JP2001237760A - 観測装置および観測システム - Google Patents

観測装置および観測システム

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JP2001237760A
JP2001237760A JP2000046882A JP2000046882A JP2001237760A JP 2001237760 A JP2001237760 A JP 2001237760A JP 2000046882 A JP2000046882 A JP 2000046882A JP 2000046882 A JP2000046882 A JP 2000046882A JP 2001237760 A JP2001237760 A JP 2001237760A
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Japan
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data
observation
power
observation device
power supply
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JP2000046882A
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English (en)
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Shinya Kumagai
信也 熊谷
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NEC Aerospace Systems Ltd
Original Assignee
NEC Aerospace Systems Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源が観測装置の負荷に常時供給されたり、
間欠的に供給されたりするため、電力消費が大きかった
り、観測や送信を行う時刻に電源が供給されない場合が
生じたりしていた。 【解決手段】 電源供給時にデータ処理手段であるデー
タ処理ユニット21は観測データを入手して処理し、通
信手段である周回衛星用通信端末30が処理されたデー
タを人工衛星を介して監視装置200に送信する。電源
制御手段である電源制御器22は、時計部22aの時刻
に応じて観測装置100の負荷に電源を供給したり遮断
したりする。すると、観測処理や送信処理を行う時間の
み、電源供給手段であるバッテリ40から観測装置10
0の負荷に電源を供給し、それ以外のときは電源を遮断
することが可能になり、観測装置100の電力消費が少
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観測装置および観
測システムに関し、特に人工衛星を介してデータ通信を
行う観測装置および観測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工衛星を介してデータ通信
を行う観測システムを構成する観測装置は、観測データ
を入手してデータ処理するデータ処理手段と、データを
人工衛星を介して監視装置に送信する通信手段と、電源
とで構成されている。この構成において、所定の時刻に
データ処理手段が温度センサ等の観測データを入手して
データを処理すると、通信手段は処理されたデータを人
工衛星を介して監視装置に送信する。すると、観測装置
が無人の山岳部や離島などに設置されていても、監視装
置にて観測装置の観測データを処理することができる。
そして、設置環境の厳しい山岳部や離島などに設置され
ることのある観測装置には、電源として多くの場合バッ
テリが用いられている。
【0003】また、特開平9−153852号公報に開
示された衛星通信端末装置が知られている。この装置
は、受信処理における所定の時間を計測する計時部と、
計時部から出力される計測結果に従い、所定の負荷に対
して電源供給を制御する通電制御部とを有している。通
電制御部が電源供給を開始すると、衛星通信端末装置が
受信処理を開始すると同時に計時部は所定時間の計測を
開始する。そして、所定時間中に衛星通信端末装置の所
定の処理が終了するか所定時間が経過すると、通電制御
部が所定の負荷に対して電源供給を切る。その後、計時
部が所定時間を計測し、計測後、再び通電制御部が電源
供給を開始し、衛星通信端末装置が受信処理を開始す
る。この一連の動作は繰り返し行われるので、電源が間
欠的に所定の負荷に供給され、電力消費が少なくなって
バッテリの駆動時間が長くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の観測装
置には、次のような課題があった。すなわち、前者にお
いては、電源が常時観測装置内の負荷に供給されるた
め、電力消費が大きいという課題がある。そのため、バ
ッテリを使用している場合には、頻繁にバッテリを交換
する必要があった。また、後者においては、バッテリの
駆動時間は長くなるものの、現在の時刻に関係なく間欠
