JP2001242131A - イオンセンサ - Google Patents

イオンセンサ

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JP2001242131A
JP2001242131A JP2000055039A JP2000055039A JP2001242131A JP 2001242131 A JP2001242131 A JP 2001242131A JP 2000055039 A JP2000055039 A JP 2000055039A JP 2000055039 A JP2000055039 A JP 2000055039A JP 2001242131 A JP2001242131 A JP 2001242131A
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JP
Japan
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ion
glass
sensitive
semiconductor substrate
ion sensor
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Application number
JP2000055039A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Arii
康孝 有井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性や耐湿性に優れ、長期安定性及び信頼
性の高いイオンセンサを提供すること。 【解決手段】 イオン感応部3及び電極部16を除く部
位を覆うように、半導体基板1にガラス5を接着したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶液中の特定のイ
オンの濃度モニタや水質分析、さらに医療等、広い分野
において、使用されているイオンセンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】イオンセンサは溶液中の特定のイオンを
濃度を選択的に定量できるという特徴がある。水質分析
分野では、水中に含まれるイオン、例えば、水素イオ
ン、塩素イオン、カルシウムイオン等の定量に応用され
ている。従来、イオンセンサには、ガラス電極法が用い
られていたが、最近では、半導体を用いたイオンセンサ
が登場するようになってきた。半導体を用いる利点とし
て、小型化が容易であること,マルチ化が容易であるこ
と,大量生産が容易であること等があげられる。
【0003】ここで、この半導体を用いたイオンセンサ
においては、安定動作や長寿命化を図る上で、イオンに
感応するイオン感応部3以外の部位を被測定溶液に接触
させないようにすることが肝要である。このため、従来
においては、一般的に、イオン感応部3以外の部位をエ
ポキシ樹脂17を塗布することによって被覆していた。
この従来例を図3に示す。図3は、半導体基板1上に形
成されたイオン感応素子のイオン感応部3周辺部の断面
図を示す。イオン感応部3は、ドレイン・ソース電極9
と合わせて形成されている(詳細については本発明の実
施の形態で説明する)。そして、感応部3以外の部位が
エポキシ樹脂17により被覆されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エポキ
シ樹脂17は、耐水性や耐湿性の点で問題となる場合が
多い。また、その塗布を行なう工程は人手に頼る部分が
多く、その塗布量を適切にするための制御も困難である
という問題があった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、従来に比べて、耐水性や
耐湿性に優れ、長期安定性及び信頼性の高いイオンセン
サを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、溶液中のイオンに感応する
イオン感応部と該イオン感応部の感応信号を出力する電
極部とを有するイオン感応素子を、半導体基板に形成し
たイオンセンサにおいて、前記イオン感応部及び前記電
極部を除く部位を覆うように、前記半導体基板にガラス
を接着したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
オンセンサにおいて、前記半導体基板と前記ガラスとを
低融点ガラスで接着するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載のイ
オンセンサにおいて、前記半導体基板と前記ガラスとを
溶接して接着するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
イオンセンサについて図1及び図2にもとづき説明す
る。
【0010】本発明の第1の実施の形態のイオンセンサ
を図1に示す。同図(a)はイオンセンサの上面図、同
図(b)はイオン感応部3周辺部の断面図である。イオ
ンセンサの構成について、製造過程も交えて説明する。
先ず、半導体基板1の全面にシリコン酸化膜と、シリコ
ン窒化膜を形成する。続いて、ドレイン・ソース領域9
となる部分以外のシリコン窒化膜を除去し、チャネルス
トップ領域7をイオン注入により形成し、フィールド酸
化(局所酸化)によって、LOCOS8(Local Oxida
tion of silicon)を形成する。さらに残っているシ
リコン窒化膜を除去した後、ゲート酸化を施し、イオン
打ち込みによってドレイン・ソース領域9を形成する。
また、このドレイン・ソース領域の電気信号を出力する
電極部16を形成する。次に、層間絶縁膜10を形成し
