JPH11205700A - 複同調回路 - Google Patents

複同調回路

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JPH11205700A
JPH11205700A JP10003903A JP390398A JPH11205700A JP H11205700 A JPH11205700 A JP H11205700A JP 10003903 A JP10003903 A JP 10003903A JP 390398 A JP390398 A JP 390398A JP H11205700 A JPH11205700 A JP H11205700A
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band
tuning
coil
tuning circuit
circuit
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Masaki Yamamoto
正喜 山本
Michitoku Sasaki
道徳 佐々木
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Alps Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J3/00Continuous tuning
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • H03J5/242Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
    • H03J5/244Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection using electronic means

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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローバンドのテレビジョン信号を受信する状
態と、ハイバンドのテレビジョン信号を受信する状態と
に独立して結合コイルを設けることによって、ハイバン
ド用同調コイルのレイアウト設計上の自由度を上げる。 【解決手段】 一次同調回路11cのハイバンド用同調
コイル12の一端と二次同調回路11dのハイバンド用
同調コイル16の一端との間に、互いに直列接続された
第一のスイッチダイオード22と第二のスイッチダイオ
ード23とを設け、第一のスイッチダイオード22と第
二のスイッチダイオード23との接続点とグランドとの
間に、第二の結合コイル24を設け、第一のスイッチダ
イオード22と第二のスイッチダイオード23とを共に
導通状態又は非導通状態にして、ハイバンド状態又はロ
ーバンド状態に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンチュ
ーナーの段間同調回路として用いられる複同調回路に関
し、ハイバンド用の結合コイルとローバンド用の結合コ
イルとを独立して設け、一次同調回路と二次同調回路と
を結合させるようにした複同調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複同調回路を図5に示す。図5に
おいて、複同調回路51は、その入力端51aが高周波
増幅器(図示せず)に接続され、また、その出力端51
bが混合器(図示せず)に接続されている。この複同調
回路51は、いわゆるバンド切り替えによって、ハイバ
ンドとローバンドとに回路を切り替えるようにしたもの
である。まず、一次同調回路51cにおいては、一端同
士によって直列に接続されたハイバンド用同調コイル5
2とローバンド用同調コイル53とが設けられており、
その接続点とグランドとの間に、直列に接続されたスイ
ッチダイオード54と直流阻止用コンデンサ55とが接
続されている。ここで、スイッチダイオード54のカソ
ードがハイバンド用同調コイル52とローバンド用同調
コイル53との接続点に接続されており、そして、ハイ
バンド用同調コイル52の他端が入力端51aに接続さ
れている。また、入力端51aとグランドとの間に、直
列接続された直流阻止用コンデンサ56とバラクタダイ
オード57とが接続され、バラクタダイオード57のア
ノードが接地されている。
【0003】次に、二次同調回路51dにおいては、一
端同士によって直列に接続されたハイバンド用同調コイ
ル58とローバンド用同調コイル59とが設けられてお
り、その接続点とグランドとの間に、直列に接続された
スイッチダイオード60と直流阻止用コンデンサ61と
が接続されている。ここで、スイッチダイオード60の
カソードがハイバンド用同調コイル58とローバンド用
