JP2001213482A - 保冷容器及びその製造方法 - Google Patents
保冷容器及びその製造方法Info
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- JP2001213482A JP2001213482A JP2000027325A JP2000027325A JP2001213482A JP 2001213482 A JP2001213482 A JP 2001213482A JP 2000027325 A JP2000027325 A JP 2000027325A JP 2000027325 A JP2000027325 A JP 2000027325A JP 2001213482 A JP2001213482 A JP 2001213482A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内の水を容器底部に溜めることなく、排
水可能とするとともに、外気の侵入をも防止することの
できる保冷容器及びその製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】 容器本体10の底壁部11に排水トラッ
プ部22を有する水抜き孔21を設ける。この水抜き孔
21から容器内の水が排出されるとともに、排出される
水の一部が排水トラップ部22に溜まることによって、
排水トラップ部22に封水部27が構成され、この封水
部27によって水抜き孔21が封止される。
水可能とするとともに、外気の侵入をも防止することの
できる保冷容器及びその製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】 容器本体10の底壁部11に排水トラッ
プ部22を有する水抜き孔21を設ける。この水抜き孔
21から容器内の水が排出されるとともに、排出される
水の一部が排水トラップ部22に溜まることによって、
排水トラップ部22に封水部27が構成され、この封水
部27によって水抜き孔21が封止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生鮮魚介類などを
氷で冷却しながら輸送するために用いられる保冷容器及
びその製造方法に関する。
氷で冷却しながら輸送するために用いられる保冷容器及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚介類などの鮮度を保持しながら漁場か
ら市場へ、および市場から消費地へ運ぶために、断熱性
の優れた発泡スチロール製の保冷容器を使用し、その保
冷容器内に冷却用の氷を入れている。
ら市場へ、および市場から消費地へ運ぶために、断熱性
の優れた発泡スチロール製の保冷容器を使用し、その保
冷容器内に冷却用の氷を入れている。
【0003】一般に、漁場から魚市場へ、および魚市場
から消費地へ生鮮魚介類などを輸送するには長時間を要
する。例えば、鮮度の低下し易いイカ類などは、輸送中
に鮮度を保持するため、漁場で捕獲後すぐに漁船内で発
泡スチロール容器に氷と一緒に入れて魚市場に輸送する
ことが多い。
から消費地へ生鮮魚介類などを輸送するには長時間を要
する。例えば、鮮度の低下し易いイカ類などは、輸送中
に鮮度を保持するため、漁場で捕獲後すぐに漁船内で発
泡スチロール容器に氷と一緒に入れて魚市場に輸送する
ことが多い。
【0004】このときに使用する発泡スチロール製の保
冷容器は、容器内底面に氷が溶けた氷解水を排出するた
めの水抜き孔のあるものを使用している。これは、イカ
類が氷の溶けた水に水漬け状態になると変質し鮮度が低
下するため、氷解水を外部に排出する必要があるからで
ある。
冷容器は、容器内底面に氷が溶けた氷解水を排出するた
めの水抜き孔のあるものを使用している。これは、イカ
類が氷の溶けた水に水漬け状態になると変質し鮮度が低
下するため、氷解水を外部に排出する必要があるからで
ある。
【0005】図12(a)、(b)、(c)に、従来用
いられている水抜き孔が設けられた保冷容器の例を示
す。この保冷容器は、(b)、(c)に示すように直方
体形状の容器本体91,92から構成され、(a)に示
す蓋93と組み合わされて使用される。この保冷容器
は、図12(b)に示すように、容器本体91底面に水
抜き孔として底壁部を貫通する縦穴94が設けられた
り、図12(c)に示すように、内壁面のコーナー部分
に水抜き孔として横穴95を数箇所設けた構造となって
いる。一般に使用されている保冷容器の水抜き孔の径
は、直径約8〜10mmであり、四隅に近い四箇所に設
けられる。
いられている水抜き孔が設けられた保冷容器の例を示
す。この保冷容器は、(b)、(c)に示すように直方
体形状の容器本体91,92から構成され、(a)に示
す蓋93と組み合わされて使用される。この保冷容器
は、図12(b)に示すように、容器本体91底面に水
抜き孔として底壁部を貫通する縦穴94が設けられた
り、図12(c)に示すように、内壁面のコーナー部分
に水抜き孔として横穴95を数箇所設けた構造となって
いる。一般に使用されている保冷容器の水抜き孔の径
は、直径約8〜10mmであり、四隅に近い四箇所に設
けられる。
【0006】鮮魚を入れた保冷容器は蓋を被せて積載保
管するが、積載したときに、互いの底面と蓋93の上面
との間に隙間が形成されるようになっており、容器本体
91の水抜き孔から排出された氷解水は、積載された容
器本体91と蓋93の間から外に排出されるようになっ
ている。
管するが、積載したときに、互いの底面と蓋93の上面
との間に隙間が形成されるようになっており、容器本体
91の水抜き孔から排出された氷解水は、積載された容
器本体91と蓋93の間から外に排出されるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、輸送中
に保冷容器内の氷解水が全て抜けてしまうと、水抜き孔
から外気が侵入し、容器内の温度が上昇してしまい、鮮
度保持効果がなくなり、魚介類の鮮度が低下してしま
う。
に保冷容器内の氷解水が全て抜けてしまうと、水抜き孔
から外気が侵入し、容器内の温度が上昇してしまい、鮮
度保持効果がなくなり、魚介類の鮮度が低下してしま
う。
【0008】このような容器内の温度上昇を防止するた
め、漁船では氷の量を必要以上に多く容器に入れる場合
がある。しかし、発泡スチロール容器に氷を必要以上に
多く入れて数段重ねた場合は、重量過多になり、最下段
の容器が座屈破壊する場合がある。そこで、輸送時の容
器破壊を防止するために、容器を設計する場合に耐圧強
度の安全率を必要以上に高く設定し、容器の密度、厚み
などの設定も必要以上の安全率をみて設計してしまうた
め、仕様過剰な容器になり容器のコストアップになって
しまう。
め、漁船では氷の量を必要以上に多く容器に入れる場合
がある。しかし、発泡スチロール容器に氷を必要以上に
多く入れて数段重ねた場合は、重量過多になり、最下段
の容器が座屈破壊する場合がある。そこで、輸送時の容
器破壊を防止するために、容器を設計する場合に耐圧強
度の安全率を必要以上に高く設定し、容器の密度、厚み
などの設定も必要以上の安全率をみて設計してしまうた
め、仕様過剰な容器になり容器のコストアップになって
しまう。
【0009】そのため、水抜き孔から外気が侵入しない
構造の保冷容器が望まれる。このような要望に応じて特
許第2559981号では、容器本体の側壁に排水入口
