JP2012053341A - 画像形成装置及びその制御方法並びに画像形成装置用後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着後の用紙を冷却する冷却手段が備えられた画像形成装置において、冷却風による悪影響を受けることなく用紙を適切に搬送する。
【手段】定着部9を出た用紙Pは、カーブを描いた搬送路19,21を通って排紙ローラ11,12に向かう。主搬送路21の下方に噴気装置25を構成するダクト27が配置されている。ダクト27には、用紙Pに冷却風を吹き付ける噴気穴32が多数空いている。用紙Pが排紙ローラ11,12に進入するとこれが用紙検知センサ34で検知され、その検知信号に基づいて送風ファンが駆動される。用紙Pは排紙ローラ11,12で挟まれた後に冷却風を受けるため、斜めに送られたり幅方向に位置ずれしたり排紙ローラ11,12への進入タイミングが遅れたりすることはない。
【選択図】図1
【手段】定着部9を出た用紙Pは、カーブを描いた搬送路19,21を通って排紙ローラ11,12に向かう。主搬送路21の下方に噴気装置25を構成するダクト27が配置されている。ダクト27には、用紙Pに冷却風を吹き付ける噴気穴32が多数空いている。用紙Pが排紙ローラ11,12に進入するとこれが用紙検知センサ34で検知され、その検知信号に基づいて送風ファンが駆動される。用紙Pは排紙ローラ11,12で挟まれた後に冷却風を受けるため、斜めに送られたり幅方向に位置ずれしたり排紙ローラ11,12への進入タイミングが遅れたりすることはない。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録シートの冷却手段を有する画像形成装置及びその制御方法並びに画像形成装置用後処理装置に関するものである。ここに、画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の単機能機、或いは、複写機能・プリント機能・スキャナ機能・通信機能等の諸機能の複数を有する複合機(多機能機)など各種のものが含まれる。敢えて述べるまでもないが、白黒やフルカラー、モノカラーなどの様式も問わない。
静電写真方式の画像形成装置では、紙等の記録シート(記録媒体)にトナー像を転写してから定着部で画像を定着させているが、定着は加熱ローラを使用した熱定着方式が採用されているため、定着後の記録シートはかなりの温度になっており、記録シートにカールが発生する等の問題が生じることがある。そこで、定着後の記録シートに機外の空気(冷気)を吹き付けて冷却することが提案されている。
その一例として特許文献1には、冷却手段で定着手段も冷却されて定着温度低下の問題が発生することに対処すべく、定着手段の上流側と下流側とに用紙検知センサを設けて、上流側の用紙センサが用紙進入を検知すると冷却手段を駆動し、下流側の用紙センサが用紙排出を検知すると冷却手段を停止させる、という制御を行うことが開示されている。
特許文献1は記録シートが定着手段を通っているタイミングで冷却手段を駆動するもので、常に冷却手段を駆動しているものに比べたら定着手段が冷却手段によって降温させられることは抑制できるが、冷却手段の冷却風が定着手段に吹き付けられること自体を阻止するものではない。
そこで特許文献2では、冷却手段の排気口を記録シートの搬送方向に向かって斜め下流方向に開口させることにより、冷却風が定着手段に吹き付けられることを防止している。また、特許文献2では、冷却風の風速を記録シートの搬送速度よりも高くしており、記録シートの熱で温度が高くなった冷却風を排紙ローラに当てることで排紙ローラの温度を高め、以って、記録シートと排紙ローラとの温度差に基づいて記録シートにローラ後が残ることを防止せんとしている。
さて、画像が定着された記録シートは排紙ローラで挟まれた状態で搬送されており、排紙ローラから放出された記録シートは、排紙トレイに堆積したり、整合機能やパンチング機能、ステープル機能、折り機能、スタンプ機能等の後処理機能を有する後処理装置に移行したりする。
そして、定着後の記録シートに冷却風が当たると、記録シートは曲がったりパタパタ振れたり複雑な挙動を行いつつ搬送されることが想定され、すると、排気ローラに対して斜めに進入したり、記録シートの幅方向にずれた状態で進入したり、タイミングが遅れた状態で進入したりというように、排紙ローラに正常でない状態で進入してしまう可能性がある。特に、記録シートが薄くて坪量が小さい場合、すなわち腰が弱い場合は冷却風による変形作用も大きいため、斜め進入等の問題が顕著に顕れやすいと言える。
