JP2001243308A - 商品購入支援システム - Google Patents

商品購入支援システム

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JP2001243308A
JP2001243308A JP2000050154A JP2000050154A JP2001243308A JP 2001243308 A JP2001243308 A JP 2001243308A JP 2000050154 A JP2000050154 A JP 2000050154A JP 2000050154 A JP2000050154 A JP 2000050154A JP 2001243308 A JP2001243308 A JP 2001243308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品を販売店で購入する際に、商品関連情報
を携帯型情報端末で取得して商品購入判断に使用する。 【解決手段】 販売店の買い物カートに近距離無線通信
インタフェースを有する携帯型情報端末2iを着脱不能
に装着すると共に、商品陳列部に近距離無線通信インタ
フェースを有するアクセスポイント3a〜3cを設置
し、これらアクセスポイントを構成するパーソナルコン
ピュータ4a〜4cをローカルエリアネットワーク5を
介して、生産地、生産者、農薬の使用状況、薬品の添加
状況、調理方法、使用方法等を文字情報及び画像情報で
構成した商品関連情報を格納したデータベースサーバ6
に接続し、携帯型情報端末2iから商品名情報を入力す
ることにより、アクセスポイントを介してデータベース
サーバ6をアクセスして、商品関連情報を取得し、携帯
型情報端末の表示器に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
トやコンビニエンスストア等の販売店で商品を購入する
際に、商品に関する産地、添加物の有無、購入者の嗜好
に合うか否か等の関連情報を容易に提供することができ
るようにした商品購入支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の商品購入支援システムとしては、
例えば特開平9−231274号公報に記載されている
ものがある。
【0003】この従来例では、クライアント端末から通
知された購入検索条件に対応して、該当する商品を提供
するテナントの情報をクライアント端末に通知する検索
手段と、各テナントを示すイメージ情報の組み合わせに
より、前記検索手段により検索された複数のテナント毎
のイメージ情報から構成されるビジュアル表示情報をク
ライアント端末に通知する表示手段とを設けることによ
り、商品名などの検索条件を入力するのみで、自動的に
その商品を扱うテナント一覧、テナントのビジュアル情
報等を表示でき、これらを参照して所望の商品を扱うテ
ナントのサーバに入り、商品を見て散策したり、商品を
購入したり、既に購入した商品に合う他の商品を見立て
て購入することができるようにした検索サーバーシステ
ムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の商品購入支援システムにあっては、インターネット
でのWWWサーバーでのオンラインショッピングに適用
して、購入したい商品名から自動的にテナントを選択
し、商品に関するビジュアル情報等を取得して、商品を
購入するようにしているが、この場合には、実際に商品
を視認しているわけではなく、食料品や洋服等の色彩を
重視して視覚を必要とする商品についての販売には馴染
まないという未解決の課題がある。
【0005】このため、視覚を重視する商品については
直接消費者が視認して購入することにするのが最善であ
るが、この場合に、商品についての産地、生産者、農薬
の使用状況、薬品の添加状況、効能、調理方法、使用方
法等の消費者が必要とする全ての商品関連情報を商品に
添付することはできないという未解決の課題がある。特
に、野菜、魚等の生鮮食品についてはパッケージに封入
されておらず、商品に直接商品関連情報を添付すること
が困難であるので、これらの情報を記載した掲示板を立
てるようにしているが、全ての商品について掲示板を形
成することが困難であると共に、商品関連情報もせいぜ
い生産地程度であって、消費者が所望とする商品関連情
報の全てを表示することはできず、さらに商品の仕入れ
先が変動する場合には、その変動に応じて商品関連情報
も変更する必要があり、これが面倒であるという未解決
の課題がある。
【0006】この未解決の課題を解決するために、商品
陳列部の近傍にモニターを設置し、このモニターに商品
の効能、使用方法等を表示することが行われているが、
この方法では、モニターで一方的に特定の商品について
の効能、使用方法等を繰り返し表示しているので、表示
する商品数を多くすると消費者の目的とする商品の関連
情報が表示されるまでの時間が長くなるため、表示する
商品数を多くすることができないと共に、消費者の要求
によって所望の商品についての商品関連情報を即座に提
供することはできないという未解決の課題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記従来例の未
解決の課題に着目してなされたものであり、消費者が陳
列された商品に関連する商品関連情報を即座に得ること
ができる商品購入支援システムを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、商品関連情報
に基づいて購入を決定した商品について商品購入リスト
を作成することにより、レジでの精算処理を容易に行う
ことができる商品購入支援システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る商品購入支援システムは、商品を配
置した販売領域の近傍に設けた当該商品に関する情報を
アクセス可能なアクセスポイントと、該アクセスポイン
トに接続された前記商品に関する情報を格納する情報源
と、前記アクセスポイントにアクセスする顧客が操作可
能な携帯型情報端末とを備えたことを特徴としている。
【0010】この請求項1に係る発明では、消費者が携
帯型情報端末を携帯して商品を陳列した販売領域に行
き、この携帯型情報端末を操作してアクセスポイントに
対してアクセスことにより、これのアクセスポイントに
接続された情報源から所望の商品関連情報を容易に得る
ことができ、携帯型情報端末に液晶表示器等の表示器を
設けることにより、消費者が必要とする商品関連情報を
全て表示することができる。
【0011】また、請求項2に係る商品購入支援システ
ムは、商品を配置した販売領域の近傍に設けた当該商品
に関する情報をアクセス可能なアクセスポイントと、該
アクセスポイントに接続された前記商品に関する商品関
連情報を格納する情報源と、前記アクセスポイントにア
クセスして前記商品関連情報を取得する顧客が操作可能
な携帯型情報端末と、該携帯型情報端末によるアクセス
ポイントへのアクセスに基づいてデータ分析を行うデー
タ分析手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】この請求項2に係る発明では、請求項1に
係る作用に加えて、データ分析手段で携帯型情報端末か
らのアクセスポイントに対するアクセスを分析すること
により、顧客の移動経路、売り場の混雑度、顧客の嗜
好、興味等を分析することができる。
【0013】さらに、請求項3に係る商品購入支援シス
テムは、請求項2に係る発明において、前記データ分析
手段は、データ分析を行うと共に、商品に関する情報提
供を行うように構成されていることを特徴としている。
【0014】この請求項3に係る発明では、データ分析
手段でデータ分析の他に商品に関する情報提供を行うこ
とにより、顧客が商品を購入する際に、付加条件を考慮
して購入を決定することができる。
【0015】さらにまた、請求項4に係る商品購入支援
システムは、請求項1乃至3の何れかに係る発明におい
て、前記情報源は販売店に設けた商品情報データベース
で構成されていることを特徴としている。
【0016】この請求項4に係る発明においては、販売
店に設けた商品情報データベースで各アクセスポイント
からアクセスされる商品関連情報を一括管理するので、
個々のアクセスポイントで商品関連情報を個別に管理す
る必要がなく、商品関連情報の管理が容易となる。
【0017】さらに、請求項5に係る商品購入支援シス
