JP2001221300A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP2001221300A
JP2001221300A JP2000026747A JP2000026747A JP2001221300A JP 2001221300 A JP2001221300 A JP 2001221300A JP 2000026747 A JP2000026747 A JP 2000026747A JP 2000026747 A JP2000026747 A JP 2000026747A JP 2001221300 A JP2001221300 A JP 2001221300A
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カンス ソ
Yunryon Che
ユンリョン チェ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト、工数の増大を招くことなく、自動変
速機をコンパクトに構成する。 【解決手段】 トランスミッションケースの隔壁をなす
ポンプカバー4から突出筒部6が延び、これにステータ
シャフト7がセレーションと圧入により固定されてい
る。ステータシャフトは一端でステータワンウエイクラ
ッチ116を介してトルクコンバータのステータ115
を支持し、他端で第1の遊星歯車機構G1の第1サンギ
ヤS1とスプライン結合する。突出筒部への圧入部にお
いて、ステータシャフト7の周面に軸方向に油溝129
が形成され、ポンプカバーに形成された油路130とク
ラッチドラム50の圧力室への油路128とを接続して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星歯車機構とク
ラッチなど締結要素を備えて複数の変速段を実現する自
動変速機の構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】車両等に搭載される自
動変速機では、遊星歯車機構と締結要素としての複数の
クラッチあるいはブレーキとを組み合わせ、これらクラ
ッチおよびブレーキの締結・解放の組合せによって複数
の変速段を実現している。しかし、その締結・解放の組
合せによって得られる動力の伝達経路が同じでも、実際
の遊星歯車機構や締結要素の配置関係によって、各構成
部材の取り回しやサイズに大きな影響を受け、自動変速
機全体のサイズを増大させる例が多く、その結果、コス
ト、組み付け工数の増大を招く。
【0003】したがって、本発明は、コスト、工数の増
大を招くことなく、コンパクトに構成される自動変速機
の構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明は、トランスミッションケース内に回転ドラムを含
む締結要素と遊星歯車機構とを備え、遊星歯車機構はサ
ンギヤが回転不動に固定されており、トルクコンバータ
からの回転入力に対して複数の変速段を実現する自動変
速機において、トランスミッションケース側に回転不動
に固定されてトルクコンバータのステータを支持するス
テータシャフトに、上記のサンギヤが結合されているも
のとした。トルクコンバータのステータの支持とサンギ
ヤの固定を、トランスミッションケースと一体化される
1本のステータシャフトにより行うので、構成が簡単と
なる。
【0005】請求項2の発明は、とくに隔壁部と該隔壁
部から締結要素および遊星歯車機構側に延びる突出筒部
とを有してトランスミッションケースに固定される固定
支持部材を備え、突出筒部の外周には締結要素の回転ド
ラムを回転自在に支持するスリーブが固定され、スター
タシャフトは突出筒部の内周に固定されて、エンジンか
らの入力を伝達する入力軸を回転自在に支持するものと
したので、強度保持とスペースの有効活用が図れる。ま
た、固定支持部材まわりを細分化しているので、例えば
固定支持部材、スリーブあるいはスタータシャフトの材
質をそれぞれ異ならせて強度と重量のバランスのとれた
組合せとすることができる。
【0006】請求項3の発明は、ステータシャフトが突
出筒部を貫通するとともに、セレーション噛み合いによ
り当該突出筒部に固定され、ステータはインナレースを
ステータシャフトのトルクコンバータ側の一端側にスプ
ライン結合させたワンウエイクラッチを介して当該ステ
ータシャフトに支持され、サンギヤはステータシャフト
のトランスミッションケース内側の他端側にスプライン
結合されているものとした。セレーションおよびスプラ
イン結合を用いているので、軸方向の組み付けのみで簡
