JP2007237763A - 自動車のドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアトリムの物入れ部の膨出量を縮小すると共に、キャリアプレートの成形性を向上可能な自動車のドア構造を提供する。
【解決手段】物入れ部(ボトルホルダ)50を構成するキャリアプレート30側の周壁70に、物入れ部50の前後で該キャリアプレート30の基本面31より車室側に突出する突出部78,79が設けられると共に、前記物入れ部50を構成するドアトリム40側の周壁70に、物入れ部50の前後で該ドアトリム40の基本面41より反車室側に突出する突出部62,63を設け、前記前側の突出部62,78同士、及び後側の突出部63,79同士を当接させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車のドアの構造に関し、ドアの内装技術の分野に属する。
従来より、自動車のドア構造として、例えば、アウタパネルやインナパネルで構成されるドア本体部と、該ドア本体部の車室側の面の開口を塞ぐように配設され、ドア関連部品が取り付けられる樹脂製キャリアプレートと、該キャリアプレートの車内側に配設された樹脂製ドアトリムとを備えたものがある。また、ドアの内面にはペットボトル等を収納するための物入れ部を設ける場合があり、例えば図8に示すように、この物入れ部qを、ドアトリムaの基準面a1から車室側に膨出するトリム側膨出部a2と、該ドアトリムaに取り付けられ、該トリムaの反車室側に膨出するホルダー部品bとにより構成する場合がある。
ここで、前記膨出部a2を設けているのは、樹脂製キャリアプレートとドアトリムとの車幅方向間隔が、ベットボトル等の収容物品に比べて狭いからであるが、その突出量は意匠性や車室内スペースを考慮してできるだけ少ない方が好ましい。しかし、図8に示す構造の場合、振動等によるキャリアプレートcとホルダー部品bとの接触による異音発生等を防止するためにこれらの間に十分な隙間を設けなければならず、トリム側膨出部a2の車室側への突出量yを小さくすることについて限界がある。また、別の問題として、ホルダ部品bが別途必要となるだけでなく、ホルダ部品bをドアトリムaに取り付ける手間が発生するという問題もある。
ここで、特許文献1には、次のような物入れ部が開示されている。すなわち、この物入れ部は、周壁を、前記ドアトリムに形成されて該周壁における車室側部分を構成するドアトリム側周壁と、前記キャリアプレートに形成されて前記周壁における反車室側部分を構成するキャリアプレート側周壁とで構成すると共に、 該キャリアプレート側周壁に、物入れ部の前後で該プレートの基本面よりドアトリム側に突出する突出部を設け、ドアトリム側周壁の基準面に当接させるようにしたものであり、これにより、ホルダー部品を不要としている。
この特許文献1に記載の構成を、前記図8で説明した物入れ部に適用して、図9に示すように、キャリアプレート側周壁eに、物入れ部q′の前後で該プレートeの基本面からドアトリムf側に突出する突出部e2,e3を設け、ドアトリムdの基準面d1に当接させれば、図8のものと比較して、ホルダー部品が不要となると共に、物入れ部q′の奥行きを所定量z確保しようとした場合に、ドアトリムdの膨出部d2の車室側への突出量y′を、前記隙間を形成するための奥行分x小さくすることができる。
特開2005−1594号公報
ところで、樹脂製のキャリアプレートは、通例金型を用いて射出成形により成形されるが、キャリアプレートとドアトリムとの間隔が図8のように比較的大きい場合、キャリアプレートe側の周壁の突出部e2,e3の突出量が大きくなって型抜き等が困難となり、成形性が悪化するという問題がある。
そこで、本発明は、ドアトリムの物入れ部の膨出量を小さくすると共に、キャリアプレートの成形性を向上可能な自動車のドア構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、ドア本体の車室側の面の開口を塞ぐように設けられた樹脂製キャリアプレートと、該キャリアプレートの車室側に配設された樹脂製ドアトリムとを備え、該ドアトリムと前記キャリアプレートとでドアトリムの基本面から車室側に膨出する物入れ部が形成された自動車のドア構造であって、前記物入れ部を構成するキャリアプレート側の周壁には、物入れ部の前後で該キャリアプレートの基本面より車室側に突出する突出部が設けられていると共に、前記物入れ部を構成するドアトリム側の周壁には、物入れ部の前後で該ドアトリムの基本面より反車室側に突出する突出部が設けられており、前記前側の突出部同士、及び後側の突出部同士が当接していることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