JP5109470B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機が備える回路基板に対する不正行為を防止するために、回路基板が格納される基板ケースに剥がした痕跡が残るシールが貼り付けられている。このようなシールは、例えば、基板ケースを構成するベース体とそのカバー体との境界をまたぐように貼り付けられる。これにより、基板に対して不正行為をするためにカバー体を開放すると、シールが剥がされることになり、その痕跡が残る。しかし、パチンコ遊技機に対して不正行為がなされたか否かを確認するには、これではパチンコ遊技機の基板ケースを1つずつ目視で確認することとなり、時間と手間がかかる。
そこで、不正を容易に発見するためにICチップとアンテナとを備えるRFタグの機能を備えたシールの利用が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシールは、剥がす力に伴う応力によって一部が破壊される脆性を有するアンテナを備える。従って、不正行為を行うために基板ケースのカバー体を開放しようとすると、基板ケースとカバー体との間にまたがって貼り付けられるアンテナが破壊される。この状態においてパチンコ遊技機の外部からRFタグの情報を読み込もうとしても、RFタグとリーダとの通信ができないことから、目視によることなく不正行為が行われたことを検知できる。
特開2006−305037号公報
しかしながら、前記RFタグは、業者などが基板のメンテナンスなどのために正当に基板ケースを開けてRFタグの一部(例えば、アンテナ)を破壊した場合、RFタグの全てを交換する必要がある。そのため、該破壊で破壊されなかったRFタグの残りの部分(例えば、ICチップ)が無駄になるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、基板ケースを開放した場合にRFタグに備わる資産の再利用が容易なパチンコ遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、遊技を制御する基板と、ベース体と、前記ベース体を開閉するカバー体とを有し、前記ベース体と前記カバー体とで形成される収容空間に前記基板を収容する基板ケースとを備える遊技機であって、第1端子を有し、前記カバー体を開放する際に破壊される第1体と、前記第1体とは別体である第2体であって、前記第1端子との間で電気的な接続と当該接続の解除とが可能な第2端子を有し、前記第2端子が前記第1端子と電気的に接続された状態でRFタグを構成する前記第2体とを備える。
このように、本発明のパチンコ遊技機は、電気的な接続と当該接続の解除とが可能な第1体と第2体とにより構成されるRFタグを備える。そして、基板ケースのカバー体が開く際に、第1体は破壊される。そのため、RFタグとしての機能を損なわせることができる。また、第2体は破壊されない。そのため、第1体のみを取り替えることによって、RFタグの機能を復元させることが可能になるとともに、第2体の再利用が容易になる。
また、前記第2端子は、前記第1端子との間で電気的な接続と当該接続の解除とを繰り返すことが可能であってもよい。
また、さらに、互いに接続する第1規制手段と第2規制手段とにより構成され、前記第1規制手段と前記第2規制手段とが接続した状態で前記カバー体の開放を規制する規制手段と、前記第1規制手段は、前記第1体を有し、前記第2規制手段は、前記第1規制手段と接続した状態で前記第1体と接続する前記第2体と弾性体と、前記弾性体の力により前記第1体を破壊するピンと、前記弾性体が力を蓄えた状態に保つ保持手段とを有し、前記カバー体を開放する際に、前記第1規制手段と前記第2規制手段との接続を解除する時に前記1体が破壊され、前記保持手段は、嵌合する前記第1規制手段と前記第2規制手段とを取り外す際に、前記力を蓄えた状態から前記弾性体を開放してもよい。
このように、第1規制手段と第2規制手段とは、それぞれが有する第1嵌合部と第2嵌合部とが接続される場合に、カバー体の開放を規制する。これにより、基板ケースのカバー体を開放するには、第1規制手段と第2規制手段とによる規制の解除が必要になる。
