JP2001217254A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001217254A
JP2001217254A JP2000026030A JP2000026030A JP2001217254A JP 2001217254 A JP2001217254 A JP 2001217254A JP 2000026030 A JP2000026030 A JP 2000026030A JP 2000026030 A JP2000026030 A JP 2000026030A JP 2001217254 A JP2001217254 A JP 2001217254A
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JP
Japan
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emitter
region
electrode
base
insulating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000026030A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Tojo
潤一郎 東條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平坦な上面の層間絶縁膜を有する多層電極の半
導体装置を実現するものである。 【解決手段】第1のベース電極およびエミッタ電極2
5、26の間隔を層間絶縁膜27の厚みの2倍以下に設
定することにより、層間絶縁膜27の上面を平坦化して
その上面に第2のベースおよびエミッタ電極28、29
を設けることにより層間絶縁膜27の耐クラック性を向
上させた半導体装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、特に高
い電流増幅率βを有する多層電極構造のトランジスタに
関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタ等の小型チップ部品は携帯
端末の普及に伴い、出きる限り小さい形状が要望され、
チップ抵抗器やチップコンデンサ並の大きさが要求され
ている。しかし特性的には小さいチップサイズにもかか
わらず、従来以上の特性を実現しなくてはならないので
ある。特に、高い電流増幅率βはより少ないベース電流
で効率的にトランジスタを駆動できるので、ユーザーか
ら強く改善を望まれる特性の1つである。
【0003】従来では、この高い電流増幅率βを実現す
る手段としてベース領域の不純物濃度を下げる方法を用
いていた。すなわち、β≒1/(1+αNB) NB:ベ
ース濃度 α:比例定数 で電流増幅率は表示できから
である。
【0004】図4はメッシュエミッタ構造のトランジス
タの平面図を示しており、図5はそのY−Y線断面図を
示しており、図6は図5の一部を拡大した断面図を示し
ている。
【0005】かかるトランジスタはシリコン半導体基板
よりなるコレクタ領域1と、ベース領域2と、メッシュ
状のエミッタ領域3とを有し、エミッタ領域3はベース
領域2全面に配置され、ベース領域2のコンタクト領域
4は多数の島状にエミッタ領域3に完全に囲まれて配置
されている。ベース領域2のコンタクト領域4には第1
のベース電極5がそれぞれにコンタクトされ、エミッタ
領域3には第1のエミッタ電極6が設けられ、さらにそ
の表面を被覆する層間絶縁膜7上に第1のベース電極5
とコンタクトした第2のベース電極8と第1のエミッタ
電極6にコンタクトする第2のエミッタ電極9が設けら
れている。従って、ベース領域2のコンタクト領域4の
面積を減らし、エミッタ領域3をメッシュ状にしてエミ
ッタ領域3の面積を増加できる。またメッシュ状のエミ
ッタ領域3には第1のエミッタ電極6がコンタクトされ
るので、最小のチップサイズでも効率よく電流容量を増
大できるメリットがあり、ベース領域2の不純物濃度を
引き下げるとさらに高い電流増幅率βの実現に適してい
ると思われる。
【0006】かかるトランジスタでは図6に示すよう
に、第1のベース電極5と隣接する第1のエミッタ電極
6との間隔LPは10μmに形成され、層間絶縁膜7と
してシリコン窒化膜を厚み(t)約2μmにCVD法で
付着されると、第1層目の電極である第1のベース電極
5と第1のエミッタ電極6の段差がそのまま層間絶縁膜
7の表面にも形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかるトランジスタで
は層間絶縁膜7の表面が平坦化されないので、さらに平
坦化の目的で別の層間絶縁膜を積み重ねて平坦化をする
か、そのまま第2のベース電極8および第2のエミッタ
電極9を形成するしか方法が無かった。前者の場合はさ
らに平坦化のための層間絶縁膜が必要となる問題点が発
生した。また後者の場合は、第1層の電極である第1の
ベース電極5と第1のエミッタ電極6の段差部10に第
2層の電極である第2のベース電極8および第2のエミ
ッタ電極9が流入されるため、第2のベース電極8およ
び第2のエミッタ電極9にワイヤー11をワイヤボンデ
ィングする際の圧力が矢印に示すように強く掛かり、こ
の段差部10で層間絶縁膜7にクラックが発生し易い問
題点が発生した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題に鑑
みてなされ、第1のベース電極と第1のエミッタ電極の
間隔を層間絶縁膜の厚みの2倍以下に設定することで層
間絶縁膜の表面の平坦化を実現するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に依る半導体装置を図1か
ら図3を参照して説明する。
【0010】図1はメッシュエミッタ構造のトランジス
タの断面図を示している。
【0011】かかるトランジスタはシリコン半導体基板
よりなるコレクタ領域21と、ベース領域22と、メッ
シュ状のエミッタ領域23とを有し、エミッタ領域23
はベース領域22全面に配置され、ベース領域22のコ
ンタクト領域24は多数の島状にエミッタ領域23に完
全に囲まれて配置されている。ベース領域のコンタクト
領域24には第1のベース電極25がそれぞれにコンタ
