JP4314451B2 - データ送信端末装置およびデータ通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば携帯電話の無線電話回線を通じてデータをデータ収集センターなどの相手先に送出するデータ送信端末装置およびデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話の無線電話回線を用いたデータ通信は、モデムを用いて行う方法が一般的である。このモデムを用いたデータ通信においては、電話のための音声通話回線をリンクした後、データ通信用のネゴシエーションを行って、データ通信リンクを生成する必要がある。
【0003】
すなわち、図19は、携帯端末からの発呼により、データ通信を行う場合のシーケンスを示す図である。すなわち、図19に示すように、まず、携帯端末は、データ通信の相手先に対して発呼を行い、通話リンクを生成する。次に、モデムを通じたデータ通信を行うために携帯端末からデータ通信要求を送出し、携帯端末と相手先のモデム間のネゴシエーションを行い、データ通信リンクを生成する。このデータ通信リンクの生成の後に、双方のモデムを通じたデータ通信が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の携帯電話の無線回線を用いたデータ通信では、通話リンクが確立した後に、データ通信のためのモデム間のネゴシエーションの確立が必要であり、このネゴシエーションに数十秒の時間を要していた。このため、例えば、携帯端末側の位置情報の緯度経度などの情報のように、実際は数字20個程度で構成される僅かな情報であっても、その通信に数十秒から1分に及ぶ長大な時間を要してしまい、通信コスト(通話料)と、電力消費の点で問題があった。
【0005】
例えば徘徊老人や移動車両に装着させて、自動的に、適宜のタイミングで位置情報を送出させるようにすることを考えた場合、できるだけ、長時間のバッテリー駆動を可能にすることが重要であり、電力消費をできるだけ少なくすることが大きな問題である。
【0006】
この冗長な時間を短縮するためには、発信者番号通知を利用して、予め通信条件が設定されている相手先との通信ネゴシエーション時間を省略して全体の通信時間を短縮し、通話料などを低く押さえる方法も登場している。
【0007】
しかし、この方法は、静止状態での電子メールなどのやり取りには効果的であるが、無手順による通信を行うため、例えば車などで高速移動しながら通信を行う場合に、頻繁に、基地局の無線チャネル切り替えが発生すると、電界強度が良好で音声通話そのものは良好にできる環境であるにもかかわらず、通信エラーが多発するといった問題があつた。
【0008】
このため、本来はデジタル携帯電話網の通話レベルのトランスポート層以下で確立されているエラー訂正やリトライ処理を、改めてアプリケーション層においてデータ通信のトランスポート層として構築すると言った層上に層を重ねた処理を行う必要があり、通信時間が冗長となると共に、システム自体も複雑なものとなる問題があった。
【0009】
この発明は、以上のような問題点を回避して、低消費電力で高速データ伝送が可能なデータ送信端末装置およびデータ通信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明によるデータ送信端末装置は、
携帯型の無線電話端末と、
この無線電話端末に接続され、前記携帯型の無線電話の回線を用いてデータ通信を行うための端末制御装置と
を備えるデータ送信端末装置であって、
前記端末制御装置は、
データ通信相手の電話番号を記憶するメモリを備えており、前記携帯型の無線電話端末を通じての着信が、前記データ通信相手からの着信であることを、当該着信情報中の発番号と前記メモリの記憶内容とから検知したときに、前記着信に対して自動応答して前記通話回線を形成し、この形成された通話回線を通じて、データをダイヤル信号として前記無線電話端末を通じて前記通話回線に送出することにより、前記データを、DTMF信号の型式で前記データ通信相手に着信させるようにすると共に、
前記端末制御装置は、前記通話回線が切断された後の、予め定められた所定時間の間は、所定時間間隔で繰り返して前記データ通信相手に対して発呼を行い、形成された携帯型の無線電話の通話回線を通じてデータを送信することを特徴とする。
【0011】
この第1の発明によるデータ通信システムによれば、通話リンクを形成した後、データをダイヤル信号として送出するので、従来のようなデータ通信リンクを形成する必要はなく、通話回線を通じてデータを相手方に送信することができる。そして、相手方は、DTMF音としてこのデータを受信し、デコードすることにより、容易にデータを復調することができる。
【0012】
したがって、従来のようなデータ通信リンクのためのネゴシエーションは不要になり、通信コストの低廉化と、電力消費の低減化を図ることができる。
【0013】
また、この発明によれば、データ通信相手からの着信に応答して、データ送信端末装置からの送出されたデータに、エラーが生じても、それを再送することなく、確実にそのデータがデータ通信相手に送られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明によるデータ送信端末装置およびデータ通信方法の実施形態を、図を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、以下に説明する実施の形態のデータ通信システムの概要のブロック図である。すなわち、この実施の形態のデータ通信システムは、データ送信端末システム10と、データ収集センター20とが、携帯電話の無線回線31および有線の公衆電話網32を通じて接続されるように構成されている。
【0021】
データ送信端末システム10は、例えば車両などの移動体に装着され、当該車両の位置情報を、データ収集センター20からの送信要求に応じて送信する。データ送信端末システム10は、また、データ収集センター20からの送信要求がなくても、例えば、車両への脱着時や、車両の移動開始時、移動停止時には、自動的に車両の位置情報を、データ収集センター20に送信するようにする。
【0022】
データ送信端末システム10は、図1に示すように、携帯電話機11と、位置を測定するためのGPS(Global Posioning System)受信機12と、携帯電話機11を通じての位置情報の送信の制御と、システム10の動作電源制御を行うための端末制御装置100とからなる。
【0023】
携帯電話機11は、データ通信用の端子を備える一般に市販されているタイプのものが使用可能である。なお、フル充電の電池で、例えば40時間以上の通常使用が可能なものが好ましい。
【0024】
GPS受信機12は、少なくとも3個以上の人工衛星からの情報をGPSアンテナ13を通じて受信し、その受信情報から、これが装着されている車両などの移動体の現在位置を演算により求め、求めた位置情報を、例えば一定時間間隔ごとに端末制御装置100に送る。
【0025】
端末制御装置100は、GPS受信機12と接続されるとともに、携帯電話機11のデータ通信用の端子に接続される。この例では、端末制御装置100から、携帯電話機11へは、例えば600bpsの伝送レートでデータが送られる。そして、端末制御装置100は、GPS受信機12から取得した位置情報を携帯電話機11から送出するために、携帯電話機11に対して、オフフックコマンド、オンフックコマンドやダイヤルコマンドを送出する。
【0026】
また、端末制御装置100は、データ収集センター20の電話番号を記憶するメモリを備え、データ収集センター20に対して、携帯電話機11を通じて自動ダイヤル発呼する機能を備えている。
