JP3038145B2 - 基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造 - Google Patents
基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造Info
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- JP3038145B2 JP3038145B2 JP8088864A JP8886496A JP3038145B2 JP 3038145 B2 JP3038145 B2 JP 3038145B2 JP 8088864 A JP8088864 A JP 8088864A JP 8886496 A JP8886496 A JP 8886496A JP 3038145 B2 JP3038145 B2 JP 3038145B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機の遊戯
盤の役物、すなわち大当りを発生又は継続させる装置等
を働かせるためパチンコ機の裏面に取付けた中央演算制
御ユニット(CPU、メモリ)等の基板を収納したボッ
クスへの不正行為を阻止しうる基板用ボックスのビス嵌
め殺し取付け構造に関する。
盤の役物、すなわち大当りを発生又は継続させる装置等
を働かせるためパチンコ機の裏面に取付けた中央演算制
御ユニット(CPU、メモリ)等の基板を収納したボッ
クスへの不正行為を阻止しうる基板用ボックスのビス嵌
め殺し取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の役物、例えばデジタル又は
ドラムの数字、絵柄が回転して、所定の数又は絵柄が揃
うと大当りになるもの、或いは大当りとなって開くアタ
ッカーの中央のVゾーン、Vポケットを設けて大当りの
継続をさせるもの等を働かせる中央演算制御ユニット
(CPU、メモリ)等を備えた基板をパチンコ機の裏面
の適所に基板用ボックスに収めて取付けてある。従来、
この基板用ボックスと底蓋又は枠板に形成した底板との
取付け部は不正行為者の侵入を予期しておらず、ボック
スの周囲に設けた取付け片をビス止め又は掛止めしてあ
るだけで、その取付け部には不正を阻止する手段は何ら
施されていないのが現状である。
ドラムの数字、絵柄が回転して、所定の数又は絵柄が揃
うと大当りになるもの、或いは大当りとなって開くアタ
ッカーの中央のVゾーン、Vポケットを設けて大当りの
継続をさせるもの等を働かせる中央演算制御ユニット
(CPU、メモリ)等を備えた基板をパチンコ機の裏面
の適所に基板用ボックスに収めて取付けてある。従来、
この基板用ボックスと底蓋又は枠板に形成した底板との
取付け部は不正行為者の侵入を予期しておらず、ボック
スの周囲に設けた取付け片をビス止め又は掛止めしてあ
るだけで、その取付け部には不正を阻止する手段は何ら
施されていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、この種のパチン
コ機では大当りがかかると例えば、2、3千個ないし数
千個の景品球を得ることができることに目をつけ、不正
を働く者が無人のパチンコホール等に侵入してパチンコ
機の裏面に取付けてある基板用ボックスのビスを取外
し、予め大当りをかかりやすくセットしたCPU、メモ
リ等を備えた基板と取替えてセットし、ホールの開店後
その基板を取替えたパチンコ台で大当りを繰返して多額
の賞金を獲得するという不正行為が発覚し、ホール側と
してこの不正行為の防止を図ることが問題となってい
る。
コ機では大当りがかかると例えば、2、3千個ないし数
千個の景品球を得ることができることに目をつけ、不正
を働く者が無人のパチンコホール等に侵入してパチンコ
機の裏面に取付けてある基板用ボックスのビスを取外
し、予め大当りをかかりやすくセットしたCPU、メモ
リ等を備えた基板と取替えてセットし、ホールの開店後
その基板を取替えたパチンコ台で大当りを繰返して多額
の賞金を獲得するという不正行為が発覚し、ホール側と
してこの不正行為の防止を図ることが問題となってい
る。
【0004】この発明はこのようなパチンコ機の裏面の
CPU基板の不正行為を防止するようにしたもので、基
板用ボックスの取付け部を嵌め殺し構造として不正行為
者がこのボックスを止めるビスを絶対に取外しできない
ようにして不正なCPU基板との取替えをできないよう
