JP2001137503A - 遊技機および遊技機用貼付体 - Google Patents

遊技機および遊技機用貼付体

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JP2001137503A
JP2001137503A JP31994799A JP31994799A JP2001137503A JP 2001137503 A JP2001137503 A JP 2001137503A JP 31994799 A JP31994799 A JP 31994799A JP 31994799 A JP31994799 A JP 31994799A JP 2001137503 A JP2001137503 A JP 2001137503A
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Japan
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gaming machine
game control
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screen
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JP31994799A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遊技制御基板ボックス等に識別情報を保持し剥
離や切断等により機能不能になる貼付体を貼り付け、不
正改造等を容易に判別できるようにした遊技機を提供す
る。 【構成】遊技状態を制御する遊技制御手段87aを有す
る遊技機であって、前記遊技制御手段を収容する収容体
91,110と、前記収容体に貼り付けられる貼付体
と、前記貼付体に設けられ、遊技機固有の識別情報を外
部から読み取り可能に保持する識別情報保持手段40
6,232と、前記貼付体に設けられ、前記貼付体に許
容値以上の外力が作用したときに前記識別情報保持手段
からの前記識別情報の読み取りを阻止する読取阻止手段
233とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ
機、パチスロ機のような遊技機において識別情報を保持
する貼付体を貼り付けた遊技機およびそのための遊技機
用貼付体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、パチスロ機のような遊技機
には、遊技機を制御するための遊技制御基板が設けられ
ている。遊技制御基板には、遊技機を制御するための遊
技制御プログラムが記憶された遊技制御用ROMが取り
付けられている。しかし、製造工場から納入先への遊技
機の輸送中、または、夜間等の遊技場において、この遊
技制御用ROMが不正に交換されてしまい、このような
不正改造の行われた遊技機により不当な利益を盗み取ら
れるという犯罪行為が行われる可能性がある。
【0003】このような不正行為を防止するために、こ
の遊技制御用ROMに記憶されている遊技制御プログラ
ムが正規のものであるか否かを判定する機能を遊技制御
基板に設けることも行われていた。これは、電源投入時
などにおいて、遊技制御用ROMに記憶されている遊技
制御プログラムを読出してその読出された遊技制御プロ
グラムが正しいものであるか否かをチェックし、正規の
ものでないと判定された場合には、通常の遊技動作を行
なわないようにする機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遊技制御基板がこのよ
うな遊技制御プログラムの判定機能を有していたとして
も、遊技制御基板自体を不正なものに交換されてしまう
と、この機能は発揮できない。実際、遊技制御基板をそ
れを収納する遊技制御基板ボックスごと不正に交換され
る犯罪も発生している。遊技制御基板に設けた遊技制御
プログラム判定機能ではこのような不正を発見できない
という問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、遊技機の遊技制御基板
ボックス等に識別情報を保持する貼付体を貼り付け、し
かもその貼付体は剥離や切断等により機能不能になるも
のとして、遊技制御基板や遊技制御基板ボックス等の不
正交換、不正改造等を容易に判別できるようにした遊技
機およびそのための遊技機用貼付体を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の遊技機は、遊技状態を制御する遊技制御手
段を有する遊技機であって、前記遊技制御手段を収容す
る収容体と、前記収容体に貼り付けられる貼付体と、前
記貼付体に設けられ、遊技機固有の識別情報を外部から
読み取り可能に保持する識別情報保持手段と、前記貼付
体に設けられ、前記貼付体に許容値以上の外力が作用し
たときに前記識別情報保持手段からの前記識別情報の読
み取りを阻止する読取阻止手段とを有するものである。
【0007】また、上記の遊技機において、前記収容体
は、少なくとも第1部材と第2部材とを一体的に固定す
ることにより前記遊技制御手段を収容するものであり、
前記貼付体は、前記収容体の前記第1部材と前記第2部
材とにまたがって貼り付けられるものであることが好ま
しい。
【0008】また、上記の遊技機において、前記識別情
報保持手段は、前記識別情報を記憶しておく識別情報記
憶部、外部と信号を送受信するためのアンテナ部および
前記識別情報記憶部と前記アンテナ部とを電気的に接続
する接続部とを含み、前記読取阻止手段は、前記貼付体
への許容値以上の外力により切断されるように構成され
た前記接続部であることが好ましい。
【0009】また、上記の遊技機において、前記識別情
報記憶部は、前記識別情報記憶部を前記収容体に接着す
る第1の接着層を含み、前記アンテナ部は、前記アンテ
ナ部を前記収容体に接着する第2の接着層を含み、前記
第1の接着層の接着強度と、前記第2の接着層の接着強
度とを互いに異なるものとすることができる。
【0010】また、上記の遊技機において、前記識別情
報記憶部は、前記識別情報記憶部を前記貼付体の本体に
固定する第1の固定層を含み、前記アンテナ部は、前記
アンテナ部を前記貼付体の本体に固定する第2の固定層
を含み、前記第1の固定層の固定強度と、前記第2の固
定層の固定強度とを互いに異なるものとすることができ
る。
【0011】また、上記の遊技機において、前記識別情
報記憶部は、前記識別情報記憶部を前記収容体に接着す
る第1の接着層と、前記識別情報記憶部を前記貼付体の
本体に固定する第1の固定層とを含み、かつ、前記第1
の固定層の固定強度よりも前記第1の接着層の接着強度
が小さいものであり、前記アンテナ部は、前記アンテナ
部を前記収容体に接着する第2の接着層と、前記アンテ
ナ部を前記貼付体の本体に固定する第2の固定層とを含
み、かつ、前記第2の固定層の固定強度よりも前記第2
の接着層の接着強度が大きいものであることが好まし
い。
【0012】また、上記の遊技機において、前記識別情
報記憶部が前記第1部材または前記第2部材の一方に接
着され、前記アンテナ部が前記第1部材または前記第2
部材の他方に接着されるものであることが好ましい。
【0013】また、本発明の遊技機用貼付体は、遊技機
に貼り付けるための貼付面を備えた貼付体本体と、前記
貼付体本体に設けられ、遊技機固有の識別情報を外部か
ら読み取り可能に保持する識別情報保持手段と、前記貼
付体本体に設けられ、前記貼付体本体に許容値以上の外
力が作用したときに前記識別情報保持手段からの前記識
別情報の読み取りを阻止する読取阻止手段とを有するも
のである。
【0014】また、上記の遊技機用貼付体において、前
記識別情報保持手段は、前記識別情報を記憶しておく識
別情報記憶部、外部と信号を送受信するためのアンテナ
部および前記識別情報記憶部と前記アンテナ部とを電気
的に接続する接続部とを含み、前記読取阻止手段は、前
記貼付体本体への許容値以上の外力により切断されるよ
うに構成された前記接続部であることが好ましい。
【0015】上記課題を解決するための手段の具体例
を、発明の実施の形態の表記と対応させて説明する。遊
技機には、パチンコ機1が対応する。遊技制御手段に
は、遊技制御基板87aが対応する。収容体には、遊技
制御基板ボックス87bが対応する。収容体の第1部材
と第2部材には、ボックス本体110と蓋体91が対応
する。貼付体には、ID発信器230が対応する。識別
情報保持手段には、回路部232、接続部233および
アンテナ406が対応する。読取阻止手段には、接続部
233が対応する。識別情報記憶部、アンテナ部、接続
部には、それぞれ回路部232、アンテナ406、接続
部233が対応する。第1の接着層、第2の接着層に
は、それぞれ接着層232b、接着層406bが対応す
る。第1の固定層、第2の固定層には、それぞれ固定層
232a、固定層406aが対応する。貼付体本体に
は、貼付体本体231が対応する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の遊技機の例とし
てのパチンコ機1の正面図である。パチンコ機1には、
それに隣接してカードユニット35が設けられている。
カードユニット35に設けられたカード利用可表示ラン
プ47は、カードユニット35が使用可能な状態である
か否かを、点灯または点滅により遊技者に知らせるため
のものである。このカードユニット35は、遊技機設置
島に複数台設置されているパチンコ機1の間に挿入され
た状態で設置されており、左右どちらのパチンコ機1に
接続されているのかが連結台方向表示器49により表示
される。
【0017】遊技者がカード残高の記録された共通カー
ド(プリペイドカード)をカード挿入口50から挿入す
ると、その共通カードに記録されているカード残高が読
み取られる。そして、遊技者が貸玉操作を行なうことに
より、あらかじめ設定されている貸出単位額分がカード
残高から減額されるとともに、その貸出単位額分のパチ
ンコ玉がパチンコ機1の上皿87内に貸し出し供給され
る。
【0018】カードユニット35には情報表示スイッチ
48が設けられており、この情報表示スイッチ48を押
圧操作することにより、例えばカード残高やエラーが発
生した場合のエラーコードなどの情報をパチンコ機1に
設けられた情報表示器(図示せず)に表示可能である。
カードユニット錠51はカードユニット35前面を錠止
するための錠であり、このカードユニット錠51に所定
の鍵を挿入して解錠操作することにより、カードユニッ
ト35の前面側を開放できる。
【0019】パチンコ機1の遊技盤3は、遊技面として
形成されており、その表面に各種部品が配置されてい
る。遊技盤3の中央部は、帯状の板金材で作られた区画
レール2によって仕切られた円形状の遊技領域とされて
いる。遊技領域の中央部には可変表示部4が設けられて
おり、可変表示部4の中央部には画像表示装置5の表示
画面が配置されている。画像表示装置5としては、CR
T、液晶ディスプレイ等が利用できる。画像表示装置5
の表示画面には、スロットマシン状の変動停止可能な特
別図柄やその他の動画、静止画等の遊技に係る情報を表
示する。画像表示装置5の下部には始動口9が配置され
ている。始動口9に玉が入る確率は、この始動口9の直
上の複数本の入賞調整釘の微調整により変更することが
できる。始動口9に入ったパチンコ玉は、始動検出器
(図示せず)により検出される。
【0020】始動検出器が入賞したパチンコ玉を検出す
ると、景品玉としてのパチンコ玉をあらかじめ決められ
た規定数だけ払い出す。この払い出しと同時に、画像表
示装置5には、スロットマシン状の回転体の図柄表示
(特別図柄)が回転するかのような動画を表示する。回
転体の回転が停止し、その特別図柄が特定の組み合わせ
に一致すると大当りとなる。ここで、「大当り」とは、
画像表示装置5の表示があらかじめ決められた特定の組
み合わせに一致し、可変入賞球装置10の開閉板61が
開いて大入賞口となり、その大入賞口から多くのパチン
コ玉が入り得る状態、すなわち大当り状態になることを
いう。
【0021】開いた開閉板61は、開いた後所定時間
(例えば30秒)経過するか、または所定個数(例えば
10個)のパチンコ玉が大入賞口から入るか、どちらか
の条件が満たされた時点で閉じる。大当り状態では、L
ED(発光ダイオード)62が点滅状態となる。個数表
示器63には大入賞口から入ったパチンコ玉の数が表示
される。
【0022】可変表示部4の両側方にワープ入口21が
設けられている。ワープ入口21に玉が入る確率は、こ
のワープ入口21の直上の複数本の入賞調整釘の微調整
により変更される。ワープ入口21に入ったパチンコ玉
は、始動口9の直上のワープ出口8から出てくる。この
ため、ワープ出口8から出たパチンコ玉は、始動口9に
比較的入賞しやすい。
【0023】可変表示部4の左側に設けられたワープ入
口21には、普通図柄始動ゲート23が設けられてい
る。この普通図柄始動ゲート23に入ったパチンコ玉
は、通過玉検出器23aによって検出され、それにより
普通図柄表示器17に表示される普通図柄が変動する。
普通図柄が、特定の図柄に一致すると当りとなる。ここ
で、「当り」とは、普通図柄表示器17に表示される図
柄があらかじめ定められたものになり、始動口9の可動
片20が開き、パチンコ玉が始動口9に入賞玉として入
る確率が高くなる状態を言う。
【0024】また、画像表示装置5の下側には、始動記
憶表示器6が設けられている。始動記憶表示器6は、始
動口9に入賞し、かつまだ画像表示装置5の変動表示を
始動していないパチンコ玉の数を表示するためのもので
ある。始動記憶表示器6は、最高4個までの始動記憶数
を表示することができる。さらに、普通図柄表示器17