と排水出口とを結ぶ直線状の導水孔を、排水入口より排
水出口を高くして斜め上方に傾斜させて設け、導水孔内
に液シール部を設けた保冷容器が提案されている。この
保冷容器は、導水孔で保冷容器内の氷解水を外部に排出
すると共に、液シール部によって容器の内部と外部とを
遮断する構造となっている。しかし、特許第25599
81号で提案されている保冷容器は、液シール部を形成
するためには、容器底部に、常時、一定以上の水を溜ま
った状態にしておく必要があり、イカなどの水と接触す
ると鮮度が低下するものの輸送には適しない。
構造の保冷容器が望まれる。このような要望に応じて特
許第2559981号では、容器本体の側壁に排水入口
と排水出口とを結ぶ直線状の導水孔を、排水入口より排
水出口を高くして斜め上方に傾斜させて設け、導水孔内
に液シール部を設けた保冷容器が提案されている。この
保冷容器は、導水孔で保冷容器内の氷解水を外部に排出
すると共に、液シール部によって容器の内部と外部とを
遮断する構造となっている。しかし、特許第25599
81号で提案されている保冷容器は、液シール部を形成
するためには、容器底部に、常時、一定以上の水を溜ま
った状態にしておく必要があり、イカなどの水と接触す
ると鮮度が低下するものの輸送には適しない。
【0010】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、容器内の水を容器底部に溜めることなく、
排水可能とするとともに、外気の侵入をも防止すること
のできる保冷容器及びその製造方法の提供を目的とす
る。
ものであり、容器内の水を容器底部に溜めることなく、
排水可能とするとともに、外気の侵入をも防止すること
のできる保冷容器及びその製造方法の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の保冷容器は、断熱材で構成された容
器本体の底壁部に、前記容器本体の内部と外部とを連通
させて前記容器本体内部の水を排水する水抜き孔が設け
られ、この水抜き孔が、少なくとも二箇所が曲折した排
水トラップ部を有する構成としてある。
め、請求項1記載の保冷容器は、断熱材で構成された容
器本体の底壁部に、前記容器本体の内部と外部とを連通
させて前記容器本体内部の水を排水する水抜き孔が設け
られ、この水抜き孔が、少なくとも二箇所が曲折した排
水トラップ部を有する構成としてある。
【0012】このように、容器本体の底壁部に水抜き孔
を設けたことにより、容器内に水が溜まらず、速やかに
排水することができる。また、水抜き孔に排水トラップ
部が設けられているので、排水トラップ部に残留する水
により容器内部と外部とが遮断されるため、外部の空気
が容器内に侵入せず、保温性が良好となる。
を設けたことにより、容器内に水が溜まらず、速やかに
排水することができる。また、水抜き孔に排水トラップ
部が設けられているので、排水トラップ部に残留する水
により容器内部と外部とが遮断されるため、外部の空気
が容器内に侵入せず、保温性が良好となる。
【0013】請求項2記載の保冷容器は、請求項1記載
の保冷容器において、前記排水トラップ部の曲折部のう
ち、一の曲折部の底部高さが他の曲折部の天部高さより
も高いかあるいは同じ高さとした構成としてある。
の保冷容器において、前記排水トラップ部の曲折部のう
ち、一の曲折部の底部高さが他の曲折部の天部高さより
も高いかあるいは同じ高さとした構成としてある。
【0014】このようにすると、排水トラップ部に溜ま
った水により水抜き孔の一部が完全に封水されることに
なり、容器内部への外気の侵入を確実に防止することが
できる。
った水により水抜き孔の一部が完全に封水されることに
なり、容器内部への外気の侵入を確実に防止することが
できる。
【0015】請求項3記載の保冷容器は、請求項1又は
2記載の保冷容器において、前記底壁部を貫通した埋め
込み孔と、前記水抜き孔を形成し前記埋め込み孔に埋め
込まれる水抜き部材とを有する構成としてある。
2記載の保冷容器において、前記底壁部を貫通した埋め
込み孔と、前記水抜き孔を形成し前記埋め込み孔に埋め
込まれる水抜き部材とを有する構成としてある。
【0016】このように、容器本体と別体の水抜き孔を
設けた水抜き部材を容器本体に組み込むことにより、容
器本体に直接水抜き孔を成形する場合に比べ水抜き孔の
成形が容易となり、製造コストを低減することができ
る。
設けた水抜き部材を容器本体に組み込むことにより、容
器本体に直接水抜き孔を成形する場合に比べ水抜き孔の
成形が容易となり、製造コストを低減することができ
る。
【0017】請求項4記載の保冷容器は、請求項3記載
の保冷容器において、前記水抜き部材が、組み合わせる
ことにより前記水抜き孔が形成される分割部材で構成し
てある。
の保冷容器において、前記水抜き部材が、組み合わせる
ことにより前記水抜き孔が形成される分割部材で構成し
てある。
【0018】このようにすることにより、二個の分割部
材の例えば側面に水抜き孔の溝をそれぞれ設け、これら
の分割部材を組み合わせることによって、水抜き孔を有
する水抜き部材を容易に構成することができる。
材の例えば側面に水抜き孔の溝をそれぞれ設け、これら
の分割部材を組み合わせることによって、水抜き孔を有
する水抜き部材を容易に構成することができる。
【0019】請求項5記載の保冷容器は、請求項1又は
2記載の保冷容器において、前記水抜き孔が、前記底壁
部の内面側に設けられた凹部と、この凹部に立設した円
筒状突出部と、この円筒状突出部を軸方向に貫通して前
記容器本体の内部と外部とを連通する中空孔と、前記突
出部に嵌め込まれて前記突出部との間に前記凹部と前記
貫通孔とを連通させる空隙を形成するキャップ部材とで
構成してある。
2記載の保冷容器において、前記水抜き孔が、前記底壁
部の内面側に設けられた凹部と、この凹部に立設した円
筒状突出部と、この円筒状突出部を軸方向に貫通して前
記容器本体の内部と外部とを連通する中空孔と、前記突
出部に嵌め込まれて前記突出部との間に前記凹部と前記
貫通孔とを連通させる空隙を形成するキャップ部材とで
構成してある。
【0020】このように、キャップ部材を容器本体に設
けた突出部に嵌め込むことにより、排水トラップ部を有
する水抜き孔を形成することができる。
けた突出部に嵌め込むことにより、排水トラップ部を有
する水抜き孔を形成することができる。
【0021】請求項6記載の保冷容器は、請求項1又は
2に記載の保冷容器において、前記水抜き孔が、前記排
水トラップ部の設けられた水抜き管が前記底壁部に埋め
込まれた構成としてある。
2に記載の保冷容器において、前記水抜き孔が、前記排
水トラップ部の設けられた水抜き管が前記底壁部に埋め
込まれた構成としてある。
【0022】このように、例えばインサート成形により
水抜き管を容器本体の底壁部に埋め込むことにより、容
器本体に水抜き孔を設けることができる。
水抜き管を容器本体の底壁部に埋め込むことにより、容
器本体に水抜き孔を設けることができる。
【0023】本発明における請求項7記載の保冷容器の
製造方法は、断熱材で構成された容器本体の底壁部に、
前記容器本体の内部と外部とを連通させて前記容器本体
内部の水を排水する水抜き孔として、少なくとも二箇所
が曲折した排水トラップ部を形成した水抜き管が埋め込
まれてなる保冷容器の製造方法であって、前記水抜き管
をキャビティの所定の位置に着脱可能に配置した金型を
用いて、断熱材料を前記キャビティに充填して前記水抜
