JP2001235955A - 定着装置の加熱ローラ - Google Patents
定着装置の加熱ローラInfo
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- JP2001235955A JP2001235955A JP2000047811A JP2000047811A JP2001235955A JP 2001235955 A JP2001235955 A JP 2001235955A JP 2000047811 A JP2000047811 A JP 2000047811A JP 2000047811 A JP2000047811 A JP 2000047811A JP 2001235955 A JP2001235955 A JP 2001235955A
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- heating roller
- roller
- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度が異常に上昇した場合にも発火すること
のない圧接弾性体を有する、定着装置用の加熱ローラを
提供する。 【解決手段】 抵抗発熱体による発熱層を備えた定着装
置用の加熱ローラにおいて、耐熱性材料からなる第1絶
縁層33と第2絶縁層35との間に抵抗発熱体34a
(発熱層34)を設けて構成した発熱シート50を円筒
状ローラ本体31の内周面に、第1絶縁層33をローラ
本体31の内周面に接触させた状態で設ける。圧接弾性
体として、金属製のシート状バネ40を円筒状に丸めた
ものをローラ本体31に挿入し、発熱シート50をシー
ト状バネ40の弾性力によりローラ本体30の内周面に
押圧固定する。
のない圧接弾性体を有する、定着装置用の加熱ローラを
提供する。 【解決手段】 抵抗発熱体による発熱層を備えた定着装
置用の加熱ローラにおいて、耐熱性材料からなる第1絶
縁層33と第2絶縁層35との間に抵抗発熱体34a
(発熱層34)を設けて構成した発熱シート50を円筒
状ローラ本体31の内周面に、第1絶縁層33をローラ
本体31の内周面に接触させた状態で設ける。圧接弾性
体として、金属製のシート状バネ40を円筒状に丸めた
ものをローラ本体31に挿入し、発熱シート50をシー
ト状バネ40の弾性力によりローラ本体30の内周面に
押圧固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、ファクシミリ、プリンタなどに配備される定着装
置を構成する加熱ローラ(より正確には発熱定着ロー
ラ)の構造に関するものである。上記定着装置は加熱ロ
ーラと、この加熱ローラに圧接して回転する加圧ローラ
との間で記録紙上の未定着トナー像を加熱溶融して、こ
の記録紙に定着するための装置である。
写機、ファクシミリ、プリンタなどに配備される定着装
置を構成する加熱ローラ(より正確には発熱定着ロー
ラ)の構造に関するものである。上記定着装置は加熱ロ
ーラと、この加熱ローラに圧接して回転する加圧ローラ
との間で記録紙上の未定着トナー像を加熱溶融して、こ
の記録紙に定着するための装置である。
【0002】
【従来の技術】近年の環境規制、環境保護意識の高まり
から、各種電子写真装置では不使用時において、加熱ロ
ーラに配備された定着用ヒータへの通電を遮断し、必要
な時にのみ通電することにより、消費電力を低減するこ
とが行われている。このような省エネルギー型の電子写
真装置では、プリント時に加熱ローラの表面温度が即座
にプリント可能な設定温度まで上昇することが要求され
ている。この要求を満たすための手段の一つとして、ロ
ーラの内面または外面に発熱体を有する、直接加熱方式
の加熱ローラを用いた定着装置が提案されている。
から、各種電子写真装置では不使用時において、加熱ロ
ーラに配備された定着用ヒータへの通電を遮断し、必要
な時にのみ通電することにより、消費電力を低減するこ
とが行われている。このような省エネルギー型の電子写
真装置では、プリント時に加熱ローラの表面温度が即座
にプリント可能な設定温度まで上昇することが要求され
ている。この要求を満たすための手段の一つとして、ロ
ーラの内面または外面に発熱体を有する、直接加熱方式
の加熱ローラを用いた定着装置が提案されている。
【0003】加熱ローラを用いた定着装置は、これに設
けた抵抗発熱体の熱を伝導伝熱させることにより、加熱
ローラを直接加熱するものであり、ハロゲンランプによ
る輻射加熱方式の定着装置と比較して約20〜30%の
立上り時間の短縮が可能である。しかも、ハロゲンラン
プによる輻射加熱方式におけるような、電源をONにし
た際の突入電流が発生しないことも、抵抗発熱体を用い
た加熱ローラを備えた定着装置の大きな特徴である。
けた抵抗発熱体の熱を伝導伝熱させることにより、加熱
ローラを直接加熱するものであり、ハロゲンランプによ
る輻射加熱方式の定着装置と比較して約20〜30%の
立上り時間の短縮が可能である。しかも、ハロゲンラン
プによる輻射加熱方式におけるような、電源をONにし
た際の突入電流が発生しないことも、抵抗発熱体を用い
た加熱ローラを備えた定着装置の大きな特徴である。
【0004】ところで、定着装置用の加熱ローラの一例
(第1の従来例)として、例えば特開平11ー2823
02号公報や特開平11ー282298号公報などに開
示されたものがある。これを図14に示す。加熱ローラ
110は、中空円筒状の金属基体(芯金)であるローラ
本体131の外周面に離型層132を形成し、ローラ本
体131の内周面には、外周側から第1絶縁層133、
発熱層134、第2絶縁層135の3層をこの順に設
け、これら3層を、その内側に圧縮状態で配置した厚肉
円筒状の圧接弾性体136によって、ローラ本体131
の内周面との間に挟み込んで保持した構造となってい
る。圧接弾性体136はシリコーンスポンジ等の弾性高
分子材料で形成され、加熱ローラ110の内部に配置さ
れているときの外径は、無応力状態の外径よりも小さく
なっている。
(第1の従来例)として、例えば特開平11ー2823
02号公報や特開平11ー282298号公報などに開
示されたものがある。これを図14に示す。加熱ローラ
110は、中空円筒状の金属基体(芯金)であるローラ
本体131の外周面に離型層132を形成し、ローラ本
体131の内周面には、外周側から第1絶縁層133、
発熱層134、第2絶縁層135の3層をこの順に設
け、これら3層を、その内側に圧縮状態で配置した厚肉
円筒状の圧接弾性体136によって、ローラ本体131
の内周面との間に挟み込んで保持した構造となってい
る。圧接弾性体136はシリコーンスポンジ等の弾性高
分子材料で形成され、加熱ローラ110の内部に配置さ
れているときの外径は、無応力状態の外径よりも小さく
なっている。
【0005】上記圧接弾性体136を加熱ローラ110
の内部へ配置する際には、この圧接弾性体136を軸方
向に引き伸ばして外径を細くし、この状態のまま加熱ロ
ーラ110内に配置して引き伸ばしを中止する。その結
果、圧接弾性体136は軸方向に縮んで外径が元に戻る
方向へ膨らみ、上記3層を押圧して、これらをローラ本
体131との間に挟み込んだ状態となる。
の内部へ配置する際には、この圧接弾性体136を軸方
