JP2000042226A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000042226A
JP2000042226A JP10335890A JP33589098A JP2000042226A JP 2000042226 A JP2000042226 A JP 2000042226A JP 10335890 A JP10335890 A JP 10335890A JP 33589098 A JP33589098 A JP 33589098A JP 2000042226 A JP2000042226 A JP 2000042226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板収納部材内に収納した制御基板がよ
く見え、ノイズ等に強くする。 【解決手段】 制御基板30を収納し、クリア部材で構
成された制御基板収納部材2と、制御基板のグランドに
導通した導電性部材3を備えたパチンコ機において、導
電性部材は、遊技機裏面側に設けた取付ベース40に対
して着脱可能に取り付ける取付部材21を備えるととも
に、第1止着部を備え、制御基板収納部材は、第1止着
部に止着する第2止着部を備えるとともに、制御基板収
納部の内部と外部を連通して、導電性部材と制御基板の
グランドとを導通させる導通補助部材35を通す連通部
33を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御基板を備えた
パチンコ遊技などの遊技機に係わり、詳しくは、CP
U、ROM、RAM等の電子部品を実装した制御基板の
視認性及び耐ノイズ性等の向上を図った遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技場のパチンコ機等の遊技機
は、遊技島と呼ばれる設備の両面又は片面に複数並べて
設けられ、この遊技島内に保有され循環する遊技球によ
り運用される。この遊技島内には、遊技球が循環するた
めに球回収樋や球補給樋などの長い循環経路が形成され
ており、これらの経路内を遊技球が転動する途中の摩擦
等により遊技球が帯電したり、また循環経路内に組み込
まれた球磨き装置等で研磨された際に同じく遊技球が帯
電する。
【0003】一方、遊技機には、遊技盤の役物等にモー
ターやソレノイド等の電気的駆動源が複数設けられてお
り、これらの電気的駆動源を作動させることで遊技が行
えるようになっているが、これら電気的駆動源も静電気
や電磁波などのノイズを発生させる原因となっている。
【0004】ところで、この様な遊技機においては、前
記電気的駆動源等の動作を制御する制御回路が形成され
た制御基板を一つ又は複数備えており、この制御基板は
箱状の制御基板収納部材内に収納された状態で封印され
ているが、この制御基板収納部材内の制御基板が、前述
した遊技球の静電気や電気的駆動源から発生するノイズ
による影響を受けないように、対策する必要がある。こ
のため、従来は、制御基板を収納する前記制御基板収納
部材をアルミニウム板や鉄板など導電性を有する材料、
すなわち導電体を使用して構成し、これにより制御基板
全体をシールドすることが行われていた。また、前記制
御基板収納部材は合成樹脂等により構成するが、この制
御基板収納部材内における制御基板の両面側に、例えば
金属製のプレートを配設して、制御基板の前後両面を覆
ってシールドしていた。そして、導電性を有する金属等
の材料は不透明であるため、上記導電性の制御基板収納
部材やプレートには、通常大きな開口部や多数の穴が整
列状態に設けられ、内部の実装部品などが部分的に目視
できるようになっている。
【0005】また、最近不正者が夜間に遊技店に侵入し
て、遊技制御プログラム等を記憶する制御基板上のRO
M等を交換したり、その他不正部品を取り付けて一部の
不正行為者のみが不正な利益を得られるような不正改造
を遊技機に施し、遊技店が損害を受けるといった被害が
発生している。このため、このような不正行為を防止す
るために、制御基板収納部材にはワンウェイネジで固定
する等の封印を施し、開封されたかどうかが容易に識別
できるような対策が施されている。
【0006】また、前述のノイズや静電気等の影響を受
け難くする対策としては、制御上の工夫が行われる場合
もある。すなわち、例えばCPU等の暴走に対応するた
めに、例えば2ms毎のリセット等を行って遊技制御が
実行されている。しかし、このような制御上のノイズ対
策だけでは十分ではなく、物理的に制御基板を前述の静
電気や電磁波などから遮蔽する必要があり、そのため
に、制御基板収納部材を金属製にするなどの前述の対策
が実行されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の遊技機にあっては、制御基板の視認性の面で、以下
のような問題点があった。すなわち、制御基板が金属製
のプレート等によって多くの部分を覆われているため、
制御基板収納部材を開封しなければ、制御基板の表裏を
含めたすべて(実装部品や回路パターン等)が目視でき
なかった。このため、不正行為者により制御基板の実装
部品などが不正部品と交換されたり、制御基板収納部材
内に不正部品が装着されたりした場合に、遊技店の店員
などが保守点検時等に確認作業を行つてもその発見が難
しく、長期間不正改造されたことに気づかずに被害が拡
大する恐れがあった。というのは、不正行為者の中に
は、封印をしたまま制御基板収納部材の上蓋と下蓋との
重なる部分から無理やり部品交換を行ったり、また封印
部分を破壊したことが容易に判別できないように細工を
して不正改造を行ったりするものがいるからである。
【0008】ところが、封印を遊技店側の判断で破壊し
てしまうと遊技機としての使用が許可されなくなる場合
もあるため、遊技店の店員などが行う保守点検時等の確
認作業は、通常、制御基板収納部材を開封しないで行う
からである。つまり、制御基板収納部材は封印を破らず
に確認作業をしなければならず、制御基板を丸裸にして
確認作業を行うことができないので、金属製のプレート
などで見えにくい部分はいつまでも確認できず、上述し
た不正が長期間発見できないことが多い。また、同様の
理由から、上記制御基板の確認作業は、非常に面倒で時
間がかかる。
【0009】なお、導電性部材を使用せずに制御基板収
納部材を形成することも考えられるが、単に制御基板収
納部材からシールドを取り除くだけでは、グランド(即
ちアース面のこと。以下GNDという。)としての機能
が弱くなり、また前述のノイズに極端に弱くなってしま
う。
【0010】本発明は、前記した事情に鑑み提案された
もので、制御基板収納部材内に収納した制御基板がよく
見えるとともに、ノイズ等に強い遊技機を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、遊技機裏面側に設けられ、当該遊
技機を制御する制御基板を収納するとともに、内部が視
認可能に構成された制御基板収納部材と、前記制御基板
のグランドと導通可能に設けられた板状の導電性部材
と、を備えた遊技機において、前記導電性部材は、当該
導電性部材を遊技機裏面側に設けた取付ベースに対して
着脱可能に取り付ける取付部材を備えるとともに、前記
制御基板収納部材が止着される第1止着部を備え、前記
制御基板収納部材は、前記第1止着部に当該制御基板収
納部材を止着する第2止着部を備えるとともに、当該制
御基板収納部材の内部と外部を連通して、前記導電性部
材と制御基板のグランドとを導通させる導通補助部材を
通す連通部を備え、前記制御基板に導通補助部材を導通
させ、該制御基板を制御基板収納部材内に収納して前記