の両側には通過記憶表示器18が設けられている。通過
記憶表示器18は、普通図柄始動ゲート23を通過し、
かつまだ普通図柄表示器17の図柄変動を始動していな
いパチンコ玉の数を記憶し表示するためのものである。
通過記憶表示器18は、最高4個までの図柄変動数を記
憶、表示することができる。
【0025】遊技領域には、固定入賞口7,11,15
も設けられている。サイドランプ22は、パチンコ玉が
固定入賞口7,11,15や始動口9等に入って入賞し
たときに点滅する飾りランプである。風車19は、パチ
ンコ玉がこれに衝突したときに回転して、パチンコ玉の
落下速度、落下方向に変化を与えるものである。アウト
口16は、どの入賞口や始動口9にも入らなかったパチ
ンコ玉がアウト玉として遊技領域から排出されるところ
である。
【0026】パチンコ機1の下部には、ハンドル82が
回動自在に設けられている。ハンドル82を回動させる
ことにより、パチンコ玉を電動で遊技領域に向かって発
射することができる。上皿87は、ハンドル82の操作
で打ち出す玉を多数貯留しておくための容器である。上
皿87には、入賞したとき払い出される賞球も入るよう
に構成されている。
【0027】パチンコ玉で上皿87が満杯になると、賞
球は自動的に上皿87の下部に配置された下皿86に払
い出される。また、上皿玉抜レバー84を横移動させる
ことにより、上皿87のパチンコ玉を下皿86に移動さ
せることができる。下皿86のパチンコ玉を抜き取るに
は、下皿玉抜レバー85を横移動させて、パチンコ玉を
別途用意した容器(図示せず)に落下させる。また、前
面枠錠83はパチンコ機1の前面側の扉状の前面枠を錠
止するためのものである。開放検出スイッチ266は前
面枠の開閉状態を検出するためのスイッチである。
【0028】パチンコ機1上部に設けられたスピーカ8
1は、効果音、音楽、音声メッセージ等の音声信号をス
テレオ出力するものである。また、パチンコ機1には、
装飾LED262、装飾蛍光灯263,264,265
が設けられている。これらは、パチンコ機1の遊技状態
に応じて点灯または点滅するものであり、大当りの発生
や継続を遊技者に通知するとともに、遊技の雰囲気を盛
り上げるためのものである。さらに、景品玉が不足した
ことを通知する玉切れLED260、入賞玉の発生に基
づいて所定個数の景品玉が払出されたことを報知するた
めの払出LED261が設けられている。
【0029】図2は、パチンコ機1およびカードユニッ
ト35を裏面から見た図である。パチンコ機1は外枠5
2内に取り付け固定されている。パチンコ機1の裏面側
には機構板53が取り付けられており、機構板53には
種々の装置、回路基板等が設けられている。玉タンク5
4は、図示しないパチンコ玉供給装置から供給されたパ
チンコ玉や打込玉を貯留しておくためのものである。玉
整列レール55、カーブ樋57および通路体58は、玉
タンク54内のパチンコ玉を賞球払出装置59に供給す
るためのものである。
【0030】賞球払出装置59は、入賞に応じて賞球と
してのパチンコ玉を上皿87に払い出すためのものであ
る。賞球払出装置59には玉タンク54からパチンコ玉
が供給される。遊技制御基板ボックス87bには、遊技
盤3を含むパチンコ機1の遊技動作を制御する遊技制御
基板87a(図3参照)が収納されている。入賞玉処理
装置72は、入賞玉検出スイッチ74および入賞玉排出
ソレノイド73を備え、各入賞口から入賞したパチンコ
玉の処理を行うものである。
【0031】さらに、ユニット中継基板75を収容した
中継基板ボックス76、電飾基板65を収容した電飾基
板ボックス64、ターミナル基板67を収容したターミ
ナル基板ボックス68が設けられている。ユニット中継
基板75は、パチンコ機1とカードユニット35との配
線を中継するものである。また、電飾基板65は、遊技
制御基板87aからの指令またはデータに基づいてパチ
ンコ機1の前面に設けられる電気的装飾部品(装飾LE
D262、装飾蛍光灯263〜265等)の動作を制御
するものである。ターミナル基板67は、パチンコ機1
に設けられる各種電気的装置に電源を供給するととも
に、パチンコ機1内部での信号線の中継、パチンコ機1
と外部との信号線の中継を行なうものである。
【0032】賞球基板69は、賞球払出装置59を制御
して賞球の払い出しの制御を行うものであり、賞球基板
ボックス77内に収納されている。また、打球ユニット
71は、遊技者がハンドル82(図1参照)を回動する
ことによって、パチンコ玉を遊技盤3の遊技領域に発射
するためのものであり、発射基板70によりこの打球ユ
ニット71の動作を制御する。
【0033】機構板53の中央には窓開口56が開設さ
れ、その窓開口56からは、遊技盤3の裏面に取り付け
られた入賞玉集合カバー体66が貫通している。入賞玉
集合カバー体66には、中継基板78と画像表示装置5
とが設けられている。中継基板78には、遊技盤3上の
各種電気部品が接続されるとともに、後述する遊技制御
基板87aが接続されている。また、画像表示装置5内
には、画像表示制御基板(図示せず)が設けられてい
る。画像表示装置5は、画像表示制御基板の画像表示制
御信号に基づいて表示画面に各種特別図柄、キャラク
タ、その他の画像を表示する。
【0034】中継基板78、遊技制御基板87aおよび
画像表示装置5はケーブル90により互いに接続されて
いる。各ケーブル90はコネクタ88により着脱可能に
取り付けられている。遊技制御基板87aを収容した遊
技制御基板ボックス87bには、後述のようにID発信
器230(図3参照)が取り付けられるが、それ以外に
も、電飾基板65に取り付けるID発信器245、賞球
基板69に取り付けるID発信器246、外枠52下方
のミドルプレートに取り付けるID発信器235のよう
に種々の態様でID発信器を設けるようにしてもよい。
【0035】図3は、遊技制御基板ボックス87bの拡
大図である。遊技制御基板ボックス87bは、遊技制御
基板87aを収容するボックス本体110と、遊技制御
基板87aを収容した状態で蓋をする蓋体91とから構
成されている。蓋体91とボックス本体110とは、蓋
体91の表面に設けられた取付片部80a〜80cによ
り互いに組み付けられて固定されている。取付片部80
a〜80cは、蓋体91を開放すると開放した痕跡を残
すようになっており、遊技制御基板87aの不正交換等
を目的とする蓋体91の不正開放を防止する機能を有す
る。
【0036】蓋体91の表面の長手方向の両端側には、
複数の取付片部80a〜80cが並設されている。この
取付片部80a〜80cは、ボックス本体110と蓋体
91とを非可逆的に固着するためのものである。取付片
部80a〜80cは、側面において連結部94a〜94
cにより蓋体91との間および相互間を連結されてお
り、上面において連結部93a〜93cにより蓋体91
との間を連結されている。各取付片部80a〜80c間
には、スリット状の溝が形成されており、連結部93a
〜93c、94a〜94cを切断すると、各取付片部8
0a〜80cは蓋体91から分離することができる。取
付片部80a〜80cの上面には、それぞれ取付穴95
a〜95cが設けられており、取付片部80cの隣接部
の上面には、取付穴95dが設けられている。
【0037】また、各連結部93a〜93c、94a〜
94cには、それぞれ遊技制御基板ボックス87bの開
放順序を作業員などに指示するための刻印「1〜3」が
施されている。具体的には、取付片部80aに対応する
連結部93a,94aには「1」の刻印が施され、取付
片部80bに対応する連結部93b,94bには「2」
の刻印が施され、取付片部80cに対応する連結部93
c,94cには「3」の刻印が施されている。遊技制御
基板87aの修理、交換等が必要な場合には、作業員は
これらの刻印にしたがって連結部93a〜93c、94
a〜94cを切断し、遊技制御基板ボックス87bの蓋
体91を開放する。
【0038】最初にボックス本体110と蓋体91と
は、取付穴95aにねじ込まれたワンウェイねじ140
により固定されている。ワンウェイねじ140は、ねじ
締め方向にしか回らない特殊なねじであり、一旦締めつ
けるとねじを取り外すことはできない。したがって、蓋
体91を開放するには連結部93a,94aを切断して
取付片部80aを蓋体91から分離するしかない。取付
片部80aはそのままボックス本体110側に固定され
て残る。次に蓋体91を固定するには、ボックス本体1
10内部に収納されているワンウェイねじ140を取り
出し、取付片部80bの取付穴95bにねじ込む。この
ようにして蓋体91を3回までは開放することができ、
最後は取付穴95dを使用して蓋体91を固定する。
【0039】蓋体91の上面には、パチンコ機1の機種
名を記した機種名シール97bと検査履歴シール98b
が貼着されている。検査履歴シール98bには、遊技制
御基板87aを検査、修理、交換等した際に書き込む
「検査者」欄と「検査日」欄が設けられており、作業者
が検査、修理、交換等のために蓋体91を開放した場合
には各項目に記入する。このような構成とすることによ
り、蓋体91を容易には開放できず、また、無理に蓋体
91を開放してもその痕跡が一目で識別できる。
【0040】蓋体91の不正開放防止のために、蓋体9
1とボックス本体110との間は、ホログラムをプリン
トした封印シール104,105が貼着され封印されて
いる。封印シール104,105は、剥がすと蓋体91
およびボックス本体110にホログラムが部分的に残
り、剥がしたことが一目で分かるようになっている。し
かし、これらの不正開放防止手段によっても、ボックス
本体110ごとそっくり不正交換されてしまうと、それ
を判別することはできない。そのような問題点を解決す
るために、本願発明においては、遊技制御基板87aを
収納する遊技制御基板ボックス87bに識別情報を記
憶、発信するID発信器230を取り付けるようにし
た。
【0041】遊技制御基板ボックス87b内に収容され
ている遊技制御基板87aは、CPU、RAM、および
ROMを備え、可変表示部4や可変入賞球装置10など
の遊技装置の遊技動作を制御する。例えば、遊技制御基
板87aは、画像表示装置5内の画像表示制御基板とケ
ーブルにより接続されており、表示画面に表示させるべ
き画像を指定するための信号を画像表示制御基板へ送信
する。遊技制御基板87aは、固定ねじ139によりボ
ックス本体110に固定された長方形のプリント配線基
板であり、蓋体91から露出する一側部には複数のコネ
クタ88が実装されている。
【0042】遊技制御基板ボックス87bには、遊技機
用貼付体としてのID発信器230が貼り付けられてい
る。ID発信器230は、非接触型のICカード内に埋
め込まれて使用されるICチップと同種のICチップを
含み、貼付面に粘着剤等を塗布された貼付体本体231
(図4参照)の内部にこれらの回路が設けられている。
ID発信器230内のメモリ(フラッシュメモリ)に
は、個別のパチンコ機1ごとに異なり、それぞれのパチ
ンコ機1を識別可能な識別情報(IDコード)が記憶さ
れている。ID発信器230は、ID読取装置300
(図8参照)またはID検査装置300a(図23参
照)からの送信要求に応じて内部に記憶されている識別
情報を送信する。この識別情報を確認することにより、
遊技制御基板87aの不正改造、不正交換等の有無を容
易に判別可能となる。
【0043】図4は、遊技機用貼付体としてのID発信
器230の外観を示す図である。ID発信器230は、
充分な可撓性を有する柔軟材料からなる貼付体本体23
1が基体となっている。貼付体本体231の貼付面(図
4の紙面裏面側)には粘着剤等が塗布されており、遊技
制御基板ボックス87b等に貼付面を当てて加圧するだ
けで簡単に貼り付けることができる。貼付体本体231
の貼付面には、浅い凹部が設けられており、その凹部に
回路部232、接続部233、アンテナ406が固定さ
れてID発信器230を構成している。
【0044】回路部232はID発信器230のICチ
ップ等の電子回路であり、アンテナ406はID読取装
置300またはID検査装置300aと通信を行うため
のものであり、接続部233は回路部232とアンテナ
406とを電気的に接続するためのものである。回路部
232、接続部233およびアンテナ406の貼付面側
にも粘着剤等が塗布されている。未貼付時のID発信器
230の貼付面には容易に除去可能な離型紙が貼り付け
られている。ID発信器230を遊技機に貼り付ける場
合は離型紙を除去してから貼付面を遊技機の貼付箇所に
当てて加圧すればよい。
【0045】図5は、遊技制御基板ボックス87bにI
D発信器230を貼り付けた状態を示す断面図である。
遊技制御基板ボックス87bは、遊技制御基板87aを
収納した状態で蓋体91がボックス本体110にワンウ
ェイねじ140により固定されている。その蓋体91と
ボックス本体110とにまたがってID発信器230が
貼り付けられている。ID発信器230のアンテナ40
6が蓋体91とボックス本体110の一方に貼り付けら
れ、回路部232が他方に貼り付けられるようにする。
接続部233は可撓性のある電気導体からなり、図5の
ように折り曲げられても電気的接続は維持され、ID発
信器230としての機能は全て正常に動作する。
【0046】アンテナ406は、貼付体本体231と固
定される固定層406aと、貼付面側の粘着剤等による
接着層406bとを有している。また、回路部232
も、貼付体本体231と固定される固定層232aと、
貼付面側の粘着剤等による接着層232bとを有してい
る。そして、アンテナ406は、固定層406aの固定
強度よりも接着層406bの接着強度の方が大きくなる
ようにされている。回路部232は、逆に固定層232
aの固定強度よりも接着層232bの接着強度の方が小
さくなるようにされている。
