 1.1 液晶装置の構造 図1は、本実施形態の液晶装置10を示す模式的な断面
図である。この図に示すように、液晶装置10は、液晶
セル18の前面側(表示面側)に偏光子14と位相差フ
ィルム16とを配置し、液晶セル18の背面側には偏光
子36とバックライトユニット40とを配置して形成さ
れている。なお、図1および同様な他の図面において
は、液晶装置を構成する各要素間に隙間があるように描
かれているが、これは図示の便宜上のものであり、実際
には各要素が互いにほぼ密着する状態となっている。
図である。この図に示すように、液晶装置10は、液晶
セル18の前面側(表示面側)に偏光子14と位相差フ
ィルム16とを配置し、液晶セル18の背面側には偏光
子36とバックライトユニット40とを配置して形成さ
れている。なお、図1および同様な他の図面において
は、液晶装置を構成する各要素間に隙間があるように描
かれているが、これは図示の便宜上のものであり、実際
には各要素が互いにほぼ密着する状態となっている。
【0031】位相差フィルム16は、STN(Super Tw
isted Nematic)型の液晶を用いた場合に液晶セル18
の屈折率異方性に起因する着色を解消するためのもので
ある。位相差フィルム16は、ポリスチレンやポリカー
ボネートなどの高分子材料を延伸して形成された高分子
フィルムとして形成され、屈折率異方性を持つ。位相差
フィルム16の膜厚は、150μm以下、例えば60μ
mである。
isted Nematic)型の液晶を用いた場合に液晶セル18
の屈折率異方性に起因する着色を解消するためのもので
ある。位相差フィルム16は、ポリスチレンやポリカー
ボネートなどの高分子材料を延伸して形成された高分子
フィルムとして形成され、屈折率異方性を持つ。位相差
フィルム16の膜厚は、150μm以下、例えば60μ
mである。
【0032】偏光子14,36は、液晶セル18の前面
側および背面側に貼付されて、偏光の性質を利用した液
晶表示を可能とする。偏光子14,36は、フィルム状
のものが用いられており、その膜厚は150μm以下、
例えば25μmである。
側および背面側に貼付されて、偏光の性質を利用した液
晶表示を可能とする。偏光子14,36は、フィルム状
のものが用いられており、その膜厚は150μm以下、
例えば25μmである。
【0033】バックライトユニット40は、図1に示し
たように、光源としての蛍光管50、導光板44、光拡
散板であるレンズシート42、および反射フィルム48
を備えて形成されている。蛍光管50にはインバータ
(図示せず)の出力が接続される。導光板44は、透明
なプラスチックから構成され、その端面45に沿ってほ
ぼ接する状態で配置された蛍光管50からの光を液晶セ
ル18の全表示領域に向けて出射させる。インバータ
は、例えば、入力された5Vの直流電圧を、250V、
100kHzの交流電圧として出力して蛍光管50に供
給する。なお、蛍光管50に替えてLED(発光ダイオ
ード)を光源として用い、導光板44の側面にLEDを
配置するように構成してもよい。反射フィルム48は、
導光板44の背面側から漏れる光を導光板44に向けて
反射することによって光利用効率を向上させる。
たように、光源としての蛍光管50、導光板44、光拡
散板であるレンズシート42、および反射フィルム48
を備えて形成されている。蛍光管50にはインバータ
(図示せず)の出力が接続される。導光板44は、透明
なプラスチックから構成され、その端面45に沿ってほ
ぼ接する状態で配置された蛍光管50からの光を液晶セ
ル18の全表示領域に向けて出射させる。インバータ
は、例えば、入力された5Vの直流電圧を、250V、
100kHzの交流電圧として出力して蛍光管50に供
給する。なお、蛍光管50に替えてLED(発光ダイオ
ード)を光源として用い、導光板44の側面にLEDを
配置するように構成してもよい。反射フィルム48は、
導光板44の背面側から漏れる光を導光板44に向けて
反射することによって光利用効率を向上させる。
【0034】液晶セル18は、ストライプ状の透明な電
極22が片面に形成された表示面側の基板20と、やは
りストライプ状の透明または半透過反射の電極32が片
面に形成された基板30とが、スペーサ(図示せず)な
どによって所定間隔離され、基板20の電極22と基板
30の電極32とが格子状に対向する単純マトリックス
型の液晶セル18となっている。これら一対の基板2
0,30の間にはSTN型の液晶28が充填され、それ
ら基板20,30の対向する周縁がシール材29によっ
て液密に接着されている。なお、図1においては、一対
の基板20,30の間を広く離して描いてあるが、これ
は図示を明確化するためであり、実際には一対の基板2
0,30は数μmないし十数μmの狭いギャップを隔て
て対向している。また、ストライプ状の電極22および
電極32は、図1においては数本しか描かれていない
が、実際にはマトリックス表示の分解能に対応して、そ
れぞれ多数のストライプ状電極として設けられている。
極22が片面に形成された表示面側の基板20と、やは
りストライプ状の透明または半透過反射の電極32が片
面に形成された基板30とが、スペーサ(図示せず)な
どによって所定間隔離され、基板20の電極22と基板
30の電極32とが格子状に対向する単純マトリックス
型の液晶セル18となっている。これら一対の基板2
0,30の間にはSTN型の液晶28が充填され、それ
ら基板20,30の対向する周縁がシール材29によっ
て液密に接着されている。なお、図1においては、一対
の基板20,30の間を広く離して描いてあるが、これ
は図示を明確化するためであり、実際には一対の基板2
0,30は数μmないし十数μmの狭いギャップを隔て
て対向している。また、ストライプ状の電極22および
電極32は、図1においては数本しか描かれていない
が、実際にはマトリックス表示の分解能に対応して、そ
れぞれ多数のストライプ状電極として設けられている。
【0035】また、液晶装置10は、図1に図示した構
成要素以外にも、液晶24に面して設けられる配向膜
や、電極22,32を駆動する駆動回路なども備えてい
