JP2001216861A - キースイッチ装置及びキースイッチ装置を備えた電子機器 - Google Patents

キースイッチ装置及びキースイッチ装置を備えた電子機器

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JP2001216861A
JP2001216861A JP2000028581A JP2000028581A JP2001216861A JP 2001216861 A JP2001216861 A JP 2001216861A JP 2000028581 A JP2000028581 A JP 2000028581A JP 2000028581 A JP2000028581 A JP 2000028581A JP 2001216861 A JP2001216861 A JP 2001216861A
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JP2000028581A
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Isao Mochizuki
勲 望月
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キートップを引き抜いても簡単にはめ直すこと
が可能であり、組立の容易なキースイッチ装置及び電子
機器を提供する。 【解決手段】キートップ11と、キートップ11の上下
動を案内する一対のリンク部材12、13と、リンク部
材12、13の下方に配置され、可動スイッチ電極35
及び固定スイッチ電極37を有するメンブレンスイッチ
シート16と、キートップ11とリンク部材12、13
とを係止するキートップ側係止部と、リンク部材12、
13とメンブレンスイッチシート16側とを係止する回
路基板側係止部と、を備えたキースイッチ装置10にお
いて、回路基板側係止部は、キートップ側係止部による
キートップ11とリンク部材12、13との係止状態よ
りも解除され易い状態で、リンク部材12、13とメン
ブレンスイッチシート16側とを係止していることによ
り、キートップ11を簡単にはめ直すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の案内部材を
介してキートップの上下動を案内しつつスイッチング動
作を行うキースイッチ装置、及びかかるキースイッチ装
置を備えた電子機器に関し、特に、キートップを含む案
内部材が回路基板側に対して着脱可能に取り付けられて
いるキースイッチ装置、及びかかるキースイッチ装置を
備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一対のリンク部材からなる案
内部材を介してキートップの上下動を案内し、キートッ
プの押下に基づいて、ベースプレートの上面に配置され
た回路基板のスイッチ部を作動させるように構成したキ
ースイッチ装置が提案されている。この回路基板には、
常には離間状態にある可動スイッチ電極及び固定スイッ
チ電極が設けられており、キートップが押下された際
に、リンク部材に形成されたスイッチ押圧部を作動させ
ることにより、対向する可動スイッチ電極と固定スイッ
チ電極との間でスイッチング動作を行わせるものであ
る。
【0003】ここに、回路基板の上面には、それぞれの
キートップに対応して、一対のリンク部材を係止するた
めの係止部材が形成されている。この係止部材は、一般
に、回路基板を構成するアルミ板の所定部分を、プレス
機等で長溝状に打ち抜き加工することにより、回路基板
と一体的に形成される。係止部材が長溝状に形成される
のは、リンク部材は、常にはスプリング等によりキート
ップを上向きに付勢しているため閉脚状となっている
が、キートップが押下されると、上下方向に圧縮される
と共にその下端が開脚状となって下端に形成された係止
突起が外側へ摺動するため、これを許容する幅が必要に
なるからである。
【0004】また、近年、回路基板として、3層シート
構造を有するメンブレンスイッチシートを用いたものも
提案されている。これは、可動スイッチ電極を含む所定
回路パターンが下面に形成された上側シート、可動スイ
ッチ電極に対向する固定スイッチ電極を含む所定回路パ
ターンが上面に形成された下側シート、及び上側シート
と下側シートとの間に介在されると共に、上側シートの
可動スイッチ電極と下側シートの固定スイッチ電極とが
対向する部分でスイッチング孔が形成され、可動スイッ
チ電極と固定スイッチ電極とを離間させるスペーサシー
トから構成される。このメンブレンスイッチシートを用
いた場合には、アルミニウム、鉄等の金属から成型加工
された平板状の係止部材を、接着剤等を介してシート上
に接着固定するようにしている。この場合、特開平9−
190735号公報や特開平10−172380号公報
に示されるように、リンク部材の上端をキートップの下
部に形成された係止部に係止することにより、1組のリ
ンク部材を結合させるようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなキースイ
ッチ装置を複数備えたキーボードの製造過程において、
また、かかるキースイッチ装置を備えたパーソナルコン
ピュータ等の電子機器をユーザが実際に使用している場
合において、異物の混入や故障等によりキースイッチ装
置に不具合が生じた場合には、そのキートップを引き抜
