JP2001222698A - 非接触icカード記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

非接触icカード記録媒体及びその製造方法

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JP2001222698A JP2000366790A JP2000366790A JP2001222698A JP 2001222698 A JP2001222698 A JP 2001222698A JP 2000366790 A JP2000366790 A JP 2000366790A JP 2000366790 A JP2000366790 A JP 2000366790A JP 2001222698 A JP2001222698 A JP 2001222698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種のモジュール及びカードへの対応ができ、
耐性良く、しかも低コストで品質の良い非接触ICカー
ド記録媒体とその製造方法を提供すること。 【解決手段】内面基材2及び内面基材3となる熱可塑性
高分子樹脂は非晶体熱可塑性高分子樹脂であり、且つ、
内面基材2と内面基材3の総厚さはICモジュールの最
大厚さより厚いことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
の記録媒体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進歩に伴って、カー
ド記録媒体としてカード素材にマイクロプロセッサやR
AM、ROM等の半導体メモリを含むICモジュールを
搭載してなるいわゆるICカードが、情報記録容量が非
常に大きいこと、および高セキュリティ性を有すること
から開発され、使用されることになった。
【0003】このようなICカード記録媒体において
は、記録媒体が端末とのアクセス方法によって、接触型
ICカードと非接触ICカードの2種類記録媒体があ
る。接触型ICカード記録媒体は端末と通信する際、記
録媒体の接点を端末の接点と合わせ、接触し合う必要が
あるので、通信作業が面倒であり、通信速度が遅い。更
に記録媒体の接点が記録媒体の表面に露出しているの
で、接点が汚され、壊され易い欠点がある。
【0004】一方、非接触ICカード記録媒体は電磁結
合、電磁誘導またはマイクロ波を用いて、端末と情報通
信するので、接点を持たない。よって、通信作業が容易
であり、接点が壊されて通信が出来なくなるような心配
がない。そのため、非接触ICカード記録媒体の開発が
最近盛んに行われている。
【0005】この種のICカードを製造する方法として
は、熱ラミネートまたは樹脂充填、樹脂射出成形等の方
法によるカード化が採用されている。そのうち熱ラミネ
ートによるカード化方法は従来の熱ラミネートによる一
般なプラスチックカードの製造技術の応用ができ、でき
あがるカードの物性も従来のカードと近いこと等から、
特に開発されている。
【0006】熱ラミネート方式は例えば、所定のカード
厚さより、薄いプラスチックシートの基材の上に、予め
積載しようとするモジュール上の電気部品の形状を削り
出し、そこにモジュールを埋め込んでから、もう一枚の
基材と貼り合わせて熱ラミネート方式により、作製する
方法である。このような方法では熱ラミネート温度が高
い方がより平滑なカード表面が得られるため、一般融着
用のラミネート温度である100°C〜150°Cより
も高いラミネート温度が好ましい。
【0007】しかし、この方法では、生産効率が悪く、
プラスチック上にモジュールの形状を削り出すには、手
間及びコストがかかり、出来上がったカードの製造コス
トが高くなるという問題がある。
【0008】また、カード記録媒体上にID情報及びデ
ザインの絵柄等の印刷層を設けるため、あらかじめ基材
上に印刷層を形成してから、積層熱ラミネートを行って
カード化する際、基材樹脂の流れにより、印刷層の絵柄
などが変形してしまうことがある。絵柄の変形を防ぐた
め、熱ラミネートをしてから印刷層を形成することもで
きるが、この場合には、印刷時の印圧などによりICチ
ップが破損してしまうことがある。また、ICモジュー
ルは高価な部品であり、印刷不良を生じると多額なロス
に繋がる危険がある。
【0009】更により平滑なカード表面を得るため、一
般融着用のラミネート温度よりも高い、基材樹脂の塑性
流動の温度まで基材を加熱して、圧力を加えることによ
り基材樹脂を流してICモジュールを埋め込む必要があ
る。ビカット軟化点の高い樹脂の基材を用いて、記録媒
体の耐熱温度を上げる場合、より高い熱ラミネート温度
が必要となり、ICモジュールの受ける影響も大きくな
