JP2002068528A - 記録媒体検知装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

記録媒体検知装置及びこれを用いた画像形成装置

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JP2002068528A
JP2002068528A JP2000259697A JP2000259697A JP2002068528A JP 2002068528 A JP2002068528 A JP 2002068528A JP 2000259697 A JP2000259697 A JP 2000259697A JP 2000259697 A JP2000259697 A JP 2000259697A JP 2002068528 A JP2002068528 A JP 2002068528A
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light
angle
optical sensor
reflection type
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JP2000259697A
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English (en)
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Junji Ohashi
潤二 大橋
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体が搬送方向に撓んでも、常に乱反射
光を受光できる位置に反射型光センサを取り付け、受光
した乱反射量から記録媒体の有無及び種類を確実に判別
する。 【解決手段】 搬送される記録媒体の所定位置に所定の
発光角度で光を入射する発光部と所定位置から反射する
光を発光角度と同じ角度の受光角度で受光する受光部と
を表面に形成した反射型光センサと、受光部が受光した
反射光量と所定の基準値と比較し、所定位置に搬送され
る記録媒体が有るか否かを判別するとともに所定位置に
搬送される記録媒体が有る場合にその記録媒体の種類を
判別する判別部とを備え、記録媒体の所定位置に発光角
度と受光角度を形成する反射型光センサの中心線を搬送
される記録媒体の搬送方向とはほぼ直角方向でかつ記録
媒体の表面に対する垂直方向に対し所定の傾き角度で配
置し、反射型光センサの受光部が記録媒体の表面から反
射される乱反射光を受光するよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に適用さ
れ、記録媒体の有無及び種類を検知する記録媒体検知装
置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の複写機やプリンタ
等の画像形成装置は、画像形成能力が向上し、色々な種
類の記録媒体にカラー画像が形成できるようになってき
ている。カラー画像形成装置では、例えば、プレゼンテ
ーション用の資料として、OHP(オーバーヘッドプロ
ジェクタ)シートのようなフィルムシートにカラー画像
を形成する用途が多くなってきている。
【0003】電子写真方式のカラー画像形成装置で、イ
ンク吸収性が悪いフィルムシートを記録媒体として使用
する場合には、転写時の出力や定着時の温度や速度等の
条件を変える必要があるので、記録媒体の種類を予め判
別して、カラー画像形成装置の画像形成プロセス条件を
自動的に切換えている。一般的に記録媒体の種類の判別
には反射型光センサが用いられ、記録媒体に照射した光
の反射量を測定し、測定結果から記録媒体の種類の判別
を行っている。
【0004】図7は従来技術1による反射型光センサを
用いた記録媒体の判別方法を示す図である。図7に示す
ように、反射型光センサ100aは、LEDからなる発
光素子とフォトトランジスタからなる受光素子101a
とから構成され、発光素子101aから搬送台300a
に置いた記録媒体200aに対し入射角度ψで光を入射
する。受光素子102aは、記録媒体200aからの入
射角度ψと同じ反射角ψの正反射光nlを受光し、受光
した光エネルギーを判別回路(図示しない)で電圧に変
換して記録媒体200aを判別している。ここで、10
4aは反射型光センサ100aの中心線を示す。