いて、内部の状態を確認した上で修理や交換等の処置を
行い、その後再びキートップをはめ直す作業が必要とな
る。このような場合、上記のように、係止部材が回路基
板のプレス加工により形成されていると、打ち抜き加工
された部分の断面の隅角部はほぼ90゜のエッジ状とな
っているので、その部分にリンク部材の下端に形成され
た係止突起が引っかかってリンク部材が抜けず、キート
ップだけが抜けることになる。すると、リンク部材の上
端をキートップ下部の係止部に係止して結合されている
1組のリンク部材は、キートップとの係止状態から開放
され、下端だけが係止部材に係止された状態となるの
で、それぞれのリンク部材がバラバラの方向を向いてし
まい、その後再びキートップをはめ直すときに、リンク
部材とキートップとを適切に位置合わせして係止するこ
とが極めて困難になってしまうという問題があった。
【0006】また、このような問題は、上記のように係
止部材を回路基板のプレス加工により一体的に形成した
場合のみならず、メンブレンスイッチシート上に平板状
の係止部材を接着固定するようにした場合であっても、
その係止部材の隅角部の形状がリンク部材の係止突起を
係止すべくエッジ状となっている限り生じるものであ
る。
【0007】本発明は、上記のような問題を解消するた
めになされたものであり、その目的とするところは、キ
ートップを引き抜いても簡単にはめ直すことが可能であ
り、もって組立の容易なキースイッチ装置及びかかるキ
ースイッチ装置を備えた電子機器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に係るキースイッチ装置は、キートップ
と、前記キートップの上下動を案内する一対の案内部材
と、前記案内部材の下方に配置され、可動スイッチ電極
及び固定スイッチ電極を有する回路基板と、前記キート
ップと前記案内部材とを係止するキートップ側係止部
と、前記案内部材と前記回路基板側とを係止する回路基
板側係止部と、を備えたキースイッチ装置において、前
記回路基板側係止部は、前記キートップ側係止部による
前記キートップと前記案内部材との係止状態よりも解除
され易い状態で、前記案内部材と前記回路基板側とを係
止していることを特徴とするものである。
【0009】このキースイッチ装置では、回路基板側係
止部による案内部材と回路基板側との係止状態は、キー
トップ側係止部によるキートップと案内部材との係止状
態よりも解除され易いものであるので、キートップを引
き抜くと、案内部材と回路基板側との係止状態が解除さ
れ、キートップと案内部材とが一体的に抜けることにな
る。この状態では、案内部材の上端はキートップに係止
されているので、リンク状態が保持されている。その
後、キートップをはめ直す時には、リンク状態にある案
内部材の下端を視認しながら、回路基板側の係止部材に
位置合わせして係止することができる。従って、案内部
材を含むキートップを簡単にはめ直すことが可能であ
り、組立が容易となる。
【0010】また、請求項2に係るキースイッチ装置
は、請求項1のキースイッチ装置において、前記回路基
板側係止部は、前記回路基板上に固着された一対の長手
状の係止部材と、前記案内部材の下端に形成され、前記
係止部材に係止される係止突起と、からなり、前記係止
突起は、前記案内部材に弾性変形可能に形成された係止
突起支持部により支持されていることを特徴とするもの
である。このキースイッチ装置では、案内部材の係止突
起が弾性変形可能な係止突起支持部により支持されてい
るので、キートップを引き抜くと、係止部材と係止して
いる案内部材の係止突起を支持している係止突起支持部
が弾性変形して、係止部材と係止突起との係止状態を解
除させるように働く。従って、案内部材と回路基板側と
の係止状態は、キートップと案内部材との係止状態より
も解除され易い状態となる。
【0011】また、請求項3に係るキースイッチ装置
は、請求項2のキースイッチ装置において、前記係止部
材の少なくとも前記係止突起と接触し得る部分が断面円
弧状に形成されていることを特徴とするものである。こ
のキースイッチ装置では、係止部材の少なくとも係止突
起と接触し得る部分が断面円弧状に形成されているの
で、キートップを引き抜いたときに、案内部材の係止突
起が係止部材に引っかかりにくくなる。従って、案内部
材と回路基板側との係止状態は、キートップと案内部材
との係止状態よりも解除され易い状態となる。
【0012】また、請求項4に係るキースイッチ装置
は、請求項2又は請求項3のキースイッチ装置におい
て、前記係止部材は、断面略円形の線状材を所定形状に
成形し、キースイッチ装置の単位長さでチップ状に切断
することにより形成されていることを特徴とするもので
ある。このキースイッチ装置では、係止部材が線状材の
成形、切断という簡単な工程で形成されるので、係止部
材を形成するための回路基板のプレス加工が不要とな
り、製造コストを低減し、初期生産の立ち上がりを早く
することができる。
【0013】また、請求項5に係る電子機器は、キート
ップと、前記キートップの上下動を案内する一対の案内
部材と、前記案内部材の下方に配置され、可動スイッチ
電極及び固定スイッチ電極を有する回路基板と、前記キ
ートップと前記案内部材とを係止するキートップ側係止
部と、前記案内部材と前記回路基板側とを係止する回路
基板側係止部と、を備えたキースイッチ装置と、文字や
記号等を表示する表示手段と、前記キースイッチ装置か
らの入力データに基づいて文字や記号等を前記表示手段