向に引き伸ばして外径を細くし、この状態のまま加熱ロ
ーラ110内に配置して引き伸ばしを中止する。その結
果、圧接弾性体136は軸方向に縮んで外径が元に戻る
方向へ膨らみ、上記3層を押圧して、これらをローラ本
体131との間に挟み込んだ状態となる。
【0006】従来の加熱ローラの別例(第2の従来例)
として、図15および図16に示すものがある。図15
に示す定着装置において、加熱ローラ210に加圧ロー
ラ220が、図略のバネによって一定の加圧力で押し当
てられている。加熱ローラ210の両部端は、断熱ブッ
シュ251、ベアリング252を介して側板250に支
持されている。さらに、加熱ローラ210の一端には歯
車253が設けられ、この歯車253は、図略の駆動源
と噛み合って定着ローラ210が回転駆動される。
として、図15および図16に示すものがある。図15
に示す定着装置において、加熱ローラ210に加圧ロー
ラ220が、図略のバネによって一定の加圧力で押し当
てられている。加熱ローラ210の両部端は、断熱ブッ
シュ251、ベアリング252を介して側板250に支
持されている。さらに、加熱ローラ210の一端には歯
車253が設けられ、この歯車253は、図略の駆動源
と噛み合って定着ローラ210が回転駆動される。
【0007】加熱ローラ210は、中空円筒状のローラ
本体211の外周面に離型層214が形成され、ローラ
本体211の内周面には絶縁層212と、抵抗発熱体か
らなる発熱層213とがそれぞれ接着されている。発熱
層213の両端部には、通電を行うためのキャップ状の
受電電極部材230が設けられ、この受電電極部材23
0には給電電極部材としての給電電極ブラシ240が、
板バネ241によって一定の荷重で押し当てられ、受電
電極部材230が給電電極ブラシ240に対し回転摺動
しながら通電される。
本体211の外周面に離型層214が形成され、ローラ
本体211の内周面には絶縁層212と、抵抗発熱体か
らなる発熱層213とがそれぞれ接着されている。発熱
層213の両端部には、通電を行うためのキャップ状の
受電電極部材230が設けられ、この受電電極部材23
0には給電電極部材としての給電電極ブラシ240が、
板バネ241によって一定の荷重で押し当てられ、受電
電極部材230が給電電極ブラシ240に対し回転摺動
しながら通電される。
【0008】発熱層213を形成する抵抗発熱体は金属
箔で、所定のパターンに形成されており、絶縁層212
の内側に接着されている。加熱ローラ210には、温度
センサ260が当接され、この温度センサ260で検出
された信号が入力回路261を経てCPU263に取り
込まれる。このCPU263は、検出した加熱ローラ温
度を基にドライバ262を介して上記抵抗発熱体への通
電を制御するよう構成されている。
箔で、所定のパターンに形成されており、絶縁層212
の内側に接着されている。加熱ローラ210には、温度
センサ260が当接され、この温度センサ260で検出
された信号が入力回路261を経てCPU263に取り
込まれる。このCPU263は、検出した加熱ローラ温
度を基にドライバ262を介して上記抵抗発熱体への通
電を制御するよう構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示す第1の従来例に係る加熱ローラ110では、定着
装置の温度制御が正確に作動しなくなって定着温度が暴
走し、温度過昇防止装置が作動する高温(約500℃)
になると、圧接弾性体136であるスポンジが発火する
という重大なトラブルが発生する。
に示す第1の従来例に係る加熱ローラ110では、定着
装置の温度制御が正確に作動しなくなって定着温度が暴
走し、温度過昇防止装置が作動する高温(約500℃)
になると、圧接弾性体136であるスポンジが発火する
という重大なトラブルが発生する。
【0010】また図15、図16に示す第2の従来例に
係る加熱ローラ210では、発熱層213および絶縁層
212をローラ本体211に接着剤で固定しているた
め、離型層214の寿命が尽きた場合、加熱ローラ21
0全体を正常品と交換する必要があった。加熱ローラの
一部分を交換して再使用することができるようになれば
好都合であるし、加熱ローラ完成後の検査で不良部分が
見つかった場合には、不良部品を交換するだけで済ます
ことができる。
係る加熱ローラ210では、発熱層213および絶縁層
212をローラ本体211に接着剤で固定しているた
め、離型層214の寿命が尽きた場合、加熱ローラ21
0全体を正常品と交換する必要があった。加熱ローラの
一部分を交換して再使用することができるようになれば
好都合であるし、加熱ローラ完成後の検査で不良部分が
見つかった場合には、不良部品を交換するだけで済ます
ことができる。
【0011】したがって本発明の第1の目的(第1発明
の目的)は、図14の加熱ローラの問題点を解決するこ
と、すなわち、温度が異常に上昇した場合にも発火する
ことのない圧接弾性体を有する加熱ローラを提供するこ
とである。
の目的)は、図14の加熱ローラの問題点を解決するこ
と、すなわち、温度が異常に上昇した場合にも発火する
ことのない圧接弾性体を有する加熱ローラを提供するこ
とである。
【0012】本発明の第2の目的(第2発明の目的)
は、上記第1発明を更に改良し、上記記発火の問題を解
決するのに加えて、圧接弾性体を省略した構造簡単な加
熱ローラを提供することにある。
は、上記第1発明を更に改良し、上記記発火の問題を解
決するのに加えて、圧接弾性体を省略した構造簡単な加
熱ローラを提供することにある。
【0013】本発明の第3の目的(第3発明の目的)
は、図15の加熱ローラの問題点を解決すること、すな
わち、損傷した部品を正常な部品と交換することによ
り、正常に作動する加熱ローラを構成して再度使用する
ことができるようにすることである。
は、図15の加熱ローラの問題点を解決すること、すな
わち、損傷した部品を正常な部品と交換することによ
り、正常に作動する加熱ローラを構成して再度使用する
ことができるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため第1発明に係る加熱ローラでは、上記圧接弾性体
として、金属製のシートを円筒状に丸めたものを用い
る。すなわち、円筒状ローラ本体(金属基体:芯金)に
第1絶縁層、発熱層、第2絶縁層をこの順に挿入し、さ
らにこの第2絶縁層の内周面に上記金属製シートを円筒
状に丸めて挿入することで、その弾性力により上記3層
をローラ本体に押し当てるように構成したものである。
るため第1発明に係る加熱ローラでは、上記圧接弾性体
として、金属製のシートを円筒状に丸めたものを用い
る。すなわち、円筒状ローラ本体(金属基体:芯金)に
第1絶縁層、発熱層、第2絶縁層をこの順に挿入し、さ
らにこの第2絶縁層の内周面に上記金属製シートを円筒
状に丸めて挿入することで、その弾性力により上記3層
をローラ本体に押し当てるように構成したものである。
【0015】請求項1に記載の発明は加熱ローラと、こ
の加熱ローラに圧接して回転する加圧ローラとの間で、
記録紙上の未定着トナー像をこの記録紙に定着する定着
装置を構成する加熱ローラにおいて、いずれも耐熱性材
料からなる第1絶縁層と第2絶縁層との間に抵抗発熱体
による発熱層を備えてなる発熱シートを円筒状ローラ本
