JP2011062310A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を、装飾部材14の側壁14b、基部14a、ネジ163aを介して、制御基板161のグランドライン161gおよび電源ライン161hに流すことで、遊技球に帯電した静電気を放電させる。
【選択図】図4
Description
特に、センター役物等の装飾部材のデザイン性を向上させるために装飾部材にメッキ等を施してしまうと、より遊技球に静電気が帯電し易くなってしまうので、装飾部材に使用できる部材が限定されてしまい、装飾部材のデザイン性を向上させることも困難でもあった。
これにより、遊技球に帯電した静電気を効果的に除去して、遊技機の誤動作や故障を防止することができる。特に、遊技領域に設けた装飾部材を、ゴム、プラスチック等の絶縁体の材料で構成することに限定されず、装飾部材に用いることができる材料の選択の幅が広がり、装飾部材のデザイン性を向上させることもできる。
ここで、遊技球に帯電した静電気は、一般的には電圧の低いグランド側に流れることになるが、静電気の電圧が非常に大きいときには、グランド側から静電気がはね返る場合がある。このような場合であっても、グランド側からのはね返りの静電気を、電源電圧側で吸収することができ、静電気を効果的に除去し、遊技機の誤動作や故障を効果的に防止することができる。
図1は本発明の遊技機の一例を示す正面図であり、図2は遊技機の裏面側の斜視図である。
遊技者が操作ハンドル3に触れると、操作ハンドル3内にあるタッチセンサ3bが、操作ハンドル3に遊技者が触れたことを検知し、発射制御基板106にタッチ信号を送信する。発射制御基板106は、タッチセンサ3bからタッチ信号を受信すると、発射用ソレノイド4aの通電を許可する。そして、操作ハンドル3の回転角度を変化させると、操作ハンドル3に直結しているギアが回転し、ギアに連結した発射ボリューム3aのつまみが回転する。この発射ボリューム3aの検出角度に応じた電圧が、遊技球発射機構に設けられた発射用ソレノイド4aに印加される。そして、発射用ソレノイド4aに電圧が印加されると、発射用ソレノイド4aが印加電圧に応じて作動するとともに、操作ハンドル3の回動角度に応じた強さで、遊技領域6に向けて遊技球を発射する。
また、上記遊技領域6には、複数の一般入賞口7が設けられている。これら各一般入賞口7には、一般入賞口検出スイッチ7aが設けられており、この一般入賞口検出スイッチ7aが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
なお、上記第1始動口9および第2始動口10には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ9aおよび第2始動口検出スイッチ10aがそれぞれ設けられており、これら検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、後述する「大当たりの抽選」が行われる。また、検出スイッチ9a、10aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
なお本実施形態では、液晶表示器(LCD)等からなる液晶表示装置13を設けたが、液晶表示装置13の代わりに、複数のLEDから構成される7セグメントLED、ドットマトリクスを設けてもよい。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器22と第2特別図柄保留表示器23とに表示される。なお、第1保留が1つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の左側のLEDが点灯し、第1保留が2つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の2つのLEDが点灯する。また、第1保留が3つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留が4つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の2つのLEDが点滅する。また、第2特別図柄保留表示器23においても、上記と同様に第2保留の保留個数が表示される。
そして、普通図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器22および第2特別図柄保留表示器23と同様の態様によって、普通図柄保留表示器24において表示される。
次に、図3の遊技機のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。
また、主制御基板101は、遊技店のホールコンピュータ等において遊技機の管理をするために必要となる外部情報信号を遊技情報出力端子板108に出力する。
例えば、大当たり抽選に参照される大当り判定テーブル、普通図柄の抽選に参照される当り判定テーブル、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル等がメインROM101bに記憶されている。
なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
例えば、メインRAM101cには、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、判定記憶領域、第1特別図柄記憶領域、第2特別図柄記憶領域、高確率遊技状態の残り変動回数(X)記憶領域、時短遊技状態の残り変動回数(J)記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、大入賞口入球数(C)記憶領域、遊技状態記憶領域、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、演出用伝送データ格納領域、各種のタイマカウンタが設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
例えば、主制御基板から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル、停止表示する演出図柄30の組み合わせを決定するための演出図柄決定テーブル等がサブROM102bに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