テムは、請求項1乃至3の何れかに係る発明において、
前記情報源はアクセスポイントを介して接続されたイン
ターネットのWWWサーバーで構成されていることを特
徴としている。
【0018】この請求項5に係る発明では、要求された
商品関連情報に応じてインターネットのWWWサーバー
を選択して商品関連情報を提供することにより、販売店
側で行う商品関連情報の管理業務を省略することができ
る。
【0019】さらにまた、請求項6に係る商品購入支援
システムは、請求項1乃至5の何れかの発明において、
前記情報源は商品に関する情報を質疑応答形式で提供す
るように構成されていることを特徴としている。
【0020】この請求項6に係る発明では、商品関連情
報を質疑応答形式で得ることができるので、消費者に固
有の嗜好や症状等に最適な商品を選択することが可能と
なり、消費者が自己に最適な商品を購入することができ
る。
【0021】なおさらに、請求項7に係る商品購入支援
システムは、請求項1乃至6の何れかの発明において、
前記情報源の商品に関する情報は文字情報、画像情報及
び音情報の何れか1つ又はこれらの複数の組み合わせで
構成されていることを特徴としている。
【0022】この請求項7に係る発明では、商品関連情
報を文書情報、画像情報及び音情報の何れか又はこれら
の組み合わせで得ることができるので、これら情報を商
品関連情報に合わせて選択することにより、生産地、収
穫状況等の映像で確認することができると共に、消費者
が必要とする種々の商品関連情報を視認することができ
る。
【0023】また、請求項8に係る商品購入支援システ
ムは、請求項1乃至7の何れかの発明において、前記携
帯型情報端末は顧客が商品関連情報を必要とする商品名
を入力する商品名入力手段と、該商品名入力手段で入力
した商品名情報をアクセスポイントに転送する商品名情
報転送手段と、前記アクセスポイントから転送される商
品関連情報を表示する表示手段とを備えていることを特
徴としている。
【0024】この請求項8に係る発明では、携帯型情報
端末で、商品名入力手段で表品名を入力すると、これに
応じて商品名転送手段で商品名情報をアクセスポイント
に転送することにより情報源にアクセスすると、情報源
から商品関連情報をアクセスポイントを介して携帯型情
報端末に送出し、この商品関連情報を表示手段で表示す
る。
【0025】さらに、請求項9に係る商品購入支援シス
テムは、請求項1乃至8の何れかの発明において、前記
携帯型情報端末は顧客が購入を決定した商品名を入力す
る商品名入力手段と、該商品名入力手段で入力した商品
のリストを格納する購入リスト記憶手段と、該購入リス
ト記憶手段に格納されている商品リストをレジに配設し
たデータ入出力端末に転送するリスト転送手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0026】この請求項9に係る発明では、携帯型情報
端末で、商品関連情報に基づいて購入を決定した商品名
を商品名入力手段で入力すると、購入リスト記憶手段に
商品リストが格納され、レジに配設したキャッシュレジ
スタ等のデータ入出力端末に移動したときに、リスト転
送手段によってデータ入出力端末からの要求により、又
は顧客の操作により、商品リストを入出力端末に転送し
て精算処理を迅速容易に行うことができる。
【0027】さらにまた、請求項10に係る商品購入支
援システムは、請求項8又は9の発明において、前記商
品名入力手段は商品に形成された識別コードを読取る識
別コード読取手段で構成されていることを特徴としてい
る。
【0028】この請求項10に係る発明では、識別コー
ド読取手段で商品に形成されている識別コードを読取る
ことにより、商品名を入力することができるので、商品
名の入力を容易に行うことができる。
【0029】なおさらに、請求項11に係る商品購入支
援システムは、請求項1乃至10に係る発明において、
前記携帯型情報端末は商品を搬送するカートに固定配置
されていることを特徴としている。
【0030】この請求項11に係る発明では、携帯型情
報端末がカートに配設されているので、消費者が携帯型
情報端末を手で把持する必要がなく、容易に操作するこ
とができると共に、顧客への貸与及び回収が容易とな
る。
【0031】また、請求項12に係る商品購入支援シス
テムは、請求項1乃至11に係る発明において、前記携
帯型情報端末と前記アクセスポイントとの間のデータ伝
送を近距離無線通信インタフェースを使用して行うこと
を特徴としている。
【0032】この請求項12に係る発明では、近距離無
線通信インタフェースを利用して携帯型情報端末とアク
セスポイントとの間のデータ伝送を行うので、通信手段
を簡易小型化することができると共に、省電力化を図る
ことができ、顧客の移動によって自動的に次のアクセス
ポイントとの交信が可能となる。
【0033】さらに、請求項13に係る商品購入支援シ
ステムは、前記形態型情報端末は、アクセスポイントに
対するアクセスを行うために必要なソフトウェアをダウ
ンロード及びインストールの何れかで格納するように構
成されていることを特徴としている。
【0034】この請求項13に係る発明では、携帯型情
報端末にアクセスポイントに対するアクセスを行うため
のソフトウェアをダウンロード又はインストールするの
で、個人の所有する携帯型情報端末であってもアクセス
ポイントへのアクセスが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を伴って説明する。
【0036】図1は本発明の第1の実施形態を示す構成
図であり、スーパーマーケット、コンビニエンスストア
等における例えば野菜の商品陳列部1a、魚の商品陳列
部1b及び肉類の商品陳列部1cが例えば中心間距離で
30m程度離間して配設され、これらの商品陳列部1a
〜1cの例えば中心部に夫々所要数の携帯情報端末2
a,2b……2n(nは正の整数)からアクセスされる
アクセスポイント3a〜3cが固定して設置されてい
る。
【0037】ここで、野菜の商品陳列部1aでは、キュ
ウリ、ナス等の袋詰め野菜については包装袋に商品名を
表す識別コードとしてのバーコードが貼着され、キャベ
ツ、大根等の袋詰めされていない野菜についてはその陳
列部の近傍に商品名を表すバーコードを記載した表示板
が配設され、同様に魚の商品陳列部1bでは、切り身、
刺身等のパック詰め商品についてはパックに商品名を表
すバーコードが貼着され、尾頭付きの魚等のパック詰め
されていない魚についてはその近傍に商品名を表すバー
コードを記載した表示板が配設され、肉類の商品陳列部
では、ほとんどの商品がパック詰めされているので、こ
れらパックに商品名を表すバーコードが貼着されてい
る。
【0038】また、各アクセスポイント3a〜3cの夫
々は、例えばパーソナルコンピュータ4a〜4cを有
し、これらパーソナルコンピュータ4a〜4cが例えば
イーサネットで構成されるローカルエリアネットワーク
5を介して商品関連情報を格納した情報源としてのデー
タベースサーバー6に接続されている。
【0039】これらパーソナルコンピュータ4a〜4c
の夫々は、図2に示すように、例えば2.4GHzのI
SM(Industrial Scientific Medical)帯を搬送波周波
数に使用して、半径10m〜15m程度の範囲内におけ
る他の近距離無線通信インタフェースとの間で小規模ネ
ットワークを形成して、携帯型情報端末2i(i=1,
2……n)に対してデータの送受信を行うことができる
近距離無線通信インターフェース7と、ローカルエリア
ネットワーク5に接続された通信制御部8と、近距離無
線通信インタフェース7で受信した携帯情報端末2iか
らの後述する商品名情報を中継して前記ローカルエリア
ネットワーク5を介してデータベースサーバー6をアク
セスすると共に、データベースサーバー6から送信され
た商品関連情報を受信したときに近距離無線通信インタ
フェース7を介して該当する携帯型情報端末2iに送信
する情報処理部9 とを少なくとも備えている。
【0040】また、携帯型情報端末2a〜2nの夫々
は、図3に示すように、買い物カート10に固定配置さ
れている。この買い物カート10は、方形の基台11の
下面に4本のキャスター12が形成され、この基台11
の後方側に上方に延長する2本の支柱13が形成され、
この支柱13の中間位置に基台11と所定間隔を保って
平行に配設された商品を収納する籠(図示せず)を載置
可能な載置台14が形成され、支柱13の上端がコ字状