体の内周面に、第1絶縁層が前記ローラ本体の内周面に
接触した状態で設け、この発熱シートを金属製のバネ部
材の弾性力によりローラ本体の内周面に押圧固定したこ
とを特徴とする加熱ローラである。
の加熱ローラに圧接して回転する加圧ローラとの間で、
記録紙上の未定着トナー像をこの記録紙に定着する定着
装置を構成する加熱ローラにおいて、いずれも耐熱性材
料からなる第1絶縁層と第2絶縁層との間に抵抗発熱体
による発熱層を備えてなる発熱シートを円筒状ローラ本
体の内周面に、第1絶縁層が前記ローラ本体の内周面に
接触した状態で設け、この発熱シートを金属製のバネ部
材の弾性力によりローラ本体の内周面に押圧固定したこ
とを特徴とする加熱ローラである。
【0016】ただし、請求項1の加熱ローラにおいて、
バネ部材として金属製のシート状バネを丸めたものをロ
ーラ本体の内周面に押し当てると、シート状バネの端部
同士が重なり、この部分の熱容量が、重なりのない部分
のそれと異なってしまうため温度が低くなり、この部分
で定着不良を起こすことがあった。請求項2の発明はこ
の不具合をなくしたものである。
バネ部材として金属製のシート状バネを丸めたものをロ
ーラ本体の内周面に押し当てると、シート状バネの端部
同士が重なり、この部分の熱容量が、重なりのない部分
のそれと異なってしまうため温度が低くなり、この部分
で定着不良を起こすことがあった。請求項2の発明はこ
の不具合をなくしたものである。
【0017】請求項2に記載の加熱ローラは、請求項1
において前記バネ部材が、長方形の金属シートの互いに
対向する長辺部分のそれぞれに切欠き形状による凸部と
凹部とを形成したシート状バネからなり、このシート状
バネを円筒状に丸めて、一方の長辺部分の凸部を他方の
長辺部分の凹部に相補的に係合させた状態で前記ローラ
本体に挿入したものであることを特徴とする。
において前記バネ部材が、長方形の金属シートの互いに
対向する長辺部分のそれぞれに切欠き形状による凸部と
凹部とを形成したシート状バネからなり、このシート状
バネを円筒状に丸めて、一方の長辺部分の凸部を他方の
長辺部分の凹部に相補的に係合させた状態で前記ローラ
本体に挿入したものであることを特徴とする。
【0018】ところが、請求項2の加熱ローラにおい
て、上記シート状バネで発熱シートをローラ本体内周面
に圧接した構造にすると、組み付け時などに、発熱層を
構成する抵抗発熱体のパターンが加熱ローラの中心軸方
向に動いてパターン同士が接触し、ショートを起こすこ
とがあった。請求項3,4の発明は、この不具合をなく
したものである。
て、上記シート状バネで発熱シートをローラ本体内周面
に圧接した構造にすると、組み付け時などに、発熱層を
構成する抵抗発熱体のパターンが加熱ローラの中心軸方
向に動いてパターン同士が接触し、ショートを起こすこ
とがあった。請求項3,4の発明は、この不具合をなく
したものである。
【0019】請求項3に記載の加熱ローラは、請求項1
または2において、前記ローラ本体が、内周面に且つこ
のローラ本体の中心軸に沿って螺旋状の溝を形成したも
のであり、前記発熱シートは、第1絶縁層と第2絶縁層
との間に抵抗発熱体からなる螺旋状パターンを挿入する
ことにより、前記ローラ本体内周面の螺旋状溝に対応す
る螺旋状の凸部を形成し、この螺旋状凸部を前記螺旋状
溝に挿入係止したものであることを特徴とする。
または2において、前記ローラ本体が、内周面に且つこ
のローラ本体の中心軸に沿って螺旋状の溝を形成したも
のであり、前記発熱シートは、第1絶縁層と第2絶縁層
との間に抵抗発熱体からなる螺旋状パターンを挿入する
ことにより、前記ローラ本体内周面の螺旋状溝に対応す
る螺旋状の凸部を形成し、この螺旋状凸部を前記螺旋状
溝に挿入係止したものであることを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の加熱ローラは、請求項3
において前記発熱シートが、第1絶縁層と第2絶縁層と
の間に螺旋状の空間を形成し、この空間に前記抵抗発熱
体からなる螺旋状パターンを挿入することにより構成し
たものであることを特徴とする。
において前記発熱シートが、第1絶縁層と第2絶縁層と
の間に螺旋状の空間を形成し、この空間に前記抵抗発熱
体からなる螺旋状パターンを挿入することにより構成し
たものであることを特徴とする。
【0021】上記第2の目的を達成するため、請求項5
に記載の第2発明は加熱ローラと、この加熱ローラに圧
接して回転する加圧ローラとの間で、記録紙上の未定着
トナー像をこの記録紙に定着する定着装置を構成する加
熱ローラにおいて、円筒状ローラ本体の内周面に、かつ
このローラ本体の中心軸に沿って形成した螺旋状の溝
に、抵抗発熱体による螺旋状の発熱パターンを埋没させ
た耐熱性材料からなる絶縁層を形成することにより、前
記発熱パターンを前記ローラ本体内周面の螺旋状溝に挿
入固定したことを特徴とする加熱ローラである。
に記載の第2発明は加熱ローラと、この加熱ローラに圧
接して回転する加圧ローラとの間で、記録紙上の未定着
トナー像をこの記録紙に定着する定着装置を構成する加
熱ローラにおいて、円筒状ローラ本体の内周面に、かつ
このローラ本体の中心軸に沿って形成した螺旋状の溝
に、抵抗発熱体による螺旋状の発熱パターンを埋没させ
た耐熱性材料からなる絶縁層を形成することにより、前
記発熱パターンを前記ローラ本体内周面の螺旋状溝に挿
入固定したことを特徴とする加熱ローラである。
【0022】上記第3の目的を達成するため第3発明に
係る加熱ローラは、ローラ本体および離型層からなる離
型部と、これに対し着脱自在な発熱部とにより構成した
ものであり、この発熱部は、抵抗発熱体を挟んだ絶縁層
をさらに金属製のシート状バネで包み込むことで構成す
る。本発明によれば、離型部または発熱部が損傷した場
合に、これを正常なものと交換することで、正常に作動
する加熱ローラを構成して再度使用することができる。
係る加熱ローラは、ローラ本体および離型層からなる離
型部と、これに対し着脱自在な発熱部とにより構成した
ものであり、この発熱部は、抵抗発熱体を挟んだ絶縁層
をさらに金属製のシート状バネで包み込むことで構成す
る。本発明によれば、離型部または発熱部が損傷した場
合に、これを正常なものと交換することで、正常に作動
する加熱ローラを構成して再度使用することができる。
【0023】すなわち、請求項6に記載の発明は加熱ロ
ーラと、この加熱ローラに圧接して回転する加圧ローラ
との間で、記録紙上の未定着トナー像をこの記録紙に定
着する定着装置を構成する加熱ローラにおいて、抵抗発
熱体の片面全面に耐熱性材料からなる第1絶縁層と、反
対面の全面に耐熱性材料からなる第2絶縁層とをそれぞ
れ接触させるとともに、前記抵抗発熱体および第1、第
2絶縁層を長方形の金属製シート状バネで包んでなる発
熱部形成シートを円筒状に丸めてローラ本体に挿入する
ことにより発熱部を形成し、この発熱部を前記シート状
バネの弾性力によりローラ本体の内周面に押圧固定した
ことを特徴とする加熱ローラである。
ーラと、この加熱ローラに圧接して回転する加圧ローラ
との間で、記録紙上の未定着トナー像をこの記録紙に定
着する定着装置を構成する加熱ローラにおいて、抵抗発
熱体の片面全面に耐熱性材料からなる第1絶縁層と、反
