JP2001213196A - 車両用コクピットモジュール構造 - Google Patents
車両用コクピットモジュール構造Info
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Abstract
化の実現と、ステアリング装置への振動伝達の低減とを
両立させる。 【解決手段】 ステアリング支持部42を有する強度部
材40と、空調装置30とを少なくとも計器盤の内側に
配置する車両において、強度部材40を車体側に固定す
るサイドブラケット43に、空調装置30の送風機ユニ
ット31の少なくも一部を固定し、送風機ユニット31
を強度部材40を介して計器盤内側に一体に組み付け
る。これにより、車両計器盤に送風機ユニット31をモ
ジュール化できるとともに、送風機ユニット31からの
振動が強度部材40を経てステアリング支持部42に伝
達されることを低減できる。
Description
に空調装置等の機器を一体に組み付ける車両用コクピッ
トモジュール構造に関する。
ユニット部および空調ユニット部を車両計器盤の内側部
に配置する場合に、送風機ユニット部および空調ユニッ
ト部は通常、車室とエンジンルームとの間の隔壁(ファ
イヤウォール)にねじ止め等の手段で固定している。
ニット部および空調ユニット部を車体側の隔壁に固定す
る構造であるため、送風機ユニット部および空調ユニッ
ト部は、車両計器盤と別々に、車体側への固定作業を行
う必要がある。
器とを予めコクピットモジュールとして一体化してお
き、その後に、このコクピットモジュール全体を一度に
車体側へ固定するというモジュール化への要請が車両組
み付け工程の簡素化のために強まっている。しかし、上
記従来技術であると、このモジュール化への要請に対応
できない。
に、計器盤内側において、車両左右方向に延びる棒状強
度部材(リーンフォースバー)の存在に着目し、この棒
状強度部材に送風機ユニット部および空調ユニット部を
固定することにより、計器盤内側に送風機ユニット部お
よび空調ユニット部を棒状強度部材を介して一体化(モ
ジュール化)することが知られている。
アリング装置がステアリングステーを介して支持されて
いるので、送風機ユニット部を棒状強度部材に直接固定
すると、送風機ユニットの作動時に発生する振動が棒状
強度部材を介してステアリング装置に伝達されるという
不具合を生じる。
送風機ユニットのモジュール化の実現と、ステアリング
装置への振動伝達の低減とを両立させることを目的とす
る。
め、請求項1に記載の発明では、ステアリング装置を支
持する支持部(42)を有する強度部材(40)と、空
調装置(30)とを少なくとも計器盤(20)の内側に
配置する車両において、強度部材(40)を車体側に固
定する部位(43)に、空調装置(30)の送風機ユニ
ット(31)の少なくとも一部を固定し、送風機ユニッ
ト(31)を強度部材(40)を介して計器盤(20)
内側に一体に組み付けることを特徴とする。
トのモジュール化を実現でき、車両組み付け工程を簡素
化できる。しかも、強度部材(40)の車体側への固定
部位(43)は車体に対して強固に固定される部分であ
るから、この固定部位(43)に空調装置(30)の送
風機ユニット(31)を固定すると、送風機ユニット
(31)で振動が発生しても、この振動が強度部材(4
0)を経てステアリング支持部(42)に伝達されるこ
とを固定部位(43)にて良好に低減できる。
の振動伝達低減のために、強度部材(40)の剛性アッ
プとか、送風機回転部分の重量バランス改善のための組
み付け精度向上等の特別の対策を施す必要がなく、コク
ピットモジュールを低コストで実施できる。
装置を支持する支持部(42)を有する強度部材(4
0)と、空調装置(30)とを少なくとも計器盤(2
0)の内側に配置する車両において、強度部材(40)
に、空調装置(30)の送風機ユニット(31)の少な
くとも一部を固定し、この送風機ユニット(31)の固
定部位(47、48)から強度部材(40)を経て支持
部(42)に至る振動伝達経路の途中に、強度部材(4
0)を車体側に固定する固定部位(43)を配置し、送
風機ユニット(31)を強度部材(40)を介して計器
盤(20)内側に一体に組み付けることを特徴とする。
に送風機ユニットをモジュール化できるとともに、ステ
アリング支持部(42)への振動伝達を低減できる効果
を発揮できる。特に、請求項2によると、送風機ユニッ
ト(31)の固定部位(47、48)から強度部材(4
0)を経て支持部(42)に至る振動伝達経路の途中
に、強度部材(40)の車体側への固定部位(43)を
配置しているので、送風機ユニット(31)からの振動
が強度部材(40)を経てステアリング支持部(42)
に伝達されることを固定部位(43)において確実に遮
断できる。従って、ステアリング支持部(42)への振
動伝達の低減効果をより一層向上できる。
1、2において、強度部材(40)は、具体的には車両
左右方向に延びるように計器盤(20)内側に配置し、
