JP2001184979A - キースイッチ装置及びキースイッチ装置を備えたキーボード並びに電子機器 - Google Patents

キースイッチ装置及びキースイッチ装置を備えたキーボード並びに電子機器

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JP2001184979A
JP2001184979A JP36680599A JP36680599A JP2001184979A JP 2001184979 A JP2001184979 A JP 2001184979A JP 36680599 A JP36680599 A JP 36680599A JP 36680599 A JP36680599 A JP 36680599A JP 2001184979 A JP2001184979 A JP 2001184979A
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key
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lower edge
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JP36680599A
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Isao Mochizuki
勲 望月
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Brother Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2221/00Actuators
    • H01H2221/062Damping vibrations

Abstract

(57)【要約】 【課題】静粛なキー操作を可能とするキースイッチ装置
及びかかるキースイッチ装置を備えたキーボード並びに
電子機器を提供する。 【解決手段】キートップ11の上下動を案内する案内部
材14の下方に配置されるメンブレンスイッチシート1
6において、キートップ11の下端縁11Aに対応する
とともに、キートップ11の下端縁11Aの幅dよりも
大きい幅Dを有する領域Sで、各ドットスペーサ50、
51を介して上側スイッチングシート32の下面と下側
スイッチングシート33の上面との間に空間52を形成
するように構成し、キートップ11を押下した際にキー
トップ11の下端縁11Aがメンブレンスイッチシート
16の上側シート32の上面に衝突した場合において
も、キートップ11の下端縁11Aと上側シート32と
の衝突による衝撃を、上側シート32と下側シート33
間に形成されている空間52を介して緩和して衝突音を
消音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キートップの上下
動を案内部材を介して案内し、キートップの押下に基づ
き案内部材の下方に配置されたメンブレンスイッチシー
トにてスイッチング動作を行うキースイッチ装置に関
し、特に、キートップを押下した際にキートップの下端
縁がメンブレンスイッチシートの上面に衝突した場合に
おいても、衝突音を確実に消音することが可能なキース
イッチ装置及びかかるキースイッチ装置を備えたキーボ
ード並びに電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一対のリンク部材からなる案
内部材を介してキートップの上下動を案内し、キートッ
プの押下に基づいてベースプレートの上面に配置された
3層シート構造を有する、所謂、メンブレンスイッチシ
ートのスイッチ部を作動させるように構成したキースイ
ッチ装置が提案されている。
【0003】ここに、メンブレンスイッチシートは、下
面に可動スイッチ電極を含む所定回路パターンが形成さ
れた上側シート、その上側シートの可動スイッチ電極に
対向する固定スイッチ電極を含む所定回路パターンが上
面に形成された下側シート、及び、上側シートと下側シ
ートとの間に介在されるとともに上側シートの可動スイ
ッチ電極と下側シートの固定スイッチ電極とが対向する
部分でスイッチング孔が形成され、可動スイッチ電極と
固定スイッチ電極とを離間させるスペーサシートから構
成されている。
【0004】そして、キートップが押下された際に、キ
ートップの下面と上側シートとの間に配置されたラバー
スプリングを作動させたり、また、案内部材のリンク部
材に形成されたスイッチ押圧部を作動させたりすること
により、可動スイッチ電極に対応する上側シートの上面
を押圧して可動スイッチ電極と固定スイッチ電極との間
でスイッチング動作を行わせるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、伝は
機器の一種であるノート型パーソナルコンピュータや各
種モバイル機器に付設されるキーボードの小型化、薄型
化が進展しており、これに伴いキーボードに搭載される
キースイッチ装置の小型化、薄型化も同時に進展せざる
を得ない状況になってきている。
【0006】ここに、キースイッチ装置の薄型化を図る
ためにはキートップの押下ストローク量を小さくせざる
を得ないが、前記キースイッチ装置では、一般的に、ベ
ースプレート上にメンブレンスイッチシートを配置し、
案内部材における各リンク部材の上端部をキートップの
下面に支持するとともに、各リンク部材の下端部をベー
スプレートに支持する構成を有しているだけであり、キ
ートップの押下時にキートップの下方への移動量を規制
する特別の構成は何ら設けられていないのが現状であ
る。
【0007】従って、前記キースイッチ装置においてキ
ートップを押下した際には、キーストローク量が小さい
こととも相まって、キートップの下端縁がメンブレンス
イッチシートの上面に衝突してしまうことが多い。この
ようにキートップの下端縁とメンブレンスイッチシート
とが衝突すると、かなり不快な衝突音が発生してしま
い、かかる衝突音は周囲に影響を及ぼすものである。
【0008】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、キートップを押下した際にキー
トップの下端縁がメンブレンスイッチシートの上面に衝
突した場合においても、衝突音を確実に消音することが
可能であり、もって静粛なキー操作を可能とするキース
イッチ装置及びかかるキースイッチ装置を備えたキーボ
ード並びに電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るキースイッチ装置は、キートップと、前
記キートップの上下動を案内する案内部材と、前記案内
部材の下方に配置され、下面に可動スイッチ電極が形成
された上側シート、可動スイッチ電極に対向して固定ス
イッチ電極が形成された下側シート、及び、上側シート
と下側シートの間に介在され可動スイッチ電極と固定ス
イッチ電極とを離間させるスペーサ体から構成されるメ
ンブレンスイッチシートとを有するキースイッチ装置に
おいて、前記キートップ下端縁の形状に対応するととも
に、キートップ下端縁の幅よりも大きい幅を有する領域
で、前記上側シートと下側シートとの間に空間が形成さ
れるように前記スペーサ体を構成したことを特徴とす
る。
【0010】前記請求項1のキースイッチ装置では、キ
ートップの上下動を案内する案内部材の下方に配置さ
れ、上側シート、下側シート及びスペーサ体からなるメ
ンブレンスイッチシートにおいて、キートップの下端縁