き管を前記断熱材料で埋め込む方法としてある。
製造方法は、断熱材で構成された容器本体の底壁部に、
前記容器本体の内部と外部とを連通させて前記容器本体
内部の水を排水する水抜き孔として、少なくとも二箇所
が曲折した排水トラップ部を形成した水抜き管が埋め込
まれてなる保冷容器の製造方法であって、前記水抜き管
をキャビティの所定の位置に着脱可能に配置した金型を
用いて、断熱材料を前記キャビティに充填して前記水抜
き管を前記断熱材料で埋め込む方法としてある。
【0024】このような発明によれば、水抜き孔を形成
する水抜き管を、保冷容器の形成と同時に、容器本体の
底壁部に埋め込むことができる。
する水抜き管を、保冷容器の形成と同時に、容器本体の
底壁部に埋め込むことができる。
【0025】請求項8記載の保冷容器の製造方法は、断
熱材で構成された容器本体の底壁部に、前記容器本体内
部と外部とを連通させて容器本体内部の水を排水する水
抜き孔を有し、この水抜き孔が少なくとも二箇所で曲折
した排水トラップ部を形成した保冷容器の製造方法であ
って、第1温度領域では前記水抜き孔と同じ形状を維持
し、第2の温度領域では軟質化する形状記憶材料ピンを
所定の位置に配置した金型を用い、前記第1温度領域下
で断熱材料を前記金型内に充填した後、前記第2温度領
域下で前記断熱材で構成された成形品を金型から取り出
すことにより前記保冷容器を成形する方法としてある。
熱材で構成された容器本体の底壁部に、前記容器本体内
部と外部とを連通させて容器本体内部の水を排水する水
抜き孔を有し、この水抜き孔が少なくとも二箇所で曲折
した排水トラップ部を形成した保冷容器の製造方法であ
って、第1温度領域では前記水抜き孔と同じ形状を維持
し、第2の温度領域では軟質化する形状記憶材料ピンを
所定の位置に配置した金型を用い、前記第1温度領域下
で断熱材料を前記金型内に充填した後、前記第2温度領
域下で前記断熱材で構成された成形品を金型から取り出
すことにより前記保冷容器を成形する方法としてある。
【0026】このように、例えば発泡スチロールの成形
における材料の充填時と融着時との温度差を利用して、
形状記憶材料の形状保持温度で充填して水抜き孔を成形
し、融着温度で形状記憶材料を軟化させることにより、
水抜き孔の形状を破壊しないで脱型することができる。
における材料の充填時と融着時との温度差を利用して、
形状記憶材料の形状保持温度で充填して水抜き孔を成形
し、融着温度で形状記憶材料を軟化させることにより、
水抜き孔の形状を破壊しないで脱型することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の保冷容器及びその
製造方法の実施形態について図面を参照しつつ説明す
る。 「第一実施形態」図1は、本発明の保冷容器の第一実施
形態を示すもので、(a)は保冷容器の容器本体を示す
斜視図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図、
(c)は水抜き孔の一例を示す拡大断面図、(d)は水
抜き孔の別の例を示す拡大断面図である。また、(c)
と(d)は(b)の(ア)の部分の拡大断面図である。
製造方法の実施形態について図面を参照しつつ説明す
る。 「第一実施形態」図1は、本発明の保冷容器の第一実施
形態を示すもので、(a)は保冷容器の容器本体を示す
斜視図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図、
(c)は水抜き孔の一例を示す拡大断面図、(d)は水
抜き孔の別の例を示す拡大断面図である。また、(c)
と(d)は(b)の(ア)の部分の拡大断面図である。
【0028】この保冷容器1aは、直方体形状の容器本
体10の底壁部11に複数個(図では四個)の二分割さ
れた水抜き部材20が埋設され、この水抜き部材20に
水抜き孔21が設けられている。また、容器本体10
は、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡
ポリプロピレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレン
との混合物などの断熱材で構成されている。
体10の底壁部11に複数個(図では四個)の二分割さ
れた水抜き部材20が埋設され、この水抜き部材20に
水抜き孔21が設けられている。また、容器本体10
は、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡
ポリプロピレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレン
との混合物などの断熱材で構成されている。
【0029】水抜き孔21は、図1(b)に示すよう
に、底壁部11の内面側と外面側それぞれに開口部を有
し、これらの開口部相互を連通した空洞で構成され、底
壁部11を貫通している。
に、底壁部11の内面側と外面側それぞれに開口部を有
し、これらの開口部相互を連通した空洞で構成され、底
壁部11を貫通している。
【0030】水抜き部材20は、底壁部11の壁の中
で、例えば図1(c)に示す横S字状あるいは図1
(d)に示すようなN字状に曲折した水抜き孔21を有
し、曲折した部分がいわゆる排水トラップ部22を形成
するようになっている。また、排水トラップ部は、少な
くとも曲折部が二箇所設けられた構造となっている。
で、例えば図1(c)に示す横S字状あるいは図1
(d)に示すようなN字状に曲折した水抜き孔21を有
し、曲折した部分がいわゆる排水トラップ部22を形成
するようになっている。また、排水トラップ部は、少な
くとも曲折部が二箇所設けられた構造となっている。
【0031】排水トラップ部22は、残留水を溜めて水
抜き孔21を封止するU字又はV字状部23とこのU字
又はV字状部23に連通する逆U字又は逆V字状部24
とで構成されている。空気の流通を完全に防止するため
には、逆U字又は逆V字状部22における最も高い部分
すなわち一の屈折部の底部25aを、他の屈折部の天部
25bより高いかあるいは同じ高さとしてある。
抜き孔21を封止するU字又はV字状部23とこのU字
又はV字状部23に連通する逆U字又は逆V字状部24
とで構成されている。空気の流通を完全に防止するため
には、逆U字又は逆V字状部22における最も高い部分
すなわち一の屈折部の底部25aを、他の屈折部の天部
25bより高いかあるいは同じ高さとしてある。
【0032】この保冷容器1aの水抜き孔21は、図1
(c)、(d)に示すように、容器本体10とは別体の
円柱状の水抜き部材20に設けてある。また、この水抜
き部材20は、二つ合わせた状態で、容器本体10の底
壁部11に設けられた埋め込み孔26に埋め込まれてい
る。
(c)、(d)に示すように、容器本体10とは別体の
円柱状の水抜き部材20に設けてある。また、この水抜
き部材20は、二つ合わせた状態で、容器本体10の底
壁部11に設けられた埋め込み孔26に埋め込まれてい
る。
【0033】図2は、水抜き部材20の一例を示すもの
で、この水抜き部材は、(a)、(b)に示す円柱を軸
方向に二分割したかまぼこ状の形状で、それぞれの平面
に水抜き溝21aを形成した分割部材20a、20bを
用い、図2(c)に示すように、これらの分割部材20
a、20bの平面を接合するようにして、水抜き孔21
を有する円柱状の水抜き部材20としたものである。