に表示させる制御手段と、を備えた電子機器において、
前記キースイッチ装置は、前記回路基板側係止部が、前
記キートップ側係止部による前記キートップと前記案内
部材との係止状態よりも解除され易い状態で、前記案内
部材と前記回路基板側とを係止していることを特徴とす
るものである。
【0014】この電子機器では、回路基板側係止部によ
る案内部材と回路基板側との係止状態は、キートップ側
係止部によるキートップと案内部材との係止状態よりも
解除され易いものであるので、キートップを引き抜く
と、案内部材と回路基板側との係止状態が解除され、キ
ートップと案内部材とが一体的に抜けることになる。こ
の状態では、案内部材の上端はキートップに係止されて
いるので、リンク状態が保持されている。その後、キー
トップをはめ直す時には、リンク状態にある案内部材の
下端を視認しながら、回路基板側の係止部材に位置合わ
せして係止することができる。従って、案内部材を含む
キートップを簡単にはめ直すことが可能であり、組立が
容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキースイッチ
装置及び電子機器について、本発明を具体化した実施形
態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、実
施形態に係るキースイッチ装置が搭載される電子機器と
してのノート型パーソナルコンピュータについて図1
3、図14に基づき説明する。図13はノート型パーソ
ナルコンピュータの斜視図、図14はノート型パーソナ
ルコンピュータの電気的構成を示すブロック図である。
【0016】図13において、ノート型パーソナルコン
ピュータ1は、基本的に、各種演算処理を行うCPUを
内蔵した本体部2、及び、本体部2に対して開閉可能に
支持されたディスプレイ3から構成されている。ここ
に、ディスプレイ3は、本体部2の連結部4に回動可能
に支持されており、本体部2に対して開閉可能に構成さ
れている。本体部2には、複数のキースイッチ装置が配
設されてなるキーボード5が設けられている。
【0017】図14に示すように、前記CPU101に
は、パーソナルコンピュータの各部を制御するためのプ
ログラムが記憶されたROM102、各種データを記憶
するためのRAM103がバス104を介して接続され
ている。また、CPU101には、バスを介して入出力
インターフェース105が接続されており、この入出力
インターフェース105には、前記ディスプレイ3、前
記キーボード5、文書作成や表計算等のプログラムが記
憶されたハードディスク装置106が接続されている。
前記CPU101は、キーボード5からの入力データに
基づいて、文書作成や表計算等のプログラムをハードデ
ィスク装置106から読み込んで実行したり、ディスプ
レイ3に文字や記号等を表示する。
【0018】次に、前記ノート型パーソナルコンピュー
タ1のキーボード5に付設されている実施形態に係るキ
ースイッチ装置について、図1乃至図3に基づき説明す
る。図1はキースイッチ装置の分解斜視図、図2はキー
スイッチ装置の一部を省略して示す斜視図、図3はキー
スイッチ装置の一部及び上側スイッチングシートの一部
を省略して示す斜視図である。
【0019】図1乃至図3に示すように、キースイッチ
装置10は、基本的に、キートップ11、キートップ1
1の上下動を案内支持するとともに一対の第1リンク部
材12、第2リンク部材13から構成される案内部材1
4、第1リンク部材12と第2リンク部材13間に掛装
され第1リンク部材12と第2リンク部材13とが相互
に閉脚する方向に付勢するコイルスプリング15、及
び、案内部材14の下方に配置される回路基板としての
メンブレンスイッチシート16から構成されている。
尚、メンブレンスイッチシート16の下面には、接着剤
層H(図7参照)を介して支持プレート6が配置され、
かかる支持プレート6を介してキースイッチ装置10の
全体が支持される。
【0020】ここに、キートップ11はABS樹脂等の
樹脂材料から樹脂成形されてなり、その上面には文字等
が印刷等を介して形成されている。キートップ11の下
面には、その短手方向に一対の第1係止部17、17
(図1乃至図3中左側の係止部)が設けられている。ま
た、各第1係止部17と並列して、一対の第2係止部1
8(図1乃至図3中右側の係止部)が設けられている。
各第1係止部17には、下端部が開放された縦溝19が
形成されるとともに、縦溝19に連続する円弧状の回動
孔20が形成されている。同様に、各第2係止溝18に
は、下端部が開放された縦溝21が形成されるととも
に、縦溝21に連続する円弧状の回動孔22が形成され
ている。各第1係止部17の回動孔20には、後述する
第1リンク部材12の係止軸30が縦溝19から挿入さ
れて回動可能に係止される。各第2係止部18の回動孔
22には、後述する第2リンク部材13の係止軸30が
縦溝21から挿入されて回動可能に係止される。この第
1係止部17及び第2係止部18は、後述する案内部材
14の係止軸30と共に、キートップ11と案内部材1
4とを係止するキートップ側係止部を構成する。尚、第
1係止部17、第2係止部18は、キートップ11と一
体に形成されてもよいし、また、別体構成としてキート
ップ11の下面に固着されてもよい。
【0021】案内部材14は、第1リンク部材12及び
第2リンク部材13から構成されており、キートップ1
