JP2001240287A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JP2001240287A
JP2001240287A JP2000058000A JP2000058000A JP2001240287A JP 2001240287 A JP2001240287 A JP 2001240287A JP 2000058000 A JP2000058000 A JP 2000058000A JP 2000058000 A JP2000058000 A JP 2000058000A JP 2001240287 A JP2001240287 A JP 2001240287A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
guide member
reinforcing member
sheet conveying
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JP2000058000A
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English (en)
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Atsushi Sano
敦史 佐野
Makoto Nishigaki
真 西垣
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Canon Inc
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Canon Inc
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りを抑え、強度が保たれ、組み立て、分解
が容易で生産性及びリサイクル性に優れた切り換え部材
を提供する。 【解決手段】 切り換え部材であるフラッパ100を樹
脂製のガイド部材A101,ガイド部材B102,ガイ
ド部材A,Bをシート搬送方向に略直交する方向にほぼ
貫通する金属軸103及び軸受け部材104とから構成
する。金属軸103はガイド部材A,Bの穿孔部に挿通
され、一端には軸受け部材104が軽圧入され、揺動中
心を兼ねている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ、複写機等
の画像形成装置及びシート材搬送方向切り換え手段であ
るフラッパを備えたシート材搬送手段を構成するシート
材搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の画像形成装置の全体的な
概略構成を示す図である。
【0003】この図15において、画像形成装置本体1
には、画像形成部を構成するレーザースキャナ4、画像
形成手段5、シート材カセット31、該シート材カセッ
トに積載されたシート材Sを搬送させる搬送ローラ類1
2,13,14,15,34,16、シート材上に転写
された画像を定着するための定着手段3等を備えてい
る。
【0004】また、画像形成装置本体1には、再給送装
置2を着脱可能に取り付けてある。この画像形成装置本
体1には、フェースアップ排出されたシート材を積載す
る開閉自在なフェースアップトレイ6、前記フェースア
ップトレイ6の開閉動作に連動してフェースアップ排
出、フェースダウン排出の搬送方向を切り換える揺動可
能なフラッパー8を備えている。前記フラッパー8は、
実線図示したフェースアップトレイ6が閉じた状態で
は、実線の位置に、破線図示したフェースアップトレイ
6が開いた状態では、破線の位置に配置されるよう構成
されている。フラッパー8の支持部10の一端には連動
レバー9が固着されている。
【0005】再給送装置2内の自動切り換え手段32
は、支点21aを中心に揺動可能な切り換えレバー21
とプランジャ(ソレノイド)22とからなり、切り換え
レバー21の一端には前記フラッパー8に固着された連
動レバー9に当接するカムフォロア21bが形成され、
他端にはプランジャ22が結合されている。また、画像
形成装置本体1から排出されるシート材Sを、再給送装
置2内に搬入する搬送ガイド23、スイッチバックを行
うための正逆回転可能なスイッチバックローラ対25、
シート材の通過を検知する検知手段24、シート材を反
転させる搬送路26、反転したシート材を再び画像形成
装置内に給送する搬送路27,28、搬送ローラ対2
9,30も備えている。