の自動車のドア構造において、前記前側の突出部同士、及び後側の突出部同士が嵌合していることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の自動車のドア構造において、前記キャリアプレート側の周壁とドアトリム側の周壁との一方の周壁の前後の突出部は先端側が互いに離反するように拡開しており、他方の周壁の前後の突出部は前記一方の周壁の前後の突出部の内側に嵌合されていることを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の自動車のドア構造において、前記一方の周壁の前後の突出部には、他方の周壁の前後の突出部の侵入を制限するストッパ部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動車のドア構造において、前記キャリアプレート側の周壁は、前後の突出部の先端から車両前後方向の中央に向かうにしたがって反車室側に凹み、水平断面が略半円形状とされていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項1から請求項5のいずれかに記載の自動車のドア構造において、前記キャリアプレートは、ガラス繊維を含む樹脂で形成されており、キャリアプレート側の周壁における車室側の面には不織布が取り付けられていることを特徴とする。
そして、請求項7に記載の発明は、前記請求項1から請求項6のいずれかに記載の自動車のドア構造において、前記物入れ部は、ボトルホルダであることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、前記物入れ部の周壁としてキャリアプレートを利用するので、別途ホルダー部品を設ける必要がなくなる。また、ホルダー部品とキャリアプレートとの間に設けていた隙間を設ける必要がなくなり、その結果、物入れ部の奥行きを所定量確保しようとした場合に、前記隙間分、膨出部の車室側への突出量を少なくすることができる。
加えて、前記物入れ部を構成するキャリアプレート側の周壁には、物入れ部の前後で該キャリアプレートの基本面より車室側に突出する突出部が設けられていると共に、前記物入れ部を構成するドアトリム側の周壁には、物入れ部の前後で該ドアトリムの基本面より反車室側に突出する突出部が設けられており、前記前側の突出部同士、及び後側の突出部同士が当接しているから、キャリアプレート側の周壁にのみ突出部が設けられている場合と比べ、該キャリアプレート側周壁の突出部の突出量を少なくすることができ、その結果、キャリアプレートの成形性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記前側の突出部同士、及び後側の突出部同士が嵌合しているから、例えば突き当てられているだけの場合と比べ、物入れ部の周壁全体の剛性が向上することとなる。
ところで、作業者がドアトリムをドア本体側に取り付けるときにはキャリアプレートはドアトリムの裏側に位置しているので、両周壁の突出部の嵌合に手間取る虞がある。
しかし、請求項3に記載の発明によれば、前記キャリアプレート側の周壁とドアトリム側の周壁との一方の周壁の前後の突出部は先端側が互いに離反するように拡開しているので、例えばキャリアプレートの取付開始時に該キャリアプレートの位置が多少ずれていたとしても、前記一方の周壁の前後の突出部にガイドされることにより、前記他方の周壁の前後の突出部と一方の周壁の前後の突出部とを容易に嵌合させることができる。つまり、嵌合構造を採用した場合でも、良好な組付性を確保することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記一方の周壁の前後の突出部には、他方の周壁の前後の突出部の侵入を制限するストッパ部が形成されているから、キャリアプレート側の周壁とドアトリム側の周壁とを嵌合させるときに、前記他方の突出部が前記一方の突出部側に入り込みすぎることがない。
そして、請求項5に記載の発明によれば、前記キャリアプレート側の周壁は、前後の突出部の先端から車両前後方向の中央に向かうにしたがって反車室側に凹み、水平断面が略半円形状とされているから、例えば前記図8に示すようにキャリアプレート側の周壁の突出部が板状に突出している場合と比べ、キャリアプレート側周壁の剛性が向上することとなる。
ところで、キャリアプレートの剛性を向上させる方策としてガラス繊維を含む樹脂で形成することが考えられるが、このような樹脂を用いると表面に斑模様が生じて見栄えを損ないやすい。
