JP2001225640A - ミラー付きサンバイザ - Google Patents
ミラー付きサンバイザInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サンバイザの部品点数を減少させて、コスト
ダウンを図ることを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るミラー付きサンバイザは、
中空状に形成されたサンバイザ本体10と、サンバイザ
本体10に形成され、かつミラー20の鏡面22を露出
させる開口部13と、サンバイザ本体10の内壁面14
bに設けられ、かつミラー20をそのサンバイザ本体内
で保持する保持部32とを備えることを特徴とする。こ
のため、ミラー20を単体でサンバイザ本体10の内部
に取付けて、ミラー付きサンバイザ1を構成することが
できる。
ダウンを図ることを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るミラー付きサンバイザは、
中空状に形成されたサンバイザ本体10と、サンバイザ
本体10に形成され、かつミラー20の鏡面22を露出
させる開口部13と、サンバイザ本体10の内壁面14
bに設けられ、かつミラー20をそのサンバイザ本体内
で保持する保持部32とを備えることを特徴とする。こ
のため、ミラー20を単体でサンバイザ本体10の内部
に取付けて、ミラー付きサンバイザ1を構成することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のサンバ
イザにおいて、特にミラーを備えたサンバイザに関す
る。
イザにおいて、特にミラーを備えたサンバイザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なミラー付きサンバイザの構造が
図10、図11に示されている。図10はミラー付きサ
ンバイザを構成するサンバイザ本体50の分解斜視図、
図11は図10のXI-XI 矢視断面図である。これらの図
面で示すようにサンバイザ本体50は例えば樹脂の発泡
体により所定の形状に成形され、その片面側にミラーユ
ニット60が収納される凹部52が形成されている。ミ
ラーユニット60はミラー62を収納する薄い略角形型
の容器であり、下ケース64と上ケース66とが合わさ
れることにより成形される。
図10、図11に示されている。図10はミラー付きサ
ンバイザを構成するサンバイザ本体50の分解斜視図、
図11は図10のXI-XI 矢視断面図である。これらの図
面で示すようにサンバイザ本体50は例えば樹脂の発泡
体により所定の形状に成形され、その片面側にミラーユ
ニット60が収納される凹部52が形成されている。ミ
ラーユニット60はミラー62を収納する薄い略角形型
の容器であり、下ケース64と上ケース66とが合わさ
れることにより成形される。
【0003】下ケース64には所定位置にミラー62が
固定されており、上ケース66にはそのミラー62に対
向する位置にミラー用の開口部66kが形成されてい
る。そして、上ケース66の内側にその上ケース66の
開口部66kを開閉するためのスライド蓋68が収納さ
れている。ミラーユニット60は取付け手段によってサ
ンバイザ本体50の凹部52に固定される。ミラーユニ
ット60が固定されると、サンバイザ本体50に表皮7
0が被せられ、その表皮70の開口縁72がミラーユニ
ット60の開口部66kの周縁に例えば高周波溶着され
る。
固定されており、上ケース66にはそのミラー62に対
向する位置にミラー用の開口部66kが形成されてい
る。そして、上ケース66の内側にその上ケース66の
開口部66kを開閉するためのスライド蓋68が収納さ
れている。ミラーユニット60は取付け手段によってサ
ンバイザ本体50の凹部52に固定される。ミラーユニ
ット60が固定されると、サンバイザ本体50に表皮7
0が被せられ、その表皮70の開口縁72がミラーユニ
ット60の開口部66kの周縁に例えば高周波溶着され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したサン
バイザでは、ミラー62をユニット化した状態でサンバ
イザ本体50に装着するため、ミラー62の他に上ケー
