JP2001211397A - 高周波同調回路 - Google Patents
高周波同調回路Info
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- JP2001211397A JP2001211397A JP2000017952A JP2000017952A JP2001211397A JP 2001211397 A JP2001211397 A JP 2001211397A JP 2000017952 A JP2000017952 A JP 2000017952A JP 2000017952 A JP2000017952 A JP 2000017952A JP 2001211397 A JP2001211397 A JP 2001211397A
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- tuning
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローバンド受信状態において、同調回路に対
するダンピングを少なくした良好な選択特性を持つ、ま
た、広い同調範囲を持つ高周波同調回路を提供する。 【解決手段】 ハイバンド受信用の切替端子25は、給
電抵抗41と、各ローバンド受信用同調コイル16、3
4とを直列に介して、各スイッチダイオード22、40
のアノードと接続されているので、各同調回路11、1
2に対するダンパーとならず、ゲインの低下を防止させ
ることが可能となる。また、給電抵抗41の端子間容量
の影響によって同調周波数の可変範囲が縮小することが
ない広い同調範囲を持つことが可能となる。
するダンピングを少なくした良好な選択特性を持つ、ま
た、広い同調範囲を持つ高周波同調回路を提供する。 【解決手段】 ハイバンド受信用の切替端子25は、給
電抵抗41と、各ローバンド受信用同調コイル16、3
4とを直列に介して、各スイッチダイオード22、40
のアノードと接続されているので、各同調回路11、1
2に対するダンパーとならず、ゲインの低下を防止させ
ることが可能となる。また、給電抵抗41の端子間容量
の影響によって同調周波数の可変範囲が縮小することが
ない広い同調範囲を持つことが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波同調回路に
関し、特にテレビジョンチューナの複数の周波数帯に同
調可能なように切替可能な高周波同調回路に関する。
関し、特にテレビジョンチューナの複数の周波数帯に同
調可能なように切替可能な高周波同調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波同調回路について図6、図
7によって説明する。図6において、高周波同調回路
は、1次同調回路61と2次同調回路62とで構成され
ている。1次同調回路61は、直列に接続された直流阻
止コンデンサ63及びバラクタダイオード64と、図示
の順序で直列に接続されたハイバンド受信用の同調コイ
ル65、ローバンド受信用の同調コイル66、抵抗6
7、結合用のコイル68、直流阻止コンデンサ69と
が、グランドに対して並列に接続されて構成されてい
る。ここで、バラクタダイオード64は、アノードが接
地され、カソードが直流阻止コンデンサ63と接続され
ている。そして、直流阻止コンデンサ63と同調コイル
65の接続点が、この高周波同調回路61の入力端とな
っていて、前段の高周波増幅器70に接続されている。
7によって説明する。図6において、高周波同調回路
は、1次同調回路61と2次同調回路62とで構成され
ている。1次同調回路61は、直列に接続された直流阻
止コンデンサ63及びバラクタダイオード64と、図示
の順序で直列に接続されたハイバンド受信用の同調コイ
ル65、ローバンド受信用の同調コイル66、抵抗6
7、結合用のコイル68、直流阻止コンデンサ69と
が、グランドに対して並列に接続されて構成されてい
る。ここで、バラクタダイオード64は、アノードが接
地され、カソードが直流阻止コンデンサ63と接続され
ている。そして、直流阻止コンデンサ63と同調コイル
65の接続点が、この高周波同調回路61の入力端とな
っていて、前段の高周波増幅器70に接続されている。
【0003】次に、同調コイル65と同調コイル66と
の接続点と、グランドとの間に、直列に接続された直流
阻止コンデンサ71とスイッチダイオード72と直流阻
止コンデンサ73が設けられている。ここで、スイッチ
ダイオード72は、アノードが直流阻止コンデンサ71
と、カソードが直流阻止コンデンサ73と接続されてい
る。
の接続点と、グランドとの間に、直列に接続された直流
阻止コンデンサ71とスイッチダイオード72と直流阻
止コンデンサ73が設けられている。ここで、スイッチ
ダイオード72は、アノードが直流阻止コンデンサ71
と、カソードが直流阻止コンデンサ73と接続されてい
る。
【0004】次に、直流阻止コンデンサ71とスイッチ
ダイオード72との接続点は、給電抵抗74を介し、ハ
イバンド受信用の切替端子75に接続されている。ま
た、スイッチダイオード72と直流阻止コンデンサ73
との接続点は、給電抵抗76を介し、ローバンド受信用
の切替端子77に接続されている。また、スイッチダイ
オード72と直流阻止コンデンサ73との接続点と、グ
ランドとの間に、バイアス抵抗78が設けられている。
そして、直流阻止コンデンサ63とバラクタダイオード
64との接続点は、給電抵抗79を介して、同調電圧端
子80に接続されている。
ダイオード72との接続点は、給電抵抗74を介し、ハ
イバンド受信用の切替端子75に接続されている。ま
た、スイッチダイオード72と直流阻止コンデンサ73
との接続点は、給電抵抗76を介し、ローバンド受信用
の切替端子77に接続されている。また、スイッチダイ
オード72と直流阻止コンデンサ73との接続点と、グ
ランドとの間に、バイアス抵抗78が設けられている。
そして、直流阻止コンデンサ63とバラクタダイオード
64との接続点は、給電抵抗79を介して、同調電圧端
子80に接続されている。
【0005】また、2次同調回路62は、バラクタダイ
オード81と、図示の順序で直列に接続されたハイバン
ド受信用の同調コイル82、ローバンド受信用の同調コ
イル83、抵抗84、直流阻止コンデンサ85、結合用
のコイル68、直流阻止コンデンサ69とがグランドに
対して並列に接続されて構成されている。ここで、バラ
クタダイオード81は、アノードが接地され、カソード
が同調コイル82と接続されている。そして、バラクタ
ダイオード81と同調コイル82との接続点に、直列に
接続したバラクタダイオード86と直流阻止コンデンサ
87とが接続されている。ここで、バラクタダイオード
86は、アノードが直流阻止コンデンサ87と接続さ
れ、カソードが同調コイル82と接続されている。そし