り、高温によりモジュールが壊れる可能性がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に着目してなされたもので、各種のモジュール及
びカードへの対応ができ、耐性良く、しかも低コストで
品質のよい非接触ICカード記録媒体とその製造方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に記載の発明は、少なくとも熱可塑性高分子樹脂か
らなる表面基材1、内面基材2、非接触ICモジュー
ル、熱可塑性高分子樹脂からなる内面基材3及び表面基
材4を順次に積層してなる非接触ICカードであって、
内面基材2及び内面基材3となる熱可塑性高分子樹脂は
非晶体熱可塑性高分子樹脂であり、且つ内面基材2と内
面基材3の総厚さはICモジュールの最大厚さより厚い
ことを特徴とする非接触ICカード記録媒体である。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記表面基材1
及び表面基材4となる熱可塑性高分子樹脂のビカット軟
化温度は、前記基材2及び基材3となる熱可塑性高分子
樹脂非晶体のビカット軟化温度点より、10°C以上高
いことを特徴とする請求項1記載の非接触ICカード記
録媒体である。なお、ビカット軟化温度とは、JIS
K7206の測定方法に基づいて測定した熱可塑性高分
子樹脂の軟化温度をいう。
【0013】請求項3に記載の発明は、表面基材1及び
表面基材4は熱可塑性高分子樹脂の結晶体からなり、且
つ高分子が基材面内の一定方向に沿って配向され、表面
基材1の高分子配向方向と表面基材4の高分子配向方向
がそれぞれ鏡像対称となり、お互いに鏡像関係にあるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の非接触ICカード
記録媒体である。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記表面基材1
及び表面基材4はポリエチレンテレフタレートの高分子
樹脂結晶性フィルムシートであり、二軸延伸処理によ
り、高分子が基材面内に縦方向(MD方向)と横方向
(TD方向)とに二軸配向され、表面基材1高分子の縦
及び横方向の配向方向と、表面基材4高分子の縦及び横
方向の配向方向がそれぞれ鏡像対称となり、お互いに鏡
像関係にあることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか1項に記載の非接触ICカード記録媒体である。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記表面基材1
と内面基材2の間、および内面基材3と表面基材4の間
に厚さが0.1μm〜10μmの接着層を形成させたこ
とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の非接触ICカード記録媒体である。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記請求項1な
いし5のいずれか1項に記載の非接触ICカード記録媒
体の、表面基材1と表面基材4の縦と横の高分子配向方
向を揃え、それぞれの配向方向を鏡像対称にする方法と
して、表面基材1上に内面基材2、ICモジュール、内
面基材3を順次に積層し、さらに表面基材1と同じ高分
子配向を有する表面基材4を、表面基材1と同じ向き及
び配置で重ね、一体化してなることを特徴とする非接触
ICカード記録媒体の製造方法である。
【0017】請求項7に記載の発明は、前記請求項1な
いし5のいずれか1項に記載の非接触ICカード記録媒
体の、表面基材1と表面基材4の高分子の配向がお互い
に鏡像対称となるように、表面基材1と表面基材4の高
分子の配向を揃える方法として、表面基材1及び表面基
材4に用いられる二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムシートは、同じ一定幅のロール状の二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムから採取し、表面基
材1と表面基材4が二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムにおける位置が左右一致の前後位置(非隣接
の前後を含む)にあることを特徴とする非接触ICカー
ド記録媒体の製造方法である。
【0018】請求項8に記載の発明は、前記請求項1な
いし5のいずれか1項に記載の非接触ICカード記録媒
体の、表面基材1と表面基材4の高分子の配向がお互い
に鏡像対称となるよう、表面基材1と表面基材4の高分
子配向を揃える方法として、表面基材1及び表面基材4
