JP6708595B2 - スポーツシューズのソール構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、スポーツシューズのソール構造体に関し、詳細には、前足部領域の過度の屈曲を抑制することで前足部領域の屈曲性を制御できるようにしたものに関する。
欧州特許出願公開第3146862号明細書には、山と谷をソール前後方向に交互に繰り返す波状(ジグザグ状)のミッドソールを備えたフットウェアが記載されている(段落[0018]、図1、図2参照)。このミッドソールにおいては、隣り合う山と山の間(つまり谷の上方)、および隣り合う谷と谷の間(つまり山の下方)には、空隙が形成されており、山と山の間の空隙、および谷と谷の間の空隙は、いずれもミッドソールの幅方向全体にわたって延びている(段落[0018]、図1、図2参照)。
上記欧州特許出願公開第3146862号明細書に記載のものでは、波状(ジグザグ状)のミッドソールの谷の部分が接地面と接触したときに圧縮力が谷の部分に作用して、谷の上方の空隙を変形させることで、クッション性が確保されている(段落[0019]〜[0020]参照)。
また、特許第3403952号公報には、アウトソールの前足部領域にソール屈曲溝が形成されるとともに、アウトソールの上面には、柔軟なEVAスポンジ素材からなる上部ミッドソールが配置されたものが記載されている(図1参照)。アウトソールのソール屈曲溝はアウトソールを厚み方向に貫通しており、ソール屈曲溝の底部には、上部ミッドソールが露出している。
上記特許第3403952号公報に記載のものでは、アウトソールの屈曲時には、アウトソールの前足部領域がソール屈曲溝に沿って屈曲することで、ソール屈曲性が確保されている。
しかしながら、上記欧州特許出願公開第3146862号明細書に記載のものでは、ミッドソールの屈曲の際には、ジグザグ状のミッドソールの谷の部分で局所的に過度の屈曲が発生する恐れがあり、このような局所的に過度の屈曲が発生すると、それに起因してエネルギーロスが生じることになる。
また、上記特許第3403952号公報に記載のものでは、ソール屈曲溝の底部に軟質の上部ミッドソールが露出しており、そのため、ソール屈曲溝に沿った屈曲の際には、同様に、過度の屈曲が発生してエネルギーロスを生じる恐れがある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、本発明が解決しようとする課題は、前足部領域の過度の屈曲を抑制することにより前足部領域の屈曲性を制御できるソール構造体を提供することにある。
本発明に係るスポーツシューズのソール構造体は、前足部領域の上側に配置され、着用者の足裏が接触する足裏当接面となる上面を有し、軟質弾性部材からなる上部ミッドソールと、前足部領域の下側に配置され、上部ミッドソールの下面と接触するように設けられた上面を有するとともに、軟質弾性部材からなる下部ミッドソールと、下部ミッドソールの下面に配置され、路面と接地する接地面を有するとともに、実質的にソール幅方向に延びる複数のソール屈曲溝を有するアウトソールとを備えている。上部ミッドソールの下面および下部ミッドソールの上面の双方が実質的にソール前後方向に進む波形状からなる波形状面を有していてそれぞれ肉厚部を有しており、波形状の凸状の頂点を結んでできる線である稜線、および波形状の凹状の最深部を結んでできる線である谷線が実質的にソール幅方向に延びるとともに、上部ミッドソールおよび下部ミッドソールが硬度差を有している。下部ミッドソールに対して相対的に高硬度の上部ミッドソールの波形状の稜線の少なくとも一部がアウトソールの複数のソール屈曲溝の各々に対してそれぞれ上下方向にオーバーラップしていて、上部ミッドソールの肉厚部が複数のソール屈曲溝の各々の位置に配置されており、または上部ミッドソールに対して相対的に高硬度の下部ミッドソールの波形状の稜線の少なくとも一部がアウトソールの複数のソール屈曲溝の各々に対してそれぞれ上下方向にオーバーラップしていて、下部ミッドソールの肉厚部が複数のソール屈曲溝の各々の位置に配置されている。
本発明によれば、上部ミッドソールの下面および下部ミッドソールの上面の双方が波形状面を有し、上部ミッドソールおよび下部ミッドソールが硬度差を有するとともに、相対的に高硬度の上部ミッドソールまたは相対的に高硬度の下部ミッドソールの波形状の稜線の少なくとも一部がアウトソールのソール屈曲溝と上下方向にオーバーラップしており、アウトソールのソール屈曲溝の位置には、相対的に高硬度の上部ミッドソールの下面または相対的に高硬度の下部ミッドソールの上面の波形状面の稜線が配置されている。すなわち、アウトソールのソール屈曲溝の位置には、下面に波形状面を有する高硬度の上部ミッドソールの肉厚部(つまり高剛性部位)、または上面に波形状面を有する高硬度の下部ミッドソールの肉厚部(つまり高剛性部位)が配置されている。
ソール構造体の屈曲の際には、ソール構造体の前足部領域がアウトソールのソール屈曲溝に沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝の位置に配置された相対的に高硬度の上部ミッドソールまたは相対的に高硬度の下部ミッドソールの肉厚部が同時に屈曲しようとするが、これらの肉厚部は高剛性部位であるため、屈曲抵抗が大きく、ソール構造体のソール屈曲溝に沿った局所的な過度の屈曲を抑制する。これにより、前足部領域の屈曲性を制御できるようになり、局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
本発明では、波形状の稜線が、前足部領域の内甲側部分、外甲側部分またはソール幅方向中央側部分のいずれかにおいてソール屈曲溝と上下方向にオーバーラップしている。
本発明では、複数のソール屈曲溝が、シューズ着用者の足の中足趾節関節を挟んでソール前後方向に間隔を隔てて配置された第1、第2のソール屈曲溝から構成されている。
本発明では、第1、第2のソール屈曲溝の間に第3のソール屈曲溝が設けられており、第3のソール屈曲溝は、第1、第2のソール屈曲溝からソール前後方向に間隔を隔てて配置されている。