しかし、請求項6に記載の発明によれば、キャリアプレートがガラス繊維を含む樹脂で形成されている場合でも、キャリアプレート側周壁における車室側の面には不織布が設けられているから、見栄えを損なうことなくキャリアプレートの剛性を向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、前記物入れ部がボトルホルダに対して適用される。その場合に、ボトルホルダの場合、周壁の前後の突出部の間隔が比較的小さくてすむので、例えばキャリアプレートとドアトリムとを熱膨張量が異なる材質のもので形成したとしても、膨張量の差は少ない。したがって、請求項2に記載のような嵌合構造を採用しても良好な嵌合性を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動車のドア構造について説明する。
本発明に係る自動車のドア構造は図1に示す右リヤサイドドア1に適用されている。このドア1は、図2にもあわせて示すように、ドア1の車外側意匠面を構成するアウタパネル10と、該アウタパネル10の車室側に配設されたインナパネル20とで中空体として形成されたドア本体部2を有すると共に、ドア本体部2のインナパネル20の略中央に設けられた開口21を塞ぐように配設されたキャリアプレート30と、該キャリアプレート30の車内側に配設されたドアトリム40とを有している。
キャリアプレート30は、ガラス繊維を含むFRP樹脂製で、金型を用いて射出成形により成形されており、ほぼインナパネル20面に略沿うように緩やかに湾曲する基本面31には、図3にも示すように、オーディオ用スピーカSの取付用開口32や、ウインドガラス用レギュレータの取付部、その他のドア関連部品の取付部が形成されている。そして、これらドア関連部品が予め取り付けられた状態で、インナパネル20の車室側の面に図示しないネジ部材やファスナ等により取り付けられている。キャリアプレート30におけるインナパネル20側の面の周縁部に沿って図示しないシール部材が設けられている。
ドアトリム40は、ドア1の車内側意匠面を構成するもので、樹脂製で、金型を用いて射出成形により成形されており、緩やかに湾曲する基本面41には、アームレスト42、パワーウィンドウスイッチ等の操作スイッチ類が配設される平面部43、ドアノブ用開口44、オーディオスピーカS用のメッシュ開口45等が形成されている。また、図4に示すように、基本面41から反車室側に延びるインナパネル取付部46が複数形成されており(図においては1つだけ図示している)、該取付部46の先端部が図示しないファスナ等によりインナパネル20に固定されている。また、メッシュ開口45の外周には、反車室側に延びる環状突部47が形成されており、その先端が、スピーカSの外周部に沿って設けられた環状の防水用ウレタンS1に突き当てられている。
ここで、ドア1の車室側の面における乗員用リアシートRの側方には、図1、図4、図5に示すように、ペットボトルP(例えば500mlサイズのもの)を収容するボトルホルダ50が設けられている。ここで、このボトルホルダ50は、特許請求の範囲における物入れ部に相当する。
このボトルホルダ50の上部の周壁は、ドアトリム40に、水平断面が略半円形となるように該トリム40の基本面41から反車室側に凹んで形成された凹部51により構成されている。
一方、ボトルホルダ50の下部の周壁は、図6に示すように、水平断面が略円形とされており、ドアトリム40側に形成されてボトルホルダ50の車室側の略半円部分を構成するドアトリム側周壁60と、キャリアプレート30側に形成されてボトルホルダ50の反車室側の略半円部分を構成するキャリアプレート側周壁70とで構成されている。
ドアトリム側周壁60は、図7にも示すように、ボトルホルダ50の車室側の面を構成すると共にドアトリム40の基本面41より車室側に膨出して水平断面が略半円形の膨出部61と、該ボトルホルダ50の前後でドアトリム40の基本面41より反車室側に突出する突出部62,63とで構成されている。
キャリアプレート側周壁70は、ボトルホルダ50の前後でキャリアプレート30の基本面31より車室側に突出する壁部71,72と、該突出部71,72の先端から反車室側に延びる壁部73,74と、該壁部73,74の先端からボトルホルダ50の中央に向かって延びる壁部75,76と、該壁部75,76の先端から中央に向かうにしたがって反車室側に凹んで水平断面が略半円形の壁部77とで構成されている。ここで、特許請求の範囲におけるキャリアプレート側の周壁の前後の突出部は、前記壁部71,72、壁部73,74、壁部75,76に相当し、以下、適宜、壁部71,73,75をまとめて、キャリアプレート側周壁70の前側の突出部78といい、壁部72,74,76をまとめて、キャリアプレート30側周壁70の後側の突出部79という。