また、第1規制手段と第2規制手段とは、嵌合する前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との接続を解除する際に、第1体を破壊する。これにより、基板ケースのカバー体を開放するために、開放の規制を解除させる際に、第1体が破壊される。
これらにより、基板ケースのカバー体が開放される際に、確実に、第1体は破壊される。したがって、第1体の破壊によりカバー体が開放された痕跡が残るため、不正にカバー体が開放された場合にはそれを検知することが可能になる。
また、前記保持手段は、嵌合する前記第1規制手段と前記第2規制手段とを取り外す際に、前記力を蓄えた状態から前記弾性体を開放する。
このように、弾性体の付勢力を利用して、第1体を破壊する。弾性体とは力を蓄えた状態とそれを開放した状態との反復が可能な物体である。そのため、規制手段が取り外され、弾性体に蓄えられた力が開放された後に、再び、保持手段により弾性体に力が蓄えられた状態に戻すことができる。したがって、第2規制手段を再利用することが可能になる。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は、本実施形態のパチンコ遊技機100を正面方向から示す斜視図である。
同図に示されるように、パチンコ遊技機100は、外枠11と、前枠12と、ガラス扉13とを備え、ガラス扉13の背部には遊技球5が転落する遊技盤14を備えている。本発明に係る基板ケースは、前枠12の背部に隠れているため、同図には示されていない。
外枠11は、パチンコ遊技機100の各構成要素を保持するための基礎となる枠体であり、矩形状の枠体となっている。また、外枠11の下部前面を覆うように幕板31が外枠11と一体に備えられている。外枠11は、パチンコホールなど設置されている台島に直接固定される部材であり、台島と外枠11のみとを固着することによりパチンコ遊技機100が台島に設置されることとなる。
幕板31は、遊技球5を貯留する下皿17の下方に遊技球5を運搬するための箱(いわゆるドル箱)を配置した状態で、前枠12を開放できるスペースを確保するために設けられる部分であり、当該幕板31には、スピーカーなど(図示せず)演出用の部材が取り付けられることがある。
前枠12は、遊技盤14や、各種制御基盤などが直接的に、また取り付け用部材を介して間接的に取り付けられる部材である。また、前枠12は、外枠11の前端面左側とヒンジ1を介して取り付けられており、外枠11に対して前枠12が回動可能となされる扉状となっている。すなわち、台島に設置されたパチンコ遊技機100の前枠12を扉のように回動すると、パチンコ遊技機100の背部を露出させるように開放することが可能となっている。
また、前枠12の前面下部には遊技者が操作できる遊技球5を貯留するための上皿16や下皿17が設けられ、下皿17の右方には、遊技者が回転させることにより遊技球5の射出の可否を選択し、また、遊技球5の射出速度を変更するためのハンドル18が設けられている。
ガラス扉13は、前枠12の前面にヒンジ2を介して装着される部材である。このガラス扉13は円形孔状の窓部3を有し、当該窓部3を背面から覆うようにガラス板が取り付けられている。
遊技盤14は、遊技球5が転落する遊技領域を形成するための木製や樹脂製の部材であり、遊技球5を複雑に転落させるための釘や、大当たりを判定するためのトリガーとなる始動口15や、大当たり遊技中に遊技球5を受け取るために開放される大入賞口19などの他、装飾図柄が表示される表示装置21が取り付けられる部材である。また、遊技盤14の中央部には遊技に関する図柄が表示される表示装置21が取り付けられている。
図2は、パチンコ遊技機100を背面方向から示す斜視図である。
同図に示されるように、パチンコ遊技機100は、装飾ランプや液晶ディスプレイによる表示を制御する表示サブ基板105と、各種音声の出力を制御する音声基板106と、入賞時における遊技機の動作等を含む遊技機の主要な動作を制御する主基板107と、パチンコ球の払い出し動作を制御する払出基板108と、各基板等に電源を供給する電源基板109とを含む各種基板が、それぞれ透明な基板ケースに収納された状態で取り付けられている。例えば、主基板107を収納する基板ケース(以下、「主基板ケース」という。)110は、前枠12に取り付けられる遊技機本体の背面側に取り付けられる。