に用いる一定幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムを所定長さで断裁し、断裁されたフィルムシー
トを表面基材1及び表面基材4の基材とし、表面基材1
と表面基材4のそれぞれのシートの断裁方向及び幅方向
を一致させるよう、内面基材2と内面基材3、ICモジ
ュルールと合わせて積層して一体化する方法であること
を特徴とする非接触ICカード記録媒体の製造方法であ
る。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項6ないし
8のいずれか1項に記載の非接触ICカード記録媒体の
製造方法において、前記表面基材1及び表面基材4に用
いる二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの加
工について、一定幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを所定長さで断裁して、断裁方向及び幅方
向の左右を揃えるように積み重ねて、積み重ねたフィル
ムシートのコーナーの少なくとも一か所をカットし、表
面基材1及び表面基材4とし、積層一体化する際、表面
基材1と表面基材4のコーナーカット部分を一致させる
ように積層して一体化することを特徴とする請求項6な
いし8のいずれか1項に記載の非接触ICカード記録媒
体の製造方法である。
【0020】請求項10に記載の発明は、前記表面基材
1及び表面基材4に用いる二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルムの加工について、一定幅の二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムを所定長さで断裁し
て、断裁方向及び幅方向の左右を揃えるように積み重ね
て、積み重ねたフィルムシートの少なくとも一辺に切り
口を入れ、表面基材1及び表面基材4とし、積層一体化
する際、表面基材1と表面基材4の切り口部分を一致さ
せるように積層して一体化することを特徴とする請求項
6ないし8のいずれか1項に記載の非接触ICカード記
録媒体の製造方法である。
【0021】請求項11に記載の発明は、前記、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の非接触ICカード記
録媒体の積層、一体化手段として、加熱加圧手段を用い
ることを特徴とする非接触ICカード記録媒体の製造方
法である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明を詳
細に説明する。図1及び図2は本発明の実施例に係わる
非接触ICカード記録媒体10、20の構成を各加工工
程毎に示す説明図である。
【0023】図1に示す本発明の非接触ICカード記録
媒体10は、印刷層8、表面基材1、内面基材2、非接
触ICモジュール7、内面基材3、表面基材4、印刷層
8が順次積層されて構成されている。
【0024】次に、各構成について説明する。表面基材
1、4は、強度のある合成紙、PET、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリカプロラクト
ン、ポリ(3ヒドロキシブチレート−3ヒドロキシヴァ
リレート)、ポリビニルアルコール、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)等の合成樹脂類、天
然樹脂類、またはそれらの樹脂の変性樹脂などを単独ま
たは組み合わせた複合体、アロイ体、ブレンド体などを
使用することができる。さらにそれらの樹脂に有機顔
料、無機顔料または有機染料、無機染料、安定剤、表面
活性剤などの添加剤を加え、樹脂を改質することも可能
である。
【0025】非接触ICカードに高耐熱性及び高耐久性
を持たせるために、二軸延伸処理を施した熱可塑性高分
子樹脂の結晶性フィルムシートを表面基材として用いた
ほうが望ましい。本発明では表面基材1、4に縦方向
(MD方向)と横方向(TD方向)の二軸延伸処理を施
したPETフィルムを用いることを推奨する。しかし、
二軸延伸PETフィルムのガラス転移温度(Tg )が1
00°C以下であり、カード加工及びカード使用時に表
面基材1及び4がTg 以上に加熱されると、高分子の配
向性により、縦方向と横方向において、それぞれ異なる
変形を生じる。この場合、表面基材1の縦と横の高分子
配向と表面基材4の縦及び横の高分子配向をそれぞれ揃
えないと、非接触ICカードがツイスト、反りなどの変
形を生じてしまう。
【0026】そこで、本発明が、表面基材1と表面基材
4の高分子の縦方向(MD方向)と横方向(TD方向)
の配向をそれぞれ鏡像対称となるように揃えさせること
によって、非接触ICカードの変形問題を防ぐ。ここで
