JP2001243117A - 集積回路取付用制御基板 - Google Patents

集積回路取付用制御基板

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JP2001243117A JP2000049898A JP2000049898A JP2001243117A JP 2001243117 A JP2001243117 A JP 2001243117A JP 2000049898 A JP2000049898 A JP 2000049898A JP 2000049898 A JP2000049898 A JP 2000049898A JP 2001243117 A JP2001243117 A JP 2001243117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLD等の集積回路の交換はもちろん、内部
のデータ等の改ざんを不正に行うことが不可能な状態で
制御基板へ取付ける。 【解決手段】 書き換え可能なPLD100を用い、汎
用性を高くするというメリットを生かし、合成樹脂10
6でPLD100を被覆することで、不正な書き換えと
いうデメリットを防止するようにしたため、データの書
き換え容易性と不正防止というトレードオフの関係にあ
る両者を両立させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子部品が
機能別に分類され、それぞれの機能に対して、各電子部
品を制御するためのデータが記録され、かつ当該データ
内容を書換可能な集積回路から露出する複数の端子が所
定の位置に接合された集積回路取付用制御基板に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、パチンコ機等の遊技機では、電子制御によって特別
な遊技価値を得ることができるようになっている。この
電子制御のためのハードウェアである中央処理装置(C
PU)や記憶素子(例えば、ROM)等が搭載された制
御基板は、他の電子部品等と共に、外部との接触や衝撃
等から保護する着脱可能な保護カバーによって被覆され
ている。
【0003】前記記憶素子としてのROMは、前記電子
制御のためのプログラムや、当該プログラムの動作に必
要なデータ等を記憶しており、制御基板の動作の解析
や、複製などの不正を行うにはROMの内部のデータを
解析する必要がある。
【0004】また、ROMとは別にハードウェア的なロ
ジックの結線を自在にプログラムできる素子としてプロ
グラマブル・ロジック・デバイス(PLD)が注目され
ている。ROMとPLDを併用すれば、ROMの内部の
データが解析されたとしても、PLDの内部回路が分か
らなければ、制御基板の動作が認識できず、不正な目的
で制御基板の解析を行うことが困難となる。
【0005】一方、正当な手続きを行ってPLDを用い
れば、PLD内部のプログラムやデータを書き換えるこ
とができるので、周囲の電子部品を交換することなく、
制御基板を別の遊技機に適用することも可能になる。
【0006】このPLDを用いることにより、内部のブ
ログラムやデータ等を書き換えるのみで、周囲の電子部
品を交換することなく、制御基板を別の遊技機に適用す
ることも可能となる。すなわち、汎用性に優れ、近年問
題となっている産業廃棄物の軽減に寄与することができ
る。
【0007】しかしながら、PLDを用いると、PLD
自体を交換するといった不正な改造と共に、PLDから
露出している端子の一部を介して電気的操作を可能と
し、内部のプログラムやデータ等の改ざんが行われる可
能性がある。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、PLD等の集
積回路の交換はもちろん、内部のデータ等の改ざんを不
正に行うことが不可能な状態で制御基板へ取付けること
ができる集積回路取付用制御基板を得ることが目的であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の電子部品が機能別に分類され、それぞれの機
能に対して、各電子部品を制御するためのデータが記録
され、かつ当該データ内容を書換可能な集積回路から露
出する複数の端子が所定の位置に接合された制御基板に
おいて、当該集積回路から露出する複数の端子の一部
を、剥離の際にその形跡が残るような部材で被覆したこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記被覆された端子が、集積回路
内に記録されたデータの入力及び出力用の端子であるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項1及び請求項2に記載の発明によれ
ば、集積回路の複数の端子の中で、例えば、内部のプロ
グラムデータやパラメータデータ等の入出の端子を含め
て一部を含んでとして選択し、この端子の一部を被覆す
る(請求項2)。これにより、簡単にデータ等の改ざん
は不可能となる。また、被覆する部材は、剥がすとその
痕跡が残るため、仮に、不正な改造が行われた場合に
は、目視により簡単に発見することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、複数の電子部品