的に一連の処理を行うため、観測や送信を行う時刻に電
源が供給されない場合が生じることになる。また、デー
タ処理等を行う必要がないときでも電源が負荷に供給さ
れることにもなり、無駄な電力消費が生じていた。
【0005】本発明は上記課題にかんがみてなされたも
ので、電力消費を少なくさせるとともに、観測や送信を
行う時刻には確実に電源を供給することが可能な観測装
置および観測システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、人工衛星を介して監視装
置とデータ通信を行う観測装置であって、観測データを
入手して処理するデータ処理手段と、このデータ処理手
段で処理されたデータを上記監視装置に送信する通信手
段と、電源を供給する電源供給手段と、時刻を計る時計
部を有し、この時計部の時刻に応じて当該観測装置の負
荷への電源を供給あるいは遮断する電源制御手段とを具
備する構成としてある。
【0007】すなわち、電源供給時にデータ処理手段は
観測データを入手して処理し、通信手段がデータ処理手
段で処理されたデータを人工衛星を介して監視装置に送
信する。電源制御手段は、時計部の時刻に応じて観測装
置内の負荷に電源供給手段からの電源を供給したり遮断
したりする。すると、観測処理や送信処理を行う時間の
み、電源供給手段からデータ処理手段や通信手段へ電源
を供給し、それ以外のときは電源を遮断することが可能
になる。したがって、観測装置の電力消費が少なくなる
とともに、観測や送信を行う時刻には確実にデータ処理
手段や通信手段に電源を供給することが可能となる。
【0008】ここで、データ処理手段は、各種センサ等
から観測データを入手して通信手段から送信できるよう
にデータを処理することができればよい。したがって、
例えばメモリに所定のプログラムを記憶させておいてマ
イクロコンピュータで処理するようにしたり、汎用的な
データロガで処理するようにすればよく、その構成は様
々である。電源供給手段は、観測装置内の負荷に電源を
供給することができればよい。したがって、商用電源を
用いてもよいし、バッテリを用いてもよく、その構成は
様々である。むろん、太陽電池や風力発電に蓄電池を組
み合わせて電源を構成することも可能である。
【0009】電源制御手段は、以上のように構成された
電源制御手段から電源を供給されつつ、時計部の時刻に
応じて観測装置内の負荷に電源を供給したり遮断したり
することができればよい。また、それ以外の時点で電源
を遮断するようにしてもよく、その具体的な構成の一例
として、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の観
測装置において、上記電源制御手段は、上記通信手段に
てデータ送信が終了した時点で当該観測装置の負荷への
電源を遮断する構成としてある。すなわち、通信手段が
データ送信を終了すると、電源制御手段は所定の時刻を
待たずにデータ処理手段や通信手段への電源供給を遮断
する。すると、データ処理手段あるいは通信手段で動作
が終了してから所定の時刻になるまでの間の電源供給が
遮断される。したがって、観測処理や送信処理を確実に
行うことができるとともに、電力消費を少なくさせるこ
とができる。
【0010】人工衛星を介した通信では、人工衛星の位
置により通信不可能な状態となることがある。すると、
通信手段がデータ送信をすることができないことがあ
る。このような場合に電力消費を少なくする具体的な構
成の一例として、請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載の観測装置において、上記電源制御手段は、所定時
間内に上記通信手段にてデータ送信が終了しなかった場
合に当該観測装置の負荷への電源を遮断する構成として
ある。すなわち、通信不可能な状態の場合、電源制御手
段は所定時間を超えたとき観測装置内の負荷に電源を供
給し続けない。したがって、電力消費を少なくさせるこ
とができる。
【0011】なお、通信手段がデータを送信するのはデ
ータ処理手段が観測データを入手して処理した後であ
り、電源が同時にデータ処理手段と通信手段とに供給さ
れる必要はない。そこで、その構成の一例として、請求
項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに
記載の観測装置において、上記電源制御手段は、上記デ
ータ処理手段への電源供給を開始した後に上記通信手段
への電源を供給する構成としてある。
【0012】すなわち、電源制御手段は、時計部が所定
の時刻になったとき、まずデータ処理手段へ電源を供給
する。それから遅れて通信手段に電源を供給する。する
と、通信手段がデータ送信を行う段階になってから通信
手段に電源を供給することが可能になる。したがって、
所定の時刻にデータ送信を行いつつ、電力消費を少なく
させることができる。
【0013】通信手段は、データ処理手段で処理された
データを人工衛星を介して監視装置に送信することがで
きればよい。したがって、汎用的な衛生通信用通信端末
を用いてもよいし、衛星携帯電話を用いてもよく、その
構成は様々である。また、データを記憶させる機能を持
たせてもよく、その具体的な構成の一例として、請求項