同調コイル59との接続点に接続されており、そして、
ハイバンド用同調コイル58の他端が出力端51bに接
続されている。また、出力端51bとグランドの間に、
直列接続された直流阻止用コンデンサ62とバラクタダ
イオード63とが接続され、バラクタダイオード63の
アノードが接地されている。
【0004】そして、一次同調回路51cにおけるロー
バンド用同調コイル53の他端と二次同調回路51dに
おけるローバンド同調コイル59の他端とが接続され、
その接続点とグランドとの間に、直列接続された結合用
コイル64と直流阻止用コンデンサ65とが設けられて
いる。ここで、直流阻止用コンデンサ65がグランド側
に接続されている。そして、結合用コイル64と直流阻
止用コンデンサ65との接続点には、給電抵抗66の一
端が接続され、その他端がローバンド用切替端子67に
接続されている。また、一次同調回路51cにおけるス
イッチダイオード54のアノードと直流阻止用コンデン
サ55との接続点には、給電抵抗68の一端が接続さ
れ、その他端がハイバンド用切替端子69に接続されて
いる。同様に、二次同調回路51dにおけるスイッチダ
イオード60のアノードと直流阻止用コンデンサ61と
の接続点には、給電抵抗70の一端が接続され、その他
端がハイバンド用切替端子69に接続されている。
【0005】次に、一次側同調回路51cにおける直流
阻止用コンデンサ56とバラクタダイオード57のカソ
ードとの接続点には、給電抵抗71の一端が接続され、
その他端が同調電圧端子72に接続されている。同様
に、二次側同調回路51dにおける直流阻止用コンデン
サ62とバラクタダイオード63のカソードとの接続点
には、給電抵抗73の一端が接続され、その他端が同調
電圧端子72に接続されている。以上のような構成にお
いて、同調電圧端子72に同調電圧を印加し、その電圧
を変えることによって、一次同調回路51cにおけるバ
ラクタダイオード57の容量と二次同調回路51dにお
けるバラクタダイオード63の容量とを変化させて複同
調回路51の同調周波数を変化させるようにしている。
【0006】次に、複同調回路51を、ハイバンドのテ
レビジョン信号を受信する状態と、ローバンドのテレビ
ジョン信号を受信する状態とに切り替える、バンド切り
替えについて説明する。図5に示す複同調回路51を、
ローバンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替
える場合は、ローバンド切替端子67に、例えば5Vの
バンド切替電圧を印加する。すると、スイッチダイオー
ド54及びスイッチダイオード60には逆方向に電圧が
印加され、両スイッチダイオード54及び60は非導通
状態になるので、図5に示す複同調回路51は、図6に
示す等価回路となる。図6に示す等価回路では、一次同
調回路51cにおけるコイル74は、ハイバンド用同調
コイル52とローバンド用同調コイル53とを直列接続
したものを示し、同様に二次側同調回路51dにおける
コイル75はハイバンド用同調コイル58とローバンド
用同調コイル59とを直列接続したものを示している。
【0007】ここで、一次同調回路51cにおけるコイ
ル74と二次側同調回路51dにおけるコイル75との
接続点とグランドとの間に接続されている結合コイル6
4は、ローバンドにおける一次同調回路51cと二次同
調回路51dとの結合状態を決めるものであって、その
インダクタンスは、複同調回路51が所定の伝送特性を
有するようにあらかじめ設定されている。従って、一次
同調回路51cにおける同調コイル74と二次同調回路
51dにおける同調コイル75とは、直接に誘導結合さ
せるようにはなってはいない。一方、図5に示す複同調
回路51を、ハイバンドのテレビジョン信号を受信する
状態に切り替える場合は、ハイバンド切替端子69に、
例えば5Vのバンド切替電圧を印加する。すると、スイ
ッチダイオード54及びスイッチダイオード60には順
方向に電圧が印加され、両スイッチダイオード54及び
60は導通状態になる。その結果、一次同調回路51c
におけるハイバンド用同調コイル52とローバンド用同
調コイル53との接続点及び二次同調回路51dにおけ
るハイバンド用同調コイル58とローバンド用同調コイ
ル59との接続点が高周波的に接地されて、一次同調回
路51cにおけるローバンド用同調コイル53と二次同
調回路51dにおけるローバンド用同調コイル59と結
合コイル64とが機能しなくなるので、図5に示す複同
調回路51は図7に示す等価回路になる。従って、一次
同調回路51cのハイバンド用同調コイル52と二次同
調回路51dのハイバンド用同調コイル58とを所定の
間隔に設定して結合させ、一次同調回路51cと二次同
調回路51dとの結合状態を得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複同調
回路51においては、ハイバンドのテレビジョン信号を