【0006】以上の構成に基づいて、動作説明を行う。
【0007】シート材カセット31に積載されたシート
材Sは、給紙信号とともに反時計回り方向に回転する給
紙ローラ12によって最上位のシート材から順次繰り出
される。レーザースキャナ4によって、画像情報に応じ
たレーザー光が、時計回り方向に回転している感光ドラ
ム20上に照射され、シート材S上にトナー画像が転写
される。そして、定着手段3を通過する過程で、加熱及
び加圧されることによりトナー画像がシート材S上に定
着される。
【0008】画像定着されたシート材Sをフェースアッ
プ排出する場合、オペレータは、実線図示のように閉じ
ているフェースアップトレイ6を破線図示のように開く
と、フェースアップトレイ6は支軸11を中心に回動す
る。また、フェースアップトレイ6を開くと、実線図示
の位置にあったフラッパー8がフェースアップトレイ6
の動作に連動して、支持部(回転軸)10を中心に反時
計回り方向に回動し、破線図示の位置まで移動する。こ
れにより、フェースアップトレイ6を開いた時には、フ
ラッパー8はフェースアップトレイ6の通路18を開
き、定着処理済みのシート材Sは破線図示のような通路
18を通過して、フェースアップトレイ6上に排出され
る。
【0009】また、破線図示のように開いているフェー
スアップトレイ6を、実線図示のように閉じると、破線
図示の位置にあったフラッパー8が、フェースアップト
レイ6の動作に連動して、支持部10を中心に時計回り
方向に回動し、実線位置まで移動する。これにより、フ
ェースアップトレイ6を閉じた時には、フラッパー8は
フェースダウントレイ7への通路17を開き、定着処理
済みシート材Sは、通路17を通過してフェースダウン
トレイ7上に排出される。なお、フラッパー8は、支持
部10の一端に固着されている連動レバー9を介してフ
ェースアップトレイ6の開閉動作に連動するようになっ
ている。
【0010】一方、両面印字を行う場合、フェースアッ
プトレイ6は実線図示のように閉じた状態にある。定着
手段3を通過したシート材Sは、プランジャ22の吸引
により、切れ換えレバー21の一端のカムフォロア21
bが、フラッパー8に固着された連動レバー9を押圧
し、実線位置のフラッパーが、破線位置に支持部10を
中心に反時計回り方向に回動して形成される通路19を
通過して再給送装置2内へと搬入される。その後、検知
手段24を通過し、スイッチバックローラ対25により
搬送路26に搬入され、検知手段24が、シート材Sの
後端通過を検知すると、スイッチバックローラ対25は
逆転駆動し、シート材Sは搬送路27,28を通過し
て、搬送ローラ対29,30によって画像形成装置1内
の搬送路33に搬入される。そして、前回画像形成され
た面とは逆で、かつ後端から画像形成部5に送られ、シ
ート材上にトナー画像が形成され、定着手段3により画
像定着がなされ、通路17を通過してフェースダウント
レイ7上に排出される。
【0011】図16にフラッパー8の構成を示す。な
お、図16はフラッパー8を図15における矢印X方向
から示した図である。
【0012】フラッパー8は耐熱性の樹脂で一体成型さ
れ、フラッパー8により水蒸気の流れが阻害されないよ
う、孔8aが所々に設けられている。フラッパー8の支
持部10の一端は、定着手段3のフレーム3aに回転自
在に支持され、残りの一端にはフラッパー8に設けた係
止部8bにより、連動レバー9が固着されている。ま
た、連動レバー9の軸部9aは、フレーム3aを貫通
し、フラッパー8に嵌合して、フラッパー8の回動中心
軸をかねている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では次のような問題があった。
【0014】通常シート材案内部材では、近年樹脂材料
が多く使用されているが、定着器付近で使用されるシー
ト材案内部材では、成形時の成形品の反り、また熱変形
による反りを防止するため、定着器のフレーム等でシー
ト材案内部材を矯正して、ジャム等の原因となる案内部
材の反りを防いでいる。しかし、フラッパーは回動し
て、上面と下面をシート材の搬送路の切り換えに用いる
ので、定着フレーム等で反りを矯正することができな
い。
【0015】また、フラッパーを樹脂一体で成型した場
合の問題点として、物流時等に外部から衝撃を受けたり
するとフラッパーが割れてしまうことがある。
【0016】そこで、フラッパーの反りを抑え、強度を
増すために、金属軸を用いたインサート成形や、中空射
出成形でフラッパーを構成することが行われている。
