JP2001224747A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001224747A
JP2001224747A JP2000036116A JP2000036116A JP2001224747A JP 2001224747 A JP2001224747 A JP 2001224747A JP 2000036116 A JP2000036116 A JP 2000036116A JP 2000036116 A JP2000036116 A JP 2000036116A JP 2001224747 A JP2001224747 A JP 2001224747A
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JP
Japan
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winning
pull
setting
lottery
game
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JP2000036116A
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English (en)
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Nobuki Katsumata
伸樹 勝又
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Olympia KK
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Olympia KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞フラグ成立の有無と、引き込み設定の有
無との対応関係を変化させることができ、遊技に意外性
を付与することができて、遊技内容を変化させることが
でき、遊技性を向上させて、遊技を興味溢れるものにす
ることができるスロットマシンを提供する。 【解決手段】 入賞抽選手段(105)は、入賞フラグが成
立している状態で、引き込み設定を行うか否かの抽選を
行うための引き込み設定抽選手段(120)を備え、制御装
置(20)は、引き込み設定抽選手段(120)の抽選結果に基
づいて、引き込み設定を行うか否かを決定していること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシン
に関し、さらに詳しくは、入賞フラグ成立中、引き込み
設定を行うか否かを抽選により決定するようにしたスロ
ットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスロットマシンとして
は、入賞抽選手段による抽選結果が入賞である場合に入
賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リー
ルが停止した状態で、予め設定した所定の方向の有効入
賞ライン上に入賞フラグ成立中の入賞図柄が揃うことを
条件に入賞が確定してメダルが払い出されるように設定
されている。そして、前記入賞フラグが成立すると、当
該入賞図柄を有効入賞ライン上に引き込んで停止させる
引き込み設定が設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスロットマシンでは、一旦、入賞抽選手段による抽選
の結果、入賞フラグが成立すると、必ず引き込み設定も
行われるような関係にあった。このため、入賞フラグ成
立の有無と、引き込み設定の有無との対応関係に、変化
がなく、遊技性に乏しいといった問題点があった。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、入賞フラグ成立の有無
と、引き込み設定の有無との対応関係を変化させること
ができ、遊技に意外性を付与することができて、遊技内
容を変化させることができ、遊技性を向上させて、遊技
を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを
提供しようとするものである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】すなわち、請求項2記載の発明は、入賞抽
選手段の抽選に入賞して、特別遊技の入賞フラグが成立
していることを遊技者が知ることができるスロットマシ
ンを提供しようとするものである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。
【0006】すなわち、請求項3記載の発明は、引き込
み設定抽選手段の抽選に入賞して、引き込み設定入賞フ
ラグが成立していることを遊技者が知ることができるス
ロットマシンを提供しようとするものである。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0007】すなわち、請求項4記載の発明は、抽選確
率データを変更することができて、遊技に変化を付ける
ことができ、遊技を興味溢れるものにすることができる
スロットマシンを提供しようとするものである。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項4
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】すなわち、請求項5記載の発明は、引き込
み入賞判定テーブルとして、通常確率引き込み入賞判定
テーブルを使用するものと、高確率引き込み入賞判定テ
ーブルを使用するものとのいずれか一方の選択に意外性
を付与することができ、遊技を興味溢れるものにするこ
とができるスロットマシンを提供しようとするものであ
る。
【0009】請求項6記載の発明は、上記した請求項4
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項6記載の発明は、遊技の進行状態に応じた
遊技のそれぞれの部分を抽選確率データが異なる遊技内
容に設定することができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができるスロットマシンを提供しようとするもので
ある。
【0010】請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項7記載の発明は、いわ
ゆる目押しの技術に劣っている者でもメダルを獲得でき
る可能性を有して、初心者でも楽しむことができ、ま
た、新たな遊技性を有して、遊技を興味溢れるものにす
ることができるスロットマシンを提供しようとするもの
である。
【0011】請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項8記載の発明は、引き
込み設定抽選手段の抽選により、遊技内容を、目押しの
技術の重要性が異なって遊技性が異なるものに変更する
ことができ、遊技を興味溢れるものにすることができる
スロットマシンを提供しようとするものである。
【0012】請求項9記載の発明は、上記した請求項1
〜8のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項9記載の発明は、いわ
ゆる目押しの技術に劣っている者でもメダルを獲得でき
る可能性を有して、初心者でも楽しむことができ、ま
た、新たな遊技性を有して、遊技を興味溢れるものにす
ることができるスロットマシンを提供しようとするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0014】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0015】すなわち、本発明に係るスロットマシン(1
0)は、周囲に複数の図柄(61)を表示した複数の回転リー
ル(40)と、前記回転リール(40)の駆動を開始させるため
のスタートスイッチ(30)と、前記回転リール(40)の駆動
を停止させるために、複数の前記回転リール(40)に対応
する複数のストップスイッチ(50)と、前記回転リール(4
0)、前記スタートスイッチ(30)及び前記ストップスイッ
チ(50)を制御すると共に、一定確率で入賞の抽選を行う
ための制御装置(20)とを備えている。
【0016】そして、前記制御装置(20)は、入賞か否か
の抽選を行う入賞抽選手段(105)を備え、前記入賞抽選
手段(105)による抽選結果が前記入賞である場合に入賞
フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転リ
ール(40)が停止した状態で、予め設定した所定の方向の
有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄(6
1)が揃うことを条件に入賞が確定してメダルが払い出さ
れるようにしている。
【0017】そして、前記制御装置(20)は、少なくと
も、前記回転リール(40)の停止操作の際、前記入賞フラ
グ成立中の入賞図柄(61)を有効入賞ライン上に引き込ん
で停止させる引き込み設定を備えている。そして、前記
入賞抽選手段(105)は、前記入賞フラグが成立している
状態で、前記引き込み設定を行うか否かの抽選を行うた
めの引き込み設定抽選手段(120)を備え、前記制御装置
(20)は、前記引き込み設定抽選手段(120)の抽選結果に
基づいて、前記引き込み設定を行うか否かを決定してい
ることを特徴とする。
【0018】なお、ここで、「前記回転リール(40)の停
止操作の際、前記入賞フラグ成立中の入賞図柄を有効入
賞ライン上に引き込んで停止させる引き込み設定」と