受信する状態では、一次同調回路51cと二次同調回路
51dとの間の適切な結合状態を得るためには、一次同
調回路51cにおけるハイバンド用同調コイル52と二
次同調回路51dにおけるハイバンド用同調コイル58
との配置関係(レイアウト)をあらかじめ決めておかな
くてはならなかった。このため、レイアウト設計の自由
度が制約されてしまっていた。そこで、本発明は、この
問題を解決するもので、その目的はローバンドのテレビ
ジョン信号を受信する状態と、ハイバンドのテレビジョ
ン信号を受信する状態とに独立して結合コイルを設ける
ことによって、ハイバンド用同調コイルのレイアウト設
計上の自由度を上げることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の複同調回路は、一端同士によって互いに直
列接続されたハイバンド用同調コイルとローバンド用同
調コイルとを有する一時同調回路と、一端同士によって
互いに直列接続されたハイバンド用同調コイルとローバ
ンド用同調コイルとを有する二次同調回路とを備え、前
記一次同調回路のローバンド用同調コイルの他端と、前
記二次同調回路のローバンド用同調コイルの他端とを接
続するとともに、その接続点とグランドとの間に第一の
結合コイルを設け、前記一次同調回路のハイバンド用同
調コイルの前記一端と前記二次同調回路のハイバンド用
同調コイルの前記一端との間に、互いに直列接続された
第一のスイッチダイオードと第二のスイッチダイオード
とを設け、前記第一のスイッチダイオードと前記第二の
スイッチダイオードとの接続点とグランドとの間に、第
二の結合コイルを設け、ハイバンドのテレビジョン信号
を受信するときには、前記第一のスイッチダイオードと
前記第二のスイッチダイオードとを導通状態にし、ロー
バンドのテレビジョン信号を受信するときには前記第一
のスイッチダイオードと前記第二のスイッチダイオード
とを非導通状態とした。
【0010】また、本発明の複同調回路は、前記第一の
スイッチダイオードと前記第二のスイッチダイオードと
を導通状態又は非導通状態にする第一の切替端子と第二
の切替端子とを設け、前記第二のスイッチダイオードと
前記第二のスイッチダイオードとは、アノード同士又は
カソード同士で直列に接続され、前記アノード同士を前
記第一の切替端子に直流的に接続するとともに、前記カ
ソード同士を直流的に前記第二の切替端子に接続した。
【0011】また、本発明の復同調回路は、第一の切替
端子と第二の切替端子とを設け、前記第二のスイッチダ
イオードと前記第二のスイッチダイオードとは、アノー
ド同士又はカソード同士で直列に接続され、前記アノー
ド同士を前記第一の切替端子に直流的に接続するととも
に、前記カソード同士を直流的に前記第二の切替端子に
接続し、前記第一の切替端子と前記第二の切替端子に印
加するバンド切り替え電圧によって、前記第一のスイッ
チダイオードと前記第二のスイッチダイオードとを導通
状態又は非導通状態にした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の複同調回路を図1に示
す。図1において、複同調回路11は、その入力端11
aが高周波増幅器(図示せず)に接続され、また、その
出力端11bが混合器(図示せず)に接続されている。
この複同調回路11は、いわゆるバンド切り替えによっ
て、ハイバンドとローバンドとに回路を切り替えるよう
にしたものである。まず、一次同調回路11cにおいて
は、一端同士によって直列接続されたハイバンド用同調
コイル12とローバンド用同調コイル13とが設けられ
おり、ハイバンド用同調コイル12の他端は入力端11
aに接続されている。また、入力端11aとグランドと
の間に、直列接続された直流阻止用コンデンサ14とバ
ラクタダイオード15とが接続され、バラクタダイオー
ド15のアノードが接地されている。
【0013】次に、二次同調回路11dにおいては、一
端同士によって直列接続されたハイバンド用同調コイル
16とローバンド用同調コイル17が設けられており、
ハイバンド用同調コイル16の他端は、出力端11bに
接続されている。また、出力端11bとグランドとの間
に、直列接続された直流阻止用コンデンサ18とバラク
タダイオード19とが接続され、バラクタダイオード1
9のアノードが接地されている。そして、一次同調回路
11cにおけるローバンド用同調コイル13の他端と二
次同調回路11dにおけるローバンド用同調コイル17
の他端とが接続され、その接続点とグランドの間に、直
列接続された第一の結合用コイル20と第一の直流阻止
用コンデンサ21が接続されている。ここで、第一の直
流阻止用コンデンサ21がグランド側に接続されてい
る。
【0014】次に、一次同調回路11cにおけるハイバ
ンド用同調コイル12とローバンド用同調コイル13と
の接続点と、二次同調回路11dにおけるハイバンド用
同調コイル16とローバンド用同調コイル17との接続