に対応するとともに、キートップの下端縁の幅よりも大
きい幅を有する領域で、上側シートと下側シートとの間
に空間が形成されるようにスペーサ体を構成しているの
で、キートップを押下した際にキートップの下端縁がメ
ンブレンスイッチシートの上側シートの上面に衝突した
場合においても、キートップの下端縁と上側シートとの
衝突による衝撃は、上側シートと下側シート間に形成さ
れている空間を介して緩和される。これより、キートッ
プの下端縁と上側シートとの衝突に起因する衝突音を確
実に消音することが可能となり、従って、静粛なキー操
作が可能となるものである。
【0011】また、請求項2に係るキースイッチ装置
は、請求項1のキースイッチ装置において、前記スペー
サ体は前記上側シート又は下側シートに形成されるドッ
トスペーサから構成されており、ドットスペーサは前記
領域を区画するように形成されたことを特徴とする。か
かる請求項2のキースイッチ装置では、スペーサ体が上
側シート又は下側シートに形成されるドットスペーサか
ら構成されていることから、ドットスペーサの特質上そ
の形状を自在に設定することができ、また、かかるドッ
トスペーサをキートップ下端縁に対応し且つその下端縁
の幅よりも大きい幅の領域の外側に形成することによ
り、前記領域にて上側シートと下側シートとの間でフレ
キシブルに且つ容易に空間を形成することが可能とな
る。
【0012】更に、請求項3に係るキースイッチ装置
は、請求項1のキースイッチ装置において、前記スペー
サ体は前記上側シートと下側シートとの間に配置される
スペーサシートから構成されており、スペーサシートに
は、前記領域に対応する切欠部が形成されたことを特徴
とする。かかる請求項3のキースイッチ装置では、通常
メンブレンスイッチシートに不可欠とされるスペーサシ
ートにて、キートップ下端縁に対応し且つその下端縁の
幅よりも大きい幅の領域の切欠部を形成するだけで、上
側シートと下側シートとの間に空間を形成することが可
能となり、従って、特別の部品を必要とすることなく従
来のメンブレンスイッチシート構成をそのまま利用して
キートップの下端縁と上側シートとの衝突に起因する衝
突音を消音する構成を実現することができる。
【0013】また、請求項4に係るキーボードは、キー
トップと、前記キートップの上下動を案内する案内部材
と、前記案内部材の下方に配置され、下面に可動スイッ
チ電極が形成された上側シート、可動スイッチ電極に対
向して固定スイッチ電極が形成された下側シート、及
び、上側シートと下側シートの間に介在され可動スイッ
チ電極と固定スイッチ電極とを離間させるスペーサ体か
ら構成されるメンブレンスイッチシートとを有するキー
スイッチ装置を備えたキーボードにおいて、前記キート
ップ下端縁の形状に対応するとともに、キートップ下端
縁の幅よりも大きい幅を有する領域で、前記上側シート
と下側シートとの間に空間が形成されるように前記スペ
ーサ体を構成したことを特徴とする。
【0014】請求項4のキーボードでは、請求項1のキ
ースイッチ装置を備えていることから、前記同様、キー
トップの下端縁と上側シートとの衝突に起因する衝突音
を確実に消音することが可能となり、従って、静粛なキ
ー操作が可能なキーボードを実現することができる。
【0015】また、請求項5に係る電子機器は、キート
ップと、そのキートップの上下動を案内する案内部材
と、その案内部材の下方に配置され、下面に可動スイッ
チ電極が形成された上側シート、可動スイッチ電極に対
向して固定スイッチ電極が形成された下側シート、及
び、上側シートと下側シートの間に介在され、可動スイ
ッチ電極と固定スイッチ電極とを離間させるスペーサ体
から構成されるメンブレンスイッチシートとを有するキ
ースイッチ装置であって、前記キートップ下端縁の形状
に対応するとともに、キートップ下端縁の幅よりも大き
い幅を有する領域で、前記上側シートと下側シートとの
間に空間が形成されるように前記スペーサ体を構成した
キースイッチ装置を備え、文字や記号等の各種データを
入力するためのキーボードと、文字や記号を表示する表
示手段と、前記キーボードからの入力データに基づいて
文字や記号等を前記表示手段に表示させる制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】請求項5の電子機器では、請求項1のキー
スイッチ装置を備えていることから、前記と同様、キー
トップの下端縁と上側シートとの衝突に起因する衝突音
を確実に消音することが可能となり、従って、キーボー
ドによるデータ入力の際に静粛なキー操作が可能で、且
つデータ入力作業が静粛に行える電子機器を実現するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキースイッチ
装置及びキーボード並びに電子機器について、本発明を
具体化した第1乃至第3実施形態に基づき図面を参照し
つつ詳細に説明する。先ず、第1乃至第3実施形態に係
るキースイッチ装置が搭載されるノート型パーソナルコ
ンピュータについて図16、図17に基づき説明する。
図16はノート型パーソナルコンピュータの斜視図、図
17はノート型パーソナルコンピュータの電気的構成を
示すブロック図である。
【0018】図16において、ノート型パーソナルコン
ピュータ1は、基本的に、各種演算処理を行うCPUを
内蔵した本体部2、及び、本体部2に対して開閉可能に
支持されたディスプレイ3から構成されている。ここ
に、ディスプレイ3は、本体部2の連結部4に回動可能
に支持されており、これより本体部2に対して開閉可能
に構成されている。本体部2には、複数のキースイッチ
装置が配設されてなるキーボード5が設けられている。
【0019】図17に示すように、前記CPU101に
は、パーソナルコンピュータの各部を制御するためのプ
ログラムが記憶されたROM102、各種データを記憶
するためのRAM103がバス104を介して接続され
ている。また、CPU101には、バスを介して入出力
インターフェース105が接続されており、この入出力
インターフェース105には、前記ディスプレイ3、前
記キーボード5、文書作成や表計算等のプログラムが記
憶されたハードディスク装置106が接続されている。
前記CPU101は、キーボード5からの入力データに
基づいて、文書作成や表計算等のプログラムをハードデ
ィスク装置106から読み込んで実行したり、ディスプ
レイ3に文字や記号等を表示する。
【0020】次に、前記ノート型パーソナルコンピュー
タ1のキーボード5に付設されている第1実施形態に係
るキースイッチ装置について、図1乃至図3に基づき説
明する。図1はキースイッチ装置の分解斜視図、図2は
キースイッチ装置の一部を省略して示す斜視図、図3は
キースイッチ装置の一部及び上側スイッチングシートの
一部を勝利訳して示す斜視図である。
【0021】図1乃至図3に示すように、キースイッチ
装置10は、基本的に、キートップ11、キートップ1
1の上下動を案内支持するとともに一対の第1リンク部
材12、第2リンク部材13から構成される案内部材1
4、第1リンク部材12と第2リンク部材13間に掛装
され第1リンク部材12と第2リンク部材13とが相互
に閉脚する方向に付勢するコイルスプリング15、及
び、案内部材14の下方に配置されるメンブレンスイッ
チシート16から構成されている。尚、メンブレンスイ
ッチシート16の下面には、接着剤層H(図5参照)を
介して支持プレート6が配置され、かかる支持プレート
6を介してキースイッチ装置10の全体が支持される。
【0022】ここに、キートップ11はABS樹脂等の