【0027】
また、端末制御装置100は、携帯電話機11への着信時に、その着信メッセージに含まれている発番号から、着信がデータ収集センター20からのものであるかどうかを判別し、データ収集センター20からの着信のみを受け付け、他の着信は、拒否する機能を備えている。この場合、端末制御装置100は、データ収集センター20からの着信を、位置情報の送出要求と判断する。
【0028】
そして、端末制御装置100は、自己からの発呼により、あるいはデータ収集センター20からの着信により、データ収集センター20と携帯電話の無線回線を含む通話リンクが形成されているとき、後述するようなタイミングで、GPS受信機12から取得した位置情報をダイヤル信号として送出するようにする。
【0029】
すなわち、まず、ダイヤルコマンドを携帯電話機11に送り、続いて、この例では、ダイヤル信号として、例えば21桁の数字、記号のコードデータで表した位置情報を携帯電話機11に送出する。
【0030】
携帯電話機11は、ダイヤルコマンド後のダイヤル信号は、そのコードデータのまま、アンテナを通じて無線送信する。後述するように、このコードデータは、携帯電話のセンター基地局でDTMF信号(DTMF音)に変換され、データ収集センター20側では、DTMF音として受信される。
【0031】
また、端末制御装置100は、データ収集センター20からの着信(ポーリング)の頻度に応じて、GPS受信機12や、自分自身の動作電源を、できるだけ電力消費が少なくなるような制御も行う。さらに、ポーリングの頻度と、データ収集センター20との回線の保持時間に応じて、位置情報の送出態様は変更される。
【0032】
一方、データ収集センター20は、DTMF音をデコードする機能を備えるモデム装置21と、パーソナルコンピュータ22とを備えて構成される。モデム装置21は、公衆電話網32に接続される電話回線33に接続され、音声帯域の信号と、「1」「0」のデジタルデータとの変換を行うもので、この例では、音声信号中のDTMF音を、数字、記号のコードデータにデコードし、そのデコードデータをパーソナルコンピュータ22に送る機能を備えるとともに、電話回線33に対する回線制御の機能も備えている。例えば、着信や発呼機能のほか、音声通話の着信を、図示しない付属の電話機で受信するように切り換えたりする機能も備えている。
【0033】
パーソナルコンピュータ22は、モデム装置21からのDTMF音のデコード信号であるコードデータから位置情報を復元する機能を備える。また、データ収集センター20からの要求によるデータ送信端末システム10からの位置情報の送出動作を、この例では4種類に変更制御する機能を備える。変更制御は、データ収集センター20からのポーリング頻度と、通話回線の保持時間の長さとにより行う。
【0034】
この例の場合には、このデータ送信端末システム10からの位置情報の送出動作態様には、後で詳述するように、連続動作、単発動作、断続動作、間欠動作の4種類が設定可能とされている。
【0035】
また、データ収集センター20からのデータ送信端末システム10へのポーリングの頻度により、データ送信端末システム10では、その動作電源の制御が行われる。動作電源の制御は、端末制御装置100が実行するが、GPS受信機12の動作電源のオン・オフだけでなく、端末制御装置100自身の動作電源のオン・オフも制御して、電力消費を最小にするようにしている。
【0036】
上述のように、この実施の形態の場合、データ収集センター20では、データ送信端末システム10からの位置情報は、DTMF音として低伝送レートで受信するが、データ収集センター20からデータ送信端末システムへ送信するデータは、モデム装置21に適合する、例えば9600ボーなどの高速のデータ伝送を行うようにする。
【0037】
これにより、例えば、データ送信端末システムのGPS受信機12が、複数の人工衛星からの電波を受信して測位演算するために必要であるアルマナック情報やエフェメリシスの情報は、データ収集センター20から高速にGPS受信機12にダウンロードさせるようにすることができる。
【0038】
なお、データ収集センター20のモデム装置21としては、CTIを用いるようにしても良い。
【0039】
[位置情報の送信方法の概要]
以上のように、この実施の形態では、データ送信端末システム10からの位置情報は、モデム装置を用いずに、ダイヤル信号として送出し、データ収集センター20側では、DTMF音として受信するようにする。この位置情報の送信方法の概要を、データ送信端末システム10側からデータ収集センター20側を呼び出して送信する場合を例に取って、図1および図2のシーケンス図を参照して説明する。
【0040】
すなわち、図2に示すように、データ送出端末システム10において、前述したように、移動停止や、移動開始などの何らかのデータ送出要因が発生した場合、端末制御装置100は、データ収集センター20に対する発呼のためのオフフックコマンド、ダイヤルコマンドを送出し、データ収集センター20の電話番号のダイヤル信号を送出する。
【0041】
携帯電話機11は、このダイヤルコマンドおよびダイヤル信号を受けると、基地局34との間の無線回線31を生成し、データ収集センター20を相手先とする発呼メッセージを送出する。この発呼メッセージは、無線回線31、基地局34、携帯電話センター基地局35、公衆電話網32を順次通じてデータ収集センター20に着信する。
【0042】
データ収集センター20のパーソナルコンピュータ22は、このメッセージに含まれる発番号により、送信先は、データ送信端末システム10であることを認識し、着信に応答するとともに、続いて送られてくるであろうDTMF音の受信の準備をする。
【0043】
データ収集センター20での応答があると、図2に示すように、無線回線を含む通話リンクが確立する。この通話リンクの確立後、データ送信端末システム10の端末制御装置100は、再びダイヤルコマンドを送出し、それに続いて、GPS受信機12から取得した位置情報を、ダイヤル信号で表したデータとして送出する。すると、携帯電話機11は、そのダイヤル信号(コードデータ)で表された位置情報を、そのまま、確立されている通話回線に送出する。
【0044】
このとき送出される位置情報のデータフォーマットの例を図3に示す。この例では、例えば21桁の数値、記号情報で位置情報を表すようにする。21桁の情報先頭の第1桁には、先頭フラグTFとして、「#」が挿入される。次の第2桁は、GPS稼働状態フラグGFとされる。このGPS稼働状態フラグGFは、次のように規定されている。
【0045】
GF=0 … GPS稼働中
GF=1 … GPS稼働停止
GF=2 … GPS稼働開始
GF=3 … GPS取り外し
GF=4 … GPS取り付け
【0046】
この稼働フラグGFにより、端末システム10が装着された車両などの移動体が、どのような状態にあるかを検知することができる。
【0047】
GPS稼働フラグGFの後の7桁は、位置情報の緯度を表し、次の7桁は、経度を表している。緯度および経度は、2桁の「度」、2桁の「分」、3桁の「秒」でそれぞれ表され、「秒」は、分解能0.1秒である。なお、経度の「度」は、日本国内の位置の場合には3桁が必要であるが、送信データとしては、この例では、下2桁のみを送るようにし、データ収集センター20側で、上の1桁を補足するようにしている。
【0048】
経度の後の2桁には、最近の新データからの時刻差分ΔT(分)を示す。これは、
ΔT=00 … 新データそのもの
ΔT=01〜99 … 旧データ(1分未満は、.1〜.9とする)
のように表される。
【0049】