にした基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造を提供
することを目的とする。
CPU基板の不正行為を防止するようにしたもので、基
板用ボックスの取付け部を嵌め殺し構造として不正行為
者がこのボックスを止めるビスを絶対に取外しできない
ようにして不正なCPU基板との取替えをできないよう
にした基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の基板用ボック
スのビス嵌め殺し取付け構造の請求項1は基板取付け用
底蓋1又は枠板に設けた底板と基板用ボックス2を取付
け部3、4でビス5で取着するものにおいて、径を狭め
うるように割溝12を設けて復元力を持たせた嵌め殺し
用球体6を設け、取付け孔4aを有する取付け部4の上
部に前記球体6を嵌め込む空間7とその上部に前記球体
6の径より狭い開口とした抜止め用突条8を内面に設け
た筒体9を基板用ボックス2に一体形成し、前記球体を
筒体9の空間7に突条8に抗して嵌合し、空間内で球体
6を復元させるようにした嵌め殺し構造でビスの取外し
を阻止し、基板用ボックスの取外しを不可能として不正
行為を阻止するものである。
スのビス嵌め殺し取付け構造の請求項1は基板取付け用
底蓋1又は枠板に設けた底板と基板用ボックス2を取付
け部3、4でビス5で取着するものにおいて、径を狭め
うるように割溝12を設けて復元力を持たせた嵌め殺し
用球体6を設け、取付け孔4aを有する取付け部4の上
部に前記球体6を嵌め込む空間7とその上部に前記球体
6の径より狭い開口とした抜止め用突条8を内面に設け
た筒体9を基板用ボックス2に一体形成し、前記球体を
筒体9の空間7に突条8に抗して嵌合し、空間内で球体
6を復元させるようにした嵌め殺し構造でビスの取外し
を阻止し、基板用ボックスの取外しを不可能として不正
行為を阻止するものである。
【0006】請求項2の発明は、前記基板用ボックス
(2)に設けるコネクタ用カバー(13)に前記筒体
(9)を一体形成した請求項1記載の基板用ボックスの
ビス嵌め殺し取付け構造。
(2)に設けるコネクタ用カバー(13)に前記筒体
(9)を一体形成した請求項1記載の基板用ボックスの
ビス嵌め殺し取付け構造。
【0007】請求項3の発明は請求項1又は2記載の前
記底蓋又は底板の取付け部3に凸部10を設け、かつ前
記筒体9内の取付け部4の下部に前記凸部10と相互に
嵌合しうる凹部11を形成し、底蓋又は底板の取付け部
3の凸部10に前記取付け部4の筒体9の凹部11を嵌
合するとともにビス5で止め、球体6を空間7に嵌め込
む嵌め殺し構造で、ビスの取外しを阻止し、基板用ボッ
クスの取外しを不可能とし、凹凸部の嵌合によりこじ開
けることができないようにしたものである。
記底蓋又は底板の取付け部3に凸部10を設け、かつ前
記筒体9内の取付け部4の下部に前記凸部10と相互に
嵌合しうる凹部11を形成し、底蓋又は底板の取付け部
3の凸部10に前記取付け部4の筒体9の凹部11を嵌
合するとともにビス5で止め、球体6を空間7に嵌め込
む嵌め殺し構造で、ビスの取外しを阻止し、基板用ボッ
クスの取外しを不可能とし、凹凸部の嵌合によりこじ開
けることができないようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態はパチンコ
機Aの遊戯盤の裏面に取付ける景品球供給路、アウト玉
排出路等を形成した合成樹脂製の裏枠板Bの隅角にCP
U、メモリ等を設けたメイン基板Cを備えたこの発明の
基板用ボックスを備えてある。
機Aの遊戯盤の裏面に取付ける景品球供給路、アウト玉
排出路等を形成した合成樹脂製の裏枠板Bの隅角にCP
U、メモリ等を設けたメイン基板Cを備えたこの発明の
基板用ボックスを備えてある。
【0009】すなわち、CPU、メモリ等を設けたメイ
ン基板Cを備えた底蓋1を裏枠板Bの隅角等に固定し、
その底蓋1に基板用ボックス2をかぶせ、底蓋1の取付
け部3の凸部10に基板用ボックス2の取付け部4の凹
部11を嵌合し、取付け孔4aと凸部10の取付け孔3
aをビス5で止め、しかる後、径を狭めうるように割溝
12を設けて復元力を持たせた球体6を抜止め用突条8
に弾性を利用して押込み、球体6を空間7に嵌め、ビス
5の頭部の上面を球体で覆ってビス5を嵌め殺しとし、
不正行為者がビスを絶対に取外しできないようにして不
正行為を阻止してある。
ン基板Cを備えた底蓋1を裏枠板Bの隅角等に固定し、
その底蓋1に基板用ボックス2をかぶせ、底蓋1の取付