ス66、下ケース64等が必要となり、部品点数が多
く、コストアップになる。本発明は上記課題を解決しよ
うとするもので、サンバイザの部品点数を削減し、コス
トダウンを図ることをその目的とする。
バイザでは、ミラー62をユニット化した状態でサンバ
イザ本体50に装着するため、ミラー62の他に上ケー
ス66、下ケース64等が必要となり、部品点数が多
く、コストアップになる。本発明は上記課題を解決しよ
うとするもので、サンバイザの部品点数を削減し、コス
トダウンを図ることをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明による
と、中空状に形成されたサンバイザ本体にはミラーの鏡
面を露出させる開口部が形成されている。さらに、サン
バイザ本体の内壁面にはミラーをそのサンバイザ本体内
で保持する保持部が形成されている。このため、ミラー
を単体でサンバイザ本体の内部に取付けて、ミラー付き
サンバイザを構成することができる。したがって、ミラ
ーケース等が不要になり、サンバイザの部品点数が減少
してコストダウンが図れる。
項の発明によって解決される。請求項1の発明による
と、中空状に形成されたサンバイザ本体にはミラーの鏡
面を露出させる開口部が形成されている。さらに、サン
バイザ本体の内壁面にはミラーをそのサンバイザ本体内
で保持する保持部が形成されている。このため、ミラー
を単体でサンバイザ本体の内部に取付けて、ミラー付き
サンバイザを構成することができる。したがって、ミラ
ーケース等が不要になり、サンバイザの部品点数が減少
してコストダウンが図れる。
【0006】請求項2の発明によると、サンバイザ本体
は相対するプレート部を備えており、一方のプレート部
に開口部が形成され、他方のプレート部にミラーの保持
部が形成される。このため、一方のプレート部にミラー
の保持部と開口部とをまとめて形成する方式よりも構造
が簡単になり、サンバイザ本体の製造が容易になる。
は相対するプレート部を備えており、一方のプレート部
に開口部が形成され、他方のプレート部にミラーの保持
部が形成される。このため、一方のプレート部にミラー
の保持部と開口部とをまとめて形成する方式よりも構造
が簡単になり、サンバイザ本体の製造が容易になる。
【0007】請求項3の発明によると、サンバイザ本体
の開口部に対する開閉蓋を開閉案内するための案内凸部
がそのサンバイザ本体の内壁面に形成されているため、
開閉蓋用の案内部材を別に設ける必要がない。このた
め、部品点数の増加を防止できる。
の開口部に対する開閉蓋を開閉案内するための案内凸部
がそのサンバイザ本体の内壁面に形成されているため、
開閉蓋用の案内部材を別に設ける必要がない。このた
め、部品点数の増加を防止できる。
【0008】請求項4の発明によると、サンバイザ本体
の表面には開口部の周囲にそのサンバイザ本体を被う表
皮の端部を保持する溝が形成されている。このため、表
皮の端部を溝に押し込むことでその表皮の端部をサンバ
イザ本体に固定することができる。したがって、例え
ば、超音波溶着等でサンバイザ本体に表皮を固定する場
合のように表皮材料が限定されず、広い範囲で表皮材料
を選定できる。
の表面には開口部の周囲にそのサンバイザ本体を被う表
皮の端部を保持する溝が形成されている。このため、表
皮の端部を溝に押し込むことでその表皮の端部をサンバ
イザ本体に固定することができる。したがって、例え
ば、超音波溶着等でサンバイザ本体に表皮を固定する場
合のように表皮材料が限定されず、広い範囲で表皮材料
を選定できる。
【0009】請求項5の発明によると、サンバイザ本体
の表面の溝は、案内凸部に対応する位置に設けられてい
るため、その溝と案内凸部とを同時に形成でき、溝及び
案内凸部の製作コストが低減する。
の表面の溝は、案内凸部に対応する位置に設けられてい
るため、その溝と案内凸部とを同時に形成でき、溝及び
案内凸部の製作コストが低減する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1から図9に基づいて本
発明の実施の形態を説明する。図1はサンバイザ本体の
ミラー部分の横断面図(図3のI-I矢視断面図)、図2
は図1のII矢視部の拡大図、図3はミラー付きサンバイ
ザの全体斜視図、図4はサンバイザ本体のミラー部分の