強度部材(40)の車両左右方向の両端部に車体側への
固定部位(43、44)を配置する構成を採用するとよ
い。
装置を支持する支持部(42)を有する強度部材(4
0)と、空調装置(30)とを少なくとも計器盤(2
0)の内側に配置する車両において、強度部材(40)
を車両左右方向に延びるように計器盤(20)内側に配
置し、強度部材(40)の車両左右方向の両端部に車体
側への固定部位(43、44)を配置するとともに、強
度部材(40)の車両左右方向の一端部に近接してステ
アリング支持部(42)を配置し、強度部材(40)の
車両左右方向の他端部に空調装置(30)の送風機ユニ
ット(31)の少なくとも一部を固定し、強度部材(4
0)のうち、ステアリング支持部(42)と送風機ユニ
ット(31)との間に、送風機ユニット(31)からの
送風空気を温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット
(32)を固定し、送風機ユニット(31)および空調
ユニット(32)を強度部材(40)を介して計器盤
(20)内側に一体に組み付けることを特徴とする。
機ユニット(31)および空調ユニット(32)をモジ
ュール化できるとともに、ステアリング支持部(42)
への振動伝達を低減できる効果を発揮できる。
の端部に送風機ユニット(31)を固定するから、車両
左右方向において、送風機ユニット(31)と空調ユニ
ット(32)との間隔を最大限に拡大できる。このた
め、送風機ユニット(31)の吹出通路長さ(ダクト3
1c部の通路長さ)を長くして、送風機ユニット(3
1)の吹出通路の急拡大を抑制できるので、送風騒音を
低減できる。また、送風機ユニット(31)と空調ユニ
ット(32)との間のスペースに、CDチェンジャー、
電子制御装置(ECU)等の車載機器を搭載することが
容易となる。
0)に、強度部材(40)を車体側に固定する別体のブ
ラケット(43)を備え、この別体のブラケット(4
3)に送風機ユニット(31)の固定部位(47、4
8)を配置したことを特徴とする。
ケット(43)を備えることにより、送風機ユニット
(31)の固定部位の設定が容易となる。
(40)は具体的には車両左右方向に延びる棒形状で構
成できる。
(40)は具体的には車両左右方向に延びる板形状で構
成することができる。そして、この板形状の強度部材
(40)に、この強度部材(40)を車体側に固定する
部位(45)および送風機ユニット(31)を固定する
部位(48)を持つブラケット(43)を一体成形する
構成とすることができる。
装置を支持する支持部(42)を有する強度部材(4
0)と、空調装置(30)とを少なくとも計器盤(2
0)の内側に配置する車両において、強度部材(40)
を車両左右方向に延びるように計器盤(20)内側に配
置し、強度部材(40)の車両左右方向の両端部に車体
側への固定部位(43、44、45)を配置するととも
に、強度部材(40)の車両左右方向の一端部近傍に、
空調装置(30)の送風機ユニット(31)を配置し、
且つ、送風機ユニット(31)に隣接して送風機能とは
別機能を果たす剛性のある部品(60)を配置し、送風
機ユニット(31)を剛性のある部品(60)を介して
強度部材(40)の車両左右方向の一端部に固定し、送
風機ユニット(31)を剛性のある部品(60)および
強度部材(40)を介して計器盤(20)内側に一体に
組み付けることを特徴とする。
に送風機ユニットをモジュール化できるとともに、ステ
アリング支持部(42)への送風機振動の伝達を低減で
きる効果を発揮できる。
ある部品(60)を介して強度部材(40)の車両左右
方向の一端部に固定しているから、後述の図9、10に
例示するようにタイヤハウス65の車室内側への突き出
し等の理由から強度部材(40)の車両左右方向の一端
部に送風機ユニット(31)を近接配置できない場合に
も剛性のある部品(60)の介在により送風機ユニット
(31)を強度部材(40)の一端部(車体側への固定
部位)に固定できる。
イアウトの自由度が増加し、車両搭載性を向上できる。
0)の車体側への固定部位(43、44、45)に計器
盤(20)の固定部位(47a、68)を配置したこと
を特徴とする。
の固定部を利用して強度部材(40)に計器盤(20)
を一体化できる。
(40)の車両左右方向の一端部にブラケット(43)
を備え、このブラケット(43)に、車体側への固定部
位(45)と剛性のある部品(60)の固定部位(4
7、66)と計器盤(20)の固定部位(47a、6
8)とを配置し、ブラケット(43)において剛性のあ
る部品(60)の固定部位(47、66)と計器盤(2
0)の固定部位(47a、68)との間、および剛性の
ある部品(60)の固定部位(47、66)と強度部材
(40)との間に、車体側への固定部位(45)を配置
することを特徴とする。
の送風機振動が部品(60)を経由して強度部材(4
0)に伝達すること、および送風機振動が部品(60)
