JP3944591B2 - 筐体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の遊技制御基盤のセキュリティー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主な遊技機としてパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機等が挙げられ、これら遊技機は風俗営業法による遊技規則でその遊技内容が規制されている。
遊技場で遊技機を営業に使用する場合は、目的の遊技機を前もって国家公安委員会委の指定試験機関である財団法人保安電子通信協会に於いてその検査をを受け、さらにはその検査結果による各都道府県の公安委員会の検定等を受けなければならない。
検定に合格した遊技機であれば遊技場に設置可能となり、設置可能となった遊技機は、遊技場に設置し遊技場を管轄する所轄警察署の生活安全課において公安委員会の設置基準に合致しているかの検査と、遊技を司る遊技制御基盤を収容する筐体に製造工場で封印したものが正常であるかの検査も受け、合格であれば始めて遊技営業の運びとなる。
一旦、営業許可が下りた遊技機は、故障による部品交換修理や設置された遊技機の設置位置の変更等の場合、所轄警察署の生活安全課の変更承認申請をし、許可がでれば引き続いて営業することができる。
この事は、部品の交換又は位置の変更等で遊技内容に重大な変化が起きないようにする為のもので、遊技場に設置されている遊技機は、完全な管理のもとでなければ営業ができないものである。
ところが近年、遊技機に使用される遊技制御基盤に内蔵される遊技を制御するROMが秘密裏に交換される事がしばし発生し、交換されたROMを簡単に見分けることが出来ずに、この件につき問題視され遊技制御基盤を完全に封止し外観で検査可能とする技術が生まれてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
遊技制御基盤を視認容易に封止するケース構造技術が特開平5−131049が提案されているが、遊技制御基盤の許可を受けてサービスマンが内部修理をする場合ケースが変形するのでケース自体の交換もしなければならし、また同様に特開平6−269539に於いてもケース自体の破壊をしなければならないと言う欠点等があり、そこでケース自体の損傷もなく規定回数のみ交換できるケースが考え出された。
その構造を図7で説明し、更に起きた欠点も指摘してその詳細を述べることとする。
【0004】
図7(a)は、近年考案された遊技制御基盤90を保護する遊技制御装置80で、封止されたものを3回まで開封できるような構造になっている。
遊技制御装置80は蓋部81と基盤取付板92とからなり、蓋部81と基盤取付板92の内部に遊技制御基盤90が設置されている。
図7(a)は、蓋部81と基盤取付板92を1回目の破壊分解したもようを図示したもので破壊面として、蓋部81の蓋側切断面99と基盤取付板92のビス導入筒97にある導入側筒切断面71となった図である。
蓋部81にはビス導入筒97が導入筒接続部98により4個付けられており、左右対称に2カ所設けられ、れぞれのビス導入筒97の内部には右方向ビス94(図7(b)、(c)参照)が嵌入されている。
基盤取付板92には基盤取付ビス91で遊技制御基盤90が固定されており、その遊技制御基盤90には電源コネクタ82で電源線83と、内枠制御コネクタ84で内枠制御線85と、遊技盤入出力コネクタ86で遊技盤入出力線87と、液晶制御コネクタ88で液晶制御線89等が付けられている。
遊技制御基盤90には図示しない公知のCPUやRAM、ROM、I/Oポート等が設けられたマイクロコンピュータ基盤で遊技に於ける制御を行うようになている。
【0005】
ビス導入筒97に対向して基盤取付板92には固定穴95が設けられた取付固定部96が4個設けられ、この取付固定部96も左右対称に2カ所設けられ、基部接続部73で基盤取付板92にそれぞれ接続されている。
