JP3824505B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、さらに詳しくは、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊技機の遊技盤裏面等に遊技に関する制御を行う制御基板を収容した状態で取り付けられる基板収納ボックスを備えたものにおいて、その基板収納ボックスの不正開封を防止する不正行為防止対策が施されたその不正防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げるようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマイクロコンピュータを備えた制御基板等により行われる。このような遊技機の遊技内容を制御する制御基板は、一般的に遊技盤の裏面側に取り付けられた基板収納ボックス内に収納される。
【0003】
基板収納ボックスは樹脂製又は金属製で、ICや抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御基板等をボックス内に収容して、基板上のプリント回路の短絡を防ぐために、埃等のゴミが侵入しないように保護しており、主に遊技機裏面の機構板等に取り付けられる。例えば、役物制御装置においては、制御回路内にCPU、ROM、RAM等が設けられており、ROMに記憶された制御プログラムに従って遊技機の制御が行われ、大当たり等もここで制御されている。
【0004】
このような制御基板を収容する基板収納ボックスは、一般的にカバー体とケース体とを重ね合わせたボックス構造を有している。内部に収容された制御基板のうち、他の各種電気装置と電気接続するためのコネクタ部分がボックス内から露出されるようになっており、各種配線をそのコネクタ部に差し込むことにより、それぞれ接続された電気装置に関わる制御が可能になっている。
【0005】
このような構造の基板収納ボックスに対する不正行為は、上蓋となるカバー体をケース体から外して、開放された制御基板に備えられたROM等の電子部品を交換、あるいはデータ内容の書き換えを行うことにより、通常の遊技制御と比較して、例えば大当たりを頻繁に発生させる等の不正な遊技制御を行わせるようなものである。
【0006】
従来用いられてきた基板収納ボックスにおける制御基板をその内部に封止する構造は、カバー体とケース体とをビス止め組付けした後、それらの合わせ目に封印シールを貼ったり、基板収納ボックスをアクリルなどの透明な合成樹脂材料により形成して、内部に収容されている制御基板の状態が外部から視認できるようにして不正行為が確認できるようにしていたが、本物そっくりの偽封印シールや特殊な剥離剤などを使用する不正行為者に対しては効果がなかった。
【0007】
このような行為を防止するために、基板収納ボックスを開封不可能あるいは開封が極めて困難な構造にして、ボックスそのものを破壊するしか開封する方法がないように封止することも考えられるが、公的機関によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考えると現実的でない。
【0008】
そこで、近年では、一旦封止が開封されると、開封された痕跡が残るように、カバー体とケース体にそれぞれ一体的に連結して設けられた封止部同士を別部材である封止部材(特殊な形状のピンやネジなど)を用いて締着する構造のものが採用されている。一般的に、このカバー体及びケース体とそれぞれの封止部との連結部分のうち少なくとも一方がニッパ等の工具で容易に切断可能に形成されており、その連結部分を切断して、封止部同士が締着された部分とケース体又はカバー体とを分離させることで、開封が可能な構造になっている。このように開封が容易な上に開封すれば確実にその切断による痕跡を残すことになるので、不正行為を防止できて取り扱いも良いということから広く採用されている。
【0009】
また、前述の公的機関によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考慮して複数回の封止・開封を行うことができるように、このような封止箇所が複数設けられている。つまり、封止部同士の締着に使用された封止部材は再度の封止に用いることができないので、カバー体の封止部、ケース体の封止部及び封止部材を一組とする封止箇所を、複数備えることでこれを実現している。例えば封止箇所が8つあれば、そのうち2つを封止のために使用するものとすれば、計4回の封止・開封を行うことができる。
【0010】
この場合、封止に使用された封止部材以外の封止部材、つまり前述の例でいえば封止に使用した2つ以外の残り6つ封止部材の保管については、例えばパチンコホールの管理者が別途保管したりすることも考えられるが、取り扱いの煩雑さや紛失等を考慮すると、基板収容ボックスそのものに付属部品として添付させるのが好ましい。そこで、その添付の構造について各種のものが提案されている。
【0011】
このようなカバー体及びケース体の封止部同士の締着に用いていない封止部材、つまり予備の封止部材(以下、未使用封止部材という)の添付の構造については、例えば、図14〜図18に示されるような基板収納ボックスがある。この基板収納ボックスに用いられる封止部材は、カバー側の封止部に仮止め用の収容室を設けて、その収容室に予め挿入して仮止めさせておくという添付の構造のものである。