は、具体的には、例えば、回転リール(40)の停止操作を
行った後、そのまま停止させるか、或いは所定時間、例
えば190ms以内に停止可能な回転リール(40)の円周
上の引き込み可能図柄(61)、例えば停止操作を行ったと
きの前面側の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄
(61)の中に、入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)(例えば
「7」)が含まれているような場合には、停止するまで
の時間を遅らせて、回転リール(40)が有効入賞ライン上
に当該入賞図柄(61)を引き込んで停止するようなもので
ある。
【0019】また、ストップスイッチ(50)を押すタイミ
ングで予め定めたテーブルに従って回転リール(40)の停
止位置を決定する方法がある。この場合にも、入賞フラ
グが成立しているときには、その入賞フラグに対応する
図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの
上で停止位置が決定されている。これもいわゆる引き込
み設定の一種である。
【0020】このようなときに、このテーブルを使用す
るか否かを引き込み設定抽選手段(120)によって抽選
し、その抽選結果に基づいて、当該テーブルを使用する
か否かを決定して制御する方法も、本発明に含まれるも
のである。 (作用)本発明によれば、引き込み設定抽選手段(120)
の抽選結果に基づいて、引き込み設定を行うか否かを決
定している。このため、入賞抽選手段(105)の抽選結果
に基づく入賞フラグが成立し、引き込み設定抽選手段(1
20)の抽選に入賞した場合、引き込み設定は行われる。
一方、引き込み設定抽選手段(120)の抽選に入賞しない
場合、入賞抽選手段(105)の抽選結果に基づく入賞フラ
グが成立していても、引き込み設定は行われない。この
ように、入賞フラグ成立の有無と、引き込み設定の有無
との対応関係を変化させることができる。これにより、
入賞抽選手段(105)の抽選に入賞して入賞フラグが成立
すると常に引き込み設定が行われるような遊技と比較し
て、遊技に意外性を付与することができて、遊技内容を
変化させることができ、遊技性を向上させて、遊技を興
味溢れるものにすることができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0021】すなわち、前記遊技として、通常遊技と、
特定の入賞確定或いは抽選結果に基づいて開始する特別
遊技とを備え、前記スロットマシン(10)は、前記特別遊
技の入賞フラグが成立していることを遊技者に向かって
報知するための入賞フラグ成立報知装置(170)を備えて
いることを特徴とする。 (作用)本発明によれば、特別遊技の入賞フラグが成立
していることを遊技者に向かって報知するための入賞フ
ラグ成立報知装置(170)を備えている。このため、遊技
者に、入賞フラグ成立報知装置(170)からの報知によっ
て、入賞抽選手段(105)の抽選に入賞して、特別遊技の
入賞フラグが成立していることを知らせることができ
る。これにより、特別遊技の入賞フラグが成立している
が、引き込み設定抽選手段(120)の抽選に外れて引き込
み設定が行われず、入賞図柄を有効入賞ライン上に揃え
ることができなかったような場合であっても、特別遊技
の入賞フラグが成立していることを知ることができる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。
【0022】すなわち、前記制御装置(20)は、前記引き
込み設定抽選手段(120)による抽選結果が入賞である場
合に引き込み設定入賞フラグが成立し、前記引き込み設
定入賞フラグ成立中に停止操作が行われることにより前
記引き込み設定が行われるように設定されている。そし
て、前記スロットマシン(10)は、前記引き込み設定入賞
フラグが成立していることを遊技者に向かって報知する
ための引き込み設定入賞フラグ成立報知装置(180)を備
えていることを特徴とする。 (作用)本発明によれば、引き込み設定入賞フラグが成
立していることを遊技者に向かって報知するための引き
込み設定入賞フラグ成立報知装置(180)を備えている。
このため、このため、遊技者に、引き込み設定入賞フラ
グ成立報知装置(180)からの報知によって、引き込み設
定抽選手段(120)の抽選に入賞して、引き込み設定入賞
フラグが成立していることを知らせることができる。こ
れにより、引き込み設定入賞フラグが成立しているが、
入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができなかっ
たような場合であっても、遊技者は、引き込み設定抽選
手段(120)の抽選に入賞して引き込み設定入賞フラグが
成立していることを知ることができる。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0023】すなわち、前記引き込み設定抽選手段(12
0)は、引き込み設定のための抽選用の乱数を所定の領域
内で発生させる引き込み乱数発生手段(121)と、前記引
き込み乱数発生手段(121)が発生する乱数を抽出する引
き込み乱数抽出手段(122)と、前記引き込み乱数発生手
段(121)がとる乱数の全領域中、各入賞項目の出現回数
となる抽選確率データを有する引き込み入賞判定テーブ
ル(123)と、前記引き込み乱数抽出手段(122)が抽出した
乱数と前記引き込み入賞判定テーブル(123)の抽選確率
データを基に、前記引き込み乱数発生手段(121)がとる
乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判
定領域データとを照合し、当該乱数が属する入賞領域に
対応する入賞を決定する引き込み判定手段(124)とを備
えている。
【0024】そして、前記引き込み入賞判定テーブル(1
23)は、抽選確率データを有する通常確率引き込み入賞
判定テーブル(131)と、前記通常確率引き込み入賞判定
テーブル(131)の抽選確率データよりも高確率の抽選確
率データからなる高確率引き込み入賞判定テーブル(13
2)とを備えている。そして、前記引き込み設定抽選手段
(120)は、所定の条件により、前記通常確率引き込み入
賞判定テーブル(131)と、前記高確率引き込み入賞判定
テーブル(132)とのいずれか一方を前記引き込み入賞判
定テーブル(123)として使用していることを特徴とす
る。
【0025】なお、ここで、「所定の条件により、前記
通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)と、前記高確
率引き込み入賞判定テーブル(132)とのいずれか一方を
前記引き込み入賞判定テーブル(113)として使用してい
る」における、いずれか一方を決定するための「所定の
条件」は、特に限定されるものではない。具体的には、
例えば、1回の遊技毎に、通常確率引き込み入賞判定テ
ーブル(131)と、高確率引き込み入賞判定テーブル(132)
とを、使用する引き込み入賞判定テーブル(123)とし
て、交互に交代させるものを含むものである。或いは、
予め定めた遊技回数により、例えば、入賞フラグ成立の
有無に関係なく、遊技を開始して100回までは通常確
率引き込み入賞判定テーブル(131)を使用し、その後の
遊技50回は、高確率引き込み入賞判定テーブル(132)
を使用し、その繰り返しにより遊技を行うようなものを
含むものである。 (作用)本発明に係る引き込み設定抽選手段(120)は、
通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)と、高確率引
き込み入賞判定テーブル(132)とのいずれか一方を引き
込み入賞判定テーブル(123)として使用している。この
ため、常に、引き込み入賞判定テーブル(123)として、
通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)を使用するも
のや、常に、高確率引き込み入賞判定テーブル(132)を
使用するものと比較して、抽選確率データを変更するこ
とができて、遊技に変化を付けることができ、遊技を興
味溢れるものにすることができる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項4
に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0026】すなわち、前記引き込み設定抽選手段(12
0)は、前記通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)
と、前記高確率引き込み入賞判定テーブル(132)とのい
ずれか一方の選択を抽選により決定していることを特徴
とする。 (作用)本発明によれば、引き込み入賞判定テーブル(1
23)として、通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)を
使用するものと、高確率引き込み入賞判定テーブル(13
2)を使用するものとのいずれか一方の選択を抽選により
決定している。このため、通常確率引き込み入賞判定テ
ーブル(131)と、高確率引き込み入賞判定テーブル(132)
とのいずれか一方を選択するにあたって、意外性をもっ
て変化させることができる。これにより、遊技内容に意
外性を付与することができ、遊技を興味溢れるものにす
ることができる。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項4
に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0027】すなわち、前記引き込み設定抽選手段(12
