JP2001239371A - シーム溶接方法及びその装置 - Google Patents

シーム溶接方法及びその装置

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JP2001239371A JP2000052330A JP2000052330A JP2001239371A JP 2001239371 A JP2001239371 A JP 2001239371A JP 2000052330 A JP2000052330 A JP 2000052330A JP 2000052330 A JP2000052330 A JP 2000052330A JP 2001239371 A JP2001239371 A JP 2001239371A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のブランクをシーム溶接するための溶接
エリアに、このエリアで必要とされる各種部材、装置を
配置しても、複数のブランクで生産された完成品を溶接
エリアから他のエリアに運び出すことができるシーム溶
接方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 溶接エリアAに隣接して待機エリアBを
設け、これらのエリアを往復する移送台70においてブ
ランクW1,W2の端部同士を重ねる作業及びブランク
W1,W2を仮クランプする作業を行い、移送台70の
水平移動でブランクW1,W2をエリアAに送り、ブラ
ンクW1,W2を本クランプした後にシーム溶接機13
0で溶接し、この後、移送台70の水平戻りでブランク
W1,W2からなる完成品をエリアBに戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のブランクを
シーム溶接するためのシーム溶接方法及びそのシーム溶
接装置に係り、通常のシーム溶接作業又はマッシュシー
ム溶接作業に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】複数のブランクを接合するシーム溶接作業
は、これらのブランクの接合すべき端部同士を重ねてか
らそれぞれのブランクをその位置にクランプし、この
後、シーム溶接機が前進することによりこのシーム溶接
機が備えている一対の電極ローラでブランクの端部同士
をシーム溶接することにより行われる。これより、複数
のブランクからなる完成品が生産され、溶接後にシーム
溶接機は後退し、またクランプは解除される。この後、
従来では、複数のブランクがシーム溶接された溶接エリ
アにおいて完成品は搬送装置の吸着手段に吸着されて吊
り上げられ、この搬送装置で溶接エリアから他のエリア
に搬送されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術による
と、ブランクの合計面積にほぼ等しい大きさを有する完
成品を溶接エリアにおいて搬送装置の吸着手段で吸着し
て吊り上げるため、溶接エリアを上方が大きく開放され
た空間としておかなければならない。
【0004】しかし、溶接エリアには、シーム溶接機を
前後進させるためやその他の都合のための各種部材、装
置等を配置しなければならない場合がある。このような
場合には、溶接エリアを上方が大きく開放された空間と
しておくことができず、溶接エリアがこのような空間に
なっていても、溶接エリアから他のエリアに完成品を運
ぶ出すことができて、溶接エリアに必要とされる各種部
材、装置等を配置できるようにする工夫をなすことが求
められる。
【0005】本発明の目的は、複数のブランクをシーム
溶接するための溶接エリアに、このエリアで必要とされ
る各種部材、装置を配置しても、複数のブランクで生産
された完成品を溶接エリアから他のエリアに運び出すこ
とができるようになるシーム溶接方法及びこの溶接方法
を実施するためのシーム溶接装置を提供するところにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシーム溶接
方法は、待機エリアに複数のブランクを供給し、これら
のブランクをこの待機エリアから溶接エリアに水平送り
によって送り込むとともに、端部同士が重ねられた前記
複数のブランクをこれらの端部同士をシーム溶接するた
めの位置関係でクランプし、前記溶接エリアで前記端部
同士をシーム溶接機でシーム溶接した後、前記クランプ
を解除し、次いで前記複数のブランクからなる完成品を
前記溶接エリアから前記待機エリアに水平送りによって
戻し、この待機エリアから他のエリアに前記完成品を搬
送することを特徴とするものである。
【0007】このシーム溶接方法によると、シーム溶接
されて完成品となる複数のブランクは待機エリアから溶
接エリアに水平送りで送り込まれるとともに、シーム溶
接された複数のブランクからなる完成品は水平送りで溶
接エリアから待機エリアに戻されるため、完成品を溶接
エリアにおいて搬送装置の吸着手段で吸着して吊り上げ
る場合と異なり、溶接エリアを上方が大きく開放された
空間とする必要がない。このため、シーム溶接機の前後
進させるためやその他の都合で必要となる各種部材、装
置等を溶接エリアに有効に配置することができるように
なり、シーム溶接機を含んで構成されるシーム溶接装置
全体における溶接エリアの構造を自由に設計できるよう
になる。
【0008】また、このシーム溶接方法によると、溶接
エリアで複数のブランクから生産された完成品は、これ
らのブランクを溶接エリアに送り込んだもとの待機エリ
アに戻されるため、溶接エリアを挟んだ待機エリアとは
反対側のエリアを任意な用途のためのエリアとすること
ができる。
【0009】このシーム溶接方法において、複数のブラ
ンクは、待機エリアから溶接エリアに送り込むときには
端部同士を重ねず、したがってブランクをクランプせ
ず、溶接エリアに複数のブランクを送り込んだ後にブラ
ンクの端部同士を重ねてからシーム溶接のためにクラン
プしてもよく、また、待機エリアにおいて複数のブラン
クをこれらの端部同士を重ねて仮クランプしておき、こ
の仮クランプした状態で複数のブランクを溶接エリアに
送り込み、この溶接エリアで前記クランプである本クラ
ンプを行うようにしてもよい。
【0010】後者によると、シーム溶接するためにブラ
ンクの端部同士を重ねる作業を、溶接エリアではなく待
機エリアで予め行うことができ、この重ね作業のための
ラップ装置を溶接エリアに配置する必要がなくなる。こ
のため、溶接エリアに、シーム溶接機を前後進させるた
めやその他の都合で必要となる各種部材、装置等をさら
に有効に配置できるようになる。
【0011】また、複数のブランクのシーム溶接で生産
された完成品を溶接エリアから待機エリアに戻すとき
に、この完成品をクランプせずに戻してもよいが、複数
のブランクを待機エリアから溶接エリアに送り込むとき
にこれらのブランクを仮クランプ装置で仮クランプする
ようにした場合には、完成品をこの仮クランプ装置でク
ランプして溶接エリアから待機エリアに戻してもよい。
【0012】これによると、仮クランプ装置によるクラ
ンプによって完成品の位置を所定位置に維持しながら溶
接エリアから待機エリアに戻すことができるようにな
り、この待機エリアから他のエリアへ完成品を送るとき
に必要な完成品の位置決めを行えるようになる。
【0013】また、待機エリアから溶接エリアに複数の
ブランクを送り込むときにこれらのブランクを仮クラン
プしておく場合には、溶接エリアでブランクを本クラン
プしてから仮クランプを解除してもよく、また、仮クラ
ンプを継続したまま本クランプを行い、このままシーム
溶接を行うようにしてもよい。
【0014】後者の場合には、本クランプと仮クランプ
の両方によって複数のブランクを強固にクランプしなが
らシーム溶接を行えるようになる。
【0015】また、このように待機エリアで複数のブラ
ンクを仮クランプする場合には、待機エリアを溶接エリ
アの両側の2箇所に設け、一方の待機エリアで仮クラン
プされた複数のブランクが溶接エリアでシーム溶接され
ているときに、次ぎにシーム溶接すべき複数のブランク
を他方の待機エリアで仮クランプしておき、溶接エリア
でシーム溶接された複数のブランクからなる完成品をこ
の溶接エリアから前記一方の待機エリアに戻すととも
に、前記他方の待機エリアで仮クランプされた複数のブ
ランクを溶接エリアに送り込み、これらのブランクがこ