【0017】しかし、金属軸を用いたインサート成形
は、金属軸を金型中にセットする工程が必要であり、樹
脂のみの射出成形と比較すると生産性が劣る。また、金
属軸を一緒に成形しており、分解が困難の為リサイクル
性がなく、環境問題に対して問題がある。
【0018】また、中空射出成形はリサイクル性等の環
境問題は解決できるが、特に耐熱性樹脂を使用する場合
に強度の面で問題が残る。一般に耐熱性樹脂は耐熱温度
を増すために、ガラスやフィラーを添加して耐熱性を上
げる。しかし、ガラスやフィラーを多くいれると、樹脂
材料が脆くなる傾向にあり、中空射出成形にしても物流
時等の衝撃による強度は十分とはいえない。
【0019】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、シートの搬送路を切り換える切り換え部材の反りを
抑え、強度を確保するとともに、組み立て、分解が容易
で生産性及びリサイクル性に優れた切り換え部材を備え
たシート材搬送装置画像形成装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、揺動可能に支持され、シート材の搬送路
を切り換える切り換え手段を有するシート材搬送装置に
おいて、前記切り換え手段は、搬送されるシート材を案
内する樹脂材料からなる案内部材と、該案内部材を補強
する補強部材と、該案内部材と該補強部材とを少なくと
も2ヶ所において係合させる係合手段とを備えたことを
特徴とする。
【0021】前記補強部材は金属製部材であることが好
適である。
【0022】前記案内部材はフッ素系樹脂製部材である
ことが好適である。
【0023】このようにすれば、トナーに対して非粘着
性のある案内部材を構成することができる。一般的にフ
ッ素系樹脂は非常に柔らかい材料であり、フッ素系樹脂
単独では切り換え部材を構成することは非常に困難であ
るが、補強部材を用いることで強度がある切り換え部材
を構成することが可能になる。
【0024】前記係合手段は、スナップフィット,軽圧
入又はねじ止めの少なくともいずれか方法によって前記
案内部材と補強部材とを係合させる係合手段を含むこと
が好適である。
【0025】また、前記補強部材はシート搬送方向に略
直交する方向に延びる棒状部材であり、前記係合手段
は、前記案内部材のシート搬送方向に略直交する方向の
両端部に設けられ前記補強部材が貫通又は挿入される穿
孔部を有するようにしてもよい。
【0026】また、前記係合手段は、前記案内部材のシ
ート搬送方向に略直交する方向の略中央部に設けられ前
記補強部材に係止する係り止め部を有するようにしても
よい。
【0027】また、前記補強部材は前記穿孔部に軽圧入
されているようにしてもよい。
【0028】このような構成によって、案内部材と補強
部材とを工具、結合部材を用いずに結合することがで
き、組み立て、分解が容易で、補強部材によって強度が
ある切り換え部材を構成することができる。また案内部
材は補強部材に対して、係り止め部があり樹脂材料によ
って成形される際の反り、また定着手段付近に配置され
た場合等の高い温度での使用環境での熱変形を防止する
ことができる。
【0029】また、前記案内部材に対する前記補強部材
のスラスト方向の移動を規制するスラスト移動規制部材
を設けるようにしてもよい。
【0030】前記補強部材が露出しないように前記補強
部材を覆う保護部材を備えることが好適である。
【0031】また、前記保護部材は、前記補強部材に対
してスナップフィット,軽圧入又はねじ止めによって係
合する係合手段を備えるようにしてもよい。
【0032】このようにすれば、案内部材に係合する補
強部材に、補強部材の保護を兼ねた保護部材をスナップ
フィット等で固定することで、切り換え部材を容易に、
組み立て分解可能な構成とすることができる。
【0033】また、前記補強部材はシート搬送方向に略
直交する方向に延びる棒状部材であり、前記保護部材
は、前記補強部材を貫通させる貫通孔を備えるようにし
てもよい。
【0034】また、前記保護部材は、前記案内部材に対
する前記補強部材のスラスト方向の移動を規制するスラ
スト移動規制部材を構成するようにしてもよい。
【0035】また、前記補強部材は切り換え手段の揺動
中心に一致するようにしてもよい。
【0036】このようにすれば、揺動中心が定着手段を
収容するフレーム等で支持される場合でも、補強部材が
切り換え部材の揺動中心を兼ねているので、支持部分の
強度を増すことができる構成となる。
【0037】また、前記補強部材は板状部材であるよう
にしてもよい。
