JP2003207767A - 面光源装置 - Google Patents

面光源装置

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JP2003207767A
JP2003207767A JP2002008014A JP2002008014A JP2003207767A JP 2003207767 A JP2003207767 A JP 2003207767A JP 2002008014 A JP2002008014 A JP 2002008014A JP 2002008014 A JP2002008014 A JP 2002008014A JP 2003207767 A JP2003207767 A JP 2003207767A
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optical sheets
optical
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JP2002008014A
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Shingo Ono
真吾 小野
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光板の出射面に複数の光学シートが配置
される面光源装置において、組み立ての作業負担や部材
コストを低減しつつ、シート間の異物の挟み込みによる
不良を低減できるものを提供する。 【解決手段】複数の矩形状の光学シート21〜24を重
ね合わせた一組の光学シート2及び導光板32が、管状
光源32に沿った一辺2aにおいては、ズリ変形しない
非可塑性の接着剤層11a〜11dにより互いに一体に
まとめられる。一方、他の3辺2b〜2dにおいては、
熱膨張の差に起因する応力によりズリ変形可能な可塑性
の接着剤層12a〜12dにより互いに一体にまとめら
れている。光学シート21〜24間の各間隙、及び光学
シート21と導光板31の出射面31aとの間の間隙
が、これら接着剤層11,12により四周から封止され
て、異物の進入が防止されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等の
平面表示装置に用いられる、エッジライト方式の面光源
装置に関する。すなわち、導光板と、その側端面に配さ
れる管状光源とを備え、透過型表示パネルの裏面側に配
置される面光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置等の平面表示装置は、薄
型、軽量、低消費電力といった特徴を生かして、テレ
ビ、各種コンピューター、カーナビゲーションシステム
等のための画像表示装置として利用されるようになって
きた。
【0003】例えば、光透過型の液晶表示装置は、一対
の透明基板の間に液晶層を保持して成る液晶パネルと、
この液晶パネルの裏面(画像表示面とは逆の面)上に配
されてこの液晶パネルに光源光を導く面光源装置とを含
む。
【0004】このような平面表示装置について一層の装
置の薄型化、小型化を行うには、面光源装置の薄型化を
達成する必要がある。そのため、面光源装置は、直下型
からサイドライト型(エッジライト方式)へと置き換わ
ってきている。
【0005】エッジライト方式の面光源装置は、一般
に、裏面側に乳白色の散乱パターンが印刷されたアクリ
ル樹脂などの薄板形状の導光板と、この端面に沿って近
接配置される冷陰極管等の管状光源と、導光板の裏面に
配される反射シートと、これらを収納する樹脂フレーム
とからなる。そして、管状光源からの光源光は、導光板
中を伝搬し、反射シートにより反射されつつ導光板裏面
の散乱パターンによって散乱され、液晶パネル側の導光
板主表面すなわち出射面から出射される。
【0006】導光板の出射面には、プリズムシート、拡
散シート等が重ね合わされて配置されている。プリズム
シートは、出射光を所定方向、例えば正面方向に集束す
ることにより正面輝度を向上させるものであり、拡散シ
ートは、導光板から出射される光について、出射面内で
の輝度をより均一にするものである。これらプリズムシ
ート及び拡散シートは、それぞれ、1〜2枚のものから