連通部より導通補助部材を制御基板収納部材の外部に臨
ませ、第1,第2止着部により制御基板収納部材を導電
性部材に止着することにより導通補助部材を導電性部材
に導通させ、前記取付部材により導電性部材を取付ベー
スに取り付けたことを特徴とする遊技機である。
【0012】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、前記導通補助部材が接している導電性部材の
裏面側から該導通補助部材を止着したことを特徴とする
遊技機である。
【0013】請求項3に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、導通補助部材と導電性部材との接触部分が相
対的な弾性力で当接するように弾性付与部材を設けたこ
とを特徴とする遊技機である。
【0014】請求項4に記載のものは、遊技機裏面側に
設けられ、当該遊技機を制御する制御基板を収納すると
ともに、内部が視認可能に構成された制御基板収納部材
と、前記制御基板のグランドと導通可能に設けられた板
状の導電性部材と、を備えた遊技機において、前記導電
性部材は、当該導電性部材を遊技機裏面側に設けた取付
ベースに対して着脱可能に取り付ける取付部材と、前記
制御基板のグランドに導通させるとともに、該制御基板
が止着される基板止着部を形成した導通補助部材とを備
え、前記制御基板収納部材は、第1ケース部材と第2ケ
ース部材とからなる箱状の部材であって、第1ケース部
材と第2ケース部材を閉じた状態で封止する封止部を備
え、第2ケース部材には、前記導通補助部材を通す連通
部を形成し、第1ケース部材には、上記連通部に対応さ
せた部位に開口部を開設して構成し、前記制御基板を制
御基板収納部材内に収納した状態で、前記連通部に導通
補助部材を通して導電性部材を制御基板収納部材の裏面
側に臨ませ、基板止着部により制御基板を導電性部材に
止着することにより制御基板のグランドと導電性部材と
を導通させ、前記取付部材により導電性部材を取付ベー
スに取り付けたことを特徴とする遊技機である。
【0015】請求項5に記載のものは、遊技機裏面側に
設けられ、当該遊技機を制御する制御基板を収納すると
ともに、内部が視認可能に構成された制御基板収納部材
と、前記制御基板のグランドと導通可能に設けられた板
状の導電性部材と、を備えた遊技機において、前記導電
性部材は、当該導電性部材を遊技機裏面側に設けた取付
ベースに対して着脱可能に取り付ける取付部材と、前記
制御基板のグランドに導通させるとともに、前記制御基
板収納部材が止着される第1基板止着部を形成した導通
補助部材とを備え、前記制御基板収納部材は、第1ケー
ス部材と第2ケース部材とから箱状の部材であって、第
1ケース部材には前記第1基板止着部に当該制御基板収
納部材を止着する第2基板止着部を備え、第2ケース部
材には上記第2基板止着部に対応させた部位に導通補助
部材を通す連通部を備え、前記制御基板を制御基板収納
部材内に収納した状態で、連通部に導通補助部材を通し
て導電性部材を制御基板収納部材の裏面側に臨ませ、第
1,第2基板止着部により第1ケース部材を導通補助部
材に止着し、尚且つ第1ケース部材と第2ケース部材を
止着するとともに、導電性部材に制御基板のグランドを
導通させ、前記取付部材により導電性部材を取付ベース
に取り付けたことを特徴とする遊技機である。
【0016】請求項6に記載のものは、前記導通補助部
材が、制御基板に導通する軸部と、この軸部の一端に形
成されて制御基板収納部材の外部で軸部の半径方向に突
出する回動係止部とを有し、制御基板収納部材または導
電性部材のいずれか一方に、上記回動係止部に係止して
導通補助部材の回動を阻止する回り止め部を設けたこと
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遊技機
である。
【0017】請求項7に記載のものは、前記回動係止部
が多角形の鍔部で構成され、前記回り止め部が回動係止
部を嵌合する上記多角形の鍔部が嵌合可能な多角形の窪
部で構成され、この窪部の内周面に上記鍔部を当接して
導通補助部材の回動を阻止することを特徴とする請求項
6に記載の遊技機である。
【0018】請求項8に記載のものは、前記制御基板へ
の電源供給を行う電源供給ユニットを供給先の制御基板
の制御基板収納部材とは別個のケースに収納して独立さ
せ、制御基板収納部材を取り付けた導電性部材に上記電
源供給ユニットを取り付け、電源供給ユニット内の電源
供給回路のグランドを導電性部材に導通したことを特徴
とする請求項1から7のいずれかに記載の遊技機であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は代表的な遊技機であるパチ
ンコ遊技機(以下、パチンコ機1という。)の背面図、
図2は制御基板収納部材2と導電性部材3との取付状態
を示す斜視図、図3は制御基板収納部材2等と取付ベー
スとの取付状態を示す斜視図、図4は制御基板収納部材
2と導電性部材3の断面図である。
【0020】パチンコ機1は、機枠4の前面開口部分に
額縁状の前面枠(図示せず)を開閉可能に取り付け、こ
の前面枠の開口部分を裏側から塞ぐようにして遊技盤5
を取り付け、この遊技盤5の表面に、ガイドレール等の
区画部材により区画して形成した遊技領域内に、入賞
具、始動口に入賞することを条件として図柄合わせ遊技
等の別遊技を行う図柄表示装置、別遊技で大当りになる
と開く大入賞口などを設けてある。また、前面枠の裏側
には、裏機構盤6の基枠体(裏メカベース)7を取り付
け、この基枠体7に裏機構として、貯留タンク9、球誘
導路10、ターミナル基盤11、半端センサユニット1
2、球排出ユニット13、セーフユニット、役物中継基
盤15などを取り付けるとともに、前面枠の裏面下部に
設けた球発射装置16および上記球排出ユニット13を
制御する排出発射制御ユニット17、前記図柄表示装置
や大入賞口などの電気式役物を制御する役物制御ユニッ
ト20などの制御ユニットを取り付ける。
【0021】なお、基枠体7は、合成樹脂製の一体成型
枠体であり、パチンコ機1の前面枠の裏側に固定された
金属フレームに取り付けられている。そして、この基枠
体7の上に上述の各種部品が例えば、ワンタッチの保持
部材によって固定されるなどして取り付けられており、
これらの各種部品と基枠体7とを総称する概念として裏
機構盤6と称している。また、遊技盤5は前面枠を残し
て新しいものに交換できるが、その際に役物制御ユニッ
ト20も、新しい遊技盤5に対応したものに交換され
る。
【0022】そして、役物制御ユニット20は、この裏
面側(裏機構盤6側)に後述する導電性部材3が取り付
けられており、この導電性部材3に備えられている取付
部材21により基枠体7に着脱可能な状態で取り付けら
れている。
【0023】次に、役物制御ユニット20と導電性部材
3との取り付け構造等について説明する。まず、導電性
部材3について説明すると、この導電性部材3は、役物
制御ユニット20の裏面(基枠体7側の面)と概略同形
同寸法に成形した金属製の板状部材であり、この外周縁
近傍に開設された複数の開口部にそれぞれ取付部材21
を遊嵌し、この取付部材21により基枠体7に一体成型
された柱状の取付ベースに着脱可能に取り付けられる。
この様に、本実施形態では、この基枠体7が本発明の取
付ベースとして機能している。また、導電性部材3に
は、役物制御ユニット20の裏面側に取り付けられる際
に第1止着部23として使用される孔が複数設けられて
いる。
【0024】本実施形態に示す取付部材21は、図3に
示すように、頭部21aから伸びる軸の先端側に挿入端