単に互いの固定が実現する。
【0007】請求項4の発明は、ステータシャフトが突
出筒部を貫通するとともに、当該貫通部の略半部におけ
るセレーション噛み合いと他の略半部における圧入とに
より当該突出筒部に固定され、サンギヤはステータシャ
フトのトランスミッションケース内側の端部側にスプラ
イン結合され、ステータシャフトの圧入部には隔壁部に
設けられた油路と突出筒部に設けられた油路とを結ぶ軸
方向の油溝が設けられて、突出筒部外周側への油路を形
成しスリーブを介して締結要素への油供給路が形成され
ているものとした。ステータシャフトの突出筒部圧入部
に油供給路を作り込むことができ、油路構成が簡単とな
る。また、油路の一部を形成する軸方向の油溝はステー
タシャフトの外周面を加工するだけであるから、加工も
容易である。
【0008】請求項5の発明は、入力軸を貫通させたス
テータシャフトがトランスミッションケース側に固定さ
れて、ステータシャフトのトルクコンバータ側の一端側
でステータを支持するとともに、ステータシャフトのト
ランスミッションケース内側の他端側には第1のスプラ
インが形成され、入力軸上にはステータシャフトのトラ
ンスミッションケース内側の端部に近接対向して隣接部
材のボスが配置され、サンギヤの内径部にはその端面か
らオフセットして第1のスプラインと噛み合う第2のス
プラインが形成されるとともに、端面と第2のスプライ
ンの間に当該第2のスプラインの歯底より拡大した径の
切り欠きが形成されて、当該切り欠きとボス外周の間が
ステータシャフトのトランスミッションケース内側の他
端近傍に開口した入力軸の油路からサンギヤと隣接部材
間に設けられたベアリングへの軸方向油供給通路を形成
しているものとした。サンギヤの第2のスプラインを端
面からオフセットさせた分だけ隣接部材のボスをサンギ
ヤの内径部へ進入させることができ、変速機構の軸方向
長さを短縮させることができる。この際、サンギヤの内
径部に形成した切り欠きによりボスの外側に油供給通路
が形成され、確実にベアリングを潤滑することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。まず、図1は本発明が適用される実
施例における変速機構を示すスケルトン図である。トラ
ンスミッションケースに支持された入力軸INの軸線に
そって、トルクコンバータに接続される入力側から順に
第1の遊星歯車機構G1と第2の遊星歯車機構G2が設
けられる。なお、図では各部材が軸線に関して対称に構
成されるので、軸線より下半部は図示省略してある。
【0010】第1の遊星歯車機構G1はシングルピニオ
ン型、第2の遊星歯車機構G2はラビニオ型で、いずれ
も公知の構成である。第1の遊星歯車機構G1は、第1
サンギヤS1、第1ピニオンP1、第1キャリアD1お
よび第1リングギヤR1からなり、第1キャリアD1に
より回転可能に支持された第1ピニオンP1が第1サン
ギヤS1と第1リングギヤR1の間に位置してそれぞれ
と噛み合っている。
【0011】第2の遊星歯車機構G2は、第2サンギヤ
S2と第3サンギヤS3、第2ピニオンP2と第3ピニ
オンP3、第2キャリアD2および第2リングギヤR2
からなる。第2ピニオンP2と第3ピニオンP3は第2
キャリアD2に回転可能に支持されるとともに互いに噛
み合い、第2ピニオンP2はさらに第2サンギヤS2と
第2リングギヤR2の間に位置してそれぞれと噛み合っ
ている。さらに、第3ピニオンP3は第3サンギヤS3
と噛み合っている。
【0012】入力軸INは第1回転メンバM1により第
1の遊星歯車機構G1の第1リングギヤR1と一体的に
連結され、また第2回転メンバM2により第3クラッチ
C3を介して第2の遊星歯車機構G2の第2キャリアD
2と連結可能となっている。第1の遊星歯車機構G1の
第1サンギヤS1は第4メンバM4によりトランスミッ
ションケースに固定されている。第1キャリアD1は、
第3回転メンバM3から順に、第1クラッチC1、第5
回転メンバM5を介して第2の遊星歯車機構G2の第3
サンギヤS3と連結可能となっている。
【0013】第2の遊星歯車機構G2の第2サンギヤS
2は、第6回転メンバM6により第2クラッチC2を介
して第3回転メンバM3と連結可能となっている。第6
回転メンバM6はまた、第2ブレーキB2によりトラン
スミッションケースに固定可能である。第2の遊星歯車
機構G2の第2キャリアD2には第7回転メンバM7が
一体的に接続され、第7回転メンバM7は、並列に設け
られた第1ブレーキB1とワンウエイクラッチOWCに
よりトランスミッションケースに固定可能となってい
る。