【0005】また、図7は記録媒体に対する反射型光セ
ンサの正反射光nlと乱反射光dlを示し、記録媒体が
正反射体に近い場合は、入射角度ψと同じ反射角度ψを
有する正反射光が主成分となり乱反射成分は小さい。し
かし、普通紙の場合には紙の表面の粗さが大きいので乱
反射成分が大きい。OHPシートのように透明なフィル
ムシートの場合は、ほとんど光が透過し、乱反射成分が
少ないが、フィルムシートの表面の粗さが小さいので、
正反射成分が大きいという反射特性がある。
【0006】よって、記録媒体に対し反射型光センサの
受光面を平行に固定し、発光部の照射光に対し正反射光
を受光する方法では、OHPシートと反射光量と普通紙
の反射光量が同程度となる領域があり、記録媒体の有無
を判別しても、OHPシートであるか普通紙であるか記
録媒体の種類を判別できない場合がある。
【0007】従来技術2として、例えば、特開平成5−
330696号公報の記載によれば、記録媒体に対し反
射型光センサの受光部を傾けて取り付け、反射型光セン
サの受光部に記録媒体から正反射された光を受光せず、
乱反射された光を受光するよう配置し、受光した光の強
さを検出する検出手段を備え、検出された光の強さから
記録媒体の有無及び種類を判別する記録装置が提案され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8は従来技術2によ
る反射型光センサを用いた記録媒体の判別方法を示す図
である。図8に示すように、特開平成5−330696
号公報に記載の記録装置の反射型光センサ100aは、
搬送台300aに置いた記録媒体200aを搬送する方
向に発光部101aの発光点と受光部102aの受光点
を含む光路を平行に配置し、記録媒体200aから正反
射された光nlを受光せず、乱反射された光dlを受光
するように、記録媒体200aの表面に対し反射型光セ
ンサ100aの受光表面103aを角度θ傾けて配置し
ている。ここで、104aは反射型光センサ100aの
中心線、203aは記録媒体200aの表面に対する垂
線を示す。ψは入射角度、及び反射角度を示す。
【0009】しかしながら、一般に記録媒体は次の工程
に搬送されるとき、図8に示すように、搬送開始時に搬
送方向に撓みながら搬送されることが多い。例えば、反
射型光センサ100aが記録媒体200aを検知する位
置で、記録媒体200aの表面が搬送開始時に反射型光
センサの傾き角度θと同じ程度に撓むと、反射型光セン
サ100aの受光部102aには正反射光nlが入射さ
れることになるので、記録媒体200aの有無を判別で
きても、OHPシートであるか普通紙であるか記録媒体
200aの種類を判別できないという問題がおこる。
【0010】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、搬送される記録媒体が搬送方向に撓
んでも、常に記録媒体から乱反射光を受光することがで
きる位置に反射型光センサを配置したことにより、受光
した乱反射量から所定位置に記録媒体が有るか否か及び
所定位置に記録媒体が有る場合に記録媒体の種類を確実
に判別することができる記録媒体検知装置及びこれを用
いた画像形成装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送される記
録媒体の所定位置に所定の発光角度で光を入射する発光
部と所定位置から反射する光を発光角度と同じ角度の受
光角度で受光する受光部とを表面に形成した反射型光セ
ンサと、受光部が受光した反射光量と所定の基準値と比
較し、所定位置に搬送される記録媒体が有るか否かを判
別するとともに所定位置に搬送される記録媒体が有る場
合にその記録媒体の種類を判別する判別部とを備え、記
録媒体の所定位置に発光角度と受光角度を形成する反射
型光センサの中心線を搬送される記録媒体の搬送方向と
はほぼ直角方向でかつ記録媒体の表面に対する垂直方向
に対し所定の傾き角度で配置し、反射型光センサの受光
部が記録媒体の表面から反射される乱反射光を受光する
ことを特徴とする記録媒体検知装置である。
【0012】本発明によれば、搬送される記録媒体が搬
送方向に撓んでも、反射型光センサは、常に記録媒体か
ら乱反射光を受光することができるので、受光した乱反
射量から所定位置に記録媒体が有るか否か及び所定位置
に記録媒体が有る場合に記録媒体の種類を確実に判別す
ることができる。
【0013】搬送される記録媒体の所定位置に発光角度
