JP2001242253A - 放射線検出器およびx線ct装置 - Google Patents

放射線検出器およびx線ct装置

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JP2001242253A
JP2001242253A JP2000354643A JP2000354643A JP2001242253A JP 2001242253 A JP2001242253 A JP 2001242253A JP 2000354643 A JP2000354643 A JP 2000354643A JP 2000354643 A JP2000354643 A JP 2000354643A JP 2001242253 A JP2001242253 A JP 2001242253A
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radiation detector
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radiation
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Yasuo Saito
泰男 斉藤
Hiroaki Miyazaki
博明 宮崎
Hiroshi Aradate
博 荒舘
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、非常に多くの検出素子のマ
トリクス状のタイリングを実現する放射線検出器を提供
することにある。 【解決手段】本発明の放射線検出器は、配列された複数
の素子ブロック15を有し、素子ブロック15各々は単
一基板上にm×nのマトリクスで形成された複数の放射
線検出素子を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線等の放射線を
電気信号として検出する複数の検出素子がマトリクス状
に配列された2次元アレイ型の放射線検出器およびX線
CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用X線CT装置は、X線管と検出器
とを有する。X線管で発生されたX線は、被検体を透過
して、検出器に入射する。検出器は、X線等の放射線を
電気信号として検出する複数の検出素子を備えている。
検出素子には、蛍光体(シンチレータ等)でX線を光に
変換し更にその光を光電変換素子(フォトダイオード
等)で電気信号に変換する間接変換形と、特定の半導体
の特性、つまりX線により半導体内の電子正孔対の生成
及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直
接変換形とがあり、今後は、小型、軽量、平板形を実現
できる直接変換形が普及するものと考えられている。
【0003】X線CT用の検出器としては、シングルス
ライス型検出器が普及している。シングルスライス型検
出器は、一列に配列された複数の検出素子を備えてい
る。このシングルスライス型検出器を複数列並べたマル
チスライス型検出器も知られている。
【0004】図1に、従来のマルチスライス型検出器の
部分断面図を、図2にその平面略図、示す。なお、図2
では、シンチレータが取り除かれている。複数のフォト
ダイオード92がシンチレータ97の背面に配置され
る。複数のフォトダイオード92は、複数のワイヤ91
を介して、複数の積分器95にそれぞれ接続されてい
る。選択スイッチ96は、各列に1つずつ設けられてい
る。積分器95の出力は選択スイッチ96を介して順番
に読み出される。選択スイッチ96の出力は、ボンディ
ングワイヤ93を介して基板94に電気的に接続されて
いる。
【0005】積分器95は、フォトダイオード92で検
出した信号を蓄積する。また、積分信号は、選択スイッ
チ96により順番にボンディングワイヤ93を介して基
板94に出力される。選択スイッチ96により積分信号
を順番に読み出す理由は、基板14に形成できるボンデ
ィングワイヤの数が制限されているためである。
【0006】上記マルチスライス型検出器よりもチャン
ネル数が多く、さらに縦方向(スライス方向)の素子ピ
ッチが横方向(チャンネル方向)のそれとほぼ同一の2
次元アレイ型検出器が、次世代の検出器として注目され
ている。
【0007】しかし、この2次元アレイ型検出器の実用
化には、様々な解決しなければならない問題点が複数立
ちはだかっている。
【0008】その第1の問題は、2次元アレイ型検出器
のように検出素子数が非常に多くなると、その多くの素
子を特定の形状にタイルする工作の精度が低下してしま
うことである。
【0009】第2の問題は、2次元アレイ型検出器のよ
うに検出素子数が非常に多くなると、正常に機能しない
検出素子が発生する可能性が高くなり、従って歩留まり
が低下する。
【0010】同様に、長く使用していると、そのうち
に、多くの検出素子の中には正常に機能しない素子が発
生することは避けられない。その場合、検出素子アレイ
又は検出器全体を交換する必要があり、そのために必要
な費用は安価ではない。これが第3の問題である。
【0011】また、CTでは1回転あたり数百又は数千
回という膨大な回数の信号サンプリングが行われてい
る。従って、1周期の信号読出しのために許されている
時間は極短い。この短い読出し時間内に、非常に多くの
チャンネルの信号の読出しを完了することは非常に難し
い。これが第4の問題である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非常
に多くの検出素子のマトリクス状のタイリングを実現す
る放射線検出器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線検出器
は、配列された複数の素子ブロックを有し、前記素子ブ
ロック各々は単一基板上にm×nのマトリクスで形成さ
れた複数の放射線検出素子を有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図3は、第1の
実施形態におけるX線CT装置のシステム図である。
【0015】X線管131は、放射線検出器127と共
に被検体132の周囲を回転可能に支持されている。X
線管131は、チャンネル方向Cとスライス方向A(回
転軸に平行な方向(紙面に垂直な方向))との2方向に
広がるいわゆるコーンビームX線を発生する。被検体1
32を透過したX線は、放射線検出器127で検出され
る。この放射線検出器127により検出された信号は、
データ収集回路134を介して補正処理などを行うデー
タ処理装置135に送られ、所定の信号処理を受け、そ
して記憶装置136に一時的に記憶される。ホストコン
トローラ138には、X線管131へ電力を供給する高
電圧発生装置139、X線管131等を回転させる回転
架台の架台駆動部140、データを再構成する再構成装
置137、再構成装置137により再構成された画像を
表示する表示装置141、表示装置141を操作する操
作部142、操作部142からホストコントローラ13
8に制御信号を送る入力装置143などが接続されてい
る。
【0016】図4には、放射線検出器127の構造を概
略的に示している。放射線検出器127は、チャンネル