の鏡像対称は表面基材1と表面基材4が向かい合わせる
位置にあることを指しているものではなく、表面基材1
と表面基材4の高分子の配向を情報記録媒体であるカー
ドの正面から見ると、配向が一致であることを指してい
る。
【0027】二軸延伸PETフィルムは一般的にPET
樹脂がダイから押し出され、さらに機械によって横方向
(TD方向)と縦方向(MD方向)に配向されながら、
幅が1メーター以上に達するフィルムとしてロール状に
巻き取られる。フィルムを機械の流れ方向に沿って巻き
取りながら横(TD方向、即ちマシンの横切る方向)と
縦(MD方向、即ちマシンの方向)に高分子の配向をす
るため、高分子が縦方向の配向(MD)においてはほぼ
真っ直ぐに揃っているが、横方向の配向(TD)におい
ては必ず真っ直ぐに横並びに揃っていることではなく、
高分子がフィルムの幅方向中心処において、巻き取り方
向へ偏ってやや円弧状に並んでいる。
【0028】PETフィルムをカードの表面基材1及び
表面基材4として使用する際には、フィルムの幅方向か
らシート状に断裁し、左右隣接のシートを積み重ねて縦
方向(MD方向)及び横方向(TD方向)の配向を揃え
ようとしても、横方向(TD方向)の高分子の配向が一
直線ではなく、やや曲線(やや円弧状の一部)であるた
め、表面基材1と4の高分子の配向方向を完全に揃える
ことができない。よって、加熱によりカードがツイスト
したり、反ったりすることがある。
【0029】このような問題を解決するため、本発明が
提唱したようにPETフィルムの縦方向(MD方向)、
因みにフィルムの巻き取りの前後方向(非隣接の前後を
含む)から表面基材1及び表面基材4とする基材シート
を取り、それぞれの高分子の縦方向(MD方向)及び横
方向(TD方向)の配向を揃えるように積層することが
重要である。この場合、例えばロール状のPETフィル
ムの外側表面を表面基材1の外側表面(カードの外側表
面に当たる)にすれば、表面基材4の外側表面(カード
のもう一方の外側表面に当たる)はロール状PETフィ
ルムの内側表面に当たる。
【0030】上述した二軸延伸処理が施されたPETフ
ィルム面内に、高分子が縦と横に配向され、縦方向の配
向がほぼ直線であるが、横方向の配向がやや円弧状であ
る。フィルムが安定して加工される際、時間軸において
高分子配向の変化が少ないので、フィルム上の左右同じ
位置の前後(非隣接の前後を含む)から、採取した表面
基材1と表面基材4のPETフィルムシートを同じ向き
及び配置で重ね合わせれば、表面基材1と表面基材4の
高分子配向がほぼ一致となり、ほぼお互いに鏡像対称に
ある。熱冷を加えることにより、カードの上下方向に同
じような変形が生じるので、カード全体がツイストや反
りを発生しない。本発明はこのような左右同じ位置の前
後(非隣接の前後を含む)の基材を配向が揃うように重
ね合わせることによって生じたほぼ鏡像対称を鏡像対称
という。
【0031】PETフィルムのシートを加工する際に、
高分子の配向方向を間違えないため、PETフィルムを
まず一定幅にスリットして、スリットされたPETフィ
ルムを縦方向(MD方向)、因みにフィルムの巻き取り
の前後方向から、表面基材1及び表面基材4の基材シー
トを取り、それぞれの高分子の縦方向(MD方向)及び
横方向(TD方向)の配向を揃えるように積み重ねてか
ら、その積み重ねた配向の揃ったPETフィルムシート
のコーナーをカットするか、あるいはシートの縁部に切
り口を入れ、または他の考えられる目印の付けた方でシ
ートに目印を付ける。積層一体化する際には、表面基材
1と表面基材4のコーナーカット部、または切り口部、
または他の印部を合わせるように、表面基材1、内面基
材2、ICモジュール、内面基材3、表面基材4を積層
させれば良い。
【0032】または、PETフィルムのシートを加工す
る際に、PETフィルムをまず一定幅にスリットして、
スリットされたPETフィルムの巻き取りロールをフィ
ルムの長さから二つのロールに分け、それぞれを表面基
材1と表面基材4の基材フィルムとして使用する。積層
及び一体化する際、表面基材1と表面基材4の左右を合
わせ、さらにフィルムの流れ方向を合わせるように積み
重ねることにより、同じく表面基材1と表面基材4の高
分子の縦方向及び横方向の配向を揃えることができる。
表面基材の表面に印刷層、可視記録層などの機能層を設
ける場合、表面基材1と表面基材4のそれぞれのフィル
ムをロールじょうで加工することができる。
【0033】そしてこのような表面基材1、4の外側の
全面または一部の面には、ID情報及び絵柄デザイン等
の印刷層8が設けられている。表面基材と印刷層との接
着性を向上させるために、表面基材の表面に易接着処
理、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、樹脂塗布