と受光角度を形成する反射型光センサの方向を記録媒体
の搬送方向とほぼ直角になるように配置し、反射型光セ
ンサの表面を記録媒体の表面に対し所定の傾き角度で配
置した構成にしてもよい。この構成によれば、搬送され
る記録媒体が搬送方向に撓んでも、反射型光センサは、
常に記録媒体から乱反射光を受光することができる。
【0014】搬送される記録媒体の所定位置に発光角度
と受光角度を形成する反射型光センサの方向を記録媒体
の搬送方向とほぼ平行になるように配置し、反射型光セ
ンサの表面を記録媒体の表面に対し所定の傾き角度で配
置した構成にしてもよい。この構成によれば、搬送され
る記録媒体が搬送方向に撓んでも、反射型光センサは、
常に記録媒体から乱反射光を受光することができる。
【0015】前記反射型光センサの中心線を記録媒体の
表面に対する垂直方向に対し、12°<θ<18°の傾
き角度θで配置した構成にしてもよい。この構成によれ
ば、搬送される記録媒体が搬送方向に撓んでも、反射型
光センサは、常に記録媒体から乱反射光を受光すること
ができる。
【0016】前記記録媒体は普通紙及びOHPシートを
含み、前記判別部は普通紙の反射光量とOHPシートの
反射光量とが重ならない範囲に設定された基準値に基づ
いて普通紙とOHPシートを判別する構成にしてもよ
い。この構成によれば、搬送される記録媒体が普通紙で
あるかOHPシートであるかを確実に判別することがで
きる。
【0017】本発明の別の観点によれば、請求項1から
5のいずれかに記載の記録媒体検知装置と、記録媒体を
搬送する搬送部と、記録媒体検知装置による記録媒体の
判別結果に応じて画像形成プロセスの条件を切り換え、
搬送された記録媒体に画像を形成する画像形成部とを備
えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。この
発明によれば、搬送される記録媒体が普通紙であるかO
HPシートであるかを判別した結果に応じて画像形成プ
ロセスの条件を切り換え、搬送された記録媒体に画像を
形成することができる。。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0019】図1は本実施例による反射型光センサを用
いた記録媒体の判別方法(1)を示す図である。図1
(a)は本実施例による記録媒体に対する反射型光セン
サの配置を示す斜視図である。図1(b)は本実施例に
よる記録媒体に対する反射型光センサの配置を搬送方向
から見た図である。また、図1(b)に示すように、反
射型光センサ100から発光された光が記録媒体200
に入射する所定位置の下側の搬送部300のベースプレ
ートには穴が空いており、記録媒体200がない場合は
光がすべて透過して反射しないように構成されている。
【0020】反射型光センサ100は、搬送される記録
媒体200の所定位置b1に所定の発光角度ψで光を入
射する発光部101と所定位置b1から反射する光を発
光角度ψと同じ角度の受光角度ψで受光する受光部10
2とを表面103に形成している。ここで、a1は発光
点、b1は所定位置、c1は受光点を示し、発光点a
1、所定位置b1、受光点c1は光路を形成している。
また、104は反射型光センサの中心線を示す。nlは
正反射光、dlは乱反射光を示す。 発光角度ψ=入射角度=∠a1,b1,104 受光角度ψ=反射角度=∠c1,b1,104とする。
【0021】記録媒体200の所定位置b1に発光角度
ψと受光角度ψを形成する反射型光センサ100の中心
線104を搬送される記録媒体200の搬送方向202
とはほぼ直角方向でかつ記録媒体200の表面201に
対する垂線203に対し所定の傾き角度θで配置してい
る。
【0022】つまり、搬送される記録媒体200の所定
位置b1に発光角度ψと受光角度ψを形成する反射型光
センサ100の方向を記録媒体200の搬送方向202
とほぼ直角になるように配置し、反射型光センサ100
の表面103を記録媒体200の表面201に対し所定
の傾き角度θで配置している。よって、反射型光センサ
100の受光部101は、搬送される記録媒体200が
搬送方向201に撓んでも、記録媒体200から反射さ
れる乱反射光dlを常に受光することができる。
【0023】図2は本実施例による反射型光センサを用
いた記録媒体の判別方法(2)を示す図である。図2
(a)は記録媒体に対する反射型光センサの配置を示す
斜視図である。図2(b)は記録媒体に対する反射型光