で、この水抜き部材は、(a)、(b)に示す円柱を軸
方向に二分割したかまぼこ状の形状で、それぞれの平面
に水抜き溝21aを形成した分割部材20a、20bを
用い、図2(c)に示すように、これらの分割部材20
a、20bの平面を接合するようにして、水抜き孔21
を有する円柱状の水抜き部材20としたものである。
【0034】水抜き部材20の材料としては、断熱性の
ある発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプ
ロピレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレンとの混
合物等の発泡プラスチック樹脂、又はPE,PP,AB
S、ナイロン等の熱可塑性樹脂、ポリエステル等の熱硬
化性樹脂等が適しているが、その他の材料、例えば金属
製のものであってもよい。
ある発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプ
ロピレン、発泡ポリスチレンと発泡ポリエチレンとの混
合物等の発泡プラスチック樹脂、又はPE,PP,AB
S、ナイロン等の熱可塑性樹脂、ポリエステル等の熱硬
化性樹脂等が適しているが、その他の材料、例えば金属
製のものであってもよい。
【0035】水抜き部材20を埋め込み孔26に確実に
埋め込むとともに、下方から脱落しないようにするため
には、水抜き部材20をややテーパー状の円柱に近い逆
円錐台状にし、埋め込み孔26を水抜き部材と同一形状
の上側に行くに従い緩く径が大きくなる逆円錐台状とす
ることが好ましい。また、接着剤で水抜き部材20を埋
め込み孔26に固定してもよく、あるいは、水抜き部材
20の円筒面に円筒面を巡るリング状の低い張り出し部
を設け、水抜き部材20を埋め込み孔26に埋めたとき
に、水抜き部材20の張り出し部が埋め込み孔26の壁
面に食い込んで固定を確実にするようにしても良い。
埋め込むとともに、下方から脱落しないようにするため
には、水抜き部材20をややテーパー状の円柱に近い逆
円錐台状にし、埋め込み孔26を水抜き部材と同一形状
の上側に行くに従い緩く径が大きくなる逆円錐台状とす
ることが好ましい。また、接着剤で水抜き部材20を埋
め込み孔26に固定してもよく、あるいは、水抜き部材
20の円筒面に円筒面を巡るリング状の低い張り出し部
を設け、水抜き部材20を埋め込み孔26に埋めたとき
に、水抜き部材20の張り出し部が埋め込み孔26の壁
面に食い込んで固定を確実にするようにしても良い。
【0036】また、水抜き部材20は、分割したものに
限られず、後述するインサート成形法や形状記憶材料を
用いた成形法で一体成形したものでも良い。さらに、図
2(d)に示す応用例に係る直方体状の水抜き部材20
cは、例えば一つの外面に水抜き孔となる水抜き溝21
bを設け、水抜き部材20cを容器本体の埋め込み孔に
埋めたときに、埋め込み孔と水抜き溝21bとの間に水
抜き孔が形成されるようにしても良い。また、水抜き部
材の形状は成形性、離型性の面から円柱状が適している
が、その他の形状でも良いことは勿論である。
限られず、後述するインサート成形法や形状記憶材料を
用いた成形法で一体成形したものでも良い。さらに、図
2(d)に示す応用例に係る直方体状の水抜き部材20
cは、例えば一つの外面に水抜き孔となる水抜き溝21
bを設け、水抜き部材20cを容器本体の埋め込み孔に
埋めたときに、埋め込み孔と水抜き溝21bとの間に水
抜き孔が形成されるようにしても良い。また、水抜き部
材の形状は成形性、離型性の面から円柱状が適している
が、その他の形状でも良いことは勿論である。
【0037】水抜き孔21の直径は、ゴミなどの異物に
よって塞がれず、かつ確実に排水できること、あまり底
壁部の厚さを増加させないために、1〜10mm程度の
範囲、特に2〜5mm程度の範囲とすることが好まし
い。
よって塞がれず、かつ確実に排水できること、あまり底
壁部の厚さを増加させないために、1〜10mm程度の
範囲、特に2〜5mm程度の範囲とすることが好まし
い。
【0038】本実施形態の容器本体10の底壁部11に
水抜き部材20を埋め込んで設けられた水抜き孔21
は、図3(a)に示すように、容器内部に氷解水などの
水が底面に溜まると、溜まった水が水圧で水抜き孔21
を通って底壁部外面の開口部から排水される。
水抜き部材20を埋め込んで設けられた水抜き孔21
は、図3(a)に示すように、容器内部に氷解水などの
水が底面に溜まると、溜まった水が水圧で水抜き孔21
を通って底壁部外面の開口部から排水される。
【0039】また、図3(b)に示すように、排水後
に、排水トラップ部22の横S字状を構成するU字状部
23に水が残留して排水トラップ部22を封止する封水
部27を構成する。これによって、容器本体10内部と
外部との通気を遮断することができる。従って、本実施
形態の保冷容器1aは、容器本体10の底面に流れた氷
解水などに由来する水は、底壁部11に設けられた水抜
き孔21から底に溜まることなく速やかに排水される。
に、排水トラップ部22の横S字状を構成するU字状部
23に水が残留して排水トラップ部22を封止する封水
部27を構成する。これによって、容器本体10内部と
外部との通気を遮断することができる。従って、本実施
形態の保冷容器1aは、容器本体10の底面に流れた氷
解水などに由来する水は、底壁部11に設けられた水抜
き孔21から底に溜まることなく速やかに排水される。
【0040】また、排水トラップ部22によって、常に
水抜き孔21が封水部27によって封止されているた
め、容器本体10内部の空気と外部の空気との流通を防
止でき、容器本体10内部の空気が外部の空気の流入に
よって暖められたり、容器本体10の中の冷たい空気が
外部に流出することがないので、保温性が良好である。
水抜き孔21が封水部27によって封止されているた
め、容器本体10内部の空気と外部の空気との流通を防
止でき、容器本体10内部の空気が外部の空気の流入に
よって暖められたり、容器本体10の中の冷たい空気が
外部に流出することがないので、保温性が良好である。
【0041】従って、鮮魚、特に鮮度が低下しやすいイ
カの鮮度保持に優れ、鮮度が良い状態で消費者に鮮魚を
供給することができる。また、過度に氷を入れる必要が
ないので、氷の消費量を低減できると共に、容器本体を
積み重ねたときの耐圧強度を低くして、厚みを薄くした
り密度を低くすることが可能であるため、容器のコスト
を低下させることが可能である。
カの鮮度保持に優れ、鮮度が良い状態で消費者に鮮魚を
供給することができる。また、過度に氷を入れる必要が
ないので、氷の消費量を低減できると共に、容器本体を
積み重ねたときの耐圧強度を低くして、厚みを薄くした
り密度を低くすることが可能であるため、容器のコスト
を低下させることが可能である。
【0042】「第二実施形態」図4、図5は、本発明の
保冷容器の第二実施形態を示す断面図である。この保冷
容器1bは、容器本体30に設けられた突出部と容器本
体30とは別体のキャップ部材との組み合わせで水抜き
孔が形成される構造を有している。
保冷容器の第二実施形態を示す断面図である。この保冷
容器1bは、容器本体30に設けられた突出部と容器本
体30とは別体のキャップ部材との組み合わせで水抜き
孔が形成される構造を有している。
【0043】図4(a)は容器本体の断面図、図4
(b)は(a)の(イ)の部分拡大平面図、図4(c)
は(b)のA−A線に沿った断面図である。容器本体3
