JPH05305470A - レーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接装置

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JPH05305470A
JPH05305470A JP4131558A JP13155892A JPH05305470A JP H05305470 A JPH05305470 A JP H05305470A JP 4131558 A JP4131558 A JP 4131558A JP 13155892 A JP13155892 A JP 13155892A JP H05305470 A JPH05305470 A JP H05305470A
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JP
Japan
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welded
press
welding
pressing
laser light
Prior art date
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Pending
Application number
JP4131558A
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English (en)
Inventor
Toshio Yamagata
俊雄 山形
Makoto Moto
誠 本
Tomohiro Ichikawa
智宏 市川
Hideki Yoshida
英樹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属の溶接部に電極が入らないような小さな部
品を溶接するレーザ溶接装置であり、複数の溶接部分を
均等な圧力で押さえながら同時に溶接する。 【構成】被溶接物を載置するテーブル2を回転可能と
し、溶接部分を押さえるプレス部3をプレス本体6と複
数個の押さえ金具5とに分け、プレス本体6と押さえ金
具5の間に弾性体4を介在させる。その結果、複数の溶
接部分を均等に押圧でき、均一な溶接が行え、溶接不良
が減少して、作業効率が向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば金属製の基板にバ
ネ等をレーザ光を利用して溶接する溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接部に電極が入らないような小さい部
分を溶接する場合は、レーザ光を利用したレーザ溶接機
が用いられている。
【0003】図5に従来のレーザ溶接機を示す。このレ
ーザ溶接機は、被溶接物(本実施例では20×10ミリ
メートル程度の大きさ)が鉄製の基板19と複数個の短
冊状のステンレス製板バネ18とから構成され、この短
冊状の板バネ18を基板19に複数個同時に溶接するた
めのものである。
【0004】板バネ18は、予め基板19上に位置決め
され、仮止めされている。この基板19はテーブル25
の上のガイド26、27によって位置決め載置され、板
バネ18はプレス部28によって加圧固定される。この
プレス部28は、一体に形成された複数の押さえ金具2
9を有しており、個々の板バネ18はこの押さえ金具2
9によって押さえつけられる。基板19と板バネ18と
は、押さえ金具29により押さえつけられた後に、レー
ザ光源30より発射されたレーザ光31によって溶接さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
レス部28によれば、一体に形成された複数個の押さえ
金具29で複数個の板バネ18を同時に押さえるので、
押さえ金具29の強度、精度等によって押さえ金具自体
がねじれたり、ゆがんだりして個々の板バネ18を均等
に押さえられないことがある。極端な場合には、板バネ
18が浮いてしまい溶接が出来ない状態となる。特にレ
ーザ光を利用して溶接するので、溶接時には板バネ18
と基板19の隙間は15ミクロン以下にしないと溶接不
良となる。そのため、適性な押圧力で板バネ18を押圧
する必要がある。また、テーブル上25に被溶接物を載
置する際、および溶接が完了して被溶接物を取り出す際
はその都度プレス部28を上に持ち上げて行わなくては
ならず、作業に時間がかかる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、複数個の板バネを均等な力で押圧する押
さえ金具を設けることにより、より溶接確度の高い、か
つ作業効率の良い溶接が行えるレーザ溶接機を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のレーザ溶接装置においては、テーブルを回
転可能とし、上下に移動可能なプレス本体を設け、前記