方向Cに沿って配列された複数、例えば38個の検出器
モジュール34から構成される。X線CTの場合には、
38個の検出器モジュール34は、平面的ではなく、X
線管131の焦点を中心とした円弧上に配列される。1
つの検出器モジュール34は、1つの素子モジュール2
6と、1つのコリメータモジュール33とから構成され
る。さらに素子モジュール26は、スライス方向Aに沿
って配列された複数、例えば4個の素子ブロック15か
ら構成されている。1つの素子ブロック15は、単一の
基板上に周辺回路とともにマトリクス状に形成されたm
×n個の検出素子を備えている。なお、ここでは1つの
検出素子を1つのチャンネルとして扱うが、もちろん、
近隣の所定数の検出素子を1つのチャンネルとして扱う
ものであってもよい。1つのブロックあたりのチャンネ
ル数は、半導体デバイス製造上、比較的歩留まりの良好
な例えば24×64のマトリクスサイズで製造される。
【0017】ブロック製造段階において、素子ブロック
15は個々に検品され不良品は排除される。そして、複
数、例えば4つの素子ブロック15がスライス方向Aに
沿って配列され、モジュールベース(図10(a)のエ
レメント18)の上に固定される。なお、連結された4
つの素子ブロック15を素子モジュール26と称する。
この素子モジュール26の上にコリメータモジュール3
3が取り付けられる。これにより検出器モジュール34
が完成する。素子ブロック15は、基本的に分解不能に
組み立てられるが、検出器の組み立て、試験、修理及び
交換は、素子ブロック15ではなく、検出器モジュール
34の単位で行われるこが好ましい。
【0018】38個の検出器モジュール34が、湾曲し
た検出器ベース28(図10(a))上に配列される。
これにより放射線検出器127が完成する。これら38
個の検出器モジュール34は、検出器ベース28に対し
て個々に着脱自在である。これは、ある1つの検出器モ
ジュール34が動作不良を起こしたとき、その検出器モ
ジュール34だけを正常な検出器モジュール34に交換
することにより、安価且つ迅速に放射線検出器127を
故障から回復させることを実現する。
【0019】なお、素子モジュール26を用いることな
く、素子ブロック15を方向Aと方向Cとの互いに直交
する2つの方向に配列することにより、放射線検出器1
27を構成しても良いが、モジュール34単位で扱う方
が、作業効率及び歩留まり等の面から好ましい。
【0020】図5は、素子ブロック15の分解斜視図、
図6は断面図である。基板14の表面にm×nマトリク
ス状に形成されたフォトダイオード17がマウントされ
ている。フォトダイオード17上に、シンチレータブロ
ック16が取り付けられる。シンチレータブロック16
は、フォトダイオード17のマトリクスと同じm×n個
のシンチレータピース11から構成される。
【0021】シンチレータピース11の側面とX線入射
面には光反射材がコートされている。光反射材は、外乱
光の入射を防止するとともに、各シンチレータピース1
1で発生した光のリークを防止する。光反射材のコート
は、白色のプラスチック板をシンチレータピース11の
側面とX線入射面に貼り付けることで代用され得る。
【0022】大部分のシンチレータピース11は、直方
体、典型的には立方体であるが、スライス方向Aの両端
に位置するn個のシンチレータピース11は、図6に示
すように、その端面が略中央付近から底面にかけて内側
に斜めに切り欠かれており、略5角形の断面形状を有し
ている。この切り欠き部分30のスペースに、フォトダ
イオード17を基板14に接続するためのボンディング
ワイヤ13が収められる。この構造により、図9
(a)、図9(b)に示すように、素子モジュール28
を構成するために4つの素子ブロック15をスライス方
向Aに沿ってジョイントする際、素子ブロック15の間
でシンチレータピース11どうしを密着させて、ブロッ
ク間のギャップを解消することができる。また、ボンデ
ィングワイヤ13をスライス方向の端部から引き出した
ので、図9(c)に示すように、検出器モジュール34
をチャンネル方向Cに配列する際、モジュール間のギャ
ップを解消することができる。
【0023】なお、切り欠き部分30の形状には特に制
限は無い。例えば、図7に示すように、シンチレータピ
ース11の端面を、表面から底面にかけて斜めに切り欠
いてもよい。この場合、当該端のシンチレータピース1
1は台形の断面形状を有する。また、シンチレータピー
ス11の端面を、直線的ではなくて、図8に示すよう
に、適度な湾曲をつけて切り欠くようにしてもよい。
【0024】素子ブロック15(基板14)の表面積
は、シンチレータブロック16のX線入射面と概ね等し
く設計されている。また、シンチレータブロック16の
大きさは概ね等しく設計されている。なお、スライス方
向Aの両端に位置するフォトダイオード17の大きさ
は、ジョイントマージンのために、両端以外のフォトダ
イオード17の大きさより若干小さく設計されているか
もしれない。この場合、検出器モジュール34のスライ
ス方向Aの端のチャンネルは端以外のものと比べて、X
線変換率が大きく異なる傾向があるが、この問題は、端
のチャンネルで検出したデータを、データ処理装置35
で重み付け補間などのデータ補正を行うことで解決可能
である。重みについては、検査の目的、例えば端の素子
のデータの精度や期待する解像度などを考慮して設定す
る。
【0025】フォトダイオード17で検出された信号
は、電気信号として、ボンディングワイヤ13を介して
基板14に送られる。ボンディング加工技術上の問題
で、ボンディングワイヤ13は、フォトダイオード12
の表面からある程度、突出する。突出したボンディング
ワイヤ13は、スライス方向Aに隣接する2つの素子ブ
ロック15の切り込み部分30の合計スペースに収めら
れる。
【0026】図10(a)には、1つの検出器モジュー
ル34をスライス方向から見た側面図を示している。上
述したように、1つの検出器モジュール34は、スライ
ス方向に連結される4つの素子ブロック15からなる1
つの素子モジュール26と、素子モジュール26の上に
取り付けられた1つのコリメータモジュール33とから
構成される。素子モジュール26は、板状のモジュール
ベース18の上に固定用スタンド31を介して固定され
る。素子モジュール26の背面には、フォトダイオード
17から信号を読出し、収集するデータ収集回路基板2
5が配置されている。フォトダイオード17からボンデ
ィングワイヤ13を介して基板14へ送られた信号は、
図11に示すように、基板内部配線を通り、基板背面に
配置されたデータ収集装置143の回路基板25へ送ら
れる。なお、この回路25は、フォトダイオード17の
基板14上にフォトダイオードアレイ及びその周辺回路
とともに形成するようにしてもよい。
【0027】コリメータモジュール33は、タングステ
ン、モリブデン等の重くて剛性の高い複数のコリメータ
板20を有する。複数のコリメータ板20は、チャンネ
ルのピッチに等しい間隔で平行に配列されるように、2
枚のコリメータサポート21の間にサポートされてい
る。コリメータモジュール33は、複数のコリメータ板
20が複数のチャンネルの境界の上にそれぞれ位置する
ように、素子モジュール26に対して位置整合されてい
る。
【0028】コリメータモジュール33のチャンネル方