センサの配置を搬送方向から見た図である。また、図2
(b)に示すように、反射型光センサ100から発光さ
れた光が記録媒体200に入射する所定位置の下側の搬
送部300のベースプレートには穴が空いており、記録
媒体200がない場合は光がすべて透過して反射しない
ように構成されている。
【0024】反射型光センサ100は、搬送される記録
媒体200の所定位置b1に所定の発光角度ψで光を入
射する発光部101と所定位置b2から反射する光を発
光角度ψと同じ角度の受光角度ψで受光する受光部10
2とを表面103に形成している。ここで、a2は発光
点、b2は所定位置、c2は受光点を示し、発光点a
2、所定位置b2、受光点c2は光路を形成している。
また、104は反射型光センサの中心線を示す。nlは
正反射光、dlは乱反射光を示す。 発光角度ψ=入射角度=∠a2,b2,104 受光角度ψ=反射角度=∠c2,b2,104とする。
【0025】記録媒体200の所定位置b2に発光角度
ψと受光角度ψを形成する反射型光センサ100の中心
線104を搬送される記録媒体200の搬送方向202
とはほぼ直角方向でかつ記録媒体200の表面201に
対する垂線203に対し所定の傾き角度θで配置してい
る。
【0026】しかし、図1に示す反射型光センサの配置
と異なり、搬送される記録媒体200の所定位置b2に
発光角度ψと受光角度ψを形成する反射型光センサ10
0の方向を記録媒体200の搬送方向202とほぼ平行
になるように配置し、反射型光センサ100の表面10
3を記録媒体200の表面201に対し所定の傾き角度
θで配置している。よって、反射型光センサ100の受
光部102は、搬送される記録媒体200が搬送方向2
02に撓んでも、記録媒体200から反射される乱反射
光dlを常に受光することができる。
【0027】図3は本実施例による反射型光センサの回
路構成を示す図である。図3に示すように、反射型光セ
ンサ100は、例えば、LEDの発光素子101とフォ
トトランジスタの受光素子102を備えており、発光素
子101より発光された光を披検知物である記録媒体2
00の表面201の所定位置に入射し、記録媒体200
の表面201から反射される光を受光素子102で受光
し、受光したときの反射光量に応じた光電流を電圧に変
換して判別部400のアナログポートAPに出力する。
【0028】判別部400は、例えば、I/Oポート、
A/D変換回路、比較回路、ASIC、CPUなどで構
成され、受光した反射光量の電圧値と所定の基準電圧値
と比較し、所定位置に記録媒体200が有るか否かを判
別するとともに所定位置に記録媒体200が有る場合に
記録媒体200が普通紙かOHPシートであるかを判別
する。ここで、Vccは反射型光センサ100に供給され
る電源電圧、R1、R2は固定抵抗、RV1は可変抵抗
を示す。
【0029】図4は本実施例による記録媒体に対する反
射型光センサの傾き角度と反射光量の出力関係を示す図
である。図4では、反射型光センサ100の傾き角度θ
をパラメータとし、普通紙とOHPシートに対する反射
型光センサ100の出力電圧値を実験で求めた結果であ
る。ここでは、記録媒体200の判別距離が4mmの反
射型光センサ100を用いた。
【0030】また、反射型光センサ100が発光した光
を入射する記録媒体100の所定位置の下側の搬送部3
00のベースプレートには穴が開いているが、普通紙は
ほとんどの光が反射し、そのほとんどが乱反射光であ
る。OHPシートは透明であり、ほとんどの入射光は透
過するが、OHPシートの表面の反射光は入射光の30
%程度ある。
【0031】また、表面にコート層を有する場合にはさ
らに乱反射成分が増加するが、実際には、OHPシート
の反射光量(点線部)が普通紙の反射光量(実線部)よ
り大きい。なお、記録媒体200が所定位置に場合は、
光がすべて透過して反射しないので、反射光量はほぼ0
Vになる。
【0032】反射型光センサ100の傾き角度θは、1
2°<θ<18°が安定して使用できる範囲であるが、
傾き角度θ=15°のとき、普通紙とOHPシートとを
最も余裕を持って分離できる。このとき、普通紙とOH
Pシートを判別するための閾値(基準電圧値)に余裕が
でき、例えば、閾値を1Vとし、出力電圧が1V以下は
普通紙、1Vを超える場合は、OHPシートと判別する
ことができる。
【0033】よって、傾き角度θ=15°にすれば、判
別部400は、普通紙の反射光量の出力電圧値とOHP
