JP2008029488A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1ケース及び第2ケースを有して内部に制御基板が設けられた基板ユニットを備え、前記第1ケースに、前記制御基板に接続されるコネクタのための接続用窓部が設けられた遊技機において、前記接続用窓部を密着状態で覆い、少なくとも一つのコネクタ用開口部を有する第3ケースを、前記第1ケースの内側から着脱自在に取り付け得るように構成し、前記第3ケースのうち、前記接続用窓部を覆う本体部の周辺部の一部に、前記窓部壁体の内側面に沿って設けられる内側壁体を立設させてある。
【選択図】 図9
Description
また、前記封止部材を複数設けることで、これらを個別に使用するようにし、複数回の開閉操作(開封、封印)を可能にしている。
このため、コネクタの数や形状の異なる複数種類の制御基板に対して、それぞれ基板ケースを別個に開発し、製作する必要が生じる。
このようにすれば、各種の遊技機の制御基板においてコネクタの数や形状などが異なる場合であっても、それぞれ別の形状の基板ケースを用意する必要がなくなり、コネクタカバーだけを換えれば対応できるため、余分な手間やコストがかからない。
第1ケース及び第2ケースとは、称呼上の区別であって、制御基板を収容する本体部或いはその蓋体部の何れを現すかは適宜に用いられるものであり、実施例では、制御基板を収容する本体部を第1ケースと呼称している。
前記第1ケースの接続用窓部とは、コネクタ接続により外部へ接続するための開口である。
また、第3ケースとは、前記接続用窓部を覆うもので、実施例はケース状(物を収容する容器)のものではないが(コの字の内側壁体を有するが)、第1ケース及び第2ケースとは別体の物として、第3ケースの称呼を与えている。
更に、第1ケースの接続用窓部を第3ケースが密着状態で覆うとは、例えば、第3ケースの本体部に設けられたコネクタ用開口部より外側を囲うように在る所定部分(本体部の所定部分)と、それに対応する第1ケースの所定部分とが密着状態となっていることを指す。
そして、第3ケースのコネクタ用開口部とは、制御基板に接続されるコネクタが位置するための開口である。
前記第3ケースの前記コネクタ用開口部を覆う本体部の周辺部の一部とは、本体部が正面視で矩形である場合には、その4辺の少なくとも一辺又は一辺の一部を指す。
また、第1ケースの前記接続用窓部を形成する窓部壁体とは、その形状を問わず、窓部を形成する近辺の壁体をいう。
更に、第3ケースの内側壁体とは、第1ケースの前記接続用窓部を形成する窓部壁体の内側(第1ケースの内部側)に位置するという意味で付された用語である。
第1ケース及び第2ケースを有して内部に制御基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部と、その第1封止部と第2封止部とを連結する封止部材とを有し、その封止部材によって前記第1封止部と第2封止部とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備え、前記第1ケースに、前記制御基板に接続されるコネクタのための接続用窓部と、前記接続用窓部及び前記制御基板の表面から所定距離離れて略水平方向に設けられる天板部と、前記接続用窓部及び前記天板部を繋ぐ窓部壁体と、が設けられた遊技機において、
前記接続用窓部を密着状態で覆い、少なくとも一つのコネクタ用開口部を有する第3ケースを、前記第1ケースの内側から着脱自在に取り付け得るように構成し、
前記第3ケースのうち、前記接続用窓部を覆う本体部の周辺部の一部に、前記窓部壁体の内側面に沿って設けられる内側壁体を立設させてあることを特徴とする。
また、この内側壁体を前記第1ケースの前記接続用窓部を形成する窓部壁体の内側面に密着するようにしていることで、内側壁体と窓部壁体とが重なる部分が生じ、且つ、内側壁体が本体部から立設されていることで、両者の間にワイヤー等を侵入させようとしても、内側壁体が邪魔になって直線的に侵入できないと共に両者間に侵入を開始できたとしても、前記両者の重なる部分を通過しなければならず、その侵入方向が制限されることとなって、ケース内部に対する不正を容易に行い得ないのである。
第1ケース及び第2ケースを有して内部に制御基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部と、その第1封止部と第2封止部とを連結する封止部材とを有し、その封止部材によって前記第1封止部と第2封止部とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備え、前記第1ケースに、前記制御基板に接続されるコネクタのための接続用窓部と、前記接続用窓部及び前記制御基板の表面から所定距離離れて略水平方向に設けられる天板部と、前記接続用窓部及び前記天板部を繋ぐ窓部壁体と、が設けられた遊技機において、
少なくとも一つのコネクタ用開口部を有する第3ケースを、そのコネクタ用開口部より外側を覆うように在る所定部分と、それに対応する第1ケースの所定部分とが、それぞれ略平面形状に形成されて互いに接当する状態で、前記第1ケースの内側から着脱自在に取り付け得るように構成し、
前記第3ケースのうち、前記接続用窓部を覆う本体部の周辺部の一部に、前記窓部壁体の内側面に沿って設けられる内側壁体を立設させてあることを特徴とする。