0の底壁部31には、円形の凹部32が複数箇所設けら
れ、この凹部32の中心には円柱状の突出部33が底壁
部31に対して垂直方向となるように立設され、その頂
部は底壁部の底面よりほぼキャップの厚み分低くなるよ
うに設けられている。
(b)は(a)の(イ)の部分拡大平面図、図4(c)
は(b)のA−A線に沿った断面図である。容器本体3
0の底壁部31には、円形の凹部32が複数箇所設けら
れ、この凹部32の中心には円柱状の突出部33が底壁
部31に対して垂直方向となるように立設され、その頂
部は底壁部の底面よりほぼキャップの厚み分低くなるよ
うに設けられている。
【0044】ここで、突出部33には、その軸方向に底
壁部31を貫通する中空孔34が穿設されている。中空
孔34は、底壁部31の内部側と外部側とを連通させる
水抜き孔となっている。また、突出部33の壁面には、
軸方向にリブ35が複数個突設してあり、さらに、突出
部33の頂面には複数箇所に放射方向の放射状溝36が
設けられている。
壁部31を貫通する中空孔34が穿設されている。中空
孔34は、底壁部31の内部側と外部側とを連通させる
水抜き孔となっている。また、突出部33の壁面には、
軸方向にリブ35が複数個突設してあり、さらに、突出
部33の頂面には複数箇所に放射方向の放射状溝36が
設けられている。
【0045】図5は、図4に示した容器本体30の突出
部33にキャップ部材40を被せてこれらを組み合わせ
た状態を示すもので、(a)は断面図、(b)は(ウ)
の拡大平面図、(c)は(b)のB−B線に沿った断面
図である。ここで、キャップ部材40は、扁平の有底円
筒状であり、その内径は突出部33の外径と側面のリブ
36を合計した径であり、キャップ40を突出部33の
上から突出部33に被せることにより、キャップ部材4
0を突出部33に嵌合させて固定できるようになってい
る。また、キャップ部材40の材質は、断熱性のある高
密度の発泡樹脂、熱可塑性樹脂、又は熱硬化性樹脂等の
プラスチック製が好ましいが、その他の材料、例えば金
属製のものであってもよい。
部33にキャップ部材40を被せてこれらを組み合わせ
た状態を示すもので、(a)は断面図、(b)は(ウ)
の拡大平面図、(c)は(b)のB−B線に沿った断面
図である。ここで、キャップ部材40は、扁平の有底円
筒状であり、その内径は突出部33の外径と側面のリブ
36を合計した径であり、キャップ40を突出部33の
上から突出部33に被せることにより、キャップ部材4
0を突出部33に嵌合させて固定できるようになってい
る。また、キャップ部材40の材質は、断熱性のある高
密度の発泡樹脂、熱可塑性樹脂、又は熱硬化性樹脂等の
プラスチック製が好ましいが、その他の材料、例えば金
属製のものであってもよい。
【0046】キャップ部材40を突出部33に嵌める
と、図5(c)に示すように、水抜き孔41が形成され
る。つまり、キャップ部材40の上面が底壁部31の面
と面一になると共に、キャップ部材40の内側面と突出
部33の側面との間にはリブ35のために空隙42が形
成される。さらにキャップ部材40の内底面と突出部3
3の頂面間には放射状溝36があり、この放射状溝36
により、キャップ部材40の内側面と突出部33の側面
との間の空隙42と突出部33の内部の中空孔34とを
連通させる。
と、図5(c)に示すように、水抜き孔41が形成され
る。つまり、キャップ部材40の上面が底壁部31の面
と面一になると共に、キャップ部材40の内側面と突出
部33の側面との間にはリブ35のために空隙42が形
成される。さらにキャップ部材40の内底面と突出部3
3の頂面間には放射状溝36があり、この放射状溝36
により、キャップ部材40の内側面と突出部33の側面
との間の空隙42と突出部33の内部の中空孔34とを
連通させる。
【0047】したがって、底壁部31の凹部32と、キ
ャップ部材40の内側面と突出部33の側面との間の空
隙42とが排水トラップ部の曲折部を形成し、キャップ
部材40の内側面と突出部33の側面との間の空隙42
と、放射状溝36と、突出部の中空孔34とが他の曲折
部を形成する。
ャップ部材40の内側面と突出部33の側面との間の空
隙42とが排水トラップ部の曲折部を形成し、キャップ
部材40の内側面と突出部33の側面との間の空隙42
と、放射状溝36と、突出部の中空孔34とが他の曲折
部を形成する。
【0048】第二実施形態の水抜き孔41は、図6
(a)に示すように、容器本体30の凹部32に流入し
た水が、キャップ部材40の内側面と突出部33の側面
との間の空隙42と、放射状溝36と、突出部33の中
空孔34とを通って外部に速やかに排水される。また、
図6(b)に示すように、凹部32に水が突出部の放射
状溝36の高さまで溜まり、外気の侵入を防止する排水
トラップ部の封水部27を構成する。
(a)に示すように、容器本体30の凹部32に流入し
た水が、キャップ部材40の内側面と突出部33の側面
との間の空隙42と、放射状溝36と、突出部33の中
空孔34とを通って外部に速やかに排水される。また、
図6(b)に示すように、凹部32に水が突出部の放射
状溝36の高さまで溜まり、外気の侵入を防止する排水
トラップ部の封水部27を構成する。
【0049】これによって、排水トラップ部のU字状部
が封水部27で封止され、水抜き孔41を封止し、容器
本体30内部の空気と外部の空気との流通を防止でき、
容器本体30内部の空気が外部の空気の流入によって暖
められたり、容器本体の中の冷たい空気が外部に流出す
ることがないので、保温性が良好となる。また、水が溜
まる凹部32は底壁部31の一部であるため、魚介類な
どを浸すおそれはない。
が封水部27で封止され、水抜き孔41を封止し、容器
本体30内部の空気と外部の空気との流通を防止でき、
容器本体30内部の空気が外部の空気の流入によって暖
められたり、容器本体の中の冷たい空気が外部に流出す
ることがないので、保温性が良好となる。また、水が溜
まる凹部32は底壁部31の一部であるため、魚介類な
どを浸すおそれはない。
【0050】「第三実施形態」図7は保冷容器の第三実
施形態を示すもので、(a)は断面図、(b)は(a)
の(エ)の部分拡大断面図である。この保冷容器1c
は、容器本体50の底壁部51に底壁部51を上下に貫
いた水抜き管60が底壁部51内に埋め込まれている。
施形態を示すもので、(a)は断面図、(b)は(a)
の(エ)の部分拡大断面図である。この保冷容器1c
は、容器本体50の底壁部51に底壁部51を上下に貫
いた水抜き管60が底壁部51内に埋め込まれている。
【0051】ここで、水抜き管60の上端にはフランジ
61が設けられ、上端は底壁部51の内面に開口し、水
抜き管60の下端は底壁部51外面に開口している。ま
た、水抜き管60の中間部には、横S字状に曲折した排
水トラップ部22が設けられている。また、水抜き管6
0の材質は、金属製のものでも良いが、金属より断熱性
の高いPS、PE、ナイロン等の熱可塑性樹脂、又は熱
硬化性樹脂等のプラスチック樹脂が好ましい。
61が設けられ、上端は底壁部51の内面に開口し、水
抜き管60の下端は底壁部51外面に開口している。ま
た、水抜き管60の中間部には、横S字状に曲折した排
水トラップ部22が設けられている。また、水抜き管6
0の材質は、金属製のものでも良いが、金属より断熱性
の高いPS、PE、ナイロン等の熱可塑性樹脂、又は熱
硬化性樹脂等のプラスチック樹脂が好ましい。