図3は、主基板ケース110の構成と遊技機本体115への取り付け態様とを示す図である。
遊技機本体115は、遊技盤14およびそれに取り付けられる物であり、例えば、メインセットや遊技球の流路を形成する球樋などを含む。
主基板ケース110は、同図に示すように、カバー体110aとベース体110bとから構成される。カバー体110aは、その両端をベース体110bが有する溝116に嵌め合わせてスライドさせることにより、ベース体110bと一体に組み付けられる。一体となったカバー体110aとベース体110bとは、主基板ケース110を構成することとなる。主基板ケース110は、ネジ113により遊技機本体115に取り付けられる。
ハーネス取付口117は、ベース体110bに収納される主基板(図示しない)が有するコネクタ118にハーネス120を取り付けるための開口である。
図4は、主基板107が収納された透明な主基板ケース110を示す図である。
主基板107は、主基板ケース110の内部に形成された収納空間に収納されている。また、主基板ケース110のハーネス取付口117は、主基板107が有するコネクタ118と対応する位置にある。主基板107のコネクタ118には、ハーネス取付口117を介して、ハーネス120が取り付けられる。
図5は、図4に示すコネクタ118のAB断面とハーネス120とを示す図である。
RFタグは、第1体131aと第2体147とから構成される。
本実施の形態の第1体131aは、アンテナを有するシートである。第1体131aは、規制手段としてのハーネス120に接着剤などにより取り付けられる。
本実施の形態の第2体147は、ICチップを有するシートである。第2体147は、第2規制手段としてのコネクタ118に接着剤などにより取り付けられる。
図6は、本実施の形態のRFタグの構成を示す図である。
図6(a)は、本実施の形態の第1体131aの詳細な構成を示す。
図6(a)に示すように第1体131aは、アンテナ161と第1端子160とを備える。
アンテナ161は、シートの内部に保持されており、リーダとの間で情報を送受信する。また、第1端子160は、外部に露出した、例えば金属のように電気を導通する部位である。アンテナ161と第1端子160とは、電気的に接続されている。
図6(b)は、本実施の形態の第2体147の詳細な構成を示す。
図6(b)に示すように第2体147は、ICチップ163と第2端子162とを備える。
ICチップ163は、シートの内部に保持されている。ICチップ163は、固有情報などの情報を保持する記憶媒体とアンテナ161による情報の送受信を制御する処理部とを有する。また、第2端子162は、第1端子160と同様に、外部に露出した、例えば金属のように電気を導通する部位である。ICチップ163と第2端子162とは、電気的に接続されている。
このような第1体131aのアンテナ161と第2体147のICチップ163とは、第1端子160と第2端子162とを着脱することにより、電気的な接続と当該接続の解除とを繰り返すことが可能である。第1端子160と第2端子162とが電気的に接続された場合に、第1体131aと第2体147とはRFタグを構成する。
なお、第1体と第2体とは、第1端子と第2端子とを介して電気的に接続されることによりRFタグとしての機能を発揮すればよい。すなわち、第1体は、RFタグを構成する部位の一部と、第1端子とを備えればよい。また、第2体は、RFタグを構成する部位のうち、第1体が備えない部位と、第2端子とを備えればよい。
ここから、図5に示す本実施の形態の説明に戻る。
第1規制手段としてのハーネス120には、第1体131aが取り付けられる。ハーネス120は、電極121と、電極121を介して他の基板と電気信号を授受する導電線123と、これらを支持する支持部119と、支持部119から突出する脚部125とを備える。
脚部125は、切れ込み部127と、凹部129と、先端に突出した爪133を有する梁部132とを備える。第1体131aは、凹部129を覆うように貼り付けられている。
