JP3562214B2 - 遊技機用基板ボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機等の回路基板を被包する遊技機用基板ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パチンコ機およびスロットマシーン等の遊技機は、遊技盤に設けられる入賞装置および表示装置等を制御して遊技の興趣を盛り上げるものが主流となっている。この入賞装置および表示装置の制御は、IC,LSI等の多数の電子部品を搭載したロジック制御回路基板、又は、マイクロコンピュータを有する制御回路基板等により行われる。これらの制御回路基板は、遊技盤の裏面に配設される入賞球集合カバーまたは機構板に取り付けられる遊技機用基板ボックス内に収納されて遊技機に付設されている。
【0003】
この遊技機用基板ボックスは、制御回路基板に配設される電子部品等が電磁気的ノイズにより誤動作するのを防止するため、電磁気的ノイズに対してシールド効果のある金属材料で形成されている。この金属材料製の遊技機用基板ボックスは、静電気、磁気および電磁波等に対するシールド効果を有しており、その結果、電子部品等の誤動作を抑制して、遊技機を正常に動作させることができる。
一方、かかる制御回路基板を使用した遊技機では、近年、制御回路基板に違法な改造、例えば、制御回路基板から遊技内容に関する制御情報が記憶された制御用ROMを取り外し交換して、遊技機の遊技内容を変更する不正行為が問題となっている。かかる不正行為を防止するために、遊技機用基板ボックスは、制御回路基板を収納した後、封印紙等を用いて封印されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技機用基板ボックスは不透明な金属材料で形成されているので、制御回路基板に違法な改造が施された場合、遊技機用基板ボックスを開封しなければその改造を発見することができない。また、開封した遊技機用基板ボックスを再度封印する場合、封印紙の張り替えに伴う申請等が必要となり、一連の手続が煩雑となるという問題点があった。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、不正行為が行われた場合にその不正行為を容易に発見することができる遊技機用基板ボックスを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の遊技機用基板ボックスは、遊技を制御するための部品が搭載された回路基板を被包し、全体が透明な高分子材料で形成されたものであり、前記回路基板の上面側に配設される透明なボックス蓋体と、そのボックス蓋体と合体して前記回路基板を被包するその回路基板の裏面側に配設された透明なボックス本体とを備え、前記回路基板の上面には配線コードが接続されたコネクタが配設されており、前記ボックス蓋体には、前記回路基板の上面との間に前記配線コードの外径と略等しい間隙を形成する透明なストッパ部材が一体に形成され、そのストッパ部材と前記回路基板とにより形成される前記間隙を通って前記配線コードが外部へ導出されている。
請求項2記載の遊技機用基板ボックスは、請求項1記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記ボックス蓋体は、前記回路基板の上面に対向して配設される透明な上壁面と、その上壁面と共に開口面を形成する透明な側壁面とを備え、前記ボックス本体は、前記回路基板の裏面に対向して配設される透明な底面と、その底面と共に開口面を形成する透明な側壁面とを備え、そのボックス本体の内部に前記回路基板が設置され、前記ボックス本体および前記ボックス蓋体は、互いの開口面が対向して合体することにより前記回路基板を被包するものであり、前記ボックス本体および前記ボックス蓋体によって形成される一側壁面に前記配線コードを外部へ導出するための開口が形成され、前記ボックス蓋体の上壁面の内面には、前記回路基板の上面との間に前記間隙を形成する透明な板状のストッパ部材が前記ボックス蓋体と一体に突出して形成され、そのストッパ部材と前記回路基板とにより形成される前記間隙と前記開口とを通って前記配線コードが外部へ導出されている。