縦断面図(図3のIV- IV矢視断面図)、図5はミラーの
支持構造を表す斜視図である。図3において、ミラー付
きサンバイザ1は、サンバイザ本体10と支軸2とを備
えている。支軸2は略L字状に形成され、その縦軸部2
tの端部が取付けブラケット2bによって車室天井面に
取付けられる。支軸2の横軸部(図示されていない)に
はサンバイザ本体10が装着される。
発明の実施の形態を説明する。図1はサンバイザ本体の
ミラー部分の横断面図(図3のI-I矢視断面図)、図2
は図1のII矢視部の拡大図、図3はミラー付きサンバイ
ザの全体斜視図、図4はサンバイザ本体のミラー部分の
縦断面図(図3のIV- IV矢視断面図)、図5はミラーの
支持構造を表す斜視図である。図3において、ミラー付
きサンバイザ1は、サンバイザ本体10と支軸2とを備
えている。支軸2は略L字状に形成され、その縦軸部2
tの端部が取付けブラケット2bによって車室天井面に
取付けられる。支軸2の横軸部(図示されていない)に
はサンバイザ本体10が装着される。
【0011】このサンバイザ本体10は、支軸2の横軸
部の軸回りに回動操作されることで車室天井面に沿う格
納位置と窓ガラスに沿う遮光位置との間を移動できるよ
うになっている。なお、サンバイザ本体10の表面は後
記する表皮4によって被われるが、図3にはその表皮4
が省略されている。サンバイザ本体10は、その厚さ方
向に半分割されて半殻状をなす一対の半割体12、14
が結合手段により結合されることにより構成される。以
後、サンバイザ本体10の前面側(図3において表面
側)を構成する半割体12を前面プレート部12と呼
び、後面側(図3において裏面側)を構成する半割体1
4を後面プレート部14と呼ぶ。
部の軸回りに回動操作されることで車室天井面に沿う格
納位置と窓ガラスに沿う遮光位置との間を移動できるよ
うになっている。なお、サンバイザ本体10の表面は後
記する表皮4によって被われるが、図3にはその表皮4
が省略されている。サンバイザ本体10は、その厚さ方
向に半分割されて半殻状をなす一対の半割体12、14
が結合手段により結合されることにより構成される。以
後、サンバイザ本体10の前面側(図3において表面
側)を構成する半割体12を前面プレート部12と呼
び、後面側(図3において裏面側)を構成する半割体1
4を後面プレート部14と呼ぶ。
【0012】前面プレート部12及び後面プレート部1
4は、合成樹脂の射出成形等によって所定形状に成形さ
れる。後面プレート部14の内壁面14bには、図5等
に示すように、ミラー20をその内壁面14bに対して
ほぼ平行に保持する保持部30が所定位置に形成されて
いる。保持部30は、ミラー20を囲んで配置された所
定数(この実施の形態では六本)の支持部材32から構
成されており、各々の支持部材32によってミラー20
の端縁が拘束される。
4は、合成樹脂の射出成形等によって所定形状に成形さ
れる。後面プレート部14の内壁面14bには、図5等
に示すように、ミラー20をその内壁面14bに対して
ほぼ平行に保持する保持部30が所定位置に形成されて
いる。保持部30は、ミラー20を囲んで配置された所
定数(この実施の形態では六本)の支持部材32から構
成されており、各々の支持部材32によってミラー20
の端縁が拘束される。
【0013】支持部材32は、図5(B)に示すよう
に、柱状の部材であり、その上部がL字状に切欠かれ、
ミラー20を支持する段差34と縦壁35とが形成され
ている。また、縦壁35の上端には、ミラー20を保持
する鉤部36が形成されている。鉤部36は、その下側
が平らな押え面36fとなっており、その押え面36f
と段差34との間隔がミラー20の厚みとほぼ等しく設
定されている。また、支持部材32の縦壁35は弾性を
有しており、直立位置からミラー20の取付けに必要な
傾斜位置まで弾性変形が可能となっている。
に、柱状の部材であり、その上部がL字状に切欠かれ、
ミラー20を支持する段差34と縦壁35とが形成され
ている。また、縦壁35の上端には、ミラー20を保持
する鉤部36が形成されている。鉤部36は、その下側
が平らな押え面36fとなっており、その押え面36f
と段差34との間隔がミラー20の厚みとほぼ等しく設
定されている。また、支持部材32の縦壁35は弾性を