の溶接エリアでシーム溶接されているときに、さらに次
ぎにシーム溶接すべき複数のブランクを前記一方の待機
エリアで仮クランプしておき、溶接エリアでシーム溶接
された前記複数のブランクからなる完成品をこの溶接エ
リアから前記他方の待機エリアに戻すとともに、前記一
方の待機エリアで仮クランプされた複数のブランクを溶
接エリアに送り込み、これらの作業を繰り返すようにし
てもよい。
【0016】シーム溶接作業を、このように2つの待機
エリアから溶接エリアに交互に複数のブランクを送り込
むことによって順次行うようにすると、溶接エリアで複
数のブランクのシーム溶接を行っているときに、次ぎに
シーム溶接すべき複数のブランクの端部同士を重ねてこ
れらのブランクを仮クランプする作業を予め行っておく
ことができるため、一定時間当たりに生産できる完成品
の個数を多くすることができ、生産効率を向上させるこ
とができる。
【0017】また、このように2つの待機エリアを設け
た場合には、一方の待機エリアから溶接エリアに送り込
まれる複数のブランクと、他方の待機エリアから溶接エ
リアに送り込まれる複数のブランクとを、大きさが異な
るものとすることもできる。また、一方の待機エリアか
ら溶接エリアに送り込まれる複数のブランクと、他方の
待機エリアから溶接エリアに送り込まれる複数のブラン
クとを、形状が異なるものとすることもできる。
【0018】これによって、大きさ又は形状が異なる異
種完成品の生産を交互に実施できるようになり、多種類
完成品を生産することが可能になる。
【0019】本発明に係るシーム溶接装置は、複数のブ
ランクを載せるための治具部材を有し、かつ待機エリア
と溶接エリアとの間を移動自在となっている移送台と、
この移送台を前記待機エリアと前記溶接エリアとの間を
水平に往復させるための移動装置と、前記溶接エリアに
配置され、端部同士が重ねられた前記複数のブランクを
これらの端部同士をこの溶接エリアでシーム溶接するた
めの位置関係でクランプするためのクランプ装置と、前
記溶接エリアに対して前後進自在であって、前記端部同
士をシーム溶接するためのシーム溶接機と、を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0020】このシーム溶接装置によると、シーム溶接
される複数のブランクは移送台の治具部材に載せられて
待機エリアから溶接エリアに送られ、シーム溶接後、複
数のブランクからなる完成品は同じく移送台の治具部材
に載せられて待機エリアに戻される。そして、待機エリ
アと溶接エリアとの間での移送台の往復は移動装置によ
って水平に行われる。
【0021】このため、溶接エリアにシーム溶接機を前
後進させるためやその他の都合で必要となる各種部材、
装置等を配置し、これによって溶接エリアが上方が大き
く開放されていない空間となっても、複数のブランクの
溶接エリアへの送り込み及びこれらのブランクからなる
完成品の溶接エリアから送り出しを行え、溶接エリアに
必要な部材、装置等を配置できるようになる。
【0022】また、このシーム溶接装置では、溶接エリ
アで複数のブランクから生産された完成品が、これらの
ブランクを溶接エリアに送り込んだもとの待機エリアに
戻されるため、溶接エリアを挟んだ待機エリアとは反対
側のエリアを任意な用途で使用可能なエリアとすること
ができる。
【0023】本発明に係るシーム溶接装置の移送台に、
複数のブランクを仮クランプするための仮クランプ装置
を配置しておくと、複数のブランクをこの移送台で待機
エリアから溶接エリアに送り込む前に、これらのブラン
クを仮クランプしておくことができ、この仮クランプの
状態で溶接エリアに送り込まれた複数のブランクを前記
クランプ装置で本クランプし、溶接エリアでシーム溶接
することができる。
【0024】また、シーム溶接装置の移送台に、複数の
ブランクのシーム溶接される端部同士を重ねるためのラ
ップ装置を配置しておくと、待機エリアで複数のブラン
クの端部をこのラップ装置で重ねた後に、仮クランプ装
置でこれらのブランクを仮クランプすることができる。
【0025】これにより、溶接エリアにはラップ装置を
配置する必要がなくなり、溶接エリアに、シーム溶接の
ために必要とされる一層多くの各種部材、装置等を配置
できるようになる。
【0026】また、シーム溶接装置に設ける前記移送台
は1台としてもよい。しかし、待機エリアを溶接エリア
の両側の2箇所に設けるとともに、移送台を2台とし、
前記移動装置により、これらの移送台のうちの一方を2
つの待機エリアのうちの一方と溶接エリアとの間を往復
させるとともに、他方の移送台を他方の待機エリアと溶
接エリアとの間を往復させるようにすることが好まし
い。
【0027】このようすると、一方の移送台により複数
のブランクを一方の待機エリアから溶接エリアに送り込
んでシーム溶接を行っているときに、他方の移送台にお
いて、複数のブランクを他方の待機エリアから溶接エリ
アに送り込むために必要な端部同士の重ね作業や仮クラ
ンプ作業を行え、また、溶接エリアで生産された完成品
を一方の移送台によって一方の待機エリアに戻すことに
より、他方の移送台によって複数のブランクを他方の待
機エリアから溶接エリアに送り込むことができ、この他
方の移送台で溶接エリアに送り込まれた複数のブランク
のシーム溶接を行っているときに、一方の移送台におい
て、複数のブランクを一方の待機エリアから溶接エリア
に送り込むために必要な端部同士の重ね作業や仮クラン
プ作業を行える。これにより、溶接エリアでのシーム溶
接作業を2つの待機エリアから送り込まれるそれぞれ複
数のブランクについて交互に行え、このため、一定時間
当たりに生産できる完成品の個数を多くすることがで
き、生産効率を向上させることができる。
【0028】また、シーム溶接装置の前記移動装置を、
溶接エリアを通って2つの待機エリアの間に延設されて
いて、2台の移送台が走行自在に配置されたガイドレー
ルを含んで構成されているものとすると、2台の移送台
を走行させるためのガイドレールを、2つの待機エリア
の間に連続して配置されていて、これらの移送台につい
て共通化されたものとすることができ、移動装置のうち
のガイドレールに関する構造を簡単化できる。
【0029】また、2台の移送台のそれぞれに前記仮ク
ランプ装置を複数設け、少なくとも一方の移送台におけ
る複数の仮クランプ装置の配置位置を変更自在とする
と、この移送台には大きさや形状が異なる各種のブラン
クを交換自在に載せることができるようになる。これに
より、同じシーム溶接装置によって大きさや形状が異な
る完成品を生産できるようになり、多種類完成品の生産
を行える。
【0030】以上の本発明に係るシーム溶接方法及びそ
の装置は、ブランクの重ねられた端部を押しつぶさない
通常のシーム溶接と、端部を押しつぶすマッシュシーム
溶接との両方に適用できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態に係るシーム溶接装置
は、自動車の車体の一部となるべき板金製完成品を、複
数のブランクをマッシュシーム溶接で接合することによ
り生産するためのものである。
【0032】図1には、本実施形態に係るシーム溶接装
置の全体構成を説明するために、このシーム溶接装置の
各部分を形成するそれぞれのエリアの配置位置を示した
概念平面図が示されている。複数のブランクをシーム溶
接するための溶接エリアAの横に隣接して、これらのブ
ランクを溶接エリアAに送り込むまで待機させておく待
機エリアBが設けられている。この待機エリアBの前後
の位置であって溶接エリアAの横の位置から外れた位置
には、エリアCとDが設けられ、これらのうち、エリア
Cはブランク供給台車の前進エリアであり、エリアDは
完成品払い出し台車の前進エリアである。ブランク供給
台車の前進エリアCには、エリアCに対して互いに直角
をなす位置関係でブランク供給台車の後退エリアE,F
が接続され、完成品払い出しエリアDにも、エリアDに
対して互いに直角をなす位置関係で完成品払い出し台車
の後退エリアG、Hが接続されている。
【0033】待機エリアBは溶接エリアAの左右両側の
2箇所に設けられ、これらの待機エリアBからシーム溶
接される複数のブランクが交互に溶接エリアAに送り込
まれるようになっている。また、エリアCとエリアDと
エリアE,FとエリアG,Hのそれぞれも、溶接エリア
Aに対して互いに左右対称の位置関係をなす2箇所に配