【0012】
図を用いてより詳細に説明する。図14は基板収納ボックス200の外観斜視図、図15はその分解斜視図、図16は上面図、図17は基板収納ボックス200の側面に設けられた封止部201のA−A断面である横断面図、図18はその縦断面図を示している。
【0013】
図示されるように、この基板収納ボックス200は、制御基板203が収容されるケース体201と、そのケース体201に被着されるカバー体202と、これらを用いて内部に制御基板203を封止するための封止部材として挿入ピン211とから構成される。
【0014】
ケース体201はアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されており、その底面に載置された主制御基板203の4隅角部をネジ204止めにより収容固定している。この主制御基板203を収容するケース体201の左右両外側面(図面では片側のみ図示)には、ケース側封止部205として上面が開口された長手ボックス形状の固定具収容台212がケース体201と一体的に連結して設けられ、その内部には図17及び図18で示すような金属製板材により折り曲げ形成されたピン固定具213がタッピンネジ207によって固定具収容台212の内部にネジ止め固定されている。
【0015】
このピン固定具213には、挿入ピン211の先端部211aが挿入された際には、抜脱不能に係合する係合孔213aが設けられている。その係合孔213aの内周縁には、挿入ピン211の先端部211aに周設された凹状の係合溝211bに係合する係合片213bがやや斜め下向きに突設して形成されている。
【0016】
また、このケース体201に被着されるカバー体202の左右両外側面(図面では片側のみ図示)には、カバー側封止部206として複数個(この例では4個)のピン挿入台215が切断可能に形成された連結部218を介して一体的に整列して設けられると共に、それらピン挿入台215の両サイドには前述のピン固定具213をネジ止め固定したタッピンネジ207を上方から覆うネジ隠し片217,217が設けられている。
【0017】
整列して設けられたピン挿入台215,215,・・には、図18に示すように挿入ピン211が予め装着されている。この挿入ピン211はアルミ等の金属製棒材により切削形成又は合成樹脂材料により一体成形されたもので、フランジ状の頭部211eと円柱状の本体部211dを備えている。円柱状の本体部211dの途中位置には、その本体部211d外径よりもやや太径にローレット状のリング部211cが形成されており、挿入ピン211を遊挿させた状態でピン挿入台215に挿入させておくことができる。これにより、例えばパチンコホールの管理者等が挿入ピンを別途保管しておく必要はなく、従って紛失あるいは盗難のおそれがないので取り扱いが便利である。
【0018】
また、これらピン挿入台215,215,・・とカバー体202の側壁とを連結している連結部218,218,・・はニッパ等の工具によって簡便に切断可能な形状に形成されており、この連結部218,218,・・のうち封止された箇所の連結部218を切断することで、封止箇所のピン挿入台215はカバー体202から離れることになる。
【0019】
このような構造の基板収納ボックス200は、その内部への主制御基板203の封止・開封を複数回行うことができるようになっている。図14に示されるようにカバー体202の上面左右には、対角になるように番号表示(この場合1〜4)がされており、例えば、初めて封止するときは左右の番号「1」が附された部分の挿入ピン211を叩き込んで封止する。主制御基板203のROM等を検査するときは、左右の番号「1」が附された部分の連結部218を切断することで開封することができる。そして再度封止するには、左右の番号「2」が附された部分の挿入ピン211を叩き込むことで封止することができる。このように収納されている主制御基板203のROM検査や修理などの正規の理由による開封・封止が複数回行うことができるので、メンテナンス性も良いというものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように封止部材を予め装着することで添付させる構造の基板収納ボックス200では、未使用封止部材である未使用の挿入ピン211をピン挿入台215に装着して仮止めするために、挿入ピン211においては、その本体部211dの途中位置に、その本体部211d外径よりもやや太径にローレット状のリング部211cを形成しておくと共に、ピン装入台215においては、そのピン本体部挿入孔215bの内径を、挿入ピン211の本体部211dの外径よりも大きく、ローレット状のリング部211cの外径よりやや小さくして、挿入されるリング部211cを軽い押し込み力で通すことができる大きさに形成しておくという構造を採用したことによる加工上の問題があった。
【0021】