部21bが形成され、ワンタッチの簡単な手作業で止着
が可能な周知の取付具である。即ち、この取付部材21
は、前記取付ベースの先端面の装着孔に挿入端部21b
を挿入して頭部21aを手で押込むと、挿入端部21b
が拡径して前記装着孔の開口縁に係止し、容易に離脱し
ない状態に変換するものであり、逆に頭部21aを手前
に引っ張ると挿入端部21bが縮径するので、挿入端部
21bを装着孔から容易に引き抜いて取り外すことがで
きる。
【0025】なお、導電性部材3は金属製のものに限ら
ず、導電性を有するものであればよく、例えばカーボン
等を含有した樹脂製であってもよい。また、図面に示す
導電性部材3の実施形態では、小孔又は開口が設けられ
ていないが、軽量化等を目的として複数の小孔や一つ又
は複数の開口を設けてもよい。
【0026】一方、役物制御ユニット20は、遊技盤5
に配設されている電気式役物を電気的に制御するもの
で、この役物制御(遊技制御)を行う制御回路が形成さ
れた制御基板30が、制御基板収納部材2内に収納され
た構成となっている。制御基板収納部材2は、透明な合
成樹脂などのクリア部材よりなる第1ケース部材2aと
第2ケース部材2bとを合体させた箱状体であり、制御
基板30の周囲全体を覆う状態で設けられているが、制
御基板30の全体が、制御基板収納部材2の外側のいず
れの方向(少なくとも、上下、左右、及び前後)からで
も、はっきり透視可能となっている。
【0027】第1ケース部材2aは上蓋部材となる部分
であり、一方、第2ケース部材2bは下蓋部材あるいは
底部材となる部分であって導電性部材3側に配置され
る。そして、制御基板収納部材2の側面に位置する第1
ケース部材2aと第2ケース部材2bとの接合部分に
は、図1に示すように、封止部として設けた複数のかし
め部材31により封印してある。このかしめ部材31
は、制御基板収納部材2の上部および下部、あるいは左
側面及び右側面に設けてもよい。なお、封止部は、第1
ケース部材2aと第2ケース部材2bとを一旦閉状態に
止着して封止したならば、切断するなど破損しない限り
開くことができない機能を備えていればどのような構成
でもよい。
【0028】この役物制御ユニット20の裏面側(取り
付けた状態における基枠体7側)は、制御基板収納部材
2の側面に第2止着部32を突出形成し、この第2止着
部32に開設した開口部内に通したネジ等により導電性
部材3を止着している。
【0029】次に、制御基板30と導電性部材3とを導
通させる導通補助部材について説明する。図3に示すよ
うに、制御基板収納部材2の底面には、円筒状の起立壁
を内部に向けて立設することにより制御基板収納部材2
の内外を連通する連通部33を形成し、この連通部33
内に、軸方向に貫通する雌ネジ孔34を有する金属製の
導通補助部材35を挿嵌して、制御基板30のGND部
の開口部から挿入したネジ36等の先端雄ネジ部分を上
記雌ネジ孔34内に締め込んで止着することによってG
NDと導通補助部材35を導通させて、連通部33の外
側開口部分より導通補助部材35の一端を外部に臨ま
せ、しかも本実施形態では導通補助部材35の一端の端
面が制御基板収納部材2の裏面よりも僅かに突出するよ
うに構成してある。
【0030】したがって、制御基板収納部材2を導電性
部材3に第1,第2止着部23,32を介して止着する
と、制御基板収納部材2の裏面から僅かに突出した導通
補助部材35の一端が導電性部材3に圧接して電気的に
導通する。このため、制御基板30のGND面積が導電
性部材3の面積分拡張したことになり、ノイズ等の電気
的障害に強くなる。
【0031】なお、制御基板収納部材2の裏面から導通
補助部材35の端部が突出した状態で第1,第2止着部
23,32をネジで締結するので、この締結部分と導通
補助部材35との間における耳片状第2止着部32の弾
性撓みとプラスチック製制御基板収納部材2自体の弾性
撓みに起因して、導通補助部材35の一端が導電性部材
の面に弾性力が付与された状態で接触する。したがっ
て、振動を受けても導通状態を維持して、接触不良が発
生することがない。また、万一、役物制御ユニット20
を導電性部材3に止着しているネジが多少緩んだとして
も接触不良を生じ難い。
【0032】図4に示すように、基枠体7(取付ベー
ス)の表面側における所定位置(役物制御ユニット20
の取付け位置)には、円柱状の突起である装着部40が
複数一体成型により形成されており、この装着部40の
端面には取付部材21が係止可能な装着孔が形成されて
いる。そして、導電性部材3を取り付けた制御基板収納
部材2は、導電性部材3の上下3箇所に設けられる取付
部材21の挿入端部21bを上記装着孔に係止させて導
電性部材3及び制御基板収納部材2を基枠体7(パチン
コ機1裏面側)に取り付ける。
【0033】次に、上述した導通補助部材35を導電性
部材3に導通させる他の実施の形態を説明する。図5に
示すように、導電性部材3の導通補助部材35と圧接し
ている位置に開口部を形成し、この開口部を介して、導
通補助部材35の雌ネジ孔34内に雄ネジ41を螺合し
て締め付けることにより、導電性部材3と導通補助部材
35との面接触を頑強にして導通を確実ならしめるもの
である。る。
【0034】図5に示す実施形態においては、導通補助
部材35を導電性部材3側から雄ネジ41で締め付けて
固定することにより導通を確実ならしめたが、導通補助
部材35と導電性部材3との接触部分が相対的な弾性力
で当接するように弾性付与部材を設けることにより導通
を確実ならしめてもよい。
【0035】例えば、図6(a)に示す実施形態では、
導通補助部材35の貫通雌ネジ孔34内に金属製コイル
スプリング42を導通補助部材35の一部として圧縮状
態で設け、制御基板収納部材2を導電性部材3に止着し
た状態で、コイルスプリング42の先端が導電性部材3
の表面に弾性を持った状態で接触するようにしてもよ
い。また、図面には示さないが、導通補助部材35の貫
通孔内にコイルスプリング42を圧縮状態で設けるとと
もにこのコイルスプリング42の復元力により外側に突
出する方向に付勢される金属製接触子を導通補助部材3
5の一部として設け、この接触子を導電性部材3に圧接
させるように構成してもよい。
【0036】さらにまた、図6(b)に示すように、導
通補助部材35が当接する部分の導電性部材3を一部U
字状に切り込みを入れ、この部分を導電性部材3側に一
段突出させて弾性当接片43を形成し、この弾性当接片
43の弾性を利用して接触を確実ならしめてもよい。こ
の様に、導通補助部材35側に弾性力を付与しても、あ
るいは導電性部材3側に弾性力を付与しても同様の効果
を期待することができ、いずれであっても相対的な弾性
力で当接するように構成すればよい。なお、図6に示す
実施形態ではコイルスプリング42や弾性当接片43が
弾性付与部材として機能する。
【0037】上述した実施の形態では、基枠体7に形成
された装着部40からなる取付ベースに、制御基板収納
部材2に取り付けられる導電性部材3を取り付ける実施
形態を説明したが、遊技盤5の裏面側に設けられる他の
構成からなる取付ベースに、制御基板収納部材2に取り
付けられる導電性部材3を取り付けてもよい。
【0038】例えば、図7に示すように、遊技盤5は比
較的小型に形成されたセンター役物(例えば、液晶表示
器を有する特別図柄表示装置)が遊技領域の略中央に配
置された遊技盤5である。この遊技盤5は、前記と同様
にベニヤ材を基板しており、前面に遊技領域を形成して
この遊技領域の内外に各種の入賞具やセンター役物等を
配設してあり、裏側には、遊技領域より入賞した遊技球
をセーフユニット側へ落下案内する入賞球集合部材50