0)は、前記通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)
と、前記高確率引き込み入賞判定テーブル(132)とのい
ずれか一方の選択を、遊技の進行状態に応じて決定して
いることを特徴とする。なお、ここで、「遊技の進行状
況に応じて決定」とは、遊技の進行内容の変化に伴っ
て、引き込み入賞判定テーブル(123)として、通常確率
引き込み入賞判定テーブル(131)を使用するものと、高
確率引き込み入賞判定テーブル(132)を使用するものと
のいずれか一方の選択を決定するようなものを含むもの
である。具体的には、例えば、通常遊技から特別遊技
(例えば、BBゲームや、RBゲーム)へ移行した際
に、通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)から、高
確率引き込み入賞判定テーブル(132)に移行するような
ものを含むものである。また、例えば、通常は、通常確
率引き込み入賞判定テーブル(131)を引き込み入賞判定
テーブル(123)として使用し、BBゲームの終了時から
所定の遊技回数(例えば150回)までは、高確率引き
込み入賞判定テーブル(132)を引き込み入賞判定テーブ
ル(123)として使用するようなものを含むものである。
また、例えば、通常は、通常確率引き込み入賞判定テー
ブル(131)を引き込み入賞判定テーブル(123)として使用
し、BBゲームの終了時から、高確率引き込み入賞判定
テーブル(132)を引き込み入賞判定テーブル(123)として
使用し、メダル払い出し枚数からメダル投入枚数を引い
た差枚数、いわゆる純増枚数が所定の枚数(例えば21
4枚)を越えた場合に通常確率引き込み入賞判定テーブ
ル(131)に戻るようなものを含むものである。 (作用)本発明によれば、引き込み入賞判定テーブル(1
23)として、通常確率引き込み入賞判定テーブル(131)を
使用するものと、高確率引き込み入賞判定テーブル(13
2)を使用するものとのいずれか一方の選択を、遊技の進
行状態に応じて決定している。このため、遊技の進行状
態に応じて、引き込み入賞判定テーブル(123)を、通常
確率引き込み入賞判定テーブル(131)によるものと、そ
れよりも抽選確率データが高確率からなる高確率引き込
み入賞判定テーブル(132)によるものとに変更すること
ができる。これにより、遊技の進行状態に応じた遊技の
それぞれの部分を抽選確率データが異なる遊技内容に設
定することができ、全体としての遊技を興味溢れるもの
にすることができる。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0028】すなわち、前記制御装置(20)は、前記引き
込み設定抽選手段(120)による抽選結果が入賞である場
合に引き込み設定入賞フラグが成立し、前記引き込み設
定入賞フラグ成立中に停止操作が行われることにより前
記引き込み設定が行われるように設定されている。そし
て、前記引き込み設定抽選手段(120)の抽選による引き
込み設定入賞フラグが成立した遊技で当該入賞図柄(61)
を有効入賞ライン上に揃えることができない場合、当該
遊技から所定の遊技回数まで、次の遊技に引き込み設定
入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されて
いることを特徴とする。
【0029】なお、ここで、「引き込み設定入賞フラグ
成立の権利が持ち越される」とは、具体的には、例え
ば、引き込み設定抽選手段(120)の抽選に入賞して引き
込み設定入賞フラグが成立したが、当該入賞図柄を有効
入賞ライン上に揃えることができなかった場合、当該遊
技から数えて所定の遊技回数、例えば20回の遊技まで
は、当該入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることがで
きなくても、引き込み設定入賞フラグが成立している状
態の遊技を行うことができることを意味するものであ
る。 (作用)本発明によれば、引き込み設定入賞フラグが成
立した遊技で当該入賞図柄を有効入賞ライン上に揃える
ことができない場合、当該遊技から所定の遊技回数ま
で、次の遊技に引き込み設定入賞フラグ成立の権利が持
ち越されるように設定されている。このため、引き込み
設定入賞フラグが成立した当該遊技で、当該入賞図柄を
有効入賞ライン上に揃えることができなくても、次の遊
技にまで、引き込み設定入賞フラグ成立の権利を持ち越
すことができ、次の遊技で引き込み設定抽選手段(120)
の抽選に入賞しなくても、引き続き引き込み設定入賞フ
ラグを成立させた状態で、遊技を行うことができる。こ
れにより、いわゆる目押しの技術に劣っている者でもメ
ダルを獲得できる可能性を有し、初心者でも楽しむこと
ができる。また、所定の遊技回数までに当該入賞図柄を
有効入賞ライン上に揃えることができなかった場合に
は、引き込み設定入賞フラグ成立の権利が消失する。こ
のため、入賞を確定させるためには、所定の遊技回数以
内に入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えなければならな
いという新たな遊技性を有することになり、遊技を興味
溢れるものにすることができる。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0030】すなわち、前記制御装置(20)は、前記引き
込み設定抽選手段(120)による抽選結果が入賞である場
合に引き込み設定入賞フラグが成立し、前記引き込み設
定入賞フラグ成立中に停止操作が行われることにより前
記引き込み設定が行われるように設定されている。そし
て、前記入賞抽選手段(105)の抽選による入賞フラグが
成立したが、前記引き込み設定抽選手段(120)の抽選に
よる引き込み設定入賞フラグが成立していない場合、前
記引き込み設定を行うことなく、前記回転リール(40)の
停止操作の際、前記入賞フラグ成立中の入賞図柄以外の
他の入賞図柄を有効入賞ライン上に停止させないように
する蹴飛ばし設定により、停止制御を行うようにしてい
ることを特徴とする。
【0031】なお、ここで、「前記回転リール(40)の停
止操作の際、前記入賞フラグ成立中の入賞図柄以外の他
の入賞図柄を有効入賞ライン上に停止させないようにす
る蹴飛ばし設定」とは、具体的には、例えば、回転リー
ル(40)の停止操作を行った際、そのまま停止させると入
賞フラグ成立中の入賞図柄(例えば、BBゲームの
「7」)以外の他の入賞図柄(例えば「ベル」)が有効
入賞ライン上に停止して入賞が確定してしまうような場
合に、停止するまでの時間を遅らせて、当該入賞図柄
(例えば「ベル」)を有効入賞ライン上に停止させない
ようにするものである。 (作用)本発明に係る制御装置(20)は、入賞フラグが成
立しているが、引き込み設定入賞フラグが成立していな
い場合、引き込み設定を行うことなく、蹴飛ばし設定に
より、停止制御を行っている。このため、かかる場合に
は、停止操作の際、入賞フラグ成立中の入賞図柄を有効
入賞ライン上に引き込んで停止させることができず、他
の入賞図柄が停止しようとして蹴飛ばし設定が作動する
ような場合を除いて、停止操作した際の正面側の図柄
が、そのまま停止することになる。このように、入賞フ
ラグが成立中の遊技には、引き込み設定入賞フラグが成
立して、蹴飛ばし設定及び引き込み設定のいずれも行わ
れる遊技と、引き込み設定入賞フラグが成立せずに引き
込み設定が行われず、蹴飛ばし設定のみ行われて、目押
しの技術の重要性が増した遊技との遊技性が異なる二つ
の遊技が存在することになる。これにより、引き込み設
定抽選手段(120)の抽選により、遊技内容を、目押しの
技術の重要性が異なって遊技性が異なるものに変更する
ことができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。 (請求項9)請求項9記載の発明は、上記した請求項1
〜8のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0032】すなわち、前記制御装置(20)は、前記引き
込み設定抽選手段(120)による抽選結果が入賞である場
合に引き込み設定入賞フラグが成立し、前記引き込み設
定入賞フラグ成立中に停止操作が行われることにより前
記引き込み設定が行われるように設定されている。そし
て、前記入賞抽選手段(105)の抽選による入賞フラグが
成立したが、前記引き込み設定抽選手段(120)の抽選に
よる引き込み設定入賞フラグが成立していない遊技で当
該入賞図柄(61)を有効入賞ライン上に揃えることができ
ない場合、当該遊技から所定の遊技回数まで、次の遊技
に、前記入賞抽選手段(105)による入賞フラグ成立の権
利が持ち越されるように設定されていることを特徴とす
る。 (作用)本発明によれば、入賞フラグ成立で、引き込み
設定入賞フラグ不成立の場合、当該遊技から所定の遊技
回数まで、入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように
設定されている。このため、入賞フラグが成立したが、
当該遊技で、当該入賞図柄を有効入賞ライン上に揃える
ことができなくても、次の遊技にまで、入賞フラグ成立
の権利を持ち越すことができ、次の遊技で入賞抽選手段
(105)の抽選に入賞しなくても、引き続き入賞フラグを
成立させた状態で、遊技を行うことができる。これによ
り、いわゆる目押しの技術に劣っている者でもメダルを
獲得できる可能性を有し、初心者でも楽しむことができ
る。また、所定の遊技回数までに当該入賞図柄を有効入
賞ライン上に揃えることができなかった場合には、入賞
フラグ成立の権利が消失する。このため、入賞を確定さ
せるためには、所定の遊技回数以内に入賞図柄を有効入
賞ライン上に揃えなければならないという新たな遊技性