請求項3記載の遊技機用基板ボックスは、請求項1又は2に記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記ストッパ部材は、前記配線コードを上方から押さえ込んで前記配線コードに対して作用する引張力を抑制するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の遊技機用基板ボックスの一実施例である基板ボックス1の分解斜視図であり、図2は、基板ボックス1内に載置される制御回路基板10の斜視図である。図3は、制御回路基板10の下面図であり、図4は、封印された基板ボックス1の斜視図であり、図5は、封印された基板ボックス1の横断面図である。尚、図1および図2に示す制御回路基板10には制御用ROM12,13のみを図示し、その他の各種電子部品は省略して図示している。
【0008】
図1に示すように、基板ボックス1は、パチンコ機またはスロットマシーン等の遊技機の遊技内容に関する制御プログラムやデータを記憶した制御用ROM12,13等の電子部品が搭載された制御回路基板10を被包して封印するためのものであり、ボックス本体2と、そのボックス本体2に覆設されるボックス蓋体3とを備えている。
【0009】
このボックス本体2およびボックス蓋体3は、いずれも略矩形皿状に形成されており、制御回路基板10をボックス本体2内に収納した状態で、互いの開口面を対向させ合体(合致)させることにより、制御回路基板10が基板ボックス1内に被包される。基板ボックス1は、制御回路基板10の被包後、後述する封印紙5により封印される(図4参照)。また、ボックス本体2及びボックス蓋体3の一側壁面には、それぞれ略矩形状の切り欠き2a,3aが形成されており、ボックス本体2及びボックス蓋体3を合体させると、基板ボックス1の一側壁面に略矩形状の開口4が形成される(図4参照)。この開口4を介して、封印された基板ボックス1の外部へ後述する複数のコード11が導出される。
【0010】
ボックス蓋体3の上壁面には、放熱用の複数の通気孔3bが穿設されており、制御回路基板10に搭載された電源装置(図示せず)等の発熱により加熱された基板ボックス1内の空気は、この複数の通気孔3bから基板ボックス1の外部へ放出される。よって、基板ボックス1内の温度上昇を抑制することができるとともに、温度上昇による制御用ROM12,13の誤動作を防止することができる。尚、通気孔3bはボックス蓋体3に穿設する必要は必ずしもなく、ボックス本体2の壁面に穿設しても良い。即ち、電源装置等の発熱を伴う部品の配置に応じて、基板ボックス1内の放熱を効率良くが行うことができる位置に通気孔3bの穿設すれば良い。
【0011】
このボックス本体2およびボックス蓋体3のうち開口4の形成された壁面には、封印紙5が付される(図1および図4参照)。封印紙5は、基板ボックス1内の制御回路基板10を改造して遊技内容を変更する不正行為を防止するためのものであり、ボックス本体2とボックス蓋体3とに跨って付されている。この封印紙5は、一旦剥がされると、その痕跡が残り、再度張り付けることができない性質を有しており、別の封印紙5に張り替える場合には申請等の手続が必要となる(図4参照)。
【0012】
ボックス本体2およびボックス蓋体3は、いずれもその全体が光透過性を有する導電性高分子材料で構成されており、基板ボックス1内部に収納され封印された制御回路基板10は、基板ボックス1の外部から透視可能にされている。よって、例えば、制御回路基板10にジャンパー線を違法に配線し、又は、制御回路基板10の回路パターン(図示せず)を違法に切断する等の不正行為を、基板ボックス1を開封することなく容易に発見することができる。従って、制御回路基板10の状態の確認毎に行われていた封印紙5の張り替えに伴う申請等の手続が不要となる。
【0013】
また、ボックス本体2およびボックス蓋体3はいずれも導電性を有しているので、静電気、磁気および電磁波等の電磁気的ノイズに対してシールド効果を備えている。基板ボックス1に帯電した電荷は、基板ボックス1にアース線等を接続して接地することにより放電させることができる。従って、基板ボックス1は、電磁気的ノイズによる帯電が防止され、制御回路基板10に搭載された制御用ROM12,13等の電子部品の誤動作を防止することができる。更に、ボックス本体2およびボックス蓋体3は高分子材料で構成されているので、基板ボックス1を軽量化することができるとともに、耐衝撃性および機械的強度に優れたものとすることができる。
【0014】
ボックス本体2およびボックス蓋体3を構成する導電性高分子材料には、例えば、導電性(帯電防止性)を有する透明なアクリロニトリル・ブザジエン・スチレン共重合体(以下、「帯電防止性透明ABS樹脂」という。)が使用されている。この帯電防止性透明ABS樹脂の表面固有抵抗値の一例は、略1×1012〜5×1013Ω・cm(代表値)であり、光線透過率は、略86%(代表値)である。
