JPWO2018123509A1 - シューソール - Google Patents
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Abstract
Description
また、ミッドソールに設けた空隙で走行の制御手段を構成することは公知である(下記文献2)。
シューソールは接地面4fを有するアウトソール4とアウトソール4の上に接して配置されるミッドソール1とを有し、
前記ミッドソール1は靴の前後方向に延びるトンネル状または溝状の空洞1T,1Gを定義し、
前記空洞のうちの少なくとも一部がトンネル状に形成されている。
また、空洞はトンネル、溝または窪みの2以上が連なって形成されていてもよい。
前後方向に延びるとは、前後方向に直交する横断方向よりも前後方向に近い斜め方向に延びる場合を含む。
つぎに、本発明の原理について説明する。
図11(a)はトンネル状の空洞が形成されたミッドソール1のモデルを示し、11(b)は溝状の空洞が形成されたミッドソール1のモデルを示す。
ここで、「前方に向って開口」しているとは、後足部1Rのトンネル状の空洞1Tの前端が中足部のトンネル状の空洞や溝に向って開口している場合を含む。また、この場合、中足部の空洞や溝は内足側および/または外足側に向って開口していてもよい。
中足部1Mにおいて横断方向に延びて前記中足部1Mを横断方向に貫通するトンネル状の貫通孔1Hが設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tが前記トンネル状の貫通孔1Hに向って開口している。
前記トンネル状または溝状の空洞は前記後足部1R、前記中足部1Mおよび前記前足部1Fにわたって設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記後足部1Rにおいて、前記ミッドソール1が前記トンネル状の空洞の横断面の周囲を囲むトンネル部1Tを形成し、
前記溝状の空洞1Gは少なくとも前記前足部1Fにおいて、前記ミッドソール1の下面F2に形成された第1溝100で構成され、
前記トンネル部1Tの前端が前記第1溝100の後端に前記中足部1Mのトンネル状または溝状の空洞を介して互いに連なっている。
この場合、第1溝100はアウトソール4で覆われていてもよいし、下方に向って開放されていてもよい。
また、後足部から前足部まで設けられた空洞は前記各性能を発揮し易いだろう。
前記トンネル状または溝状の空洞は前記後足部1R、前記中足部1Mおよび前記前足部1Fにわたって設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記後足部1Rにおいて、前記ミッドソール1が前記トンネル状の空洞の横断面の周囲を囲むトンネル部1Tを形成し、
前記溝状の空洞1Gは少なくとも前記前足部1Fにおいて、前記溝状の空洞が下方に向かって開放された溝部1Gを形成し、
前記トンネル部1Tの前端が前記溝部1Gの後端に前記中足部1Mのトンネル状または溝状の空洞を介して互いに連なっている。
また、後足部から前足部まで設けられた空洞は前記各性能を発揮し易いだろう。
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fに配置され、
前記アウトソール4は少なくとも後足部1Rおよび前足部1Fに配置され、
前記トンネル状の空洞1Tは前記後足部1Rおよび前記前足部1Fに設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記後足部1Rにおいて、前記ミッドソール1が前記トンネル状の空洞の横断面の周囲を囲むトンネル部1Tを形成し、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記前足部1Fにおいて、前記トンネル状の空洞1Tがミッドソール1の下面F2とアウトソール4の上面49との間で形成され、
前記後足部1Rの前記トンネル部1Tの前端が前記前足部1Fのトンネル状の空洞1Tの後端に前記中足部1Mのトンネル状または溝状の空洞を介して互いに連なっている。
ミッドソールは一般に後足部において厚く、前足部において薄く形成される。そのため、後足部においてトンネル部を形成し易いだろう。