このピン装入台215を備えたカバー体202は、コストの面から、そのピン装入台215と共に一体的に樹脂成形加工により製作されるのだが、通常、このような成形はその製作回数の増加に伴って、成形のための金型の劣化等により、成形加工の精度が落ちてくるのが一般的である。つまり、ピン装入台215のピン本体部挿入孔215bの内径を、挿入される挿入ピン215のリング部211cを軽い押し込み力で通すことができる大きさに形成する精度も落ちてくるので、リング部211cの加工精度にもよるが、場合によってはピン本体部挿入孔215bを挿入することがきなくなる。このピン本体部挿入孔215bの内径以外の部分については、それほど精度は要求されないが、このカバー体202のピン本体部挿入孔215bの内径の精度を維持するために頻繁に金型のメンテナンスを行うことが必要となるばかりか、最悪、高価な金型の再製作することにもなってしまいコストが掛かるものであった。また、ピン本体部挿入孔215bの内径のみを成形後に追加工することも考えられるが、これも製作の工程が増えてコストが掛かるので問題の解決にはならない。
【0022】
さらに、挿入ピンについても、ケース体とカバー体の締着のために必要なフランジ部211e、係合溝211b以外に、仮止め用にローレット状のリング部211cも加工する必要あるので低コスト化が難しい。また、使用してない封止部材の悪用(不正な再封止)を未然に防止することもできない。
【0023】
本発明の解決しようとする課題は、遊技機に備えられる基板収納ボックスを痕跡を残さないで開封することを困難に封止して遊技機に対する不正行為を未然に防止する構造において、その封止に用いられる封止部材の予備を簡易な構成で備えた基板収納ボックスを提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明に係る遊技機は請求項1に記載のように、遊技に関する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、該ケース体に被着されるカバー体とからなる基板収容ボックスを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー体には、それぞれ互いに封止部材を介して封止状態で締着される封止部が複数組設けられると共に、それらケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられる複数の封止部材が備えられ、前記封止部材はフランジ状の頭部と円柱状の本体部を備えており、それら封止部材のうち複数の未使用の封止部材は前記ケース体とカバー体のいずれか一方の外側に一体的に設けられた支持部に固着される保持部材によってその保持部材の一部を破壊することにより個別に取り外せるように前記保持部材に前記本体部を挿入するための収容孔が形成されると共に、前記収容孔の内径は前記頭部の外形よりも小さく前記本体部の外形よりも大きく形成され、前記ケース体とカバー体のいずれか一方の壁面と前記保持部材との間に前記頭部が挟まれた状態で取付保持される一方、前記本体部は先端は挟まれることなく前記保持部材の収容孔から前記壁面とは反対側の外方に突出して露出されており、前記封止部材は前記保持部材に取付保持した位置からでは前記ケース体と前記カバー体を封止状態にできないように取付保持され、前記保持部材は前記収容孔が形成された収容部と、前記支持部に固着される固着部と、前記収容部と前記固着部とを連結すると共に切断可能な連結部を備え、前記支持部には前記壁面から突出した段部が形成され、前記段部の高さを前記頭部の厚みとほぼ同じかやや大きめに構成すると共に、前記段部上に前記保持部材の前記固着部が載置された状態で前記保持部材が前記支持部に離脱不能に固着されていることを要旨とするものである。
【0025】
上記構成を有する基板収納ボックスによれば、ケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられる複数の封止部材が、ケース体とカバー体の少なくとも一方に設けられた保持部材によってその保持部材の一部を破壊することにより個別に取り外せるように取付保持されているので、使用するときだけ保持部材を破壊して封止部材を取り出すことができるので紛失するおそれがない上に、破壊による痕跡が残るので封止部材の悪用(不正な再封止)を未然に防止することもできる。
【0026】
さらには、封止部材の端部が、保持部材の収容部と基板収納ボックスの壁面との間に挟まれて取付保持されている構成にすれば、保持部材の収容部を封止部材を保持するための特別な構造にすることなく、簡易な構造で封止部材を取付保持することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の概略構成の正面図を示したものである。図示されるようにパチンコ遊技機10は、遊技機本体の側部を構成する外枠11と前面部のベースとなる内枠12とを備える。この内枠12の開口部周縁には額縁状の金枠13が嵌められており、その内側には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が設けられる。
【0028】