等を施しても良い。さらに、表面基材の表面または印刷
層の表面に、ほかの機能性薄膜層、例えば、保護層、磁
気記録層、可視記録層等を全面または一部に設けても良
い。
【0034】内面基材2、3は熱可塑性樹脂の非晶体か
らなり、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレ
ン、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリ(3ヒドロキ
シブチレート−3ヒドロキシヴァリレート)、ポリビニ
ルアルコール、ABS等の合成樹脂類、天然樹脂類、ま
たはそれらの樹脂の変性樹脂などを単独または組み合わ
せた複合体、アロイ体、ブレンド体等の非晶性固体を使
用することができる。さらにそれらの樹脂に有機顔料、
無機顔料または有機染料、無機染料、安定剤、表面活性
剤などの添加剤を加え、樹脂を改質することも可能であ
る。
【0035】内面基材2と3の間にICモジュール7を
配置する。記録媒体の信頼性を保つため、内面基材2ま
たは内面基材3とICモジュール7の間に、接着層(図
示せず)を設けた方が好ましい。接着層を構成する接着
剤としては、例えば、酢酸ビニル系接着剤、ポリビニル
アルコール系接着剤、ポリアミド系接着剤、アクリル系
接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着
剤、エポキシ系接着剤等の熱可塑性接着剤及び熱硬化性
接着剤を用いることができる。さらに表面基材1と内面
基材2の間や、表面基材4と内面基材3の間に印刷層等
の機能性を設け、カードに高耐久性を持たせることもで
きる。
【0036】ICモジュール7は、受信用また送信用の
アンテナコイル(図示せず)とデータ蓄積用のメモリ
(図示せず)、さらに場合によってはデータ演算用等の
CPU(図示せず)、エネルギー供給用の電池(図示せ
ず)などから成る。出来上がる非接触ICカードの外
観、形状等に影響を及ぼさないため、モジュール7はな
るべく薄型のものを用いた方が好ましい。また、モジュ
ールの取扱い易さ、低コストであること等から、プリン
ト基板型の一体型モジュールを用いても良い。
【0037】2枚の基材の間にICモジュールを挟ん
で、加熱、加圧方式により、非接触ICカード記録媒体
を作製する際、カード記録媒体の表面を平滑にするた
め、加熱温度を高くし、圧力により基材樹脂をICモジ
ュール上下から流してICモジュールを埋め込んだ方が
好ましい。
【0038】しかし、温度が高くなると加熱、加圧によ
るICモジュール破損の危険性が増加する。そこで、カ
ード記録媒体の耐熱性及び表面平滑性を低減することな
く、加熱、加圧時のICモジュール7の破損に及ぼす影
響を最小限にするため、本発明は請求項1と請求項2に
記載したように、基材を表面基材と内面基材の2つにし
た複合構成を採用し、かつ、表面基材1、4の熱可塑性
高分子樹脂の熱変形温度を、内面基材2、3の熱可塑性
高分子樹脂の非晶体の熱変形温度よりも、10°C以上
高く設定する。また、内面基材2、内面基材3はそれぞ
れ2層以上の熱可塑性高分子樹脂フィルムシートを用い
ることもできる。
【0039】また、比較的低い温度の加熱条件で、表面
の平滑な記録媒体を得るため、内面基材2、3を合わせ
た厚さをICモジュール7よりも厚くする必要がある。
さらに、カード記録媒体の表面をより平滑にするには、
内面基材2または3上のICモジュール7のチップ等の
電気部品を設置する個所に、ICモジュール7のチップ
等の電気部品と同等の大きさの穴を穿ち、ICモジュー
ル7をモジュールのチップ等の電気部品を穴に埋め込む
ようにしてから、加熱、加圧を行う方が好ましい。
【0040】加熱、加圧方式としては、表面基材1、内
面基材2、ICモジュール7、内面基材3、表面基材4
を順次に積層して加熱、加圧を行う一回方式と、先ず、
内面基材2、ICモジュール7、内面基材3を順次に積
層して第一次加熱、加圧を行い、ICモジュールと内面
基材の一体化を先ず行い、ついで、この内面基材3、4
のICモジュール7の接していない方の面に、表面基材
1、4をそれぞれ積層して、第二次加熱、加圧を行う二
回方式とがある。特に二回方式の場合、第二次加熱、加
圧の温度を下げ、表面基材1及び内面基材2の印刷層へ
の影響を最小限にすることができる。
【0041】上記のいずれの加熱、加圧方式であって
も、加熱温度の低下による表面基材1と内面基材2の
間、または、内面基材3と表面基材4の間のラミネート
強度の低下を防ぐために、本発明の請求項5に記載した
ように、表面基材1と内面基材2の間、また、内面基材
3と表面基材4の間に接着層を設ける方が好ましい。接
着層を構成する接着剤としては、上述の熱可塑性及び熱
硬化性の接着剤が使用できる。
【0042】接着層の厚さが薄くなると、接着強度が弱
