JP2003191422A - 情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその製造方法

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JP2003191422A
JP2003191422A JP2001398088A JP2001398088A JP2003191422A JP 2003191422 A JP2003191422 A JP 2003191422A JP 2001398088 A JP2001398088 A JP 2001398088A JP 2001398088 A JP2001398088 A JP 2001398088A JP 2003191422 A JP2003191422 A JP 2003191422A
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Shotei Cho
松弟 張
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高耐熱性を持ち、エンボス加工ができる、且つ
廃棄焼却処理し易いカードなどの情報記録媒体と、その
製造方法との何れか一方又は両方を提供すること。 【解決手段】少なくとも熱可塑性高分子樹脂からなる、
表面基材1、内面基材2、センターコア6、内面基材
3、及び表面基材4を、順次に積層してなる情報記録媒
体であって、表面基材1及び表面基材4となる熱可塑性
高分子樹脂は非晶体熱可塑性高分子樹脂であり、内面基
材2及び内面基材3となる熱可塑性高分子樹脂は二軸延
伸処理を施された結晶性ポリエチレンテレフタレート高
分子樹脂からなることを特徴とする情報記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキャッシュ
カードやクレジットカード、IDカード(身分証明
書)、会員証、プリペイドカード等に用いられ、高耐熱
性を持つ、且つエンボス印字が可能な情報記録媒体とそ
の製造方法に関するものである。
【従来の技術】
【0002】従来から、キャッシュカードやクレジット
カード、IDカード等の情報記録媒体が広く利用されて
おり、その素材としては主にポリ塩化ビニル(PVC)
や塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体が用いられており、
特にポリ塩化ビニルが一般的である。ポリ塩化ビニル樹
脂は物理的な機械特性や文字部のエンボス適性などが優
れ、素材のコストが安いことから、カードなどの情報記
録媒体の素材として広く用いられている。
【0003】ところで、ポリ塩化ビニル樹脂または塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂は耐熱性が低く、保管
温度が80℃以上になると、記録媒体が変形することが
ある。また、ポリ塩化ビニル樹脂は使用後廃棄する際、
特に焼却時の塩化水素ガスを発生し、焼却炉を傷めて寿
命を縮めたり、また焼却温度によるが、ダイオキシンを
生じる恐れもあると言われている。
【0004】ポリ塩化ビニル樹脂の代替樹脂として、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂等のハロ
ゲンを含まない熱可塑性樹脂がある。しかし、これらの
樹脂の物性がポリ塩化ビニル樹脂とはかなり異なる為、
カード等の情報記録媒体の素材として使用するには、新
たな樹脂改質等を行う必要がある。
【0005】そこで、ここ数年非晶性ポリエステル樹脂
PETG(イーストマンケミカル社製のポリエステル樹
脂の商品名、エチレングリコールとテレフタル酸及びシ
クロヘキサンジメタノールの脱水縮合樹脂)がポリ塩化
ビニルと近い物性を持つため、注目され、使用されるよ
うになった。また、高耐熱温度の要望に応えるため、P
ETGとポリカボネートとのアロイ樹脂が開発され、カ
ード用として使われている。しかし、PETG樹脂は耐
熱温度が低く、またPETGとポリカボネートとのアロ
イ樹脂は文字のエンボス加工に対応できなく、エンボス
加工により、大きなカールを生じる問題を抱えている。
よって何れもカード等の情報記録媒体の素材として各種
な仕様に対応できる完全な素材ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に着目してなされたもので、高耐熱性を持ち、エ
