JP4187631B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機であるパチンコ機は、遊技媒体であるパチンコ球に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。パチンコ機は、遊技盤や遊技盤を装着させる本体基部に、パチンコ球の供給に基づいて作動させる各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。
最近のパチンコ機の内部に配設されている制御回路装置は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
ところで、遊技場でパチンコ機の入替を行うときには、取り付け枠を含む本体基部ごと取り外して交換することが通常である。しかし、パチンコ機を構成する部品には、そのまま流用可能なものも含まれているのが実情で、機種入替時のコストアップの大きな原因となっている。このため、流用可能な部品を遊技場に据え置きにし、新たに変更になる部品のみを交換することが現在検討されている。この場合、本体基部、遊技の際の基本動作を行うパチンコ球発射装置や払い出し装置、演出効果を行うランプやスピーカを遊技場に据え置きにし、遊技盤、図柄可変表示装置、制御回路装置などを交換することが一般的に考えられる。このため、遊技盤は、本体基部に着脱可能となっている。
しかし、遊技盤は本体基部に着脱可能なため、遊技盤を不正に取り外し、各種入賞口や入賞球装置、障害釘などが改変された不正な遊技盤に取り替えられることがあった。また、遊技盤を取り外すと制御回路装置が露呈されるため、遊技盤を不正に取り外し、本体基部内部または遊技盤ユニットに取り付けられた制御回路装置の制御プログラムが不正に改変されてしまうという問題があった。
現在、この問題を解決する方法として、例えば、楔状に形成された連結部材(楔部材)によって本体基部と遊技盤ユニットとを継合するという方法が検討されている。この方法によると、本体基部と遊技盤ユニットとの継合を解除する場合、連結部材を破壊し、連結部材の再使用を不可能にすることができる。
また、連結部材にセキュリティー管理番号が格納されたRFIDタグ(電波を介して非接触で情報のやり取りができる情報記録媒体)を取り付けることによって防犯性をさらに高めることができる。この場合、専用の読み出し装置から連結部材に取り付けられたRFIDタグに向けて電波を発信し、非接触でセキュリティー管理番号を読み出す。また、読み出し装置には正規のセキュリティー管理番号が予め記憶されており、読み出し装置では、予め記憶されているセキュリティー管理番号と、読み出したセキュリティー管理番号との照合が行われる。このようにして本体基部と遊技盤ユニットとの継合に正規の連結部材が用いられているか否か、あるいは連結部材が取り外されているか否かを判別することができ、不正な遊技盤に取り替えられているか否かを容易に、且つ短時間に確認することが可能となる。なお、読み出し装置としては、遊技場ではユーザーが手に持って操作できる携帯型の読み出し装置が用いられる。
しかしながら、連結部材による本体基部と遊技盤ユニットとの継合を解除してもRFIDタグが使用可能な状態で取り外されてしまえば、仮に連結部材が偽造された場合には、偽造した連結部材に再びそのRFIDタグが取り付けられ使用されてしまうといった問題が生じる。
すなわち、RFIDタグを使用可能な状態で取り外し、本体基部と遊技盤ユニットとを係合している連結部材を破壊し、不正な遊技盤に取り替えた後、本体基部と遊技盤ユニットとを正規のものとは異なる連結部材で連結し、その連結部材、あるいはその近傍に使用可能な状態で取り外されたRFIDタグを取り付けることによって、前記読み出し装置によって連結部材が不正に取り外されているか否かのチェックを行う場合、正規のセキュリティ管理番号が読み出されてしまい、不正行為が行われたか否かを判別することができなくなってしまうといった問題が生じる。さらに、使用可能な状態で取り外されたRFIDタグを他のパチンコ機に取り付けたり、あるいは他の用途で不正に使用されてしまういった問題も生じる。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、RFIDタグが搭載された連結部材の偽装工作、及び連結部材に取り付けられたRFIDタグの再使用を防止することによって、遊技盤の不正な取り外しを確実に防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域を有する遊技盤を含む遊技盤ユニットを備えた交換部と、前記遊技盤の遊技領域を前方に向けた状態で前記交換部が着脱可能に取り付けられる本体基部を備えた非交換部と、前記非交換部に取り付けた前記交換部を前記非交換部に脱不可状態となるように継合する楔部材と、通信アンテナ及び前記通信アンテナを介して所定装置とのデータ通信が可能な集積回路を有し、前記楔部材に埋設された情報記憶媒体とを備える遊技機において、前記非交換部に設けられ、前記楔部材を挿通するための第1貫通孔と、前記第1貫通孔内に設けられた第1係合部と、前記交換部に設けられ、前記楔部材を挿通するための第2貫通孔と、前記第2貫通孔内に設けられた第2係合部と、前記第2貫通孔内に設けられた回転防止凹部と、を備え、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、前記交換部を前記非交換部に継合したときに、前記第1貫通孔の中心軸と前記第2貫通孔の中心軸とが同軸になるように設けられ、前記楔部材は、前記第2貫通孔、前記第1貫通孔の