なるものであり、例えば、プリズム溝が略直交する2枚
のプリズムシートが上下から拡散シートにより挟み込む
構成とされる。
【0007】光学シートとしては、場合によりこれらに
加えて、面光源から出射される光に光学異方性を付与す
ることにより面光源光の利用効率を向上するための光利
用効率向上シートや、視野角(良好な表示性能が得られ
る視角の範囲)を拡大するための視野角拡大シートが配
される。本明細書においては、厚みがかなり小さいフィ
ルムも含めてシートと呼ぶことにする。
【0008】面光源装置の組み立てる際に各光学シート
を逐一配置していたため、組み立ての手数がかかる他、
配置の順を間違えるおそれもあった。
【0009】また、このように複数の光学シートを重ね
合わせて配置することから、光学シートの輸送時や、面
光源装置の組み立て工程において、光学シート間に異物
が進入し、表示性能に悪影響を与える「ゴミ噛み不良」
が発生し、問題となっていた。
【0010】一方、近年、液晶表示装置の厚さを小さく
する(薄型化)要求が高まるにつれて、表示パネルと導
光板との間隔、及び、光学シートの厚さがかなり小さく
設定されるようになっている。各光学シートは、樹脂製
であって柔軟性を持つものであり、また、通常、温度の
上昇により膨張する。そのため、特には管状光源を配置
した個所において、各光学シートに「うねり」と呼ばれ
る歪み(ゆがみ)が生じ、これに起因する表示ムラが発
生することがあった。
【0011】このような不良や不具合が発生した場合、
異物の除去や光学シートの交換には、時間と手数がかか
り、この交換工程の作業に起因して他の部材に損傷を生
じることすらあった。
【0012】そこで、特開平8−262438において
は、導光板と各光学シートとの間隔、光学シート間の間
隔、及び、導光板と管状光源との間隙を全てシリコン製
の透明接着剤により充填して一体化させることが提案さ
れている。
【0013】しかし、このように全面的に強固に貼り付
ける方法であると、作業負担と製造コストの増大を招
く。また、透明接着剤を用いたとしても、光の透過性能
に多少の影響を与える等の問題がある。
【0014】一方、特願平11−017010において
は、管状光源が配置される側にて、一組の光学シート
を、表示パネルとランプリフレクタとの間に挟み込むこ
とが提案されている。ここで、詳しくは、表示パネルの
下面の所定個所に、帯板状のゴムパッキングが、予め配
置されている。
【0015】しかし、このような方法では、組み立て工
程が簡略化されない他、組み立て工程のゴミ噛み不良を
低減することも困難である。また、確実な固定を行うた
めには、帯板状のゴムパッキングを配置しておく必要が
あり部材点数の増加を招く他、確実にゴムパッキングの
全面を押さえ付けるように組み立てを行う必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたものであり、導光板の出射面に複数の光
学シートが配置される面光源装置において、組み立ての
作業負担や部材コストを低減しつつ、シート間の異物の
挟み込みによる不良を低減できるものを提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の面光源装置
は、管状光源と、この管状光源に対して側端面を近接さ
せて配され、該側端面から入射される管状光源からの光
を伝播しつつ、伝播経路の各区間においてこの伝播され
る光から出射光を分配して出射面から出射する導光板
と、複数の矩形状の光学シートが所定の順に重ね合わさ
れて前記出射面を覆うように配された一組の光学シート
とを備える面光源装置において、前記一組の光学シート
が、その一辺にて、シート間の位置を固定する第1の組
の接着剤層を介して互いに一体にまとめられていること
を特徴とする。
【0018】上記構成により、組み立ての作業負担や部
材コストを低減するとともに、シート間の異物の挟み込
みによる不良を低減することができる。
【0019】請求項4の面光源装置は、前記一組の光学
シートは、他の三辺にて、シート間の熱膨張率の差に起
因する応力によってズリ変形可能な第2の組の接着剤層
を介して互いに一体にまとめられており、前記一組の光
学シートにおけるシート間の各空隙が、前記第1及び第
2の組の接着剤層により四周から封止されていることを