くなり、表面基材と内面基材の間で層間剥離が生じやす
くなる。また、接着層が厚くなると、接着層の熱クリッ
プ性が悪くなり、または、記録媒体表面への影響が出て
くることがある。接着層の厚さを0.5μm〜10μm
に規制することが重要である。接着層の形成方法として
は、従来のスクリーン印刷機等による印刷方法、グラビ
アコータ等によるコーティング方法、ロールコータやナ
イフコータ等による塗布方法など公知の方法を用いれば
良い。
【0043】
【実施例】以下、更に本発明の具体的な実施例を挙げて
説明する。 〈実施例1〉図1は本発明の第1の実施例に係る非接触
ICカード記録媒体10の構成を各工程毎に示す説明図
である。
【0044】チップ部の最大厚さ(チップ部の封止部を
含む)が480μmで、最大径が6mmであるICモジ
ュールを実施例1のICモジュール7とする。ビカット
軟化温度が180°C以上で、厚さが125μm、幅1
0cmの二軸延伸白色PETフィルムの巻き取りを縦方
向(巻き取り方向)から、長さ10cmのシートに断裁
して表面基材1、4とした。ビカット軟化温度が75°
Cで、厚さが250μm、寸法が10cm×10cmの
白色PETGシート基材を内面基材2、3とし、内面基
材2、3のICチップを配置する個所にそれぞれ直径6
mmの穴を形成させた。また、表面基材1、4である白
色PETフィルムのカードの外側表側にあたる所定位置
に絵柄及びIDデータの記された印刷層8を予め形成さ
せておく。
【0045】なお、PETGは、イーストマンケミカル
社の製品の商標であり、テレフタル酸とエチレングリコ
ール及びシクロヘキサンジメタノールとの脱水縮合反応
で得られるポリエステル樹脂である。上記の白色PET
Gシートとしては太平化学株式会社製のPG700Mを
用いた。
【0046】次に、表面基材1の印刷層8が形成された
面の反対面に内面基材2を重ね、その上に、ICチップ
を内面基材2の穴に埋め込むようにしてICモジュール
7を重ね、さらに、出ているICチップを内面基材3の
穴に埋め込むようにして内面基材3をICモジュール7
の上に載せ、最後に、この上に印刷層8が形成された面
が最上層となるように表面基材4を、表面基材1と表面
基材4の高分子配向が揃うように重ねる。この場合、ロ
ール状フィルムの外表面を表面基材1の外側表面(カー
ドの外側表面にあたる)にして、表面基材4の外側表面
(カードのもう一方の外側表面にあたる)はロール状フ
ィルムの内側表面である。
【0047】このようにして積層された積層体を熱プレ
ス機にセットして、温度;135°C、圧力;約100
0kPaの条件で熱プレスを行い、一体化した。そし
て、厚さが0.8mmのICモジュールが埋設れた積層
体が得られ、これをカード記録媒体の形状に断裁して実
施例1の非接触ICカード記録媒体10とした。
【0048】得られた非接触ICカード記録媒体10は
印刷層8の絵柄等の歪みがなく、表面平滑性が良く、通
信テストをしたところ、正常に通信ができた。さらにカ
ード記録媒体の熱撓み温度を測定したところ、熱変形温
度が90°C以上という高い耐熱特性が得られた。
【0049】〈実施例2〉図2は本発明の第2の実施例
に係る非接触ICカード記録媒体20の構成を各工程毎
に示す説明図である。
【0050】図2に示す本発明の非接触ICカード記録
媒体20は、磁気ストライプ9、オーバーシート6、印
刷層8、表面基材1、接着層5、内面基材2、接着層1
3、非接触ICモジュール7、接着層13、内面基材
3、接着層5、表面基材4、印刷層8、オーバーシート
6、感熱可視記録層11及びホログラム層12が順次積
層されて構成されている。
【0051】チップ部の最大厚さ(チップ部の封止部を
含む)が300μmで、最大径が5mmであるICモジ
ュールを実施例2のICモジュール7として準備した。
ビカット軟化温度が105°Cで、厚さが120μm、
寸法が10cm×10cmの白色ポリカーボネート/ポ
リエステルのアロイを表面基材1、4として準備した。
ビカット軟化点が75°Cで、厚さが160μm、寸法
が10cm×10cmの白色ポリエステルフィルムを内
面基材2、3として準備した。さらにビカット軟化点が
70°Cで、厚さが100μm、寸法が10cm×10
cmの透明ポリエステルフィルムをオーバーシート6と
して準備した。
【0052】先ず、内面基材2、3のそれぞれICモジ
ュール7と接する面に厚さ3μmのポリエステル系接着
層13を形成させる。次に、内面基材2のポリエステル
系接着層13上にICモジュール7を配置し、さらに内
面基材3をポリエステル系接着層13側をICモジュー
ル7に合わせるように重ねる。こうして積層された積層
体を熱プレス機にセットして、温度;145°C、圧
力;500kPaの条件で第一次熱プレスを行い、一体
化し、中間積層体を作製した。なお、実施例1と同様に