を経由して計器盤(20)に伝達することをいずれも車
体側への固定部位(45)により遮断できる。
ある部品として具体的には、車両電気配線の中継点とな
る電気分配箱(60)を用いることができる。
配箱(60)のケース(60d、60e)を送風機ユニ
ット(31)のケース(77、78)に一体成形すれ
ば、部品点数の削減によるコスト低減を図ることができ
る。
ット(31)に、車室(57)とエンジンルール(5
6)との隔壁(55)もしくは車体側面部(52)への
固定部位(31e、58)を備えることを特徴とする。
度部材(40)だけでなく、車体側に直接、支持固定す
ることができ、そのため、送風機ユニット(31)の重
量バランスが良好となり、送風機ユニット(31)の振
動発生を低減できる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
1実施形態であり、図1はコクピットモジュール10の
組み付け後の状態を示しており、コクピットモジュール
10は車両計器盤20の内側に車両用空調装置30等の
種々な機器を一体に組み付けたものである。図2は計器
盤20の内側に収納される車両用空調装置30の送風機
ユニット31と空調ユニット32を示している。図3は
分解状態の斜視図である。図1、3の矢印は車両搭載状
態での前後左右方向を示す。
るので、送風機ユニット31は車両左側の助手席側に配
置され、空調ユニット32は車両左右方向の略中央部に
配置される。ここで、送風機ユニット31および空調ユ
ニット32は周知の構成であるので、その概要を簡単に
説明すると、送風機ユニット31はその上部に内気と外
気を切替導入する内外気切替箱31aを配置し、この内
外気切替箱31aから吸入した空気を送風する遠心式送
風機31bを下部に配置した構成になっている。この送
風機31bは遠心式送風ファンとファン駆動用モータか
ら構成されている。31cは送風機31bの吹出ダクト
部である。
らの送風空気を温度調整して車室内へ吹き出すもので、
上記吹出ダクト部31cに接続される樹脂製ケース32
aを有している。この樹脂製ケース32a内に、送風空
気を冷却する冷房用熱交換器としての蒸発器、送風空気
を加熱する暖房用熱交換器としての温水式ヒータコア、
温度制御手段としてのエアミックスドア、吹出モード切
替機構を構成する吹出モードドア等を内蔵している。
る強度部材40が配置されている。ここで、強度部材4
0の本体部41は棒状(リーンフォースバー)であり、
この棒状とは中空部を持つパイプ形状を包含する意味の
用語である。また、パイプ形状も断面円形状に限らず、
断面矩形状等でもよい。棒状本体部41は金属(鉄系金
属等)により形成されている。
置を支持固定することを主目的とする部材であり、本例
は右ハンドル車であるので、棒状本体部41の中央部よ
り右寄り部位、すなわち、棒状本体部41の右端部に近
接した部位にステアリング装置の支持ステー(支持部)
42が溶接等の手段で固定されている。このステー42
は金属(鉄系金属等)により形成され、ステアリング装
置のハウジング部(図示せず)を支持固定するようにな
っている。
方向の両端部には、それぞれ別体のサイドブラケット4
3、44が溶接等の手段で固定されている。このサイド
ブラケット43、44は金属(鉄系金属等)により板形
状に形成され、サイドブラケット43、44の板面は強
度部材40の軸方向と垂直方向(車両前後方向)に向く
ように配置されている。
面部15への取付穴45、46が2箇所ずつ開けてある
とともに、この取付穴45、46の裏面部にナットが溶
接等で固定されている。また、本例では、送風機ユニッ
ト31が車両左側の助手席側に配置されるので、左側の
サイドブラケット43に送風機ユニット31の固定のた
めの補助ブラケット部47が一体成形されている。
おいて、棒状本体部41との固定部位より下側の部位か
ら車両内側方向(右方向)に補助ブラケット部47が一
体に曲げ成形されている。この補助ブラケット部47に
も送風機ユニット31の固定のための取付穴48が2箇
所開けてある。
両左右方向の中央部には空調ユニット32の固定のため
の金属(鉄系金属等)製の中央ブラケット49が溶接等
の手段で2箇所固定されている。この2個の中央ブラケ
ット49にも取付穴50がそれぞれ開けてある。なお、
図1において、55は車体側の隔壁(ファイヤウォー
ル)であり、車両前方のエンジンルーム56と車両後方
の車室57との間を仕切るものである。
の搭載手順について説明すると、まず最初に、送風機ユ
ニット31および空調ユニット32を強度部材40に組
み付る。具体的には、図3に示す2本の送風機固定用ス
クリュー(締結手段)51を補助ブラケット部47の取
付穴48を通して送風機ユニット31の送風機31b部
の樹脂製ケース(スクロールケース)の穴部31dにね
じ込むことにより、送風機ユニット31を強度部材40
に組み付ける。
ト49の取付穴50に挿入されるねじ(締結手段、図示
せず)によって強度部材40に組み付ける。図2は送風