基盤取付板92の一部に出張部74が設けられ公知のナイラッチ93が挿貫されており、図示しない機構板に遊技制御装置80が着脱自在に付けられ、遊技制御装置80を機構板の所定の位置にあてがってナイラッチ93を押し込めば遊技制御装置80が機構板に固定できるようになっている。
図7(b)は右方向ビス94の斜視図で上方に右方向皿部72が設けられている。図7(c)は右方向ビス94の平面図で右方向皿部72の簡略構造図を示したものである。
以上が近年考案された遊技制御基盤90を保護する封止ケースの構造説明で次にこの取扱に付いて述べる。
遊技制御基盤90を基盤取付板92に基盤取付ビス91で固定し、蓋部81をその上に覆って、1個のビス導入筒97の右方向ビス94をマイナスドライバーで右方向回せば右方向ビス94が取付固定部96の固定穴95にねじ込まれ、更にマイナスドライバーを右に回せば蓋部81が基盤取付板92に固定される。
開封するときは、左右のかしめられた導入筒接続部98をニッパー等で切断すれば、図示したように蓋部81に蓋側切断面99を残して蓋部81と基盤取付板92とに開くことができる。
再び封止する場合は未使用の右方向ビス94でかしめれば封止完了となる。
【0006】
以上が使用方法であるが、ここで問題点として切断した所を四塩化炭素等の商品名ジクロ液で溶着すると一見開封していないように見える。と言う欠点と、ユニバーサルジョイント付のドライバーで右方向ビス94とに瞬間接着剤で固定すれば容易に右方向ビス94を戻すことができると言う二件の封止セキュリティー解除が可能で何の役にもたっていない。
また従来通りに封止された遊技制御装置80のコネクタ接続に関して容易に着脱が可能であるから、たとえば外部接続的に遊技盤入出力コネクタ86を抜いて図示しない中間接続線を差し込んで、別の信号を入れることが可能である。
基盤内の5V電源に対して過剰電流の放出を行うと電源レギュレターが異常を感じて瞬断をする、このとき普通ありえない入力の組合せを入力すると遊技制御基盤90が別の動作をするようになることがあり、このことを悪用すると言う欠点も見逃せない。
また、遊技制御基盤に設けられる外部接続コネクタを、抜いて他の基盤と勝手に交換すること、つまり、弾球遊技機の裏に射幸性の高い違法基盤を設けて当該弾球遊技機の接続線をこの違法基盤に差し替え、長い接続線で中間的に設置し、遊技機設置島の中にその違法基盤を隠せば射幸性の高い弾球遊技機に変化させると言った違法行為等。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、蓋部と基盤取付板を合体して封止した後は破壊痕を残さずには開封できない筐体において、入出力用コネクタの勝手な取り外しを防止するための技術を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
請求項1に記載の筐体は、
蓋部と基盤取付板とからなり、CPU、RAM、ROM、I/Oポート等及び外部との入出力する入出力用コネクタと電源コネクタが設けられたマイクロコンピュータ基盤であって遊技に於ける制御を行う遊技制御基盤を収容する筐体であって、
前記蓋部と前記基盤取付板を合体して封止した後は破壊痕を残さずには開封できない筐体において、
前記蓋部には、前記蓋部と前記基盤取付板を合体して封止すると前記入出力用コネクタを覆って前記入出力用コネクタを取り外し不能とする覆部と、内部に押込止部を有するピン導入筒とが設けられ、
前記基盤取付板にはピン止着部を有するピン固着部が前記ピン導入筒に対応して設けられ、
上部先端にピンリング、下部先端にピン傘を有し未使用状態では前記ピン導入筒に挿貫されている嵌入ピンを、前記ピン止着部に向けて押し込んで前記ピンリングを前記押込止部に当接させ前記ピン傘を前記ピン止着部に係止させて前後進不能にすることにより前記蓋部と前記基盤取付板が固着され、