キャリアプレート側周壁70のうち壁部75,76,77における車室側の面には、不織布80が貼り付けられている。
前記キャリアプレート側周壁70の前後の突出部78,79の壁部73,74は車室端側ほど互いに離反するように拡開しており、ドアトリム40側の前後の突出部62,63は、キャリアプレート側周壁70の前後の突出部78,79の壁部73,74の内側に嵌合されている。
また、ドアトリム側周壁60の前側の突出部62と、キャリアプレート側周壁70の前側の突出部78の壁部73とが不織布80の前端部を挟んで当接し、ドアトリム側周壁60の後側の突出部63とキャリアプレート側周壁70の後側の突出部79の壁部74とが不織布80の後端部を挟んで当接している。ここで、壁部75,76は、請求項4における、他方の周壁の前後の突出部の侵入を制限するストッパ部に相当する。
また、ボトルホルダ50の底壁90は、周壁60,70の下端に接合されるように該周壁60,70の下端高さで略水平に設けられており、ドアトリム40に形成されたドアトリム側底壁91とキャリアプレート30に形成されたキャリアプレート側底壁92とで構成されている。キャリアプレート側底壁92はキャリアプレート30の基本面31から車室側に突出して形成され、ドアトリム側底壁91はドアトリム40の基本面41の車室側及び反車室側にわたって設けられている。キャリアプレート側底壁92におけるドアトリム40側の端部には、段差面93が設けられており、ドアトリム側底壁91におけるキャリアプレート30側の端部が上方から載置されている。
以上説明したように、本実施の形態に係るドア構造によれば、物入れ部としてのボトルホルダ50の周壁としてキャリアプレート30を利用するので、別途ホルダー部品を設ける必要がなくなる。また、ホルダー部品とキャリアプレートとの間に設けていた隙間を設ける必要がなくなり、その結果、ボトルホルダ50の奥行きを所定量確保しようとした場合に、前記隙間の大きさに近い分Xだけ突出量が小さくなり、膨出部61の車室側への突出量がYとなる。
加えて、前記ボトルホルダ50を構成するキャリアプレート30側の周壁70には、ボトルホルダ50の前後で該キャリアプレート30の基本面31より車室側に突出する突出部78,79が設けられていると共に、前記ボトルホルダ50を構成するドアトリム40側の周壁60には、ボトルホルダ50の前後で該ドアトリム40の基本面41より反車室側に突出する突出部62,63が設けられており、前記前側の突出部62,78同士、及び後側の突出部63,79同士が当接しているから、キャリアプレート側周壁70にのみ突出部が設けられている場合と比べ、該キャリアプレート側周壁70の突出部の突出量を少なくすることができ、その結果、キャリアプレート30の成形性を向上させることができる。
また、前記前側の突出部62,78同士、及び後側の突出部63,79同士が嵌合しているから、例えば突き当てられているだけの場合と比べ、ボトルホルダ50の周壁全体の剛性が向上することとなる。
また、前記キャリアプレート側周壁70の前後の突出部78,79の壁部73,74は先端側が互いに離反するように拡開しているので、例えばキャリアプレート30の取付開始時に該キャリアプレート30の位置が多少ずれていたとしても、前記突出部78,79の壁部73,74にガイドされることにより、前記キャリアプレート側周壁70の前後の突出部78,79とドアトリム側周壁60の前後の突出部62,63とを容易に嵌合させることができる。つまり、嵌合構造を採用した場合でも、良好な組付性を確保することができる。
また、キャリアプレート側周壁70の前後の突出部78,79には、ドアトリム側周壁60の前後の突出部62,63の侵入を制限するストッパ部としての壁部75,76が形成されているから、キャリアプレート側周壁70の突出部78,79とドアトリム側周壁60突出部62,63とを嵌合させるときに、ドアトリム側周壁60突出部62,63がキャリアプレート側周壁70の突出部78,79側に入り込みすぎることがない。
そして、前記キャリアプレート側周壁70は、前後の突出部78,79の先端から車両前後方向の中央に向かうにしたがって反車室側に凹み、水平断面が略半円形状とされているから、例えば前記図8に示すようにキャリアプレートe側の周壁の突出部e2,e3が板状に突出している場合と比べ、キャリアプレート側周壁70の剛性が向上することとなる。
また、キャリアプレート30をガラス繊維を含む樹脂で形成したが、キャリアプレート側周壁70における車室側の面には不織布80が設けられているから、見栄えを損なうことなくキャリアプレート30の剛性を向上させることができる。