る。
成要素以外にも、液晶24に面して設けられる配向膜
や、電極22,32を駆動する駆動回路なども備えてい
る。
【0036】また、位相差フィルム16は、基板30と
偏光子36の間に配置されてもよいし、液晶セルの18
の両外側に配置されてもよい。また、半透過反射フィル
ムを、基板30と偏光子36の間に配置して半透過反射
型液晶装置としてもよい。
偏光子36の間に配置されてもよいし、液晶セルの18
の両外側に配置されてもよい。また、半透過反射フィル
ムを、基板30と偏光子36の間に配置して半透過反射
型液晶装置としてもよい。
【0037】なお、本実施形態の液晶装置に用いられて
いる、偏光子14,36、位相差フィルム16、レンズ
シート42、および反射フィルム48(或いは半透過反
射フィルム)は、膜厚が150μm以下の薄膜フィルム
である。また、図示しないが、これらの薄膜フィルム
は、例えば厚さ25μm程度の第2粘着層を介して、液
晶セル18や導光板44などの被貼付体に貼付されてい
る。
いる、偏光子14,36、位相差フィルム16、レンズ
シート42、および反射フィルム48(或いは半透過反
射フィルム)は、膜厚が150μm以下の薄膜フィルム
である。また、図示しないが、これらの薄膜フィルム
は、例えば厚さ25μm程度の第2粘着層を介して、液
晶セル18や導光板44などの被貼付体に貼付されてい
る。
【0038】1.2 液晶装置の製造方法 ここで、本実施形態の液晶装置10の製造方法について
説明する。
説明する。
【0039】まず、本実施形態の液晶表示装置10に用
いられる液晶セル18の製造方法について説明する。液
晶セル18は、基板形成、印刷、組立、液晶注入、およ
び偏光子貼付の各工程を経て製造される。
いられる液晶セル18の製造方法について説明する。液
晶セル18は、基板形成、印刷、組立、液晶注入、およ
び偏光子貼付の各工程を経て製造される。
【0040】基板形成工程においては、前述した構造を
有する電極22を備える基板20、および電極32を備
える基板30が形成される。なお、この段階では、基板
20および30は、例えば図2に示すように、それぞれ
複数が連結された形状を有する複数取り基板70であ
る。
有する電極22を備える基板20、および電極32を備
える基板30が形成される。なお、この段階では、基板
20および30は、例えば図2に示すように、それぞれ
複数が連結された形状を有する複数取り基板70であ
る。
【0041】印刷工程では、複数取り基板70の各表示
用領域に配向膜を印刷して、配向膜に布等で所定の方向
にラビング処理を施して、配向膜に所定の配向性を持た
せる。そして、セル厚を一定に保つためのスペーサを、
いずれかの複数取り基板70の表示用領域上に分散させ
て配置し、焼成する。
用領域に配向膜を印刷して、配向膜に布等で所定の方向
にラビング処理を施して、配向膜に所定の配向性を持た
せる。そして、セル厚を一定に保つためのスペーサを、
いずれかの複数取り基板70の表示用領域上に分散させ
て配置し、焼成する。
【0042】組立工程では、まず、複数取り基板70の
いずれか一方に、それぞれの基板の周縁となる位置に対
応させて、液晶注入口となる位置を除き、シール材29
を印刷する。そして、所定の位置に配置されたシール材
29を挟んで、一対の複数取り基板70を、各表示用領
域が対向する所定の位置関係で貼り合わせる。次に、そ
の状態を保って、例えばシール材29として紫外線硬化
性樹脂を用いた場合は、紫外線を照射してシール材29
を硬化させる。
いずれか一方に、それぞれの基板の周縁となる位置に対
応させて、液晶注入口となる位置を除き、シール材29
を印刷する。そして、所定の位置に配置されたシール材
29を挟んで、一対の複数取り基板70を、各表示用領
域が対向する所定の位置関係で貼り合わせる。次に、そ
の状態を保って、例えばシール材29として紫外線硬化
性樹脂を用いた場合は、紫外線を照射してシール材29
を硬化させる。
【0043】そして、液晶28の注入工程では、各液晶
セル18に液晶が減圧注入され、封止される。その後、
複数取りの液晶セルを、各液晶セル18に切断する。
セル18に液晶が減圧注入され、封止される。その後、
複数取りの液晶セルを、各液晶セル18に切断する。
【0044】偏光子・位相差フィルム貼付工程では、各
液晶セル18において基板20,30外面側に、偏光子
14,36または位相差フィルム16の少なくともいず
れか一方を貼付する。
液晶セル18において基板20,30外面側に、偏光子
14,36または位相差フィルム16の少なくともいず
れか一方を貼付する。
【0045】ここでは、治具80を用いて液晶セル18
の基板20に位相差フィルム16の貼付を行う場合を例
に取り、この製造工程を示す模式的な断面図である図3
(A)〜(C)を参照しながら説明する。なお、位相差
フィルム16は、図3(A)に示すように、第1粘着層
74を介して支持フィルム76と貼り合わせられたフィ
ルム積層体78として予め用意されている。支持フィル
ム76は、ポリエチレンテレフタレート(PET)また
はポリエチレンなどの材料からなり、膜厚が75μm〜
150μm、例えば100μmである。このように、支
持フィルム76の膜厚が75μm〜150μmであるた
め、薄膜フィルムと貼り合わされて形成されたフィルム
積層体78は、位相差フィルム16単独の場合に比べて
遥かにカールが起きにくい。また、支持フィルム76の
膜厚は、150μm以下であるため、位相差フィルム1
6と貼り合わせて形成されたフィルム積層体78が適切
な可撓性を備えることができ、被貼付体としての基板2
0に容易に貼付することができる。
の基板20に位相差フィルム16の貼付を行う場合を例
に取り、この製造工程を示す模式的な断面図である図3
(A)〜(C)を参照しながら説明する。なお、位相差
フィルム16は、図3(A)に示すように、第1粘着層
74を介して支持フィルム76と貼り合わせられたフィ
ルム積層体78として予め用意されている。支持フィル
ム76は、ポリエチレンテレフタレート(PET)また
はポリエチレンなどの材料からなり、膜厚が75μm〜