【0015】
尚、ボックス本体2およびボックス蓋体3の材質は、必ずしも帯電防止性透明ABS樹脂である必要はなく、光透過性および帯電防止性を有する高分子材料であれば良い。例えば、透明性、耐衝撃性および機械的強度に優れたポリカーボネート樹脂であって、導電性を有するものであっても良い。また、電気絶縁性を有する有機高分子材料、例えば、変性ポリフェニレンオキシド(変性PPO)、ポリスルホン、ポリアミド等のエンジニアリングプラスチック、及び、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル等の汎用樹脂であっても、透明性(光透過性)を維持しつつ導電性を示す処理が施されていれば使用することが可能である。また、分子構造により導電性を有する高分子材料、例えば、ポリアセチレン、ポリp−フェニレン、ポリピロール、ポリフェニレンスルフィド等のπ電子による共有二重結合を持つものにAsF5、ヨウ素等の電子受容性分子またはアルカリ金属等の電子供与性物質を添加して、共役系を部分的に酸化または還元して自由電子を生成させた(ドーピング)もの、又は、ポリチアジル(SN)nのようにそののままで金属性を示す無機物であって、且つ、透明性(光透過性)を有するものであれば使用することが可能である。
【0016】
図1に示すように、ボックス本体2の内部には制御回路基板10が固定された状態で設置されている。図1および図2に示すように、制御回路基板10は公知の回路用基板であり、その上面(部品面)側には遊技機の遊技内容に関する制御情報(プログラムやデータ)を記憶した制御用ROM12,13が搭載されており、その裏面(半田面)側には回路パターンがエッチング処理により形成されている。制御用ROM12,13の上面には、文字・番号12a,13aがそれぞれ表示されており、かかる文字・番号12a,13aはそれぞれ制御用ROM12,13について固有のものである。よって、制御回路基板10の制御用ROM12,13等を異なった制御用ROMに交換して、遊技内容を変更する不正行為が行われた場合、文字・番号12a,13aを確認することにより、不正行為が行われたか否かの判断を容易にすることができる。この場合、基板ボックス1におけるボックス本体2およびボックス蓋体3はともに光透過性を有しているので、基板ボックス1を開封することなく、文字・番号12a,13aを確認することができる。
【0017】
また、この制御回路基板10上の一端部分には複数のコネクタ11aが配設されている。この複数のコネクタ11aは制御回路基板10の長手方向に並設されており、各コネクタ11aには複数の電極端子(図示せず)が突設されている。この各コネクタ11aには、その電極端子に対応して電極端子が凹設された配線コネクタ11bが嵌合によりそれぞれ配設されており、各配線コネクタ11bにはコード11がそれぞれ接続されている。このコード11は、略同一形状の複数の配線コード11cで構成されており、各配線コード11cが並列状に接合されて帯状体に形成されている。尚、各配線コード11cは、配線コネクタ11bの各電極端子にそれぞれ接続されている。
【0018】
図3に示すように、ボックス本体2の底面に対向した制御回路基板10の裏面(半田面)側には、エッチング処理により回路パターン(図示せず)、制御回路基板10の基板番号、基板製造元および遊技機メーカ名等の識別表示10aが記されている。よって、制御回路基板10を基板ボックス1内に収納し封印した場合、基板ボックス1を開封することなく、ボックス本体2の底面側から識別表示10aを確認することができる。これにより、制御回路基板10を違法な制御回路基板に交換する不正行為を容易に発見することができる。
【0019】
尚、識別表示10aは、回路パターンのエッチング処理と同時に形成されているので、識別表示10aを形成するための別工程が不要となり、制御回路基板10の製造工程を簡素化することができる。この識別表示10aと回路パターンとは絶縁状態または導通状態のいずれであっても良い。
【0020】
図1に示すように、ボックス蓋体3の上部内壁面の右側部分には、ストッパ部材20が一体に形成されている。ストッパ部材20は板状体であって、ボックス蓋体3の上部内壁面に対して略垂直に形成されている。また、図5に示すように、ボックス本体2とボックス蓋体3を合体させた場合、ストッパ部材20はコネクタ11a,11bの外側(図5では右側)に位置するように形成されている。このストッパ部材20の下端部と制御回路基板10の上面との間には、コード11の配線コード11cの外径と略等しい間隙が形成されている。よって、基板ボックス1の外部からの制御回路基板10への接触行為を防止することができるとともに、この間隙にコード11を通して開口4からコード11を引き出すことにより、コード11を基板ボックス1の外部に導出することができる。