け部3の凸部10に基板用ボックス2の取付け部4の凹
部11を嵌合し、取付け孔4aと凸部10の取付け孔3
aをビス5で止め、しかる後、径を狭めうるように割溝
12を設けて復元力を持たせた球体6を抜止め用突条8
に弾性を利用して押込み、球体6を空間7に嵌め、ビス
5の頭部の上面を球体で覆ってビス5を嵌め殺しとし、
不正行為者がビスを絶対に取外しできないようにして不
正行為を阻止してある。
【0010】又裏枠板B自体に基板用ボックスを取付け
る底板を一体形成したものでは、その底板に前記CP
U、メモリ等を設けたメイン基板Cを備え、それに基板
用ボックス2をかぶせ、底板1の取付部3に基板用ボッ
クス2の筒体9を合わせ、基板用ボックス2の筒体9の
底部の取付け部と底板の取付け部3とをビス5で止め、
その上部の空間7に前記と同様に径を狭めうるように割
溝12を設けて復元力を持たせた球体6を嵌めてビス5
を嵌め殺し、基板用ボックスを取外す不正を阻止するよ
うにしてある。又、基板用ボックスだけでなく、底蓋又
は底板のメイン基板の横に取付けたコネクター等にかぶ
せるコネクター用カバーと底蓋又は底板との取付け部も
同じ嵌め殺し構造として不正行為を防止できる。
る底板を一体形成したものでは、その底板に前記CP
U、メモリ等を設けたメイン基板Cを備え、それに基板
用ボックス2をかぶせ、底板1の取付部3に基板用ボッ
クス2の筒体9を合わせ、基板用ボックス2の筒体9の
底部の取付け部と底板の取付け部3とをビス5で止め、
その上部の空間7に前記と同様に径を狭めうるように割
溝12を設けて復元力を持たせた球体6を嵌めてビス5
を嵌め殺し、基板用ボックスを取外す不正を阻止するよ
うにしてある。又、基板用ボックスだけでなく、底蓋又
は底板のメイン基板の横に取付けたコネクター等にかぶ
せるコネクター用カバーと底蓋又は底板との取付け部も
同じ嵌め殺し構造として不正行為を防止できる。
【0011】前記した球体6には径を狭めうるように割
溝12を設けて復元力を持たせて、球体6自体を挟圧可
能とし、筒体9の突条8の開口に押し込み時その突条を
球体の弾性を利用し割り溝を挟圧して突条に抗して押し
込み易くし、かつ突条8を乗り越えて空間7に入ると球
体の割溝が拡がり球状に復元して突条8に当って抜けな
いようにされるとともに空間7に密嵌されてネジの上部
が完全に塞がれる。
溝12を設けて復元力を持たせて、球体6自体を挟圧可
能とし、筒体9の突条8の開口に押し込み時その突条を
球体の弾性を利用し割り溝を挟圧して突条に抗して押し
込み易くし、かつ突条8を乗り越えて空間7に入ると球
体の割溝が拡がり球状に復元して突条8に当って抜けな
いようにされるとともに空間7に密嵌されてネジの上部
が完全に塞がれる。
【0012】実施例 以下にこの発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。図1乃至図3において、1は基板取付け用底蓋、2
はそれにかぶせる基板用ボックスで、その底蓋1と基板
用ボックス2の周囲の複数個所の取付け部3、4でビス
5で取着し、この底蓋1をパチンコ機Aの裏面の合成樹
脂製裏枠板B、遊戯盤の裏面等にビスで固定して設置す
る。このメイン基板Cには中央演算制御ユニット、すな
わち、演算、制御を備えたCPU、メモリ等を備えてあ
り、パチンコ機の遊戯盤の役物、ホールコンピュータ等
と接続し、役物の大当りを発生させ、又は継続させる装
置を働かせるようにしてある。実施例で前記基板取付け
用底蓋1と基板用ボックス2は合成樹脂製としてある
が、これに限られるものではない。
る。図1乃至図3において、1は基板取付け用底蓋、2
はそれにかぶせる基板用ボックスで、その底蓋1と基板
用ボックス2の周囲の複数個所の取付け部3、4でビス
5で取着し、この底蓋1をパチンコ機Aの裏面の合成樹
脂製裏枠板B、遊戯盤の裏面等にビスで固定して設置す
る。このメイン基板Cには中央演算制御ユニット、すな
わち、演算、制御を備えたCPU、メモリ等を備えてあ
り、パチンコ機の遊戯盤の役物、ホールコンピュータ等
と接続し、役物の大当りを発生させ、又は継続させる装
置を働かせるようにしてある。実施例で前記基板取付け
用底蓋1と基板用ボックス2は合成樹脂製としてある
が、これに限られるものではない。
【0013】図1乃至図3において、基板取付け用底蓋
1の取付け部3には凸部10を一体形成し、かつ基板用
ボックス2の取付け部4には合成樹脂製嵌め殺し用球体
6を嵌め込む空間7とその上部に前記球体6の抜止め用
