JP2009042403A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱ローラの熱源から排紙センサへの熱伝達を効果的に遮断して排紙センサの作動安定性を高めることができる定着装置を提供すること。
【解決手段】互いに当接して回転する加熱ローラ3と加圧ローラ4をハウジング2内に備えるとともに、ハウジング2の外面の一部に両面印字の際の搬送路2Aを形成し、ハウジング2の上面開口部を開閉する排出ガイド12に、前記搬送路2Aを搬送される用紙Pを検知する排紙センサ14を設けて成る定着装置1において、前記ハウジング2内の前記排出ガイド12の内側に別の排出ガイド15を設ける。又、前記2つの排出ガイド12,15が連動して開閉されるよう構成する。
【選択図】図1
【解決手段】互いに当接して回転する加熱ローラ3と加圧ローラ4をハウジング2内に備えるとともに、ハウジング2の外面の一部に両面印字の際の搬送路2Aを形成し、ハウジング2の上面開口部を開閉する排出ガイド12に、前記搬送路2Aを搬送される用紙Pを検知する排紙センサ14を設けて成る定着装置1において、前記ハウジング2内の前記排出ガイド12の内側に別の排出ガイド15を設ける。又、前記2つの排出ガイド12,15が連動して開閉されるよう構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、被記録媒体である用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着装置に関するものである。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、電子写真プロセスによって被記録媒体である用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着装置が備えられている。
ところで、定着装置には、互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラをハウジング内に備えるとともに、ハウジングの外面の一部に両面印字の際の搬送路を形成し、ハウジングの上面開口部を開閉する排出ガイドに、前記搬送路を搬送される用紙を検知する排紙センサを設けて成るものがある。
而して、定着装置においては、加熱ローラの内部にハロゲンランプ等の熱源が設けられているため、この熱源からの熱がハウジングを通過して周囲に放射され、周囲に熱的悪影響を及ぼすという問題がある。
そこで、特許文献1には、ハウジングの用紙入口と用紙出口に、用紙によって押されると撓む程度の可撓性を有するシャッターをそれぞれ設け、或いはハウジングの上カバーを中空として内部にグラスウール等の断熱材を充填することによってハウジング殻の放熱を抑える提案がなされている。
又、特許文献2には、定着された用紙から排出される水蒸気によって用紙に水滴が付着するのを防ぐために、定着装置から排出される用紙を案内するための下ガイド板を板厚又は材質の異なる2枚の板部材で構成し、2枚の板部材間に所定の隙間を形成する構成が提案されている。
特開平2−116880号公報
特開平6−043772号公報
ところで、ハウジングの外面の一部に両面印字の際の搬送路を形成し、ハウジングの上面開口部を開閉する排出ガイドに排紙センサを設ける構成を採用した定着装置においては、加熱ローラに設けられた熱源からの熱の排紙センサへの伝達は排出ガイドによって或る程度は遮断されるものの、完全ではなく、排紙センサが熱的影響を受けて作動安定性が害される可能性があるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、加熱ローラの熱源から排紙センサへの熱伝達を効果的に遮断して排紙センサの作動安定性を高めることができる定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラをハウジング内に備えるとともに、ハウジングの外面の一部に両面印字の際の搬送路を形成し、ハウジングの上面開口部を開閉する排出ガイドに、前記搬送路を搬送される用紙を検知する排紙センサを設けて成る定着装置において、前記ハウジング内の前記排出ガイドの内側に別の排出ガイドを設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記2つの排出ガイドが連動して開閉されるよう構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ハウジング内の排出ガイドの内側に別の排出ガイドを設けて二重構造としたため、高い断熱効果が得られ、加熱ローラの熱源から排紙センサへの熱伝達が効果的に遮断されて排紙センサが熱的悪影響を受けることがなく、該排紙センサの作動安定性が高められる。