が機能別に分類され、それぞれの機能に対して、各電子
部品を制御するためのデータが記録され、かつ当該デー
タ内容を書換可能な集積回路から露出する複数の端子が
所定の位置に接合された制御基板において、当該集積回
路から露出する複数の端子の一部を除き、前記集積回路
全体を剥離の際にその形跡が残るような部材で被覆した
ことを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記被覆から除かれる端子が、前
記集積回路内に記録されたデータのチェック用の端子で
あることを特徴としている。
【0014】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、集積回路の複数の端子の中で、例えば、内部のプロ
グラムデータやパラメータデータ等のチェックをするた
めの端子を除外する端子として選択し、この端子の一部
を除き被覆する(請求項4)。これにより、簡単にデー
タ等の確認が可能であり、かつ改ざんは不可能となる。
また、被覆する部材は、剥がすとその痕跡が残るため、
仮に、不正な改造が行われた場合には、目視により簡単
に発見することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記集積
回路と前記制御基板との間に設けられ、前記集積回路と
同等の副端子を備え、当該副端子が前記制御基板に接合
され、かつ前記集積回路を着脱可能なソケットを有し、
当該ソケットと集積回路とが所定の識別符号によって管
理されていることを特徴としている。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、通常、集
積回路は制御基板に直に接合(例えば、半田付け)せ
ず、集積回路と同等の端子(副端子)が設けられたソケ
ットを制御基板上の所定の位置に接合し、このソケット
に集積回路を着脱可能に取り付けることがある。このよ
うな場合、着脱容易であることが作業効率の向上という
利点に反し、不正交換を可能としてしまう。
【0017】そこで、例えば、一部の端子のみ被覆、あ
るいは他の一部の端子を除いてこのソケットごと被覆す
ることで、ソケットを用いた利便性を確保しつつ、不正
防止を確立することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項5の何れか1項記載の発明において、前記被覆
する部材が、透明で、熱可塑性の合成樹脂剤であり、ゲ
ル状の状態で所定の領域をコーティングし、固化させる
ことを特徴としている。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、可塑性の
合成樹脂、例えばエポキシ樹脂等がゲル状の状態のとき
に、所定の領域にこのエポキシ樹脂を流し込む。その
後、固化することにより、外部からの通電を遮断するこ
とができる。また、無理に剥がすとその痕跡が残るた
め、例えば、被覆した端子から内部のデータを改ざんす
るといった不正を迅速に見分けることができる。なお、
合成樹脂としては透明であることが好ましい。
【0020】請求項7に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項6の何れか1項記載の発明において、前記集積
回路が、プログラマブル・ロジック・デバイス(PL
D)であることを特徴としている。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、集積回路
としてPLDを用いている。PLDは、従来多用されて
いるONE TIME ROMとは異なり、一度書き込
んだプログラムデータやパラメータデータを書き換える
ことができる。すなわち、使い捨てすることなく、デー
タを書き換えて再利用することができるため、汎用性が
高くなり、所謂産業廃棄物の軽減につながる。
【0022】しかし、PLDを用いるということは、上
記の如く簡単に書き換えが可能となるため、その書き換
えが不正に行われる可能性が出てくる。そこで、請求項
1乃至請求項6に記載のように、所定の領域を被覆し、
かつこの被覆を剥がしたときには痕跡が残るようにし、
不正ができないようにしている。
【0023】請求項8に記載の発明は、複数の電子部品
が機能別に分類され、それぞれの機能に対応する各電子
部品を制御するための集積回路として、プログラマブル
・ロジック・デバイス(PLD)が利用された遊技機に
おいて、前記PLDの端子の一部、或いは他の一部の端
子を除くほぼ全体を、剥離したときに形跡が残るような
部材でコーティングした、ことを特徴としている。
【0024】請求項9に記載の発明は、前記請求項8に
記載の発明において、前記電子部品が、少なくとも遊技
者に有利な状態か否かを判断するための演出がなされる
液晶表示装置、遊技者の趣味趣向を喚起させるための装
飾用ランプ並びに効果音源を含むことを特徴としてい
る。
【0025】請求項8及び請求項9に記載の発明は、前
記請求項1乃至請求項7に記載の発明を、パチンコ機や
パチスロ機等の遊技機に適用したことを特徴としてい
る。
【0026】すなわち、遊技機において、PLDを用い
ることで汎用性を持たせ、ゲーム内容が変更した場合に
は、内部のデータを書き換えるのみでよく、交換等の作