有しており、直立位置からミラー20の取付けに必要な
傾斜位置まで弾性変形が可能となっている。
【0014】ミラー20を保持部30にセットするに
は、各々の支持部材32の縦壁35を拡開方向に傾斜さ
せて、ミラー20を段差34上に載置する。次に、縦壁
35を弾性力で直立位置まで戻す。これによって、ミラ
ー20の端縁が鉤部36の押え面36fと段差34とに
よって挟まれるとともに、そのミラー20の外周面20
sが縦壁35によって周囲から拘束され、ミラー20は
後面プレート部14に対してほぼ平行に保持される。
は、各々の支持部材32の縦壁35を拡開方向に傾斜さ
せて、ミラー20を段差34上に載置する。次に、縦壁
35を弾性力で直立位置まで戻す。これによって、ミラ
ー20の端縁が鉤部36の押え面36fと段差34とに
よって挟まれるとともに、そのミラー20の外周面20
sが縦壁35によって周囲から拘束され、ミラー20は
後面プレート部14に対してほぼ平行に保持される。
【0015】前面プレート部12には、図3等に示すよ
うに、後面プレート部14のミラー20に対応する位置
にそのミラー20の鏡面22を露出させる開口部13が
形成されている。開口部13は長方形状に形成されてお
り、その長辺が前面プレート部12の長手方向(図3中
左右方向)に配置されている。開口部13は、前面プレ
ート部12のプレート表面12fから凹んだ位置に形成
されており、その開口部の周囲がほぼ一定幅で傾斜して
いる。そして、その傾斜部の表面12kにシボ模様が施
される。
うに、後面プレート部14のミラー20に対応する位置
にそのミラー20の鏡面22を露出させる開口部13が
形成されている。開口部13は長方形状に形成されてお
り、その長辺が前面プレート部12の長手方向(図3中
左右方向)に配置されている。開口部13は、前面プレ
ート部12のプレート表面12fから凹んだ位置に形成
されており、その開口部の周囲がほぼ一定幅で傾斜して
いる。そして、その傾斜部の表面12kにシボ模様が施
される。
【0016】シボ模様が施された表面12kの周囲に
は、表皮4の端縁を挟んで保持する溝12mが形成され
ている。前面プレート部12の内壁面12uには、図4
等に示すように、溝12mに対応する位置に案内凸部1
2tが形成されている。案内凸部12tは、開口部13
を開閉するスライド蓋16を開閉案内するための突条で
あり、ミラー20上に載置されたスライド蓋16を前面
プレート部12の長手方向(図3中左右方向)に案内で
きるように形成されている。即ち、前面プレート部12
の長手方向に形成された対向する案内凸部12tと前面
プレート部12の幅方向(図3中上下方向)に形成され
た右側の案内凸部12tとがスライド蓋16を平面視に
おいてコ字形に囲んでおり、幅方向(図3中上下方向)
に形成された左側の案内凸部12tがスライド蓋16と
干渉しないようにその突出量が制限されている。
は、表皮4の端縁を挟んで保持する溝12mが形成され
ている。前面プレート部12の内壁面12uには、図4
等に示すように、溝12mに対応する位置に案内凸部1
2tが形成されている。案内凸部12tは、開口部13
を開閉するスライド蓋16を開閉案内するための突条で
あり、ミラー20上に載置されたスライド蓋16を前面
プレート部12の長手方向(図3中左右方向)に案内で
きるように形成されている。即ち、前面プレート部12
の長手方向に形成された対向する案内凸部12tと前面
プレート部12の幅方向(図3中上下方向)に形成され
た右側の案内凸部12tとがスライド蓋16を平面視に
おいてコ字形に囲んでおり、幅方向(図3中上下方向)
に形成された左側の案内凸部12tがスライド蓋16と
干渉しないようにその突出量が制限されている。
【0017】ミラー20上のスライド蓋16は、その上
面16uが、図4等に示すように、前面プレート部12
の開口部13の周縁によって押えられている。即ち、ス
ライド蓋16は、前面プレート部12の開口部13の周
縁とミラー20とによって厚み方向から挟まれている。
また、スライド蓋16の上面16uには端部に取っ手1
6hが形成されており、その取っ手16hが開口部13
の内側に位置している。このため、取っ手16hを使っ
てスライド蓋16を案内凸部12tに沿って前面プレー
ト部12の長手方向にスライドさせることにより、開口