【0014】ワンウエイクラッチOWCは、入力軸IN
の回転と逆方向の回転入力に対して締結、すなわち第7
回転メンバM7を固定する。そして、第2の遊星歯車機
構G2の第2リングギヤR2に第8回転メンバM8を介
して出力ギヤOUTが一体的に連結されている。上記構
成において、締結要素としての第1〜第3クラッチC1
〜C3、第1、第2ブレーキB1、B2およびワンウエ
イクラッチOWCのうちの2個の締結により、図2のよ
うに前進6速、後進1段の変速段が得られる。図中、○
が締結される締結要素を示す。
【0015】この変速作用の概略を次に説明する。 ま
ず、前進第1速の選択にあたっては、図3の(a)に示
すように、第1クラッチC1を締結する。なお、図中作
動している遊星歯車機構、締結要素および回転メンバは
太い実線で示してある。 以降の図においても同様であ
る。第1の遊星歯車機構G1の第1リングギヤR1に第
1回転メンバM1を経て入力された入力軸INの回転
は、第1キャリアD1に減速されて出力され、その回転
が第1クラッチC1(および第3、第5回転メンバ)を
経て第2の遊星歯車機構G2の第3サンギヤS3に伝達
される。
【0016】第2の遊星歯車機構G2の第1キャリアD
1は、第7回転メンバM7を介してワンウエイクラッチ
OWCで逆方向回転を阻止されるから、第2の遊星歯車
機構G2は第2リングギヤR2を第3サンギヤS3の回
転に対して減速させる。これにより、第2リングギヤR
2と一体の出力ギヤOUTに第1速が得られる。
【0017】つぎに前進第2速の選択にあたっては、第
1速の状態から図3の(b)に示すように、さらに第2
ブレーキB2を締結する。これにより、入力軸INの回
転は同じく第2の遊星歯車機構G2の第3サンギヤS3
に伝達されるとともに、第2ブレーキB2の締結によ
り、第6回転メンバM6を介して第2サンギヤS2が固
定される。この固定された第2サンギヤS2上を第2ピ
ニオンP2が転動する結果、第2リングギヤR2と一体
の出力ギヤOUTには第1速よりも増速された第2速が
得られる。
【0018】前進第3速の選択にあたっては、第2速の
状態から第2ブレーキB2の締結を開放し、図4の
(c)に示すように、第2クラッチC2を締結する。第
5回転メンバM5と第6回転メンバM6がそれぞれ第1
クラッチC1、第2クラッチC2を介してともに第3回
転メンバM3に連結され、第2の遊星歯車機構G2にお
いて第2サンギヤS2および第3サンギヤS3が一体に
回転する。これにより、第2ピニオンP2と第3ピニオ
ンP3がロックされる結果、第2リングギヤR2と一体
の出力ギヤOUTが第1の遊星歯車機構G1の第1キャ
リアD1(第2サンギヤS2および第3サンギヤS3)
と同一速度で回転する第3速が得られる。
【0019】前進第4速のためには、上記第3速の状態
から第2クラッチC2の締結を開放するとともに、図4
の(d)に示すように、第3クラッチC3を締結する。
これにより、第1の遊星歯車機構G1を経て入力軸回転
に対して減速されている第2の遊星歯車機構G2の第3
サンギヤS3に対して、その第2キャリアD2が第2回
転メンバM2を介して入力軸INと同一回転となる。そ
のため、第2ピニオンP2の自転方向は第2リングギヤ
R2を逆方向へ付勢する方向であるが、第2リングギヤ
R2は第3サンギヤS3よりも高回転となり、出力ギヤ
OUTには第1の遊星歯車機構G1の第1キャリアD1
の回転よりは高い第4速が得られる。
【0020】前進第5速の選択にあたっては、第4速の
状態から第1クラッチC1を開放し、図5の(e)に示
すように、第2クラッチC2を締結状態とする。第1の
遊星歯車機構G1において入力軸回転が減速された第1
キャリアD1の回転が第2クラッチC2を経て第2の遊
星歯車機構G2の第2サンギヤS2に伝達されるに対し
て、その第2キャリアD2が入力軸INと同一回転とな
る。これにより、第2の遊星歯車機構G2において第2
サンギヤS2上を当該第2サンギヤS2と同方向に転動
する第2ピニオンP2が第2リングギヤR2を増速する
方向に回転し、出力ギヤOUTが第4速に比較してさら
に増速された第5速が得られる。
【0021】前進第6速の選択にあたっては、第5速の
状態から第2クラッチC2を開放し、図5の(f)に示
すように、第2ブレーキB2を締結状態とする。ここで
は、第2の遊星歯車機構G2の第2キャリアD2が入力
軸INと同一回転する一方、第2ブレーキB2により第
2サンギヤS2が固定されるので、第2キャリアD2上
の第2ピニオンP2の回転が第5速よりさらに高くな
る。これにより、第2リングギヤR2と一体の出力ギヤ
OUTには第5速よりも増速された第6速が得られる。