前記ピン傘を前記ピン止着部に係止させた前記嵌入ピンを前記ピン止着部よりも前記ピンリング側で切断すると、前記ピン傘が含まれる前記嵌入ピンの先端部が、前記ピン固着部に取り外し不能に取り付けられた底蓋の中に残留する構成であり、
前記嵌入ピンは透光性で、前記底蓋には色彩が施されている
ことを特徴とする。
この筐体は、蓋部と基盤取付板を合体して封止した後は破壊痕を残さずには開封できない。具体的には、蓋部には内部に押込止部を有するピン導入筒が設けられ、基盤取付板にはピン止着部を有するピン固着部がピン導入筒に対応して設けられ、上部先端にピンリング、下部先端にピン傘を有し未使用状態では前記ピン導入筒に挿貫されている嵌入ピンを、前記ピン止着部に向けて押し込んで前記ピンリングを前記押込止部に当接させ前記ピン傘を前記ピン止着部に係止させて前後進不能にすることにより前記蓋部と前記基盤取付板が固着されるので、合体を解除するときは、嵌入ピンを切除することにより可能とする。
ピン傘をピン止着部に係止させた嵌入ピンをピン止着部よりもピンリング側で切断すると、ピン傘が含まれる嵌入ピンの先端部が、ピン固着部に取り外し不能に取り付けられた底蓋の中に残留する。
従って、嵌入ピンを切断破壊することでこの嵌入ピンの残骸が残るので簡単に解除した旨、視認が出来るようになる。
しかも、嵌入ピンは透光性で、底蓋には色彩が施されているため、嵌入ピンを切断する前は底蓋の色彩が嵌入ピンの上部に映し出され、嵌入ピンを切断すると光の透過性がなくなり底蓋の色彩が映しだされなくなるから、嵌入ピンを上部側から観察すれば嵌入ピンの切断の有無が分かる。
【0008】
また、蓋部には、蓋部と基盤取付板を合体して封止すると入出力用コネクタを覆って入出力用コネクタを取り外し不能とする覆部が設けられているので、入出力用コネクタは、上記のように嵌入ピンを破壊しない限りは遊技制御基盤から抜き取れない。したがって、入出力用コネクタを抜いて他の基盤と勝手に交換できないし、そのような行為があれば容易に発見できる。
【0009】
本請求項によれば、遊技制御基盤を入出力用コネクタから分離して他の基盤と勝手に交換すること、つまり、弾球遊技機の裏に射幸性の高い違法基盤を設けて当該弾球遊技機の接続線をこの違法基盤に差し替え、長い接続線で中間的に設置し、遊技機設置島の中にその違法基盤を隠せば射幸性の高い弾球遊技機に変化させると言った違法行為等の排除ができる。
なお、上記では弾球遊技機を例にしているが、本発明は弾球遊技機に限らずパチスロ遊技機やロータリーゲーム等の許認可を必要とする風俗営業法上の遊技機等にわたって広く応用できることが可能であることは言うまでもない。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態をより一層明確にするため、本発明を適用した弾球遊技機の遊技制御装置を一実施例について図面を参照して説明する。
なお、以下に説明をする実施例は、本発明の実施の一形態に過ぎず、本発明の実施の形態を、以下に例示する具体的な形状等に制限するものではない。
【0011】
【実施例】
図1に示すように弾球遊技機10は、箱状の外枠11を備えている。
外枠11には、前面枠12がヒンジ13で外枠11に対してそのヒンジ13を支軸にして開閉自在に装着されている。
又、外枠11は図示しない遊技機設置島に弾球遊技機10を設置固定させる部材でもある。
前面枠12には、遊技盤14が填められておりその遊技盤14には図示しない遊技釘及び入賞装置、図柄表示装置等が設けられている。
前面枠12の下部に上皿15とその下に下皿16が設けられている。
前面枠12の右下部に発射レバー17を内蔵した発射ハンドル18が設けられ遊技球を上皿15に投入して、発射ハンドル18の発射レバー17を操作すれば遊技球を遊技盤面に発射することができて、発射された遊技球が入賞装置に入賞すれば遊技球が賞品球として上皿15に払出される。
さらに入賞が続き払出が行われれば上皿15が満杯になり、払出がまたさらに続けば図示しない上皿15の内部で振分装置が作動して下皿16に遊技球が放出される。