置されている。したがって、溶接エリアAを除くそれぞ
れのエリアB〜Hは2箇所ずつ設けられている。
【0034】図2は、図1で示したそれぞれのエリアを
有する本実施形態に係るシーム溶接装置全体の平面図で
あり、エリアB〜Hにおけるブランク及び完成品の移動
手段は、溶接エリアAのそれぞれの片側に1組ずつ設け
られているこれらのエリアB〜Hについて同じである。
【0035】この移動手段を説明すると、エリアCとエ
リアE,Fとの間に2台のブランク供給台車10がレー
ル11に案内されて往復自在に配置され、エリアE,F
において、シーム溶接で接合されるべき2枚で1組をな
すブランクW1,W2が互い離れて台車10に多数組み
積載され、台車10がエリアCへ前進することにより、
ブランクW1,W2は前進エリアCに供給される。台車
10の構成は、図3及び図6に示されている。エリアC
とエリアBとエリアDとの並び方向に搬送体30が往復
自在に配置され、この搬送体30がエリアC側からエリ
アD側へ移動することにより、エリアCに達している台
車10上のブランクW1,W2は待機エリアBに搬送さ
れるとともに、エリアAでブランクW1,W2から生産
されて待機エリアBに戻されている完成品Yは、エリア
Dへ搬送される。搬送体30の構成は、図3〜図5に示
されている。エリアDとエリアG,Hとの間には2台の
完成品払い出し台車20がレール21に案内されて往復
自在に配置され、台車20がエリアDに前進することに
より、搬送体30から台車20へ完成品Yが受け渡さ
れ、台車20がエリアG,Hに後退することにより、完
成品Yは台車20から他の場所へ運び出される。台車2
0の構成は、図3及び図6に示されている。
【0036】待機エリアBと溶接エリアAとの間には移
送台70が水平に往復自在に配置され、移送台70が待
機エリアBに達しているときに搬送体30から移送台7
0にブランクW1,W2が供給され、移送台70が溶接
エリアAへ移動すると、これらのブランクW1,W2
は、溶接エリアAに対して前後進自在となっているシー
ム溶接機130でシーム溶接され、特に、本実施形態で
はマッシュシーム溶接される。これにより溶接部の厚さ
がブランクW1,W2の合計厚さよりも小さくなった完
成品Yが生産される。また、移送台70がもとの待機エ
リアBに戻ると、完成品Yは溶接エリアAから待機エリ
アBに戻され、そして、完成品Yは搬送体30でエリア
Dへ搬送される。移送台70は図7で示されており、エ
リアBの個数と同じ2台ある。シーム溶接機130は図
17、図18で示されている。
【0037】図3は、シーム溶接装置の側面図であり、
ブランク供給台車10及び完成品払い出し台車20は車
輪12,22でレール11,21上を走行する。この走
行は台車10,20に搭載されている駆動装置13でな
され、図6はこの駆動装置13を示す。駆動装置13
は、サーボモーター14と、このサーボモーター14の
駆動軸にスプロケット15、チェーン16、スプロケッ
ト17を介して接続されている回転軸18と、この回転
軸18に固定されたピニオン19と、このピニオン19
が噛合しているラック23とで構成されている。回転軸
18は、台車10,20に連結部材24で連結された軸
受け部材25に回転自在に保持され、台車10,20の
走行方向に延びるラック23は、台車10,20の走行
軌道位置から少し離れて複数立設された支柱26の上端
に固定されているガイド部材27に取り付けられてい
る。連結部材24にはガイド部材27の背面に当接する
ローラ28が回転自在に取り付けられ、このローラ28
のガイド部材27への当接でピニオン19はラック23
に確実に噛合する。このため、サーボモーター14の駆
動によるピニオン19の回転によって台車10,20は
走行する。
【0038】図3、図4、図5には搬送体30が示され
ている。図4は図3のS4−S4線断面図であり、図5
は搬送体30の側面図である。図3に示すとおり、エリ
アCからエリアDに亘って複数の支柱31で支持された
水平梁32が架設され、この水平梁32は、図4で示す
ように搬送体30の左右両側に配置されている。搬送体
30はこれらの水平梁32まで延びる横桁30Aを有し
ており、搬送体30の移動方向に複数設けられているこ
れらの横桁30Aの両端部に結合された縦桁30Bに
は、H型鋼からなる水平梁32の上面に固定されたガイ
ドレール34を左右両側から挟むローラ35,36と、
ガイドレール34の上面に載せられているローラ37
と、水平梁32の上フランジの下面に当接しているロー
ラ38とが回転自在に取り付けられている。搬送体30
は、これらのローラ35〜38による位置決め作用と搬
送体重量支持作用とを受けながらエリアCとエリアDと
の間で往復自在となっている。
【0039】図3に示す水平梁32の側面にはシリンダ
39が水平に取り付けられ、このシリンダ39のピスト
ンロッド39Aには連結部材40を介してラック41が
結合されている。搬送体30の移動方向に延びているラ
ック41は、図4でも示されているガイド部材42で水
平に支持され、シリンダ39のピストンロッド39Aが
伸縮動すると、ラック41も水平に往復動する。ラック
41には、水平梁32に回転自在に取り付けられている
ピニオン43が噛合し、このピニオン43には連結軸4
4でピニオン45が連結され、これらのピニオン44,
45は同期回転する。ピニオン45は、搬送体30の縦
桁30Bの下面に搬送体30の移動方向に延びて取り付
けられているラック46に噛合している。このため、シ
リンダ39のピストンロッド39Aの伸縮動によるピニ
オン44,45の回転により、搬送体30の水平梁32
に沿った移動が行われる。
【0040】図5に示すとおり、搬送体30は下向きの
シリンダ49を備えており、このシリンダ49のピスト
ンロッド49Aには大枠組み50が結合され、この大枠
組み50は、シリンダ49のピストンロッド49Aの伸
縮動によりガイドバー51Aが挿入されたガイド部材5
1で案内されながら上下動する。大枠組み50のエリア
C側の端部近くには、複数の吸着具52が、搬送体30
の移動方向とこの移動方向に対して直角の水平方向とに
配置されている。これらの吸着具52は真空式吸着具で
あり、図示しない吸引装置による吸気作用でブランクW
1,W2、完成品Yを吸着し、吸着解除する。また、大
枠組み50のエリアD側の端部には下向きのシリンダ5
3が取り付けられ、このシリンダ53のピストンロッド
53Aに小枠組み54が結合されている。この小枠組み
54は、ピストンロッド53Aが伸縮動することによ
り、大枠組み50に対し、ガイドバー55Aが挿入され
たガイド部材55で案内されながら上下動する。この小
枠組み54にも、複数の吸着具56が、搬送体30の移
動方向とこの移動方向に対して直角の水平方向とに配置
されている。これらの吸着具56も真空式吸着具であ
る。
【0041】それぞれの吸着具52,56は、上端の係
止部57Aで大枠組み50、小枠組み54に係止されて
下降限が決められている上下動自在なロッド57の下端
に設けられており、ロッド57に周囲にはコイルばね5
8が巻回されている。
【0042】このため、シリンダ49のピストンロッド
49Aが伸び作動して大枠組み50が下降すると、吸着
具52,56は下降してブランクW1,W2、完成品Y
にコイルばね58の弾発力で押し付けられる。これによ
りブランクW1,W2、完成品Yが吸着具52,56に
吸着されるとともに、ロッド57が大枠組み50、小枠
組み54に対して相対的に上昇することにより、ピスト
ンロッド49Aの下降量と、ブランクW1,W2、完成
品Yの高さ位置との差が吸収される。また、後述するよ
うに、吸着具52で吸着されるブランクW1,W2の高
さ位置と、吸着具56で吸着される完成品Yの高さ位置
とに大きな差があっても、シリンダ53のピストンロッ
ド53Aが伸び作動し、これによって小枠組み54が大
枠組み50に対して下降することにより、この差も吸収
される。
【0043】図3に示されているエリアD側の支柱31
はエリアB側とエリアA側との2本あり、これら支柱3
1の間に架設されている水平部材31AにはエリアB側
へ延びるアーム60の基端部が結合され、その先端に防
錆油噴出ノズル61が下向きに取り付けられている。図
4に示すとおり、このノズル61は、搬送体30の移動
方向に対し直角の水平方向に並設されている小枠組み5
4における4個の吸着具56の中央位置に配置されてい
る。このため、溶接エリアAにおいてブランクW1,W
