JP2001225988A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001225988A
JP2001225988A JP2000035715A JP2000035715A JP2001225988A JP 2001225988 A JP2001225988 A JP 2001225988A JP 2000035715 A JP2000035715 A JP 2000035715A JP 2000035715 A JP2000035715 A JP 2000035715A JP 2001225988 A JP2001225988 A JP 2001225988A
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Masaki Otake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送されている記録材が特殊な透過型記録材が
否かの判定を可能とする画像形成装置を提供する。 【解決手段】透過型記録材138の所定箇所に設けたマ
ーク部Mを、光結合されたU字型プリズム135と、発
光素子121及び受光素子120により構成されるセン
サで検知可能とし、このセンサの検知情報に基づいて搬
送される記録材が特定の透過型記録材か否かを光の透過
性により判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に係
り、記録材として使用される特定種類の光透過型樹脂材
で形成されたシート(OHTシートと略す)を検出でき
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OHTシートを用いて印字するカラー画
像形成装置が提案されている。この種のカラー画像形成
装置には、感光ドラム上に帯電、露光、現象によって形
成された記録像を中間転写ベルト上に転写する行程を複
数繰り返し、最後に記録材上に複数色の重ね画像を再転
写してカラー画像を得る方法である。
【0003】図6はこの種のカラー画像形成装置の縦断
面図であり、図示のように装置全体の中には、感光ドラ
ム100、ローラ帯電器105、廃トナーを蓄積するク
リーナーボックス113を一体的にカートリッジ化(以
下感光ドラムカートリッジと略す)し、装置本体より着
脱自在としている。そして、感光ドラムカートリッジ
は、例えばプリント枚数が規定数量に達すると新しいも
のと交換される。
【0004】一方、装置本体より着脱自在な前記感光ド
ラムカートリッジの図中左辺には、トナーを収納したト
ナー収納部と現像を行う為の現像手段とを一体的にカー
トリッジ化し、収納トナーの消費完了により交換される
装置本体より着脱自在な複数個の現像カートリッジD
m、Dy、Dc、Dkを回転可能の支持体で担持し、支
持体回転軸110を中心とする同一円周上に各現像カー
トリッジDm、Dy、Dc、Dkを配置し、各現像カー
トリッジを順次感光ドラム100の現像位置に移動させ
るようになっている。
【0005】また、前記感光ドラムカートリッジの図中
右辺には、感光ドラム1上の像を各色トナーごとにベル
ト上に転移させる機能を有する中間転写ベルト(以下I
TBと称する)103が配置されている。
【0006】以上の構成によって、感光ドラム1は、不
図示の駆動手段によって、例えば103mm/secの
周速度で図示矢印の方向に駆動される。なお、感光ドラ
ム1は、直径40mmのアルミシリンダーの外周面に有
機感光体(OPC)から成る光導電体を塗布して構成さ
れるが、前述OPCに代えて、A−Si,CdS,Se
等であっても良い。
【0007】次に、装着本体内の上方には、露光装置1
07を構成するレーザーダイオード104、高速モータ
ーによって回転駆動される多面鏡106、レンズ11
6、及び折り返しミラー115が配置されている。
【0008】、上記した構成において、帯電ローラー1
05には、−700Vの直流電圧に交流周波数700H
zでVp−p(ピークツウピーク)−1500Vの交流
電圧が重畳され、略−700Vに均一に帯電される。
【0009】前述したレーザーダイオード104にマゼ
ンタの画像情報に従った信号が入力されると、露光光路
を通って感光ドラム100に照射され、感光ドラム10
0のレーザー光が照射された箇所は略−100Vにな
る。更に感光ドラム100が矢印方向に進むと、現像カ
ートリッジDm、Dc、Dkによって可視化される。
【0010】感光ドラム100上のトナー像は、不図示