ガラス扉15の下方位置には、遊技球を貯留するための上受け皿16とその上受け皿16から溢れた遊技球を貯留するための下受け皿17が縦列して設けられる。この上受け皿16には球抜きボタン18が設けられ、これを操作すると上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて抜き落とされる。又、下受け皿17の図中右側位置には、遊技球を発射するための発射レバー20が設けられ、その回動操作量に応じて打球の強さが調整されると共に図示しない発射モータの電源が投入される。更に発射レバー20には遊技球を単発発射させるための単発スイッチ21も備えられており、遊技状況に応じて使い分けることが可能に構成されている。
【0029】
また、このパチンコ遊技機10の左側部にはプリペイドカードによる球の貸し出しを行うプリペイドカードユニット22が並設されており、その操作は上受け皿16の前面部に設けられた球貸し操作部23によって行われる。球貸し操作部23には、プリペイドカードによる遊技球の貸出しを操作する球貸しボタン24、その貸出しの可否状態を示す球貸しランプ25、カード挿入口26からプリペイドカードを排出させるカード返却ボタン27、プリペイドカードの残高表示及びエラー表示を行う度数表示部28等が備えられる。
【0030】
遊技盤14面のほぼ中央には特別図柄表示装置50が設けられており、その画面には数字やキャラクタ等の図柄が動画表示される。この特別図柄表示装置50の真下位置には常時入賞可能な第一始動入賞口52aと、可変翼が開放された時にのみ入賞可能となる第二始動入賞口52bを備える始動入賞口52が設けられており、始動入賞口52に遊技球が入賞すると特別図柄表示装置50に表示される図柄が変動を開始する。
【0031】
また、始動入賞口52の真下位置には通常は閉鎖されている大入賞口53が設けられており、その内部には大入賞口53が開放された時にのみ入賞可能となる特定入賞口54が設けられている。又、大入賞口53の左右位置には普通入賞口である左落し入賞口60、右落し入賞口61が、それらの上方位置には左袖入賞口62、右袖入賞口63が各々設けられ、これらの入賞口へ遊技球が入賞すると所定個数の賞品球が払出される。
【0032】
特別図柄表示装置50の周囲には装飾枠体64が設けられる。この装飾枠体64の上部に形成された半円弧形状の装飾枠部には、普通図柄表示装置65が設けられ、「0」から「9」までの数字が7セグメントでもってデジタル表示される。更に、本遊技盤14面には遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化させる風車やランプ風車、左ゲート66、右ゲート67が設けられ、このゲート66、67を遊技球が通過すると普通図柄表示装置65が変動を開始し、所定図柄が表示確定されると前述の始動入賞口52の第二始動入賞口52bが一定時間開放される。
【0033】
始動入賞口52に遊技球が入賞すると、特別図柄表示装置50に表示される判定用図柄が変動を開始し、所定時間(例えば5秒間)が経過すると停止して図柄が表示確定される。ここで確定された図柄の組み合わせが予め設定された所定の組み合わせと一致すると、それまで閉鎖されていた大入賞口53が開放され、いわゆる「大当たり」と称される特別な遊技状況が開始されることになる。
【0034】
このように、遊技盤14面に設けられる各入賞口に遊技球が入賞(又は通過)すると諸処の遊技状況が発生する契機となると共に、所定個数の賞品球が上受け皿16の左側上部に設けられる球出口29から払い出される。但し、何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技盤14面の最下部に設けられる排出口68から遊技盤14の裏面へと排出されることになる。
【0035】
図2は、前記パチンコ遊技機10の裏面図である。パチンコ遊技機10の裏面には、各種装置等を取り付けるための裏セット板71が設けられ、その裏セット板71の上方には、図示しない遊技場内に設置された球供給装置から供給される遊技球を一時貯留する球タンク72が設けられる。この球タンク72には球誘導樋73が連接して設けられる。球誘導樋73にはその球誘導樋73上における遊技球の貯留状態を検知する補給スイッチ74が設けられる。このスイッチ74は、球誘導樋73上での球切れ状態が発生した時に作動し、図示しない遊技場内の球供給装置から球タンク72に遊技球が供給されていないことを遊技場へ報知するように構成されている。
【0036】
この球誘導樋73は図示しない屈曲樋に接続され、この屈曲樋はその下流域でおいて枝分かれして賞球払出装置75と球貸払出装置76に連接される。又、この図示しない屈曲樋にはその屈曲樋内における遊技球の流下状態を検知して賞球払出装置75及び球貸払出装置76の空動作を未然に防止する空切り防止スイッチ77が設けられる。
【0037】
また、遊技機10の裏面には、遊技に関わる制御を行うための多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。遊技機10と外部の各種装置とを接続する外部出力端子78aを含む外部出力端子基板78、空切り防止スイッチ77の作動を設定制御する空切り防止スイッチ基板79、更に、前述の賞球払出装置75及び貸球払出装置76の作動を設定制御するCR賞球払出制御基板80、本遊技機10の側部に設けられるプリペイドカードユニット22と遊技機10間における情報の授受を行うカードインターフェイス接続部81が設けられる。