対面の全面に耐熱性材料からなる第2絶縁層とをそれぞ
れ接触させるとともに、前記抵抗発熱体および第1、第
2絶縁層を長方形の金属製シート状バネで包んでなる発
熱部形成シートを円筒状に丸めてローラ本体に挿入する
ことにより発熱部を形成し、この発熱部を前記シート状
バネの弾性力によりローラ本体の内周面に押圧固定した
ことを特徴とする加熱ローラである。
【0024】請求項7に記載の加熱ローラは、請求項6
において前記発熱部形成シートが、前記抵抗発熱体およ
び第1、第2絶縁層を一枚の金属製シート状バネで包
み、その一端部を折り返してこのバネの他端部に固着す
るか、または前記抵抗発熱体および第1、第2絶縁層を
二枚の金属製シート状バネで包み、一方のバネの両端部
を折り返して、他方のバネの端部に固着することによ
り、第1絶縁層の片面全面および第2絶縁層の片面全面
をこれらのシート状バネで包んだものであることを特徴
とする。
において前記発熱部形成シートが、前記抵抗発熱体およ
び第1、第2絶縁層を一枚の金属製シート状バネで包
み、その一端部を折り返してこのバネの他端部に固着す
るか、または前記抵抗発熱体および第1、第2絶縁層を
二枚の金属製シート状バネで包み、一方のバネの両端部
を折り返して、他方のバネの端部に固着することによ
り、第1絶縁層の片面全面および第2絶縁層の片面全面
をこれらのシート状バネで包んだものであることを特徴
とする。
【0025】請求項8に記載の加熱ローラは、請求項6
または7において、前記円筒状に丸めた発熱部形成シー
トのシート状バネのうち前記発熱部の最内周側の層を形
成する部分に、このシート状バネを部分的に折り畳んで
リブを形成することにより、当該加熱ローラの軸方向の
強度を高めたことを特徴とする。
または7において、前記円筒状に丸めた発熱部形成シー
トのシート状バネのうち前記発熱部の最内周側の層を形
成する部分に、このシート状バネを部分的に折り畳んで
リブを形成することにより、当該加熱ローラの軸方向の
強度を高めたことを特徴とする。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。なお、実施例1〜3は第1発明に係るもの
であり、実施例4は第2発明に係るものである。さら
に、実施例5〜8は第3発明に係るものである。
ら説明する。なお、実施例1〜3は第1発明に係るもの
であり、実施例4は第2発明に係るものである。さら
に、実施例5〜8は第3発明に係るものである。
【0027】実施例1 図1は加熱ローラ10の縦断面図、図2はその横断面図
である。中空円筒状のローラ本体31の外周面に離型層
32を形成する。また、第1絶縁層33と第2絶縁層3
5との間に発熱層34を設けてなる発熱シート50を円
筒状ローラ本体31の内周面に、金属製のシート状バネ
40(円筒状に丸めたもの)の弾性力でローラ本体の内
周面に押圧固定することにより、加熱ローラ10を構成
する。この場合、発熱シート50は第1絶縁層33がロ
ーラ本体31の内周面に接触した状態で設ける。
である。中空円筒状のローラ本体31の外周面に離型層
32を形成する。また、第1絶縁層33と第2絶縁層3
5との間に発熱層34を設けてなる発熱シート50を円
筒状ローラ本体31の内周面に、金属製のシート状バネ
40(円筒状に丸めたもの)の弾性力でローラ本体の内
周面に押圧固定することにより、加熱ローラ10を構成
する。この場合、発熱シート50は第1絶縁層33がロ
ーラ本体31の内周面に接触した状態で設ける。
【0028】したがって、上記加熱ローラ10ではロー
ラ本体31の内周面に、外周側から第1絶縁層33、発
熱層34、第2絶縁層35の3層(発熱シート50)を
設け、これら3層をその内側に配置したシート状バネ4
0によって、ローラ本体31の内周面との間に挟み込ん
で保持した構造となっている。離型層32はPFAやP
TFE等をコーティングしたもので、膜厚は約10〜3
0μmである。
ラ本体31の内周面に、外周側から第1絶縁層33、発
熱層34、第2絶縁層35の3層(発熱シート50)を
設け、これら3層をその内側に配置したシート状バネ4
0によって、ローラ本体31の内周面との間に挟み込ん
で保持した構造となっている。離型層32はPFAやP
TFE等をコーティングしたもので、膜厚は約10〜3
0μmである。
【0029】シート状バネ40は、長方形のステンレス
鋼(SUS)製のシートであって、肉厚は50〜200
μmであり、これを丸めて(円筒状にして)外径を細く
し、この状態のまま加熱ローラ10の内部へ配置する。
加熱ローラ10の内部に入ったバネ40は外径が膨ら
み、上記3層を押圧して、これらをローラ本体31との
間に挟み込んだ状態となる。加熱ローラ本体31は肉厚
が例えば0.3〜2.0mm程度のアルミニウムまたは
鉄からなり、離型層32はPFA樹脂からなる。発熱層
34は、例えばステンレス鋼(SUS)の薄膜からなる
抵抗発熱体34aで形成されている。第1絶縁層33お
よび第2絶縁層35は例えば、耐熱性および絶縁性を備
えたポリイミド樹脂製のフィルムで、厚さは25〜50
μmである。
鋼(SUS)製のシートであって、肉厚は50〜200
μmであり、これを丸めて(円筒状にして)外径を細く
し、この状態のまま加熱ローラ10の内部へ配置する。
加熱ローラ10の内部に入ったバネ40は外径が膨ら
み、上記3層を押圧して、これらをローラ本体31との
間に挟み込んだ状態となる。加熱ローラ本体31は肉厚
が例えば0.3〜2.0mm程度のアルミニウムまたは
鉄からなり、離型層32はPFA樹脂からなる。発熱層
34は、例えばステンレス鋼(SUS)の薄膜からなる
抵抗発熱体34aで形成されている。第1絶縁層33お
よび第2絶縁層35は例えば、耐熱性および絶縁性を備
えたポリイミド樹脂製のフィルムで、厚さは25〜50
μmである。
【0030】図2に示すように、加熱ローラ10の構成
部材のうち第1絶縁層33は一番長く、発熱層34の端
面より2.5mm以上長くなっている。第2絶縁層35
は発熱層34より短く、給電部(図略)にかからないよ
うになっている。シート状バネ40は第2絶縁層35の
幅より短く、両端部がそれぞれで2.5mm以上離れて
いる。
部材のうち第1絶縁層33は一番長く、発熱層34の端
面より2.5mm以上長くなっている。第2絶縁層35
は発熱層34より短く、給電部(図略)にかからないよ
うになっている。シート状バネ40は第2絶縁層35の
幅より短く、両端部がそれぞれで2.5mm以上離れて
いる。
【0031】なお、シート状バネ40に代えて、コイル
状のバネを用いることもできる。この場合、無応力時の
コイル径は加熱ローラ10の外径と同等以上とする。そ
して、加熱ローラ10の内部へ配置する際には、捩じり
ながら加熱ローラ10の軸方向へ引き伸ばして外径を細
くし、この状態で加熱ローラ内部へ配置して、引き延ば
しを中止する。その結果、このコイルバネは元に戻る方
向へ膨らみ、上記3層をローラ本体31の内周面に押圧
する。
状のバネを用いることもできる。この場合、無応力時の
コイル径は加熱ローラ10の外径と同等以上とする。そ
して、加熱ローラ10の内部へ配置する際には、捩じり
ながら加熱ローラ10の軸方向へ引き伸ばして外径を細
くし、この状態で加熱ローラ内部へ配置して、引き延ば
しを中止する。その結果、このコイルバネは元に戻る方