の高圧電源によって感光ドラム100とITB103間
に印加される電圧によりITB103上に転写される。
【0011】以上の行程をシアン色、イエロー色、黒色
について同様な処理を行うことによって、ITB103
上には複数色のトナー像が形成される。
【0012】カラー画像が形成されたITB103上の
トナー像は、最終時に記録材に転写ローラーによって再
転写される。記録材上に転写された未定着トナーは、公
知の加熱、加圧の定着装置119によって溶融固着され
カラー画像が得られる。
【0013】また、記録材に転写されずに残ったITB
103上のトナーは、公知のファーブラシや、ブレード
手段等のクリーニング装置112によって清掃される。
【0014】記録材102は、カセット101、マルチ
トレーより給紙され、転写ローラ117にてトナー画像
がITB103より転写され、搬送ベルト111によっ
て定着装置119に導かれて定着後、フェースアップト
レイ(画像上向き)108に排紙されるか、フェースダ
ウントレイ(画像下向き)109に選択的に排紙され
る。
【0015】一方、記録材への画像形成に先じて、記録
材がどんな種類のものかを調べるようにしている。ここ
では記録材が光透過型樹脂材で形成されたシート(OH
Tシート)であるか否かを判定している。例えばオーバ
ーヘッドプロジェクター等で使用されるOHTシートに
対して画像を形成する場合、シートと画像とのバランス
がとれ、しかも光透過性に優れた画像を最的な印字状態
で得ようとするためである。
【0016】OHTシートには、あらゆる画像形成装置
向きの全面が透過する汎用性のタイプと、ある特定種類
の画像形成装置に限って最適な印字品位を出力するため
に、特定材料のシートに表面加工を施したタイプとがあ
り、この特殊なタイプのOHTシートには、特定のOH
Tシートであることを検出可能とするマークがマーキン
グ処理されている。
【0017】また、記録材がOHTシートであるか否か
を検出するための手段としては、例えば光の透過・不透
過を検出するフォトセンサー等を用いて構成されてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特殊O
HTシートにおいては、画像形成装置の特有の構造と、
その画像形成装置の特有の画像形成プロセスに応じて特
殊な加工がなされているので、この特殊OHTシートを
他の画像形成装置に用いると、印字できないばかりか大
きな損傷を与えることがある。
【0019】例えば、ある画像形成装置の定着プロセス
においてシリコンオイルを用いる場合、シリコンオイル
の有する表面を滑らかにする性質により、定着装置の加
熱ローラーとトナーとの離型性を良くしてオフセットの
発生を防止できるようにしており、このタイプの画像形
成装置に対して用意された専用のOHTシートは、この
ようなシリコンオイルの塗布された定着装置を適正に搬
送されるように材質が選ばれ、また表面処理が施されて
いる。
【0020】そして、このようなOHTシートはシリコ
ンオイルの塗布されたローラに対して適正な搬送速度が
得られるように、摩擦係数を大きくしている。
【0021】このため、この摩擦係数の大きなOHTシ
ートを、定着プロセスにシリコンオイルを持たない定着
装置を有する画像形成装置に用いると、定着工程でロー
ラーとの摩擦が大きくなり、OHTシートがローラーに
巻きつくといったことがあった。
【0022】本出願に係る発明の目的は、搬送されてい
る記録材が特殊な透過型記録材が否かの判定を可能とす
る画像形成装置を提供しようとするものである。、
【0023】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、透過型記録材を使用可能な画
像形成装置において、透過型記録材の所定箇所に設けた
記録材の種類を示す種類記録部を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知情報に基づいて搬送される記録材が
特定の透過型記録材か否かを判定する判定手段を有する
ものである。
【0024】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、透過型記録材を使用可能な画像形成装置におい
て、透過型記録材の所定の箇所に設けた非透過性のマー
クを検知する検知手段と、前記検知手段の検知情報に基
づいて搬送される記録材が特定の透過型記録材か否かを
判定する判定手段を有するものである。