が設けられており、センター役物の後方はこの入賞球集
合部材50の裏面よりも突出させて形成されている。ま
た、入賞球集合部材50の背面側であって、パチンコ機
1の前面から見てセンター役物の右側の位置には、役物
制御ユニット20を配置させるための取付ベース51が
入賞球集合部材50を覆うようにして設けられている。
【0039】取付ベース51は、やはり透明又は半透明
の合成樹脂などのクリア部材よりなり、役物制御ユニッ
ト20を取り外せば、入賞球集合部材50内を流れる球
がパチンコ機1の裏面側からはっきり透視できる構成と
なっている。そして、この取付ベース51は、その裏面
側(パチンコ機1の前面側)に設けられた突起(図示省
略)を、遊技盤5に形成された位置決め穴52に係合さ
せることにより位置決めされ、その周縁部に複数設けら
れた貫通孔53に挿通した木ネジをベニヤ部材に打込む
ことによって、遊技盤5の所定位置に固定されている。
【0040】また、取付ベース51の上部及び下部に
は、上述した導電性部材3に設けられている取付部材2
1を係止する装着孔が形成された装着部40が設けられ
ている。そして、上述した実施の形態と同様に、役物制
御ユニット20(制御基板30及び制御基板収納部材
2)に取り付けた導電性部材3に設けられている取付部
材21を、取付ベース51の装着孔に係止することで遊
技盤5の裏面側に役物制御ユニット20を取り付ける。
【0041】これまで説明した各実施形態ではいずれに
おいても、制御基板30を制御基板収納部材2に止着す
る部材(連通部33,導通補助部材35,およびネジ
等)と、制御基板収納部材2を導電性部材3に止着する
部材(第1,第2止着部23,32およびネジ)とを別
個独立した状態で設けたが、両機能を兼用した構成とし
てもよい。以下、これらの実施形態について説明する。
なお、導電性部材3を取り付ける装着部40など基枠体
7は前記実施形態と同じであり、また、導電性部材3を
装着部40に着脱可能に取り付けるための構成も同じで
ある。
【0042】図8に示す実施形態では、導電性部材3を
遊技機1の裏面側に設けた取付ベースに対して着脱可能
に取り付ける取付部材21を設けることは前記実施形態
と同様であるが、前記制御基板30のグランドに導通さ
せるとともに、該制御基板30が止着される基板止着部
を形成した導通補助部材35の構成が異なる。すなわ
ち、本実施形態における導通補助部材35は、基端に鍔
部を有するアルミニウム等の金属製の棒状部材であり、
導電性部材3に開設した孔55内に基枠体7側から圧入
することにより先端部分を導電性部材3の表面から突出
した状態で固定されている。そして、この導通補助部材
35の先端面には基板止着部として雌ねじ孔56を形成
してある。なお、導通補助部材35の先端部分(基板止
着部)を導電性部材3の表面から突出した状態で導通補
助部材35を固定する手段は、圧入に限定されるもので
はなく、例えばカシメや螺合により固定してもよい。
【0043】また、制御基板収納部材2は、第1ケース
部材2aと第2ケース部材2bとからなる箱状の部材で
あって、第1ケース部材2aと第2ケース部材2bを閉
じた状態で封止する封止部、例えばかしめ部材31と、
第2ケース部材2bに形成されて前記導通補助部材35
を通す連通部33とを備える構成については前記実施形
態と同様であるが、第1ケース部材2aには上記連通部
33に対応させた部位に開口部57を開設し、この開口
部57から内部に向けてガイド筒部58を形成した構成
が異なる。なお、ガイド筒部58は、先端が制御基板3
0を押え得る長さに設定する。
【0044】そして、本実施形態における制御基板30
は、外周縁の形状と大きさを制御基板収納部材2の内部
に収納した状態でがたつきのないような大きさと形状に
設定してあり、導通補助部材35の雌ねじ孔56に対応
する部位に貫通孔を開設してある。
【0045】この制御基板30を第2ケース部材2b内
に入れると、第2ケース部材2bの内周面と制御基板3
0の外周縁とが当接して制御基板30の周方向の位置が
自ずと特定されて制御基板30の貫通孔が第2ケース部
材2bの連通部33に連通し、この状態で第1ケース部
材2aを第2ケース部材2bの開放部分に被せると、第
1ケース部材2aのガイド筒部58の先端が制御基板3
0の表面に近接乃至当接して制御基板30の厚み方向の
移動を規制し、また、第1ケース部材2aの開口部57
が制御基板30のネジ用貫通孔に連通する。そして、こ
の状態で前記かしめ部材31などの封止部により封止す
ると、第1ケース部材2aと第2ケース部材2bを閉じ
た状態で封止することができる。
【0046】また、本実施形態では図9に示すように、
制御基板30のコネクタ領域60を覆うコネクタ領域カ
バー部材61を設け、このコネクタ領域カバー部材61
により制御基板30のコネクタ領域60側を第2ケース
部材2b側に押えて仮止めできるように構成してある。
なお、このコネクタ領域カバー部材61は、本来、露出
した制御基板30を覆い隠し、これにより制御回路の一
部を断線したり不正な配線等を行う不正行為を未然に防
止するものであり、これを仮止め部材としても利用する
ものである。コネクタ領域カバー部材61は、コネクタ
を通す開口窓62をコネクタごとに開設するとともに、
外周縁に係止片63を突設した板状材である。また、第
2ケース部材2bの両側壁部に突設した門形片には係止
孔64を開設してある。したがって、第2ケース部材2
b内に制御基板30をセットしてからコネクタ領域60
上にコネクタ領域カバー部材61を被せて上記係止片6
3を係止孔64内に係止すると、コネクタが開口窓62
から露出した状態でコネクタ領域カバー部材61が制御
基板30を第2ケース部材2b側に押え付けることがで
きる。
【0047】この様にして制御基板30を制御基板収納
部材2内に収納すると、制御基板30を仮止めでき、こ
の状態で制御基板収納部材2の第2ケース部材2bを導
電性部材3に臨ませて連通部33内に導通補助部材35
の先端部分を挿入し、第1ケース部材2aの開口部57
からガイド筒部58内にねじ36を先に挿入し、次に開
口部57から差し込んだドライバによりねじ36を制御
基板30の貫通孔内に挿通して導通補助部材35の雌ね
じ孔56内に螺合し、この状態で十分に締め付けると、
制御基板30が導通補助部材35の先端面に締着される
とともに、制御基板30のGNDが導通補助部材35を
介して導電性部材3に導通する。制御基板収納部材2を
導電性部材3に止着したならば、前記実施形態と同様
に、取付部材21により導電性部材3を基枠体7の装着
部40に着脱可能な状態で取り付けることができる。な
お、本実施形態においては制御基板30の表面と裏面に
GNDが露出しているので、表面のGNDにはねじ36
の頭部が圧接して導通し、また、裏面のGNDには導通
補助部材35の先端面が圧接して導通する。
【0048】すなわち、本実施形態では、制御基板30
を制御基板収納部材2内に収納した状態で、連通部33
に導通補助部材35を通して導電性部材3を制御基板収
納部材2の裏面側に臨ませ、基板止着部により制御基板
30を導電性部材3に止着すると、制御基板30のグラ
ンドと導電性部材3とを導通させることができ、この導
電性部材3を取付部材21により取付ベースに取り付け
ることができる。
【0049】そして、制御基板30をチェックする場
合、特に制御基板30の裏側をチェックする場合には、
取付部材21を操作して導電性部材3を基枠体7から取
り外し、次に、制御基板収納部材2の開口部57からド
ライバを差し込んでねじ36を緩めると、制御基板収納
部材2を導電性部材3から取り外すことができる。そし