向Cの幅は、素子モジュール26の幅に等しく設計され
ている。しかし、コリメータモジュール33は、素子モ
ジュール26の真上に配置されるのではなく、素子モジ
ュール26に対して、隣り合う検出素子(チャンネル)
の中心点間距離(ピッチ)Δdの1/2の距離(Δd/
2)だけ、チャンネル方向Cにずらされている。このコ
リメータモジュール33を素子モジュール26に対して
距離(Δd/2)だけずらしたことにより、図10
(b)に示すように、隣り合う素子モジュール26のチ
ャンネルの境界の真上にコリメータ板20を位置させる
ことができる。これにより、38個の検出器モジュール
34を検出器ベース28の上に一列に配列したとき、あ
るモジュール34Aの右端のチャンネルCAと、その右
隣のモジュール34Bの左端のチャンネルCBとの間に
も、当該右隣のモジュール34Bの突出している左端の
コリメータ板20Bが配置され、端以外と同様な散乱線
除去効果が得られる。
【0029】このように同一構造のモジュール34をチ
ャンネル方向Cに順番に配置していくことで、モジュー
ル34間のギャップを解消することができる。
【0030】上述したように、38個の検出器モジュー
ル34は、例えば数本のネジを外す等の比較的簡単な作
業で検出器ベース28から個々に取り外すことができ
る。これにより、ある1つの検出器モジュール34が動
作不良を起こしたとき、そのモジュール34を検出器ベ
ース28から取り外し、空いたスペースに新しい正常な
モジュール34を装着する。これにより検出器127は
正常な機能を取り戻すことができる。
【0031】ただし、モジュール34を交換するとき、
モジュール34間でコリメータモジュール33が部分的
に重なっているので、その不良モジュール34だけを単
独で取り外すことはできず、当該不良モジュール34と
ともに、それより右側の複数の正常モジュール34も取
り外すことが必要とされる。
【0032】不良モジュール34を正常モジュール34
に交換するときに、取り外す検出器モジュール34の数
を減らして、その交換作業を効率化するための変形例を
図12(a),図12(b),図12(c)に示す。こ
のために、2種類の検出器モジュール34−1,34−
2が用意される。2種類の検出器モジュール34−1,
34−2は、コリメータモジュール33−1,33−2
の幅及びコリメータ板20の数が相違するだけで、他の
構造は同一である。一方のコリメータモジュール33−
1は、図12(a)に示すように、コリメータ板20の
数がチャンネル数(n)より1つ多く、他方のコリメー
タモジュール33−2は、図12(b)に示すように、
コリメータ板20の数がチャンネル数(n)より1つ少
ない。このコリメータ板20の数の違い(2枚)の分だ
け、一方のコリメータモジュール33−1の幅が他方の
コリメータモジュール33−2の幅よりも長い。
【0033】このようにコリメータモジュール33−
1,33−2が相違する2種類の検出器モジュール34
−1,34−2を、図12(c)に示すように、検出器
ベース28の上に、チャンネル方向Cに沿って、交互に
隙間無く配列する。
【0034】このような構造は検出器モジュール34が
2種類になるが、不良モジュール34を正常モジュール
34に交換する場合、取り外す必要のある検出器モジュ
ール34の数は、1又は3個に減らすことができる。図
12(a)の不良モジュール34を交換する場合、その
不良モジュール34だけを取り外し、正常なモジュール
34を装着する。図12(b)の不良モジュール34を
交換する場合、その不良モジュール34とともに、その
両隣の2つのモジュール34を取り外し、正常なモジュ
ール34を装着し、両隣の2つのモジュール34を戻
す。
【0035】なお、コリメータの代わりにグリッドを用
いてもよい。グリッドを用いたものを図13に示す。な
お、図13はグリッドとシンチレータピース付近の拡大
図である。グリッド24は、鉛などの重い金属箔22
を、アルミニウムなどの軽い物質で作られた中間材23
と交互に挟むように接着して構成されている。金属箔2
2は中間材23で支持されるので、コリメータサポート
21のようなサポートは不要である。
【0036】なお、コリメータは、上述したように、コ
リメータモジュール33を装着した検出器モジュール3
4を配列することで完成するようにしてもよいし、図1
4に示すように、コリメータモジュール33を装着して
いない検出器モジュール34を配列し、その後に、コリ
メータモジュール33を検出器モジュール34に装着す
るようにしてもよい。また、コリメータモジュール33
を連結して完成したコリメータを、配列された検出器モ
ジュール34に取り付けるようにしてもよい。
【0037】前述のように、端のシンチレータピース1
1の一部に切り込みを加え、前記切り込みにボンディン
グワイヤ13などの取り出し手段を配置することによ
り、時間的に連続したボクセルデータの取得などに必要
な隙間のない大型の放射線検出器を作成することができ
る。
【0038】例えば、従来例では、スライス方向Aに4
チャンネルしか配列できなかったが、図15に示すよう
に、本発明では、スライス方向Aにm(例えば64個)
のフォトダイオードを持つ素子ブロック15を4個並べ
ることで、スライス方向のチャンネル数256を達成で
きる。素子ブロック15の配列数を増やし、又は複数個
の素子モジュール26をスライス方向Aに沿って配列す
ることでさらに多くのチャンネル数を実現することがで
きる。
【0039】検出器全体では、m×n(64×24)個
のフォトダイオードを備える素子ブロック15をスライ
ス方向Aに4個、チャンネル方向Cに38個配列するこ
とで、M×N(256×912)のチャンネルマトリク
スを実現できる。mは偶数個、例えば、m=64であっ
ても良いし、奇数個m=65であっても良い。なお、m
の数は限定されない。またさらに、チャンネル方向も偶
数個、例えば、n=24であっても良いし、奇数個n=
25であっても良い。なお、mと同様、nの数は限定さ
れない。また同様に、検出器モジュールの個数も、偶
数、奇数などに限定されない。
【0040】また、素子ブロック15のスライス方向A
の個数が偶数の場合、例えば図9(b)に示すように4
個の場合、X線管131から発生したX線のスライス方
向の中心線は素子ブロック15と他の素子ブロックの接
合部分を通り、素子ブロック15のスライス方向Aの個
数が奇数の場合、例えば図9(c)に示すように3個の
場合、X線管131から発生したX線のスライス方向の
中心線は素子ブロック15の中心を通ることになる。
【0041】なお、上述では、シンチレータピースは直
方体としたが、図16に示すように、X線入射面側であ
る上辺が、光出力面側である下辺よりわずかに長い断面
略平行四辺形のシンチレータピース51を採用してもよ
いし、X線入射面よりも光出力面の方が狭くなる断面台
形のシンチレータピースを採用してもよい。また、フォ
トダイオード52は、シンチレータピース51の光出力
面と対向するような位置、および形状にする。その他の
構成は、第1の実施形態と同様であるため、省略する。
【0042】この場合、両端以外のシンチレータも直方
体でなくなるため、シンチレータブロックの製造方法は
複雑になるが、シンチレータブロック両端のシンチレー
タピースに接合しているフォトダイオードの光入射面