特徴とする。
【0020】このような構成であると、光学シート間の
空隙への異物の進入を完全に防止することができる。
【0021】請求項5の面光源装置は、前記一組の光学
シートが、前記一辺では、シート間の位置を固定する第
3の接着剤層を介して前記出射面に固定され、前記他の
三辺では、前記導光板と、これに接する光学シートとの
間の熱膨張率の差に起因する応力によってズリ変形可能
な第4の接着剤層を介して前記出射面に固定されている
ことを特徴とする。
【0022】このような構成であると、一組の光学シー
トと導光板とが一体化されて組み立て操作が容易にな
り、また、導光板と光学シートとの間の空隙への異物の
進入を充分に防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施例1の面光源装置に
ついて図1を用いて説明する。図1の断面斜視図では、
樹脂フレームを省いており、また、面光源装置10に組
み合わされる表示パネル41及びベゼルカバー42につ
いて、分解図の形で描き込んでいる。
【0024】実施例1の面光源装置10は、例えば、デ
スクトップパソコン等のための据え置き型ディスプレイ
(液晶モニタ)として、または大型ノートブックパソコ
ン用ディスプレイとしての対角寸法15インチの透過型
液晶表示装置に組み込まれるものである。
【0025】面光源装置10は、矩形状の導光板31
と、導光板31の一の長辺側の側端面に沿って配置され
る管状光源32と、この管状光源32を上下方向及びパ
ネル外側から覆う断面コの字状のランプ・リフレクタ3
3とからなる。なお、導光板31の上には、これと縦横
の寸法が略同一である液晶表示パネル41が載置され
る。
【0026】また、金属シートからなるランプ・リフレ
クタ33は、管状光源32から出射される光源光を、導
光板31の側端面に集める反射ミラーの役割を果たす。
ランプ・リフレクタ33は、また、管状光源32を保持
し保護するフレーム体としての役割を果たすとともに、
管状光源32を外部の衝撃から保護する保護カバーの役
割をも果たす。
【0027】図には示さないが、導光板31の他の3辺
に沿っては、液晶表示装置のプラスチックフレームが配
置されている。
【0028】導光板31の上面すなわち出射面には、プ
リズムシートの役割をなすための断面略正三角形をなす
微細な多数の突条が、上面を覆うように密に配列されて
いる。
【0029】導光板31の上面には、導光板31の側か
ら、第1の拡散シート21、プリズムシート22、偏光
分離機能による光利用率向上シート23、及び、第2の
拡散シート24が重ね合わされてなる一組の光学シート
2が配置されている。
【0030】ここで、拡散シート21,24は、導光板
31の上面から出射される光源光について、出射面内で
の均一性を高め、これにより輝度のバラツキを少なくす
るものである。
【0031】また、プリズムシート22は、導光板31
の上面と同様の断面略正三角形をなす微細な多数の突条
が、上面を覆うように密に配列されたものであり、プリ
ズムシート22は、平行縞状の突条が導光板31の上面
のものと互いに略直交するように配される。プリズムシ
ート22は、例えば、例えば3M社製のBEFである。
【0032】光利用率向上シート23は、実施例におい
て、屈折率の異なる薄膜を、その膜厚を制御しつつ積層
したもので、例えば3M社製のDBEFである。導光板
31上面からの面光源光が光利用率向上シート23に入
射されると、光利用率向上シート23を構成する各薄膜
は、300〜700nmの範囲(可視域)内の各波長領
域において、一の偏光方向の光を選択的に透過し、他の
偏光方向の光を導光板31の側へと反射する。導光板3
1に戻された光は、散乱を受けて偏光性を失うか減じら
れた後、再度、光利用率向上シート23へと入射され
る。このようにして、面光源光に偏光性が付与される。
この偏光方向を、下記表示パネル41の下面の偏光フィ
ルム43の偏光方向に合わせることにより、面光源光の
利用効率を向上することができるのである。
【0033】上記のような多層薄膜による光利用率向上
シートに代えて、コレステリック液晶からなる光学シー
トを用いることもできる。この光利用率向上シートは、
コレステリック液晶のピッチを連続的に変化させて30
0〜700nmの範囲(可視域)内の光について一方の