シートの反射光量の出力電圧値とが重ならない範囲に設
定された基準値に基づいて普通紙とOHPシートを判別
することができるので、記録媒体200が普通紙である
かOHPシートであるかを確実に判別することができ
る。
【0034】図5は本発明を適用した画像形成装置の機
能構成を示すブロック図である。図5に示すように、本
画像形成装置は、例えば、反射型光センサ100及び判
別部400を備えた記録媒体検知装置500と、記録媒
体200を搬送する搬送部300と、記録媒体検知装置
500による記録媒体100の判別結果に応じて画像形
成プロセスの条件を切り換え、搬送された記録媒体に画
像を形成する画像形成部600と、形成した画像を定着
する定着部700と、これらを制御する制御部800と
から構成されている。
【0035】よって、本画像形成装置は、搬送される記
録媒体200が普通紙であるかOHPシートであるかを
判別した結果に応じて画像形成プロセスの条件を切り換
え、搬送された記録媒体200に画像を形成することが
できる。
【0036】図6は本発明を適用した画像形成装置の全
体構成を示す図である。図6に示すように、本画像形成
装置は、光学ユニット1、現像部2、感光体ユニット
(感光体ベルトユニット)3、中間転写ユニット6、第
2クリーナユニット7、定着ユニット8、用紙搬送路
L、給紙トレイ9及び排紙トレイ10を有し、外部から
伝達された画像データに応じて、所定の記録媒体(複写
用紙)に対してカラー画像を形成するものである。
【0037】感光体ユニット3は、本画像形成装置のほ
ぼ中心部に配置(装着)されており、感光体ベルト1
3、感光体駆動ローラ14、感光体従動ローラ15、帯
電器4及び第1クリーナユニット5を備えている。感光
体ベルト13は、無端ベルト形状を有する、本画像形成
装置における静電潜像担持体である。ローラ14・15
は、感光体ベルト13を張架し、矢印A方向に回転駆動
させるものである。
【0038】帯電器4は、感光体ベルト13の表面を所
定の電位に均一に帯電させるための、チャージャー型の
帯電器である。第1クリーナユニット5は、現像・画像
転写後における感光体ベルト13の表面に残留したトナ
ーを、除去・回収するものである。
【0039】光学ユニット1は、レーザー照射部11及
び反射ミラー12を備えた、本画像形成装置におけるレ
ーザースキャニングユニット(LSU)である。そし
て、帯電された感光体ベルト13をレーザー光によって
露光することにより、その表面に、画像データに応じた
静電潜像を形成する機能を有するものである。
【0040】なお、本画像形成装置において扱われる画
像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応
じたものである。従って、光学ユニット1は、感光体ベ
ルト13に、各色に応じた4種類の潜像を順次的に形成
するように設定されている。
【0041】現像部2は、感光体ベルト13に形成され
た静電潜像を現像してトナー像を生成するものである。
そして、図6に示すように、現像器16a〜16dから
なる現像器ユニット16と、離接カム17a〜17dを
備えたカムユニット17とを有している。
【0042】現像器16a〜16dは、光学ユニット1
に与えられる複数成分の色画像信号に応じた静電潜像
を、それぞれ複数色(K、C、M、Y)のトナーにより
顕在化するものであり、感光体ベルト13におけるレー
ザー光照射位置の下方に感光体ベルト13に対向して配
置されている。
【0043】現像器16a〜16dは、感光体ベルト1
3に接離可能に設けられている。そして、感光体ベルト
13に順次接触することによって、感光体ベルト13上
の各色成分ごとの静電潜像をそれぞれK、C、M、Yの
トナーによって現像し、感光体ベルト13上に各色成分
ごとにトナー像を生成する機能を有している。
【0044】離接カム17a〜17dは、現像器16a
〜16dにおける感光体ベルト13への接触状態を制御
するものである。すなわち、離接カム17a〜17d
は、感光体ベルト13上の潜像に設定されている色に応
じて、現像器16a〜16dのいずれかを選択し、感光
体ベルト13に接触させるようになっている。
【0045】感光体ユニット3の下方に配置されている
中間転写ユニット6は、転写ベルト駆動ローラ18、転
写ベルトテンションローラ19、中間転写ベルト20、
転写ローラ(第1転写ローラ)21a・21bを備えて
いる。
【0046】転写ベルト駆動ローラ18及び転写ベルト