【0022】後進段の選択にあたっては、図6に示すよ
うに、第2クラッチC2と第1ブレーキB1を締結す
る。第1の遊星歯車機構G1において入力軸回転が減速
された第1キャリアD1の回転が、第2クラッチC2を
経て第2の遊星歯車機構G2の第2サンギヤS2に伝達
される。一方、第2ピニオンP2を支持する第2キャリ
アD2は第7回転メンバM7を介して第1ブレーキB1
により固定される。これにより、第2の遊星歯車機構G
2のリングギヤは第2サンギヤS2に対して逆転し、出
力ギヤOUTに後進段が得られる。なお、各遊星歯車機
構におけるサンギヤ、リングギヤ等の歯数比は、搭載す
る車両等の特性に応じて各変速段の変速比配分が最適と
なるよう設定される。
【0023】図7はトルクコンバータから第1の遊星歯
車機構G1まわりの具体的構造を示す断面図、図8はと
くに第1の遊星歯車機構G1まわりの詳細を示す拡大図
である。トルクコンバータTを収容するコンバータハウ
ジング1にトランスミッションケース2が結合されてい
る。トランスミッションケース2のトルクコンバータ側
には、オイルポンプケース3とポンプカバー4が取り付
けられて、このポンプカバー4の隔壁部4’から所定の
間隔をおいてトランスミッションケース2と一体の中間
隔壁20が設けられている。ポンプカバー4はその隔壁
部4’からトランスミッションケース2内方へ突出筒部
6が延びており、この突出筒部6を貫通して、入力軸I
Nを支持するステータシャフト7が固定され、両方向へ
延びている。ポンプカバー4は発明における固定支持部
材を構成している。
【0024】トルクコンバータTのインペラ111を備
えるコンバータシェル110はステータシャフト7上を
オイルポンプケース3方向へ延びる筒部112を有し、
筒部先端がオイルポンプ5のインナロータ113に係合
している。タービン114はステータシャフト7から突
出した入力軸INの先端にスプライン結合している。そ
して、ステータ115を支持するステータワンウエイク
ラッチ116のインナレース117がステータシャフト
7のコンバータハウジング1側の端部とスプライン結合
している。
【0025】とくに図8に示すように、ポンプカバー4
と中間隔壁20とで画成される空間には、ステータシャ
フト7のトランスミッションケース2内側の端部に対応
する位置に第1の遊星歯車機構G1が配置され、その第
1サンギヤS1がステータシャフト7の先端部とスプラ
イン結合している。第1の遊星歯車機構G1とポンプカ
バー4の間に第1クラッチC1が配置されるとともに、
第1の遊星歯車機構G1を挟んで第1クラッチC1と反
対側には第2クラッチC2が配置されている。
【0026】第1の遊星歯車機構G1の第1リングギヤ
R1は、中央にボス31を備える円盤部材30の外周縁
に溶接結合され、ボス31が入力軸INとスプライン結
合している。ボス31の先端はステータシャフト7の端
部と対向している。また、第1ピニオンP1は第1キャ
リアD1を構成するキャリアA41およびキャリアB4
2に支持されている。円盤部材30は第1回転メンバM
1に該当し、ステータシャフト7は第4メンバM4に該
当している。
【0027】第1クラッチC1のクラッチドラム50
は、内筒のハブ部52とハブ部から外方へ延びる円盤部
53と円盤部に連なる外筒54からなるインナ部材51
と、インナ部材51の円盤部53に接合してさらに外方
へ延びる縦壁56と縦壁に連なるドラム部57からなる
アウタ部材55で構成され、ハブ部52がスリーブ58
を介してポンプカバー4の突出筒部6に支持されてい
る。また、円盤部53とポンプカバー4の間にはスラス
トベアリング15が設けられている。
【0028】クラッチドラム50のハブ部52はその先
端部で第1の遊星歯車機構G1のキャリアB42とスプ
ライン結合によって連結されている。ドラム部57は第
1の遊星歯車機構G1側へ延びている。ドラム部57の
内側には対向してハブ60が設けられ、ドラム部57内
周とハブ60外周に形成されたスプライン61、62に
複数の摩擦板63が交互に噛み合っている。
【0029】クラッチドラム50のインナ部材51に
は、ハブ部52外周面と外筒54内周面の間にリング状
シリンダ64が形成され、ピストン65が軸方向にスト
ロークして摩擦板63を押圧可能となっている。また、
ハブ部52外周にはスプリング受け67がスナップリン
グ68で取り付けられ、ピストン65とスプリング受け
67の間にリターンスプリング66が設けられている。
第1クラッチC1のハブ60は第1の遊星歯車機構G1
の外側を延びて、回転部材70の円盤部71に連なって