【0025】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、透過型記録材を使用可能な画像形成装置におい
て、透過型記録材の所定の箇所に設けた非透過性のマー
クを、光の透過性により検知する検知手段と、前記検知
手段の検知情報に基づいて搬送される記録材が特定の透
過型記録材か否かを判定する判定手段を有するものであ
る。
【0026】本出願に係る発明の目的を実現する第4の
構成は、前記検知手段は、記録材の搬送面を境にして、
一方に配置された、記録材の幅方向に所定間隔を有し、
前記搬送面に向かって光軸を有する発光素子及び受光素
子と、他方に配置された、前記発光素子の光を受光して
前記受光素子に向けて出射する導光性部材で形成された
導光手段とを有するものである。
【0027】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、前記発光素子と受光素子との間隔は、透過型記
録材の左右を反転して搬送した際に生じるマーク位置の
ずれに対応してるものである。
【0028】本出願に係る発明の目的を実現する第6の
構成は、前記検知手段は、記録材の搬送面を境にして、
発光素子と受光素子とを対向して配置したセンサを記録
材の幅方向に所定間隔を隔てて2組配置したものであ
る。
【0029】本出願に係る発明の目的を実現する第7の
構成は、前記2組のセンサの間隔は、透過型記録材の左
右を反転して搬送した際に生じるマーク位置のずれに対
応したものである。
【0030】本出願に係る発明の目的を実現する第8の
構成は、前記判定手段は、透過型記録材が検知手段を通
過する間に前記受光素子からの受光信号を少なくとも2
度受信するものである。
【0031】本出願に係る発明の目的を実現する第9の
構成は、前記判定手段は、透過型記録材が搬送方向の前
後端部が検出手段を通過するときに受光素子からの受光
信号を受信するものである。
【0032】本出願に係る発明の目的を実現する第10
の構成は、前記判定手段は、透過型記録材が搬送方向の
前後端部、およびその間が検出手段を通過するときに受
光素子からの受光信号を受信するものである。
【0033】本出願に係る発明の目的を実現する第11
の構成は、前記判定手段は、前記受光信号が非透過性の
信号を出力し、且つ透過型記録材の搬送方向の前後端部
の間での受光信号が透過性を示す場合に、搬送されてい
る記録材が特定の透過型記録材であると判定するもので
ある。
【0034】本出願に係る発明の目的を実現する第12
の構成は、前記判定手段は、判定した記録材が本画像形
成装置で使用不可能な透過型記録材であると判定する
と、記録材の搬送動作を停止させるものである。
【0035】本出願に係る発明の目的を実現する第13
の構成は、前記判定手段は、判定した記録材が本画像形
成装置で使用可能な透過型記録材であると判定すると、
記録材の搬送動作を続行させるものである。
【0036】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1、2、
3、4、5は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0037】まず、図1、2、4を基に本発明の第1の
実施の形態を説明する。図1において、121は発光素
子としてのLEDであり、搬送された記録材を照射す
る。120は受光素子としてのフォントセンサで、記録
材に向けて照射されたLED121のLED光が透過す
るか否かをチェックするためのものである。
【0038】図2に示すように、記録材の搬送路の下方
にLED121とフォントセンサ120が記録材の幅方
向に沿って対向配置され、記録材の前記搬送路の上方に
配置した導光部材としてのU字型プリズム135の入射
部135aと出射部135bとがLED121とフォト
センサ120に対して上下に対向するように配置されて
おり、U字型プリズム135と、LED121とフォト
センサ120とは該搬送路を搬送される記録材を介して
光学的に結合されている。
【0039】また、前記搬送路上を搬送される特殊OH
Tシート138は、搬送基準位置から幅方向の所定位置
で、OHTシート138の前後方向の一端側に光が透過
しない不透光性のマークMが斜線で示すように設けられ
ている。
【0040】図4に示すように、搬送路の前記搬送基準
位置からこのマークMの距離は、OHTシート138を
幅方向において表裏反転した場合[(a)、(c)]は
異なる。また、図4の(c)、(d)はOHTシート1
