JP3832717B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、さらに詳しくは、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊技機の遊技盤裏面等に制御基板を収容した状態で取り付けられる基板収納ボックスの無断開封を禁止する不正行為防止対策が施された基板収納ボックスを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パチンコ遊技機やスロットルマシン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げるようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマイクロコンピュータを備えた制御基板等により行われる。このような遊技機の遊技内容を制御する制御基板は、一般的に遊技盤の裏面側に取り付けられた基板収納ボックス内に収納される。
【0003】
基板収納ボックスは樹脂製又は金属製で形成されており、ICや抵抗等の各種電子部品が多数実装された制御基板等をボックス内に収容して、基板上のプリント回路の短絡を防ぐために、埃等のゴミが侵入しないように保護しており、主に遊技機裏面の機構板等に取り付けられる。例えば、役物制御装置においては、制御回路内にCPU、ROM、RAM等が設けられており、ROMに記憶された制御プログラムに従って遊技機の制御が行われ、大当たり等もここで制御されている。
【0004】
このような制御基板を収容する基板収納ボックスは、カバー体とケース体とを重ね合わせたボックス構造を有しており、他の各種電気装置と電気接続される制御基板のコネクタ部分がボックスから露出されるように設けられており、各種配線をコネクタ部に差し込むことにより、それぞれ電気装置に関わる制御が可能になっている。
【0005】
この制御基板を収容する基板収納ボックスに対する不正行為は、上蓋となるカバー体をはずして、開放された制御基板に備えられたROM等の電子部品を交換、あるいはデータ内容の書き換えを行うことにより、通常の遊技制御と比較して、例えば大当たりを頻繁に発生させる等の不正な遊技制御を行わせるようなものである。
【0006】
従来用いられてきた基板収納ボックスにおける制御基板を封止する構造は、一旦封止が開封されると、開封された痕跡が残るように、カバー体とケース体とをビス止め組付けした後、それらの合わせ目に封印シールを貼ったり、基板収納ボックスをアクリルなどの透明な合成樹脂材料により形成して、内部に収容されている制御基板の状態が外部から視認できるようにして不正行為が確認せきるようにしていたが、本物そっくりの偽封印シールや特殊な剥離剤などを使用する不正行為者に対しては効果がないのが実状である。
【0007】
これらの不正行為を防止するために、基板収納ボックスを開放不可能あるいは開放が極めて困難な構造にして、ボックスそのものを破壊するしか開封する方法がないようにすることも考えられるが、公的機関によるROM検査や修理等のメンテナンス性を考えると現実的でない。そこで、これらの対策として、図9及び図10に示されるような基板収納ボックスの封止構造のものが提案されている。図9は基板収納ボックス200の上面図、図10はその基板収納ボックス200の側面に設けられた封止部201のA−A断面である横断面図を示している。
【0008】
図示されるように、この基板収納ボックス200は左右側面に封止部201を4つずつ備えており(片側の3つのみ図示)、制御基板202を収容固定した樹脂製のケース体204の上方から同じく樹脂製のカバー体203を被着した後、封止部201のカバー側封止部203aに予め挿入して係止されている封止ピン205の先端部205aを、封止部201のケース側封止部204aの内部に固定された固定板206の嵌合孔206aに押し込むことで抜脱不能に固定される。このようにカバー側封止部203aとケース側封止部204aが封止ピン205によって締結されることで制御基板202は基板収納ボックス200内に封止される。
【0009】
この場合、カバー体203をケース体204から脱着して基板ボックス200を開封するには、カバー体203の側壁とカバー側封止部203aとを連結している切断可能に形成された連結部203bをニッパ等で切断することにより、簡便に開封することができるようになっている。つまりこの連結部203bを切断するか、封止ピン205が押し込められた封止部201やボックスそのものを破壊する以外には開封することができない構造となっているので、連結部203bを切断したりその他の部分を破壊すれば確実にその痕跡が残る。これにより不正に開封する行為が発見することができるので、不正行為者による不正行為を抑制して未然に防止するというものである。
【0010】