【0012】
図2は本発明品を装備した弾球遊技機10の裏概要図である。
前面枠12には、機構盤19が設けられ、この機構盤19と前面枠12との間に遊技盤14がはめられている。
機構盤19の左下方には発射装置35が設けられ、図1に示す発射レバー17の操作でこの発射装置が作動して遊技球を遊技盤14に発射ができる。
機構盤19の上部には、球タンク20とその下にタンクレール21がそれぞれ設けられ、球タンク20に入賞して賞品球として払出をする遊技球が補給され、入賞があったときは、遊技球がタンクレール21へと流れ払出装置22で払出が行われる。
機構盤19の内部には、遊技盤14に取着される集合板36があって入賞球を集めて図示しない賞球カウント装置に流下させるようになっていて入賞球をカウントする度毎に払出装置22が作動するようになっている。
機構盤19には略中央に液晶表示装置23が設けられその下に遊技制御装置24、またその下に内枠制御装置25がそれぞれ設けられ遊技制御装置24が液晶表示装置23と内枠制御装置25に作動制御処理情報を送っている。
遊技制御装置24には詳細を後述する取着部26が左右に4個づつ、計8個付けられ、その下に公知のナイラッチ27が左右に2個設けられ遊技制御装置24を機構盤19に着脱可能に付けられている。
遊技制御装置24は蓋部37の下方に覆部39が設けられ詳細を後述する遊技制御基盤43を蓋部37と覆部39で覆われ、覆部39の内部の遊技制御基盤43には電源コネクタ40で電源線28と、内枠制御コネクタ30で内枠制御線29と、遊技盤入出力コネクタ34で遊技盤入出力線33と、液晶制御コネクタ32で液晶制御線31等が付けられている。
遊技制御基盤43には図示しない公知のCPUやRAM、ROM、I/Oポート等が設けられ遊技に於ける制御を行うようになっている。
【0013】
次に図3において遊技制御装置24の説明する。
遊技制御装置24は覆部39を伴った蓋部37と共に、点線で示す遊技制御基盤43が基盤取付ビス44で固定された基盤取付板38とで取着部26で合体され、覆部39と基盤取付板38とに仮止装置68が設けられているので、この仮止装置68で仮固定されている。
合体状況は、蓋部37の両側面に取着部26がそれぞれ4個付けられ(前述の通り)内部に嵌入ピン50が挿入され、このうち左右1個づつ奥に押し込まれて前述の蓋部37と基盤取付板38とで固着するものである。
蓋部37と基盤取付板38において図3に示すように制御線開口部48が3個設けられ、内枠制御線29、遊技盤入出力線33、液晶制御線31等がその開口部より引き出され、内部はそれぞれコネクタ(図2参照)で遊技制御基盤43に接続されている。更に蓋部37には、電源開口部49が設けられ電源線28が電源コネクタ40で図示しない遊技制御基盤43に設けられる雄コネクタに接続されている。
基盤取付板38には出張部45が設けられ図2で示したナイラッチ27に隣接してピン固着部47が4個設けられ、取着部26に対応している。
取着部26には剥離部42が設けられニッパー又はラジオペンチ等で簡単に剥奪できるようになっており、次の図4でその詳細を図示しながら述べる。
【0014】
図4(a)は取着部の一部破断した図である。
蓋部37の取着部26は剥離部42を伴ったピン導入筒46が設けられ、外側一部にカット部51と内部に押込止部55からなる空洞筒状のピン導入筒46が4個設けられている。
そのピン導入筒46には、嵌入ピン50がそれぞれのピン導入筒46に挿貫されている。
基盤取付板38には図3で述べたピン止着部54が設けられて、そこに底蓋56(詳細は図6に示す)が各々の蓋止着部60に噛み合うように挿入され、この底蓋56は一旦はめ込むと取り出しができない構造を有している。
なお、図4はその詳細を後述する。
図5においては嵌入ピン50の構造の説明をする。
図5の(a)は嵌入ピン50の平面図であり、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)はC、C’(b)方向に切断した正面の断面図である。