向へ膨らみ、上記3層をローラ本体31の内周面に押圧
する。
【0032】実施例2 図3はシート状バネ40の展開図、図4はこのバネ40
をローラ本体に挿入する方法の説明図である。このバネ
40は、長方形金属シートの一対の長辺部分に、それぞ
れ切欠き形状による凸部40aと凹部40bをを形成し
たものであり、一方の長辺部分に形成された凸部40a
は、他方の長辺部分に形成された凹部40bと真正面に
対向しており、しかも、凸部40aは凹部40bより僅
かに小さく、殆ど合同となっている。
をローラ本体に挿入する方法の説明図である。このバネ
40は、長方形金属シートの一対の長辺部分に、それぞ
れ切欠き形状による凸部40aと凹部40bをを形成し
たものであり、一方の長辺部分に形成された凸部40a
は、他方の長辺部分に形成された凹部40bと真正面に
対向しており、しかも、凸部40aは凹部40bより僅
かに小さく、殆ど合同となっている。
【0033】このため、上記シートをその長手方向の軸
線を中心線とする円筒状に丸めた場合においては、一方
の長辺部分の凸部40aが他方の長辺部分の凹部に相補
的に係合することにより、図4に示すような円筒体を形
成する。したがって、この円筒体を加熱ローラに挿入す
れば、凸部40aと凹部40bが互いに重なり合わない
状態で装着することができ、これにより形成したシート
状バネ40が図3の形態に戻ろうとする弾性力によっ
て、図1に示す発熱シート50が加熱ローラ本体31の
内周面に押圧される。
線を中心線とする円筒状に丸めた場合においては、一方
の長辺部分の凸部40aが他方の長辺部分の凹部に相補
的に係合することにより、図4に示すような円筒体を形
成する。したがって、この円筒体を加熱ローラに挿入す
れば、凸部40aと凹部40bが互いに重なり合わない
状態で装着することができ、これにより形成したシート
状バネ40が図3の形態に戻ろうとする弾性力によっ
て、図1に示す発熱シート50が加熱ローラ本体31の
内周面に押圧される。
【0034】実施例3 図5はローラ本体の縦断面図、図6は加熱ローラの要部
構造を示す縦断面図である。この加熱ローラ10の構造
を、その作製方法とともに説明する。ローラ本体31の
内周面に、かつその中心軸に沿って螺旋状の溝(凹部)
31bを形成する。符号31aは、この凹部31bによ
り形成された凸部を示す。別に、発熱シート50を用意
する。この発熱シート50では、第1絶縁層33と第2
絶縁層35との間の螺旋状空間に、抵抗発熱体34aか
らなる螺旋状パターンを挿入して発熱層34を形成する
ことにより、螺旋状溝31bに対応する螺旋状の凸部を
形成し、この螺旋状凸部を螺旋状溝31bに挿入係止す
る。その後、シート状バネ40を円筒状に丸めて挿入
し、ローラ本体31の内周面に圧接させる。
構造を示す縦断面図である。この加熱ローラ10の構造
を、その作製方法とともに説明する。ローラ本体31の
内周面に、かつその中心軸に沿って螺旋状の溝(凹部)
31bを形成する。符号31aは、この凹部31bによ
り形成された凸部を示す。別に、発熱シート50を用意
する。この発熱シート50では、第1絶縁層33と第2
絶縁層35との間の螺旋状空間に、抵抗発熱体34aか
らなる螺旋状パターンを挿入して発熱層34を形成する
ことにより、螺旋状溝31bに対応する螺旋状の凸部を
形成し、この螺旋状凸部を螺旋状溝31bに挿入係止す
る。その後、シート状バネ40を円筒状に丸めて挿入
し、ローラ本体31の内周面に圧接させる。
【0035】上記凸部31aおよび凹部31bの幅は例
えば3mmとし、凹部31bの深さは例えば50〜15
0μmとする。また、第1絶縁層33および第2絶縁層
35は塗装によって形成することもできるが、ローラ本
体31の内周面全面に設けることが好ましい。
えば3mmとし、凹部31bの深さは例えば50〜15
0μmとする。また、第1絶縁層33および第2絶縁層
35は塗装によって形成することもできるが、ローラ本
体31の内周面全面に設けることが好ましい。
【0036】実施例4 図7は加熱ローラ10の要部構造を示す縦断面図であ
る。この加熱ローラ10と実施例3のそれとの構成上の
相違点は、発熱シート50aの構造にある。すなわち、
この発熱シート50aは、実施例3における第1絶縁層
と第2絶縁層とを一体形成した絶縁層(一体化絶縁層3
6)と、この絶縁層36の螺旋状凸部に埋設した、抵抗
発熱体34aによる螺旋状の発熱パターンとからなって
おり、実施例3におけるシート状バネ40は省略されて
いる。したがって、この加熱ローラ10は図6の加熱ロ
ーラよりも構造が簡単になっており、シート状バネ40
の挿入工程は不要である。
る。この加熱ローラ10と実施例3のそれとの構成上の
相違点は、発熱シート50aの構造にある。すなわち、
この発熱シート50aは、実施例3における第1絶縁層
と第2絶縁層とを一体形成した絶縁層(一体化絶縁層3
6)と、この絶縁層36の螺旋状凸部に埋設した、抵抗
発熱体34aによる螺旋状の発熱パターンとからなって
おり、実施例3におけるシート状バネ40は省略されて
いる。したがって、この加熱ローラ10は図6の加熱ロ
ーラよりも構造が簡単になっており、シート状バネ40
の挿入工程は不要である。
【0037】上記加熱ローラ10の作製方法について説
明すると、ローラ本体31の内周面に、かつこのローラ
本体の中心軸に沿って螺旋状の溝(凹部31b)を形成
し、この溝に抵抗発熱体34aからなる螺旋状の発熱パ
ターンを挿入し、上記螺旋状溝31bに耐熱性の絶縁層
形成材料をスプレー塗装、ディピング等の方法で塗布す
るとともに、上記発熱パターンを上記塗布液中に埋没さ
せた後、上記塗膜を例えば300℃前後で焼成して硬化
させる。
明すると、ローラ本体31の内周面に、かつこのローラ
本体の中心軸に沿って螺旋状の溝(凹部31b)を形成
し、この溝に抵抗発熱体34aからなる螺旋状の発熱パ
ターンを挿入し、上記螺旋状溝31bに耐熱性の絶縁層
形成材料をスプレー塗装、ディピング等の方法で塗布す
るとともに、上記発熱パターンを上記塗布液中に埋没さ
せた後、上記塗膜を例えば300℃前後で焼成して硬化
させる。
【0038】実施例5 図8は加熱ローラの要部構造を示す縦断面図、図9はこ
の加熱ローラを構成する発熱部の構造、および取付け状
態を示す縦断面図である。図10は図9の発熱部の構成
方法に係るもので、図10(a)は発熱部形成シートの
概略断面図である。図10(b)はこの発熱部形成シー
トを円筒状に丸めたもので、この状態でローラ本体の内
周面に装着することにより発熱部が形成される。
の加熱ローラを構成する発熱部の構造、および取付け状
態を示す縦断面図である。図10は図9の発熱部の構成
方法に係るもので、図10(a)は発熱部形成シートの
概略断面図である。図10(b)はこの発熱部形成シー
トを円筒状に丸めたもので、この状態でローラ本体の内
周面に装着することにより発熱部が形成される。
【0039】図8および図9に示すように、本実施例の
加熱ローラ20は離型部60と、発熱部形成シート50
bからなる発熱部70とにより構成したもので、これら
離型部60と発熱部70は、互いに相手を損傷させるこ
となく分離することができるようになっている。離型部
60は、ローラ本体31と離型層32とからなる。上記
発熱部形成シート50bは、抵抗発熱体34aの片面に