部13を開閉することができる。スライド蓋16の下面
16eには、幅方向両側にレール16rが形成されてお
り(図1参照)、それらのレール16rを介してスライ
ド蓋16はミラー20上に載置されている。このため、
スライド蓋16がミラー20上をスライドしてもそのミ
ラー20の鏡面22の露出部分に傷が付くことがない。
即ち、スライド蓋16が本発明の開閉蓋に相当する。
面16uが、図4等に示すように、前面プレート部12
の開口部13の周縁によって押えられている。即ち、ス
ライド蓋16は、前面プレート部12の開口部13の周
縁とミラー20とによって厚み方向から挟まれている。
また、スライド蓋16の上面16uには端部に取っ手1
6hが形成されており、その取っ手16hが開口部13
の内側に位置している。このため、取っ手16hを使っ
てスライド蓋16を案内凸部12tに沿って前面プレー
ト部12の長手方向にスライドさせることにより、開口
部13を開閉することができる。スライド蓋16の下面
16eには、幅方向両側にレール16rが形成されてお
り(図1参照)、それらのレール16rを介してスライ
ド蓋16はミラー20上に載置されている。このため、
スライド蓋16がミラー20上をスライドしてもそのミ
ラー20の鏡面22の露出部分に傷が付くことがない。
即ち、スライド蓋16が本発明の開閉蓋に相当する。
【0018】前面プレート部12の内壁面12uと後面
プレート部14の内壁面14bとには、図6、図7に示
すように、結合手段をなす複数対の結合片44と保持片
42とがそれぞれ所定間隔を保って突設されている。そ
して、前面プレート部12の結合片44が後面プレート
部14の結合片44と保持片42との間に差し込まれ、
これと同時に後面プレート部14の結合片44が前面プ
レート部12の結合片44と保持片42との間に差し込
まれる。これによって、相互の結合片44の先端部に形
成された係止爪46が係合し、その係合力によって前面
プレート部12と後面プレート部14とが結合状態に保
持されて、サンバイザ本体10が構成される。
プレート部14の内壁面14bとには、図6、図7に示
すように、結合手段をなす複数対の結合片44と保持片
42とがそれぞれ所定間隔を保って突設されている。そ
して、前面プレート部12の結合片44が後面プレート
部14の結合片44と保持片42との間に差し込まれ、
これと同時に後面プレート部14の結合片44が前面プ
レート部12の結合片44と保持片42との間に差し込
まれる。これによって、相互の結合片44の先端部に形
成された係止爪46が係合し、その係合力によって前面
プレート部12と後面プレート部14とが結合状態に保
持されて、サンバイザ本体10が構成される。
【0019】次に、ミラー付きサンバイザ1のサンバイ
ザ本体10の製造方法について説明する。先ず、前面プ
レート部12、後面プレート部14及びスライド蓋16
が合成樹脂の射出成形等により形成される。この時、後
面プレート部14の保持部30、結合片44及び保持片
42等はその後面プレート部14と一体成形される。同
様に、前面プレート部12の結合片44等もその前面プ
レート部12と一体成形される。
ザ本体10の製造方法について説明する。先ず、前面プ
レート部12、後面プレート部14及びスライド蓋16
が合成樹脂の射出成形等により形成される。この時、後
面プレート部14の保持部30、結合片44及び保持片
42等はその後面プレート部14と一体成形される。同
様に、前面プレート部12の結合片44等もその前面プ
レート部12と一体成形される。
【0020】次に、ミラー20が後面プレート部14の
保持部30にセットされる(図5(A)参照)。ミラー
20は、その外周面20sが保持部30を構成する各々
の支持部材32の縦壁35によって周囲から拘束されて
おり、さらにその端縁が支持部材32の段差34と鉤部
36との間に挟まれている。このため、ミラー20は保
持部30によって後面プレート部14の内側に確実に取
付けられ、経時的に外れることがない。次に、ミラー2
0上にスライド蓋16がセットされ、さらに後面プレー
ト部14あるいは前面プレート部12の内部に支軸2を
支持する軸受部材等(図示されていない)がセットされ
る。
保持部30にセットされる(図5(A)参照)。ミラー
20は、その外周面20sが保持部30を構成する各々