機ユニット31および空調ユニット32を強度部材40
に組み付けた後の状態を示す。
32を一体化した強度部材40、およびその他の機器を
計器盤20の内側に収納し、これら機器を計器盤20と
一体に組み付け、モジュール化する。図1はこのモジュ
ール化のための組み付けを終えた状態のコクピットモジ
ュール10を示す。
化は種々の手段で可能であるが、例えば、サイドブラケ
ット43、44の部分に計器盤20への取付部を設けて
おき、この取付部を用いて強度部材40を計器盤20に
組み付けることができる。
材40のステアリング装置用支持ステー42に車両ステ
アリング装置のハウジング部(図示せず)を支持固定す
ることにより、車両ステアリング装置もコクピットモジ
ュール10の一部として一体化できる。
搭載するための作業を行う。すなわち、左右両側の車体
側面部52に設けた取付穴53にサイドブラケット4
3、44の取付穴45、46が合致するように強度部材
40を位置決めし、そして、左右両側の車体側面部52
の取付穴53とサイドブラケット43、44の取付穴4
5、46に、それぞれ、強度部材固定用ボルト(締結手
段)54を通して、このボルト54を取付穴45、46
裏面のナット部に締め付けることにより、サイドブラケ
ット43、44を左右両側の車体側面部52に締め付け
固定する。また、計器盤20についても、その必要箇所
を車体側にねじ等により固定する。
機器(送風機ユニット31、空調ユニット32等)をコ
クピットモジュール10として予め一体化しているの
で、計器盤20およびその周辺機器の車両搭載作業を一
度に容易に行うことができる。
ためのサイドブラケット43に、送風機ユニット31の
固定部位をなす補助ブラケット部47を設けているか
ら、送風機ユニット31の作動に伴う振動がステアリン
グ装置に伝達することを効果的に低減できる。
って発生した振動は、補助ブラケット部47→サイドブ
ラケット43→棒状本体部41→ステー42からなる振
動伝達経路を経てステアリング装置に伝達される。この
際に、サイドブラケット43の部位が車体側に強固に固
定されるため、この車体側固定部位にて振動伝達が遮断
される。そのため、ステアリング装置への振動伝達を効
果的に低減できる。
グ装置もコクピットモジュール10の一部として車両搭
載前の状態で一体化する例について説明したが、コクピ
ットモジュール10の車両搭載後に支持ステー42に車
両ステアリング装置のハウジング部(図示せず)を支持
固定するようにしてもよい。
材40を棒状の形態で構成しているが。第2実施形態で
は強度部材40を車両左右方向に延びる板形状で構成し
ている。図4〜図7は第2実施形態であり、強度部材4
0を図7に示すように、車両左右方向に直線的に延びる
前面板40aと、車両左右方向に直線的に延びる底面板
40bと、空調装置30の後面部の凹凸に対応した凹凸
形状で車両左右方向に延びる後面板40cと、車両左右
方向の両端部に位置する板形状のサイドブラケット4
3、44とを有している。
方寄りの部位に、車体側への固定用取付穴45を2個上
下方向に開けるとともに、この取付穴45より上方部位
に送風機ユニット31の固定用取付穴48を2個前後方
向に開けてある。左側のサイドブラケット43におい
て、固定用取付穴48を設けた上方部分の前後の縁部4
3a、43bおよび上端面43cは強度部材40の他の
部位から切り離されている。また、後面板40cのう
ち、右端部に近接した部位にステアリング装置固定用ス
テー42が設けてある。
示していないが、空調ユニット32を強度部材40の底
面板40b上に載せた状態で、前面板40aと後面板4
0cに空調ユニット32を固定することができ、空調ユ
ニット32の固定作業が容易となる。
部位のみでサイドブラケット43に固定する。すなわ
ち、送風機ユニット31の送風機31b部の樹脂製ケー
ス(スクロールケース)の左側の側面部に穴部31dを
設けておき、図5に示す2本の送風機固定用スクリュー
(締結手段)51をサイドブラケット43の取付穴48
を通して送風機ユニット31の穴部31dにねじ込むこ
とにより、送風機ユニット31を強度部材40に組み付
ける。ここで、送風機ユニット31は、強度部材40に
対して穴部31d部分でサイドブラケット43に接触す
るだけで、強度部材40の前面板40a、底面板40b
および後面板40cのいずれにも接触しない。
形態と同様であり、左右両側の車体側面部52の取付穴
53とサイドブラケット43、44の取付穴45、46
に、ボルト54を通して、このボルト54を取付穴4
5、46裏面のナット部に締め付けることにより、サイ
ドブラケット43、44を車体側面部52に締め付け固
定できる。
て、送風機ユニット31を固定する取付穴48の部位
は、車体側への固定部位(取付穴45の部位)のみを経
て強度部材40の他の部位に連結されており、送風機ユ
ニット31を取付穴48の部位のみで強度部材40に固
定する構成にしてある。そのため、第2実施形態におい
ても、送風機ユニット31の作動に伴って発生した振動