樹脂材料から樹脂成形されてなり、その上面には文字等
が印刷等を介して形成されている。キートップ11の下
面には、その短手方向に一対の第1係止部17、17
(図1乃至図3中左側の係止部)が設けられている。ま
た、各第1係止部17と並列して、一対の第2係止部1
8(図1乃至図3中右側の係止部)が設けられている。
各第1係止部17には、下端部が開放された縦溝19が
形成されるとともに、縦溝19に連続する円弧状の回動
孔20が形成されている。同様に、各第2係止溝18に
は、下端部が開放された縦溝21が形成されるととも
に、縦溝21に連続する円弧状の回動孔22が形成され
ている。各第1係止部17の回動孔20には、後述する
第1リンク部材12の係止軸30が縦溝19から挿入さ
れて回動可能に係止される。各第2係止部18の回動孔
22には、後述する第2リンク部材13の係止軸30が
縦溝21から挿入されて回動可能に係止される。尚、第
1係止部17、第2係止部18は、キートップ11と一
体に形成されてもよいし、また、別体構成としてキート
ップ11の下面に固着されてもよい。
【0023】案内部材14は、第1リンク部材12及び
第2リンク部材13から構成されており、キートップ1
1の上下動を案内支持する作用を行う。第1リンク部材
12は、ポリアセタール等の樹脂材料が一体形成されて
なり、基本的に板状の基部23及び基部23の両側から
延出された一対のアーム部24を有する平面視で略コ字
状の形状を有する。基部23の両側でアーム部24との
連結部からは、外側に向かって突出し且つ下方に屈曲さ
れた一対の軸支持部25が形成されており、かかる軸支
持部25には、その下端から外側に延出された係止軸2
6が形成されている。各係止軸26は、後述するメンブ
レンスイッチシート16の上面に接着固定された係止部
材39の第3係止部40の摺動溝内に摺動可能に係止さ
れる。尚、基部23の両端面と軸支持部25の内側面と
の間には間隙Rが形成されており、この間隙Rを介して
軸支持部25は連結部を基点として弾性変形可能とな
る。かかる軸支持部25の弾性変形は、各係止軸26を
係止部材39の第3係止部40の摺動溝内に係止する際
に利用される。また、基部23の長さ方向及び幅方向に
おける略中央位置において、基部23の裏側から下方に
突出され且つ屈曲されたスプリング係止部27が設けら
れている。このスプリング係止部27には、コイルスプ
リング15の一端15Aが係止される。更に、各アーム
部24間で基部23の内側面からは、その長さ方向にて
中央位置からずれた位置(図1乃至図3中右側にずれた
位置)において、弾性片28が各アーム部24と平行に
内方に向かって延出されており、かかる弾性片28の先
端にはスイッチ押圧突起29が設けられている。
【0024】第1リンク部材12の各アーム部24の外
側面からは、それぞれ係止軸30が外方に向かって突出
されている。各係止軸30は、キートップ11の下面に
設けられた各第1係止部17の回動孔20内に回動可能
に係止される。また、各アーム部24の先端には、ギア
部31が形成されている。ギア部31には、アーム部2
4の幅方向で併設され、且つ、上下関係を有するように
2つの歯部が形成されている。
【0025】第2リンク部材13は、前記第1リンク部
材12と同一の構成を有しており、従って、各リンク部
材は共用することが可能である。これより、図1乃至図
3に示すように、第1リンク部材12、第2リンク部材
13を介して案内部材14を組み立てる際に、各リンク
部材に組立の方向性が生じることはなく、この結果、組
立の方向性については何ら注意を払うことなく簡単に案
内部材14を組み立てることが可能となる。
【0026】尚、第2リンク部材13は、第1リンク部
材12と同一構成を有しているので同一番号を付するも
のとし、その詳細な説明は前記第1リンク部材12の説
明を参照することとして省略する。
【0027】ここに、第2リンク部材13の各係止軸3
0は、キートップ11の下面に設けられた各第2係止部
18の回動孔22内に回動可能に係止される。また、第
2リンク部材13の係止軸26は、メンブレンスイッチ
シート16の上面に接着固定された係止部材39の第4
係止部41の摺動溝内に摺動可能に係止される。更に、
第2リンク部材13における基部23の裏側から下方に
突出され且つ屈曲するように形成されるスプリング係止
部27には、コイルスプリング15の他端15Bが係止
される。また、第2リンク部材13における各アーム部
24間で基部23の内側面から各アーム部24と平行に
内方に向かって延出された弾性片28は、図1乃至図3
に示すように、左側にずれた位置に配置され、従って、
第2リンク部材13の弾性片28に形成された押圧突起
29は、第1リンク部材12の弾性片28に形成された
押圧突起29と一定の距離だけ離間した状態で配置され
ることとなる。このとき、第1リンク部材12と第2リ
ンク部材13のいずれの弾性片28の押圧突起29でメ
ンブレンスイッチシート16の可動スイッチ電極35を
上面から押圧してもよい。また、第2リンク部材13の
各ギア部31には、前記した第1リンク部材12の場合
と同様、アーム部24の幅方向で併設され、且つ、上下
関係を有するように2つの歯部が形成されており、第2
リンク部材13のギア部31に形成された2つの各歯
は、第1リンク部材13の各ギア部31に形成された2
つの各歯部と相互に噛合されて同期して作動する。
【0028】次に、コイルスプリング15は、前記した
ように、その一端15Aが第1リンク部材12のスプリ
ング係止部27に係止され、他端15Bが第2リンク部
材13のスプリング係止部27に係止されるものであ
り、これにより第1リンク部材12と第2リンク部材1
3との間に掛装されて、第1リンク部材12と第2リン
ク部材13とが相互に閉脚する方向に付勢する作用を行
う。
【0029】メンブレンスイッチシート16は、基本的
に、上側スイッチングシート32と下側スイッチングシ
ート33とから構成されている。上側スイッチングシー
ト32の下面には、回路パターン34及び回路パターン
34に接続する可動スイッチ電極35が形成されてい
る。また、下側スイッチングシート33の上面には、前
記回路パターン34とマトリックス状に形成される回路
パターン36及び回路パターン36に接続し、可動スイ
ッチ電極35に対向配置される固定スイッチ電極37が
形成されている。また、下側スイッチングシート33の
上面において、固定スイッチ電極37の周囲にはドット
スペーサパッド38、50、51(図1、図3参照)が
形成されている。かかるドットスペーサパッド38、5
0、51は、光硬化性のUVインクや接着剤等を所定膜
厚で印刷塗布して形成され、上側スイッチング電極35
と下側スイッチングシート33の固定スイッチ電極37
とを離間させる作用を行う。尚、各ドットスペーサパッ
ド38、50、51については後述する。
【0030】上側スイッチングシート32の上面には、
各種金属や樹脂等から成型加工されてなる一対の長手状
の係止部材39が相互に平行となるように接着剤等を介
して接着固定されている。各係止部材39の一側(図1
乃至図3中左側)には、長溝状の第3係止部40が形成
されており、また、他側(図1乃至図3中右側)には、
同じく長溝状の第4係止部41が形成されている。ここ
に、第3係止部40には第1リンク部材12の各係止軸
26が摺動可能に係止され、第4係止部41には第2リ
ンク部材13の各係止軸26が摺動可能に係止される。
【0031】ここで、下側スイッチングシート33の上
面に形成されるドットスペーサパッド38、50の構成