業を省くことができる。また、このPLDの端子の一
部、或いは他の一部の端子を除くほぼ全体をコーティン
グし、外部から直接接触できない(特に、電気的に非導
通とする)ようにした。さらに、このコーティング部材
を剥がすと痕跡が残るため不正にPLDが改ざんされる
ようなことがあっても、目視により迅速に見つけること
ができる。
【0027】なお、パチンコ機の電子部品としては、回
路基板内の部品の他、遊技者に有利な状態か否かを判断
するための演出がなされる液晶表示装置、遊技者の趣味
趣向を喚起させるための装飾用ランプ並びに効果音源を
含む。
【0028】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機10の表面、すなわち遊技盤面が示されてい
る。この遊技盤面における円弧状のレール12で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部14とされている。
【0029】ゲージ部14には、全面に渡って複数の釘
16が打ち込まれ(図1では、主要部のみ図示)、レー
ル12を通って打ち出されたパチンコ球がこの16に当
たって跳ねたり、釘16によって形成される案内路に案
内されながら、落下していくようになっている。また、
この釘16の他、ゲージ部14に向かって左右対称の位
置には、風車18が取り付けられており、パチンコ球を
予期しない方向へ方向転換させるようになっている。
【0030】さらに、ゲージ部14には複数の位置に入
賞口20が設けられ、この入賞口20にパチンコ球が入
ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払い出さ
れるようになっている。
【0031】このようなゲージ部14は、ほぼ左右対称
系とされており、この中央部には電動役物ユニット22
が配置され、その表示部24が露出されている。この表
示部24の下方には電動役物ユニット22を始動するた
めの始動入賞口26が設けられている。
【0032】始動入賞口26のさらに下方には、大入賞
口28が配置され、前記電動役物ユニット22での所謂
当たりの表示状態で所定時間開放され、大量のパチンコ
球を入賞させることができる構成となっている。
【0033】図2には、パチンコ遊技機10の裏面の概
略図が示されている。
【0034】パチンコ遊技機10の裏面の中央左側には
回路基板30が収容された回路基板ケース32が取り付
けられている。なお、回路基板ケース32におけるパチ
ンコ遊技機10への取り付け状態で上部となる向きを矢
印Aで示し、他の図面においてはこの矢印Aによって向
きを明確とした。
【0035】回路基板ケース32は、コネクタ部44が
右側(中央近傍)に位置するように取付けられている。
コネクタ部44は回路基板ケース32の外部に露出する
4ようになっている。
【0036】図3に示されるように、回路基板30は、
長方形の基板上にICチップを含む複数の電子部品が取
り付けられており、これらの電子部品によってパチンコ
遊技機10の遊技盤面に配置されている電動役物ユニッ
ト22等が制御されるようになっている。この回路基板
30は、他の導電部品等との接触や衝撃等から保護する
ため、製造時に回路基板ケース32によって被覆される
ようになっている。
【0037】ここで、本実施の形態では、図4(A)及
び(B)に示される如く、ICチップの内、当該パチン
コ遊技機10の遊技形態をプログラムするための記憶素
子として、PLD(プログラマブル・ロジック・デバイ
ス)100を適用している。
【0038】PLD100には、制御プログラムデータ
の他、各種パラメータデータが記憶されており、当該制
御プログラムデータに基づいて動作するCPUからパチ
ンコ遊技機10に搭載されるサブ制御基板(例えば、電
動役物ユニット22の図柄制御基板、効果音制御基板、
ランプ制御基板、発射制御基板、払出制御基板等)へコ
マンド信号を出力するようになっている。
【0039】PLD100は、薄型矩形状であり、四辺
からはそれぞれ複数の端子102が露出されており、こ
の各端子102を、回路基板上に接合(半田付け10
4)することにより、他の電子部品と電気的に結合され
る。
【0040】ここでPLD104は、この端子はもちろ
ん、矩形状のケースを含め、透明のエポキシ系の合成樹
脂106によって隙間なく被覆されている。すなわち、
前記合成樹脂106がゲル状の状態で流し込まれること
で(図4(C)参照)、PLD100全体が薄膜で覆わ
れそのまま固化することによって構成されている。この
とき、複数の端子102の内、内部のデータの状態を検
査(チェック)するための端子102Cのみが前記合成
樹脂106に被覆されず、露出している。このため、後
になってPLD100の内部の状態を認識するために
は、この露出した端子に所定の検査端子を接触させるこ
とで、データ内容を読み取ることができる。
【0041】一方、PLD100に記憶したデータを書
き換えることが可能な入出用の端子102i/oは、ケ
ース全体と共に合成樹脂106によって被覆されてお
り、外部との接触が不可能となっており、当然電気的な
接続も不可能となっている。すなわち、PLD100
は、データの書き換えが可能ではあるが、合成樹脂10
6によって被覆することで、簡単に書き換えることを防