【0021】
また、コード11はストッパ部材20の下端部により上方から押さえ込まれているので、コード11に何らかの引張力が作用した場合、ストッパ部材20がコード11に対する引張力を抑制する。一方、配線コネクタ11bはコネクタ11aへ垂直方向に押し込まれて接続されているので、コード11を配線コネクタ11bの接続方向に引っ張ることはできない。よって、配線コネクタ11bの抜けが防止され、配線コネクタ11bを故意に抜いて行われる不正行為を防止することができる。
【0022】
次に、基板ボックス1の使用方法について説明する。まず、図1に示すように、ボックス本体2の底面に制御回路基板10の裏面(回路パターンが形成された面)を対向させて載置し、制御回路基板10をボックス本体2に固定する。そして、制御回路基板10に接続された各コード11を切り欠き2aからボックス本体2の外部へと引き出しつつ、ボックス本体2の上方からボックス蓋体3を合致させて覆設する。ボックス本体2の上方からボックス蓋体3を覆設すると、ストッパ部材20の下端部は各コード11を上方から押さえ込み、各コード11は切り欠き2a,3aにより形成された矩形状の開口4を通して基板ボックス1の外部へと導出される(図4および図5参照)。その後、ボックス本体2とボックス蓋体3との間に封印紙5を付して基板ボックス1を封印する。
【0023】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0024】
例えば、本実施例では、基板ボックス1は、遊技機の制御回路基板10を収納するために使用されているが、必ずしも遊技機の制御回路基板を収納するための使用に限定されるものではなく、その他の電気回路基板に対して使用しても良い。
【0025】
また、本実施例では、基板ボックス1を封印するために封印紙5をボックス本体2とボックス蓋体3とに跨って付したが、基板ボックス1の封印手段は必ずしもこれに限られるものではない。例えば、封印ねじを使用してボックス本体2とボックス蓋体3とを封印しても良い。
【0026】
ここで、従来の遊技機用基板ボックスは不透明な金属材料で形成されているので、制御回路基板に違法な改造が施された場合、遊技機用基板ボックスを開封しなければその改造を発見することができない。また、開封した遊技機用基板ボックスを再度封印する場合、封印紙の張り替えに伴う申請等が必要となり、一連の手続が煩雑となるという問題点があった。
【0027】
また、かかる問題点を解決するために、遊技機用基板ボックスを透明樹脂で形成した場合、かかる透明樹脂は表面固有抵抗値が大きく、遊技機用基板ボックスが帯電してしまうので、制御回路基板に配設される電子部品等が電磁気的ノイズにより誤動作し、遊技機を正常に動作させることができないという問題点があった。
【0028】
更に、かかる問題点を解決するために、透明樹脂等で構成された遊技機用基板ボックスの表面に導電性を有する金属材料を塗布して帯電防止処理を施した場合、遊技機用基板ボックスの光線透過率が低下し、その内部を透視することができないという問題点があった。
【0029】
そこで、次の各発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、電磁気的ノイズに対してシールド効果を有し、不正行為が行われた場合には、その不正行為を容易に発見することができる遊技機用基板ボックスを提供することを目的としている。
【0030】
遊技を制御するための部品が搭載された回路基板を被包する遊技機用基板ボックスであって、帯電防止性を有する分子構造を備えた透明な高分子材料で形成されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス。この遊技機用基板ボックスによれば、透明な高分子材料で形成されているので、遊技機用基板ボックスを開封することなく、その外部から遊技機用基板ボックス内部の回路基板等を透視することができる。また、かかる遊技機用基板ボックスは帯電防止性を有する分子構造を備えた高分子材料で形成されているので、静電気、磁気および電磁波等による外部からの電磁気的ノイズを遮断することができる。即ち、この遊技機用基板ボックスによれば、帯電防止性を有する分子構造を備えた透明な高分子材料で形成されているので、その外部から回路基板の状態を確認することができる。よって、遊技機用基板ボックスを開封することなく、遊技機の遊技内容を変更する不正行為を発見することができる。例えば、回路基板に配線されたジャンパー線および回路パターンの切断等を容易に発見することができる。また、遊技機用基板ボックスは帯電防止性を有しているので、遊技機用基板ボックスの帯電を防止することができるとともに、外部からの電磁気的ノイズを遮断することができる。よって、回路基板に搭載された遊技を制御するための部品の誤動作を防止して、これらを正常に動作させることができる。