【0047】図6は、遊技制御基板ボックス87bから
ID発信器230を剥離した状態を示す断面図である。
ID発信器230を貼り付けて封印した遊技制御基板ボ
ックス87bを不正改造を目的として交換するには、I
D発信器230を剥離して交換後の遊技制御基板ボック
スに貼り付けなければならない。また、不正改造のため
に蓋体91を開けるには、ID発信器230を剥離また
は切断しなければならない。ここで、ID発信器230
が貼り付けられていない遊技制御基板ボックス87bに
交換したとしても、識別情報を読み取れないため、不正
交換が容易に判別できる。
【0048】ID発信器230を剥離すると、アンテナ
406は、固定層406aの固定強度よりも接着層40
6bの接着強度の方が大きいために遊技制御基板ボック
ス87b側に残り、逆に回路部232は、固定層232
aの固定強度よりも接着層232bの接着強度の方が小
さいために貼付体本体231側に残る。その結果、接続
部233には許容値以上の力が作用して、接続部233
が切断される。
【0049】接続部233が切断されたID発信器23
0は、アンテナ406と回路部232が接続されていな
いため全く機能せず、当然、外部から識別情報を読み取
ることもできない。このことにより、パチンコ機1の不
正改造等を容易に判別することができる。ここで、剥離
したID発信器230を再び同じ位置に貼り付けたとし
ても、接続部233を元のように接続することは不可能
である。ID発信器230を剥離せずに切断しても、同
様に外部から識別情報を読み取ることができなくなり、
また、ID発信器230を元の状態に戻すことも不可能
となる。
【0050】なお、この実施の形態では、ID発信器2
30を剥離した場合にアンテナ406が遊技制御基板ボ
ックス87b側に残り、回路部232が貼付体本体23
1側に残るようにしたが、逆に、アンテナ406が貼付
体本体231側に残り、回路部232が遊技制御基板ボ
ックス87b側に残るようにしてもよい。ID発信器2
30の剥離によって、アンテナ406と回路部232の
一方だけが貼付体本体231側に残るように、それらの
接着層の接着強度と固定層の固定強度とを異なるものと
するには、次のようにする。
【0051】すなわち、固定層406aと固定層232
aの固定強度は等しくして、しかも、その固定強度を貼
付体本体231の貼付面の接着強度よりも大きくなるよ
うにする。接着層406bの粘着剤は貼付面の他の部分
よりも接着強度よりも大きいものを使用して、接着層4
06bの接着強度が固定層406aの固定強度よりも大
きくなるようにする。または、接着層406bと接着層
232bの接着強度を等しくして(貼付面全面に同じ粘
着剤を塗布する)、固定層406aの固定強度は接着層
406b,232bの接着強度より小さくし、固定層2
32aの固定強度は接着層406b,232bの接着強
度より大きくしてもよい。
【0052】このように固定層の固定強度と接着層の接
着強度を調整すると、ID発信器230を剥離した場合
に、アンテナ406が遊技制御基板ボックス87b側に
残り、回路部232が貼付体本体231側に残る。同様
に、アンテナ406が貼付体本体231側に残り、回路
部232が遊技制御基板ボックス87b側に残るよう
に、固定強度と接着強度を調整することもできる。
【0053】図7は、ID発信器230の回路構成を示
すブロック図である。ID発信器230の回路部232
は、非接触型のICカード内に埋め込まれて使用される
ものと同種のICチップで構成されている。ワンチップ
・マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)40
0は、CPU401、フラッシュメモリ402、RAM
403等をワンチップ内に実装したICである。不揮発
性のフラッシュメモリ402には識別情報が記憶されて
おり、無電源でも識別情報は保持されている。識別情報
は、所定のビット長のユニークな(同じ情報が2つはな
い)非公開情報とし、パチンコホール、パチンコ機メー
カ、第三者情報管理組織等によって識別情報データベー
スが作成され、セキュリティ管理されることが好まし
い。
【0054】RAM403は、CPU401の作業用の
メモリである。通信回路405とアンテナ406は、I
D読取装置300から送信された識別情報発信要求信号
を受信したり、フラッシュメモリ402に記憶された識
別情報を送信するためのものである。ID読取装置30
0から識別情報発信要求信号とともに送信される搬送波
成分は、通信回路405で受信され電源回路404に送
られる。電源回路404では、この搬送波成分を整流し
て直流電圧を得る。そして、この直流電圧を直流電源と
してマイコン400および通信回路405に供給する。
したがって、ID発信器230は、電池や外部電源を使
用せずに、必要なときにはいつでも識別情報を発信する
ことができる。なお、ここではID発信器230をマイ
コン400、電源回路404、通信回路405、アンテ
ナ406で構成するものとしたが、アンテナ406以外
の回路をワンチップICによる回路部232として構成
してもよい。
【0055】本発明の遊技機を検査するための遊技機検
査システムは、識別情報管理装置と遊技機検査装置とを
構成要素とするものである。図8は識別情報管理装置の
構成要素である識別情報読取手段としてのID読取装置
300の正面図であり、図9はID読取装置300の側
面図である。ID読取装置300は、生産工場でのパチ
ンコ機1の製造工程において、遊技制御基板ボックス8
7bに取り付けられたID発信器230の識別情報を読
み取り、読み取った識別情報をコンピュータ等に送出
し、識別情報の管理のためのデータベースを作成する等
のために使用する。また、ID読取装置300単体でも
識別情報を読み取って表示することができる。
【0056】ID読取装置300の本体301の先端部
分には、識別情報の発信要求信号の送信および識別情報
の受信を行うデータ送受信部302が設けられている。
本体301の後端部分は手で握ることができるような形
状とされている。ID読取装置300は、作業者が片手
で握って持ち運べる程度に小型軽量に構成されており、
携帯性に優れている。
【0057】表示LED304は、データ送受信部30
2による識別情報等のデータの送受信が成功したか否か
を表示するものである。表示パネル303には、カタカ
ナ、英字、数字の文字を10文字×2行表示することが
できる。表示パネル303に表示される文字情報によ
り、識別情報の確認を行ったり、メニューから作業内容
を選択したりする。また、表示パネル303には、バッ
テリの残容量を示す表示も行う。
【0058】電源キー305は、ID読取装置300の
電源をオン、オフするためのものである。下方向キー3
07および上方向キー308は、表示パネル303に表
示されるカーソルを移動したり、メニューの表示ページ
を切り替えたりするためのものである。取消キー309
は、処理を途中で中断したり、メニューの階層をさかの
ぼって戻るためのものである。決定キー306は、処理
を実行したり、メニューを決定するためのものである。
また、電源キー305を押すときに同時に決定キー30
6を押しておくと、ID読取装置300の種々のパラメ
ータを設定する設定メニューが表示されて起動し、電源
キー305を単独で押すと後述するパソコン読取モード
または読取表示モードで起動する。
【0059】本体301の裏面側には、バッテリカバー
310が着脱可能に設けられており、バッテリカバー3
10を取り外すと乾電池、充電式電池等の交換が行え
る。また、本体301の図9と反対の側面にはブザー音
を外部に出力するためのブザー孔(図示せず)と赤外線
通信用の赤外線通信窓(図示せず)が設けられている。
本体301の下面には、シリアル入出力回路325(図
10参照)から外部機器に接続するためのコネクタ31
1が設けられている。
【0060】図10は、ID読取装置300の回路構成
を示すブロック図である。ID読取装置300内には、
情報処理手段としてのCPU320が設けられている。
CPU320は、バス321を介してフラッシュメモリ
330、SRAM340等のメモリをアクセスし、ま
た、それ以外の入出力回路等をアクセスして種々の情報
処理を行うことができる。フラッシュメモリ330は不
揮発性のROMであるが、記憶内容の電気的な書き換え
をブロック単位に行うことができるものである。
【0061】フラッシュメモリ330内には、CPU3
20が実行する電源投入時の初期化プログラムやBIO
S等の基本的なプログラムおよびデータが記憶されてい
る。これらのプログラムおよびデータは不揮発性のフラ
ッシュメモリ330に記憶されているため、電源オフで
も、さらには主バッテリ350およびバックアップ用バ
ッテリ351がなくなっても記憶され続ける。また、フ
ラッシュメモリ330内のプログラムおよびデータの変
更が必要になれば電気的に記憶内容を書き換えることが
できる。
【0062】SRAM340は、書き換え自在のスタテ
ィックRAMであるが、主バッテリ350およびバック
アップ用バッテリ351によって記憶内容がバックアッ
プされている。すなわち、ID読取装置300の電源が
オフであってもSRAM340の記憶内容は保持され、
SRAM340は不揮発性のメモリとされている。SR
AM340内には、後述する種々のプログラムが記憶さ
れており、また、操作者の操作資格を確認するための暗
証番号を記憶する暗証番号記憶領域も設けられている。
SRAM340内には、その他に、CPU320の作業
用メモリ領域も設けられている。
【0063】ただし、ID読取装置300を分解して内
部解析を行う等の不正行為を防止するため、本体301
が分解されると、主バッテリ350およびバックアップ
用バッテリ351によるバックアップ用電源の供給回路
が切断され、バックアップ用電源の供給が遮断されてS
RAM340内のプログラムおよびデータは全て消去さ
れるようになっている。このため、ID読取装置300
を分解しプログラムやデータを解析して、識別情報を不
当に入手するような不正行為を防止することができる。
【0064】通信回路322およびアンテナ323は、
ID発信器230に対して識別情報の発信を要求する識
別情報発信要求信号を送信したり、ID発信器230か
ら発信された識別情報を受信するためのものである。ア
ンテナ323は、ID読取装置300のデータ送受信部
302の内部に配置されている。ID発信器230との
通信可能な距離は数cmであり、非接触で識別情報を読
み取ることができる。赤外線通信回路324は、赤外線
によって汎用の個人用コンピュータ(以下、パソコンと
いう)等の外部機器と情報の交換を行うためのものであ
る。
【0065】シリアル入出力回路325は、シリアル信
号によりパソコン等の外部機器と情報の交換を行うため
のものである。シリアル入出力回路325は、例えばR
S232C等の規格の通信回路であり、コネクタ311
からケーブルを介してパソコン等に接続する。このシリ
アル入出力回路325を介して、パソコンからの識別情
報読み取り指令を受信し、その指令に従ってID発信器
230から識別情報を読み取り、読み取った識別情報を
パソコン側に送信する。
【0066】表示パネル303、表示LED304は前
述の通りのものである。入力キー326は、前述の電源
キー305、決定キー306、下方向キー307、上方
向キー308および取消キー309からなるものであ
る。カレンダ時計327は、現在の日付(年月日)およ
び時刻をリアルタイムで保持する時計であり、ID読取
装置300の電源がオフであっても、主バッテリ350
およびバックアップ用バッテリ351によってバックア
ップされている。ブザー328は、ID読取装置300
を操作する操作者に音によるメッセージを伝えるための
ものである。
【0067】主バッテリ350はアルカリ乾電池等の電
源供給用のバッテリであり、ID読取装置300の全て
の回路に電源電圧を供給するものである。バックアップ
用バッテリ351は、主バッテリ350の交換時にSR
AM340、カレンダ時計327の記憶内容が失われな
いように、それらをバックアップするためのものであ
る。バックアップ用バッテリ351としては、ボタン型
のリチウム電池等が使用できる。
【0068】図11は、ID読取装置300のSRAM
340内に記憶されたプログラム内容を示す図である。
起動プログラム361は、電源キー305が押されて電
源がオンとされたときの起動処理を行うプログラムであ
る。起動時に決定キー306が押されていると、表示パ
ネル303に設定メニュー(図15参照)を表示する設
定モードとなり、決定キー306が押されていなけれ
ば、ID発信器230の識別情報の読み取りを行うパソ
コン読取モードまたは読取表示モードとなる。
【0069】決定キー306を押さずに電源キー305
単独で起動した場合、起動時にシリアル入出力回路32
5の特定の信号線の信号(例えば、RS232CのER
信号等)がオンならば、パソコン等の外部機器が接続さ
れているのでパソコン読取モードに移行し、その信号が
オフならばID読取装置300が単独で識別情報の読み
取り、表示を行う読取表示モードに移行する。
【0070】通信プログラム362は、通信回路322
を制御して所定のプロトコルに従って通信を行うための
ものである。通信プログラム362によって、ID発信
器230に対して識別情報発信要求信号を送信し、さら
に、ID発信器230からの識別情報送信信号を受信し
てデコードし識別情報を得る。外部通信制御プログラム
363は、シリアル入出力回路325に接続されたパソ
コン等の外部機器からの識別情報読み取り指令を受け取
り、その指令に従って通信回路322を制御してID発
信器230から識別情報を読み取り、読み取った識別情
報をパソコン側に送信するためのものである。
【0071】識別情報読取表示プログラム364は、I
