JP2001213108A - 車両用ハブ - Google Patents

車両用ハブ

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JP2001213108A
JP2001213108A JP2000021135A JP2000021135A JP2001213108A JP 2001213108 A JP2001213108 A JP 2001213108A JP 2000021135 A JP2000021135 A JP 2000021135A JP 2000021135 A JP2000021135 A JP 2000021135A JP 2001213108 A JP2001213108 A JP 2001213108A
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JP
Japan
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hub
vehicle
rotor
thickness
flange portion
Prior art date
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Application number
JP2000021135A
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English (en)
Inventor
Satoru Fukuyama
山 覚 福
Ryoichi Watanabe
辺 良 一 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のトレッドを変更することなくブレーキ
装置のドラムやロータの変形を防止するハブを提供する
こと。 【解決手段】 ハブ(1)のフランジ部(3)に従来技
術で設けられていたボルト孔(9)間に形成されている
軽量化のための肉盗みを廃止、さらにベアリング間のオ
イルポケット部(8)の外周肉厚(t)を増加してフラ
ンジ部の図における左右方向の剛性を強化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車軸に回転自在に
取り付けられ、タイヤを取り付けるホイールと、ブレー
キ装置のロータとが取り付けられている車両のハブに関
する。
【0002】
【従来の技術】車両を制動するブレーキ装置のブレーキ
ドラムやディスクブレーキロ−タがハブのフランジ部に
取り付けられており、そのフランジ部に、タイヤが装着
されたホイールが、ボルト或いはスタッドとナットによ
って固定される技術は知られている。
【0003】上記の技術において、車両が進路変更する
場合に操舵すれば、当然タイヤには横方向の力がかか
り、ハブのフランジ部を介してドラムやロータは影響を
受ける。特に、ロータを左右からパッドで挟むよう構成
されているディスクブレーキにおいては、パッドとロー
タとの接触を避けるため、パッドとロータとの隙間に余
裕を持たせて走行時の接触を避けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、パッドとロー
タとの隙間は、その間隔が狭いほどブレーキ機能がよい
ため、隙間を狭くセットすることが望ましい。そのため
には、ハブのフランジ厚さを厚くして剛性向上すれば良
い。しかし、車両主要諸元であるトレッドの変更は面倒
な手続き等が必要であり、また、ブレーキ装置自体のレ
イアウトが困難になると言う問題がある。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
ものであり、トレッドを変更せずにロータやドラムの変
形を防止することが出来るハブを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用ハブは、
車軸に回転自在に取り付けられ、タイヤを取り付けるホ
イールとブレーキ装置のドラム或いはロータとが取り付
けられているフランジ部を有する車両のハブにおいて、
そのフランジ部の肉厚を増して剛性を向上させている。
本発明の実施に際しては、例えば、前記フランジ部のボ
ルト孔間の肉抜き部が面一に埋められているのが好まし
い。
【0007】また本発明の車両用ハブは、車軸に回転自
在に取り付けられ、タイヤを取り付けるホイールとブレ
ーキ装置のドラム或いはロータとが取り付けられている
車両のハブにおいて、ハブに取り付けられている2個の
ベアリング間ポケット部外周の肉厚を厚くしてハブの剛
性を向上させている。
【0008】さらに本発明の車両用ハブは、車軸に回転
自在に取り付けられ、タイヤを取り付けるホイールとブ
レーキ装置のドラム或いはロータとが取り付けられてい
るフランジ部を有する車両のハブにおいて、そのフラン
ジ部の肉厚を増し、ハブに取り付けられている2個のベ
アリング間ポケット部外周の肉厚を増してハブの剛性を
向上させている。
【0009】上述した様な構成を具備する本発明によれ
ば、フランジ部の肉厚を増し、フランジ部のボルト孔間
の肉抜き部が面一に埋めて構成し、或いは、ハブに取り
付けられている2個のベアリング間ポケット部外周の肉
厚を増すことにより、ハブの剛性を向上させている。そ
のため、面倒な手続きを伴うトレッドの変更を伴うこと
無く、ハブの剛性を向上し、ブレーキ機能を向上して、
ブレーキ装置自体のレイアウトを容易にし、しかも、ロ
ータやドラムの変形を防止することが出来るのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について説明する。図1は大型車両の駆動
しない後軸ハブの例を示し、全体を符号1で示すハブは