150μm、例えば100μmである。このように、支
持フィルム76の膜厚が75μm〜150μmであるた
め、薄膜フィルムと貼り合わされて形成されたフィルム
積層体78は、位相差フィルム16単独の場合に比べて
遥かにカールが起きにくい。また、支持フィルム76の
膜厚は、150μm以下であるため、位相差フィルム1
6と貼り合わせて形成されたフィルム積層体78が適切
な可撓性を備えることができ、被貼付体としての基板2
0に容易に貼付することができる。
【0046】前述した第1粘着層74は、例えば紫外線
などの活性エネルギー線の照射、または、加熱によっ
て、粘着力が低下する性質を持っている。第1粘着層7
4の材料としては、例えば下記のものを用いることがで
きる。すなわち、活性エネルギー線の照射によって粘着
力が低下する材料としてはアクリル系の紫外線硬化型樹
脂がある。さらには、活性エネルギー線の照射、または
加熱によって粘着力が低下する粘着層の材料としては、
光重合性を有するプレポリマーおよびモノマーの少なく
ともいずれか一方に、必要に応じて他の単官能または多
官能性モノマー、各種ポリマー、光重合開始剤(アセト
フェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーケトン、ベン
ジル、ベンゾイン、ベンゾインエーテル、ベンジルケタ
ール類、チオキサントン類など)、増感剤(アミン類、
ジエチルアミノエチルメタクリレートなど)、などを配
合した樹脂組成物が用いられる。ここで光重合性プレポ
リマーとしては、ポリエステルアクリレート、ポリエス
テルウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポ
リオールアクリレートなどがあり、光重合性モノマーと
しては、単官能アクリレート、2官能アクリレート、3
官能以上のアクリレートなどがある。光重合性を有する
プレポリマーまたはモノマーとしては、上記の他にホス
ファゼン系樹脂も用いることができるが、この場合には
光重合開始剤や増感剤を添加する必要はない。塗布して
乾燥させた後、活性エネルギー線の照射によって粘着力
が低下する第1粘着層の具体例としては、紫外線波長に
反応する組成のアクリル系樹脂溶液(帝国化学産業株式
会社製の「TUR−1040」、同「TUR−121
2」など)がある。また、所定温度範囲における加熱に
よって粘着力が低下する第1粘着層の具体例としては、
日東電工株式会社製の熱剥離シートである「リバアルフ
ァ」(商標)がある。
などの活性エネルギー線の照射、または、加熱によっ
て、粘着力が低下する性質を持っている。第1粘着層7
4の材料としては、例えば下記のものを用いることがで
きる。すなわち、活性エネルギー線の照射によって粘着
力が低下する材料としてはアクリル系の紫外線硬化型樹
脂がある。さらには、活性エネルギー線の照射、または
加熱によって粘着力が低下する粘着層の材料としては、
光重合性を有するプレポリマーおよびモノマーの少なく
ともいずれか一方に、必要に応じて他の単官能または多
官能性モノマー、各種ポリマー、光重合開始剤(アセト
フェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーケトン、ベン
ジル、ベンゾイン、ベンゾインエーテル、ベンジルケタ
ール類、チオキサントン類など)、増感剤(アミン類、
ジエチルアミノエチルメタクリレートなど)、などを配
合した樹脂組成物が用いられる。ここで光重合性プレポ
リマーとしては、ポリエステルアクリレート、ポリエス
テルウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポ
リオールアクリレートなどがあり、光重合性モノマーと
しては、単官能アクリレート、2官能アクリレート、3
官能以上のアクリレートなどがある。光重合性を有する
プレポリマーまたはモノマーとしては、上記の他にホス
ファゼン系樹脂も用いることができるが、この場合には
光重合開始剤や増感剤を添加する必要はない。塗布して
乾燥させた後、活性エネルギー線の照射によって粘着力
が低下する第1粘着層の具体例としては、紫外線波長に
反応する組成のアクリル系樹脂溶液(帝国化学産業株式
会社製の「TUR−1040」、同「TUR−121
2」など)がある。また、所定温度範囲における加熱に
よって粘着力が低下する第1粘着層の具体例としては、
日東電工株式会社製の熱剥離シートである「リバアルフ
ァ」(商標)がある。
【0047】液晶セル18の基板20への位相差フィル
ム16の貼付においては、まず、図3(A)に示す貼付
工程が行われる。すなわち、第1粘着層74を介して貼
り合わせられた位相差フィルム16と支持フィルム76
とを備えるフィルム積層体78を、位相差フィルム16
が被貼付体としての基板20に対向する状態で、第2粘
着層17を介して基板20に貼付する。
ム16の貼付においては、まず、図3(A)に示す貼付
工程が行われる。すなわち、第1粘着層74を介して貼
り合わせられた位相差フィルム16と支持フィルム76
とを備えるフィルム積層体78を、位相差フィルム16
が被貼付体としての基板20に対向する状態で、第2粘
着層17を介して基板20に貼付する。
【0048】この貼付工程においては、図4に示すよう
に、液晶セル18と、フィルム積層体78との、それぞ
れの2辺を治具80の第1および第2ガイド部材81,
82に接触させた状態で、液晶セル18上にフィルム積
層体78を重ねて治具80の載置台83上に載置する。
に、液晶セル18と、フィルム積層体78との、それぞ
れの2辺を治具80の第1および第2ガイド部材81,
82に接触させた状態で、液晶セル18上にフィルム積
層体78を重ねて治具80の載置台83上に載置する。
【0049】そして、押圧部材84を、ガイド部材81
から載置台83の方向に移動させていくと、まず、基準
ガイド部材81に押圧部材84が当接する。ガイド部材
81およびガイド部材82は、バネ機構によって支持さ
れているため、押圧部材84の移動に伴って押し下げら
れる。そして、載置台83の上方において、押圧部材8
4が位相差フィルム16と液晶セル18とを押圧した状