38の前後方向を逆にして反転した状態を示す。この場
合、OHTシート138のマークMの位置がセンサー位
置に達する時間が異なる。
【0041】そのため、U字型プリズム135の入射部
135aと出射部135bとの間隔(幅)は、特殊OH
Tシート138が幅方向で表裏反転したときのマークM
の位置に対応し、表裏位置でもマークMが検出できる長
さとしている。
【0042】このU字型プリズム135と、フォトセン
サ120及びLED121とにより構成されるマークセ
ンサーは、シートを転写位置に搬送する搬送経路中で、
図2に示すように、搬送駆動モータ137で駆動される
レジストローラ136の搬送方向下流側に配置されてお
り、レジストローラ136よりも搬送方向上流側に配置
したレジストローラ前センサ131によりシートの搬送
が確認されるようになっている。
【0043】図1は記録材の種別(OHTシートか否
か)と、本画像形成装置専用の特殊OHTシートか否か
を判定する判定回路のブロック図を示す。
【0044】123はA/Dコンバータで、CPU12
4からの指令によりフォントセンサ120からの光電変
換信号であるアナログ信号をデジタル信号へ変換する。
【0045】124はCPUで、LED121を発光さ
せたり、記録材搬送駆動回路122を制御して記録材の
搬送をコントロールしたり、シーケンスにしたがってタ
イミング信号を発生したりするものである。
【0046】122は記録材搬送駆動回路であり、搬送
駆動モータ137を駆動して、給紙された記録材を電子
写真プロセスによって形成された画像の転写位置へ搬送
させると共に、定着工程へ搬送させる。
【0047】125はAラッチ回路で、フォントセンサ
120からの信号をCPU124から送出されたAマー
クサンプリング信号によってラッチする。このAマーク
サンプリング信号は、図4の(a),(c)に示すよう
に、マーク部Mが前記マークセンサー位置に到達するタ
イミングで出力される。
【0048】128はA比較回路で、Aラッチ回路12
5からの出力とCPU124からのスライスレベルを比
較して、特殊OHTシート138のマーク部M[マーク
部Mが図4の(a)又は(b)の位置にあるとき]の有
無を調べるためのものである。この場合、マーク部Mを
検出するとHiの信号を出力する。
【0049】126はBラッチ回路で、フォントセンサ
120からの信号をCPU124から送出されたBマー
クサンプリング信号によってラッチする。このBマーク
サンプリング信号は、図4の(b),(d)に示すよう
に、マークMが前記マークセンサー位置に到達するタイ
ミングで出力される。
【0050】129はB比較回路で、Bラッチ回路12
6からの出力とCPU124からのスライスレベルを比
較して、特殊OHTシート138のマーク部M[マーク
部Mが図4の(b)又は(d)の位置にあるとき]の有
無を調べるためのものである。この場合、マーク部Mを
検出するとHiの信号を出力する。
【0051】127はCラッチ回路で、フォントセンサ
120からの信号をCPU124から送出された記録材
地肌レベルサンプリング信号によってラッチする。
【0052】130はC比較回路で、Cラッチ回路12
7からの出力とCPU124からのスライスレベルを比
較して、搬送されるOHTシートの光透過部の透過性を
調べる。
【0053】131はレジストローラ前センサで、記録
材がレジストを規制するためのレジストローラ136に
到達したか否かを事前に検出するためのセンサである。
【0054】図3は上記した判定回路の各部の出力を示
すタイミングチャートで、搬送駆動信号がオンして記録
材搬送駆動回路122によりモータ137が駆動され、
記録レジストローラに向かって搬送されると、レジスト
ローラ前センサ131が記録材の搬送を確認し、通過す
るまでHiレベルの信号を出力する。
【0055】レジ前センサー131がオンして所定時間
経過後に、LED121、フォトセンサ120をオン
し、マーク部の検出を可能な状態とする。点灯したLE
D121とフォトセンサ120との間になんらの障害物
がない状態でのフォトセンサ120の出力は、本実施の
形態においてLoレベルとなるようにしており、このセ
ンサの光路の間にOHTシートが存在すると、受光強度
が減少し、減少の度合いが多くなるにしたがって出力レ
ベルが高くなる。
【0056】OHTシート138に設けられたマーク部
Mは、シートの先端より若干距離を隔てて形成されてお
り、OHTシートがマークセンサ位置に達すると、LE
