JP2003126492A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2003126492A JP2003126492A JP2001331410A JP2001331410A JP2003126492A JP 2003126492 A JP2003126492 A JP 2003126492A JP 2001331410 A JP2001331410 A JP 2001331410A JP 2001331410 A JP2001331410 A JP 2001331410A JP 2003126492 A JP2003126492 A JP 2003126492A
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- JP
- Japan
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- control board
- box
- board
- shield member
- game
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Abstract
(57)【要約】
【課題】遊技機に備えられる基板収納ボックスを開封す
ることなくボックスへのシールド部材の取り付け・取り
外しが容易な上に、取り外した後でもボックス内の制御
基板への不正行為が行う隙間のないシールド部材取付構
造の基板収納ボックスを備えた遊技機を提供すること。 【解決手段】収容された制御基板82を電磁的にシール
ドする導電性のシールド部材200が設けられた基板収
納ボックス90の一面に、ボックス内側からは制御基板
82が、ボックス外側からはシールド部材200が取り
付けられる取付部材202を設ける。取付部材202に
は、シールド部材200を取付部材202より取り外し
た部分からの異物の挿入を阻止する閉塞部202cが形
成されている
ることなくボックスへのシールド部材の取り付け・取り
外しが容易な上に、取り外した後でもボックス内の制御
基板への不正行為が行う隙間のないシールド部材取付構
造の基板収納ボックスを備えた遊技機を提供すること。 【解決手段】収容された制御基板82を電磁的にシール
ドする導電性のシールド部材200が設けられた基板収
納ボックス90の一面に、ボックス内側からは制御基板
82が、ボックス外側からはシールド部材200が取り
付けられる取付部材202を設ける。取付部材202に
は、シールド部材200を取付部材202より取り外し
た部分からの異物の挿入を阻止する閉塞部202cが形
成されている
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、さら
に詳しくは、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊
技機の遊技盤裏面等に遊技に関する制御を行う制御基板
を収容した状態で取り付けられる基板収納ボックスを備
えたものにおいて、その基板収納ボックスへの不正行為
を防止する対策が施されたその不正防止機構に関するも
のである。
に詳しくは、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊
技機の遊技盤裏面等に遊技に関する制御を行う制御基板
を収容した状態で取り付けられる基板収納ボックスを備
えたものにおいて、その基板収納ボックスへの不正行為
を防止する対策が施されたその不正防止機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ遊技機やスロットルマシ
ン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図
柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げる
ようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置
や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電
子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマ
イクロコンピュータを備えた制御基板等により行われ
る。このような遊技機に関する制御を行う制御基板は、
一般的に遊技盤の裏面側に取り付けられた箱状の基板収
納ボックス内に収納される。
ン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図
柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げる
ようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置
や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電
子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマ
イクロコンピュータを備えた制御基板等により行われ
る。このような遊技機に関する制御を行う制御基板は、
一般的に遊技盤の裏面側に取り付けられた箱状の基板収
納ボックス内に収納される。
【0003】このような基板収納ボックスは、収納した
制御基板への不正行為を防止するため、制御基板をボッ
クス内に封印する構造が各種採用されていきた。例えば
ボックスを構成するカバーとケースとをビス止め組付け
した後、それらの合わせ目に剥がした痕跡が確実に残る
封印シールを貼ったりしていたが、本物そっくりの偽封
印シールや特殊な剥離剤などを使用する不正行為者に対
しては効果がなかった。
制御基板への不正行為を防止するため、制御基板をボッ
クス内に封印する構造が各種採用されていきた。例えば
ボックスを構成するカバーとケースとをビス止め組付け
した後、それらの合わせ目に剥がした痕跡が確実に残る
封印シールを貼ったりしていたが、本物そっくりの偽封
印シールや特殊な剥離剤などを使用する不正行為者に対
しては効果がなかった。
【0004】このような行為を防止するために、基板収
納ボックスを開封不可能あるいは開封が極めて困難な構
造にして、ボックスそのものを破壊するしか開封する方
法がないように封印することも考えられたが、公的機関
によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考えると
現実的でない。そこで、一旦封止が開封されると、開封
された痕跡が残るように、カバーとケースにそれぞれ一
体的に連結して設けられた固着部同士を別部材である固
着部材(特殊な形状のピンやネジなど)を用いて固着さ
せてカバーとケースの脱着を禁止するな構造のものが提
案されている。
納ボックスを開封不可能あるいは開封が極めて困難な構
造にして、ボックスそのものを破壊するしか開封する方
法がないように封印することも考えられたが、公的機関
によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考えると
現実的でない。そこで、一旦封止が開封されると、開封
された痕跡が残るように、カバーとケースにそれぞれ一
体的に連結して設けられた固着部同士を別部材である固
着部材(特殊な形状のピンやネジなど)を用いて固着さ
せてカバーとケースの脱着を禁止するな構造のものが提
案されている。
【0005】このカバーとケースの脱着の禁止を解除す
るには、カバーとケースのそれぞれの固着部との連結部
分のうち少なくとも一方をニッパ等の工具で切断して固
着部同士を分離させることで、容易に開封することが可
能な構造になっている。この構造は開封が容易な上に開
封すれば確実にその切断による痕跡を残すことができる
ので、不正行為を防止できて取り扱いも良いということ
から広く採用されている。
るには、カバーとケースのそれぞれの固着部との連結部
分のうち少なくとも一方をニッパ等の工具で切断して固
着部同士を分離させることで、容易に開封することが可
能な構造になっている。この構造は開封が容易な上に開
封すれば確実にその切断による痕跡を残すことができる
ので、不正行為を防止できて取り扱いも良いということ
から広く採用されている。
【0006】また、一般的に遊技機の裏面側において
は、遊技機設置島から流れてくる賞球や貸し球などの遊
技媒体を受け止める球貯留タンクや、球貯留タンクから
遊技媒体を払出装置へ導く誘導樋の遊技媒体を遊技状態
に応じて払い出す払出装置等が設置されており、この中
を遊技媒体同士が接触したり誘導樋などの通路を形成し
た部材と接触することによって静電気が発生している。
そこで、制御基板がこの静電気の放射ノイズによって誤
動作するおそれがある場合には、通常、基板収納ボック
スの外側の遊技機盤側一面を覆う導電性のシールド部材
が取り付けられる。
は、遊技機設置島から流れてくる賞球や貸し球などの遊
技媒体を受け止める球貯留タンクや、球貯留タンクから