の把持部15で連結された構成を有し、把持部15の中
央位置に携帯型情報端末2a〜2nが着脱不能に固定配
置されている。
【0041】この携帯型情報端末2a〜2nは、図4に
示すように、商品に添付されている識別コードとしての
バーコードを読取る商品名入力手段としてのバーコード
リーダー16が接続されていると共に、商品関連情報を
取得する際にオン状態とする商品関連情報取得キー17
a、商品の購入を決定する購入キー17b、購入を取り
消す購入取消キー17c、購入リスト表示キー17d、
カーソルをスクロールするスクロールキー17e及び情
報を入力するテンキー18と商品関連情報を表示するカ
ラー液晶表示器19とを有する。
【0042】そして、各携帯型情報端末2a〜2nの夫
々は、図5に示すように、前述したパーソナルコンピュ
ータ4a〜4cの近距離無線通信インタフェース7と同
様の構成を有する近距離無線通信インタフェース21
と、バーコードリーダー16又は入力キー18で入力し
た商品名情報を記憶する商品名情報記憶部22と、取得
した商品関連情報を格納する商品関連情報記憶部23
と、購入商品のリストを記憶する購入リスト記憶部24
と、バーコードリーダー16を制御するバーコードリー
ダー制御部25と、各種入力キー17a〜17e及びテ
ンキー18を制御するキー制御部26と、カラー液晶表
示器19を制御する表示制御部27と、商品名記憶部2
2に記憶された商品名情報に基づいて商品関連情報を取
得する制御を行う情報処理部28とを備えており、これ
らがシステム制御部29によって統括制御される。
【0043】そして、アクセスポイント3a〜3cの各
パーソナルコンピュータ4a〜4cの近距離無線通信イ
ンタフェース7と携帯型情報端末2a〜2nの近距離無
線通信インタフェース21とでパーソナルコンピュータ
4a〜4dをマスタとし、各携帯型情報端末2a〜2n
をスレーブとする小規模無線ネットワークを構築する。
この小規模無線ネットワークでは、各携帯型情報端末2
a〜2nの電源投入時にはリンクを確率していないスタ
ンバイモードにあり、各携帯型情報端末2a〜2nは所
定時間に一回メッセージを受信する動作を行うだけで、
ネットワークに参加していないが、アクセスポイント3
a〜3cに接近してマスタとなるパーソナルコンピュー
タ4a〜4cと交信可能状態となって、マスタとなるパ
ーソナルコンピュータ4a〜4cから送信される接続の
ための鍵などを含む接続メッセージを受信すると、所定
のアドレスを取得し、小規模ネットワークに参加し、そ
の後所定の認証処理が行われて、データの送受信が可能
な状態となる。
【0044】さらに、データベースサーバー6は、パー
ソナルコンピュータ4a〜4cから商品名情報を含むパ
ケットにヘッダを付加した送信データを受信すると、商
品名情報をもとにデータベースを検索して、商品名情報
に対応する生産地、生産者、農薬の使用状況、薬品の添
加状況、調理方法、使用方法等を画像情報及び文字情報
で表した商品関連情報を所定長のパケットに分割して、
その夫々の先頭に送信データの送信元アドレスを宛て先
アドレスとして設定し、自己のアドレスを送信元アドレ
スとして設定したヘッダを付加して送信データを形成
し、この送信データを該当するパーソナルコンピュータ
4a〜4cに送信する。
【0045】したがって、携帯型情報端末2a〜2nを
装着した買い物カート10を押して、各アクセスポイン
ト3a〜3cの何れかに接近することにより、携帯型情
報端末2a〜2nとパーソナルコンピュータ4a〜4c
との間でのデータ伝送が可能となり、バーコードリーダ
ー16又は入力キー18で入力された商品名情報に基づ
いてパーソナルコンピュータ4a〜4cの何れかを介し
てデータベースサーバー6にアクセスして、必要な商品
関連情報を取得することができる。
【0046】次に、上記実施形態の動作を携帯型情報端
末2a〜2nの情報処理部26で実行する図6に示す商
品関連情報取得処理及びパーソナルコンピュータ4a〜
4cで実行する図7に示す通信制御処理を伴って説明す
る。
【0047】携帯型情報端末2a〜2nの情報処理部2
6で実行する商品関連情報取得処理は、電源が投入され
ることにより実行開始され、図6に示すように、先ず、
ステップS1で、小規模ネットワークに参加して自己が
スレーブとして設定されているか否かを判定し、スレー
ブに設定されていないときには、ステップS2に移行し
て、所定時間毎にメッセージを受信可能な状態となる他
はネットワークに関する動作を行わないスタンバイ状態
となるだけで、データ処理機能を完全休止状態としてか
ら前記ステップS1に戻り、スレーブに設定されている
ときには、アクセスポイント3a〜3cへのアクセスが
可能であると判断してステップS3に移行する。
【0048】このステップS3では、バーコードリーダ
ー16からバーコードが入力されたか否かを判定し、バ
ーコードが入力されていないときにはステップS4に移
行して、テンキー18からバーコードに対応する所定ビ
ット数の数字コードが入力されたか否かを判定し、数字
コードが入力されていないときにはステップS5に移行
して、購入リスト表示キー17cが押下されているか否
かを判定し、購入リスト表示キー17cが押下されてい
るときにはステップS6に移行して、購入リスト記憶部
に格納されている購入リストを液晶表示器19に表示
し、次いで、ステップS7に移行して、購入取消キー1
7dが押下されているか否かを判定し、購入取消キーが
押下されているときには、ステップS8に移行して、購
入リストからカーソルで指定されている商品を削除して
から前記ステップS1に戻り、購入取消キー17dが押
下されていないときにはそのままステップS1に戻る。
【0049】一方、前記ステップS3でバーコードが入
力されたとき及び前記ステップS4で数字コードが入力
されたときには、ステップS9に移行して、入力された
バーコード又は数字コードを商品名情報として、商品名
情報記憶部22に記憶してからステップS10に移行し
て、商品関連情報取得キー17aが押下されているか否
かを判定し、これが押下されているときには、ステップ
S11に移行して、購入キー17bが押下されているか
否かを判定し、これが押下されているときには前記ステ
ップS9に戻り、商品関連情報取得キー17aが押下さ
れているときには、商品関連情報を取得する意志がある
ものと判断して、ステップS12に移行する。
【0050】このステップS12では、商品情報記憶部
22に記憶されている商品名情報を含むパケットを形成
し、このパケットの先頭にマスタとなるパーソナルコン
ピュータ4a〜4cの何れかのMACアドレスを設定し
た宛て先アドレス及び自己のMACアドレスを設定した
送信元アドレス等を含むヘッダを付加した送信データを
形成し、この送信データをアクセスポイント3a〜3c
を介してデータベースサーバー6に送信する商品名情報
送信処理を行ってからステップS13に移行する。
【0051】このステップS13では、商品名関連情報
を受信したか否かを判定し、商品名関連情報を受信して
いないときには受信するまで待機し、商品名関連情報を
受信したときには、ステップS14に移行して、受信し
た商品名関連情報を商品名関連情報記憶部22に格納し
てからステップS15に移行し、商品名関連情報記憶2
2に格納されている商品名関連情報を読出し、これを表
示制御部25を介してカラー表示器19に出力すること
により、商品名関連情報を表示してからステップS16
に移行する。
【0052】このステップS16では、購入キー17b
が押下されているか否かを判定し、購入キー17bが押
下されているときには、ステップS17に移行して、商
品名情報記憶部22に記憶されている商品名情報を購入
リスト記憶部24に書込んでから前記ステップS1に戻
り、購入キー17bが押下されていないときには、ステ
ップS18に移行して、購入取り消しキー17cが押下
されているか否かを判定し、これが押下されていないと
きには前記ステップS16に戻り、押下されているとき
には前記ステップS1に戻る。
【0053】一方、前記ステップS11の判定結果が購
入キー17bが押下されているときには、直接前記ステ
ップS17に移行して、商品名情報を購入リスト記憶部
24に書込んでから前記ステップS1に戻る。
【0054】また、前記ステップS5の判定結果が購入
リスト表示キー17dが押下されていないものであると
きにはステップS19に移行して、精算業務を行うレジ
スタからリスト転送要求を受信したか否かを判定し、リ