て、直流阻止コンデンサ87の他端がこの高周波同調回
路の出力端となっていて、後段の混合器88に接続され
ている。そして、混合器88に発振器(図示せず)から
の発振信号が入力され、中間周波信号を出力するように
なっている。
オード81と、図示の順序で直列に接続されたハイバン
ド受信用の同調コイル82、ローバンド受信用の同調コ
イル83、抵抗84、直流阻止コンデンサ85、結合用
のコイル68、直流阻止コンデンサ69とがグランドに
対して並列に接続されて構成されている。ここで、バラ
クタダイオード81は、アノードが接地され、カソード
が同調コイル82と接続されている。そして、バラクタ
ダイオード81と同調コイル82との接続点に、直列に
接続したバラクタダイオード86と直流阻止コンデンサ
87とが接続されている。ここで、バラクタダイオード
86は、アノードが直流阻止コンデンサ87と接続さ
れ、カソードが同調コイル82と接続されている。そし
て、直流阻止コンデンサ87の他端がこの高周波同調回
路の出力端となっていて、後段の混合器88に接続され
ている。そして、混合器88に発振器(図示せず)から
の発振信号が入力され、中間周波信号を出力するように
なっている。
【0006】次に、同調コイル82と同調コイル83と
の接続点と、スイッチダイオード72と直流阻止コンデ
ンサ73との接続点との間に、直列に接続された直流阻
止コンデンサ89とスイッチダイオード90とが設けら
れている。ここで、スイッチダイオード90は、アノー
ドが直流阻止コンデンサ89と、カソードが直流阻止コ
ンデンサ73と接続されている。
の接続点と、スイッチダイオード72と直流阻止コンデ
ンサ73との接続点との間に、直列に接続された直流阻
止コンデンサ89とスイッチダイオード90とが設けら
れている。ここで、スイッチダイオード90は、アノー
ドが直流阻止コンデンサ89と、カソードが直流阻止コ
ンデンサ73と接続されている。
【0007】次に、直流阻止コンデンサ89とスイッチ
ダイオード90との接続点は、給電抵抗91を介し、ハ
イバンド受信用の切替端子75に接続されている。ま
た、スイッチダイオード90と直流阻止コンデンサ73
との接続点は、給電抵抗76を介し、ローバンド受信用
の切替端子77に接続されている。さらに、バラクタダ
イオード81と同調コイル82との接続点は、給電抵抗
92を介して、同調電圧端子80に接続されている。そ
して、ハイバンド受信用の切替端子75は、グランドに
対して並列接続されたバイアス抵抗93と直流阻止コン
デンサ94とを介して接地されている。
ダイオード90との接続点は、給電抵抗91を介し、ハ
イバンド受信用の切替端子75に接続されている。ま
た、スイッチダイオード90と直流阻止コンデンサ73
との接続点は、給電抵抗76を介し、ローバンド受信用
の切替端子77に接続されている。さらに、バラクタダ
イオード81と同調コイル82との接続点は、給電抵抗
92を介して、同調電圧端子80に接続されている。そ
して、ハイバンド受信用の切替端子75は、グランドに
対して並列接続されたバイアス抵抗93と直流阻止コン
デンサ94とを介して接地されている。
【0008】ところで、図6に示す高周波同調回路をハ
イバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替え
るときは、ハイバンド受信用の切替端子75に、例えば
5Vの電圧を印加し、ローバンド受信用の切替端子77
には電圧を印加しない。すると、スイッチダイオード7
2及びスイッチダイオード90には順方向の電圧が印加
され、両スイッチダイオード72及び90は導通状態に
なり、ハイバンド受信用の同調コイル65とローバンド
受信用の同調コイル66の接続点が高周波的に接地さ
れ、また、ハイバンド受信用の同調コイル82とローバ
ンド受信用の同調コイル83の接続点も高周波的に接地
される。この結果、バラクタダイオード64及び81に
印加する電圧の調整により所望の同調周波数が得られ
る。
イバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替え
るときは、ハイバンド受信用の切替端子75に、例えば
5Vの電圧を印加し、ローバンド受信用の切替端子77
には電圧を印加しない。すると、スイッチダイオード7
2及びスイッチダイオード90には順方向の電圧が印加
され、両スイッチダイオード72及び90は導通状態に
なり、ハイバンド受信用の同調コイル65とローバンド
受信用の同調コイル66の接続点が高周波的に接地さ
れ、また、ハイバンド受信用の同調コイル82とローバ
ンド受信用の同調コイル83の接続点も高周波的に接地
される。この結果、バラクタダイオード64及び81に
印加する電圧の調整により所望の同調周波数が得られ
る。
【0009】また、図6に示す高周波同調回路をローバ
ンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替えると
きは、ローバンド受信用の切替端子77に、例えば5V
の電圧を印加し、ハイバンド受信用の切替端子75には
電圧を印加しない。すると、スイッチダイオード72及
び90には逆方向の電圧が印加され、スイッチダイオー
ド72及び90は非導通となる。この結果、ハイバンド
受信用の同調コイルはローバンド受信用の同調コイルに
比べて非常に小さいので、ハイバンド受信用の同調コイ
ル及び直流阻止コンデンサを無視すると、ローバンド受
信状態の高周波的な等価回路図は、図7に示す回路とな
り、バラクタダイオード64及び81に印加する電圧の
調整により所望の同調周波数が得られる。
ンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替えると
きは、ローバンド受信用の切替端子77に、例えば5V
の電圧を印加し、ハイバンド受信用の切替端子75には
電圧を印加しない。すると、スイッチダイオード72及
び90には逆方向の電圧が印加され、スイッチダイオー
ド72及び90は非導通となる。この結果、ハイバンド
受信用の同調コイルはローバンド受信用の同調コイルに
比べて非常に小さいので、ハイバンド受信用の同調コイ
ル及び直流阻止コンデンサを無視すると、ローバンド受
信状態の高周波的な等価回路図は、図7に示す回路とな
り、バラクタダイオード64及び81に印加する電圧の
調整により所望の同調周波数が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6におい
て、ハイバンド受信時、1次同調回路61と2次同調回
路62とのQを同じにするために、スイッチダイオード
72とスイッチダイオード90との電流を均一にする必
要があり、そのために、抵抗74と抵抗91との抵抗値
は同じにする必要があった。また、スイッチダイオード
72及び90の直流抵抗値を低減させる必要があり、そ
のために、スイッチダイオード72及び90には、0.