態で、押圧部材84をさらに移動させる。これによっ
て、液晶セル18に密着されるフィルム積層体78は、
位相差フィルム16側の下面に第2粘着層17が塗布さ
れているため、液晶セル18に接合される。
から載置台83の方向に移動させていくと、まず、基準
ガイド部材81に押圧部材84が当接する。ガイド部材
81およびガイド部材82は、バネ機構によって支持さ
れているため、押圧部材84の移動に伴って押し下げら
れる。そして、載置台83の上方において、押圧部材8
4が位相差フィルム16と液晶セル18とを押圧した状
態で、押圧部材84をさらに移動させる。これによっ
て、液晶セル18に密着されるフィルム積層体78は、
位相差フィルム16側の下面に第2粘着層17が塗布さ
れているため、液晶セル18に接合される。
【0050】このようにして、図3(B)に示すよう
に、フィルム積層体78が液晶セル18の基板20に貼
付される。そして、この状態において、第1粘着層74
に対して、活性エネルギー線の照射、または、加熱を行
い、第1粘着層74の粘着力を第2粘着層17の粘着力
より弱くする。前述したように、第1粘着層74は、活
性エネルギー線の照射、または、加熱によって粘着力が
低下する性質を持っているため、このようにして第1粘
着層74の粘着力を第2粘着層17の粘着力より弱くす
ることが可能である。
に、フィルム積層体78が液晶セル18の基板20に貼
付される。そして、この状態において、第1粘着層74
に対して、活性エネルギー線の照射、または、加熱を行
い、第1粘着層74の粘着力を第2粘着層17の粘着力
より弱くする。前述したように、第1粘着層74は、活
性エネルギー線の照射、または、加熱によって粘着力が
低下する性質を持っているため、このようにして第1粘
着層74の粘着力を第2粘着層17の粘着力より弱くす
ることが可能である。
【0051】次いで、図3(C)に示すように、支持フ
ィルム76を位相差フィルム16から剥離する剥離工程
が行われる。この剥離においては、前述したように、支
持フィルム76の位相差フィルム16への貼付に用いら
れている第1粘着層74の粘着力が、位相差フィルム1
6の第2粘着層17への貼付に用いられている第2粘着
層17の粘着力より弱くなっているため、支持フィルム
76のみを確実かつ容易に剥離することができる。ま
た、支持フィルム76の膜厚は、前述したように、75
μm〜150μmであるため適切な可撓性を備えてお
り、容易に剥離することができる。
ィルム76を位相差フィルム16から剥離する剥離工程
が行われる。この剥離においては、前述したように、支
持フィルム76の位相差フィルム16への貼付に用いら
れている第1粘着層74の粘着力が、位相差フィルム1
6の第2粘着層17への貼付に用いられている第2粘着
層17の粘着力より弱くなっているため、支持フィルム
76のみを確実かつ容易に剥離することができる。ま
た、支持フィルム76の膜厚は、前述したように、75
μm〜150μmであるため適切な可撓性を備えてお
り、容易に剥離することができる。
【0052】上記のようにして、薄膜フィルムであるた
めカールなどが起こりやすく貼付が困難な位相差フィル
ム16を、液晶セル18に確実に貼付することができ
る。
めカールなどが起こりやすく貼付が困難な位相差フィル
ム16を、液晶セル18に確実に貼付することができ
る。
【0053】本実施形態の液晶装置においては、他の薄
膜フィルム、すなわち、偏光子14,36の液晶セル1
8への貼付、半透過反射フィルム(図示しない)の液晶
セル18への貼付、および、レンズシート42や反射フ
ィルム(或いは半透過反射フィルム)48の導光板44
への貼付も同様にして行われる。
膜フィルム、すなわち、偏光子14,36の液晶セル1
8への貼付、半透過反射フィルム(図示しない)の液晶
セル18への貼付、および、レンズシート42や反射フ
ィルム(或いは半透過反射フィルム)48の導光板44
への貼付も同様にして行われる。
【0054】なお、反射フィルムや半透過反射フィルム
を導光板に貼付る場合、反射フィルムの場合は導光板4
4の背面に貼付され、導光板44側面から入射される光
を液晶セル18側に反射するための反射フィルムとして
機能する。一方、半透過反射フィルムの場合は、導光板
44の前面に貼付され、液晶セル18が透過型表示のと
きには、導光板44側面から入射される光を液晶セル1
8側に出射する光のうちの一部を透過させ、液晶セル1
8が反射型表示のときには、液晶セル18側からの光の
うちの一部を液晶セル18側に反射して戻すように機能
する。
を導光板に貼付る場合、反射フィルムの場合は導光板4
4の背面に貼付され、導光板44側面から入射される光
を液晶セル18側に反射するための反射フィルムとして
機能する。一方、半透過反射フィルムの場合は、導光板
44の前面に貼付され、液晶セル18が透過型表示のと
きには、導光板44側面から入射される光を液晶セル1
8側に出射する光のうちの一部を透過させ、液晶セル1
8が反射型表示のときには、液晶セル18側からの光の
うちの一部を液晶セル18側に反射して戻すように機能
する。
【0055】また、液晶セル18を1枚偏光板の反射型
液晶装置に用いて、反射フィルムを液晶セルへ貼付する
場合も同様にして行うことができる。すなわち、支持フ
ィルム76に第1粘着層74を介して貼り合わせられた
フィルム積層体78の状態で液晶セル18や導光板44
に貼付し、第1粘着層74に対して、活性エネルギー線
の照射、または、加熱を行って第1粘着層74の粘着力
を低下させた状態で支持フィルム76を剥離することに
よって、これら薄膜フィルムの貼付が行われる。したが
って、膜厚が薄いためカールなどが起こりやすく貼付が
困難なこれら薄膜フィルムを確実に貼付することができ
る。
液晶装置に用いて、反射フィルムを液晶セルへ貼付する
場合も同様にして行うことができる。すなわち、支持フ
ィルム76に第1粘着層74を介して貼り合わせられた
フィルム積層体78の状態で液晶セル18や導光板44
に貼付し、第1粘着層74に対して、活性エネルギー線
の照射、または、加熱を行って第1粘着層74の粘着力