2の端部同士をシーム溶接で接合して完成品Yを生産
し、この完成品YをエリアBにおいて搬送体30の吸着
具56で吸着し、搬送体30をシリンダ39で移動させ
て完成品YをエリアDに搬送するとき、完成品Yのシー
ム溶接部にノズル61から噴出する防錆油を吹きかけな
がら、完成品YをエリアDに送ることができるようにな
っている。
【0044】図7は、図2で示されている2台の移送台
70を示す平面図である。これらの移送台70はガイド
レール71上に往復自在に載せられ、ガイドレール71
は、溶接エリアAを通り、かつこの溶接エリアAの両側
に設けられている待機エリアBまで水平に連続して延設
されている。したがって、ガイドレール71は2台の移
送台70について共通のものとなっている。それぞれの
移送台70には、ガイドレール71に取り付けられたシ
リンダ72のピストンロッド72Aが連結され、ピスト
ンロッド72Aの伸縮動で移送台70はガイドレール7
1上を往復動する。一方の移送台70の往復動範囲は、
一方の待機エリアBと溶接エリアAとの間であり、他方
の移送台70の往復動範囲は他方の待機エリアBと溶接
エリアAとの間である。
【0045】2台の移送台70は同じ構造で構成されて
いる。すなわち、それぞれの移送台70の外形状は外枠
70Aで形成され、この外枠70Aの内側には、ブラン
クW1,W2を載せるための2個の板状の治具部材7
3,74が設けられ、これらの治具部材73,74は、
支持部材75で水平に支持されている。一方の治具部材
74はその水平姿勢で不動であるが、他方の治具部材7
3はヒンジ76を中心に上方へ回動自在である。また、
これらの治具部材73,74の上面には、ブランクW
1,W2を仮クランプするための仮クランプ装置80
と、ブランクW1,W2を押し出すためのプッシュ装置
90とがそれぞれ複数配置されている。仮クランプ装置
80は図13で示され、プッシュ装置90は図14で示
されている。
【0046】図13の仮クランプ装置80は、シリンダ
81と、このシリンダ81に基端部が連結されて前方へ
延びる支点部材82と、この支点部材82の先端の支点
軸82Aを中心に上下に回動自在な爪部材83と、シリ
ンダ81のピストンロッド81Aと爪部材83とを回動
自在に連結する軸84と、支点部材82に結合されてい
る取付部材85とで構成されている。取付部材85をボ
ルト86で治具部材73,74に結合することにより、
仮クランプ装置80は治具部材73,74の上面に取り
付けられる。また、爪部材83は、シリンダ81のピス
トンロッド81Aが伸縮動することにより支点軸82A
を中心に上下に回動し、ピストンロッド81Aが伸び作
動したとき、爪部材83は、ブランクW1,W2を治具
部材73,74に押し付けて仮クランプする。
【0047】図14のプッシュ装置90は、シリンダ9
1と、シリンダ91のピストンロッド91Aに取り付け
られたブラケット92と、ブラケット92に取り付けら
れたローラ93とからなる。シリンダ91をボルト94
で治具部材73,74に結合することにより、プッシュ
装置90は治具部材73,74に取り付けられる。ま
た、シリンダ91のピストンロッド91Aが伸び作動す
ることにより、ローラ93はブランクW1,W2の端面
を押し、これによりブランクW1,W2は前方へ押し出
される。
【0048】また、それぞれの移送台70には、図7に
示すように、ブランクW1,W2のシーム溶接されるべ
き端部同士を所定量重ねるためのラップ装置100が配
置されている。このラップ装置100は、治具部材7
3,74の下側に配置された長寸の支持部材101,1
02に取り付けられている。
【0049】図8は、ラップ装置100を示す図7のS
8−S8線断面図である。ラップ装置100は、支持部
材101にブラケット103で上向きに取り付けられた
第1シリンダ104と、この第1シリンダ104のピス
トンロッド104Aの先端に結合され、ピストンロッド
104Aの伸縮動によりガイドバー105Aが挿入され
たガイド部材105で案内されながら上下動する昇降部
材106と、この昇降部材106の先端にシム107を
介してボルトで結合されたストップ部材108と、この
ストップ部材108よりも後側で昇降部材106に設け
られた押し上げ部材109と、支持部材102にブラケ
ット110で上向きに取り付けられた第2シリンダ11
1と、この第2シリンダ111のピストンロッド111
Aの先端に結合され、ピストンロッド111Aの伸縮動
によりガイドバー112Aが挿入されたガイド部材11
2で案内されながら上下動する昇降部材113と、この
昇降部材113の先端にボルトで結合されたストップ部
材114とからなる。互いに対面するストップ部材10
8,114は、治具部材73,74の間の隙間115の
真下に配置されている。
【0050】図9〜図12は、ラップ装置100によっ
てブランクW1の端部W1AとブランクW2の端部W2
Aとを重ねる作業をその順番にしたがって示している。
治具部材73,74の上面に間隔を開けてブランクW
1,W2が載せられた後、これらのブランクW1,W2
が仮クランプ装置80で仮クランプされる前に、先ず、
図9に示すとおり、第2シリンダ111のピストンロッ
ド111Aが伸び作動することにより、昇降部材113
が上昇してストップ部材114が隙間115から治具部
材73,74及びブランクW1,W2の上方に突出す
る。次いで図10のように、ブランクW2がプッシュ装
置90でブランクW1側へ押されることにより、その端
部W2Aがストップ部材114に突き当たる。そして図
11に示すとおり、第1シリンダ104のピストンロッ
ド104Aの伸び作動により、昇降部材106が上昇し
て押し上げ部材109によって治具部材73の端部が押
し上げられ、これにより、治具部材73は図7で示した
ヒンジ76を中心に少し上方へ回動するとともに、スト
ップ部材108はブランクW2の端部W2Aを押し上げ
る。また、第2シリンダ111のピストンロッド111
Aの縮み作動により、昇降部材113とストップ部材1
14は下降し、ブランクW1がプッシュ装置90でブラ
ンクW2側へ押されることにより、その端部W1Aがス
トップ部材108に突き当たる。
【0051】この後、図12で示すとおり、第1シリン
ダ104のピストンロッド104Aが縮み作動すること
により、昇降部材106、ストップ部材108、押し上
げ部材109は下降し、この結果、治具部材73はもと
の水平姿勢に戻るとともに、ブランクW2の端部W2A
はブランクW1の端部W1Aの上に乗り、端部W1A、
W2A同士は重なる。次いで、ブランクW1,W2は互
いにこの位置関係を維持して仮クランプ装置80により
仮クランプされる。
【0052】なお、ブランクW1,W2の端部W1A,
W2A同士のラップ量(重なり幅)は、ストップ部材1
08と114の間隔で決まる。このため、図8に示すと
おり、昇降部材106とストップ部材108との間に介
在させるシム107を厚さを異ならせて複数個用意し、
これらのシムを交換することにより、端部W1A,W2
A同士のラップ量を、シーム溶接するための適切な大き
さにブランクW1,W2の厚さ等に応じて任意に設定す
ることができる。
【0053】図7に示すとおり、治具部材73,74の
うち、不動である治具部材74の上面には電極ローラ乗
り上げ部材120が配置されている。この電極ローラ乗
り上げ部材120は、シーム溶接機130の上下の電極
ローラがラップ装置100で重ねられたブランクW1,
W2の端部W1A,W2Aをシーム溶接する前に、上側
の電極ローラを、治具部材74の上面から端部W1A,
W2Aの合計厚さと同じ又はほぼ同じ高さ位置まで乗り
上げさせておくためのものである。この電極ローラ乗り
上げ部材120は、上下の電極ローラの間で通電して
も、発熱によるシーム溶接がなされない電気の良伝導性
の材料で形成されている。
【0054】図15は、図7における電極ローラ乗り上
げ部材120の配置位置の拡大図であり、図16は、図
15のS16−S16線断面図である。治具部材73と
の間の隙間115に臨む治具部材74の端部には平面L
字状の位置決め部材121が固定され、この位置決め部
材121に押し当てられた位置決め状態で電極ローラ乗
り上げ部材120がボルト122により治具部材74の
上面に取り付けられ、電極ローラ乗り上げ部材120の
半分以上が隙間115に突出している。電極ローラ乗り