5〜1.0mAの電流を流す必要があるため、抵抗74
と抵抗91との抵抗値は、例えば1KΩ程度となり、そ
れより大きくすることができなかった。
て、ハイバンド受信時、1次同調回路61と2次同調回
路62とのQを同じにするために、スイッチダイオード
72とスイッチダイオード90との電流を均一にする必
要があり、そのために、抵抗74と抵抗91との抵抗値
は同じにする必要があった。また、スイッチダイオード
72及び90の直流抵抗値を低減させる必要があり、そ
のために、スイッチダイオード72及び90には、0.
5〜1.0mAの電流を流す必要があるため、抵抗74
と抵抗91との抵抗値は、例えば1KΩ程度となり、そ
れより大きくすることができなかった。
【0011】また、ローバンド受信時の図7において、
抵抗74と抵抗91とは、各スイッチダイオード72、
90とがオフになったときの各カソードを直流的に接地
するものであり、それぞれローバンド受信用コイル6
6、83とに対して並列接続となっている。ここで、抵
抗74及び91の各電極間には少量の端子間容量が存在
し、これが各バラクタダイオード64及び81に並列に
接続されるので同調周波数の可変範囲が縮小していた。
また、抵抗74と抵抗91との抵抗値は、例えば1KΩ
程度より大きくすることができなかったため、抵抗74
と抵抗91とが各同調回路61、62に対してパラレル
ダンパーとして働き、ゲインが低下していた。
抵抗74と抵抗91とは、各スイッチダイオード72、
90とがオフになったときの各カソードを直流的に接地
するものであり、それぞれローバンド受信用コイル6
6、83とに対して並列接続となっている。ここで、抵
抗74及び91の各電極間には少量の端子間容量が存在
し、これが各バラクタダイオード64及び81に並列に
接続されるので同調周波数の可変範囲が縮小していた。
また、抵抗74と抵抗91との抵抗値は、例えば1KΩ
程度より大きくすることができなかったため、抵抗74
と抵抗91とが各同調回路61、62に対してパラレル
ダンパーとして働き、ゲインが低下していた。
【0012】図5は、本発明及び従来の高周波同調回路
を使用したチューナの利得特性図であり、実線Aは、従
来例における抵抗74と抵抗91とをどちらも1KΩと
した時の特性である。図5実線Aに示すように全体のゲ
インが低下するとともに特にローバンドにおける最高周
波数のBチャネルのゲインが大きく低下していた。
を使用したチューナの利得特性図であり、実線Aは、従
来例における抵抗74と抵抗91とをどちらも1KΩと
した時の特性である。図5実線Aに示すように全体のゲ
インが低下するとともに特にローバンドにおける最高周
波数のBチャネルのゲインが大きく低下していた。
【0013】本発明は、この問題を解決するもので、そ
の目的は、ローバンド受信状態において、同調回路に対
するダンピングを少なくした良好な選択特性を持つ高周
波同調回路を提供すること、そして、広い同調範囲を持
つ高周波同調回路を提供することである。
の目的は、ローバンド受信状態において、同調回路に対
するダンピングを少なくした良好な選択特性を持つ高周
波同調回路を提供すること、そして、広い同調範囲を持
つ高周波同調回路を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、1次同調回路と、2次同調回路と、第1
及び第2のバンド切替端子とを備え、1次同調回路及び
2次同調回路は、それぞれに、バラクタダイオードと、
一端同士で互いに直列に接続されたハイバンド受信用コ
イル及びローバンド受信用コイルと、ハイバンド受信用
コイルとローバンド受信用コイルとの接続点とグランド
との間に設けられ、一端が高周波的に接地されたスイッ
チダイオードとを有し、1次同調回路及び2次同調回路
における直列接続されたハイバンド受信用コイル及びロ
ーバンド受信用コイルに対しバラクタダイオードを並列
に接続するとともにローバンド受信用コイルの他端側を
高周波的に接地し、各スイッチダイオードの一端を直流
的に第1のバンド切替端子に接続するとともに第1の抵
抗を介して接地し、他端をローバンド受信用コイルと第
2の抵抗とを直列に介して第2のバンド切替端子に接続
し、第2のバンド切替端子を第3の抵抗を介して接地し
た。
め、本発明は、1次同調回路と、2次同調回路と、第1
及び第2のバンド切替端子とを備え、1次同調回路及び
2次同調回路は、それぞれに、バラクタダイオードと、
一端同士で互いに直列に接続されたハイバンド受信用コ
イル及びローバンド受信用コイルと、ハイバンド受信用
コイルとローバンド受信用コイルとの接続点とグランド
との間に設けられ、一端が高周波的に接地されたスイッ
チダイオードとを有し、1次同調回路及び2次同調回路
における直列接続されたハイバンド受信用コイル及びロ
ーバンド受信用コイルに対しバラクタダイオードを並列
に接続するとともにローバンド受信用コイルの他端側を
高周波的に接地し、各スイッチダイオードの一端を直流
的に第1のバンド切替端子に接続するとともに第1の抵
抗を介して接地し、他端をローバンド受信用コイルと第
2の抵抗とを直列に介して第2のバンド切替端子に接続
し、第2のバンド切替端子を第3の抵抗を介して接地し
た。
【0015】また、前記課題を解決するため、本発明
は、1次同調回路と、2次同調回路と、第1及び第2の
バンド切替端子とを備え、1次同調回路及び2次同調回
路は、それぞれに、バラクタダイオードと、一端同士で
互いに直列に接続されたハイバンド受信用コイル及びロ
ーバンド受信用コイルと、ハイバンド受信用コイルとロ
ーバンド受信用コイルとの接続点とグランドとの間に設
けられ、一端が高周波的に接地されたスイッチダイオー
ドとを有し、1次同調回路及び2次同調回路における直
列接続されたハイバンド受信用コイル及びローバンド受
信用コイルに対しバラクタダイオードを並列に接続する
と共にローバンド受信用コイルの他端側を高周波的に接
地し、各ローバンド受信用コイルの他端側を直流的に切
り離し、各スイッチダイオードの一端を直流的に第1の
バンド切替端子に接続するとともに第4の抵抗を介して
接地し、他端をそれぞれ第5の抵抗を介して第2のバン
ド切替端子に接続し、1次同調回路又は2次同調回路の
どちらか一方の同調回路におけるスイッチダイオードの