止している。
【0042】さらに、合成樹脂106は、無理に剥がす
と、その痕跡がPLD100上に残るようになってお
り、所謂封印シールと同等の役目を有している。
【0043】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0044】パチンコ遊技機10の遊技盤面に備えられ
ている電動役物ユニット22をはじめ、装飾ランプ、効
果音スピーカ、発射ツマミ、パチンコ球払出等は、遊技
盤面の裏面に設けられた各種制御基板によって制御され
る。このうち、回路基板30は、主制御基板とされ、電
動役物ユニット22用の図柄制御基板、装飾ランプ用の
ランプ制御基板、効果音スピーカ用の効果音制御基板、
発射ツマミ用の発射制御基板、パチンコ球払出用の払出
制御基板のそれぞれにコマンド信号を出力し、遊技全体
の制御を行う。
【0045】回路基板30に搭載されるPLD100に
は、制御プログラムデータや各種パラメータデータが記
憶されており、CPUではこの記憶されたデータに基づ
いて制御される。以下、制御の一例を説明する。
【0046】PLD100には、予め特別な図柄の組合
せが複数記憶されており、CPUでは実際に表示される
図型の組合せと、この記憶された図柄の組合せとを比較
すると共に、比較の結果(一致か不一致か)を判定する
演出を行うようになっている(実際には、始動入賞口2
6にパチンコ球が入った時点で当たり/はずれは決まっ
ている)。
【0047】比較の結果、一致したと判定すると、所謂
当たりの状態となり、大入賞口28が所定時間開放さ
れ、大量のパチンコ球が遊技者に払い出される。
【0048】ここで、当たりの状態となる確率を含むパ
チンコ遊技機10における遊技内容は、PLD100に
記憶されたデータに基づいて制御されるため、PLD1
00を取り替えたり、データを書き換えることにより遊
技内容を変更することが可能である。
【0049】すなわち、PLD100を用いることで、
交換をせず新たなデータに書き代えることで新たなゲー
ム内容とすることができ、汎用性が高くなる。この結
果、産業廃棄物の軽減につながる。
【0050】一方、簡単に書き換え可能になるというこ
とは、不正に書き換えることも簡単になるということに
なる。このため、本実施の形態では、PLD100を合
成樹脂106によって被覆することで、不正な書き換え
(交換)を防止している。
【0051】すなわち、ゲル状の合成樹脂106(図4
(C)参照)をPLD100のほぼ全域(端子102i
/o含む)に流し込み、その後固化させることで、PL
D100を薄膜の合成樹脂106で被覆している。合成
樹脂106は、絶縁性はもちろん必須であるが、UVカ
ット処理を施したものが好ましい。これにより、PLD
100には、端子102i/oを含めて直接振れること
ができなくなるとともに、合成樹脂106が不導通であ
るため、端子102への電気的接続も不可能となり、デ
ータの書き換えができなくなる。
【0052】さらに回路基板30は、ROMも搭載され
ているため、仮にROMの内部のデータが解析されたと
しても、PLDの内部が解析されなければ回路基板30
を含む動作が認識できず、不正防止が可能となる。
【0053】なお、合成樹脂106での被覆の際に、内
部データを確認するための端子102Cについては、露
出させたままとしてあるため、検査が必要なときには、
合成樹脂を剥がすことなく、PLD100の内部のデー
タの状態を確認することができる。
【0054】また、データを書き換えるための入出用の
端子102i/oは、合成樹脂で被覆されており、この
合成樹脂を無理やり剥がしてデータを不正に改ざんした
場合、合成樹脂106を剥がした痕跡が残るため、迅速
に目視で不正が行われたことを認識することができる。
【0055】このように、本実施の形態では、従来変更
不可能に構成されていたロジックIC等に代えて、書き
換え可能なPLD100を用い、汎用性を高くするとい
うメリットを生かし、合成樹脂106でPLD100を
被覆することで、不正な書き換えというデメリットを防
止するようにしたため、データの書き換え容易性と不正
防止というトレードオフの関係にある両者を両立させる
ことができる。
【0056】なお、本実施の形態では、PLD100の
検査用端子102Cのみを除外してその他の全域を合成
樹脂106で被覆するようにしたが、データ入出力用の
端子102i/oのみを合成樹脂106で被覆するよう
にしてもよい(図5参照)。
【0057】このように、被覆する部分を回路基板30
の全面ではなく、必要な部分のみにすることで、コスト
面、製造工程面で合理化が図られる。また、検査機関等
での検査に際しても有効である。
【0058】また、本実施の形態では、PLD100を
直接回路基板30へ接合(半田付け)したが、図6
(A)及び(B)に示される如く、ソケット108を介
在させてもよい。この場合、ソケット108に設けられ
た端子(副端子)110の入出力用の副端子110を少
なくとも合成樹脂106で被覆する必要がある。また、
ソケット108とPLD100との境目が連続するよう
に合成樹脂106を配置することが望ましい。PLD1
00の交換時に痕跡が残すためである。さらに、ソケッ
ト108とPLD110との間にID番号を付与して管
理してもよい。