【0038】
更に、これらの制御基板等の動作を設定制御する主制御基板82が裏面左下方部に設けられる。主制御基板82は、基板収納ボックス90に収納されており、この基板収納ボックス90を開封しなければ主制御基板82に触れることができないようになっている。基板収納ボックス90は、下側のケース体91とそのケース体91に被着されるカバー体92とからなり、そのケース体91内に主制御基板82を載置して固定し、その上面をカバー体92で覆うことで外部から触れることができないように主制御基板82を収容している。
【0039】
そのほかに本遊技機10には上記以外にも多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。例えば、打球発射に関する設定制御を行う発射装置制御基板83や、遊技盤14面上に設けられるランプの点灯及び消灯に関わる設定制御を行うランプ制御基板84、遊技状況に応じて発する音声や音楽等を制御する音声制御基板85といった各種制御基板も同様に設けられる。図3のブロック図に示されるように、これら制御基板等は直接又は間接的に主制御基板82と接続され、その動作は主制御基板82に制御されるようになっている。これらについての概要は周知であるので、ここでは詳細説明を省略する。
【0040】
次に、本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機に備えられた不正行為防止のための基板収納ボックスついて図4〜図13を参照して説明する。図4は遊技機本体の裏面に設けられる前述の基板収納ボックス90の外観斜視図、図5及び図6は基板収納ボックスの分解斜視図、図7は封止部材の保持構造を示す断面図、図8は両封止部の縦断面斜視図、図9はケース側の封止部の上面図、図10及び図11は両封止部の縦断面図、図12及び図13は両封止部の横断面図を示した図である。
【0041】
図示されるように、この基板収納ボックス90は、前述の主制御基板82が収容されるケース体91、そのケース体91に被着されるカバー体92、これら両部材を連結するための挿入ピン95とから構成されている。
【0042】
カバー体92はアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されており、その左右両外側(図面では片側のみ図示)には、カバー側封止部94が設けられている。このカバー側封止部94には、複数個(この実施例では4個)のピン挿入台96,96,・・が切断可能に形成された連結部96a,96a,・・を介して設けられている。
【0043】
このピン挿入台96,96,・・には、後述する挿入ピン95が挿入されるピン挿入孔96bが貫通して設けられており、挿入ピン95のフランジ状の頭部95aが収容される収容部96cと挿入ピン95の本体部95bが挿通される挿通部96dが形成されている(図8参照)。
【0044】
挿入ピン95はアルミ等の金属製棒材により切削形成又は合成樹脂材料から成形されたもので、フランジ状の頭部95aと円柱状の本体部95bを備えている。また、本体部95bの先端部95cには凹状の係合溝95dが周設されている。
【0045】
カバー体92が被着されるケース体91も同様にアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されており、その底面に載置された主制御基板82の4隅角部をネジ97止めにより収容固定する。
【0046】
このケース体91の側壁には、被着されるカバー体92の段部92aに弾発的に係合する係合爪片91a,91aが形成されており、これらによりカバー体92はケース体91に被着の際に容易に外れないように仮固定される。
【0047】
ケース体91の左右両外側(図面では片側のみ図示)には、ケース側封止部93が設けられている。このケース側封止部93には図示されるように、前述の挿入ピン95の先端部95cに係合するピン固定具98と、そのピン固定具98を収容固定する収容溝99aを備えた固定具収容台99とで構成される。
【0048】
ピン固定具98は、弾性変形可能な金属製板ばね部材により長方形状に成形されたもので、挿入ピン95の先端部95cに係合する係合孔98aが複数(この実施例では4つ)開口して形成されている。この係合孔98aの内周縁には、挿入ピン95の先端部95cに周設された係合溝95dに係合する係合爪98bが形成されており、係合の際には先端部95cを抜脱不能に保持する。
【0049】
また、このピン固定具98の両端部には、固定具収容台99の前台99bの両側端部に凹設された係合凹部99c,99cに係合する係合片98c,98cが形成されており、ピン固定具98は収容溝99aに収容された際には、この係合凹部99cに係合して収容固定される。
【0050】
このピン固定具98が収容される固定具収容台99は、挿入ピン95が挿入される挿入孔99dを複数(この実施例では4つ)有する前台99bと、同じく挿入ピン95の先端部95cが挿入される後台99eとで構成されており、これら2つの台がピン固定具98を挟み込むように設けられ、その間に収容溝99aが形成されている。