【0052】図8にこのような保冷容器1cを成形する
金型の一例の断面図を示す。この金型は発泡スチロール
を成形するための金型であり、コア型601とキャビテ
ィ型602から構成される。また、これらの型の間の空
隙がキャビティ603を構成する。
金型の一例の断面図を示す。この金型は発泡スチロール
を成形するための金型であり、コア型601とキャビテ
ィ型602から構成される。また、これらの型の間の空
隙がキャビティ603を構成する。
【0053】ここで、コア型601内には空洞が設けら
れ、噴射口を有する冷却水管604が空洞内に配設さ
れ、冷却水が空洞内に噴射されてコア型601を冷却で
きるようになっている。また、キャビティ型602にも
空洞が設けられ、この空洞には蒸気入口605から高温
の水蒸気を噴出できるようになっており、キャビティ型
602を加熱することができるようになっている。
れ、噴射口を有する冷却水管604が空洞内に配設さ
れ、冷却水が空洞内に噴射されてコア型601を冷却で
きるようになっている。また、キャビティ型602にも
空洞が設けられ、この空洞には蒸気入口605から高温
の水蒸気を噴出できるようになっており、キャビティ型
602を加熱することができるようになっている。
【0054】噴射口を有する冷却水管606が空洞内に
配設され、冷却水入口607から冷却水が冷却水管60
6を通って空洞内に噴射されてキャビティ型602を冷
却できるようになっている。また、原料充填器608の
先端のパイプがキャビティ型602を貫いてキャビティ
603内に開口している。
配設され、冷却水入口607から冷却水が冷却水管60
6を通って空洞内に噴射されてキャビティ型602を冷
却できるようになっている。また、原料充填器608の
先端のパイプがキャビティ型602を貫いてキャビティ
603内に開口している。
【0055】図9(a)にコア型601の断面構造を示
す。また、図9(b)は水抜き管を取り付けた状態の拡
大断面図を示す。さらにまた、図9(c)に示すよう
に、コア型601のキャビティを構成する所定の箇所
に、前述した水抜き管60がコア型601のピン610
にフランジ61を有する末端側が脱着可能に差し込まれ
た状態で取り付けられている。
す。また、図9(b)は水抜き管を取り付けた状態の拡
大断面図を示す。さらにまた、図9(c)に示すよう
に、コア型601のキャビティを構成する所定の箇所
に、前述した水抜き管60がコア型601のピン610
にフランジ61を有する末端側が脱着可能に差し込まれ
た状態で取り付けられている。
【0056】この場合のフランジ61は、コア型601
に接して水抜き管60をコア型601から自立させる機
能を有する。水抜き管60の他方の末端は、キャビティ
型602に接するようになっており、樹脂を充填したと
きに樹脂が水抜き管60の中に充填されないようになっ
ている。
に接して水抜き管60をコア型601から自立させる機
能を有する。水抜き管60の他方の末端は、キャビティ
型602に接するようになっており、樹脂を充填したと
きに樹脂が水抜き管60の中に充填されないようになっ
ている。
【0057】このような金型を用いて発泡スチロール製
の保冷容器をインサート成形する方法を説明する。先
ず、水抜き管60を取り付けたコア型601とキャビテ
ィ型602とを図8に示したように合わせてキャビティ
603を形成し、原料充填器608から発泡スチロール
原料をキャビティ603内に充填し、キャビティ型60
5に高温の蒸気を入れ、約80℃〜120℃に加熱し発
泡、融着させる。次いで、水をコア型601とキャビテ
ィ型602内に20〜30秒かけて金型を冷却した後、
コア型601とキャビティ型602とを離間させる。こ
れにより、水抜き管60が底壁に埋設された状態で一体
成形された保冷容器1cが形成される。
の保冷容器をインサート成形する方法を説明する。先
ず、水抜き管60を取り付けたコア型601とキャビテ
ィ型602とを図8に示したように合わせてキャビティ
603を形成し、原料充填器608から発泡スチロール
原料をキャビティ603内に充填し、キャビティ型60
5に高温の蒸気を入れ、約80℃〜120℃に加熱し発
泡、融着させる。次いで、水をコア型601とキャビテ
ィ型602内に20〜30秒かけて金型を冷却した後、
コア型601とキャビティ型602とを離間させる。こ
れにより、水抜き管60が底壁に埋設された状態で一体
成形された保冷容器1cが形成される。
【0058】「第四実施形態」図9は保冷容器の第四実
施形態を示す断面図である。この保冷容器は、容器本体
10の底壁部11に、底壁部11を上下に貫いた水抜き
孔21が直接形成してある。
施形態を示す断面図である。この保冷容器は、容器本体
10の底壁部11に、底壁部11を上下に貫いた水抜き
孔21が直接形成してある。
【0059】次に、本発明の保冷容器を製造する方法に
ついて説明する。この実施形態の保冷容器は、水抜き孔
が直接底壁部に成形されている。この製造方法は、上述
した発泡スチロール原料を金型に約60℃以下の温度で
充填した後、蒸気で約80℃〜120℃に加熱し融着さ
せた後、水を金型内にかけて(20〜30秒)金型を冷
却する方法、又は金型内に水を少量(1〜5秒)かけた
後、金型内を減圧して蒸発潜熱で冷却したのち、成形品
(容器)を取り出すシステムとなっているため、加熱、
冷却の温度変化を利用した材質、形状記憶金属、又は形
状記憶樹脂を使用する。
ついて説明する。この実施形態の保冷容器は、水抜き孔
が直接底壁部に成形されている。この製造方法は、上述
した発泡スチロール原料を金型に約60℃以下の温度で
充填した後、蒸気で約80℃〜120℃に加熱し融着さ
せた後、水を金型内にかけて(20〜30秒)金型を冷
却する方法、又は金型内に水を少量(1〜5秒)かけた
後、金型内を減圧して蒸発潜熱で冷却したのち、成形品
(容器)を取り出すシステムとなっているため、加熱、
冷却の温度変化を利用した材質、形状記憶金属、又は形
状記憶樹脂を使用する。
【0060】図11(a)はコア型の断面図であり、図
11(b)、(c)は(a)の(カ)の部分拡大断面図
である。ここで、コア型701のキャビティを構成する
容器本体の水抜き孔を設ける位置に、水抜き孔の形状の
形状記憶樹脂、形状記憶合金などの形状記憶材料で構成
した水抜き孔成形ピン702aが複数箇所固定されてい
る。
11(b)、(c)は(a)の(カ)の部分拡大断面図
である。ここで、コア型701のキャビティを構成する
容器本体の水抜き孔を設ける位置に、水抜き孔の形状の
形状記憶樹脂、形状記憶合金などの形状記憶材料で構成
した水抜き孔成形ピン702aが複数箇所固定されてい
る。
【0061】形状記憶材料は、材料を充填する約60℃
以下の温度では、図11(b)に示すように水抜き孔の
形状を保持し、80〜120℃に加熱後、冷却して取り
出す80℃以上の温度では、図11(c)に示すように
軟質化し、成形品を損なわずに水抜き孔成形ピン702
bを成形品から抜くことができる材料を選択する。ま
た、水抜き孔成形ピン702aのコア型701に対する
固定は、図11(b)に示すように、補修する場合に取
り外し易くするためにねじ703によるねじ込み又は差
込み式とすることが好ましい。キャビティ型は図8に示
した従来と同じものでよい。
以下の温度では、図11(b)に示すように水抜き孔の
形状を保持し、80〜120℃に加熱後、冷却して取り
出す80℃以上の温度では、図11(c)に示すように