また、後足部から前足部まで設けられた空洞は前記各性能を発揮し易いだろう。
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fを有し、
前記シューソールの後端Seから前記シューソールの全長の20〜40%の範囲において、トンネル状または溝状の前記空洞1T,1Gが前方に向かう下りの傾斜を有し、
前記20〜40%の範囲においてトンネル状の空洞1Tが後方に配置され、溝状の空洞1Gが前方に配置され、前記トンネル状の空洞1Tの前端に前記溝状の空洞1Gの後端が連なっている。
また、前記20〜40%の範囲にも空洞が下りの傾斜を有するので、20〜40%範囲における圧力中心CoPの移動速度Vcを制御し易いだろう。
前記30〜40%の範囲において、前記トンネル状または溝状の空洞が前方X1に向かう下りの傾斜を有する。
この場合、後に詳述するように、前記30〜40%の範囲において圧力中心CoPの移動速度Vcが下りの傾斜に沿って減速され、膝関節への負荷を小さくできるだろう。
ここで、前方に向かう下りの傾斜を有するとは、トンネル状または溝状の空洞の天面が前方に向かう下りの傾斜を有することを意味する。
前記ミッドソール1は前記アウトソール4よりも軟質の素材で形成され、
前記ミッドソール1は少なくとも後足部1Rにおいて上下に互いに接合された上部11と下部12とを有し、
前記上部11の下面11fと前記下部12の上面12fとの間に前後方向に延びる前記トンネル状の空洞1Tが設けられ、前記トンネル状の空洞1Tの後端が閉塞され、かつ、前記トンネル状の空洞1Tの前端が開放されている。
この場合、上下に分割されたミッドソールの上部と下部との間にトンネル部1Tを形成することが容易である。
一方、トンネル状の空洞1Tの後端が閉塞されていることで、ミッドソールの後端部分に負荷される1stストライクの衝撃を緩衝する性能が高まる。
内足側の内足半部Mhと外足側の外足半部Lhとを前記トンネル状の空洞1Tが有し、
前記内足半部Mhの図心Gmが前記外足半部Lhの図心Glよりも下方に配置されている。
この場合、後に詳述するように、安定性能が向上するだろう。
前記ミッドソール1の後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、
内足側の内足半部Mhと外足側の外足半部Lhとを前記トンネル状の空洞が有し、
前記内足半部Mhの図心Gmが前記外足半部Lhの図心Glよりも下方に配置されている。
この場合、後に詳述するように、後足部において安定性能が向上するだろう。
前記トンネル状の空洞1Tの少なくとも1つの横断面において、前記空洞1Tの横断方向の幅を内足側と外足側とに均等に2等分した場合に、
前記アウトソール4の第2溝のうち前記外足側の部分L1の面積が、前記内足側の部分M1の面積よりも大きいことで、
前記トンネル状の空洞1Tの前記外足側の前記部分L1が前記内足側の前記部分M1に比べ下方にオフセットされている。
この場合、後述するように、安定性能が向上するだろう。
前記後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、前記シューソールを内足側と外足側に均等に2等分した場合に、
前記外足側のトンネル状の空洞1Tの面積が、前記内足側のトンネル状の空洞1Tの面積よりも大きい。
この場合、内足側が外足側よりも変形しにくく、安定性能が向上しプロネーションの抑制に役立つだろう。
前記ミッドソール1の下面F2に前記トンネル状の空洞1Tが形成され、前記トンネル状の空洞1Tは前記アウトソール4に覆われると共に、前記ミッドソール1の下面F2と前記アウトソール4の上面49とで規定され、
前記トンネル状の空洞1Tは前後方向に延びており、
前記トンネル状の空洞1Tの後端が前記ミッドソール1で閉塞されている。
また、トンネル状の空洞1Tの後端がミッドソール1で閉塞されており、そのため、ミッドソール1の後端に負荷される1stストライクの衝撃をミッドソール1で緩衝することができるだろう。
前記ミッドソール1の前記後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、前記トンネル状の空洞の図心Gが前記ミッドソール1の下面F2よりも前記ミッドソール1の上面F1に近い位置に配置されている。