サブRAM102cには、コマンド受信バッファ、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
また、RTC102dを設けずに、バックアップRAMとしての機能を有するサブRAM102cに設けたカウンタを、所定時間ごと(例えば2ms毎)にカウントアップすることによって時間を計時してもよい。
また、図示しない遊技球貸出装置(カードユニット)が払出制御基板103に接続されているか確認し、遊技球貸出装置(カードユニット)が接続されていれば、発射制御基板106に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
ここで、発射用ソレノイド4aの回転速度は、発射制御基板106に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
より具体的な遊技盤用照明装置160の点灯制御に関しては、ランプ制御基板104は遊技盤用照明装置160の左サイドLED基板161とも接続されており、ランプ制御基板104から左サイドLED基板161に対して、電源電圧信号(15V)、グランド信号(GND)、制御信号(CTL1〜CTL3)が適宜出力されることで、左サイドLED基板161に搭載されたLEDの点灯制御を行っている。
すなわち、演出図柄画像やキャラクタ画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。このとき、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAMに記憶させる。
次に、遊技が進行する際の遊技状態について説明する。本実施形態においては、「低確率遊技状態」「高確率遊技状態」「時短遊技状態」「非時短遊技状態」のいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。ただし、遊技の進行中において、遊技状態が「低確率遊技状態」または「高確率遊技状態」である場合には、必ず「時短遊技状態」または「非時短遊技状態」となっている。つまり、(1)「低確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、(2)「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合と、(3)「高確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、(4)「高確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合とが存在することとなる。
なお、遊技を開始したときの遊技状態、すなわち遊技機1の初期の遊技状態は、「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」に設定されており、この遊技状態を本実施形態においては「通常遊技状態」と称することとする。
なお、低確率遊技状態から高確率遊技状態に変更するのは、後述する大当たり遊技を終了した後である。
したがって、「時短遊技状態」においては、「非時短遊技状態」よりも、普通図柄ゲート8を遊技球が通過する限りにおいて、第2始動口10が第2の態様に制御されやすくなる。これにより、「時短遊技状態」では、遊技者が遊技球を消費せずに遊技を進行することが可能となる。
なお、普通図柄の抽選において当たりに当選する確率を「非時短遊技状態」および「時短遊技状態」のいずれの遊技状態であっても変わらないように設定してもよい。
本実施形態において「大当たり」というのは、第1始動口9または第2始動口10に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当たり遊技を実行する権利を獲得したことをいう。
「大当たり遊技」においては、大入賞口11が開放されるラウンド遊技を計15回行う。各ラウンド遊技における大入賞口11の総開放時間は最大29.5秒に設定されており、この間に大入賞口11に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「大当たり遊技」は、大入賞口11に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できることから、多量の賞球を獲得可能な遊技である。
次に、図4の遊技盤用照明装置の分解斜視図を用いて、遊技盤用照明装置の構成について説明する。
この側壁14bは、遊技盤面上に対して垂直に立ちあがり、遊技領域6を流下する遊技球が装飾部材14の開口部に進入しないように壁となっている。このため、遊技領域6を流下する遊技球は、側壁14bに衝突して、その壁部14bの左側を流下することとなる。
この制御基板161には、赤、緑、青の3色が発光可能な3個のLED161a、161b、161cと、ランプ制御基板104と配線を介して接続されるコネクタ161dと、図示しない抵抗器とが搭載され、鋼製のネジ163aを嵌入するためのネジ孔161eが形成されている。
また、LEDカバー162は、鋼製のネジ163b、163cを嵌入するためのネジ孔162b、162cが形成されている。
このため、制御基板161は、ネジ163aをネジ孔14d、161eに嵌入させることで、装飾部材14にネジ止めされることになる。同様に、LEDカバー162についても、ネジ163bをネジ孔14c、162bに嵌入させ、ネジ163cをネジ孔14e、162cに嵌入させることで、装飾部材14にネジ止めされることになる。
このため、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を、装飾部材14の側壁14b、基部14a、ネジ163aを介して、積極的に制御基板161に流すことができる。そして、後述するように、制御基板161上で、入力した静電気を放電させることができるから、遊技球に帯電した静電気を効果的に除去して、遊技機の誤動作や故障を防止することができる。
次に、図5の制御基板の正面図を用いて、制御基板161の構成について説明する。