また、第3ケースの内側壁体を、前記第1ケースの前記接続用窓部を形成する窓部壁体の内側面に沿わせるようにしていることで、内側壁体と窓部壁体とが重なる部分が生じ、且つ、内側壁体が本体部から立設されていることで、両者の間にワイヤー等を侵入させようとしても、内側壁体が邪魔になって直線的に侵入できないと共に両者間に侵入を開始できたとしても、前記両者の重なる部分を通過しなければならず、その侵入方向が制限されることとなって、ケース内部に対する不正を容易に行い得ないのである。
前記内側壁体が、コの字の開口を前記第1ケースの外周側に向けた正面視でコの字を形成するように構成されていることを特徴とする。
このように、第3ケースの前記内側壁体がコの字状に構成されることで、単板が立設されるのに比べ、大幅な剛性のアップを図ることができて、第3ケースを変形させる不正侵入の防止をより一層確実なものとすることができる。
前記第3ケースの本体部の外側面と第1ケースの接続用窓部の窓部壁体の端面が面一に形成され、前記第3ケースの長手方向のコの字の対向壁の外側に、前記第1ケースにネジ止めする連結部が夫々設けられ、前記第3ケースの本体部の外側面に対して直交する方向のネジ止めによって前記第3ケースの本体部が第1ケースの接続用窓部の窓部壁体を圧接密着するように構成されていることを特徴とする。
このように、第3ケースの本体部の外側面と第1ケースの窓部壁体の端面を面一にすることで、両者の接当を密着させることができると共に第3ケースの本体部の連結部を設けるに第3ケースの本体部の外側面に対して直交する方向のネジ止めとすることで、このネジの締め付けによって前記両者の密着状態に更に圧力を加えることができて、異物侵入を試みようとしても両者の合わせ目に容易に間隙が生じなくなるようにすることができる。
前記第1ケースが透明又は半透明の合成樹脂で成型され、前記第3ケースの内側壁体の長手方向の内側壁体部分が、前記第1ケースの中心側に向けて、該第1ケースの壁体内面に近づく状態で略並行に延びて識別情報表示部に構成されていることを特徴とする。
このように、前記第3ケースに識別情報表示部が延設されていることで、この識別情報表示部が第3ケースの補強リブとして機能し、第3ケースの強度を向上させることができると共にこの部分に記号、名称等を付して識別情報表示することができ、この情報が、透明又は半透明の第1ケースから視認できるのである。
そして、この識別情報表示部が、第1ケースの壁体内面に近づく状態で略並行に延びる構成とされることで、第3ケースの内側壁体と第1ケースの壁体との間に異物を侵入させようとしたとき、その第3ケースの内側壁体が更に識別情報表示部として延設されていることで、両者の重複部を通り抜けたとしても直ぐに内部に至るものではなく、両者の間を簡単に通り抜けることができないのである。
前記第1ケースの壁体内面の所定位置に、箱状のCPUチップ収納部が設けられ、前記識別情報表示部が、前記CPUチップ収納部の長さを超える長さを有し、且つ、該CPUチップ収納部に対応する位置に配置され、該CPUチップ収納部に向けて延びるように構成されていることを特徴とする。
このように、第1ケースには、重要なCPUチップを配置するに、これを不正侵入から保護するための箱状のCPUチップ収納部が設けられているが、前記識別情報表示部を、このCPUチップ収納部に対応する位置に設け、これに向かって延設されることで、
第1ケースの接続用窓部側からの不正侵入(第3ケースの内側壁体と第1ケースの壁体との間に異物を侵入させる)に対して、ワイヤー等をCPUチップ収納部に到達させようとしても、この間で前記識別情報表示部が邪魔になり、CPUチップ収納部の所要の位置に到達することができず、CPUチップ収納部の付け根部(第1ケースの壁面との接合部)にしか到達できないのであり、CPUチップに対する保護をより確実なものとすることができる。
前記第3ケースの本体部のコの字開口側の一側縁の外面部を受け止める受け面が前記第1ケースの窓部壁体に設けられていることを特徴とする。
即ち、第3ケースの本体部のコの字開口側では、そのままでは、上述の第3ケースの本体部の内側壁体と第1ケースの窓部壁体の端面との接当が得られないところを、第1ケースに受け面を設け、ここで第3ケースの本体部のコの字開口側の一側縁の外面部を受け止めるようにしたことで、結果として第1ケースの窓部壁体の全周に亘って、第3ケースの本体部を確実に接当密着させることができるのである。
前記第1ケースの内側面には、敷設される制御基板の基板受面が形成され、且つ、前記第3ケースの本体部のコの字開口側の一側縁の内面部に沿って突条が設けられ、該第3ケースが第1ケースに固定された状態において、前記突条の内側面が、前記第1ケースの内側面の基板受面と連続して制御基板の基板受面を形成していることを特徴とする。
第1ケースの内側面には、制御基板をピッタリと嵌めこみ敷設するための基板受面が形成されているが、前記第1ケースの窓部壁体の開口によって、この部分だけ制御基板の嵌めこみが浮いてしまうのを防止し、全体としての制御基板の収まりを良くすることができる。
また、前記突条は、同時にその第3ケースの本体部のリブとして機能することにもなり、第3ケースの強度をアップさせる。
前記第3ケースの本体部の外側面には、前記コネクタ用開口部を囲む保護壁が立設されていることを特徴とする。
第3ケースの本体部には、コネクタ用開口部が存在するが、この開口を単なる開口とすると、挿入されたコネクタは略全体が外部に露出することになり、コネクタに他物が接当するとコネクタが変形したり、接合不良を来たし易くなるが、上記のように保護壁を立設することでコネクタを保護することができると共にこのように本体部から保護壁を立設することで、この本体部の強度アップを図ることができる利点もある。