ねじれ光を反射する液晶層と、λ/4層とが積層された
光学シートである。
【0034】各光学シート21〜24は、比較的柔軟な
樹脂からなる。また、液晶表示装置の薄型化に対応する
とともに光損失を少なくするために、例えば0.1〜
0.2mmの薄い厚さに形成される。そのため、熱膨張
によりたわみを生じやすいものである。
【0035】実施例1においては、管状光源32が、矩
形状の導光板31の一短辺に沿った個所に配置されてい
る。そして、一組の光学シート2が、管状光源32に沿
った辺2cとは逆側の1辺2aにおいて、非可塑性の接
着剤層11a〜11dからなる一組の接着剤層11によ
り、互いに接着されるとともに導光板31の出射面31
aに対しても接着されて固定されている。ここで、非可
塑性の接着剤層11は、プラスチック状またはゴム状で
あって、光学シート21〜24や導光板31の熱膨張率
(線膨張率)の差に起因するズリ(せん断)力の範囲で
は有意なズリ(せん断)変形や流動を行わない、通常の
接着剤層である。
【0036】この非可塑性の接着剤層11には、例え
ば、ウレタン−アクリレートやエポキシ−アクリレート
等をベースにした嫌気性接着剤や第2世代アクリル系接
着剤、または、エポキシ系やウレタン系の光硬化樹脂を
用いることができる。このような速硬化性の樹脂を用い
て接着を行うならば、硬化させて固定させるための工程
時間を充分に小さくすることができる。
【0037】非可塑性の接着剤層11には、このような
3次元架橋型の樹脂の他、ガラス転移温度が使用温度よ
り充分高い樹脂からなるホットメルト接着剤を用いるこ
ともできる。また、シリコン系の樹脂によりゴム弾性を
有する接着剤層とすることもでき、場合によっては、強
力な粘着剤(感圧接着剤)を用いることもできる。
【0038】さらには、比較的強力な両面粘着テープで
あって、発光領域に係らないように充分に幅が狭いもの
を用いることもできる。
【0039】非可塑性の接着剤層11による固定は、一
組の光学シート2における管状光源32とは逆側の辺2
aにて行われているため、熱による影響が最も小さい。
また、長辺ではなく短辺の側であるため、固定領域の長
さも比較的短い。したがって、シート間の位置ズレが不
可能なように固定しても、固定された辺2aの近傍で、
光学シートに不所望の応力や歪みが生じることがないよ
うに設計されている。
【0040】一方、他の3辺2b,2c,2dにおいて
は、比較的小さい応力でズリ(せん断)変形が可能な可
塑性の接着剤層12a〜12dを介して、互いに接着さ
れるとともに、導光板31の出射面31aに接着され
る。可塑性の各接着剤層12a〜12dは、光学シート
21〜24や導光板31の熱膨張の差に起因するズリ
(せん断)応力の範囲にて、流動またはクリープ変形に
よるズリ(せん断)変形を行うことで、光学シート21
〜24間、及び、光学シート21と導光板31との間の
ズリ応力を充分に緩和することのできるものである。す
なわち、接着部位の近傍で各光学シートの歪みを引き起
こすことがない。
【0041】この可塑性の接着剤層12には、ガラス転
移温度が室温より充分に高い非架橋性のポリマーないし
架橋密度の充分に低いポリマーをベースとし、充分な粘
着性(感圧接着性)を備える樹脂を用いることができ
る。例えば、ポリビニルエーテル−ポリアクリレートブ
ロック共重合体を主鎖に含む熱可塑性樹脂をベースに
し、液状ポリアクリレート等の液状樹脂を添加したもの
を用いる。また、場合によっては、比較的粘着力の小さ
い両面粘着テープであって、発光領域にかからないよう
に充分に幅の狭いものを用いることもできる。
【0042】一組の光学シート2及び導光板の出射面3
1aがなす各間隙は、これら接着剤層11,12により
四周から封止されるため、これら間隙に異物が進入する
ことはない。また、接着剤層11,12により互いに一
体となっているため、組み立て工程においては、反射シ
ート34を裏面側に配してフレームと組み立てるだけで
良い。
【0043】接着剤層11,12を形成する接着剤の塗
布は、例えば、光学シート21〜24を所定の順で重ね
合わせた後に、一組の光学シート2における所定の辺に
沿った個所を接着剤液に浸漬することで行うことができ
る。または、各光学シート21〜24の所定個所、及び
導光板出射面31aの所定個所にローラー塗布、スクリ