本発明では、ソール屈曲溝が、前足部領域の内甲側端部または外甲側端部の少なくともいずれか一方に開口している。
本発明では、ソール屈曲溝が、前足部領域の内甲側端部および外甲側端部の双方に閉塞している。
本発明では、ソール屈曲溝が、アウトソールを厚み方向に貫通するスリットを有している。
本発明では、スリットに対応する位置において下部ミッドソールの下面に形成された凹溝をさらに有している。
本発明では、波形状の稜線および谷線が、前足部領域のソール幅方向全体にわたって延びている。
本発明においては、波形状の稜線および谷線が、前足部領域のソール幅方向中央側部分にのみ配置されている。
以上のように、本発明に係るスポーツシューズのソール構造体によれば、相対的に高硬度の上部ミッドソールまたは相対的に高硬度の下部ミッドソールの波形状の稜線の少なくとも一部をアウトソールのソール屈曲溝と上下方向にオーバーラップさせるようにしたので、ソール構造体の屈曲時にソール構造体の前足部領域がアウトソールのソール屈曲溝に沿って屈曲しようとした際、ソール屈曲溝の位置に配置された相対的に高硬度の上部ミッドソールまたは相対的に高硬度の下部ミッドソールの肉厚部(高剛性部位)が同時に屈曲しようとして大きな屈曲抵抗を発生させ、これにより、ソール構造体のソール屈曲溝に沿った局所的な過度の屈曲を抑制して、前足部領域の屈曲性を制御できるようになり、局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
本発明の一実施例によるスポーツシューズのソール構造体の底面概略図である。 前記ソール構造体(図1)の内甲側側面図である。 前記ソール構造体(図1)の外甲側側面図である。 前記ソール構造体(図1)のIV-IV線断面概略図である。 前記ソール構造体(図1)のV-V線断面概略図である。 前記ソール構造体(図1)のVI-VI線断面概略図である。 前記ソール構造体(図1)のVII-VII線断面概略図である。 前記ソール構造体(図1)のVIII-IIIV線断面概略図である。 図1中に足の骨格構造を書き入れたものであって、ソール屈曲溝と足の骨格構造との位置関係を説明するための図である。 図2の一部拡大図である。 図3の一部拡大図である。 図4の一部拡大図である。 図10の一部拡大図であって、ソール屈曲溝の深さを説明するための図である。 本発明の第1の変形例によるソール構造体の底面概略図である。 前記ソール構造体(図14)の内甲側側面図である。 前記ソール構造体(図14)の外甲側側面図である。 前記ソール構造体(図14)のXVII-XVII線断面概略図である。 図15の一部拡大図である。 図16の一部拡大図である。 図17の一部拡大図である。 図19の一部拡大図であって、ソール屈曲溝の深さを説明するための図である。 本発明の第2の変形例によるスポーツシューズのソール構造体の底面概略図である。 前記ソール構造体(図22)の内甲側側面図である。 前記ソール構造体(図22)の外甲側側面図である。 前記ソール構造体(図22)のXXV-XXV線断面概略図である。 本発明の第3の変形例によるスポーツシューズのソール構造体の内甲側側面図である。 本発明の第4の変形例によるスポーツシューズのソール構造体の内甲側側面部分図である。 本発明の第5の変形例によるスポーツシューズのソール構造体の内甲側側面部分図である。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図13は、本発明の一実施例によるスポーツシューズ用ソール構造体を説明するための図である。ここでは、スポーツシューズとしてランニングシューズを例にとる。なお、以下の説明中、上方(上側/上)および下方(下側/下)とは、シューズの上下方向の位置関係を表し、前方(前側/前)および後方(後側/後)とは、シューズの前後方向の位置関係を表しており、幅方向とはシューズの左右方向を指すものとする。すなわち、上方および下方は、図1を例にとった場合、同図の紙面奥側および紙面手前側をそれぞれ指しており、前方および後方は、同図の上方および下方をそれぞれ指しており、幅方向は、同図の左右方向を指している。また、図1中、Hはソール構造体の踵部を、Mは中足部を、Fは前足部をそれぞれ示している。
図1ないし図4に示すように、ソール構造体1は、上側に配置された上部ミッドソール2と、下側に配置された下部ミッドソール3と、下部ミッドソール3の下面に装着されたアウトソール4とを備えている。上下部ミッドソール2、3は、ソール構造体1の踵部Hから中足部Mをへて前足部Fまで延びている。アウトソール4の下面に形成される防滑性/グリップ性/耐久性/意匠的効果の向上または軽量化等のための溝は、図示の便宜上、省略されている。
上部ミッドソール2の上面2aは、着用者の足裏が直接接触する、またはインソール等を介して間接的に接触する足裏当接面を構成している。上面2aは、図2ないし図4に示すように、ソール構造体1の踵部Hから中足部Mをへて前足部Fまで延びている。上面2aの幅方向両側部には、図5ないし図8に示すように、上方に立ち上がる左右一対の立ち上がり部20が設けられている。
図1ないし図4に示すように、上部ミッドソール2の下面2bは波形状面を有しており、下部ミッドソール3の上面3aは、上部ミッドソール2の波形状の下面2bに対応する波形状面を有している。上部ミッドソール2の下面2bおよび下部ミッドソール3の上面3aは、それぞれの波形状の山と谷および谷と山が係合した状態で接着等により固着されている。図2ないし図4では、上下部ミッドソール2、3の各波形状がソール構造体1の踵部Hから中足部Mをへて前足部Fまで延設された例が示されているが、本実施例によるソール構造体1においては、上下部ミッドソール2、3の各波形状は少なくとも前足部Fに設けられていればよい。
上部ミッドソール2の下面2bの波形状の山線(稜線)および谷線を図1中の前足部Fの領域に破線で示す。ここで、波形状の山線(稜線)とは凸状の頂点を結んでできる線をいい、波形状の谷線とは凹状の最深部を結んでできる線をいう。上部ミッドソール2の下面2bの波形状の山線(稜線)は下部ミッドソール3の上面3aの谷線と一致しており、上部ミッドソール2の下面2bの波形状の谷線は下部ミッドソール3の上面3aの山線(稜線)と一致している。図1中には、5本の破線が記されているが、これらの破線のうち、破線2bは上部ミッドソール2の下面2bの波形状の稜線を示し、前後方向に隣り合う各破線2bの間の破線2bは上部ミッドソール2の下面2bの波形状の谷線を示している。