の支持部材32の縦壁35によって周囲から拘束されて
おり、さらにその端縁が支持部材32の段差34と鉤部
36との間に挟まれている。このため、ミラー20は保
持部30によって後面プレート部14の内側に確実に取
付けられ、経時的に外れることがない。次に、ミラー2
0上にスライド蓋16がセットされ、さらに後面プレー
ト部14あるいは前面プレート部12の内部に支軸2を
支持する軸受部材等(図示されていない)がセットされ
る。
【0021】この状態で、前面プレート部12と後面プ
レート部14とが合わせられ、両プレート部12,14
が結合手段である複数対の結合片44と保持片42とに
よって結合状態に保持されて、サンバイザ本体10が構
成される。サンバイザ本体10が構成されると、サンバ
イザ本体10に表皮4が被せられる。表皮4には、前面
プレート部12の開口部13に合わせて開口が形成され
ており、その開口の周縁が一定幅で折り曲げられて前面
プレート部12の溝12mに押し込まれる(図2参
照)。溝12mには、表皮4が押し込まれる際に例えば
接着剤等を塗布しても良い。このようにして、サンバイ
ザ本体10に表皮4が被せられ、表皮4の開口の周縁が
前面プレート部12の溝12mに押し込まれた状態でサ
ンバイザ本体10が完成する。
レート部14とが合わせられ、両プレート部12,14
が結合手段である複数対の結合片44と保持片42とに
よって結合状態に保持されて、サンバイザ本体10が構
成される。サンバイザ本体10が構成されると、サンバ
イザ本体10に表皮4が被せられる。表皮4には、前面
プレート部12の開口部13に合わせて開口が形成され
ており、その開口の周縁が一定幅で折り曲げられて前面
プレート部12の溝12mに押し込まれる(図2参
照)。溝12mには、表皮4が押し込まれる際に例えば
接着剤等を塗布しても良い。このようにして、サンバイ
ザ本体10に表皮4が被せられ、表皮4の開口の周縁が
前面プレート部12の溝12mに押し込まれた状態でサ
ンバイザ本体10が完成する。
【0022】上記したように、本実施の形態に係るミラ
ー付きサンバイザ1によると、ミラー20を単体でサン
バイザ本体10の内部に取付けることができるため、ミ
ラーケース等が不要になる。このため、サンバイザの部
品点数が減少してコストダウンを図ることができる。ま
た、サンバイザ本体10は相対するプレート部12,1
4を備えており、一方のプレート部12に開口部13が
形成され、他方のプレート部14にミラー20の保持部
30が形成される。即ち、一方のプレート部にミラーの
保持部と開口部とをまとめて形成する方式よりも構造が
簡単になるため、サンバイザ本体の製造が容易になる。
ー付きサンバイザ1によると、ミラー20を単体でサン
バイザ本体10の内部に取付けることができるため、ミ
ラーケース等が不要になる。このため、サンバイザの部
品点数が減少してコストダウンを図ることができる。ま
た、サンバイザ本体10は相対するプレート部12,1
4を備えており、一方のプレート部12に開口部13が
形成され、他方のプレート部14にミラー20の保持部
30が形成される。即ち、一方のプレート部にミラーの
保持部と開口部とをまとめて形成する方式よりも構造が
簡単になるため、サンバイザ本体の製造が容易になる。
【0023】また、サンバイザ本体10の内壁面12u
にスライド蓋16を開閉案内するための案内凸部12t
が形成されているため、スライド蓋用の案内部材を別に
設ける必要がない。このため、部品点数の増加を防止で
きる。また、表皮4の端部を開口部13の周囲に形成さ
れた溝12mに押し込むことでその表皮4の端部をサン
バイザ本体10に固定する方式のため、例えば、超音波
溶着等でサンバイザ本体に表皮を固定する場合のように
表皮材料が限定されず、広い範囲で表皮材料を選定でき
る。
にスライド蓋16を開閉案内するための案内凸部12t
が形成されているため、スライド蓋用の案内部材を別に
設ける必要がない。このため、部品点数の増加を防止で
きる。また、表皮4の端部を開口部13の周囲に形成さ
れた溝12mに押し込むことでその表皮4の端部をサン
バイザ本体10に固定する方式のため、例えば、超音波
溶着等でサンバイザ本体に表皮を固定する場合のように
表皮材料が限定されず、広い範囲で表皮材料を選定でき