他端を、ローバンド受信用コイルと第6の抵抗とを介し
て直流的に第2のバンド切替端子に接続した。
は、1次同調回路と、2次同調回路と、第1及び第2の
バンド切替端子とを備え、1次同調回路及び2次同調回
路は、それぞれに、バラクタダイオードと、一端同士で
互いに直列に接続されたハイバンド受信用コイル及びロ
ーバンド受信用コイルと、ハイバンド受信用コイルとロ
ーバンド受信用コイルとの接続点とグランドとの間に設
けられ、一端が高周波的に接地されたスイッチダイオー
ドとを有し、1次同調回路及び2次同調回路における直
列接続されたハイバンド受信用コイル及びローバンド受
信用コイルに対しバラクタダイオードを並列に接続する
と共にローバンド受信用コイルの他端側を高周波的に接
地し、各ローバンド受信用コイルの他端側を直流的に切
り離し、各スイッチダイオードの一端を直流的に第1の
バンド切替端子に接続するとともに第4の抵抗を介して
接地し、他端をそれぞれ第5の抵抗を介して第2のバン
ド切替端子に接続し、1次同調回路又は2次同調回路の
どちらか一方の同調回路におけるスイッチダイオードの
他端を、ローバンド受信用コイルと第6の抵抗とを介し
て直流的に第2のバンド切替端子に接続した。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高周波同調回路の
実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。
実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の高周波同調回路の第1の
実施の形態を示す回路図である。第1の実施の形態は、
1次同調回路11と2次同調回路12と第1のバンド切
替端子27と第2のバンド切替端子25で構成されてい
る。第1のバンド切替端子27には、1次同調回路11
と2次同調回路12とをローバンドのテレビジョン信号
受信状態に切り替えるための切替電圧が印加され、第2
のバンド切替端子25には、1次同調回路11と2次同
調回路12とをハイバンドのテレビジョン信号受信状態
に切り替えるための切替電圧が印加される。
実施の形態を示す回路図である。第1の実施の形態は、
1次同調回路11と2次同調回路12と第1のバンド切
替端子27と第2のバンド切替端子25で構成されてい
る。第1のバンド切替端子27には、1次同調回路11
と2次同調回路12とをローバンドのテレビジョン信号
受信状態に切り替えるための切替電圧が印加され、第2
のバンド切替端子25には、1次同調回路11と2次同
調回路12とをハイバンドのテレビジョン信号受信状態
に切り替えるための切替電圧が印加される。
【0018】1次同調回路11は、互いに直列に接続さ
れた直流阻止コンデンサ13及びバラクタダイオード1
4と、図示の順序で直列に接続されたハイバンド受信用
の同調コイル15、ローバンド受信用の同調コイル1
6、ダンピング抵抗17、結合用のコイル18、直流阻
止コンデンサ19とが並列に接続されて構成されてい
る。ここで、バラクタダイオード14は、アノードが接
地され、カソードが直流阻止コンデンサ13と接続され
ている。また、直流阻止コンデンサ19の他端も接地さ
れている。そして、直流阻止コンデンサ13と同調コイ
ル15の接続点がこの1次同調回路11の入力端となっ
ていて、直流阻止コンデンサ47を介して、前段の高周
波増幅器20に接続され、また、高周波増幅器20は、
コイル48を介して電源供給端子49からDC電源を供
給されている。
れた直流阻止コンデンサ13及びバラクタダイオード1
4と、図示の順序で直列に接続されたハイバンド受信用
の同調コイル15、ローバンド受信用の同調コイル1
6、ダンピング抵抗17、結合用のコイル18、直流阻
止コンデンサ19とが並列に接続されて構成されてい
る。ここで、バラクタダイオード14は、アノードが接
地され、カソードが直流阻止コンデンサ13と接続され
ている。また、直流阻止コンデンサ19の他端も接地さ
れている。そして、直流阻止コンデンサ13と同調コイ
ル15の接続点がこの1次同調回路11の入力端となっ
ていて、直流阻止コンデンサ47を介して、前段の高周
波増幅器20に接続され、また、高周波増幅器20は、
コイル48を介して電源供給端子49からDC電源を供
給されている。
【0019】次に、同調コイル15と同調コイル16と
の接続点とグランドとの間に、直列に接続されたスイッ
チダイオード22と直流阻止コンデンサ23が設けられ
ている。ここで、スイッチダイオード22は、カソード
が直流阻止コンデンサ23と接続されている。
の接続点とグランドとの間に、直列に接続されたスイッ
チダイオード22と直流阻止コンデンサ23が設けられ
ている。ここで、スイッチダイオード22は、カソード
が直流阻止コンデンサ23と接続されている。
【0020】次に、スイッチダイオード22のカソード
は、給電抵抗26を介しローバンド受信用のバンド切替
端子27に接続されるとともに、バイアス用の第1の抵
抗28を介して接地されている。また、スイッチダイオ
ード22のアノードは、同調コイル16、抵抗17、給
電用の第2の抵抗41を介し、バンド切替端子25に接
続されている。そして、バラクタダイオード14のカソ
ードは、給電抵抗29を介して、同調電圧端子30に接
続されている。
は、給電抵抗26を介しローバンド受信用のバンド切替
端子27に接続されるとともに、バイアス用の第1の抵
抗28を介して接地されている。また、スイッチダイオ
ード22のアノードは、同調コイル16、抵抗17、給
電用の第2の抵抗41を介し、バンド切替端子25に接
続されている。そして、バラクタダイオード14のカソ
ードは、給電抵抗29を介して、同調電圧端子30に接
続されている。
【0021】また、2次同調回路12は、バラクタダイ
オード31と、図示の順序で直列に接続されたハイバン
ド受信用の同調コイル32、直流阻止コンデンサ33、
ローバンド受信用の同調コイル34、ダンピング抵抗3
5、結合用のコイル18、直流阻止コンデンサ19と、
がグランドに対して並列に接続されて構成されている。
ここで、バラクタダイオード31は、アノードが接地さ
れ、カソードが同調コイル32と接続されている。そし
て、バラクタダイオード31のカソードに、互いに直列