について図3及び図4に基づき説明する。図4はキース
イッチ装置10に対応する下側スイッチングシート33
の平面図である。
【0032】図3、図4において、下側スイッチングシ
ート33の固定スイッチ電極37の周囲には、複数個
(第1実施形態では6個)の円形のドットスペーサパッ
ド38が形成されている。また、固定スイッチ電極37
及び各ドットスペーサパッド38を囲むように、複数個
の長方形状のドットスペーサパッド50が長方形状に配
置形成されており、更に、各ドットスペーサパッド50
により描かれる長方形状の外側において、各ドットスペ
ーサパッド50と一定間隔D離間して、ドットスペーサ
パッド50と同様の複数個の長方形状を有するドットス
ペーサパッド51が長方形状に配置されている。
【0033】ここに、各ドットスペーサパッド50によ
り描かれる長方形と各ドットスペーサパッド51により
描かれる長方形との間には、一定間隔Dを有する長方形
状の領域Sが形成されることとなる。かかる領域Sは、
キートップ11の下端縁11Aにより描かれる長方形状
と対応しており、また、キートップ11の下端縁の幅d
(図3参照)よりも大きい幅(一定間隔Dに対応する)
を有する。
【0034】前記したドットスペーサパッド38、5
0、51が形成された下側スイッチングシート33に対
して上側スイッチングシート32を重ね合わせることに
よりメンブレンスイッチシート16が構成されるが、こ
の状態で、固定スイッチ電極37と可動スイッチ電極3
5とは各ドットスペーサパッド38を介して離間対向さ
れることとなり、また、領域Sでは、各ドットスペーサ
50、51を介して上側スイッチングシート32の下面
と下側スイッチングシート33の上面との間に空間52
(図5参照)が形成される。
【0035】次に、前記のように構成されたキースイッ
チ装置10の動作について図1乃至図8に基づき説明す
る。図5はキートップ11が非押下状態にあるキースイ
ッチ装置10の側断面図、図6はキートップ11の押下
が進行してキートップ11の下端縁11Aが上側スイッ
チングシート32を押下していく状態を模式的に示す説
明図、図7はキートップ11の押下が終了した時点でキ
ートップ11の下端縁11Aにより押下される上側スイ
ッチングシート32の状態を模式的に示す説明図、図8
はキートップ11の押下が終了した状態を示すキースイ
ッチ装置10の側断面図である。
【0036】ここに、キートップ11の押下前において
は、図2、図3、図4に示すように、第1リンク部材1
2の基部23に形成されたスプリング係止部27と第2
リンク部材13の基部23に形成されたスプリング係止
部27との間にコイルスプリング15が掛装されている
ことに基づき、コイルスプリング15は、キートップ1
1の第1係止部17の回動孔20及び第2係止部18の
回動孔22に回動可能に係止された第1リンク部材1
2、第2リンク部材13の各係止軸30を回動中心とし
て、第1リンク部材12、第2リンク部材13を相互に
接近させて閉脚する方向に付勢している。このとき、第
1リンク部材12、第2リンク部材13の各係止軸26
は、メンブレンスイッチシート16の上側スイッチング
シート32上に固着された係止部材39の第3係止部4
0、第4係止部41の摺動溝の内側壁に当接されてい
る。従って、キートップ11は、図5に示す非押下位置
に保持されている。
【0037】コイルスプリング15の付勢力に抗して、
図5に示す状態からキートップ11を押下していくと、
第1リンク部材12の係止軸30は第1係止部17の回
動孔20内で時計方向に回動し、同時に、第2リンク部
材13の係止軸30は第2係止部18の回動孔22内で
反時計方向に回動していく。また、第1リンク部材12
の係止軸26は第3係止部40の摺動溝内を左方向に摺
動し、同時に、第2リンク部材13の係止軸26は、第
4係止部41の摺動溝内を右方向に摺動していく。かか
る動作に伴いコイルスプリング15は除々に伸張されて
いくとともに、第1リンク部材12、第2リンク部材1
3は開脚されていく。
【0038】このとき、第1リンク部材12の各アーム
部24におけるギア部31の2つの歯部と第2リンク部
材13の各アーム部24におけるギア部31の2つの歯
部とは、相互に接触状態を保持しつつ下方に向かって移
動していく。このように、第1リンク部材12と第2リ
ンク部材13とは、各ギア部31における各歯部の協働
作用に基づき、完全に同期した状態で作動されるもので
ある。
【0039】そして、キートップ11を一定量押下した
状態で、第1リンク部材12又は第2リンク部材13の
弾性片28に形成されている押下突起29が、メンブレ
ンスイッチシート16の上側スイッチングシート32の
下面に形成されている可動スイッチ電極35を上方から
押下していき、更にキートップ11を押下した時点でク
リック感を伴いつつ押下突起29は、可動電極35と下
側スイッチングシート33の固定電極37とを接触させ
る。これにより、可動電極35と固定電極37とにより
所定のスイッチング動作が行われる。
【0040】ここに、キートップ11は、前記のように
スイッチング動作を行った後においても、操作者の打鍵
力により更に下方へ移動しようとする。このようにスイ
ッチング動作を終了した後にキートップ11が更に下方
へ移動すると、やがてキートップ11の下端縁11A
が、メンブレンスイッチシート16の上側スイッチング
シート32の上面に当接し、更に図6に示すように上側
スイッチングシート32を押下する。このとき、各ドッ
トスペーサパッド50により描かれる長方形と各ドット
スペーサパッド51により描かれる長方形との間には、
一定間隔Dを有する長方形状の領域Sが形成されるとと
もに、かかる領域Sは、キートップ11の下端縁11A
により描かれる長方形状に対応してキートップ11の下
端縁の幅dよりも大きい幅を有していることに基づき、
領域Sにて、各ドットスペーサ50、51を介して上側
スイッチングシート32の下面と下側スイッチングシー
ト33の上面との間に空間52が形成されている。かか
る構成に基づき、キートップ11を押下した際にキート
ップ11の下端縁11Aが、図6に示すように、メンブ
レンスイッチシート16の上側スイッチングシート32
の上面に衝突した場合においても、キートップ11の下
端縁11Aと上側スイッチングシート32との衝突によ
る衝撃は、空間52を介して緩和される。このように、
空間52を介して発現される衝撃緩和作用により、キー
トップ11の下端縁11Aと上側スイッチングシート3
2との衝突に起因する衝突音を確実に消音することがで
きる。
【0041】また、操作者の打鍵力に基づきキートップ
11が更に下方に移動した場合でも、空間52の衝撃緩
和作用が継続していることから、キートップ11の下方
への移動を緩やかに受け止め、また、この時、衝撃音が
発生することもない。
【0042】前記したように、第1実施形態のキースイ
ッチ装置10では、キートップ11を静粛に操作するこ
とができる。
【0043】前記のようにスイッチング動作を行った
後、キートップ11の押下を解除すると、コイルスプリ
ング15の付勢力に基づき、前記した動作と逆動作が行
われ、キートップ11は上方に移動されて図5に示す非
押下位置に復帰する。
【0044】前記したように第1実施形態に係るキース
イッチ装置10では、キートップ11の上下動を案内す
る案内部材14の下方に配置されるメンブレンスイッチ
シート16において、キートップ11の下端縁11Aに
対応するとともに、キートップ11の下端縁11Aの幅
dよりも大きい幅Dを有する領域Sで、各ドットスペー