【0031】
遊技を制御するための部品が搭載された回路基板を被包しつつ封印するための遊技機用基板ボックスであって、帯電防止性を有する透明材料で形成されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス。かかる遊技機用基板ボックスによれば、回路基板は被包されつつ封印されている。よって、遊技機用基板ボックス内の回路基板に改良を加え遊技機の遊技内容を変更する不正行為を防止することができる。また、仮に、遊技機の遊技内容を変更する不正行為が行われた場合、遊技機用基板ボックスは透明材料で形成されているので、遊技機用基板ボックスを開封することなく発見することができる。例えば、回路基板に配線されたジャンパー線および回路パターンの切断等を容易に発見することができる。また、遊技機用基板ボックスは帯電防止性を有しているので、遊技機用基板ボックスの帯電が防止されるとともに、外部からの電磁気的ノイズが遮断される。よって、回路基板に搭載された遊技を制御するための部品の誤動作を防止することができる。
【0032】
遊技を制御するための部品が搭載された回路基板を被包する光透過性を有する導電性高分子材料で形成された遊技機用基板ボックス。かかる遊技機用基板ボックスは光透過性を有する導電性高分子材料で形成されているので、例えば、遊技機用基板ボックス内に被包された回路基板にジャンパー線を配線して遊技機の遊技内容を変更する不正行為および回路パターンを切断等して遊技内容を変更する不正行為を遊技機用基板ボックスを開封することなく発見することができる。また、遊技機用基板ボックスは導電性高分子材料で形成されているので、遊技機用基板ボックスの帯電を防止することができるとともに、外部からの電磁気的ノイズを遮断することができる。よって、回路基板に搭載された遊技を制御するための部品の誤動作を防止することができる。更に、導電性高分子材料で形成された遊技機用基板ボックスは、金属材料で形成された遊技機用基板ボックスと比較して軽量化することができる。
【0033】
また、前記遊技を制御するための部品には制御用ROMを備え、その制御用ROMおよび前記回路基板の少なくとも一方には、前記制御用ROMの番号が表示されている。よって、制御用ROMを違法に交換して遊技機の遊技内容を変更した場合、遊技機用基板ボックスの外部からその内部に被包された制御用ROMの番号を確認して検査することにより、かかる不正行為を容易に発見することができる。
【0034】
また、前記回路基板には基板番号が表示されている。よって、回路基板を交換して遊技機の遊技内容を変更する不正行為が行われた場合、回路基板の基板番号を確認することにより、かかる不正行為を容易に発見することができる。
【0035】
また、前記基板番号および前記回路基板の回路パターンはともにエッチング処理により形成されている。よって、基板番号を回路基板に表示するための工程と、回路パターンを形成するための工程とを同時に行うことができるので、回路基板の製造工程を簡素化することができる。
【0036】
更に、遊技機用基板ボックスには、複数の通気孔が穿設されている。よって、回路基板に搭載された部品の発熱により加熱された遊技機用基板ボックス内の大気を遊技機用基板ボックスの外部へ放出することができる。よって、遊技機用基板ボックス内の気温上昇が抑制され、遊技機用基板ボックス内の温度上昇による制御用ROM等の遊技を制御するための部品の誤動作を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の遊技機用基板ボックスによれば、ストッパ部材と回路基板の上面との間には、配線コードの外径と略等しい間隙が形成され、そのストッパ部材と回路基板とにより形成される間隙を通って配線コードが外部へ導出されている。このため、回路基板とストッパ部材との間に配線コードが押さえ込まれた状態で配線されるので、配線コードに何らかの引張力が作用しても、その引張力が抑制される。よって、コネクタの抜けが防止され、コネクタを故意に抜いて行われる遊技機用基板ボックスに対する不正行為を防止することができるという効果がある。