を有することになり、遊技を興味溢れるものにすること
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1乃至図7は、
本発明の実施の形態を示すものである。図1はスロット
マシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2は、ス
ロットマシンの入賞抽選手段のブロック図、図3はスロ
ットマシンの外観正面図及び図4乃至図7はスロットマ
シンの動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。 (スロットマシン10)図3中、10は、スロットマシン10
を示すものである。
【0034】スロットマシン10は、図3に示すように、
四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上
部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が
形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央
には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる
図柄表示窓13が形成されている。前記筐体11の上部の表
示窓12には、BBゲームの入賞フラグが成立しているこ
とを遊技者に向かって報知するための入賞フラグ成立報
知装置170と、この入賞フラグ成立報知装置170の下方に
位置して、引き込み設定入賞フラグが成立していること
を遊技者に向かって報知するための引き込み設定入賞フ
ラグ成立報知装置180とが配置されている。
【0035】上記回転リール40は、図3の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、スロットマシン10の
前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の
対角線上の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ライン
が形成されている。
【0036】スロットマシン10の内部には、図示してい
ないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するため
の制御装置20(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0037】 (1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、一個に限定されず、二個
以上のCPUで制御するようにしても良い。
【0038】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0039】 (1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段105 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0040】また、遊技制御装置22としては、上記した
(1)〜(3)の手段に限定されるものではなく、他の
手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、ランプやス
ピーカ等の表示装置66、入賞フラグ成立報知装置170及
び引き込み設定入賞フラグ成立報知装置180を制御する
ためのものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0041】 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。 (出力段)上記制御装置20の出力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0042】 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)表示装置66(ランプ及びスピーカ) (4)入賞フラグ成立報知装置170 (5)引き込み設定入賞フラグ成立報知装置180 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。 (投入スイッチ15)上記投入スイッチ15は、図3に示す
ように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチで
あって、投入された遊技メダルを検知するためのもので
ある。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図3に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。 (精算スイッチ17)上記精算スイッチ17は、図3に示す
ように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであ
って、貯留した投入メダルを払い出すためのものであ
る。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時
には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット
60の駆動を開始させるためのものである。
【0043】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段105の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すよう
に、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成
され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されている
ものである。回転リール40に対応したストップスイッチ
50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停
止するように設定されているものである。 (リールユニット60)上記リールユニット60は、特に図
示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータ
と、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リー
ル40とから構成されている。そして、各回転リール40
は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの
周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えて
いる。このリールテープ42の外周面には、複数個(例え
ば21個)の図柄61が表示されている。 (ホッパーユニット65)上記ホッパーユニット65は、図
示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを
払い出すためのものである。 (表示装置66)上記表示装置66は、スピーカや表示ラン
プ等であって、遊技者に現在の遊技状態に関する情報を
報知させるためのものである。具体的には、演出制御装
置22の制御により、入賞時にスピーカから入賞音を発生
させ、表示ランプを点灯又は点滅させることにより、入
賞フラグ成立報知装置170や引き込み設定入賞フラグ成
立報知装置180と共に、遊技者に入賞や入賞確定時の演
出等を報知させるためのものである。また、この表示装
置66により、メダルの払い出し枚数や、メダルのクレジ
ット枚数を表示させるようにしても良いものである。 (入賞フラグ成立報知装置170)上記入賞フラグ成立報
知装置170は、図3に示すように、筐体11上部の表示窓1
2の上部に配置されているものであって、液晶からなる
ものである。もちろん、この入賞フラグ成立報知装置17
0は、液晶に限定されるものではなく、7セグメント
や、ランプや、LED等によるものでも良いものであ
る。
【0044】上記入賞フラグ成立報知装置170は、入賞
抽選手段105の抽選結果、BBゲームに入賞し、BBゲ
ームの入賞フラグが成立していることを遊技者に向かっ
て報知するためのものである。もちろん、この入賞フラ
グ成立報知装置170は、報知対象をBBゲームの入賞フ
ラグ成立に限定するものではなく、他の入賞フラグ成立
を遊技者に報知するようにしても良いものである。具体
的には、例えば、RBゲームや、「ベル」等の他の小役
入賞の入賞フラグ成立を報知するようにしても良いもの
である。
【0045】なお、報知形態は、「BBゲーム入賞フラ
グ成立!!」の文字が表示されたり、「BBゲーム入賞
フラグ成立!!」のプラカードを持ったキャラクターが
登場する等、特に限定されるものではなく、BBゲーム
の入賞フラグが成立していることを遊技者が認識するこ
とができるようなものであれば良いものである。 (引き込み設定入賞フラグ成立報知装置180)上記引き
込み設定入賞フラグ成立報知装置180は、液晶からな
り、図3に示すように、筐体11上部の表示窓12の下部で
あって、入賞フラグ成立報知装置170の下方に配置され
ているものである。もちろん、引き込み設定入賞フラグ
成立報知装置180は、液晶に限定されるものではなく、
7セグメントや、ランプや、LED等によるものでも良
いものである。
【0046】上記引き込み設定入賞フラグ成立報知装置
180は、引き込み設定入賞フラグが成立していることを
遊技者に向かって報知するためのものである。なお、こ
の引き込み設定入賞フラグは、引き込み設定抽選手段12
0の抽選結果が入賞である場合に成立するものである。
なお、報知形態は、「引き込み設定入賞フラグ成立!