クトされ、エミッタ領域23には一部メッシュ状の第1
のエミッタ電極26が設けられ、さらにその表面を被覆
する層間絶縁膜27上に第1のベース電極25とコンタ
クトした第2のベース電極28と第1のエミッタ電極2
6にコンタクトする第2のエミッタ電極29が設けられ
ている。第2のベース電極28と第2のエミッタ電極2
9は図2に示すように、層間絶縁膜27上に全面を2分
するような長方形状に形成され、その下に第1のベース
電極25および第1のエミッタ電極26が形成されてい
る。この第2のベース電極28および第2のエミッタ電
極29のほぼ中央には点線の丸印で示すようにワイヤー
30がボンディングされている。
【0012】本発明の特徴は図3に示すように、第1の
ベース電極25と隣接する第1のエミッタ電極26との
間隔LIを層間絶縁膜27の厚み(t)の2倍以下にす
ることにある。すなわち LI ≧ 2t なる関係を
成立させている。
【0013】具体的には、第1のベース電極25および
第1のエミッタ電極26を張り出させて、隣接する電極
同士の間隔LIを層間絶縁膜27の厚みtの2倍以下に
する。層間絶縁膜27の厚みtが2μmであれば、この
間隔LIを4μm以下にする。 すなわち第1のベース電
極25およびエミッタ電極26を片側に約3μmほど張
り出させて幅を拡張する。これにより両電極25、26
間の間隔LIは従来の10μmから4μmまで減少す
る。この上にシリコン窒化膜からなる層間絶縁膜27を
約2μmの厚みにCVD法により付着すると、第1のベ
ース電極およびエミッタ電極25、26の側面にも約2
μmのサイドウォールが形成され、隣接する第1のベー
ス電極およびエミッタ電極25、26間の段差を埋める
ことになる。従ってこの段差が4μm以下に設定されて
いるので、このサイドウォールで層間絶縁膜27は平坦
な上面を有することになる。
【0014】従って、層間絶縁膜27の表面に形成され
る第2のベース電極およびエミッタ電極28、29は平
坦に形成され、ワイヤーボンディング時に加わる圧力も
面内に均一に分散されて、層間絶縁膜27にクラックが
発生することも無くなる。
【0015】更に層間絶縁膜27に形成するスルーホー
ルは第1のベース電極およびエミッタ電極25、26が
幅広に形成されるので、大きく形成しても良く等方性エ
ッチングで側面にテーパーを形成することができる。こ
の結果、第2のベース電極およびエミッタ電極28、2
9は十分なステップカバレッジも得られ、スルーホール
での断線もなくなる。
【0016】
【発明の効果】本発明に依れば、層間絶縁膜27をその
膜厚tを LI ≧ 2t になるように設定すれば、
一度の層間絶縁膜27の付着でその表面の平坦化が実現
できる利点を有する。
【0017】この結果、層間絶縁膜27の表面の凹凸が
ほとんどなくなるために第2のベース電極およびエミッ
タ電極25、26にワイヤーボンディングするときに加
わる圧力も面内に均一化し、固い層間絶縁膜27にクラ
ックが発生することが無くなる。
【0018】さらに第1のベース電極およびエミッタ電
極25、26の幅も大きく取れ、スルーホールを層間絶
縁膜27に形成する際も等方性エッチングによりスルー
ホールの側面のテーパー化が行え、第2のベースおよび
エミッタ電極25、26の十分なステップカバレッジも
得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置を説明する断面図であり、
図2のX−X線断面図である。
【図2】本発明の半導体装置を説明する平面図である。
【図3】本発明の半導体装置を説明する部分拡大断面図
である。
【図4】従来のメッシュ状エミッタ構造を有する半導体
装置を説明する上面図である。
【図5】図4のY−Y線断面図である。
【図6】図5の部分拡大断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コレクタ領域、ベース領域およびエミッタ
    領域を備え、前記エミッタ領域をメッシュ状に形成し、
    前記ベース領域のコンタクト領域を前記エミッタ領域に
    囲まれるように島状に設けた半導体装置において、前記
    ベース領域のコンタクト領域にコンタクトする第1のベ
    ース電極と前記エミッタ領域にコンタクトする第1のエ
    ミッタ電極と両電極を被覆する絶縁膜上に前記第1のベ
    ース電極及び第1のエミッタ電極にそれぞれコンタクト
    する櫛歯状の第2のベース電極と第2のエミッタ電極と
    を備え、隣接する前記第1のベース電極と前記第1のエ
    ミッタ電極の離間距離を前記絶縁膜の厚みの2倍以下に
    設定することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁膜上面をほぼ平坦にすることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記絶縁膜をシリコン窒化膜で形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
JP2000026030A 2000-02-03 2000-02-03 半導体装置 Pending JP2001217254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8809695B2 (en) 2007-11-27 2014-08-19 Nxp B.V. Contact structure for an electronic circuit substrate and electronic circuit comprising said contact structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8809695B2 (en) 2007-11-27 2014-08-19 Nxp B.V. Contact structure for an electronic circuit substrate and electronic circuit comprising said contact structure

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Effective date: 20051226