また、このような封止手段である封止ピン205と開封手段である連結部203bを備えた封止部201を複数箇所、例えば基板収納ボックス200の左右側面に4箇所ずつ設けて、カバー203側から見て対角する位置の封止部201を左右それぞれ1箇所ずつ合計2箇所封止部の封止ピンを押し込んで封止するようにすれば、4回の封止・開封を行うことができる。したがって制御基板に備えられたROM検査や修理等の正当な理由による開封時には、封止されている箇所の連結部203bを切断するだけで開封することができるので、ボックス本体そのものを破壊しなければ開封できないような開封不可能な構造を採用した場合のように、開封する度に新しいボックスに交換しなければならないというようなことがなく、開封・封止の作業を複数回行うことができて制御基板のROM検査などのメンテナンス性も良いというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9及び図10に示した基板収納ボックス200のような構造のものでも、連結部203bを修復可能なように上手く切断し、制御基板82に備えられたROMをいわゆる裏ROMと呼ばれるものに交換したりする不正改造等を行った後、連結部203bを巧妙に復元して切断された痕跡を目立たなくされるおそれがあり、そのような場合には不正に開封した行為が発覚しない又は発覚するのが遅れる等の問題があった。
【0012】
つまり、ニッパ等によって作業性良く簡便に切断可能にするために、連結部の外径はある程度制限されるので、明らかに切断した痕跡を修復不可能なほどに太く形成することはニッパ等で簡便に切断できなくなってしまい、開封の作業性が悪くなるばかりか、そのように太く形成すれば切断時の応力が大きくボックス自体を破壊しかねない。したがって簡便にニッパ等で切断可能に細く又は薄く形成する必要があるこのような連結部では、目立たない程度に修復されてしまう可能性が高い。
【0013】
本発明の解決しようとする課題は、遊技機本体の裏面や遊技盤裏面に設けられる制御基板が収容される基板収納ボックスの開封した痕跡を消すように修復することを困難にして、遊技機に対する不正行為を未然に防止することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明に係る遊技機は請求項1に記載のように、遊技に関する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、該ケース体に被着されるカバー体とからなる基板収容ボックスを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー体には夫々互いに封止状態で締着される複数の封止部が互いに対応して設けられると共に、該カバー側封止部とケース側封止部の少なくとも一方の封止部は夫々切断可能な連結部を介して連結され、該各連結部の切断領域に前記ケース体とカバー体の封止状態の解放時には不可避的に破壊される空洞部が形成されると共に、該各空洞内には外部より視認可能に有色気体が封入され、該有色気体は前記空洞部の破壊時には外気に飛散されるように構成したことを要旨とするものである。
【0015】
上記構成を有する基板収納ボックスのケース体及びカバー体には互いに封止状態で締着される複数の封止部が互いに対応して設けられると共に該カバー側封止部とケース側封止部の少なくとも一方の封止部は夫々切断可能な連結部を介して連結されているので、ボックス自体やそれら封止部を破壊することなく開封するには、切断可能な連結部を切断することでのみ簡便に開封可能な構造を有している上に、その切断される連結部の切断可能領域に形成された空洞内には外部より視認可能に有色気体が封入されている。
【0016】
これにより一度組み立て封止された基板収納ボックスは、ボックス自体や封止部同士が締着された部分等を破壊することなく簡便に開封するには、この連結部を切断することでしか開封する方法がないばかりか、連結部の切断時には有色気体が外部より視認可能に封入された空洞部を不可避的に切断することになるので、この連結部を切断すれば、封入されている有色気体が外部に漏出して外気に飛散することで色が抜けてしまうなどの、有色気体の封入状態の変化、例えば有色気体の有無や変色等により確実に切断した痕跡が残る。
【0017】
つまり開封時に切断される連結部の空洞内の有色気体の封入状態の変化の有無を確認するだけで、基板収納ボックスが開封されたか否かの判断を容易に行うことができ不正な開封行為を発見し易くなる。しかも、切断した連結部を元通りに修復するには、封入されていた有色気体と同じものを再度空洞内に気密状態で封入しなければならないので、復元はほぼ不可能となる。このように遊技機に対する不正行為が行われた場合には早期に発見されるとともに、不正行為の痕跡を消すこともできないので、このような不正行為者による不正開封の行為を抑制することができる。
【0018】