また、第2規制手段としてのコネクタ118は、第2体が取り付けられる。コネクタ118は、主基板107に取り付けられており、基板と電気的に接続する電極143と、小突起145と、スペーサと第2体147とが取り付けられる支持台157と、バネ149aと、ピン151aと、軸155を中心に回転する回転体153aとを備える。ここでスペーサは、第2体147の厚みのために、第1体131aが傾斜して取り付けられることを防止する補助具である。
本図に示す回転体153aは、左側が左方向に回動し、右側が右方向に回動することがないように、自身の上端が支持土台157に係止されており、自身の下端がピン151aの突き出しを抑えている。
本図に示すバネ149aは、回転体153aによりピン151aを介して押さえ込まれている。これにより、バネ149aは力を蓄えた圧縮状態を維持している。
図7(a)は、ハーネス120をコネクタ118に取り付ける際の状態を示す図である。本図に示すように、回転体153aには、ハーネス120の爪133の押下により回転させる力が働くが、回転体153aは回転しないように支持土台157により係止されている。したがって、ハーネス120をコネクタ118に取り付ける時に、回転体153aは回転しない。
図7(b)は、図5に示すハーネス120がコネクタ118に取り付けられた状態を示す図である。本図に示すように、電極121と電極143とが電気的に接続される。
また、第1体131aと第2体147とが接続される。これにより、第1体131aと第2体147とは、1つのRFタグとなり、外部のリーダと情報を送受信することができる状態になる。
このように、主基板ケース110のコネクタ118にハーネス120が取り付けられた状態では、ハーネス120がカバー体110aのハーネス取付口117と嵌り合っている。そのため、カバー体110aを開放するために、図4に示す矢印方向にカバー体110aをスライドさせることができなくなる。したがって、主基板ケース110のコネクタ118にハーネス120が取り付けられた状態で、主基板107に不正行為を行うことはほぼ不可能になる。
さらに、切れ込み部127と小突起145とが嵌り合い、爪133と回転体153aの外側にある端部とが嵌まり合う。これらの嵌り合いによって、ハーネス120がコネクタ118から容易に抜けることを防止している。
次に、ハーネス120がコネクタ118から取り外される際に、第1体131aが破壊される態様を図8(a)から図8(c)までを参照して説明する。
図8(a)は、ハーネス120がコネクタ118から取り外される際に、回転体が回転を始めた状態を示す図である。本図の点線は、回転体の図7(b)に示す状態、すなわち初期状態を示す。同図に示すように、爪133が回転体153bを押し上げるため、回転体153bの左側は右に、回転体153bの右側は左に、それぞれ回転する。回転体153bが回転することによって、ピン151bは回転体153bの下端により初期状態のピン151aよりも押し込まれる。
図8(b)は、ハーネス120がコネクタ118から取り外される際に、ピンの保持が解かれた状態を示す図である。図8(a)に示す状態からさらにハーネス120が持ち上げられることにより、図7(b)に示すようにピンの保持が解かれる。
図8(c)は、ピンの突き出しにより第1体131aが破壊される状態を示す図である。ピンの保持が解かれることにより、ピンはバネ149cの力によって飛び出し、ハーネスに取り付けられた第1体131aを刺突する。これにより、第1体131内部のアンテナ161は、第2体147と再接続してもRFタグとしての機能が復元できない状態に機械的に破壊される。
主基板107のメンテナンスなどのために、正規の業者などが主基板ケース110を遊技機本体115から取り外す場合にも、このようにして第1体131aは破壊される。このような場合、破壊された第1体131aと同様に凹部129を覆うように新たな第1体をコネクタ118に貼り付ける。そして、新たな第1体を貼り付けたハーネス120をコネクタ118に取り付けることにより、新たな第1体と第2体147とは、それぞれの第1端子と第2端子162とを介して電気的に接続し、RFタグとしての機能を発揮する。