この導電体の配線がプリントされた制御基板161の表面には、3個のLED161a、161b、161cと、5個の抵抗器(R1〜R5)と、2個のツェナーダイオード(ZD1、ZD2)とが搭載され、それぞれの部品には図6の回路図に従った導電体の信号ラインがプリントされている。
具体的には、コネクタ161dの1ピンからの信号ライン161iはランプ制御基板104の基準電圧となるグランド(GND)と接続されており、2ピンからの信号ライン161jには電源基板107から供給された電源電圧がランプ制御基板104を介して入力され、3ピンからの信号ライン161kには赤色のLEDに対応する制御信号(CTL1)が入力され、4ピンからの信号ライン161mには緑色のLEDに対応する制御信号(CTL2)が入力され、5ピンからの信号ライン161nには青色のLEDに対応する制御信号(CTL3)が入力される。
そして、円環状の静電気入力ライン161fは、グランド側のグランドライン161gと電源電圧側の電源ライン161hとに接続されていることから、静電気入力ライン161fから入力した静電気をグランドまたは電源電圧に流し、放電させることができる。
これにより、静電気がグランドラインに流れやすくなるので、グラウンド側への静電気の放電を主として、電源電圧側への静電気の放電は補助的に用いることができ、静電気の入力による電源電圧の変化を抑制し(電圧のブレを少なくし)、遊技機の誤動作や故障を効果的に防止することができる。
次に、図6を用いて、制御基板の回路図について説明する。図6(a)は、本実施形態の制御基板161の回路図を示したものであり、図6(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図6(a)の一部を抜き出した等価回路である。
さらには、装飾部材の側壁14b、基部14a、ネジ163a(メッキビス止め)を介して、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気が入力される。
より具体的には、赤色(R)のLED3(161a)のカソード側と赤色(R)のLED2(161b)のアノード側とが導電体の配線で接続され、緑色(G)のLED3(161a)のカソード側と緑色(G)のLED2(161b)のアノード側とが導電体の配線で接続され、青色(B)のLED3(161a)のカソード側と青色(B)のLED2(161b)のアノード側とが導電体の配線で接続されている。
より具体的には、赤色(R)のLED2(161b)のカソード側と赤色(R)のLED1(161c)のアノード側とが導電体の配線で接続され、緑色(G)のLED2(161b)のカソード側と緑色(G)のLED1(161c)のアノード側とが導電体の配線で接続され、青色(B)のLED2(161b)のカソード側と青色(B)のLED1(161c)のアノード側とが導電体の配線で接続されている。
すなわち、メッキビス止めからは、コネクタ161dの1ピンのグランド(GND)とコネクタ161dの2ピンの電源電圧(15V)とに並列接続されていることになるが、電源電圧側に設けられた抵抗器R4の方がグランド側に設けられた抵抗器R5よりも大きいため、主としてグランド側に静電気を流すことができる。
次に、図7を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の回路図の変形例1について説明する。図7(a)は、制御基板161の回路図を示したものであり、図7(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図7(a)の一部を抜き出した等価回路である。
すなわち、コネクタ161dの1ピンのグランド(GND)とメッキビス止めとが導電体の配線で接続されており、その配線上にはツェナーダイオード(ZD3)が直列的に接続されている。
特に、ツェナーダイオード(ZD3)であれば、非常に瞬間的に高くなる静電気を除去することができる。詳しくは、図14を用いて後述する。
次に、図8を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の回路図の変形例2について説明する。図8(a)は、制御基板161の回路図を示したものであり、図8(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図8(a)の一部を抜き出した等価回路である。
すなわち、コネクタ161dの1ピンのグランド(GND)とメッキビス止めとが導電体の配線で接続されており、その配線上にはメッキビス止め側から順番に第1のコイル(L1)、第2のコイル(L2)が直列的に接続されている。
ここで、第1のコイル(L1)は高周波の範囲で静電気を除去する性能を有するものであり、第2のコイル(L2)は低周波の範囲で静電気を除去する性能を有するものである。
また、高周波の静電気と低周波の静電気とを除去した上で、除去できなかった静電気をグランドで放電させることができる。
特に、メッキビス止めから入力された静電気は、第1のコイル(L1)、第2のコイル(L2)、グランドの順番に流れていくので、最初に第1のコイル(L1)によって高周波の静電気を除去し、静電気を低周波にさせた後、第2のコイル(L2)によって低周波の静電気を除去することができ、より効果的に静電気を除去することができる。詳しくは、図14を用いて後述する。
次に、図9を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の回路図の変形例3について説明する。図9(a)は、制御基板161の回路図を示したものであり、図9(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図9(a)の一部を抜き出した等価回路である。
すなわち、コネクタ161dの1ピンのグランド(GND)とメッキビス止めとが導電体の配線で接続されており、その配線上にはメッキビス止め側から順番にツェナーダイオード(ZD3)、第1のコイル(L1)が直列的に接続されている。
また、ツェナーダイオード(ZD3)の性質を用いて第1の性質の静電気(非常に瞬間的に高くなる静電気)を除去し、第1のコイル(L1)の性質を用いて第2の性質の静電気(高周波または低周波の静電気)を除去した上で、除去できなかった静電気をグランドで放電させることができる。
