JP2001231605A - ソール構造 - Google Patents

ソール構造

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JP2001231605A JP2000049105A JP2000049105A JP2001231605A JP 2001231605 A JP2001231605 A JP 2001231605A JP 2000049105 A JP2000049105 A JP 2000049105A JP 2000049105 A JP2000049105 A JP 2000049105A JP 2001231605 A JP2001231605 A JP 2001231605A
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    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/06Footwear with health or hygienic arrangements ventilated
    • A43B7/08Footwear with health or hygienic arrangements ventilated with air-holes, with or without closures
    • A43B7/082Footwear with health or hygienic arrangements ventilated with air-holes, with or without closures the air being expelled to the outside

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  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポーツ用シューズにおいて、前足部の通気
性および屈曲性の双方を実現する。 【解決手段】 シューズの踵部位から前足部位にかけて
延在しかつ軟質弾性部材から構成されるミッドソール3
と、ミッドソール3の前足部分Aの底面側に形成され
た、概略幅方向に屈曲しつつ延びる屈曲溝34と、屈曲
溝34内に形成され、ミッドソール3の足裏当接面30
に開口する貫通孔35と、屈曲溝34を覆うカバー部5
0とを設ける。屈曲溝34およびカバー部50により囲
繞されて構成される空気管36の両端は開口している。
また、カバー部50はアウトソール5と一体に形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツ用シュー
ズのソール構造に関し、詳細には、ミッドソール内に通
気孔が形成されたものに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】一般に、シューズの靴底
は、ミッドソールと、その下面に貼り合わされ、路面と
直接接地するアウトソールとから主として構成されてい
る。そして、ミッドソールは、シューズとしてのクッシ
ョン性を確保するために、一般に軟質弾性部材から構成
されている。
【0003】ところで、シューズには、着用時にある程
度の通気性が確保されている方が好ましい。そこで、従
来より、通気孔を設けたシューズが各種提案されてい
る。
【0004】たとえば、特開平8−131204号公報
に示すものでは、同公報の第3欄第5〜11行および図
1ないし図3に記載されているように、底部材の本体部
に複数の横穴が形成されるとともに、これらの横穴と連
通しかつ中敷き部を貫通する複数の縦穴が底部材の本体
部に形成されている。また、実公昭63−43923号
公報に示すものでは、同公報の第2欄第22行〜第3欄
第17行に記載されているように、上板を厚さ方向に貫
通する複数の通孔と、各通孔に対応して下板に形成され
た溝部とが設けられている。
【0005】これらいずれの場合においても、横穴およ
び縦穴を介してまたは通孔および溝部を介して、外気が
シューズ内部に流入することにより、シューズ内部の通
気性が得られるようになっている。
【0006】その一方、スポーツ用シューズにおいて
は、とくにランニングシューズの場合、前足部の高屈曲
性が要求される。しかしながら、前記従来の構造では、
ゴム等の弾性部材からなる本体部または下板に横穴また
は溝部が単に形成されているだけであり、通気性の観点
のみから考案されたこれら横穴または溝部を設けるだけ
では、スポーツ用シューズで要求される高屈曲性を満足
させることはできない。