遊技媒体を払出装置へ導く誘導樋の遊技媒体を遊技状態
に応じて払い出す払出装置等が設置されており、この中
を遊技媒体同士が接触したり誘導樋などの通路を形成し
た部材と接触することによって静電気が発生している。
そこで、制御基板がこの静電気の放射ノイズによって誤
動作するおそれがある場合には、通常、基板収納ボック
スの外側の遊技機盤側一面を覆う導電性のシールド部材
が取り付けられる。
【0007】このように導電性のシールド部材を一枚、
遊技盤裏面とボックスとの間に設けることだけでも静電
気によるノイズを遮蔽する効果があるが、より効果的に
シールドするためにシールド部材をボックス内の制御基
板のグランド部に導通させることで、静電気を遊技機の
アースへ逃がす構造が採用されている。
遊技盤裏面とボックスとの間に設けることだけでも静電
気によるノイズを遮蔽する効果があるが、より効果的に
シールドするためにシールド部材をボックス内の制御基
板のグランド部に導通させることで、静電気を遊技機の
アースへ逃がす構造が採用されている。
【0008】しかし、基板収納ボックスは一般的に、カ
バーやケースをアクリルなどの透明な合成樹脂材料によ
り形成して、内部の制御基板の状態を視認できるように
して、不正行為を目視により確認できるようになってい
るのだが、シールド部材をボックスの一面に取り付けた
場合には内部の制御基板が目視できない。
バーやケースをアクリルなどの透明な合成樹脂材料によ
り形成して、内部の制御基板の状態を視認できるように
して、不正行為を目視により確認できるようになってい
るのだが、シールド部材をボックスの一面に取り付けた
場合には内部の制御基板が目視できない。
【0009】そこで、これを解決するための従来技術と
しては、例えば特開2000−102660号公報に記
載されているシールド部材の取付構造のものがある。図
13(a)はこの基板収納ボックス300のシールド部
材301の取付構造の断面を示している。基板収納ボッ
クス300は制御基板302を収容する透明な合成樹脂
ケース303と、このケース303に被着される同じく
透明な合成樹脂カバー304とで構成されており、図示
しないがこの基板収納ボックス300には収容した制御
基板302を内部に封印する手段が設けられている。
しては、例えば特開2000−102660号公報に記
載されているシールド部材の取付構造のものがある。図
13(a)はこの基板収納ボックス300のシールド部
材301の取付構造の断面を示している。基板収納ボッ
クス300は制御基板302を収容する透明な合成樹脂
ケース303と、このケース303に被着される同じく
透明な合成樹脂カバー304とで構成されており、図示
しないがこの基板収納ボックス300には収容した制御
基板302を内部に封印する手段が設けられている。
【0010】シールド部材301は基板収納ボックス3
00の一面を覆うような導電性の金属材料より形成され
たもので、基板収納ボックス300の下面から内部の制
御基板302のグランド部302aを有する貫通孔30
2bにネジ305によって共締めされて固定されると共
に、このグランド部302aと導通されるもので、ボッ
クスへの固定とグランドへの導通接続がネジで行われる
上に、シールド部材301は制御基板302を収納した
ケース303にカバー304を被着後の基板収納ボック
ス300に対して取り付け・取り外しが可能になってい
るので、基板収納ボックス300の封印をわざわざ解除
して開けることなく、シールド部材301単体で取り外
すことができる。つまり内部の制御基板302上の電子
部品やプリント配線等に異常がないかを確認するとき、
簡便にシールド部材301の取り外して基板の表裏を視
認できるというものである。
00の一面を覆うような導電性の金属材料より形成され
たもので、基板収納ボックス300の下面から内部の制
御基板302のグランド部302aを有する貫通孔30
2bにネジ305によって共締めされて固定されると共
に、このグランド部302aと導通されるもので、ボッ
クスへの固定とグランドへの導通接続がネジで行われる
上に、シールド部材301は制御基板302を収納した
ケース303にカバー304を被着後の基板収納ボック
ス300に対して取り付け・取り外しが可能になってい
るので、基板収納ボックス300の封印をわざわざ解除
して開けることなく、シールド部材301単体で取り外
すことができる。つまり内部の制御基板302上の電子
部品やプリント配線等に異常がないかを確認するとき、
簡便にシールド部材301の取り外して基板の表裏を視
認できるというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年では、このような
基板収納ボックスへの不正行為は巧妙さを増しており、
ピアノ線などの細い異物を挿入させて、制御基板のプリ
ント配線等への不正を施し、遊技に関する制御に誤動作
を生じさせるなどの行為がされるおそれがあった。その
ような不正行為を防止するためには、ピアノ線などの細
状の異物さえもボックス内に侵入する隙間を無くして、
一切内部の制御基板に触れさせないようにボックスを構
成する必要がある。しかしながら、上述のようなシール
ド部材の取付構造のものでは、シールド部材をネジで取
り付けるために開口した部分などの隙間があり、ピアノ
線Aのような異物を挿入して行う不正行為を防止できな
い構造であった(図13(b)参照)。
基板収納ボックスへの不正行為は巧妙さを増しており、
ピアノ線などの細い異物を挿入させて、制御基板のプリ
ント配線等への不正を施し、遊技に関する制御に誤動作
を生じさせるなどの行為がされるおそれがあった。その
ような不正行為を防止するためには、ピアノ線などの細
状の異物さえもボックス内に侵入する隙間を無くして、
一切内部の制御基板に触れさせないようにボックスを構
成する必要がある。しかしながら、上述のようなシール
ド部材の取付構造のものでは、シールド部材をネジで取
り付けるために開口した部分などの隙間があり、ピアノ
線Aのような異物を挿入して行う不正行為を防止できな
い構造であった(図13(b)参照)。
【0012】この場合、図14(a)に示すように、ネ
ジ305による固定をシールド部材301側からにして
カバー304の開口部分を無くすことも考えられるが、
図14(b)に示すように、ネジ305を外せば開口孔
が生じるため、やはり、不正行為を防止できない。この
ようなシールド部材の取付構造のものでは、不正行為を
許容する隙間をなくすことが困難であった。
ジ305による固定をシールド部材301側からにして
カバー304の開口部分を無くすことも考えられるが、
図14(b)に示すように、ネジ305を外せば開口孔
が生じるため、やはり、不正行為を防止できない。この
ようなシールド部材の取付構造のものでは、不正行為を
許容する隙間をなくすことが困難であった。
【0013】本発明の課題は、基板収納ボックスを開封
することなくボックスへのシールド部材の取り付け・取
り外しが容易な上に、取り外した後でもボックス内の制
御基板への不正行為が行う隙間のないシールド部材取付
構造の基板収納ボックスを備えた遊技機を提供すること
を目的とする。
することなくボックスへのシールド部材の取り付け・取
り外しが容易な上に、取り外した後でもボックス内の制
御基板への不正行為が行う隙間のないシールド部材取付
構造の基板収納ボックスを備えた遊技機を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係る遊技機は請求項1に記載のように、遊技
に関する制御を行う制御基板が収納されると共に、その
収容された制御基板を電磁的にシールドする導電性のシ
ールド部材が設けられた基板ボックスを備えた遊技機に
おいて、前記基板収納ボックスの一面には、ボックス内
側からは前記制御基板が、ボックス外側からは前記シー
ルド部材が取り付けられる取付部材を設けると共に、前
記取付部材には、前期シールド部材を該取付部材より取
り外した部分からの異物の挿入を阻止する閉塞部が形成
されていることを要旨とするものである。
に本発明に係る遊技機は請求項1に記載のように、遊技
に関する制御を行う制御基板が収納されると共に、その
収容された制御基板を電磁的にシールドする導電性のシ
ールド部材が設けられた基板ボックスを備えた遊技機に
おいて、前記基板収納ボックスの一面には、ボックス内
側からは前記制御基板が、ボックス外側からは前記シー
ルド部材が取り付けられる取付部材を設けると共に、前
記取付部材には、前期シールド部材を該取付部材より取
り外した部分からの異物の挿入を阻止する閉塞部が形成
されていることを要旨とするものである。
【0015】上記構成を有する基板収納ボックスを備え
た遊技機によれば、基板収納ボックスの一面に設けられ
た取付部材には、制御基板がボックスの内側から取り付
けられ、一方、シールド部材はボックスの外側から取り
付けられている。さらに、取付部材にはシールド部材を
取り外した部分からの異物の挿入を阻止する閉塞部が形
成されている。このような構成を採用したことにより、