次の2桁は、データ送信端末システム10を取り付けた車両などの移動体の速度Vを[km/h]単位で表している。この例では、
V=00〜99 … 100km/h未満の場合
V=*0 … 100〜109km/h
V=*1 … 110〜119km/h
V=*2 … 120〜129km/h
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
V=*9 … 190〜199km/h
のように速度Vを表現する。
【0050】
最後の1桁は、方位DRである。これは、移動方向を示しており、
DR=0 … 10km以下の範囲(方位を示さず)
DR=1〜8 … 順に、北/北東/東/南東/南/南西/西/北西
を表している。
【0051】
上記のようにして携帯電話機11から送出された位置情報のコードデータは、携帯電話センター基地局35で、DTMF音(DTMF信号)に変換される。そして、このDTMF音で表された位置情報は、公衆電話網32を介してデータ収集センター20のモデム装置21に受信される。モデム装置21は、受信したDTMF音を、数字、記号のコードデータに戻し、パーソナルコンピュータ22に送る。
【0052】
パーソナルコンピュータ22は、図2のデータフォーマットに従って、コードデータから位置情報を復元して、データ送信端末システムの位置を判別し、例えば、パーソナルコンピュータに接続されたモニター受像機の画面に表示された地図上に、データ送信端末システムが装着された車両などの移動体の位置を表示する。
【0053】
データ収集センター20からデータ送信端末システム10を呼び出して、位置情報の送信の要求する場合には、図2の通話リンクが生成されるまでのシーケンスが異なるだけで、位置情報の送出シーケンスに変わりはない。
【0054】
[データ送信端末システムの詳細な構成例]
図4にデータ送信端末システムの構成例のブロック図を示す。
【0055】
すなわち、端末制御装置100の端子111は、携帯電話機11に接続される。また、端末制御装置100の端子112は、GPS受信機12が接続される。この端子112は、GPS受信機12の電源制御ラインを含む。
【0056】
また、端末制御装置100は、電源としてバッテリー101を使用するほか、外部電源102を使用することもできる。バッテリー101は、端子113を通じて端末制御装置100に接続され、外部電源102は、端子114を通じて端末制御装置100に接続される。外部電源102は、データ送信端末システム10を移動体に装着しない状態で、アルマナック情報などの書き込みを行う際に使用する。この外部電源102を用いる場合には、GPS受信機12に常に電源を投入して動作状態にしておくことができる。移動体に装着時には、バッテリー101による駆動となる。
【0057】
後述するように、電力消費の削減のために、この実施の形態では、GPS受信機12だけでなく、端末制御装置100自身も電源オフとするモードとなることがある。この場合に、データ収集センター20からの着信により、データ送信システム10の端末制御装置100に電源が投入されるようにするために、着信検出装置103が、端子115を通じて端末制御装置100に接続されて設けられる。この着信検出装置103は、着信に応答して、携帯電話機11から送出される電波を検出することにより、着信を検出する。
【0058】
データ送信端末システムが装着される移動体の動きを検出するための揺動センサ104は、端子116を通じて端末制御装置100に接続される。揺動センサ104は、この例では、移動体の走行、停止を検出する接点出力の素子を用いている。
【0059】
揺動センサ104は、端末システム10が例えば自動車に取り付けられた場合、エンジンや周りの振動も検知するので、タイマーを使用して、一定時間、例えば1分間の振動の持続の検知により、走行/停止を判断する。これにより、システム10が装着される移動体の走行状態を的確に捉えることができる。
【0060】
端末制御装置100には、さらに、端子117を通じてパーソナルコンピュータが接続可能である。このパーソナルコンピュータは、データ収集センター20の電話番号、端末システム10の電話番号、およびその他のパラメータを設定用である。また、端末システム10を移動体に装着せず使用していない状態から、使用を開始するために、GPS受信機12のためのアルマナック情報などをダウンロードするためにも用いられる。
【0061】
また、端末制御装置100には、脱着スイッチ105が設けられる。これは、データ送信端末システム10の移動体への脱着を検出するマイクロスイッチで構成される。振動による一時的な動作は無視され、例えば連続1分以上の取り外しを検出する。この検出は、ソフトウエアで行われる。
【0062】
電源スイッチ106は、端末制御装置100のメイン電源のオン・オフスイッチである。PC接続スイッチ107は、パーソナルコンピュータと、GPS受信機12との、シリアルポートの切り換えを行うためのものである。アルマナック更新スイッチ108は、端末システム10の無使用時に、GPS受信機12を常に受信してアルマナックを更新するためのスイッチである。
【0063】
端末制御装置100の構成例を図5に示す。すなわち、端末制御装置100は、CPU(マイクロコンピュータ)120と、不揮発性メモリ121と、携帯電話インターフェース122と、GPSインターフェース123と、GPS電源制御部124と、PC(パーソナルコンピュータ)インターフェース125と、電源切替コネクタ126と、低損失レギュレータ回路127とを備えている。
【0064】
不揮発性メモリ121は、EPROM、SRAM、EEPROMなどにより構成され、データ収集センター20の電話番号その他のパラメータを記憶するものである。
【0065】
GPS電源制御部124は、端末制御装置100から、GPS受信機12に供給する電源を制御するためのもので、オン・オフ動作をするほか、GPS受信機12のメモリの内容が消えてしまわないようにするバックアップ電源は、ダイオードなどで直接にドロップして供給するようにしている。
【0066】
電源切替コネクタ126は、例えば外部電源102を接続したときに、外部電源側に切り換えられ、そうでないときにはバッテリー103を電源として使用するようにする。低損失のレギュレータ127により安定化された5Vの電圧が端末制御装置100の各部に供給されるとともに、GPS電源制御部124を介してGPS受信機12に供給される。
【0067】
[データ送信端末システム10からの発呼による位置情報の送出]
前述もしたように、この実施の形態のデータ送信端末システム10は、これを装着した移動体が停止したとき、また、停止状態から移動を開始したときに、端末システム10側からデータ収集センター20にそれをGPSフラグGFにより知らせるとともに、その時の位置情報の送出を行う。車両などの移動体の停止または移動の開始は、揺動センサ104のセンサ出力を監視することにより検知する。また、応用形態として、センサ出力に代えて、データ送信端末システム10の外部にあるスイッチなどを使用して移動の開始を検知するようにすることもできる。
【0068】
このとき、停止状態から移動を開始する際に、GPSにより新位置情報を取得できない場合には、その前の停止時に位置情報が取得されて保持されていれば、その停止時の位置情報の送出を行うようにする。そして、その後、新位置データが取得できたときには、その新位置データをデータ収集センター20に送るようにする。
【0069】
また、データ送信端末システム10が移動体から外された、あるいは移動体に装着されたことが、脱着スイッチにより検出された場合にも、GPSフラグGFによりそれを知らせるとともに、その時の位置情報を同様に送出するようにする。
【0070】