D発信器230の識別情報を読み取り、その識別情報を
表示パネル303に表示するためのプログラムである。
設定プログラム365は、表示パネル303に設定メニ
ュー(図15参照)を表示し、また、その設定メニュー
から操作者により選択された処理に分岐し、ID読取装
置300の種々のパラメータを設定するためのプログラ
ムである。
【0072】その他の処理プログラム366には、表示
パネル303の表示制御、表示LED304の点灯制
御、ブザー328の発音制御、赤外線通信回路324の
制御、バッテリの残量表示、ローバッテリ時の電源遮
断、プログラムの自己診断等を行うプログラムが含まれ
る。これらのプログラムは主バッテリ350およびバッ
クアップ用バッテリ351によってバックアップされた
SRAM340に記憶されているため、電源オフでも記
憶内容が消えることはない。
【0073】図12は、パソコン読取モードにおける表
示パネル303の表示を示す図である。電源キー305
を単独で押して電源をオンとしたときには、最初に(1
a)の初期画面が表示される。初期画面には、「センヨ
ウ」の表示とカレンダ時計327に設定されている現在
の時刻(月/日、時:分)が表示される。バッテリ残量
表示352は、主バッテリ350の残容量を表示するも
のである。バッテリフルの状態ではバッテリ残量表示3
52内の3個のブロックが全て点灯し、主バッテリ35
0の出力電圧が低下するに従って1個ずつブロックが消
える。
【0074】この(1a)の初期画面の表示開始から、
所定時間(例えば2秒)後にシリアル入出力回路325
の特定の信号(例えば、RS232CのER信号)がオ
ンであれば、(1b)のパソコン読取モードの表示に切
り替わる。パソコン読取モードは、ID読取装置300
のコネクタ311にパソコン等の外部機器を接続した状
態(ER信号オン)で、ID読取装置300を起動した
場合のモードである。また、このパソコン読取モードで
は電源の供給を外部から行うようにしてもよい。
【0075】パソコン読取モードでは、パソコン等の外
部機器から識別情報読み取り指令を送出することによ
り、自動的にID発信器230の識別情報を読み取り可
能な状態となり、ID読取装置300の決定キー306
を押して読み取った識別情報は自動的にパソコン等の外
部機器に送出される。すなわち、このパソコン読取モー
ドにおいては、ID読取装置300はパソコン等に対す
る識別情報の入力装置として機能するものである。パソ
コン等からは、識別情報読み取り指令に続いて表示パネ
ル303への表示データを送出する。この表示データが
(1b)の2行の「XXX…」の部分にメッセージとし
て表示される。
【0076】この表示画面で、ID読取装置300のデ
ータ送受信部302をパチンコ機1の遊技制御基板ボッ
クス87b等に取り付けられたID発信器230に接近
させ、決定キー306を押すと、ID発信器230から
識別情報を読み取る。読み取った識別情報はパソコン等
に送出されるが、通信エラーが生じた場合は3回まで再
送処理が行われる。3回再送してもまだ通信エラーが生
じる場合は、(1c)の画面を表示して識別情報の読み
取り作業を中断する。(1c)の画面の状態からは、パ
ソコン側からER信号を所定時間(1秒)以上オフして
から再度オンとすることによって、(1b)の指令待ち
状態に戻る。
【0077】パソコン読取モードでは、パソコン側から
の指令により、ID読取装置300のSRAM340に
記憶されている暗証番号をパソコン側に送ることもでき
る。これは、パソコン側で操作者に暗証番号を入力さ
せ、操作者がその作業を行う資格があるかどうかを判定
するためである。このようにして、パソコン等の外部機
器において簡単に識別情報を入力することができ、その
識別情報をパチンコ機の製造番号等とともにデータベー
スに登録することにより、パチンコ機の不正改造等を判
定するためのデータベースを簡単に構築できる。
【0078】図13および図14は、読取表示モードに
おける表示パネル303の表示を示すものである。電源
キー305を単独で押して電源をオンとしたときには、
最初に(2a)の初期画面が表示される。この初期画面
の表示開始から、所定時間(例えば2秒)後にシリアル
入出力回路325の特定の信号(例えば、RS232C
のER信号)がオフであれば、読取表示モードに移行
し、(2b)の暗証番号入力画面に切り替わる。読取表
示モードは、パソコン等に接続せずに単独でID読取装
置300を起動した場合のモードである。
【0079】(2b)は、暗証番号の入力画面である。
ID読取装置300における、この読取表示モードのよ
うに安全確保が必要な作業を行うには、暗証番号の入力
が必要である。これにより、部外者が不正に識別情報を
取得してしまうような不正行為等を防止することができ
る。カーソル354は最初、暗証番号の左から1桁目の
位置にあり、上方向キー308および下方向キー307
を操作することにより、1桁目の数字を増減することが
できる。決定キー306を押すと1桁目の数字を決定
し、1桁目は「*」の表示に変わり、カーソルは2桁目
に移動する。(2c)は、このようにして暗証番号の3
桁目まで決定し、4桁目を入力中の画面である。暗証番
号の入力中に取消キー309を押すと、現在入力中の桁
は「0」に戻り、カーソル354は1つ左側の桁に移動
する。1桁目で取消キー309を押すと、電源を切断す
る。
【0080】暗証番号を4桁全て入力し、ID読取装置
300に設定した暗証番号と一致すれば、図14(2
d)のような識別情報の読み取り可の状態に移行する。
暗証番号を入力してもID読取装置300に設定した暗
証番号と一致しなければ、電源を切断する。(2d)の
画面表示の状態で、ID読取装置300のデータ送受信
部302をパチンコ機1のID発信器230に接近さ
せ、決定キー306を押すと、ID発信器230から識
別情報を読み込む。読み込み中は(2e)の表示とな
る。
【0081】識別情報の読み込みが正常に行われれば、
ブザー328が短く1回鳴るとともに、(2f)の画面
に移行し、識別情報が表示パネル303の下の行の「N
NN…」の部分に表示される。この画面から決定キー3
06を押すことにより、連続的に他のパチンコ機の識別
情報を読み取ることができる。取消キー309を押す
と、(2d)の画面に戻る。(2e)の画面から、識別
情報の読み込みが異常終了した場合は、ブザー328が
3回鳴るとともに、(2g)の画面に移行する。ここ
で、再度決定キー(R/Wキー)306を押すと、再び
ID発信器230からの識別情報読み込み動作を行う。
取消キー309を押すと、(2d)の画面に戻る。
【0082】図15は、表示パネル303に表示される
設定メニューを示す図である。この設定メニューは、電
源キー305と決定キー306とを同時に押して電源を
オンとしたときに表示される。最初に(3a)のよう
に、「セッテイ メニュー」の表示がされる。(3a)
の表示は所定時間(例えば2秒)表示されると、(3
b)の表示に切り替わる。
【0083】(3b)〜(3d)は、ID読取装置30
0の設定内容を選択するための設定メニューである。
(3b)の画面には「1.トケイ セッテイ」、「2.
RS232C」の2つが表示されているが、下方向キー
307、上方向キー308を操作することにより表示ペ
ージを切り替えることができる。上下表示353は、上
下方向キー308,307が有効であることを示す表示
である。カーソル354は上下方向キー308,307
により上下に移動でき、カーソル354により所望の設
定内容を選択し、決定キー306を押して決定する。
【0084】(3b)画面で、カーソル354を「2」
に移動させ、さらに下方向キー307を押すと表示ペー
ジが切り替わり、(3c)のようになる。さらに表示ペ
ージを切り替えると(3d)のようになる。(3b)〜
(3d)の設定メニューにおいて、「1.トケイ セッ
テイ」はカレンダ時計327の時刻の設定を行うための
ものであり、「2.RS232C」はシリアル入出力回
路325の通信パラメータ(通信ボーレート、キャラク
タのビット数、パリティの有無、ストップビット長等)
の設定を行うためのものであり、「3.キキ セッテ
イ」はキー押下時の発生音の有無、ブザー音の音量等の
設定を行うためのものであり、「4.アンショウNo」
はID読取装置300の操作に必要な暗証番号を変更す
る作業を行うためのものである。
【0085】(3c)の「4.アンショウNo」を選択
すると、ID読取装置300の操作に必要な暗証番号を
変更することができる。まず、古い暗証番号の入力が求
められ、次に新しい暗証番号を確認のため2回入力して
暗証番号の変更を行う。また、「5.END」を選択す
ると、ID読取装置300の電源を切断する。
【0086】以上のように、ID読取装置300の表示
パネル303に表示されるメニューやガイダンスに従っ
て操作するだけで、簡単にパチンコ機1の識別情報を読
み取って表示することができる。また、パソコン等の外
部機器に接続して識別情報の読み取り入力装置として使
用できる。
【0087】次に、ID読取装置300と接続して識別
情報を入力し、遊技機の識別情報を管理するための遊技
機情報管理データを作成する識別情報管理装置について
説明する。本発明の遊技機検査システムにおける識別情
報管理装置は、パソコン100とそれに接続されたID
読取装置300とからなる。図16は、パソコン100
の回路構成を示すブロック図である。パソコン100
は、通常のコンピュータに識別情報管理装置として機能
するための、記録媒体に記録されたプログラムをインス
トールしたものである。記録媒体としては、FDやCD
−ROM等が使用できる。
【0088】パソコン100内には、情報処理手段とし
てのCPU101が設けられている。CPU101は、
バス102を介してROM103、RAM120等のメ
モリをアクセスし、また、それ以外の入出力回路等をア
クセスして種々の情報処理を行うことができる。
【0089】CPU101は、ROM103に記憶され
ているBIOS等のシステムプログラムおよびデータ
と、RAM120にロードされたプログラムおよびデー
タに従って動作する。このようにRAM120にロード
されるプログラムとしては、基本プログラムであるOS
(オペレーティング・システム)や、アプリケーション
・プログラムである識別情報登録プログラム121、読
取制御プログラム122、検査情報出力プログラム12
3、表示手段106に対して文字や図形の表示を行う表
示制御プログラム等がある。
【0090】ここで、識別情報登録プログラム121
は、パソコン100に接続されたID読取装置300を
介して、各遊技制御基板ボックスに設けられたID発信
器230の識別情報を読み取り、遊技機の納入先や各遊
技制御基板に設定された管理番号に対応させてその識別
情報を登録するためのプログラムである。管理番号は、
製造番号等の各遊技制御基板の製造時等に設定付与され
る番号であり、刻印、シール等によって各遊技制御基板
に添付表示されている。また、管理番号は遊技制御基板
が取り付けられた遊技機にも表示されている。この管理
番号によりただ一つの遊技制御基板が特定できるよう
に、管理番号として重複のない連続番号等が付与され
る。
【0091】読取制御プログラム122は、識別情報登
録プログラム121から呼び出されるものであり、ID
読取装置300に識別情報読み取り指令を送信して、遊
技制御基板の識別情報を読み取るためのプログラムであ
る。検査情報出力プログラム123は、ID読取装置3
00によって読み取った識別情報を登録した遊技機情報
管理データ131の一部または全部を検査情報として記
録媒体や通信回線に出力するためのプログラムである。
【0092】また、CPU101には、バス102を介
して補助記憶装置としての固定ディスク装置130が接
続されている。固定ディスク装置130にはCPU10
1によって実行されるべきOSプログラムおよび種々の
アプリケーション・プログラム等を記憶しておき、適
宜、これらのプログラム等を固定ディスク装置130か
らRAM120にロードする。また、固定ディスク装置
130には遊技機情報管理データ131が記憶されてい
る。遊技機情報管理データ131は、識別情報を管理す
るためのデータベースの元となるデータである。
【0093】CPU101にはバス102を介して入出
力機器が接続されている。入出力機器としては、文字お
よび図形を表示する表示手段106、操作者がデータを
入力するための入力手段107がインターフェース回路
を介してバス102に接続されている。表示手段106
としてはCRT、液晶ディスプレイ等が使用でき、入力
手段107としてはキーボード、マウス等が使用でき
る。また、データ入出力のための入出力手段として記録
媒体入出力装置108が設けられている。これは、記録
媒体に記録されたデータを読み込んで入力したり、作成
した遊技機情報管理データ131を検査情報として記録
媒体に記録したりするための装置である。遊技制御基板
の管理番号はこの記録媒体入出力装置108から入力さ
れる。
【0094】記録媒体としては、フレキシブルディスク
(FD)、光磁気ディスク、CD−RW(商品名)など
の磁気や光等による記録媒体の他、コンパクトフラッシ
ュ(商品名)、スマートメディア(商品名)などのIC
記録媒体が利用できる。特に、IC記録媒体は、記録媒
体そのものが小型であり、入出力装置も小型であるた
め、ID読取装置300やID検査装置300aで直接
読み取るようにすることも可能であり、本発明には好適
である。
【0095】パソコン100には、さらにID読取装置
300を接続するためのシリアルインターフェース回路
109が設けられている。シリアルインターフェース回
路109は、シリアル信号によりID読取装置300と
情報の交換を行うためのものである。シリアルインター