5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記
載の観測装置において、上記通信手段は、上記データ処
理手段で処理されたデータを記憶し、記憶されたデータ
を上記監視装置に送信する構成としてある。
【0014】すなわち、データ処理手段が観測データを
入手して処理すると、通信手段はその処理されたデータ
を記憶する。すると、人工衛星の位置等により例えば所
定時間内にデータを送信することができなかった場合、
通信手段は処理されたデータを記憶しておき、通信可能
となってからその処理されたデータを再送することが可
能になる。
【0015】また、処理されたデータを記憶するのは通
信手段に限定されず、その構成の一例として、請求項6
に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載
の観測装置において、上記データ処理手段は、処理され
たデータを記憶し、記憶されたデータを上記通信手段に
送る構成としてある。すなわち、データ処理手段が観測
データを入手して処理し、記憶すると、通信手段はその
処理されたデータを送信する。すると、人工衛星の位置
等により例えば所定時間内にデータを送信することがで
きなかった場合、通信手段はデータ処理手段で記憶され
たデータを、通信可能となってから再送することが可能
になる。
【0016】さらに、通信可能となってから処理された
データを送信する具体的な構成の一例として、請求項7
に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の観測
装置において、上記通信手段は、所定時間内にデータ送
信が終了しなかった場合、次回電源が供給されたときに
同通信手段あるいは上記データ処理手段で記憶されたデ
ータを上記監視装置に送信する処理を行う構成としてあ
る。
【0017】すなわち、通信手段がデータ処理手段にて
処理されたデータを例えば所定時間内に送信することが
できなかった場合、通信手段あるいはデータ処理手段は
処理されたデータを記憶しておく。そして、次回通信手
段に電源が供給されたときに記憶されたデータを送信す
る処理を行う。すると、次回電源が供給された段階で通
信可能な状態であれば、その処理されたデータを送信す
ることが可能である。もちろん、この段階でもデータ送
信を行うことができなかったならば、さらに次回電源が
供給されたときに送信処理を行えばよい。その結果、所
定の時刻に観測されたデータが確実に送信される。
【0018】観測装置からデータが送信されてくる監視
装置は、人工衛星を介して観測装置のデータ処理手段で
処理されたデータを受信して処理することができればよ
い。もちろん、監視装置から人工衛星を介して観測装置
に信号を送信するようにして、監視装置と観測装置とで
観測システムを構築してもよい。そこで、その具体的な
構成の一例として、請求項8に記載の発明は、人工衛星
を介して監視装置と観測装置とでデータ通信を行う観測
システムであって、上記監視装置は、上記観測装置から
受信したデータを処理するとともに、上記観測装置から
データを受信したときに受信信号を上記観測装置に送信
し、上記観測装置は、観測データを入手して処理するデ
ータ処理手段と、上記データ処理手段で処理されたデー
タを上記監視装置に送信する通信手段と、電源を供給す
る電源供給手段と、時刻を計る時計部を有し、この時計
部の時刻に応じて当該観測装置の負荷への電源を供給あ
るいは遮断する電源制御手段とを具備する構成としてあ
る。
【0019】すなわち、電源制御手段は、時計部の時刻
に応じて観測装置の負荷に電源供給手段からの電源を供
給したり遮断したりする。電源供給時にデータ処理手段
が観測データを入手して処理すると、通信手段は処理さ
れたデータを人工衛星を介して監視装置に送信する。一
方、監視装置は、観測装置の通信手段からデータを受信
すると、受信信号を観測装置に送信する。観測装置の通
信手段は、この受信信号を受信すると、データ送信完了
と判断することができる。受信信号を受信しなかった場
合は、データ送信ができなかったと判断し、再度処理さ
れたデータを送信する処理を行う。したがって、所定の
時刻に観測されたデータが確実に送信される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る観測装置および観測システムを適用した温度計測シス
テムを示す概略構成図である。同図において、温度計測
システムは、遠隔地に観測局として設置されて温度デー
タを入手して処理し、送信する観測装置100と、地上
管制局として設置され、送信されたデータを周回衛星3
00を介して入手し、処理を行う監視装置200とで構
成されている。なお、本実施形態では人工衛星を周回衛
星300としているが、静止衛星とすることも可能であ
る。また、監視装置200に送られてきたデータはイン
ターネットを介して電子メールの形で監視局400に送
られるようになっている。
【0021】観測装置100は、温度センサ10が接続
されたデータロガ20と、データを送信する周回衛星用
通信端末30と、観測装置100内に電源を供給する電
源供給手段としてバッテリ40とを備えている。周回衛
星用通信端末30にはアンテナ31が接続されており、