る。
【0024】また、サンバイザ本体10の表面の溝12
mは、案内凸部12tに対応する位置に設けられている
ため、その溝12mと案内凸部12tとを同時に形成で
き、溝12m及び案内凸部12tの製作コストが低減す
る。ここで、本実施の形態では、サンバイザ本体10を
構成する前面プレート部12と後面プレート部14とを
個別に形成する例を示したが、図8に示すように、薄肉
ヒンジHで連結された前面プレート部12と後面プレー
ト部14とを一体成形しても良い。
mは、案内凸部12tに対応する位置に設けられている
ため、その溝12mと案内凸部12tとを同時に形成で
き、溝12m及び案内凸部12tの製作コストが低減す
る。ここで、本実施の形態では、サンバイザ本体10を
構成する前面プレート部12と後面プレート部14とを
個別に形成する例を示したが、図8に示すように、薄肉
ヒンジHで連結された前面プレート部12と後面プレー
ト部14とを一体成形しても良い。
【0025】また、本実施の形態では、後面プレート部
14に保持部30を設けてミラー20を保持する例を示
したが、図9に示すように、前面プレート部12に形成
された案内凸部12tの下側に保持爪12xを設け、ミ
ラー20を保持爪12xにより前面プレート部12に取
付ける方法でも良い。
14に保持部30を設けてミラー20を保持する例を示
したが、図9に示すように、前面プレート部12に形成
された案内凸部12tの下側に保持爪12xを設け、ミ
ラー20を保持爪12xにより前面プレート部12に取
付ける方法でも良い。
【0026】なお、本実施の形態により把握される発明
であって特許請求の範囲に記載されていない発明を以下
に追記する。 (1)請求項1記載のミラー付きサンバイザであって、
保持部はサンバイザ本体と一体成形される。このため、
保持部をサンバイザ本体に取付ける手間が省略できる。 (2)請求項2記載のミラー付きサンバイザであって、
一方のプレート部と他方のプレート部とはヒンジによっ
て連結されており、両プレート部が一体成形される。こ
のため、個々にプレート部を形成するよりも、成形の手
間が掛からない。 (3)請求項3又は請求項5記載のミラー付きサンバイ
ザであって、案内凸部にミラーを保持する保持部が形成
されている。このため、開口部とミラーとの位置合わせ
が容易である。
であって特許請求の範囲に記載されていない発明を以下
に追記する。 (1)請求項1記載のミラー付きサンバイザであって、
保持部はサンバイザ本体と一体成形される。このため、
保持部をサンバイザ本体に取付ける手間が省略できる。 (2)請求項2記載のミラー付きサンバイザであって、
一方のプレート部と他方のプレート部とはヒンジによっ
て連結されており、両プレート部が一体成形される。こ
のため、個々にプレート部を形成するよりも、成形の手
間が掛からない。 (3)請求項3又は請求項5記載のミラー付きサンバイ
ザであって、案内凸部にミラーを保持する保持部が形成
されている。このため、開口部とミラーとの位置合わせ
が容易である。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、ミラーを単体でサンバ
イザ本体の内部に取付けることができるため、ミラーケ
ース等が不要になり、サンバイザの部品点数が減少して
コストダウンが図れる。
イザ本体の内部に取付けることができるため、ミラーケ
ース等が不要になり、サンバイザの部品点数が減少して
コストダウンが図れる。
【図1】本発明の実施の形態におけるミラー付きサンバ
イザのサンバイザ本体の横断面図(図3のI-I矢視断面
図)である。
イザのサンバイザ本体の横断面図(図3のI-I矢視断面
図)である。
【図2】図1のII矢視部の拡大図である。
【図3】ミラー付きサンバイザの全体斜視図である。
【図4】図3のIV-IV矢視断面図である。
【図5】ミラーの支持構造を表す斜視図である。
【図6】サンバイザ本体のミラー部分以外の横断面図で
ある。
ある。
【図7】図6のVII矢視部の斜視図である。
【図8】サンバイザ本体を構成する前面プレート部と後
面プレート部との連結状態を表す横断面図である。
面プレート部との連結状態を表す横断面図である。
【図9】サンバイザ本体の前面プレート部にミラーを保
持する例を表す斜視図である。