このように、正規の者が主基板ケースを開く場合には、RFタグの第1体のみを取り替えることによって、RFタグの機能を復元させることが可能になる。したがって、第2体147および第2体147のICチップ163に保持されている固有情報は再利用可能であり、RFタグに備わる資産の再利用が容易になる。さらに、固有情報を管理する管理システムでの登録の変更などの手間を省くことが可能になり、管理にかかる労力を軽減することが可能になる。
図9は、不正行為を検知するためのリーダ210を示す図である。
リーダ210は、電波を送受信する読取部210aとRFタグ112の異常を検知する本体210bとを備える。本体210bは、図示しない記憶媒体を有しており、その記憶媒体にあらかじめRFタグ112に固有の識別情報とパチンコ遊技機100とを1対1に関連付ける関連情報が格納登録されている。
利用者は、リーダ210の電源を入れ、リーダ210の読取部210aをパチンコ遊技機100にかざす。これにより、リーダ210の本体210bは、パチンコ遊技機100のRFタグ112からの応答として読取部210aが電波を受信した場合に、その電波に含まれる識別情報と関連情報とを照合することにより、不正行為を検知する。具体的には、応答としての電波を受信しない場合、および応答として受信した電波に含まれる識別情報が記憶媒体に登録されていない場合に、RFタグ112に異常があると判定して、不正行為を検知する。
また、本体210bは、応答として受信した電波に含まれる識別情報が記憶媒体に登録されている場合に、RFタグ112に異常がないと判定され、不正行為はないと判断される。図6の本体210bに示す「OK」は、ディスプレイに不正がないことを示す表示の一例である。
このような表示により、利用者は検知された不正行為を知ることが可能になる。
なお、第1規制手段と第2規制手段とは、図5に示すハーネス120とコネクタ118とがそれぞれ電極121および143を有さないものであってもよい。これにより、第1規制手段と第2規制手段との嵌合が外される際に、RFタグの一部である第1体のみが破壊される。そのため、第1体のみを取り替えることによって、RFタグの機能を復元させることが可能になるとともに、第2体および第2体147のICチップ163に保持されている固有情報は再利用可能であり、RFタグに備わる資産の再利用が容易になる。
図10は、カバー体が開放される際に、弾性体を使用せずにRFタグの一部のみを破壊する例を示す図である。本図に示す第1規制手段159は、支持部170と、梁部171の先端の突起172とを備える。また、本図に示す第2規制手段170は、主基板107に備えられており、凹部165を備える。突起172と凹部165とは互いに嵌合する。
また、第1規制手段159には、第2規制手段170と接する面の一部に接着剤173により第1体131cが取り付けられている。第1体131cは、第2規制手段170と対向する面にも接着剤164を有する。
第2規制手段170には第2体147が取り付けられている。第1規制手段159の突起172と第2規制手段の凹部165とが嵌めあわされると、第2体147と第1体131cとは電気的に接触しRFタグとしての機能を発揮する。また、第1体131cの一面は、接着剤164により第2規制手段170に接着される。
このように、第1規制手段159が第2規制手段170に取り付けられると、第1体131cの一端が第1規制手段159に固着し、他端が第2規制手段170に固着される。そのため、主基板ケース110を開けるために、第2規制手段170から第1規制手段159が取り外されると、アンテナが切り離されたり、アンテナの形状が歪められたりする。そのため、第1体131cは機械的に破壊され、RFタグとリーダとしての機能を復元することが不可能になる。
なお、RFタグを構成するICチップが主基板107に取り付けられ、第2規制手段としてのコネクタ118には第2端子のみが備えられてもよい。この場合、ICチップと第2端子とは電気的に接続され、RFタグを構成する第2体となる。
図11は、第2体が基板107とコネクタ118とに取り付けられる場合の第1体と第2体それぞれの構成例を示す図である。本図では、図5と同じ部位には同一の参照符号を付しており、それらに関するここでの説明は省略する。