て、透明な制御基板収納部材2の第2ケース部材2b側
から内部を透視してチェックする。
【0050】また、図11に示す他の実施形態は、制御
基板30のGNDを導通補助部材35に導通させるねじ
36により第1ケース部材2aを第2ケース部材2b側
に止着できるように構成してある。本実施形態における
導電性部材3は、前記実施形態と同様に取付部材21と
導通補助部材35を備えるが、導通補助部材35の先端
面に第1基板止着部として雌ねじ孔56を形成する。ま
た、制御基板収納部材2は、前記実施形態と同様に、第
1ケース部材2aと第2ケース部材2bとから箱状の部
材であるが、第1ケース部材2aには前記第1基板止着
部(雌ねじ孔56)に当該制御基板収納部材2を止着す
る第2基板止着部を備え、第2ケース部材2bには上記
第2基板止着部に対応させた部位に導通補助部材35を
通す連通部33を備えている。第2基板止着部としての
構成は、図11に示すように、第1ケース部材2aの開
口部57から延設したガイド筒部58を有底筒体とし、
この底部65に内径よりも小さいねじ貫通孔を開設し、
このねじ貫通孔の開口縁にねじの頭部を当接させるよう
に構成してある。
【0051】前記実施形態と同様に、制御基板30を第
2ケース部材2b内に入れると、第2ケース部材2bの
内周面と制御基板30の外周縁とが当接して制御基板3
0の周方向の位置が自ずと特定されてネジ孔が連通部3
3に連通し、この状態で第1ケース部材2aを第2ケー
ス部材2bの開口部分に被せると、第1ケース部材2a
のガイド筒部58の先端に形成した第2基板止着部とし
ての底部65が制御基板30の表面に近接乃至当接して
制御基板30の厚み方向の移動を規制し、また、第1ケ
ース部材2aの開口部57が制御基板30のネジ用貫通
孔に連通する。
【0052】この様にして制御基板30を制御基板収納
部材2内に収納すると、制御基板30がコネクタ領域カ
バー部材61により仮止めされ、この状態で制御基板収
納部材2の第2ケース部材2bを導電性部材3に臨ませ
て連通部33内に導通補助部材35の先端部分を挿入
し、第1ケース部材2aの開口部57からガイド筒部5
8内にねじ36を先に挿入し、次に開口部57から差し
込んだドライバによりねじ36を第2基板止着部として
の底部65のねじ貫通孔に挿通するとともに、制御基板
30のねじ用貫通孔内に挿通する。そして、このねじ3
6の先端雄ねじ部分を導通補助部材35の第1基板止着
部、すなわち雌ねじ孔56内に螺合し、この状態で十分
に締め付けると、ねじ36の頭部が第2基板止着部(底
部65)を押圧するので、第1ケース部材2aを第2ケ
ース部材2bに止着することができ、同時に制御基板3
0が導通補助部材35の先端面に締着され、これにより
制御基板30のGNDが導通補助部材35を介して導電
性部材3に導通する。この様にして制御基板収納部材2
を導電性部材3に止着したならば、前記実施形態と同様
に、取付部材21により導電性部材3を基枠体7の装着
部40に着脱可能な状態で取り付ける。
【0053】なお、本実施形態では制御基板30の裏面
にGNDを形成し、連通部33の先端から僅かに突出し
た導通補助部材35の先端がGNDに確実に当接して導
通するようにしてある。また、本実施形態ではねじ36
を締め付ければ、かしめ部材を設けなくても第1ケース
部材2aと第2ケース部材2bとを止着することができ
る。このため、封印は、かしめ部材の構成を採る必要は
なく、開いた痕跡を残す構成であればよく、封止部の構
成の簡素化を図ることができる。
【0054】また、図5に示した第2実施形態と同様に
導通補助部材35を導電性部材3側から雄ネジ41で締
め付けて固定した場合、すなわち導通補助部材35を導
電性部材3側から着脱可能な固定手段により止着した場
合、通常のねじ36に代えてワンウエイネジを使用して
制御基板30を導通補助部材35に止着すれば、ワンウ
エイネジを一方向に回動して締め付けることにより第1
ケース部材2aを第2ケース部材2bに止着することが
できるが、他方向に回動しても途中でネジの軸部や頭部
が切断するなどして緩めることができない、すなわち制
御基板収納部材2を開くことができないので、ワンウエ
イネジ自体が封止部としても機能する。そして、制御基
板30のチェックを行う場合は、前記第2実施形態と同
様に、雄ネジ41を緩めて制御基板収納部材2を導電性
部材3から取り外してチェックすることができる。
【0055】この様にして制御基板収納部材2を導電性
部材3に止着したならば、前記実施形態と同様に、取付
部材21により導電性部材3を基枠体7の装着部40に
着脱可能な状態で取り付けることができる。
【0056】すなわち、前記実施形態では、制御基板3
0を制御基板収納部材2内に収納した状態で、連通部3
3に導通補助部材35を通して導電性部材3を制御基板
収納部材2の裏面側に臨ませ、第1,第2基板止着部に
より第1ケース部材2aを導通補助部材35に止着する
ことにより第1ケース部材2aと第2ケース部材2bを
止着すると、導電性部材3に制御基板30のグランドを
導通させることができ、取付部材21により導電性部材
3を取付ベースに取り付けることができる。
【0057】図12に示す他の実施形態は、制御装置を
機能別に分けて、遊技制御装置20′、表示制御装置7
0、装飾制御装置71、音制御装置72、排出制御装置
73、及び、発射制御装置74から構成し、中継基盤7
5…や接続ケーブル76を介して各制御装置を電気的に
接続している。なお、これらの制御装置はそれぞれ別個
のケース(制御基板収納部材)に収納して独立した状態
で取り付けられている。
【0058】ここで、「機能別に分けた」とは、1つの
機能を発揮する制御装置を1つのユニットにまとめたこ
とを意味する。このため、分けられた各制御装置には、
最小限の配線、即ち、情報入力用の信号線、情報出力用
の信号線及び電源供給用の電源線が接続される。なお、
制御装置をこれ以上に分割すると、無駄な配線が増えて
しまい、遊技機裏面の配線を複雑にしてしまう。
【0059】そして、遊技制御装置20′は、遊技の統
括的な制御を行う制御装置であり、制御内容は前記役物
制御ユニット20に相当する。表示制御装置70は、可
変表示による特別遊技を行うための特図表示装置の画像
表示を制御する制御装置であり、特図表示装置に電源を
供給している。装飾制御装置71は、サイドランプ等の
発光装飾部材の発光を制御する制御装置であり、この発
光装飾部材に電源を供給している。音制御装置72は、
効果音を生成する等、効果音に関する制御を行う制御装
置である。排出制御装置73は、上記した球排出ユニッ
ト13の制御、より詳しくは、排出センサからの検出信
号に基づいて排出ソレノイドの通電を制御し、所定数の
遊技球を排出させる制御装置である。発射制御装置74
は、発射操作部の回動量に応じて球発射装置16を制御
し、回動量に対応した強さで遊技球を発射させる制御装
置である。
【0060】このように機能別に分けられた制御装置の
内、遊技盤の交換に伴って交換される制御装置、即ち、
本実施形態における表示制御装置70、装飾制御装置7
1、及び、音制御装置72は、遊技盤5の裏面に取り付
けてあり、遊技盤5と一体化されている。そして、図1
3および図14に示すように、遊技盤5の裏面に取り付
けた入賞球集合部材50の背面に表示制御装置70を取
り付け、この表示制御装置70の背面側に取付ベース7
7を介して装飾制御装置71を中継基板ボックス75′
と並べて取り付け、表示制御装置70の一側に音制御装
置72を取り付ける。したがって、遊技盤5を交換する
際には、表示制御装置70、装飾制御装置71、および