いる。回転部材70は、入力軸IN上に支持され軸方向
に延びて、図示しない第2の遊星歯車機構G2の第3サ
ンギヤS3と連結する。この回転部材70は第5回転メ
ンバに該当する。
【0030】図7に戻り、中間隔壁20は軸方向両側へ
延びる突出部21、22を備え、入力軸INが貫通して
いる。クラッチドラム80はスリーブ88を介して突出
部22に支持されている。クラッチドラム80の内側に
は対向してハブ90が設けられ、クラッチドラム80の
ドラム部内周とハブ90外周に形成されたスプラインに
複数の摩擦板93が交互に噛み合っている。ハブ90は
第1クラッチC1のハブ60の外側を延びて、第1クラ
ッチのクラッチドラム50のドラム部57の端部に係合
し、これにより第2クラッチC2のハブ90は第1クラ
ッチのクラッチドラム50と一体に回転する。
【0031】クラッチドラム80には、リング状シリン
ダが形成され、ピストン96が軸方向にストロークして
摩擦板93を押圧可能となっている。また、クラッチド
ラム80は回転部材100に連なっている。回転部材1
00は、中間隔壁20の突出部22に圧入されているブ
ッシュ89に支持され、軸方向に延びて図示しない第2
の遊星歯車機構G2の第2サンギヤS2と連結する。回
転部材100は第6回転メンバに該当する。なお、クラ
ッチドラム80のドラム部の外周面には、第2ブレーキ
B2を構成するブレーキバンド104が係合可能に配置
されている。
【0032】中間隔壁20の突出部22の端面と回転部
材100の間にはスラストベアリング16が設けられ、
また、回転部材100と回転部材70の円盤部71の
間、および円盤部71と円盤部材30の間にもそれぞれ
スラストベアリング17、18が設けられている。
【0033】とくに図8を参照して、ステータシャフト
7は、突出筒部6のポンプカバー4の根元側半部におけ
る圧入と、先端側半部におけるセレーション8の噛み合
いによって、突出筒部6に固定されている。図中、Wは
圧入部(の範囲)を示している。キャリアB42の内径
部はピニオンシャフト10を支持するシャフト支持部分
の厚さよりも軸方向に長寸に形成され、内周面にスプラ
イン45が形成されている。一方、クラッチドラム50
のハブ部52の先端部外周面にはスプライン45と噛み
合うスプライン75が形成されている。
【0034】ハブ部52のスプライン75はスプリング
受け67を規制するスナップリング68の取付部を略そ
のまま延長したハブ部先端部にプレス形成したもので、
スプライン終端には切り上がり部77を有している。そ
して、クラッチドラム50はその設定位置から所定量中
間隔壁20側へ変位したとき、そのハブ部52のスプラ
インの切り上がり部77がキャリアBの内径部の角部に
当接するようになっている。
【0035】キャリアB42は、ピニオンシャフト1
0、キャリアA41を経て、スラストベアリング13、
18、17、16により中間隔壁20方向への変位が規
制されているから、これにより、クラッチドラム50は
中間隔壁20方向への変位が適正に規制される。なお、
クラッチドラム50のポンプカバー4側への変位はスラ
ストベアリング15によって規制される。なお、キャリ
アB42の内径部44とハブ部52のスプライン結合部
は第3回転メンバに該当している。
【0036】クラッチドラム50のハブ部52には、シ
リンダ64とピストン65間の圧力室120に開口する
油孔122と、ピストン65とスプリング受け67間の
戻し圧室121に開口する油孔123とが設けられてい
る。ハブ部52を支持するスリーブ58には、油孔12
2に整合させてリング溝124が形成され、その軸方向
両側にはシールリング125が配置されている。また、
ハブ部52の先端部とスリーブ58の間にはブッシュ1
26が設けられ、油孔123はブッシュ126のシール
リング125寄りの空間127と戻し圧室121とを連
通している。
【0037】リング溝124に開口する油路128がス
リーブ58および突出筒部6を軸直角方向に貫通して設
けられるとともに、ポンプカバー4の隔壁部4’に形成
された油路130と上記油路128とをステータシャフ
ト7の圧入部Wの周面に軸方向に形成された油溝129
が接続している。これにより、ポンプカバー4の油路1
30からステータシャフト7の油溝129、そして油路
128および油孔122を経て、圧力室120にオイル
を供給可能となっている。
【0038】図9に示すように、突出筒部6には圧入部
Wにおいてさらに貫通油路134が設けられ、ステータ
シャフト7には油溝129と同様に軸方向の油溝135
が形成されて、ポンプカバー4に形成された油路136
と上記油路134とを接続している。一方、スリーブ5