これら稜線2bおよび谷線2bは、実質的にソール幅方向に延びており、いずれも緩やかに湾曲しつつソール幅方向全体に延びる曲線である。ここで、「実質的に」という文言を入れたのは、稜線2bおよび谷線2bがソール前後方向中心線(図1中のIV-IV線)と直交する厳密な幅方向の場合のみならず、これと角度をなして斜めに交差する場合をも含める趣旨である。また、各稜線2bおよび谷線2bは、走行時の荷重の移動方向に沿うように、前方に向かうにしたがい徐々に内甲側に向かって傾斜しており、上部ミッドソール2の下面2bの波形状は、実質的にソール前後方向に進んでいる。ここで、「実質的に」という文言を入れたのは、波形状がソール前後方向中心線に沿って進む厳密なソール前後方向の場合のみならず、これと角度をなして斜めに進む場合をも含める趣旨である。
ソール構造体1は、図1に示すように、前足部Fの底面側に複数のソール屈曲溝G、G、G、G’を有している。各ソール屈曲溝G、G、G、G’は、上部ミッドソール2の下面2bの波形状の各稜線2bと上下にオーバーラップする位置に配置されている。図2ないし図4においては、稜線2bは、各図の紙面垂直方向に延びており、各々対応するソール屈曲溝G、G、G、G’の上方に配置されて、ソール屈曲溝G、G、G、G’に対向している。ここでは、稜線2bは、ソール幅方向全体にわたって、すなわち、前足部Fの内甲側部分から幅方向中央部分を通って外甲側部分にいたるまで、各ソール屈曲溝G、G、G、G’と上下にオーバーラップしており、上下方向から見て各ソール屈曲溝G、G、G、G’の内部において各ソール屈曲溝G、G、G、G’に沿って延びている。したがって、各ソール屈曲溝G、G、G、Gも実質的にソール幅方向に延びている。
図9に示すように、ソール屈曲溝G、Gは、シューズ着用者の足の中足趾節関節MPを挟んでソール前後方向に間隔を隔てて配置されている。ソール屈曲溝(第1のソール屈曲溝)Gは、内甲側の第1趾末節骨DPの骨底(または第1趾基節骨PPの骨頭)付近から第2趾中節骨MPの骨頭付近を通って外甲側に向かって延びている。ソール屈曲溝(第2のソール屈曲溝)Gは、内甲側の母指球部TEの後方において第1趾中足骨MBの中央部から外甲側の第5趾中足骨MBの骨頭付近に向かって延びている。ソール屈曲溝(第3のソール屈曲溝)G、G’は、第1、第2のソール屈曲溝G、Gの間に配置されており、第1、第2のソール屈曲溝G、Gからソール前後方向に間隔を隔てて配置されている。ソール屈曲溝(第3のソール屈曲溝)Gは、内甲側において中足趾節関節MPの近傍に配置された長さの短い溝(つまり切欠き)である。ソール屈曲溝(第3のソール屈曲溝)G’は、第5趾末節骨DPを通って外甲側からソール幅方向中央部に向かって延びている。
第1、第2のソール屈曲溝G、Gは、前足部Fの内甲側端部および外甲側端部の双方に開口している(図2、図3参照)。第3のソール屈曲溝Gは、前足部Fの内甲側端部にのみ開口しており、第3のソール屈曲溝G’は前足部Fの外甲側端部にのみ開口している(図1参照)。これらのソール屈曲溝G、G、G、G’により、アウトソール4が前足部Fにおいて2つのアウトソール部4A、4Bに分断されている(図1参照)。また、中足部Mから踵部Hにかけての領域においては、アウトソール4は、内甲側ではアウトソール部4C、4Dに分断され、外甲側ではアウトソール部4C、4C、4C、4Dに分断されている(図1参照)。ソール構造体1の踵部Hの中央部には、凹部35が形成されており、アウトソール部4Cおよび4C、4Cは凹部35を介してソール幅方向に離隔配置されている。凹部35は、図7、図8に示すように、下部ミッドソール3に形成された凹溝から構成されている。
図10ないし図12に示すように、第1のソール屈曲溝Gは、アウトソール4をアウトソール部4A、4Bに分断する(すなわち、アウトソール4を厚み方向に貫通する)スリット40と、スリット40内において(すなわち、スリット40に対応する位置において)下部ミッドソール3の下面3bに形成された凹溝30とから構成されている。第2のソール屈曲溝Gは、アウトソール4をアウトソール部4Bおよび4C、4Cに分断する(すなわち、アウトソール4を厚み方向に貫通する)スリット41と、スリット41内において(すなわち、スリット41に対応する位置において)下部ミッドソール3の下面3bに形成された凹溝31とから構成されている。第3のソール屈曲溝Gは、アウトソール4を厚み方向に貫通するスリット42と、スリット42内において(すなわち、スリット42に対応する位置において)下部ミッドソール3の下面3bに形成された凹溝32とから構成されている。第3のソール屈曲溝G’は、アウトソール4を厚み方向に貫通するスリット42’と、スリット42’内において(すなわち、スリット42’に対応する位置において)下部ミッドソール3の下面3bに形成された凹溝32’とから構成されている。各図においては、上部ミッドソール2の下面2bに形成された波形状の稜線2bの位置が黒丸で示されている。
ここで、各ソール屈曲溝G、G、G、G’の開口幅および深さについて、図13を用いて以下のように定義することにする。同図には、一例として第3のソール屈曲溝Gの例が示されているが、他のソール屈曲溝においても同様である。
図13に示すように、第3のソール屈曲溝Gの開口幅としては、アウトソール4のスリット42の開口幅Wを、第3のソール屈曲溝Gの深さとしては、下部ミッドソール3の下面3b(すなわち、下部ミッドソール3のアウトソール貼付け面)から測った凹溝32の深さdをもって定義する。具体的には、開口幅Wおよび深さdの値としては、
W:3〜18mm(好ましくは7mm)
d;0.5〜10mm(好ましくは2mm)
に設定される。