D121から出射される光の強度は弱められるので、フ
ォトセンサ120の受光強度が減少し、ある程度出力レ
ベルは高くなる(透過部レベル)。
【0057】そして、マーク部がマーク検出位置に達す
ると、透過性が最も低下するので、フォトセンサ120
からの出力レベルは最大となる(マークレベル)。この
状態をセンサ出力(a)、(b)で示しており、OHT
シート138の前後方向を逆にして搬送した場合でのマ
ーク部の検出が行える。
【0058】OHTシートが前後方向を逆にして搬送さ
れているか否かは不明であるので、レジストローラ前セ
ンサ131がオンした後、OHTシートが正規の向きで
搬送されていたとした場合にマーク部Mがマーク検知位
置に達した時刻にAマークサンプリング信号を出力し、
Aラッチ回路125がフォトセンサ120の受光信号を
ラッチし、その時のレベルをA比較回路128に出力す
る。また、レジストローラ前センサ131がオンした
後、OHTシートが前後逆の向きで搬送されていたとし
た場合にマーク部Mがマーク検知位置に達した時刻にB
マークサンプリング信号を出力し、Bラッチ回路126
がフォトセンサ120の受光信号をラッチし、その時の
レベルをB比較回路129に出力する。
【0059】CPU124からA(B)比較回路128
(129)に出力されるスライスレベルは、図3におけ
る透過レベルよりも高くマーク部レベルよりも低い値に
設定され、A比較回路128でスライスレベルとAラッ
チ回路125からの検知レベルとを比較する。検知レベ
ルがスライスレベルよりも高いと、マーク部Mを検知し
たとしてHiレベルの信号を出力し、検知レベルがスラ
イスレベルよりも低いとマーク部Mを検知していないと
してLoレベルの信号をOR回路132の一方の入力端
子に出力する。
【0060】また、B比較回路129も同様にしてHi
又はLoの信号をOR回路132の他方の入力端子に出
力する。
【0061】ここで、OHTシート138の前後及び表
裏の状態が図4に示す場合には、A比較回路128とB
比較回路129のいずれか一方から化ならずHiレベル
の信号がOR回路132に入力されるので、OR回路1
32からはHiレベルの信号が出力される。
【0062】しかし、マーク部M等のない透光性シート
の場合には、A比較回路128とB比較回路129から
は常にLoレベルの信号が出力され、非透光性の通常の
記録材の場合には、A比較回路128とB比較回路12
9からは常にHiレベルの信号が出力される。
【0063】本実施の形態では、シート自体が透光性
で、マーク部Mを有する特殊OHTシート138のみを
検出するために、Cラッチ回路127およびC比較回路
130において、搬送されるシートの搬送方向の中程の
材質が透光性を有するか否かを検出し、透光性である場
合にはC検出回路130からLoレベルの信号をNOT
回路133に出力し、このNOT回路133で反転した
Hiレベルの信号をAND回路134に出力するように
している。
【0064】このAND回路134には、OR回路13
2からの信号が入力されているのいで、マーク部Mの検
知を示すOR回路132からHiレベルの信号が出力さ
れ、NOT回路133から搬送されるシートが透光性の
材質であることを示すHiレベルの信号が出力される
と、AND回路134からは、搬送されている記録材が
特殊OHTシート138であることを示すHiレベルの
信号がCPU124に出力される。
【0065】この画像形成装置が、特殊OHTシート1
38を使用可能とするものであれば、CPU124は記
録材の搬送を続行し、そうでなければ記録材の搬送を停
止することになる。
【0066】ここで、Cラッチ回路127とC比較回路
130の構成を簡単に説明すると、記録材の搬送方向中
程がマーク検知位置に達したタイミングで記録材地肌レ
ベルサンプリング信号が出力され、この時のフォトセン
サ120の受光信号をラッチする。そして、C比較回路
130は、記録材の中程の透光性を示すレベルと上記し
たスライスレベルとを比較し、記録材の中程の透光性を
示すレベルがスライスレベルよりも高いと、記録材が透
光性であるとしてLoレベルの信号をNOT回路133
に出力することになる。
【0067】もしも、記録材が非透光性であると、Hi
レベルの信号がNOT回路133に出力されるので、N
OT回路133からはLoレベルの信号がAND回路1
34に出力されることとなり、記録材が非透光性である
故にOR回路132からHiレベルの信号が出力されて
も、AND回路134からはLoレベルの信号が出力さ