た後、イオン感応部3を露出させ、その上にシリコン窒
化膜11を形成する。最後に最終保護膜12を形成し、
イオン感応部3を露出させてイオンセンサを形成する。
【0011】そして、本実施形態においては、ガラス5
を最終保護層12表面に低融点ガラス13を用いて接着
する。ガラス5には、イオン感応部3が露出するように
開口部6を形成する。またさらにガラス5が電極部16
を覆わないように形成する。そして、ガラス5のシリコ
ン基板1(最終保護層12)への接着面に、ほう珪酸ガ
ラス等の低融点ガラス13を塗布して、ガラス5とイオ
ン感応素子を形成した半導体基板1とを貼り合わせ、4
50℃の酸素雰囲気中で、2〜3時間熱処理を行うこと
により、ガラス5を半導体基板1に接着させる。
【0012】以上により形成及びガラス5が接着された
イオンセンサは、ガラス5の開口部6にあるイオン感応
部3が被測定溶液中に浸けられ、また、電極部16に
は、外部装置に接続される配線がなされてイオン濃度の
定量が行われる。ここで、イオン感応部3及び電極部1
6以外はガラス5に被覆されているため溶液の侵入が防
止されている。
【0013】このようにイオン感応素子を形成した半導
体基板1に、イオン感応部3及び電極部16を除く部位
を覆うように、ガラス5を接着するようにしたので、イ
オン感応部3及び電極部16以外はガラス5に被覆され
て溶液の侵入が防止され、耐水性及び耐湿性が向上し
て、イオンセンサの長期安定性及び信頼性を確保するこ
とができるという効果を奏する。
【0014】本発明の第2の実施の形態のイオンセンサ
を図2に示す。同図(a)はイオンセンサの上面図、同
図(b)はイオン感応部3周辺部の断面図である。イオ
ンセンサの構成及びガラス5の形状は、第1の実施の形
態と同様であるが、本実施形態では、ガラス5の半導体
基板1への接着を溶接により行う。最終絶縁膜12形成
後、スパッタ等により、ガラス5で被覆される部分の外
周にタングステン膜14を形成する。そして、ガラス5
には、前述のタングステン膜14に対応する部分にコバ
ール膜15を形成する。そして、ガラス5(コバール膜
15)と半導体基板1(タングステン膜14)とを貼り
合わせた後、YAGレーザーを用いて、タングステン膜
14とコバール15を溶接する。第1の実施形態と同
様、イオン感応部3及び電極部16を除く部位を覆うよ
うに、ガラス5を接着するようにしたので、イオン感応
部3及び電極部16以外はガラス5に被覆されているた
め溶液の侵入が防止されて、耐水性及び耐湿性が向上し
て、イオンセンサの長期安定性及び信頼性を確保するこ
とができるという効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の発
明によれば、溶液中のイオンに感応するイオン感応部と
該イオン感応部の感応信号を出力する電極部とを有する
イオン感応素子を、半導体基板に形成したイオンセンサ
において、前記イオン感応部及び前記電極部を除く部位
を覆うように、前記半導体基板にガラスを接着するよう
にしたので、耐水性や耐湿性に優れ、長期安定性及び信
頼性の高いイオンセンサを提供できた。
【0016】請求項2記載の発明においては、前記半導
体基板と前記ガラスとを低融点ガラスで接着するように
したので、容易に、前記半導体基板と前記ガラスとを接
着することができるという効果を奏する。
【0017】請求項3記載の発明においては、前記半導
体基板と前記ガラスとを溶接して接着するようにしたの
で、容易に、前記半導体基板と前記ガラスとを接着する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のイオンセンサを示
す図である。(a)は上面図、(b)はイオン感応部周
辺部の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のイオンセンサを示
す図である。(a)は上面図、(b)はイオン感応部周
辺部の断面図である。
【図3】従来のイオンセンサのイオン感応部周辺部の断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 3 イオン感応部 5 ガラス 6 (ガラス)開口部 7 チャネルストップ領域 8 LOCOS 9 ドレイン・ソース領域 10 層間絶縁膜 11 シリコン窒化膜 12 最終保護膜 13 低融点ガラス 14 タングステン層 15 コバール層 16 電極部 17 エポキシ樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液中のイオンに感応するイオン感応部
    と該イオン感応部の感応信号を出力する電極部とを有す
    るイオン感応素子を、半導体基板に形成したイオンセン
    サにおいて、前記イオン感応部及び前記電極部を除く部
    位を覆うように、前記半導体基板にガラスを接着したこ
    とを特徴とするイオンセンサ。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板と前記ガラスとを低融点
    ガラスで接着するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のイオンセンサ。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板と前記ガラスとを溶接し
    て接着するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    イオンセンサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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