に接続したバラクタダイオード37と直流阻止コンデン
サ38が接続されている。ここで、バラクタダイオード
37は、アノードが直流阻止コンデンサ38と、カソー
ドが同調コイル32と接続されている。そして、直流阻
止コンデンサ38の他端がこの高周波同調回路の出力端
となっていて、後段の混合器39に接続されている。そ
して、混合器39に発振器(図示せず)からの発振信号
が入力され、中間周波信号を出力するようになってい
る。
オード31と、図示の順序で直列に接続されたハイバン
ド受信用の同調コイル32、直流阻止コンデンサ33、
ローバンド受信用の同調コイル34、ダンピング抵抗3
5、結合用のコイル18、直流阻止コンデンサ19と、
がグランドに対して並列に接続されて構成されている。
ここで、バラクタダイオード31は、アノードが接地さ
れ、カソードが同調コイル32と接続されている。そし
て、バラクタダイオード31のカソードに、互いに直列
に接続したバラクタダイオード37と直流阻止コンデン
サ38が接続されている。ここで、バラクタダイオード
37は、アノードが直流阻止コンデンサ38と、カソー
ドが同調コイル32と接続されている。そして、直流阻
止コンデンサ38の他端がこの高周波同調回路の出力端
となっていて、後段の混合器39に接続されている。そ
して、混合器39に発振器(図示せず)からの発振信号
が入力され、中間周波信号を出力するようになってい
る。
【0022】次に、直流阻止コンデンサ33と同調コイ
ル34との接続点と、スイッチダイオード22のカソー
ドとの間に、スイッチダイオード40が設けられてい
る。ここで、スイッチダイオード40は、カソードが直
流阻止コンデンサ23と接続されている。また、バラク
タダイオード31のカソードは、給電抵抗43を介し
て、同調電圧端子30に接続されている。そして、ハイ
バンド受信用の切替端子25は、バイアス用の第3の抵
抗46を介して接地されるとともに、直流阻止コンデン
サ45を介して接地されている。
ル34との接続点と、スイッチダイオード22のカソー
ドとの間に、スイッチダイオード40が設けられてい
る。ここで、スイッチダイオード40は、カソードが直
流阻止コンデンサ23と接続されている。また、バラク
タダイオード31のカソードは、給電抵抗43を介し
て、同調電圧端子30に接続されている。そして、ハイ
バンド受信用の切替端子25は、バイアス用の第3の抵
抗46を介して接地されるとともに、直流阻止コンデン
サ45を介して接地されている。
【0023】ここで、図1に示す高周波同調回路をハイ
バンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替える
ときは、ハイバンド受信用の切替端子25に、例えば5
Vの切替電圧を印加し、ローバンド受信用の切替端子2
7に電切替圧を印加しない。すると、スイッチダイオー
ド22及びスイッチダイオード40には順方向の電圧が
印加され、両スイッチダイオード22及び40は導通状
態になり、ハイバンド受信用の同調コイル15とローバ
ンド受信用の同調コイル16の接続点が高周波的に接地
され、また、直流阻止コンデンサ33とローバンド受信
用の同調コイル34の接続点も高周波的に接地される。
ここで、バラクタダイオード14及び31に印加する同
調電圧の調整により所望の同調周波数が得られる。
バンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替える
ときは、ハイバンド受信用の切替端子25に、例えば5
Vの切替電圧を印加し、ローバンド受信用の切替端子2
7に電切替圧を印加しない。すると、スイッチダイオー
ド22及びスイッチダイオード40には順方向の電圧が
印加され、両スイッチダイオード22及び40は導通状
態になり、ハイバンド受信用の同調コイル15とローバ
ンド受信用の同調コイル16の接続点が高周波的に接地
され、また、直流阻止コンデンサ33とローバンド受信
用の同調コイル34の接続点も高周波的に接地される。
ここで、バラクタダイオード14及び31に印加する同
調電圧の調整により所望の同調周波数が得られる。
【0024】また、ローバンドのテレビジョン信号を受
信する状態に切り替えるときは、ローバンド受信用の切
替端子27に、例えば5Vの切替電圧を印加し、ハイバ
ンド受信用の切替端子25には切替電圧を印加しない。
すると、スイッチダイオード22及びスイッチダイオー
ド40には逆方向の電圧が印加され、スイッチダイオー
ド22及び40は非導通状態となる。この結果、ローバ
ンド受信状態の高周波的な等価回路は、ハイバンド受信
用の同調コイルはローバンド受信用の同調コイルに比べ
て非常に小さいので、ハイバンド受信用の同調コイル及
び直流阻止コンデンサを無視すると、図2に示す高周波
同調回路となり、バラクタダイオード14及び31に印
加する同調電圧の調整により所望の同調周波数が得られ
る。
信する状態に切り替えるときは、ローバンド受信用の切
替端子27に、例えば5Vの切替電圧を印加し、ハイバ
ンド受信用の切替端子25には切替電圧を印加しない。
すると、スイッチダイオード22及びスイッチダイオー
ド40には逆方向の電圧が印加され、スイッチダイオー
ド22及び40は非導通状態となる。この結果、ローバ
ンド受信状態の高周波的な等価回路は、ハイバンド受信
用の同調コイルはローバンド受信用の同調コイルに比べ
て非常に小さいので、ハイバンド受信用の同調コイル及
び直流阻止コンデンサを無視すると、図2に示す高周波
同調回路となり、バラクタダイオード14及び31に印
加する同調電圧の調整により所望の同調周波数が得られ
る。
【0025】ところで、図2において、給電抵抗41
は、同調コイル16及び同調コイル34を介して各スイ
ッチダイオード22、40のアノードと接続されている
ので、各同調回路11、12に対するダンパーとなら
ず、ゲインの低下を防止させることが可能となってい
る。また、給電抵抗41の端子間容量の影響によって同
調周波数の可変範囲が縮小することがない、したがっ
て、広い同調範囲を持つことが可能となる。
は、同調コイル16及び同調コイル34を介して各スイ
ッチダイオード22、40のアノードと接続されている
ので、各同調回路11、12に対するダンパーとなら
ず、ゲインの低下を防止させることが可能となってい