シールド部材はボックスを開けなくても取り外すことが
できる上に、シールド部材を取り外しても、取付部材の
閉塞部によって異物の挿入が阻止されているので、シー
ルド部材を取り外した後の取付部材へのピアノ線などの
異物を挿入する不正行為やいたずらが防止される。
た遊技機によれば、基板収納ボックスの一面に設けられ
た取付部材には、制御基板がボックスの内側から取り付
けられ、一方、シールド部材はボックスの外側から取り
付けられている。さらに、取付部材にはシールド部材を
取り外した部分からの異物の挿入を阻止する閉塞部が形
成されている。このような構成を採用したことにより、
シールド部材はボックスを開けなくても取り外すことが
できる上に、シールド部材を取り外しても、取付部材の
閉塞部によって異物の挿入が阻止されているので、シー
ルド部材を取り外した後の取付部材へのピアノ線などの
異物を挿入する不正行為やいたずらが防止される。
【0016】この場合、請求項2に記載のように、前記
取付部材は導電性を有しており、前記取付部材は前記制
御基板のグランド部と導通して取り付けられると共に、
前記シールド部材と導通して取り付けられている構成に
すれば、シールド部材による制御基板へのシールド性能
がより効果的になる。
取付部材は導電性を有しており、前記取付部材は前記制
御基板のグランド部と導通して取り付けられると共に、
前記シールド部材と導通して取り付けられている構成に
すれば、シールド部材による制御基板へのシールド性能
がより効果的になる。
【0017】また、請求項3に記載のように、前記基板
収納ボックスは内部が視認可能に形成されている構成に
すれば、シールド部材によって見えなかった部分の制御
基板の状態を、ボックスを開けることなくシールド部材
を取り外して確認できる上に、上述のような不正行為等
も防止される。
収納ボックスは内部が視認可能に形成されている構成に
すれば、シールド部材によって見えなかった部分の制御
基板の状態を、ボックスを開けることなくシールド部材
を取り外して確認できる上に、上述のような不正行為等
も防止される。
【0018】さらに、請求項4に記載のように、前記取
付部材は前記基板収納ボックスにインサート成形されて
いる構成にすれば、ボックスの合成樹脂材料による成形
加工時に取付部材も設けることができるので、製造コス
トが安くになる上に、インサート成形された部分を破壊
しない限り取付部材をボックスから外すことができない
ので、そのような不正行為も未然に防止される。
付部材は前記基板収納ボックスにインサート成形されて
いる構成にすれば、ボックスの合成樹脂材料による成形
加工時に取付部材も設けることができるので、製造コス
トが安くになる上に、インサート成形された部分を破壊
しない限り取付部材をボックスから外すことができない
ので、そのような不正行為も未然に防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機の概略構成の正面図を示し
たものである。図示されるようにパチンコ遊技機10
は、遊技機本体の側部を構成する外枠11と前面部のベ
ースとなる内枠12とを備える。この内枠12の開口部
周縁には額縁状の金枠13が嵌められており、その内側
には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が設けられ
る。
を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機の概略構成の正面図を示し
たものである。図示されるようにパチンコ遊技機10
は、遊技機本体の側部を構成する外枠11と前面部のベ
ースとなる内枠12とを備える。この内枠12の開口部
周縁には額縁状の金枠13が嵌められており、その内側
には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が設けられ
る。
【0020】ガラス扉15の下方位置には、遊技球を貯
留するための上受け皿16とその上受け皿16から溢れ
た遊技球を貯留するための下受け皿17が縦列して設け
られる。この上受け皿16には球抜きボタン18が設け
られ、これを操作すると上受け皿16内の遊技球が下受
け皿17に向けて抜き落とされる。又、下受け皿17の
図中右側位置には、遊技球を発射するための発射レバー
20が設けられ、その回動操作量に応じて打球の強さが
調整されると共に図示しない発射モータの電源が投入さ
れる。更に発射レバー20には遊技球を単発発射させる
ための単発スイッチ21も備えられており、遊技状況に
応じて使い分けることが可能に構成されている。
留するための上受け皿16とその上受け皿16から溢れ
た遊技球を貯留するための下受け皿17が縦列して設け
られる。この上受け皿16には球抜きボタン18が設け
られ、これを操作すると上受け皿16内の遊技球が下受
け皿17に向けて抜き落とされる。又、下受け皿17の
図中右側位置には、遊技球を発射するための発射レバー
20が設けられ、その回動操作量に応じて打球の強さが
調整されると共に図示しない発射モータの電源が投入さ
れる。更に発射レバー20には遊技球を単発発射させる
ための単発スイッチ21も備えられており、遊技状況に
応じて使い分けることが可能に構成されている。
【0021】また、このパチンコ遊技機10の左側部に
はプリペイドカードによる球の貸し出しを行うプリペイ
ドカードユニット22が並設されており、その操作は上
受け皿16の前面部に設けられた球貸し操作部23によ
って行われる。球貸し操作部23には、プリペイドカー
ドによる遊技球の貸出しを操作する球貸しボタン24、
その貸出しの可否状態を示す球貸しランプ25、カード
挿入口26からプリペイドカードを排出させるカード返
却ボタン27、プリペイドカードの残高表示及びエラー
表示を行う度数表示部28等が備えられる。
はプリペイドカードによる球の貸し出しを行うプリペイ
ドカードユニット22が並設されており、その操作は上
受け皿16の前面部に設けられた球貸し操作部23によ
って行われる。球貸し操作部23には、プリペイドカー
ドによる遊技球の貸出しを操作する球貸しボタン24、
その貸出しの可否状態を示す球貸しランプ25、カード
挿入口26からプリペイドカードを排出させるカード返
却ボタン27、プリペイドカードの残高表示及びエラー
表示を行う度数表示部28等が備えられる。
【0022】遊技盤14面のほぼ中央には特別図柄表示
装置50が設けられており、その画面には数字やキャラ
クタ等の図柄が動画表示される。この特別図柄表示装置
50の真下位置には常時入賞可能な第一始動入賞口52
aと、可変翼が開放された時にのみ入賞可能となる第二
始動入賞口52bを備える始動入賞口52が設けられて
おり、始動入賞口52に遊技球が入賞すると特別図柄表
示装置50に表示される図柄が変動を開始する。
装置50が設けられており、その画面には数字やキャラ
クタ等の図柄が動画表示される。この特別図柄表示装置
50の真下位置には常時入賞可能な第一始動入賞口52
aと、可変翼が開放された時にのみ入賞可能となる第二
始動入賞口52bを備える始動入賞口52が設けられて
おり、始動入賞口52に遊技球が入賞すると特別図柄表
示装置50に表示される図柄が変動を開始する。
【0023】また、始動入賞口52の真下位置には通常
は閉鎖されている大入賞口53が設けられており、その
内部には大入賞口53が開放された時にのみ入賞可能と
なる特定入賞口54が設けられている。又、大入賞口5
3の左右位置には普通入賞口である左落し入賞口60、
右落し入賞口61が、それらの上方位置には左袖入賞口
62、右袖入賞口63が各々設けられ、これらの入賞口
へ遊技球が入賞すると所定個数の賞品球が払出される。
は閉鎖されている大入賞口53が設けられており、その
内部には大入賞口53が開放された時にのみ入賞可能と
なる特定入賞口54が設けられている。又、大入賞口5
3の左右位置には普通入賞口である左落し入賞口60、
右落し入賞口61が、それらの上方位置には左袖入賞口
62、右袖入賞口63が各々設けられ、これらの入賞口
へ遊技球が入賞すると所定個数の賞品球が払出される。
【0024】特別図柄表示装置50の周囲には装飾枠体
64が設けられる。この装飾枠体64の上部に形成され
た半円弧形状の装飾枠部には、普通図柄表示装置65が
設けられ、「0」から「9」までの数字が7セグメント
でもってデジタル表示される。更に、本遊技盤14面に
は遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下
速度を変化させる風車やランプ風車、左ゲート66、右
ゲート67が設けられ、このゲート66、67を遊技球
が通過すると普通図柄表示装置65が変動を開始し、所
定図柄が表示確定されると前述の始動入賞口52の第二
始動入賞口52bが一定時間開放される。
64が設けられる。この装飾枠体64の上部に形成され
た半円弧形状の装飾枠部には、普通図柄表示装置65が
設けられ、「0」から「9」までの数字が7セグメント
でもってデジタル表示される。更に、本遊技盤14面に
は遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下
速度を変化させる風車やランプ風車、左ゲート66、右
ゲート67が設けられ、このゲート66、67を遊技球
が通過すると普通図柄表示装置65が変動を開始し、所
定図柄が表示確定されると前述の始動入賞口52の第二
始動入賞口52bが一定時間開放される。
【0025】始動入賞口52に遊技球が入賞すると、特
別図柄表示装置50に表示される判定用図柄が変動を開
始し、所定時間(例えば5秒間)が経過すると停止して
図柄が表示確定される。ここで確定された図柄の組み合
わせが予め設定された所定の組み合わせと一致すると、
それまで閉鎖されていた大入賞口53が開放され、いわ
ゆる「大当たり」と称される特別な遊技状況が開始され
ることになる。
別図柄表示装置50に表示される判定用図柄が変動を開
始し、所定時間(例えば5秒間)が経過すると停止して
図柄が表示確定される。ここで確定された図柄の組み合
わせが予め設定された所定の組み合わせと一致すると、
それまで閉鎖されていた大入賞口53が開放され、いわ
ゆる「大当たり」と称される特別な遊技状況が開始され
ることになる。
【0026】このように、遊技盤14面に設けられる各
入賞口に遊技球が入賞(又は通過)すると諸処の遊技状
況が発生する契機となると共に、所定個数の賞品球が上
受け皿16の左側上部に設けられる球出口29から払い
出される。但し、何れにも入賞しなかった遊技球は、遊
技盤14面の最下部に設けられる排出口68から遊技盤
14の裏面へと排出されることになる。
入賞口に遊技球が入賞(又は通過)すると諸処の遊技状
況が発生する契機となると共に、所定個数の賞品球が上
受け皿16の左側上部に設けられる球出口29から払い
出される。但し、何れにも入賞しなかった遊技球は、遊
技盤14面の最下部に設けられる排出口68から遊技盤
14の裏面へと排出されることになる。
【0027】図2は、前記パチンコ遊技機10の裏面図
である。パチンコ遊技機10の裏面には、各種装置等を
取り付けるための裏セット板71が設けられ、その裏セ
ット板71の上方には、図示しない遊技場内に設置され
た球供給装置から供給される遊技球を一時貯留する球タ
ンク72が設けられる。この球タンク72には球誘導樋
73が連接して設けられる。球誘導樋73にはその球誘
導樋73上における遊技球の貯留状態を検知する補給ス
イッチ74が設けられる。このスイッチ74は、球誘導
樋73上での球切れ状態が発生した時に作動し、図示し
ない遊技場内の球供給装置から球タンク72に遊技球が
供給されていないことを遊技場へ報知するように構成さ
れている。
である。パチンコ遊技機10の裏面には、各種装置等を
取り付けるための裏セット板71が設けられ、その裏セ
ット板71の上方には、図示しない遊技場内に設置され
た球供給装置から供給される遊技球を一時貯留する球タ
ンク72が設けられる。この球タンク72には球誘導樋
73が連接して設けられる。球誘導樋73にはその球誘
導樋73上における遊技球の貯留状態を検知する補給ス
イッチ74が設けられる。このスイッチ74は、球誘導
樋73上での球切れ状態が発生した時に作動し、図示し
ない遊技場内の球供給装置から球タンク72に遊技球が
供給されていないことを遊技場へ報知するように構成さ
れている。
【0028】この球誘導樋73は図示しない屈曲樋に接
続され、この屈曲樋はその下流域でおいて枝分かれして
賞球払出装置75と球貸払出装置76に連接される。
又、この図示しない屈曲樋にはその屈曲樋内における遊
技球の流下状態を検知して賞球払出装置75及び球貸払
出装置76の空動作を未然に防止する空切り防止スイッ
チ77が設けられる。
続され、この屈曲樋はその下流域でおいて枝分かれして
賞球払出装置75と球貸払出装置76に連接される。
又、この図示しない屈曲樋にはその屈曲樋内における遊
技球の流下状態を検知して賞球払出装置75及び球貸払
出装置76の空動作を未然に防止する空切り防止スイッ
チ77が設けられる。
【0029】また、遊技機10の裏面には、遊技に関わ
る制御を行うための多様な制御基板が設けられており、
これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作
が設定制御される。遊技機10と外部の各種装置とを接
続する外部出力端子78aを含む外部出力端子基板7
8、空切り防止スイッチ77の作動を設定制御する空切
り防止スイッチ基板79、更に、前述の賞球払出装置7
5及び貸球払出装置76の作動を設定制御するCR賞球
払出制御基板80、本遊技機10の側部に設けられるプ
リペイドカードユニット22と遊技機10間における情
報の授受を行うカードインターフェイス接続部81が設
けられる。
る制御を行うための多様な制御基板が設けられており、
これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作
が設定制御される。遊技機10と外部の各種装置とを接
続する外部出力端子78aを含む外部出力端子基板7
8、空切り防止スイッチ77の作動を設定制御する空切
り防止スイッチ基板79、更に、前述の賞球払出装置7
5及び貸球払出装置76の作動を設定制御するCR賞球
払出制御基板80、本遊技機10の側部に設けられるプ
リペイドカードユニット22と遊技機10間における情
報の授受を行うカードインターフェイス接続部81が設
けられる。
【0030】更に、これらの制御基板等の動作を設定制
御する主制御基板82が裏面左下方に設けられている。
主制御基板82は、箱状の基板収納ボックス90に収納
されており、この基板収納ボックス90を開封しなけれ
ば主制御基板82に触れることができないようになって
いる。基板収納ボックス90はケース体91とそのケー
ス体91に被着されるカバー体92とからなり、そのケ
ース体91に主制御基板82を載置して固定し、その上
面をカバー体92で覆うことで外部から触れることがで
きないように主制御基板82を収容している。
御する主制御基板82が裏面左下方に設けられている。
主制御基板82は、箱状の基板収納ボックス90に収納
されており、この基板収納ボックス90を開封しなけれ
ば主制御基板82に触れることができないようになって
いる。基板収納ボックス90はケース体91とそのケー
ス体91に被着されるカバー体92とからなり、そのケ
ース体91に主制御基板82を載置して固定し、その上
面をカバー体92で覆うことで外部から触れることがで
きないように主制御基板82を収容している。
【0031】そのほかに本遊技機10には上記以外にも
多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤
14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。
例えば、打球発射に関する設定制御を行う発射装置制御
基板83や、遊技盤14面上に設けられるランプの点灯
及び消灯に関わる設定制御を行うランプ制御基板84、
遊技状況に応じて発する音声や音楽等を制御する音声制
御基板85といった各種制御基板も同様に設けられる。
図3のブロック図に示されるように、これら制御基板等
は直接又は間接的に主制御基板82と接続され、その動
作は主制御基板82によって制御される。これらの制御
基板等についての概要は周知であるので、ここでは詳細
説明を省略する。
多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤
14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。
例えば、打球発射に関する設定制御を行う発射装置制御
基板83や、遊技盤14面上に設けられるランプの点灯
及び消灯に関わる設定制御を行うランプ制御基板84、
遊技状況に応じて発する音声や音楽等を制御する音声制
御基板85といった各種制御基板も同様に設けられる。
図3のブロック図に示されるように、これら制御基板等
は直接又は間接的に主制御基板82と接続され、その動
作は主制御基板82によって制御される。これらの制御
基板等についての概要は周知であるので、ここでは詳細
説明を省略する。
【0032】次に、本発明の実施形態に係るパチンコ遊
技機に備えられた不正行為防止のための基板収納ボック
ス90について詳細に説明する。
技機に備えられた不正行為防止のための基板収納ボック
ス90について詳細に説明する。
【0033】図4は基板収納ボックス90の外観図を示
しており、前述の主制御基板82が収容されるケース体
91、そのケース体91に被着されるカバー体92、こ
れら両部材の2つの側部を連結してボックス内部に主制
御基板82を封印するために用いられる挿入ピン95、
図4には示されていないが図5に示されるようなケース
体91下面に取り付けられて主制御基板82を電磁的に
シールドするためのシールド部材200、とから構成さ
れている。ケース体91及びカバー体92はボックス内
部が視認可能にアクリル等の透明な合成樹脂材料により