を、両端以外のシンチレータピースに接合しているフォ
トダイオードの光入斜面と略同じ大きさとすることがで
きるため、両端で検出されるデータ精度を向上すること
ができる。また、端から複数個シンチレータピースを選
択し、選択したシンチレータピースのX線入射面よりも
光出力面の方が狭い形状としても良い。
【0043】この場合、素子ブロックの両端以外のシン
チレータ及びフォトダイオードの形状が変わるため、X
線変換率が大きく異なる場合があるので、前記データ処
理装置35で、全体のシンチレータ−フォトダイオード
で検出したデータにも重み付け補間などのデータ補正を
行うと、よりデータ精度を向上することができる。重み
については、検査の目的、例えば端の素子のデータの精
度や期待する解像度などを考慮して設定する。
【0044】また、図17に示すように、端のシンチレ
ータピース61は、上述と同じように、X線入射面と光
出力面が略同じ大きさの略直方体の形状であるが、他よ
り薄いダミーシンチレータ62が設けられている。ダミ
ーシンチレータ62のX線入射面の大きさはシンチレー
タピース61のX線入射面と略同じ大きさであり、側面
の長さは、シンチレータピース61の長さより短く構成
されている。ダミーシンチレータ62は、ボンディング
ワイヤ13にX線が照射され誤作動を起こさないよう
に、X線の遮蔽などを目的としたもので、通常のシンチ
レータを遮光したものや、ほぼ同じ構成ながら発光しな
いように構成を変えたもの、あるいは、重い金属などを
用いる。なお、ダミーシンチレータ62の取り付け位置
は、前記シンチレータピース61とダミーシンチレータ
62のX線入射面が略平坦となるように行う。
【0045】また、ダミーシンチレータ62のチャンネ
ル方向に関しては、シンチレータブロック16の長さと
一致させるようにしても良い。この場合には、側面の長
さは前述のものと変わらないが、ダミーシンチレータ6
2のX線入射面の大きさは、スライス方向には前記シン
チレータピース61のスライス方向の長さと等しく、チ
ャンネル方向には前記シンチレータブロック16の長さ
となる。
【0046】この場合、各シンチレータ及びフォトダイ
オードの形状は略同じ大きさとなるため、各シンチレー
タ及びフォトダイオードのX線変換率は略同じの場合が
多いが、ダミーシンチレータ62には、フォトダイオー
ドが用いられていないため、ダミーシンチレータ62は
データを取得することができない。従って、素子ブロッ
ク15をスライス方向Aに複数配列する際、素子ブロッ
ク間にはデータの欠落部分が存在することになる。そこ
で欠落したデータに対しては、欠落部分のスライス方向
Aに隣接するフォトダイオード、あるいはさらに隣接す
るフォトダイオードにチャンネル方向Cに隣接するフォ
トダイオードで取得したデータから、重み付け平均値を
求めたりする方法で、欠落部分のデータとする、補正を
行うことにより、よりデータ精度を向上することができ
る。補間に用いるデータの範囲、重みについては、検査
の目的、例えば端の素子のデータの精度や期待する解像
度などを考慮して設定する。
【0047】このように、ダミーシンチレータを用いる
方法は、従来のシンチレーションブロックに遮蔽手段を
加えるだけで実施することができ、応用性が極めて高
い。
【0048】図18は、素子ブロック15の一部分の回
路図を示している。素子ブロック15は、m×nのマト
リクスに配列された複数個のフォトダイオード17を備
えている。複数個のフォトダイオード17の出力には、
複数のトランジスタスイッチ72をそれぞれ介して信号
線74が接続されている。スライス方向Aに一列に配列
されたm個のフォトダイオード17の出力は同じ信号線
74に共通接続されている。また、チャンネル方向Cに
配列されたn個のスイッチ72のゲートは、同じ制御線
75に共通接続されている。
【0049】あるシンチレータピース11にX線が入射
すると、そのシンチレータピース11でX線が光に変換
される。その光は、対応するフォトダイオード17で電
気信号に変換される。フォトダイオード17ではスイッ
チ72がオフの期間、電荷が蓄積される。複数の制御線
75は、順番にアクティブにされる。これに同期して複
数のスイッチ72が順番にオンされる。つまり、複数の
制御線75によってスイッチ74がスライス方向に順番
に且つチャンネル方向にはパラレルにオンされる。これ
により複数スライスの電荷情報が、シリアルに読み出さ
れる。従来では、フォトダイオード各々に信号線を1本
ずつ配線していたが、各チャンネルごとにスライス方向
に並んだ複数のフォトダイオードで信号線を共通化する
ことで、信号線本数を大幅に減少させることができる。
【0050】なお、1スライスを近隣の所定数のフォト
ダイオードで構成する場合、近隣の制御線75のスイッ
チ72を一斉にオンすることで、アナログ的に信号加算
を実現することができる。これによりスライス方向に束
ねられたデータを出力することができる。
【0051】図19には、素子ブロック15の一部分の
他の構成を示している。フォトダイオード17と、スイ
ッチ72との間に、積分器76が介在される。積分器7
6は、増幅器とコンデンサを並列に接続したタイプ又は
他のタイプが採用される。
【0052】フォトダイオードの出力は、アナログの電
流信号であるため、通常コンピュータでの信号処理を行
うため、まず、この電流信号を電圧信号に変換し、そし
て電圧信号をディジタル信号に変換する。図19の例で
は、フォトダイオード17とスイッチ72の間に設けた
積分器76で、電流/電圧変換が行われる。これによ
り、データ収集回路基板25に電流/電圧変換回路を設
ける必要がない。また、応答速度が向上する。また、さ
らに積分器76の増幅器の後段の出力の経路が相対的に
長くなり、ノイズ等の外乱の影響を受けやすい増幅器前
段の経路が短くなるので、ノイズ等の外乱の影響を受け
にくくなる。
【0053】また、図20に示すように、素子ブロック
15の隅に、制御信号発生回路77が設けられている。
図20では、紙面方向にあるシンチレータを省略してい
るが、シンチレータとその他の素子の位置関係を説明す
るため、1部分のみ斜線で記入している。また、スイッ
チ72と制御信号発生回路77は、X線管131から見
てシンチレータの影になるように配置し、X線の照射に
よる誤動作やダメージを受けないようにする。このよう
に制御信号発生回路77を素子ブロック15の隅に設け
たことにより、素子ブロックの外部から複数の制御線7
5に制御信号を供給する複数の配線を形成する必要が無
く、素子ブロックの外部からは制御信号発生回路77に
数本の制御信号を供給するだけでよいので、配線を簡素
に構成することができる。
【0054】次に、本発明の一実施形態による信号読出
しオペレーションについて説明する。図21には、検出
器127の1つの検出器モジュールと及び1モジュール
に対応する部分のデータ収集回路134の概略的回路図
を示している。上述したように1つの検出器モジュール
34は、スライス方向に配列された4つの素子ブロック
15−1,15−2,15−3,15−4を有する。な
お、ここでは、素子ブロック15−1,15−2,15
−3,15−4各々は、シンチレータピース11とフォ
トダイオード17とからなる複数の検出素子42が、2
4×64のマトリクスサイズで配列されているもの仮定
として説明する。