第1絶縁層33と、反対面に第2絶縁層35とをそれぞ
れ重ねて発熱シート50とし、この発熱シート50の上
記第1、第2絶縁層33,35を長方形で金属製のシー
ト状バネ40で包んで構成されている。
加熱ローラ20は離型部60と、発熱部形成シート50
bからなる発熱部70とにより構成したもので、これら
離型部60と発熱部70は、互いに相手を損傷させるこ
となく分離することができるようになっている。離型部
60は、ローラ本体31と離型層32とからなる。上記
発熱部形成シート50bは、抵抗発熱体34aの片面に
第1絶縁層33と、反対面に第2絶縁層35とをそれぞ
れ重ねて発熱シート50とし、この発熱シート50の上
記第1、第2絶縁層33,35を長方形で金属製のシー
ト状バネ40で包んで構成されている。
【0040】さらに詳しく説明すると、発熱部形成シー
ト50bは図10(a)に示すように、一枚のシート状
バネ40の一端部を折り返し、このバネの両端部を重
ね、適宜手段で接合することにより、第1絶縁層33の
片面全面および第2絶縁層35の片面全面をシート状バ
ネ40で包んだ形態となっている。加熱ローラ20を構
成するに際しては、発熱部形成シート50bを円筒状に
丸めてローラ本体31に挿入し、これをシート状バネ4
0の弾性力でローラ本体31の内周面に押圧固定するこ
とにより発熱部70を形成する。
ト50bは図10(a)に示すように、一枚のシート状
バネ40の一端部を折り返し、このバネの両端部を重
ね、適宜手段で接合することにより、第1絶縁層33の
片面全面および第2絶縁層35の片面全面をシート状バ
ネ40で包んだ形態となっている。加熱ローラ20を構
成するに際しては、発熱部形成シート50bを円筒状に
丸めてローラ本体31に挿入し、これをシート状バネ4
0の弾性力でローラ本体31の内周面に押圧固定するこ
とにより発熱部70を形成する。
【0041】なお、上記抵抗発熱体34aは、例えば鉄
クロムなどのSUS系の金属箔(厚さ10〜100μ
m)であって、打抜きまたはエッチングによって所定の
パターンに形成されている。また、第1、第2絶縁層3
3,35は例えばポリイミドフィルムやアラミドペーパ
ー、マイカシートなどである。
クロムなどのSUS系の金属箔(厚さ10〜100μ
m)であって、打抜きまたはエッチングによって所定の
パターンに形成されている。また、第1、第2絶縁層3
3,35は例えばポリイミドフィルムやアラミドペーパ
ー、マイカシートなどである。
【0042】実施例6 図11は加熱ローラを構成する発熱部形成シートの展開
図(円筒状に丸める前の状態を示す平面図)である。こ
の発熱部形成シート50bの構造は図10(a)に示す
ものと殆ど同様であり、シート状バネ40の一端部に突
片40cを複数設け、これらの突片を折り返してこのシ
ート状バネの端部に固着することにより、第1絶縁層の
片面全面および第2絶縁層の片面全面をシート状バネ4
0で包んだ形態となっている。
図(円筒状に丸める前の状態を示す平面図)である。こ
の発熱部形成シート50bの構造は図10(a)に示す
ものと殆ど同様であり、シート状バネ40の一端部に突
片40cを複数設け、これらの突片を折り返してこのシ
ート状バネの端部に固着することにより、第1絶縁層の
片面全面および第2絶縁層の片面全面をシート状バネ4
0で包んだ形態となっている。
【0043】実施例7 図12は加熱ローラを構成する発熱部形成シートの概略
断面図であって、実施例5の図10(a)に対応するも
のである。この発熱部形成シート50bでは、抵抗発熱
体34aを第1、第2の絶縁層33,35で挟んでなる
発熱シート50を更に上下2枚のシート状バネ40,4
0で挟み、一方のシート状バネの両端部を折り返して他
方のシート状バネの端部に固着した構造となっている。
断面図であって、実施例5の図10(a)に対応するも
のである。この発熱部形成シート50bでは、抵抗発熱
体34aを第1、第2の絶縁層33,35で挟んでなる
発熱シート50を更に上下2枚のシート状バネ40,4
0で挟み、一方のシート状バネの両端部を折り返して他
方のシート状バネの端部に固着した構造となっている。
【0044】実施例8 図13は加熱ローラを構成する発熱部の構造、および取
付け状態を示す縦断面図である。図9との比較で明らか
なように、この加熱ローラ20では、円筒状に丸めたシ
ート状バネ40のうち発熱部70の最内周側の層を形成
する部分に、このシート状バネを部分的に折り畳んでリ
ブ40dを形成することにより、この加熱ローラ20の
軸方向の強度を高めたものであり、ローラ本体31が撓
みに対して強くなる利点がある。
付け状態を示す縦断面図である。図9との比較で明らか
なように、この加熱ローラ20では、円筒状に丸めたシ
ート状バネ40のうち発熱部70の最内周側の層を形成
する部分に、このシート状バネを部分的に折り畳んでリ
ブ40dを形成することにより、この加熱ローラ20の
軸方向の強度を高めたものであり、ローラ本体31が撓
みに対して強くなる利点がある。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1の加熱ローラ 従来の弾性高分子材料からなる圧接弾性体に代えて、金
属製のバネ部材からなる圧接弾性体を設け、発熱シート
をこのバネ部材の弾性力により、ローラ本体の内周面に
押圧固定したので、かりに定着装置の温度制御が出来な
くなり定着温度が暴走し、温度過昇防止装置が働く程度
の高温(500℃近く)になったとしても、材質が金属
なので発火が生じることはない。
よれば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1の加熱ローラ 従来の弾性高分子材料からなる圧接弾性体に代えて、金
属製のバネ部材からなる圧接弾性体を設け、発熱シート
をこのバネ部材の弾性力により、ローラ本体の内周面に
押圧固定したので、かりに定着装置の温度制御が出来な
くなり定着温度が暴走し、温度過昇防止装置が働く程度
の高温(500℃近く)になったとしても、材質が金属
なので発火が生じることはない。
【0046】(2)請求項2の加熱ローラ 凸部と凹部とを互いに相補的に係合させて円筒状にした
シート状バネをローラ本体に挿入したため、シート状バ
ネの端部同士が重なり合うことがなくなるので、加熱ロ
ーラの昇温温度が均一になり、したがって、従来の問題
点であった熱容量ムラに起因する定着不良が防止され
る。
シート状バネをローラ本体に挿入したため、シート状バ
ネの端部同士が重なり合うことがなくなるので、加熱ロ
ーラの昇温温度が均一になり、したがって、従来の問題
点であった熱容量ムラに起因する定着不良が防止され
る。
【0047】(3)請求項3,4の加熱ローラ ローラ本体の内周面に凹凸部による螺旋状の溝を設け、
この溝に螺旋状の発熱パターン(抵抗発熱体)を挿入係
止したので、組み付け等の際に発熱パターンがローラ本
体の中心軸方向に動くのを上記凸部により防止すること
ができ、発熱パターン同士の接触に起因するショートが
なくなる。また、上記凹凸部によりローラ本体の剛性が
向上し、その撓みを防止することができる。
この溝に螺旋状の発熱パターン(抵抗発熱体)を挿入係
止したので、組み付け等の際に発熱パターンがローラ本
体の中心軸方向に動くのを上記凸部により防止すること
ができ、発熱パターン同士の接触に起因するショートが