略箱形状に形成されており、これらケース体91とカバ
ー体92にはそれぞれボックス90内部に主制御基板8
2を封印するための封印手段90aを有しているが、封
印手段90aの構成についての説明は後述するとして、
先ず、本発明に係るシールド部材200の取付構造につ
いて図5〜図7を用いて説明する。
しており、前述の主制御基板82が収容されるケース体
91、そのケース体91に被着されるカバー体92、こ
れら両部材の2つの側部を連結してボックス内部に主制
御基板82を封印するために用いられる挿入ピン95、
図4には示されていないが図5に示されるようなケース
体91下面に取り付けられて主制御基板82を電磁的に
シールドするためのシールド部材200、とから構成さ
れている。ケース体91及びカバー体92はボックス内
部が視認可能にアクリル等の透明な合成樹脂材料により
略箱形状に形成されており、これらケース体91とカバ
ー体92にはそれぞれボックス90内部に主制御基板8
2を封印するための封印手段90aを有しているが、封
印手段90aの構成についての説明は後述するとして、
先ず、本発明に係るシールド部材200の取付構造につ
いて図5〜図7を用いて説明する。
【0034】図5はケース体91への取り付け前の主制
御基板82と、シールド部材200の分解斜視図を示し
ている。主制御基板82の4隅角部にはネジ201止め
用に開口した貫通孔82b,82c,82d,82eが
形成されている。このうちの1つである貫通孔82b
(図面左側)は、主制御基板82のグランドパターン8
2fと接続されている。通常、主制御基板82上には導
電性の金属膜のグランドパターン82fが貼付配線され
ている。このグランドパターン82fは基板上に実装さ
れた電子部品等に関する基準電位であり、パチンコ機1
0の接地極へ図示しない電源を介して接続されているた
め通常0Vの電位となっている。基板上のグランドパタ
ーン82fや信号パターン82g等の配線はその上面が
露出しないように薄い絶縁膜に覆われているが、図中の
貫通孔82bの周囲及び内部においてグランドパターン
82fは露出されてグランド接続部82hを形成してい
る。
御基板82と、シールド部材200の分解斜視図を示し
ている。主制御基板82の4隅角部にはネジ201止め
用に開口した貫通孔82b,82c,82d,82eが
形成されている。このうちの1つである貫通孔82b
(図面左側)は、主制御基板82のグランドパターン8
2fと接続されている。通常、主制御基板82上には導
電性の金属膜のグランドパターン82fが貼付配線され
ている。このグランドパターン82fは基板上に実装さ
れた電子部品等に関する基準電位であり、パチンコ機1
0の接地極へ図示しない電源を介して接続されているた
め通常0Vの電位となっている。基板上のグランドパタ
ーン82fや信号パターン82g等の配線はその上面が
露出しないように薄い絶縁膜に覆われているが、図中の
貫通孔82bの周囲及び内部においてグランドパターン
82fは露出されてグランド接続部82hを形成してい
る。
【0035】ケース体91の底面には、ボス部91b,
91bと位置決め突部91c,91cがそれぞれ対角に
なるように設けられており、主制御基板82の貫通孔8
2b,82c,82d,82eと対応する位置となって
いる。ボス部91b,91bには、導電性の金属材料よ
りなる略筒状の取付部材202,202が、この場合イ
ンサート成形により埋め込まれており、その取付部材2
00の上面には主制御基板82を固定するためのネジ2
01に螺合するネジ孔202a、下面にはシールド部材
200を固定するためのネジ203に螺合するネジ孔2
02bがほぼ中央の閉塞部202cによって連通しない
ように形成されている。また、位置決め突部91c,9
1cは主制御基板82の貫通孔82d,82eに挿入さ
れるもので、主制御基板82をケース体91の底面に取
り付ける際の位置決めを容易にするものである。
91bと位置決め突部91c,91cがそれぞれ対角に
なるように設けられており、主制御基板82の貫通孔8
2b,82c,82d,82eと対応する位置となって
いる。ボス部91b,91bには、導電性の金属材料よ
りなる略筒状の取付部材202,202が、この場合イ
ンサート成形により埋め込まれており、その取付部材2
00の上面には主制御基板82を固定するためのネジ2
01に螺合するネジ孔202a、下面にはシールド部材
200を固定するためのネジ203に螺合するネジ孔2
02bがほぼ中央の閉塞部202cによって連通しない
ように形成されている。また、位置決め突部91c,9
1cは主制御基板82の貫通孔82d,82eに挿入さ
れるもので、主制御基板82をケース体91の底面に取
り付ける際の位置決めを容易にするものである。
【0036】シールド部材200は、略長方形の板状に
アルミ等の導電性の金属材料により成形されている。こ
のシールド部材200の対角となる一組の角部には貫通
孔200a,200bが形成されており、ネジ203に
よって、ケース体91の下面側から取り付けられる。
アルミ等の導電性の金属材料により成形されている。こ
のシールド部材200の対角となる一組の角部には貫通
孔200a,200bが形成されており、ネジ203に
よって、ケース体91の下面側から取り付けられる。
【0037】図6(a)は図5の主制御基板82とシー
ルド部材200が取り付けられたケース体91にカバー
体92が被着された状態のボス部91b位置の断面を示
した図である。図示されるように、主制御基板82は、
ボス部91bに埋め込まれた取付部材202の上側のネ
ジ孔202aにネジ201により取付固定されており、
シールド部材200も同様に取付部材202の下側のネ
ジ孔202bにネジ203により取付固定されている。
この場合、主制御基板82のグランド接続部82hは導
電性の取付部材202を介してシールド部材200と導
通接続されている。
ルド部材200が取り付けられたケース体91にカバー
体92が被着された状態のボス部91b位置の断面を示
した図である。図示されるように、主制御基板82は、
ボス部91bに埋め込まれた取付部材202の上側のネ
ジ孔202aにネジ201により取付固定されており、
シールド部材200も同様に取付部材202の下側のネ
ジ孔202bにネジ203により取付固定されている。
この場合、主制御基板82のグランド接続部82hは導
電性の取付部材202を介してシールド部材200と導
通接続されている。
【0038】このように組み付けられた基板収納ボック
ス90内部の主制御基板82の上面と下面の電子部品や
プリント配線等の状態に異常がないか目視にて検査する
ときは、シールド部材200が取り付けられた状態では
下面側を見ることができないので、図6(b)に示すよ
うにネジ203を外してシールド部材203を取り外
す。シールド部材203は取り外されても、図示される
ように取付部材202には閉塞部202cが形成されて
いるため、ここからピアノ線Aなどを挿入させて、内部
の主制御基板82上の配線等に不正を行うことは不可能
である。仮にこの閉塞部202cが無い場合、つまり取
付部材202のネジ孔202aとネジ孔202bが連通
している場合を考えると、連通していることを利用して
主制御基板82を固定しているネジ201を押し戻して
外されてしまうおそれがある。ネジ201が外されてし
まうと、ボックス内部に通じる隙間が生じてしまう。従
って、本発明に係る取付部材202は閉塞部202cを
有することで不正行為が防止されるというものである。
ス90内部の主制御基板82の上面と下面の電子部品や
プリント配線等の状態に異常がないか目視にて検査する
ときは、シールド部材200が取り付けられた状態では
下面側を見ることができないので、図6(b)に示すよ
うにネジ203を外してシールド部材203を取り外
す。シールド部材203は取り外されても、図示される
ように取付部材202には閉塞部202cが形成されて
いるため、ここからピアノ線Aなどを挿入させて、内部
の主制御基板82上の配線等に不正を行うことは不可能
である。仮にこの閉塞部202cが無い場合、つまり取
付部材202のネジ孔202aとネジ孔202bが連通
している場合を考えると、連通していることを利用して
主制御基板82を固定しているネジ201を押し戻して
外されてしまうおそれがある。ネジ201が外されてし
まうと、ボックス内部に通じる隙間が生じてしまう。従
って、本発明に係る取付部材202は閉塞部202cを
有することで不正行為が防止されるというものである。
【0039】また、取付部材202はインサート成形に
よりボス部91bに埋め込まれているので、ボス部91
bを破壊しない限り、取付部材202自体を外すことが
できない。さらに、合成樹脂材料によるケース体91の
一体成形時に設けることができるのでコスト安である。
よりボス部91bに埋め込まれているので、ボス部91
bを破壊しない限り、取付部材202自体を外すことが
できない。さらに、合成樹脂材料によるケース体91の
一体成形時に設けることができるのでコスト安である。
【0040】この場合、このような閉塞部202cを有