1の上下動を案内支持する作用を行う。第1リンク部材
12は、ポリアセタール等の樹脂材料が一体成形されて
なり、基本的に板状の基部23及び基部23の両側から
延出された一対のアーム部24を有する平面視で略コ字
状の形状を有する。基部23の両側でアーム部24との
連結部からは、外側に向かって突出し且つ下方に屈曲さ
れた一対の軸支持部25が形成されており、かかる軸支
持部25には、その下端から外側に延出された係止突起
としての係止軸26が形成されている。各係止軸26
は、後述するメンブレンスイッチシート16の上面に接
着固定された係止部材39の第3係止部40の摺動溝内
に摺動可能に係止される。
【0022】第1リンク部材12の基部23の両端面と
軸支持部25の内側面との間には間隙Rが形成されてお
り、この間隙Rを介して軸支持部25は連結部を基点と
して弾性変形可能となる。かかる軸支持部25の弾性変
形は、各係止軸26を係止部材39の第3係止部40の
摺動溝内に係止する際に利用される。即ち、キートップ
11を引き抜くと、後述する係止部材39と係止してい
る第1リンク部材12及び第2リンク部材13の係止軸
26を支持している軸支持部25が内側にたわむことに
より、係止部材39と各係止軸26との係止状態が解除
されるようになっている。また、基部23の長さ方向及
び幅方向における略中央位置において、基部23の裏側
から下方に突出され且つ屈曲されたスプリング係止部2
7が設けられている。このスプリング係止部27には、
コイルスプリング15の一端15Aが係止される。更
に、各アーム部24間で基部23の内側面からは、その
長さ方向にて中央位置からずれた位置(図1乃至図3中
右側にずれた位置)において、弾性片28が各アーム部
24と平行に内方に向かって延出されており、かかる弾
性片28の先端にはスイッチ押圧突起29が設けられて
いる。
【0023】第1リンク部材12の各アーム部24の外
側面からは、それぞれ係止軸30が外方に向かって突出
されている。各係止軸30は、キートップ11の下面に
設けられた各第1係止部17の回動孔20内に回動可能
に係止される。また、各アーム部24の先端には、ギア
部31が形成されている。ギア部31には、アーム部2
4の幅方向で併設され、且つ、上下関係を有するように
2つの歯部が形成されている。
【0024】第2リンク部材13は、前記第1リンク部
材12と同一の構成を有しており、従って、各リンク部
材は共用することが可能である。これより、図1乃至図
3に示すように、第1リンク部材12、第2リンク部材
13を介して案内部材14を組み立てる際に、各リンク
部材に組立の方向性が生じることはなく、この結果、組
立の方向性については何ら注意を払うことなく簡単に案
内部材14を組み立てることが可能となる。
【0025】尚、第2リンク部材13は、第1リンク部
材12と同一構成を有しているので同一番号を付するも
のとし、その詳細な説明は前記第1リンク部材12の説
明を参照することとして省略する。
【0026】ここに、第2リンク部材13の各係止軸3
0は、キートップ11の下面に設けられた各第2係止部
18の回動孔22内に回動可能に係止される。また、第
2リンク部材13の係止軸26は、メンブレンスイッチ
シート16の上面に接着固定された係止部材39の第4
係止部41の摺動溝内に摺動可能に係止される。更に、
第2リンク部材13における基部23の裏側から下方に
突出され且つ屈曲するように形成されるスプリング係止
部27には、コイルスプリング15の他端15Bが係止
される。また、第2リンク部材13における各アーム部
24間で基部23の内側面から各アーム部24と平行に
内方に向かって延出された弾性片28は、図1乃至図3
に示すように、左側にずれた位置に配置され、従って、
第2リンク部材13の弾性片28に形成された押圧突起
29は、第1リンク部材12の弾性片28に形成された
押圧突起29と一定の距離だけ離間した状態で配置され
ることとなる。このとき、第1リンク部材12と第2リ
ンク部材13のいずれの弾性片28の押圧突起29でメ
ンブレンスイッチシート16の可動スイッチ電極35を
上面から押圧してもよい。また、第2リンク部材13の
各ギア部31には、前記した第1リンク部材12の場合
と同様、アーム部24の幅方向で併設され、且つ、上下
関係を有するように2つの歯部が形成されており、第2
リンク部材13のギア部31に形成された2つの各歯
は、第1リンク部材13の各ギア部31に形成された2
つの各歯部と相互に噛合されて同期して作動する。
【0027】次に、コイルスプリング15は、前記した
ように、その一端15Aが第1リンク部材12のスプリ
ング係止部27に係止され、他端15Bが第2リンク部
材13のスプリング係止部27に係止されるものであ
り、これにより第1リンク部材12と第2リンク部材1
3との間に掛装されて、第1リンク部材12と第2リン
ク部材13とが相互に閉脚する方向に付勢する作用を行
う。
【0028】メンブレンスイッチシート16は、基本的
に、上側スイッチングシート32と下側スイッチングシ
ート33とから構成されている。上側スイッチングシー
ト32の下面には、回路パターン34及び回路パターン
34に接続する可動スイッチ電極35が形成されてい
る。また、下側スイッチングシート33の上面には、前
記回路パターン34とマトリックス状に形成される回路
パターン36及び回路パターン36に接続し、可動スイ
ッチ電極35に対向配置される固定スイッチ電極37が