そして、記録シートが排紙ローラに進入するに際して斜め進入等すると、皺が発生するおそれや、端面が不揃いの状態で排紙トレイに堆積して体裁が悪くなる問題、或いは、後処理工程においてパンチング位置がずれたり、ステープル位置がずれたり、折り加工に際して折目がずれたり、スタンプ位置がずれたりと言った問題が発生して後処理の品質が低下するおそれがある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は各請求項に記載したように様々な様相を呈している。このうち請求項 1の発明は画像形成装置に関するもので、この画像形成装置は、記録シートを表裏両側から挟んで送る挟持式搬送手段と、前記挟持式搬送手段より上流側で前記記録シートを冷却する冷却手段と、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入又は到達したことを検知する検知手段とを有しており、前記検知手段からの信号に基づいて前記冷却手段の駆動が制御される。
請求項2の発明は、請求項1において、前記記録シートの搬送方向に向かって前記挟持式搬送手段より下流側に、画像を記録シートに熱定着させる定着手段が配置されており、前記定着手段と挟持式搬送手段との間に前記冷却手段を配置している。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記冷却手段は前記記録シートに冷却風を吹き付ける噴気装置であり、冷気風が記録シートの略全幅にわたって吹き付けられる。請求項4の発明は、請求項3において、前記定着手段と挟持式搬送手段との間に、前記記録シートが定着手段を出てから方向変換して挟持式搬送手段に進入するようにカーブを有する搬送路が形成されており、前記噴気装置を前記カーブの内側に配置している。
請求項5の発明は、請求項3又は4において、前記噴気装置は、機外の空気を取り込む送風ファンと、前記送風ファンで取り込まれた外部空気を記録シートに向けて噴出させるダクトとを有している。
請求項6の発明は、請求項1〜5のうちのいずれかにおいて、前記記録シートが前記挟持式搬送手段から排出されたことを前記検知手段で検知し、この検知信号に基づいて前記冷却手段の駆動が停止されるように設定している。
請求項7の発明は、請求項1又は2において、前記冷却手段として排気ファンを備えている。請求項8の発明は、請求項7において、前記記録シートが挟持式搬送手段に到達したことを前記検知手段で検知すると前記排気ファンを駆動し、前記記録シートが挟持式搬送手段から抜け出たことを前記検知手段で検知すると前記排気ファンの駆動を停止する、というように制御される。
請求項9の発明では、請求項1〜8のうちのいずれかにおいて、前記冷却手段を、前記記録シートが挟持式搬送手段に到達するまでは定常出力で駆動し、前記記録シートが前記挟持式搬送手段に到達したことを前記検知手段で検知したら前記定常出力よりも高い出力で駆動する、というように制御する。ここに「定常出力」とは、例えば冷却風が記録シートに当たっても記録シートが悪影響を受けない程度の出力をいう。
請求項10の発明は、請求項1〜9のうちのいずれかにおいて、画像形成装置は、記録シートの材質、サイズ、坪量のうち少なくとも1つのデータに基づいて前記冷却手段の出力が変更可能になっている。
請求項11の発明は、請求項1〜10のうちのいずれかにおいて、前記冷却手段は、前記記録シートに向いて開口した空気通路を有しており、前記開口から冷気が記録シートに向けて噴出するか、又は、前記開口から熱気が吸引されるようになっており、かつ、前記空気通路の開口を開閉するシャッター手段を設け、前記検知手段からの信号に基づいて前記シャッター手段が開閉操作されるように設定している。
請求項12の発明は、請求項1〜11のうちいずれかにおいて、前記挟持式搬送手段よりも下流側の部位に、整合、穴あけ、ステープル、折りのうちの少なくとも1つの機能、又は他の後処理機能を有する後処理装置が配置されている。
請求項13の発明は画像形成装置の制御方法に関する。すなわち請求項13の発明は、記録シートを表裏両側から挟んで送る挟持式搬送手段と、前記挟持式搬送手段よりも上流側で前記記録シートを冷却する冷却手段とを有している画像形成装置の制御方法であり、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入してから前記冷却手段を駆動するか、又は、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入するまでは前記冷却手段を記録シートに影響しない程度の定常出力で駆動して、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入したら前記冷却手段を前記定常出力よりも高い出力で駆動するものである。
請求項14の発明は、熱定着式にて画像が定着されてから冷却手段で冷却された記録シートに、整合、穴あけ、ステープル、折りのうちの少なくとも1つの加工又は他の加工を施す後処理装置に関し、この後処理装置は、画像が定着された記録シートを表裏両側から挟んで送る挟持式搬送手段と、前記記録シートを冷却する冷却手段と、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入又は到達したことを検知する検知手段とのちう少なくとも1つを有しており、前記検知手段からの信号に基づいて前記冷却手段の駆動が制御される。