軟質化し、成形品を損なわずに水抜き孔成形ピン702
bを成形品から抜くことができる材料を選択する。ま
た、水抜き孔成形ピン702aのコア型701に対する
固定は、図11(b)に示すように、補修する場合に取
り外し易くするためにねじ703によるねじ込み又は差
込み式とすることが好ましい。キャビティ型は図8に示
した従来と同じものでよい。
【0062】また、形状記憶の設定温度を上記の逆にし
ても良い。つまり、80℃以上の温度に加熱したときは
横S字状の水抜き孔形状を保持し、冷却して脱型する6
0℃以下の温度では軟化して脱型を損なわない形状記憶
材料を用いることによって、横S字状形状の水抜き孔を
容器本体底壁部に成形により直接設けることができる。
ても良い。つまり、80℃以上の温度に加熱したときは
横S字状の水抜き孔形状を保持し、冷却して脱型する6
0℃以下の温度では軟化して脱型を損なわない形状記憶
材料を用いることによって、横S字状形状の水抜き孔を
容器本体底壁部に成形により直接設けることができる。
【0063】本発明の保冷容器は、輸送中に内部で発生
する水を溜めないで底壁部に設けられた水抜き孔から速
やかに排水できる。また、水抜き孔に設けられた排水ト
ラップ部により水抜き孔を封止して外気と内部の空気を
遮断することができるため、保温性に優れる。そのた
め、氷を入れた生鮮魚介類を漁船から魚市場への輸送、
さらに魚市場から販売店、消費者に輸送する用途に好適
である。
する水を溜めないで底壁部に設けられた水抜き孔から速
やかに排水できる。また、水抜き孔に設けられた排水ト
ラップ部により水抜き孔を封止して外気と内部の空気を
遮断することができるため、保温性に優れる。そのた
め、氷を入れた生鮮魚介類を漁船から魚市場への輸送、
さらに魚市場から販売店、消費者に輸送する用途に好適
である。
【0064】その他、野菜その他の鮮度を保つために氷
を入れて輸送する保冷容器として使用できることは勿論
である。また、本発明の保冷容器は、図12に示したよ
うな蓋を組み合わせることができ、蓋を用いることによ
って、水抜き孔から排水された水を蓋と保冷容器の底面
との間から排出することができる。
を入れて輸送する保冷容器として使用できることは勿論
である。また、本発明の保冷容器は、図12に示したよ
うな蓋を組み合わせることができ、蓋を用いることによ
って、水抜き孔から排水された水を蓋と保冷容器の底面
との間から排出することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保冷容器
は、容器本体の底壁部に排水トラップ部を有する水抜き
孔を設けたことにより、容器本体に水を溜めることなく
速やかに排出できるとともに、排水トラップ部により外
気と容器内部との空気の流通を遮断することができるた
め、保温性に優れる。また、本発明の保冷容器の製造方
法によると、排水トラップ部が設けられた水抜き管が脱
着可能に配置した金型を用いることによって、あるい
は、形状記憶材料ピンを用いることによって、排水トラ
ップ部を有する水抜き孔が設けられた保冷容器を製造す
ることができる。
は、容器本体の底壁部に排水トラップ部を有する水抜き
孔を設けたことにより、容器本体に水を溜めることなく
速やかに排出できるとともに、排水トラップ部により外
気と容器内部との空気の流通を遮断することができるた
め、保温性に優れる。また、本発明の保冷容器の製造方
法によると、排水トラップ部が設けられた水抜き管が脱
着可能に配置した金型を用いることによって、あるい
は、形状記憶材料ピンを用いることによって、排水トラ
ップ部を有する水抜き孔が設けられた保冷容器を製造す
ることができる。
【図1】本発明の保冷容器に係る第一実施形態を示すも
ので、(a)は保冷容器の容器本体の斜視図、(b)は
(a)のA−A線に沿った断面図、(c)と(d)は
(b)の(ア)の部分の拡大断面図である。
ので、(a)は保冷容器の容器本体の斜視図、(b)は
(a)のA−A線に沿った断面図、(c)と(d)は
(b)の(ア)の部分の拡大断面図である。
【図2】本発明の保冷容器に係る第一実施形態の水抜き
部材の一例を示すもので、(a)、(b)はそれぞれそ
の分割部材を示す斜視図、(c)は水抜き部材の斜視
図、(d)は応用例に係る水抜き部材の斜視図である。
部材の一例を示すもので、(a)、(b)はそれぞれそ
の分割部材を示す斜視図、(c)は水抜き部材の斜視
図、(d)は応用例に係る水抜き部材の斜視図である。
【図3】本発明の保冷容器に係る第一実施形態の水抜き
部材の機能を説明するもので、(a)は排水時、(b)
は封水部で水抜き孔を封止した状態を示すそれぞれ断面
図である。
部材の機能を説明するもので、(a)は排水時、(b)
は封水部で水抜き孔を封止した状態を示すそれぞれ断面
図である。
【図4】本発明の保冷容器に係る第二実施形態を示すも
ので、(a)は容器本体を示す断面図であり、(b)は
(a)の(イ)の部分の拡大平面図、(c)は(b)の
A−A線に沿った断面図である。
ので、(a)は容器本体を示す断面図であり、(b)は
(a)の(イ)の部分の拡大平面図、(c)は(b)の
A−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明の保冷容器に係る第二実施形態を示すも
ので、(a)は断面図、(b)は(a)の(ウ)の部分
の拡大平面図、(c)は(b)のB−B線に沿った断面
図である。
ので、(a)は断面図、(b)は(a)の(ウ)の部分
の拡大平面図、(c)は(b)のB−B線に沿った断面
図である。
【図6】本発明の保冷容器に係る第二実施形態の水抜き
孔の機能を示す断面図であり、(a)は排水状態、
(b)は封水部で水抜き孔を封止した状態を示す。
孔の機能を示す断面図であり、(a)は排水状態、
(b)は封水部で水抜き孔を封止した状態を示す。
【図7】本発明の保冷容器の第三実施形態を示すもの
で、(a)は断面図、(b)は(a)の(エ)の部分の
拡大断面図である。
で、(a)は断面図、(b)は(a)の(エ)の部分の
拡大断面図である。
【図8】本発明の保冷容器に係る第三実施形態を成形す
る型を示す断面図である。
る型を示す断面図である。
【図9】本発明の保冷容器の第四実施形態を示す断面図
である。
である。
【図10】図9の型のコア型を示すもので、(a)は断
面図、(b)は(オ)の部分拡大図であり、(c)は水
抜き管をコア型に取り付ける状態を示す斜視図である。
面図、(b)は(オ)の部分拡大図であり、(c)は水
抜き管をコア型に取り付ける状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の保冷容器の製造方法におけるコア型
を示すもので、(a)は断面図、(b)は(a)の
(カ)の部分拡大図であり、(c)は水抜き成形ピンが
軟化した状態を示す断面図である。
を示すもので、(a)は断面図、(b)は(a)の
(カ)の部分拡大図であり、(c)は水抜き成形ピンが
軟化した状態を示す断面図である。
【図12】従来の保冷容器を示す斜視図であり、(a)
は蓋を示し、(b)は容器本体の一例、(c)は容器本
体の別の例を示す。
は蓋を示し、(b)は容器本体の一例、(c)は容器本
体の別の例を示す。