突条8を内面に設け、かつその空間7の下部に取付け部
4を存して前記凸部10に嵌合しうる凹部11を形成し
た合成樹脂製筒体9を一体形成する。そして凸部10に
取付け孔3a、凹部11の上部の取付け部4に取付け孔
4aを設けて、ビス5を挿入してねじ込み固定する。
1の取付け部3には凸部10を一体形成し、かつ基板用
ボックス2の取付け部4には合成樹脂製嵌め殺し用球体
6を嵌め込む空間7とその上部に前記球体6の抜止め用
突条8を内面に設け、かつその空間7の下部に取付け部
4を存して前記凸部10に嵌合しうる凹部11を形成し
た合成樹脂製筒体9を一体形成する。そして凸部10に
取付け孔3a、凹部11の上部の取付け部4に取付け孔
4aを設けて、ビス5を挿入してねじ込み固定する。
【0014】前記空間7の高さは前記球体6の径より若
干大きくし、かつ内径は前記球体6とほぼ同径として空
間7に前記球体6を押し込んで嵌め込みできるようにす
る。又突条8は前記球体6の径より若干狭い径として筒
体9の上部の開口の近くに環状に形成し、球体6を弾性
を利用してこの突条8を乗り越えて空間7に嵌め込むよ
うにする。突条8は環状としてあるが、これに限られる
ものではなく、球体の抜止めとなる突条であればよい。
嵌め殺し用球体6には図7に示すように、割溝13を設
けて径を狭めうるようにして復元力をもたせる。球体6
は合成樹脂製のものを使用してあるが、これに限られる
ものではなく、金属製でもよい。
干大きくし、かつ内径は前記球体6とほぼ同径として空
間7に前記球体6を押し込んで嵌め込みできるようにす
る。又突条8は前記球体6の径より若干狭い径として筒
体9の上部の開口の近くに環状に形成し、球体6を弾性
を利用してこの突条8を乗り越えて空間7に嵌め込むよ
うにする。突条8は環状としてあるが、これに限られる
ものではなく、球体の抜止めとなる突条であればよい。
嵌め殺し用球体6には図7に示すように、割溝13を設
けて径を狭めうるようにして復元力をもたせる。球体6
は合成樹脂製のものを使用してあるが、これに限られる
ものではなく、金属製でもよい。
【0015】図4および図5において、基板用ボックス
2のメイン基板Cの横にコネクターDを備え、メイン基
板に基板用ボックス2をかぶせ、かつ基板用ボックス2
に隣接してコネクターDにコネクター用カバー13をか
ぶせるもので、ボックスとカバーに前記ビス嵌め殺し取
付け構造を設けた場合を示す。この実施例では細長い合
成樹脂製のコネクター用カバー13の側面にも前記実施
例と同様に空間7、突条8を設けた筒体9を一体形成
し、底蓋1に取付けた凸状の取付け片3にコネクター用
カバー13の筒体9の下部の凹部を嵌合して、筒体9を
取付け片3にビス5で取着し、嵌め殺し用球体6を嵌め
てビス5を嵌め殺しするようにしてある。
2のメイン基板Cの横にコネクターDを備え、メイン基
板に基板用ボックス2をかぶせ、かつ基板用ボックス2
に隣接してコネクターDにコネクター用カバー13をか
ぶせるもので、ボックスとカバーに前記ビス嵌め殺し取
付け構造を設けた場合を示す。この実施例では細長い合
成樹脂製のコネクター用カバー13の側面にも前記実施
例と同様に空間7、突条8を設けた筒体9を一体形成
し、底蓋1に取付けた凸状の取付け片3にコネクター用
カバー13の筒体9の下部の凹部を嵌合して、筒体9を
取付け片3にビス5で取着し、嵌め殺し用球体6を嵌め
てビス5を嵌め殺しするようにしてある。
【0016】図6における実施例は、裏枠板に一体に形
成した底板1に基板Cを取付け、それに基板用ボックス
2をかぶせて取着する場合を示す。この実施例では取付
け部3は枠板の底板1に取付け孔3aを設け、基板用ボ
ックス2に下部の取付け孔4 aを有する取付け部4の上
部に嵌め殺し用球体6を嵌め込む空間7とその上部に球
体6の抜止め用突条8を内面に設けた合成樹脂製筒体9
を一体形成し、取付け孔4a、3aをビス5で止め、し
かる後、前記球体6を空間7に嵌めてビス5を嵌め殺し
てある。実施例では底板1の取付け部3は上面を平面と
して取付け孔3aを設け、それにボックスの取付け部4
の筒体9を合致させるようにしてしてあるが、これに限
られるものではなく、図1、図2の実施例のように取付
け部3、4に相互に嵌合する凸部と凹部を設けて、凸部
に凹部を嵌合してビスで止めるようにもできる。
成した底板1に基板Cを取付け、それに基板用ボックス
2をかぶせて取着する場合を示す。この実施例では取付
け部3は枠板の底板1に取付け孔3aを設け、基板用ボ
ックス2に下部の取付け孔4 aを有する取付け部4の上