順に挿通される軸と、前記軸の後端に形成され、前記第2貫通孔よりも大径で前記交換部から突出する摘み部と、前記軸に形成され、前記第1係合部に係合する第1係止部と、前記軸に形成され、前記第2係合部に係合する第2係止部と、前記軸に形成され、前記回転防止凹部に挿入されて前記軸の回転を防止する回転防止突起とを備え、前記軸を前記第1貫通孔及び第2貫通孔に挿通して、前記第1係止部を前記第1係合部に係合し、前記第2係止部を前記第2係合部に係合することにより、前記交換部を前記非交換部に継合し、前記楔部材には、前記摘み部の近傍の部分に、前記摘み部を前記軸の周方向に回転させて負荷を与えたときに切断されて、前記楔部材を分離させるとともに切断跡を残す分離部が設けられ、前記情報記憶媒体の一部は、前記摘み部から前記分離部にかけて埋設され、前記回転防止凹部により前記軸の回転を防止した状態で、前記摘み部を回転させて負荷を与え続けてねじれさせることによる前記分離部の切断に伴って前記交換部と前記非交換部との継合状態が解除されるとともに、前記分離部に埋設された前記情報記憶媒体の一部が破壊され、前記情報記憶媒体によるデータ通信が不能となることを特徴とする。
また、前記楔部材は、前記摘み部に連設された切断部と、前記切断部に連設され、前記軸を前記第1貫通孔及び第2貫通孔に挿通して前記交換部を前記非交換部に継合したときに、前記交換部に固着される固着部とを備え、前記切断部を切断することにより前記分離部で分離可能となり、前記情報記憶媒体の一部は、前記摘み部から前記切断部を経由して前記固着部にかけても埋設され、前記切断部の切断に伴って前記切断部に埋設された前記情報記憶媒体の一部が破壊され、前記情報記憶媒体によるデータ通信が不能となることが好ましい。
本発明の遊技機は、遊技機は、交換部と非交換部とを有するものであり、前記交換部が前記非交換部から脱不可状態となるように交換部と非交換部とを継合する楔部材と、通信アンテナと、この通信アンテナを介して所定装置とのデータ通信が可能な集積回路とを有する情報記憶媒体とを備え、前記楔部材に、破壊されることによって楔部材を分離させる分離部を形成し、前記情報記憶媒体の少なくとも一部を前記分離部に一体となるように設け、前記破壊に伴って交換部と非交換部との継合状態が解除されるとともに、前記データ通信が不能となるようにしたので、情報記憶媒体の再使用は不可能になり、情報記憶媒体を搭載した楔部材の偽装工作を防止することができる。
また、遊技領域を備える遊技盤、及び前記遊技盤を着脱可能に支持する支持部材を備えた交換部と、前記支持部材が着脱可能に取り付けられる本体基部を備えた非交換部とを有し、前記本体基部に設けられる第1貫通孔と、前記遊技盤と支持部材との少なくともいずれか一方に設けられる第2貫通孔と、前記第1貫通孔と第2貫通孔とに挿通する楔部材とを備え、前記楔部材を第1貫通孔と第2貫通孔とに挿通させた際に、楔部材に形成された第1係止部と係合する第1係合部を第1貫通孔近傍に、楔部材に形成された第2係止部と係合する第2係合部を第2貫通孔近傍に設け、楔部材を脱不可状態にする固定部を楔部材と、第1貫通孔近傍及び第2貫通孔近傍の少なくともいずれか一方とにそれぞれ設け、楔部材に、前記第2係止部と第2係止部側の端部との間に楔部材を分離させるための分離部を形成するとともに、前記情報記憶媒体の少なくとも一部を前記分離部に一体となるように設けたので、交換部と非交換部とを有するパチンコ機において、情報記憶媒体の再使用を不可能にし、情報記憶媒体を搭載した楔部材の偽装工作を防止することができる。
また、摘み部を設け、この摘み部を操作することで前記分離部と前記情報記憶媒体とが破壊されるので、分離部と情報記憶媒体の破壊を容易に行うことができる。
図1に示すように、遊技機の1実施例であるパチンコ機2は、非交換部である本体基部としての本体枠3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面にはガラス枠5が開閉自在に取り付けられている。遊技盤4には、図柄可変表示装置7、始動口8、通常入賞口9、通過入賞口10、アタッカ11などの所定入賞口及びアウト口12が設けられている遊技領域4aが形成されている。また、図示は省略してあるが、遊技盤4にはその他複数の障害釘や風車などが適宜箇所に設けられている。
本体枠3には、パチンコ球発射装置、賞球払い出し装置、電源回路、ランプ、スピーカーなどの異機種でも使用できる共通部品が組み付けられている。
遊技媒体として用いられるパチンコ球を操作ハンドルHの操作による入力に基づいてパチンコ球発射装置によって一個ずつ遊技盤4の遊技領域に打ち出されると、始動口8、通常入賞口9、通過入賞口10、アウト口12のいずれかに入る。始動口8にパチンコ球が入ったときには図柄表示装置7が作動され、表示されている図柄の可変表示が所定時間行われて当たり判定や演出処理が行われる。そして、図柄の可変表示が停止されたときに入賞有効位置上に所定の図柄の組み合わせが得られると当たりとなり、遊技者にとって通常よりも有利となる遊技状態へと所定期間内移行される。
当たりが得られるときに生じる有利な遊技状態とは例えば開閉可能な扉部材を備えたアタッカ11を1回につき所定時間又はパチンコ球が所定個数入賞するまで閉口状態から開口状態にし、これが所定回数繰り返される。始動口8、通常入賞口9又はアタッカ11にパチンコ球が入賞すると所定個数の景品球となる賞球払い出しが行われる。始動口8、通常入賞口9又はアタッカ11にパチンコ球が入賞しなかった場合は、未入賞のパチンコ球としてアウト口12に入ってハズレ球として回収される。前記景品球は払い出し口13から受皿14に所定入賞口毎の入賞に応じて払い出される。