【0007】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、前足部の通気性および高屈曲性の双方
を確立できるスポーツ用シューズのソール構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
ポーツ用シューズのソール構造は、軟質弾性部材から構
成されかつシューズの踵部位から前足部位にかけて延在
するミッドソールと、前記ミッドソールの前足部分の底
面側に形成された、概略幅方向に屈曲しつつ延びる屈曲
溝と、前記屈曲溝内に形成され、前記ミッドソールの足
裏当接面に開口する貫通孔と、前記屈曲溝を覆うカバー
部とを備えている。
【0009】請求項2の発明に係るスポーツ用シューズ
のソール構造は、請求項1において、前記屈曲溝および
カバー部から構成される空気管の端部が開口しているこ
とを特徴としている。
【0010】請求項3の発明に係るスポーツ用シューズ
のソール構造は、請求項2において、前記空気管の開口
部を開閉する弁構造が設けられていることを特徴として
いる。
【0011】請求項4の発明に係るスポーツ用シューズ
のソール構造は、請求項3において、前記弁構造が、前
記開口部近傍の屈曲溝底部に形成された凸状部または突
起部から形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項5の発明に係るスポーツ用シューズ
のソール構造は、請求項1において、前記屈曲溝および
カバー部から構成される空気管の両端部が閉塞されると
ともに、前記貫通孔に通じる外部からの空気の取入れ口
が、前記ミッドソールの中足部分または踵部分の少なく
ともいずれか一方に形成されていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項6の発明に係るスポーツ用シューズ
のソール構造は、請求項1ないし5のいずれかにおい
て、前記カバー部が、前記ミッドソールの前足部分の底
面側に配置されるアウトソールと一体に形成されている
ことを特徴としている。
【0014】請求項1の発明によれば、足裏当接面に開
口する貫通孔がミッドソールの前足部分の屈曲溝内に形
成されているので、シューズの使用時には、屈曲溝から
貫通孔を通って外気がシューズ内部に流入し、これによ
り、シューズ内部の前足部に通気性が得られる。
【0015】さらに、概略幅方向に屈曲する屈曲溝がミ
ッドソールの前足部分の底面側に形成されていることに
より、該屈曲溝の形成個所においてミッドソールの厚み
が薄くなっている。これにより、該屈曲溝に沿ってミッ
ドソールが上下方向に屈曲しやすくなっており、その結
果、前足部の屈曲性を向上できる。また、これにより、
競技者がシューズの踵部から爪先部にかけて順に着地し
ていく際に、よりスムーズな荷重移動が可能になるとと
もに、グリップ性を確保できる。
【0016】しかも、この場合には、貫通孔が屈曲溝内
に形成されるとともに、該屈曲溝を覆うカバー部が設け
られているので、貫通孔の底面側開口部分が接地面に露
出するのが防止されている。これにより、シューズ着地
時に、外部の水や砂、埃等が貫通孔からシューズ内部に
浸入しにくくなっており、その結果、アウトドア用シュ
ーズとしても問題なく使用できる。
【0017】請求項2の発明では、屈曲溝およびカバー
部から囲繞されて構成される空気管の端部が開口してい
る。したがって、この場合には、外気は、シューズ外部
から空気管の開口を通って屈曲溝内に浸入し、屈曲溝か
ら貫通孔を通ってシューズ内部に導入される。
【0018】請求項3の発明では、空気管の開口部を開
閉する弁構造が設けられている。前足部の屈曲時には、
この弁構造によって空気管の開口部が閉じ、これによ
り、空気管内の空気の圧力が上昇する。昇圧した空気管
内の空気は容易に貫通孔を通ってシューズ内部に浸入
し、その結果、通気性が向上する。
【0019】請求項4の発明によれば、前足部の屈曲時
には、開口部近傍の屈曲溝底部に形成された凸状部また
は突起部がカバー部と接触し、これにより、空気管の開
口部が閉じられるようになっている。このように、単な
る凸状部または突起部により弁構造が構成されるので、
構造を簡略化できる。
【0020】請求項5の発明では、空気管の両端部が閉
塞されているので、前足部の屈曲時には、空気管内の空
気の圧力が容易に上昇し、昇圧した空気が貫通孔から押
し出されてシューズ内部に容易に浸入するとともに、ミ
ッドソールの中足部分および(または)踵部分に形成さ
れた空気取入れ口から外気が空気管内に導入されるの
で、空気管内への空気の補充が容易に行われるようにな
っている。
【0021】請求項6の発明では、屈曲溝を覆うカバー
部が、ミッドソールの前足部分の底面側に配置されるア
ウトソールと一体に形成されている。これにより、ソー