テンションローラ19は、中間転写ベルト20を張架
し、矢印B方向に回転駆動させるものである。転写ベル
トテンションローラ19は、その回転軸の両端にバネ
(転写テンション)SPによって中間転写ベルト20の
外側へ向かう向きの力がかけられている。これにより、
中間転写ベルト20をすべりなく回転させることができ
るとともに、中間転写ベルト20を感光体ベルト13に
対して100〜300gの圧接力で圧接させている。
【0047】転写ローラ21a・21bは、中間転写ベ
ルトユニットのフレーム(図示せず)に回転可能に軸支
されており、転写ベルト駆動ローラ18及び転写ベルト
テンションローラ19とともに、中間転写ベルト20を
張架している。この転写ローラ21a・21bは、感光
体ベルト13のトナー像を、中間転写ベルト20に転写
するものである。
【0048】中間転写ベルト20は、感光体ベルト13
に接触するように設けられている、本画像形成装置にお
ける中間転写体である。そして、感光体ベルト13に形
成された各色のトナー像を順次的に重ねて転写すること
によって、カラーのトナー像(多色トナー像)を一時的
に保持する機能を有している。この中間転写ベルトは、
厚さ100μmのポリカーボネートのフィルムを用いて
無端状に形成されている。
【0049】感光体ベルト13から中間転写ベルト20
へのトナー像の転写は、感光体ベルト13と中間転写ベ
ルト20との接触部の前後において中間転写ベルト20
の裏側に接触している転写ローラ21a・21bによっ
て行われる。この転写ローラ21a・21bは、感光体
ベルト13と中間転写ベルト20との接触ポイントから
中間転写ベルト20の長手方向にほぼ等しい位置(10
〜60mm)に設けられている。
【0050】転写ローラ21a・21bには、トナー像
を転写するために高電圧(トナーの帯電極性(−)とは
逆極性(+)の高電圧)が印加されている。転写ローラ
は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)ロー
ラであり、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPD
M、発泡ウレタン等)により覆われている。この導電性
の弾性材により、中間転写ベルト20に対して均一に高
電圧を印加することができる。
【0051】また、中間転写ベルト20に転写されずに
感光体ベルト13の表面に残留したトナーは、感光体ユ
ニット3の上部に設けられた第1クリーナユニット5に
よって除去・回収されるように設定されている。給紙ト
レイ9は、印刷に使用するシート(記録媒体)を蓄積し
ておくためのトレイであり、本画像形成装置の外壁に設
けられている。また、本画像形成装置の上部に設けられ
ている排紙トレイ10は、印刷済みのシートを載置する
ためのトレイである。
【0052】また、本画像形成装置には、給紙トレイ9
のシートを中間転写ユニット6や定着ユニット8を経由
させて排紙トレイ10に送るための、Lの字形状の用紙
搬送路Lが設けられている。さらに、これらトレイ9・
10及び用紙搬送路Lの近傍には、ピックアップローラ
22、レジストローラ23、シート転写ローラ(第2転
写ローラ)24、定着部8、搬送ローラ25、レジスト
前検知スイッチ26、用紙反射型光センサ27が配され
ている。
【0053】搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・
補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Lに
沿って複数設けられている。ピックアップローラ22
は、給紙トレイ9の後端部に備えられ、給紙トレイ9か
ら、シートを1枚毎に用紙搬送路Lに供給する呼び込み
ローラである。
【0054】また、ピックアップローラ22とレジスト
ローラ23との間には、レジスト前検知スイッチ26と
用紙反射型光センサ27が設けられている。このレジス
ト前検知スイッチは、用紙搬送路Lに向けて搬送されて
いるシートが所定位置を通過したことを検知し、規定の
検知信号を出力するためのものである。反射型光センサ
27は、用紙が普通紙かOHPシートかを判別し画像形
成時に定着温度等の設定を切り換えるための信号を出力
するためのものである。
【0055】レジストローラ23は、用紙搬送路Lを搬
送されているシートをいったん保持するものである。そ
して、中間転写ベルト20の多色トナー像をシートに良