を低下させた状態で支持フィルム76を剥離することに
よって、これら薄膜フィルムの貼付が行われる。したが
って、膜厚が薄いためカールなどが起こりやすく貼付が
困難なこれら薄膜フィルムを確実に貼付することができ
る。
【0056】このように、本実施形態に係る液晶装置の
製造方法によれば、薄膜フィルムと支持フィルム76と
が第1粘着層74を介して貼り合わせられたフィルム積
層体78の状態で、被貼付体に貼付されるため、薄膜フ
ィルム単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカ
ールが起きにくい。したがって、薄膜フィルムを被貼付
体に容易に貼付することができる。
製造方法によれば、薄膜フィルムと支持フィルム76と
が第1粘着層74を介して貼り合わせられたフィルム積
層体78の状態で、被貼付体に貼付されるため、薄膜フ
ィルム単独で貼付する場合に比べると厚さが厚くなりカ
ールが起きにくい。したがって、薄膜フィルムを被貼付
体に容易に貼付することができる。
【0057】また、薄膜フィルムと支持フィルム76と
を貼り合わせた状態に保っている第1粘着層74は、活
性エネルギー線の照射、または、加熱によって、粘着力
が低下する。したがって、第1粘着層74に対する、活
性エネルギー線の照射、または、加熱によって、第1粘
着層74の粘着力を、薄膜フィルムを被貼付体に貼付す
る第2粘着層17の粘着力より小さくすることによっ
て、支持フィルム76のみを容易に剥離することが可能
となる。
を貼り合わせた状態に保っている第1粘着層74は、活
性エネルギー線の照射、または、加熱によって、粘着力
が低下する。したがって、第1粘着層74に対する、活
性エネルギー線の照射、または、加熱によって、第1粘
着層74の粘着力を、薄膜フィルムを被貼付体に貼付す
る第2粘着層17の粘着力より小さくすることによっ
て、支持フィルム76のみを容易に剥離することが可能
となる。
【0058】2. <第2実施形態> 第2実施形態は、液晶装置が、入力装置であるタッチパ
ネルを備えている入力機能付き液晶装置である点におい
て第1実施形態とは異なる。それ以外の点においては、
第1実施形態と同様に構成されており、その説明を省略
する。また、図面において、第1実施形態と同様な各部
には、第1実施形態と同一の符号を付す。
ネルを備えている入力機能付き液晶装置である点におい
て第1実施形態とは異なる。それ以外の点においては、
第1実施形態と同様に構成されており、その説明を省略
する。また、図面において、第1実施形態と同様な各部
には、第1実施形態と同一の符号を付す。
【0059】図6は、本実施形態の入力機能付き液晶装
置60の模式的な断面図である。この図に示すように、
入力機能付き液晶装置60は、入力パネル62と、入力
パネル62の背面に配置された液晶セル18と、入力パ
ネル62の前面に貼付された偏光子14と、入力パネル
62と液晶セル18との間に配置された位相差フィルム
16とを備えて形成されている。液晶セル18と入力パ
ネル62とは、液晶セル18の表示面全面と入力パネル
62とを、透明弾性材料例えばシリコーン樹脂を介して
互いに密着させた状態としてもよいし、周囲にシリコー
ン樹脂等を配置してニュートンリングなどが発生しない
程度の所定間隔をあけた状態としてもよい。
置60の模式的な断面図である。この図に示すように、
入力機能付き液晶装置60は、入力パネル62と、入力
パネル62の背面に配置された液晶セル18と、入力パ
ネル62の前面に貼付された偏光子14と、入力パネル
62と液晶セル18との間に配置された位相差フィルム
16とを備えて形成されている。液晶セル18と入力パ
ネル62とは、液晶セル18の表示面全面と入力パネル
62とを、透明弾性材料例えばシリコーン樹脂を介して
互いに密着させた状態としてもよいし、周囲にシリコー
ン樹脂等を配置してニュートンリングなどが発生しない
程度の所定間隔をあけた状態としてもよい。
【0060】入力パネル62は、透明な面電極64を一
面に備える基板63と、やはり透明な面電極66を一面
に備える基板67とが、面電極64,66同士を所定間
隔離して互いに対向する状態で、周縁に配置される接着
剤65によって接着されて、押下によって透明電極6
4,66が接触したことにより検出される電圧値に応じ
て押下された位置を検出するアナログ型のタッチパネル
として形成されている。
面に備える基板63と、やはり透明な面電極66を一面
に備える基板67とが、面電極64,66同士を所定間
隔離して互いに対向する状態で、周縁に配置される接着
剤65によって接着されて、押下によって透明電極6
4,66が接触したことにより検出される電圧値に応じ
て押下された位置を検出するアナログ型のタッチパネル
として形成されている。
【0061】偏光子14は、液晶セル18の直接の前面
ではなく、入力パネル62の前面に配置されている。こ
れによって、偏光子14が入力パネル62の背面に配置
される場合に比し、入力パネル62の基板63,67か
ら前面方向への反射光が減少するため、外光の写り込み
等が少ない視認性の高い入力機能付き液晶装置60が得
られる。
ではなく、入力パネル62の前面に配置されている。こ
れによって、偏光子14が入力パネル62の背面に配置
される場合に比し、入力パネル62の基板63,67か
ら前面方向への反射光が減少するため、外光の写り込み
等が少ない視認性の高い入力機能付き液晶装置60が得
られる。
【0062】本実施形態においても、薄膜フィルムの貼
付、すなわち、偏光子14の入力パネル62に対する貼
付、位相差フィルム16および偏光子36の液晶セル1
8に対する貼付においては、第1実施形態の場合と同様
に行われる。すなわち、支持フィルム76に第1粘着層
を介して貼り合わせられたフィルム積層体の状態で入力
パネル62や液晶セル18に貼付し、第1粘着層74に
対して、活性エネルギー線の照射、または、加熱を行っ
て第1粘着層の粘着力を低下させた状態で支持フィルム
を剥離することによって、これら薄膜フィルムの貼付が
行われる。したがって、薄膜フィルムであるためカール
などが起こりやすく貼付が困難なこれら薄膜フィルムも