形成されている。また、下側スイッチングシート33の
上面において、固定スイッチ電極37の周囲にはドット
スペーサパッド38、50、51(図1、図3参照)が
形成されている。かかるドットスペーサパッド38、5
0、51は、光硬化性のUVインクや接着剤等を所定膜
厚で印刷塗布して形成され、上側スイッチング電極35
と下側スイッチングシート33の固定スイッチ電極37
とを離間させる作用を行う。
【0029】上側スイッチングシート32の上面には、
各種金属や樹脂から成型加工されてなる一対の長手状の
係止部材39が相互に平行となるように接着剤等を介し
て接着固定されている。各係止部材39の一側(図1乃
至図3中左側)には、長溝状の第3係止部40が形成さ
れており、また、他側(図1乃至図3中右側)には、同
じく長溝状の第4係止部41が形成されている。ここ
に、第3係止部40には第1リンク部材12の各係止軸
26が摺動可能に係止され、第4係止部41には第2リ
ンク部材13の各係止軸26が摺動可能に係止される。
尚、係止部材39は、前述した案内部材14の係止軸2
6と共に、案内部材14と回路基板16側とを係止する
回路基板側係止部を構成する。
【0030】ここで、係止部材39について、図5、図
6及び図7に基づいて、更に詳細に説明する。図5は係
止部材39の三面図、図6は係止部材39のA−A線に
おける断面図、図7は案内部材14と係止部材39との
係止状態が解除された状態を示す説明図である。
【0031】係止部材39は、図5及び図6に示すよう
に、アルミニウム、鉄等の各種金属からなるロール状に
巻回された断面略円形の線状材を、連続して引き出しつ
つ、その断面における上下面及び左右面が平面状となる
ように圧延し、隅角部は断面円弧状の形状が保持される
よう成型した上で、キースイッチ装置10の単位長さで
チップ状に切断することにより形成されている。係止部
材39の上下面及び左右面が平面状とされているのは、
上側スイッチングシート32の上面に対する接着性を確
保し、第1リンク部材12及び第2リンク部材13の係
止軸26を十分に係止するためである。また、係止部材
39の隅角部が断面円弧状に形成されているのは、キー
トップ11を引き抜いたときに、キートップ11に係止
された第1リンク部材12及び第2リンク部材13も上
方に引っ張られるが、その際、係止軸26が係止部材3
9に引っかかって第1リンク部材12及び第2リンク部
材13が抜けなくなるのを防止するためである。このよ
うに、本実施形態では、係止部材39が線状材の成形、
切断という簡単な工程で形成されるので、係止部材を形
成するための回路基板のプレス加工が不要となる。従っ
て、プレス用金型を製作しなくてもよいので、製造コス
トを低減し、初期生産の立ち上がりを早くすることがで
きる。尚、係止部材39の隅角部は、少なくとも係止軸
26と接触し得る部分が断面円弧状に形成されていれば
よいので、必ずしも断面略円形の線状材を用いる必要は
なく、平板状の線状材を用い、係止部材39と接触し得
る部分の隅角部がR形状となるように研削加工を行うよ
うにしてもよい。また、係止部材39は、金属材料のみ
ならず、樹脂等の材料により成型法で形成してもよい。
【0032】このように、本実施形態に係るキースイッ
チ装置10では、回路基板側係止部による案内部材14
とメンブレンスイッチシート16側との係止状態は、キ
ートップ側係止部によるキートップ11と案内部材14
との係止状態よりも解除されやすいものとなっている。
従って、図7に示すように、キートップ11を引き抜く
と、案内部材14とメンブレンスイッチシート16側と
の係止状態が解除され、キートップ11に伴って案内部
材14も同時に抜けることになる。この状態では、案内
部材14の係止軸30がキートップ11の第1係止部1
7及び第2係止部18に係止され、その略中央位置にお
いてコイルスプリング15が掛装されていることから、
案内部材14の第1リンク部材12及び第2リンク部材
13は、リンク状態が保持されている。そして、その後
にキートップ11をはめ直すときには、リンク状態にあ
る案内部材14の下端に形成された係止軸26を視認し
ながら、メンブレンスイッチシート16側の係止部材3
9に形成された第3係止部40及び第4係止部41と位
置合わせして係止することができる。従って、キートッ
プ11を引き抜いた後、簡単にはめ直すことが可能であ
り、組立が容易となる。
【0033】次に、下側スイッチングシート33の上面
に形成されるドットスペーサパッド38、50の構成に
ついて図3及び図4に基づき説明する。図4はキースイ
ッチ装置10に対応する下側スイッチングシート33の
平面図である。
【0034】図3、図4において、下側スイッチングシ
ート33の固定スイッチ電極37の周囲には、複数個
(本実施形態では6個)の円形のドットスペーサパッド
38が形成されている。また、固定スイッチ電極37及
び各ドットスペーサパッド38を囲むように、複数個の
長方形状のドットスペーサパッド50が長方形状に配置
形成されており、更に、各ドットスペーサパッド50に
より描かれる長方形状の外側において、各ドットスペー
サパッド50と一定間隔D離間して、ドットスペーサパ
ッド50と同様の複数個の長方形状を有するドットスペ
ーサパッド51が長方形状に配置されている。
【0035】ここに、各ドットスペーサパッド50によ
り描かれる長方形と各ドットスペーサパッド51により
描かれる長方形との間には、一定間隔Dを有する長方形