内面基材2、3のICチップを配置する個所にはそれぞ
れ直径6mmの穴を形成させた。
【0053】一体化された中間積層体の両外面にそれぞ
れ2μmの酢酸ビニル系接着層5を形成させた。表面基
材1、4のそれぞれの表側面に絵柄及びIDデータの記
された印刷層8を形成させ、中間積層体を挟むようにし
て印刷層8を外側にして表面基材1、4をそれぞれ重ね
る。さらにその外側にオーバーシート6を積層する。積
層されたオーバーシートの片側表面の所定位置に保磁力
51.8kA/mの磁気ストライプ9を転写する。
【0054】このようにして得られた積層体を熱プレス
機にセットして、温度;110°C、圧力;500kP
aの条件で熱プレスを行い、一体化した。そして、厚さ
が0.8mmのICモジュールが埋設れた積層体が得ら
れ、これをカード記録媒体の形状に断裁して、片側のみ
印刷層8の上にホログラム層12、感熱可視記録層11
を転写して実施例2の非接触ICカード記録媒体20と
した。
【0055】得られた非接触ICカード記録媒体20は
印刷層8及びホログラム層12の絵柄に歪みがなく、表
面平滑性及び光沢が良く、通信テストをしたところ、正
常に通信ができた。非接触ICカード記録媒体20の熱
変形温度は80°Cという高い耐熱特性が得られた。ま
た磁気ストライプ9の磁気特性は、JIS規格をクリア
した。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、比
較的熱変形温度の低い熱可塑性樹脂の非晶体からなる内
面基材2及び内面基材3の間にICモジュール7を設置
し、外側に熱変形温度の高い熱可塑性樹脂からなる表面
基材1及び表面基材4をそれぞれ積層して加熱加圧する
ことにより、ICモジュールの破損がなく、低コストで
耐熱性の有る、表面平滑性の良い、反り及びツイストが
生じない非接触ICカード記録媒体を製造することがで
きる。また、記録媒体の絵柄等の歪みの発生を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる非接触ICカード記
録媒体の構成を各工程毎に示す説明図である。
【図2】本発明の実施例2に係わる非接触ICカード記
録媒体の構成を各工程毎に示す説明図である。
【符号の説明】
10、20‥‥非接触ICカード 1‥‥表面基材1 2‥‥内面基材2 3‥‥内面基材3 4‥‥表面基材4 5‥‥接着層 6‥‥オーバーシート 7‥‥ICモジュール 8‥‥印刷層 9‥‥磁気ストライプ 11‥‥感熱可視記録層 12‥‥ホログラム層 13‥‥接着層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも熱可塑性高分子樹脂からなる表
    面基材1、内面基材2、非接触ICモジュール、熱可塑
    性高分子樹脂からなる内面基材3及び表面基材4を順次
    に積層してなる非接触ICカードであって、 内面基材2及び内面基材3となる熱可塑性高分子樹脂は
    非晶体熱可塑性高分子樹脂であり、内面基材2と内面基
    材3の総厚さはICモジュールの最大厚さより厚いこと
    を特徴とする非接触ICカード記録媒体。
  2. 【請求項2】表面基材1及び表面基材4となる熱可塑性
    高分子樹脂のビカット軟化温度は、前記基材2及び基材
    3となる熱可塑性高分子樹脂非晶体のビカット軟化温度
    より、10°C以上高いことを特徴とする請求項1記載
    の非接触ICカード記録媒体。
  3. 【請求項3】表面基材1及び表面基材4は熱可塑性高分
    子樹脂の結晶体からなり、且つ高分子が基材面内の一定
    方向に沿って配向され、表面基材1の高分子配向方向と
    表面基材4の高分子配向方向がそれぞれ鏡像対称とな
    り、お互いに鏡像関係にあることを特徴とする請求項1
    又は2記載の非接触ICカード記録媒体。
  4. 【請求項4】前記表面基材1及び表面基材4はポリエチ
    レンテレフタレートの高分子樹脂結晶性フィルムシート
    であり、二軸延伸処理により、高分子が基材面内に縦方
    向(MD方向)と横方向(TD方向)とに二軸配向さ
    れ、表面基材1高分子の縦及び横方向の配向方向と、表
    面基材4高分子の縦及び横方向の配向方向がそれぞれ鏡
    像対称となり、お互いに鏡像関係にあることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか1項に記載の非接触IC
    カード記録媒体。
  5. 【請求項5】前記表面基材1と内面基材2の間、および
    内面基材3と表面基材4の間に厚さが0.1μm〜10
    μmの接着層を形成させたことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載の非接触ICカード記録媒