する取付部材202の他の例としては、図7に示すよう
な構成の取付部材204であっても良い。この取付部材
204は、下側のネジ孔204bは上述の取付部材20
2と同じだが、上側はネジ孔ではなく、ナット205に
螺合可能なネジ軸204aが備えられている。従って、
主制御基板82の取付はナット205を用いて固定する
構成になっている。このような構成でも閉塞部204c
を有する構成となり、上述と同様にピアノ線などを挿入
させて、内部の主制御基板82上の配線等に不正を行う
ことは不可能である。もちろん、この構成とは逆に、図
示しないが下側のシールド部材200を取り付ける方を
ネジ軸部とし、上側をネジ孔とする構成でもよく、さら
には上側下側ともにネジ軸部にする構成でもよい。
する取付部材202の他の例としては、図7に示すよう
な構成の取付部材204であっても良い。この取付部材
204は、下側のネジ孔204bは上述の取付部材20
2と同じだが、上側はネジ孔ではなく、ナット205に
螺合可能なネジ軸204aが備えられている。従って、
主制御基板82の取付はナット205を用いて固定する
構成になっている。このような構成でも閉塞部204c
を有する構成となり、上述と同様にピアノ線などを挿入
させて、内部の主制御基板82上の配線等に不正を行う
ことは不可能である。もちろん、この構成とは逆に、図
示しないが下側のシールド部材200を取り付ける方を
ネジ軸部とし、上側をネジ孔とする構成でもよく、さら
には上側下側ともにネジ軸部にする構成でもよい。
【0041】次は、図4に示された主制御基板82をボ
ックス内部に封印するための封印手段90aの構造につ
いて図4及び図8〜図12を用いて説明する。
ックス内部に封印するための封印手段90aの構造につ
いて図4及び図8〜図12を用いて説明する。
【0042】図8及び図9は組付け前の基板収納ボック
ス90の分解した外観を前方及び後方から見た図を示し
ている。図示されるように、カバー体92はアクリル等
の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されてお
り、その左右両外側(図面では片側のみ図示)には、封
印のために用いられるカバー側封止部94が設けられて
いる。このカバー側封止部94には、複数個(この実施
例では4個)のピン挿入台96,96,・・が切断可能
に形成された連結部96a,96a,・・を介して設け
られている。
ス90の分解した外観を前方及び後方から見た図を示し
ている。図示されるように、カバー体92はアクリル等
の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されてお
り、その左右両外側(図面では片側のみ図示)には、封
印のために用いられるカバー側封止部94が設けられて
いる。このカバー側封止部94には、複数個(この実施
例では4個)のピン挿入台96,96,・・が切断可能
に形成された連結部96a,96a,・・を介して設け
られている。
【0043】このピン挿入台96,96,・・には、後
述する挿入ピン95が挿入されるピン挿入孔96bが貫
通して設けられており、挿入ピン95のフランジ状の頭
部95aが収容される収容部96cと挿入ピン95の本
体部95bが挿通される挿通部96dが形成されている
(図12参照)。挿入ピン95はアルミ等の金属材料又
は合成樹脂材料より成形されたもので、フランジ状の頭
部95aと円柱状の本体部95bを備えている。また、
本体部95bの先端部95cには凹状の係合溝95dが
周設されている。
述する挿入ピン95が挿入されるピン挿入孔96bが貫
通して設けられており、挿入ピン95のフランジ状の頭
部95aが収容される収容部96cと挿入ピン95の本
体部95bが挿通される挿通部96dが形成されている
(図12参照)。挿入ピン95はアルミ等の金属材料又
は合成樹脂材料より成形されたもので、フランジ状の頭
部95aと円柱状の本体部95bを備えている。また、
本体部95bの先端部95cには凹状の係合溝95dが
周設されている。
【0044】また、カバー体92の左右段部92aの上
面には主制御基板82のコネクタ82aが挿入されるコ
ネクタ開口部92bが開口して形成されている。このコ
ネクタ開口部92bは、主制御基板82のコネクタ82
aの外径に合わせた形状で開口しており、コネクタ82
aの外径とほぼ同等かやや大きめに形成されているの
で、コネクタ82aが挿入されると不正行為者による異
物等が侵入される隙間がないようになっている。(図4
コネクタ部参照)
面には主制御基板82のコネクタ82aが挿入されるコ
ネクタ開口部92bが開口して形成されている。このコ
ネクタ開口部92bは、主制御基板82のコネクタ82
aの外径に合わせた形状で開口しており、コネクタ82
aの外径とほぼ同等かやや大きめに形成されているの
で、コネクタ82aが挿入されると不正行為者による異
物等が侵入される隙間がないようになっている。(図4
コネクタ部参照)
【0045】カバー体92が被着されるケース体91も
同様にアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状
に形成されており、その底面には前述したように主制御
基板82が収容固定されている。ケース体91の側壁に
は、被着されるカバー体92の段部92aに弾発的に係
合する係合爪片91a,91aが形成されており、これ
らによりカバー体92はケース体91に被着の際に容易
に外れないように仮固定される。
同様にアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状
に形成されており、その底面には前述したように主制御
基板82が収容固定されている。ケース体91の側壁に
は、被着されるカバー体92の段部92aに弾発的に係
合する係合爪片91a,91aが形成されており、これ
らによりカバー体92はケース体91に被着の際に容易
に外れないように仮固定される。
【0046】ケース体91の左右両外側(図面では片側
のみ図示)には、ケース側封止部93が設けられてい
る。このケース側封止部93には図示されるように、前
述の挿入ピン95の先端部95cを係合固定するピン固
定具98と、そのピン固定具98を収容固定する収容溝
99aを備えた固定具収容台99とで構成される。
のみ図示)には、ケース側封止部93が設けられてい
る。このケース側封止部93には図示されるように、前
述の挿入ピン95の先端部95cを係合固定するピン固
定具98と、そのピン固定具98を収容固定する収容溝
99aを備えた固定具収容台99とで構成される。
【0047】ピン固定具98は、金属製板ばね部材によ
り長方形状に成形されたもので、挿入ピン95の先端部
95cに係合する係合孔98aが複数(この実施例では
4つ)開口して形成されている。この係合孔98aの内
周縁には、挿入ピン95の先端部95cに周設された係
合溝95dに係合する係合爪98bが形成されており、
係合の際には先端部95cを抜脱不能に保持する。
り長方形状に成形されたもので、挿入ピン95の先端部
95cに係合する係合孔98aが複数(この実施例では
4つ)開口して形成されている。この係合孔98aの内
周縁には、挿入ピン95の先端部95cに周設された係
合溝95dに係合する係合爪98bが形成されており、
係合の際には先端部95cを抜脱不能に保持する。
【0048】また、このピン固定具98の両端部には、
固定具収容台99の前台99bの両側端部に凹設された
係合凹部99c,99cに係合する係合片98c,98
cが形成されており、ピン固定具98は収容溝99aに
収容された際には、この係合凹部99cに係合して収容
固定される。
固定具収容台99の前台99bの両側端部に凹設された
係合凹部99c,99cに係合する係合片98c,98
cが形成されており、ピン固定具98は収容溝99aに
収容された際には、この係合凹部99cに係合して収容
固定される。
【0049】このピン固定具98が収容される固定具収
容台99は、挿入ピン95が挿入される挿入孔99dを
複数(この実施例では4つ)有する前台99bと、同じ
く挿入ピン95の先端部95cが収容される後台99e
とで構成されており、これら2つの台がピン固定具98
を挟み込むように設けられ、その間に収容溝99aが形
成されている。
容台99は、挿入ピン95が挿入される挿入孔99dを
複数(この実施例では4つ)有する前台99bと、同じ
く挿入ピン95の先端部95cが収容される後台99e
とで構成されており、これら2つの台がピン固定具98
を挟み込むように設けられ、その間に収容溝99aが形
成されている。
【0050】収容されるピン固定具98を収容溝99a
内で固定するため、前台99bの両側端部には係合凹部
99c,99cが凹設されており、ピン固定具98は収
容溝99aに収容された際には、係合片98c,98c
がこの係合凹部99c,99cに係合して、ピン固定具
98を収容固定する。また、固定具収容台99の前台9
9bに形成された係合凹部99c,99cの外側部分に
は、収容されるピン固定具98を収容溝99aへ挿入案