【0051】
収容されるピン固定具98を収容溝99a内で固定するため、前台99bの両側端部には係合凹部99c,99cが凹設されており、ピン固定具98は収容溝99aに収容された際には、係合片98c,98cがこの係合凹部99c,99cに係合して、ピン固定具98を収容固定する。
【0052】
また、この収容溝99aは図9に示されるように、ピン固定具98を収容溝99aに収容する際に、そのピン固定具98の収容が係合位置でない途中位置の状態、つまり係合片98c,98cが係合凹部99c,99cの位置まで到達していない状態では、ピン固定具98を弾性変形させ、係合する位置まで到達すると復帰変形させて係合させるスペースとして変形誘導部99fが前台99bと後台99eとによって形成されている。この場合図示されるように、ピン固定具98を収容溝99aに挿入すると、ピン固定具98の中央部分を膨らませるように弾性変形させ、、ピン固定具98の係合片98c,98cが前台99bの係合凹部99c,99c位置まで挿入されると、ピン固定具98を復帰変形させて係合片98c,98cが係合凹部99c,99cに係合して収容される。このような構造にすることにより強固に収容固定されるので外れにくい。
【0053】
さらに、固定具収容台99の前台99bに形成された係合凹部99c,99cの外側部分には、収容されるピン固定具98を収容溝99aへ挿入案内するための案内部99g,99gが凸設されており、収容をスムーズに行い易くなっている。
【0054】
このような構造の基板収納ボックス90は、その内部への主制御基板82の封止・開封を複数回(この実施例では4回)行うことができるようになっている。図4及び図5に示されるようにカバー体92の左右側面には、対角になるように番号表示(この場合1〜4)がされており(片側のみ図示)、最初に封止するときは左右の番号「1」が附されたピン挿入台96に挿入ピン95を2本叩き込んで封止する。
【0055】
主制御基板82のROM等を検査するために開封するときは、左右の番号「1」が附された部分の連結部96aを切断して開封する。ROMの検査後、再び封止するには、左右の番号「2」が附されたピン挿入台96に新たな挿入ピン95を2本叩き込むことで封止することができる。このように収納されている主制御基板82のROM検査や修理などの正規の理由による開封・封止が複数回(この実施例では4回)行うことができる上に、その作業性も良い。
【0056】
次に、このような構造のケース体91とカバー体92の封止に用いる挿入ピン95の未使用のものを基板収納ボックス90に付属部品として備えさせる構造について説明する。この実施例では、図4に示されるように、封止・開封を計4回行えるように、挿入ピン95が8つ用いられる。最初の封止に用いる2本の挿入ピン95以外の残り6本の挿入ピン95(つまり、2回目以降の封止に使用される挿入ピン95)は、カバー体92の片側上面から側面に亘って凹設された凹部101が形成され、その凹部101の底面101aに固定された保持部材100によって集約して取り付けられている。
【0057】
図5及び図6の分解斜視図に示されるように、保持部材100は合成樹脂材料により形成されており、底面101aに固定されるための固着部100aと、挿入ピン95が挿入される収容孔100eが形成された収容部100bと、それら固着部100aと収容部100bを連結する連結部100cとを備えている。固着部100aには、底面101aに形成された支持部102の突状部102bが挿入される貫通孔100dが形成されている。収容部100bは、挿入ピン95の本体部95bが挿通される収容孔100eを有したドーナツ形状に形成されており、その収容孔100eの内径は、挿入される挿入ピン95のフランジ状頭部95aの外径より小さく本体部95bの外径よりもやや大きく形成されている。これら固着部100aと収容部100bを連結している連結部100cは、ニッ
パ等の工具によって切断可能に形成されている。
【0058】
凹部101の底面101aには、支持部102がカバー体92と一体的に形成されており、この支持部102は、段部102aと突状部102bとで構成されている。段部102aの高さは、挿入ピン95のフランジ状の頭部95aの厚みとほぼ同じかやや大きめに形成されている。これにより、挿入ピン95のフランジ状の頭部95aを、保持部材100の収容部100bと底面101aと間に挟んで保持することができるので、収容部100bの構造をその収容部100bだけで挿入ピン95を保持させるような特別な構造にしなくても保持することができるのでコスト安にもなっている。突状部102bは、前述の保持部材100の固着部100aに形成された貫通孔100dに挿入される。挿入された突状部102bの貫通孔100dより突出した先端部102cは熱又は超音波等によって溶融させて貫通孔100dの内径よりも太径に形成される。この実施例では、図7(a)に示すように、ヒーターなどの熱施工装置104によって山形状に突状部102bの先端部102cが形成されているので、この保持部材100は離脱不能にカバー体92の支持部102に固着される。この場合、カバー体92の樹脂材料と保持部材100の樹脂材料を互いに溶着可能なもの(例えば、同じ樹脂材料)を用いて、より強固に固着されるような構成にしても勿論良い。尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を変更して実施することができることは言うまでもない。