なくなる。また、上記凹凸部によりローラ本体の剛性が
向上し、その撓みを防止することができる。
【0048】(4)請求項5の加熱ローラ 金属製のバネを使用せず、螺旋状の発熱パターンを埋没
させた絶縁層により発熱シートを形成したので、加熱ロ
ーラの構造および作製工程が簡単となり、安価に提供す
ることがができる。
させた絶縁層により発熱シートを形成したので、加熱ロ
ーラの構造および作製工程が簡単となり、安価に提供す
ることがができる。
【0049】(5)請求項6の加熱ローラ 抵抗発熱体を絶縁層を介して金属製のシート状バネで包
み込んで発熱部形成シートを構成し、この発熱部形成シ
ートを丸め、上記シート状バネの弾性力によりローラ本
体の内周面に固定して発熱部を形成したので、この発熱
部を離型部に対して簡単に着脱することができる。この
ため、材質の違うローラ本体と発熱体とに分別でき、材
料リサイクルが容易となる。
み込んで発熱部形成シートを構成し、この発熱部形成シ
ートを丸め、上記シート状バネの弾性力によりローラ本
体の内周面に固定して発熱部を形成したので、この発熱
部を離型部に対して簡単に着脱することができる。この
ため、材質の違うローラ本体と発熱体とに分別でき、材
料リサイクルが容易となる。
【0050】また、加熱ローラ完成後の検査で不具合が
見つかった場合には、不良部品側のみを交換することで
済むため、損失を低く抑えることができる。例えば、離
型層にキズが発生した場合に、従来の加熱ローラではロ
ーラ全体が不良品となっていたが、本発明の加熱ローラ
では不良個所である離型部のみを取り替えて再度使用す
ることができる。同様に完成品の発熱部が不良である場
合には、良品である離型部はそのまま使用でき、発熱部
のみの交換で済む。
見つかった場合には、不良部品側のみを交換することで
済むため、損失を低く抑えることができる。例えば、離
型層にキズが発生した場合に、従来の加熱ローラではロ
ーラ全体が不良品となっていたが、本発明の加熱ローラ
では不良個所である離型部のみを取り替えて再度使用す
ることができる。同様に完成品の発熱部が不良である場
合には、良品である離型部はそのまま使用でき、発熱部
のみの交換で済む。
【0051】(6)請求項7の加熱ローラ 発熱部形成シートでは、シート状バネの端部を折り返す
ことで第1絶縁層の片面全面および第2絶縁層の片面全
面を上記シート状バネで包んだので、発熱部を構成する
際に、溶接による固着と違って高温になることがなく、
またネジ止めやリベット止めとは異なって穴をあける必
要もないため、熱や穴あけ加工による絶縁層の破壊が防
止される。
ことで第1絶縁層の片面全面および第2絶縁層の片面全
面を上記シート状バネで包んだので、発熱部を構成する
際に、溶接による固着と違って高温になることがなく、
またネジ止めやリベット止めとは異なって穴をあける必
要もないため、熱や穴あけ加工による絶縁層の破壊が防
止される。
【0052】(7)請求項8の加熱ローラ シート状バネを部分的に折り畳んでリブを形成すること
により、加熱ローラの軸方向の強度を高めたので、ロー
ラ本体の肉厚を薄くすることができる。その結果、熱容
量が低減するので、立ち上がり時間が短くなる。
により、加熱ローラの軸方向の強度を高めたので、ロー
ラ本体の肉厚を薄くすることができる。その結果、熱容
量が低減するので、立ち上がり時間が短くなる。
【図1】実施例1に係る加熱ローラの横断面図である。
【図2】図1の加熱ローラの縦断面図である。
【図3】実施例2に係るシート状バネの展開図である。
【図4】図3のシート状バネをローラ本体に挿入する方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図5】実施例3に係る加熱ローラを構成するローラ本
体の縦断面図である。
体の縦断面図である。
【図6】実施例3に係る加熱ローラの要部構造を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図7】実施例4に係る加熱ローラの要部構造を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図8】実施例5に係る加熱ローラの要部構造を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図9】図8の加熱ローラを構成する発熱部の構造、お
よび取付け状態を示す縦断面図である。
よび取付け状態を示す縦断面図である。
【図10】図9の発熱部の構成方法に係るもので、
(a)は発熱部形成シートの概略断面図、(b)はこの
発熱部形成シートを円筒状に丸めたもので、この状態で
ローラ本体内周面に装着することにより発熱部が形成さ
れる。
(a)は発熱部形成シートの概略断面図、(b)はこの
発熱部形成シートを円筒状に丸めたもので、この状態で
ローラ本体内周面に装着することにより発熱部が形成さ
れる。
【図11】本発明の実施例6の加熱ローラに係るもの
で、発熱部形成シートの展開図である。
で、発熱部形成シートの展開図である。
【図12】本発明の実施例7の加熱ローラに係るもの
で、発熱部形成シートの概略断面図である。
で、発熱部形成シートの概略断面図である。
【図13】本発明の実施例8に係る加熱ローラを構成す
る発熱部の構造、および取付け状態を示す縦断面図であ
る。
る発熱部の構造、および取付け状態を示す縦断面図であ
る。
【図14】従来の加熱ローラの一例を示す横断面図であ
る。
る。
【図15】従来の加熱ローラの別例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図16】図15の加熱ローラの要部構造を示す縦断面
図である。
図である。
10 加熱ローラ 20 加熱ローラ 31 ローラ本体(金属基体、芯金) 31a 凸部 31b 螺旋状溝(螺旋状凹部) 32 離型層 33 第1絶縁層 34 発熱層 34a 抵抗発熱体 35 第2絶縁層 36 一体化絶縁層 40 シート状バネ 40a 凸部 40b 凹部 40c 突片 40d リブ 50 発熱シート 50a 発熱シート 50b 発熱部形成シート 60 離型部 70 発熱部 80 受電部 90 給電電極ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA24 BB13 BB19 BB21 BB22 3K034 AA02 AA22 AA32 AA33 AA34 BB07 BB08 BB13 BC09 BC16 BC29 CA32 GA10 HA01 HA10 3K058 AA02 AA14 AA16 AA82 AA86 AA91 BA18 CE02 CE13 CE19 DA04 GA06 3K092 PP18 QA06 QB02 QB31 QB33 QB44 QB45 QB73 QB76 QB78 QC25 RF02 RF13 RF26 TT22 TT36 VV03 VV06 VV16 VV22 VV25 VV31
Claims (8)
- 【請求項1】 加熱ローラと、この加熱ローラに圧接し
て回転する加圧ローラとの間で、記録紙上の未定着トナ
ー像をこの記録紙に定着する定着装置を構成する加熱ロ
ーラにおいて、いずれも耐熱性材料からなる第1絶縁層
と第2絶縁層との間に抵抗発熱体による発熱層を備えて