8には空間127に開口する軸直角方向の貫通孔132
が設けられ、突出筒部6外周面に軸方向に形成された油
溝133が貫通油路134と貫通孔132を接続してい
る。これにより、ポンプカバー4の油路136からステ
ータシャフト7の油溝135、突出筒部6の貫通油路1
34および油溝133、スリーブ58の貫通孔132お
よび空間127、そして油孔123を経て、戻し圧室1
21にオイルを供給可能となっている。
【0039】図7、図8に戻って、円盤部材30とキャ
リアA41の間、およびキャリアA41と第1サンギヤ
S1の間にはそれぞれスラストベアリング13、14が
設けられている。これにより、第1サンギヤS1は、ス
ラストベアリング14、13、18、17、16により
中間隔壁20方向への変位が規制される。第1サンギヤ
S1とポンプカバー4の突出筒部6の端面の間にはスラ
ストワッシャ33が設けられている。スラストワッシャ
33の厚さを選択することにより、第1サンギヤS1の
軸方向の遊び代が所定量に設定される。
【0040】第1サンギヤS1の内径部には両端面から
オフセットした軸方向中央部にスプライン140が形成
され、このスプライン140の両側は当該スプラインの
歯底より拡大した径の切り欠き141、142となって
いる。ステータシャフト7には第1サンギヤS1と噛み
合うスプライン144よりスラストワッシャ33側に軸
直角方向の油孔146が設けられ、入力軸INの油路1
47からオイルが供給されるようになっている。油孔1
46からのオイルは第1サンギヤS1の切り欠き142
で拡大された通路を通ってスラストワッシャ33を抜
け、第1ピニオンP1の回転面やブッシュ126等に導
かれる。
【0041】入力軸INにはさらにステータシャフト7
の先端近傍に開口する油路148が設けられ、ここから
は互いに対向するステータシャフト7端部と円盤部材3
0のボス31端部の間を通り、第1サンギヤS1の切り
欠き141で拡大された通路を経て、スラストベアリン
グ13、14へオイルが導かれる。
【0042】本実施例は以上のように構成され、ポンプ
カバー4から延びる突出筒部6にステータシャフト7を
貫通させて固定し、ステータシャフトの一端ではトルク
コンバータのステータワンウエイクラッチ116のイン
ナレース117を支持するとともに、他端において第1
の遊星歯車機構G1の第1サンギヤS1とスプライン結
合して当該サンギヤS1を固定するようにしたので、イ
ンナレース117の固定とサンギヤS1の固定を別々に
行うものに比較して構成が簡単で部品点数も低減する。
【0043】また、ステータシャフト7の突出筒部6へ
の固定をセレーション噛み合いと圧入とにより行ってい
るので、その結合が確実であるとともに、圧入部Wにお
いて、ステータシャフト7外周面に軸方向の油溝129
や135を形成することにより、ポンプカバー4に設け
られた油路130、136から突出筒部6外周側の圧力
室120や戻し圧室121への油供給路を形成すること
ができる。軸方向の油溝129、135はステータシャ
フト7の外周面を加工するだけであるから、加工が容易
であるにもかかわらず、圧入部であることから油漏れの
ない油供給路を作り込むことができ、油路構成が簡単と
なる。
【0044】さらに、サンギヤS1のステータシャフト
7のスプライン144と噛み合うスプライン140は両
端面からオフセットした軸方向中央部に形成され、この
スプライン140から一方の端面側が切り欠き141と
なっているので、隣接する円盤部材30のボス31をサ
ンギヤS1の内径部内に延ばすことにより全体の軸方向
長さを短縮することができる。しかも、入力軸INの油
路148からのオイルは第1サンギヤS1の切り欠き1
41で拡大された通路を経て、スラストベアリング等1
3、14へ障害なく導かれて、確実に潤滑することがで
きる。同様に、スプライン140から他方の端面側も切
り欠き142となっているので、入力軸INの油路14
7からステータシャフト7の油孔146を通過したオイ
ルは、切り欠き142で拡大された通路を通って、第1
ピニオンP1の回転面やブッシュ126等に導かれる。
【0045】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、サンギヤが回
転不動に固定された遊星歯車機構を備える自動変速機に
おいて、トランスミッションケース側に固定されてトル
クコンバータのステータを支持するステータシャフト
に、上記遊星歯車機構のサンギヤが結合されているもの
としたので、ステータの支持とサンギヤの固定がトラン
スミッションケースと一体化される1本のステータシャ