は、サイドブラケット43のうち取付穴48の部位→サ
イドブラケット43のうち車体側への固定部位(取付穴
45の部位)→前面板40a、底面板40bおよび後面
板40c→ステー42からなる振動伝達経路を経てステ
アリング装置に伝達される。
側に強固に固定される取付穴45の部位にて振動伝達を
遮断することができ、ステアリング装置への振動伝達を
効果的に低減できる。
ット43部分の剛性を増大させるために、サイドブラケ
ット43の板厚を他の部位より大きくしたり、あるいは
サイドブラケット43の断面形状を剛性の増大する形状
(屈曲形状等)にしてもよい。
では、いずれも、送風機ユニット31を強度部材40の
サイドブラケット43のみに固定しているが、第3実施
形態では送風機ユニット31を強度部材40の他に車体
側にも固定するようにしている。
形態を変形した例を示している。車両前方のエンジンル
ーム56と車両後方の車室57との間を仕切る隔壁55
のうち、車両左右方向の左端部に近接した部位にスタッ
ドボルト58が固定してある。このスタッドボルト58
はその軸部が車室57側(車両後方側)へ突出するよう
に配置してある。
風機31b部の樹脂製ケースの前方左側の側面部から下
方へ突出するように取付足部31eが一体成形または別
体にて設けてある。この取付足部31eにはスタッドボ
ルト58の軸部が嵌合する取付穴31fが開けてある。
様に、送風機ユニット31の車両後方側の部位をスクリ
ュー51により強度部材40のサイドブラケット43の
補助ブラケット47に固定するとともに、送風機31b
部の左側の側面部の取付足部31eにスタッドボルト5
8の軸部を嵌合し、スタッドボルト58の軸部に図示し
ないナットを締め付けることにより、送風機ユニット3
1の前方左側の側面部を車体側の隔壁55に固定するこ
とができる。そのため、送風機ユニット31を複数箇所
にて車体側に安定的に支持固定することができ、送風機
ユニット31の重量バランスが上記第1、第2実施形態
よりも良好となり、送風機ユニット31の振動を低減で
きる。
形態では、車両前方のエンジンルーム56と車両後方の
車室57との間を仕切る隔壁55に、送風機ユニット3
1の車体側への固定部位(スタッドボルト58)を設け
ているが、送風機ユニット31の車体側への固定部位
を、隔壁55でなく車体側面部52に設けるようにして
もよい。
の、コクピットモジュール10単体の状態で、送風機ユ
ニット31の組み付け状態が不安定となる場合は、強度
部材40の補助ブラケット47部以外に、送風機ユニッ
ト31を一時的に強度部材40に支持固定する仮固定部
を設け、コクピットモジュール10の車両搭載完了後
に、この仮固定部を解除して、送風機ユニット31を補
助ブラケット47部および取付足部31eのみで支持固
定するようにしてもよい。
40を用いる場合について説明したが、第2実施形態の
ように板状の強度部材40を用いる場合に、送風機ユニ
ット31の固定部位として、サイドブラケット43への
固定部位と車体側への固定部位の両方を設けるようにし
てもよい。
では、送風機ユニット31を強度部材40のサイドブラ
ケット43に固定するようにしているので、送風機ユニ
ット31を極力、強度部材40の端部近傍に配置する必
要がある。しかし、実際の車両搭載に際しては、強度部
材40の端部近傍に車両タイヤハウスが突き出していた
り、車両電気配線の中継点をなす電気分配箱(ジャンク
ションボックス)が位置している場合がある。これらの
場合には、タイヤハウスや電気分配箱が妨げとなって、
送風機ユニット31を強度部材40の端部近傍に配置で
きない場合が生じる。
の端部近傍に車両タイヤハウスが突き出していたり、電
気分配箱が位置している場合でも、送風機ユニット31
からステアリング装置への振動伝達を防止できるように
したものである。
し、図10は図9のA部の詳細を示す拡大図である。図
9、10は計器盤20を取り外した状態でのコクピット
モジュール10を示す。
2、63相互間の電気接続の中継点をなすものであり、
電気配線61はエンジンルーム56側の配線であり、電
気配線62は、計器盤20内側にて強度部材40の長手
方向に沿って車両左右方向に延びる計器盤20内の配線
であり、電気配線63は車室内ドア部・後席側の配線で
ある。
び車室内ドア部・後席側の電気配線63は左右の車体側
面部52に沿って配線されるため、電気分配箱60は図
9、10に示すように左右の車体側面部52近傍に配置
することが好ましい。一方、第4実施形態が適用される
車両においては、エンジンルーム56と車室57との間
を仕切る隔壁55に前輪64が比較的近接して配置され
ているので、前輪64のタイヤハウス65が車室57内
側へ突き出している。
送風機ユニット31に比較して大幅に小さいので、タイ
ヤハウス65が車室57内側へ突き出していても電気分
配箱60を強度部材40の左右の端部近傍に配置するこ
とが可能である。
は一般に剛性のある樹脂部品で構成されている。そこ