この場合、後に詳述するように、後足部においてミッドソールの圧縮変形等の変形が大きく、高い緩衝性能が期待できる。
横断面とは、前後方向に概ね直交する平面に沿った断面を意味する。
ミッドソールの上面とは、接足側の面を意味し、ミッドソールの下面とは、接地側の面を意味する。
この場合、更に高い緩衝性能が期待できる。
ここで、中心ラインとは、前記図心を前後方向に沿って連ねたラインを意味する。
前記後足部1Rの縦断面の少なくとも一部において、前記トンネル状の空洞の最も上端19が前記後足部1Rの上半分H1に配置されている。
この場合も、後足部においてミッドソールの圧縮変形等の変形が大きく、高い緩衝性能が期待される。
この場合、更に高い緩衝性能が期待できる。
前記0〜10%の範囲において、前記トンネル状または溝状の空洞が前方X1に向かう上りの傾斜を有する。
この場合、後に詳述するように、前記0〜10%の範囲において圧力中心CoPの移動速度Vcが上りの傾斜に沿って加速され、着地後に圧力中心CoPがスムースに前方に進み始めるだろう。
前足部の空洞は前足部において圧力中心CoPの移動軌跡を案内するだろう。そのため、走行の再現性能が更に向上するだろう。
前記40〜50%の範囲における前記ミッドソール1の少なくとも1つの横断面において、前記空洞の図心Gが前記ミッドソール1の上面F1よりも前記ミッドソール1の下面F2に近い位置に配置されている。
この場合、前記40〜50%の範囲の直ぐ後方の前記30〜40%の範囲において、空洞を下りの傾斜に設定し易いだろう。これにより、スムースに体重移動し易くするだろう。
前記50〜80%の範囲に設けられた前記空洞の少なくとも一部が前記40〜50%の範囲に設けられた前記空洞の少なくとも一部よりも前記ミッドソール1の下面F2側に配置されている。
前記50〜80%の範囲に設けられた前記空洞の少なくとも一部が前記40〜50%の範囲に設けられた前記空洞の少なくとも一部よりも前記ミッドソール1の上面F1側に配置されている。
前記トンネル状または溝状の空洞が前記後足部1Rから前記前足部1Fに至って延びており、
前記空洞が後足部1Rから前足部1Fに至るにつれ、前記空洞が前方X1に向かう下りの傾斜を有する。
この場合、下りの傾斜において、圧力中心CoPの移動速度Vcを減少させる効果が期待される。
この場合、後足部から前足部まで空洞による効果が期待できるだろう。
接地面4fを有するアウトソール4と、
前記ミッドソール1を形成し前記アウトソール4の上に配置されたミッドソール1とを有し、
前記ミッドソール1は前記アウトソール4よりも軟質の素材で形成され、
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fを有し、
前記シューソールの後端Seから前記シューソールの全長の10〜30%の範囲に前記トンネル状の空洞1Tが設けられ、
前記シューソールの後端Seから前記シューソールの全長の30〜40%の範囲において、トンネル状または溝状の前記空洞1T,1Gが前方に向かう下りの傾斜を有する。
一方、前記30〜40%の範囲にも空洞が下りの傾斜を有するので、10〜40%範囲における圧力中心CoPの移動速度Vcを制御し易いだろう。
前記ミッドソール1を形成し前記アウトソール4の上に配置されたミッドソール1とを有し、
前記ミッドソール1は前記アウトソール4よりも軟質の素材で形成され、
前記ミッドソール1の上方に配置されたインソールおよびソックライナよりも硬質の素材で前記ミッドソール1が形成されている。
また、一般に、インソールやソックライナはミッドソールよりも柔らかく、例えばアスカーC硬度でミッドソールよりも5°〜30°程度低い硬度に設定される。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかし、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
図1〜図7は実施例1を示す。
ミッドソール1は熱可塑性の樹脂成分を有する例えばEVAの発泡体で構成されている。すなわち、ミッドソール1は一般にミッドソール材と呼ばれている材料で形成される。
前記形状は方形や円形の他に異形であってもよい。