また、キャリアプレート30とドアトリム40とを熱膨張量が異なる材質のもので形成したが、ボトルホルダ50は周壁60,70の前後の突出部62,63,78,79の前後間隔が比較的小さくてすむので、膨張量の差は少ない。したがって、嵌合構造を採用した場合でも、良好な嵌合性を維持することができる。
なお、前記実施の形態においては、キャリアプレート側周壁70の突出部78,79の先端側を拡開させたが、ドアトリム側周壁60の突出部62,63の先端側を拡開させてもよい。また、この場合、ストッパ部は、ドアトリム側周壁60の突出部62,63側に設ければよい。
また、前記実施の形態においては、キャリアプレート側周壁70の突出部78,79とドアトリム側周壁60の突出部62,63とを嵌合させる構造としたが、請求項1に記載の発明は、単に突き合わせただけのものも含む。
また、前記実施の形態においては、キャリアプレート側周壁70の壁部77の反車室側端がキャリアプレート30の基準面31よりも若干車室側に位置しているが、よりドアトリム側周壁60の膨出部61の車室側への突出量を少なくするために、壁部77の反車室側端を反車室側に位置させるようにしてももちろんよい。
本発明は、ドアトリムとキャリアプレートとでドアトリムの基本面から車室側に膨出する物入れ部が形成された自動車のドア構造に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係る自動車のサイドドアを車室側から見た図である。 同サイドドアの分解斜視図である。 キャリアプレートを図1と同方向から見た単体図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図4のボトルホルダ部分の拡大図である。 図5のボトルホルダ部分の拡大図である。 従来のドア構造図である。 従来(改善したもの)のドア構造図である。
符号の説明
1 サイドドア(ドア)
2 ドア本体
10 アウタパネル
20 インナパネル
30 キャリアプレート
31 基本面
40 ドアトリム
41 基本面
50 ボトルホルダ(物入れ部)
70 ドアトリム側周壁
61 膨出部
62,63 突出部
70 キャリアプレート側周壁
78,79 突出部
75,76 壁部(ストッパ部)
80 不織布

Claims (7)

  1. ドア本体の車室側の面の開口を塞ぐように設けられた樹脂製キャリアプレートと、該キャリアプレートの車室側に配設された樹脂製ドアトリムとを備え、該ドアトリムと前記キャリアプレートとでドアトリムの基本面から車室側に膨出する物入れ部が形成された自動車のドア構造であって、
    前記物入れ部を構成するキャリアプレート側の周壁には、物入れ部の前後で該キャリアプレートの基本面より車室側に突出する突出部が設けられていると共に、
    前記物入れ部を構成するドアトリム側の周壁には、物入れ部の前後で該ドアトリムの基本面より反車室側に突出する突出部が設けられており、
    前記前側の突出部同士、及び後側の突出部同士が当接していることを特徴とする自動車のドア構造。
  2. 前記請求項1に記載の自動車のドア構造において、
    前記前側の突出部同士、及び後側の突出部同士が嵌合していることを特徴とする自動車のドア構造。
  3. 前記請求項2に記載の自動車のドア構造において、
    前記キャリアプレート側の周壁とドアトリム側の周壁との一方の周壁の前後の突出部は先端側が互いに離反するように拡開しており、他方の周壁の前後の突出部は前記一方の周壁の前後の突出部の内側に嵌合されていることを特徴とする自動車のドア構造。
  4. 前記請求項3に記載の自動車のドア構造において、
    前記一方の周壁の前後の突出部には、他方の周壁の前後の突出部の侵入を制限するストッパ部が形成されていることを特徴とする自動車のドア構造。
  5. 前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動車のドア構造において、
    前記キャリアプレート側の周壁は、前後の突出部の先端から車両前後方向の中央に向かうにしたがって反車室側に凹み、水平断面が略半円形状とされていることを特徴とする自動車のドア構造。
  6. 前記請求項1から請求項5のいずれかに記載の自動車のドア構造において、
    前記キャリアプレートは、ガラス繊維を含む樹脂で形成されており、
    キャリアプレート側の周壁における車室側の面には不織布が取り付けられていることを特徴とする自動車のドア構造。
  7. 前記請求項1から請求項6のいずれかに記載の自動車のドア構造において、
    前記物入れ部は、ボトルホルダであることを特徴とする自動車のドア構造。
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