【0059】また、本実施の形態では、パチンコ機で説
明したが、これに限るものではなく、例えば、パチスロ
機でも適用可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る集積回路
取付用制御基板は、PLD等の集積回路の交換はもちろ
ん、内部のデータ等の改ざんを不正に行うことが不可能
な状態で制御基板へ取付けることができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ遊技機の裏面図で
ある。
【図3】複数の電子部品が取り付けられた回路基板の概
略図である。
【図4】(A)はPLDが回路基板に取付けられたとき
の斜視図、(B)は図4(A)のIVB−IVB線断面
図、(C)はゲル状の合成樹脂をPLDに被覆する過程
を示す断面図である。
【図5】変形例に係るPLDへの合成樹脂被覆状態を示
す斜視図である。
【図6】(A) はPLDをソケットを用いて回路基板へ
取付けた場合の分解斜視図、(B)は図6(A)のVI
B−VIB線断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 30 回路基板 32 回路基板ケース 100 PLD(集積回路) 102 端子 102C チェック用の端子 102i/o データ入出力用の端子 106 合成樹脂(被覆部材) 108 ソケット 110 副端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子部品が機能別に分類され、そ
    れぞれの機能に対して、各電子部品を制御するためのデ
    ータが記録され、かつ当該データ内容を書換可能な集積
    回路から露出する複数の端子が所定の位置に接合された
    制御基板において、 当該集積回路から露出する複数の端子の少なくとも一部
    を、剥離の際にその形跡が残るような部材で被覆したこ
    とを特徴とする集積回路取付用制御基板。
  2. 【請求項2】 前記被覆された端子が、集積回路内に記
    録されたデータの入力及び出力用の端子であることを特
    徴とする請求項1記載の集積回路取付用制御基板。
  3. 【請求項3】 複数の電子部品が機能別に分類され、そ
    れぞれの機能に対して、各電子部品を制御するためのデ
    ータが記録され、かつ当該データ内容を書換可能な集積
    回路から露出する複数の端子が所定の位置に接合された
    制御基板において、 当該集積回路から露出する複数の端子の一部を除き、前
    記集積回路全体を剥離の際にその形跡が残るような部材
    で被覆したことを特徴とする集積回路取付用制御基板。
  4. 【請求項4】 前記被覆から除かれる端子が、前記集積
    回路内に記録されたデータのチェック用の端子であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の集積回路取付用制御基
    板。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4の何れか1項
    記載の集積回路取付用制御基板において、前記集積回路
    と前記制御基板との間に設けられ、前記集積回路と同等
    の副端子を備え、当該副端子が前記制御基板に接合さ
    れ、かつ前記集積回路を着脱可能なソケットを有し、当
    該ソケットと集積回路とが所定の識別符号によって管理
    されていることを特徴とする集積回路取付用制御基板。
  6. 【請求項6】 前記被覆する部材が、透明で、熱可塑性
    の合成樹脂剤であり、ゲル状の状態で所定の領域をコー
    ティングし、固化させることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5の何れか1項記載の集積回路取付用制御基板。
  7. 【請求項7】 前記集積回路が、プログラマブル・ロジ
    ック・デバイス(PLD)であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6の何れか1項記載の集積回路取付用基
    板。
  8. 【請求項8】 複数の電子部品が機能別に分類され、そ
    れぞれの機能に対応する各電子部品を制御するための集
    積回路として、プログラマブル・ロジック・デバイス
    (PLD)が利用された遊技機において、 前記PLDの端子の一部、或いは他の一部の端子を除く
    ほぼ全体を、剥離したときに形跡が残るような部材でコ
    ーティングした、ことを特徴とする集積回路取付用制御
    基板。
  9. 【請求項9】 前記電子部品が、少なくとも遊技者に有
    利な状態か否かを判断するための演出がなされる液晶表
    示装置、若しくは遊技者の趣味趣向を喚起させるための
    装飾用ランプ並びに効果音源を含むことを特徴とする請
    求項8記載の集積回路取付用制御基板。
JP2000049898A 2000-02-25 2000-02-25 遊技機 Expired - Fee Related JP4555426B2 (ja)

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