部に嵌め殺し用球体6を嵌め込む空間7とその上部に球
体6の抜止め用突条8を内面に設けた合成樹脂製筒体9
を一体形成し、取付け孔4a、3aをビス5で止め、し
かる後、前記球体6を空間7に嵌めてビス5を嵌め殺し
てある。実施例では底板1の取付け部3は上面を平面と
して取付け孔3aを設け、それにボックスの取付け部4
の筒体9を合致させるようにしてしてあるが、これに限
られるものではなく、図1、図2の実施例のように取付
け部3、4に相互に嵌合する凸部と凹部を設けて、凸部
に凹部を嵌合してビスで止めるようにもできる。
【0017】図7における別の実施例の筒体9は図6の
実施例の構造と同じで、嵌め殺し用球体6として割り溝
12付き合成樹脂製球体を用いた場合を示す。この実施
例では球体6の外面より中心付近までV字状、U字状の
割り溝12を入れて球体6の上部を挟圧して径を狭める
ようにして筒体9の突条8を乗り越え易くし、空間7に
入るとその弾性で球体が復元して元の球状となり突条8
に当って抜けることがないようにしてある。
実施例の構造と同じで、嵌め殺し用球体6として割り溝
12付き合成樹脂製球体を用いた場合を示す。この実施
例では球体6の外面より中心付近までV字状、U字状の
割り溝12を入れて球体6の上部を挟圧して径を狭める
ようにして筒体9の突条8を乗り越え易くし、空間7に
入るとその弾性で球体が復元して元の球状となり突条8
に当って抜けることがないようにしてある。
【0018】図8において、Aはパチンコ機、Bは合成
樹脂製の裏枠板で、この発明の取付け構造の基板用ボッ
クス2を取付けた状態を示す。ボックス内のメイン基板
Cに備えたCPU、メモリ等を遊戯盤の役物、ホールコ
ンピュータ等と接続する。
樹脂製の裏枠板で、この発明の取付け構造の基板用ボッ
クス2を取付けた状態を示す。ボックス内のメイン基板
Cに備えたCPU、メモリ等を遊戯盤の役物、ホールコ
ンピュータ等と接続する。
【0019】
【発明の効果】この発明の基板用ボックスのビス嵌め殺
し取付け構造によれば、嵌め殺し用球体に径を狭めうる
割溝を設け復元力をもたせたので、基板用ボックスと底
蓋又は底板の取付け部をビス止め後、前記球体を筒体の
空間に押し込む際、球体の弾性を利用して挟圧して筒体
の空間に突条に抗して嵌め込み易く、嵌合後球状に復元
して空間に密嵌でき、球体でビスの上部を塞ぐことがで
き、パチンコ機のCPU、メモリ等を備えた基板の取替
えを企てた不正行為者が基板用ボックス、コネクター用
カバーのビスを絶対に取外すことができないので、かか
る不正行為を未然に防ぐことができる。又、万一その取
付け部の長い筒体部分を破壊された場合には、ホール側
においてパチンコ機の裏面の基板用ボックスを点検する
際に、その長い筒体が破壊されていれば不正行為があっ
たことを見つけ易く、ホール側は不正行為を気づき易い
ので、損害を未然に防止できる。
し取付け構造によれば、嵌め殺し用球体に径を狭めうる
割溝を設け復元力をもたせたので、基板用ボックスと底
蓋又は底板の取付け部をビス止め後、前記球体を筒体の
空間に押し込む際、球体の弾性を利用して挟圧して筒体
の空間に突条に抗して嵌め込み易く、嵌合後球状に復元
して空間に密嵌でき、球体でビスの上部を塞ぐことがで
き、パチンコ機のCPU、メモリ等を備えた基板の取替
えを企てた不正行為者が基板用ボックス、コネクター用
カバーのビスを絶対に取外すことができないので、かか
る不正行為を未然に防ぐことができる。又、万一その取
付け部の長い筒体部分を破壊された場合には、ホール側
においてパチンコ機の裏面の基板用ボックスを点検する
際に、その長い筒体が破壊されていれば不正行為があっ
たことを見つけ易く、ホール側は不正行為を気づき易い
ので、損害を未然に防止できる。
【0020】この発明によれば、底蓋又は枠板に設けた
底板の取付け部と基板用ボックス、コネクター用カバー
の取付け部とに相互に嵌合する凹凸部を設け、その凹凸
部をねじ止めすることと、前記の嵌め殺し構造とによ
り、ビスを取外すことができない上に、凹凸部をこじあ
けることもできないので、不正行為者は基板用ボックス
を絶対に取外すことができず、不正行為を阻止できる。
底板の取付け部と基板用ボックス、コネクター用カバー
の取付け部とに相互に嵌合する凹凸部を設け、その凹凸
部をねじ止めすることと、前記の嵌め殺し構造とによ
り、ビスを取外すことができない上に、凹凸部をこじあ
けることもできないので、不正行為者は基板用ボックス
を絶対に取外すことができず、不正行為を阻止できる。