本発明のその他の利点は、以下の説明から明らかとなろう。
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の左側面図であり、図3は、その平面図である。図4は、外枠11に対して内枠12と前面枠(セット)14と、セット板400を開放した状態を示す斜視図である。(但し、図4では便宜上、遊技盤30面上の遊技領城内の構成〔釘、センター役物等〕を空白で示しているが、アウト口36は描いてある)。
前記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。また、内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリルーブタジエンースチレン)樹脂から成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が発揮される。
音出力口24は、内枠12の左右上端部位置に設けられたスピーカからの音を出力するための出力口である。また、灰皿22は、図1に示すように、下皿15の左方に設けられている。灰皿22は左右方向(水平方向)の軸線を軸心にして回動(例えば前方側に向けて前回り)するように支持されている。
つまり、この前面枠14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)12b内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のものであって、具体的には針金、ピアノ線、セルロイド板等)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。また、前面枠14は、内枠12と同様に、合成樹脂、具体的にはABS樹脂により構成されているので、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。
そして、樹脂ベース20の後側には、図4及び図5に示す遊技盤30が着脱可能に装着されている。図5に示すように、遊技盤30は四角形状の合板よりなり、上部一方のコーナーが肩落ちされており(後に述べる)、その周縁部が樹脂ベース20(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。
そして、この一般入賞口31、31及び始動口33に遊技球が入球した場合には、上記各検出センサで検出され、この検出センサの出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出されると共に、始動口33に遊技球が入球した場合には、後述する抽選が開始されることになる。
かかる場合、各種入賞口に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
その他に、遊技盤30の左右下方位置には、上記一般入賞口31、31を備えた装飾部材35が設けられ、また、遊技盤30の下部にはアウト口36が設けられており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って、遊技盤30裏面の図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。さらに、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の誘導釘が植設されているとともに、同様の機能を有する風車が配設されている。
かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
なお、遊技盤30の右下隅部および左下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図5のS1,S2)やプレートを貼着するためのスペースとなっており、この貼着スペースを確保するために、フランジ56に切欠58,59が形成されている。遊技盤30の右下隅部や左下隅部に、証紙等のシール(図7のS1,S2)を貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。
従って、遊技領域と言った場合には誘導レール部分は含まないため、遊技領域の向かって左側限界位置は外レール52によってではなく内レール51によって特定される。同様に、遊技領域の向かって右側限界位置は内レール51によって特定される。また、遊技領城の下側限界位置は遊技盤30の下端位置によって特定される。また、遊技領域の上側限界位置は外レール52によって特定される。
前面枠14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、ベース部材が窓部101を形成する開口を備えており、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲して細化した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。
本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり遊技状態中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光部を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。