【0055】素子ブロック15−1,15−2,15−
3,15−4各々では、24本の信号線74と64本の
制御線75とが縦横に配線され、その各交点に検出素子
42がそれぞれ配置される。同じチャンネルのスライス
方向Aに配列された64個の検出素子42のフォトダイ
オード17の出力は、64個の素子トランジスタスイッ
チ(図示しない)をそれぞれ介して共通の信号線74に
接続される。この信号線74は、素子ブロック間で互い
に接続されている。24本の信号線74はそれぞれ増幅
器44に接続される。一方、64本の制御線75各々に
は、同じスライスのチャンネル方向Cに配列された24
個の素子トランジスタスイッチのゲートが共通接続され
ている。
【0056】各ブロックの垂直シフトレジスタ40−
1,40−2,40−3,40−4から、4つの素子ブ
ロック15−1,15−2,15−3,15−4にわた
る64×4本の制御線75に順番にパルスがオンされ
る。これにより図22に示すように、同じスライスのチ
ャンネル方向に配置されている64×4個の検出素子4
2の信号が、順番に増幅器44に読み出され、電圧信号
に変換され、さらにアナログディジタル変換機(AD
C)46でディジタル信号に変換される。このような動
作が第1番目の信号線74から第24番目の信号線74
までパラレルで同時に実行される。さらにこのような検
出器モジュール34内の信号読出しオペレーションが、
38個の検出器モジュール34に対してパラレルで同時
に実行される。
【0057】図23には検出器モジュール34の他の構
成を示す。この例では、信号線74は、素子ブロック間
で接続されず、素子ブロック15−1,15−2,15
−3,15−4に対して個々に出力線47−1,47−
2,47−3,47−4、増幅器44−1,44−2,
44−3,44−4が設けられる。増幅器44−1,4
4−2,44−3,44−4の出力は、共通のアナログ
ディジタル変換器46を介して出力される。
【0058】これら4つの増幅器44−1,44−2,
44−3,44−4の開閉器41−−1,41−2,4
1−3,41−4は、データ収集周期(1/fc)の1
/4の時間ずつシフトされて順番に開閉される。これに
より図24に示すように、インタリーブ方式に従って信
号読出しが行われる。つまり、素子ブロック15−1の
あるフォトダイオード17の信号読出と、次にスライス
方向Aの隣のフォトダイオード17の信号読出との間
に、他の3つの素子ブロック15−2,15−3,15
−4のフォトダイオード17の信号読出を割り込ませ
る。この方式によると、高速読出しが実現される。
【0059】更に、図25に示すように、素子ブロック
15−1,15−2,15−3,15−4に対して個々
にアナログディジタル変換器46−1,46−2,46
−3,46−4を設けて、1モジュール34内の4つの
素子ブロック15−1,15−2,15−3,15−4
からの信号読出しをパラレルに行うようにしてもよい。
【0060】(第2実施形態)本実施形態は、第1実施
形態の大視野の2次元アレイ型の放射線検出器を装備し
たX線CT装置(X線コンピューテッドトモグラフィ装
置;CTスキャナ)に関する。なお、X線CT装置に
は、X線管と放射線検出器とが1体として被検体の周囲
を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE) タイプと、リン
グ状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検
体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY /ROTATE)
タイプ等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発
明を適用可能である。ここでは、現在、主流を占めてい
る回転/回転タイプとして説明する。また、1ボリュー
ムのボクセルデータ(又は1枚の断層像)を再構成する
には、被検体の周囲1周、約360°分の投影データ
が、またハーフスキャン法でも210〜240°程度分
の投影データが必要とされる。いずれの方式にも本発明
を適用可能である。ここでは、一般的な前者の約360
°分の投影データから1ボリュームのボクセルデータ
(又は1枚の断層像)を再構成するものとして説明す
る。
【0061】図26に本実施形態に係るX線CT装置の
構成を示している。図27に図26の放射線検出器の斜
視図を示している。回転リング102は、架台駆動部1
07により1回転あたり1秒以下という高速回転で駆動
される。この回転リング102には、有効視野領域FO
V内に載置された被検体Pに対してコーンビーム(四角
錐)状のX線を発生するためのX線管101が取り付け
られている。X線管101には、X線の曝射に必要な電
力が高電圧発生装置109からスリップリング108を
介して供給される。
【0062】回転リング102には、被検体Pを透過し
たX線を検出するための放射線検出器103がX線管1
01に対向する向きで取り付けられている。放射線検出
器103には、第1実施形態で説明した通りシンチレー
タピースとフォトダイオードとの組み合わせで構成され
る複数の検出素子が、被検体のスライス方向とそれに直
交するチャンネル方向とに関してマトリクス状に配列さ
れている。例えばチャンネル方向に関しては数千個の検
出素子が配列され、一方、スライス方向に関しては、数
百個の検出素子が高密度に配列されている。
【0063】放射線検出器103で検出されたM×Nの
全チャンネルに関する膨大なデータ(1ビェーあたりの
M×Nチャンネル分のデータを以下“2次元投影デー
タ”という)は、データ収集回路(DAS)104に一
旦集められ、そして、一括して光通信を応用した非接触
データ伝送装置105を介して固定側のデータ処理ユニ
ットに伝送される。放射線検出器103による検出動作
は、1回転(約1秒)の間に、例えば1,000回程度
繰り返され、それによりM×Nチャンネル分の膨大な2
次元投影データが1秒(1回転)あたり1,000回発
生し、このような膨大でしかも高速に発生する2次元投
影データを時間遅れなく伝送するために、データ収集回
路104及び非接触データ伝送装置105は超高速処理
化が図られている。
【0064】データ処理ユニットは、ホストコントロー
ラ110を中心として、データ補正等の前処理を行う前
処理装置106、記憶装置111、補助記憶装置11
2、データ処理装置113、再構成装置114、入力装
置115及び表示装置116がデータ/制御バス300
を介して相互接続されている。さらに、このバス300
を介して、補助記憶装置201、データ処理装置20
2、再構成装置203、入力装置204及び表示装置2
05からなる外部の画像処理装置200が接続されてい
る。
【0065】図28にデータの処理及びその流れを示し
ている。被検体を透過したX線は、放射線検出器103
においてアナログ電気信号の2次元投影データに変換さ
れ、さらにデータ収集回路104でディジタル電気信号
の2次元投影データに変換された後、非接触データ伝送
装置105を介して、各種補正を行う前処理装置106
に送られる。前処理装置106で感度補正やX線強度補
正等を受けた360゜分、つまり1,000セットの2
次元投影データは、直接あるいは記憶装置111に一旦
記憶された後、再構成装置114に送られて、例えばF