フェース回路109は、例えばRS232C等の規格の
通信回路であり、ケーブルによりID読取装置300の
コネクタ311に接続する。このシリアルインターフェ
ース回路109を介して、識別情報読み取り指令をID
読取装置300に送信する。ID読取装置300は、そ
の指令に従って遊技制御基板ボックスのID発信器23
0から識別情報を読み取り、読み取った識別情報をパソ
コン100に送信する。
【0096】パソコン100には、赤外線通信回路11
1も設けられている。パソコン100とID読取装置3
00との情報の交換を、シリアルインターフェース回路
109に換えて赤外線通信回路111によって行うこと
ができる。赤外線通信回路111によれば、ID読取装
置300をパソコン100と赤外線通信が可能な位置ま
で接近させるだけで、ケーブルによって接続することな
く情報交換を行うことができる。
【0097】パソコン100には、さらに通信回路11
2が設けられている。パソコン100は、通信回路11
2により後述する情報管理部のサーバ用コンピュータ1
50と通信回線152を介して通信を行う。これにより
パソコン100は、サーバ用コンピュータ150に遊技
機情報管理データ131を送ったり、サーバ用コンピュ
ータ150を介して営業拠点や納入先遊技店に検査情報
を配信したりすることが可能である。
【0098】図17は、固定ディスク装置130に記憶
される遊技機情報管理データ131のデータ構造を示す
図である。遊技機情報管理データ131は、例えば納入
先の店舗との1回の取り引きごとにまとめられ、指示番
号が付与されている。各データ群は、指示番号により指
定され管理されている。例えば、指示番号「0001」
のデータ群は、「東京都XX区」の「パーラーXX」に
納入される3台の遊技制御基板のデータである。
【0099】遊技機情報管理データ131は、複数のフ
ィールドからなるデータであり、1つの指示番号データ
に対して、1つの地区データ(納入先店舗の所在地デー
タ)および店舗データ(納入先店舗の店舗名データ)が
記録されている。また、1つの指示番号に対して複数の
管理番号データが対応し、1群の遊技制御基板のデータ
群を構成している。管理番号は、前述のように製造番号
等の各遊技制御基板の製造時等に設定付与される番号で
あり、刻印、シール等によって各遊技制御基板に添付表
示されている。
【0100】台番号は、納入先の遊技店において遊技機
を管理するための番号であり、遊技店から送られて来る
情報である。台番号が納入先の遊技店から送られて来な
い場合(台番号未定の場合)は、台番号は「0000」
とされる。台番号は、おおかた連続番号であるが、
「4」や「9」等の遊技客から嫌われる傾向のある数字
が付く番号はとばされる場合がある。いずれにしても、
納入先の遊技店から指定された台番号がこの欄に入力さ
れる。
【0101】識別情報は、遊技制御基板ボックスに取り
付けられたID発信器230の内部に保持している識別
情報を読み取って登録するものであり、最初は未入力と
なっている。機種名は、遊技機の機種を表す機種名デー
タである。台数は、機種名ごとの納入台数を示すもので
ある。基板発送日は、遊技制御基板を納入する年月日で
ある。会社コードは、遊技制御基板の製造メーカを示す
データである。
【0102】このような遊技機情報管理データ131
は、管理番号や台番号のデータが記録媒体入出力装置1
08からパソコン100に入力され、パソコン100に
おいて識別情報を登録して再び記録媒体に保存すること
ができる。また、遊技機情報管理データ131の入力お
よび出力を記録媒体でなく通信回線を介して行うことも
できる。なお、この遊技機情報管理データ131は、一
例を示すものであり、適宜必要なフィールドを追加した
り、不要なフィールドを削除してもよい。例えば、管理
番号のデータを使用せずに管理番号の欄を省略したり、
台番号のデータを使用せずに台番号の欄を省略してもよ
い。
【0103】図18は、パソコン100における識別情
報登録プログラム121の実行画面を示す図である。識
別情報登録プログラム121を起動すると、まず図18
の初期メニュー画面が表示手段106に表示される。こ
こではウィンドウ内に5つのボタンが表示されており、
いずれかのボタンを入力手段107としてのマウスによ
りクリックしたり、キーボードの機能キーを押すことに
より所望のメニューを実行することができる。
【0104】「F1:管理番号データ入力」のメニュー
は、遊技機情報管理データ131として管理番号データ
を入力するためのものである。「F2:識別情報登録」
のメニューは、遊技機情報管理データ131に識別情報
を登録するためのものである。「F3:検査情報出力」
のメニューは、識別情報を登録した遊技機情報管理デー
タ131の一部または全部を検査情報として記録媒体に
出力したり、検査情報を通信回線152を介して送信し
たりするためのものである。「F3:検査情報出力」の
メニューが選択実行されると、検査情報出力プログラム
123が呼び出され、出力先を選択してから検査情報の
出力が行われる。また、出力に際しては検査情報を暗号
化して出力することが可能である。
【0105】「F7:環境設定」のメニューは、記録媒
体入出力装置108のドライブ名を設定したり、シリア
ルインターフェース回路109のポート番号や通信条件
等を設定したり、通信回路112の通信条件等を設定し
たりするためのものである。「F11:終了」のメニュ
ーは、識別情報登録プログラム121を終了するための
ものである。
【0106】図19は、管理番号データ読み込みの画面
を示す図である。図18の画面において、「F1:管理
番号データ入力」が表示されたボタンをマウスでクリッ
クするか、F1キーを押すことにより、この管理番号デ
ータ読み込みの画面に移行する。この画面ではウィンド
ウ内に3つのボタンが表示されており、いずれかのボタ
ンを入力手段107のマウスによりクリックしたり、キ
ーボードの機能キーを押すことにより所望のメニューを
実行することができる。
【0107】「F1:FDから読み込み」のメニュー
は、管理番号データをFD(フレキシブルディスク)か
ら読み込むためのものである。管理番号データとは、識
別情報が未入力の遊技機情報管理データ131であり、
遊技制御基板の生産工場の生産管理用コンピュータ等に
よって予め作成され、FDに記録されている。管理番号
データが記録されたFDを記録媒体入出力装置108の
FD装置に挿入し、このメニューを選択することにより
データがパソコン100の固定ディスク装置130に遊
技機情報管理データ131として読み込まれる。
【0108】「F2:過去データ読み込み」のメニュー
は、以前にFDから読み込んだ管理番号データを再び読
み込むためのものである。FDから読み込んだ管理番号
データは、読み込むと同時に固定ディスク装置130内
の所定のディレクトリにバックアップデータとして読み
込んだ日時とともに保存されている。読み込んだ日時を
指定して、所望の過去データを再度読み込むことができ
る。「F12:メニューに戻る」のメニューは、図18
に示す初期メニュー画面に戻るためのものである。
【0109】図20は、識別情報登録の画面を示す図で
ある。図18の画面から、「F2:識別情報登録」のメ
ニューを選択すると、この識別情報登録の画面に移行す
る。ウィンドウ左上部の指示番号の入力欄に指示番号デ
ータを入力し、「F1:検索」ボタンをクリックするか
F1キーを押すことにより、ウィンドウ中央部に指示番
号に対応する遊技機情報管理データ131が一覧表示さ
れる。最初は遊技機情報管理データ131には識別情報
は登録されておらず、この画面から識別情報を読み込ん
で登録を行う。指示番号の入力欄の右側には、地区デー
タの内容および店舗データの内容が表示される。
【0110】ウィンドウ右上部の「通信モード」の表示
は、この画面での動作モードを表示するものである。パ
ソコン100のシリアルインターフェース回路109に
ID読取装置300が正常に接続され、ID読取装置3
00の電源がオンの場合は、動作モードの表示は図20
のように「通信モード」となる。通信モードでは、ID
読取装置300とのデータの送受信が可能であり、ID
読取装置300を介して遊技制御基板の識別情報を読み
取って登録することができる。
【0111】パソコン100のシリアルインターフェー
ス回路109にID読取装置300が正常に接続されて
いなかったり、ID読取装置300の電源がオフの場合
には、動作モードの表示は「参照モード」となる。参照
モードでは、識別情報の読み取りおよび登録は行うこと
ができないが、FDから読み込んだ管理番号データや過
去データを参照したり、台番号を読み込むことはでき
る。参照モードから通信モードに移行するには、一旦、
図18の初期メニュー画面に戻り、ID読取装置300
を正常に接続して電源をオンとしてから、再度「F2:
識別情報登録」のメニューを選択すればよい。
【0112】ウィンドウ中央部の一覧表示には、管理番
号をはじめとする遊技機情報管理データ131の各フィ
ールドのデータが表示される。また、この一覧表示の中
の1つの管理番号が選択可能であり、その選択行はマウ
スまたはキーボードの矢印キーにより移動させることが
できる。図20では、管理番号「009981N」の行
が選択されている。ここでID読取装置300から識別
情報を読み込むと、読み込んだデータをこの選択行の識
別情報に登録することができる。
【0113】ID読取装置300から識別情報を読み込
むと、読み込んだデータが識別情報の欄に表示されて登
録され、選択行は自動的に次の行(ここでは、管理番号
「009982N」の行)に移動する。一旦登録した識
別情報を修正する場合にも、修正する行を選択してID
読取装置300から識別情報を読み込めばよい。識別情
報は上書き修正される。
【0114】ウィンドウ下部の「F1:検索」ボタン
は、ウィンドウ左上部の指示番号の入力欄に入力した指
示番号のデータ群を検索して一覧表示するためのもので
ある。「F2:次指示番号」ボタンは、指示番号の入力
欄に入力を開始するためのものである。
【0115】「F3:台番号読込」のメニューは、台番
号データを記録媒体から読み込むためのものである。台
番号データは、遊技機納入先の遊技店から送られてきた
台番号が順番に記録されたデータである。フレキシブル
ディスクやIC記録媒体に記録された台番号データを読
み込んで、現在表示されている遊技機情報管理データ1
31の台番号の欄の先頭行から順番に入力することがで
きる。なお、台番号のデータは、遊技制御基板の生産管
理用コンピュータ等によって遊技機情報管理データ13
1に予め入力しておくようにしてもよい。
【0116】「F8:識別情報削除」ボタンは、選択行
の識別情報を削除するためのものである。誤って識別情
報を登録した場合等に、このボタンをクリックすること
により選択行の識別情報のみを削除することができる。
「F12:登録終了」ボタンは、この識別情報登録の画
面を終了して、図18の初期メニュー画面に戻るための
ものである。また、これらのボタンをマウスでクリック
する代わりに、ボタンに表示された機能キーを押しても
同じ動作を行う。
【0117】図20の画面により識別情報を登録した遊
技機情報管理データ131は、図18の初期メニューか
ら「F3:検査情報出力」を選択することによって、通
信回線152を介してサーバ用コンピュータ150に出
力したり、記録媒体に保存することができる。遊技機情
報管理データ131を情報管理部のサーバ用コンピュー
タ150に入力することにより、識別情報管理のための
データベースを構築することができ、遊技機の識別情報
を一元的に管理することができる。なお、遊技機情報管
理データ131の入力および出力は、通信回線152を
介して行ってもよいし、記録媒体を介して行ってもよ
い。
【0118】図21は、本発明の遊技機検査システムの
一部分を示す図である。識別情報管理装置としてのパソ
コン100およびID読取装置300は生産工場に置か
れており、遊技制御基板ボックス87bの識別情報を読
み取り、遊技機情報管理データ131に登録することが
できる。識別情報を登録した遊技機情報管理データ13
1は、通信回線152を介して情報管理部のサーバ用コ
ンピュータ150に送信される。この遊技機情報管理デ
ータ131が遊技機の識別情報を検査するための検査情
報として利用される。
【0119】サーバ用コンピュータ150には、通信装
置151を介して複数の通信回線152,153,15
4が接続されている。通信回線152としては、LAN
用通信回線、専用回線、公衆回線等が利用でき、通信回
線153,154としては、専用回線、公衆回線等が利
用できる。サーバ用コンピュータ150は、通信回線1
52により生産工場のパソコン100と接続されてい
る。サーバ用コンピュータ150内には生産工場のパソ
コン100から送られた遊技機情報管理データ131に
より、識別情報管理のためのデータベースが構築されて
いる。なお、情報管理部は遊技機メーカ内に設置されて
おり、遊技機メーカが識別情報を管理する。
【0120】また、営業地区ごとに設置された遊技機メ
ーカの営業拠点には営業用コンピュータ160が置かれ
ており、営業用コンピュータ160は通信回線153に
よりサーバ用コンピュータ150に接続されている。さ
らに、営業用コンピュータ160にはプリンタ161が
接続されている。各営業拠点において、遊技店に納入さ
れるべき遊技制御基板に対応した遊技機情報管理データ
131が、サーバ用コンピュータ150から営業用コン
ピュータ160に検査情報として配信され、営業用コン
ピュータ160内に保存される。
【0121】営業拠点では、検査情報をプリンタ161
により印字しておき、生産工場から送られてきた遊技機
(遊技制御基板)の識別情報をID読取装置300によ
って読み取り、印字した検査情報と比較して識別情報に