また、遊技機用基板ボックスは全体が透明な高分子材料で形成されているので、遊技機用基板ボックスを開封することなく、遊技機の遊技内容を変更する不正行為を容易に発見することができるという効果がある。例えば、回路基板に配線されたジャンパー線および回路パターンの切断等を容易に発見することができる。
請求項2記載の遊技機用基板ボックスによれば、請求項1に記載の遊技機用基板ボックスの奏する効果に加え、回路基板はボックス本体の内部に設置される一方、配線コードを外部へ導出するための開口はボックス本体およびボックス蓋体によって形成される。このため、配線コードは、ストッパ部材と回路基板とにより形成される間隙にてボックス本体側へ一旦押さえ付けられた後、開口を形成するボックス蓋体側を通って外部に導出されるので、配線コードは折れ曲がって配置される。よって、配線コードに引張力が作用した場合における配線コードに対する引張力は抑制され、コネクタを故意に抜いて行われる不正行為を防止することができるという効果がある。
請求項3記載の遊技機用基板ボックスによれば、ストッパ部材が配線コードに対して作用する引張力を抑制するので、コネクタの抜けが防止され、コネクタを故意に抜いて行われる不正行為を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機用基板ボックスの一実施例である基板ボックスの分解斜視図である。
【図2】基板ボックス内に設置される制御回路基板の斜視図である。
【図3】制御回路基板の下面図である。
【図4】封印された基板ボックスの斜視図である。
【図5】封印された基板ボックスの横断面図である。
【符号の説明】
1 基板ボックス(遊技機用基板ボックス)
2 ボックス本体
2a,3a 切り欠き
3 ボックス蓋体
3b 通気孔
4 開口
5 封印紙
10 制御回路基板(回路基板)
11 コード
11a コネクタ
11b 配線コネクタ
11c 配線コード
12,13 制御部品(遊技を制御するための部品)
12a,13a 文字・番号表示
20 ストッパ部材

Claims (3)

  1. 遊技を制御するための部品が搭載された回路基板を被包し、全体が透明な高分子材料で形成された遊技機用基板ボックスであって、
    前記回路基板の上面側に配設される透明なボックス蓋体と、
    そのボックス蓋体と合体して前記回路基板を被包するその回路基板の裏面側に配設された透明なボックス本体とを備え、
    前記回路基板の上面には配線コードが接続されたコネクタが配設されており、
    前記ボックス蓋体には、前記回路基板の上面との間に前記配線コードの外径と略等しい間隙を形成する透明なストッパ部材が一体に形成され、そのストッパ部材と前記回路基板とにより形成される前記間隙を通って前記配線コードが外部へ導出されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス
  2. 前記ボックス蓋体は、前記回路基板の上面に対向して配設される透明な上壁面と、その上壁面と共に開口面を形成する透明な側壁面とを備え、
    前記ボックス本体は、前記回路基板の裏面に対向して配設される透明な底面と、その底面と共に開口面を形成する透明な側壁面とを備え、そのボックス本体の内部に前記回路基板が設置され、
    前記ボックス本体および前記ボックス蓋体は、互いの開口面が対向して合体することにより前記回路基板を被包するものであり、
    前記ボックス本体および前記ボックス蓋体によって形成される一側壁面に前記配線コードを外部へ導出するための開口が形成され、
    前記ボックス蓋体の上壁面の内面には、前記回路基板の上面との間に前記間隙を形成する透明な板状のストッパ部材が前記ボックス蓋体と一体に突出して形成され、そのストッパ部材と前記回路基板とにより形成される前記間隙と前記開口とを通って前記配線コードが外部へ導出されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用基板ボックス。
  3. 前記ストッパ部材は、前記配線コードを上方から押さえ込んで前記配線コードに対して作用する引張力を抑制するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用基板ボックス。
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