監視装置200にアンテナ31から周回衛星300を介
してデータを送信することで通信手段が構成される。な
お、周回衛星用通信端末30は周回衛星300との通信
確立のためのやりとりを行う機能の他に、データロガ2
0からデータを受け取って記憶しておく機能を有してい
る。また、記憶したデータ数や周回衛星補捉状況など、
周回衛星用通信端末30自身の状態を出力する機能も有
している。
【0022】データロガ20には、温度センサ10が接
続されてデータ処理手段を構成し、内部から電源が供給
された温度センサ10により取得した温度データを処理
するデータ処理ユニット21が内蔵されている。データ
処理ユニット21と周回衛星用通信端末30とはRS−
232Cケーブルで接続されており、データ処理ユニッ
ト21で処理されたデータはRS−232Cケーブルを
介して周回衛星用通信端末30に伝えられるようになっ
ている。また、周回衛星用通信端末30が周回衛星30
0へのデータ送信を終了すると、終了信号がRS−23
2Cケーブルを介してデータ処理ユニット21に送られ
るようになっている。
【0023】データロガ20には、電源制御手段である
電源制御器22も内蔵されており、電源制御器22を介
してデータ処理ユニット21と周回衛星用通信端末30
とにバッテリ40からの電源が供給されるようになって
いる。すなわち、バッテリ40からの電源は、観測装置
100の負荷である電源制御器22、データ処理ユニッ
ト21、周回衛星用通信端末30等に供給される。
【0024】電源制御器22には時計部22aが内蔵さ
れており、電源制御器22は時計部22aの時刻に応じ
てデータ処理ユニット21や周回衛星用通信端末30へ
の電源を供給したり遮断したりする制御を行う。なお、
電源制御器22とデータ処理ユニット21とは信号線で
接続されており、データ処理ユニット21は周回衛星用
通信端末30から終了信号を受け取ると、終了信号を電
源制御器に送る。そして、電源制御器22は受け取った
終了信号に応じてもデータ処理ユニット21や周回衛星
用通信端末30への電源供給を遮断するようになってい
る。
【0025】すなわち、電源制御器22は、時計部22
aの時刻に応じてデータ処理ユニット21あるいは周回
衛星用通信端末30の少なくとも一方へ、バッテリ40
からの電源を供給したり遮断したりする。電源供給時に
データ処理ユニット21は温度データを入手して処理
し、周回衛星用通信端末30がデータ処理ユニット21
で処理されたデータを周回衛星300を介して監視装置
200に送信する。すると、データ処理ユニット21が
観測処理を行う時間や周回衛星用通信端末30が送信処
理を行う時間のみ、データ処理ユニット21や周回衛星
用通信端末30へ電源を供給し、それ以外のときは電源
を遮断することが可能になる。
【0026】したがって、観測装置100の電力消費が
少なくなるとともに、観測や送信を行う時刻には確実に
データ処理ユニット21や周回衛星用通信端末30に電
源を供給することが可能となる。その結果、バッテリの
駆動時間が長くなり、バッテリの交換頻度が少なくな
る。
【0027】次に、本温度計測システムの動作例を説明
する。図2は、本温度計測システムの動作例を示すシー
ケンス図である。同図において、所定の測定時間になる
まで電源制御器22は時計部22aにのみバッテリ40
からの電源が供給されつつスリープ状態となっている
(ステップS110)。同時に、データ処理ユニット2
1や周回衛星用通信端末30への電源も遮断された状態
となっている(ステップS210、S220)。
【0028】時計部22aの時刻が測定時間になると、
電源制御器22は動作を開始し(ステップS120)、
まず、データ処理ユニット21へ電源を供給する(ステ
ップS130)。測定時間は、指定された時刻あるいは
所定の時間間隔とされている。すると、データ処理ユニ
ット21は電源オンとなり(ステップS220)、温度
センサ10にも電源が供給されて温度データの計測・処
理を行う(ステップS230)。データ処理ユニット2
1は、温度センサ10により温度データを取得し、平
均、桁そろえ等を行い、日付、時刻等の付加データを添
付する処理を行う。なお、この段階では周回衛星用通信
端末30に動作させる必要がないので、周回衛星用通信
端末30に電源を供給せず、電力消費を少なくさせるよ
うにしている。
【0029】次に、ステップS140で周回衛星用通信
端末30に電源を供給すると、周回衛星用通信端末30
は電源オンとなる(ステップS320)。そして、デー
タ処理ユニット21がRS−232Cを介して処理した
データを周回衛星用通信端末30へ送り(ステップS2
40)、周回衛星用通信端末30はこのデータを受けと
る(ステップS330)。
【0030】本実施形態で利用する人工衛星は周回衛星
であるので、上空に衛星が飛来するたびに周回衛星用通
信端末30と周回衛星300との通信回線を確立する必
要がある。そのため、周回衛星用通信端末30は、アン
テナ31を介して周回衛星300と回線確立のためのや
りとりを行い、回線が確立したら周回衛星300にデー
タを送信する(ステップS340)。このデータは監視
装置200に送信され、インターネットを介して電子メ
ールの形で監視局400へと伝達される。