    体。
  6. 【請求項6】前記請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の非接触ICカード記録媒体の、表面基材1と表面基
    材4の縦と横の高分子配向方向を揃え、それぞれの配向
    方向を鏡像対称にする方法として、 表面基材1上に内面基材2、ICモジュール、内面基材
    3を順次に積層し、さらに表面基材1と同じ高分子配向
    を有する表面基材4を、表面基材1と同じ向き及び配置
    で重ね、一体化してなることを特徴とする非接触ICカ
    ード記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】前記請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の非接触ICカード記録媒体の、表面基材1と表面基
    材4の高分子の配向がお互いに鏡像対称となるように、
    表面基材1と表面基材4の高分子の配向を揃える方法と
    して、 表面基材1及び表面基材4に用いられる二軸延伸ポリエ
    チレンテレフタレートフィルムシートは、同じ一定幅の
    ロール状の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
    ムから採取し、表面基材1と表面基材4が二軸延伸ポリ
    エチレンテレフタレートフィルムにおける位置が左右一
    致の前後位置(非隣接の前後を含む)にあることを特徴
    とする非接触ICカード記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の非接触ICカード記録媒体の、表面基材1と表面基
    材4の高分子の配向がお互いに鏡像対称となるよう、表
    面基材1と表面基材4の高分子配向を揃える方法とし
    て、 表面基材1及び表面基材4に用いる一定幅の二軸延伸ポ
    リエチレンテレフタレートフィルムを所定長さで断裁
    し、断裁されたフィルムシートを表面基材1及び表面基
    材4の基材とし、表面基材1と表面基材4のそれぞれの
    シートの断裁方向及び幅方向を一致させるよう、内面基
    材2と内面基材3、ICモジュルールと合わせて積層し
    て一体化する方法であることを特徴とする非接触ICカ
    ード記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】前記表面基材1及び表面基材4に用いる二
    軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの加工につ
    いて、 一定幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
    を所定長さで断裁して、断裁方向及び幅方向の左右を揃
    えるように積み重ねて、積み重ねたフィルムシートのコ
    ーナーの少なくとも一か所をカットし、表面基材1及び
    表面基材4とし、積層一体化する際、表面基材1と表面
    基材4のコーナーカット部分を一致させるように積層し
    て一体化することを特徴とする請求項6ないし8のいず
    れか1項に記載の非接触ICカード記録媒体の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記表面基材1及び表面基材4に用いる
    二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの加工に
    ついて、 一定幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
    を所定長さで断裁して、断裁方向及び幅方向の左右を揃
    えるように積み重ねて、積み重ねたフィルムシートの少
    なくとも一辺に切り口を入れ、表面基材1及び表面基材
    4とし、積層一体化する際、表面基材1と表面基材4の
    切り口部分を一致させるように積層して一体化すること
    を特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の
    非接触ICカード記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】前記、請求項1ないし5のいずれか1項
    に記載の非接触ICカード記録媒体の積層、一体化手段
    として、加熱加圧手段を用いることを特徴とする非接触
    ICカード記録媒体の製造方法。
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