状の領域Sが形成されることとなる。かかる領域Sは、
キートップ11の下端縁11Aにより描かれる長方形状
と対応しており、また、キートップ11の下端縁の幅d
(図3参照)よりも大きい幅(一定間隔Dに対応する)
を有する。
【0036】前記したドットスペーサパッド38、5
0、51が形成された下側スイッチングシート33に対
して上側スイッチングシート32を重ね合わせることに
よりメンブレンスイッチシート16が構成されるが、こ
の状態で、固定スイッチ電極37と可動スイッチ電極3
5とは各ドットスペーサパッド38を介して離間対向さ
れることとなり、また、領域Sでは、各ドットスペーサ
50、51を介して上側スイッチングシート32の下面
と下側スイッチングシート33の上面との間に空間52
(図7参照)が形成される。
【0037】次に、前記のように構成されたキースイッ
チ装置10の動作について図8乃至図11に基づき説明
する。図8はキートップ11が非押下状態にあるキース
イッチ装置10の側断面図、図9はキートップ11の押
下が進行してキートップ11の下端縁11Aが上側スイ
ッチングシート32を押下していく状態を模式的に示す
説明図、図10はキートップ11の押下が終了した時点
でキートップ11の下端縁11Aにより押下される上側
スイッチングシート32の状態を模式的に示す説明図、
図11はキートップ11の押下が終了した状態を示すキ
ースイッチ装置10の側断面図である。
【0038】ここに、キートップ11の押下前において
は、図8に示すように、第1リンク部材12の基部23
に形成されたスプリング係止部27と第2リンク部材1
3の基部23に形成されたスプリング係止部27との間
にコイルスプリング15が掛装されていることに基づ
き、コイルスプリング15は、キートップ11の第1係
止部17の回動孔20及び第2係止部18の回動孔22
に回動可能に係止された第1リンク部材12、第2リン
ク部材13の各係止軸30を回動中心として、第1リン
ク部材12、第2リンク部材13を相互に接近させて閉
脚する方向に付勢している。このとき、第1リンク部材
12、第2リンク部材13の各係止軸26は、メンブレ
ンスイッチシート16の上側スイッチングシート32上
に固着された係止部材39の第3係止部40、第4係止
部41の摺動溝の内側壁に当接されている。従って、キ
ートップ11は、図8に示す非押下位置に保持されてい
る。
【0039】コイルスプリング15の付勢力に抗して、
図8に示す状態からキートップ11を押下していくと、
第1リンク部材12の係止軸30は第1係止部17の回
動孔20内で時計方向に回動し、同時に、第2リンク部
材13の係止軸30は第2係止部18の回動孔22内で
反時計方向に回動していく。また、第1リンク部材12
の係止軸26は第3係止部40の摺動溝内を左方向に摺
動し、同時に、第2リンク部材13の係止軸26は、第
4係止部41の摺動溝内を右方向に摺動していく。かか
る動作に伴いコイルスプリング15は除々に伸張されて
いくとともに、第1リンク部材12、第2リンク部材1
3は開脚されていく。
【0040】このとき、第1リンク部材12の各アーム
部24におけるギア部31の2つの歯部と第2リンク部
材13の各アーム部24におけるギア部31の2つの歯
部とは、相互に接触状態を保持しつつ下方に向かって移
動していく。このように、第1リンク部材12と第2リ
ンク部材13とは、各ギア部31における各歯部の協働
作用に基づき、完全に同期した状態で作動されるもので
ある。
【0041】そして、キートップ11を一定量押下した
状態で、第1リンク部材12又は第2リンク部材13の
弾性片28に形成されている押下突起29が、メンブレ
ンスイッチシート16の上側スイッチングシート32の
下面に形成されている可動スイッチ電極35を上方から
押下していき、更にキートップ11を押下した時点でク
リック感を伴いつつ押下突起29は、図11に示すよう
に、可動電極35と下側スイッチングシート33の固定
電極37とを接触させる。これにより、可動電極35と
固定電極37とにより所定のスイッチング動作が行われ
る。
【0042】ここに、キートップ11は、前記のように
スイッチング動作を行った後においても、操作者の打鍵
力により更に下方へ移動しようとする。このようにスイ
ッチング動作を終了した後にキートップ11が更に下方
へ移動すると、やがてキートップ11の下端縁11A
が、メンブレンスイッチシート16の上側スイッチング
シート32の上面に当接し、更に図9に示すように上側
スイッチングシート32を押下する。このとき、各ドッ
トスペーサパッド50により描かれる長方形と各ドット
スペーサパッド51により描かれる長方形との間には、
一定間隔Dを有する長方形状の領域Sが形成されるとと
もに、かかる領域Sは、キートップ11の下端縁11A
により描かれる長方形状に対応してキートップ11の下
端縁の幅dよりも大きい幅を有していることに基づき、
領域Sにて、各ドットスペーサ50、51を介して上側
スイッチングシート32の下面と下側スイッチングシー
ト33の上面との間に空間52が形成されている。かか
る構成に基づき、キートップ11を押下した際にキート
ップ11の下端縁11Aが、図9に示すように、メンブ
レンスイッチシート16の上側スイッチングシート32
の上面に衝突した場合においても、キートップ11の下
端縁11Aと上側スイッチングシート32との衝突によ
る衝撃は、空間52を介して緩和される。このように、
空間52を介して発現される衝撃緩和作用により、キー