スト転送要求を受信していないときには前記ステップS
1に戻り、リスト転送要求を受信したときにはステップ
S20に移行して、購入リスト記憶部24に記憶されて
いる購入リストをレジスタに転送してから処理を終了す
る。
【0055】この図6の処理において、ステップS3、
S4及びS9の処理とバーコードリーダ16及びテンキ
ー18とが商品名入力手段に対応し、ステップS10及
びS12の処理が商品名情報転送手段に対応し、ステッ
プS13〜S15の処理が表示手段に対応し、ステップ
S11、S16及びS17の処理と購入リスト記憶部2
4とが購入リスト記憶手段に対応し、ステップS19及
びS20の処理がリスト転送手段に対応している。
【0056】また、パーソナルコンピュータ4a〜4c
で実行する通信制御処理は、電源が投入されて、所定の
アプリケーションを立ち上げることにより実行開始さ
れ、図7に示すように、先ず、ステップS21で、スレ
ーブとなる携帯型情報端末2iを認識しているか否かを
判定し、認識していないときには、認識するまで待機
し、携帯型情報端末2iを認識したときには、ステップ
S22に移行する。
【0057】このステップS22では、携帯型情報端末
2iから商品名情報を含む送信データを受信したか否か
を判定し、送信データを受信していないときには前記ス
テップS21に戻り、送信データを受信したときには、
ステップS23に移行して、送信データにおけるパケッ
トの先頭に付加されたヘッダをデータベースサーバー6
のアドレスを設定した宛て先アドレスと自己のアドレス
を設定した送信元アドレス等を含むヘッダに変更して新
たな送信データを形成し、この送信データを通信制御部
8に出力して、ローカルエリアネットワーク5を介して
データベースサーバー6に送信するデータ送信処理を行
ってからステップS24に移行する。
【0058】このステップS24では、データベースサ
ーバー6から商品関連情報を受信したか否かを判定し、
この商品関連情報を受信していないときには受信するま
で待機し、受信したときにはステップS25に移行し
て、商品関連情報を含むパケットの先頭に付加されたヘ
ッダにおける宛て先アドレスを商品名情報を送信した携
帯型情報端末2iのアドレスに、送信元アドレスを自己
のアドレスに夫々設定した新たなヘッダに変更してから
近距離無線通信インタフェース7に出力する商品関連情
報送信処理を行ってから前記ステップS21に戻る。
【0059】したがって、消費者が上記購入者支援シス
テムを構成したスーパーマーケット、コンビニエンスス
トア等の販売店に出かけて行き、その入り口等で携帯型
情報端末2iを装着した買い物カート10を借り受け、
携帯型情報端末2iの電源スイッチをオン状態として、
電源を投入すると、この携帯型情報端末2iの情報処理
部25で、図5の商品関連情報取得処理が実行開始され
る。
【0060】このとき、買い物カート10が何れかのア
クセスポイント3a〜3cの交信可能範囲外にある状態
では、各アクセスポイント3a〜3cとの交信を行うこ
とができないので、近距離無線通信インタフェース21
は、スレーブとして設定されることがなく、ステップS
1からステップS2に移行して、所定時間毎にメッセー
ジを受信可能な状態となる他はネットワークに関する動
作を行わないスタンバイ状態となるだけで、データ処理
機能を完全休止状態としており、省電力動作状態となっ
ている。
【0061】この状態から買い物カート10を例えば野
菜売り場のアクセスポイント3aに近づけて交信可能範
囲内となると、マスタとしてのパーソナルコンピュータ
4aが携帯型情報端末2iを認識し、この携帯型情報端
末2iとの間のリンクが確立されて携帯型情報端末2i
がスレーブとして設定され、所定の接続処理が実行され
て両者間での無線データ伝送が可能な状態となる。
【0062】この状態で、消費者が所望の野菜の商品関
連情報を知りたいときには、先ず、携帯型情報端末2i
の商品関連情報取得キー17aを押下する。この状態
で、例えば袋詰めされている野菜の商品関連情報を知り
たいときには、その包装袋に貼着されているバーコード
をバーコードリーダ16で読取ることにより、この商品
名情報が商品名情報記憶部22に記憶されると共に、商
品名情報を含むパケットを形成し、このパケットにリン
クを確立した際に入手したマスタとなるアクセスポイン
ト3aのパーソナルコンピュータ4aのMACアドレス
を送信先アドレスとし、自己のMACアドレスを送信元
アドレスとして設定したヘッダを付加して、近距離無線
通信インタフェース21に出力し、アクセスポイント3
aに対して送信する。
【0063】アクセスポイント3aでは、携帯型情報端
末2iからの送信データを受信すると、ヘッダに夫々送
信先MACアドレスをデータベースサーバー6のMAC
アドレスとし、送信元MACアドレスを自己のMACア
ドレスを設定し、これをパケットに付加して、送信デー
タを形成し、これを通信制御部8に出力して、データベ
ースサーバー6に送信する。
【0064】データベースサーバー6では、アクセスポ
イント3aからの送信データを受信すると、パケットに
含まれている商品名情報をもとに、該当する商品の商品
関連情報を検索し、検索した商品関連情報を所定長のパ
ケットに分割して、その夫々の先頭にアクセスポイント
3aのMACアドレスを送信先アドレスと、自己のMA
Cアドレスを送信元アドレスとして設定したヘッダを付
加して送信データを形成し、これをローカルエリアネッ
トワーク5に送出する。
【0065】アクセスポイント3aでは、データベース
サーバー6からの送信データを受信すると、そのバケッ
トに付加されているヘッダを送信先アドレスを携帯型情
報端末2iのMACアドレスに、送信元アドレスを自己
のMACアドレスとするヘッダに変更して、新たな送信
データを形成し、これを近距離無線通信インタフェース
7に出力して携帯型情報端末2iに送信する。
【0066】携帯型情報端末2iでは、アクセスポイン
ト3aからの送信データを受信すると、これを所定のフ
ラッシュメモリ、ハードディスク等の記憶媒体に格納
し、全ての送信データを記憶媒体に格納完了すると、こ
の記憶媒体に格納された商品関連情報を表示制御部26
を介してカラー液晶表示器19に表示する。
【0067】このため、消費者は、単に商品のバーコー
ドをバーコードリーダ16で読込むだけの簡易な操作
で、商品に関する生産地、生産者、農薬の使用状況、薬
品の添加状況、調理方法、使用方法等を画像情報及び文
字情報で表した商品関連情報をカラー液晶表示器18に
表示させることができ、表示された商品関連情報に基づ
いて消費者の嗜好と一致するか否かを判断し、嗜好が一
致しないときには再度新たな商品のバーコードを入力す
るか又は購入したい商品の識別コードをテンキー18か
ら入力し、嗜好が一致して該当商品を購入する場合に
は、購入キー17bを押下することにより、商品名情報
が購入リスト記憶部24に記憶される。
【0068】一方、キャベツや大根等の包装袋がなくバ
ーコードが付されていない場合には、その商品陳列台の
近傍に設けられた表示札のバーコードをバーコードリー
ダ16で読取ることにより、上記と同様に商品関連情報
を取得することができる。
【0069】その後、買い物カート10をアクセスポイ
ント3aからアクセスポイント3bに移動させると、両
者の中間部で携帯型情報端末2iとアクセスポイント3
aとの交信が不能となることにより、携帯型情報端末2
iがアクセスポイント3aの小規模ネットワークから離
脱してスタンバイ状態となり省電力モードとなる。
【0070】その後、買い物カート10をアクセスポイ
ント3bに近づけることにより、携帯型情報端末2iが
アクセスポイント3bと交信可能範囲となると、携帯型
情報端末2iがアクセスポイント3bから認識されてこ
のアクセスポイント3bをマスタとする小規模無線ネッ
トワークに参加してスレーブとして設定されることによ
り、再度商品情報の入力待機状態となり、肉類の商品に
ついての商品関連情報を取得して購入するか否かを判断
することができる。
【0071】同様に、アクセスポイント3cでも、携帯
型情報端末2iがアクセスポイント3cをマスタとする
小規模ネットワークに参加して魚類の商品についての商
品関連情報を取得して購入するか否かを判断することが
できる。
【0072】この他、任意のアクセスポイントで商品関
連情報を参照して商品を購入し、購入した商品の識別コ
ードを購入リスト記憶部に順次記憶する。そして、消費
者が購入品目を確認した場合には、購入リスト表示キー