フトにより行なわれ、構成が簡単化されるという効果を
有している。
【0046】とくにトランスミッションケースに固定さ
れる固定支持部材の突出筒部の外周に締結要素の回転ド
ラムを回転自在に支持するスリーブを固定し、スタータ
シャフトは突出筒部の内周に固定して入力軸を回転自在
に支持することにより、強度保持とスペースの有効活用
が図れるとともに、固定支持部材、スリーブあるいはス
タータシャフトの材質をそれぞれ異ならせて強度と重量
のバランスのとれた組合せとすることができる。
【0047】また、ステータシャフトは突出筒部を貫通
してセレーション噛み合いと圧入とにより固定し、ステ
ータシャフトの圧入部には固定支持部材の隔壁部に設け
られた油路と突出筒部に設けられた油路とを結ぶ軸方向
の油溝を形成することにより、簡単な加工で油漏れのな
い突出筒部外周側への油供給路をコンパクトに作り込む
ことができる。
【0048】また、ステータシャフト端部の第2のスプ
ラインと噛み合うサンギヤの第2のスプラインを端面か
らオフセットして形成し、この第2のスプラインと端面
の間に当該スプラインの歯底より拡大した径の切り欠き
を形成することにより、隣接部材のボスをサンギヤの内
径部内に延ばして全体の軸方向長さを短縮することがで
き、しかも、切り欠きとボス外周の間が軸方向油供給通
路となってサンギヤと隣接部材間に設けられたベアリン
グへ十分なオイルを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における自動変速機の動力伝達
機構を示すスケルトン図である。
【図2】変速のための締結要素の作動組み合わせを示す
図である。
【図3】動力伝達機構の伝達状態を示す図である。
【図4】動力伝達機構の伝達状態を示す図である。
【図5】動力伝達機構の伝達状態を示す図である。
【図6】動力伝達機構の伝達状態を示す図である。
【図7】トルクコンバータから第1の遊星歯車機構まわ
りの具体的構造を示す断面図である。
【図8】ステータシャフトを支持する突出筒部の油供給
路を含む第1の遊星歯車機構まわりの詳細を示す拡大図
である。
【図9】他の油供給路の配置の詳細を示す拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 コンバータハウジング 2 トランスミッションケース 3 オイルポンプケース 4 ポンプカバー(固定支持部材) 4’ 隔壁部 5 オイルポンプ 6 突出筒部 7 ステータシャフト 8 セレーション 10 ピニオンシャフト 13、14、15、16、17、18 スラストベア
リング 20 中間隔壁 21、22 突出部 30 円盤部材 31 ボス 33 スラストワッシャ 41 キャリアA 42 キャリアB 45、61、62、75、140、144 スプライ
ン 50 クラッチドラム(回転ドラム) 80 クラッチドラム 51 インナ部材 52 ハブ部 53 円盤部 54 外筒 55 アウタ部材 56 縦壁 57 ドラム部 58 スリーブ 60、90 ハブ 63、93 摩擦板 64 シリンダ 65、96 ピストン 66 リターンスプリング 67 スプリング受け 68 スナップリング 70 回転部材 71 円盤部 77 切り上がり部 88 スリーブ 89 ブッシュ 100 回転部材 104 ブレーキバンド 114 タービン 115 ステータ 116 ステータワンウエイクラッチ 117 インナレース 120 圧力室 121 戻し圧室 122、123、146 油孔 124 リング溝 125 シールリング 126 ブッシュ 127 空間 128、130、136、147、148 油路 129、133、135 油溝 132 貫通孔 134 貫通油路 141、142 切り欠き IN 入力軸 OUT 出力ギヤ B1 第1ブレーキ B2 第2ブレーキ C1 第1クラッチ C2 第2クラッチ C3 第3クラッチ OWC ワンウエイクラッチ G1 第1の遊星歯車機構(遊星歯車機構) G2 第2の遊星歯車機構 D1 第1キャリア D2 第2キャリア P1 第1ピニオン P2 第2ピニオン P3 第3ピニオン S1 第1サンギヤ S2 第2サンギヤ S3 第3サンギヤ R1 第1リングギヤ R2 第2リングギヤ M1 第1回転メンバ M2 第2回転メンバ M3 第3回転メンバ M4 第4メンバ M5 第5回転メンバ M6 第6回転メンバ M7 第7回転メンバ M8 第8回転メンバ T トルクコンバータ W 圧入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J028 EA07 EA25 EB08 EB13 EB31 EB37 EB54 EB62 EB66 FA11 FA31 FA56 FB03 FC13 FC17 FC20 FC24 FD22 3J063 AA01 AB12 BB41 CA01 CB02 CB41 XA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションケース内に回転ドラ