サ50、51を介して上側スイッチングシート32の下
面と下側スイッチングシート33の上面との間に空間5
2が形成されているので、キートップ11を押下した際
にキートップ11の下端縁11Aがメンブレンスイッチ
シート16の上側シート32の上面に衝突した場合にお
いても、キートップ11の下端縁11Aと上側シート3
2との衝突による衝撃は、上側シート32と下側シート
33間に形成されている空間52を介して緩和される。
これより、キートップ11の下端縁11Aと上側シート
32との衝突に起因する衝突音を確実に消音することが
でき、キートップ11を静粛に操作することができるも
のである。
【0045】また、メンブレンスイッチシート16にお
けるスペーサが、下側スイッチングシート33の上面に
形成される各ドットスペーサパッド38、50、51か
ら構成されているので、ドットスペーサパッド38、5
0、51の特質上その形状を自在に設定することがで
き、また、かかるドットスペーサパッド38、50、5
1をキートップ11の下端縁11Aに対応し且つその下
端縁11Aの幅dよりも大きい幅Dの領域Sを区画する
ように形成することにより、領域Sにて上側スイッチン
グシート32と下側スイッチングシート33との間でフ
レキシブルに且つ容易に空間52を形成することができ
る。
【0046】また、前記第1実施形態に係るキースイッ
チ装置10を付設したキーボード、そのキーボードを備
えたパーソナルコンピュータによれば、入力の際、キー
トップ11の下端縁11Aと上側シートとの衝突に起因
する衝突音を確実に消音することができ、キーボードに
よるデータ入力の際に静粛なキー操作ができ、データ入
力作業を静粛に行うことができる。
【0047】続いて、第2実施形態に係るキースイッチ
装置について図9乃至図11に基づき説明する。図9は
第2実施形態に係るキースイッチ装置の一部及び上側ス
イッチングシートの一部を省略して示す斜視図、図10
はキースイッチ装置に対応する下側スイッチングシート
の平面図、図11はキートップの押下が終了した状態を
示すキースイッチ装置の側断面図である。
【0048】尚、第2実施形態に係るキースイッチ装置
は、基本的に、前記第1実施形態に係るキースイッチ装
置10と同一の構成を有しており、第2実施形態のキー
スイッチ装置は、第1実施形態の場合のようにドットス
ペーサパッドを使用することなく、下側スイッチングシ
ートの固定スイッチ電極に対応する部分、及び、キート
ップ下端縁に対応する領域部分のみを残して、下側スイ
ッチングシートの残余の部分についてスペーサ層を形成
するようにした構成した点で、第1実施形態のキースイ
ッチ装置と異なるだけである。従って、以下の説明にお
いては、第1実施形態のキースイッチ装置10における
下側スイッチングシートと異なる構成に着目して説明す
ることとし、その他第1実施形態と同一部材、要素等に
ついては前記と同一の番号を付するとともに、その説明
を省略する。
【0049】図9に示す第2実施形態に係るキースイッ
チ装置10において、下側スイッチングシート33の上
面には、光硬化性のUVインクや接着剤等を所定膜厚で
印刷塗布して形成されたスペーサ層60が形成されてい
る。ここに、スペーサ層60は、固定スイッチ電極37
の周囲を含む円形状のスイッチング領域T、及び、前記
したキートップ11の下端縁11Aに対応するとともに
キートップ11の下端縁11Aの幅dよりも大きい幅D
を有する領域S以外の部分に形成されている。これによ
り、スペーサ層60の膜厚に基づき凹状のスイッチング
領域Tが形成され、かかるスイッチング領域Tにおいて
上側スイッチングシート32の可動スイッチ電極35と
下側スイッチングシート33の固定スイッチ電極37と
が離間対向される。また、同様に、スペーサ層60の膜
厚に基づき長方形状を有する凹状の領域Sが形成され、
かかる領域Sにおいて上側スイッチングシート32と下
側スイッチングシート33との間には、空間61(図1
1参照)が形成される。
【0050】前記第2実施形態に係るスイッチ装置10
の動作は、基本的に、前記第1実施形態のキースイッチ
装置10の場合と同様である。従って、その基本的動作
については前記第1実施形態の動作を参考にすることと
し、以下においては第2実施形態に係るキースイッチ装
置10のキートップ11を押下してスイッチング動作を
行った後における空間61の作用につき説明する。
【0051】キートップ11を押下して前記第1実施形
態の場合と同様に、可動スイッチ電極35と固定スイッ
チ電極37との間でスイッチスイッチング動作を行った
後においても、キートップ11は、操作者の打鍵力によ
り更に下方へ移動しようとする。このようにスイッチン
グ動作を終了した後にキートップ11が更に下方へ移動
すると、やがてキートップ11の下端縁11Aが、メン
ブレンスイッチシート16の上側スイッチングシート3
2の上面に当接し、更に上側スイッチングシート32を
押下する。このとき、スペーサ層60に形成された長方
形状で凹状の領域Sは、キートップ11の下端縁11A
により描かれる長方形状の対応してキートップ11の下
端縁の幅dよりも大きい幅Dを有していることに基づ
き、領域Sにて、スペーサ層60の膜厚に基づき上側ス
イッチングシート32の下面と下側スイッチングシート
33の上面との間に空間61が形成されていることか
ら、キートップ11を押下した際にキートップ11の下
端縁11Aが、メンブレンスイッチシート16の上側ス
イッチングシート32の上面に衝突した場合において
も、キートップ11の下端縁11Aと上側スイッチング
シート32との衝突による衝撃は、空間61を介して緩
和される。このように、空間61を介して発現される衝
撃緩和作用により、キートップ11の下端縁11Aと上
側スイッチングシート32との衝突に起因する衝突音を
確実に消音することができる。
【0052】また、操作者の打鍵力に基づきキートップ
11が、図11に示すように、更に下方に移動した場合
でも、空間61の衝撃緩和作用が継続していることか
ら、キートップ11の下方への移動を緩やかに受け止
め、また、この時衝撃音が発生することもない。このよ
うに、第2実施形態のキースイッチ装置10によって
も、キートップ11を静粛に操作することができる。
【0053】前記のようにスイッチング動作を行った
後、キートップ11の押下を解除すると、コイルスプリ
ング15の付勢力に基づき、前記した動作と逆動作が行
われ、キートップ11は上方に移動されて非押下位置に
復帰する。
【0054】前記したように第2実施形態に係るキース
イッチ装置10では、キートップ11の上下動を案内す
る案内部材14の下方に配置されるメンブレンスイッチ
シート16において、キートップ11の下端縁11Aに
対応するとともにキートップ11の下端縁11Aの幅d
よりも大きい幅Dを有する領域Sは、スペーサ層60の
膜厚に基づき凹状に形成されており、これに基づき上側
スイッチングシート32の下面と下側スイッチングシー
ト33の上面との間に空間61が形成されているので、
キートップ11を押下した際にキートップ11の下端縁
11Aがメンブレンスイッチシート16の上側シート3
2の上面に衝突した場合においても、キートップ11の
下端縁11Aと上側シート32との衝突による衝撃は、
上側シート32と下側シート33間に形成されている空
間61を介して緩和される。これより、キートップ11
の下端縁11Aと上側シート32との衝突に起因する衝
突音を確実に消音することができ、キートップ11を静
粛に操作することができるものである。
【0055】また、メンブレンスイッチシート16にお