なお、この例では、下部ミッドソール3の下面3bに形成される凹溝32の開口幅wは、アウトソール4のスリット42の開口幅Wよりも小さくなっている。凹溝32の開口縁部には、下方(図13右方)に向かって隆起するリム32rが設けられている。リム32rを設けたのは、凹溝32の補強、アウトソール部4Bのずれ/剥離防止および接着位置の特定等のためである。
上下部ミッドソール2、3はいずれも軟質弾性部材から構成されており、具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やその発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂やその発泡体、またはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材やその発泡体から構成されている。
上部ミッドソール2の硬度は下部ミッドソール3の硬度よりも高くなっている。具体的には、上部ミッドソール2の硬度はアスカーCスケールでたとえば60±4Cに設定され、下部ミッドソール3の硬度はアスカーCスケールでたとえば50±4Cに設定される。上下部ミッドソール2、3の硬度差は、好ましくは5C程度あればよい。
アウトソール4は硬質弾性部材から構成されており、具体的には、熱可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミドエラストマー(PAE)等の熱可塑性樹脂、エポキシ等の熱硬化性樹脂、またはソリッドラバーから構成されている。アウトソール4の硬度は、アスカーAスケールで、たとえば60Aに設定される。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
ランニング時にソール構造体1の前足部Fが屈曲する際には、ソール構造体1は、前足部Fの後端側のソール屈曲溝G、前後方向中間位置のソール屈曲溝G、G’、前端側のソール屈曲溝G に沿って順次屈曲する。
このとき、上部ミッドソール2の下面2bおよび下部ミッドソール3の上面3aの双方が波形状面を有し、相対的に高硬度の上部ミッドソール2の波形状の稜線2bがアウトソール4のソール屈曲溝G、G、G、G’と上下方向にオーバーラップしており、アウトソール4のソール屈曲溝G、G、G、G’の位置には、相対的に高硬度の上部ミッドソール2の下面の波形状の稜線2bが配置されている(図1参照)。すなわち、各稜線2bは、各々対応するソール屈曲溝G、G、G、G’の上方に配置されており、ソール屈曲溝G、G、G、G’に対向している(図2ないし図4、図10ないし図13参照)。したがって、アウトソール4のソール屈曲溝G、G、G、G’の位置には、下面2bに波形状面を有する高硬度の上部ミッドソール2の肉厚部(つまり高剛性部位)が配置されている。
そのため、ソール構造体1の屈曲の際に前足部Fがアウトソール4のソール屈曲溝G、G、G、G’に沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝G、G、G、G’の位置に配置された相対的に高硬度の上部ミッドソール2の肉厚部が同時に屈曲しようとするが、これらの肉厚部が高剛性部位であることによって、ソール構造体1のソール屈曲溝G、G、G、G’に沿った局所的な過度の屈曲が抑制される。これにより、ソール構造体1がソール前後方向にわたって均等に屈曲できるようになって、前足部Fの屈曲性を制御でき、その結果、局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
以上、本発明に好適な実施例について説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、本発明には種々の変形例が含まれる。以下に変形例のいくつかの例を挙げておく。
<第1の変形例>
前記実施例では、ソール構造体1の前足部Fに設けられるソール屈曲溝G、G、G、G’が、アウトソール4を貫通するスリット(貫通溝)40、41、42、42’、および下部ミッドソール3に形成された凹溝(有底溝)30、31、32、32’をそれぞれ有している例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。
図14ないし図21は、本発明の第1の変形例によるスポーツシューズ用ソール構造体を示しており、これらの図において、前記実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。ここでは、スポーツシューズとしてインドアシューズを例にとる。図14ないし図21に示すように、この第1の変形例においては、ソール構造体1の前足部Fにソール屈曲溝G、G、Gが設けられており、これらのソール屈曲溝G、G、Gが、アウトソール4の接地面4bに形成された凹溝(有底溝)45、46、47からそれぞれ構成されている。すなわち、ソール屈曲溝G、G、Gはアウトソール4を貫通していない。
また、上部ミッドソール2の下面2bの波形状の稜線2bがアウトソール4のソール屈曲溝G、G、Gと上下方向にオーバーラップしている(すなわち、各稜線2bが各々対応するソール屈曲溝G、G、Gの上方に対向配置されている)点、上部ミッドソール2が下部ミッドソール3よりも高硬度である点等は、前記実施例と同様である。
各ソール屈曲溝G、G、Gの開口幅および深さについて、図21を用いて以下のように定義することにする。同図には、一例として第3のソール屈曲溝Gの例が示されているが、他のソール屈曲溝においても同様である。
図21に示すように、第3のソール屈曲溝Gの開口幅としては、第3のソール屈曲溝Gの開口縁部間の距離Wを、第3のソール屈曲溝Gの深さとしては、第3のソール屈曲溝Gの底部における薄肉部の肉厚dをもって定義する。具体的には、開口幅Wおよび深さdの値としては、
W:1〜15mm(好ましくは4mm)
d;1〜2mm(好ましくは1mm)
に設定される。