図11に示すコネクタ118は第2端子343を備える。ICチップ347は主基板107に備えられる。第2端子343は、主基板107に備えられるICチップ347と電気的に接続される。
また、図11に示す第1規制手段としてのハーネス120は、第1体131aと、接続線322と、第3端子321とを備える。
第1体131aは、図6に示すものと同様であり、第1端子160とアンテナ161とを備える。第1体131aは、凹部129を覆うように取り付けられる。これにより、第1体131aの第1端子160と接続線322とは、電気的に接続される。
このように、第1体131aが取り付けられたハーネス120を、コネクタ118に取り付けることにより、ICチップ347および第2端子343とを含む第2体と、第1体131aとは、接続線322および第3端子321を介して電気的に接続される。そのため、このような構成によっても、第2体と第1体131aとは、RFタグとしての機能を発揮することができ、カバー体を開放する際にRFタグの一部のみが破壊される。
そのため、カバー体の開放により第1体131aが破壊された場合には、その第1体131aのみを新たな第1体に取り替えることにより、RFタグとしての機能を復元することが可能になる。また、主基板107に備えられるICチップ347およびICチップ347に記憶されている情報などの資産の再利用が可能であり、RFタグに備わる資産の再利用が容易になる。
なお、本発明に係る基板ケースは、図12に示すような開き戸のように開閉する形状でもよい。図12に示すように、開き戸式の基板ケース310は、軸310cを中心に、カバー体310aが回動することにより、ベース体310bの収容空間が開放される。カバー体310aは、ハーネス取付口317を備える。
ハーネス取付口317は、実施の形態のハーネス取付口117と同様に、本体310bに収納される主基板(図示しない)が有するコネクタにハーネスを取り付けるための開口である。
図13は、主基板107が収納された開き戸式の基板ケース310を示す図である。本図に示すように、主基板107のコネクタ318は、ハーネス取付口317と対応する位置にある。
図14は、図13に示すコネクタ318のCD断面とハーネスとを示す図である。本図では、図5と同じ部位には同一の参照符号を付しており、それらに関するここでの説明は省略する。
第2規制手段としてのコネクタ118は、基板ケース310のハーネス取付口317に嵌り合っている。規制手段としてのハーネス319は、ハーネス取付口317より幅が長い支持部119を備える。
このようなハーネス319をコネクタ118に取り付ける。コネクタ118に取り付けられたハーネス319の支持部119は、基板ケース310のカバー体310aを開放させる回動を規制する。そのため、カバー体310aを開放する際に、ハーネス319をコネクタ118から取り外す必要がある。ハーネス319をコネクタ118から取り外す際に、ハーネス319に取り付けられた第1体131aは、図8を参照して説明した実施の形態の場合と同様の動作によって破壊される。したがって、カバー体310aを開放する際に第1体131aが破壊され、実施の形態と同様に、カバー体を開放する際にRFタグの一部のみが破壊されるという効果を奏する。
なお、図8を参照して説明したように、RFタグの第1体131aは、回転体153aによる保持が開放されたピン151bが突き出すことによって、機械的に破壊される。この原理は、衝撃検知装置として利用できる。すなわち、衝撃によりピン151bは沈み込む。そのため、ピン151bによる回転体153aの係止は解かれ、回転体153aは自身の重みにより右側が左に左側が右に回転する。このように回転した後の回転体153aは、その下端の位置が移動している。回転体153aは、沈み込みから復元したピン151bによっても係止されなくなる。そのため、ピン151bは弾性体の力により突き出す。
すなわち、実施の形態から把握できる技術思想は、(1)RFタグと、弾性体と、前記弾性体の力により前記RFタグを破壊するピンと、前記弾性体が力を蓄えた状態に保つ保持手段とを備え、前記保持手段は、衝撃を受けた時に前記力を蓄えた状態から前記弾性体を開放することを特徴とする衝撃検知装置として把握できる。