請求項1,13の発明によると、記録シートが挟持式搬送手段に進入又は到達したことを検知手段で検知して、記録シートが挟持式搬送手段で挟持されてから冷却手段を駆動したり高出力化したりすることができる。
すなわち、記録シートが冷却手段によって大きな外力を受ける前に記録シートの先端を挟持式搬送手段で挟持できるのであり、このため、記録シートを、冷却作用を受けつつ適切な姿勢・タイミングで搬送できる。従って、冷却に起因した皺の発生や送り不良を防止して、記録シートを排紙トレイに堆積させる場合は端をきれいに揃えることができ、記録シートを後処理装置に移行させる場合は後処理をずれがない状態に高品質で行える。
本願発明は記録シートが加熱される場合に広く適用できるが、静電写真方式の画像形成装置では、請求項2のように熱定着された記録シートの冷却手段を有するものに適用すると有益である。
冷却手段として請求項3のように噴気装置を採用すると、記録シートを的確に強制冷却できる。この場合、請求項4の構成を採用すると、冷却風を記録シートにまんべん無く吹き付けることができるため、冷却効率に優れている。また、請求項5のように噴気装置を送風ファンとダクトとが含まれた構成にすると、一連に延びるダクトで記録シートをまんべん無く冷却できて、構造が簡単になる。
冷却手段は1枚の記録シートが搬送されるごとに制御する必要がある。従って、記録シートが挟持式搬送手段を通過したことを検知する必要がある。この点、制御手段を請求項6の構成にすると、1つの検知手段を利用して冷却手段の駆動(又は高出力化)と停止(又は定常出力化)とを行えるため、複数の検知手段を設け必要がなくて構造を簡単化できる。
冷却手段としては、請求項7のように排気ファンを採用することも可能である。このように排気ファンを採用すると、熱気を排除できるため、機内に熱が徐々に溜まることを防止又は著しく抑制できる。この場合も、請求項8のように1つの検知手段で排気ファンの運転開始と運転停止とを制御すると、構造を簡単化できて好適である。
噴気装置や排気ファン(排気装置)のような冷却手段は、記録シートの通過に応じてON・OFF制御することも可能であるし、請求項9のように記録シートの進入・通過に応じて出力を制御することも可能である。そして、熱定着手段は高熱状態に維持されているためその熱が徐々に拡散していくおそれがあるが、請求項9の構成を採用すると、待機状態での定着手段から発生する熱を排除して、機内の冷却も的確に行える。また、定常状態での出力を記録シートに影響しない強さとしておくことにより、記録シートが挟持式搬送手段に斜め進入する等の問題は生じない。
冷却風の吹き付けや熱気の吸引に際して記録シートが受ける影響は、当該記録シートの厚さや坪量、サイズ等によってまちまちである。すなわち、薄くて坪量が小さい記録シートの場合は腰が弱いため冷却手段の影響を大きく受けやすいのに対して、厚かったり坪量が大きかったりして腰が強い記録シートの場合は冷却手段の影響は受けにくい。また、材質によっては、強い冷却が必要な場合もある。そこで、請求項10のように厚さやサイズ、坪量等の記録シートのデータに基づいて冷却手段を制御すると、冷却手段を効率的に運転してコスト抑制に貢献できると共に、材質等の違いに応じて的確に冷却できる。
請求項11の発明は風量調節に関するものであるが、シャッター手段により、開口の面積を変えて風速を変えたり、開口を開き状態と閉じ状態に切り替えたり、開口方向を変えて冷却対象を変えたりといったことを行えるため、きめ細かい冷却態様を実現し得る。
記録シートを正確な姿勢・タイミングで搬送することは、特に後処理装置を有する場合に重要である。そこで、請求項14のように検知手段等を後処理装置に組み込むと、画像形成装置の構造を簡素化できる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本願発明で、部材の姿勢等を特定するための「前後」「前部」といった用語を使用するが、これは、図1(A)に矢印で表示するように、画像形成装置と対峙した状態を基準にしている。従って、前後方向は用紙の送り方向と直交した方向になっている。
(1).概要
図1(A)に示すように、画像形成装置は本体1とこれに取付けた後処理装置2とから成っている。後処理装置2は本体1に後付けしており、従って、後処理装置2を取り外して本体1のみを使用することも可能である(すなわち、本体1自体が画像形成装置と言える。)。
図1(A)に示すように、画像形成装置は本体1とこれに取付けた後処理装置2とから成っている。後処理装置2は本体1に後付けしており、従って、後処理装置2を取り外して本体1のみを使用することも可能である(すなわち、本体1自体が画像形成装置と言える。)。