【0031】なお、周回衛星300の位置によってはデ
ータ送信できない場合があるので、電源制御器22で時
間制限を設定している。すなわち、ステップS150で
制限時間以上かどうかを判断し、制限時間以上である場
合、周回衛星用通信端末30におけるステップS340
のデータ送信完了を待たずにステップS160に進む。
そして、データ処理ユニット21や周回衛星用通信端末
30の電源供給を遮断する処理が行われるようになって
いる。その際、処理されたデータを周回衛星用通信端末
30で記憶し、次回の通信で記憶されたデータを送信す
ることにしている。
【0032】ステップS350で周回衛星用通信端末3
0が周回衛星300にデータ送信を終了すると、データ
処理ユニット21に終了信号を送出する(ステップS3
50)。データ処理ユニット21は、終了信号を受け取
ると、自身のデータリセット等の終了処理を行い、電源
制御器22に終了信号を送出する(ステップS25
0)。電源制御器22は、終了信号を受け取ると、デー
タ処理ユニット21と周回衛星用通信端末30への電源
供給を遮断し(ステップS160)、データ処理ユニッ
ト21と周回衛星用通信端末30は電源オフとなる(ス
テップS260、S360)。そして、電源制御器22
自身も、時計部22aのみに電源を供給しつつスリープ
状態に移行する(ステップS170)。その後はステッ
プS110に戻り、次の測定時間に電源制御器22がス
テップS120〜S170の処理を行うことで、繰り返
し観測処理が行われる。
【0033】すなわち、周回衛星用通信端末30はステ
ップS340で周回衛星300に処理データの送信を完
了した場合、ステップS350で制限時間経過を待たず
に終了信号を送出する。したがって、電力消費を少なく
させることができる。また、制限時間内にステップS3
40で周回衛星300に処理データを送信できなかった
場合、次回測定時にその処理データを送信する処理が行
われる。したがって、各測定時間毎の処理データが確実
に送信される。
【0034】以上の実施形態は、観測装置100からの
処理データを周回衛星用通信端末30により送信するも
のであるが、衛星携帯電話を使用して処理データを送信
することも可能である。
【0035】図3は、本発明の別の一実施形態である観
測装置および観測システムを適用した温度計測システム
を示す概略構成図である。同図において、観測装置50
0で処理されたデータは衛星携帯電話530から人工衛
星である静止衛星700、衛星携帯電話610を介して
監視局として設置された監視装置600に送られるよう
になっている。
【0036】衛星携帯電話530は、人工衛星と回線確
立のためのやりとりをする機能は有しているものの、デ
ータの記憶や自身の状態出力など、周回衛星用通信端末
のような機能は有していない。そこで、データ処理ユニ
ット521は、温度センサ510のデータ処理機能のほ
かに、デジタルデータをアナログ電話回線に乗せるため
のモデム機能も有している。また、衛星携帯電話530
から処理データを送信できなかった場合のために、デー
タ処理ユニット521は処理データを記憶する機能も有
している。
【0037】そして、衛星携帯電話530から処理デー
タを送信したとき、監視装置600からデータを受け取
ったことを示す受信信号を送信するようにしている。衛
星携帯電話530がこの受信信号を受信すると、そのま
まデータ処理ユニット521に送出し、データ処理ユニ
ット521が受け取って、電源制御器522に終了信号
を送る。すると、電源制御器522はこの終了信号をも
とにデータ処理ユニット521や衛星携帯電話530の
電源供給を遮断する。
【0038】すなわち、電源供給時にデータ処理ユニッ
ト21が観測データを入手して処理するとともに記憶す
ると、衛星携帯電話530は処理されたデータを静止衛
星700、衛星携帯電話610を介して監視装置600
に送信する。一方、監視装置600は、観測装置500
からデータを受信すると、受信信号を観測装置500に
送信する。観測装置500の衛星携帯電話530がこの
受信信号を受信すると、データ処理ユニット521はデ
ータ送信完了と判断して終了信号を電源制御器522に
送出する。受信信号を受信しなかった場合、データ処理
ユニット521は処理されたデータを記憶しておき、次
回電源が供給されたときにその記憶されたデータを衛星
携帯電話530に送って送信させる。すると、通信可能
な状態となった段階で、処理されたデータを送信するこ
とが可能となる。
【0039】したがって、所定の時刻に観測されたデー
タが確実に送信される。また、データ処理ユニット52
1や衛星携帯電話530が動作する必要がないときには
電源供給が遮断されるので、観測装置500の電力消費
を少なくさせることが可能である。
【0040】このように、本発明の観測装置および観測
システムは、各測定時間毎の処理データが確実に送信さ
れつつ、電力消費を少なくさせることが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、観測装
置の電力消費を少なくさせるとともに、観測や送信を行
う時刻には確実に電源を供給して処理を行わせることが
可能な観測装置を提供することができる。また、請求項