で、第4実施形態ではこのような電気分配箱60の存在
に着目して、電気分配箱60自身を有効利用して、送風
機ユニット31を強度部材40の端部に支持固定しよう
とするものである。
31の支持構造の具体例を図10により説明すると、車
両左側の電気分配箱60は、車両前後方向ではタイヤハ
ウス65と強度部材40との間の位置し、且つ、車両左
右方向では送風機ユニット31と左側の車体側面部52
との間に位置している。
は概略直方体状のもので、その内部に電気接続のための
回路基板等を内蔵している。電気分配箱60の樹脂製ケ
ース部材60aは補強リブの追加等により送風機ユニッ
ト31の支持のための必要強度を確保できる。
aには樹脂成形により第1、第2取付足部60b、60
cが一体成形されている。第1取付足部60bは強度部
材40のサイドブラケット43側へ向かって突き出して
おり、また、第2取付足部60cは送風機ユニット31
側へ向かって突き出している。
面部52と平行に車両前後方向に延びるようになってお
り、そして、サイドブラケット43の本体部分において
強度部材40より車両前方側の部位に第1補助ブラケッ
ト47が設けてある。この第1補助ブラケット47は電
気分配箱60側へ向かって曲げ形成され第1取付足部6
0bの面と重合するようになっている。
60の第1取付足部60bとを重合して、この両者4
7、60bをボルト(締結手段)66により締結するこ
とにより、電気分配箱60をサイドブラケット43に固
定できる。また、送風機ユニット31の送風機部31b
の樹脂製ケースには電気分配箱60側へ向かって突き出
す取付足部31gが一体成形してある。
60の第2取付足部60cとを重合して、この両者31
g、60cをねじ(締結手段)67により締結すること
により、送風機ユニット31を電気分配箱60に支持固
定できる。これにより、送風機ユニット31は電気分配
箱60を介して間接的にサイドブラケット43(強度部
材40)に支持される。
度部材40より車両後方側の部位に第2補助ブラケット
47aが設けてある。この第2補助ブラケット47aも
第1補助ブラケット47と同一方向(車両左右方向の内
側)へ曲げ形成され、この第2補助ブラケット47aに
計器盤20の取付部(図示せず)を重合してねじ(締結
手段)68により締結することにより、計器盤20を強
度部材40のサイドブラケット43に固定できる。
0の左端側に設けられるものであるが、強度部材40の
右端側のサイドブラケット44にも上記と同様の構成に
て計器盤20と電気分配箱60が固定される。
1補助ブラケット47と第2補助ブラケット47aとの
中間部位に、複数(図10では3個)の取付穴45が設
けてある。この取付穴45に車体側面部52の取付穴5
3を通してボルト(締結手段)54を締め付けることに
より、サイドブラケット43を車体側面部52に締め付
け固定できる。強度部材40の右端側のサイドブラケッ
ト44も同様にして右側の車体側面部52に締め付け固
定できる。
とも1つは必ず、第1補助ブラケット47と強度部材4
0の棒状本体部41との間に位置させてある。サイドブ
ラケット43上における各固定部相互の位置関係は、図
10の例では、次のようになっている。電気分配箱60
の固定部(符号47、60b部)と強度部材40の棒状
本体部41との間に車両への固定部(取付穴45部)を
配置し、また、強度部材40の棒状本体部41と計器盤
20の固定部(符号47a部)との間にも車両への固定
部(取付穴45部)を配置している。
同様に、送風機ユニット31をサイドブラケット43に
固定する他に、送風機31b部の取付足部31eにスタ
ッドボルト58の軸部を嵌合し、この嵌合部を締め付け
固定することにより、送風機ユニット31を車体側の隔
壁55にも固定することができる。
装置で、強度部材40の棒状本体部41の支持ステー4
2に支持されている。71は送風機ユニット31の内外
気切替箱31aの外気吸入口、72は内外気切替箱31
aの内気吸入口である。
と、送風機31bの作動時に発生した振動は電気分配箱
60を介してサイドブラケット43に伝達されるが、サ
イドブラケット43上において電気分配箱60の固定部
(符号47、60b部)と強度部材40の棒状本体部4
1との間に車両への固定部(取付穴45部)を配置して
いるので、サイドブラケット43から強度部材40の棒
状本体部41への送風機振動の伝達を車両への固定部
(取付穴45部)にて遮断できる。
0のサイドブラケット43に組み付ける構成であって
も、強度部材40を経由してステアリング装置70に送
風機振動が伝達されることはない。
足部31eとスタッドボルト58との締め付け固定部を
経由して車体側の隔壁55にも伝達されるが、隔壁55
は非常に剛性の高い部材であるため、隔壁55で送風機
振動は減衰、吸収されてしまう。従って、隔壁55経由
でステアリング装置70に送風機振動が伝達されること
もない。
ブラケット43に組み付ける構成であるが、計器盤20
の固定部(符号47a部)と電気分配箱60の固定部