る。また、給電抵抗41の端子間容量の影響によって同
調周波数の可変範囲が縮小することがない、したがっ
て、広い同調範囲を持つことが可能となる。
【0026】図5の点線Bは、第1の実施の形態におけ
る抵抗41を1KΩとしたときの特性である。点線B
は、従来例(実線A)より全体的に約2〜3dBのゲイ
ンの向上を得ることが可能となるとともに、特にローバ
ンドにおける最高周波数のBチャネルのゲインが約4d
Bと大きく向上した。
る抵抗41を1KΩとしたときの特性である。点線B
は、従来例(実線A)より全体的に約2〜3dBのゲイ
ンの向上を得ることが可能となるとともに、特にローバ
ンドにおける最高周波数のBチャネルのゲインが約4d
Bと大きく向上した。
【0027】図3は、本発明の高周波同調回路の第2の
実施の形態を示す回路図である。図3において、第1の
実施の形態を示す図1と同じ構成については、図1と同
じ符号を付け、詳細な説明は省略する。
実施の形態を示す回路図である。図3において、第1の
実施の形態を示す図1と同じ構成については、図1と同
じ符号を付け、詳細な説明は省略する。
【0028】第2の実施の形態においては、各ローバン
ド受信用コイル16、34の他端側は直流阻止コンデン
サ36によって直流的に切り離されており、また、高周
波増幅器20は、コイル15、コイル16、抵抗17、
コイル18を介して電源供給端子49からDC電源を供
給されている。
ド受信用コイル16、34の他端側は直流阻止コンデン
サ36によって直流的に切り離されており、また、高周
波増幅器20は、コイル15、コイル16、抵抗17、
コイル18を介して電源供給端子49からDC電源を供
給されている。
【0029】次に、同調コイル15と同調コイル16と
の接続点と、スイッチダイオード22のアノードとの間
に、直流阻止コンデンサ21が設けられている。また、
各スイッチダイオード22、40のカソードは、第4の
抵抗50を介して接地されている。なお、この抵抗50
は、第1の実施の形態の抵抗28に相当している。ま
た、各スイッチダイオード22、40のアノードは、給
電用の第5の抵抗24、42を介し、バンド切替端子2
5に接続されている。また、スイッチダイオード40の
アノードは、同調コイル35、抵抗36、給電用の第6
の抵抗51を介してバンド切替端子25に接続されてい
る。なお、この抵抗51は、第1の実施の形態の抵抗4
1に相当している。ここで、直流阻止コンデンサ36に
よって、電源供給端子49とスイッチダイオード40と
を直流的に切り離すとともに、切替端子25と高周波増
幅器20とを直流的に切り離している。
の接続点と、スイッチダイオード22のアノードとの間
に、直流阻止コンデンサ21が設けられている。また、
各スイッチダイオード22、40のカソードは、第4の
抵抗50を介して接地されている。なお、この抵抗50
は、第1の実施の形態の抵抗28に相当している。ま
た、各スイッチダイオード22、40のアノードは、給
電用の第5の抵抗24、42を介し、バンド切替端子2
5に接続されている。また、スイッチダイオード40の
アノードは、同調コイル35、抵抗36、給電用の第6
の抵抗51を介してバンド切替端子25に接続されてい
る。なお、この抵抗51は、第1の実施の形態の抵抗4
1に相当している。ここで、直流阻止コンデンサ36に
よって、電源供給端子49とスイッチダイオード40と
を直流的に切り離すとともに、切替端子25と高周波増
幅器20とを直流的に切り離している。
【0030】そして、ハイバンド受信用の同調コイルは
ローバンド受信用の同調コイルに比べて非常に小さいの
で、ハイバンド受信用の同調コイル及び直流阻止コンデ
ンサを無視すると、ローバンド受信状態の高周波的な等
価回路は、図4に示す高周波同調回路となる。
ローバンド受信用の同調コイルに比べて非常に小さいの
で、ハイバンド受信用の同調コイル及び直流阻止コンデ
ンサを無視すると、ローバンド受信状態の高周波的な等
価回路は、図4に示す高周波同調回路となる。
【0031】ところで、図3において、片方の同調回路
12における抵抗42と抵抗51とは、同調コイル34
を介して並列接続されるので、電流を減少させることな
く、各抵抗42,51の抵抗値を大きくすることができ
る。例えば、抵抗42と抵抗51との抵抗値をどちらも
2KΩとすることができるので、同調回路12に対する
ダンピングを少なくさせることが可能となる。また、抵
抗42と抵抗51とは、同調コイル34を介して並列接
続されるので、広い同調範囲を持つことが可能となる。
12における抵抗42と抵抗51とは、同調コイル34
を介して並列接続されるので、電流を減少させることな
く、各抵抗42,51の抵抗値を大きくすることができ
る。例えば、抵抗42と抵抗51との抵抗値をどちらも
2KΩとすることができるので、同調回路12に対する
ダンピングを少なくさせることが可能となる。また、抵
抗42と抵抗51とは、同調コイル34を介して並列接
続されるので、広い同調範囲を持つことが可能となる。
【0032】図5において、破線Cは、第2の実施の形
態における抵抗42と抵抗51とを、どちらも2KΩと
したときの特性である。この結果、従来例における実線
Aより、全体的に約1dBの向上を得ることが可能とな
るとともに、特にローバンドにおける最高周波数である
Bチャネルにおけるゲインが約2.5dBと大きく向上
した。また、第1の実施の形態における点線Bよりゲイ
ンの向上は少ないが、各チャネル間のゲインの偏差を少
なくした良好な特性となっている。
態における抵抗42と抵抗51とを、どちらも2KΩと
したときの特性である。この結果、従来例における実線
Aより、全体的に約1dBの向上を得ることが可能とな
るとともに、特にローバンドにおける最高周波数である
Bチャネルにおけるゲインが約2.5dBと大きく向上
した。また、第1の実施の形態における点線Bよりゲイ
ンの向上は少ないが、各チャネル間のゲインの偏差を少
なくした良好な特性となっている。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、1次同調回路と、2次同調回路と、第1及び第2の
バンド切替端子とを備え、1次同調回路及び2次同調回
路は、それぞれに、バラクタダイオードと、一端同士で