    ムを含む締結要素と遊星歯車機構とを備え、前記遊星歯
    車機構はサンギヤが回転不動に固定されており、トルク
    コンバータからの回転入力に対して複数の変速段を実現
    する自動変速機において、トランスミッションケース側
    に回転不動に固定されてトルクコンバータのステータを
    支持するステータシャフトに、前記サンギヤが結合され
    ていることを特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 隔壁部と該隔壁部から前記締結要素およ
    び遊星歯車機構側に延びる突出筒部とを有してトランス
    ミッションケースに固定される固定支持部材を備え、前
    記突出筒部の外周には締結要素の前記回転ドラムを回転
    自在に支持するスリーブが固定され、前記スタータシャ
    フトは突出筒部の内周に固定されて、エンジンからの入
    力を伝達する入力軸を回転自在に支持していることを特
    徴とする請求項1記載の自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記ステータシャフトは前記突出筒部を
    貫通するとともに、セレーション噛み合いにより当該突
    出筒部に固定され、前記ステータが、インナレースをス
    テータシャフトのトルクコンバータ側の一端側にスプラ
    イン結合させたワンウエイクラッチを介して当該ステー
    タシャフトに支持され、前記サンギヤはステータシャフ
    トのトランスミッションケース内側の他端側にスプライ
    ン結合されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の自動変速機。
  4. 【請求項4】 前記ステータシャフトは前記突出筒部を
    貫通するとともに、当該貫通部の略半部におけるセレー
    ション噛み合いと他の略半部における圧入とにより当該
    突出筒部に固定され、前記サンギヤはステータシャフト
    のトランスミッションケース内側の端部側にスプライン
    結合され、前記ステータシャフトの圧入部には、前記隔
    壁部に設けられた油路と突出筒部に設けられた油路とを
    結ぶ軸方向の油溝が設けられて、突出筒部外周側への油
    路を形成し前記スリーブを介して締結要素への油供給路
    が形成されていることを特徴とする請求項2記載の自動
    変速機。
  5. 【請求項5】 トランスミッションケース内に締結要素
    と遊星歯車機構とを備え、前記遊星歯車機構はサンギヤ
    が回転不動に固定されており、トルクコンバータからの
    回転入力に対して複数の変速段を実現する自動変速機に
    おいて、入力軸を貫通させたステータシャフトがトラン
    スミッションケース側に固定されて、前記ステータシャ
    フトのトルクコンバータ側の一端側でステータを支持す
    るとともに、前記ステータシャフトのトランスミッショ
    ンケース内側の他端側には第1のスプラインが形成さ
    れ、入力軸上にはステータシャフトのトランスミッショ
    ンケース内側の端部に近接対向して隣接部材のボスが配
    置され、前記サンギヤの内径部にはその端面からオフセ
    ットして前記第1のスプラインと噛み合う第2のスプラ
    インが形成されるとともに、端面と前記第2のスプライ
    ンの間に当該第2のスプラインの歯底より拡大した径の
    切り欠きが形成されて、当該切り欠きとボス外周の間が
    前記ステータシャフトのトランスミッションケース内側
    の他端近傍に開口した入力軸の油路から前記サンギヤと
    隣接部材間に設けられたベアリングへの軸方向油供給通
    路を形成していることを特徴とする自動変速機。
  6. 【請求項6】 前記固定支持部材がアルミニウム材で、
    前記スリーブが鋳鉄材で、前記ステータシャフトが構造
    用炭素鋼材で形成されていることを特徴とする請求項
    2、3または4記載の自動変速機。
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