確実に貼付することができる。
付、すなわち、偏光子14の入力パネル62に対する貼
付、位相差フィルム16および偏光子36の液晶セル1
8に対する貼付においては、第1実施形態の場合と同様
に行われる。すなわち、支持フィルム76に第1粘着層
を介して貼り合わせられたフィルム積層体の状態で入力
パネル62や液晶セル18に貼付し、第1粘着層74に
対して、活性エネルギー線の照射、または、加熱を行っ
て第1粘着層の粘着力を低下させた状態で支持フィルム
を剥離することによって、これら薄膜フィルムの貼付が
行われる。したがって、薄膜フィルムであるためカール
などが起こりやすく貼付が困難なこれら薄膜フィルムも
確実に貼付することができる。
【0063】3. <液晶装置を備えた電子機器> 図5(A)、(B)、および(C)は、第1或いは第2
実施形態の表示装置である液晶表示装置10を表示部と
して用いた電子機器の例を示す外観図である。図5
(A)は、携帯電話機88であり、その前面上方に液晶
表示装置10を備えている。図5(B)は、腕時計92
であり、本体の前面中央に液晶表示装置10を用いた表
示部が設けられている。図5(C)は、携帯情報機器9
6であり、液晶表示装置10からなる表示部と入力部9
8とを備えている。これらの電子機器は、液晶表示装置
10の他に、図示しないが、表示情報出力源、表示情報
処理回路、クロック発生回路などの様々な回路や、それ
らの回路に電力を供給する電源回路などからなる表示信
号生成部を含んで構成される。表示部には、例えば携帯
情報機器96の場合にあっては入力部98から入力され
た情報等に基づき表示信号生成部によって生成された表
示信号が供給されることによって表示画像が形成され
る。
実施形態の表示装置である液晶表示装置10を表示部と
して用いた電子機器の例を示す外観図である。図5
(A)は、携帯電話機88であり、その前面上方に液晶
表示装置10を備えている。図5(B)は、腕時計92
であり、本体の前面中央に液晶表示装置10を用いた表
示部が設けられている。図5(C)は、携帯情報機器9
6であり、液晶表示装置10からなる表示部と入力部9
8とを備えている。これらの電子機器は、液晶表示装置
10の他に、図示しないが、表示情報出力源、表示情報
処理回路、クロック発生回路などの様々な回路や、それ
らの回路に電力を供給する電源回路などからなる表示信
号生成部を含んで構成される。表示部には、例えば携帯
情報機器96の場合にあっては入力部98から入力され
た情報等に基づき表示信号生成部によって生成された表
示信号が供給されることによって表示画像が形成され
る。
【0064】なお、本実施形態の液晶表示装置10が組
み込まれる電子機器としては、携帯電話機、腕時計、お
よび携帯情報機器に限らず、ノート型パソコン、電子手
帳、ページャ、電卓、POS端末、ICカード、ミニデ
ィスクプレーヤなど様々な電子機器が考えられる。
み込まれる電子機器としては、携帯電話機、腕時計、お
よび携帯情報機器に限らず、ノート型パソコン、電子手
帳、ページャ、電卓、POS端末、ICカード、ミニデ
ィスクプレーヤなど様々な電子機器が考えられる。
【0065】4. <変形例> 4.1 上述した各実施形態においては、液晶装置10
または入力機能付き液晶装置60の一部を構成する薄膜
フィルムを被貼付体としての基板や導光板に貼付する例
を示した。しかしながら、本発明に係る薄膜フィルムの
貼付方法は、他の電子機器や光学機器などを構成する薄
膜フィルムの被貼付体への貼付にも適用することができ
る。
または入力機能付き液晶装置60の一部を構成する薄膜
フィルムを被貼付体としての基板や導光板に貼付する例
を示した。しかしながら、本発明に係る薄膜フィルムの
貼付方法は、他の電子機器や光学機器などを構成する薄
膜フィルムの被貼付体への貼付にも適用することができ
る。
【0066】4.2 また、上述した各実施形態におい
ては、一つの層のみからなる薄膜フィルム、例えば位相
差フィルム16や偏光子14,36を、支持フィルム7
6および第1粘着層74を利用して被貼付体に貼付する
例を示した。しかしながら、2つの層が貼り合わされて
形成されたものであっても膜厚が薄いため、その貼付に
おいてカールが発生しやすい場合は、それら2つの層か
らなる薄膜フィルムを、支持フィルム76および第1粘
着層74を利用して被貼付体に貼付してもよい。例え
ば、図1に示したように、液晶セル18の基板20に
は、位相差フィルム16および偏光子14が貼付される
が、位相差フィルム16と偏光子14とが貼り合わせら
れて形成された薄膜フィルムを液晶セル18へ貼付する
場合においても、前述した実施形態に示したように支持
フィルム76および第1粘着層74を利用して貼付する
ようにしてもよい。この場合においても、薄膜フィルム
であるためカールなどが起こりやすく貼付が困難な、2
つの層からなる薄膜フィルムを確実に貼付することがで
きる。
ては、一つの層のみからなる薄膜フィルム、例えば位相
差フィルム16や偏光子14,36を、支持フィルム7
6および第1粘着層74を利用して被貼付体に貼付する
例を示した。しかしながら、2つの層が貼り合わされて
形成されたものであっても膜厚が薄いため、その貼付に
おいてカールが発生しやすい場合は、それら2つの層か
らなる薄膜フィルムを、支持フィルム76および第1粘
着層74を利用して被貼付体に貼付してもよい。例え
ば、図1に示したように、液晶セル18の基板20に
は、位相差フィルム16および偏光子14が貼付される
が、位相差フィルム16と偏光子14とが貼り合わせら
れて形成された薄膜フィルムを液晶セル18へ貼付する
場合においても、前述した実施形態に示したように支持
フィルム76および第1粘着層74を利用して貼付する
ようにしてもよい。この場合においても、薄膜フィルム
であるためカールなどが起こりやすく貼付が困難な、2
つの層からなる薄膜フィルムを確実に貼付することがで
きる。
【0067】4.3 前述した各実施形態においては、
透過型の液晶装置の例を示した。しかしながら、反射型
の液晶装置であっても本発明を適用することができる。
そのような液晶装置においては、バックライトユニット