互いに直列に接続されたハイバンド受信用コイル及びロ
ーバンド受信用コイルと、ハイバンド受信用コイルとロ
ーバンド受信用コイルとの接続点とグランドとの間に設
けられ、一端が高周波的に接地されたスイッチダイオー
ドとを有し、1次同調回路及び2次同調回路における直
列接続されたハイバンド受信用コイル及びローバンド受
信用コイルに対しバラクタダイオードを並列に接続する
とともにローバンド受信用コイルの他端側を高周波的に
接地し、各スイッチダイオードの一端を直流的に第1の
バンド切替端子に接続するとともに第1の抵抗を介して
接地し、他端をローバンド受信用コイルと第2の抵抗と
を直列に介して第2のバンド切替端子に接続し、第2の
バンド切替端子を第3の抵抗を介して接地したことによ
り、給電抵抗が同調コイルを介してスイッチダイオード
と接続されるので、広い同調範囲を持つことが可能とな
り、また、パラレルダンパーとしての妨害をなくした良
好な選択特性を持つことが可能となる。
ば、1次同調回路と、2次同調回路と、第1及び第2の
バンド切替端子とを備え、1次同調回路及び2次同調回
路は、それぞれに、バラクタダイオードと、一端同士で
互いに直列に接続されたハイバンド受信用コイル及びロ
ーバンド受信用コイルと、ハイバンド受信用コイルとロ
ーバンド受信用コイルとの接続点とグランドとの間に設
けられ、一端が高周波的に接地されたスイッチダイオー
ドとを有し、1次同調回路及び2次同調回路における直
列接続されたハイバンド受信用コイル及びローバンド受
信用コイルに対しバラクタダイオードを並列に接続する
とともにローバンド受信用コイルの他端側を高周波的に
接地し、各スイッチダイオードの一端を直流的に第1の
バンド切替端子に接続するとともに第1の抵抗を介して
接地し、他端をローバンド受信用コイルと第2の抵抗と
を直列に介して第2のバンド切替端子に接続し、第2の
バンド切替端子を第3の抵抗を介して接地したことによ
り、給電抵抗が同調コイルを介してスイッチダイオード
と接続されるので、広い同調範囲を持つことが可能とな
り、また、パラレルダンパーとしての妨害をなくした良
好な選択特性を持つことが可能となる。
【0034】また、本発明によれば、1次同調回路と、
2次同調回路と、第1及び第2のバンド切替端子とを備
え、1次同調回路及び2次同調回路は、それぞれに、バ
ラクタダイオードと、一端同士で互いに直列に接続され
たハイバンド受信用コイル及びローバンド受信用コイル
と、ハイバンド受信用コイルとローバンド受信用コイル
との接続点とグランドとの間に設けられ、一端が高周波
的に接地されたスイッチダイオードとを有し、1次同調
回路及び2次同調回路における直列接続されたハイバン
ド受信用コイル及びローバンド受信用コイルに対しバラ
クタダイオードを並列に接続すると共にローバンド受信
用コイルの他端側を高周波的に接地し、各ローバンド受
信用コイルの他端側を直流的に切り離し、各スイッチダ
イオードの一端を直流的に第1のバンド切替端子に接続
するとともに第4の抵抗を介して接地し、他端をそれぞ
れ第5の抵抗を介して第2のバンド切替端子に接続し、
1次同調回路又は2次同調回路のどちらか一方の同調回
路におけるスイッチダイオードの他端を、ローバンド受
信用コイルと第6の抵抗とを介して直流的に第2のバン
ド切替端子に接続したことにより、片方の同調回路にだ
け、給電抵抗が並列接続されるので、広い同調範囲を持
つことが可能となり、また、パラレルダンパーとしての
妨害を少なくした良好な選択特性を持つことが可能とな
る。
2次同調回路と、第1及び第2のバンド切替端子とを備
え、1次同調回路及び2次同調回路は、それぞれに、バ
ラクタダイオードと、一端同士で互いに直列に接続され
たハイバンド受信用コイル及びローバンド受信用コイル
と、ハイバンド受信用コイルとローバンド受信用コイル
との接続点とグランドとの間に設けられ、一端が高周波
的に接地されたスイッチダイオードとを有し、1次同調
回路及び2次同調回路における直列接続されたハイバン
ド受信用コイル及びローバンド受信用コイルに対しバラ
クタダイオードを並列に接続すると共にローバンド受信
用コイルの他端側を高周波的に接地し、各ローバンド受
信用コイルの他端側を直流的に切り離し、各スイッチダ
イオードの一端を直流的に第1のバンド切替端子に接続
するとともに第4の抵抗を介して接地し、他端をそれぞ
れ第5の抵抗を介して第2のバンド切替端子に接続し、
1次同調回路又は2次同調回路のどちらか一方の同調回
路におけるスイッチダイオードの他端を、ローバンド受
信用コイルと第6の抵抗とを介して直流的に第2のバン
ド切替端子に接続したことにより、片方の同調回路にだ
け、給電抵抗が並列接続されるので、広い同調範囲を持
つことが可能となり、また、パラレルダンパーとしての
妨害を少なくした良好な選択特性を持つことが可能とな
る。
【図1】本発明の高周波同調回路の第1の実施の形態を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】本発明の高周波同調回路の第1の実施の形態に
おけるローバンド受信時の等価回路図である。
おけるローバンド受信時の等価回路図である。
【図3】本発明の高周波同調回路の第2の実施の形態を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】本発明の高周波同調回路の第2の実施の形態に
おけるローバンド受信時の等価回路図である。
おけるローバンド受信時の等価回路図である。
【図5】本発明及び従来の高周波同調回路を使用したチ
ューナの利得特性図である。
ューナの利得特性図である。
【図6】従来の高周波同調回路を示す回路図である。
【図7】従来の高周波同調回路におけるローバンド受信
時の等価回路図である。
時の等価回路図である。
11 1次同調回路 12 2次同調回路 14、31 バラクタダイオード 15、32 ハイバンド受信用同調コイル 16、34 ローバンド受信用同調コイル 22、40 スイッチダイオード 24 第5の抵抗 25 第2のバンド切替端子 27 第1のバンド切替端子 28 第1の抵抗 36 直流阻止コンデンサ 41 第2の抵抗 42 第5の抵抗 46 第3の抵抗 50 第4の抵抗 51 第6の抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 1次同調回路と、2次同調回路と、前記