図6は、この発呼による位置情報の送出時における端末制御装置の処理ルーチンを示すフローチャートである。また、図7は、揺動センサ104のセンサ出力から移動停止または移動開始が検出されたときのデータ送信端末システム10からの発呼による位置情報送出のシーケンスの概要を示す図である。また、図8は、このときのデータ収集センター20の着信処理のルーチンを示すフローチャートである。
【0071】
図6に示すように、揺動センサ104のセンサ出力の監視に基づく移動体の停止や移動体の移動開始、また、脱着スイッチ105によるシステム10の着、脱などの位置情報送出イベントが発生したか否か、端末制御装置100は、監視を行う(ステップS101)。
【0072】
そして、位置情報送出イベントが発生したと判別したときには、メモリ121に記憶されているデータ収集センター20の電話番号を用いた自動発呼を行う(ステップS102)。すなわち、端末制御装置100は、オフフックコマンド、ダイヤルコマンドを携帯電話機11に送出した後、データ収集センター20の電話番号のコードを携帯電話機11に送出する。すると、携帯電話機11は、発呼を行う。
【0073】
この発呼には、発番号としてデータ送信端末システム10の電話番号情報が含まれる。この着信を受けたデータ収集センター20では、図8に示すように、着信情報に含まれる発番号をチェックし(ステップS201)、発番号がデータ送信端末システム10の電話番号であるか否かを判別する(ステップS202)。
【0074】
発番号がデータ送信端末システム10の電話番号でない場合には、着信を拒否する(ステップS203)。そして、この処理ルーチンを抜ける。
【0075】
発番号がデータ送信端末システム10の電話番号と一致した場合には、自動応答する(ステップS204)。そして、通話回線の接続を確認し、DTMF音として送られてくる位置情報を待つ(ステップS205)。
【0076】
一方、データ送信端末システム10側の端末制御装置100は、データ収集センター20での自動応答を受けて、通話回線が接続されるので、その通話回線の接続を確認した後(ステップS103)、再び、ダイヤルコマンドを送出し(ステップS104)、続いて前述したダイヤル信号で表された位置情報を送出する(ステップS105)。このとき、図7に示すように、位置情報のGPSフラグGFとして、停止あるいは開始のフラグが付加される。
【0077】
この送出された位置情報は、前述したように、携帯電話のセンター基地局35から通常の有線公衆電話網(PSTN)に入る時点で、でDTMF音(DTMF信号)に変換され、データ収集センター20に受信される。データ受信センター20では、このDTMF音を位置情報として受信し、デコードする(ステップS206)。そして、受信が完了すると、データ収集センター20は、回線が切断されるまでの間は、必要に応じて携帯電話機11との通話を保持して、携帯電話機11のマイクロホンからの音声のモニタリングや通話を行う(ステップS208)。
【0078】
そして、回線が切断されたことを検出すると(ステップS207)、回線切断処理を行って(ステップS209)、着信の処理ルーチンを終了する。この場合、回線の切断要求は、データ送信端末システム10側から発生する場合(例えば利用者による回線切断操作による場合)と、データ収集センター20側から発生する場合(例えば、センターのオペレータによる回線切断操作による場合)のどちらも有り得る。
【0079】
データ送信端末システム10では、利用者による手動による回線切断またはデータ収集センター20側での回線切断があったかどうか検出し(ステップS106)、回線切断が検出されないときには、通話回線を保持して通常の音声通話状態とする(ステップS110)。そして、この通話状態において、揺動センサ104や脱着スイッチ105等の外部スイッチ入力があった場合には、再び、ダイヤルコマンド送出(ステップS104)に続いて、位置情報を送出し(ステップS105)、回線切断の検出(ステップS106)に入る。
【0080】
そして、データ送信端末システム10では、ステップS106で回線切断を検出すると、回線切断処理を行う(ステップS107)。そして、位置情報送出イベントが移動開始時であって、位置情報の送出時に新データが得られなかったかどうか判別し(ステップS108)、新データが得られたときには、この発呼による位置情報送出処理ルーチンを終了する。
【0081】
また、新データが得られなかったときには、その後、例えば所定時間以内に新データが取得できたか否か判別し(ステップS109)、新データが取得できたときには、ステップS102に戻り、発呼による位置情報の送出処理を再び行う。ステップS109で新データが取得できなかった時には、この発呼による位置情報送出処理ルーチンを終了する。
【0082】
[データ送信端末システム10での着信による位置情報の送出]
これは、後述するデータ収集センター20からの位置情報送出要求に対応する処理である。後述するように、データ収集センター20からの位置情報送出要求によるデータ送信端末システム10からのデータ送出動作態様は、4種類が存在するが、データ送信端末システム10で、このデータ送出動作態様をコントロールするのではない。
【0083】
データ送信端末システム10では、図9およびその続きである図10に示す着信による位置情報の送出ルーチンを実行するだけである。データ収集センター20からの位置情報送出要求の送出頻度(ポーリング頻度)と、データ収集センター20による回線保持時間により、前記4種類のデータ送出態様が現れるものである。
【0084】
図9および図10に示したデータ送信端末システム10の端末制御装置100での着信処理ルーチンについて、説明する。
【0085】
まず、端末システム10に着信があると、その着信メッセージに含まれる発番号をチェックし(ステップS301)、発信元は、データ収集センター20であるか否か判別する(ステップS302)。この判別は、メモリ121に記憶されているデータ収集センター20の電話番号を用いて行う。発信元がデータ収集センター20でないときには、その自動着信をせず(ステップS303)、この着信処理ルーチンを抜ける。この場合は、携帯電話機11は通常の着信と同じ状態となり、ベルが鳴る。
【0086】
発信元がデータ収集センター20であるときには、着信に自動応答する(ステップS304)。すると、この自動応答に応じて通話回線が接続されるので、その通話回線の接続を確認した後(ステップS305)、ダイヤルコマンドを送出し(ステップS306)、続いて前述したダイヤル信号で表された位置情報を送出する(ステップS307)。
【0087】
そして、利用者による手動の回線切断またはデータ収集センター20からの回線切断を監視し(ステップS308)、回線切断が検出されないときには、通話回線を保持して通常の音声通話状態とする(ステップS309)。そして、この通話状態において、揺動センサ104や脱着スイッチ105等の外部スイッチ入力があったか否か判別し(ステップS310)、外部スイッチ入力があった場合には、再び、ダイヤルコマンド送出(ステップS306)に続いて、位置情報を送出し(ステップS307)、回線切断の検出(ステップS308)に入る。また、ステップS310で外部スイッチ入力がなかったと判別された場合にも、回線切断の検出(ステップS308)に入る。
【0088】
ステップS308で、データ収集センター20側またはデータ送信端末システム10側の回線切断が検知されたときには、回線切断処理を実行する(ステップS311)。そして、その回線切断から1分経過するのを待ち(ステップS312)、新しい位置情報が取得されたか否か判別し(ステップS313)、新位置データがなければ、最初の回線切断から5分経過したか否か判別し(ステップS318)、5分経過していなければ、ステップS312に戻り、さらに、1分経過するのを待つ。