けるスペーサが、固定スイッチ電極37の周囲を含む円
形状のスイッチング領域T、及び、前記したキートップ
11の下端縁11Aに対応するとともにキートップ11
の下端縁11Aの幅dよりも大きい幅Dを有する領域S
以外の部分に形成されたスペーサ層60から構成されて
いるので、下側スイッチングシート33における固定ス
イッチ電極37の配置状態に合わせて単純にスペーサ層
60の設計を行えばよく、また、スペーサ層60を形成
するつき複雑な製版作業を必要としない。
【0056】また、前記第2実施形態に係るキースイッ
チ装置10を付設したキーボード、そのキーボードを備
えたパーソナルコンピュータによれば、第1実施形態に
係るキースイッチ装置と同様に、入力の際、キートップ
11の下端縁11Aと上側シートとの衝突に起因する衝
突音を確実に消音することができ、キーボードによるデ
ータ入力の際に静粛なキー操作ができ、データ入力作業
を静粛に行うことができる。
【0057】次に、第3実施形態に係るキースイッチ装
置について図12乃至図15に基づき説明する。図12
は第3実施形態に係るキースイッチ装置に使用されるキ
ートップの斜視図、図13はキースイッチ装置の一部及
び上側スイッチングシートの一部を省略して示す斜視
図、図14はキースイッチ装置に対応する下側スイッチ
ングシートの平面図、図15はキートップの押下が終了
した状態を示すキースイッチ装置の側断面図である。
【0058】尚、第3実施形態に係るキースイッチ装置
は、基本的に、前記第1及び第2実施形態に係るキース
イッチ装置10と同一の構成を有しており、第3実施形
態のキースイッチ装置は、第1実施形態の場合のように
ドットスペーサパッドを使用することなく、また、第2
実施形態の場合のようにスペーサ層を使用することな
く、上側スイッチングシートと下側スイッチングシート
との間に介挿されるスペーサシートを使用し、かかるス
ペーサシートにて下側スイッチングシートの固定スイッ
チ電極に対応する部分、及び、キートップ下端縁に対応
する領域部分を切り欠いた切欠部を形成するようにした
構成した点で、第1及び第2実施形態のキースイッチ装
置と異なるだけである。従って、以下の説明において
は、第1実施形態におけるドットスペーサパッド、第2
実施形態のキースイッチ装置10におけるスペーサ層と
異なる構成に着目して説明することとし、その他第1及
び第2実施形態と同一部材、要素等については前記と同
一の番号を付するとともに、その説明を省略する。
【0059】先ず、第3実施形態のキースイッチ装置1
0に使用されるキートップ11について図12に基づき
説明する。図12において、キートップ11の長手方向
(図12中左右方向)における両側の下端縁11Aに
は、その略中央部を切り欠いてなる凹部11B(図12
中には一方のみを示す)が形成されている。かかる凹部
11Bの長手方向における幅は、幅Lに設定されてい
る。
【0060】また、図14に示す第3実施形態に係るキ
ースイッチ装置10において、下側スイッチングシート
33の上面には、PETフィルム等のフィルム材から形
成されたスペーサシート70が載置されている。ここ
に、スペーサシート70には、固定スイッチ電極37の
周囲を含む円形状のスイッチング領域Tに対応するスイ
ッチング孔71が形成されており、また、前記したキー
トップ11の下端縁11Aに対応するとともにキートッ
プ11の下端縁11Aの幅dよりも大きい幅Dを有する
領域Sの略半分に対応して2つの逃げ孔72、73が形
成されている。各逃げ孔72、73は、幅Dを有するコ
字状に形成されており、逃げ孔72の両端部と逃げ孔7
3の両端部との間には、連結部74(図13中には一方
のみを示す)が設けられている。かかる連結部74は、
各逃げ孔72、73の内側シートと外側シートとを連結
するものである。各連結部74の幅Mは、前記キートッ
プ11の下端縁11Aに形成された凹部11Bの幅Lよ
りも小さく設定されている。
【0061】前記構成において、スペーサシート70の
スイッチング孔71にて上側スイッチングシート32の
可動スイッチ電極35と下側スイッチングシート33の
固定スイッチ電極37とが離間対向される。また、同様
に、スペーサシート70の各逃げ孔72、73にて上側
スイッチングシート32と下側スイッチングシート33
との間には、空間75(図15参照)が形成される。
【0062】前記第3実施形態に係るスイッチ装置10
の動作は、基本的に、前記第1及び第2実施形態のキー
スイッチ装置10の場合と同様である。従って、その基
本的動作については前記第1及び第2実施形態の動作を
参考にすることとし、以下においては第3実施形態に係
るキースイッチ装置10のキートップ11を押下してス
イッチング動作を行った後における空間75の作用につ
き説明する。
【0063】キートップ11を押下して前記第1及び第
2実施形態の場合と同様に、可動スイッチ電極35と固
定スイッチ電極37との間でスイッチスイッチング動作
を行った後においても、キートップ11は、操作者の打
鍵力により更に下方へ移動しようとする。このようにス
イッチング動作を終了した後にキートップ11が更に下
方へ移動すると、やがてキートップ11の下端縁11A
が、メンブレンスイッチシート16の上側スイッチング
シート32の上面に当接し、更に上側スイッチングシー
ト32を押下する。
【0064】このとき、キートップ11における下端縁
11Aの長手方向の略中央部にて凹部11Bが形成され
ており、かかる凹部11Bの幅Lは、スペーサシート7
0の連結部74の幅Mよりも大きく設定されていること
から、凹部11Bの下端縁は連結部74を逃げることが
でき、上側スイッチングシート32と当接することはな
い。また、スペーサシート70に形成された各逃げ孔7
2、73は、キートップ11の下端縁11Aにより描か
れる長方形状の対応してキートップ11の下端縁の幅d
よりも大きい幅Dを有しており、また、各逃げ孔72、
73において上側スイッチングシート32の下面と下側
スイッチングシート33の上面との間に空間75が形成
されている。従って、キートップ11を押下した際にキ
ートップ11の下端縁11Aが、メンブレンスイッチシ
ート16の上側スイッチングシート32の上面に衝突し
た場合においても、キートップ11の下端縁11Aと上
側スイッチングシート32との衝突による衝撃は、空間
75を介して緩和される。このように、空間75を介し
て発現される衝撃緩和作用により、キートップ11の下
端縁11Aと上側スイッチングシート32との衝突に起
因する衝突音を確実に消音することができる。
【0065】また、操作者の打鍵力に基づきキートップ
11が、図15に示すように、更に下方に移動した場合
でも、空間75の衝撃緩和作用が継続していることか
ら、キートップ11の下方への移動を緩やかに受け止
め、また、この時衝撃音が発生することもない。このよ
うに、第3実施形態のキースイッチ装置10によって
も、キートップ11を静粛に操作することができる。
【0066】前記のようにスイッチング動作を行った
後、キートップ11の押下を解除すると、コイルスプリ
ング15の付勢力に基づき、前記した動作と逆動作が行
われ、キートップ11は上方に移動されて非押下位置に
復帰する。
【0067】前記したように第3実施形態に係るキース
イッチ装置10では、キートップ11の上下動を案内す
る案内部材14の下方に配置されるメンブレンスイッチ
シート16において、キートップ11の下端縁11Aに
対応するとともにキートップ11の下端縁11Aの幅d
よりも大きい幅Dを有する逃げ孔72、73がスペーサ