図6は、パチンコ機10の背面図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。
[遊技球の払い出しに関するエラー報知]
(タンク球無し)
タンク球無しの報知は、タンクとタンクレールに遊技球が無いことを報知するもので、図1に示す右コーナーLED810が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯し、状態表示812が「1」を点滅表示する。
下受け皿満タンの報知は、図1に示す右コーナーLED813が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯する。そして、状態表示812が「2」を点滅表示する。
払出モーター駆動中にも関わらず払出カウントスイッチに遊技球の通過がない状態を示すもので、右コーナーLED810が点灯し、モニターLED811が消灯し、状態表示812が、「3」を点滅表示する。
(ヒューズ切れ1及びヒューズ切れ2)
ヒューズ切れ1は、図6に示す第1ヒューズ814に定格以上の電流が流れたとき、ヒューズ切れ2は、第2ヒューズ815に以上の定格以上の電流が流れたときに飛んでしまった状態であるが、このエラー状態報知は、表示されない。
その他のエラーとしては、「ガラス枠開放」、「内枠開放」、「遊技球等貸出装置未接続」、「遊技球等貸出装置通信異常」、「コマンド異常」、「コネクタ未接続」がある。そのうち、遊技球等貸出装置が未接続の場合は、図6に示すモニターLED816及びモニターLED817が消灯する。そして、遊技球等貸出装置通信異常は、前記状態表示812が「U」を点滅表示する。
また、コマンド異常は、ハーネスの破損等によるコマンド不良を示すもので、前記状態表示812が「C」を点滅表示する(電源投入時にコマンド異常になった場合は点灯表示)。更に、コネクタ未接続は、モニターLED818が消灯する(ただし、発射動作中は点滅する)。
尚、図6において、819は、遊技機電源コードを示し、820は、電源スイッチを示し、821は、外部接続アース線を示す。
この実施例において、基板ユニットとして「第1制御基板ユニット201」と「第2制御基板ユニット202」について言及したが、本発明の特徴説明に際しては、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を収容してなる主制御装置261が搭載されている第1制御基板ユニット201について説明する。
図7乃至図15に示すように、この基板ユニットは、前記第1ケース70側に設けられる第1封止部71と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部86と、その第1封止部71と第2封止部86とを連結する封止部材87とを有し、その封止部材87によって前記第1封止部71と第2封止部86とが連結されている場合に前記制御基板80を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とするものであり、且つ、前記第1ケース70に、前記制御基板80に接続されるコネクタ99のための接続用窓部72が設けられたものである。
尚、この実施例においては、前記接続用窓部72の開口は、約15mm×177mmのものが一つである。しかし、この開口は、他の形態として、一つでなく、複数に区画されている場合もこの接続用窓部72に含まれる。
このように、前記第1ケース70には、前記制御基板80に接続されるコネクタ99のための接続用窓部72と、前記接続用窓部72及び前記制御基板80の表面から所定距離離れて略水平方向に設けられる天板部77と、前記接続用窓部72及び前記天板部77を繋ぐ窓部壁体73と、が設けられている。
このように、前記第3ケース90のうち、前記接続用窓部72を覆う本体部92の周辺部の一部に、前記窓部壁体73の内側面に沿って設けられる内側壁体93を立設させてある。
この実施例においては、前記コネクタ用開口部91は、既述のように5個が互いに所定の間隔を空けて設けられており、その二つに前記保護壁96が設けられている。この保護壁96の前記本体部92の外側面92aからの立ち上がりの高さは、6mmに設定している。勿論、何れのコネクタ用開口部91に保護壁96を設けるのかは設計上の問題であり(対応位置の制御基板80の特定構造のコネクタの接続を必要とする各素子の配置による)、場合によっては、全てのコネクタ用開口部91に保護壁96を設ける場合もあると共に逆に何れのコネクタ用開口部91にも設けないこともあり得る。
この受け面75は、第1ケース70の窓部壁体73を構成する第1ケース70の一側辺の内側に位置し、この一側辺の内側に形成された細幅の基板受面76から、この第3ケース90の厚み分だけ一段落ち込んだ状態で形成されている。
そして、この受け面75は、第1ケース70の窓部壁体73の端面73aと面一に形成されている。
上記の構成、即ち、第1ケース70の接続用窓部72を覆う第3ケース90の本体部92の周辺部の一部に内側壁体93を立設させたことによって、この第3ケース90を構造的に強度あるものとすることができて、基板ユニットの内部へのワイヤー、冶具等による不正侵入に際して、第3ケース90を変形させようとしたときに容易に変形させることが難しくなり、不正侵入をより一層確実に防止できるものである。