図2に示すように、ガラス枠5は、本体枠3の前面に開閉自在に取り付けられている。ガラス枠5の内側には、視認可能なガラス15が着脱自在で交換可能に取り付けられている。ガラス15は軸部Jを中心に回転自在となっており、ガラス枠5の中央部に形成された開口5aに対して開閉するように設けられ、ガラス固定部材19によって固定される。なお、本実施形態におけるガラス枠5は、図示しない電飾やスピーカーなどの装置を取り付けることが可能となるような構造になっている。
図3に示すように、ガラス枠5は、遊技盤4を支持する支持部材としての支持枠16に開閉自在に取り付けられている。交換部である遊技盤ユニット6は支持枠16の遊技盤ユニット取付部16aに交換可能に取り付けられており、支持枠16は本体枠3の支持枠取付部3aに交換可能に取り付けられている。本体枠3の上下端部には支持枠固定部材17が設けられている。支持枠16の遊技盤ユニット取付部16a内の上下端部には、遊技盤ユニット固定部材18が設けられており、さらに、固定部材取付孔16bが上下に形成されている。なお、支持枠固定部材17と遊技盤ユニット固定部材18とには、それぞれ回動可能な係止部17a,18aが軸支されている。また、遊技盤4の右側上下端部には固定部材挿通孔4b(図6参照)が形成されている。固定部材挿通孔4bは遊技盤ユニット固定部材18を挿通させることのできる位置に設けられている。さらに、後述する遊技領域規制枠21の枠本体25に形成される固定部材取付孔25c(図5参照)は、遊技盤ユニット固定部材18の係止部18aを係止させることができる位置に設けられている。
支持枠固定部材17及び遊技盤ユニット固定部材18は同じ構造の部材であるため、本体枠3に支持枠16を取り付ける場合の支持枠固定部材17を例に説明する。図4に示すように、固定部材取付孔16bは支持枠固定部材17が挿通可能な大きさで、支持枠固定部材17の係止部17aと係止可能となるように形成されている。係止部17aは支持枠固定部材17に回転自在に軸支されており、支持枠16が取り付けられていない状態では図に示すように係止部17aが長手方向が垂直に向けられた取り外し位置にセットされている。支持枠16が本体枠3の支持枠取付部3aに取り付けられると、支持枠固定部材17が固定部材取付孔16bに挿通され、係止部17aが回転自在となるように固定部材取付孔16bから突出する。
図5に示すように、係止部17aが固定部材取付孔16bから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回転されると、支持枠固定部材17は固定位置にセットされる。固定位置への回動によって、係止部17aが固定部材取付孔16bから挿脱不能となり、支持枠16を係止する。これにより、支持枠16が本体枠3に固定される。
図6に示すように、遊技盤ユニット6は、遊技盤4、支持体20及び遊技領域規制枠21から構成されており、遊技盤4を支持体20と遊技領域規制枠21とで挟持する構成となっている。遊技領域規制枠21は、枠本体25に、外レール26、第1内レール27、第2内レール28から構成されている。このうち、枠本体25、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は例えばポリアセタール等の摺動性、耐摩耗性に優れた樹脂材から形成されている。なお、第1内レール27と外リール26との間は、打ち出されたパチンコ球を遊技領域4aに向けて誘導するためのガイド部25aとなる。また、枠本体25の中央には、遊技におけるパチンコ球の移動を規制(形成)するための開口25bが形成され、その下方に入賞口に入賞しなかったパチンコ球を所定の受け部に導くためのアウト口31の前面装飾31aが形成される。第1内レール27及び第2内レール28の側壁面27a,28aは開口25bに面しており、遊技領域4aを規制するための壁面となる。なお、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は、それぞれ図示しないビス等により枠本体25に組み付け固定される。
図7に示すように、遊技盤4の略中央には開口4cが形成され、この開口4cにセンター役物33が組み付けられる。なお、遊技盤ユニット6を支持枠16に組み付けると、センター役物33に形成された開口33aを介して、支持体20に組み付けられた図柄可変表示装置7が視認できるようになっている。
図7に示すように、遊技盤4の後面には遊技を行う際に作動が行われる各種装置を制御するためのメインプログラムや図柄可変表示装置7の可変表示制御を行うための演出プログラムが記憶されたプログラムROM36及び、図柄可変表示装置7で表示する画像データ、音声データ、メインプログラム等に基づいて行われる処理状況に応じて各種装置を作動させるためのデータ等が記憶されているデータROM37、メモリコントローラが組み付けられた回路基板38が設けられている。この回路基板38にはコネクタ39が設けられており、支持体20に組み付けられた主制御回路装置40に連接させるためのコネクタ41が嵌め込まれる。これにより、主制御回路基板40と回路基板38とがケーブル42、43を介して電気的に接続される。なお、本実施形態では回路基板に組み付ける情報記憶媒体としてROMを挙げたが、これに限定する必要はなく、RAM(Random Access Memory)を組み付けてもよい。この場合、組み付け作業時にプログラムやデータ等を記憶させるようにしたり、機種替えの際に又は弾球遊技機の起動時にプログラムやデータをインストールするようにする。なお、インストールはパチンコ店等のホールコンピュータと接続させ、ホールコンピュータに記憶されたプログラムやデータを用いて行うようにすると好適である。