画像形成装置はタンデム形カラーデジタル印刷方式であり、本体1の下部に複数の給紙カセット3を配置し、給紙カセット3の上方に画像プロセス部(図示せず)が配置され、その上方に前方及び左側方に開口した排紙部4が形成されている。排紙部4の上方にはカバー付きのヘッド部5を設けている。ヘッド部5には、イメージリーダや操作パネル6、原稿フィーダ(図示せず)等を設けている。
特に説明は要しないと解されるが、画像プロセス部は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4つの色に対応した4つの作像部と、4つの作像部からトナー像が一次転写される中間転写ベルトとを有している。更に、本体1には、4つの色に対応したトナー貯蔵ユニットや、作像部に向けてレーザ光を照射する露光部が内蔵されている。
本実施形態では、本体1のうち右側部に用紙の搬送路が形成されており、給紙カセット3から排出された用紙Pが搬送路を移送される途次において、中間転写ベルトからトナー像が用紙Pに二次転写され、次いで、図1(B)に示すように、定着ローラ7と加圧ローラ8とよりなる定着部9で挟圧されることで画像が用紙Pに熱定着させられ、次いで、用紙Pは中間ローラ10の対を経由して上排紙ローラ11と下排紙ローラ12との対に送られ、上下の排紙ローラ11,12で排紙部4に排出される。
排紙ローラ11,12はゴムのような弾性体からなっており、用紙Pを挟むとニップが形成される。本実施形態では、排紙ローラ11,12が挟持式搬送手段の一例になっている。排紙部4には、後処理装置2の一部として、排紙ローラ11,12から送られた用紙Pを受け継ぐ中継ユニット13が配置されている(中継ユニット13は、後処理装置2とは独立した要素とすることも可能である。)。
後処理装置2には、整合機構(ソータ機構)、パンチング機構、ステープル機構、折り機構、製本機構、スタンプ機構等の各種の後処理機構のうちの1つ又は複数を設けている。後処理装置2の上面は排紙台14になっており、後処理を行わない用紙Pは排紙台14に排出される。
(2).要部の構造
図1(A)に示すように、中間ローラ10は定着部9のほぼ真上に位置しており、中間ローラ10と定着部9との間に内外のガイド体16を配置している。従って、用紙Pは定着部9から中間ローラ10に向けてほぼ真上に搬送される。用紙Pは中間ローラ10の上で方向を横向きに変更させられており、そこで、中間ローラ10の上方に傾斜ガイド体(中間ガイド体)17を配置すると共に、傾斜ガイド体17の下流側にダイバータ(方向変換部材)18を配置している。
図1(A)に示すように、中間ローラ10は定着部9のほぼ真上に位置しており、中間ローラ10と定着部9との間に内外のガイド体16を配置している。従って、用紙Pは定着部9から中間ローラ10に向けてほぼ真上に搬送される。用紙Pは中間ローラ10の上で方向を横向きに変更させられており、そこで、中間ローラ10の上方に傾斜ガイド体(中間ガイド体)17を配置すると共に、傾斜ガイド体17の下流側にダイバータ(方向変換部材)18を配置している。
傾斜ガイド体17とダイバータ18とにより、用紙Pの搬送路には全体として緩く湾曲したカーブ19が構成されており、用紙Pは、その先端が傾斜ガイド体17及びダイバータ18に下方から当たることで方向を横向きに変換させられ、そして、排紙ローラ11,12の間に向けて送られる。
ダイバータ18は、傾斜ガイド体17向けて上下幅が小さくなる矢尻形に近い形状になっており、用紙Pが後処理されない場合は、図1(A)に矢印Aで示すように回動して、用紙Pをダイバータ18の上に導く。そして、ダイバータ18の下流側に後部ガイド部材20が配置されており、後部ガイド部材20の下側は用紙Pを後処理装置2に導く主搬送路21と成し、後部ガイド部材20の上側は用紙Pを排紙台14に向けて搬送する補助搬送路22と成している。補助搬送路22には補助排紙ローラ23の対を設けている。
用紙Pの表裏両面に印刷する場合は、用紙Pをいったん補助排紙ローラ23に通して、用紙Pが通過し切る前に補助排紙ローラ23を逆転させることで、図1(A)に点線矢印Bで示すように、用紙Pを反転用通路24にバックさせる。
ダイバータ18及び後部ガイド部材22の下方には噴気装置25を配置している。図2に示すように、噴気装置25は送風ファン26とこれに接続された前後長手のダクト27とを有しており、ダクト27の前端に端板28が取付けられている。本実施形態では、排紙ローラ11,12は回転軸11a,12bに飛び飛びの状態に固定されており、回転軸11a,12bは軸受けを介して噴気装置25のダクト27に取付けられている。また、上排紙ローラ11を駆動ローラとして、ダクト27に設けたモータ29で駆動している。このように排紙ローラ11,12と噴気装置25とをユニット化することにより、組み立て性やメンテナンス性が向上する。