ル構造全体を簡略化できる。
【0022】
【発明の実施の形態】〔スポーツ用シューズの全体構造
の説明〕図1は、本発明の一実施態様によるソール構造
が採用されたスポーツ用シューズを示している。このス
ポーツ用シューズ1の靴底は、甲被部2の下部が貼り合
わされたミッドソール3と、ミッドソール3内に介在
し、波形状を有する波形シート4と、ミッドソール3の
下面に貼り合わされ、路面と直接接地するアウトソール
5とから主として構成されている。
【0023】ミッドソール3は、着地時にシューズ1の
底部にかかる衝撃を緩和する目的で用いられており、波
形シート4をその上下方向から挟み込むように配置され
た上部ミッドソール3aおよび下部ミッドソール3bか
ら構成されている。上部ミッドソール3aはシューズ1
の全長にわたって、すなわち踵部位から前足部位にかけ
て延びており、下部ミッドソール3bは、シューズ1の
主に踵部位に配置されている。
【0024】ミッドソール3を構成する材料としては、
一般に、良好なクッション性を備えた軟質弾性部材が用
いられるが、具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂の発泡体やポリウレ
タン(PU)等の熱硬化性樹脂の発泡体、またはブタジ
エンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材の発泡
体が用いられる。
【0025】波形シート4は、好ましくは、比較的弾性
に富む素材である熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポ
リアミドエラストマー(PAE)、ABS樹脂等の熱可
塑性樹脂あるいはエポキシ樹脂等や不飽和ポリエステル
樹脂等の熱硬化性樹脂から構成される。あるいは、波形
シート4は、弾性金属製のプレートまたは弾性金属製繊
維からなるメッシュシートから構成されていてもよい。
【0026】また、ミッドソール3が波形シート4と接
触する個所には、幅方向に(図1紙面奥側に向かって)
延びる複数の横穴6,7が形成されている。これらの横
穴は、クッション性の向上および軽量化のために設けら
れている。
【0027】〔ソール構造の説明〕次に、本発明による
ソール構造の一実施態様を図2ないし図6を用いて説明
する。なお、これらの図において、図2は左足側のソー
ル構造の底面図、図3はその外側(外甲側)側面図、図
4は図3の一部拡大図、図5は図2のV-V 線断面図、図
6はソール構造を構成する上部ミッドソールを底面側か
ら見た斜視図であって、波形シートが装着された状態を
示している。
【0028】図2および図3に示すように、上部ミッド
ソール3aの前足部分Aの底面側には、概略幅方向に屈
曲しつつ延びる屈曲溝34が形成されている。屈曲溝3
4内には、上下方向に延びる複数の貫通孔35が形成さ
れている。貫通孔35は、上部ミッドソール3aの足裏
当接面30に開口している(図5および図6参照)。
【0029】屈曲溝34は、樹脂製のカバー部50によ
って覆われている。カバー部50は、後述するように、
アウトソール5と一体に形成されている。屈曲溝34お
よびカバー部50によって囲繞された空間により、空気
管36が形成されている(図4参照)。空気管36の両
端は、シューズ内外側部に開口している。またカバー部
50は、屈曲溝34側に湾曲した形状を有している方が
好ましい。これは、シューズ前足部の屈曲変形後に、カ
バー部50が元の位置に戻りやすくするためである。
【0030】上部ミッドソール3aの前足部分Aには、
各貫通孔35に通じる複数の溝33が形成されている。
また、上部ミッドソール3aの中足部分(土踏まず部
分)Bには、上下方向に延びる貫通孔31が形成されて
いる。貫通孔31の底面側開口部分には凹部32が形成
されており、溝33は凹部32に連通している。
【0031】波形シート4は、ミッドソール内の踵部分
Cから中足部分Bにかけて延在しており、図6に示すよ
うに、波形状が形成された踵部位4aと、踵部位4aと
一体に形成された略平板状の中足部位4bとから構成さ
れている。また、図2中の踵部位4aにおける幅方向の
破線は、波形シート4の波形状における山または谷の線
を示している。
【0032】図2および図6に示すように、上部ミッド
ソール3aの中足部分Bに形成された凹部32は、波形
シート4の中足部位4bにより覆われており、貫通孔3
1から外れた凹部32との中足部位4bの対向部分に
は、スリット42が形成されている。
【0033】アウトソール5は、図2および図3に示す
ように、下部ミッドソール3bの底面に配置された踵部
5aと、上部ミッドソール3aの主に前足部分Aに配置