!」の文字が表示されたり、「引き込み設定入賞フラグ
成立!!」のプラカードを持ったキャラクターが登場す
る等、特に限定されるものではなく、BBゲームの入賞
フラグが成立していることを遊技者が認識することがで
きるようなものであれば良いものである。 (通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御手段70は、通
常遊技を行わせるためのものである。
【0047】すなわち、メダルの投入若しくはベットス
イッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Repla
y)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スター
トスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動さ
れ、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ス
トップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回
転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッ
チ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の
回転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ラ
イン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパ
ーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出され
る。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットして
も良い。
【0048】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞
フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である
場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ
成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄
61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄
61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うも
の)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるように形成されている。そし
て、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リー
ル40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致
していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小
役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を
確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊
技への持ち越しはない。
【0049】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0050】さらに、具体的には、回転リール40の停止
制御に関して、上記通常遊技制御手段70は、入賞フラグ
成立中の入賞図柄以外の他の入賞図柄を有効入賞ライン
上に停止させないようにする蹴飛ばし設定と、入賞フラ
グ成立中の入賞図柄を有効入賞ライン上に引き込んで停
止させる引き込み設定とを備えている。上記蹴飛ばし設
定は、回転リール40の停止操作を行った際、そのまま停
止させると入賞フラグ成立中(例えば、BBゲームの
「7」)の入賞図柄以外の他の入賞図柄(例えば「ベ
ル」)が有効入賞ライン上に停止して入賞が確定してし
まうような場合に、停止するまでの時間を遅らせて、当
該入賞図柄(例えば「ベル」)を有効入賞ライン上に停
止させないようにするものである。
【0051】また、上記引き込み設定は、具体的には、
回転リール40の停止操作を行った後、そのまま停止させ
るか、或いは所定時間、例えば190ms以内に停止可
能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例え
ば停止操作を行ったときの前面側の図柄から連続する4
個の引き込み可能図柄61の中に、入賞フラグ成立中の入
賞図柄61(例えば「7」)が含まれているような場合に
は、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40が有
効入賞ライン上に当該入賞図柄61を引き込んで停止する
ものである。 (特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御手段80は、抽
選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技
を行わせるためのものである。
【0052】上記特別遊技としては、大別すると、次の
ゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0053】通常遊技において、図示しないが、例えば
「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホ
ッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払
い出される。このとき、BBゲームが開始される。具体
的には、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大
別すると、次の手段を備える。
【0054】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのものである。具体的
には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大
3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リー
ルの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入
賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出し
が行われるものである。
【0055】したがって、BBゲーム中では、通常遊技
と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。
ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための
特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。なお、通常、B
Bゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行
われることになっているために、1回目のRBゲームが
終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽
選及び制御が行われるものである。
【0056】そして、BBゲームでは、BBゲーム中の
RBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはB
Bゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大3
0回の終了により、BBゲームは終了するものである。 (特定遊技制御手段101)上記特定遊技制御手段101は、
RBゲームを制御するためのものである。
【0057】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定と
なる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RB
ゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12
回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が
可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、
或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲ
ームは終了するものである。 (入賞抽選手段105)上記入賞抽選手段105は、予め定め
た抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行
うものである。そして、入賞抽選手段105による抽選結
果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フ
ラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが
予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が
確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利
益が付与されるように設定されている。
【0058】上記入賞抽選手段105は、図1に示すよう
に、大別すると、次の二つを備える。 (1)通常抽選手段110 (2)引き込み設定抽選手段120 (通常抽選手段110)上記通常抽選手段110は、所定の条
件(例えば、スタートスイッチ30の操作)でBBゲー
ム、RBゲーム、再遊技(リプレイ)及び「ベル」等の
小役等に入賞か否かの抽選を行うためのものである。
【0059】上記入賞抽選手段105は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)通常乱数発生手段111 (2)通常乱数抽出手段112 (3)通常入賞判定テーブル113 (4)通常判定手段114 なお、入賞抽選手段105としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。 (通常乱数発生手段111)上記通常乱数発生手段111は、
上述した所定の入賞項目に関する入賞抽選用の乱数を所
定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生さ
せるものである。 (通常乱数抽出手段112)上記通常乱数抽出手段112は、
通常乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (通常入賞判定テーブル113)上記通常入賞判定テーブ