れ、特殊OHTシート138ではないことが判定され
る。
【0068】さらに、記録材が透光性を有していても、
マーク部Mを有しない場合には、OR回路132からL
oレベルの信号が出力されるので、NOT回路133か
らHiレベルの信号が出力されても、AND回路134
からはLoレベルの信号が出力されることとなり、特殊
OHTシート138ではないことが判定される。なお、
この場合、特殊OHTシート138でないことは判定で
きるが、通常のOHTシートであるか否かは判定できな
いので、C比較回路130の出力がLoであり、OR回
路132またはAND回路134の出力がLoのとき
に、通常(マーク部Mのない)のOHTシートであると
判定することもできる。
【0069】上記した判定回路の判定動作を図5のフロ
ーチャートに基づいて簡単に説明する。
【0070】S1にて印字開始がなされると、記録材を
給紙し搬送が行われる(S2)。
【0071】S3にて記録材がレジストローラ前センサ
131に到達すると、CPU124はLED121を点
灯させ、記録材センサ(マークセンサ)出力のモニター
を開始する。
【0072】記録材先端がレジストローラ前センサ13
1に到達した後所定タイミングでAAマークサンプリン
グ信号を発生させ、Aラッチ回路125にセンサレベル
をラッチさせる。
【0073】S6にて所定タイミングで記録材地肌レベ
ルサンプリング信号を発生させ、Cラッチ回路127に
センサレベルをラッチさせる。
【0074】S7にて所定タイミングでBマークサンプ
リング信号を発生させ、Bラッチ回路126にセンサレ
ベルをラッチさせる。
【0075】Aラッチ回路125、Bラッチ回路12
6、Cラッチ回路127及びA比較回路、B比較回路、
C比較回路をもとに、記録材が特殊OHTシート138
か否かを判定する。
【0076】特殊OHTシート138であれば搬送を停
止し(この特殊シートは本画像形成装置には不適のもの
の場合)、ユーザーへ警告をおこなう(S8、S9、S
10)。特殊OHTシート138でなければさらにノー
マルOHTと判定し、ノーマルOHTに応じた印字モー
ドを設定後、印字を行う(S11、S12)。
【0077】(第2の実施の形態)図7〜図9は第2の
実施の形態を示す。
【0078】第1の実施の形態では、U字形のプリズム
を用いることで、一対のLEDとフォトセンサにより、
2か所でマーク部Mの有無を検知できるようにしている
が、本実施の形態は、図7に示すように、一対のフォト
センサとLEDで構成される2組のマークセンサを、U
字形のプリズムの入射部と出射部との間隔(幅)を有し
て配置している。
【0079】図8は本第2の実施の形態の判定回路の回
路図で、Aフォトセンサ120とA−LED121によ
り第1のマークセンサを構成し、Bフォトセンサ139
とB−LED140により第2のマークセンサを構成し
ている。
【0080】また、図9の(a)、(c)はOHTシー
ト138の搬送方向の先頭側にマーク部Mを有するよう
に表裏を反転した場合、図9の(b)、(d)は搬送方
向の後端側にマーク部Mを有するように表裏を反転した
場合を示しており、これらのいずれかの位置に存在する
マーク部Mの検知ができるようになっている。
【0081】Aマークサンプリング信号、Bマークサン
プリング信号が発生するタイミングは、Aマークサンプ
リング信号がマーク部Mが図9(a),(c)のとき
で、Bマークサンプリング信号が、図9(b),(d)
にあるときである。
【0082】Aフォトセンサ120からの光電変換信号
は、A−A/Dコンバータ123によりデジタル信号に
変換され、同様にBフォトセンサ139からの光電変換
信号は、B−A/Dコンバータ141によりデジタル信
号に変換される。
【0083】Aフォトセンサ120からの信号は、Aラ
ッチ回路125とBラッチ回路126の2つのラッチ回
路にそれぞれ入力され、またBフォトセンサ139から
の信号は、Cラッチ回路142とDラッチ回路143の
2つのラッチ回路にそれぞれ入力される。
【0084】そして、Aラッチ回路125とCラッチ回
路142に対してAマークサンプリング信号を出力し、
Aフォトセンサ120の信号とBフォトセンサ139の
信号を同時にラッチする。
【0085】また、Bラッチ回路126とDラッチ回路
143に対してBマークサンプリング信号を出力し、A
フォトセンサ120の信号とBフォトセンサ139の信
号を同時にラッチする。勿論、Aマークサンプリング信
号とBマークサンプリング信号とは、第1の実施の形態