上げ部材120が消耗したときは、ボルト122の取り
外しにより、新たな電極ローラ乗り上げ部材120に交
換自在である。
【0055】図7で示された移送台70には、以上説明
した仮クランプ装置80、プッシュ装置90、ラップ装
置100、電極ローラ乗り上げ部材120が配置されて
おり、2台ある移送台70のそれぞれは、ガイドレール
71とシリンダ72とで構成される移動装置125によ
り、溶接エリアAと待機エリアBとの間で水平に往復す
るようになっている。
【0056】図17はシーム溶接機130の側面図であ
り、図18はシーム溶接機130の正面図である。溶接
エリアAには、基台131と、この基台131の四隅に
立設された支柱132と、前後2本の支柱132の上端
の間にそれぞれ架設された左右2本の水平梁133とで
構成された大きな強度のフレーム構造体134が設置さ
れている。基台131には、シーム溶接機130の走行
が案内されるガイドレール135が配置され、シーム溶
接機130の基部である走行台136にはナット部材1
37が取り付けられている。このナット部材137に
は、基台131の先端に設置されたサーボモーター13
8で回転する送りねじ軸139が螺入しているため、サ
ーボモーター138の正回転、逆回転により、シーム溶
接機130はガイドレール135で案内されて溶接エリ
アAに対し前後進する。
【0057】シーム溶接機130は、走行台136に設
けられているガイド部材140で上下に案内される下側
の軸受け装置141と、この軸受け装置141で支持さ
れた下側の電極ローラ142と、軸受け装置141及び
電極ローラ142を昇降させる昇降装置143とを備え
ている。走行台136には、この走行台136の後端の
支柱136Aに基端部が結合されて前方へ延びるアーム
部材144が設けられ、このアーム部材144の先端に
ブラケット145を介して下向きのシリンダ146が結
合されている。このシリンダ146の図18で示された
ピストンロッド146Aには上側の軸受け装置147が
取り付けられ、この軸受け装置147に、下側の電極ロ
ーラ142と上下に対向する上側の電極ローラ148が
支持されている。シリンダ146のピストンロッド14
6Aが伸縮動することにより、軸受け装置147と電極
ローラ148は、ブラケット145に設けられているガ
イド部材145Aで案内されて上下動する。
【0058】また、図17で示すように、走行台136
には、電気ケーブルを有する可撓性部材149で上下の
電極ローラ142,148にシーム溶接用電力を供給す
るための電源装置150が搭載されている。
【0059】図18に示すとおり、フレーム構造体13
4のそれぞれの水平梁133には、基台131上のガイ
ドレール135と平行に延びるガイドレール151が取
り付けられ、これらのガイドレール151に、シーム溶
接機150の上記ブラケット145に設けたガイド部材
152が摺動自在に係合している。このため、シーム溶
接機130は上下のガイドレール135,151に案内
されて走行するとともに、ガイドレール151によって
シリンダ146と上側の軸受け装置147と上側の電極
ローラ148の重量が支持されている。
【0060】図7で示した移送台70を案内するガイド
レール71は、図17に示すように溶接エリアAの両側
の待機エリアBに立設されている支柱160で支持され
ている。このため、これらのガイドレール71は、フレ
ーム構造体134の基台131が設置された床161よ
りも高い位置に配置されている。また、フレーム構造体
134の内部には、基台131に取り付けられた受け台
162が配置され、図18に示すとおり、左右に2個設
けられているこれらの受け台162のそれぞれの上面に
受け板163が取り付けられている。
【0061】フレーム構造体134を構成している左右
の水平梁133のそれぞれには、水平梁133の長さ方
向に一定間隔を開けて複数のブラケット170が垂下固
定されており、これらのブラケット170には、本クラ
ンプ装置用のシリンダ171がピン172で下向きに連
結されている。これらのシリンダ171のピストンロッ
ド171Aには上アーム部材173の後端がピン174
で接続され、溶接エリアA側へ延びているこの上アーム
部材173の長さ方向中間部は、ブラケット170に軸
175で上下揺動自在に支持されている。これらの上ア
ーム部材173と上下に対向する位置において、それぞ
れの受け板163に下アーム部材176が固定されてい
る。
【0062】移送台70がガイドレール71上を走行し
て溶接エリアAに達して停止したとき、シリンダ171
のピストンロッド171Aが縮み作動することにより上
アーム部材173の先端は軸175を中心に下降するた
め、移送台70の治具部材73,74に載せられている
ブランクW1,W2は、治具部材73,74と共に上ア
ーム部材173と下アーム部材176とでクランプされ
る。
【0063】このため、シリンダ171と上アーム部材
173と下アーム部材176とにより、移送台70にお
いてブランクW1,W2を本クランプするための本クラ
ンプ装置180が構成されている。この本クランプ装置
180は、シーム溶接機130の左右両側において、シ
ーム溶接機130の走行方向に複数配置されている。
【0064】次ぎに、以上説明したシーム溶接装置によ
るブランクW1,W2のシーム溶接作業を説明する。な
お、図6で示したブランク供給台車10と完成品払い出
し台車20の駆動装置13用のサーボモーター14や、
図3で示した搬送体30を移動させるためのシリンダ3
9、図7で示した移送台70を移動させるためのシリン
ダ72、図8で示したラップ装置100のシリンダ10
4,111、さらには図17で示したシーム溶接機13
0を走行させるためのサーボモーター138等のシーム
溶接装置におけるそれぞれの駆動源は、コンピューター
プログラムに基づいて作動し、これにより、シーム溶接
装置に設けられている台車10,20、搬送体30、移
送台70等の移動体を所定のタイミングで作動させるよ
うになっている。
【0065】また、溶接エリアAの左右両側に設けられ
ているエリアB〜Hにおける移動体の作動は同じである
ため、以下の説明は、先ず片側のエリアB〜Hについて
行う。
【0066】エリアE又はFに停止していた図3のブラ
ンク供給台車10がエリアCまで前進すると、エリアC
側へ移動していた搬送体30の図5で示す大枠組み50
が下降する。これにより、大枠組み50の吸着具52は
台車10に載せられているブランクW1,W2に吸着
し、大枠組み50の上昇でブランクW1,W2も上昇す
る。この後、搬送体30はエリアD側へ移動し、吸着具
52に吸着されたブランクW1,W2が待機エリアBに
達すると、大枠組み50が下降する。これにより、ブラ
ンクW1,W2は待機エリアBまで後退している図7の
移送台70の治具部材73,74の上に載せられ、そし
て、吸着具52の吸着が解除される。この後、大枠組み
50は上昇し、搬送体30はエリアC側へ後退する。
【0067】移送台70の治具部材73,74の上にブ
ランクW1,W2が載せられると、移送台70に設けら
れているラップ装置100とプッシュ装置90が作動す
る。これにより、ブランクW1,W2の端部W1A,W
2A同士は、図9、図10、図11、図12の工程を経
て重ねられる。この後、移送台70に配置されている仮
クランプ装置80が作動することにより、ブランクW
1,W2は、端部W1A,W2A同士が重ねられたこの
位置関係を維持した状態で移送台70に仮クランプされ
る。
【0068】次いで、移送台70は溶接エリアA側へ移
動し、溶接エリアAで停止する。これにより、ブランク
W1,W2は溶接エリアAに送り込まれる。この後、溶
接エリアAのフレーム構造体134に取り付けられてい
る図17、図18の本クランプ装置180が作動し、ブ
ランクW1,W2は移送台70に本クランプされる。こ
の後、仮クランプ装置80の仮クランプは解除される。
【0069】次いで、後退限まで戻っているシーム溶接
機130が溶接エリアA側へ走行し、図17の昇降装置
143とシリンダ146の作動で上下に間隔を開けてい
るシーム溶接機130の上下の電極ローラ142,14
8が、移送台70の外枠70Aを越えると、これらの電
極ローラ142,148は、図16に示すように、治具
部材73,74の間の隙間115に治具部材74から突
出している電極ローラ乗り上げ部材120の上下面に昇
降装置143とシリンダ146の作動で当接する。そし