ル113は、通常乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、
各入賞項目の入賞領域を有するものである。 (通常判定手段114)上記通常判定手段114は、通常乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、通常入賞判
定テーブル113の抽選確率データを基に、通常乱数発生
手段111がとる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域
からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数
データが属する入賞領域に対応する入賞を決定するもの
である。 (引き込み設定抽選手段120)上記引き込み設定抽選手
段120は、通常抽選手段110の抽選結果、BBゲームの入
賞フラグが成立している状態で、引き込み設定を行うか
否かの抽選を行うためのものである。
【0060】上記引き込み設定抽選手段120は、図1に
示すように、大別すると、次の手段を備える。 (1)引き込み乱数発生手段121 (2)引き込み乱数抽出手段122 (3)引き込み入賞判定テーブル123 (4)引き込み判定手段124 (5)テーブル決定手段130 なお、引き込み設定抽選手段120としては、上記した
(1)乃至(5)に限定されるものではない。 (引き込み乱数発生手段121) 上記引き込み乱数発生手段121は、引き込み設定を行う
か否かに関する入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例え
ば十進数で0〜65535)で発生させるものである。 (引き込み乱数抽出手段122) 上記引き込み乱数抽出手段122は、引き込み乱数発生手
段121が発生する乱数を、所定の条件(例えば、BBゲ
ームの入賞フラグ成立時)で抽出するものである。な
お、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。 (引き込み入賞判定テーブル123) 上記引き込み入賞判定テーブル123は、引き込み乱数発
生手段121がとる乱数の全領域中、引き込み設定を行う
か否かの入賞項目の入賞領域を有するものである。
【0061】上記引き込み入賞判定テーブル123は、図
1及び図2に示すように、大別すると、抽選確率の違い
により、次の二つのテーブルを備える。 (1)通常確率引き込み入賞判定テーブル131 (2)高確率引き込み入賞判定テーブル132 (通常確率引き込み入賞判定テーブル131)上記通常確
率引き込み入賞判定テーブル131は、高確率引き込み入
賞判定テーブル132の抽選確率データよりも低確率とな
る抽選確率データからなるものであって、引き込み乱数
発生手段121がとる乱数の全領域中、引き込み設定を行
う範囲に相当する抽選確率データを有するものである。 (高確率引き込み入賞判定テーブル132)上記高確率引
き込み入賞判定テーブル132は、通常確率引き込み入賞
判定テーブル131の抽選確率データよりも高確率となる
抽選確率データからなるものであって、引き込み乱数発
生手段121がとる乱数の全領域中、引き込み設定を行う
範囲に相当する抽選確率データを有するものである。 (引き込み判定手段124)上記引き込み判定手段124は、
引き込み乱数抽出手段122が抽出した抽出乱数データ
と、引き込み入賞判定テーブル123の抽選確率データを
基に、引き込み乱数発生手段121がとる乱数の全領域中
の入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを
照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応す
る入賞を決定するものである。
【0062】なお、引き込み判定手段124により入賞が
決定された場合、引き込み設定入賞フラグが成立し、こ
の引き込み設定入賞フラグ成立中にストップスイッチ50
による停止操作が行われることにより、引き込み設定が
行われるものである。 (テーブル決定手段130)上記テーブル決定手段130は、
引き込み入賞判定テーブル123として、通常確率引き込
み入賞判定テーブル131と、高確率引き込み入賞判定テ
ーブル132とのいずれか一方の選択を決定するためのも
のである。
【0063】上記テーブル決定手段130は、具体的に
は、通常確率引き込み入賞判定テーブル131と、高確率
引き込み入賞判定テーブル132とのいずれか一方の選択
を、予め定めた抽選確率に基づいた抽選により決定して
いるものである。これにより、遊技内容に意外性を付与
することができる。なお、ここで、引き込み設定抽選手
段120のテーブル決定手段130は、通常確率引き込み入賞
判定テーブル131と、高確率引き込み入賞判定テーブル1
32とのいずれか一方の選択を、抽選により決定している
が、決定手段は抽選に限定されるものではない。具体的
には、テーブル決定手段130は、通常確率引き込み入賞
判定テーブル131と、高確率引き込み入賞判定テーブル1
32とのいずれか一方の選択を、遊技の進行状態に応じて
決定するようにしても良いものである。例えば、通常遊
技からBBゲームや、RBゲーム等の特別遊技へ移行し
た際に、通常確率引き込み入賞判定テーブル131から、
高確率引き込み入賞判定テーブル132に移行するように
しても良いものである。また、例えば、通常は、通常確
率引き込み入賞判定テーブル131を引き込み入賞判定テ
ーブル123として使用し、BBゲームの終了時から所定
の遊技回数(例えば150回)までは、高確率引き込み
入賞判定テーブル132を引き込み入賞判定テーブル123と
して使用するようにしても良いものである。また、例え
ば、通常は、通常確率引き込み入賞判定テーブル131を
引き込み入賞判定テーブル123として使用し、BBゲー
ムの終了時から、高確率引き込み入賞判定テーブル132
を引き込み入賞判定テーブル123として使用し、メダル
払い出し枚数からメダル投入枚数を引いた差枚数、いわ
ゆる純増枚数が所定の枚数(例えば214枚)を越えた
場合に通常確率引き込み入賞判定テーブル131に戻るよ
うにしても良いものである。
【0064】さらに、ここで、引き込み入賞判定テーブ
ル123は、通常確率引き込み入賞判定テーブル131と、抽
選確率の異なる高確率引き込み入賞判定テーブル132と
を予め定めているが、特にこれに限定されるものではな
い。例えば、引き込み入賞判定テーブル123は、抽選確
率の高いものと、抽選確率の低いものとの間で、抽選確
率が種々に変化するようにしても良いものである。具体
的には、例えば、乱数の全領域が10進数で0〜655
35であって、入賞領域が0〜30000であるような
場合、例えば、抽出された乱数が50000以上の場合
は再抽選とすることにより、見かけの乱数の発生領域を
小さくすることができて、相対的に入賞領域の割合を大
きなものにするすることができ、通常よりも入賞する抽
選確率を増加させることができる。また、抽出された乱
数が40000以上の場合は再抽選とすることにより、
さらに見かけの乱数の発生領域を小さくすることができ
て、相対的に入賞領域の割合を大きなものにするするこ
とができ、入賞する抽選確率をより一層増加させること
ができる。そして、このように再抽選させる乱数の下限
値を線形的に変化させることにより、抽選確率も線形的
に変更することができるものである。
【0065】上述した実施の形態において、入賞抽選手
段105は、通常抽選手段110及び引き込み設定抽選手段12
0の二つを別個に備えているが、特にこれに限定される
ものではない。具体的には、引き込み設定抽選手段120
の機能も有する通常抽選手段110の一つだけにしても良
いものである。但し、通常抽選手段110にリール停止後
抽選手段120の機能も備えるためには、通常抽選手段110
の通常乱数抽出手段112が、スタートスイッチ30操作時
と、所定の条件(例えば、BBゲームの入賞フラグ成立
時)とを、乱数抽出のタイミングにすることができるこ
とが必要である。さらに、通常抽選手段110の通常入賞
判定テーブル113が、BBゲーム、RBゲーム、リプレ
イ及び小役等の入賞項目に関する入賞判定テーブルだけ
ではなく、引き込み設定を行う範囲の抽選確率データを
有する引き込み入賞判定テーブル123も備えていること
が必要となるものである。 (スロットマシン10の動作)次に、上記構成を備えたス
ロットマシンの動作の概略について、図4乃至図7に示
したフローを用いて説明する。
【0066】先ず、図4に示すステップ100におい
て、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタ
ートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ1
01に進む。ステップ101において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ102に進む。
【0067】ステップ102において、入賞抽選手段10
5により抽選処理が行われる。具体的には、入賞抽選手
段105の通常抽選手段110によって、BBゲーム、RBゲ
ーム、再遊技(リプレイ)及び小役に入賞か否かの抽選
が行われる。そして、次のステップ103に進む。ステ
ップ103において、入賞抽選手段105の通常抽選手段1
10の抽選結果、BBゲームに入賞して、BBゲームの入
賞フラグが成立しているか否かが判定される。そして、
通常抽選手段110の抽選結果、BBゲームの入賞フラグ
が成立していると判定された場合、次のステップ104
に進む。
【0068】ステップ104において、BBゲームの入
賞フラグ成立が、入賞フラグ成立報知装置170により遊
技者に向かって報知される。そして、次のステップ10
5に進む。ステップ105において、BBゲームの入賞
図柄以外の入賞図柄の蹴飛ばし設定が行われる。そし
て、次のステップ106に進む。
【0069】ステップ106において、引き込み設定抽
選手段120により、BBゲームの入賞図柄の引き込み設
定を行うか否かの抽選処理が行われる。なお、具体的に
は、特に図示していないが、引き込み設定を行うか否か
の抽選処理が行われる前に、テーブル決定手段130によ
り、引き込み入賞判定テーブル123として、通常確率引
き込み入賞判定テーブル131と、高確率引き込み入賞判
定テーブル132とのいずれか一方の選択が抽選により行
われている。そして、テーブル決定手段130の抽選によ
り決定されたテーブルが、引き込み入賞判定テーブル12
3として使用されているものである。そして、次のステ
ップ107に進む。
【0070】ステップ107において、引き込み設定抽
選手段120の抽選結果、BBゲームの入賞図柄の引き込
み設定入賞フラグが成立しているか否かが判定される。
そして、引き込み設定抽選手段120の抽選結果、BBゲ
ームの入賞図柄の引き込み設定入賞フラグが成立してい
ると判定された場合、次のステップ108に進む。ステ
ップ108において、BBゲームの入賞図柄の引き込み
設定入賞フラグ成立が、引き込み設定入賞フラグ成立報
知装置180により、遊技者に向かって報知される。そし
て、次のステップ109に進む。
【0071】ステップ109において、BBゲームの入
賞図柄の引き込み設定が行われる。そして、次のステッ