音制御装置72を簡単に交換することができる。
【0061】一方、遊技盤5の交換に拘わらず共通に使
用できる制御装置、即ち、本実施形態における排出制御
装置73及び発射制御装置74は、基枠体7に取り付け
てある。これは、遊技盤5の交換作業の容易化を図るた
めである。
【0062】また、本実施形態では各制御装置に電源を
供給する電源供給ユニット79を、供給先の1つである
遊技制御装置20′と共通の導電性部材3に取り付けて
あり、遊技盤5の交換に伴って容易に交換できるように
構成されている。
【0063】遊技制御装置20′は、図15および図1
6に示すように、下部にヒンジ機構80を、上部に係止
具81を有する第1ケース部材2aと第2ケース部材2
bからなる制御基板収納部材2の内部に、遊技制御プロ
グラムを格納した制御ROMが電源供給ユニット79側
の側壁に近くなるように配置した状態で制御基板30を
収納したもので、係止具81側と一側(電源供給ユニッ
ト79側)に封止部として設けたかしめ部材31により
封止することができ、制御基板収納部材2の他側(電源
供給ユニット79とは反対側)には、他の制御装置に接
続するためのコネクタ領域60を備え、このコネクタ領
域60にはコネクタカバー82を着脱可能に取り付けて
ある。
【0064】この様に、制御ROMを電源供給ユニット
79側の側壁側に配置すると、電源供給ユニット79と
遊技制御装置20′との狭い空間で不正に作業して、第
1,第2ケース部材2a,2bの隙間から異物を挿入し
て不正行為を行うことをスペース的に困難ならしめるこ
とができる。また、かしめ部材31を電源供給ユニット
79側に設けたので、このかしめ部材31が電源供給ユ
ニット79と遊技制御装置20′との間の狭いスペース
で不正に切断され難くしている。また、コネクタ領域6
0を電源供給ユニット79とは反対側に配置すると、電
源供給ユニット79で発生するノイズの影響を抑制する
ことができ、このコネクタ領域60にコネクタカバー8
2を装着すると、コネクタ領域60に対する不正行為を
抑制できるとともに球や塵埃等による短絡や接続不良を
防止することができる。
【0065】また、本実施形態における遊技制御装置2
0′を導電性部材3に取り付けるには、前記実施形態と
同様に、導通補助部材35を介して導電性部材3に導通
させた状態で取り付ける。具体的には、図18に示すよ
うに、連通部33内に、裏側から導通補助部材35を挿
入して制御基板30のGND部の開口部57から挿入し
たネジ36等の先端雄ネジ部分を導通補助部材35の雌
ネジ孔56内に締め込んで止着することによってGND
と導通補助部材35を導通させて、連通部33の外側開
口部分より導通補助部材35の一端を外部に臨ませる。
【0066】この場合、導通補助部材35は、連通部3
3内に挿通して制御基板30に導通させる軸部35a
と、この軸部35aの一端に形成されて制御基板収納部
材2の外側で軸部35aよりもその半径方向に突出する
回動係止部35bを有し、制御基板収納部材2または導
電性部材3のいずれか一方に設けた回り止め部83によ
り回動係止部35bを係止して、導通補助部材35がネ
ジ36等でねじ締めされる際に共回りしないように構成
してある。図18に示す実施形態では、導通補助部材3
5の回動係止部35bを六角形の鍔部として構成してあ
る。また、導電性部材3に対向する制御基板収納部材2
(第2ケース部材2b)の表面に、鍔部35bが嵌合す
る六角形の窪部83を形成し、この窪部83の深さを鍔
部35bの厚さよりも浅く設定してある。
【0067】この様な構成からなる導通補助部材35を
連通部33内に挿入して十分に押し込むと、六角形の鍔
部35bが六角形の窪部83内に嵌合し、六角形の窪部
83の内周面が六角形の鍔部35bの各辺に当接して導
通補助部材35の自由回転を阻止する。したがって、鍔
部35bを窪部83内に嵌合しておけば、制御基板30
の開口部57に挿入したネジ36を締め込む際に導通補
助部材35の共回りを防止することができ、締め込み易
い。
【0068】また、鍔部35bは窪部83の深さよりも
厚いので、遊技制御装置20′を導電性部材3の所定位
置に押し当てた状態で導電性部材3の裏側から孔内に挿
通した雄ネジ41を導通補助部材35の雌ネジ孔56内
に締め込むと、鍔部35bの端面が窪部83を構成して
いる隆起部よりも突出する。そして、この突出部が導電
性部材3に当接し、導通した状態で遊技制御装置20′
を導電性部材3に取り付けることができ、これにより制
御基板30のGNDが導通補助部材35を介して導電性
部材3に導通する。
【0069】一方、電源供給ユニット79を導電性部材
3に取り付けるには、この電源供給ユニット79のケー
スにも、遊技制御装置20′と同様に、連通部、ガイド
筒部、窪部などが形成してあるので、鍔部35bを有す
る導通補助部材35を連通部内に挿入して電源供給ユニ
ット79の回路基板のGNDと導通補助部材35を導通
し、この状態で電源供給ユニット79を導電性部材3に
取り付けると、導通補助部材35の鍔部35bが導電性
部材3に当接し、これにより電源供給ユニット79の回
路基板のGNDと導電性部材3とを、導通補助部材35
を介して導通させることができる。したがって、電源供
給ユニット79の回路基板のGNDと遊技制御装置2
0′の制御基板30のGNDとを、両方の導通補助部材
35および導電性部材3を介して導通させることができ
る。
【0070】この様に、共通の導電性部材3に遊技制御
装置20′と電源供給ユニット79を取り付けて両基板
のGNDを導通させると、導電性部材3の大きさ(面
積)が拡大されて静電気を含む耐ノイズ性が向上し、C
PU等が暴走したり誤動作することを確実に防止でき、
また、電源供給ユニット79から供給する電圧を一層安
定させることができる。
【0071】なお、前記実施形態においては、導通補助
部材35を遊技制御装置20′の制御基板収納部材2に
先に取り付け、その後で導電性部材3に当接することに
より導通させたが、導通補助部材35を先に導電性部材
3に取り付けておき、その後で遊技制御装置20′を導
電性部材3に取り付けてもよい。
【0072】また、導通補助部材35の回動係止部35
bは、六角形の鍔部35bに限定されるものではなく、
軸部35aより外方に突出して回り止め部83と係止す
ればどのような形状でもよい。例えば、軸部35aから
横方向に突起を形成してもよいし、三角形、四角形等の
多角形の鍔部35bとしてもよい。そして、回り止め部
83は、六角形の窪部に限定されるものではなく、回動
係止部35bに係止して導通補助部材35の回動を阻止
することができればよい。例えば、導通補助部材35の
突起に係止する突起でも良いし、三角形、四角形等の多
角形の窪部でもよい。
【0073】そして、導電性部材3に取り付ける制御装
置は、前記実施形態では遊技制御装置20′と電源供給
ユニット79の組み合せとしたが、これに限定されるも
のではなく、他の制御装置であっても適宜組み合わせる
ことができ、また、制御装置の数も2つに限定されるも
のではない。
【0074】また、前記した各実施の形態ではパチンコ
機1を例に挙げて説明したが、本発明はパチンコ機1に
限らず、アレンジボール機やスロットマシン等にも適用
可能である。また、前述のかしめ部材31の代りに、開
封識別シール(制御基板収納部材222を開放すると、
その旨が判明できるようなシール)を用いてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を奏する。請求項1に記載のものは、制御基板に導通補
助部材を導通させ、該制御基板を制御基板収納部材に収
納して連通部から導通補助部材を制御基板収納部材の外