17dを押下することにより、購入リスト記憶部24に
記憶されている購入リストがカラー液晶表示器19に表
示される。この購入リストは、商品名と、定価とが併記
され、最下段に合計金額、消費税及び総支払額が表示さ
れている。
【0073】したがって、この購入リストを視認して、
必要としない商品がある場合には、スクロールキー17
eを操作して該当商品にカーソルを移動させ、この状態
で購入取消キー17cを押下することにより、該当商品
を購入リストから削除し、再度合計金額、消費税及び総
支払額を再表示する。
【0074】その後、精算するために、買い物カート1
0をレジに移動させることにより、レジに配設されたレ
ジスタと携帯型情報端末2iとの間で交信を行って、レ
ジスタからリスト転送要求が送信されて、これが形態型
情報端末2iで受信すると、図6の処理において、ステ
ップS19からステップS20に移行して購入リスト記
憶部24に記憶されている購入リストがレジスタに転送
され、精算処理が行われる。
【0075】このように、上記第1の実施形態による
と、消費者が買い物カート10に装着された形態型情報
端末2iを利用して、購入しようとする商品の識別コー
ドを入力することにより、この識別コードを商品陳列部
の近傍に配設されたアクセスポイント3a〜3cを介し
てデータベースサーバー6に送信することにより、この
データベースサーバー6に格納されている商品に関する
生産地、生産者、農薬の使用状況、薬品の添加状況、調
理方法、使用方法等を画像情報及び文字情報で表した商
品関連情報を取得してカラー液晶表示器19に表示する
ことができ、表示された商品関連情報に基づいて商品を
購入するか否かを決定することができるので、実際の商
品を手元で視認しながら、必要とする商品関連情報を容
易に取得することができ、消費者が購入した後で後悔す
ることなく、意図する商品を正確に購入することができ
る。しかも、商品関連情報に基づいて商品の環境や健康
に及ぼす影響を十分に認識したうえで購入するか否かを
決定することができ、今後の地球環境汚染や薬害の影響
を吟味することが可能となり、生産者側でもこの点を考
慮した商品の開発を促すことができる。
【0076】また、商品説明員を配置する必要がないと
共に、携帯型情報端末2a〜2nが買い物カート10に
着脱不能に装着されているので、携帯型情報端末の貸し
出し及び回収に特別な要員を配置する必要がなく、消費
者も携帯型情報端末を把持する必要がないので、操作に
煩わしさを感じることがなく、容易に操作することがで
きる。
【0077】さらに、買い物を終了してレジスタで精算
する際に、購入リストがレジスタに転送されるので、購
入商品の精算処理を容易に行うことができる。
【0078】なお、上記第1の実施形態においては、携
帯型情報端末2a〜2nを使用して商品関連情報を取得
するようにした場合について説明したが、各携帯型情報
端末2a〜2nの近距離無線通信インタフェース21は
固有のMACアドレスを有することにより、各パーソナ
ルコンピュータ4a〜4cの通信制御部8で商品名情報
をデータベースサーバー6に送信する際に、商品名情報
と携帯型情報端末2a〜2nのMACアドレスとでパケ
ットを形成し、これにヘッダを付加してデータベースサ
ーバー6に送信するか、ヘッダに携帯型情報端末2a〜
2nのMACアドレスを識別可能に追加し、データベー
スサーバー6では、図8に示すように、各パーソナルコ
ンピュータ4a〜4cから送信されるパケットに含まれ
ている携帯型情報端末2a〜2nのMACアドレス及び
パーソナルコンピュータ4a〜4cのMACアドレスを
もとにデータ分析を行うデータ分析手段6aを設け、こ
のデータ分析手段6aで商品名情報と携帯型情報端末2
a〜2n及びパーソナルコンピュータ4a〜4cのMA
Cアドレスと受信時刻とのログ情報を蓄積し、このログ
情報を使用してデータ分析することにより、顧客の移動
経路、売り場の混雑度合い、顧客のアクセス状況等を分
析することができる。
【0079】すなわち、携帯型情報端末2a〜2nのM
ACアドレス毎に、ログ情報をソートすることにより、
パーソナルコンピュータ4a〜4cのMACアドレスと
受信時刻との関係を分析することにより、顧客の移動経
路、買い物所要時間、売り場での滞留時間等を把握する
ことができ、MACアドレス毎のアクセスした商品名情
報と最後の精算時の購入リスト情報とを比較することに
より、商品関連情報を取得した商品を購入したか否かを
把握し、これによって顧客の興味や嗜好を把握すること
ができる。さらに、パーソナルコンピュータ4a〜4c
のMACアドレス毎にログ情報をソートすることにより
受信時刻からアクセスポイント3a〜3c即ち売り場の
時刻毎の混雑状況を把握することができる。この他、携
帯型情報端末2a〜2nを使用して商品関連情報をアク
セスしたときに、該当商品と同等の他の商品がある場合
には当該商品が存在することきメッセージを付加した
り、特売商品、推薦商品、売れ筋商品のメッセージを付
加することもでき、さらには、アンケート情報を送信し
て、その回答を収集することにより、顧客の要望や質問
等を把握して、商品の品揃えや商品の仕入れ先の変更等
に反映させることもできる。
【0080】次に、本発明の第2の実施形態を図9つい
て説明する。
【0081】この第2の実施形態は、前述した第1の実
施形態のようにデータベースサーバ6をアクセスする場
合に代えて、インターネットを介してWWW(Worl
dWide Web)サーバをアクセスして商品関連情
報を取得するようにしたものである。
【0082】すなわち、第2の実施形態では、図9に示
すように、各アクセスポイント3a〜3cがインターネ
ット31に接続され、このインターネット31に接続さ
れている商品関連情報を格納した情報源としてのWWW
サーバ32a〜32dをアクセスして商品関連情報を取
得するように構成されている。
【0083】ここで、各アクセスポイント3a〜3cの
夫々は、携帯型情報端末2a〜2nから受信する送信デ
ータに含まれる商品名情報と、この商品名情報に対応す
る商品関連情報を格納しているWWWサーバ32j(j
=a,b,c,d)をアクセスするために必要な通信プ
ロトコルの種類、WWWサーバー名(DNS(Doma
in Name System))、データファイル名
とからなるURL(Uniform Resource
Locator)との関係を表すURL記憶テーブル
33を備えていると共に、WWWサーバ32jに記憶さ
れている文書ファイルや画像情報で構成される例えばH
TMLファイルをアクセスするWWWブラウザ等のアク
セス手段34を備えており、携帯型情報端末2iから商
品名情報を含む送信データを受信すると、この商品名を
もとにURL記憶テーブルを参照してURLを求め、こ
のURLをもとにモデムを介してインターネット31へ
の接続処理を行い、該当するWWWサーバ32jに接続
し、接続されたWWWサーバ32jにアクセスしてデー
タファイル名で指定されたデータファイルに格納された
文書データ及び画像データで構成される商品関連情報を
取得し、取得した商品関連情報を要求元の携帯型情報端
末2iに送信するように構成されている。
【0084】また、携帯型情報端末2a〜2nの夫々は
商品関連情報を表示するためのブラウザソフトを備えて
おり、アクセスポイントから商品関連情報を受信する
と、これをカラー液晶表示器19に表示する。
【0085】この第2の実施形態によると、消費者が買
い物カート10を例えばアクセスポイント3aと交信可
能な位置に移動させ、この状態で、商品関連情報を必要
として、バーコードリーダ16で商品に貼着されたバー
コードを読取った後に、商品関連情報取得キー17aを
押下することにより、商品名情報を含むパケットにアク
セスポイントのMACアドレスを送信先アドレスとして
設定し、自己のMACアドレスを送信元アドレスとして
設定したヘッダを付加して送信データを形成し、これを
アクセスポイント3aに送信する。
【0086】アクセスポイント3aでは、携帯型情報端
末2iからの送信データを受信すると、そのパケットに
含まれている商品名情報をもとにURL記憶テーブルを
参照して、該当する商品名情報に対応する商品関連情報
の格納先を表すURLを求め、このURLをもとにイン
ターネット31への接続処理を行って目的としてるWW
Wサーバ32jに接続し、接続されたWWWサーバ32
jにアクセスしてデータファイル名で指定されたデータ
ファイルに格納された文書データ及び画像データで構成