これにより、例えば、パチンコ遊技機やその他の荷物の運搬中に落下などの衝撃を受けたか否かが、RFタグが破壊されたか否かに残る。すなわち、衝撃を受けた場合には、RFタグが破壊される。利用者は、リーダの読取部をかざすことによってRFタグの破壊を容易に知ることができるため、荷物に衝撃が与えられたか否かを容易に知ることが可能になる。
また、(2)前記RFタグは、別体である第1体と第2体とが電気的に接続されることにより機能を発揮し、前記ピンは、前記弾性体の力により前記第1体を破壊する。これにより、衝撃を受けた場合に、RFタグの一部のみを破壊することができる。このような衝撃検知装置は、破壊された一部のみを取り替えることによって再利用することが可能になる。
本実施形態のパチンコ遊技機を正面方向から示す斜視図。 パチンコ遊技機を背面方向から示す斜視図。 主基板を収納する基板ケースとそのメインセットへの取り付け態様とを示す図。 主基板が収納された透明な主基板ケースを示す図。 図4に示すコネクタのAB断面とハーネスとを示す図。 (a)本実施の形態の第1体131aの詳細な構成を示す図。(b)本実施の形態の第2体147の詳細な構成を示す図。 (a)図5に示すハーネスをコネクタに挿し込む際の状態を示す図。(b)図5に示すハーネスがコネクタに挿し込まれた状態を示す図。 (a)ハーネスがコネクタから取り外される際に、回転体が回転を始めた状態を示す図。(b)ハーネスがコネクタから取り外される際に、ピンの保持が解かれた状態を示す図。(c)ピンの突き出しによりアンテナが破壊される状態を示す図。 不正行為を検知するためのリーダを示す図。 カバー体が開放される際に、弾性体を使用せずにRFタグの一部のみを破壊する例を示す図。 RFタグの一部である第2体をコネクタと基板とに備える例を示す図。 開き戸式の基板ケースの外観を示す図。 主基板が収納された開き戸式の基板ケースを示す図。 図13に示すコネクタのCD断面とハーネスとを示す図。
符号の説明
100…パチンコ遊技機、107…主基板、110…主基板ケース、110a…カバー体、110b…ベース体、118…コネクタ、120…ハーネス、125…脚部、131…第1体、132…梁部、133…爪、147…第2体、149…バネ、151…ピン、153…回転体、160…第1端子、161…アンテナ、162…第2端子、163…ICチップ

Claims (3)

  1. 遊技を制御する基板と、
    ベース体と、前記ベース体を開閉するカバー体とを有し、前記ベース体と前記カバー体とで形成される収容空間に前記基板を収容する基板ケースとを備える遊技機であって、
    第1端子を有し、前記カバー体を開放する際に破壊される第1体と、
    前記第1体とは別体である第2体であって、前記第1端子との間で電気的な接続と当該接続の解除とが可能な第2端子を有し、前記第2端子が前記第1端子と電気的に接続された状態でRFタグを構成する前記第2体とを備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2端子は、前記第1端子との間で電気的な接続と当該接続の解除とを繰り返すことが可能である
    請求項1に記載の遊技機。
  3. さらに、互いに接続する第1規制手段と第2規制手段とにより構成され、前記第1規制手段と前記第2規制手段とが接続した状態で前記カバー体の開放を規制する規制手段と、
    前記第1規制手段は、前記第1体を有し、
    前記第2規制手段は、
    前記第1規制手段と接続した状態で前記第1体と接続する前記第2体
    弾性体と、
    前記弾性体の力により前記第1体を破壊するピンと、
    前記弾性体が力を蓄えた状態に保つ保持手段と、を有し、
    前記カバー体を開放する際に、前記第1規制手段と前記第2規制手段との接続を解除する時に前記1体が破壊され
    前記保持手段は、嵌合する前記第1規制手段と前記第2規制手段とを取り外す際に、前記力を蓄えた状態から前記弾性体を開放する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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