嵌入ピン50は側面からみて鋲型をしており、支幹67からなる中割状に切込部62が形成され、その中央にはピン切断部52が設けられている。
嵌入ピン50の上部先端には、ピンリング64が設けられその下部先端にはピンラッチ66からなるピン傘53が設けられている。
図5(a)に点線で示す透光部63は対面に置かれた物体の色彩が点線図に示すように反映される。
【0015】
図6は底蓋56を示した図であり(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は底面図、(a)は正面D、D’の断面図である。
底蓋56の内部には抜去阻止ダボ57が設けられ外側には蓋傘部61からなる蓋ラッチ65が設けられている。
次に再び図4の説明で上述の遊技制御装置のセキュリティに関する取扱に付いて述べることとする。
取着部26(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)に示す各ピン導入筒46は、蓋部37と基盤取付板38とを合わせ、(イ)に示す嵌入ピン50を押し込んで固定した図である。図4(イ)に示すように嵌入ピン50の下部先端のピン傘53のピンラッチ66がピン止着部54より小さい穴であるのでピン傘53がピン止着部54に掛かった状態であるから抜けてこないのである。
従って、ピン導入筒46とピンリング64とが密着状態であるから引き抜くことが出来ない。
一方、基盤取付板38に設けられるピン固着部47に底蓋56を挿入してありこの底蓋56に設けられる蓋傘部61の蓋ラッチ65が、蓋止着部60に食い込み抜けない構造であるから、基盤取付板38の底面からピン傘53を摘んで嵌入ピンを押し出すことができない。これにより取着部26全体を破壊しないかぎり蓋部37を開ける事が出来ない。
【0016】
図4(a)の(ロ)は、嵌入ピンを押し込む前の状況を示したもので、ピンラッチ66は押込止部55で掛かって脱落しない状況を示したものである。
図4(a)の(ハ)は剥離部42をカット部51でニッパー等で切断した状況を示し、カット部51は、ピン導入筒46と剥離部42に剥離切断面58をそれぞれ残してはがれたもようを示している。
図4(a)の(ニ)は、嵌入ピン50をこれからピン導入筒46に挿入にかかる図である。
図4(b)は、嵌入ピン50をニッパー等で支幹67のピン切断部52で切断をした図であり、ピン切断部52で切断された支幹67がピン切断面59を残して嵌入ピン50のピンリング64からラジオペンチ等で取り出した図である。
底蓋56の中に残った支幹67のピン傘53は、底蓋56に設けられる抜去阻止ダボ57に邪魔されて取り出しができない。
尚、底蓋56は色彩が施してあるから、図4(a)の(イ)に状態であると図5(a)の点線で示すような底蓋56の色彩が映し出され、支幹67を切断すると光の透過性がなくなり、底蓋56の色彩が映しだされなくなる。
以上が状況説明で、次にセキュリティについて述べる。
弾球遊技機を遊技場に設置して営業許可が出れば遊技制御装置24が仮止装置68で仮止がしてあるので図4(a)に示す各ピン導入筒46が、(ロ)の状態にあるので左右何れかを嵌入ピン50を図4(a)の(イ)のように押し込めばセット完了である。
【0017】
遊技制御装置24の修理をするときは、セットされたピン導入筒46のカット部51を切断して剥離部42を取り除き嵌入ピン50のピン切断部52も切断すると蓋部37が開放され、遊技制御装置24の内部の遊技制御基盤43の修理ができる。
修理を終えれば次の嵌入ピン50を押し込めば完了であるが、先に切断した嵌入ピン50を接着しようとしても嵌入ピン50の切断されたピン傘53がピン固着部47で、邪魔されて接着がしにくい。また仮に接着できたとしても分子的な構造が変化し導光方向が変わり嵌入ピン50の色彩が変化し、接着したことが外部から視認可能であるから勝手に改造したことががばれることとなる。