運動時にソール構造体1の前足部Fが屈曲する際には、前足部Fは、ソール屈曲溝G、G、Gに沿って屈曲する。このとき、上部ミッドソール2の下面2bおよび下部ミッドソール3の上面3aの双方が波形状面を有し、相対的に高硬度の上部ミッドソール2の波形状の稜線2bがアウトソール4のソール屈曲溝G、G、Gと上下方向にオーバーラップしており、アウトソール4のソール屈曲溝G、G、Gの位置には、相対的に高硬度の上部ミッドソール2の下面の波形状面の稜線2bが配置されている(図14参照)。すなわち、各稜線2bは、各々対応するソール屈曲溝G、G、Gの上方に配置されており、ソール屈曲溝G、G、Gに対向している(図15ないし図21参照)。したがって、アウトソール4のソール屈曲溝G、G、Gの位置には、下面2bに波形状面を有する高硬度の上部ミッドソール2の肉厚部(つまり高剛性部位)が配置されている。
そのため、ソール構造体1の屈曲の際に前足部Fがアウトソール4のソール屈曲溝G、G、Gに沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝G、G、Gの位置に配置された相対的に高硬度の上部ミッドソール2の肉厚部が同時に屈曲しようとするが、これらの肉厚部は高剛性部位であることによって屈曲抵抗が大きく、ソール構造体1のソール屈曲溝G、G、Gに沿った局所的な過度の屈曲が抑制される。これにより、ソール構造体1がソール前後方向にわたって均等に屈曲できるようになって、前足部Fの屈曲性を制御でき、その結果。局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
<第2の変形例>
前記実施例および前記第1の変形例では、上部ミッドソール2の下面2bに形成される波形状の稜線2bがソール幅方向全体にわたって(すなわち、内甲側端部から外甲側端部にかけて)延設された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。
図22ないし図25は、本発明の第2の変形例によるスポーツシューズ用ソール構造体を示している。ここでは、スポーツシューズとしてランニングシューズを例にとる。これらの図において、前記実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
図22および図25に示すように、ソール構造体1の前足部Fにおいて、上部ミッドソール2のソール前後方向およびソール幅方向中央部分には、下面2b側に開口する凹部28が形成されている。凹部28は、この例では、下面2bに開口形成された概略矩形状の有底穴である。凹部28の底面には波形状面が形成されており、この波形状の稜線および谷線が図22中に破線で示されている。同図中には、複数本の破線が記されているが、これらの破線のうち、破線2bは凹部28の底面の波形状の稜線を示し、前後方向に隣り合う各破線2bの間の破線2bは凹部28の底面の波形状の谷線を示している。同図に示すように、上部ミッドソール2の凹部28の波形状の稜線および谷線は、前足部Fのソール幅方向中央部分にのみ配置されており、前足部Fの内甲側端部および外甲側端部まで延びていない。このため、前足部Fの内外甲側端部には上部ミッドソール2の凹部28の波形状面は現れていない(図23、図24参照)。
各稜線2bおよび谷線2bは、緩やかに湾曲しつつ実質的にソール幅方向に延びている。ここで、「実質的に」という文言を入れたのは、前記実施例と同様に、稜線2bおよび谷線2bがソール前後方向中心線と直交する厳密な幅方向の場合のみならず、これと角度をなして斜めに交差する場合をも含める趣旨である。また、各稜線2bおよび谷線2bは、走行時の荷重の移動方向に沿うように、前方に向かうにしたがい徐々に内甲側に向かって傾斜しており、凹部28の底面の波形状は、実質的にソール前後方向に進んでいる。ここで、「実質的に」という文言を入れたのは、波形状がソール前後方向中心線に沿って進む厳密なソール前後方向の場合のみならず、これと角度をなして斜めに進む場合をも含める趣旨である。
上部ミッドソール2の凹部28内には、ミッドソールインサート38が収容されている。ミッドソールインサート38は、概略矩形板状の部材であって、凹部28に対応する大きさおよび形状を有しているが、その上面38aに波形状は形成されておらず、上面38aは平坦状面または緩やかな湾曲面であって、上部ミッドソール2の凹部28の底面の波形状面に当接している。すなわち、ミッドソールインサート38の上面38aは、上部ミッドソール2の凹部28の波形状面の各稜線2bに当接している。ミッドソールインサート38の上面38aと上部ミッドソール2の凹部28の波形状面の各谷線2bとの間には、空隙Sが形成されている。
ソール構造体1は、図22に示すように、前足部Fの底面側に複数のソール屈曲溝G、G、G、G’を有している。ミッドソールインサート38は、ソール屈曲溝G、G間でソール前後方向に挟まれた領域に配置されている。ソール屈曲溝G’は、上部ミッドソール2の凹部28の波形状の稜線2bのいずれかと上下にオーバーラップする位置に配置されている。すなわち、ミッドソール2の凹部28の波形状の稜線2bのいずれかは、ソール屈曲溝G’の上方に配置されてソール屈曲溝G’に対向している。ここでは、稜線2bの一部が、前足部Fのソール幅方向中央部分において、ソール屈曲溝G’と上下にオーバーラップしており、上下方向から見てソール屈曲溝G’の内部に配置されてソール屈曲溝G’に沿って延びている。
図23ないし図25に示すように、上部ミッドソール2は、ソール構造体1の踵部Hから中足部Mをへて前足部Fまで延びているが、下部ミッドソール3は、ソール構造体1の主に踵部Hにのみ設けられている。踵部Hにおいて上下部ミッドソール2、3間には、波形シート5が配設されている。波形シート5は、ソール前後方向に進む波形状を有しており、硬質弾性部材から構成されている。波形シート5を挟持する上下部ミッドソール2、3の各合わせ面には、波形シート5の波形状に対応する波形状が形成されるとともに、必要に応じてクッションホール50が形成されている。
ソール構造体1の前足部Fの底面側に設けられたソール屈曲溝G、G、G、G’により、前足部Fにおいてアウトソール4が2つのアウトソール部4A、4Bに分断されており、中足部Mから踵部Hにかけての領域においては、アウトソール4は、内甲側ではアウトソール部4C、4C’、4Dに分断され、外甲側ではアウトソール部4C、4C、4C、4Dに分断されている(図22参照)。