【0038】また、前記切り換え部材は、前記定着手段
のシート搬送方向下流側に設けられているようにしても
よい。
【0039】また、前記係合手段は、前記案内部材と前
記補強部材とを少なくとも2ヶ所において係合させるこ
とが好適である。
【0040】また、シート材上に未定着画像を形成する
画像形成手段と、前記シート材上に形成された未定着画
像を前記シート材上に加熱定着させる定着手段と、前記
シート材を搬送するシート材搬送手段を備えた画像形成
装置において、前記シート材搬送手段として本発明に係
るシート材搬送装置を備えるようにしてもよい。
【0041】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は本発明
が適用された第1の実施形態における画像形成装置の概
略構成を示すものである。
【0042】なお、従来例と同様の構成部は同一の番号
で記す。
【0043】図1において、画像形成装置本体1には、
画像形成部を構成するレーザースキャナ4、画像形成手
段5、シート材カセット31、該シート材カセットに積
載されたシート材Sを搬送させる搬送ローラ類12,1
3,14,15,34,16、シート材上に転写された
画像を定着するための定着手段3等を備えている。
【0044】また、画像形成装置本体1には、再給送装
置2を着脱可能に取り付けてある。この画像形成装置本
体1には、フェースアップ排出されたシート材を積載す
る開閉自在なフェースアップトレイ6、前記フェースア
ップトレイ6の開閉動作に連動してフェースアップ排
出、フェースダウン排出の搬送方向を切り換える揺動可
能な切り換え部材であるフラッパー100を備えてい
る。前記フラッパー100は、実線図示したフェースア
ップトレイ6が閉じた状態では、実線の位置に、破線図
示したフェースアップトレイ6が開いた状態では、破線
の位置に配置するよう構成されている。フラッパー10
0の支持部10の一端には連動レバー9が固着されてい
る。
【0045】再給送装置2内の自動切り換え手段32
は、支点21aを中心に揺動可能な切り換えレバー21
とプランジャ(ソレノイド)22とからなり、切り換え
レバー21の一端には前記フラッパー100に固着され
た連動レバー9に当接するカムフォロア21bが形成さ
れ、他端にはプランジャ22が結合されている。また、
画像形成装置本体1から排出されるシート材Sを、再給
送装置2内に搬入する搬送ガイド23、スイッチバック
を行うための正逆回転可能なスイッチバックローラ対2
5、シート材の通過を検知する検知手段24、シート材
を反転させる搬送路26、反転したシート材を再び画像
形成装置内に給送する搬送路27,28、搬送ローラ対
29,30も備えている。
【0046】以上の構成に基づいて、動作説明を行う。
【0047】シート材カセット31に積載されたシート
材Sは、給紙信号とともに反時計回り方向に回転する給
紙ローラ12によって最上位のシート材から順次繰り出
される。レーザースキャナ4によって、画像情報に応じ
たレーザー光が、時計回り方向に回転している感光ドラ
ム20上に照射され、シート材S上にトナー画像が転写
される。そして、定着手段3を通過する過程で、加熱及
び加圧されることによりトナー画像がシート材S上に定
着される。
【0048】画像定着されたシート材Sをフェースアッ
プ排出する場合、オペレータは、実線図示のように閉じ
ているフェースアップトレイ6を破線図示のように開く
と、フェースアップトレイ6は支軸11を中心に回動す
る。また、フェースアップトレイ6を開くと、実線図示
の位置にあったフラッパー100がフェースアップトレ
イ6の動作に連動して、支持部(回転軸)10を中心に
反時計回り方向に回動し、破線図示の位置まで移動す
る。これにより、フェースアップトレイ6を開いた時に
は、フラッパー100はフェースアップトレイ6の通路
18を開き、定着処理済みのシート材Sは破線図示のよ
うな通路18を通過して、フェースアップトレイ6上に
排出される。
【0049】また、破線図示のように開いているフェー
スアップトレイ6を、実線図示のように閉じると、破線
図示の位置にあったフラッパー100が、フェースアッ
プトレイ6の動作に連動して、支持部10を中心に時計
回り方向に回動し、実線位置まで移動する。これによ
り、フェースアップトレイ6を閉じた時には、フラッパ
ー100はフェースダウントレイ7への通路17を開
き、定着処理済みシート材Sは、通路17を通過してフ
ェースダウントレイ7上に排出される。なお、フラッパ
ー100は、支持部10の一端に固着されている連動レ