次に蓋部37に覆部39が設けてあるので、嵌入ピン50切断しない限り勝手にコネクタを抜いて外部信号を入れることができない。
電源コネクタ40は、いつでも抜くことができるようにしてあり、修理に際して蓋部37を開放したとき電源コネクタ40を抜かないと蓋部37を外すことができない。
従って、電源の切り忘れによるトラブルの防止に役立つ。
上述の如く本発明は優れたセキュリティ効果が発揮できるものであり、違法改造が問題になっている現在、本発明でセキュリティを守ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の弾球遊技機の斜視図である。
【図2】 実施例の弾球遊技機の背面図である。
【図3】 実施例の遊技制御装置の斜視図である。
【図4】 (a)は実施例の遊技制御装置の蓋部と基盤取付板との合体した破断及び一部断面の側面図であり、(b)は実施例の合体解除のもようを示した断面図である。
【図5】 実施例の嵌入ピンの図で、(a)は嵌入ピンの平面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)は(b)に示すC、C’で切断した(d)から見た断面図である。
【図6】 実施例の底蓋の図で、(b)は正面図、(c)は平面図、(d)は底面図、(a)は(c)に示すD、D’の正面の断面図である。
【図7】 従来の遊技制御装置のセキュリティ装置を説明する図である。
【符号の説明】
10…弾球遊技機、11…外枠、12…前面枠、13…ヒンジ、
14…遊技盤、15…上皿、16…下皿、17…発射レバー、
18…発射ハンドル、19…機構盤、20…球タンク、21…タンクレール、
22…払出装置、23…液晶表示装置、24…遊技制御装置、
25…内枠制御装置、26…取着部、27…ナイラッチ、28…電源線、
29…内枠制御線、30…内枠制御コネクタ、31…液晶制御線、
32…液晶制御コネクタ、33…遊技盤入出力線、
34…遊技盤入出力コネクタ、35…発射装置、36…集合板、37…蓋部、
38…基盤取付板、39…覆部、40…電源コネクタ、42…剥離部、
43…遊技制御基盤、44…基盤取付ビス、45…出張部、
46…ピン導入筒、46…各ピン導入筒、47…ピン固着部、
50…嵌入ピン、53…ピン傘、56…底蓋、57…抜去阻止ダボ、
64…ピンリング、65…蓋ラッチ、66…ピンラッチ、67…支幹、
68…仮止装置。

Claims (1)

  1. 蓋部と基盤取付板とからなり、CPU、RAM、ROM、I/Oポート等及び外部との入出力する入出力用コネクタと電源コネクタが設けられたマイクロコンピュータ基盤であって遊技に於ける制御を行う遊技制御基盤を収容する筐体であって、
    前記蓋部と前記基盤取付板を合体して封止した後は破壊痕を残さずには開封できない筐体において、
    前記蓋部には、前記蓋部と前記基盤取付板を合体して封止すると前記入出力用コネクタを覆って前記入出力用コネクタを取り外し不能とする覆部と、内部に押込止部を有するピン導入筒とが設けられ、
    前記基盤取付板にはピン止着部を有するピン固着部が前記ピン導入筒に対応して設けられ、
    上部先端にピンリング、下部先端にピン傘を有し未使用状態では前記ピン導入筒に挿貫されている嵌入ピンを、前記ピン止着部に向けて押し込んで前記ピンリングを前記押込止部に当接させ前記ピン傘を前記ピン止着部に係止させて前後進不能にすることにより前記蓋部と前記基盤取付板が固着され、
    前記ピン傘を前記ピン止着部に係止させた前記嵌入ピンを前記ピン止着部よりも前記ピンリング側で切断すると、前記ピン傘が含まれる前記嵌入ピンの先端部が、前記ピン固着部に取り外し不能に取り付けられた底蓋の中に残留する構成であり、
    前記嵌入ピンは透光性で、前記底蓋には色彩が施されている
    ことを特徴とする筐体。
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