ーンプリント等により塗布を行うこともできる。このよ
うな塗布の後、一組の光学シート2を導光板31の出射
面31aに位置合わせして載置し、適度の圧締を加えつ
つ接着剤液を充分に硬化または固化させて接着を完了さ
せる。なお、感圧性の接着剤等では、塗布後に硬化また
は固化の工程が不要である。
【0044】上記において、接着剤を塗布して接着を行
うのに代えて、シート状またはひも状のホットメルト接
着剤を配置して加熱圧締を行うことで接着を行うことも
でき、また、簡易製本で行われているように、溶融した
樹脂を所定の辺から浸透させてから冷却・固化させる方
式であっても良い。
【0045】光学シート21と導光板の出射面31aと
の接着は、塗布した接着剤が硬化または固化する前に、
一組の光学シート2を該出射面31aに載置して圧締し
た状態で硬化または固化するようにして行うことができ
る。
【0046】しかし、光学シート21〜24同士を互い
に接着させた後に、光学シート21の下面または導光板
の出射面31aに接着剤を塗布して接着を行うこともで
きる。この際にも、上記一辺2aの個所でのみ、非可塑
性の接着剤層を介して位置ズレ可能に固定させることが
できる。また、四周の各辺2a〜2dにおいて、可塑性
の接着剤層を介して接着されるようにすることもでき
る。
【0047】一方、面光源装置10に組み合わされる表
示パネル41は、一対の透明絶縁基板45,46と、こ
れらの間に保持される光変調層としての液晶層47と、
各透明絶縁基板45,46の下面及び上面にそれぞれ貼
り付けられる偏光フィルム48,49とからなる。
【0048】表示パネル41の周縁部を覆うベゼルカバ
ー42は、金属シートからなり、断面逆L字状の部材が
額縁状に組み合わさったような形状の外枠フレームであ
る。ベゼルカバー42は、表示パネル41の上面の周縁
部及び四周の端面を覆い、上記プラスチックフレーム
と、ねじ止め等により固定される。
【0049】図中に示すように、接着剤層11,12
は、少なくとも、表示パネル41の画像表示領域41a
より外側に位置し、接着剤層11,12を通った光が画
像表示領域41aに供給されることがない。そのため、
接着剤層11,12は、透明である必要がなく、また、
多少着色していても良い。
【0050】次ぎに、図3を用いて実施例2の面光源装
置について説明する。
【0051】実施例2の面光源装置10Aは、携帯電話
や携帯端末のための表示面対角寸法2.1インチの液晶
表示装置に用いるものである。
【0052】実施例2の面光源装置10Aでは一組の光
学シート2の四周の各辺2a〜2dにおいて、光学シー
ト21〜24間、及び光学シート21と導光板の出射面
31aとの間が非可塑性の接着剤層11により位置ズレ
不能に固定され封止されている。接着剤液の塗布は、同
一の接着剤液に、各辺の個所を順次浸漬することにより
行うことができる。
【0053】実施例2の面光源装置においては、一組の
光学シート2の縦横の寸法が充分に小さいため、四周の
各辺において位置ズレ不能に接着して固定しても、熱膨
張率の差に起因するたわみが生じず、何ら問題がない。
各光学シートの厚みが約0.1〜0.2mmであれば、
表示画面の対角寸法が4インチ以下の液晶表示装置に用
いる面光源装置であれば、四周の各辺を接着して固定し
ても歪みの問題はほとんど生じない。
【0054】上記実施例1〜2においては、一組の光学
シート2の四周の各辺2a〜2dに接着剤層11または
12を配して封止を行ったが、一辺のみで封止を行って
も良い。この場合も、一体化により組み立て作業を同様
に容易にでき、また、異物の進入についても、ある程度
低減することができる。この場合、管状光源に沿った辺
にて互いに接着させるのが好ましいが、他の辺であって
もある程度の効果を得ることができる。
【0055】また、上記実施例1〜2においては、一組
の光学シート2を互いに接着した上に、導光板31の出
射面31aとも接着して一体化したが、一組の光学シー
ト2のみ一体化させるのであっても、組み立て工程を大
幅に簡略化することができる。また、一組の光学シート
2中のシート間の間隙のみを封止するのであっても、異
物による不良を大幅に低減することができる。
【0056】上記実施例においては、管状光源に沿った
一辺の個所では非可塑性の接着剤層を介して接着される