バー9を介してフェースアップトレイ6の開閉動作に連
動するようになっている。
【0050】一方、両面印字を行う場合、フェースアッ
プトレイ6は実線図示のように閉じた状態にある。定着
手段3を通過したシート材Sは、プランジャ22の吸引
により、切れ換えレバー21の一端のカムフォロア21
bが、フラッパー100に固着された連動レバー9を押
圧し、実線位置のフラッパーが、破線位置に支持部10
を中心に反時計回り方向に回動して形成される通路19
を通過して再給送装置2内へと搬入される。その後、検
知手段24を通過し、スイッチバックローラ対25によ
り搬送路26に搬入され、検知手段24が、シート材S
の後端通過を検知すると、スイッチバックローラ対25
は逆転駆動し、シート材Sは搬送路27,28を通過し
て、搬送ローラ対29,30によって画像形成装置1内
の搬送路33に搬入される。そして、前回画像形成され
た面とは逆で、かつ後端から画像形成部5に送られ、シ
ート材上にトナー画像が形成され、定着手段3により画
像定着がなされ、通路17を通過してフェースダウント
レイ7上に排出される。
【0051】続いて、フラッパー100の構成説明を行
う。
【0052】図2はフラッパー100を図1の矢印X、
図3は同矢印Y方向からそれぞれ示した図、図4は各部
材を分割した様子を示している。これらの図を用いて以
下説明を行う。
【0053】フラッパー100は、フラッパー100を
略貫通する金属軸(補強部材)103、金属軸103を
被覆し、搬送ガイドを形成する樹脂部材からなるガイド
部材A(案内部材)101、ガイド部材B(案内部材)
102、金属軸103の一端に軽圧入され、フラッパー
100に係止し、金属軸103の抜け止め及びフラッパ
ー回転軸の軸受けを兼ねる軸受け部材(スラスト移動規
制部材)104から構成されている。
【0054】この金属軸103が、ガイド部材101,
102の内部の図示しない穿孔部を略貫通することによ
り、ガイド部材101,102の反りは矯正されかつ、
強度も保たれる。
【0055】組み立て手順を図4により説明する。最初
にガイド部材A101にガイド部材B102を取り付け
る()。次に、一端に軸受け部材104が軽圧入され
た()金属軸103をガイド部材A101、ガイド部
材B102に挿入する()。
【0056】金属軸103をガイド部材A,Bに挿入
し、軸受け部材104が、ガイド部材A102の端面ま
で挿入された時、軸受け部材104を矢印Z(図2)の
方向に回転させ、軸受け部材104の一端104aを、
ガイド部材A101に係止し、一端104bを嵌合さ
せ、金属軸103の抜け止めを行う。
【0057】この軸受け部材104は、フラッパー10
0が定着手段3に取り付けられた時には、定着器フレー
ム3aと嵌合し摺動する。
【0058】また、金属軸は、ガイド部材A,Bにより
略全域被覆されているため、オペレータは金属軸に触れ
ることはない。すなわち、ガイド部材A,Bは保護部材
としての機能をも有している。
【0059】分解は上述の手順を逆から行えば、容易に
行うことができる。
【0060】図5の(a),(b),(c),(d)
は、フラッパーが組み立てられた状態の図2のE−E断
面、F−F断面、C−C断面、D−D断面である。ガイ
ド部材A101、ガイド部材B102の両端部近傍は、
各々円筒状であり金属軸が挿入、嵌合され((d),
(b))、ガイド部材A101、ガイド部材B102の
反りが金属軸103により矯正される。また、ガイド部
材A101、ガイド部材B102の略中央部((a)の
101a,102a)(係り止め部)においてもガイド
部材B102は金属軸103により反りは矯正される。
【0061】ガイド部材B102の両端部近傍には、突
起部102bが形成され、ガイド部材A101に挿入さ
れて、ガイド部材B102は、ガイド部材A101に対
して回転止めがなされる。
【0062】以上に示すように、金属軸によりガイド部
材を結合させるので、ガイド部材の反りを金属軸により
矯正し、同時に強度も保たれ、ガイド部材を中空成形す
る必要がないので成形時間も中空成形よりも短縮でき
る。また、組み立て、分解も容易に行えるためリサイク
ル性も保たれる。
【0063】また、本実施形態のように、フラッパーを
定着器下流側近傍に配置した場合、金属軸の表面温度は
シート材の熱により上昇するが、略全域がガイド部材に
より被覆されているのでオペレーターが触れることはな
く、画像形成装置を小型化した際に有利な構成になる。
【0064】(第2の実施形態)図6,7,8は本発明
が適用された第2の実施形態における切り換え部材20