ダクト27は、金属製等の下板30に樹脂製の上部材31を重ね保持した形態になっており、上部材31はダイバータ18及び後部ガイド部材22と協同して主搬送路21を形成している。従って、搬送路のカーブ19はおおむねダクト27に向けて凹となるように湾曲している。
当然ながらダクト27の内部は前後長手の空気通路になっている。また、上部材31は、排紙ローラ11,12に近づくに従って高さが低くなる傾斜部31aを有しており、この傾斜部31aに、用紙Pに向けて空気(冷気)を吹き付けるための噴気穴(開口)32が前後方向に飛び飛びで多数形成されている。隣り合った噴気口32の間には、用紙Pをガイドするリブ33(図2参照)を設けている。
ダクト27を構成する上部材31のうち排紙ローラ11,12に近接した部位には、用紙Pが排紙ローラ11,12の間(ニップ)に到達したことを検知するための検知手段の一例として、反射式等の用紙検知センサ(近接センサ)34を設けている。本実施形態では用紙はセンター基準で送られるようになっているので、用紙検知センサ34は、上部材31のうち前後中間部に1個だけ設けている(複数個設けてもよい。)。
用紙検知センサ34は、反射式のものに代えて透過式(光電式)のものなど、種々のものを採用できる。マイクロスイッチのような接触式センサも採用可能である。また、用紙検知センサ34は、用紙Pが排紙ローラ11,12で挟持されてからONになる状態と、用紙Pが排紙ローラ11,12で挟持される直前にONになる状態とのいずれも採用できる。
(3).まとめ
以上の構成において、用紙Pに画像が定着されても噴気装置25は駆動されておらず、OFFの状態になっている。そして、用紙Pが排紙ローラ11,12に到ると、用紙Pの先端を排紙ローラ11,12で挟持する直前に用紙検知センサ34がONになり、制御手段により、噴気装置25の送風ファン26がONになる。これにより、排紙ローラ11,12で挟持された状態で送られる用紙Pに下方から冷却風が吹き付けられて、用紙Pの冷却が行われる。
以上の構成において、用紙Pに画像が定着されても噴気装置25は駆動されておらず、OFFの状態になっている。そして、用紙Pが排紙ローラ11,12に到ると、用紙Pの先端を排紙ローラ11,12で挟持する直前に用紙検知センサ34がONになり、制御手段により、噴気装置25の送風ファン26がONになる。これにより、排紙ローラ11,12で挟持された状態で送られる用紙Pに下方から冷却風が吹き付けられて、用紙Pの冷却が行われる。
そして、ダクト27の噴気穴32から用紙Pに冷却風が吹き付けられている状態では用紙Pは排紙ローラ11,12に挟持されているため、用紙Pの冷却が的確に行われるような風量の冷却風を吹き付けても、用紙Pの姿勢がずれたり前後位置がずれたり排紙ローラ11,12への進入タイミングが遅れたりすることはない。このため、冷却機能は確保しつつ用紙Pを所定の姿勢・タイミングで後処理装置2に搬送でき、その結果、後処理の品質を維持できるのである。
送風ファン26がONになってから実際に冷却風が用紙Pに当たるまでには若干のタイムラグがあるのが普通なので、当該タイムラグと用紙Pの送り速度とを勘案して、用紙Pの先端が排紙ローラ11,12のある程度手前に位置した状態で送風ファン26をONにすることも可能である。用紙Pが排紙ローラ11,12を抜け出ると用紙検知センサ34はOFFになるので、送風ファン26を停止させる。このような送風ファン26のON・OFFが1枚の用紙Pの送りごとに繰り返される。
噴気穴32から噴出した空気は用紙Pからの熱を受けて温度が高くなるが、本実施形態のようにダクト27の傾斜面31aに噴気穴32を設けると、噴気穴32から噴出した空気は排紙ローラ11,12を配置した排紙口から排紙部4に向いて傾斜した姿勢に放出されるため、主搬送路21に熱が籠もることを防止できる。また、噴気装置25は搬送路のカーブ19よりも下流側に配置しているため、噴気装置25から吹き出した空気が定着部9に向けて逆流することはなく、これによっても熱の籠もりを防止できる。
用紙Pの冷却に必要な風量は用紙Pの厚さや材質等によって相違し、また、風の影響を受ける度合いも用紙Pの腰の強さによって相違する。他方、使用される用紙Pの材質や大きさ、坪量等は予めジョブデータとして判っているので、用紙Pの材質や大きさ、坪量等に応じて風量を変更又は調節することが可能である。
その例を図4の表で示している。図4(A)では高出力と低出力との2段階の切り替えにしており、他方、図4(B)の例では、高回転・中回転・低回転の3段階の切り替えとしている。4段階以上の切り替え方式を採用したり、無段階調節を採用したりすることも可能である。
送風ファン26をいわばアイドリング運転のような定常状態で継続運転して、用紙Pが排紙ローラ11,12に到達したら冷却機能が強く発揮され回転数にアップすることも可能である。用紙Pの冷却を行わない定常状態でも冷却風は噴気穴32から噴出しているが、その強さは用紙Pの挙動に悪影響を与えるほどの強さにならないように設定している。なお、図4に記した高・中・低の文言は、定常状態よりも高い回転数のうちの相対的な比較を表したものである。