ものとして説明したが、この一辺を含む全ての辺にて、
クリープ性の接着剤層を介して接着されるようにしても
良い。
【0057】
【発明の効果】導光板の出射面に複数の光学シートが配
置される面光源装置において、組み立ての作業負担及び
部材コストを低減しつつ、シート間の異物の挟み込みに
よる不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の面光源装置の模式的な断面斜視図で
ある。
【図2】実施例1の面光源装置の模式的な平面図であ
る。
【図3】実施例2の面光源装置について示す、図2に対
応する模式的な平面図である。
【符号の説明】
10 面光源装置 11 ズリ変形しない非可塑性の接着剤層 12 ズリ変形可能な可塑性の接着剤層 2 一組の光学シート 21,24 拡散シート 22 プリズムシート(ウェーブシート) 23 偏光分離機能による光利用率向上シート(DBE
F) 31 導光板 31a 導光板の出射面 32 管状光源
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 103:00 F21Y 103:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管状光源と、 この管状光源に対して側端面を近接させて配され、該側
    端面から入射される管状光源からの光を伝播しつつ、伝
    播経路の各区間においてこの伝播される光から出射光を
    分配して出射面から出射する導光板と、 複数の矩形状の光学シートが所定の順に重ね合わされて
    前記出射面を覆うように配された一組の光学シートとを
    備える面光源装置において、 前記一組の光学シートが、その一辺にて、シート間の位
    置を固定する第1の組の接着剤層を介して互いに一体に
    まとめられていることを特徴とする面光源装置。
  2. 【請求項2】前記一辺が、前記矩形状の短辺であること
    を特徴とする請求項1記載の面光源装置。
  3. 【請求項3】前記一辺が、前記管状光源に沿った辺以外
    の辺であることを特徴とする請求項1または2記載の面
    光源装置。
  4. 【請求項4】前記一組の光学シートは、他の三辺にて、
    シート間の熱膨張率の差に起因する応力によってズリ変
    形可能な第2の組の接着剤層を介して互いに一体にまと
    められており、 前記一組の光学シートにおけるシート間の各空隙が、前
    記第1及び第2の組の接着剤層により四周から封止され
    ていることを特徴とする請求項1記載の面光源装置。
  5. 【請求項5】前記一組の光学シートが、前記一辺では、
    シート間の位置を固定する第3の接着剤層を介して前記
    出射面に固定され、前記他の三辺では、前記導光板と、
    これに接する光学シートとの間の熱膨張率の差に起因す
    る応力によってズリ変形可能な第4の接着剤層を介して
    前記出射面に固定されていることを特徴とする請求項4
    に記載の面光源装置。
  6. 【請求項6】前記一組の光学シートが、四周の各辺にお
    いて、前記導光板と、これに接する光学シートとの間の
    熱膨張率の差に起因する応力によってズリ変形可能な第
    4の接着剤層を介して前記出射面に固定されていること
    を特徴とする請求項4に記載の面光源装置。
  7. 【請求項7】有効発光領域の対角寸法が4インチ以下で
    あり、 前記一組の矩形状の光学シートが、四周の各辺にて、シ
    ート間の位置を固定する一組の接着剤層を介して互いに
    一体にまとめられていることを特徴とする請求項1に記
    載の面光源装置。
  8. 【請求項8】複数の矩形状の光学シートを所定の順に組
    み合わせた一組の光学シートを、導光板の出射面を覆う
    ように配置する工程を含む面光源装置の製造方法におい
    て、 前記組み合わせの後、前記一組の光学シートにおける少
    なくとも一辺に沿った個所を、接着剤液に浸漬する工程
    と、 前記接着剤液を硬化または固化させる工程とを含むこと
    を特徴とする面光源装置の製造方法。
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