【0089】
ステップS313で新位置データが取得されたと判別されたときには、データ収集センター20に発呼し(ステップS314)、通話回線が接続されたことを確認した後(ステップS315)、ダイヤルコマンドを送出し、続いてダイヤル信号型式の位置情報を送出する(ステップS316)。そして、データ送信端末システム10側から回線を切断する(ステップS317)。
【0090】
その後、ステップS318に進み、最初の回線切断から5分経過したか否か判別し、5分経過していなければ、ステップS312に戻り、さらに、1分経過するのを待ち、1分経過したら、上述のステップS313以下の動作を繰り返す。したがって、データ送信端末システム10では、データ収集センター20からのデータ送出要求により、位置情報を送出し、回線切断となった後、5分間は、1分経過ごとに、新位置データがあれば、その新位置データをデータ収集センター20に送出する処理を繰り返す。なお、ダイヤル信号を用いた位置情報の送出にかかる時間は、数秒であり、非常に短時間で送信可能である。
【0091】
この5分間の断続的な位置情報送出により、データ収集センター20からの着信に応答して、データ送信端末システムからの送出された位置情報に、エラーが生じても、それを再送することなく、新しい位置情報が5分間の間にGPS受信機12から取得されると、確実にその新位置データがデータ収集センター20に送られることになる。
【0092】
[データ収集センターによるデータ送信端末システム10からの位置情報の送出動作態様のコントロール]
この実施の形態では、データ収集センター20からのデータ送信端末システム10へのポーリング頻度と、データ収集センター20によるデータ送信端末システム10との間で形成された通話回線の保持時間とに応じて、データ送信端末システム10からの位置情報の送出動作態様を切替制御可能である。
【0093】
位置情報の送出動作態様は、前述したように、この実施の形態では、単発動作、連続動作、断続動作、間欠動作の4種類である。以下、それぞれの位置情報の送出動作態様について説明する。
【0094】
[単発動作]
図11は、データ送信端末システム10に、単発動作を行わせる場合におけるデータ収集センター20と、データ送信端末システム10との間におけるシーケンス図である。また、図15は、データ収集センター20において、データ送信端末システム10に、この単発動作を行わせるための処理ルーチンのフローチャートである。
【0095】
この単発動作を行わせるためには、オペレータは、データ収集センター20のパーソナルコンピュータ22のディスプレイのグラフィック・ユーザ・インターフェース画面において、単発動作要求のボタンアイコンをクリックする。すると、図15の処理ルーチンが自動的に実行される。
【0096】
すなわち、まず、データ送信端末システム10あての発呼が行われる。この発呼は、予め、パーソナルコンピュータ22のメモリに蓄えられているデータ送信端末システム10の携帯電話機11の電話番号による自動発呼により行われる(ステップS211)。
【0097】
前述したように、データ送信端末システム10の端末制御装置100は、この発呼を携帯電話機11を通じて受けると、その着信情報に含まれる発番号がデータ収集センター20のものであることを確認して、自動応答する(図9のステップS114)ので、図1に示した携帯電話の無線回線31および公衆電話網32の回線33を含む通話回線が確立される。そして、前述したように、端末制御装置100は、位置情報をダイヤル信号の形式で送出するので、それは、データ収集センター20にDTMF信号の状態で到達する。
【0098】
そこで、データ収集センター20では、通話回線の確立を確認した後(ステップS212)、DTMF信号形式の位置情報を受信する(ステップS213)。そして、この位置情報の受信を完了すると(ステップS214)、回線切断要求を送出して(ステップS215)、回線切断処理を実行する(ステップS216)。以上で、位置情報の送出の単発動作のための処理ルーチンは終了である。
【0099】
このようなデータ収集センター20からの単発動作要求を受けると、前述した図9および図10の着信処理により、データ送信端末システム10では、図11に示すような処理が実行される。
【0100】
すなわち、センター20からの発呼による端末システム10への回線接続要求に応じて、端末システム10から位置情報の送出を実行する。センター20では、この位置情報を受け取ると、回線切断要求を送出するので、回線は切断される。前述したように、この回線の切断後、5分の間は、端末システム10は、新位置データのみを、1分ごとに繰り返して、データ収集センター20に送信する。
【0101】
[連続動作]
図12は、データ送信端末システム10に、この連続動作を行わせる場合におけるデータ収集センター20と、データ送信端末システム10との間におけるシーケンス図である。また、図16は、データ収集センター20において、データ送信端末システム10に、この連続動作を行わせるための処理ルーチンのフローチャートである。
【0102】
この連続動作を行わせるためには、オペレータは、データ収集センター20のパーソナルコンピュータ22のディスプレイのグラフィック・ユーザ・インターフェース画面において、連続動作要求のボタンアイコンをクリックする。すると、図16の処理ルーチンが自動的に実行される。
【0103】
すなわち、まず、前述と同様にして、データ送信端末システム10あての発呼が行われる(ステップS221)。
【0104】
前述したように、データ送信端末システム10の端末制御装置100は、この発呼を携帯電話機11を通じて受けると、その着信情報に含まれる発番号がデータ収集センター20のものであることを確認して、自動応答する(図9のステップS114)ので通話回線が確立される。そして、前述したように、端末制御装置100は、位置情報をダイヤル信号の形式で送出するので、それは、データ収集センター20にDTMF信号の状態で到達する。
【0105】
そこで、データ収集センター20では、通話回線の確立を確認した後(ステップS222)、DTMF信号形式の位置情報を受信する(ステップS223)。そして、この位置情報の受信を完了すると(ステップS224)、例えばオペレータによる停止のボタンアイコンのクリックによる連続動作の停止操作入力があるか否か判別し(ステップS225)、停止操作入力がなければ、回線切断要求を出さずに、ステップS223に戻る。
【0106】
前述の図9に示したように、また、図12に示すように、データ送信端末システム10側では、回線が切断されないときには、1分ごとに位置情報の送出を繰り返すので、データ収集センター20では、ステップS223、ステップS224により、この送出された位置情報の受信を1分ごとに繰り返す。この受信処理は、オペレータによる停止のボタンアイコンのクリックが行われるまで繰り返される。
【0107】
そして、停止のボタンアイコンのクリックが行われると、データ収集センター20は回線切断要求を送出して(ステップS226)、回線切断処理を実行する(ステップS227)。以上で、位置情報の送出の連続動作のための処理ルーチンは終了である。
【0108】
図9および図10の説明から明らかなように、この連続動作要求の場合も、図12に示すように、回線の切断後、5分の間は、端末システム10は、新位置データのみを1分ごとに繰り返しセンター20に送信する。
【0109】
[断続動作]