1a、1b、1c 保冷容器 10、30、50 容器本体 11、31、51 底壁部 20、20c 水抜き部材 20a、20b 分割部材 21、41 水抜き孔 21a、21b 水抜き溝 22 排水トラップ部 23 U字状部又はV字状部 24 逆U字状部又は逆V字状部 25a 底部 25b 天部 26 埋め込み孔 27 封水部 32 凹部 33 突出部 34 中空孔 35 リブ 36 放射状溝 40 キャップ部材 42 空隙 60 水抜き管 61 フランジ 91、92 容器本体 93 蓋 94 縦穴 95 横穴 601、701 コア型 602 キャビティ型 603 キャビティ 604、606 冷却水管 605 蒸気入口 607 冷却水入口 608 原料充填器 610 ピン 702a、702b 水抜き孔成形ピン 703 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB02 AC03 BA02A BA05A BB17A BC06A BC07A CA18 EA17 EB27 FA01 FC01 GA01 GA11 GB08 GD01 4F202 AA13 AB02 AD05 AD13 AG20 AH56 CA01 CB01 CB12 CK41 CN01 CN05 CN12
Claims (8)
- 【請求項1】 断熱材で構成された容器本体の底壁部
に、前記容器本体の内部と外部とを連通させて前記容器
本体内部の水を排水する水抜き孔が設けられ、この水抜
き孔が、少なくとも二箇所が曲折した排水トラップ部を
有することを特徴とする保冷容器。 - 【請求項2】 請求項1記載の保冷容器において、 前記排水トラップ部の曲折部のうち、一の曲折部の底部
高さが他の曲折部の天部高さよりも高いかあるいは同じ
高さであることを特徴とする保冷容器。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の保冷容器におい
て、 前記底壁部を貫通した埋め込み孔と、前記水抜き孔を形
成し前記埋め込み孔に埋め込まれる水抜き部材とを有す
ることを特徴とする保冷容器。 - 【請求項4】 請求項3記載の保冷容器において、 前記水抜き部材が、組み合わせることにより前記水抜き
孔が形成される分割部材で構成されていることを特徴と
する保冷容器。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載の保冷容器におい
て、 前記水抜き孔が、前記底壁部の内面側に設けられた凹部
と、この凹部に立設した円筒状突出部と、この円筒状突
出部を軸方向に貫通して前記容器本体の内部と外部とを
連通する中空孔と、前記突出部に嵌め込まれて前記突出
部との間に前記凹部と前記貫通孔とを連通させる空隙を
形成するキャップ部材とで構成されていることを特徴と
する保冷容器。 - 【請求項6】 請求項1又は2に記載の保冷容器におい
て、 前記水抜き孔が、前記排水トラップ部の設けられた水抜
き管が前記底壁部に埋め込まれてなることを特徴とする
保冷容器。 - 【請求項7】 断熱材で構成された容器本体の底壁部
に、前記容器本体の内部と外部とを連通させて前記容器
本体内部の水を排水する水抜き孔として、少なくとも二
箇所が曲折した排水トラップ部を形成した水抜き管が埋
め込まれてなる保冷容器の製造方法であって、 前記水抜き管をキャビティの所定の位置に着脱可能に配
置した金型を用いて、断熱材料を前記キャビティに充填
して前記水抜き管を前記断熱材料で埋め込むことを特徴
とする保冷容器の製造方法。 - 【請求項8】 断熱材で構成された容器本体の底壁部
に、前記容器本体内部と外部とを連通させて容器本体内
部の水を排水する水抜き孔を有し、この水抜き孔が少な
くとも二箇所で曲折した排水トラップ部を形成した保冷
容器の製造方法であって、 第1温度領域では前記水抜き孔と同じ形状を維持し、第
2の温度領域では軟質化する形状記憶材料ピンを所定の
位置に配置した金型を用い、 前記第1温度領域下で断熱材料を前記金型内に充填した
後、前記第2温度領域下で前記断熱材で構成された成形
品を金型から取り出すことにより前記保冷容器を成形す
ることを特徴とする保冷容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027325A JP2001213482A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 保冷容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027325A JP2001213482A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 保冷容器及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001213482A true JP2001213482A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18552911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000027325A Pending JP2001213482A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 保冷容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001213482A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005014764A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Honda Motor Co Ltd | 水抜きバルブ |
KR200455563Y1 (ko) | 2009-11-24 | 2011-09-15 | (주)아모레퍼시픽 | 향의 손실을 방지하는 용기 |
JP2017153264A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 株式会社豊田自動織機 | 回転電機 |
CN113650964A (zh) * | 2021-08-24 | 2021-11-16 | 梅秀 | 一种智能型果蔬采摘储运箱 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000027325A patent/JP2001213482A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005014764A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Honda Motor Co Ltd | 水抜きバルブ |
JP4490056B2 (ja) * | 2003-06-26 | 2010-06-23 | 本田技研工業株式会社 | 水抜きバルブ |
KR200455563Y1 (ko) | 2009-11-24 | 2011-09-15 | (주)아모레퍼시픽 | 향의 손실을 방지하는 용기 |
JP2017153264A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 株式会社豊田自動織機 | 回転電機 |
CN113650964A (zh) * | 2021-08-24 | 2021-11-16 | 梅秀 | 一种智能型果蔬采摘储运箱 |
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