図9において、ミッドソール1の例えば後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、トンネル部1Tは内足側の内足半部Mhと外足側の外足半部Lhとを有する。前記内足半部Mhの図心Gmは前記外足半部Lhの図心Glよりも下方に配置されている。
図10Bに示すように、前記ミッドソール1の後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、前記ミッドソール1を内足側Mと外足側Lに均等に2等分した場合に、当該2等分した領域W1,W2の前記外足側Lのトンネル状の空洞1Tの面積が、前記内足側Mのトンネル状の空洞1Tの面積よりも大きくてもよい。
Test ex.1は前記実施例1のトンネル部1Tおよび溝部1Gを有する。比較例としてのComp.1は溝のみを有する。比較例としてのComp.2は溝部1Gやトンネル部1Tを有していない。
図13において、前記Test ex.1は前記Comp.2およびComp.1に比べ、単位時間当たりの荷重が小さく、走行時の後足部の緩衝性能に優れていることが分かる。
これは前述のようにトンネル部1Tが変形し易いためであると推測される。
安定性能の指標としては、接地した直後の踵部の外反角度βを測定した。
Test ex.3のトンネル部1Tは前記図9の異形の横断面を持つ。
かかる利点は前記異形断面のトンネル部1Tを特に後足部から中足部にかけて設けた場合に著しくなるであろう。
この図から分かるように、前記異形断面のトンネル部1Tを有するTest ex.3は空洞の無い市販の靴Comp.3に比べ著しく大きな安定性能を発揮する。
この図に示すように、トンネル部1Tは後足部1Rから中足部1Mに連続的に設けられていてもよい。また、前記中足部1Mないし前足部1Fにおいて前記トンネル部1Tに連なる溝部1Gが前足部1Fから中足部1Mに設けられていてもよい。
なお、図16Bの後足部1Rの1つの断面において、トンネル部1Tの図心Gは下半分H2または上半分H1のいずれの領域に配置されていてもよい。
なお、この範囲にはトンネル部1Tに代えて、または、トンネル部1Tに加えて溝部1Gが設けられてもよい。
本例の場合、前記空洞1T,1Gが後足部1Rから前足部1Fに至るにつれ、前記空洞が前方X1に向かう下りの傾斜を有する。
前記0〜10%の範囲では、着地後にスムースに圧力中心CoPが前方X1に進み始めることを促すために、前方X1に向かって上行する構造が採用されている。
後足部1R、特に後端の10〜20%の領域では、地面からの反力が大きく、高い緩衝性能が必要となる。そのため、ミッドソール1の上半分H1にトンネル部1Tが配置されて、変形性能が高められている。
この時点に於いては圧力中心CoPと膝関節の位置関係は圧力中心CoPのほうが前方X1にあると考えられる。そのため、圧力中心CoPをなるべく後方X2に留め、移動速度Vcを減少させることが重要と考えられる。
したがって、前記後端Seから30〜40%の範囲においてはトンネル部1Tの下行き傾斜により、圧力中心CoPの移動速度Vcを減速させている。
後端から30〜40%の領域にかけて空洞が下行構造である結果、ミッドソール1の下面F2に近い位置に空洞1T,1Gが配置される。
この実施例においては、ミッドソール1の真下にアウトソール4が接した状態で配置されている。
図25に示すように、本例において、ミッドソール1は少なくとも後足部1Rにおいて上下に互いに接合された上部11および下部12と、これらの間の中間層13とを有する。
なお、前記貫通孔1Hの部位においては、上部11と下部12とが互いに離れており、上部11と下部12との間に中間層13が設けられていない。
この例においては、前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fに配置されている。前記アウトソール4は後足部1Rおよび前足部1Fに配置されている。前記トンネル状の空洞1Tは前記後足部1Rおよび前記前足部1Fに設けられている。
たとえば、ミッドソール1の一部にゲルが設けられてもよい。アウトソール、インソールおよび/またはソックライナは設けられなくてもよい。
たとえば、横断方向に延びる横溝が設けられてもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