図13は、データ送信端末システム10に、この断続動作を行わせる場合におけるデータ収集センター20と、データ送信端末システム10との間におけるシーケンス図である。また、図17は、データ収集センター20において、データ送信端末システム10に、この断続動作を行わせるための処理ルーチンのフローチャートである。
【0110】
この断続動作を行わせるためには、オペレータは、データ収集センター20のパーソナルコンピュータ22のディスプレイのグラフィック・ユーザ・インターフェース画面において、断続動作要求のボタンアイコンをクリックするとともに、5分以内の時間の断続繰り返し時間を設定する。すると、図17の処理ルーチンが自動的に実行される。
【0111】
すなわち、まず、データ送信端末システム10あての発呼が前述と同様にして行われる(ステップS231)。
【0112】
前述したように、データ送信端末システム10の端末制御装置100は、この発呼を携帯電話機11を通じて受けると、その着信情報に含まれる発番号がデータ収集センター20のものであることを確認して、自動応答する(図9のステップS114)ので通話回線が確立される。そして、前述したように、端末制御装置100は、位置情報をダイヤル信号の形式で送出するので、それは、データ収集センター20にDTMF信号の状態で到達する。
【0113】
そこで、データ収集センター20では、通話回線の確立を確認した後(ステップS232)、DTMF信号形式の位置情報を受信する(ステップS233)。そして、この位置情報の受信を完了すると(ステップS234)、回線切断要求を出して、回線切断処理を実行する(ステップS235)。
【0114】
その後、例えばオペレータによる停止のボタンアイコンのクリックによる断続動作の停止操作入力があるか否か判別し(ステップS236)、停止操作入力がなければ、設定された5分以内の設定時間を待った後、ステップS231に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0115】
前述の図9に示したように、データ送信端末システム10側では、回線が切断されてから5分間は、1分ごとに新データのみを送出するように動作するので、5分以内にデータ収集センター20から次の位置情報送出要求が到来すると、回線は1分ごとに切断されるが、1分ごとに位置情報の送出を繰り返すように動作する。すなわち、データ送信端末システム10は、断続的に位置情報の送出動作を繰り返す。この処理は、オペレータによる停止のボタンアイコンのクリックが行われるまで繰り返される。
【0116】
そして、停止のボタンアイコンのクリックが行われると、データ収集センター20は、この処理ルーチンを終了する。
【0117】
[間欠動作]
図14は、データ送信端末システム10に、この間欠動作を行わせる場合におけるデータ収集センター20と、データ送信端末システム10との間におけるシーケンス図である。また、図18は、データ収集センター20において、データ送信端末システム10に、この間欠動作を行わせるための処理ルーチンのフローチャートである。
【0118】
この間欠動作を行わせるためには、オペレータは、データ収集センター20のパーソナルコンピュータ22のディスプレイのグラフィック・ユーザ・インターフェース画面において、間欠動作要求のボタンアイコンをクリックするとともに、5分以上の時間の間欠繰り返し時間を設定する。すると、図18の処理ルーチンが自動的に実行される。
【0119】
この間欠動作と、前述した断続動作との違いは、断続動作においては、ほぼ途切れることなく、断続的に位置情報の送出動作がデータ送信端末システム10から行われるが、この間欠動作の場合には、回線切断後の5分の間の1分ごとの新位置情報の送出動作の後、設定時間が5分以上の時間Taであるので、Ta−5分だけ、データ送出が行われない時間が存在することである。その他は、断続動作と全く同様である。
【0120】
したがって、図18のフローチャートにおいても、ステップS241〜ステップS247は、それぞれ図17のステップS231〜ステップS237に対応している。ただし、ステップS247での設定時間が5分以上である点が、図17のステップS237と異なる。
【0121】
この間欠動作と、断続動作とでは、次に説明するデータ送信端末システム10側の消費電力制御の場合に、データ送信端末システム10での消費電力が異なってくる。
【0122】
[データ送信端末システム10の消費電力制御]
[データ収集センターからのポーリングによる動作電源制御]
この実施の形態においては、データ送信端末システム10の端末制御装置100では、データ収集センター20との通話回線の切断の後の5分間は、1分ごとの断続的な送信を行うが、この断続的な送信後は、データ収集センター20からの着信(データ送出要求)がなければ、GPS電源制御部124を制御し、GPS受信機12への電源をオフとする。
【0123】
前記通話回線の切断の後の5分間における、1分ごとの断続的な送信の間の、1分ごとの休止区間においても、同様に、GPS電源制御部124を制御し、GPS受信機12への電源を切るようにする。
【0124】
また、通話回線の切断の後の、5分間の1分ごとの断続的な送信の後、データ収集センター20からの着信がなければ、端末制御装置100のCPU120、内蔵モジュール、および発振器のすべての機能を停止させるスタンバイ状態にする。発振器が停止するので、消費電力が著しく低減される。このスタンバイ状態においては、CPU120の内部レジスタの内容と、内部RAMのデータは保持される。
【0125】
このスタンバイ状態からの復帰は、着信、揺動センサによる移動開始、移動停止の検出など、外部割り込みによる。また、リセットされることによっても復帰する。
【0126】
このような消費電力制御により、単発動作においては、データ収集センター20からのデータ送出要求後の約5分後は、GPS受信機12の電源がオフになり、また、端末制御装置100もスタンバイ状態になり、低消費電力となる。
【0127】
また、断続動作においては、回線切断後の5分間の1分ごとの位置情報送信の間の休止区間では、GPS受信機12の電源がオフになるので、その分の電力消費が低減される。
【0128】
また、間欠動作においては、断続動作の場合のメリットに加えて、さらに、(設定時間−5)分の間は、GPS受信機12の電源がオフになり、また、端末制御装置100もスタンバイ状態になり、低消費電力となる。
【0129】
この場合に、この実施の形態によれば、データ収集センター20からは、電源制御データをデータ送信端末システム10に送る必要はなく、データ送信端末システム10に発呼を行うだけで電源制御することができる。
【0130】
[移動体の移動状態に応じた消費電力制御]
前述もしたように、揺動センサ104により、移動体の移動停止と判断されると、データ送信端末システム10側からデータ収集センター20に発呼が行われて位置情報(停止フラグ付き)が送られる。そして、データ送信端末システム10側の端末制御装置100は、センター20の回線切断を待って、データ送信端末システム10側の回線を切断し、その後、GPS受信機12の電源をオフにする。
【0131】
また、揺動センサ104により、移動体の移動停止と判断され、それが例えば1時間以上継続したときには、GPS受信機12だけではなく、端末制御装置100の電源もオフする。停止状態では、位置の変化はなく、位置情報の送信は不要であるから、この不要な位置情報の測定および送信は停止して、電力消費を削減するものである。
【0132】
GPS受信機12および端末制御装置100の電源をオフするときには、その前に、データ収集センター20に自動ダイヤルして、GPSフラグGFによりそれを知らせるようにする。
【0133】