請求項2記載の発明によれば、2つの排出ガイドが連動して開閉されるよう構成したため、定着装置においてジャムが発生したような場合には、2つの排出ガイドを連動して開け、ジャムした用紙を取り除いた後に両排出ガイドを連動して閉じることができ、ジャム処理等のメンテナンスを作業性良く容易に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係る定着装置1の断面図であり、図示の定着装置1はベルト式のものであって、そのハウジング2内には、互いに当接して回転する加熱ローラ3と加圧ローラ4が収容されており、加圧ローラ4とこれの下方に配された回転可能なテンションローラ5との間には無端状の加圧ベルト6が張架されている。ここで、テンションローラ5は、スプリング7によって下方に付勢されており、これと加圧ローラ4間に張設された前記加圧ベルト6に所定のテンションが付与されている。
前記加熱ローラ3と加圧ローラ4及びテンションローラ5は、図の紙面垂直方向に長く配されており、加圧ローラ4は、加圧ベルト6を間に挟んで加熱ローラ3に押圧されて加熱ローラ3との間に定着ニップNを形成している。又、加熱ローラ3の内部には、ハロゲンランプ等の上下2本の加熱源8が軸方向(図の紙面垂直方向)に沿って平行に配されている。
又、ハウジング2の底部には、用紙P(図1参照)をハウジング2の内部に導入するための用紙入口9が開口し、ハウジング2の上部には定着処理された用紙Pを外部に排出するための用紙出口10が開口しており、ハウジング2内の用紙出口の近傍には回転可能な排紙ローラ対11が配設されている。
ところで、ハウジング2の外面の一部は、円弧状に成形されて両面印字の際の搬送路2Aを形成しており、ハウジング2内の前記加熱ローラ3と加圧ローラ4の上方には、ハウジング2の上面開口部を開閉する第1の排出ガイド12が軸13を中心として上下に回動可能に配されている。そして、この第1の排出ガイド12には、両面印字時にハウジング2外面の前記搬送路2Aに沿って不図示の画像形成部へと搬送される用紙P(図1参照)を光学的に検知するための排紙センサ14が設けられている。ここで、排紙センサ14は、用紙Pが搬送路2Aを通過することによって図1の実線位置から鎖線位置へと揺動する検知レバー14Aと、この検知レバー14Aの揺動を光学的に検知するフォトインタラプタ14Bを含んで構成されている。
而して、本発明に係る定着装置1は、ハウジング2内の前記第1の排出ガイド12の奥側(図1の下方)に第2の排出ガイド15を第1の排出ガイド12との間に所定の隙間を形成して平行に配設したことを特徴としている。ここで、第2の排出ガイド15は、軸16を中心として上下に回動可能に支持されている。
以上のように構成された定着装置1において、不図示の駆動モータによって加熱ローラ3が図1の矢印方向(反時計方向)に回転駆動されると、該加熱ローラ3によって加圧ローラ4に押圧されている加圧ベルト6と加圧ローラ4及びテンションローラ5が図1の矢印方向(時計方向)に従動回転する。すると、加圧ベルト6は、加圧ローラ4とテンションローラ5間を周回しつつ、内部に配された熱源8からの輻射熱によって加熱された加熱ローラ3によって全体が加熱される。
而して、不図示の画像形成部においてトナー像が転写された用紙Pは、定着装置1へと搬送され、定着装置1のハウジング2の底部に開口する用紙入口9からハウジング2内に導入され、図1の矢印方向に回転する加熱ローラ3と加圧ベルト6との間の定着ニップNを通過する過程でトナー像が加熱及び加圧されることによってトナー像の定着を受ける。このようにしてトナー像が定着された用紙Pは、排紙ローラ対11によってハウジング2上部の用紙出口10から外部へと排出される。
以上は用紙Pの片面に画像を形成する場合(片面印字時)の一連の動作であるが、用紙Pの両面に画像を形成する場合(両面印字時)には、定着装置1にて片面にトナー像が定着された用紙Pを排紙ローラ対11によってハウジング外へ排出した後、用紙Pをスイッチバックさせてハウジング2外面の搬送路2Aに沿って画像形成部へと再度送り込む。このとき、第1の排出ガイド12に設けられた排紙センサ14の検知レバー14Aが用紙Pによって図1に実線位置から鎖線位置まで揺動するため、この検知レバー14Aの揺動がフォトインタラプタ14Bによって検知され、これによって搬送路2Aを通過する用紙Pが検知される。
而して、本発明に係る定着装置1よれば、ハウジング2内の第1の排出ガイド12の内側に別の第2の排出ガイド15を設けて二重構造としたため、これらの第1及び第2の排出ガイド12,15によって高い断熱効果が得られ、加熱ローラ3の熱源8から排紙センサ14への熱伝達が効果的に遮断される。この結果、排紙センサ14が熱的悪影響を受けることがなく、該排紙センサ14の作動安定性が高められる。