図6及び図7に示すように、支持体20には図柄可変表示装置7の他に、主制御回路装置40や副制御回路装置44が組み付けられる。この支持体20の前面には複数のリブ20aが設けられ、これらリブ20aにより球通路20bが形成される。遊技を行った際に各入賞口及びアウト口に入ったパチンコ球は、リブ20aにより形成された球通路20bを通過して所定の受け部に誘導される。この支持体20の上下4箇所にはボス45が形成されており、このボス45には後述する遊技領域規制枠21に設けられた係止つまみ47を挿通させるための開口46が形成されている。このボス45は、遊技盤4に形成された位置決め開口4dに後面側から挿通されることで、遊技盤4と支持体20との位置決めが行われる。図6に示すように、支持体20の左側上部には、切欠き20cが形成されており、後述するセキュリティーキー50(楔部材)挿通時には、セキュリティーキー50はこの切欠き20cを通過する。なお、支持体20に、切欠き20cを形成する代わりに、セキュリティーキー50を挿通可能にする挿通開口を形成してもよい。
枠本体25の後面の上端部及び下端部のそれぞれ2箇所計4箇所にはボス(図示せず)が形成され、このボスにロック機構である回動自在な係止つまみ47が取り付けられる。このボスは遊技盤4に形成された位置決め開口4dに挿通されることで、枠本体25と遊技盤4との位置決め係合される。また、係止つまみ47は支持体20に形成されたボス45の開口46に挿通された後に、開口46に対して水平位置から垂直位置へと回動させることで、遊技盤4を挟持した状態で遊技領域規制枠21と支持体20との係合を行うことが可能となる。なお、ロック機構の構造及び個数は遊技盤ユニットの構成等を考慮して、適宜設定することが可能である。また、枠本体25の右側の上下端部には固定部材取付孔25cが形成されている。固定部材取付孔25cは遊技盤ユニット固定部材18の係止部18aを挿通させることのできる位置に設けられている。
図8〜図11に示すように、セキュリティーキー50は、本体枠3と遊技盤ユニット6とを継合させるために設けられている。このセキュリティーキー50は、円柱形状の軸51に係合部52、切断部53(分離部)、ストッパ部54、操作つまみ部55(端部)が設けられたものであり、樹脂で形成されている。係合部52には、テーパ状の第1係止突起52aと第2係止突起52bと回転防止突起52cとが設けられている。第1係止突起52aは、軸51の操作つまみ部55と反対側の端部に、第2係止突起52bは、軸51の略中央部に、それぞれ一対のテーパ状の突起となるように設けられており、回転防止突起52cは、第1,第2係止突起52a,52bに対して90°回転した位置に一対のテーパ状の突起となるように設けられている。切断部53は、係合後のセキュリティーキー50に外部から力が加えられたときに、切断される分離部位であり、軸51に比べて細径に形成されている。操作つまみ部55は、後述するキーロックケース61及びキーシリンダー62に挿通させたり、上記したセキュリティーキー50に外部から力を加えるときのつまみであり、つまんで捩じることができるようにプレート状に形成されている。
セキュリティーキー50には、RFIDタグ56(情報記憶媒体)が埋設されている。RFIDタグ56は、板状のICチップ56a(集積回路)と、このICチップ56aの一側端面から突出している棒状の送信及び受信アンテナ、或いは送信又は受信アンテナのいずれかからなる送受信アンテナ56b(通信アンテナ)とを備えている。ICチップ56aは操作つまみ部55に埋設され、操作つまみ部55から切断部53を経由して軸51の中央部にかけて送受信アンテナ56bが埋設されている。
セキュリティーキー50は、図9に示すパーティングライン57を境にして2分割されるセキュリティーキー片50a、50bによって構成されている。セキュリティーキー片50a、50bのそれぞれには、操作つまみ部55から切断部53を経由して軸51の中央部にかけてRFIDタグ56を嵌め込むための凹部(不図示)が形成され、この凹部にRFIDタグ56が嵌め込まれる。そして、RFIDタグ56の送受信アンテナ56bの先端部は接着剤でセキュリティーキー片50a、50bの少なくともいずれか一方に固着される。このような処理が施された後、セキュリティーキー片50aとセキュリティーキー片50bとを接着剤で接合し、セキュリティーキー50を形成する。このようにしてRFIDタグ56はセキュリティーキー50に埋設される。また、RFIDタグ56をセキュリティーキー50に埋設する方法はこれに限定される必要はなく、セキュリティーキー50とRFIDタグ56とを一体成形しても良く、この際に、RFIDタグ56をセキュリティーキー50内にインサート成形して埋設すると好適である。
送受信アンテナ56bは、読み出し装置となる図示しないRFIDリーダ(所定装置)から受けた電波を電磁誘導によって電力として蓄積し、これをエネルギーとしてICチップ56aを動作させる。なお、本実施形態では、RFIDリーダとして、ユーザが手に持って操作することができる携帯用のRFIDリーダを用いる。
ICチップ56aには、セキュリティー管理番号が記憶されたメモリ(不図示)と、送受信アンテナ56bを介してRFIDリーダと通信を行なう通信回路(不図示)とが設けられている。