端末制御装置100は、データ収集センター20からの着信によるデータ送出要求があったときには、GPS受信機12には、ただちに電源を投入するようにGPS電源制御部124を制御する。
【0134】
このときに、端末制御装置100のCPU120がスタンバイ状態あるいは電源オフにあったときには、着信検出装置103が携帯電話機11の送出電波を検出して、その検出出力により電源を投入するように制御し、端末制御装置100を復帰させる。
【0135】
揺動センサ104からのセンサ信号が連続して発生する移動体の移動状態においては、データ送信端末システム10の端末制御装置100の電源は常にオンの状態とする。
【0136】
なお、外部電源を用いて、アルマナックを更新しているときには、揺動センサは監視しない。GPS受信機12の電源オフになることを避けるためである。
【0137】
[その他]
GPS受信機12が長期間停止状態であるか、または、地下駐車場など衛星からの信号が受信できない状態にある場合には、通電や衛星からの受信の再開が行われても、GPS受信機12は、測位に必要なアルマナックやエフェメリシスの受信を行う必要があり、直ちに測位できない。例えばアルマナックの受信に約20分、エフェメリシスで約5分と言った時間が受信に必要で、その時間の間は、GPS受信機12では測位が不可能となってしまう。
【0138】
そこで、この実施の形態では、データ収集センター20から、データ送信端末システム10に向けてのデータ通信は、モデムを用いた高速データ通信を採用し、GPS受信機12での測位に必要なアルマナックやエフェメリシスの情報を、データ送信端末システム100のGPS受信機12に高速でダウンロードするようにしている。これにより、GPS受信機12の測位の立ち上げの高速化が実現できる。
【0139】
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態では、デジタル携帯電話での通話回線の接続後に、網のデジタルダイヤリング機能を小容量のデータ送信に用いることで、新たにアプリケーション層での誤り訂正や、リトライ処理など、冗長な処理を行わず、簡易かつ高い信頼性でデータ通信を行うことができる。
【0140】
また、携帯電話でのデータ通信のネゴシエーションが不要となり、通話回線の接続後、ただちに情報通信ができるため、回線占有時間が短時間になり、通信コストが低減されるとともに、消費電力の点でも有利となる。
【0141】
また、従来のモデムを用いるデータ通信方式では、移動体から位置情報を送出し、センター側でこれの誤り検出をして、ACK、NACKの応答を返し、移動体側では、これを受けてNACKなどの再送要求の場合には移動体側からデータの再送を行なうようにする必要があった。しかし、高速で移動する移動体との無線データ通信では、通信誤りの発生頻度も高く、NACKと再送を繰り返している間に位置も変わってしまい、再送するデータの意味が無くなつてしまうため、通常の移動体の位置モニターシステムでは、再送の場合には、最新の位置情報を送り直すようにしている。
【0142】
これに対して、この実施の形態においては、ACKやNACKのやり取りをせずに、連続して最新の位置情報を送出する方式であるので、ACKやNACKのやり取りによる再送処理が不要になる分だけ、効率的なデータ通信を行うことができる。
【0143】
また、位置情報は、データ送信端末システム10から携帯電話のセンター基地局まではデジタルコードで伝送され、そこでDTMF音に変換されて、データ収集センター20に着信するようにされる。したがって、データ送信端末システム10から携帯電話のセンター基地局までの間ではデジタルデータ伝送となり、データの信頼性が高く、正確な位置情報の通信が行える。
【0144】
また、この実施の形態では、データ送信端末システム10からデータ収集センター20に向けての位置情報の送信には、DTMF信号を用いるが、データ収集センター20からデータ送信端末システム10へのデータ送信要求は、データ収集センター20からデータ送信端末システム10へのポーリングをデータ送信要求として扱うことにより、DTMF信号を用いる必要がない。
【0145】
データ収集センター20からデジタル信号を、通話リンク(通話回線)を通じてデータ送信端末システム10側に送信することはできず、データ収集センター20からDTMF音(DTMF信号)により送信するしかない。ところが、この方法では、携帯電話機11のコーデックによって、DTMF信号が大きく歪んでしまい、DTMF信号を正確にデコードできない問題がある。この実施の形態は、上述のように、データ収集センター20からデータ送信端末システム10へのデータ送信要求には、DTMF信号を用いる必要がないので、このような問題は発生しない。
【0146】
したがって、この実施の形態によれば、データ収集センター側から移動局側への制御情報の送信が困難で、ACK,NACKや再送の手順が採れない環境においても、常に、最新の情報を高い信頼性で取得することができるという効果がある。
【0147】
また、この実施の形態では、データ送信端末システム側の省電力動作を、データ収集センター側からのアクセス頻度(ポーリング頻度)に応じて動的に変化させるようにすることができるので、省電力を保持しつつ、従来は問題であった位置情報の精度や信頼性が向上する。
【0148】
すなわち、携帯電話等の携帯型無線電話装置やGPSなど測位手段を内蔵した電池駆動の移動体位置検出端末の省電力方法として、従来は内部にタイマーを設け、一定時間受信動作させた後は一定時間通電を停止する等の方法が取られていた。この方法では、確かに見かけ上の動作時間は延びたかに見えるが、移動環境下での測位確率の低下という下記の問題があった。
【0149】
移動体通信は、電波のマルチパス、フェージング、障害物による遮蔽などの物理的な問題があり、更に携帯電話等の多数の基地局による広域のサービスでは、移動時に発生する基地局のチャンネル切り替えによる信号の同期ずれなどの通信エラー発生がある。従来の間欠動作では、これらの通信環境を考えることなく、移動体端末側の受信装置やGPS装置の電源を一定時間毎に単純に入切していた。このため、通信環境の不良と間欠動作とが相互作用し、見かけ上の動作時間は延びたものの、移動体の測位確率は、常時通電する場合や、静止状態に比べて大幅に低下する問題があった。
【0150】
この実施の形態では、上述のように、このような従来の問題は、生じないので、省電力を保持しつつ、位置情報の精度や信頼性を向上させることが可能となった。
【0151】
また、データ収集センター側からのポーリング頻度や回線保持時間により、データ送信端末システム側からのデータの送信態様を制御することができる。すなわち、データ収集センター側から送信対象の制御情報を送ることなく、データ送信端末システムからのデータ送信態様の制御ができ、回線占有時間が短時間になり、効率的なデータ通信が期待できる。
【0152】
また、この実施の形態では、GPSのアルマナックやエフェメリシス等の容量の大きな情報を、モデムを利用した高速通信により、データ収集センター20側から、データ送信端末システム10側にダウンロードするようにしているので、GPS受信機での測位の立ち上げを高速化することができる。
【0153】
[変形例]
以上の説明は、移動体の測位を行って、その位置情報を移動体側からセンターに送出する場合であるが、送出するデータは、位置情報に限られるものではない。
【0154】
例えば、水位の遠隔監視システムや、変電設備などにおける電力の遠隔監視システムにも適用可能である。さらには、駐車場の空き状況の把握や防犯システムなどにも適用可能である。