内するための案内部99g,99gが凸設されており、
収容をスムーズに行い易くなっている。
内で固定するため、前台99bの両側端部には係合凹部
99c,99cが凹設されており、ピン固定具98は収
容溝99aに収容された際には、係合片98c,98c
がこの係合凹部99c,99cに係合して、ピン固定具
98を収容固定する。また、固定具収容台99の前台9
9bに形成された係合凹部99c,99cの外側部分に
は、収容されるピン固定具98を収容溝99aへ挿入案
内するための案内部99g,99gが凸設されており、
収容をスムーズに行い易くなっている。
【0051】また、この実施例では、図示されるよう
に、封止・開封を計4回行えるように、挿入ピン95が
8つ用いられる。最初の封止に用いる2本の挿入ピン9
5以外の残り6本の挿入ピン95(つまり、2回目以降
の封止に使用される挿入ピン95)は、カバー体92の
片側上面から側面に亘って凹設された凹部101の底面
101aに固定される保持部材100によって集約して
取り付けられている。
に、封止・開封を計4回行えるように、挿入ピン95が
8つ用いられる。最初の封止に用いる2本の挿入ピン9
5以外の残り6本の挿入ピン95(つまり、2回目以降
の封止に使用される挿入ピン95)は、カバー体92の
片側上面から側面に亘って凹設された凹部101の底面
101aに固定される保持部材100によって集約して
取り付けられている。
【0052】次に、このような構成の基板収納ボックス
90の組付け及び挿入ピン95を操作して、主制御基板
82をボックス内に封印する手順について図10〜図1
2を用いて説明する。
90の組付け及び挿入ピン95を操作して、主制御基板
82をボックス内に封印する手順について図10〜図1
2を用いて説明する。
【0053】まず、図10(a)に示されるように、ケ
ース体91のケース側封止部93に設けられた固定具収
容台99の収容溝99aへ、ピン固定具98を収容固定
すると共に、主制御基板82をケース体91内にネジ止
め固定する。そして、図10(b)に示されるように、
カバー体92を上方から、被着する。
ース体91のケース側封止部93に設けられた固定具収
容台99の収容溝99aへ、ピン固定具98を収容固定
すると共に、主制御基板82をケース体91内にネジ止
め固定する。そして、図10(b)に示されるように、
カバー体92を上方から、被着する。
【0054】被着した後、図11(a)及び図12に示
されるように、側方から挿入ピン95をカバー体92の
番号「1」が附されたピン挿入台96に挿入する。そし
て、図11(b)に示されるように、挿入された挿入ピ
ン95の頭部95aをネジ回しドライバー等の工具を用
いて、側方から叩き込む等の押圧動作により、先端部9
5cの係合溝95dにピン固定具98の係合孔98aの
内周縁に形成された係合爪98bが嵌り込んで係合す
る。
されるように、側方から挿入ピン95をカバー体92の
番号「1」が附されたピン挿入台96に挿入する。そし
て、図11(b)に示されるように、挿入された挿入ピ
ン95の頭部95aをネジ回しドライバー等の工具を用
いて、側方から叩き込む等の押圧動作により、先端部9
5cの係合溝95dにピン固定具98の係合孔98aの
内周縁に形成された係合爪98bが嵌り込んで係合す
る。
【0055】このように挿入ピン95によって、カバー
体92に設けられたピン挿入台96と、ケース体91に
設けられた固定具収容台99の収容溝99aに係合して
収容固定されたピン固定具98とが、連結されること
で、ケース体91とカバー体92は離脱不能になり、主
制御基板82はボックス内に封印されることになる。
体92に設けられたピン挿入台96と、ケース体91に
設けられた固定具収容台99の収容溝99aに係合して
収容固定されたピン固定具98とが、連結されること
で、ケース体91とカバー体92は離脱不能になり、主
制御基板82はボックス内に封印されることになる。
【0056】また、ピン固定具98は図示されているよ
うに、その挿入ピン95が挿入される側全体が、前台9
9bに覆われて収容溝99aに収容されているので、ピ
ン固定具98が収容溝99a内で係合している部分であ
る係合凹部99c等への不正行為によって、その係合を
外すことは、その覆っている前台99bや収容溝99
a、つまり固定具収容台99そのものを破壊することが
必要になる。そのような破壊は確実にその痕跡を残すこ
とができる上に、その痕跡を消す為の復元も極めて困難
であるので、収納されている制御基板への不正行為のた
めに開封が行われた場合には早期に発見されるととも
に、不正行為の痕跡を消すこともできないので、このよ
うな不正行為者による不正開封の行為を抑制することが
可能になっている。
うに、その挿入ピン95が挿入される側全体が、前台9
9bに覆われて収容溝99aに収容されているので、ピ
ン固定具98が収容溝99a内で係合している部分であ
る係合凹部99c等への不正行為によって、その係合を
外すことは、その覆っている前台99bや収容溝99
a、つまり固定具収容台99そのものを破壊することが
必要になる。そのような破壊は確実にその痕跡を残すこ
とができる上に、その痕跡を消す為の復元も極めて困難
であるので、収納されている制御基板への不正行為のた
めに開封が行われた場合には早期に発見されるととも
に、不正行為の痕跡を消すこともできないので、このよ
うな不正行為者による不正開封の行為を抑制することが
可能になっている。
【0057】このように封印された基板収納ボックス9
0を主制御基板82のROMの検査やメンテナス等の正
当な理由で封印を解いて開けるには、挿入ピン95が叩
き込まれた左右の番号「1」が附されたピン挿入台96
のカバー体92と連結している2箇所の連結部96aを
切断して、カバー体92と挿入ピン95が叩き込まれた
ピン挿入台96とを分離させる。そしてケース体91か
らカバー体92を脱着して主制御基板82の検査等を行
う。
0を主制御基板82のROMの検査やメンテナス等の正
当な理由で封印を解いて開けるには、挿入ピン95が叩
き込まれた左右の番号「1」が附されたピン挿入台96
のカバー体92と連結している2箇所の連結部96aを
切断して、カバー体92と挿入ピン95が叩き込まれた
ピン挿入台96とを分離させる。そしてケース体91か
らカバー体92を脱着して主制御基板82の検査等を行
う。
【0058】ROMの検査やメンテナス等が終わった
後、再び主制御基板82をボックス内に封印するには、
カバー体92上面の保持部材100に取付られている6
本の未使用の挿入ピン95のうち2本を取り外す。取り
外した新たな2本の挿入ピン95を今度は番号「2」が
附された左右のピン挿入台96に挿入し、同様に左右側
方から叩き込むことで再び主制御基板82を基板収納ボ
ックス90内に封印する。
後、再び主制御基板82をボックス内に封印するには、
カバー体92上面の保持部材100に取付られている6
本の未使用の挿入ピン95のうち2本を取り外す。取り
外した新たな2本の挿入ピン95を今度は番号「2」が
附された左右のピン挿入台96に挿入し、同様に左右側
方から叩き込むことで再び主制御基板82を基板収納ボ
ックス90内に封印する。
【0059】このような封印手段90aを備えることに
よって主制御基板82は基板収納ボックス90内に封印
される。基板収納ボックス90はケース体91及びカバ
ー体92が透明な合成樹脂材料により構成されており内
部が視認可能となっているので、主制御基板82の基板
上に実装された電子部品やプリント配線等に異常がない
か目視にて検査することができる。この場合、シールド
部材200が取り付けられた状態では主制御基板82の
下側の面はシールド部材200により視認できないが、
図6(b)に示すようにネジ203を外してシールド部
材200を簡便に取り外すことができるので、基板収納
ボックス90の封印を解除する必要はない。また、シー
ルド部材200を取り外しても、取付部材202には閉
塞部202cが形成されているため、ピアノ線などを挿
入させて、内部の主制御基板82上の電子部品やプリン
ト配線に対する不正を行うことはできない。
よって主制御基板82は基板収納ボックス90内に封印
される。基板収納ボックス90はケース体91及びカバ
ー体92が透明な合成樹脂材料により構成されており内
部が視認可能となっているので、主制御基板82の基板
上に実装された電子部品やプリント配線等に異常がない
か目視にて検査することができる。この場合、シールド
部材200が取り付けられた状態では主制御基板82の
下側の面はシールド部材200により視認できないが、
図6(b)に示すようにネジ203を外してシールド部
材200を簡便に取り外すことができるので、基板収納
ボックス90の封印を解除する必要はない。また、シー
ルド部材200を取り外しても、取付部材202には閉
塞部202cが形成されているため、ピアノ線などを挿
入させて、内部の主制御基板82上の電子部品やプリン
ト配線に対する不正を行うことはできない。