また、第3ケース90の本体部92の外側面92aと第1ケース70の窓部壁体73の端面73aを面一にすることで、両者の接当を密着させることができると共に第3ケース90の本体部92の連結部94を設けるに、第3ケース90の本体部92の外側面92aに対して直交する方向のネジ止めとすることで、このネジの締め付けによって前記両者の密着状態に更に圧力を加えることができて、異物侵入を試みようとしても両者の合わせ目に容易に間隙が生じなくなるようにできるのである。
また、この識別情報表示部95が、第1ケース70の壁体内面に近づく状態で略並行に延びる構成とされることで、第3ケース90の内側壁体93と第1ケース70の壁体との間に異物を侵入させようとしたとき、その第3ケース90の内側壁体93が更に識別情報表示部95として延設されていることで、両者の重複部を通り抜けたとしても直ぐに内部に至るものではなく、両者の間を簡単に通り抜けることができないのである。
そして、前記突条97は、同時にその第3ケース90の本体部92のリブとして機能することにもなり、第3ケース90の強度をアップさせる。
71:第1封止部
72:接続用窓部
73:窓部壁体
73a:窓部壁体の端面
74:CPUチップ収納部
75:受け面
76:基板受面
80:制御基板
85:第2ケース
86:第2封止部
87:封止部材
90:第3ケース
91:コネクタ用開口部
92:本体部
92a:外側面
93:内側壁体
93a:内側壁体長辺部分
93b:内側壁体短辺部分
94:連結部
95:識別情報表示部
96:保護壁
97:突条
97a:内側面
99:コネクタ
Claims (2)
- 第1ケース及び第2ケースを有して内部に制御基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部と、その第1封止部と第2封止部とを連結する封止部材とを有し、その封止部材によって前記第1封止部と第2封止部とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備え、前記第1ケースに、前記制御基板に接続されるコネクタのための接続用窓部と、前記接続用窓部及び前記制御基板の表面から所定距離離れて略水平方向に設けられる天板部と、前記接続用窓部及び前記天板部を繋ぐ窓部壁体と、が設けられた遊技機において、
前記接続用窓部を密着状態で覆い、少なくとも一つのコネクタ用開口部を有する第3ケースを、前記第1ケースの内側から着脱自在に取り付け得るように構成し、
前記第3ケースのうち、前記接続用窓部を覆う本体部の周辺部の一部に、前記窓部壁体の内側面に沿って設けられる内側壁体を立設させてある、
ことを特徴とする遊技機。 - 第1ケース及び第2ケースを有して内部に制御基板が設けられた基板ユニットであって、前記第1ケース側に設けられる第1封止部と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部と、その第1封止部と第2封止部とを連結する封止部材とを有し、その封止部材によって前記第1封止部と第2封止部とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニットを破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とする基板ユニットを備え、前記第1ケースに、前記制御基板に接続されるコネクタのための接続用窓部と、前記接続用窓部及び前記制御基板の表面から所定距離離れて略水平方向に設けられる天板部と、前記接続用窓部及び前記天板部を繋ぐ窓部壁体と、が設けられた遊技機において、
少なくとも一つのコネクタ用開口部を有する第3ケースを、そのコネクタ用開口部より外側を覆うように在る所定部分と、それに対応する第1ケースの所定部分とが、それぞれ略平面形状に形成されて互いに接当する状態で、前記第1ケースの内側から着脱自在に取り付け得るように構成し、
前記第3ケースのうち、前記接続用窓部を覆う本体部の周辺部の一部に、前記窓部壁体の内側面に沿って設けられる内側壁体を立設させてある、
ことを特徴とする遊技機。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011050435A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Maruhon Industry Co Ltd | 遊技機用の制御基板収納ケース |
JP2014223490A (ja) * | 2014-07-22 | 2014-12-04 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000024262A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-25 | Sanyo Bussan Kk | 遊技機 |
JP2006087592A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2006
- 2006-07-27 JP JP2006204712A patent/JP5201306B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2000024262A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-25 | Sanyo Bussan Kk | 遊技機 |
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