図22ないし図24に示すように、第1のソール屈曲溝Gは、アウトソール4をアウトソール部4A、4Bに分断する(すなわち、アウトソール4を厚み方向に貫通する)スリット40と、スリット40内において(すなわち、スリット40に対応する位置において)上部ミッドソール2の下面2bに形成された凹溝25とから構成されている。第2のソール屈曲溝Gは、アウトソール4をアウトソール部4Bおよび4C’、4Cに分断する(すなわち、アウトソール4を厚み方向に貫通する)スリット41と、スリット41内において(すなわち、スリット41に対応する位置において)上部ミッドソール2の下面2bに形成された凹溝26とから構成されている。第3のソール屈曲溝Gは、アウトソール4を厚み方向に貫通するスリット42と、スリット42内において(すなわち、スリット42に対応する位置において)上部ミッドソール2の下面2bに形成された凹溝27とから構成されている。第3のソール屈曲溝G’は、アウトソール4を厚み方向に貫通するスリット42’と、スリット42’内において(すなわち、スリット42’に対応する位置において)上部ミッドソール2の下面2bに形成された凹溝27’とから構成されている。
各ソール屈曲溝G、G、G、G’の開口幅および深さについては、前記実施例と同様に定義する。すなわち、各ソール屈曲溝の開口幅としては、アウトソール4の各スリットの開口幅を採用し、各ソール屈曲溝の深さとしては、上部ミッドソール2の下面2b(すなわち、上部ミッドソール2のアウトソール貼付け面)から測った深さを採用する。具体的な数値としては、前記実施例に示したものと同様である。
上部ミッドソール2およびミッドソールインサート38は、前記実施例と同様に、いずれも軟質弾性部材から構成されているが、前記実施例と異なり、上部ミッドソール2の硬度はミッドソールインサート38の硬度より必ずしも高くなくてもよく、両者間には硬度差がなくてもよい。
その理由は、以下のとおりである。
上部ミッドソール2の凹部28の底面の波形状面がミッドソールインサート38の平坦状の上面38aと接触していることで、当該波形状面の稜線2bのみが上面38aと当接しており、谷線2bと上面38aとの間には空隙Sが形成されている。そのため、上部ミッドソール2およびミッドソールインサート38が同じ硬度であっても、上部ミッドソール2の稜線2bの部分が肉厚になる分、その剛性が他の部分よりも高くなるからである。
ランニング時にソール構造体1の前足部Fが屈曲する際には、ソール構造体1は、前足部Fの後端側のソール屈曲溝G、前後方向中間位置のソール屈曲溝G、G’、前端側のソール屈曲溝Gに沿って順次屈曲する。
このとき、上部ミッドソール2の凹部28の底面が波形状面を有しており、その稜線2bの部分(つまり肉厚の高剛性部位)がソール屈曲溝G’と上下方向にオーバーラップしていて、ソール屈曲溝G’に対向配置されている(図22、図25参照)。
そのため、ソール構造体1の屈曲の際に前足部Fがアウトソール4のソール屈曲溝G’に沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝G’の位置に配置された上部ミッドソール2の波形状面の稜線2bの部分が同時に屈曲しようとするが、これが高剛性部位であることによって屈曲抵抗が大きく、ソール構造体1のソール屈曲溝G’に沿った局所的な過度の屈曲が抑制される。これにより、ソール構造体1がソール前後方向にわたって均等に屈曲できるようになって、前足部Fの屈曲性を制御でき、その結果。局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。なお、ミッドソールインサート38は、前足部Fの内甲側端部または外甲側端部のいずれか一方まで延設されていてもよい、
<第3の変形例>
図26は、本発明の第3の変形例を示しており、前記実施例の図2に相当している。図26において、図2と同一符号は同一または相当部分を示している。前記実施例では、上部ミッドソール2の硬度が下部ミッドソールの硬度よりも高く設定された例を示したが、この第3の変形例では、これとは逆に、下部ミッドソール3の硬度が上部ミッドソール2の硬度よりも高く設定されている。
具体的には、下部ミッドソール3の硬度はアスカーCスケールでたとえば60±4Cに設定され、上部ミッドソール2の硬度はアスカーCスケールでたとえば50±4Cに設定される。上下部ミッドソール2、3の硬度差は、好ましくは5C程度あればよい。
また、上下部ミッドソール2、3の波形状の各ソール屈曲溝G、G、Gに対する位相が前記実施例のものとは異なっている。前記実施例では、上部ミッドソール2の波形状の稜線2bが各ソール屈曲溝G、G、Gに対向配置されていたが、この第3の変形例では、下部ミッドソール3の波形状の稜線3aが各ソール屈曲溝G、G、Gに対向配置されている。
このように、各ソール屈曲溝G、G、Gの位置には、相対的に高硬度の下部ミッドソール3の上面の波形状の稜線3aが配置されている、すなわち、高硬度の下部ミッドソール3の肉厚部(高剛性部位)が配置されているので、ランニング等の運動時にソール構造体1の前足部Fが各ソール屈曲溝G、G、Gに沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝G、G、Gの位置に配置された相対的に高硬度の下部ミッドソール3の肉厚部(高剛性部位)が同時に屈曲しようとして大きな屈曲抵抗を発生させ、ソール構造体1のソール屈曲溝G、G、Gに沿った局所的な過度の屈曲が抑制される。これにより、ソール構造体1がソール前後方向にわたって均等に屈曲できるようになって、前足部Fの屈曲性を制御でき、その結果、局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
<第4の変形例>
図27は、本発明の第4の変形例を示しており、前記第1の変形例の図18に相当している。図27において、図18と同一符号は同一または相当部分を示している。前記実施例では、上下部ミッドソール2、3の双方に波形状面が形成された例を示したが、この第4の変形例では、上部ミッドソール2の下面2bにのみ波形状面が形成されており、下部ミッドソール3の上面3aには波形状面が形成されず、平坦状面または緩やかな湾曲面が形成されている。