好に転写できるように、中間転写ベルト20の回転にあ
わせて、シートをシート転写ローラ24にタイミングよ
く搬送する機能を有している。
【0056】すなわち、レジストローラ23は、レジス
ト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、中間
転写ベルト20上の多色トナー像の先端をシートにおけ
る印刷範囲の先端に押し付けるように、シートを搬送す
るように設定されている。シート転写ローラ24は、中
間転写ベルト20に対して離接可能に設置されており、
中間転写ベルト20とともにシートを挟み込んで回転す
るように設定されている。そして、図示しない高圧電源
の電力を用いて、中間転写ベルト20上に形成された多
色(多層)のトナー像を、シートに一括転写するもので
ある。
【0057】また、シートに転写されずに中間転写ベル
ト20の表面に残留したトナーは、中間転写ユニット6
の側部に設けられた第2クリーナユニット7によって除
去・回収されるように設定されている。なお、この第2
クリーナユニット7は、中間転写ユニット6(中間転写
ベルト20)に対して、離接可能となるように設けられ
ている。
【0058】定着ユニット8は、ヒートローラ31、ク
リーニングローラ32、加圧ローラ33を備えており、
ヒートローラ31及び加圧ローラ33は、シートを挟ん
で回転するようになっている。
【0059】また、ヒートローラ31は、サーミスタ3
4による温度検出値に基づいて図示しない制御部からの
信号により、記録媒体の種類に対応する所定の定着温度
となるように制御されており、異なる種類の記録媒体に
対して適切な熱量が与えられ、加圧ローラ33とともに
シートを熱圧着することにより、シートに転写された多
色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定
着させる機能を有している。
【0060】なお、多色トナー像の定着後のシートは、
搬送ローラ25…によって用紙搬送路Lの反転排紙経路
に搬送され、離接カム17a〜17dの背面側を通過し
て、反転された状態で(多色トナー像を下側に向け
て)、排紙トレイ10上に排出されるようになってい
る。なお、ここでは中間転写ベルト20を備えたカラー
プリンターについて説明しているが、中間転写ベルト2
0を備えずに感光体ベルト13からシートに直接トナー
像を転写する構成のものであってもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、搬送される記録媒体が
搬送方向に撓んでも、反射型光センサは、常に記録媒体
から乱反射光を受光することができるので、受光した乱
反射量から所定位置に記録媒体が有るか否か及び所定位
置に記録媒体が有る場合に記録媒体の種類を確実に判別
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による反射型光センサを用いた記録媒
体の判別方法(1)を示す図である。
【図2】本実施例による反射型光センサを用いた記録媒
体の判別方法(2)を示す図である。
【図3】本実施例による反射型光センサの回路構成を示
す図である。
【図4】本実施例による記録媒体に対する反射型光セン
サの傾き角度と反射光量の出力関係を示す図である。
【図5】本発明を適用した画像形成装置の機能構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明を適用した画像形成装置の全体構成を示
す図である。
【図7】従来技術1による反射型光センサを用いた記録
媒体の判別方法を示す図である。
【図8】従来技術2による反射型光センサを用いた記録
媒体の判別方法を示す図である。
【符号の説明】
100 反射型光センサ 101 発光部(発光素子) 102 受光部(受光素子) 103 反射型光センサの表面 104 反射型光センサの中心線 200 記録媒体 201 記録媒体の表面 202 記録媒体の搬送方向 203 記録媒体の表面に対する垂線 300 搬送部 400 判別部 500 記録媒体検知装置 600 画像形成部 700 定着部 800 制御部 a1、a2 発光点 b1、b2 所定位置 c1、c2 受光点 ψ 反射型光センサの発光角度及び受光角度 θ 反射型光センサの傾き角度 nl 正反射光 dl 乱反射光 1 光学系ユニット 4 帯電器 5 感光体クリーナユニット 7 転写ベルトクリーナユニット 8 定着ユニット 13 感光体ベルト 14 感光体駆動ローラ 15 感光体従動ローラ 16a Black現像器 16b Cyan現像器 16c Magenta現像器 16d Yellow現像器 17 現像離接カム 18 転写ベルト駆動ローラ 19 転写ベルトテンションローラ 20 中間転写ベルト 21a 第1転写ローラ 22 ピックアップローラ 23 レジストローラ 24 第2転写ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される記録媒体の所定位置に所定の