1次同調回路及び前記2次同調回路をローバンドのテレ
ビジョン信号受信状態又はハイバンドのテレビジョン信
号受信状態に切り替えるための切替電圧を印加する第1
及び第2のバンド切替端子とを備え、前記1次同調回路
及び前記2次同調回路は、それぞれに、バラクタダイオ
ードと、一端同士で互いに直列に接続されたハイバンド
受信用コイル及びローバンド受信用コイルと、前記ハイ
バンド受信用コイルと前記ローバンド受信用コイルとの
接続点とグランドとの間に設けられ、一端が高周波的に
接地されたスイッチダイオードとを有し、前記1次同調
回路及び前記2次同調回路における直列接続された前記
ハイバンド受信用コイル及び前記ローバンド受信用コイ
ルに対し前記バラクタダイオードを並列に接続するとと
もに前記ローバンド受信用コイルの他端側を高周波的に
接地し、前記各スイッチダイオードの一端を直流的に前
記第1のバンド切替端子に接続するとともに第1の抵抗
を介して接地し、他端を前記ローバンド受信用コイルと
第2の抵抗とを直列に介して前記第2のバンド切替端子
に接続し、前記第2のバンド切替端子を第3の抵抗を介
して接地したことを特徴とする高周波同調回路。 - 【請求項2】 1次同調回路と、2次同調回路と、前記
1次同調回路及び前記2次同調回路をローバンドのテレ
ビジョン信号受信状態又はハイバンドのテレビジョン信
号受信状態に切り替えるための切替電圧を印加する第1
及び第2のバンド切替端子とを備え、前記1次同調回路
及び前記2次同調回路は、それぞれに、バラクタダイオ
ードと、一端同士で互いに直列に接続されたハイバンド
受信用コイル及びローバンド受信用コイルと、前記ハイ
バンド受信用コイルと前記ローバンド受信用コイルとの
接続点とグランドとの間に設けられ、一端が高周波的に
接地されたスイッチダイオードとを有し、前記1次同調
回路及び前記2次同調回路における直列接続された前記
ハイバンド受信用コイル及び前記ローバンド受信用コイ
ルに対し前記バラクタダイオードを並列に接続すると共
に前記ローバンド受信用コイルの他端側を高周波的に接
地し、前記各ローバンド受信用コイルの他端側を直流的
に切り離し、前記各スイッチダイオードの一端を直流的
に前記第1のバンド切替端子に接続するとともに第4の
抵抗を介して接地し、他端をそれぞれ第5の抵抗を介し
て前記第2のバンド切替端子に接続し、前記1次同調回
路又は前記2次同調回路のどちらか一方の同調回路にお
ける前記スイッチダイオードの他端を、前記ローバンド
受信用コイルと第6の抵抗とを介して直流的に前記第2
のバンド切替端子に接続したことを特徴とする高周波同
調回路。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017952A JP2001211397A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 高周波同調回路 |
EP00310204A EP1109312B1 (en) | 1999-12-16 | 2000-11-16 | Double-tuned circuit featuring restrained degradation of selectivity |
DE60041570T DE60041570D1 (de) | 1999-12-16 | 2000-11-16 | Zweifach abgestimmte Schaltung mit beschränkter Selektivitätsverringerung |
CNB001340751A CN1177468C (zh) | 1999-12-16 | 2000-12-12 | 调谐器的双调谐电路 |
US09/736,767 US6486757B2 (en) | 1999-12-16 | 2000-12-13 | Double-tuned circuit of tuner featuring restrained degradation of selectivity |
KR1020000077115A KR100362451B1 (ko) | 1999-12-16 | 2000-12-15 | 튜너의 복동조회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017952A JP2001211397A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 高周波同調回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001211397A true JP2001211397A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18544868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000017952A Withdrawn JP2001211397A (ja) | 1999-12-16 | 2000-01-24 | 高周波同調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001211397A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100829196B1 (ko) | 2005-09-02 | 2008-05-13 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | Q값의 악화를 방지한 동조회로 |
-
2000
- 2000-01-24 JP JP2000017952A patent/JP2001211397A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100829196B1 (ko) | 2005-09-02 | 2008-05-13 | 알프스 덴키 가부시키가이샤 | Q값의 악화를 방지한 동조회로 |
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