【図1】この発明の基板用ボックスのビス嵌め殺し取付
け構造を示す一部破断側面図である。
け構造を示す一部破断側面図である。
【図2】同分解した状態の一部破断側面図である。
【図3】基板取付け用底蓋、基板、基板用ボックスの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図4】基板取付け用底蓋、基板、基板用ボックスおよ
びカバーの別の実施例を示す分解斜視図である。
びカバーの別の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】要部断面図である。
【図6】この発明の基板用ボックスのビス嵌め殺し取付
け構造の別の実施例を示す要部断面図である。
け構造の別の実施例を示す要部断面図である。
【図7】球体を割り溝入りとした場合を示す要部断面図
である。
である。
【図8】パチンコ機の裏面図である。
1…基板取付け用底蓋、2…基板用ボックス、3…取付
け部、4…取付け部、5…ビス、6…嵌め殺し用球体、
7…空間、8…抜止め用突条、9…筒体、10…凸部、
11…凹部、12…割り溝
け部、4…取付け部、5…ビス、6…嵌め殺し用球体、
7…空間、8…抜止め用突条、9…筒体、10…凸部、
11…凹部、12…割り溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02
Claims (3)
- 【請求項1】 基板取付け用底蓋(1)又は枠板に設け
た底板と基板用ボックス(2)との取付け部(3)
(4)をビス(5)で取着するものにおいて、径を狭めうるように割溝(12)を設けて復元力を持た
せた嵌め殺し用球体(6)を設け、 取付け孔(4a)を有する 取付け部(4)の上部に前記
球体(6)を嵌め込む空間(7)とその上部に前記球体
(6)の径より狭い開口とした抜止め用突条(8)を内
面に設けた筒体(9)を基板用ボックス(2)に一体形
成し、 前記球体を筒体(9)の空間(7)に上部の突条(8)
に抗して嵌合することを特徴とする基板用ボックスのビ
ス嵌め殺し取付け構造。 - 【請求項2】 前記基板用ボックス(2)に設けるコネ
クタ用カバー(13)に前記筒体(9)を一体形成した
請求項1記載の基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構
造。 - 【請求項3】 前記底蓋又は底板の取付け部(3)に凸
部(10)を、前記筒体(9)の取付け部(4)の下部
に該凸部(10)と相互に嵌合しうる凹部(11)を形
成し、凸部(10)と凹部(11)を嵌合するとともに
ビス(5)で取着する構成とした請求項1又は2記載の
基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8088864A JP3038145B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8088864A JP3038145B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09253303A JPH09253303A (ja) | 1997-09-30 |
JP3038145B2 true JP3038145B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=13954881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8088864A Expired - Lifetime JP3038145B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 基板用ボックスのビス嵌め殺し取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3038145B2 (ja) |
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-
1996
- 1996-03-18 JP JP8088864A patent/JP3038145B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH09253303A (ja) | 1997-09-30 |
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