プ110に進む。ステップ110において、ストップス
イッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50
がONとなる。そして、次のステップ111に進む。ス
テップ111において、回転リール40の回転停止処理が
行われる。なお、この際、入賞抽選手段105の抽選によ
る入賞フラグと、引き込み設定抽選手段120の抽選によ
る引き込み設定入賞フラグとの両方が成立している場
合、当該入賞図柄の蹴飛ばし設定及び引き込み設定が行
われる。一方、入賞抽選手段105の抽選による入賞フラ
グが成立したが、引き込み設定抽選手段120の抽選によ
る引き込み設定入賞フラグが成立していない場合、引き
込み設定を行うことなく、蹴飛ばし設定のみにより、回
転リール40の停止制御が行われる。そして、次のステッ
プ112に進む。
【0072】ステップ112において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ113に進む。ステップ113にお
いて、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入
賞図柄を有効入賞ライン上に引き込めたか否か、すなわ
ち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞
が確定したと判定された場合、次のステップ114に進
む。
【0073】ステップ114において、入賞図柄に相当
するメダルの払い出し処理が行われ、所定の枚数のメダ
ルが払い出される。そして、遊技が終了する。前記ステ
ップ103において、通常抽選手段110の抽選結果、B
Bゲームの入賞フラグが成立していないと判定された場
合、次のステップ115に進む。ステップ115におい
て、ステップ102の抽選結果、BBゲーム以外の他の
入賞フラグが成立しているか否かが判定される。そし
て、BBゲーム以外の他の入賞フラグが成立していると
判定された場合、次のステップ116に進む。
【0074】ステップ116において、当該入賞図柄以
外の蹴飛ばし設定が行われる。そして、次のステップ1
17に進む。ステップ117において、当該入賞図柄の
引き込み設定が行われる。そして、ステップ110に進
む。前記ステップ115において、BBゲーム以外の他
の入賞フラグが成立していないと判定された場合、次の
ステップ118に進む。
【0075】ステップ118において、全ての入賞図柄
の蹴飛ばし設定が行われる。そして、ステップ110に
進む。前記ステップ107において、引き込み設定抽選
手段120の抽選結果、BBゲームの入賞図柄の引き込み
設定入賞フラグが成立していないと判定された場合、ス
テップ110に進む。
【0076】前記ステップ112において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ110に戻る。ス
テップ113において、入賞フラグ成立中に当該入賞フ
ラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に引き込め
ていないと判定された場合、遊技は終了する。
【0077】上述したステップ102及びステップ10
6の抽選処理について、図6のフローを用いて説明す
る。ステップ200において、通常抽選手段110の通常
乱数発生手段111により発生された乱数の中から通常乱
数抽出手段112により乱数が抽出される。或いは、引き
込み設定抽選手段120の引き込み乱数発生手段121により
発生された乱数の中から引き込み乱数抽出手段122によ
り乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進
む。
【0078】ステップ201において、抽出された乱数
が通常乱数抽出手段112若しくは引き込み乱数抽出手段1
22の内部に記憶される。そして、次のステップ202に
進む。ステップ202において、通常判定手段114によ
り、抽出された乱数と、通常入賞判定テーブル113の入
賞判定領域データとの比較が行われる。或いは、引き込
み判定手段124により、抽出された乱数と、引き込み入
賞判定テーブル123の入賞判定領域データとの比較が行
われる。そして、次のステップ203に進む。
【0079】ステップ203において、通常判定手段11
4により、抽出された乱数が、通常入賞判定テーブル113
のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価
が決定される。或いは、引き込み判定手段124により、
抽出された乱数が、引き込み入賞判定テーブル123のど
の入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決
定される。そして、抽選処理が終了する。
【0080】上述したステップ111の回転リール40の
回転停止処理について、図7を用いて説明する。ステッ
プ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばし設定
が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄
の蹴飛ばし設定が達成されていないと判定された場合、
次のステップ301に進む。
【0081】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0082】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了
する。前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛
ばし設定が達成されていると判定された場合、次のステ
ップ304に進む。
【0083】ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込み設定が行われているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込み設定が行
われていると判定された場合、次のステップ305に進
む。ステップ305において、引き込み設定が達成され
たか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成さ
れたと判定された場合、次のステップ303に進む。
【0084】前記ステップ304において、いずれの図
柄に対しても引き込み設定が行われていないと判定され
た場合、ステップ303に進む。前記ステップ305に
おいて、引き込み設定が達成されていないと判定された
場合、ステップ301に進む。前記ステップ302にお
いて、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回
転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でな
い場合には、ステップ300に戻る。
【0085】上述した実施の形態において、BBゲーム
やRBゲームの入賞フラグ成立の権利は、当該遊技で入
賞図柄を揃えることができなかった場合、次の遊技へ持
ち越されるように設定されているが、BBゲームの入賞
図柄の引き込み設定入賞フラグ成立の権利は、当該遊技
でBBゲームの入賞図柄を引き込むことができなかった
場合、次の遊技へ持ち越されず消失するように設定され
ているものである。しかし、BBゲームの引き込み設定
入賞フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しの有無
は、上述したものに限定されるものではない。具体的に
は、当該遊技でBBゲームの入賞図柄を引き込むことが
できなかったような場合でも、引き込み設定入賞フラグ
成立の権利は、次の遊技へ持ち越されるようにしても良
いものである。これにより、いわゆる目押しの技術に劣
っている者でもメダルを獲得できる可能性を有し、初心
者でも楽しむことができる。そして、上述したような場
合、持ち越し可能な遊技回数を予め特定しても良いもの
である。例えば、引き込み設定入賞フラグ成立の権利
は、当該入賞図柄を引き込むことができなくても、10
回まで次の遊技に持ち越されるが、10回を越えると、
消失するものである。これにより、入賞を確定させるた
めには、引き込み設定入賞フラグ成立後、所定の遊技回
数(10回)以内に入賞図柄を有効入賞ライン上に揃え
なければならないという新たな遊技性を有することにな
り、遊技を興味溢れるものにすることができるものであ
る。
【0086】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0087】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
入賞フラグ成立の有無と、引き込み設定の有無との対応
関係を変化させることができ、遊技に意外性を付与する
ことができて、遊技内容を変化させることができ、遊技
性を向上させて、遊技を興味溢れるものにすることがで
きるスロットマシンを提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0088】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
入賞抽選手段の抽選に入賞して、特別遊技の入賞フラグ
が成立していることを遊技者が知ることができるスロッ
トマシンを提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0089】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
引き込み設定抽選手段の抽選に入賞して、引き込み設定
入賞フラグが成立していることを遊技者が知ることがで
きるスロットマシンを提供することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0090】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
抽選確率データを変更することができて、遊技に変化を
付けることができ、遊技を興味溢れるものにすることが
できるスロットマシンを提供することができる。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0091】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
引き込み入賞判定テーブルとして、通常確率引き込み入
賞判定テーブルを使用するものと、高確率引き込み入賞
判定テーブルを使用するものとのいずれか一方の選択に
意外性を付与することができ、遊技を興味溢れるものに
することができるスロットマシンを提供することができ
る。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0092】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
遊技の進行状態に応じた遊技のそれぞれの部分を抽選確
率データが異なる遊技内容に設定することができ、遊技
を興味溢れるものにすることができるスロットマシンを