さらに、ケース側封止部とカバー側封止部は、それぞれ複数の締着箇所が互いに対応して形成されて、各連結部の空洞内に有色気体が封入されていれば、基板収納ボックスの開封・封止を複数回行うことができるようになる。したがって制御基板の公的機関によるROM検査や修理などの正当な理由によって開封した場合でも再度封止することが可能になり、メンテナンス性も良くなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の概略構成の正面図を示したものである。図示されるようにパチンコ遊技機10は、遊技機本体の側部を構成する外枠11と前面部のベースとなる内枠12とを備える。この内枠12の開口部周縁には額縁状の金枠13が嵌められており、その内側には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が設けられる。
【0022】
ガラス扉15の下方位置には、遊技球を貯留するための上受け皿16とその上受け皿16から溢れた遊技球を貯留するための下受け皿17が縦列して設けられる。この上受け皿16には球抜きボタン18が設けられ、これを操作すると上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて抜き落とされる。又、下受け皿17の図中右側位置には、遊技球を発射するための発射レバー20が設けられ、その回動操作量に応じて打球の強さが調整されると共に図示しない発射モータの電源が投入される。更に発射レバー20には遊技球を単発発射させるための単発スイッチ21も備えられており、遊技状況に応じて使い分けることが可能に構成されている。
【0023】
また、このパチンコ遊技機10の左側部にはプリペイドカードによる球の貸し出しを行うプリペイドカードユニット22が並設されており、その操作は上受け皿16の前面部に設けられた球貸し操作部23によって行われる。球貸し操作部23には、プリペイドカードによる遊技球の貸出しを操作する球貸しボタン24、その貸出しの可否状態を示す球貸しランプ25、カード挿入口26からプリペイドカードを排出させるカード返却ボタン27、プリペイドカードの残高表示及びエラー表示を行う度数表示部28等が備えられる。
【0024】
遊技盤14面のほぼ中央には特別図柄表示装置50が設けられており、その画面には数字やキャラクタ等の図柄が動画表示される。この特別図柄表示装置50の真下位置には常時入賞可能な第一始動入賞口52aと、可変翼が開放された時にのみ入賞可能となる第二始動入賞口52bを備える始動入賞口52が設けられており、始動入賞口52に遊技球が入賞すると特別図柄表示装置50に表示される図柄が変動を開始する。
【0025】
また、始動入賞口52の真下位置には通常は閉鎖されている大入賞口53が設けられており、その内部には大入賞口53が開放された時にのみ入賞可能となる特定入賞口54が設けられている。又、大入賞口53の左右位置には普通入賞口である左落し入賞口60、右落し入賞口61が、それらの上方位置には左袖入賞口62、右袖入賞口63が各々設けられ、これらの入賞口へ遊技球が入賞すると所定個数の賞品球が払出される。
【0026】
特別図柄表示装置50の周囲には装飾枠体64が設けられる。この装飾枠体64の上部に形成された半円弧形状の装飾枠部には、普通図柄表示装置65が設けられ、「0」から「9」までの数字が7セグメントでもってデジタル表示される。更に、本遊技盤14面には遊技球の落下方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化させる風車やランプ風車、左ゲート66、右ゲート67が設けられ、このゲート66、67を遊技球が通過すると普通図柄表示装置65が変動を開始し、所定図柄が表示確定されると前述の始動入賞口52の第二始動入賞口52bが一定時間開放される。
【0027】
始動入賞口52に遊技球が入賞すると、特別図柄表示装置50に表示されるの判定用図柄が変動を開始し、所定時間(例えば5秒間)が経過すると停止して図柄が表示確定される。ここで確定された図柄の組み合わせが予め設定された所定の組み合わせと一致すると、それまで閉鎖されていた大入賞口53が開放され、いわゆる「大当たり」と称される特別な遊技状況が開始されることになる。
【0028】
このように、遊技盤14面に設けられる各入賞口に遊技球が入賞(又は通過)すると諸処の遊技状況が発生する契機となると共に、所定個数の賞品球が上受け皿16の左側上部に設けられる球出口29から払い出される。但し、何れにも入賞しなかった遊技球は、遊技盤14面の最下部に設けられる排出口68から遊技盤14の裏面へと排出されることになる。
【0029】
図2は、前記パチンコ遊技機10の裏面図である。パチンコ遊技機10の裏面には、各種装置等を取り付けるための裏セット板71が設けられ、その裏セット板71の上方には、図示しない遊技場内に設置された球供給装置から供給される遊技球を一時貯留する球タンク72が設けられる。この球タンク72には球誘導樋73が連接して設けられる。球誘導樋73にはその球誘導樋73上における遊技球の貯留状態を検知する補給スイッチ74が設けられる。このスイッチ74は、球誘導樋73上での球切れ状態が発生した時に作動し、図示しない遊技場内の球供給装置から球タンク72に遊技球を供給させるように構成されている。