40は不要となり、液晶セル18の背面側に反射フィル
ムが配置されるか、電極32が反射電極として形成され
る。なお、この反射フィルムの貼付においても、活性エ
ネルギー線の照射、または、加熱によって粘着力が低下
する第1粘着層と、支持フィルムとを利用した本発明を
用いることができる。
透過型の液晶装置の例を示した。しかしながら、反射型
の液晶装置であっても本発明を適用することができる。
そのような液晶装置においては、バックライトユニット
40は不要となり、液晶セル18の背面側に反射フィル
ムが配置されるか、電極32が反射電極として形成され
る。なお、この反射フィルムの貼付においても、活性エ
ネルギー線の照射、または、加熱によって粘着力が低下
する第1粘着層と、支持フィルムとを利用した本発明を
用いることができる。
【0068】4.4 前述した各実施形態においては、
液晶パネルとして、STN型の液晶を用いた単純マトリ
クス型の液晶セルを示した。しかしながら、液晶セルと
しては、これに限らず、TN型、ゲストホスト型、相転
移型、強誘電型など、種々のタイプの液晶パネルを用い
ることができる。また、表示用電極はストライプ状では
なく、アイコン等のキャラクタ形状でもよい。さらに、
液晶パネルの駆動方式は、パネル自体にスイッチング素
子を用いない単純マトリックス型の液晶パネルやスタテ
ィック駆動型の液晶パネルに限らず、例えば薄膜トラン
ジスタなどの三端子型スイッチング素子、あるいは例え
ばTFD(Thin Film Diode)などの二端子型スイッチ
ング素子を用いたアクティブマトリックス型の液晶パネ
ルを用いることができる。
液晶パネルとして、STN型の液晶を用いた単純マトリ
クス型の液晶セルを示した。しかしながら、液晶セルと
しては、これに限らず、TN型、ゲストホスト型、相転
移型、強誘電型など、種々のタイプの液晶パネルを用い
ることができる。また、表示用電極はストライプ状では
なく、アイコン等のキャラクタ形状でもよい。さらに、
液晶パネルの駆動方式は、パネル自体にスイッチング素
子を用いない単純マトリックス型の液晶パネルやスタテ
ィック駆動型の液晶パネルに限らず、例えば薄膜トラン
ジスタなどの三端子型スイッチング素子、あるいは例え
ばTFD(Thin Film Diode)などの二端子型スイッチ
ング素子を用いたアクティブマトリックス型の液晶パネ
ルを用いることができる。
【0069】4.5 さらに、本発明は前述した各実施
形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変
形実施が可能である。
形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変
形実施が可能である。
【図1】第1実施形態の液晶装置を示す模式的な断面図
である。
である。
【図2】複数取り基板の例を示す模式図である。
【図3】(A)、(B)、および(C)は、液晶装置の
製造工程を示す模式的な断面図である。
製造工程を示す模式的な断面図である。
【図4】液晶セルにフィルム積層体を貼付する様子を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】(A)、(B)、および(C)は、第1実施形
態の液晶装置を表示部として用いた電子機器の例を示す
外観図である。
態の液晶装置を表示部として用いた電子機器の例を示す
外観図である。
【図6】第2実施形態の入力機能付き液晶装置の模式的
な断面図である。
な断面図である。
10 液晶装置 14,36 偏光子 16 位相差フィルム 17 第2粘着層 18 液晶セル 20,30 基板 48 反射フィルム 60 入力機能付き液晶装置 62 入力パネル 74 第1粘着層 78 フィルム積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13363 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA06 BB03 BB54 BC14 BC22 2H089 HA35 JA04 JA07 QA16 TA06 UA09 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA23Z FA41Z FC22 GA08 HA10 LA12 LA30 4J040 JB07 JB09 MB03 NA20 PA23
Claims (10)
- 【請求項1】 薄膜フィルムの被貼付体への貼付方法で
あって、 第1粘着層を介して貼り合わせられた薄膜フィルムと支
持フィルムとを備えるフィルム積層体を、前記薄膜フィ
ルムが被貼付体に対向する状態で、第2粘着層を介して
被貼付体に貼付する貼付工程と、 前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、ま
たは、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下さ
せる粘着力低減工程と、 前記支持フィルムを前記薄膜フィルムから剥離する剥離
工程と、 を有することを特徴とする薄膜フィルムの貼付方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記薄膜フィルムの膜厚は、150μm以下であること
を特徴とする薄膜フィルムの貼付方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記支持フィルムの膜厚は、75μm〜150μmであ
ることを特徴とする薄膜フィルムの貼付方法。 - 【請求項4】 対向する一対の基板と、前記一対の基板
の間に封入された液晶と、少なくとも一方の前記基板の
外面側に貼付されたフィルム状の偏光子と、を有する液
晶装置の製造方法であって、 第1粘着層を介して貼り合わせられた前記偏光子と支持
フィルムとを備えるフィルム積層体を、前記偏光子が前
記基板に対向する状態で、第2粘着層を介して前記基板
に貼付する貼付工程と、 前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、ま