(4).他の実施形態
図3(A)に示す第2実施形態では、ダクト27の内部に噴気穴32を開閉するシャッター35を配置している。シャッター35は例えば軟質樹脂板のように容易に撓み変形する素材から成っており、その前後両端がダクト27の内面に設けた前後のガイド体36で内側から保持されている。このため、ガイド体36に沿ってスライドすることにより、噴気穴32を完全に開閉したり、開度を調節したりすることができる。
図3(A)に示す第2実施形態では、ダクト27の内部に噴気穴32を開閉するシャッター35を配置している。シャッター35は例えば軟質樹脂板のように容易に撓み変形する素材から成っており、その前後両端がダクト27の内面に設けた前後のガイド体36で内側から保持されている。このため、ガイド体36に沿ってスライドすることにより、噴気穴32を完全に開閉したり、開度を調節したりすることができる。
シャッター35の駆動手段としては、例えば、シャッター35の前後両端に係合穴を幅方向(スライド方向)に沿って適宜間隔で形成し、この係合穴にスプロケットを係合させ、スプロケットをモータが回転させる、という方法を採用できる。勿論、他の方法も採用できる。実施形態のシャッター35はダクト27の周方向にスライドするが、シャッター35をダクト27の軸方向にスライドさせることも可能である。
本実施形態では、ダクト27の内部には噴気穴32よりも下流側に位置した足体37を設けており、シャッター35を足体37の下端までスライドさせると噴気穴32が完全に開口するように設定していると共に、ダクト27には排紙部4に向けて開口した横向き穴38を設けている。従って、シャッター35をスライドさせることにより、噴気穴32から噴気する状態と横向き穴38から噴気する状態とに切り替えできる。
この状態では、例えば、送風ファン26は用紙Pを冷却できる状態に回転させておいて、用紙Pが排紙ローラ11,12に進入するまではシャッター35で噴気装置25を塞いで横向き穴38から噴気し、用紙Pが排紙ローラ11,12に進入したら、シャッター35は噴気装置25を開いて横向き穴38を閉じるようにスライドさせることにより、用紙Pを冷却できる。
そして、用紙Pを冷却していない状態では、排気部4を冷却したり、排紙ローラ11,12を冷却したりすることができる。図3(B)に矢印Bで示すように、冷却風を排紙ローラ11,12にダイレクトに当てることも可能である(その場合は、横向き穴35は排紙ローラ11,12に向いても開口させることになる。)。
横向き穴38を設けずに、シャッター35で噴気穴32の開口面積を変えることにより、風量を調節することも可能である。その場合、送風ファン26の出力は一定にして開口面積のみを変更することも可能であるし、送風ファン26の出力と開口面積との両方を変更することも可能である。
(5).制御の例
次に、第1実施形態の制御の一例である図5のフローチャートを説明する。この制御では、送風ファン26はON・OFF制御される。まず、ジョブ信号の受信によってスタートし、送風ファン26が停止状態か否かが確認される(S1)。送風ファン26が停止状態である場合(S1=YES)は用紙検知センサ34がOFFが否かが判断され(S2)、送風ファン26がONである場合(S1=NO)は、送風ファン26の運転が停止される。
次に、第1実施形態の制御の一例である図5のフローチャートを説明する。この制御では、送風ファン26はON・OFF制御される。まず、ジョブ信号の受信によってスタートし、送風ファン26が停止状態か否かが確認される(S1)。送風ファン26が停止状態である場合(S1=YES)は用紙検知センサ34がOFFが否かが判断され(S2)、送風ファン26がONである場合(S1=NO)は、送風ファン26の運転が停止される。
送風ファン26がOFFで用紙検知センサ34がONである場合(S3=YES)は、送風ファン26の出力が決定されて(S4)、次いで送風ファン26がONになる(S5)。用紙検知センサ34がOFFである場合(S3=NO)は、所定時間経過後にS3にリターンする。ジョブ信号には用紙のデータも包含されており、用紙データに基づいて図4の(A)(B)いずれかのテーブルが照合されて、送風ファン26の出力が決定される。
送風ファン26がONになった後は用紙検知センサ34がOFFが否かが短い時間間隔で判断され(S6)、用紙検知センサ34がOFFの場合(S6=YES)は、送風ファン26は停止する(S7)。用紙検知センサ34がONのままである場合は、所定時間経過ごとにS6にリターンする。送風ファン26が停止すると、次のジョブがあるか否かが判断され(S8)、次のジョブがある場合(S8=YES)はS3に戻る。次のジョブがない場合(S8=NO)はエンドになる。