特に、メッキビス止めから入力された静電気は、ツェナーダイオード(ZD3)、第1のコイル(L1)、グランドの順番に流れていくので、最初にツェナーダイオード(ZD3)によって瞬間的に高い静電気を除去した後、第1のコイル(L1)によって所定の周波数の静電気を除去することができ、より効果的に静電気を除去することができる。詳しくは、図14を用いて後述する。
次に、図10を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の回路図の変形例4について説明する。図10(a)は、制御基板161の回路図を示したものであり、図10(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図10(a)の一部を抜き出した等価回路である。
すなわち、コネクタ161dの1ピンのグランド(GND)とメッキビス止めとが導電体の配線で接続されており、その配線上にはメッキビス止め側から順番にツェナーダイオード(ZD3)、第1のコイル(L1)、第2のコイル(L2)が直列的に接続されている。
特に、メッキビス止めから入力された静電気は、ツェナーダイオード(ZD3)、第1のコイル(L1)、第2のコイル(L2)、グランドの順番に流れていくので、最初にツェナーダイオード(ZD3)によって瞬間的に高い静電気を除去した後、第1のコイル(L1)によって高周波の静電気を除去し、静電気を低周波にさせた後、第2のコイル(L2)によって低周波の静電気を除去することができ、より効果的に静電気を除去することができる。詳しくは、図14を用いて後述する。
ここで、図14に示す静電気の波形(ESD波形)を用いて、上述した静電気を除去するための静電気除去部品としてのツェナーダイオード、コイルの効果を補足して説明する。
次に、図11を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の回路図の変形例5について説明する。図11(a)は、制御基板161の回路図を示したものであり、図11(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図11(a)の一部を抜き出した等価回路である。
すなわち、コネクタ161dの2ピンの電源電圧(15V)とメッキビス止めとが導電体の配線で接続されており、その配線上には第1のバリスタ(Z1)が直列的に接続されている。同様に、コネクタ161dの1ピンのグランド(GND)とメッキビス止めとが導電体の配線で接続されており、その配線上には第2のバリスタ(Z2)が直列的に接続されている。
しかしながら、静電気の性質が不明であっても、電源電圧とグランドとに同じ性質のバリスタが接続されているので、発生した静電気を自然に流れやすい方に流すことができ、様々な性質の静電気を効果的に除去することができる。
次に、図12を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の回路図の変形例6について説明する。図12(a)は、制御基板161の回路図を示したものであり、図12(b)は、遊技領域を流下する遊技球に帯電した静電気を放電させる仕組みの回路図であり、図12(a)の一部を抜き出した等価回路である。
すなわち、5ピンのコネクタ161dを6ピンのコネクタに置き換え、新たな2ピンにはランプ制御基板104を介して電源電圧と接続されるとともに、新たな2ピンの電源電圧(15V)は、メッキビス止めと導電体の配線で接続されている。一方、新たな3ピンにもランプ制御基板104を介して電源電圧と接続されるとともに、新たな3ピンの電源電圧(15V)は、LED3(161a)のアノード側と導電体の配線で接続されている。
次に、図13を用いて、遊技球に帯電した静電気を放電させるための制御基板161の変形例7について説明する。
すなわち、ランプ制御基板104のグランド(GND)と接続するためのコネクタ161dの1ピンを削除し、制御基板161のプリント基板上に接地用のグランドパターン161pを設け、グランドライン161gを抵抗器R5の一端に接続し、その抵抗器R5の他端をグランドパターン161pに接続している。
なお、本実施形態では、遊技盤用照明装置160を装飾部材14の左側にしか設けていないが、装飾部材14の上側、下側、右側に設けてもよいし、その数は限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、制御基板161を鋼製のネジ163aによって装飾部材14にネジ止めする場合に、制御基板161にネジ孔161eを形成したが、ネジ163aがグランドライン161gおよび電源ライン161hに接触すれば、制御基板161にネジ孔161eを形成しなくてもよい。例えば、ネジ163aの径によって制御基板161の側面を固定させ、ネジ163aの頭部を制御基板161上のグランドライン161gおよび電源ライン161hに接触させてもよい。
14a 基部
14b 側壁
104 ランプ制御基板
160 遊技盤用照明装置
161 制御基板
161d コネクタ
161i 信号ライン
161j 信号ライン
161f 静電気入力ライン
161g グランドライン
161h 電源ライン
162 LEDカバー
163a ネジ
Claims (3)
- 遊技領域を流下する遊技球に接触可能であって、導電性の導電部を有する装飾部材と、
所定の電子部品が搭載され、グランドに接続されるグランドラインを有する制御基板と、
前記装飾部材の導電部と前記制御基板のグランドラインとに接触する導電性の接触部材とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記制御基板には電源電圧に接続される電源ラインを更に有し、
前記接触部材は、前記制御基板の前記電源ラインにも接触することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記接触部材は、前記装飾部材と前記制御基板とを係止し、前記装飾部材と前記制御基板とを係止したときに、前記装飾部材の導電部と前記制御基板のグランドラインとを接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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