された前足部5b,5cとから構成されている。踵部5
aと前足部5b,5cとは分離して設けられているが、
前足部5b,5cは、屈曲溝34に沿って延びるカバー
部50を介して一体に形成されている。
【0034】次に、本実施態様の作用効果について説明
する。シューズの使用時において、屈曲溝34の内外側
両端の開口部34a,34bから空気管36内に流入し
た外気は、貫通孔35を通ってシューズ内部に導入さ
れ、これにより、シューズ内部の前足部に通気性が得ら
れる。
【0035】また、波形シート4に形成されたスリット
42から上部ミッドソール3aの凹部32内に導入され
た外気は、貫通孔31を通ってシューズ内部の中足部に
導入されるとともに、溝33を通って貫通孔35にも導
入されるようになっている。
【0036】しかも、この場合には、概略幅方向に屈曲
する屈曲溝34が上部ミッドソール3aの前足部分Aの
底面側に形成されていることにより、屈曲溝34の形成
個所において上部ミッドソール3aの厚みが薄くなって
いる。これにより、屈曲溝34に沿って上部ミッドソー
ル3aが上下方向に屈曲しやすくなっており、その結
果、前足部の屈曲性を向上できる。また、これにより、
競技者がシューズの踵部から爪先部にかけて順に着地し
ていく際に、よりスムーズな荷重移動が可能になるとと
もに、グリップ性を確保できる。
【0037】さらに、貫通孔35が屈曲溝34内に形成
されるとともに、屈曲溝34を覆うカバー部50が設け
られているので、貫通孔35の底面側開口部分が接地面
に露出するのを防止されている。これにより、シューズ
着地時に、外部の水や砂、埃等が貫通孔35からシュー
ズ内部に浸入しにくくなっており、その結果、シューズ
1をアウトドア用シューズとしても問題なく使用でき
る。
【0038】また、屈曲溝34を覆うカバー部50が、
上部ミッドソール3aの前足部分Aの底面側に配置され
るアウトソール5の前足部5b,5cと一体に形成され
ており、これにより、ソール構造全体を簡略化できる。
なお、カバー部50が透明樹脂から構成されている場合
には、貫通孔35が外部から見え、これにより意匠的効
果を発揮できる。
【0039】〔変形例1〕前記実施態様では、屈曲溝3
4の両端が単に開口されている例を示したが、この屈曲
溝両端の開口部34a,34bに、空気管36を開閉す
る弁構造を設けるようにしてもよい。
【0040】図7は、このような弁構造が採用されたソ
ール構造を示しており、同図中、図4と同一符号は同一
または相当部分を示している。図7において、屈曲溝3
4の開口部近傍の底部には、凸状部または突起部37が
形成されている。これにより、屈曲溝34の開口部34
a,34bが前記実施態様と比較して狭くなっている。
【0041】この場合には、図7に示す状態から、シュ
ーズ前足部が屈曲して上部ミッドソール3aが屈曲する
と、図8に示すように、凸状部37がカバー部50と接
触して、屈曲溝34両端の開口部34a,34bが閉じ
られる。これにより、空気管36内の空気の圧力が上昇
する。昇圧した空気管36内の空気は容易に貫通孔35
を通ってシューズ内部に浸入し、その結果、通気性が向
上する。
【0042】この図7に示す例および前記実施態様にお
いては、貫通孔35に通じる上部ミッドソール3a内の
溝33は省略されていてもよい。というのは、溝33か
らの経路を通るよりも、主に屈曲溝34両端の開口部3
4a,34bを通って、外気が屈曲溝34内に流入し、
これにより、空気管36内に空気が補充されるようにな
っているからである。
【0043】〔変形例2〕前記実施態様では、屈曲溝3
4の両端が常時開口されている例を、また前記変形例1
では、屈曲溝34の両端がシューズ前足部の非屈曲時に
のみ開口されている例をそれぞれ示したが、屈曲溝34
の一端もしくは両端は常時閉塞されていてもよい。
【0044】図9は、屈曲溝34の一端(ここでは内甲
側端)が常時閉塞されている例を示しており、同図中、
図2と同一符号は同一または相当部分を示している。こ
の場合には、屈曲溝34の一端が閉塞されていることに
より、シューズ前足部の屈曲時には、空気管36内の空
気の圧力が容易に上昇し、その結果、空気管36内の昇
圧した空気が貫通孔35からシューズ内部に容易に浸入
するようになっている。これにより、通気性を向上でき
る。
【0045】なお、この場合においても、図7に示すよ
うな弁構造を屈曲溝34の開口部34aに採用するよう
にしてもよく、これにより、さらに通気性を向上でき
る。また、図示していないが、屈曲溝34の両端の開口
部が閉塞されていてもよい。この場合、空気管36内へ
の空気の補充は、波形シート4のスリット42から上部
ミッドソール3aの凹部32および溝33を介して行わ
れる。