被溶接物の溶接部分を押圧固定する上下動可能な押さえ
金具(5)を複数個設け、この押さえ金具を前記被溶接
物の溶接部分に押下するように付勢する弾性体(4)を
プレス本体と押さえ金具との間に設ける。そして、この
押さえ金具(5)は、レーザ光源から発射されたレーザ
光の光路を妨げない形に形成される。
【0008】具体的には、プレス部を押さえ金具とプレ
ス本体とに分け、押さえ金具とプレス本体との間に、常
時押さえ金具を押下する方向に付勢するように弾性体を
介在させる。
【0009】
【作用】このように構成されたレーザ溶接装置によれ
ば、被溶接物の載置、取り出しが溶接作業と同時に行う
ことができる。さらに押さえ金具とプレス本体との間に
弾性部材を介しているので、プレス部が降下され、押さ
え金具によって板バネが押さえつけられたとき、個々の
押さえ金具の押圧力は、個々の弾性体の付勢力によって
決まる。個々の弾性部材の付勢力は均一にすることがで
きるので、これにより個々の押さえ金具の押圧力は均一
になる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1はレーザ溶接機の外観を示す斜視図、図2は主
要部分であるプレス部の正面図、図3はプレス部の側面
図である。レーザ溶接機は大きく分けて、ベース部8と
プレス部3および図示しないレーザ発光部の3つの部分
から構成される。ベース部8は略L字形をしており、水
平部分の上にはモータ20が設置され、円形で回転可能
なテーブル2がモータ20の回転軸と連結されている。
テーブル2上には、6等分された位置に被溶接物を載置
できるように、ガイド16、17が設けられている。垂
直部分にはプレス部3を駆動するための油圧または空気
圧のシリンダ9が複数個内蔵されている。
【0011】プレス部3はプレス本体6と押さえ金具5
とから構成される。プレス本体6は、直方体の形状をし
ており、長辺片側下部にベース部8内のシリンダ9に係
合する上下に移動可能な複数のピストン11を有し、反
対側には長穴21が横方向に貫通され、この長穴21の
両側周囲に、押さえ金具5をスライド可能に収納するス
ライドガイド12、13を取りつけるための段差22を
有している。押さえ金具5はL字形をしており、長辺が
段差22とスライドガイド12、13との隙間を褶動
し、短辺下部が長穴21の下縁部24と当接するように
配設される。
【0012】押さえ金具5の短辺上部10に複数本のガ
イドピン14を突出させ、このガイドピン14を案内に
してガイドピン14の径よりも大きい径のコイルバネ4
が装着される。このガイドピン14は、プレス本体6の
長辺上部から長穴21の上縁部に貫通して設けられたガ
イド穴15に嵌入され、押さえ金具5の褶動とともに上
下動する。押さえ金具5の長辺の先端は板バネ18を効
率良く押さえつけるために凸部23を設け、レーザ光7
が凸部23のほぼ中央に照射されるようにレーザ光7の
光路を妨げないように形成されている。材質は板バネ1
8の材料であるステンレスと容易に溶接されない材質の
銅を使用している。
【0013】押さえ金具5は、プレス本体6のガイド穴
15に押さえ金具5の短辺上部に突出されたガイドピン
14が挿入されると、ガイドピン14の周囲に装着され
たコイルバネ4が圧縮状態となり、下方向に常時付勢さ
れ、押さえ金具5の短辺下部がプレス本体6の長穴21
の下縁部24に当接する。押さえ金具5は下側から押し
上げられると、コイルバネ4の付勢力に逆らって長穴2
1の下縁部24から離れ、上昇する。
【0014】次に動作について順を追って説明する。被
溶接物の一方の基板19は大きさが約20×10、厚さ
が約0.5ミリメートルの鉄板で、もう一方の板バネ1
8は長さ約15、幅約2、厚さ約0.2ミリメートルの
ステンレス板である。予め2つのパーツに分けられてお
り、1つのパーツに組み上げるために一方の基板19に
他方の板バネ18が溶接される。これらを溶接するのに
はレーザ光24が使用される。予め前工程で2つの部品
が仮止めされた被溶接物は、ワークガイド16、17に
案内されてテーブル2上に位置決めされ、載置される。
【0015】被溶接物がテーブル2上に載置されると、
溶接箇所がレーザ溶接機の下の所定の位置に配置される
ようにテーブル2がモータ20により回転し、停止す
る。この状態で、ベース部8に内蔵されたシリンダ9の
油圧あるいは空気圧を制御することにより、プレス本体
6に設けられたピストン11が降下し、それに伴いプレ
ス本体6が降下する。プレス本体6が降下すると、プレ
ス本体6の下部にある押さえ金具5も同時に降下し、押
さえ金具5が板バネ18と接触し、さらにプレス本体6
が降下するにしたがって、プレス本体6と押さえ金具5
の間に介在するコイルバネ4により、板バネ18側に押
さえ金具5の押圧力が増していく。
【0016】押さえ金具5の押圧力が所定の値になった
ならプレス本体6の降下を停止し、レーザ光源1から板
バネ18の溶接部にレーザ光7を発射する。板バネ18
が押さえ金具5によって押さえられた状態で、レーザ光