用紙Pが排紙ローラ11,12に進入していない状態で送風ファン26を定常回転させている場合は、S1では送風ファン26が定常回転かそれ以上の回転数かが判断され、用紙検知センサ34からの信号により、送風ファン26は図4(A)又は(B)のテーブルに基づいた回転数にアップする。用紙検知センサ34からの信号OFFにより(或いは用紙Pの通過信号により)、送風ファン26は定常回転に戻る。
(6).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、検知手段としては必ずしもセンサを使用する必要はないのであり、用紙が上下排紙ローラのニップに進入・通過することによって排紙ローラに生じる電気抵抗の違いを検知するといったことも可能である。また、記録シートの送り速度は予め判っているので、上流側からの用紙通過信号に基づいて排紙ローラに進入するタイミングと通過するタイミングとを演算し、その演算結果に基づいて冷却手段を制御することも可能である。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、検知手段としては必ずしもセンサを使用する必要はないのであり、用紙が上下排紙ローラのニップに進入・通過することによって排紙ローラに生じる電気抵抗の違いを検知するといったことも可能である。また、記録シートの送り速度は予め判っているので、上流側からの用紙通過信号に基づいて排紙ローラに進入するタイミングと通過するタイミングとを演算し、その演算結果に基づいて冷却手段を制御することも可能である。
送りローラ等の挟持式搬送手段や検知手段、或いは冷却手段を後処理装置の中継ユニットに設けることも可能である。
本願発明は複合機等の画像形成装置に具体的に適用できる。従って、産業上利用できる。
P 記録シートの一例としての用紙
1 画像形成装置(本体)
2 後処理装置
9 定着部
11,12 挟持式搬送手段の一例としての排紙ローラ
18 搬送路を構成するダイバータ
17 傾斜ガイド体
19 搬送路のカーブ
21 用紙を排紙部に導く主搬送路
25 冷却手段の一例として噴気装置
26 送風ファン
27 ダクト
32 噴気穴(開口)
34 検知手段の一例としての用紙検知センサ
35 シャッター
1 画像形成装置(本体)
2 後処理装置
9 定着部
11,12 挟持式搬送手段の一例としての排紙ローラ
18 搬送路を構成するダイバータ
17 傾斜ガイド体
19 搬送路のカーブ
21 用紙を排紙部に導く主搬送路
25 冷却手段の一例として噴気装置
26 送風ファン
27 ダクト
32 噴気穴(開口)
34 検知手段の一例としての用紙検知センサ
35 シャッター
Claims (14)
- 記録シートを表裏両側から挟んで送る挟持式搬送手段と、前記挟持式搬送手段より上流側で前記記録シートを冷却する冷却手段と、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入又は到達したことを検知する検知手段とを有しており、前記検知手段からの信号に基づいて前記冷却手段の駆動が制御される、
画像形成装置。 - 前記記録シートの搬送方向に向かって前記挟持式搬送手段より下流側に、画像を記録シートに熱定着させる定着手段が配置されており、前記定着手段と挟持式搬送手段との間に前記冷却手段を配置している、
請求項1又は2に記載した画像形成装置。 - 前記冷却手段は前記記録シートに冷却風を吹き付ける噴気装置であり、冷却風が記録シートの略全幅にわたって吹き付けられる、
請求項1又は2に記載した画像形成装置。 - 前記定着手段と挟持式搬送手段との間に、前記記録シートが定着手段を出てから方向変換して挟持式搬送手段に進入するようにカーブを有する搬送路が形成されており、前記噴気装置を前記カーブの内側に配置している、
請求項3に記載した画像形成装置。 - 前記噴気装置は、機外の空気を取り込む送風ファンと、前記送風ファンで取り込まれた外部空気を記録シートに向けて噴出させるダクトとを有している、
請求項3又は4に記載した画像形成装置。 - 前記記録シートが前記挟持式搬送手段から排出されたことを前記検知手段で検知し、この検知信号に基づいて前記冷却手段の駆動が停止されるように設定している、
請求項1〜5のうちのいずれかに記載した画像形成装置。 - 前記冷却手段として排気ファンを備えている、
請求項1又は2に記載した画像形成装置。 - 前記記録シートが挟持式搬送手段に到達したことを前記検知手段で検知すると前記排気ファンを駆動し、前記記録シートが挟持式搬送手段から抜け出たことを前記検知手段で検知すると前記排気ファンの駆動を停止する、というように制御される、
請求項7に記載した画像形成装置。 - 前記冷却手段は、前記記録シートが挟持式搬送手段に到達するまでは定常出力で駆動し、前記記録シートが前記挟持式搬送手段に到達したことを前記検知手段で検知したら前記定常出力よりも高い出力で駆動する、というように制御される、