される商品関連情報を取得し、取得した商品関連情報を
要求元の携帯型情報端末2iに送信する。この商品関連
情報を受信した携帯型情報端末2iでは、ブラウザソフ
トによって商品関連情報をカラー液晶表示器19に表示
する。
【0087】したがって、上記第2の実施形態による
と、インターネット31を介してWWWサーバ32jを
アクセスするようにしているので、スーパーマーケット
やコンビニエンスストア等の販売店側にデータベースサ
ーバを設ける必要がなく、データベースを構築するため
の手間を省略することができる。しかも、アクセスポイ
ント3a〜3cで、商品名コードに基づいてURLを求
める記憶テーブルを備えているので、携帯型情報端末2
iではURLを意識することなく商品名コードを入力す
るだけで、商品関連情報を表示することができる。
【0088】なお、上記第2の実施形態においては、携
帯型情報端末2a〜2nにブラウザソフトを備える場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
ブラウザソフトを省略し、これに代えてアクセスポイン
ト3a〜3c側でHTMLファイルを所定の表示情報に
変換して、携帯型情報端末2a〜2nに送信するように
してもよい。
【0089】この第2の実施形態においても、各パーソ
ナルコンピュータ4a〜4cを例えばローカルエリアネ
ットワークを介してサーバーに接続し、このサーバーに
前述した図8と同様のデータ分析手段6aを設けること
により、第1の実施形態と同様の分析処理及び情報提供
処理を行うことができる。
【0090】次に、本発明の第3の実施形態を図10及
び図11について説明する。
【0091】この第3の実施形態は、質疑応答形式で商
品を購入する際の制限条件となる消費者自身の健康状態
等を入力して、健康状態等に基づいて購入制限商品であ
るか否かを判断することを可能としたものである。
【0092】すなわち、第3の実施形態においては、各
アクセスポイント3a〜3cで夫々図10に示す購入制
限商品リスト作成処理を実行する。この処理は、先ず、
ステップS41で新たな携帯型情報端末2iが自己の小
規模無線ネットワークに参加したか否かを判定し、新た
に参加する携帯型情報端末2iがない場合にはそのまま
処理を終了し、新たな携帯型情報端末2iが参加したと
きにはステップS42に移行して、健康状態情報送信要
求を携帯型情報端末2iに送信し、次いでステップS4
3に移行して、健康状態情報を受診したか否かを判定
し、健康状態情報を受信していないときにはステップS
44に移行する。
【0093】このステップS44では、健康状態情報未
作成メッセージを受信したか否かを判定し、健康状態情
報未作成メッセージを受信していないときには前記ステ
ップS43に戻り、健康状態情報未作成メッセージを受
信したときにはステップS45に移行して、アレルギー
体質であるか、糖尿病、腎臓病、通風等の持病の有無や
当日の健康状態等を問い合わせる問い合わせ表示情報を
携帯型情報端末2iに送信し、次いでステップS46に
移行して携帯型情報端末2iから健康状態情報を受信し
たか否かを判定し、健康状態情報を受信していないとき
には受信するまで待機し、受信したときにはステップS
47に移行して、健康状態情報から健康状態に応じて制
限する必要がある購入制限商品リスト情報を作成し、次
いでステップS48に移行して、作成した購入制限商品
リスト情報を携帯型情報端末2iに送信してから処理を
終了し、前記ステップS43の判定結果が健康状態情報
を受信したときには直接前記ステップS47に移行す
る。
【0094】一方、携帯型情報端末2iでは、図11に
示すように、健康状態情報作成処理を実行する。この健
康状態情報作成処理は、先ず、ステップS51で、アク
セスポイント3a〜3cの何れかの小規模無線ネットワ
ークに参加したか否かを判定し、参加していないときに
はそのまま処理を終了し、参加したときにはステップS
52に移行して、健康状態情報送信要求を受信したか否
かを判定し、これを受信していないときには受信するま
で待機し、受信したときにはステップS53に移行し
て、健康状態情報を作成済であるか否かを判定し、健康
状態情報を未作成状態であるときにはステップS54に
移行して、健康状態情報未作成メッセージをアクセスポ
イントに送信してからステップS55に移行する。
【0095】このステップS55では、アクセスポイン
トから健康状態問い合わせ表示情報を受信したか否かを
判定し、受信していないときには受信するまで待機し、
受信したときにはステップS56に移行して、受信した
健康状態問い合わせ表示情報をカラー液晶表示器19に
表示し、次いでステップS57に移行して、健康状態問
い合わせ表示情報に回答して、健康状態情報を作成した
か否かを判定し、健康状態情報を未作成であるときには
作成するまで待機し、作成されたときにはステップS5
8に移行して健康状態情報をアクセスポイントに送信し
てからステップS59に移行する。
【0096】このステップS59では、アクセスポイン
トから購入制限商品リストを受信したか否かを判定し、
受信していないときには受信するまで待機し、受信した
ときにはステップS60に移行して購入制限商品リスト
を所定の購入制限商品リスト記憶領域に更新記憶してか
ら処理を終了する。
【0097】そして、商品を購入するために購入キー1
7bを押下したとき又はバーコードリーダ16等で商品
名情報を入力したときに、購入する商品が購入制限商品
リストに含まれているときに購入制限商品であることを
カラー液晶表示器19に表示して消費者に注意を促す。
【0098】この第3の実施形態によると、アクセスポ
イント3a〜3cの何れかに買い物カート10を近づけ
て、その小規模無線ネットワークに最初に参加すると、
参加したネットワークのアクセスポイント例えば3a
で、健康状態情報送信要求を新たに参加した携帯型情報
端末2iに対して送信し、この健康状態情報送信要求を
受信した携帯型情報端末2iは健康状態情報を未作成状
態であるので、健康状態情報未作成メッセージをアクセ
スポイント3aに対して送信する。この健康状態情報未
作成メッセージを受信したアクセスポイント3aは、ア
レルギー体質であるか、糖尿病、腎臓病、通風等の持病
の有無や当日の健康状態等を問い合わせる健康状態問い
合わせ表示情報を携帯型情報端末2iに対して送信し、
これを受信した携帯型情報端末2iでは、健康状態問い
合わせ表示情報をカラー液晶表示器19に表示し、これ
に対して消費者が自身の健康状態を回答して、健康状態
情報が作成されると、これがアクセスポイント3aに送
信される。
【0099】このため、アクセスポイント3aでは、健
康状態情報を受信すると、この健康状態情報を分析して
消費者が制限する必要のある商品をリスト化した購入制
限商品リストを作成し、これを携帯型情報端末2iに送
信することにより、携帯型情報端末2iの購入制限商品
リスト記憶領域に更新記憶され、携帯型情報端末2iで
前述した第1の実施形態のように、商品購入を決定して
購入キー17bを押下したとき又は購入するため商品名
情報を入力したときに、該当商品が購入制限商品リスト
に登録されているか否かを判定し、登録されているとき
ちは購入制限商品であることをカラー液晶表示器19に
表示して消費者に注意を促すことができ、健康管理を考
慮した付加価値の高い情報提供を行うことができる。こ
のため、消費者は自身の健康状態に応じた最適な商品を
選択して購入することが可能となる。
【0100】その後、他のアクセスポイント3b又は3
cに買い物カート10を移動させたときには、既に健康
状態情報が作成されているので、健康状態情報送信要求
を受信したときに健康状態情報をアクセスポイント3b
に送信することにより、アクセスポイント3b又は3c
で扱う商品についての購入制限商品リスト情報が形態型
情報端末2iに送信され、上記と同様の購入制限商品を
考慮した商品の購入を行うことができる。
【0101】この上記第3の実施形態において、携帯型
情報端末2iとして、個人が所有している携帯型情報端
末を利用する場合には、持病や健康状態等の健康状態情
報を予め記憶させておくこともできる。
【0102】なお、上記第1〜第3の実施形態において
は、商品名コードをバーコードリーダー16で読取って
入力する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、携帯型情報端末2iがアクセスポイント3
a〜3cの何れかと交信可能な状態となったときに、ア