eldkamp法と呼ばれる方法に代表される3次元画
像再構成アルゴリズムによる再構成を行い、スライス方
向に広い対象領域(ボリューム)内におけるX線吸収系
数の3次元的分布データ(以下“ボリュームデータ(ボ
クセルデータの集まり)”という)に再構成される。こ
の3次元的分布データは、典型的には、マルチスライス
の断層画像データの集まりとして再構成される。
【0066】再構成されたボリュームデータは、直接あ
るいは記憶装置111に一旦記憶された後、データ処理
装置113に送られて、オペレータの指示に基づき、任
意断面の断層像、任意方向からの投影像、レンダリング
処理による特定臓器の3次元表面画像等のいわゆる疑似
3次元画像データに変換され、そして表示装置116に
表示される。
【0067】再構成、断面変換などのデータ処理及び表
示オペレーションは、X線CT装置100ないで行われ
るのが一般的であるが、外部の画像処理装置200にお
いて実行するようにしてもよい。外部の画像処理装置2
00を使用する場合、X線CT装置100から、画像処
理装置200に送られるデータは、再構成前でも、再構
成後でも、データ処理後の表示直前でも、いずれの状態
でも本実施形態の効果を妨げるものではない。
【0068】上記ボリュームデータのボクセルサイズ
は、放射線検出器103の一つの検出素子サイズ、シス
テムのジオメトリ、及びデータ収集速度などによって変
化するものの、例えば、最小で、0.5mm×0.5m
m×0.5mm程度を達成している。そして第1実施形
態の放射線検出器を採用することにより、1回転で大き
なボリュームデータを得ることができるので、広範囲の
等方位性(isotropic)のボクセルデータを連続的に収集
することができる。従って、任意断面の断層像の分解能
を略等しくすることができるので、臨床上役立てること
ができる。
【0069】システムのオペレータは、検査、診断の目
的に応じて、上記のように、既に広く用いられている、
任意断面の断層像、任意方向からの投影像、3次元表面
表示などのなかから表示形態を選択し、設定する。一つ
のボリュームデータから、異なる形態での画像を生成
し、表示する。表示の際には、1種類の画像だけでな
く、複数種類の画像を同時に表示するモードも備え、目
的に応じて一つの画像を表示するモードとの切り替えが
可能であるようになっている。
【0070】任意断面の断層像は、図29に示すよう
に、従来のX線CT装置で得られる体軸に直交した断面
(アキシャル断面)だけではなく、サジタル面、コロナ
ル面といった、アキシャル面に直交する断面、さらに
は、これらの断面に対して傾いたオブリーク断面につい
ての断層像である。上記ボリュームデータから、指定さ
れた断面について、やはり指定された厚さのボクセルデ
ータを抽出し、束ねて表示する。任意方向からの投影像
は、ボリュームデータに対して、設定された方向に並ん
だボクセルデータについて、例えば、最大値や、積算値
などを、2次元画像として表示するものである。3次元
表面表示は、例えば、設定されたしきい値による表面を
抽出し、設定された光源による陰影により、表面を3次
元的に表示する方法で、しきい値を変化させながら観察
することで、内部の構造も把握できる。
【0071】1回転のスキャンにおいて、上記データ処
理を行うことにより、1回転だけで得られた多方向から
の2次元投影データから、スライス方向に例えば30c
mという広い対象領域について、スライス方向に時間差
のない、一つのボリュームデータを求められることにな
る。アキシャル断面以外でも、ある時刻における断層像
を観察することが可能となる。
【0072】連続回転スキャンにおいて、複数回転で得
られた多方向からの2次元投影データに対して、1回転
の場合と同様の処理を繰り返して行う場合には、得られ
るボリュームデータが一つではなく複数となる。1回転
毎に再構成する場合でも回転数と同じ数のセットが得ら
れるし、再構成に使用するデータの範囲(システムの回
転角度の範囲)を少しずつズラしていくことにより、時
間的に少しずつ異なる、より多くのボリュームデータが
得られる。
【0073】表示画像の形態については、1回転の場合
と同様であり、システムのオペレータの設定に応じて、
任意断面の断層像、任意方向からの投影像、3次元表面
表示などのなかから選択可能である。
【0074】上記時間的に少しずつ異なるボリュームデ
ータから、設定された形態での時間的に少しずつ異なる
画像を生成し、図30に示すように、順番に表示する。
これにより、オペレータは、設定した形態での画像を、
動画としてリアルタイムに観察することが可能となる。
この連続スキャンと並行して画像を動画として表示する
オペレーションを、ここではCT透視と称する。
【0075】図31には、このCT透視におけるスキャ
ンから画像表示までの時間的な流れを1つの時間スケー
ルで示している。ここでは、1つの3次元画像データを
再構成するのに必要な投影データの角度範囲を、360
°として説明するが、もちろん180°+ビュー角であ
ってもよい。まず、被検体の周囲をX線管101が放射
線検出器103と共に高速に連続回転をする。1回転あ
たりに要する時間は、t0である。次々と収集される投
影データはほぼ実時間で前処理を受ける。そして、再構
成装置114では、前処理された360°分の投影デー
タに基づいて、3次元画像データ“I”を再構成する。
そして、再構成された3次元画像データ“I”に基づい
て、データ処理装置113で、任意断面の断層像、任意
方向からの投影像、3次元表面画像等の画像データ“D
I”が発生される。この画像データ“DI”は、表示装
置116に表示される。
【0076】CT透視では、これらスキャンから画像表
示までの一連の処理が並行して行われ、これにより連続
スキャンしながら、その場で画像を次々と再構成し、そ
れを次々と表示することで、動画として表示することを
実現している。
【0077】このCT投影を実現するために、再構成装
置114は、投影データの収集オペレーション(スキャ
ン)と並行して、所定角度範囲(ここでは360°)分
の投影データを収集するのに要する時間t0より短時間
で、3次元画像データIを再構成するために必要な処理
能力を備えている。また、データ処理装置113は、3
次元画像データIの再構成時間よりも短時間で、3次元
画像データから表示画像データDIを発生するために必
要な処理能力を備えている。さらに、表示装置116
は、画像データDIを、その画像データDIの起源の投
影データの収集オペレーションの期間の起点Ts又は終
点Teから、一定時間後に表示開始するために必要なカ
ウンタ及びメモリ等を装備している。
【0078】さらに、本装置は、動画としての画像観察
を容易にするための以下の手段を備えている。 (1)表示の順序は、正順だけでなく、逆順(巻き戻し
再生)も可能である。 (2)画像更新(画像の切り換え)は、自動更新と、手
動更新とを選択可能で、表示途中での切り替えも可能で
ある。 (3)自動更新では、オペレータが開始点(動画再生起
点)と終了点(動画再生終点)とを指定し、その期間内
で、予め設定された更新速度(画像切り換え速度(動画
の再生速度))で更新される。 (i)開始点、終了点は表示途中でも変更が可能であ
る。 (ii)予め設定された更新速度は、以下のモードを備え