0の構成を示す図である。本実施形態において、シート
材Sの給紙、画像形成、画像定着に関しては前記実施形
態1と同様なため説明は省略する。
【0065】図6、図7において、ガイド部材A(案内
部材)201、ガイド部材B(案内部材)202は樹脂
部材からなり、金属板(補強部材)203を被覆するよ
う挟んで配置されている。
【0066】図6はフラッパー200を上方から表した
図、図7は各断面を表している。
【0067】ガイド部材A201は、金属板203を利
用して、自身の反りを矯正するためのフック部201a
とボス201bを備えている。このフック部で金属板2
03を挟むことにより、自身の反りを矯正する。ボス部
201bはガイド部材A201の後端の浮きを抑えるも
のである。また、金属板203から外れないための係止
部201cも備えている。ここで、フック部201a,
ボス201b及び係止部201cが係合手段を構成す
る。
【0068】ガイド部材B202は、金属板203を利
用して、自身の反りを矯正するためのフック部202a
とボス202bを備えている。このフック部で金属板を
挟むことにより、自身の反りを矯正する。ボス部202
bはガイド部材B202の後端の浮きを抑えるものであ
る。また、金属板203から外れないための係止部20
2cも備えている。ここで、フック部202a,ボス2
02b及び係止部202cが係合手段を構成する。
【0069】金属板203の断面はL字形状であり、ほ
ぼガイド部材A,Bと同幅である。また、図8に示すよ
うに、ガイド部材A201及びガイド部材B202のフ
ック部201a,202a、ボス部201b,202b
を通すための孔203a,203b,203c,203
d及び、ガイド部材A,Bの係止部201c,202c
を係止するための孔203e,203fも備えている。
ここで、孔203a,203b,203c,203d,
203e及び203fは金属板203の係合手段を構成
する。
【0070】図6に示すように、各ガイド部材のフック
部201a,202aの略中央部と略端部で金属板20
3をフックしているため、ガイド部材の反りは略全域で
金属板203により矯正され、同時にフラッパー200
の強度は略全域で保たれる。
【0071】続いて組み立て手順を図9により説明す
る。最初にガイド部材B202を、金属板203に対し
矢印方向からフック部202aが金属板203の孔2
03bに入るよう装着する。その後、ガイド部材202
を矢印方向にスライドさせ、係止部202cが孔20
3f部で係止され、抜け止めがなされる(図9(a)参
照)。
【0072】次に、ガイド部材A201を、ガイド部材
B202が装着された金属板203に対し矢印の方向
から、フック部201aが金属板203の孔203aに
入るよう装着する。その後、矢印の方向にガイド部材
Aをスライドさせ、係止部201cが孔203e部係止
され、抜け止めがなされる(図9(b)参照)。
【0073】分解は上述の手順を逆から行えば、容易に
行うことができる。
【0074】以上の構成のように、L字の金属板を挟む
ようにガイド部材を固定することにより、ガイド部材の
反りは略全域で金属板により矯正され、同時にフラッパ
ーの強度も保たれる。よって、ガイド部材の強度を出す
ために中空成型する必要もない。また、組み立て、分解
も容易に行えるためリサイクル性も保たれる。
【0075】また、本実施形態のように、フラッパーを
定着器下流側近傍に配置した場合、金属板の表面温度は
シート材の熱により上昇するが、略全域がガイド部材に
より被覆されているのでオペレーターが触れることはな
く、画像形成装置を小型化した際に有利な構成になる。
【0076】(第3の実施形態)図10〜12に第3の
実施形態を示す。
【0077】フラッパー100は、ガイド部材(案内部
材)101に金属軸(補強部材)103を、矢印a方向
からガイド部材101の貫通孔部(穿孔部)101dに
通して、保護部材102b,102aを貫通させた後、
再びガイド部材101の他方の貫通孔部(穿孔部)10
1cに挿入される。貫通孔部101cには図11
(a),(b)に示す様に、リブa〜リブcが設けてあ
り、金属軸103が軽圧入で固定される構成になってい
る。
【0078】組み立て後は図12に示す様に、金属軸1
03の両端103a,103bがフラッパー100の回
転軸を兼ねる構成になっている。また、ガイド部材10
1の係止め部101a,101bは金属軸103に対し
てb1,b2方向、c1,c2方向の反り矯正がされ、
ガイド部101の成形時の反り、熱変形による反りを防
止している。