H1:上半分 H2:下半分
1F:前足部 1M:中足部 1R:後足部
11:上部 11f:下面 12:下部 12f:上面 13:中間層
1C:中心ライン 1H:貫通孔
1G:溝部(溝状の空洞) 1T:トンネル部(トンネル状の空洞)
15:中央部 16:凸部 17:貫通孔
18:天面 19:上端 100:第1溝 200:第2溝
2:アッパー 20:甲部材 21:インソール 22:ソックライナ
Mh:空洞の内足半部 Lh:空洞の外足半部
M1:内足側の部分 L1:外足側の部分
4:アウトソール 4f:接地面 49:上面
G,Gm,Gl:図心
S:シューソール Se:後端
Tf:空洞の前端 Tr:空洞の後端
X1:前方 X2:後方 Z1:上方 Z2:下方
Claims (15)
- シューソールであって、
シューソールは接地面4fを有するアウトソール4とアウトソール4の上に接して配置されるミッドソール1とを有し、
前記ミッドソール1は靴の前後方向に延びるトンネル状または溝状の空洞1T,1Gを定義し、
前記空洞のうちの少なくとも一部がトンネル状に形成されている。 - 請求項1のシューソールにおいて、前記トンネル状の空洞1Tが前記ミッドソール1の後足部1Rにおいて前後方向に延びるように設けられ、前記後足部1Rに設けられた前記トンネル状の空洞1Tが前方または後方に向って開口している。
- 請求項2のシューソールにおいて、前記後足部1Rに設けられたトンネル状の空洞1Tが前方に向って開口し、かつ、後方に向って閉塞している。
- 請求項1のシューソールにおいて、前記トンネル状の空洞1Tが前記シューソールの後足部1Rに設けられ、
中足部1Mにおいて横断方向に延びて前記中足部1Mを横断方向に貫通するトンネル状の貫通孔1Hが設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tが前記トンネル状の貫通孔1Hに向って開口している。 - 請求項1のシューソールにおいて、
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fを有し、
前記トンネル状または溝状の空洞は前記後足部1R、前記中足部1Mおよび前記前足部1Fにわたって設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記後足部1Rにおいて、前記ミッドソール1が前記トンネル状の空洞の横断面の周囲を囲むトンネル部1Tを形成し、
前記溝状の空洞1Gは少なくとも前記前足部1Fにおいて、前記ミッドソール1の下面F2に形成された第1溝100で構成され、
前記トンネル部1Tの前端が前記第1溝100の後端に前記中足部1Mのトンネル状または溝状の空洞を介して互いに連なっている。 - 請求項1のシューソールにおいて、
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fを有し、
前記トンネル状または溝状の空洞は前記後足部1R、前記中足部1Mおよび前記前足部1Fにわたって設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記後足部1Rにおいて、前記ミッドソール1が前記トンネル状の空洞の横断面の周囲を囲むトンネル部1Tを形成し、
前記溝状の空洞1Gは少なくとも前記前足部1Fにおいて、前記溝状の空洞が下方に向かって開放された溝部1Gを形成し、
前記トンネル部1Tの前端が前記溝部1Gの後端に前記中足部1Mのトンネル状または溝状の空洞を介して互いに連なっている。 - 請求項1のシューソールにおいて、前記シューソールは後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fを有し、
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fに配置され、
前記アウトソール4は少なくとも後足部1Rおよび前足部1Fに配置され、
前記トンネル状の空洞1Tは前記後足部1Rおよび前記前足部1Fに設けられ、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記後足部1Rにおいて、前記ミッドソール1が前記トンネル状の空洞の横断面の周囲を囲むトンネル部1Tを形成し、