る。 (a)スキャンの速度、再構成間隔に基づいた、実際の
時間間隔 (b)スロー表示 (c)コマ送り表示 (d)高速(倍速)表示 (iii)予め用意された以外でも、オペレータが設定した
任意の速度で表示する。 (iv)表示の途中でも、更新速度を変化させられる。 (v)終了点まで表示すると、開始点に戻って表示を繰
り返す。 (4)手動更新では、オペレータの操作に応じて更新す
る。 また、全体の動きと、表示中の画像との関係の把握を容
易にするため、メインの画像とは別に、全体の時間範囲
について、全てあるいは一部の画像を、インデックス画
像として同時に表示することが可能になっている。 (1)インデックス画像上には、メインの画像の時刻が
表示され、インデックス画像上でメイン画像の時刻を設
定して、動画の再生起点を切り換えることが可能であ
る。 (2)インデックス画像は、データ処理装置113にお
いて縮小したり、解像度を落としたりして得られるもの
で、複数のインデックス画像が一画面に一覧で同時に表
示される。 (3)インデックス画像は、全ての画像を対象として生
成され表示されるのではなく、当該再生期間内の複数の
画像の中から適当に間引いて選択される。 (i)一定時間間隔で間引いて表示する。 (ii)画像間の変動の激しい部分を抽出して表示する。 (4)インデックス画像は、メイン画像の前後の時間帯
を表示し、メイン画像が更新されるにつれて、インデッ
クス画像も更新される。 メインの画像表示と一緒に、ROIのCT値や、心電図
など、時間的に変化する情報を、グラフで表示し、グラ
フ上に表示中のメイン画像の時刻も表示する。
【0079】(変形例)本発明は、上述した実施形態に
限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、
開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせに
より種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示
される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても
よい。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、非常に多くの検出素子
のマトリクス状のタイリングを実現する放射線検出器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来において、検出器の一部断面図。
【図2】従来において、検出器のボンディングワイヤの
配線図。
【図3】本発明の第1実施形態において、X線CT装置
のシステム図。
【図4】図3の検出器27の概略的な平面構造図。
【図5】図4の素子ブロック15の構造図。
【図6】図4の素子ブロック15の部分断面図。
【図7】図6の切り欠き部分の他の形状例を示す部分断
面図。
【図8】図6の切り欠き部分の他の形状例を示す部分断
面図。
【図9】(a)は、第1実施形態において、素子ブロッ
クの配列を示す側面図、(b)は、第1実施形態におい
て、素子ブロックの他の配列を示す側面図、(c)は、
第1実施形態において、検出器モジュールの配列を示す
斜視図。
【図10】(a)は、第1実施形態において、検出器モ
ジュールの側面構造を示す図、(b)は、図10(a)
の検出器モジュールの配列を示す側面図。
【図11】図10(a)の基板及びその周辺の断面図。
【図12】(a)は、第1実施形態において、検出器モ
ジュールの他の側面構造を示す図、(b)は、(a)の
検出器モジュールとペアをなす検出器モジュールの側面
構造を示す図、(c)は、(a)の検出器モジュールと
(b)の検出器モジュールとの配列を示す側面図。
【図13】第1実施形態において、コリメータに代用さ
れるグリッドを示す側面図。
【図14】第1実施形態において、複数のコリメータモ
ジュールの装着例を示す図。
【図15】第1実施形態において、検出器の横断面図。
【図16】第1実施形態において、他のシンチレータピ
ースを示す側面図。
【図17】第1実施形態において、さらに他のシンチレ
ータピースを示す側面図。
【図18】第1実施形態において、検出素子の等価回路
図。
【図19】第1実施形態において、検出素子の他の等価
回路図。
【図20】第1実施形態において、検出素子のさらに他
の等価回路図。
【図21】第1実施形態において、1つの検出器モジュ
ールの等価回路図。
【図22】図21の検出器モジュールの1列分の信号読
出しシーケンスを示す図。
【図23】第1実施形態において、1つの検出器モジュ
ールの他の等価回路図。
【図24】図23の検出器モジュールの1列分の信号読
出しシーケンスを示す図。
【図25】第1実施形態において、1つの検出器モジュ
ールの更に他の等価回路図。
【図26】本発明の第2実施形態に係るX線CTスキャ
ン装置の構成を示す図。
【図27】図26の放射線検出器の斜視図。
【図28】第2実施形態において、処理及びデータの流
れを示す図。
【図29】第2実施形態において、画像表示例を示す
図。
【図30】第2実施形態において、画像表示の他の例を
示す図。
【図31】第2実施形態において、CT透視の動作を示
す図。
【符号の説明】
131…X線管、 127…放射線検出器、 132…被検体、 134…データ収集回路、 135…データ処理装置、 136…記憶装置、 137…再構成装置、 138…ホストコントローラ、 139…高電圧発生装置、 140…架台駆動部、 141…表示装置、 142…操作部、 143…入力装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 7/00 G01T 7/00 B H01L 27/14 H04N 5/32 31/09 H01L 27/14 K H04N 5/32 31/00 A

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列された複数の素子ブロックを有し、
    前記素子ブロック各々は単一基板上にm×nのマトリク
    スで形成された複数の放射線検出素子を有することを特
    徴とする放射線検出器。
  2. 【請求項2】 前記複数の素子ブロックは所定数ずつ複
    数のモジュールベースに固定的に搭載されることを特徴
    とする請求項1記載の放射線検出器。
  3. 【請求項3】 前記複数のモジュールベースは、検出器
    ベース上に着脱可能に搭載されることを特徴とする請求
    項2記載の放射線検出器。
  4. 【請求項4】 検出器ベース上に着脱可能に搭載された
    複数の検出器モジュールを有し、前記検出器モジュール
    各々はモジュールベースに固定的に搭載された複数の素
    子ブロックを有し、前記素子ブロック各々は単一基板上
    にm×nのマトリクスで形成された複数の放射線検出素
    子を有することを特徴とする放射線検出器。
  5. 【請求項5】 前記検出素子は、放射線を光に変換する
    蛍光素子と前記光を電気信号に変換する光電変換素子と
    からなり、前記素子ブロックの端に配置される蛍光素子
    は部分的に切り欠かれ、この切り欠きにより空いたスペ
    ースに前記光電変換素子から前記基板への配線が配置さ