て、このように上側の電極ローラ148がこの乗り上げ
部材120に乗り上げると、電極ローラ148はシリン
ダ146によって乗り上げ部材120に大きな力で押圧
されるとともに、上下の電極ローラ142と148の間
でのマッシュシーム溶接のための通電が開始される。
【0070】シーム溶接機130はそのまま溶接エリア
A側へ走行し、これにより上下の電極ローラ142,1
48は、電極ローラ乗り上げ部材120から図19に示
すとおりブランクW1,W2の重ねられている端部W1
A,W2Aへ乗り移り、これらの端部W1A,W2Aを
シリンダ146の大きな加圧力で加圧してマッシュシー
ム溶接を始める。このマッシュシーム溶接は、上側の電
極ローラ148が重ねられている端部W1A,W2Aに
直接乗り上げることにより始まるのではなく、図20に
示すように、端部W1A,W2Aの合計厚さと同じ又は
ほぼ同じの厚さになっている電極ローラ乗り上げ部材1
20に電極ローラ148が一旦乗り上げ、この後、上下
の電極ローラ142,148が端部W1A,W2Aへ移
行することによってこれらの端部W1A,W2Aの加圧
を始めるため、端部W1A,W2Aにおける電極ローラ
乗り上げ部材120側の縁部(端部W1A,W2Aの溶
接始端)が押しつぶし変形されてしまうのを防止でき
る。
【0071】なお、このような電極ローラ乗り上げ部材
をシーム溶接機130の前進方向における端部W1A,
W2Aの溶接終端に隣接した位置にも設け、端部W1
A,W2Aの全長を溶接し終えたシーム溶接機130の
電極ローラ148がこの電極ローラ乗り上げ部材にも乗
るようにすることにより、端部W1A,W2Aの溶接終
端が押しつぶし変形されるのを防止できるようになる。
【0072】シーム溶接機130が溶接エリアA側へ継
続して走行することにより、端部W1A,W2Aの全長
がマッシュシーム溶接され、これにより、ブランクW
1,W2の接合によって完成品Yが出来上がる。電極ロ
ーラ142,148が端部W1A,W2Aの終端に達す
ると、電極ローラ142,148は昇降装置143とシ
リンダ146の作動で端部W1A,W2Aから上下に離
れるとともに、これらの電極ローラ142,148の間
での通電は停止され、そして、シーム溶接機130はも
との位置まで後退する。
【0073】この後、本クランプ装置180による本ク
ランプが解除され、これに代わって仮クランプ装置80
が完成品Yを移送台70の治具部材73,74にクラン
プする。このように完成品Yが仮クランプ装置80でク
ランプされた後、移送台70が溶接エリアAからもとの
待機エリアBに移動することにより、完成品Yは待機エ
リアBに戻される。
【0074】なお、電極ローラ142,148によって
ブランクW1,W2の端部W1A,W2Aをマッシュシ
ーム溶接するときに、仮クランプ装置80によるブラン
クW1,W2の仮クランプを行ったままとし、マッシュ
シーム溶接の終了後に本クランプ装置180による本ク
ランプのみを解除し、これにより、完成品Yを移送台7
0に仮クランプ装置80でクランプしながら待機エリア
Bに戻すようにしてもよい。
【0075】完成品Yが待機エリアBに達すると、図5
の搬送体30の大枠組み50が下降し、これにより、大
枠組み50の吸着具52がエリアCにおける台車10上
の次ぎのブランクW1,W2に吸着し、また、大枠組み
50に設けられている小枠組み54の吸着具56が移送
台70の治具部材73,74に載せられている完成品Y
に吸着する。このとき、台車10上のブランクW1,W
2の高さ位置と移送台70上の完成品Yの高さ位置とに
大きな差があるときは、大枠組み50に対して小枠組み
54が下降することにより、この差を吸収する。吸着具
56が完成品Yに吸着具すると、仮クランプ装置80の
クランプが解除される。次いで大枠組み50は上昇し、
小枠組み54が下降しているときは小枠組み54も上昇
し、この後、搬送体30はエリアD側へ移動する。
【0076】これにより、吸着具52に吸着されたブラ
ンクW1,W2は待機エリアBへ、吸着具56に吸着さ
れた完成品YはエリアDへそれぞれ搬送され、大枠組み
50が下降することにより、ブランクW1,W2は移送
台70の治具部材73,74の上に載せられ、完成品Y
はエリアDに達している完成品払い出し台車20の上に
載せられ、吸着具52,56の吸着が解除される。
【0077】このように完成品YをエリアDの台車20
に搬送するために搬送体30がエリアD側へ移動してい
るときにおいて、吸着具56に吸着されている完成品Y
には、図3、図4で示した防錆油噴出ノズル61から噴
出する防錆油が吹きかけられる。この吹きかけ位置はマ
ッシュシーム溶接された箇所であり、これにより、完成
品Yのシーム溶接部には防錆油が塗布される。
【0078】また、移送台70では、この移送台70の
治具部材73,74に載せられたブランクW1,W2
が、前述のブランクW1,W2の場合と同じく、ラップ
装置100とプッシュ装置90によって端部W1A,W
2A同士が重ねられた後に、仮クランプ装置80で仮ク
ランプされる。次いで、ブランクW1,W2は、移送台
70の移動によって溶接エリアAに送り込まれ、本クラ
ンプ装置180で本クランプされてからシーム溶接機1
30でマッシュシーム溶接される。
【0079】また、搬送体30では大枠組み50が上昇
し、この後、搬送体30はエリアC側へ戻る。これによ
り、台車10に載せられている次ぎのブランクW1,W
2を吸着具52が吸着するための準備と、溶接エリアA
でブランクW1,W2から生産されて移送台70により
待機エリアBに戻されることになる次ぎの完成品Yを吸
着具56が吸着するための準備とが整うことになる。
【0080】そして以上の作業が繰り返され、これによ
り、エリアCの台車10から供給されるブランクW1,
W2によって溶接エリアAで完成品Yが順次生産され、
この完成品YはエリアDの台車20に載せられる。
【0081】エリアCの台車10から全部のブランクW
1,W2がなくなると、この台車10はエリアEとFの
うちの一方へ走行し、他方のエリアからは多量のブラン
クW1,W2を載せたもう1台の台車10がエリアCに
送られる。そして、ブランクW1,W2がなくなってい
る台車10に新たなブランクW1,W2を積載する作業
が行われる。また、エリアDの台車20に所定数の完成
品Yが載せられると、この台車20はエリアGとHのう
ちの一方へ走行し、他方のエリアからは何も積載してい
ないもう1台の台車20がエリアDに送られる。そし
て、所定数の完成品Yが載せられている台車20から全
部の完成品Yを降ろす作業が行われる。
【0082】以上のようにして行うブランクW1,W2
から完成品Yを生産する作業は、溶接エリアAの左右両
側に設けられているエリアB〜Hで行われる。
【0083】これを具体的に説明すると、溶接エリアA
の両側にある待機エリアBのうち、一方の待機エリアB
から溶接エリアAにブランクW1,W2が移送台70で
送り込まれ、これらのブランクW1,W2のマッシュシ
ーム溶接作業が溶接エリアAで行われているときに、他
方の待機エリアBでは、もう1台の移送台70におい
て、次ぎに溶接エリアAでマッシュシーム溶接すべきブ
ランクW1,W2の端部W1A,W2A同士を重ねてこ
れらのブランクW1,W2を仮クランプする作業が行わ
れる。そして、溶接エリアAでのマッシュシーム溶接作
業が終了し、これによって生産された完成品Yがもとの
待機エリアBに戻されると、他方の待機エリアBから次
ぎのブランクW1,W2が移送台70によって溶接エリ
アに送り込まれる。
【0084】これらのブランクW1,W2のマッシュシ
ーム溶接作業が溶接エリアAで行われているときに、搬
送体30により、もとの待機エリアBに送られた完成品
YをエリアDの台車20に搬送する作業と、エリアCの
台車10からブランクW1,W2をこの待機エリアBに
搬送する作業とが行われ、また、これらのブランクW
1,W2を、この待機エリアBにおける移送台70にお
いて、端部W1A,W2A同士を重ねてから仮クランプ
する作業も行われる。
【0085】このように本実施形態では、溶接エリアA
の左右両側に設けられた2箇所の待機エリアBから交互
にブランクW1,W2が溶接エリアAに送り込まれるこ
とにより、完成品Yが順次生産されることになり、2箇
所の待機エリアBのうちの1つから溶接エリアAに送り
込まれたブランクW1,W2のマッシュシーム溶接作業