ンボス加工ができる、且つ廃棄焼却処理し易いカードな
どの情報記録媒体と、その製造方法との何れか一方又は
両方を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なく
とも熱可塑性高分子樹脂からなる、表面基材1、内面基
材2、センターコア、内面基材3、及び表面基材4を、
順次に積層してなる情報記録媒体であって、表面基材1
及び表面基材4となる熱可塑性高分子樹脂は非晶体熱可
塑性高分子樹脂であり、内面基材2及び内面基材3とな
る熱可塑性高分子樹脂は二軸延伸処理を施された結晶性
ポリエチレンテレフタレート高分子樹脂からなることを
特徴とする情報記録媒体としたものである。
【0008】また請求項2の発明では、内面基材2の面
内の高分子配向方向と、内面基材3の面内の高分子配向
方向とが、それぞれ鏡像対称となり、お互いに鏡像関係
にあることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体
としたものである。
【0009】また請求項3の発明では、表面基材1と内
面基材2、内面基材3と表面基材4のそれぞれ間に、厚
さが1μm〜10μmの接着層が形成されていることを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報記録媒体
としたものである。
【0010】また請求項4の発明では、内面基材2と内
面基材3との高分子の配向がお互いに鏡像対称となるよ
う、内面基材2と内面基材3との高分子配向を揃えて、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報記録媒体を製
造する方法であって、内面基材2及び内面基材3に用い
られる一定幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを所定長さで断裁し、断裁されたフィルムシート
を内面基材2及び内面基材3の基材とし、内面基材2と
内面基材3のそれぞれシートの断裁方法及び左右方向を
一致するように、センターコアと表面基材1及び表面基
材4と合わせて積層して、一体化することを特徴とする
情報記録媒体の製造方法としたものである。
【0011】また請求項5の発明では、積層して、一体
化するために、加熱加圧を用いることを特徴とする請求
項1乃至4の何れか1項に記載の情報記録媒体の製造方
法としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態を詳細に説明する。図1及び図2は、それぞれ
本発明の実施例及び比較例に係わる情報記録媒体10、
20の構成を示す図である。
【0013】本発明の情報記録媒体10は、図1に示す
ように、表面基材1、印刷層7、内面基材2、センター
コア6、内面基材3、印刷層7、表面基材4が順次積層
されて構成されている。
【0014】次に、各構成について説明する。本発明で
は、内部基材2、内部基材3に縦方向と横方向の二軸延
伸処理を施されたポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムを用いて、センターコア6の上下の表面
に、そのPETフィルムを張り合わせることにより、情
報記録媒体に高耐熱性及び高耐久性を持たせる。二軸延
伸のPETフィルムはカード加工及びカード使用時に、
Tg(ガラス転移温度)以上に加熱されると、高分子の
配向性により、縦方向と横方向において、それぞれ異な
る変形を生じる。この場合、内部基材2と内部基材3の
それぞれで高分子の配向が揃っていないと、積層体がツ
イスト、反りなどの変形を生じてしまう。そこで、本発
明では、内部基材2と内部基材3の高分子の縦方向(M
D方向)と横方向(TD方向)の配向を、それぞれ揃え
ることによって、情報記録媒体の変形問題を防ぐ。
【0015】PETフィルムをセンターコア6の上下両
側の表面に張り合わせ積層される積層体は高耐熱性及び
高耐久性の特性を持ち、文字のエンボス印字の際に、情
報記録媒体のカールが生ずるのを抑制することができ
る。しかし、エンボス印字の際の衝撃により、文字が形
成された処のPETフィルムの表面に亀裂が発生しやす
く、表面が割れってしまうことがある。そこで、本発明
ではPETフィルムの表面に、更に非晶性熱可塑性高分
子樹脂からなる表面基材1、表面基材4を張り合わせて
積層することにより、PETフィルムの亀裂の発生を防
止する。
【0016】表面基材1、4は、強度のある非晶性熱可