持する例を表す斜視図である。
【図10】従来のミラー付きサンバイザの分解斜視図で
ある。
ある。
【図11】図10のXI-XI矢視断面図である。
10 サンバイザ本体 12 前面プレート部 12m 溝 12u 内壁面 12t 案内凸部 13 開口部 14 後面プレート部 14b 内壁面 16 スライド蓋(開閉蓋) 20 ミラー 22 鏡面 30 保持部 32 支持部材
Claims (5)
- 【請求項1】 中空状に形成されたサンバイザ本体と、 前記サンバイザ本体に形成され、かつミラーの鏡面を露
出させる開口部と、 前記サンバイザ本体の内壁面に設けられ、かつ前記ミラ
ーをそのサンバイザ本体内で保持する保持部と、を備え
ることを特徴とするミラー付きサンバイザ。 - 【請求項2】 請求項1記載のミラー付きサンバイザで
あって、 サンバイザ本体は相対するプレート部を備え、それらプ
レート部のうち一方のプレート部に開口部が形成され、
他方のプレート部にミラーの保持部が形成されることを
特徴とするミラー付きサンバイザ。 - 【請求項3】 請求項1記載のミラー付きサンバイザで
あって、 サンバイザ本体の開口部に対する開閉蓋を開閉案内する
ための案内凸部がそのサンバイザ本体の内壁面に形成さ
れていることを特徴とするミラー付きサンバイザ。 - 【請求項4】 請求項1記載のミラー付きサンバイザで
あって、 サンバイザ本体の表面には、開口部の周囲に前記サンバ
イザ本体を被う表皮の端部を保持する溝が形成されてい
ることを特徴とするミラー付きサンバイザ。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載のミラー付き
サンバイザであって、 サンバイザ本体の表面の溝は、案内凸部に対応する位置
に設けられていることを特徴とするミラー付きサンバイ
ザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041234A JP2001225640A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ミラー付きサンバイザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041234A JP2001225640A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ミラー付きサンバイザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001225640A true JP2001225640A (ja) | 2001-08-21 |
Family
ID=18564500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000041234A Pending JP2001225640A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ミラー付きサンバイザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001225640A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051167A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Shigeru Co Ltd | 車両用サンバイザー |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000041234A patent/JP2001225640A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051167A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Shigeru Co Ltd | 車両用サンバイザー |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061205 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090818 |