前記トンネル状の空洞1Tは少なくとも前記前足部1Fにおいて、前記トンネル状の空洞1Tがミッドソール1の下面F2とアウトソール4の上面49との間で形成され、
前記後足部1Rの前記トンネル部1Tの前端が前記前足部1Fのトンネル状の空洞1Tの後端に前記中足部1Mのトンネル状または溝状の空洞を介して互いに連なっている。 - 請求項1のシューソールにおいて、
前記ミッドソール1は前記アウトソール4よりも軟質の素材で形成され、
前記ミッドソール1は後足部1R、中足部1Mおよび前足部1Fを有し、
前記シューソールの後端Seから前記シューソールの全長の20〜40%の範囲において、トンネル状または溝状の前記空洞1T,1Gが前方に向かう下りの傾斜を有し、
前記20〜40%の範囲においてトンネル状の空洞1Tが後方に配置され、溝状の空洞1Gが前方に配置され、前記トンネル状の空洞1Tの前端に前記溝状の空洞1Gの後端が連なっている。 - 請求項8のシューソールにおいて、前記トンネル状または溝状の空洞が前記シューソールの後端Seから前記シューソールの全長の30〜40%の範囲に設けられ、
前記30〜40%の範囲において、前記トンネル状または溝状の空洞が前方X1に向かう下りの傾斜を有する。 - 請求項1において、前記シューソールは
前記ミッドソール1は前記アウトソール4よりも軟質の素材で形成され、
前記ミッドソール1は少なくとも後足部1Rにおいて上下に互いに接合された上部11と下部12とを有し、
前記上部11の下面11fと前記下部12の上面12fとの間に前後方向に延びる前記トンネル状の空洞1Tが設けられ、前記トンネル状の空洞1Tの後端が閉塞され、かつ、前記トンネル状の空洞1Tの前端が開放されている。 - 請求項1のシューソールにおいて、
前記トンネル状の空洞1Tの少なくとも1つの横断面において、
内足側の内足半部Mhと外足側の外足半部Lhとを前記トンネル状の空洞1Tが有し、
前記内足半部Mhの図心Gmが前記外足半部Lhの図心Glよりも下方に配置されている。 - 請求項1のシューソールにおいて、
前記ミッドソール1は後足部1Rを有し、前記トンネル状の空洞1Tは前記後足部1Rに設けられ、
前記ミッドソール1の後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、
内足側の内足半部Mhと外足側の外足半部Lhとを前記トンネル状の空洞が有し、
前記内足半部Mhの図心Gmが前記外足半部Lhの図心Glよりも下方に配置されている。 - 請求項1において、
前記ミッドソール1の下面に形成された第1溝100と、前記アウトソール4の上面49に形成された第2溝200とが互いに上下に連なって、前記アウトソール4の上面49と前記ミッドソール1の下面F2との間にトンネル状の空洞1Tが形成され、
前記トンネル状の空洞1Tの少なくとも1つの横断面において、前記空洞1Tの横断方向の幅を内足側と外足側とに均等に2等分した場合に、
前記アウトソール4の第2溝のうち前記外足側の部分L1の面積が、前記内足側の部分M1の面積よりも大きいことで、
前記トンネル状の空洞1Tの前記外足側の前記部分L1が前記内足側の前記部分M1に比べ下方にオフセットされている。 - 請求項13のシューソールにおいて、
前記ミッドソール1およびアウトソール4は後足部1Rを有し、前記トンネル状の空洞1Tは前記後足部1Rに設けられ、
前記後足部1Rの少なくとも1つの横断面において、前記シューソールを内足側と外足側に均等に2等分した場合に、
前記外足側のトンネル状の空洞1Tの面積が、前記内足側のトンネル状の空洞1Tの面積よりも大きい。 - 請求項1のシューソールにおいて、
前記ミッドソール1は前記アウトソール4よりも軟質の素材で形成され、
前記ミッドソール1の下面F2に前記トンネル状の空洞1Tが形成され、前記トンネル状の空洞1Tは前記アウトソール4に覆われると共に、前記ミッドソール1の下面F2と前記アウトソール4の上面49とで規定され、
前記トンネル状の空洞1Tは前後方向に延びており、
前記トンネル状の空洞1Tの後端が前記ミッドソール1で閉塞されている。
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