塑性高分子樹脂、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリブニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアセタール、AS樹
脂、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン、ABS樹脂、ポリスルホン、セルロイド、ポ
リフェニレンオキサイド、非晶性エラストマー、非晶性
ポリエステル、また例えばPETG樹脂(イーストマン
ケミカル社製のポリエステル樹脂の商品名、エチレング
リコールとテレフタル酸及びシクロヘキサンジメタノー
ルの脱水縮合樹脂)の合成樹脂類、天然樹脂類、または
それらの樹脂の変性樹脂などを単独または組み合わせた
複合体、アロイ体、ブレンド体などを使用することがで
きる。エンボス印字による基材表面割れを防ぐため、伸
び率の高い樹脂を用いた方が好ましい。更に、それらの
樹脂に有機顔料、無機顔料または有機染料、無機染料、
安定剤、表面活性剤などの添加剤を加え、樹脂を改質す
ることも可能である。
【0017】センターコア6は、同じく非晶性熱可塑性
高分子樹脂からなり、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢
酸ビニル、ポリブニルアルコール、ポリビニルブチラー
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアセタール、AS
樹脂、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リスチレン、ABS樹脂、ポリスルホン、セルロイド、
ポリフェニレンオキサイド、非晶性エラストマー、非晶
性ポリエステル、また例えばPETG樹脂(イーストマ
ンケミカル社製のポリエステル樹脂の商品名、エチレン
グリコールとテレフタル酸及びシクロヘキサンジメタノ
ールの脱水縮合樹脂)の合成樹脂類、天然樹脂類、また
はそれらの樹脂の変性樹脂などを単独または組み合わせ
た複合体、アロイ体、ブレンド体などを使用することが
できる。エンボス印字による基材表面割れを防ぐため、
伸び率の高い樹脂を用いた方が好ましい。更にそれらの
樹脂に有機顔料、無機顔料または有機染料、無機染料、
安定剤、表面活性剤などの添加剤を加え、樹脂を改質す
ることもできる。また、センターコア6中に、必要に応
じて、予めアンテナ付きの非接触ICインレートを、埋
め込むことも可能である。例えば、センターコア6を2
層にして、2層の間にアンテナ付き非接触ICインレー
トを配置して、熱ラミネートを行うことにより、ICイ
ンレートをセンターコア6中に埋設する。
【0018】そして、各層の層間剥離を防ぐため、表面
基材1と内面基材2、内面基材2とセンターコア6、セ
ンターコア6と内面基材3、内面基材3と表面基材4の
それぞれの間に接着層を形成する。接着層としては酢酸
ビニル接着剤、ポリビニルアルコール接着剤、ポリアミ
ド接着剤、アクリル接着剤、ポリエステル接着剤、ポリ
ウレタン接着剤、エポキシ接着剤、ポリオレフィン接着
剤等の一般的に使われる熱可塑性接着剤または熱硬化型
接着剤を用いる。接着層の厚さが薄くなると、接着強度
が弱くなり、表面基材と内面基材の間、または内面基材
とセンターコアの間に層間剥離が生じやすくなる。他
方、接着層が厚くなると、接着層の熱クリップ性が悪く
なり、または、情報記録媒体表面への影響が出てくるこ
とがある。従って、接着層の厚さを1.0μm〜10μ
mに規制することが重要である。接着層の形成方法とし
ては、従来のスクリーン印刷機等による印刷方法、グラ
ビアコータ等によるコーティング方法、ロールコーター
やナイフコーター等による塗布方法など公知の方法を用
いれば良い。
【0019】更に、表面基材1、4の外側の全面または
一部の表面には、ID情報及び絵柄デザイン等の印刷層
7が設けられている。表面基材と印刷層との接着性を向
上させるために、表面基材の表面に易接着処理、例え
ば、コロナ放電処理、プラズマ処理、樹脂塗布等を施し
ても良い。更に、表面基材の表面または印刷層の表面
に、他の機能性薄膜層、例えば、保護層、磁気記録層、
可視記録層等を全面または一部に設けても良い。
【0020】更に表面基材1と表面基材4とに透明な基
材を用い、表面基材1と内面基材2の間に、表面基材4
と内面基材3との間に印刷層等の機能性を設け、カード
に多機能性を持たせることもできる。