ところで、定着動作中に用紙Pがハウジング2内でジャムしたような場合には、図2に示すように、第1の排出ガイド12を軸13を中心として上方へ回動させてこれを開いた後、図3に示すように第2の排出ガイド15を軸16を中心として上方へ回動させれば、ハウジング2の上部が開口するため、その開口部からジャムした用紙Pを容易に取り除くことができる。この場合、第1及び第2の排出ガイド12,15が連動して開閉するよう構成すれば、これら2つの排出ガイド12,15を連動して開け、ジャムした用紙Pを取り除いた後に両排出ガイド12,15を連動して閉じることができるため、ジャム処理等のメンテナンスを作業性良く容易に行うことができる。
尚、以上は本発明を特にベルト式の定着装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、加熱ローラと加圧ローラを備える2ローラ方式の定着装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 定着装置
2 ハウジング
2A ハウジング外面の搬送路
3 加熱ローラ
4 加圧ローラ
5 テンションローラ
6 加圧ベルト
7 スプリング
8 熱源
9 用紙入口
10 用紙出口
11 排紙ローラ対
12 第1の排出ガイド
13 軸
14 排紙センサ
14A 排紙センサの検知レバー
14B 排紙センサのフォトインタラプタ
15 第2の排出ガイド
16 軸
N 定着ニップ
P 用紙
2 ハウジング
2A ハウジング外面の搬送路
3 加熱ローラ
4 加圧ローラ
5 テンションローラ
6 加圧ベルト
7 スプリング
8 熱源
9 用紙入口
10 用紙出口
11 排紙ローラ対
12 第1の排出ガイド
13 軸
14 排紙センサ
14A 排紙センサの検知レバー
14B 排紙センサのフォトインタラプタ
15 第2の排出ガイド
16 軸
N 定着ニップ
P 用紙
Claims (2)
- 互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラをハウジング内に備えるとともに、ハウジングの外面の一部に両面印字の際の搬送路を形成し、ハウジングの上面開口部を開閉する排出ガイドに、前記搬送路を搬送される用紙を検知する排紙センサを設けて成る定着装置において、
前記ハウジング内の前記排出ガイドの内側に別の排出ガイドを設けたことを特徴とする定着装置。 - 前記2つの排出ガイドが連動して開閉されるよう構成したことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007206034A JP2009042403A (ja) | 2007-08-08 | 2007-08-08 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007206034A JP2009042403A (ja) | 2007-08-08 | 2007-08-08 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009042403A true JP2009042403A (ja) | 2009-02-26 |
Family
ID=40443208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007206034A Pending JP2009042403A (ja) | 2007-08-08 | 2007-08-08 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009042403A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122404A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の用紙検知機構 |
CN102198896A (zh) * | 2010-03-24 | 2011-09-28 | 富士施乐株式会社 | 片材传送装置及图像形成装置 |
JP2013237498A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙搬送装置および画像形成装置 |
-
2007
- 2007-08-08 JP JP2007206034A patent/JP2009042403A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009122404A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の用紙検知機構 |
CN102198896A (zh) * | 2010-03-24 | 2011-09-28 | 富士施乐株式会社 | 片材传送装置及图像形成装置 |
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