が行われているときに、残りの待機エリアBでは、次ぎ
にマッシュツシーム溶接すべきブランクW1,W2につ
いて、このマッシュシーム溶接作業を行う上で必要な端
部W1A,W2A同士を重ねる等の作業が行われる。
【0086】以上説明した本実施形態によると、ブラン
クW1,W2から生産される完成品Yは、溶接エリアA
において搬送装置の吸着具で吊り上げられて他のエリア
に搬送されるのではなく、溶接エリアAに隣接して設け
た待機エリアBからブランクW1,W2を溶接エリアA
に水平送りで送り込み、溶接エリアAでブランクW1,
W2から生産された完成品Yを待機エリアBに水平送り
で戻し、この後、完成品Yを搬送体30でエリアDに搬
送するようにしたため、溶接エリアAには、シーム溶接
機130の走行を案内するためのガイドレール135
や、ブランクW1,W2を本クランプするための本クラ
ンプ装置180を設けるためのフレーム構造体134を
有効に配置できるようになる。
【0087】また、溶接エリアAと待機エリアBとの間
で往復自在となっている移送台70にブランクW1,W
2を仮クランプするための仮クランプ装置80を設け、
溶接エリアAでブランクW1,W2から生産された完成
品Yを待機エリアBに戻すときには、この仮クランプ装
置80で完成品Yを移送台70に仮クランプして戻すよ
うにしたため、待機エリアBに戻されたときの完成品Y
を移送台70に対して所定の位置決め状態としておくこ
とができる。このため、完成品Yを台車20に送るため
に搬送体30の吸着具56で完成品Yを吸着する際に、
搬送体30に対する完成品Yの位置を所定位置とするこ
とができ、これにより、台車20に確実に完成品Yを載
せることができるようになる。
【0088】また、待機エリアBは溶接エリアAの両側
にあり、一方の待機エリアBから溶接エリアAに送り込
まれたブランクW1,W2のシーム溶接作業を行ってい
るときに、他方の待機エリアBでは、次ぎにシーム溶接
すべきブランクW1,W2についての端部W1A,W2
A同士の重ね作業や仮クランプ作業を行っておくため、
作業効率が向上し、一定時間内に生産できる完成品Yの
個数を増加させることができる。
【0089】また、溶接エリアAと待機エリアBとの間
を往復する移送台70は、待機エリアBの個数と同じ2
台あり、これらの移送台70は、溶接エリアAを通って
2つの待機エリアBの間に延設されているガイドレール
71上を走行するため、ガイドレール71のうちの溶接
エリアAの部分を2台の移送台70について共通のもの
とすることができる。このため、移送台70を走行させ
るための移動装置125の構造をそれだけ簡単化するこ
とができる。
【0090】図21は、別実施形態に係る電極ローラ乗
り上げ部材220を示す。この電極ローラ乗り上げ部材
220は、シーム溶接機130の前進方向に厚さが一定
になっておらず、この前進方向に厚さが次第に大きくな
る側断面テーパー状になっている。このような電極ロー
ラ乗り上げ部材220を用いると、シーム溶接機130
の上下の電極ローラ142,148が電極ローラ乗り上
げ部材220の位置に達する前に、これらの電極ローラ
142,148を互いに当接させておくことができる。
また、これらの電極ローラ142,148が電極ローラ
乗り上げ部材220の位置に達すると、前記実施形態の
電極ローラ乗り上げ部材120の場合と同じく、電極ロ
ーラ142,148を電極ローラ乗り上げ部材220で
上下に離間させてブランクW1,W2の端部W1A,W
2Aに乗り移らせることができる。
【0091】図22は、溶接エリアAの左右両側に設け
られた待機エリアBから2台の移送台70によって溶接
エリアAに送り込まれるブランクの大きさが異なる場合
の実施形態を示す。また、図23は、これらの待機エリ
アBから2台の移送台70によって溶接エリアAに送り
込まれるブランクの形状が異なる場合の実施形態を示
す。
【0092】これらの実施形態は、移送台70の治具部
材73,74上における仮クランプ装置80、プッシュ
装置90の配置位置を変更自在とすることにより、実現
できる。仮クランプ装置80、プッシュ装置90の配置
位置を変更自在とするためには、図13で示されている
仮クランプ装置80用のシリンダ81を治具部材73,
74に固定するボルト86を螺入するための雌ねじ孔、
及び図14で示されているプッシュ装置90用のシリン
ダ91を治具部材73,74に固定するボルト94を螺
入するための雌ねじ孔を、仮クランプ装置80、プッシ
ュ装置90の配置位置を変更するときに治具部材73,
74に形成してもよく、あるいは、ボルト86,94を
螺入できる多数の雌ねじ孔を治具部材73,74に予め
形成しておいてもよい。
【0093】図22の実施形態では、一方の待機エリア
Bから溶接エリアAに送り込まれるブランクW1,W2
に対して他方の待機エリアBから溶接エリアAに送り込
まれるブランクW3〜W6は、大きさが異なっている。
これによると、大きさの異なる完成品を溶接エリアAで
交互に生産できる。
【0094】図23の実施形態では、一方の待機エリア
Bから溶接エリアAに送り込まれるブランクW1,W2
に対して他方の待機エリアBから溶接エリアAに送り込
まれるブランクW7〜W10は、形状が異なっている。
これによると、形状の異なる完成品を溶接エリアAで交
互に生産できる。
【0095】これらの実施形態において、ブランクW3
〜W6,W7〜W10の大きさがブランクW1,W2よ
りも充分に小さく、このため、1台の移送台70に載せ
られてシーム溶接機130でシーム溶接される2枚で1
組のブランクをシーム溶接機130の走行方向に複数組
み配置できる場合には、シーム溶接機130の1回の走
行で複数組のブランクのシーム溶接を行うようにしても
よい。また、この場合には、ブランクのそれぞれの組み
ごとに電極ローラ乗り上げ部材120を設ける。もちろ
ん、電極ローラ乗り上げ部材120の代わりに図21の
電極ローラ乗り上げ部材220を用いてもよい。また、
このように2枚で1組のブランクをシーム溶接機130
の走行方向に複数組み配置する場合には、それぞれのブ
ランクの組みの間では、シーム溶接機130の電極ロー
ラ142,148への通電を停止する。
【0096】また、以上の各実施形態において、溶接エ
リアAの左右両側の待機エリアBからブランクを移送台
70で交互に溶接エリアAに送り込むのではなく、一方
の待機エリアBから溶接エリアAに一定数のブランクを
移送台70で送り込んだ後、他方の待機エリアBから溶
接エリアAに一定数のブランクを移送台70で送り込む
ようにしてもよい。これによると、図22、図23の実
施形態のように、大きさや形状の異なるブランクから大
きさや形状が異なる完成品を生産する場合において、同
じ大きさ、形状になっている同種の完成品を連続して生
産でき、その管理が容易となる。
【0097】
【発明の効果】本発明によると、複数のブランクをシー
ム溶接するための溶接エリアに、このエリアで必要とさ
れる各種部材、装置を配置しても、複数のブランクで生
産された完成品を溶接エリアから他のエリアに運び出す
ことができるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシーム溶接装置の各
部分を形成しているそれぞれのエリアの配置位置を示す
概念平面図である。
【図2】図1で示されたそれぞれのエリアを有するシー
ム溶接装置全体の平面図である。
【図3】シーム溶接装置の側面図である。
【図4】図3のS4−S4線断面図である。
【図5】図3で示されている搬送体の側面図である。
【図6】図3で示されているブランク供給台車と完成品
払い出し台車の駆動装置を示す拡大図である。
【図7】図2で示されている2台の移送台を示す平面図
である。
【図8】図7で示されているラップ装置を示す図7のS
8−S8線断面図である。
【図9】ラップ装置により2枚のブランクの端部同士を
重ねる作業の第1工程を示す図である。
【図10】図9の次ぎの第2工程を示す図である。
【図11】図10の次ぎの第3工程を示す図である。
【図12】図11の次ぎの第4工程を示す図である。
【図13】図7で示されている仮クランプ装置を示す図
である。
【図14】図7で示されているプッシュ装置を示す図で
ある。
【図15】図7における電極ローラ乗り上げ部材の配置
位置を拡大した平面図である。
【図16】図15のS16−S16線断面図である。
【図17】シーム溶接機の側面図である。