異常がないかどうかを確認する。その後、識別情報を確
認済みの遊技制御基板を遊技店に送付する。このように
して、遊技制御基板の識別情報を流通経路の営業拠点に
おいて確認することができ、遊技制御基板を流通経路の
途中においてすり替える等の不正行為を防止することが
できる。
【0122】図22は、本発明の遊技機検査システムの
遊技店側の部分を示す図である。各遊技店には、遊技情
報等を管理するためのホールコンピュータ170が設置
されている。ホールコンピュータ170は、通信回線1
54により情報管理部のサーバ用コンピュータ150に
接続されている。各遊技店において納入されるべき遊技
制御基板に対応した検査情報が、サーバ用コンピュータ
150からホールコンピュータ170に配信され、ホー
ルコンピュータ170内に保存される。
【0123】遊技店では、検査情報の中の必要なデータ
をホールコンピュータ170から赤外線通信回路または
シリアルインターフェース回路を介してID検査装置3
00aに転送し、送られてきた遊技機(遊技制御基板)
の識別情報をID検査装置300aによって読み取り、
検査情報と照合して識別情報に異常がないかどうかを検
査する。ID検査装置300aは、ID読取装置300
とほぼ同様の構成の携帯可能な検査装置であり、ID検
査装置300aのみを携帯して遊技機の識別番号の検査
を行うことができる。このようにして、遊技制御基板の
識別情報を納入先の遊技店において確認することがで
き、遊技制御基板を流通経路の途中においてすり替える
等の不正行為を防止することができる。
【0124】サーバ用コンピュータ150から各遊技店
のホールコンピュータ170に配信する検査情報は、図
17に示す遊技機情報管理データ131の全てのデータ
欄を含むものでもよいが、識別情報の検査に必要な、管
理番号、台番号、識別情報のデータ欄のみを配信するよ
うにすることが好ましい。管理番号、台番号、識別情報
のデータの中でも、必須のデータは識別情報であり、管
理番号および台番号のどちらか一方または両方は省略す
ることができる。
【0125】各遊技店のホールコンピュータ170とサ
ーバ用コンピュータ150とを通信回線154によって
接続する代わりに、記録媒体155によって検査情報を
配信するようにしてもよい。記録媒体155は、ホール
コンピュータ170によって読み取り可能な媒体(例え
ば、FD等)、または、ID検査装置300aによって
読み取り可能な媒体とすることができる。特に、記録媒
体155をIC記録媒体として、ID検査装置300a
に装着して検査情報を直接読み取り可能とすることが好
ましい。
【0126】なお、ここでは遊技機メーカが情報管理部
と営業拠点とにより識別情報の管理を行うようにした
が、情報管理部を第三者機関に設置し、営業拠点の代わ
りに第三者機関の拠点を設置して、第三者機関により識
別情報の管理を行うようにしてもよい。また、パソコン
100とサーバ用コンピュータ150とを別のコンピュ
ータとしているが、両者を同一のものとしてパソコン1
00に情報管理部の機能も組み込むようにしてもよい。
【0127】また、営業拠点においては、遊技機情報管
理データ131をプリンタ161により印字して、識別
情報を確認するようにしているが、遊技店用のID検査
装置300aを使用して遊技店と同様に識別情報の検査
を行うようにしてもよい。この場合、検査情報は、営業
用コンピュータ160から赤外線通信回路またはシリア
ルインターフェース回路を介してID検査装置300a
に送出して記憶させるか、記録媒体155によりID検
査装置300aに記憶させる。
【0128】さらに、パソコン100からサーバ用コン
ピュータ150に送信する検査情報、および、サーバ用
コンピュータ150から営業用コンピュータ160、ホ
ールコンピュータ170、ID検査装置300aに通信
または記録媒体の送付によって配信する検査情報は、暗
号化した情報とすることが好ましい。検査情報を暗号化
して配信することにより、その情報を第三者が入手して
も復号化できず、識別情報が第三者に漏れることがな
い。検査情報を暗号化して配信する場合は、サーバ用コ
ンピュータ150、営業用コンピュータ160、ホール
コンピュータ170、ID検査装置300aに暗号化し
た情報を復号化する復号化手段を設ける。
【0129】図23は、ID検査装置300aの側面図
である。各遊技店においては、ID検査装置300aに
よって遊技機の識別情報を検査する。ID検査装置30
0aは、図8、図9、図10に示したID読取装置30
0とほとんど同様の構成であるが、側面に入出力スロッ
ト312を備えている。入出力スロット312にはIC
記録媒体からなる記録媒体155が装着可能である。I
D検査装置300aの内部には、記録媒体155を読み
取るための入出力回路が設けられている。ID検査装置
300aは、装着された記録媒体155から検査情報を
読み取り、内部のメモリに記憶することが可能である。
【0130】また、ID検査装置300aでは、SRA
M340内に記憶されたプログラムがID読取装置30
0とは異なっている。SRAM340は、書き換え自在
のスタティックRAMであるが、主バッテリ350およ
びバックアップ用バッテリ351によって記憶内容がバ
ックアップされている。すなわち、ID検査装置300
aの電源がオフであってもSRAM340の記憶内容は
保持され続け、SRAM340は不揮発性のメモリとし
て機能する。
【0131】ID検査装置300aのSRAM340内
には、ID発信器230の個別の識別情報、および、I
D発信器230が取り付けられたパチンコ機1の台番号
等の情報が対応付けられて記憶される識別情報テーブル
341の領域が設けられている。またSRAM340内
には、操作者の操作資格を確認するための暗証番号を記
憶する暗証番号記憶領域が設けられている。SRAM3
40内には、その他に、CPU320の作業用メモリ領
域も設けられている。
【0132】図24は、ID検査装置300aのSRA
M340内に記憶されたプログラム内容を示す図であ
る。起動プログラム371は、電源キー305が押され
て電源がオンとされたときの起動処理を行うプログラム
である。起動時に決定キー306が押されていると、表
示パネル303に選択メニューを表示する処理選択モー
ドとなり、決定キー306が押されていなければ、パチ
ンコ機1の識別情報の検査を行う検査モードとなる。
【0133】また、電源がオンとなったときに入出力ス
ロット312に記録媒体155が装着されていると、後
述する記録媒体読取プログラム376が呼び出されて、
記録媒体155内の検査情報が必要に応じて復号化され
て読み取られ、SRAM340内の識別情報テーブル3
41(図25参照)の空き領域に登録される。その後、
電源オン時の決定キー306の状態に応じて処理選択モ
ードまたは検査モードに移行する。
【0134】通信プログラム372は、通信回路322
を制御して所定のプロトコルに従って通信を行うための
ものである。通信プログラム372によって、ID発信
器230に対して識別情報発信要求信号を送信し、さら
に、ID発信器230からの識別情報送信信号を受信し
てデコードし識別情報を得る。メニュー表示選択プログ
ラム373は、表示パネル303に選択メニュー(図2
6参照)を表示し、また、その選択メニューから操作者
により選択された処理に分岐するためのプログラムであ
る。
【0135】識別情報登録プログラム374は、最初に
パチンコ機1の識別情報をSRAM340内の識別情報
テーブル341(図25参照)に設定、登録するための
プログラムである。通信プログラム372によって得ら
れた、パチンコ機1の識別情報をパチンコ機の台番号、
登録時刻情報とともに識別情報テーブル341に記憶す
る。また、電源オン時に入出力スロット312に記録媒
体155が装着されていると、記録媒体155内の検査
情報が読み取られ、識別情報テーブル341に登録され
る。
【0136】整合性判定プログラム375は、パチンコ
機1の識別情報の検査を行う検査モードにおいて、識別
情報の整合性を判定するためのものである。パチンコ機
1の識別情報をID発信器230から受信し、その識別
情報が識別情報テーブル341に登録されているか否か
を検索する。登録されていればその識別情報に対応する
台番号を表示し、操作者が実際のパチンコ機1の台番号
と一致するか否かを一目で判定できるようにする。識別
情報が登録されていなければその旨を表示する。
【0137】記録媒体読取プログラム376は、入出力
スロット312に装着された記録媒体155から検査情
報を読み取って識別情報テーブル341に登録するため
のプログラムである。前述のように、電源オン時に入出
力スロット312に記録媒体155が装着されている
と、自動的に検査情報を読み取って識別情報テーブル3
41に登録する。なお、記録媒体155内の検査情報と
して台番号のデータが記録されていない場合は、台番号
は「0000」として識別情報テーブル341に登録さ
れる。また、時刻情報には検査情報を読み込んだ時刻が
登録される。
【0138】なお、通常の電源オンでは、検査情報は識
別情報テーブル341の空き領域に登録される。読み込
むべき検査情報が複数の記録媒体155に記録されてい
る場合は、最初の記録媒体を読み込んだ後、ID検査装
置300aの電源をいったんオフとしてから、次の記録
媒体を入出力スロット312に装着して電源をオンとす
る。このような操作を繰り返すことにより、複数の記録
媒体155の検査情報を順次空き領域に読み込むことが
できる。
【0139】これに対して、識別情報テーブル341を
全て消去して、識別情報テーブル341の最初から検査
情報を読み込むためには、取消キー309を押しながら
電源をオンとする。このような操作を行うと、以前に記
憶していた検査情報を全て消去して、新たな検査情報を
識別情報テーブル341の記憶領域開始部(先頭部)か
ら記憶することができる。このように、電源オン時に取
消キー309を押すか否かによって、検査情報を新規登
録するか、それとも追加登録するかを選択することがで
きる。
【0140】その他の処理プログラム377には、選択
メニューにおけるその他の処理を行うプログラムや、表
示パネル303の表示制御、表示LED304の点灯制
御、ブザー328の発音制御、赤外線通信回路324の
制御、シリアル入出力回路325の制御等を行うプログ
ラムが含まれる。これらのプログラムは主バッテリ35
0およびバックアップ用バッテリ351によってバック
アップされたSRAM340に記憶されているため、電
源オフでも記憶内容が消えることはない。
【0141】ただし、ID検査装置300aを不当に分
解して内部解析を行う等の行為を防止するため、本体3
01が分解されると、主バッテリ350およびバックア
ップ用バッテリ351によるバックアップ用電源の供給
回路が切断され、バックアップ用電源の供給が遮断され
てSRAM340内のプログラムおよびデータは全て消
去されるようになっている。このため、プログラムや識
別情報テーブル341を解析して、識別情報を不当に入
手するような行為を防止することができる。
【0142】図25は、SRAM340に記憶された識
別情報テーブル341のデータ構造を示す図である。図
25の識別情報テーブル341は、n個の識別情報1〜
nが登録されている状態である。ID検査装置300a
を登録されていないパチンコ機1の遊技制御基板ボック
ス87bに接近させ、遊技制御基板ボックス87bに貼
り付けられて固定されているID発信器230から識別
情報を読み取る。遊技制御基板ボックス87bの蓋体9
1は閉鎖したままの状態で、識別情報を読み取ることが
可能である。
【0143】読み取った識別情報は識別情報テーブル3
41の識別情報フィールド342に登録する。そして、
入力されたそのパチンコ機1の台番号を、識別情報に対
応させて台番号フィールド343に登録する。台番号を
入力しないと台番号は「0000」に設定される。時刻
情報フィールド344には、識別情報を登録した日付お
よび時刻が記録される。時刻情報はカレンダ時計327
から読み取られて記録される。
【0144】図26は、ID検査装置300aの表示パ
ネル303に表示される選択メニューを示す図である。
この選択メニューは、電源キー305と決定キー306
とを同時に押して電源をオンとしたときに表示される。
最初に(a)のように、「メニュー」の表示とカレンダ
時計327に設定されている現在の時刻(月/日、時:
分)が表示される。バッテリ残量表示352は、主バッ
テリ350の残容量を表示するものである。バッテリフ
ルの状態ではバッテリ残量表示352内の3個のブロッ
クが全て点灯し、主バッテリ350の出力電圧が低下す
るに従って1個ずつブロックが消える。(a)の表示は
所定時間(例えば2秒)表示されると、(b)の表示に
切り替わる。
【0145】(b)は、ID検査装置300aの作業内
容を選択するための選択メニューである。画面には
「1.トウロク」、「2.カクニン」の2つが表示され
ているが、下方向キー307、上方向キー308を操作
することにより表示ページを切り替えることができる。
上下表示353は、上下方向キー308,307が有効
であることを示す表示である。カーソル354は上下方
向キー308,307により上下に移動でき、カーソル
354により所望の作業内容を選択し、決定キー306
を押して決定する。
【0146】(b)画面で、カーソル354を「2」に
移動させ、さらに下方向キー307を押すと表示ページ
が切り替わり、(c)のようになる。さらに表示ページ
を切り替えると(d)のようになる。(b)〜(d)の
選択メニューにおいて、「1.トウロク」は新規にパチ
ンコ機1の識別情報を登録する作業を行うためのもので
あり、「2.カクニン」は識別情報を登録済みのパチン
コ機1を確認する作業を行うためのものであり、「3.