シート70に形成されていることに基づき、上側スイッ
チングシート32の下面と下側スイッチングシート33
の上面との間に空間75が形成されており、また、キー
トップ11における下端縁11Aの長手方向の略中央部
にて形成された凹部11Bの幅Lは、スペーサシート7
0の連結部74の幅Mよりも大きく設定されて凹部11
Bの下端縁は連結部74を逃げることができ、上側スイ
ッチングシート32と当接することはないことから、キ
ートップ11を押下した際にキートップ11の下端縁1
1Aがメンブレンスイッチシート16の上側シート32
の上面に衝突した場合においても、キートップ11の下
端縁11Aと上側シート32との衝突による衝撃は、上
側シート32と下側シート33間に形成されている空間
75を介して緩和される。これより、キートップ11の
下端縁11Aと上側シート32との衝突に起因する衝突
音を確実に消音することができ、キートップ11を静粛
に操作することができるものである。
【0068】また、前記第3実施形態に係るキースイッ
チ装置10を付設したキーボード、そのキーボードを備
えたパーソナルコンピュータによれば、第1、第2実施
形態に係るキースイッチ装置と同様に、入力の際、キー
トップ11の下端縁11Aと上側シートとの衝突に起因
する衝突音を確実に消音することができ、キーボードに
よるデータ入力の際に静粛なキー操作ができ、データ入
力作業を静粛に行うことができる。
【0069】尚、本発明は前記各実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、
前記第1実施形態では、ドットスペーサパッド38、5
0、51を下側スイッチングシート33に形成し、ま
た、第2実施形態では、スペーサ層60を下側スイッチ
ングシート33に形成していたが、これらのドットスペ
ーサパッド38、50、51やスペーサ層60は、下側
スイッチングシート33に形成する必要はなく、上側ス
イッチングシート32に形成してもよい。また、第3実
施形態では、スペーサシート70において、各逃げ孔7
2、73の内側シート部分と外側シート部分とを連結部
74を介して連結するようにしていたが、内側シート部
分をスイッチング孔71を有する別のシート材から構成
して、下側スイッチングシート33に貼付するように構
成してもよい。この場合には、連結部74は不要とな
り、従って、キートップ11の下端縁11Aに凹部11
Bを設ける必要もない。
【0070】また、上記実施形態に係るキースイッチ装
置は、ノート型パーソナルコンピュータのキーボードに
付設されているが、デスクトップ型パーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ等、他の電子機器のキーボード
にも適応することができることは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1のキースイッ
チ装置では、キートップの上下動を案内する案内部材の
下方に配置され、上側シート、下側シート及びスペーサ
体からなるメンブレンスイッチシートにおいて、キート
ップの下端縁に対応するとともに、キートップの下端縁
の幅よりも大きい幅を有する領域で、上側シートと下側
シートとの間に空間が形成されるようにスペーサ体を構
成しているので、キートップを押下した際にキートップ
の下端縁がメンブレンスイッチシートの上側シートの上
面に衝突した場合においても、キートップの下端縁と上
側シートとの衝突による衝撃は、上側シートと下側シー
ト間に形成されている空間を介して緩和される。これよ
り、キートップの下端縁と上側シートとの衝突に起因す
る衝突音を確実に消音することが可能となり、従って、
静粛なキー操作が可能となるものである。
【0072】また、請求項2に係るキースイッチ装置で
は、スペーサ体が上側シート又は下側シートに形成され
るドットスペーサから構成されていることから、ドット
スペーサの特質上その形状を自在に設定することがで
き、また、かかるドットスペーサをキートップ下端縁に
対応し且つその下端縁の幅よりも大きい幅の領域の外側
に形成することにより、前記領域にて上側シートと下側
シートとの間でフレキシブルに且つ容易に空間を形成す
ることが可能となる。
【0073】更に、請求項3に係るキースイッチ装置で
は、通常メンブレンスイッチシートに不可欠とされるス
ペーサシートにて、キートップ下端縁に対応し且つその
下端縁の幅よりも大きい幅の領域の切欠部を形成するだ
けで、上側シートと下側シートとの間に空間を形成する
ことが可能となり、従って、特別の部品を必要とするこ
となく従来のメンブレンスイッチシート構成をそのまま
利用してキートップの下端縁と上側シートとの衝突に起
因する衝突音を消音する構成を実現することができる。
【0074】また、請求項4に係るキーボードでは、請
求項1のキースイッチ装置を備えていることから、前記
同様、キートップの下端縁と上側シートとの衝突に起因
する衝突音を確実に消音することが可能となり、従っ
て、静粛なキー操作が可能なパーソナルコンピュータを
実現することができる。
【0075】また、請求項5に係る電子機器では、請求
項1のキースイッチ装置を備えていることから、前記と
同様、キートップの下端縁と上側シートとの衝突に起因
する衝突音を確実に消音することが可能となり、従っ
て、キーボードによるデータ入力の際に静粛なキー操作
が可能で、且つデータ入力作業を静粛に行える電子機器
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るキースイッチ装置の分解斜
視図である。
【図2】キースイッチ装置の一部を省略して示す斜視図
である。
【図3】キースイッチ装置の一部及び上側スイッチング
シートの一部を省略して示す斜視図である。
【図4】キースイッチ装置に対応する下側スイッチング
シートの平面図である。
【図5】キートップが非押下状態にあるキースイッチ装
置の側断面図である。
【図6】キートップの押下が進行してキートップの下端
縁が上側スイッチングシートを押下していく状態を模式
的に示す説明図である。
【図7】キートップの押下が終了した時点でキートップ
の下端縁により押下される上側スイッチングシートの状
態を模式的に示す説明図である。
【図8】キートップの押下が終了した状態を示すキース
イッチ装置の側断面図である。
【図9】第2実施形態に係るキースイッチ装置の一部及
び上側スイッチングシートの一部を省略して示す斜視図
である。
【図10】キースイッチ装置に対応する下側スイッチン
グシートの平面図である。
【図11】キートップの押下が終了した状態を示すキー
スイッチ装置の側断面図である。
【図12】第3実施形態に係るキースイッチ装置に使用
されるキートップの斜視図である。
【図13】キースイッチ装置の一部及び上側スイッチン
グシートの一部を省略して示す斜視図である。
【図14】キースイッチ装置に対応する下側スイッチン
グシートの平面図である。
【図15】キートップの押下が終了した状態を示すキー
スイッチ装置の側断面図である。
【図16】ノート型パーソナルコンピュータの斜視図で
ある。
【図17】ノート型パーソナルコンピュータの電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ノート型パーソナルコンピュータ 5 キーボード部 10 キースイッチ装置 11 キートップ 11A 下端縁 11B 凹部 12 第1リンク部材 13 第2リンク部材 14 案内部材 16 メンブレンスイッチシート 32 上側スイッチングシート 33 下側スイッチングシート 35 可動スイッチ電極 37 固定スイッチ電極 38 ドットスペーサパッド 50 ドットスペーサパッド 51 ドットスペーサパッド 52 空間 60 スペーサ層 61 空間 70 スペーサシート 71 スイッチング孔 72 逃げ孔 73 逃げ孔 74 連結部 75 空間 S キートップ下端縁に対応する領域 D 領域Sの幅 d キートップ下端縁の幅