【0079】(第4の実施形態)図13〜14に第4の
実施形態を示す。
【0080】フラッパー100は、ガイド部材(案内部
材)101に金属軸(補強部材)103を、矢印a方向
からガイド部材101の貫通孔部(穿孔部)101eに
通して、再びガイド部材101の他方の貫通孔部(穿孔
部)101dに挿入される。
【0081】その後、保護部材102の爪部(係合手
段)102a,102b,102cと金属軸103の溝
部103a,103b,103cとがスナップフィット
で結合する。保護部材102が金属軸103に固定され
ることによって、ガイド部材101に対して、金属軸1
03がスラスト方向に固定されることになる。ここで、
保護部材102はスラスト移動規制部材の機能をも有す
る。
【0082】組み立て後は実施形態3と同様に図14に
示す様に、金属軸103の両端1がフラッパー100の
回転軸を兼ねる構成になっている。また、ガイド部材1
01の係止め部101a,101b,101cは金属軸
103に対してb1,b2方向、c1,c2方向の反り
矯正がされ、ガイド部101の成形時の反り、熱変形に
よる反りを防止している。
【0083】
【発明の効果】本発明によって、熱可塑性樹脂から形成
した場合でも、成形時の成形品の反り、また熱変形によ
る反りを矯正することができ、組み立て、分解が容易
で、生産性に優れ、リサイクルも可能で、かつ物流時等
に発生する外部からの衝撃にも十分強い強度の切り換え
手段を備える画像形成装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置
の全体的な構成を示す横断側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかるフラッパーの
構成を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかるフラッパーの
構成を示す構成図である。
【図4】第1の実施形態の分解、組み立て手順を示す説
明図である。
【図5】図2の各断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかるフラッパーの
構成を示す構成図である。
【図7】図6の各断面図である。
【図8】補強部材203の構成図である。
【図9】第2の実施形態の分解、組み立て手順を示す説
明図である。
【図10】第3の実施形態を説明する図である。
【図11】(a)は第3の実施形態の圧入部の軸方向断
面、(b)は同圧入部の軸方向の端面を示す図である。
【図12】第3の実施形態を説明する図である。
【図13】第4の実施形態を説明する図である。
【図14】第5の実施形態を説明する図である。
【図15】従来例にかかる画像形成装置の全体適な構成
を示す横断側面図である。
【図16】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 再給紙装置 3 定着手段 6 フェースアップトレイ 7 フェースダウントレイ 100,200,300 フラッパ(切り換え部材) 101,102,201,202,301,302 ガ
イド部材 103,203 金属軸(補強部材) 303 金属板(補強部材)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動可能に支持され、シート材の搬送路
    を切り換える切り換え手段を有するシート材搬送装置に
    おいて、 前記切り換え手段は、搬送されるシート材を案内する樹
    脂材料からなる案内部材と、該案内部材を補強する補強
    部材と、該案内部材と該補強部材とを係合させる係合手
    段とを備えたことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記補強部材は金属製部材であることを
    特徴とする請求項1記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記案内部材はフッ素系樹脂製部材であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のシート材搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 前記係合手段は、スナップフィット,軽
    圧入又はねじ止めの少なくともいずれか方法によって前
    記案内部材と補強部材とを係合させる係合手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシー
    ト材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記補強部材はシート搬送方向に略直交
    する方向に延びる棒状部材であり、前記係合手段は、前
    記案内部材のシート搬送方向に略直交する方向の両端部
    に設けられ前記補強部材が貫通又は挿入される穿孔部を
    有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記係合手段は、前記案内部材のシート
    搬送方向に略直交する方向の略中央部に設けられ前記補
    強部材に係止する係り止め部を有することを特徴とする
    請求項5記載のシート材搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記補強部材は前記穿孔部に軽圧入され
    ていることを特徴とする請求項5又は6記載のシート材
    搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記案内部材に対する前記補強部材のス
    ラスト方向の移動を規制するスラスト移動規制部材を設
    けたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載
    のシート材搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記補強部材が露出しないように前記補
    強部材を覆う保護部材を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のシート材搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記保護部材は、前記補強部材に対し
    てスナップフィット,軽圧入又はねじ止めによって係合
    する係合手段を備えたことを特徴とする請求項9載のシ
    ート材搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記補強部材はシート搬送方向に略直
    交する方向に延びる棒状部材であり、 前記保護部材は、前記補強部材を貫通させる貫通孔を備
    えたことを特徴とする請求項9又は10記載のシート材
    搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記保護部材は、前記案内部材に対す
    る前記補強部材のスラスト方向の移動を規制するスラス
    ト移動規制部材を構成することを特徴とする請求項11
    記載のシート材搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記補強部材は切り換え手段の揺動中
    心に一致することを特徴とする請求項5乃至8若しくは
    11又は12のいずれかに記載のシート材搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記補強部材は板状部材であることを
    特徴とする請求項1乃至4若しくは9又は10のいずれ
    かに記載のシート材搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記切り換え部材は、前記定着手段の
    シート搬送方向下流側に設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至14のいずれかに記載のシート材搬送装
    置。
  16. 【請求項16】 前記係合手段は、前記案内部材と前記
    補強部材とを少なくとも2ヶ所において係合させること
    を特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のシー
    ト材搬送装置。
  17. 【請求項17】 シート材上に未定着画像を形成する画
    像形成手段と、 前記シート材上に形成された未定着画像を前記シート材
    上に加熱定着させる定着手段と、 前記シート材を搬送するシート材搬送手段を備えた画像
    形成装置において、 前記シート材搬送手段として請求項1乃至16のいずれ
    かに記載のシート材搬送装置を備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
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