(符号47、60b部)との間にも車両への固定部(取
付穴45部)を配置しているから、送風機振動が計器盤
20に伝達されることもない。
57内へ突出する形態であっても、電気分配箱60を有
効活用して送風機ユニット31を強度部材40のサイド
ブラケット43に組み付けることにより、送風機ユニッ
ト31のコクピットモジュール化を達成しつつ、ステア
リング装置70への送風機振動の伝達を遮断できる。
ッドボルト58をピン状部材に変更して、このピン状部
材を送風機31b部の取付足部31eの取付穴31fや
係止溝部に嵌合係止するようにしてもよい。
送風機ユニット31と電気分配箱60とをそれぞれ別体
で構成しているが、第5実施形態では送風機ユニット3
1のケース部材に電気分配箱60のケース部材を一体化
している。
であり、本例では送風機ユニット31のケース部材を、
送風機下ケース77と、送風機上ケース78と、内外気
切替箱左ケース73と、内外気切替箱右ケース74の4
つの部分に分割して樹脂成形している。
気分配箱60の下側ケース60dを、また、送風機上ケ
ース78の側面部に電気分配箱60の上側ケース60e
をそれぞれ一体成形している。送風機下ケース77と送
風機上ケース78とを1つのケースに締結すると、これ
に連動して電気分配箱60の下側ケース60dと上側ケ
ース60eとを1つのケースに締結できるようにしてあ
る。電気分配箱60の内部には回路基板60f等が内蔵
される。
と上側ケース60eにそれぞれ第4実施形態の第1取付
足部60bに対応する取付足部60g、60hが一体成
形されている。図11の例では、この取付足部60g、
60hをコ字状に成形して、後述のスタッドボルト7
5、76を取付足部60g、60hに挿入可能にしてい
る。また、電気分配箱60の上側ケース60eには計器
盤内電気配線62との電気接続のためのコネクタ部60
iが備えられている。
ス78の内部には送風機31bの遠心式送風ファン31
hが挿入され、送風機31bの駆動用モータ31iは送
風機下ケース77の外部に突出する。
部材40の棒状本体部41の上下両側に車両への固定部
である取付穴(雌ねじ部)45を配置している。そし
て、サイドブラケット43には補助ブラケット47が下
側の取付穴45より更に下方へ延びるように一体に形成
している。この補助ブラケット47の上下2箇所の折り
曲げ片に車両前後方向に延びるスタッドボルト(締結手
段)75、76を設けている。
ニット31の各分割ケース77、78、73、74およ
び電気分配箱60の分割ケース60d、60eを一体に
締結した後に、電気分配箱60のケース60d、ケース
60eに一体成形したコ字状の取付足部60g、60h
にスタッドボルト75、76を挿入し、図示しないナッ
トをスタッドボルト75、76に締め付けることによ
り、送風機ユニット31を強度部材40のサイドブラケ
ット43に締結できる。
る補助ブラケット47部分と、強度部材40の棒状本体
部41との間に、車両への固定部である取付穴45部が
位置しているので、送風機振動を取付穴45部を配置し
ているので、強度部材40を経由してステアリング装置
70に送風機振動が伝達されることはない。
ールの車両搭載前の斜視図である。
斜視図である。
両搭載前の斜視図である。
斜視図である。
側構成を示す斜視図である。
びその周辺部の配置レイアウトを示す一部断面平面図
で、計器盤を取り外した状態を示す。
要部の分解斜視図である。
ト、32…空調ユニット、40…強度部材、42…ステ
アリング支持ステー、43、44…サイドブラケット、
47…補助ブラケット、60…電気分配箱。
Claims (13)
- 【請求項1】 ステアリング装置を支持する支持部(4
2)を有する強度部材(40)と、空調装置(30)と
を少なくとも計器盤(20)の内側に配置する車両にお
いて、 前記強度部材(40)を車体側に固定する部位(43)
に、前記空調装置(30)の送風機ユニット(31)の
少なくとも一部を固定し、 前記送風機ユニット(31)を前記強度部材(40)を
介して前記計器盤(20)内側に一体に組み付けること
を特徴とする車両用コクピットモジュール構造。 - 【請求項2】 ステアリング装置を支持する支持部(4
2)を有する強度部材(40)と、空調装置(30)と
を少なくとも計器盤(20)の内側に配置する車両にお
いて、 前記強度部材(40)に、前記空調装置(30)の送風
機ユニット(31)の少なくとも一部を固定し、 この送風機ユニット(31)の固定部位(47、48)
から前記強度部材(40)を経て前記支持部(42)に
至る振動伝達経路の途中に、前記強度部材(40)を車
体側に固定する固定部位(43)を配置し、前記送風機
ユニット(31)を前記強度部材(40)を介して前記
計器盤(20)内側に一体に組み付けることを特徴とす
る車両用コクピットモジュール構造。 - 【請求項3】 前記強度部材(40)は車両左右方向に
延びるように前記計器盤(20)内側に配置され、 前記強度部材(40)の車両左右方向の両端部に前記車