RFIDリーダでは、RFIDリーダでRFIDタグ56のセキュリティー管理番号を読み取った後、RFIDタグ56から読み取ったセキュリティー管理番号と、RFIDリーダ内のメモリに予め記憶されている正規のセキュリティー管理番号との照合が行われる。RFIDタグ56から読み取ったセキュリティー管理番号と、RFIDリーダ内のメモリに予め記憶されている正規のセキュリティー管理番号とが一致した場合には、例えば、RFIDリーダに備えられている表示部に「照合完了」のメッセージが表示される。逆に、RFIDタグ56から読み取ったセキュリティー管理番号が正規のセキュリティー管理番号と異なっていた場合、あるいはRFIDタグ56からセキュリティー管理番号が読み取れなかった場合、RFIDリーダに備えられている表示部に異常を報知するメッセージが表示される。このようにRFIDリーダによってICチップ56aに記憶されたセキュリティー管理番号を送受信アンテナ56bを介して読み取り、セキュリティー管理番号のチェックを行うことでセキュリティーキー50の監視を容易かつ短時間に行うことができる。
なお、RFIDリーダに、遊技場に設置されたパチンコ機2を管理するホストコンピュータ(不図示)との間で電波の送受信を行なうアンテナを設け、RFIDタグ56から読み取ったセキュリティー管理番号をホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータにおいてRFIDタグ56から読み取ったセキュリティー管理番号が正規のものであるか否かの判別を行うようにしても良い。
また、セキュリティー管理番号としては、セキュリティーキー50の識別等を特定できるとともに、容易に解読できないものであることが好ましく、セキュリティー管理番号を暗号化して用いると良い。
枠本体25のキー受け部25d(図6参照)には、セキュリティーキー50を挿通するための開口25eが形成されており、セキュリティーキー50を開口25eに挿通後、キー受け部25dは、セキュリティーキー50のストッパ部54に接触して、セキュリティーキー50の挿通方向のストッパとして機能する。
遊技盤4には、キーロックケース61を取り付けるための取付孔4eと、キーロックケース61をビス締め固定するためのビス締め孔4fとが形成されている(図6参照)。ビス締め孔4fは、上下に2個形成されている。本体枠3の支持枠取付部3aには、キーシリンダー62を取り付けるための取付孔3bと、キーシリンダー62をビス締め固定するためのビス締め孔3cとが形成されている(図3参照)。ビス締め孔3cは、上下に2個設けられている。
図9及び図10に示すように、キーロックケース61は、略円筒状の本体部65と、遊技盤4への取り付け用の取り付け鍔部66とからなり、本体部65にはセキュリティーキー50挿通用の挿通開口65aが形成されている。挿通開口65a(第2貫通孔)は、略十字形状で形成されており、略十字形状の上下はセキュリティーキー50に設けられた係合部52の第1,第2係止突起52a,52b挿通用として、略十字形状の左右は回転防止突起52c挿通用としての開口である。本体部65内部には、セキュリティーキー50挿通時に、セキュリティーキー50の第2係止突起52b(第2係止部)と係合する係止爪65b(第2係合部)が上下に、回転防止突起52cを挿通方向にガイドするとともにその回転を防止する固定部としての回転防止凹部65cが左右にそれぞれ設けられている。図12に示すように、セキュリティーキー50の係合部52がキーロックケース61の本体部65内部に挿入されると、第2係止突起52bが係止爪65bと係合し、回転防止突起52cが回転防止凹部65cにより挿通方向にガイドされるとともにその回転が防止され、位置決めされる。
キーロックケース61は、弾性変形可能な樹脂により成形されており、係止爪65bは、図10に示すように、セキュリティーキー50挿通時に、第2係止突起52bと当接することによって先端側の口径が拡大するように弾性変形する形状に形成されている。取り付け鍔部66は、上下に2個設けられており、ビス締め用のビス締め孔66aがそれぞれ設けられている。キーロックケース61の本体部65を遊技盤4に形成された取付孔4e(図6参照)に挿入し、ビス締め孔66aとビス締め孔4fとをビス68によりビス締め固定することにより、キーロックケース61が遊技盤4に固定される。
図9及び図10に示すように、キーシリンダー62は、略円筒状の本体部71と、本体枠3の支持枠取付部3aへの取り付け用の取り付け鍔部72とからなり、本体部71にはセキュリティーキー50挿通用の挿通開口71a(第1貫通孔)が形成されている。挿通開口71aは、略十字形状で形成されており、略十字形状の上下はセキュリティーキー50に設けられた係合部52の第1係止突起52a(第1係止部)挿通用として、略十字形状の左右はセキュリティーキー50を90°回転させた状態(図16参照)のときの第1係止突起52aの挿通用としての開口である。本体部71内部には、セキュリティーキー50挿通時に、第1係止突起52aと係合する係止爪71b(第1係合部)が上下にそれぞれ設けられている。図13に示すように、セキュリティーキー50の係合部52が、本体枠3の支持枠取付部3aに取り付けられたキーシリンダー62の本体部71内部に挿入されると、第1係止突起52aが係止爪71bと係合する。
キーシリンダー62は、弾性変形可能な樹脂により成形されており、係止爪71bは、図10に示すように、セキュリティーキー50挿通時に、第1係止突起52aと当接することによって先端側の口径が拡大するように弾性変形する形状に形成されている。取り付け鍔部72は、上下に2個設けられており、ビス締め用のビス締め孔72aがそれぞれ設けられている。キーシリンダー62を本体枠3の支持枠取付部3aに形成された取付孔3b(図3参照)に挿入し、ビス締め孔72aとビス締め孔3cとをビス68によりビス締め固定することにより、キーシリンダー62が本体枠3の支持枠取付部3aに固定される。