【0030】
この球誘導樋73は図示しない屈曲樋に接続され、この屈曲樋はその下流域でおいて枝分かれして賞球払出装置75と球貸払出装置76に連接される。又、この図示しない屈曲樋にはその屈曲樋内における遊技球の流下状態を検知して賞球払出装置75及び球貸払出装置76の空動作を未然に防止する空切り防止スイッチ77が設けられる。
【0031】
また、遊技機10の裏面には、遊技に関わる制御を行うための多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。遊技機10と外部の各種装置とを接続する外部出力端子78aを含む外部出力端子基板78、空切り防止スイッチ77の作動を設定制御する空切り防止スイッチ基板79、更に、前述の賞球払出装置75及び貸球払出装置76の作動を設定制御するCR賞球払出制御基板80、本遊技機10の側部に設けられるプリペイドカードユニット22と遊技機10間における情報の授受を行うカードインターフェイス接続部81が設けられる。
【0032】
更に、これらの制御基板等の動作を設定制御する主制御基板82が裏面左下方部に設けられる。主制御基板82は、基板収納ボックス90に収納されており、この基板収納ボックス90を開封しなければ主制御基板82に触れることができないようになっている。基板収納ボックス90は、下側のケース体91とそのケース体91に被着されるカバー体92とからなり、そのケース体91内に主制御基板82を載置して固定し、その上面をカバー体92で覆うことで外部から触れることができないように主制御基板82を収容している。
【0033】
そのほかに本遊技機10には上記以外にも多様な制御基板が設けられており、これらにより遊技盤14面に設けられる各装置等の動作が設定制御される。例えば、打球発射に関する設定制御を行う発射装置制御基板93や、遊技盤14面上に設けられるランプの点灯及び消灯に関わる設定制御を行うランプ制御基板94、遊技状況に応じて発する音声や音楽等を制御する音声制御基板95といった各種制御基板も同様に設けられる。図3のブロック図に示されるように、これら制御基板等は直接又は間接的に主制御基板82と接続され、その動作は主制御基板82に制御されるようになっている。これらについての概要は周知であるので、ここでは詳細説明を省略する。
【0034】
次に、本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機に備えられた不正行為防止のための基板収納ボックスついて図4〜図8を参照して詳細に説明する。図4は遊技機本体の裏面に設けられる前述の基板収納ボックス90の外観斜視図、図5は基板収納ボックス90の分解斜視図、図6は封止部110の縦断面図、図7は封止部110の横断面図、図8はカバー体92の側面に設けられた連結部118への有色気体封入工程を示した図である。
【0035】
図4及び図5に示されるように、この基板収納ボックス90は、前述の主制御基板82が収容されるケース体91、そのケース体91に被着されるカバー体92、これら両部材に設けられる封止部110a,110b同士を締結する封止ピン111とから構成される。
【0036】
ケース体91はアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されており、その底面に載置された主制御基板82の4隅角部をネジ101止めにより収容固定されている。ケース体91に被着されるカバー体92も同様にアクリル等の透明な合成樹脂材料により略箱形状に形成されており、その両側面には、主制御基板82を固定しているネジ101止め部を覆い隠すネジカバー片102a,102bが設けられている。また、ケース体91の一側には、一方のネジカバー片102bに弾発的に係合する係合爪片103が設けられると共に、ケース体91の他側には、他方のネジカバー片102aの外側面に形成された引っかけ部104を、やはり弾発的に係合する掛止片105が設けられている。これらによりカバー体92はケース体91に被着の際に容易に外れないように仮固定される。
【0037】
主制御基板82を収容するケース体91の左右両外側面(図面では片側のみ図示)には、ケース側封止部110aとして上面が開口された長手ボックス形状の固定台112がケース体91と一体的に連結して設けられ、その内部には図6及び図7で示すような金属製板材により折り曲げ形成された封止ピン固定板113がタッピンネジ106によって固定台112の内部にネジ止めされて収容固定されている。この封止ピン固定板113には、封止ピン111の先端部111aを抜脱不能に嵌合する嵌合孔113aが設けられており、その嵌合孔113aの内周縁には、封止ピン111の先端部111aに周設された凹状の溝部111bに嵌合する嵌合片113bがやや下向きに突設して形成されている。