トップ11の下端縁11Aと上側スイッチングシート3
2との衝突に起因する衝突音を確実に消音することがで
きる。
【0043】また、図10に示すように、操作者の打鍵
力に基づきキートップ11が更に下方に移動した場合で
も、空間52の衝撃緩和作用が継続していることから、
キートップ11の下方への移動を緩やかに受け止め、ま
た、この時、衝撃音が発生することもない。
【0044】前記のようにスイッチング動作を行った
後、キートップ11の押下を解除すると、コイルスプリ
ング15の付勢力に基づき、前記した動作と逆動作が行
われ、キートップ11は上方に移動されて図8に示す非
押下位置に復帰する。
【0045】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、上
記実施形態に係るキースイッチ装置10では、第1リン
ク部材12と第2リンク部材13との間にコイルスプリ
ング15を掛装し、第1リンク部材12、第2リンク部
材13を相互に接近させて閉脚する方向に付勢して、キ
ートップ11を非押下位置に保持するようにしたものを
示したが、コイルスプリング15を用いず、第1リンク
部材及び第2リンク部材にカム部を形成し、そのカム部
に、それぞれのカム部が当接する方向に付勢する弾性部
材を形成することにより、キートップ11を非押下状態
に保持するようにしたものであってもよい。
【0046】具体的には、図12に示すように、第1リ
ンク部材112の第1カム部115及び第2リンク部材
113の第2カム部(図示しない)の双方に、それぞれ
第1カム面(図示しない)、カム頂点(図示しない)、
第2カム面(図示しない)を形成すると共に、第1カム
部115と一体的に板バネ部117、第2カム部と一体
的に板バネ部118を形成し、キートップ11の非押下
時には、各板バネ部117、118の付勢力を介して第
1カム部115及び第2カム部の両第1カム面を相互に
当接させてキートップ11を非押下位置に安定的に保持
し、また、キートップ11の押下時には、各板バネ部1
17、118の付勢力に基づき第1リンク部材112、
第2リンク部材113の上方への回転モーメントを維持
しつつ第1カム部115及び第2カム部の両第2カム面
を当接した状態で樹脂弾性片(図示しない)を介してス
イッチング動作を行わせるように構成する。
【0047】また、上記実施形態に係るキースイッチ装
置は、ノート型パーソナルコンピュータのキーボードに
付設されているが、デスクトップ型パーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ等、他の電子機器のキーボード
にも適応することができることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したとおり、請求項1に係る
キースイッチ装置では、回路基板側係止部による案内部
材と回路基板側との係止状態は、キートップ側係止部に
よるキートップと案内部材との係止状態よりも解除され
易いものであるので、キートップを引き抜くと、案内部
材と回路基板側との係止状態が解除され、キートップに
伴って案内部材も同時に抜けることになる。この状態で
は、案内部材の上端はキートップに係止されているの
で、リンク状態が保持されている。その後、キートップ
をはめ直す時には、リンク状態にある案内部材の下端を
視認しながら、回路基板側の係止部材に位置合わせして
係止することができる。従って、案内部材を含むキート
ップを簡単にはめ直すことが可能であり、組立が容易と
なる。
【0049】また、請求項2に係るキースイッチ装置で
は、案内部材の係止突起が弾性変形可能な係止突起支持
部により支持されているので、キートップを引き抜く
と、係止部材と係止している案内部材の係止突起を支持
している係止突起支持部が弾性変形して、係止部材と係
止突起との係止状態を解除させるように働き、案内部材
と回路基板側との係止状態は、キートップと案内部材と
の係止状態よりも解除され易い状態となる。従って、キ
ートップを引き抜いても、リンク部材のリンク状態が保
持されるので簡単にはめ直すことが可能であり、組立が
容易となる。
【0050】また、請求項3に係るキースイッチ装置で
は、係止部材の少なくとも係止突起と接触し得る部分が
断面円弧状に形成されているので、キートップを引き抜
いたときに、案内部材の係止突起が係止部材に引っかか
りにくくなり、案内部材と回路基板側との係止状態は、
キートップと案内部材との係止状態よりも解除され易い
状態となる。従って、キートップを引き抜いても、リン
ク部材のリンク状態が保持されるので簡単にはめ直すこ
とが可能であり、組立が容易となる。
【0051】また、請求項4に係るキースイッチ装置で
は、係止部材が線状材の成形、切断という簡単な工程で
形成されるので、係止部材を形成するための回路基板の
プレス加工が不要となり、製造コストを低減し、初期生
産の立ち上がりを早くすることができる。
【0052】また、請求項5に係る電子機器では、回路
基板側係止部による案内部材と回路基板側との係止状態
は、キートップ側係止部によるキートップと案内部材と
の係止状態よりも解除され易いものであるので、キート
ップを引き抜くと、案内部材と回路基板側との係止状態
が解除され、キートップに伴って案内部材も同時に抜け
ることになる。この状態では、案内部材の上端はキート
ップに係止されているので、リンク状態が保持されてい