上記のように構成されたパチンコ機の作用について説明する。パチンコ機2を組み立てるにあたって、遊技領域規制枠21の枠本体25のキー受け部25dに形成された開口25eにRFIDタグ56が埋設されたセキュリティーキー50を挿入する。開口25eに挿入されたセキュリティーキー50は、遊技盤4に取り付けられたキーロックケース61に挿入される。図12に示すように、係合部52がキーロックケース61の本体部65内部に挿入されると、第2係止突起52bが係止爪65bと係合し、回転防止突起52cが回転防止凹部65cにより挿通方向にガイドされるとともにその回転が防止され、位置決めされる。そして、セキュリティーキー50が挿入された遊技盤ユニット6を支持枠16に組み付け、支持枠16を本体枠3に組み付ける。
図13に示すように、遊技盤ユニット6が組み付けられた支持枠16が本体枠3に組み付けられ、セキュリティーキー50の係合部52が、本体枠3の支持枠取付部3aに取り付けられたキーシリンダー62の本体部71内部に挿入されると、第1係止突起52aが係止爪71bと係合する。これにより、セキュリティーキー50は、故意に破壊(切断)しない限り脱不可状態となるため、遊技盤ユニット6と本体枠3とが継合された状態となる。
パチンコ機2の機種交換を行うにあたって、遊技盤4を含む遊技盤ユニット6を交換する場合には、遊技盤ユニット固定部材18の係止部18aを固定位置から90°回転させ、開放位置にするとともに、セキュリティーキー50による遊技盤ユニット6と本体枠3との継合状態を解く必要がある。先ず、セキュリティーキー50の操作つまみ部55を掴んで回転させて切断部55に負荷を与える。図14に示すように、操作つまみ部55を回転させて負荷を与え続けると切断部53がねじれた後に切断され、セキュリティーキー50は、係合部52側の第1キー58と、操作つまみ部55側の第2キー59とに分離される。これにより、セキュリティーキー50が脱離可能な状態となり、遊技盤ユニット6と本体枠3との継合が解かれた状態となり、遊技盤ユニット6を取り外すことができるようになる。また、これと同時に、セキュリティーキー50に埋設されているRFIDタグ56の送受信アンテナ56bが破壊される。
そして、図15に示すように、セキュリティーキー50を切断させた後に、遊技盤ユニット6を取り外す。このとき、切断されたセキュリティーキー50の第1キー50aは、キーシリンダー62の本体部71内部に残されている。遊技盤ユニット6を取り外すと、遊技盤4に取り付けられたキーロックケース61も一緒に取り外され、第1キー50aは、回転防止凹部65cによる回転防止が解かれ、回転可能となる。そこで、図16に示すように、第1キー50aを90°回転させて、第1係止突起52aと係止爪71bとの係合を解く。この状態のまま、図17に示すように、第1キー50aをキーシリンダー62から抜き取る。そして、新たな機種に対応した新たな遊技盤ユニット6を取り付けるとともに、新たなRFIDタグ56が埋設されたセキュリティーキー50により、新たな遊技盤ユニット6と本体枠3とを継合させる。
このように、遊技盤ユニット6を正規に交換するためには、新たなRFIDタグ56が埋設されたセキュリティーキー50が必要となる。したがって、遊技盤ユニット6を不正に取り替える等の不正行為(セキュリティーキー50の切断)が行われた場合、RFIDタグ56が破壊されるので、RFIDタグ56の再使用が不可能となり、さらにRFIDリーダによるセキュリティ管理番号の読み取りができなくなる。これにより、RFIDリーダによって、遊技盤ユニット6を不正に取り替える等の不正行為(セキュリティーキー50の切断)の有無を把握することができる。また、RFIDタグ56の再使用を不可能にすることで、セキュリティーキー50に設けられたRFIDタグ56だけを抜き取り、その抜き取ったRFIDタグ56を他のパチンコ機などに取り付けたり、あるいは他の目的でRFIDタグ56を使用するといった不正行為を防止することができる。
上記実施形態では、遊技盤4にキーロックケース61を、本体枠3の支持枠取付部3aにキーシリンダー62を取り付けたが、遊技盤4にキーロックケース61の形状のものを、支持枠取付部3aにキーシリンダー62の形状のものをそれぞれ形成しても良い。
上記実施形態では、RFIDタグ56のうち送受信アンテナ56bを破壊したが、これに限ることなく、ICチップ56aを破壊しても良く、RFIDタグ56が再使用不能となり、且つRFIDリーダによる読み取りができなくなるようにRFIDタグ56が破壊されていれば、破壊箇所は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、RFIDタグ56に格納されているセキュリティー管理番号を読み出す装置としてRFIDリーダを用いたが、これに限ることなく、書き込みと読み出しとの両方を行うことができる書き込み及び読み出し装置であるRFIDリーダ/ライタを用いても良い。この場合、セキュリティー管理番号を書き換えることが可能となるので、例えば、定期的にセキュリティー管理番号を書き換えることにより防犯性をより一層高めることができる。なお、セキュリティー管理番号は、個々のRFIDタグ56に対応させた番号を書き換え不可にICチップ56aに記憶させ、利用するユーザーによって任意なコードを書き込ませることによって防犯性が高められる。