【0021】それらの表面基材、内面基材、センターコ
アを積層して一体化する方法としては、通常の加熱・加
圧を用いる熱ラミネート方法を用いればよい。熱ラミネ
ート方式としては、表面基材1、内面基材2、センター
コア6、内面基材3、表面基材4を順次に積層して加
熱、加圧を行う一回方式と、先ず、内面基材2、センタ
ーコア6、内面基材3を順次に積層して第一次加熱、加
圧を行い、センターコアと各内面基材との一体化を先ず
行い、ついで、この積層体の内面基材3、4の方の表面
に、表面基材1、4をそれぞれ積層して、第二次加熱、
加圧を行う二回方式とがある。特に二回方式の場合、第
二次加熱、加圧の温度を下げ、表面基材及び内面基材の
印刷層への影響を最小限にすることができる。
【0022】
【実施例】以下、更に本発明の具体的な実施例を挙げて
説明する。
【0023】〈実施例1〉図1は本発明の第1の実施例
に係る情報記録記録媒体10の構成を示す構成図であ
る。
【0024】厚さ400μmビカット軟化温度が100
℃のPETG(イーストマンケミカル製のエチレングリ
コール及びシクロヘキサンジメタノールとの脱水縮合反
応で得られるポリエステル樹脂)とPC(ポリカボネー
ト樹脂)とのアロイ樹脂の白色シート(サイズ300×
200mm)を、センターコア6として用い、厚さ10
0μm、幅300mmの二軸延伸の白色ポリエチレンテ
レフタレートフィルムロールを縦方向(巻き取り方向)
から、長さ200mmに断裁して内面基材2、3とし
た。
【0025】次に、センターコア6の上下両側の表面に
ポリウレタン接着剤を用いて、ロールコーターにより、
それぞれ厚さ2μmの接着層を形成した。そして、二軸
延伸PETフィルムからなる内面基材2と内面基材3を
センターコアに対して、それぞれ面内の高分子配向方向
が鏡像対称となるように配向を揃えてセンターコア6の
上下両側表面に積層した。
【0026】このようにして積層された積層体を熱プレ
ス機にセットして、温度140℃、圧力約1200kP
a の条件で熱プレスを行い、一体化した。得られた厚
さが0.6mmの積層体の両側に、スクリーン印刷によ
り、絵柄文字等の印刷層7を形成した。更にこの積層体
の両側表面に厚さが2μmとなるようにポリウレタン接
着剤をそれぞれ塗布して接着層を形成しておいた。
【0027】そして、厚さ100μm、サイズ300×
200mm透明なPETGフィルムシートを、このよう
な積層体の両側表面に、表面基材1、2として張り合わ
せ、温度125℃、約1000kPaの条件により、熱
プレスを行った。これにより、得られた積層体を情報記
録媒体の形状に断裁して本発明の情報記録媒体10とし
た。
【0028】〈比較例1〉図2は本発明の比較例1に係
る情報記録媒体20の構成を示す構成図である。
【0029】厚さ600μmビカット軟化温度が100
℃のPETG(イーストマンケミカル製のエチレングリ
コール及びシクロヘキサンジメタノールとの脱水縮合反
応で得られるポリエステル樹脂)とPC(ポリカボネー
ト樹脂)とのアロイ樹脂の白色シート(サイズ300×
200mm)をセンターコア6として用い、厚さ100
μm、幅300mmの二軸延伸白色ポリエチレンテレフ
タレートフィルムロールを、縦方向(巻き取り方向)か
ら、長さ200mmに断裁して内面基材2、3とした。
【0030】実施例1と同じく、センターコア6の上下
両側の表面にポリウレタン接着剤を用いて、ロールコー
ターにより、それぞれ厚さ2μmの接着層を形成した。
そして、二軸延伸PETフィルムからなる内面基材2と
内面基材3をセンターコア6に対して、それぞれ面内の
高分子配向方向が鏡像対称となるように配向を揃えてセ
ンターコアの上下両側表面に積層した。更にこの積層体
を熱プレス機にセットして、温度140℃、圧力約12
00kPaの条件で熱プレスを行い、一体化した。得ら
れた厚さが0.8mmの積層体の表面にスクリーン印刷
により、絵柄文字等の印刷層7を形成した。このように
して得られた積層体を情報記録媒体の形状に断裁して比
較例1の情報記録媒体20とした。
【0031】上記により、得られた実施例1の情報記録
媒体10と比較例1の情報記録媒体20とを用いて10
0℃の環境で耐熱テストを行ったところ、共に熱による
変形がなく、良好な耐熱性を示した。更に情報記録媒体
10と20との表面に文字エンボスの印字を行い、印字
によって情報記録媒体に生じたカールを測定したとこ
ろ、共に生じたエンボスカールは2.5mm以下だっ
た。ただし、情報記録媒体10のエンボス文字表面に亀