請求項1〜8のうちのいずれかに記載した画像形成装置。 - 記録シートの材質、サイズ、坪量のうち少なくとも1つのデータに基づいて前記冷却手段の出力が変更可能である、
請求項1〜9のうちのいずれかに記載した画像形成装置。 - 前記冷却手段は、前記記録シートに向いて開口した空気通路を有しており、前記開口から冷気が記録シートに向けて噴出するか、又は、前記開口から熱気が吸引されるようになっており、かつ、前記空気通路の開口を開閉するシャッター手段を設け、前記検知手段からの信号に基づいて前記シャッター手段が開閉操作されるように設定している、
請求項1〜10のうちのいずれかに記載した画像形成装置。 - 前記挟持式搬送手段よりも下流側の部位に、整合、穴あけ、ステープル、折りのうちの少なくとも1つの機能、又は他の後処理機能を有する後処理装置が配置されている、
請求項1〜11のいずれかに記載した画像形成装置。 - 記録シートを表裏両側から挟んで送る挟持式搬送手段と、前記挟持式搬送手段よりも上流側で前記記録シートを冷却する冷却手段とを有している画像形成装置の制御方法であって、
前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入してから前記冷却手段を駆動するか、又は、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入するまでは前記冷却手段を記録シートに影響しない程度の定常出力で駆動して、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入したら前記冷却手段を前記定常出力よりも高い出力で駆動する、
画像形成装置の制御方法。 - 熱定着式にて画像が定着されてから冷却手段で冷却された記録シートに、整合、穴あけ、ステープル、折りのうちの少なくとも1つの加工又は他の加工を施す後処理装置であって、
画像が定着された記録シートを表裏両側から挟んで送る挟持式搬送手段と、前記記録シートを冷却する冷却手段と、前記記録シートの先端部が前記挟持式搬送手段に進入又は到達したことを検知する検知手段とのちう少なくとも1つを有しており、前記検知手段からの信号に基づいて前記冷却手段の駆動が制御される、
画像形成装置用後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010196813A JP2012053341A (ja) | 2010-09-02 | 2010-09-02 | 画像形成装置及びその制御方法並びに画像形成装置用後処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010196813A JP2012053341A (ja) | 2010-09-02 | 2010-09-02 | 画像形成装置及びその制御方法並びに画像形成装置用後処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012053341A true JP2012053341A (ja) | 2012-03-15 |
Family
ID=45906698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010196813A Pending JP2012053341A (ja) | 2010-09-02 | 2010-09-02 | 画像形成装置及びその制御方法並びに画像形成装置用後処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012053341A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018017782A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
US11599053B2 (en) | 2019-06-10 | 2023-03-07 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device |
-
2010
- 2010-09-02 JP JP2010196813A patent/JP2012053341A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018017782A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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A711 | Notification of change in applicant |
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