クセスポイント3a〜3cから全ての取り扱い商品の商
品名を表す商品名リスト表示情報を送信して、この商品
名リストをカラー液晶表示器19に表示し、表示された
商品名リストから商品関連情報を必要とする商品名を選
択することにより、商品名情報をアクセスポイント3a
〜3cに送信するようにしてもよく、この場合には、携
帯型情報端末2i側にバーコードリーダ16等の商品名
読取手段を設ける必要がなく、携帯型情報端末2iを小
型化することができると共に、製造コストを格段に低減
することができる。
【0103】また、上記第1〜第3の実施形態において
は、商品が食料品である場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、飲料や、生活用品、衣類、
医薬品、家具、電化製品等の任意の商品について本発明
を適用することができ、さらには屋内の商品に限らず、
屋外で販売される植木、自動車等の商品についてもこれ
らの近傍にアクセスポイントを設置することにより、容
易に本発明を適用することができ、さらに販売店として
はスーパーマーケットやコンビニエンスストアに限ら
ず、CD、DVD、ビデオ等を販売している販売店やレ
ンタル店、デパート、その他の小売店等の任意の販売店
に本発明を適用することができる。
【0104】さらに、上記第1〜第3の実施形態におい
ては、商品関連情報を文書データ及び画像データで構成
する場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、商品が音楽CDや映画ビデオである場合には、
その内容の曲や映像のダイジェスト版の音声情報や映像
情報を携帯型情報端末に送信して、これら音声情報を聴
取したり、映像情報を視認することにより、購入するか
否かを決定することもでき、要は文書データ、静止画又
は動画の画像データ、音声又は音楽データの何れか1つ
又はこれらの複数の組み合わせで構成すればよい。
【0105】さらにまた、上記第1〜第3の実施形態に
おいては、買い物カート10に形態型情報端末2a〜2
nを着脱不能に設置する場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、個人が携帯する携帯型情報
端末近距離無線通信インタフェースを装着して、アクセ
スポイントにアクセスするようにしてもよい。この他個
人が所有する携帯電話等の携帯型情報端末に近距離無線
通信インタフェースを装着して、アクセスポイントにア
クセスするようにしてもよい。この場合には、アクセス
ポイント3a〜3cにアクセスするため必要とするソフ
トウェアを例えばインターネットを介してダウンロード
するか、例えば販売店の入場口に設けられた携帯電話等
の携帯型情報端末と有線又は無線で接続可能なフロッピ
ィ装置、CD装置、MO装置等の情報入力装置やコンピ
ュータ等の情報処理装置を配置し、これら情報入力装置
や情報処理装置に必要なソフトウェアを格納して、これ
を携帯型情報端末や携帯電話にインストールするように
してもよい。
【0106】なおさらに、上記第1〜第3の実施形態に
おいてはアクセスポイント3a〜3cに夫々1台のパー
ソナルコンピュータ4a〜4cを配置した場合について
説明したが、各アクセスポイントに複数台のパーソナル
コンピュータを配置するようにしてもよく、さらにはパ
ーソナルコンピュータに代えて専用の無線通信機能を備
えたデータ処理装置を配置するようにしてもよい。
【0107】また、上記第1〜第3の実施形態において
は、近距離無線通信インタフェースを使用した小規模無
線ネットワークを構築する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、無線LAN(ローカルエ
アネットワーク)を形成するようにしてもよい。
【0108】さらに、上記第1〜第3の実施形態におい
ては、商品コードを商品に貼着したバーコードをバーコ
ードリーダ16で読取ることにより入力する場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、商品に
貼付されたタグの文字情報をイメージスキャナで読取っ
てこれを文字認識手段で文字情報に変換して入力した
り、ICタグを使用して記憶されている商品名情報を読
取るようにしてもよく、任意の商品名入力手段を適用す
ることができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、消費者が携帯型情報端末を携帯して商品を
陳列した販売領域に行き、この携帯型情報端末を操作し
てアクセスポイントに対してアクセスことにより、これ
のアクセスポイントに接続された情報源から所望の商品
関連情報を容易に得ることができ、携帯型情報端末に液
晶表示器等の表示器を設けることにより、消費者が必要
とする商品関連情報を全て表示することができるので、
消費者が商品を視認して購入するか否かを判断する際
に、生産地、生産者、農薬の使用状況、薬品の添加状
況、調理方法、使用方法等を吟味して消費者が意図する
商品であるか否かを正確に判断することができ、購入前
に十分な吟味を行ってから購入することができ、しか
も、商品説明員を配置する場合のように、商品説明の順
番待ち等がなく、即座に商品関連情報を取得することが
でき、購入までの吟味時間を短縮することができるとい
う効果が得られる。
【0110】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に係る発明の効果に加えて、データ分析手段を有す
るので、顧客の移動経路、売り場の混雑度、顧客の興
味、嗜好等を正確に把握することができるという効果が
得られる。
【0111】さらに、請求項3に係る発明によれば、デ
ータ分析手段でデータ分析の他に商品に関する情報提供
を行うことにより、顧客が商品を購入する際に、付加条
件を考慮して購入を決定することができるという効果が
得られる。
【0112】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、販売店に設けた商品情報データベースで各アクセス
ポイントからアクセスされる商品関連情報を一括管理す
るので、個々のアクセスポイントで商品関連情報を個別
に管理する必要がなく、商品関連情報の管理が容易とな
るという効果が得られる。
【0113】さらに、請求項5に係る発明によれば、要
求された商品関連情報に応じてインターネットのWWW
サーバーを選択して商品関連情報を提供することによ
り、販売店側で行う商品関連情報の更新等の管理業務を
省略することができるという効果が得られる。
【0114】さらにまた、請求項6に係る発明によれ
ば、商品関連情報を質疑応答形式で得ることができるの
で、消費者に固有の嗜好や健康状態等に最適な商品を選
択することが可能となり、消費者が自己に最適な商品を
十分に吟味して購入することができるという効果が得ら
れる。
【0115】なおさらに、請求項7に係る発明によれ
ば、商品関連情報を文書情報、画像情報及び音情報の何
れか又はこれらの組み合わせで得ることができるので、
これら情報を商品関連情報に合わせて選択することによ
り、生産地、収穫状況等の映像で確認することができる
と共に、消費者が必要とする種々の商品関連情報を容易
確実に視認することができるという効果が得られる。
【0116】また、請求項8に係る発明によれば、携帯
型情報端末で、商品名入力手段で表品名を入力すると、
これに応じて商品名転送手段で商品名情報をアクセスポ
イントに転送することにより情報源にアクセスすると、
情報源から商品関連情報をアクセスポイントを介して携
帯型情報端末に送出し、この商品関連情報を表示手段で
表示することができ、携帯型情報端末で商品名を入力す
るだけで、該当する商品関連情報を容易に表示すること
ができるという効果が得られる。
【0117】さらに、請求項9に係る発明によれば、携
帯型情報端末で、商品関連情報に基づいて購入を決定し
た商品名を商品名入力手段で入力すると、購入リスト記
憶手段に商品リストが格納され、レジに配設したキャッ
シュレジスタ等のデータ入出力端末に移動したときに、
リスト転送手段によってデータ入出力端末からの要求に
より、又は顧客の操作により、商品リストを入出力端末
に転送して精算処理を迅速容易に行うことができるとい
う効果が得られる。
【0118】さらにまた、請求項10に係る発明によれ
ば、識別コード読取手段で商品に形成されている識別コ
ードを読取ることにより、商品名を入力することができ