体側への固定部位(43、44)を配置したことを特徴
とする請求項1または2に記載の車両用コクピットモジ
ュール構造。 - 【請求項4】 ステアリング装置を支持する支持部(4
2)を有する強度部材(40)と、空調装置(30)と
を少なくとも計器盤(20)の内側に配置する車両にお
いて、 前記強度部材(40)を車両左右方向に延びるように前
記計器盤(20)内側に配置し、 前記強度部材(40)の車両左右方向の両端部に車体側
への固定部位(43、44)を配置するとともに、 前記強度部材(40)の車両左右方向の一端部に近接し
て前記支持部(42)を配置し、 前記強度部材(40)の車両左右方向の他端部に前記空
調装置(30)の送風機ユニット(31)の少なくとも
一部を固定し、 前記強度部材(40)のうち、前記支持部(42)と前
記送風機ユニット(31)との間に、前記送風機ユニッ
ト(31)からの送風空気を温度調整して車室内へ吹き
出す空調ユニット(32)を固定し、 前記送風機ユニット(31)および前記空調ユニット
(32)を前記強度部材(40)を介して前記計器盤
(20)内側に一体に組み付けることを特徴とする車両
用コクピットモジュール構造。 - 【請求項5】 前記強度部材(40)に、前記強度部材
(40)を車体側に固定する別体のブラケット(43)
を備え、 この別体のブラケット(43)に前記送風機ユニット
(31)の固定部位(47、48)を配置したことを特
徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両
用コクピットモジュール構造。 - 【請求項6】 前記強度部材(40)は車両左右方向に
延びる棒形状であることを特徴とする請求項1ないし5
のいずれか1つに記載の車両用コクピットモジュール構
造。 - 【請求項7】 前記強度部材(40)は車両左右方向に
延びる板形状であり、 この板形状の強度部材(40)に、この強度部材(4
0)を車体側に固定する部位(45)および前記送風機
ユニット(31)を固定する部位(48)を持つブラケ
ット(43)を一体成形したことを特徴とする請求項1
ないし5のいずれか1つに記載の車両用コクピットモジ
ュール構造。 - 【請求項8】 ステアリング装置を支持する支持部(4
2)を有する強度部材(40)と、空調装置(30)と
を少なくとも計器盤(20)の内側に配置する車両にお
いて、 前記強度部材(40)を車両左右方向に延びるように前
記計器盤(20)内側に配置し、 前記強度部材(40)の車両左右方向の両端部に車体側
への固定部位(43、44、45)を配置するととも
に、 前記強度部材(40)の車両左右方向の一端部近傍に、
前記空調装置(30)の送風機ユニット(31)を配置
し、且つ、前記送風機ユニット(31)に隣接して送風
機能とは別機能を果たす剛性のある部品(60)を配置
し、 前記送風機ユニット(31)を前記剛性のある部品(6
0)を介して前記強度部材(40)の車両左右方向の一
端部に固定し、 前記送風機ユニット(31)を前記剛性のある部品(6
0)および前記強度部材(40)を介して前記計器盤
(20)内側に一体に組み付けることを特徴とする車両
用コクピットモジュール構造。 - 【請求項9】 前記強度部材(40)の前記車体側への
固定部位(43、44、45)に前記計器盤(20)の
固定部位(47a、68)を配置したことを特徴とする
請求項8に記載の車両用コクピットモジュール構造。 - 【請求項10】 前記強度部材(40)の車両左右方向
の一端部にブラケット(43)を備え、 このブラケット(43)に、前記車体側への固定部位
(45)と前記剛性のある部品(60)の固定部位(4
7、66)と前記計器盤(20)の固定部位(47a、
68)とを配置し、 前記ブラケット(43)において前記剛性のある部品
(60)の固定部位(47、66)と前記計器盤(2
0)の固定部位(47a、68)との間、および前記剛
性のある部品(60)の固定部位(47、66)と前記
強度部材(40)との間に、前記車体側への固定部位
(45)を配置することを特徴とする請求項9に記載の
車両用コクピットモジュール構造。 - 【請求項11】 前記剛性のある部品は、車両電気配線
の中継点となる電気分配箱(60)であることを特徴と
する請求項8ないし10のいずれか1つに記載の車両用
コクピットモジュール構造。 - 【請求項12】 前記電気分配箱(60)のケース(6
0d、60e)を前記送風機ユニット(31)のケース
(77、78)に一体成形したことを特徴とする請求項
11に記載の車両用コクピットモジュール構造。 - 【請求項13】 前記送風機ユニット(31)に、車室
(57)とエンジンルール(56)との隔壁(55)も
しくは車体側面部(52)への固定部位(31e、5
8)を備えることを特徴とする請求項1ないし12のい
ずれか1つに記載の車両用コクピットモジュール構造。
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