部に臨ませ、第1,第2止着部により制御基板収納部材
を導電性部材に止着し、該導電性部材と導通補助部材と
を導通させ、導電性部材を取付部材により取付ベースに
取り付けることで制御基板収納部材を遊技機裏面側に配
置したので、制御基板収納部材を取り外した状態で、こ
の制御基板収納部材を封印している例えばかしめなどを
切断して制御基板収納部材を開くこと無く、制御基板収
納部材内の制御基板のすべてが丸見え状態になり、基板
上に載ってる電子部品(CPU等)の全てがはっきり視
認できる。したがって、不正行為者による部品交換等に
よる不正が発見しやすくなり、不正行為を抑止するとと
もに、不正行為が行われた場合にすぐに発見して遊技店
の被害を最小限にすることが可能になる。
【0076】また、遊技機に制御基板収納部材を装着し
た状態でも制御基板の表面が遊技機裏面側から丸見え状
態となり、係員が保守点検時に制御基板収納部材のチェ
ックを行い易い。また、制御基板収納部材の内部が見や
すい状態になった上に、制御基板に導通補助部材を介在
させてGNDを導通させた導電性部材を設置することで
ノイズ等によって制御基板のCPU等が暴走する(或い
は誤動作する)ことを確実に防止することができる。す
なわち、外部からの電磁波などのノイズの入射や磁界の
影響は、導電性部材により効果的に遮断することがで
き、また制御基板の静電気等が導電性部材から放電され
ることにより、制御基板の回路の誤動作や暴走が防止さ
れる。
【0077】また、導通補助部材によって、導電性部材
と制御基板のGNDとが導通状態とされる構成なので、
例えば接続用の別部品(例えば、ケーブルとコネクタな
ど)を取り付けて上記接続を別個に行うような構成と比
較して、組立作業が容易になるとともに、部品点数が少
なくなり、低コストが実現できる。そして、制御基板収
納部材を導電性部材に組み付けたときに、導通補助部材
と導電性部材と圧接することにより、導電性部材と制御
基板のGNDとの接続が自動的に(作業者が意識するこ
となく)行われる。このため、組立コストがより低減で
きる。
【0078】また、制御基板収納部材を遊技機から取り
外せば、導電性部材も一体的に取り外せるので、制御ユ
ニットの裏面側(取付ベースの向う側)の裏機構盤等に
おける球の流れの確認作業が容易に行え、万が一遊技機
で球詰まり等が発生しても、制御基板収納部材を取り外
すだけで裏機構盤内の球詰まりの様子を把握でき、対応
しやすい。
【0079】請求項2に記載のものは、記導通補助部材
が接している導電性部材の裏面側から該導通補助部材を
止着したので、導電性部材と導通補助部材との面接触が
頑強となり、制御基板のGNDと導電性部材とを確実に
導通させることができる。
【0080】請求項3に記載のものは、導通補助部材と
導電性部材との接触部分が相対的な弾性力で当接するよ
うに弾性付与部材を設けたので、振動を受けても接触不
良を生じ難く、導通を確実ならしめることができる。
【0081】請求項4に記載のものは、導電性部材が、
制御基板のグランドに導通させるとともに、該制御基板
が止着される基板止着部を形成した導通補助部材を備
え、制御基板収納部材の第1ケース部材が連通部に対応
した部位に開口部を有するので、制御基板のグランドを
導電性部材に導通させるための作業と制御基板収納部材
を導電性部材に取り付けるための作業を同じ操作によっ
て行なうことができる。このため、組立工程におけるね
じ締め付け作業等を少なくでき、組立作業の能率を高め
ることができる。また、制御基板収納部材を取り外して
制御基板の裏側をチェックする作業も容易に行なうこと
ができる。
【0082】請求項5に記載のものは、導電性部材が、
制御基板のグランドに導通させるとともに、制御基板収
納部材が止着される第1基板止着部を形成した導通補助
部材を備え、制御基板収納部材の第1ケース部材には第
1基板止着部に当該制御基板収納部材を止着する第2基
板止着部を備えるので、第1,第2基板止着部により第
1ケース部材を導通補助部材に止着するだけで第1ケー
ス部材と第2ケース部材を止着することができるととも
に、導電性部材に制御基板のグランドを導通させること
ができる。したがって、組立作業の効率を一層向上させ
ることができ、また、第1ケース部材と第2ケース部材
とを止着するための構成を別途設けなくてもよいので、
構造の簡素化を図ることができる。また、第1基板止着
部と第2基板止着部との止着を外すだけで制御基板収納
部を取り外すことができるので、制御基板の裏側をチェ
ックする際の操作が一層容易である。
【0083】請求項6に記載のものは、導通補助部材の
軸部の一端に回動係止部を形成し、制御基板収納部材ま
たは導電性部材のいずれか一方に、上記回動係止部に係
止して導通補助部材の回動を阻止する回り止め部を設け
たので、導通補助部材にネジを締め込む際に導通補助部
材が共回りすることを防止でき、操作の容易化を図るこ
とができる。特に、導通補助部材の一端と他端にネジを
螺合する場合に、締め込み易い。
【0084】請求項7に記載のものは、前記回動係止部
が多角形の鍔部で構成され、前記回り止め部が回動係止
部を嵌合する上記多角形の鍔部が嵌合可能な多角形の窪
部で構成され、この窪部の内周面に上記鍔部を当接して
導通補助部材の回動を阻止するようにしたので、回動係
止部および回り止め部の製造が容易であり、また、共回
りを確実に防止できる。
【0085】請求項8に記載のものは、前記制御基板へ
の電源供給を行う電源供給ユニットを供給先の制御基板
の制御基板収納部材とは別個のケースに収納して独立さ
せ、制御基板収納部材を取り付けた導電性部材に上記電
源供給ユニットを取り付け、電源供給ユニット内の電源
供給回路のグランドを導電性部材に導通したので、導電
性部材に耐ノズル性を向上することができ、安定した電
源供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の裏面構成を示す正面図である。
【図2】制御基板収納部材と導電性部材との取付構成を
示す斜視図である。
【図3】制御基板収納部材等と取付ベースとの取付構成
を示す断面図である。
【図4】制御基板収納部材と導電性部材の斜視図であ
る。
【図5】制御基板収納部材と導電性部材の断面図であ
る。
【図6】(a)はコイルスプリングを導通補助部材の一
部として内蔵した他の実施形態の断面図、(b)は導電
性部材の一部を切り起こして弾性当接片とした他の実施
形態の断面図である。
【図7】制御基板収納部材等と他の取付ベースとの取付
構成を示す斜視図である。
【図8】他の実施形態の要部の断面図である。
【図9】(a)はコネクタ領域カバー部材を取り付ける
前の斜視図、(b)はコネクタ領域カバー部材を取り付
けた状態の斜視図である。
【図10】図8に示す制御基板収納部材と導電性部材と
の取付構成を示す斜視図である。
【図11】他の実施形態の要部の断面図である。
【図12】パチンコ遊技機の他の実施形態の背面図であ
る。
【図13】表示制御装置の背面側に装飾制御装置を重ね
て設けた遊技盤の他の実施形態の斜視図である。
【図14】図13に示す遊技盤の分解斜視図である。
【図15】共通する導電性部材上に取り付けた遊技制御
装置および電源供給ユニットの正面図である。
【図16】図15に示す遊技制御装置および電源供給ユ
ニットの斜視図である。
【図17】図15に示す遊技制御装置および電源供給ユ
ニットの分解斜視図である。
【図18】図15に示す遊技制御装置の導電性部材への
取付状態図を示す断面図である。
【図19】一端に回動係止部を形成した導通補助部材の
斜視図である。
【図20】(a)は図19に示す導通補助部材を挿入す