たは、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下さ
せる粘着力低減工程と、 前記支持フィルムを前記偏光子から剥離する剥離工程
と、 を有することを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 【請求項5】 対向する一対の基板と、前記一対の基板
の間に封入された液晶と、少なくとも一方の前記基板の
外面側に貼付された位相差フィルムと、を有する液晶装
置の製造方法であって、 第1粘着層を介して貼り合わせられた前記位相差フィル
ムと支持フィルムとを備えるフィルム積層体を、前記位
相差フィルムが前記基板に対向する状態で、第2粘着層
を介して前記基板に貼付する貼付工程と、 前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、ま
たは、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下さ
せる粘着力低減工程と、 前記支持フィルムを前記位相差フィルムから剥離する剥
離工程と、 を有することを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 【請求項6】 対向する一対の基板と、前記一対の基板
の間に封入された液晶と、少なくとも一方の前記基板の
外面側に貼付された反射フィルム或いは半透過反射フィ
ルムと、を有する液晶装置の製造方法であって、 第1粘着層を介して貼り合わせられた前記反射フィルム
或いは半透過反射フィルムと支持フィルムとを備えるフ
ィルム積層体を、前記反射フィルム或いは半透過反射フ
ィルムが前記基板に対向する状態で、第2粘着層を介し
て前記基板に貼付する貼付工程と、 前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、ま
たは、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下さ
せる粘着力低減工程と、 前記支持フィルムを前記反射フィルム或いは半透過反射
フィルムから剥離する剥離工程と、 を有することを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 【請求項7】 対向する一対の基板と、前記一対の基板
の間に封入された液晶と、一方の前記基板の外側に配置
された照明用の導光板と、を有する液晶装置の製造方法
であって、 第1粘着層を介して貼り合わせられた前記反射フィルム
或いは半透過反射フィルムと支持フィルムとを備えるフ
ィルム積層体を、前記反射フィルム或いは半透過反射フ
ィルムが前記導光板に対向する状態で、第2粘着層を介
して前記導光板に貼付する貼付工程と、 前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、ま
たは、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下さ
せる粘着力低減工程と、 前記支持フィルムを前記反射フィルム或いは半透過反射
フィルムから剥離する剥離工程と、 を有することを特徴とする液晶装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項4ないし請求項7のいずれかに記
載の製造方法により製造されたことを特徴とする液晶装
置。 - 【請求項9】 対向する一対の基板の間に液晶が封入さ
れて形成された液晶セルと、前記液晶セルの表示面側に
配置される入力パネルと、前記入力パネルの外面側に貼
付されたフィルム状の偏光子と、を備える入力機能付き
液晶装置の製造方法であって、 第1粘着層を介して貼り合わせられた前記偏光子と支持
フィルムとを備えるフィルム積層体を、前記偏光子が前
記入力パネルに対向する状態で、第2粘着層を介して前
記入力パネルに貼付する貼付工程と、 前記第1粘着層に対する、活性エネルギー線の照射、ま
たは、加熱によって、前記第1粘着層の粘着力を低下さ
せる粘着力低減工程と、 前記支持フィルムを前記偏光子から剥離する剥離工程
と、 を有することを特徴とする入力機能付き液晶装置の製造
方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の製造方法により製造
されたことを特徴とする入力機能付き液晶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000057680A JP2001247827A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000057680A JP2001247827A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001247827A true JP2001247827A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18578420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000057680A Withdrawn JP2001247827A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 薄膜フィルムの貼付方法、液晶装置の製造方法、および入力機能付き液晶装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001247827A (ja) |
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-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000057680A patent/JP2001247827A/ja not_active Withdrawn
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