下部ミッドソール3の上面3aには、上部ミッドソール2の下面2bの波形状面の稜線2bが当接しており、谷線2bは当接しておらず、谷線2bと下部ミッドソール3の上面3aとの間には空隙Sが形成されている。また、アウトソール4の各ソール屈曲溝G、Gの位置には、上部ミッドソール2の稜線2bが対向していて、上部ミッドソール2の肉厚部(つまり高剛性部位)が配置されている。
このように、各ソール屈曲溝G、Gの位置には、上部ミッドソール2の肉厚部(高剛性部位)が配置されているので、ランニング等の運動時にソール構造体1の前足部Fが各ソール屈曲溝G、Gに沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝G、Gの位置に配置された上部ミッドソール2の肉厚部(高剛性部位)が同時に屈曲しようとして、大きな屈曲抵抗を発生させ、ソール構造体1のソール屈曲溝G、Gに沿った局所的な過度の屈曲が抑制される。これにより、ソール構造体1がソール前後方向にわたって均等に屈曲できるようになって、前足部Fの屈曲性を制御でき、その結果、局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
なお、この第4の変形例では、前記第2の変形例と同様に、上部ミッドソール2の硬度は下部ミッドソール3の硬度より必ずしも高くなくてもよく、両者間には硬度差がなくてもよい。これは、上下部ミッドソール2、3が同じ硬度であっても、上部ミッドソール2の稜線2bの部分の剛性が他の部分よりも高くなっているからである。
<第5の変形例>
図28は、本発明の第5の変形例を示しており、前記第1の変形例の図18に相当している。図28において、図18と同一符号は同一または相当部分を示している。前記実施例では、上下部ミッドソール2、3の双方に波形状面が形成された例を示したが、この第5の変形例では、下部ミッドソール3の上面3aにのみ波形状面が形成され、上部ミッドソール2の下面2bには波形状面が形成されず、平坦状面または緩やかな湾曲面が形成されている。
上部ミッドソール2の下面2bには、下部ミッドソール3の上面3aの波形状面の稜線3aが当接しており、谷線3aは当接しておらず、谷線3aと上部ミッドソール2の下面2bとの間には空隙Sが形成されている。また、アウトソール4の各ソール屈曲溝G、Gの位置には、下部ミッドソール3の稜線3aが対向していて、下部ミッドソール3の肉厚部(高剛性部位)が配置されている。
このように、各ソール屈曲溝G、Gの位置には、下部ミッドソール3の肉厚部(高剛性部位)が配置されているので、ランニング等の運動時にソール構造体1の前足部Fが各ソール屈曲溝G、Gに沿って屈曲しようとするとき、ソール屈曲溝G、Gの位置に配置された下部ミッドソール3の肉厚部(高剛性部位)が同時に屈曲しようとして、大きな屈曲抵抗を発生させ、ソール構造体1のソール屈曲溝G、Gに沿った局所的な過度の屈曲が抑制される。これにより、ソール構造体1がソール前後方向にわたって均等に屈曲できるようになって、前足部Fの屈曲性を制御でき、その結果、局所的な過度の屈曲に起因したエネルギーロスの発生を防止できる。
なお、この第5の変形例では、下部ミッドソール3の硬度は上部ミッドソール2の硬度より必ずしも高くなくてもよく、両者間には硬度差がなくてもよい。これは、上下部ミッドソール2、3が同じ硬度であっても、下部ミッドソール3の稜線3aの部分の剛性が他の部分よりも高くなっているからである。
<第6の変形例>
前記実施例および前記第1、第3ないし第5の変形例では、上部ミッドソール2の波形状の稜線2bまたは下部ミッドソール3の波形状の稜線3aが、ソール幅方向全体にわたって(すなわち、前足部Fの内甲側端部から外甲側端部にかけて)、または屈曲溝の長さ方向全体にわたって、各ソール屈曲溝G、G、G、G’と上下方向にオーバーラップした例を示したが(図1、図14等参照)、本発明の適用はこれに限定されない。
ソール屈曲溝G、G、G、G’に対して、各稜線2b、3aの一部が上下方向にオーバーラップしていてもよい。オーバーラップする領域としては、前足部Fのたとえば内甲側部分、外甲側部分またはソール幅方向中央部分のいずれか一つまたは二つを組み合わせた領域が考えられる。具体例としては、たとえば、稜線2bがソール屈曲溝G に対して前足部Fの内甲側部分で上下方向にオーバーラップし(すなわち、稜線2bがソール屈曲溝Gと上下に対向し)、前足部Fのソール幅方向中央部分および外甲側部分で上下方向にオーバーラップしていない(すなわち、稜線2bがソール屈曲溝Gと上下に対向していない)場合等が挙げられる。この場合、図1、図14を参照しつつ補足説明すると、稜線2bは内甲側部分でソール屈曲溝G内に位置しているが、ソール幅方向中央部分および外甲側部分ではソール屈曲溝Gの外側に位置している。他のソール屈曲溝に対するオーバーラップの態様についても同様である。
<第7の変形例>
前記実施例および前記第1、第2の変形例では、ソール屈曲溝G、Gが前足部Fの内甲側端部および外甲側端部の双方に開口した例を示したが、ソール屈曲溝G、Gは前足部Fの内甲側端部または外甲側端部のいずれか一方にのみ開口する(したがって他方では閉塞する)ようにしてもよい。あるいは、ソール屈曲溝G、Gは前足部Fの内甲側端部および外甲側端部の双方で閉塞するようにしてもよい。同様に、ソール屈曲溝Gについて内甲側端部で閉塞させるようにしてもよく、ソール屈曲溝G’について外甲側端部で閉塞させるようにしてもよい。また、各ソール屈曲溝は、溝配設方向に連続した溝でなくてもよく、溝配設方向に断続的に延びる溝であってもよい。なお、上部ミッドソール2の波形状の稜線2bに関しては、各ソール屈曲溝の溝長さに応じた長さにしてもよい。たとえば、ソール屈曲溝が前足部Fの内甲側端部および外甲側端部の双方で閉塞している場合には、上部ミッドソール2の波形状の稜線2bは前足部Fの内甲側端部および外甲側端部まで延設されず、内甲側端部および外甲側端部には上部ミッドソール2の波形状が現れないようにしてもよい。
<その他の変形例>