の図3に示すように、マーク部Mがマーク検知位置に到
達する時間に合わせて出力され、このタイミングに合わ
せてA〜Dラッチ回路からマーク検出信号が出力され
る。
【0086】Aラッチ回路125の出力、Bラッチ回路
126の出力、Cラッチ回路142の出力、Dラッチ回
路143の出力は、夫々A比較回路128、B比較回路
129、C比較回路144、D比較回路145に入力さ
れる。そして、A〜D比較回路では、入力された透過レ
ベルと第1の実施の形態と同様のスライスレベルとの比
較が行われ、比較結果を示す全ての信号がOR回路14
6に出力される。
【0087】すなわち、特殊OHTシート138が搬送
されていると、Aマークサンプリング信号のタイミング
か、あるいはBマークサンプリング信号のタイミングの
いずれかで、A〜Dラッチ回路のいずれか一つにおいて
マークを検知し、それに対応したA〜D比較回路からH
iレベルの信号が出力されることになるので、第1の実
施の形態と同様に、OR回路146からHiレベルの信
号がAND回路134に出力されることになる。
【0088】一方、Eラッチ回路は、記録材の搬送方向
中程がマーク検知位置に達するタイミングで出力される
記録材地肌レベルサンプリング信号によりBフォトセン
サ139からの信号をラッチし、そのラッチした信号を
E比較回路130に出力し、前記スライスレベルとの比
較を行い、第1の実施の形態と同様に、記録材が透過性
を有すとLoレベルの信号をNOT回路133に出力す
る。NOT回路133は反転したHiレベル信号をAN
D回路134に出力する。
【0089】AND回路134は、第1の実施の形態と
同様に、入力信号が共にHiレベルであると、CPU1
24に検知した記録材が特殊OHTシートであることを
示すHiレベルの信号を出力することになる。
【0090】CPU124は搬送されている記録材が特
殊OHTシート138であることを認識すると、搬送を
停止する。
【0091】上記した各実施の形態において、OHTシ
ートのマーク部の検知を、光が透過したか否かにより行
っているが、マーク部を反射面とし、光の反射により検
知するようにしても良い。
【0092】また、マークを磁気記録とし、磁気ヘッド
により検知できるようにしても良く、この場合、OHT
シートの種類を磁気情報として記録しておけば、OHT
シートの情報を読み出すことができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係わる発
明によれば、搬送される記録材が本画像形成装置で使用
可能な透過型記録材であるか否かの判定を行うことがで
きるので、装置へダメージを与えることを事前に防止す
ることが可能となる。
【0094】また、搬送する記録材が左右反転したり、
前後逆となっていても、マークを検出することが可能
で、透過型記録材の認識が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電気ブロック図。
【図2】第1の実施の形態のマークセンサの配置状態を
示す斜視図。
【図3】図1の各部の信号を示すタイミングチャート。
【図4】図2のセンサと特殊OHTシートの各給紙設定
によるマークとの対応関係を示す図。
【図5】図1のCPUの動作を示すフローチャート。
【図6】従来例の画像形成装置の断面図。
【図7】第2の実施の形態のマークセンサの配置状態を
示す斜視図。
【図8】第2の実施の形態の電気ブロック図。
【図9】図7のセンサと特殊OHTシートの各給紙設定
によるマークとの対応関係を示す図。
【符号の説明】 120、139 フォトセンサ 122 記録材搬送駆動回路 121、140 LED 123、141 A/Dコンバータ 124 CPU 125〜127、132、143 ラッチ回路 128〜130、144、145 比較回路 131 レジスター前センサ(レジ前センサ) 132、146 OR回路 134 AND回路 133 NOT回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過型記録材を使用可能な画像形成装置
    において、透過型記録材の所定箇所に設けた記録材の種
    類を示す種類記録部を検知する検知手段と、前記検知手
    段の検知情報に基づいて搬送される記録材が特定の透過
    型記録材か否かを判定する判定手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 透過型記録材を使用可能な画像形成装置