【0060】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施できることは勿論である。実施例では、
シールド部材や主制御基板の取部材への取り付けにネジ
による螺合を用いたものを示したが、ネジ以外の固定手
段でシールド部材等の取り付け・取り外しが可能なもの
であれば適用することができ、実施例のようなネジだけ
に限定されないことは言うまでもない。
が、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施できることは勿論である。実施例では、
シールド部材や主制御基板の取部材への取り付けにネジ
による螺合を用いたものを示したが、ネジ以外の固定手
段でシールド部材等の取り付け・取り外しが可能なもの
であれば適用することができ、実施例のようなネジだけ
に限定されないことは言うまでもない。
【0061】尚、上記実施例では、この遊技機の遊技内
容を制御するメインの制御基板である主制御基板の基板
収納ボックスに適用した例を示したが、遊技機に備えら
れるそれ以外の制御基板等を収納するボックスについて
も適用可能なのは言うまでもない。
容を制御するメインの制御基板である主制御基板の基板
収納ボックスに適用した例を示したが、遊技機に備えら
れるそれ以外の制御基板等を収納するボックスについて
も適用可能なのは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、シールド
部材は基板収納ボックスを開けることなく取り外すこと
ができる上に、シールド部材を取り外しても、取付部材
の閉塞部によって異物等のボックス内への侵入が阻止さ
れているので、そのような不正行為やいたずらが未然に
防止される。
部材は基板収納ボックスを開けることなく取り外すこと
ができる上に、シールド部材を取り外しても、取付部材
の閉塞部によって異物等のボックス内への侵入が阻止さ
れているので、そのような不正行為やいたずらが未然に
防止される。
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正
面図である。
面図である。
【図2】図1に示されたパチンコ遊技機の裏面を示した
図である。
図である。
【図3】遊技に関する制御を行う制御基板等の接続を示
したブロック図である。
したブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係る基板収納ボックスの外
観を示した図である。
観を示した図である。
【図5】シールド部材の取り付け前の分解図である。
【図6】シールド部材の取付構造を示す断面図である。
【図7】シールド部材の取付構造の他の実施形態を示し
た断面図である。
た断面図である。
【図8】基板収納ボックスの封印構造を外側から見た分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図9】基板収納ボックスの封印構造を内側から見た分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図10】基板収納ボックスの封印手順を示した断面図
である。
である。
【図11】基板収納ボックスの封印手順を示した断面図
である。
である。
【図12】図11(a)の斜視図である
【図13】従来一般に知られる基板収納ボックスのシー
ルド部材の取付構造を示した図である。
ルド部材の取付構造を示した図である。
【図14】図13の基板収納ボックスのシールド部材の
取付構造の他の例を示した図である。
取付構造の他の例を示した図である。
10 パチンコ遊技機
82 制御基板
82h グランド接続部
90 基板収納ボックス
91 ケース体
91b ボス部
92 カバー体
200 シールド部材
201 ネジ
202 取付部材
202c 閉塞部
203 ネジ
フロントページの続き
(72)発明者 森 圭史
名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式
会社サンセイアールアンドディ内
(72)発明者 大澤 晃央
名古屋市中区丸の内二丁目11番13号 株式
会社サンセイアールアンドディ内
Fターム(参考) 2C088 BC45 EA10
Claims (4)
- 【請求項1】 遊技に関する制御を行う制御基板が収納
されると共に、その収容された制御基板を電磁的にシー
ルドする導電性のシールド部材が設けられた基板ボック
スを備えた遊技機において、前記基板収納ボックスの一
面には、ボックス内側からは前記制御基板が、ボックス
外側からは前記シールド部材が共に取り付けられる取付
部材が設けられ、前記取付部材には、前期シールド部材
を該取付部材より取り外した部分からの異物の挿入を阻
止する閉塞部が形成されていることを特徴とする遊技
機。 - 【請求項2】 前記取付部材は導電性を有しており、前
記取付部材は前記制御基板のグランド部と導通して取り
付けられると共に、前記シールド部材と導通して取り付
けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技
機。 - 【請求項3】 前記基板収納ボックスは内部が視認可能
に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
載の遊技機。 - 【請求項4】 前記取付部材は前記基板収納ボックスに
インサート成形されていることを特徴とする請求項1か
ら3のいずれかに記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331410A JP2003126492A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331410A JP2003126492A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003126492A true JP2003126492A (ja) | 2003-05-07 |
Family
ID=19146993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001331410A Pending JP2003126492A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003126492A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010148695A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Universal Entertainment Corp | 遊技機 |
JP2011062313A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062311A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062314A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062310A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062312A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2012245398A (ja) * | 2012-09-19 | 2012-12-13 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
-
2001
- 2001-10-29 JP JP2001331410A patent/JP2003126492A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010148695A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Universal Entertainment Corp | 遊技機 |
JP2011062313A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062311A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062314A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062310A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2011062312A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2012245398A (ja) * | 2012-09-19 | 2012-12-13 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040412 |