図18に別の実施形態を示す。なお、上記実施形態のものと同一の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。操作つまみ部55の下部には突出片75が設けられている。この突出片75はセキュリティーキー50と同様の樹脂からなり、操作つまみ部55の下部から下方に向けて延設された切断部76と、この切断部76の先端に設けられた固着部77とから構成されている。
切断部76は、ニッパなどの切断工具で切断し易いように、操作つまみ部55、及び固着部77よりも括れて、且つ厚さも薄く形成されている。固着部77の軸51側の側端面には突起77aが形成されている。第1の実施形態と同様に、RFIDタグ56のICチップ56aを操作つまみ部55に埋設し、送受信アンテナ56bを操作つまみ部55から切断部76を経由して固着部77にかけて埋設する。図19に示すように、セキュリティーキー50をキーロックケース61及びキーシリンダー62に挿通させ、遊技盤ユニット6と本体枠3とを継合させた後、固着部77の突起77aを加熱コテ(不図示)で加熱し溶融させ、枠本体25に溶着させる。これにより固着部77は枠本体25に固着され、操作つまみ部55の回動が禁止される。
セキュリティーキー50による遊技盤ユニット6と本体枠3との継合状態を解く場合、先ず、切断部76をニッパで切断する。その後、操作つまみ部55を回動させ切断部53を破断することで、第1の実施形態と同様にしてセキュリティーキー50による遊技盤ユニット6と本体枠3との継合状態を解く。このように、切断部76をニッパで切断することによってRFIDタグ56の送受信アンテナ56bが破壊されるので、RFIDタグ56の再使用が不可能となる。そして、RFIDリーダによって遊技盤ユニット6を不正に取り替える等の不正行為(セキュリティーキー50の切断)が行われたか否か把握することができる。
なお、送受信アンテナ56bを切断部76に一体となるように設けたが、図20に示すように、切断部53に一体となるように送受信アンテナ56bをもう1つ設けても良い。また、切断される部分には送受信アンテナ56bに限ることなく、ICチップ56aを切断部53または切断部76に埋設しても良く、さらに、切断部53にICチップ56aを埋設し、切断部76に送受信アンテナ56bを埋設するようにしても良い。その際、RFIDタグ56はセキュリティーキー50の内部にインサート成形して埋設するようにすると好適である。また、突出片75にRFIDタグ56を埋設するようにし、切断部76をニッパなどの切断工具によって切断すれば、RFIDタグ56のICチップ56aまたは送受信アンテナ56b自体が破損して、破片として残る突出片75を用いた解読や解析ができなくなる。
また、固着部77に突起77aを設け、この突起77aを加熱コテで溶融し、枠本体25に固着させたが、固着部77を枠本体25に固着または固定させる方法はこれに限ることなく適宜に変更可能である。例えば、操作つまみ部55の回動が禁止されるように突起77aを接着剤で枠本体25に固着させても良い。
この他にも、例えば、図21に示すように、固着部77に、軸51側に突出した棒状の突起または碇状の係止爪78を設け、この突起または係止爪78を枠本体25に形成した取り付け穴25fに嵌入させても良い。この場合、係止爪78は軸78aと、係止片78bとから構成されており、軸78aの先端の両側に、その軸心方向に向かってに撓む弾性を有する変形可能な一対の係止片78bが形成されている。枠本体25には、係止爪78の軸78aよりもやや径が大きい取り付け穴25fが形成されている。また、遊技盤4には取り付け穴25fを通して係止爪78が嵌入される凹部4gが形成されている。
上述したようにセキュリティーキー50によって遊技盤ユニット6と本体枠3とを継合させるにあたって、図中矢印に沿って、係止爪78を先端から取り付け穴25fに嵌入する。このとき、係止片78bが軸78aの軸心方向に狭まった変形状態で嵌入される。そして、係止片78bが取り付け穴25fに完全に挿通した後は、図22に示すように、係止片78bは自身の弾性復元力によって元の状態に戻る。また、取り付け穴25fは固着部77によって覆われ、枠本体25は、係止爪78の係止片78bと固着部77とによって挟まれた状態になる。係止爪78は取り付け穴25fから脱不可状態となり、これにより固着部77が枠本体25に固着される。このように操作つまみ部55の回動が禁止されるように固着部77が枠本体25に固着されていれば、固着部77を枠本体25に固着させる方法はどのようなものであっても良い。
上記実施形態ではパチンコ機を例に挙げて説明したが、本発明は、パチンコ機に限らず、スロットマシン等の全ての遊技機に対して適用することが可能である。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 ガラス枠を開放した状態を示す斜視図である。 本体枠に遊技盤を取り付ける状態を示す斜視図である。 支持枠固定部材が取り付け位置にセットされた状態を示す正面図である。 支持枠固定部材が固定位置にセットされた状態を示す正面図である。 遊技盤ユニットの構成を分解して示す斜視図である。 遊技盤と支持体とを分解した状態の構成の概略を示す断面図である。 ガラス枠と、セキュリティーキー及びこのセキュリティーキーが挿入されるキーロックケース、キーシリンダーとの位置関係を示す断面図である。 セキュリティーキーと、キーロックケースと、キーシリンダーとを示す斜視図である。 セキュリティーキー及びこのセキュリティーキーが挿入される遊技領域規制枠の枠本体、遊技盤及び本体枠の支持枠取付部を示す斜視図である セキュリティーキーを遊技領域規制枠の枠本体からキーロックケースに挿入する場合の、セキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。 