【0059】
例えば、保持部材100を底面101aに固定する他の方法としては、図7(b)に示すように、ワンウェイネジ105等で固定しても良い。ワンウェイネジとは、ネジの頭部が締める方向にしか回すことができないような形状を有しており、緩める方向に回らず、一度締めたら取り外すことができないネジのことをいう。このようにカバー体92の支持部102と保持部材100を結合して離脱不能に固定することによって、連結部100cを切断しない限り未使用の挿入ピン95は使用できないので、その紛失等を確実に防止することができる。
【0060】
さらに、図示しないが未使用の挿入ピン95を基板収納ボックス90の内側に備える構成にしても良い。基板収納ボックス90を開封しない限り取り出すことができなくなるので、未使用の挿入ピン95の悪用行為をさらに防止することもできる。
【0061】
次に、このような構成の基板収納ボックス90の組付け及び挿入ピン95を操作して、主制御基板82をボックス内に封止する手順について図10〜図13を用いて説明する。
【0062】
まず、図10(a)に示されるように、ケース体91のケース側封止部93に設けられた固定具収容台99の収容溝99aへ、ピン固定具98を収容固定すると共に、主制御基板82をケース体91内にネジ止め固定する。そして、図10(b)に示されるように、カバー体92を上方から、被着する。
【0063】
被着した後、図11(a)及び図12に示されるように、側方から挿入ピン95をカバー体92の番号「1」が附されたピン挿入台96に挿入する。そして、図11(b)及び図13に示されるように、挿入された挿入ピン95の頭部95aをネジ回しドライバー等の工具を用いて、側方から叩き込む等の押圧動作により、先端部95cの係合溝95dがピン固定具98の係合孔98aの内周縁に形成された係合爪98bが嵌り込んで係合する。
【0064】
このように挿入ピン95によって、カバー体92に設けられたピン挿入台96と、ケース体91に設けられた固定具収容台99の収容溝99aに係合して収容固定されたピン固定具98とが、連結されることで、ケース体91とカバー体92は離脱不能になり、主制御基板82はボックス内に封止されることになる。
【0065】
また、ピン固定具98は図示されているように、その挿入ピン95が挿入される側全体が、前台99bに覆われて収容溝99aに収容されているので、ピン固定具98が収容溝99a内で係合している部分である係合凹部99c等への不正行為によって、その係合を外すことは、その覆っている前台99bや収容溝99a、つまり固定具収容台99そのものを破壊することが必要になる。そのような破壊は確実にその痕跡を残すことができる上に、その痕跡を消す為の復元も極めて困難であるので、収納されている制御基板への不正行為のために開封が行われた場合には早期に発見されるとともに、不正行為の痕跡を消すこともできないので、このような不正行為者による不正開封の行為を抑制することができる。
【0066】
このように封止された基盤収納ボックス90を主制御基板82のROMの検査やメンテナス等の正当な理由で開封するには、挿入ピン95が叩き込まれた左右の番号「1」が附されたピン挿入台96のカバー体92と連結している2箇所の連結部96aを切断して、カバー体92と挿入ピン95が叩き込まれたピン挿入台96とを分離させる。そしてケース体91からカバー体92を外し、開放された主制御基板82の検査等を行う。
【0067】
ROMの検査やメンテナス等が終わった後、再び封止するには、保持部材100に取付られている6本の未使用の挿入ピン95のうち2本をその連結部100cをそれぞれニッパ等で切断して取り出す。取り出した新たな挿入ピン95を今度は番号「2」が附された左右のピン挿入台96に挿入し、同様にネジ回しドライバー等の工具を用いて、左右側方から叩き込むことで再び主制御基板82を基板収納ボックス90内に封止することができる。
【0068】
このように、使用するときだけ保持部材100から切断して挿入ピン95を取り出す構成なので、使用していない挿入ピン95を紛失するおそれがない。さらに切断による痕跡が残るので挿入ピン95の悪用(不正な再封止や持ち出し)を未然に防止することもできる。
【0069】
また、未使用の挿入ピン95が基板収納ボックスの外側(この実施例ではカバー体92の一側面)に集約して備えられていれば、その集約箇所を確認するだけで残りの未使用封止部材の数を把握することができて便利である。図4に示すように、挿入ピン95がカバー体92の外面からはみ出ないように、凹部101に取り付けられているので、例えばメンテナンス等のために遊技機から基板収納ボックスを取り外す際に、作業者の手が引っかかってしまうことが防止されて作業性が良い上に、基板収納ボックス全体としてサイズが大きくなってしまうことを押さえることができる。