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月20日(2000.1.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図16において、ノート型パーソナルコン
ピュータ1は、基本的に、各種演算処理を行うCPU
01を内蔵した本体部2、及び、本体部2に対して開閉
可能に支持されたディスプレイ3から構成されている。
ここに、ディスプレイ3は、本体部2の連結部4に回動
可能に支持されており、これより本体部2に対して開閉
可能に構成されている。本体部2には、複数のキースイ
ッチ装置が配設されてなるキーボード5が設けられてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】ここに、キートップ11の押下前において
は、図2、図3、図に示すように、第1リンク部材1
2の基部23に形成されたスプリング係止部27と第2
リンク部材13の基部23に形成されたスプリング係止
部27との間にコイルスプリング15が掛装されている
ことに基づき、コイルスプリング15は、キートップ1
1の第1係止部17の回動孔20及び第2係止部18の
回動孔22に回動可能に係止された第1リンク部材1
2、第2リンク部材13の各係止軸30を回動中心とし
て、第1リンク部材12、第2リンク部材13を相互に
接近させて閉脚する方向に付勢している。このとき、第
1リンク部材12、第2リンク部材13の各係止軸26
は、メンブレンスイッチシート16の上側スイッチング
シート32上に固着された係止部材39の第3係止部4
0、第4係止部41の摺動溝の内側壁に当接されてい
る。従って、キートップ11は、図5に示す非押下位置
に保持されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】また、図1に示す第3実施形態に係るキ
ースイッチ装置10において、下側スイッチングシート
33の上面には、PETフィルム等のフィルム材から形
成されたスペーサシート70が載置されている。ここ
に、スペーサシート70には、固定スイッチ電極37の
周囲を含む円形状のスイッチング領域Tに対応するスイ
ッチング孔71が形成されており、また、前記したキー
トップ11の下端縁11Aに対応するとともにキートッ
プ11の下端縁11Aの幅dよりも大きい幅Dを有する
領域Sの略半分に対応して2つの逃げ孔72、73が形
成されている。各逃げ孔72、73は、幅Dを有するコ
字状に形成されており、逃げ孔72の両端部と逃げ孔7
3の両端部との間には、連結部74(図13中には一方
のみを示す)が設けられている。かかる連結部74は、
各逃げ孔72、73の内側シートと外側シートとを連結
するものである。各連結部74の幅Mは、前記キートッ
プ11の下端縁11Aに形成された凹部11Bの幅Lよ
りも小さく設定されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】また、請求項4に係るキーボードでは、請
求項1のキースイッチ装置を備えていることから、前記
同様、キートップの下端縁と上側シートとの衝突に起因
する衝突音を確実に消音することが可能となり、従っ
て、静粛なキー操作が可能なキーボードを実現すること
ができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップと、 前記キートップの上下動を案内する案内部材と、 前記案内部材の下方に配置され、下面に可動スイッチ電
    極が形成された上側シート、可動スイッチ電極に対向し
    て固定スイッチ電極が形成された下側シート、及び、上
    側シートと下側シートの間に介在され可動スイッチ電極
    と固定スイッチ電極とを離間させるスペーサ体から構成
    されるメンブレンスイッチシートとを有するキースイッ
    チ装置において、 前記キートップ下端縁の形状に対応するとともに、キー
    トップ下端縁の幅よりも大きい幅を有する領域で、前記
    上側シートと下側シートとの間に空間が形成されるよう
    に前記スペーサ体を構成したことを特徴とするキースイ
    ッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ体は前記上側シート又は下
    側シートに形成されるドットスペーサから構成されてお
    り、ドットスペーサは前記領域を区画するように形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のキースイッチ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ体は前記上側シートと下側
    シートとの間に配置されるスペーサシートから構成され
    ており、スペーサシートには、前記領域に対応する切欠
    部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のキース
    イッチ装置。
  4. 【請求項4】 キートップと、 前記キートップの上下動を案内する案内部材と、 前記案内部材の下方に配置され、下面に可動スイッチ電
    極が形成された上側シート、可動スイッチ電極に対向し
    て固定スイッチ電極が形成された下側シート、及び、上
    側シートと下側シートの間に介在され可動スイッチ電極
    と固定スイッチ電極とを離間させるスペーサ体から構成
    されるメンブレンスイッチシートとを有するキースイッ
    チ装置を備えたキーボードにおいて、 前記キートップ下端縁の形状に対応するとともに、キー
    トップ下端縁の幅よりも大きい幅を有する領域で、前記
    上側シートと下側シートとの間に空間が形成されるよう
    に前記スペーサ体を構成したことを特徴とするキーボー
    ド。
  5. 【請求項5】 キートップと、そのキートップの上下動
    を案内する案内部材と、その案内部材の下方に配置さ
    れ、下面に可動スイッチ電極が形成された上側シート、
    可動スイッチ電極に対向して固定スイッチ電極が形成さ
    れた下側シート、及び、上側シートと下側シートの間に
    介在され、可動スイッチ電極と固定スイッチ電極とを離
    間させるスペーサ体から構成されるメンブレンスイッチ
    シートとを有するキースイッチ装置であって、前記キー
    トップ下端縁の形状に対応するとともに、キートップ下
    端縁の幅よりも大きい幅を有する領域で、前記上側シー
    トと下側シートとの間に空間が形成されるように前記ス
    ペーサ体を構成したキースイッチ装置を備え、文字や記
    号等の各種データを入力するためのキーボードと、 文字や記号を表示する表示手段と、 前記キーボードからの入力データに基づいて文字や記号
    等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする電子機器。
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