提供することができる。 (請求項7) 請求項7記載の発明によれば、上記した請求項1〜6の
いずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効
果を奏する。
【0093】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
いわゆる目押しの技術に劣っている者でもメダルを獲得
できる可能性を有して、初心者でも楽しむことができ、
また、新たな遊技性を有して、遊技を興味溢れるものに
することができるスロットマシンを提供することができ
る。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0094】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
引き込み設定抽選手段の抽選により、遊技内容を、目押
しの技術の重要性が異なって遊技性が異なるものに変更
することができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
きるスロットマシンを提供することができる。 (請求項9)請求項9記載の発明によれば、上記した請
求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0095】すなわち、請求項9記載の発明によれば、
いわゆる目押しの技術に劣っている者でもメダルを獲得
できる可能性を有して、初心者でも楽しむことができ、
また、新たな遊技性を有して、遊技を興味溢れるものに
することができるスロットマシンを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、入賞抽選手段を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
を示す外観正面図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作の概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図7】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【符号の説明】 10 スロットマシン 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 42 リールテープ 43 左側回転リ
ール 44 中央回転リール 45 右側回転リ
ール 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 61 図柄 65 ホッパーユ
ニット 66 表示装置 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 105 入賞抽選手
段 110 通常抽選手段 111 通常乱数発
生手段 112 通常乱数抽出手段 113 通常入賞判
定テーブル 114 通常判定手段 120 引き込み設
定抽選手段 121 引き込み乱数発生手段 122 引き込み乱
数抽出手段 123 引き込み入賞判定テーブル 124 引き込み判
定手段 130 テーブル決定手段 131 通常確率引
き込み入賞判定テーブル 132 高確率引き込み入賞判定テーブル 170 入賞フラグ成立報知装置 180 引き込み設定入賞フラグ成立報知装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した複数の回転
    リールと、 前記回転リールの駆動を開始させるためのスタートスイ
    ッチと、 前記回転リールの駆動を停止させるために、複数の前記
    回転リールに対応する複数のストップスイッチと、 前記回転リール、前記スタートスイッチ及び前記ストッ
    プスイッチを制御すると共に、一定確率で入賞の抽選を
    行うための制御装置とを備え、 前記制御装置は、入賞か否かの抽選を行う入賞抽選手段
    を備え、 前記入賞抽選手段による抽選結果が前記入賞である場合
    に入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記
    回転リールが停止した状態で、予め設定した所定の方向
    の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄
    が揃うことを条件に入賞が確定してメダルが払い出され
    るようにしたスロットマシンにおいて、前記制御装置
    は、 少なくとも、前記回転リールの停止操作の際、前記入賞
    フラグ成立中の入賞図柄を有効入賞ライン上に引き込ん
    で停止させる引き込み設定を備え、 前記入賞抽選手段は、前記入賞フラグが成立している状
    態で、前記引き込み設定を行うか否かの抽選を行うため
    の引き込み設定抽選手段を備え、 前記制御装置は、前記引き込み設定抽選手段の抽選結果
    に基づいて、前記引き込み設定を行うか否かを決定して
    いることを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記遊技として、通常遊技と、特定の入
    賞確定或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを
    備え、 前記スロットマシンは、前記特別遊技の入賞フラグが成
    立していることを遊技者に向かって報知するための入賞
    フラグ成立報知装置を備えていることを特徴とする請求
    項1記載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記引き込み設定抽選
    手段による抽選結果が入賞である場合に引き込み設定入
    賞フラグが成立し、前記引き込み設定入賞フラグ成立中
    に停止操作が行われることにより前記引き込み設定が行
    われるように設定され、 前記スロットマシンは、前記引き込み設定入賞フラグが
    成立していることを遊技者に向かって報知するための引
    き込み設定入賞フラグ成立報知装置を備えていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットマシ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記引き込み設定抽選手段は、 引き込み設定のための抽選用の乱数を所定の領域内で発
    生させる引き込み乱数発生手段と、 前記引き込み乱数発生手段が発生する乱数を抽出する引
    き込み乱数抽出手段と、 前記引き込み乱数発生手段がとる乱数の全領域中、各入
    賞項目の出現回数となる抽選確率データを有する引き込
    み入賞判定テーブルと、 前記引き込み乱数抽出手段が抽出した乱数と、前記引き
    込み入賞判定テーブルの抽選確率データを基に、前記引
    き込み乱数発生手段がとる乱数の全領域中の各入賞項目
    の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当
    該乱数が属する入賞領域に対応する入賞を決定する引き
    込み判定手段とを備え、 前記引き込み入賞判定テーブルは、 抽選確率データを有する通常確率引き込み入賞判定テー
    ブルと、 前記通常確率引き込み入賞判定テーブルの抽選確率デー
    タよりも高確率の抽選確率データからなる高確率引き込
    み入賞判定テーブルとを備え、 前記引き込み設定抽選手段は、所定の条件により、前記
    通常確率引き込み入賞判定テーブルと、前記高確率引き
    込み入賞判定テーブルとのいずれか一方を前記引き込み
    入賞判定テーブルとして使用していることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記引き込み設定抽選手段は、前記通常
    確率引き込み入賞判定テーブルと、前記高確率引き込み
    入賞判定テーブルとのいずれか一方の選択を抽選により
    決定していることを特徴とする請求項4記載のスロット
    マシン。
  6. 【請求項6】 前記引き込み設定抽選手段は、前記通常
    確率引き込み入賞判定テーブルと、前記高確率引き込み
    入賞判定テーブルとのいずれか一方の選択を、遊技の進
    行状態に応じて決定していることを特徴とする請求項4
    に記載のスロットマシン。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、前記引き込み設定抽選
    手段による抽選結果が入賞である場合に引き込み設定入
    賞フラグが成立し、前記引き込み設定入賞フラグ成立中
    に停止操作が行われることにより前記引き込み設定が行
    われるように設定され、 前記引き込み設定抽選手段の抽選による引き込み設定入
    賞フラグが成立した遊技で当該入賞図柄を有効入賞ライ
    ン上に揃えることができない場合、当該遊技から所定の
    遊技回数まで、次の遊技に引き込み設定入賞フラグ成立
    の権利が持ち越されるように設定されていることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスロットマ
    シン。
  8. 【請求項8】 前記制御装置は、前記引き込み設定抽選
    手段による抽選結果が入賞である場合に引き込み設定入
    賞フラグが成立し、前記引き込み設定入賞フラグ成立中
    に停止操作が行われることにより前記引き込み設定が行
    われるように設定され、 前記入賞抽選手段の抽選による入賞フラグが成立した
    が、前記引き込み設定抽選手段の抽選による引き込み設
    定入賞フラグが成立していない場合、前記引き込み設定
    を行うことなく、前記回転リールの停止操作の際、前記
    入賞フラグ成立中の入賞図柄以外の他の入賞図柄を有効
    入賞ライン上に停止させないようにする蹴飛ばし設定に
    より、停止制御を行うようにしていることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  9. 【請求項9】 前記制御装置は、前記引き込み設定抽選
    手段による抽選結果が入賞である場合に引き込み設定入
    賞フラグが成立し、前記引き込み設定入賞フラグ成立中
    に停止操作が行われることにより前記引き込み設定が行
    われるように設定され、 前記入賞抽選手段の抽選による入賞フラグが成立した
    が、前記引き込み設定抽選手段の抽選による引き込み設
    定入賞フラグが成立していない遊技で当該入賞図柄を有
    効入賞ライン上に揃えることができない場合、当該遊技
    から所定の遊技回数まで、次の遊技に、前記入賞抽選手
    段による入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように設
    定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項に記載のスロットマシン。
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