【0155】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、携帯電話でのデータ通信のネゴシエーションを不要とし、誤り訂正や、リトライ処理など、冗長な処理を行わず、簡易かつ高い信頼性でデータ通信を行うことができる。そして、データ送信のための回線占有時間が短時間になり、通信コストが低減されるとともに、消費電力の点でも有利となる。
【0156】
また、省電力を保持しつつ、位置情報の精度や信頼性を向上させることが可能となる。
【0157】
また、データ送信端末側からのデータ送信態様を、データ送信の相手方からのポーリング頻度により変更することができ、データ送信端末への制御情報の送信が困難な環境においても、データ送信態様のコントロールができ、非常に便利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ通信システムの実施の形態の概要を説明するためのブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるデータ送信態様を説明するためのシーケンス図である。
【図3】この発明の実施の形態における送信データフォーマットを説明するための図である。
【図4】この発明の実施の形態におけるデータ送信端末装置の一例のブロック図である。
【図5】図4の端末制御装置の一例のブロック図である。
【図6】実施の形態のデータ送信端末装置からの発呼によるデータ送信を説明するためのフローチャートである。
【図7】実施の形態のデータ送信端末装置からの発呼によるデータ送信を説明するためのシーケンス図である。
【図8】実施の形態のデータ受信側での受信動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】実施の形態のデータ送信端末装置で、通信相手からの要求に応じたデータ送信を説明するためのフローチャートの一部である。
【図10】図9のフローチャートの続きである。
【図11】実施の形態のデータ送信端末装置からのデータ送信態様の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
【図12】実施の形態のデータ送信端末装置からのデータ送信態様の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
【図13】実施の形態のデータ送信端末装置からのデータ送信態様の第3の例を説明するためのシーケンス図である。
【図14】実施の形態のデータ送信端末装置からのデータ送信態様の第4の例を説明するためのシーケンス図である。
【図15】データ送信態様の第1の例を行うための通信相手のデータ要求動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】データ送信態様の第2の例を行うための通信相手のデータ要求動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】データ送信態様の第3の例を行うための通信相手のデータ要求動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】データ送信態様の第4の例を行うための通信相手のデータ要求動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】従来のデータ通信方式を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
10…データ送信端末システム、11…携帯電話機、12…GPS受信機、13…GPSアンテナ、100…端末制御装置、20…データ収集センター、21…モデム装置、22…パーソナルコンピュータ、101…バッテリー、103…着信検出装置、104…揺動センサ
Claims (8)
- 携帯型の無線電話端末と、
この無線電話端末に接続され、前記携帯型の無線電話の回線を用いてデータ通信を行うための端末制御装置と
を備えるデータ送信端末装置であって、
前記端末制御装置は、
データ通信相手の電話番号を記憶するメモリを備えており、前記携帯型の無線電話端末を通じての着信が、前記データ通信相手からの着信であることを、当該着信情報中の発番号と前記メモリの記憶内容とから検知したときに、前記着信に対して自動応答して前記通話回線を形成し、この形成された通話回線を通じて、データをダイヤル信号として前記無線電話端末を通じて前記通話回線に送出することにより、前記データを、DTMF信号の型式で前記データ通信相手に着信させるようにすると共に、
前記端末制御装置は、前記通話回線が切断された後の、予め定められた所定時間の間は、所定時間間隔で繰り返して前記データ通信相手に対して発呼を行い、形成された携帯型の無線電話の通話回線を通じてデータを送信するデータ送信端末装置。 - 前記端末制御装置に対して、現在位置を測定する位置測定装置が接続されており、前記ダイヤル信号として送出されるデータは、前記位置測定装置で測定された位置情報であることを特徴とする請求項1に記載のデータ送信端末装置。
- 請求項2に記載のデータ送信端末装置において、
前記通話回線が切断された後の、予め定められた所定時間の間に、新しい位置情報が取得されたときにのみ、前記所定時間間隔で繰り返し前記データ通信相手に対して発呼を行い、形成された携帯型の無線電話の通話回線を通じてデータを送信するデータ送信端末装置。 - 請求項2に記載のデータ送信端末装置において、
前記データ通信相手からの着信が、予め定められた所定時間以上なかったときには、前記位置測定装置の動作電源をオフにするデータ送信端末装置。 - 請求項2に記載のデータ送信端末装置において、
前記端末制御装置に対して、現在位置を測定する位置測定装置と、移動しているか停止しているかを検出するセンサ手段とが接続されており、
前記ダイヤル信号として送出されるデータは、前記位置測定装置で測定された位置情報であるとともに、前記センサ手段で停止が検出されたときには、前記位置測定装置の電源をオフとするデータ送信端末装置。 - 請求項5に記載のデータ送信端末装置において、
前記センサ手段で停止が検出され、その状態が所定時間以上続いたときには、前記位置測定装置に加えて、前記端末制御装置の電源もオフとするデータ送信端末装置。 - 請求項6に記載のデータ送信端末装置において、
前記端末制御装置に対して、前記携帯型の無線電話端末への着信を検出する着信検出手段を設け、
前記着信検出手段で前記着信が検出されたときに、前記端末制御装置の電源をオンに復帰させることを特徴とするデータ送信端末装置。 - 携帯型の無線電話端末と、この無線電話端末に接続され、前記携帯型の無線電話の回線を用いてデータ通信を行うための端末制御装置とを用いてデータ通信を行う方法であって、
前記端末制御装置は、
前記携帯型の無線電話端末を通じての着信が、予め定められたデータ通信相手からの着信であることを検知する第1の工程と、
前記第1の工程で、着信が予め定められたデータ通信相手からの着信であることを検知したときに、その着信に対して自動応答して前記通話回線を形成する第2の工程と、
前記第2の工程で形成された通話回線を通じて、データをダイヤル信号として前記無線電話端末を通じて前記データ通信相手に対して送出することにより、前記データを、DTMF信号の型式で前記データ通信相手に着信させるようにする第3の工程と、
前記通話回線が切断された後の、予め定められた所定時間の間は、所定時間間隔で繰り返して前記データ通信相手に対して発呼を行い、形成された携帯型の無線電話の通話回線を通じてデータを送信する第4の工程と、
を有するデータ通信方法。
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