2にかかる発明によれば、観測処理や送信処理を確実に
行うことができるとともに、電力消費を少なくさせるこ
とができる。
【0042】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
電力消費を少なくさせることができる。さらに、請求項
4にかかる発明によれば、所定の時刻にデータ送信を行
いつつ、電力消費を少なくさせることができる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、処理されたデータ
を通信可能となってから再送することが可能になる。
【0043】さらに、請求項6にかかる発明によって
も、処理されたデータを通信可能となってから再送する
ことが可能になる。さらに、請求項7にかかる発明によ
れば、所定の時刻に観測されたデータが確実に送信され
る。さらに、請求項8にかかる発明によれば、所定の時
刻に観測されたデータが確実に送信される観測システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である観測装置および観測
システムを適用した温度計測システムを示す概略構成図
である。
【図2】本温度計測システムの動作例を示すシーケンス
図である。
【図3】本発明の別の一実施形態である観測装置および
観測システムを適用した温度計測システムを示す概略構
成図である。
【符号の説明】
10 温度センサ 20 データロガ 21 データ処理ユニット 22 電源制御器 22a 時計部 30 周回衛星用通信端末 31 アンテナ 40 バッテリ 100 観測装置 200 監視装置 300 周回衛星 400 監視局 500 観測装置 510 温度センサ 521 データ処理ユニット 522 電源制御器 530 衛星携帯電話 600 監視装置 610 衛星携帯電話 700 静止衛星

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星を介して監視装置とデータ通信
    を行う観測装置であって、 観測データを入手して処理するデータ処理手段と、 このデータ処理手段で処理されたデータを上記監視装置
    に送信する通信手段と、 電源を供給する電源供給手段と、 時刻を計る時計部を有し、 この時計部の時刻に応じて当該観測装置の負荷への電源
    を供給あるいは遮断する電源制御手段とを具備すること
    を特徴とする観測装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の観測装置におい
    て、 上記電源制御手段は、上記通信手段にてデータ送信が終
    了した時点で当該観測装置の負荷への電源を遮断するこ
    とを特徴とする観測装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の観測装置におい
    て、 上記電源制御手段は、所定時間内に上記通信手段にてデ
    ータ送信が終了しなかった場合に当該観測装置の負荷へ
    の電源を遮断することを特徴とする観測装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の観測装置において、 上記電源制御手段は、上記データ処理手段への電源供給
    を開始した後に上記通信手段への電源を供給することを
    特徴とする観測装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の観測装置において、 上記通信手段は、上記データ処理手段で処理されたデー
    タを記憶し、記憶されたデータを上記監視装置に送信す
    ることを特徴とする観測装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の観測装置において、 上記データ処理手段は、処理されたデータを記憶し、記
    憶されたデータを上記通信手段に送ることを特徴とする
    観測装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項5または請求項6に記載の観
    測装置において、 上記通信手段は、所定時間内にデータ送信が終了しなか
    った場合、次回電源が供給されたときに同通信手段ある
    いは上記データ処理手段で記憶されたデータを上記監視
    装置に送信する処理を行うことを特徴とする観測装置。
  8. 【請求項8】 人工衛星を介して監視装置と観測装置と
    でデータ通信を行う観測システムであって、 上記監視装置は、上記観測装置から受信したデータを処
    理するとともに、上記観測装置からデータを受信したと
    きに受信信号を上記観測装置に送信し、 上記観測装置は、 観測データを入手して処理するデータ処理手段と、 上記データ処理手段で処理されたデータを上記監視装置
    に送信する通信手段と、 電源を供給する電源供給手段と、 時刻を計る時計部を有し、この時計部の時刻に応じて当
    該観測装置の負荷への電源を供給あるいは遮断する電源
    制御手段とを具備することを特徴とする観測システム。
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