    発光角度で光を入射する発光部と所定位置から反射する
    光を発光角度と同じ角度の受光角度で受光する受光部と
    を表面に形成した反射型光センサと、受光部が受光した
    反射光量と所定の基準値と比較し、所定位置に搬送され
    る記録媒体が有るか否かを判別するとともに所定位置に
    搬送される記録媒体が有る場合にその記録媒体の種類を
    判別する判別部とを備え、記録媒体の所定位置に発光角
    度と受光角度を形成する反射型光センサの中心線を搬送
    される記録媒体の搬送方向とはほぼ直角方向でかつ記録
    媒体の表面に対する垂直方向に対し所定の傾き角度で配
    置し、反射型光センサの受光部が記録媒体の表面から反
    射される乱反射光を受光することを特徴とする記録媒体
    検知装置。
  2. 【請求項2】 搬送される記録媒体の所定位置に発光角
    度と受光角度を形成する反射型光センサの方向を記録媒
    体の搬送方向とほぼ直角になるように配置し、反射型光
    センサの表面を記録媒体の表面に対し所定の傾き角度で
    配置したことを特徴とする請求項1記載の記録媒体検知
    装置。
  3. 【請求項3】 搬送される記録媒体の所定位置に発光角
    度と受光角度を形成する反射型光センサの方向を記録媒
    体の搬送方向とほぼ平行になるように配置し、反射型光
    センサの表面を記録媒体の表面に対し所定の傾き角度で
    配置したことを特徴とする請求項1記載の記録媒体検知
    装置。
  4. 【請求項4】 前記反射型光センサの中心線を記録媒体
    の表面に対する垂直方向に対し、12°<θ<18°の
    傾き角度θで配置したことを特徴とする請求項1記載の
    記録媒体検知装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は普通紙及びOHPシート
    を含み、前記判別部は普通紙の反射光量とOHPシート
    の反射光量とが重ならない範囲に設定された基準値に基
    づいて普通紙とOHPシートを判別することを特徴とす
    る請求項1記載の記録媒体検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1つに記載の
    記録媒体検知装置と、記録媒体を搬送する搬送部と、記
    録媒体検知装置による記録媒体の判別結果に応じて画像
    形成プロセスの条件を切り換え、搬送された記録媒体に
    画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004126506A (ja) * 2002-05-02 2004-04-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2006151564A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Kyocera Mita Corp シート搬送装置
US7167248B2 (en) 2002-12-04 2007-01-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Reflection-type optical sensor, carriage, and data processing device
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JP2015059033A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 セイコーエプソン株式会社 記録媒体検出装置、画像記録装置

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