【0046】〔変形例3〕上部ミッドソール3aの溝3
3と通じる凹部32は、踵部分Cに形成されていてもよ
い。この場合、凹部32に対応するスリット42は波形
シート4の踵部位4aに形成される。このように、波形
シート4のスリット42が中足部位4bまたは踵部位4
aに形成される場合には、スリット形成位置がシューズ
の接地面から凹んだ個所にあり、これにより、スリット
内に外部の水や砂、埃等が浸入しにくくなっている。
【0047】〔変形例4〕カバー部50は、前記実施態
様のように、アウトソール5と一体に形成されている方
が好ましいが、アウトソール5と別個の部材とすること
も可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るスポーツ用
シューズのソール構造によれば、足裏当接面に開口する
貫通孔をミッドソールの前足部分の屈曲溝内に形成した
ので、シューズの使用時には、屈曲溝から貫通孔を通っ
て外気をシューズ内部に導入させることができ、これに
より、シューズ内部の前足部に通気性が得られるととも
に、概略幅方向に屈曲する屈曲溝をミッドソールの前足
部分の底面側に形成したことにより、屈曲溝に沿ってミ
ッドソールが上下方向に屈曲しやすくなっており、これ
により、前足部の屈曲性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるソール構造が採用さ
れたスポーツ用シューズ(左足側)の外側(外甲側)側
面図。
【図2】本発明の一実施態様による左足側のソール構造
の底面図。
【図3】図2のソール構造の外側(外甲側)側面図。
【図4】図3の一部拡大図。
【図5】図2のV-V 線断面図である。
【図6】図2のソール構造を構成する上部ミッドソール
を底面側から見た斜視図であって、波形シートが装着さ
れた状態を示している。
【図7】図4の変形例を示す図。
【図8】図7の作用効果を説明するための図。
【図9】図2の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 スポーツ用シューズ 3 ミッドソール 3a 上部ミッドソール 3b 下部ミッドソール 30 足裏当接面 31 貫通孔 32 凹部 33 溝 34 屈曲溝 34a 開口部 34b 開口部 35 貫通孔 36 空気管 37 凸状部 4 波形シート 42 スリット(外気取入れ口) 5 アウトソール 5a〜5c アウトソール 50 カバー部 A 前足部分 B 中足部分 C 踵部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポーツ用シューズのソール構造におい
    て、 軟質弾性部材から構成され、シューズの踵部位から前足
    部位にかけて延在するミッドソールと、 前記ミッドソールの前足部分の底面側に形成された、概
    略幅方向に屈曲しつつ延びる屈曲溝と、 前記屈曲溝内に形成され、前記ミッドソールの足裏当接
    面に開口する貫通孔と、 前記屈曲溝を覆うカバー部と、を備えたスポーツ用シュ
    ーズのソール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記屈曲溝およびカバー部から構成される空気管の端部
    が開口している、ことを特徴とするスポーツ用シューズ
    のソール構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記空気管の開口部を開閉する弁構造が設けられてい
    る、ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記弁構造が、前記開口部近傍の屈曲溝底部に形成され
    た凸状部または突起部から形成されている、ことを特徴
    とするスポーツ用シューズのソール構造。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記屈曲溝およびカバー部から構成される空気管の両端
    部が閉塞されるとともに、前記貫通孔に通じる外部から
    の空気の取入れ口が、前記ミッドソールの中足部分また
    は踵部分の少なくともいずれか一方に形成されている、
    ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、 前記カバー部が、前記ミッドソールの前足部分の底面側
    に配置されるアウトソールと一体に形成されている、こ
    とを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。
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