    において、透過型記録材の所定の箇所に設けた非透過性
    のマークを検知する検知手段と、前記検知手段の検知情
    報に基づいて搬送される記録材が特定の透過型記録材か
    否かを判定する判定手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 透過型記録材を使用可能な画像形成装置
    において、透過型記録材の所定の箇所に設けた非透過性
    のマークを、光の透過性により検知する検知手段と、前
    記検知手段の検知情報に基づいて搬送される記録材が特
    定の透過型記録材か否かを判定する判定手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、記録材の搬送面を境に
    して、一方に配置された、記録材の幅方向に所定間隔を
    有し、前記搬送面に向かって光軸を有する発光素子及び
    受光素子と、他方に配置された、前記発光素子の光を受
    光して前記受光素子に向けて出射する導光性部材で形成
    された導光手段とを有することを特徴とする請求項3に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子と受光素子との間隔は、透
    過型記録材の左右を反転して搬送した際に生じるマーク
    位置のずれに対応してることを特徴とする請求項4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段は、記録材の搬送面を境に
    して、発光素子と受光素子とを対向して配置したセンサ
    を記録材の幅方向に所定間隔を隔てて2組配置したこと
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記2組のセンサの間隔は、透過型記録
    材の左右を反転して搬送した際に生じるマーク位置のず
    れに対応してることを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、透過型記録材が検知手
    段を通過する間に前記受光素子からの受光信号を少なく
    とも2度受信することを特徴とする請求項1から7のい
    ずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段は、透過型記録材が搬送方
    向の前後端部が検出手段を通過するときに受光素子から
    の受光信号を受信することを特徴とする請求項8に記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、透過型記録材が搬送
    方向の前後端部、およびその間が検出手段を通過すると
    きに受光素子からの受光信号を受信することを特徴とす
    る請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記受光信号が非透
    過性の信号を出力し、且つ透過型記録材の搬送方向の前
    後端部の間での受光信号が透過性を示す場合に、搬送さ
    れている記録材が特定の透過型記録材であると判定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記判定手段は、判定した記録材が本
    画像形成装置で使用不可能な透過型記録材であると判定
    すると、記録材の搬送動作を停止させることを特徴とす
    る請求項1から11のいずれか一つに記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記判定手段は、判定した記録材が本
    画像形成装置で使用可能な透過型記録材であると判定す
    ると、記録材の搬送動作を続行させることを特徴とする
    請求項1から11のいずれか一つに記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011048720A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toppan Forms Co Ltd 積層帳票体のマーク検知システム
JP2015182267A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 三菱電機株式会社 プリンタ

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