【0038】
また、ケース体91に被着されるカバー体92の左右両外側面(図面では片側のみ図示)には、カバー側封止部110bとして複数個(この実施例では4個)の封止ピン装着台115が連結部118を介して設けられると共に、その両サイドには前述の封止ピン固定板113をネジ止め固定するタッピンネジ106を上方から覆うネジ隠し片117も設けられている。
【0039】
封止ピン装着台115,115,・・には、図6及び図7(a)に示すように封止ピン111が予め装着されている。この封止ピン111はアルミ等の金属製棒材により切削形成されたもので、フランジ状の頭部111eと円柱状の本体部111dを備えている。本体部111dの途中位置には、その本体部111dよりもやや大径にローレット状のリング部111cが形成されており、さらにそのリング部111cより下方の先端部111aには凹状の溝部111bが周設されている。
【0040】
この封止ピン111が挿入される封止ピン装着台115,115,・・は、上下に開口した略筒状に形成されており、上方のピン頭部収容室115aの内径は、封止ピン111の頭部111eの外径よりもやや大きく形成されている。また下方のピン本体部挿入孔115bの内径は、封止ピン111の本体部111dの外径よりも大きく、ローレット状のリング部111cの外径よりやや小さくなっており、挿入されるリング部111cを軽い押し込み力で通すことができる大きさに形成されている。これにより封止ピン111をピン本体部挿入孔115bに挿入してリング部111cがピン本体部挿入孔115bの下側端面より下方に露出するまで押し込むことで、封止ピン111を遊挿させた状態で封止ピン装着台115からに抜け落ちないようにすることができる。このように一度装着された封止ピン111は封止ピン装着台115からは容易に脱落しないようにしておけば、予め装着させておくことができるので、封止ピン111を封止する毎に別途用意したりする必要もなく、また封止ピン111を紛失するおそれもなくなる。
【0041】
また、封止ピン装着台115,115,・・とカバー体92の側壁とを連結している連結部118,118,・・はニッパ等の工具によって簡便に切断可能な形状に形成されており、この連結部118,118,・・のうち封止箇所の連結部118を切断することで、封止箇所の封止ピン装着台115はカバー体92から離れることになる。
【0042】
この切断可能に形成された連結部118,118,・・の内部には、図7に示すように、それぞれ有色気体119が気密状態を保って封入されている。これは連結部118を切断すれば、中の有色気体119が漏出して外気に飛散して色が抜けてしまうことで確実に切断した痕跡を残すと共に、修復不能にするためのものである。
【0043】
連結部118,118,・・への有色気体119の封入方法について、図8を参照して説明する。図8では連結部118,118,・・への有色気体119の封入工程が順に示されている。先ず図8(a)のように樹脂製のカバー体92の樹脂成形加工時に、連結部118の内部に図示しないガス注入ノズルから窒素ガス等を注入することで空洞状の気体封入室118aが注入孔118bと連通して形成される。
【0044】
カバー体92成形後は図8(b)に示すように、窒素ガス注入時(ガス注入ノズル等により)に形成された注入孔118bから有色気体119を気体封入室118a内に注入する。そして、注入孔118bの内径とほぼ同等の外径を有する同じく樹脂製のピンを用いて注入孔118bをほぼ注入と同時に塞いだ後、熱又は超音波等によって溶着して連結部118と一体化させることで、有色気体119は気体封入室118a内に気密状態を保って充填されることになる(図8(c)参照)。
【0045】
この場合図示されているように、連結部118全体に亘って気体封入室118aが形成されるのが良い。内部に形成された気体封入室118aを破壊することなく連結部118を切断できてしまっては有色気体119を封入した意味がなくなるので、連結部118のどの部分を切断しても、気体封入室118aが破壊されて確実にその有色気体119が気体封入室118aの外部に漏れ出して外気に飛散するような構成にする必要があるからである。
【0046】
上述したようにカバー体92本体と連結部118及び封止ピン装着台115を透明な合成樹脂材料により一体成形した構成にすれば、封入された有色気体119が外部より視認可能な上に、製作が容易でコスト安にもなり、また、収容された主制御基板82の回路等も確認することができる。もちろん、連結部118のみを、封入された有色気体119が外部から視認できるように透明な合成樹脂材料等で形成しても良い。
【0047】