セキュリティーキーが挿入された遊技盤ユニットを本体枠に組み付ける場合の、セキュリティーキー及び本体枠の支持枠取付部の構成を示す断面図である。 セキュリティーキーによって遊技盤ユニットと本体枠とを継合したパチンコ機の、セキュリティーキー及びその近傍を示す断面図である。 セキュリティーキーによる遊技盤ユニットと本体枠との継合を解いた場合のセキュリティーキー及びその近傍を示す断面図である。 遊技盤ユニットを本体枠から取り外した場合のセキュリティーキーの状態及びその近傍を示す断面図である。 セキュリティーキーを90°回転させ、抜き取ることができる状態にした場合のセキュリティーキー及びキーシリンダーを示す断面図である。 キーシリンダーからセキュリティーキーを抜いた場合の状態を示す断面図である。 本発明の別の実施形態を示すセキュリティーキーを遊技領域規制枠の枠本体からキーロックケースに挿入する場合のセキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。 固着部の突起を枠本体に溶着した場合のセキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。 RFIDタグの送受信アンテナを2つ設けた場合のセキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。 セキュリティーキーの固着部に係止爪を設けた場合のセキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。 図21に示す固着部を枠本体に固着した場合のセキュリティーキー及びその近傍の構成を示す断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
3 本体枠(本体基部)
4 遊技盤
20 支持体(支持部材)
50 セキュリティーキー(楔部材)
52a 第1係止突起(第1係止部)
52b 第2係止突起(第2係止部)
52c 回転防止突起
53、76 切断部(分離部)
55 操作つまみ部
56 RFIDタグ(情報記憶媒体)
56a ICチップ(集積回路)
56b 送受信アンテナ(通信アンテナ)
61 キーロックケース
62 キーシリンダー
65a 挿通開口(第2貫通孔)
65b 係止爪(第2係合部)
65c 回転防止凹部
71a 挿通開口(第1貫通孔)
71b 係止爪(第1係合部)

Claims (2)

  1. 遊技領域を有する遊技盤を含む遊技盤ユニットを備えた交換部と、前記遊技盤の遊技領域を前方に向けた状態で前記交換部が着脱可能に取り付けられる本体基部を備えた非交換部と、前記非交換部に取り付けた前記交換部を前記非交換部に脱不可状態となるように継合する楔部材と、通信アンテナ及び前記通信アンテナを介して所定装置とのデータ通信が可能な集積回路を有し、前記楔部材に埋設された情報記憶媒体とを備える遊技機において、
    前記非交換部に設けられ、前記楔部材を挿通するための第1貫通孔と、
    前記第1貫通孔内に設けられた第1係合部と、
    前記交換部に設けられ、前記楔部材を挿通するための第2貫通孔と、
    前記第2貫通孔内に設けられた第2係合部と、
    前記第2貫通孔内に設けられた回転防止凹部と、を備え、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは、前記交換部を前記非交換部に継合したときに、前記第1貫通孔の中心軸と前記第2貫通孔の中心軸とが同軸になるように設けられ、
    前記楔部材は、前記第2貫通孔、前記第1貫通孔の順に挿通される軸と、前記軸の後端に形成され、前記第2貫通孔よりも大径で前記交換部から突出する摘み部と、前記軸に形成され、前記第1係合部に係合する第1係止部と、前記軸に形成され、前記第2係合部に係合する第2係止部と、前記軸に形成され、前記回転防止凹部に挿入されて前記軸の回転を防止する回転防止突起とを備え、前記軸を前記第1貫通孔及び第2貫通孔に挿通して、前記第1係止部を前記第1係合部に係合し、前記第2係止部を前記第2係合部に係合することにより、前記交換部を前記非交換部に継合し、
    前記楔部材には、前記摘み部の近傍の部分に、前記摘み部を前記軸の周方向に回転させて負荷を与えたときに切断されて、前記楔部材を分離させるとともに切断跡を残す分離部が設けられ、
    前記情報記憶媒体の一部は、前記摘み部から前記分離部にかけて埋設され、
    前記回転防止凹部により前記軸の回転を防止した状態で、前記摘み部を回転させて負荷を与え続けてねじれさせることによる前記分離部の切断に伴って前記交換部と前記非交換部との継合状態が解除されるとともに、前記分離部に埋設された前記情報記憶媒体の一部が破壊され、前記情報記憶媒体によるデータ通信が不能となることを特徴とする遊技機。
  2. 前記楔部材は、前記摘み部に連設された切断部と、前記切断部に連設され、前記軸を前記第1貫通孔及び第2貫通孔に挿通して前記交換部を前記非交換部に継合したときに、前記交換部に固着される固着部とを備え、前記切断部を切断することにより前記分離部で分離可能となり、
    前記情報記憶媒体の一部は、前記摘み部から前記切断部を経由して前記固着部にかけても埋設され、
    前記切断部の切断に伴って前記切断部に埋設された前記情報記憶媒体の一部が破壊され、前記情報記憶媒体によるデータ通信が不能となることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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