なる発熱シートを円筒状ローラ本体の内周面に、第1絶
縁層が前記ローラ本体の内周面に接触した状態で設け、
この発熱シートを金属製のバネ部材の弾性力によりロー
ラ本体の内周面に押圧固定したことを特徴とする定着装
置の加熱ローラ。 - 【請求項2】 前記バネ部材は、長方形の金属シートの
互いに対向する長辺部分のそれぞれに切欠き形状による
凸部と凹部とを形成したシート状バネからなり、このシ
ート状バネを円筒状に丸めて、一方の長辺部分の凸部を
他方の長辺部分の凹部に相補的に係合させた状態で前記
ローラ本体に挿入したものであることを特徴とする請求
項1に記載の定着装置の加熱ローラ。 - 【請求項3】 前記ローラ本体は、内周面に且つこのロ
ーラ本体の中心軸に沿って螺旋状の溝を形成したもので
あり、前記発熱シートは、第1絶縁層と第2絶縁層との
間に抵抗発熱体からなる螺旋状パターンを挿入すること
により、前記ローラ本体内周面の螺旋状溝に対応する螺
旋状の凸部を形成し、この螺旋状凸部を前記螺旋状溝に
挿入係止したものであることを特徴とする請求項1また
は2に記載の定着装置の加熱ローラ。 - 【請求項4】 前記発熱シートは、第1絶縁層と第2絶
縁層との間に螺旋状の空間を形成し、この空間に前記抵
抗発熱体からなる螺旋状パターンを挿入することにより
構成したものであることを特徴とする請求項3に記載の
定着装置の加熱ローラ。 - 【請求項5】 加熱ローラと、この加熱ローラに圧接し
て回転する加圧ローラとの間で、記録紙上の未定着トナ
ー像をこの記録紙に定着する定着装置を構成する加熱ロ
ーラにおいて、円筒状ローラ本体の内周面に、かつこの
ローラ本体の中心軸に沿って形成した螺旋状の溝に、抵
抗発熱体による螺旋状の発熱パターンを埋没させた耐熱
性材料からなる絶縁層を形成することにより、前記発熱
パターンを前記ローラ本体内周面の螺旋状溝に挿入固定
したことを特徴とする定着装置の加熱ローラ。 - 【請求項6】 加熱ローラと、この加熱ローラに圧接し
て回転する加圧ローラとの間で、記録紙上の未定着トナ
ー像をこの記録紙に定着する定着装置を構成する加熱ロ
ーラにおいて、抵抗発熱体の片面全面に耐熱性材料から
なる第1絶縁層と、反対面の全面に耐熱性材料からなる
第2絶縁層とをそれぞれ接触させるとともに、前記抵抗
発熱体および第1、第2絶縁層を長方形の金属製シート
状バネで包んでなる発熱部形成シートを円筒状に丸めて
ローラ本体に挿入することにより発熱部を形成し、この
発熱部を前記シート状バネの弾性力によりローラ本体の
内周面に押圧固定したことを特徴とする定着装置の加熱
ローラ。 - 【請求項7】 前記発熱部形成シートは、前記抵抗発熱
体および第1、第2絶縁層を一枚の金属製シート状バネ
で包み、その一端部を折り返してこのバネの他端部に固
着するか、または前記抵抗発熱体および第1、第2絶縁
層を二枚の金属製シート状バネで包み、一方のバネの両
端部を折り返して、他方のバネの端部に固着することに
より、第1絶縁層の片面全面および第2絶縁層の片面全
面をこれらのシート状バネで包んだものであることを特
徴とする請求項6に記載の定着装置の加熱ローラ。 - 【請求項8】 前記円筒状に丸めた発熱部形成シートの
シート状バネのうち前記発熱部の最内周側の層を形成す
る部分に、このシート状バネを部分的に折り畳んでリブ
を形成することにより、当該加熱ローラの軸方向の強度
を高めたことを特徴とする請求項6または7に記載の定
着装置の加熱ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047811A JP2001235955A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 定着装置の加熱ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000047811A JP2001235955A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 定着装置の加熱ローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001235955A true JP2001235955A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18570000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000047811A Pending JP2001235955A (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | 定着装置の加熱ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001235955A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008277114A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発熱体ユニット |
US7505727B2 (en) | 2005-06-24 | 2009-03-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fixing roller including a pressing pipe having a cut away portion for an image forming apparatus |
JP2011180502A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2013178382A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Sharp Corp | 定着装置および定着装置を備えた画像形成装置 |
-
2000
- 2000-02-24 JP JP2000047811A patent/JP2001235955A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7505727B2 (en) | 2005-06-24 | 2009-03-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fixing roller including a pressing pipe having a cut away portion for an image forming apparatus |
JP2008277114A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発熱体ユニット |
JP2011180502A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2013178382A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Sharp Corp | 定着装置および定着装置を備えた画像形成装置 |
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