るので、商品名の入力を容易に行うことができるという
効果が得られる。
【0119】なおさらに、請求項11に係る発明によれ
ば、携帯型情報端末がカートに配設されているので、消
費者が携帯型情報端末を手で把持する必要がなく、容易
に操作することができると共に、顧客への貸与及び回収
が容易となるという効果が得られる。
【0120】また、請求項12に係る発明によれば、近
距離無線通信インタフェースを利用して携帯型情報端末
とアクセスポイントとの間のデータ伝送を行うので、通
信手段を簡易小型化することができると共に、省電力化
を図ることができ、顧客の移動によって自動的に次のア
クセスポイントとの交信が可能となるという効果が得ら
れる。
【0121】さらに、請求項13に係る発明によれば、
携帯型情報端末にアクセスポイントに対するアクセスを
行うためのソフトウェアをダウンロード又はインストー
ルするので、個人の所有する携帯型情報端末であっても
アクセスポイントへのアクセスが可能となるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明に適用し得るパーソナルコンピュータに
おけるシステム構成を示すブロック図である。
【図3】携帯型情報端末を装着した買い物カートを示す
斜視図である。
【図4】本発明に適用し得る携帯型情報端末の一例を示
す正面図である。
【図5】本発明に適用し得る携帯型情報端末におけるシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図6】携帯型情報端末2a〜2nの情報処理部26で
実行する商品関連情報取得処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】アクセスポイントのパーソナルコンピュータで
実行する通信制御処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図8】第1の実施形態の変形例を示す図2と同様のブ
ロック図である。
【図9】本発明における第2の実施形態の一例を示す概
略構成図である。
【図10】本発明における第3の実施形態の一例を示す
アクセスポイントでの購入制限商品リスト作成処理を示
すフローチャートである。
【図11】第3の実施形態の一例を示す携帯型情報端末
での健康状態情報作成処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1a〜1c 商品陳列部 2a〜2n 携帯型情報端末 3a〜3c アクセスポイント 4a〜4c パーソナルコンピュータ 5 ローカルエリアネットワーク 6 データベースサーバ 6a データ分析手段 7 近距離無線通信インタフェース 8 通信制御部 9 データ処理部 10 買い物カート 16 バーコードリーダ 19 カラー液晶表示器 21 近距離無線通信インタフェース 22 商品名情報記憶部 23 商品関連情報記憶部 24 購入リスト記憶部 25 バーコードリーダー制御部 26 キー制御部 27 表示制御部 28 情報処理部 31 インターネット 32a〜32c WWWサーバ 33 URL記憶テーブル 34 アクセス手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 AA10 CD02 5B049 AA01 AA02 AA03 AA04 AA06 BB11 CC36 DD01 DD02 DD05 EE02 EE05 FF04 FF09 GG01 GG03 GG06 5B089 GA11 GA25 HA10 HA11 JA36 KB07 KC44 LB06 LB14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を配置した販売領域の近傍に設けた
    当該商品に関する情報をアクセス可能なアクセスポイン
    トと、該アクセスポイントに接続された前記商品に関す
    る商品関連情報を格納する情報源と、前記アクセスポイ
    ントにアクセスして前記商品関連情報を取得する顧客が
    操作可能な携帯型情報端末とを備えたことを特徴とする
    商品購入支援システム。
  2. 【請求項2】 商品を配置した販売領域の近傍に設けた
    当該商品に関する情報をアクセス可能なアクセスポイン
    トと、該アクセスポイントに接続された前記商品に関す
    る商品関連情報を格納する情報源と、前記アクセスポイ
    ントにアクセスして前記商品関連情報を取得する顧客が
    操作可能な携帯型情報端末と、該携帯型情報端末による
    アクセスポイントへのアクセスに基づいてデータ分析を
    行うデータ分析手段とを備えたことを特徴とする商品購
    入支援システム。
  3. 【請求項3】 前記データ分析手段は、データ分析を行
    うと共に、商品に関する情報提供を行うように構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の商品購入支援シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記情報源は販売店に設けた商品情報デ
    ータベースで構成されていることを特徴とする請求項1
    乃至3の何れかに記載の商品購入支援システム。
  5. 【請求項5】 前記情報源はアクセスポイントを介して
    接続されたインターネットのWWWサーバーで構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の商品購入支援システム。
  6. 【請求項6】 前記情報源は商品に関する情報を対話形
    式で提供するように構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載の商品購入支援システム。
  7. 【請求項7】 前記情報源の商品に関する情報は文字情
    報、画像情報及び音情報の何れか1つ又はこれらの複数
    の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項
    1乃至6の何れかに記載の商品購入支援システム。
  8. 【請求項8】 前記携帯型情報端末は顧客が商品関連情
    報を必要とする商品名を入力する商品名入力手段と、該
    商品名入力手段で入力した商品名情報をアクセスポイン
    トに転送する商品名情報転送手段と、前記アクセスポイ
    ントから転送される商品関連情報を表示する表示手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか
    に記載の商品購入支援システム。
  9. 【請求項9】 前記携帯型情報端末は顧客が購入を決定
    した商品名を入力する商品名入力手段と、該商品名入力
    手段で入力した商品のリストを格納する購入リスト記憶
    手段と、該購入リスト記憶手段に格納されている商品リ
    ストをレジに配設したデータ入出力端末に転送するリス
    ト転送手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃
    至8の何れかに記載の商品購入支援システム。
  10. 【請求項10】 前記商品名入力手段は商品に形成され
    た識別コードを読取る識別コード読取手段で構成されて
    いることを特徴とする請求項8又は9に記載の商品購入
    支援システム。
  11. 【請求項11】 前記携帯型情報端末は商品を搬送する
    カートに固定配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至10の何れかに記載の商品購入支援システム。
  12. 【請求項12】 前記携帯型情報端末と前記アクセスポ
    イントとの間のデータ伝送を近距離無線通信インタフェ
    ースを使用して行うことを特徴とする請求項1乃至11
    の何れかに記載の商品購入支援システム。
  13. 【請求項13】 前記形態型情報端末は、アクセスポイ
    ントに対するアクセスを行うために必要なソフトウェア
    をダウンロード及びインストールの何れかで格納するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1乃至12
    の何れかに記載の商品購入支援システム。
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