る。その後、キートップをはめ直す時には、リンク状態
にある案内部材の下端を視認しながら、回路基板側の係
止部材に位置合わせして係止することができる。従っ
て、案内部材を含むキートップを簡単にはめ直すことが
可能であり、組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチ装置の分解斜視図である。
【図2】キースイッチ装置の一部を省略して示す斜視図
である。
【図3】キースイッチ装置の一部及び上側スイッチング
シートの一部を省略して示す斜視図である。
【図4】キースイッチ装置に対応する下側スイッチング
シートの平面図である。
【図5】係止部材の三面図である。
【図6】係止部材のA−A線における断面図である。
【図7】案内部材と係止部材との係止状態が解除された
状態を示す説明図である。
【図8】キートップが非押下状態にあるキースイッチ装
置の側断面図である。
【図9】キートップの押下が進行してキートップの下端
縁が上側スイッチングシートを押下していく状態を模式
的に示す説明図である。
【図10】キートップの押下が終了した時点でキートッ
プの下端縁により押下される上側スイッチングシートの
状態を模式的に示す説明図である。
【図11】キートップの押下が終了した状態を示すキー
スイッチ装置の側断面図である。
【図12】キースイッチ装置の変形例を示す分解斜視図
である。
【図13】ノート型パーソナルコンピュータの斜視図で
ある。
【図14】ノート型パーソナルコンピュータの電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ノート型パーソナルコンピュータ 3 ディスプレイ 5 キーボード部 10 キースイッチ装置 11 キートップ 11A 下端縁 12 第1リンク部材 13 第2リンク部材 14 案内部材 16 メンブレンスイッチシート 17 第1係止部 18 第2係止部 25 軸支持部 26 係止軸 30 係止軸 32 上側スイッチングシート 33 下側スイッチングシート 35 可動スイッチ電極 37 固定スイッチ電極 38 ドットスペーサパッド 39 係止部材 50 ドットスペーサパッド 51 ドットスペーサパッド 52 空間 101 CPU 102 ROM 103 RAM 105 入力インターフェイス S キートップ下端縁に対応する領域 D 領域Sの幅 d キートップ下端縁の幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップと、 前記キートップの上下動を案内する一対の案内部材と、 前記案内部材の下方に配置され、可動スイッチ電極及び
    固定スイッチ電極を有する回路基板と、 前記キートップと前記案内部材とを係止するキートップ
    側係止部と、 前記案内部材と前記回路基板側とを係止する回路基板側
    係止部と、を備えたキースイッチ装置において、 前記回路基板側係止部は、前記キートップ側係止部によ
    る前記キートップと前記案内部材との係止状態よりも解
    除され易い状態で、前記案内部材と前記回路基板側とを
    係止していることを特徴とするキースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記回路基板側係止部は、前記回路基板
    上に固着された一対の長手状の係止部材と、前記案内部
    材の下端に形成され、前記係止部材に係止される係止突
    起と、からなり、 前記係止突起は、前記案内部材に弾性変形可能に形成さ
    れた係止突起支持部により支持されていることを特徴と
    する請求項1に記載のキースイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記係止部材の少なくとも前記係止突起
    と接触し得る部分が断面円弧状に形成されていることを
    特徴とする請求項2に記載のキースイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記係止部材は、断面略円形の線状材を
    所定形状に成形し、キースイッチ装置の単位長さでチッ
    プ状に切断することにより形成されていることを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載のキースイッチ装置。
  5. 【請求項5】 キートップと、前記キートップの上下動
    を案内する一対の案内部材と、前記案内部材の下方に配
    置され、可動スイッチ電極及び固定スイッチ電極を有す
    る回路基板と、前記キートップと前記案内部材とを係止
    するキートップ側係止部と、前記案内部材と前記回路基
    板側とを係止する回路基板側係止部と、を備えたキース
    イッチ装置と、 文字や記号等を表示する表示手段と、 前記キースイッチ装置からの入力データに基づいて文字
    や記号等を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備
    えた電子機器において、 前記キースイッチ装置は、前記回路基板側係止部が、前
    記キートップ側係止部による前記キートップと前記案内
    部材との係止状態よりも解除され易い状態で、前記案内
    部材と前記回路基板側とを係止していることを特徴とす
    る電子機器。
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