上述した実施例および各変形例はあらゆる点で本発明の単なる例示としてのみみなされるべきものであって、限定的なものではない。本発明が関連する分野の当業者は、本明細書中に明示の記載はなくても、上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神および本質的な特徴部分から外れることなく、本発明の原理を採用する種々の変形例やその他の実施例を構築し得る。
<他の適用例>
前記実施例および前記各変形例では、当該ソール構造体がランニングシューズまたはインドアシューズに適用された例を示したが、本発明の適用はこれらに限定されるものではなく、本発明は、その他のスポーツシューズにも同様に適用可能である。
以上のように、本発明は、前足部領域の屈曲性の制御を要求されるスポーツシューズのソール構造体に有用である。
1: ソール構造体

2: 上部ミッドソール
2b: 下面
2b: 稜線
2b: 谷線
25、26、27、27’: 凹溝

3: 下部ミッドソール
3a: 上面
3a: 稜線
3a: 谷線
3b: 下面
30、31、32、32’: 凹溝
38: ミッドソールインサート
38a: 上面

4: アウトソール
4b: 接地面
40、41、42。42’: スリット
45、46、47: 凹溝

: 第1のソール屈曲溝
: 第2のソール屈曲溝
、G’: 第3のソール屈曲溝

F: 前足部
MP: 中足趾節関節

S: 空隙
欧州特許出願公開第3146862号明細書(段落[0004]、[0018]〜[0020]、図1、図2参照) 特許第3403952号公報(図1参照)

Claims (10)

  1. スポーツシューズの前足部領域に配置されるソール構造体であって、
    前記前足部領域の上側に配置され、着用者の足裏が接触する足裏当接面となる上面を有し、軟質弾性部材からなる上部ミッドソールと、
    前記前足部領域の下側に配置され、前記上部ミッドソールの下面と接触するように設けられた上面を有するとともに、軟質弾性部材からなる下部ミッドソールと、
    前記下部ミッドソールの下面に配置され、路面と接地する接地面を有するとともに、実質的にソール幅方向に延びる複数のソール屈曲溝を有するアウトソールとを備え、
    前記上部ミッドソールの前記下面および前記下部ミッドソールの前記上面の双方が実質的にソール前後方向に進む波形状からなる波形状面を有していてそれぞれ肉厚部を有しており、前記波形状の凸状の頂点を結んでできる線である稜線、および前記波形状の凹状の最深部を結んでできる線である谷線が実質的にソール幅方向に延びるとともに、前記上部ミッドソールおよび前記下部ミッドソールが硬度差を有しており、
    前記下部ミッドソールに対して相対的に高硬度の前記上部ミッドソールの前記波形状の前記稜線の少なくとも一部が前記アウトソールの前記複数のソール屈曲溝の各々に対してそれぞれ上下方向にオーバーラップしていて、前記上部ミッドソールの前記肉厚部が前記複数のソール屈曲溝の各々の位置に配置されており、または前記上部ミッドソールに対して相対的に高硬度の前記下部ミッドソールの前記波形状の前記稜線の少なくとも一部が前記アウトソールの前記複数のソール屈曲溝の各々に対してそれぞれ上下方向にオーバーラップしていて、前記下部ミッドソールの前記肉厚部が前記複数のソール屈曲溝の各々の位置に配置されている、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  2. 請求項1において、
    前記波形状の前記稜線が、前記前足部領域の内甲側部分、外甲側部分またはソール幅方向中央側部分のいずれかにおいて前記各ソール屈曲溝と上下方向にオーバーラップしている、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  3. 請求項1において、
    前記複数のソール屈曲溝が、シューズ着用者の足の中足趾節関節を挟んでソール前後方向に間隔を隔てて配置された第1、第2のソール屈曲溝から構成されている、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  4. 請求項3において、
    前記第1、第2のソール屈曲溝の間に第3のソール屈曲溝が設けられており、前記第3のソール屈曲溝は、前記第1、第2のソール屈曲溝からソール前後方向に間隔を隔てて配置されている、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  5. 請求項1において、
    前記各ソール屈曲溝が、前記前足部領域の内甲側端部または外甲側端部の少なくともいずれか一方に開口している、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  6. 請求項1において、
    前記各ソール屈曲溝が、前記前足部領域の内甲側端部および外甲側端部の双方に閉塞している、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  7. 請求項1において、
    前記各ソール屈曲溝が、前記アウトソールを厚み方向に貫通するスリットを有している、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  8. 請求項7において、
    前記スリットに対応する位置において前記下部ミッドソールの前記下面に形成された凹溝をさらに有している、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  9. 請求項1において、
    前記波形状の前記稜線および前記谷線が、前記前足部領域のソール幅方向全体にわたって延びている、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
  10. 請求項1において、
    前記波形状の前記稜線および前記谷線が、前記前足部領域のソール幅方向中央側部分にのみ配置されている、
    ことを特徴とするスポーツシューズのソール構造体。
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