源1よりレーザ光7が所定の位置に照射され板バネ18
と基板19が溶接される。
【0017】溶接が完了すると、プレス本体6がシリン
ダの油圧あるいは空気圧の制御によって上昇する。それ
まで板バネ18を押圧していた押さえ金具5は、プレス
本体6の長穴21の下縁部24に当接すると、プレス本
体6の上昇によって板バネ18から離れ、プレス本体6
とともに上昇する。
【0018】プレス部6が上昇すると被溶接物が載置さ
れたテーブル2はモータ20によって回転し、溶接の完
了した被溶接物を取り出すべき位置まで移動させると同
時に、予め溶接位置より前の位置で載置された次の溶接
を行うべき被溶接物を溶接位置まで移動させる。テーブ
ル2を停止させ、被溶接物の載置、溶接、取り出しの各
作業を同時に行った後、再びテーブル2を回転させ、上
記の作業を繰り返す。これらの一連の作業は、全て制御
器からの指令によって行われる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにテーブル
を円形にして回転可能としたことによって、これらの被
溶接物の搬入、搬出は手動だけでなく、ロボットを使用
することによって搬送ラインに本レーザ溶接機を組み込
むことが可能となり、自動組立ラインを構成できる。こ
のため、大幅に作業時間を短縮することが出来る。
【0020】さらにプレス本体と押さえ金具の間にコイ
ルバネを設けたことにより、複数の押さえ金具の付勢力
を均一に出来、複数の板バネを同時に効率良く押さえつ
けることが出来る。そのため、溶接不良を少なくするこ
とが出来、確度の高い溶接が可能となった。そのうえ、
押さえ金具が電磁継電器の溶接部にレーザ光が照射され
る部分だけを避けて、つまり、レーザ光の光路を避けた
形に形成することによって、もしレーザ光の光路がずれ
ても、被溶接物の他の部分にレーザ光が照射されないよ
うに保護することが出来る。また、押さえ金具の材質を
銅にしているため、板バネと溶接されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の斜視図である。
【図2】本発明の装置の主要部の正面図である。
【図3】本発明の装置の主要部の側面図である。
【図4】本発明の装置の動作を示す正面図である。
【図5】従来の装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源。 2 テーブル。 3 プレス部。 4 コイルバネ。 5 押さえ金具。 6 プレス本体。 7 レーザ光。 8 ベース部。 9 シリンダ。 10 短辺上部。 11 ピストン。 12 スライドガイド。 13 スライドガイド。 14 ガイドピン。 15 ガイド穴。 16 ガイド。 17 ガイド。 18 板バネ。 19 基板。 20 モータ。 21 長穴。 22 段差。 23 凸部。 24 下縁部。 25 テーブル。 26 ガイド。 27 ガイド。 28 プレス部。 29 押さえ金具。 30 レーザ光源。 31 レーザ光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 英樹 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源(1)と、被溶接物を載置する
    テーブル(2)と、このテーブル上に前記被溶接物の溶
    接部分を押圧固定するために上下動可能なプレス部
    (3)とを備え前記被溶接物の溶接部分を押圧固定しな
    がら、前記レーザ光源より発射されたレーザ光により前
    記被溶接部を溶接するレーザ溶接機において、 前記テーブル(2)は、回転可能であり、前記プレス部
    (3)は、レーザ光源から発射されたレーザビームの光
    路を妨げない形に形成され、前記被溶接物の溶接部分を
    押圧固定する複数個の押さえ金具(5)と、前記プレス
    部を前記被溶接物の溶接部分に押下するように付勢する
    弾性体(4)と、前記押さえ金具を前記弾性体を介して
    保持するプレス本体(6)とを備えたことを特徴とする
    レーザ溶接装置。
JP4131558A 1992-04-24 1992-04-24 レーザ溶接装置 Pending JPH05305470A (ja)

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JP4131558A JPH05305470A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 レーザ溶接装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1211014A1 (en) * 2000-02-28 2002-06-05 Kikuchi Co. Ltd. Device and method for seam welding
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