【0070】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、未使用挿入ピン95を実施例では一箇所に集約した構成を示したが、2つに分割してそれぞれ封止に用いられる封止部近くに配置するなどの構成にしても勿論良い。さらに、実施例では最初に用いる挿入ピン95は保持部材100には取り付けず、2回目以降に用いられる挿入ピン95だけを取り付けた構成を示したが、もちろん最初の挿入ピン95も取り付けた構成にしても良いことは言うまでもない。
【0071】
また、実施例では封止部材としての挿入ピン95、封止部としてのケース側封止部93及びカバー側封止部94のような構造のものを示したが、こうした実施例には何ら限定されるものではなく、例えば、従来技術として説明した図14〜図18の基板収納ボックス200においても、適用可能なのは勿論である。要は基板収納ボックスのカバーとケースを離脱不能に封止するために別途設けられた封止部材であれば本発明の構成を採用することができるのは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機によれば、遊技機に備えられる基板収納ボックスを痕跡を残さないで開封することを困難に封止して遊技機に対する不正行為を未然に防止する構造において、その封止に用いられる封止部材の予備を簡易な構造で備えることができるので、予備の封止部材を紛失するおそれがなく、さらに使用した痕跡を残すこともできるで封止部材の悪用(不正な再封止や持ち出し)を未然に防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】 図1に示されたパチンコ遊技機の裏面を示した図である。
【図3】 制御基板の接続を示したブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る基板収納ボックスの外観斜視図を示した図である。
【図5】 図4の基板収納ボックスを外側から見た分解斜視図である。
【図6】 図4の基板収納ボックスを内側から見た分解斜視図である。
【図7】 封止部材の保持構造を示した断面図である
【図8】 封止部の縦断面を示した斜視図である。
【図9】 ケース側の封止部の上面図を示した図である。
【図10】 基板収納ボックスの組付け手順を示した縦断面図である。
【図11】 基板収納ボックスの封止手順を示した縦断面図である。
【図12】 基板収納ボックスの封止手順を示した横断面図である。
【図13】 図11の基板収納ボックスの次の封止手順を示した横断面図である。
【図14】 従来一般に知られる基板収納ボックスの外観斜視図を示した図である。
【図15】 図15の基板収納ボックスの分解斜視図を示した図である。
【図16】 図15の基板収納ボックスの上面図を示した図である。
【図17】 封止部の縦断面図を示した図である。
【図18】 封止部の横断面図を示した図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機
82 制御基板
90 基板収納ボックス
91 ケース体
92 カバー体
93 ケース側封止部
94 カバー側封止部
95 挿入ピン
96 ピン挿入台
98 ピン固定具
98a 係合片
99 固定具収容台
99a 収容溝
99b 前台
99c 係合凹部
100 保持部材
101 凹部
102 支持部

Claims (1)

  1. 遊技に関する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、該ケース体に被着されるカバー体とからなる基板収容ボックスを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー体には、それぞれ互いに封止部材を介して封止状態で締着される封止部が複数組設けられると共に、それらケース側封止部とカバー側封止部の締着に用いられる複数の封止部材が備えられ、前記封止部材はフランジ状の頭部と円柱状の本体部を備えており、それら封止部材のうち複数の未使用の封止部材は前記ケース体とカバー体のいずれか一方の外側に一体的に設けられた支持部に固着される保持部材によってその保持部材の一部を破壊することにより個別に取り外せるように前記保持部材に前記本体部を挿入するための収容孔が形成されると共に、前記収容孔の内径は前記頭部の外形よりも小さく前記本体部の外形よりも大きく形成され、前記ケース体とカバー体のいずれか一方の壁面と前記保持部材との間に前記頭部が挟まれた状態で取付保持される一方、前記本体部は先端は挟まれることなく前記保持部材の収容孔から前記壁面とは反対側の外方に突出して露出されており、前記封止部材は前記保持部材に取付保持した位置からでは前記ケース体と前記カバー体を封止状態にできないように取付保持され、前記保持部材は前記収容孔が形成された収容部と、前記支持部に固着される固着部と、前記収容部と前記固着部とを連結すると共に切断可能な連結部を備え、前記支持部には前記壁面から突出した段部が形成され、前記段部の高さを前記頭部の厚みとほぼ同じかやや大きめに構成すると共に、前記段部上に前記保持部材の前記固着部が載置された状態で前記保持部材が前記支持部に離脱不能に固着されていることを特徴とする遊技機。
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