る前の状態を示す斜視図、(b)は導通補助部材を連通
部内に挿入して鍔部をケース部材の窪部内に嵌合した状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 制御基板収納部材 3 導電性部材 4 機枠 5 遊技盤 6 裏機構盤 7 基枠体 9 貯留タンク 10 球誘導路 11 ターミナル基盤 12 半端センサユニット 13 球排出ユニット 15 役物中継基盤 16 球発射装置 17 排出発射制御ユニット 20 役物制御ユニット 20′ 遊技制御装置 21 取付部材 23 第1止着部 30 制御基板 31 かしめ部材1 32 第2止着部 33 連通部 34 雌ネジ部 35 導通補助部材 35a 軸部 35b 回動係止部(鍔部) 36 ネジ 40 装着部 41 雄ネジ 42 コイルスプリング 43 弾性当接片 50 入賞球集合部材 51 取付ベース 52 位置決め穴 53 貫通孔 55 孔 56 基板止着部としての雌ねじ孔 57 開口部 58 ガイド筒部 60 コネクタ領域 61 コネクタ領域カバー部材 62 開口窓 63 係止片 64 係止孔 65 第2基板止着部として機能するガイド筒部の底部 70 表示制御装置 71 装飾制御装置 72 音制御装置 73 排出制御装置 74 発射制御装置 75 中継基盤 76 接続ケーブル 77 取付ベース 79 電源供給ユニット 80 ヒンジ機構 81 係止具 82 コネクタカバー 83 回り止め部(窪部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機裏面側に設けられ、当該遊技機を
    制御する制御基板を収納するとともに、内部が視認可能
    に構成された制御基板収納部材と、 前記制御基板のグランドと導通可能に設けられた板状の
    導電性部材と、を備えた遊技機において、 前記導電性部材は、当該導電性部材を遊技機裏面側に設
    けた取付ベースに対して着脱可能に取り付ける取付部材
    を備えるとともに、前記制御基板収納部材が止着される
    第1止着部を備え、 前記制御基板収納部材は、前記第1止着部に当該制御基
    板収納部材を止着する第2止着部を備えるとともに、当
    該制御基板収納部材の内部と外部を連通して、前記導電
    性部材と制御基板のグランドとを導通させる導通補助部
    材を通す連通部を備え、 前記制御基板に導通補助部材を導通させ、該制御基板を
    制御基板収納部材内に収納して前記連通部より導通補助
    部材を制御基板収納部材の外部に臨ませ、第1,第2止
    着部により制御基板収納部材を導電性部材に止着するこ
    とにより導通補助部材を導電性部材に導通させ、前記取
    付部材により導電性部材を取付ベースに取り付けたこと
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記導通補助部材が接している導電性部
    材の裏面側から該導通補助部材を止着したことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 導通補助部材と導電性部材との接触部分
    が相対的な弾性力で当接するように弾性付与部材を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技機裏面側に設けられ、当該遊技機を
    制御する制御基板を収納するとともに、内部が視認可能
    に構成された制御基板収納部材と、 前記制御基板のグランドと導通可能に設けられた板状の
    導電性部材と、を備えた遊技機において、 前記導電性部材は、当該導電性部材を遊技機裏面側に設
    けた取付ベースに対して着脱可能に取り付ける取付部材
    と、前記制御基板のグランドに導通させるとともに、該
    制御基板が止着される基板止着部を形成した導通補助部
    材とを備え、 前記制御基板収納部材は、第1ケース部材と第2ケース
    部材とからなる箱状の部材であって、第1ケース部材と
    第2ケース部材を閉じた状態で封止する封止部を備え、
    第2ケース部材には、前記導通補助部材を通す連通部を
    形成し、第1ケース部材には、上記連通部に対応させた
    部位に開口部を開設して構成し、 前記制御基板を制御基板収納部材内に収納した状態で、
    前記連通部に導通補助部材を通して導電性部材を制御基
    板収納部材の裏面側に臨ませ、基板止着部により制御基
    板を導電性部材に止着することにより制御基板のグラン
    ドと導電性部材とを導通させ、前記取付部材により導電
    性部材を取付ベースに取り付けたことを特徴とする遊技
    機。
  5. 【請求項5】 遊技機裏面側に設けられ、当該遊技機を
    制御する制御基板を収納するとともに、内部が視認可能
    に構成された制御基板収納部材と、 前記制御基板のグランドと導通可能に設けられた板状の
    導電性部材と、を備えた遊技機において、 前記導電性部材は、当該導電性部材を遊技機裏面側に設
    けた取付ベースに対して着脱可能に取り付ける取付部材
    と、前記制御基板のグランドに導通させるとともに、前
    記制御基板収納部材が止着される第1基板止着部を形成
    した導通補助部材とを備え、 前記制御基板収納部材は、第1ケース部材と第2ケース
    部材とからなる箱状の部材であって、第1ケース部材に
    は前記第1基板止着部に当該制御基板収納部材を止着す
    る第2基板止着部を備え、第2ケース部材には上記第2
    基板止着部に対応させた部位に導通補助部材を通す連通
    部を備え、 前記制御基板を制御基板収納部材内に収納した状態で、
    連通部に導通補助部材を通して導電性部材を制御基板収
    納部材の裏面側に臨ませ、第1,第2基板止着部により
    第1ケース部材と導通補助部材との止着、および第1ケ
    ース部材と第2ケース部材との止着を行うとともに、導
    電性部材に制御基板のグランドを導通させ、前記取付部
    材により導電性部材を取付ベースに取り付けたことを特
    徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 前記導通補助部材は、制御基板に導通す
    る軸部と、この軸部の一端に形成されて制御基板収納部
    材の外部で軸部の半径方向に突出する回動係止部とを有
    し、 制御基板収納部材または導電性部材のいずれか一方に、
    上記回動係止部に係止して導通補助部材の回動を阻止す
    る回り止め部を設けたことを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記回動係止部が多角形の鍔部で構成さ
    れ、 前記回り止め部が回動係止部を嵌合する上記多角形の鍔
    部が嵌合可能な多角形の窪部で構成され、 この窪部の内周面に上記鍔部を当接して導通補助部材の
    回動を阻止することを特徴とする請求項6に記載の遊技
    機。
  8. 【請求項8】 前記制御基板への電源供給を行う電源供
    給ユニットを供給先の制御基板の制御基板収納部材とは
    別個のケースに収納して独立させ、制御基板収納部材を
    取り付けた導電性部材に上記電源供給ユニットを取り付
    け、電源供給ユニット内の電源供給回路のグランドを導
    電性部材に導通したことを特徴とする請求項1から7の
    いずれかに記載の遊技機。
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