裂がなく、情報記録媒体20のエンボス文字表面にPE
Tの割れにより亀裂が生じた。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、熱
可塑性高分子樹脂からなるセンターコアーの両側にそれ
ぞれ二軸延伸処理を施されたポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を張り合わせ、更に非晶性熱可塑性樹脂か
らなる表面基材をそれぞれ積層して加熱加圧することに
より、高耐熱性を持ち、文字エンボス印字が可能、且つ
低エンボスカールで、しかも廃棄焼却処理し易いカード
などの情報記録媒体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる情報記録媒体の構造
を示す図である。
【図2】本発明の比較例1に係わる情報記録媒体の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…表面基材 2…内面基材 3…内面基材 4…表面基材 5…接着層 6…センターコア 7…印刷層 10…情報記録媒体 20…情報記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA10 HB01 HB04 HB09 HB20 JA01 JA08 KA03 KA07 KA38 KA40 LA03 LA05 LA41 4F100 AK01A AK01B AK01C AK01D AK01E AK41 AK42B AK42D AK45 AK51G AL05 AR00B AR00C AR00D AT00A AT00E BA05 BA06 BA10A BA10E CB00 EJ17 EJ38B EJ38D EJ42 GB71 JA11B JA11D JA12A JA12E JB16A JB16B JB16C JB16D JB16E JL01 JL04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも熱可塑性高分子樹脂からなる、
    表面基材1、内面基材2、センターコア、内面基材3、
    及び表面基材4を、順次に積層してなる情報記録媒体で
    あって、 表面基材1及び表面基材4となる熱可塑性高分子樹脂は
    非晶性熱可塑性高分子樹脂であり、内面基材2及び内面
    基材3となる熱可塑性高分子樹脂は二軸延伸処理を施さ
    れた結晶性ポリエチレンテレフタレート高分子樹脂から
    なることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】内面基材2の面内の高分子配向方向と、内
    面基材3の面内の高分子配向方向とが、それぞれ鏡像対
    称となり、お互いに鏡像関係にあることを特徴とする請
    求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】表面基材1と内面基材2、内面基材3と表
    面基材4のそれぞれ間に、厚さが1μm〜10μmの接
    着層が形成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】内面基材2と内面基材3との高分子の配向
    がお互いに鏡像対称となるよう、内面基材2と内面基材
    3との高分子配向を揃えて、請求項1乃至3の何れか1
    項に記載の情報記録媒体を製造する方法であって、 内面基材2及び内面基材3に用いられる一定幅の二軸延
    伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを所定長さで断
    裁し、断裁されたフィルムシートを内面基材2及び内面
    基材3の基材とし、内面基材2と内面基材3のそれぞれ
    シートの断裁方法及び左右方向を一致するように、セン
    ターコアと表面基材1及び表面基材4と合わせて積層し
    て、一体化することを特徴とする情報記録媒体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】積層して、一体化するために、加熱加圧を
    用いることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に
    記載の情報記録媒体の製造方法。
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