封入される有色気体119としては、例えば、有害成分を含まない酸素や窒素等からなる不活性ガス等の無色のガス中に顔料、染料等からなる固体微粒子を拡散させることで着色させた気体などがある。この場合、無色のガスに混合される顔料、染料等から適宜に選択された着色成分である固体微粒子は、無色のガスに対して同等かやや軽い比重のものが良い。無色のガスに対して比重が重いと、気体封入室118a内で沈殿して内壁表面にくっついてしまうおそれがある。
【0048】
尚、連結部118内への有色気体119の封入方法については、特に上述の方法に限定されるものではなく、各種方法を用いることができる。例えば、最初から有色気体119を用いて気体封入室118aの形成すると同時に封入させるような構成にしても勿論良い。
【0049】
次に、このような構成のケース体91とカバー体92のそれぞれに備えられたケース側封止部110aとカバー側封止部110bとを対向させながら、主制御基板82を収容したケース体91にカバー体92を被着させた後、封止ピン111が予め装着された封止ピン装着台115,115,・・のいずれかの封止ピン111を操作して、主制御基板82を基板収容ボックス90内に封止する手順について図7を用いて説明する。
【0050】
図7(a)は封止前の基板収納ボックス90の封止部110の横断面の状態を示しており、カバー体92の封止ピン装着台115に予め装着された封止ピン111の先端部111aは、ケース体91の固定台112に収容固定された封止ピン固定板113に形成された嵌合孔113aより上方に位置している。
【0051】
そしてこの状態で、ネジ回しドライバー等の工具を用いて、封止ピン111の頭部111eの上面を上方から叩き込む等の押し圧動作により、封止ピン111の先端部111aが封止ピン固定板113の嵌合孔113aからさらに下方に貫通し、溝部111bに嵌合孔113aの内周縁に下向き傾斜状に形成された嵌合片113bの先端部が嵌合する(図7(b)参照)。このように封止ピン111の先端部111aは封止ピン固定板113の嵌合孔113aに抜脱不能に固定されることにより、カバー体92の封止ピン111が操作された封止ピン装着台118とケース体91の固定台112とが固く締結されて、主制御基板82は基板収納ボックス90内に封止されることになる。
【0052】
このように封止された基板収納ボックス90を開封するには、封止に使用された箇所の封止ピン装着台115とカバー体92とを連結している連結部118を、ニッパ等の工具を用いて切断することで簡単に開封することができる。それ以外の方法、例えば封止ピン固定板113に嵌合した封止ピン111を強引に抜き取る又は破壊することで開封することも可能であるが、その場合封止ピン装着台115を破壊することなく封止ピン111を抜き取ったりするのはは非常に困難であり、また封止ピン固定板113を固定台112から取り外すことでも開封することは可能であるが、封止ピン固定板113を固定台112に固定しているタッピンネジ106,106を取り外すには、カバー体92に設けらたネジ隠し片117,117が邪魔になるので、これを破壊することなく封止ピン固定板113を取り外すことも非常に困難である。つまりこのように封止ピン111や封止ピン固定板113を取り外すためには他の部材や部分を破壊する以外に方法はなく、破壊すれば確実にその痕跡が残ってしまい、しかも一見しただけではその痕跡が確認できないほどに修復することはほぼ不可能に近い。
【0053】
そこで、このような不正行為を行うために基板収納ボックス90を開封しようとする者は、破壊しても比較的修復が容易な連結部118を切断して、一見しただけでは切断されたことが確認できないほどに修復して、その痕跡を目立たなくしてしまうことが考えられるが、連結部118には前述のように、その内部に形成された気体封入室118a内に有色気体119が気密状態を保って封入されており、しかもその気体封入室118aを破壊することなく連結部118を切断できないようにその連結部118全体に亘って気体封入室118aが形成されているので、切断すれば、確実に内部に封入された有色気体119が外部に漏出して外気に飛散して、有色気体が無くなった状態の連結部118によって切断した痕跡が明らかに残る。この痕跡を消すため切断した連結部118を元通りに修復するには、封入されていた有色気体119と同じものを、再度封入した上に有色気体119が漏れ出さないように切断部分をシールしなければならないので、復元は極めて困難なる。
【0054】
また、気体封入室118aに封入された有色気体119の状態が外部から視認可能なので、不正に切断したことが、封入された有色気体119が外部に漏出して外気に飛散して色が抜けたこと等により明らかとなる。つまり連結部118内のこの有色気体119の状態(気体の有無、変色など)さえ確認すれば、基板収納ボックス90が開封されたか否かの判断が容易に行うことができるので、不正開封された場合の発見がし易い。
【0055】
このように遊技機内容を制御する主制御基板82に対する不正行為を行うために不正開封された場合には早期に発見することができるとともに、不正に開封した行為の痕跡を消すことも極めて困難であるので、このような不正行為者による不正行為を抑制することになる。