サクシ゛ョ」は登録済みの識別情報を削除する作業を行
うためのものであり、「4.アンショウNo」はID検
査装置300aの操作に必要な暗証番号を変更する作業
を行うためのものであり、「5.セッテイ」はID検査
装置300aの各種機能の設定を行うためのものであ
り、「6.END」は登録済みのパチンコ機1の識別情
報を検査する検査モードに移行するためのものである。
【0147】図27および図28は、識別情報の登録作
業の手順における表示パネル303の表示を示すもので
ある。このような登録作業は、メーカからの検査情報よ
らず、遊技店が独自に検査を行う場合に必要である。図
26(b)における選択メニュー中「1.トウロク」を
選択し、決定キー306を押すと、図27(1a)の画
面表示がなされ、識別情報の登録作業が可能となる。下
の行には識別情報の登録済み件数が表示される。(1
a)の画面を所定時間表示した後、(1b)の画面に移
行する。
【0148】(1b)は、暗証番号の入力画面である。
ID検査装置300aにおける、この登録作業のように
安全確保が必要な作業を行うには、暗証番号の入力が必
要である。これにより、不正に識別情報を変更してしま
うような不正行為等を防止することができる。カーソル
354は最初、暗証番号の左から1桁目の位置にあり、
上方向キー308および下方向キー307を操作するこ
とにより、1桁目の数字を増減することができる。決定
キー306を押すと1桁目の数字を決定し、1桁目は
「*」の表示に変わり、カーソルは2桁目に移動する。
(1c)は、このようにして暗証番号の3桁目まで決定
し、4桁目を入力中の画面である。暗証番号の入力中に
取消キー309を押すと、現在入力中の桁は「0」に戻
り、カーソル354は1つ左側の桁に移動する。1桁目
で取消キー309を押すと、図26(b)の選択メニュ
ーの表示画面に戻る。
【0149】暗証番号を4桁全て入力し、ID検査装置
300aに設定した暗証番号と一致すれば、(1d)の
ような登録作業の画面に移行する。暗証番号を入力して
もID検査装置300aに設定した暗証番号と一致しな
ければ、ブザー328が3回鳴るとともに、図26
(b)の選択メニューの表示画面に戻る。(1d)の画
面では、まず登録しようとするパチンコ機1の台番号を
入力する。台番号は、パチンコホールで使用されている
パチンコ機1の通し番号であり、パチンコ機1の近傍に
台番号を表示した番号プレート等が取り付けられてい
る。台番号により個々のパチンコ機1を重複することな
く指定することができる。
【0150】台番号の入力は、暗証番号の入力と同様
に、左から1桁目から順番に、上方向キー308および
下方向キー307によって選択し、決定キー306によ
って決定する。ただし、ここではすでに決定した数字も
そのまま表示され、「*」に変わることはない。台番号
の入力中に取消キー309を押すと、現在入力中の桁は
そのままで、カーソル354は1つ左側の桁に移動す
る。1桁目で取消キー309を押すと、図26(b)の
選択メニューの表示画面に戻る。
【0151】台番号を4桁全て入力すると、(1e)の
画面に移行する。(1e)の画面では、上方向キー30
8を押すことにより台番号を1ずつ増加させ、下方向キ
ー307を押すことにより台番号を1ずつ減少させるこ
とができる。ただし、台番号の変更可能範囲は0001
〜9999の範囲である。(1e)の画面表示の状態
で、ID検査装置300aのデータ送受信部302をパ
チンコ機1のID発信器230に接近させ、決定キー3
06を押すと、ID発信器230から識別情報を読み込
む。読み込み中は図28(1f)の表示となる。
【0152】図27(1d)の画面で台番号を「000
0」と入力した場合には、台番号なしの登録となり、識
別情報と時刻情報の異なる複数のデータが台番号「00
00」として登録される。これは台番号によりパチンコ
機1を管理していないホールや、台番号のかわりに数字
以外の台識別符号を使用しているホール等において有効
である。
【0153】図28(1f)は、ID発信器230から
識別情報を読み込んでいる最中の表示画面である。識別
情報の読み込みが正常に行われれば、ブザー328が短
く1回鳴るとともに、(1g)の画面に移行し、識別情
報、台番号、時刻情報が識別情報テーブル341の各フ
ィールドに登録される。また、(1g)の画面の下の行
には、台番号が自動的に1だけ増加して表示され、この
まま次のパチンコ機1の登録を行うことができる。デー
タ送受信部302を次のパチンコ機1のID発信器23
0に接近させ、決定キー306を押せばよい。また、台
番号を自動的に1だけ増加させる場合に、一般的に嫌わ
れる「4」、「9」を含む台番号を飛ばすようにするこ
ともできる。一般的な遊技店では、「4」、「9」は台
番号として用いない所が多く、その遊技店での利便性を
向上させている。(1g)の画面でも、上方向キー30
8を押すことにより台番号を1ずつ増加させ、下方向キ
ー307を押すことにより台番号を1ずつ減少させるこ
とができる。
【0154】(1f)の画面から、識別情報の読み込み
が異常終了した場合は、ブザー328が3回鳴るととも
に、(1h)の画面に移行する。ここで、再度決定キー
306を押すと、再びID発信器230からの識別情報
読み込み動作を行う。取消キー309を押すと、図27
(1d)の台番号の入力画面に戻る。(1f)の画面か
ら識別情報を読み込んだ際、すでにその識別情報が登録
されているがその台番号が異なる場合には、ブザー32
8が3回鳴るとともに、(1i)の画面が表示され、操
作者に別の台番号ですでにその識別情報が登録されてい
る旨を伝える。ここで決定キー306または取消キー3
09を押すと、(1j)の画面に移行し、古い台番号を
現在入力した台番号に変更してよいかどうかを確認す
る。(1j)の画面で決定キー306を押すと、台番号
を変更して登録し(1g)の画面に移行する。(1j)
の画面で取消キー309を押すと、登録をキャンセルし
て図27(1e)の画面に移行する。
【0155】図28(1f)の画面から識別情報を読み
込んだ際、すでにその識別情報と台番号が登録されてい
る場合、台番号が登録済みで識別情報が異なる場合、最
大登録数を越えて登録しようとしている場合等にもブザ
ー328が3回鳴るとともに、それぞれの確認画面に移
行して操作者にエラー内容や操作を促すメッセージを表
示する。
【0156】図29は、登録済み識別情報の確認作業の
手順における表示パネル303の表示を示すものであ
る。図26(b)における選択メニュー中「2.カクニ
ン」を選択し、決定キー306を押すと、図29(2
a)の画面表示がなされ、識別情報の確認作業が可能と
なる。下の行には識別情報の登録済み件数が表示され
る。(2a)の画面を所定時間表示した後、(2b)の
画面に移行する。
【0157】(2b)の画面では、確認しようとするパ
チンコ機1の台番号を入力する。台番号の入力は、図2
7(1d)の台番号の入力と同様である。台番号の入力
中に取消キー309を押すと、現在入力中の桁はそのま
まで、カーソル354は1つ左側の桁に移動する。1桁
目で取消キー309を押すと、図26(b)の選択メニ
ューの表示画面に戻る。
【0158】(2b)の画面で台番号を4桁全て入力
し、その台番号が識別情報テーブル341に登録されて
いれば、(2c)の画面に移行して台番号と登録された
時刻情報を表示する。入力した台番号が識別情報テーブ
ル341になければ、入力した台番号より大きな登録済
みの台番号を表示する。ただし、大きな台番号が登録さ
れていなかった場合には、最も小さな登録済みの台番号
を表示する。(2c)の画面では、上方向キー308を
押すことにより台番号を増加させ、下方向キー307を
押すことにより台番号を減少させて登録済みの次の台番
号の登録情報を表示させることができる。ただし、台番
号を9999からさらに増加させると0001となり、
台番号を0001からさらに減少させると9999とな
る。この画面で取消キー309を押すと、(2b)の台
番号入力画面に戻る。
【0159】(2b)の画面で台番号を入力したが、全
ての登録済みのデータが台番号なしの場合(台番号が0
000の場合)には、(2e)の画面を表示する。この
画面で取消キー309を押すと、(2b)の台番号入力
画面に戻る。(2b)の画面で台番号を「0000」と
入力した場合には、(2d)の画面に移行し、パチンコ
機1の識別情報を読み取って登録されているか否かを確
認するモードとなる。台番号なしで登録されているデー
タを確認する場合にも同じ操作を行う。
【0160】(2d)の画面表示の状態で、ID検査装
置300aのデータ送受信部302をパチンコ機1のI
D発信器230に接近させ、決定キー306を押すと、
ID発信器230から識別情報を読み込む。識別情報を
読み込んでいる最中には、図28(1f)と同様の表示
を行う。識別情報の読み込みが正常に行われ、その識別
情報が登録されていれば、(2c)の画面表示を行い、
識別情報の読み込みが失敗するか、または読み込んだ識
別情報が登録されていなければ、(2e)の画面表示を
行う。
【0161】図26(c)の選択メニューから「3.サ
クシ゛ョ」を選択すると、登録済みの識別情報を削除す
る作業を行うことができる。まず、暗証番号の入力を求
められ、次に削除すべき登録済みの台番号を入力して削
除を行う。削除作業の手順は、図29の登録済み識別情
報の確認作業と同様のものである。図26(c)の
「4.アンショウNo」を選択すると、ID検査装置3
00aの操作に必要な暗証番号を変更することができ
る。まず、古い暗証番号の入力が求められ、次に新しい
暗証番号を確認のため2回入力して暗証番号の変更を行
う。
【0162】図26(d)の選択メニューから「5.セ
ッテイ」を選択すると、さらに設定メニューが表示さ
れ、ID検査装置300aの各種機能の設定を行うこと
ができる。ここでは、カレンダ時計327の時刻の設
定、シリアル入出力回路325の通信パラメータ(通信
ボーレート、キャラクタのビット数、パリティの有無、
ストップビット長等)の設定、キー押下時の発生音の有
無、ブザー音の音量等の設定が行える。また、識別情報
テーブル341の全体の消去を行うこともできる。図2
6(d)の「6.END」を選択すると、登録済みのパ
チンコ機1の識別情報を検査する検査モードに移行する
ことができる。
【0163】図30は、検査モードでの識別情報の検査
作業における表示パネル303の表示を示すものであ
る。検査モードには、図26(d)の選択メニューから
「6.END」を選択しても移行できるが、ID検査装
置300aの電源オフの状態から電源キー305を単独
で押すことにより、ID検査装置300aは直接検査モ
ードで起動する。検査モードの初期画面は、図30(6
a)のように「チェック」の表示とカレンダ時計327
に設定されている現在の時刻(月/日、時:分)が表示
される。(6a)の画面表示は所定時間(例えば2秒)
表示されると、(6b)の画面表示に切り替わる。
【0164】(6b)の画面表示の状態で、ID検査装
置300aのデータ送受信部302をパチンコ機1の遊
技制御基板ボックス87bに固定されたID発信器23
0に接近させ、決定キー(R/Wキー)306を押す
と、ID発信器230から識別情報を読み込む。識別情
報を読み込んでいる最中には、図28(1f)と同様の
表示を行う。識別情報の読み込みが正常に行われ、その
識別情報が登録されていれば、ブザー328が短く1回
鳴るとともに、表示LED304が緑色に点灯し、(6
c)の画面表示を行う。識別情報の読み込みが失敗する
と、ブザー328が3回鳴るとともに、表示LED30
4が赤色に点灯し、(6d)の画面に移行する。読み込
んだ識別情報が登録されていなければ、ブザー328が
3回鳴るとともに、表示LED304が赤色に点灯し、
(6e)の画面表示を行う。
【0165】(6c)の画面は識別情報の検査に異常が
なかった場合の表示であり、画面の下の行に登録されて
いる台番号が表示される。操作者は、表示されている台
番号と実際の台番号とを比較して、両者が一致していれ
ば正常であると判断できる。台番号が一致しなければ、
そのパチンコ機の調査が必要である。(6c)の画面か
ら、データ送受信部302を次のパチンコ機1のID発
信器230に接近させ、決定キー306を押せば、次の
パチンコ機の識別情報を読み込み、連続してパチンコ機
の識別情報を検査することができる。(6c)の画面か
ら取消キー309を押すと、(6b)の画面に戻る。
【0166】(6d)の画面は識別情報の読み込みが失
敗した場合の表示であり、ここで再度、データ送受信部
302をパチンコ機1のID発信器230に接近させ、
決定キー306を押せば、もう1度識別情報の読み込み
を行う。それでも(6d)の表示がされるようであれ
ば、ID発信器230の異常、すなわち、遊技制御基板
87aが不正交換された可能性がある。(6d)の画面
から取消キー309を押すと、(6b)の画面に戻る。
【0167】(6e)の画面は読み込んだ識別情報が登
録されていない場合の表示であり、ここで決定キー30
6または取消キー309を押せば、(6b)の画面に戻
る。この場合は、図29で説明した登録済み識別情報の
確認作業を行う。いま検査を行ったパチンコ機の台番号
が登録されていれば、遊技制御基板87aが不正交換さ
れた可能性がある。いま検査を行ったパチンコ機の台番
号が登録されていなければ、登録漏れであるからその台
番号の登録作業を行う。
【0168】図30によって、遊技店に設置済みの遊技
機の検査を行う場合を説明したが、遊技機メーカから納
入された遊技機の識別情報を納入直後に検査する場合
も、同様にして行うことができる。この場合は、情報管
理部のサーバ用コンピュータ150から各遊技店に通信
回線154または記録媒体155を介して検査情報が配
信されるため、図27、図28のような登録作業を行う
必要はなくなる。遊技店では、納入された遊技機に関す
る検査情報をホールコンピュータ170からID検査装
置300aに転送するか、記録媒体155をID検査装
置300aに装着することにより、ID検査装置300
aの識別情報テーブル341に検査情報を登録する。
【0169】台番号のデータが予め遊技店から遊技機メ
ーカに送られていれば、納入された遊技機には台番号を
示すシール等が貼り付けられており、検査情報にも台番
号と識別情報とが対応付けられて登録されている。台番
号のデータが予め遊技店から遊技機メーカに送られてい
なければ、遊技機には台番号が表示されておらず、検査
情報の台番号は全て「0000」として登録されてい
る。このような検査情報がID検査装置300aに読み
込まれ記憶されるので、図30で説明したのと同様にし
て、納入直後の遊技機の識別情報を検査することができ
る。
【0170】検査情報に台番号が登録されていない場合
(台番号が「0000」の場合)には、ID検査装置3
00aの電源投入後、同じ識別情報を2回以上読み取る
と表示パネル303の上の行に「2カイメ」等の表示を
行い、同じ識別情報を2回以上読み取ったことを表示す
る。すなわち、ID検査装置300aの1回の電源投入
に対して、同じ識別情報を2回以上読み取った場合はそ
の旨を表示する。これにより、複数の遊技機に同一の識
別情報(不正に入手した正規の識別情報)を添付して、
正規の遊技機に見せかけるような不正行為を判別するこ
とができる。
【0171】以上のように、ID検査装置300aの表
示パネル303に表示されるメニューやガイダンスに従
って操作するだけで、簡単にパチンコ機1の識別情報の
登録および識別情報の検査を行うことができる。また、
遊技制御基板87aをそれを収納する遊技制御基板ボッ
クス87bごと不正に交換されても、その不正交換を判
別することができる。さらに、パソコン100にID読