【図18】シーム溶接機の正面図である。
【図19】ブランクの重ねられ端部をシーム溶接機の上
下の電極ローラでシーム溶接をするときを示す正断面図
である。
【図20】シーム溶接機の上下の電極ローラが電極ロー
ラ乗り上げ部材に当接しているときを示す側断面図であ
る。
【図21】電極ローラ乗り上げ部材を側断面テーパー状
とした実施形態を示す図20と同様の図である。
【図22】溶接エリアの両側に設けられた待機エリアか
ら大きさが異なるブランクを溶接エリアに送り込む実施
形態を示す図7と同様の図である。
【図23】溶接エリアの両側に設けられた待機エリアか
ら形状が異なるブランクを溶接エリアに送り込む実施形
態を示す図7と同様の図である。
【符号の説明】
10 ブランク供給台車 20 完成品払い出し台車 30 搬送体 70 移送台 71 ガイドレール 73,74 治具部材 80 仮クランプ装置 90 プッシュ装置 100 ラップ装置 120,220 電極ローラ乗り上げ部材 125 移動装置 130 シーム溶接機 142 下側の電極ローラ 148 上側の電極ローラ 180 本クランプ装置 A 溶接エリア B 待機エリア W1〜W10 ブランク W1A,W2A 端部 Y 完成品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 舜司 東京都昭島市松原町2丁目14番8号 菊池 プレス工業株式会社内 (72)発明者 山下 順啓 東京都昭島市松原町2丁目14番8号 菊池 プレス工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機エリアに複数のブランクを供給し、
    これらのブランクをこの待機エリアから溶接エリアに水
    平送りによって送り込むとともに、端部同士が重ねられ
    た前記複数のブランクをこれらの端部同士をシーム溶接
    するための位置関係でクランプし、前記溶接エリアで前
    記端部同士をシーム溶接機でシーム溶接した後、前記ク
    ランプを解除し、次いで前記複数のブランクからなる完
    成品を前記溶接エリアから前記待機エリアに水平送りに
    よって戻し、この待機エリアから他のエリアに前記完成
    品を搬送することを特徴とするシーム溶接方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシーム溶接方法におい
    て、前記待機エリアから前記溶接エリアに前記複数のブ
    ランクを送り込む前にこれらのブランクの端部同士を重
    ねて仮クランプしておき、これらのブランクを前記待機
    エリアから前記溶接エリアに水平送りで送り込んだ後に
    前記クランプである本クランプを行うことを特徴とする
    シーム溶接方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシーム溶接方法におい
    て、前記完成品を前記溶接エリアから前記待機エリアに
    戻すときに、この待機エリアから前記複数のブランクを
    前記溶接エリアに送り込んだときこれらのブランクを仮
    クランプしていた仮クランプ装置によって前記完成品を
    クランプしておくことを特徴とするシーム溶接方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3のいずれかに記載のシー
    ム溶接方法において、前記待機エリアは前記溶接エリア
    の両側の2箇所にあり、一方の待機エリアで仮クランプ
    された複数のブランクが前記溶接エリアでシーム溶接さ
    れているときに、次ぎにシーム溶接すべき複数のブラン
    クを他方の待機エリアで仮クランプしておき、前記溶接
    エリアでシーム溶接された前記複数のブランクからなる
    完成品をこの溶接エリアから前記一方の待機エリアに戻
    すとともに、前記他方の待機エリアで仮クランプされた
    前記複数のブランクを前記溶接エリアに送り込み、これ
    らのブランクがこの溶接エリアでシーム溶接されている
    ときに、さらに次ぎにシーム溶接すべき複数のブランク
    を前記一方の待機エリアで仮クランプしておき、前記溶
    接エリアでシーム溶接された前記複数のブランクからな
    る完成品をこの溶接エリアから前記他方の待機エリアに
    戻すとともに、前記一方の待機エリアで仮クランプされ
    た前記複数のブランクを前記溶接エリアに送り込み、こ
    れらの作業を繰り返すことを特徴とするシーム溶接方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシーム溶接方法におい
    て、前記一方の待機エリアから前記溶接エリアに送り込
    まれる前記複数のブランクと、前記他方の待機エリアか
    ら前記溶接エリアに送り込まれる前記複数のブランクと
    では、大きさが異なることを特徴とするシーム溶接方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のシーム溶接方法におい
    て、前記一方の待機エリアから前記溶接エリアに送り込
    まれる前記複数のブランクと、前記他方の待機エリアか
    ら前記溶接エリアに送り込まれる前記複数のブランクと
    では、形状が異なることを特徴とするシーム溶接方法。
  7. 【請求項7】 複数のブランクを載せるための治具部材
    を有し、かつ待機エリアと溶接エリアとの間を移動自在
    となっている移送台と、この移送台を前記待機エリアと
    前記溶接エリアとの間を水平に往復させるための移動装
    置と、前記溶接エリアに配置され、端部同士が重ねられ
    た前記複数のブランクをこれらの端部同士をこの溶接エ
    リアでシーム溶接するための位置関係でクランプするた
    めのクランプ装置と、前記溶接エリアに対して前後進自
    在であって、前記端部同士をシーム溶接するためのシー
    ム溶接機と、を備えていることを特徴とするシーム溶接
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のシーム溶接装置におい
    て、前記移送台には前記複数のブランクを仮クランプす
    るための仮クランプ装置が配置され、前記溶接エリアに
    配置されている前記クランプ装置は、仮クランプされた
    これらのブランクを本クランプするための本クランプ装
    置であることを特徴とするシーム溶接装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のシーム溶接装置におい
    て、前記移送台には、前記複数のブランクの端部同士を
    重ねるラップ装置が配置されていることを特徴とするシ
    ーム溶接装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずかに記載のシーム
    溶接装置において、前記待機エリアは前記溶接エリアの
    両側の2箇所にあり、また、前記移送台は2台あり、前
    記移動装置は、これらの移送台のうちの一方を前記2つ
    の待機エリアのうちの一方と前記溶接エリアとの間を往
    復させるとともに、他方の移送台を他方の待機エリアと
    前記溶接エリアとの間を往復させるものとなっているこ
    とを特徴とするシーム溶接装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のシーム溶接装置に
    おいて、前記移動装置は、前記溶接エリアを通って前記
    2つの待機エリアの間に延設されていて、前記2台の移
    送台が走行自在に配置されたガイドレールを含んで構成
    されていることを特徴とするシーム溶接装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11に記載のシーム溶
    接装置において、前記2台の移送台のそれぞれには前記
    仮クランプ装置が複数設けられており、少なくとも一方
    の移送台に設けられている前記複数の仮クランプ装置の
    配置位置は、変更自在となっていることを特徴とするシ
    ーム溶接装置。
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