    れることを特徴とする請求項4記載の放射線検出器。
  6. 【請求項6】 前記蛍光素子はシンチレータピースであ
    り、前記光電変換素子はフォトダイオードであることを
    特徴とする請求項5記載の放射線検出器。
  7. 【請求項7】 前記検出器モジュールは、前記素子ブロ
    ックの上に取り付けられるコリメータモジュールを有す
    ることを特徴とする請求項4記載の放射線検出器。
  8. 【請求項8】 前記コリメータモジュールは前記素子ブ
    ロックに対して所定距離だけシフトされていることを特
    徴とする請求項7記載の放射線検出器。
  9. 【請求項9】 前記所定距離は隣り合う検出素子の中心
    点間距離の1/2であることを特徴とする請求項8記載
    の放射線検出器。
  10. 【請求項10】 前記検出器モジュールには、前記素子
    ブロックより幅の広い第1のコリメータモジュールが前
    記素子ブロックの上に取り付けられている第1の検出器
    モジュールと、前記素子ブロックより幅の狭い第2のコ
    リメータモジュールが前記素子ブロックの上に取り付け
    られている第2の検出器モジュールとの2種類があり、
    前記第1の検出器モジュールと前記第2の検出器モジュ
    ールとは前記検出器ベース上に交互に配列されることを
    特徴とする請求項4記載の放射線検出器。
  11. 【請求項11】 前記第1のコリメータモジュールは前
    記素子ブロックより、隣り合う検出素子の中心点間距離
    の1/2ずつ両側に広く、前記第2のコリメータモジュ
    ールは前記素子ブロックより、前記中心点間距離の1/
    2ずつ両側に狭いことを特徴とする請求項10記載の放
    射線検出器。
  12. 【請求項12】 前記基板上には前記検出素子とともに
    複数本の信号線と複数本の制御線とが縦横に形成され、
    前記信号線各々には所定数の検出素子が個々にスイッチ
    ング素子を介して接続され、前記制御線各々には所定数
    のスイッチング素子のゲートに接続され、前記複数の信
    号線は出力線に接続されていることを特徴とする請求項
    4記載の放射線検出器。
  13. 【請求項13】 前記信号線は、前記検出器モジュール
    内の前記素子ブロックの間で連結されていることを特徴
    とする請求項12記載の放射線検出器。
  14. 【請求項14】 前記スイッチング素子のオン/オフを
    制御して、前記検出素子から信号を読み出す読出制御回
    路が前記基板上に形成されていることを特徴とする請求
    項12記載の放射線検出器。
  15. 【請求項15】 前記読出制御回路は、前記検出器モジ
    ュール内の前記複数の素子ブロックにわたって、前記信
    号線に沿って前記スイッチング素子をシーケンシャリー
    にオンすることを特徴とする請求項14記載の放射線検
    出器。
  16. 【請求項16】 前記読出制御回路は、前記信号線に沿
    って前記スイッチング素子をシーケンシャリーにオンす
    るとともに、このシーケンシャルオペレーションを、前
    記検出器モジュール内のある素子ブロックの信号読出し
    のインターバルに前記検出器モジュール内の他の素子ブ
    ロックの信号読出しを割り込ませるように、前記検出器
    モジュール内の前記複数の素子ブロック間で所定時間ず
    つずらして実行することを特徴とする請求項14記載の
    放射線検出器。
  17. 【請求項17】 前記読出制御回路は、前記信号線に沿
    って前記スイッチング素子をシーケンシャリーにオンす
    るオペレーションを、前記検出器モジュール内の前記複
    数の素子ブロックに対してパラレルに実行することを特
    徴とする請求項14記載の放射線検出器。
  18. 【請求項18】 前記出力線には増幅器とアナログディ
    ジタル変換器とが接続されていることを特徴とする請求
    項12記載の放射線検出器。
  19. 【請求項19】 前記増幅器は前記検出器モジュール内
    の前記複数の素子ブロックに対して個々に設けられ、前
    記アナログディジタル変換器は前記検出器モジュール内
    の前記複数の素子ブロックで共用されることを特徴とす
    る請求項18記載の放射線検出器。
  20. 【請求項20】 前記増幅器と前記アナログディジタル
    変換器とは、前記検出器モジュール内の前記複数の素子
    ブロックで共用されることを特徴とする請求項18記載
    の放射線検出器。
  21. 【請求項21】 前記各検出素子とそれに対応するスイ
    ッチング素子との間に積分器が挿入されていることを特
    徴とする請求項12記載の放射線検出器。
  22. 【請求項22】 前記放射線検出器を、前記放射線検出
    器に対向するX線管、前記放射線検出器の出力信号を収
    集するデータ収集回路、収集されたデータを処理するデ
    ータ処理回路、および処理されたデータに基づいて断層
    画像を発生するコンピュータとともに有することを特徴
    とする請求項4記載のX線CT装置。
  23. 【請求項23】 前記データ処理回路は、前記放射線検
    出器の少なくとも一部の検出素子のデータを補正するデ
    ータ補正回路を有することを特徴とする請求項22記載
    のX線CT装置。
  24. 【請求項24】 検出器ベース上に着脱可能に搭載され
    た複数の検出器モジュールを有し、前記検出器モジュー
    ル各々はモジュールベースに固定的に搭載された複数の
    素子ブロックと前記素子ブロックの上に取り付けられる
    コリメータモジュールとを有し、前記素子ブロック各々
    は単一基板上にm×nのマトリクスで形成された複数の
    放射線検出素子を有することを特徴とする放射線検出
    器。
  25. 【請求項25】 X線をコーンビーム状に発生するX線
    管と、 被検体を透過したX線を検出するマトリクス状に配列さ
    れた複数の検出素子を有する放射線検出器と、 前記X線管と前記放射線検出器とを前記被検体の周波数
    を連続回転するための機構を有する架台と、 前記放射線検出器の出力から導出される所定角度範囲分
    のデータに基づいて、3次元の画像データを再構成する
    再構成装置と、 前記再構成された画像データを表示する表示装置とを具
    備し、 前記再構成装置は、前記データの収集オペレーションと
    並行して、前記所定角度範囲分のデータを収集するのに
    要する時間より短時間で、前記画像データを再構成し、 前記表示装置は、前記画像データを、次の画像データの
    再構成が完了する前に表示することを特徴とするX線C
    T装置。
  26. 【請求項26】 前記再構成装置は、前記画像データを
    ファンビーム再構成することを特徴とする請求項25記
    載のX線CT装置。
  27. 【請求項27】 前記再構成装置は、等方位性のボクセ
    ルデータから成るボリュームデータを連続して再構成す
    ることを特徴とする請求項25記載のX線CT装置。
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