【0056】
尚、上述の基板収納ボックス90の封止・開封は4回行うことができるようになっている。図4に示されるようにカバー体92の上面左右には、対角になるように番号表示(この場合1〜4)がされており、例えば、初めて封止するときは左右の番号「1」が附された部分の封止ピン111を叩き込んで固定板113の嵌合孔113aに嵌合させて封止する。主制御基板82のROM等を検査するときは、左右の番号「1」が附された部分の連結部118を切断することで開封することができる。そして再度封止するには、左右の番号「2」が附された部分の封止ピン111を叩き込むことで封止する。このように収納されている主制御基板82のROM検査や修理などの正規の理由による開封・封止が複数回行うことができるので、メンテナンス性が良い。もちろんこの場合、開封・封止の回数等の履歴を別途記録管理しておくことが必要であることは言うまでもない。履歴と合致しない不正開封を発見することができる。
【0057】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、連結部の内部に封入される有色気体は、上記実施例では無色の不活性ガス等に顔料や染料等を混合させて着色した気体を用いて説明したが、要は気体封入室が破壊されない限り気体封入室内で長期に亘って変色等が起こらない有色気体であればよく、上述のようなものに限定されるものではない。
【0058】
また、上記実施例では基板ボックスを構成するケース体及びカバー体をそれぞれ透明樹脂材料による一体成形品のものとして示したが、要はカバー体のカバー側封止部の連結部のような開封のための切断行為がなされる箇所が透明であってその内部に有色気体が封入されており、不正行為による切断が行われたときには、その有色気体が外気に飛散することにより色が抜けるような状態のものであれば良い。
【0059】
更に、基板収納ボックスの封止構造においても、上記実施例のように限定されるものではなく、要は一度組み立てられた基板収納ボックスはボックス自体や締結された封止部を破壊することなく開封することができないようにして、開封のための連結部を切断することによってのみ簡便に開封される構造のものであれば良いということは言うまでもない。
【0060】
尚、上記実施例では、この遊技機の遊技内容を制御するメインの制御基板である主制御基板の基板収納ボックスに適用した例を示したが、遊技機に備えられるそれ以外の制御基板等を収納するボックスについても適用可能なのは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機によれば、基板収納ボックスを部分的に壊すなどしない限り、制御基板を取り出すことが不可能で、痕跡を残すことなく不正行為をすることはできない上に、その痕跡修復などして消すことが非常に困難である。これにより、遊技機に対する不正行為を未然に防止することができ、健全な遊技産業の発展に一層寄与し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】図1に示されたパチンコ遊技機の裏面を示した図である。
【図3】制御基板の接続を示したブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る基板収納ボックスの外観斜視図を示した図である。
【図5】図3に示された基板収納ボックスの分解斜視図である。
【図6】図3に示された封止部の縦断面図を示した図である。
【図7】図3に示された封止部の横断面図を示した図である。
【図8】図6に示した連結部への有色気体封入工程を順を示した図である。
【図9】従来一般に知られる基板収納ボックスの上面図を示した図である。
【図10】図8の封止部の横断面図を示した図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機
82 制御基板
90 基板収納ボックス
91 ケース体
92 カバー体
110 封止部
111 封止ピン
113 封止ピン固定板
115 封止ピン固定板
118 連結部
119 有色気体
Claims (1)
- 遊技に関する制御を行う制御基板が収容されるケース体と、該ケース体に被着されるカバー体とからなる基板収容ボックスを備えた遊技機において、前記ケース体とカバー体には夫々互いに封止状態で締着される複数の封止部が互いに対応して設けられると共に、該カバー側封止部とケース側封止部の少なくとも一方の封止部は夫々切断可能な連結部を介して連結され、該各連結部の切断領域に前記ケース体とカバー体の封止状態の解放時には不可避的に破壊される空洞部が形成されると共に、該各空洞内には外部より視認可能に有色気体が封入され、該有色気体は前記空洞部の破壊時には外気に飛散されるように構成したことを特徴とする遊技機。
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