取装置300を接続して簡単に識別情報を入力すること
ができ、パチンコ機の不正改造等を判定するためのデー
タベースを簡単に構築できる。このデータベースから検
査情報を抽出して納入先に配信することにより、遊技制
御基板87aをそれを収納する遊技制御基板ボックス8
7bごと不正に交換されても、その不正交換を判別する
ことができる。
【0172】図31は、遊技機をある遊技店から他の遊
技店に移動する場合(中古売買等の場合)の、遊技機の
識別情報の管理方法を示す図である。これは、遊技店A
から中古販売業者に遊技機を譲渡し、遊技店Bがその遊
技機を購入した場合を示す。中古販売業者は、遊技店A
から搬入した遊技機を整備し、不正改造等がなされてい
ないかどうかをチェックする。そして、整備済みの遊技
機を遊技店Bに搬出する前に、遊技制御基板の管理番号
等の遊技機を特定できる情報、移動先、移動日時等を移
動情報として検査機関に連絡する。
【0173】検査機関は、図21、図22における情報
管理部に対応するものであり、遊技機メーカまたは第三
者が運営する機関である。この検査機関は、遊技機の識
別情報の検査や識別情報の管理を集中して行う専門機関
である。検査機関は、中古販売業者から遊技機の移動情
報を受け取ると、その情報を蓄積するとともに遊技機メ
ーカの各支店・営業所等に送る。遊技機メーカは、管理
番号等の情報から、その遊技機の正規の識別情報を検索
し、移動する遊技機の正規の識別情報として検査機関に
送り返す。
【0174】検査機関では、移動する遊技機の正規の識
別情報を受け取り、ID読取装置またはID検査装置に
その情報を入力する。そして、中古販売業者から遊技店
Bへの遊技機の引き渡し時に、検査機関の検査員が遊技
店Bに出向き、ID読取装置またはID検査装置によ
り、移動した遊技機の識別番号の検査を行う。このよう
にして、中古の遊技機等についても、正規の識別情報の
有無により遊技機の不正改造の有無を正確かつ迅速に判
別することができる。
【0175】この例では、中古販売の場合であるが、遊
技機メーカが新台を販売した際の検査も検査機関が行う
ようにしてもよい。その場合は、新台販売時に遊技機メ
ーカが検査機関に遊技機の販売先、納入日等の情報およ
び遊技機の識別情報を送り、検査機関で情報の管理およ
び検査を行う。そのようにすれば、中古販売時において
も識別情報を検査機関が遊技機メーカに問い合わせる必
要がなくなる。
【0176】なお、以上の実施の形態では、遊技機とし
てパチンコ機を例に挙げて説明したが、パチンコ機以外
にもパチスロ機等の任意の遊技機に適用することができ
る。また、ID検査装置300aは、電源オン時に取消
キー309を押すか否かによって、検査情報を新規登録
するかそれとも空き領域に追加登録するかを選択するこ
とができるようにしたが、これ以外にも、登録済み検査
情報の範囲を指定して部分的に消去したり、範囲指定し
た部分に上書きして読み込み登録できるようにしてもよ
い。
【0177】また、以上に開示された実施の形態は全て
の点で単なる例示であり、本発明の範囲を制限するもの
ではない。本発明の範囲は、以上の発明の実施の形態の
説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求
の範囲の記載の範囲内およびその均等の範囲内での全て
の変更が含まれる。
【0178】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0179】請求項1の発明によれば、遊技制御手段の
収容体に識別情報を外部から読み取り可能な貼付体を貼
り付けるようにしたので、正規の識別情報の有無により
遊技制御手段の不正改造等を容易に判別することができ
る。さらに、貼付体は許容値以上の外力により識別情報
の読み取りが不能となるようにしたので、貼付体を剥離
または切断等すると識別情報は外部から読み取り不能と
なり、収納体ごとの交換等を容易に判別することがで
き、これらの不正行為による損害を防止することができ
る。
【0180】請求項2の発明によれば、貼付体を収容体
の第1部材と第2部材とにまたがって貼り付けるように
したので、収納体の開放するために貼付体を剥離または
切断等すると識別情報は外部から読み取り不能となり、
遊技制御手段の不正改造、不正交換等を容易に判別する
ことができ、これらの不正行為による損害を防止するこ
とができる。
【0181】請求項3の発明によれば、貼付体の識別情
報記憶部とアンテナ部とを電気的に接続する接続部を許
容値以上の外力により切断されるようにして読取阻止手
段としたので、読取阻止手段の構成を簡素にして、か
つ、読み取り阻止の動作を確実なものとできる。また、
読取阻止手段の構成が簡素なため、貼付体のコストを低
減することができる。
【0182】請求項4の発明によれば、貼付体の識別情
報記憶部を収容体に接着する第1の接着層の接着強度
と、アンテナ部を収容体に接着する第2の接着層の接着
強度とを異なるものとしたので、貼付体を剥離した場合
に識別情報記憶部とアンテナ部の一方だけが収容体に残
るようにでき、貼付体の剥離によって接続部を切断する
ことができる。
【0183】請求項5の発明によれば、貼付体の識別情
報記憶部を貼付体本体に固定する第1の固定層の固定強
度と、アンテナ部を貼付体本体に固定する第2の固定層
の固定強度とを異なるものとしたので、貼付体を剥離し
た場合に識別情報記憶部とアンテナ部の一方だけが収容
体に残るようにでき、貼付体の剥離によって接続部を切
断することができる。
【0184】請求項6の発明によれば、貼付体の識別情
報記憶部とアンテナ部の固定強度および接着強度を調整
して、貼付体を剥離した場合にアンテナ部だけが収容体
に残るようにしたので、貼付体の剥離によって接続部を
切断することができる。
【0185】請求項7の発明によれば、識別情報記憶部
を収容体の第1部材または第2部材の一方に接着し、ア
ンテナ部を他方に接着するようにしたので、貼付体の接
続部を切断しない限り収容体を開放することができず、
遊技制御手段の不正改造を確実に防止できる。
【0186】請求項8の発明によれば、識別情報を外部
から読み取り可能な貼付体を遊技機に貼り付け可能とし
たので、正規の識別情報の有無により遊技機の不正改造
等を容易に判別することができる。さらに、貼付体は許
容値以上の外力により識別情報の読み取りを不能になる
ようにしたので、貼付体を剥離または切断等すると識別
情報は外部から読み取り不能となり、遊技機の不正改造
や部品交換等を容易に判別することができ、これらの不
正行為による損害を防止することができる。
【0187】請求項9の発明によれば、貼付体の識別情
報記憶部とアンテナ部とを電気的に接続する接続部を許
容値以上の外力により切断されるようにして読取阻止手
段としたので、読取阻止手段の構成を簡素にして、か
つ、読み取り阻止の動作を確実なものとできる。また、
読取阻止手段の構成が簡素なため、貼付体のコストを低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の遊技機の例としてのパチンコ
機の正面図である。
【図2】図2は、パチンコ機およびカードユニットの背
面図である。
【図3】図3は、遊技制御基板ボックスの拡大図であ
る。
【図4】図4は、本発明のID発信器の外観を示す図で
ある。
【図5】図5は、遊技制御基板ボックスにID発信器を
貼り付けた状態を示す断面図である。
【図6】図6は、遊技制御基板ボックスからID発信器
を剥離した状態を示す断面図である。
【図7】図7は、ID発信器の回路構成を示すブロック
図である。
【図8】図8は、ID読取装置の正面図である。
【図9】図9は、ID読取装置の側面図である。
【図10】図10は、ID読取装置の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図11】図11は、ID読取装置のSRAM内のプロ
グラムを示す図である。
【図12】図12は、識別情報のパソコン読取モードに
おける表示パネルの表示を示す図である。
【図13】図13は、識別情報の読取表示モードにおけ
る表示を示すものである。
【図14】図14は、識別情報の読取表示モードにおけ
る表示を示すものである。
【図15】図15は、識別情報の設定メニューの表示を
示すものである。
【図16】図16は、識別情報管理装置の回路構成を示
すブロック図である。
【図17】図17は、遊技機情報管理データのデータ構
造を示す図である。
【図18】図18は、識別情報登録プログラムの実行画
面を示す図である。
【図19】図19は、管理番号データ読み込みの画面を
示す図である。
【図20】図20は、識別情報登録の画面を示す図であ
る。
【図21】図21は、遊技機検査システムの一部を示す
図である。
【図22】図22は、遊技機検査システムの他の部分を
示す図である。
【図23】図23は、ID検査装置の側面図である。
【図24】図24は、ID検査装置のSRAM内のプロ
グラムを示す図である。
【図25】図25は、識別情報テーブルのデータ構造を
示す図である。
【図26】図26は、表示パネルに表示される選択メニ
ューを示す図である。
【図27】図27は、識別情報の登録作業における表示
を示すものである。
【図28】図28は、識別情報の登録作業における表示
を示すものである。
【図29】図29は、識別情報の確認作業における表示
を示すものである。
【図30】図30は、識別情報の検査作業における表示
を示すものである。
【図31】図31は、遊技機を遊技店から他の遊技店に
移動する場合の、遊技機の識別情報の管理方法を示す図
である。
【符号の説明】
1…パチンコ機 2…区画レール 3…遊技盤 4…可変表示部 5…画像表示装置 6…始動記憶表示器 7…固定入賞口 8…ワープ出口 9…始動口 10…可変入賞球装置 16…アウト口 17…普通図柄表示器 18…通過記憶表示器 19…風車 20…可動片 21…ワープ入口 22…サイドランプ 23…普通図柄始動ゲート 35…カードユニット 47…カード利用可表示ランプ 48…情報表示スイッチ 49…連結台方向表示器 50…カード挿入口 51…カードユニット錠 52…外枠 53…機構板 54…玉タンク 55…玉整列レール 56…窓開口 57…カーブ樋 58…通路体 59…賞球払出装置 61…開閉板 87a…遊技制御基板 87b…遊技制御基板ボックス 91…蓋体 100…パソコン 110…ボックス本体 150…サーバ用コンピュータ 151…通信装置 152…通信回線 153…通信回線 154…通信回線 155…記録媒体 160…営業用コンピュータ 161…プリンタ 170…ホールコンピュータ 230…ID発信器 231…貼付体本体 232…回路部 233…接続部 300…ID読取装置 300a…ID検査装置 301…本体 302…データ送受信部 303…表示パネル 304…表示LED 305…電源キー 306…決定キー 307…下方向キー 308…上方向キー 309…取消キー 310…バッテリカバー 311…コネクタ 312…入出力スロット 352…バッテリ残量表示 353…上下表示 354…カーソル 400…マイコン 406…アンテナ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技状態を制御する遊技制御手段を有する
    遊技機であって、 前記遊技制御手段を収容する収容体と、 前記収容体に貼り付けられる貼付体と、 前記貼付体に設けられ、遊技機固有の識別情報を外部か
    ら読み取り可能に保持する識別情報保持手段と、 前記貼付体に設けられ、前記貼付体に許容値以上の外力
    が作用したときに前記識別情報保持手段からの前記識別
    情報の読み取りを阻止する読取阻止手段とを有する遊技
    機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技機であって、 前記収容体は、少なくとも第1部材と第2部材とを一体
    的に固定することにより前記遊技制御手段を収容するも
    のであり、 前記貼付体は、前記収容体の前記第1部材と前記第2部
    材とにまたがって貼り付けられるものである遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1,2のいずれか1項に記載した遊
    技機であって、 前記識別情報保持手段は、前記識別情報を記憶しておく
    識別情報記憶部、外部と信号を送受信するためのアンテ
    ナ部および前記識別情報記憶部と前記アンテナ部とを電
    気的に接続する接続部とを含み、 前記読取阻止手段は、前記貼付体への許容値以上の外力
    により切断されるように構成された前記接続部である遊
    技機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した遊技機であって、 前記識別情報記憶部は、前記識別情報記憶部を前記収容
    体に接着する第1の接着層を含み、 前記アンテナ部は、前記アンテナ部を前記収容体に接着
    する第2の接着層を含み、 前記第1の接着層の接着強度と、前記第2の接着層の接
    着強度とが互いに異なるものである遊技機。
  5. 【請求項5】請求項3に記載した遊技機であって、 前記識別情報記憶部は、前記識別情報記憶部を前記貼付
    体の本体に固定する第1の固定層を含み、 前記アンテナ部は、前記アンテナ部を前記貼付体の本体
    に固定する第2の固定層を含み、 前記第1の固定層の固定強度と、前記第2の固定層の固
    定強度とが互いに異なるものである遊技機。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれか1項に記載した遊
    技機であって、 前記識別情報記憶部は、前記識別情報記憶部を前記収容
    体に接着する第1の接着層と、前記識別情報記憶部を前
    記貼付体の本体に固定する第1の固定層とを含み、か
    つ、前記第1の固定層の固定強度よりも前記第1の接着
    層の接着強度が小さいものであり、 前記アンテナ部は、前記アンテナ部を前記収容体に接着
    する第2の接着層と、前記アンテナ部を前記貼付体の本
    体に固定する第2の固定層とを含み、かつ、前記第2の
    固定層の固定強度よりも前記第2の接着層の接着強度が
    大きいものである遊技機。
  7. 【請求項7】請求項2〜6のいずれか1項に記載した遊
    技機であって、 前記識別情報記憶部が前記第1部材または前記第2部材
    の一方に接着され、前記アンテナ部が前記第1部材また
    は前記第2部材の他方に接着されるものである遊技機。
  8. 【請求項8】遊技機に貼り付けるための貼付面を備えた
    貼付体本体と、 前記貼付体本体に設けられ、遊技機固有の識別情報を外
    部から読み取り可能に保持する識別情報保持手段と、 前記貼付体本体に設けられ、前記貼付体本体に許容値以
    上の外力が作用したときに前記識別情報保持手段からの
    前記識別情報の読み取りを阻止する読取阻止手段とを有
    する遊技機用貼付体。
  9. 【請求項9】請求項8に記載した遊技機用貼付体であっ
    て、 前記識別情報保持手段は、前記識別情報を記憶しておく
    識別情報記憶部、外部と信号を送受信するためのアンテ
    ナ部および前記識別情報記憶部と前記アンテナ部とを電
    気的に接続する接続部とを含み、 前記読取阻止手段は、前記貼付体本体への許容値以上の
    外力により切断されるように構成された前記接続部であ
    る遊技機用貼付体。
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