本体2とフランジ部3とで構成されており、図2を参照
して、フランジ部3にはディスクブレーキのロータ19
とホイール20とを公知技術であるボルト・ナットによ
り取り付けるボルト孔9(図示の例では8個)が設けら
れている。
【0011】そして、本体2にはフランジ部3の車両内
側(図における左側)にベアリング嵌入孔5とオイルシ
ール取付孔6とが設けられ、フランジ部3の車両外側
(図における右側)にはオイルポケット8を挟んでベア
リング嵌入孔4が設けられている。
【0012】また、オイルポケット8の内径Dはオイル
(非駆動軸の場合グリス)溜めとしての機能が確保され
るようにし、外周の肉厚tを厚くしてフランジ部の左右
方向の剛性を確保するよう設定している。なお、ここ
で、鎖線8aは従来のオイルポケットを示している。
【0013】図3は、図2のA矢視を示し、ハブ外側の
図示しないカバーを取り付ける取付面7には取付ねじ孔
10(図示の例は10個)が設けられ、フランジ部3に
はボルト孔9を取りこむように円形状の溝12が設けら
れ、両端部にねじを有する取付ボルト中間部に設けられ
た2面取りされた鍔により回り止めとなるよう構成され
ている。なお、符号10aはねじ孔10のガイド穴を示
している。
【0014】以下、従来技術のハブの車両内側を示す図
4(図1のB矢視に相当する図)をも参照して、作用効
果について説明する。本願のハブ1はフランジ部3がム
クの円板状に形成され、従来技術のハブにおけるボルト
孔間の肉抜き部3a(図1の鎖線3bで示す)が埋めら
れており、ロータ或いはドラムが取り付けられる面が平
面を構成しているため、フランジ部3の剛性が向上して
いる。
【0015】そして、従来技術のフランジ部の肉抜き部
を廃止し、フランジ部3の厚さは変更していないため車
両のトレッド寸法に変化はないので、主要諸元上の問題
は発生しない。
【0016】また、オイルポケット8の直径Dを減少し
て本体2のこの部分の肉厚寸法tを増加しているため、
さらにフランジ部3の左右方向の剛性が向上している。
【0017】上記2箇所の肉厚変更により重量が増加す
るが、その増加量は車両総重量に対しては微小であり、
問題となることはない。
【0018】なお、ロータ取付部径E(図1参照)が2
12mm、オイルポケット部径Dが171mm、でフラ
ンジ部厚さが25mmであるハブにおいて、従来技術の
ハブに比して、フランジ部端における肉厚増加寸法13
mm(肉抜き部)、ポケット部の肉厚増加寸法12.5
mmとした場合についてコンピュータ解析した結果、フ
ランジ部端における変位が約60%減少する結果を得て
いる。
【0019】又、フランジ部の剛性向上に伴いブレーキ
系の固有振動数が変わるため、実車試験において、ブレ
ーキジャダが軽減することが分かっている。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り構成されてお
り、以下に示す優れた効果を奏することができる。 (1) 車両諸元を変更することなくブレーキ装置のド
ラムやロータの変形を抑制することができる。 (2) ブレーキジャダが減少する。 (3) 粗材の変更だけで加工設備の変更を伴わずに実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すハブの側断面図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】図1のA矢視図。
【図4】従来技術の例を示す図。
【符号の説明】
1…ハブ 2…本体 3…フランジ部 4、5…ベアリング嵌入孔 6…オイルシール取付孔 8…オイルポケット 9…ボルト孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸に回転自在に取り付けられ、タイヤ
    を取り付けるホイールと、ブレーキ装置のドラム或いは
    ロータとが取り付けられているフランジ部を有する車両
    のハブにおいて、そのフランジ部の肉厚を増して剛性を
    向上させていることを特徴とする車両のハブ。
  2. 【請求項2】 前記フランジ部のボルト孔間の肉抜き部
    が面一に埋められている請求項1記載の車両用ハブ。
  3. 【請求項3】 車軸に回転自在に取り付けられ、タイヤ
    を取り付けるホイールとブレーキ装置のドラム或いはロ
    ータとが取り付けられている車両のハブにおいて、ハブ
    に取り付けられている2個のベアリング間ポケット部外
    周の肉厚を厚くしてハブの剛性を向上させていることを
    特徴とする車両用ハブ。
  4. 【請求項4】 車軸に回転自在に取り付けられ、タイヤ
    を取り付けるホイールとブレーキ装置のドラム或いはロ
    ータとが取り付けられているフランジ部を有する車両の
    ハブにおいて、そのフランジ部の肉厚を増し、ハブに取
    り付けられている2個のベアリング間ポケット部外周の
    肉厚を増してハブの剛性を向上させていることを特徴と
    する車両用ハブ。
JP2000021135A 2000-01-31 2000-01-31 車両用ハブ Pending JP2001213108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005067430A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Nsk Ltd 車輪支持用転がり軸受ユニット
CN1315662C (zh) * 2003-09-26 2007-05-16 丰田自动车株式会社 车辆用悬架装置的轮毂

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