点との間に、直列接続された第一のスイッチダイオード
22と第二のスイッチダイオード23とを設ける。ここ
で、一次同調回路11cにおけるハイバンド用同調コイ
ル12とローバンド用同調コイル13との接続点に第一
のスイッチダイオード22のアノードが、また、二次同
調回路11dにおけるハイバンド用同調コイル16とロ
ーバンド用同調コイル17との接続点に第二のスイッチ
ダイオード23のアノードがそれぞれ接続されている。
次に、第一のスイッチダイオード22と第二のスイッチ
ダイオード23との接続点とグランドとの間に、直列接
続された第二の結合用コイル24と第二の直流阻止用コ
ンデンサ25とが設けられている。ここで、第二の直流
阻止用コンデンサ25がグランド側に接続されている。
また、第二の結合コイル24と第二の直流阻止用コンデ
ンサ25との接続点に給電抵抗26の一端が接続され、
その他端が第一の切替端子27に接続されている。
【0015】さらに、一次同調回路11cにおけるハイ
バンド用同調コイル12とローバンド用同調コイル13
との接続点に、給電抵抗28の一端を接続し、その他端
を第二の切替端子29が接続している。同様に、二次同
調回路11dにおけるハイバンド用同調コイル16とロ
ーバンド用同調コイル17との接続点に、給電抵抗30
の一端を接続し、その他端を第二の切替端子29に接続
している。次に、一次同調回路11cにおける直流阻止
用コンデンサ14とバラクタダイオード15との接続点
に給電抵抗31の一端を接続し、その他端を同調電圧端
子32に接続する。同様に二次同調回路11dにおける
直流阻止用コンデンサ18とバラクタダイオード19の
接続点に給電抵抗33の一端を接続し、その他端を同調
電圧端子32に接続している。
【0016】次に、複同調回路11をローバンドのテレ
ビジョン信号を受信する状態と、ハイバンドのテレビジ
ョン信号を受信する状態とに切り替える、バンド切替に
ついて説明する。図1に示す複同調回路11を、ローバ
ンドのテレビジョン信号を受信する状態に切り替える場
合は、第一の切替端子27に、例えば5Vのバンド切替
電圧を印加する。すると、第一のスイッチダイオード2
2及び第二のスイッチダイオード23には逆方向に電圧
が印加され、第一のスイッチダイオード22及び第二の
スイッチダイオード23は非導通状態になるので、図1
に示す複同調回路11は図2に示す等価回路になる。図
2に示す等価回路では、一次同調回路11cにおける同
調コイル34は、ハイバンド用同調コイル12とローバ
ンド用同調コイル13とが直列接続したものを示し、同
様に二次同調回路11dにおける同調コイル35は、ハ
イバンド用同調コイル16とローバンド用同調コイル1
7とを直列接続したものを示している。
【0017】ここで、一次同調回路11cにおける同調
コイル34と二次同調回路11dにおける同調コイル3
5との接続点と、グランドとの間に接続されている第一
の結合コイル20は、ローバンドにおける一次同調回路
11cと二次同調回路11dとの結合状態を決めるもの
であって、そのインダクタンスは、複同調回路11が所
定の伝送を有するようにあらかじめ設定されている。従
って、一次同調回路11cにおける同調コイル34と二
次同調回路11dにおける同調コイル35とは、直接に
誘導結合させるようになってはいない。一方、図1に示
す複同調回路11を、ハイバンドのテレビジョン信号を
受信する状態に切り替える場合は、第二の切替端子29
に、例えば5Vのバンド切替電圧を印加する。すると、
第一のスイッチダイオード22及び第二のスイッチダイ
オード23には順方向に電圧が印加され、両スイッチダ
イオード22及び23は導通状態になる。
【0018】その結果、一次同調回路11cにおけるロ
ーバンド用同調コイル12とハイバンド用同調コイル1
3との接続点、及び二次同調回路11dにおけるローバ
ンド用同調コイル16とローバンド用同調コイル17と
の接続は、第二の結合コイル24を介してグランドに接
続されるとともに、一次同調回路11cにおけるローバ
ンド用同調コイル12及び二次同調回路11dにおける
ローバンド用同調回路17を介してグランドに接続され
る。ここで、二つのローバンド用同調コイル13及び1
7のインダクタンスは、第二の結合コイル24のそれよ
りも十分に大きいので無視できるので、図1に示す複同
調回路11は図3に示す等価回路になる。
【0019】ここで、一次同調回路11cにおけるハイ
バンド用同調コイル12と二次同調回路11dにおける
ハイバンド用同調コイル16との接続点とグランドとの
間に接続されている第二の結合コイル24は、ハイバン
ドにおける一次同調回路11cと二次同調回路11dと
の結合状態を決めるものであって、そのインダクタンス
は、複同調回路11がハイバンドにおいて、所定の伝送
特性を有するようにあらかじめ設定されている。従っ
て、一次同調回路11aにおけるハイバンド用同調コイ
ルと二次同調回路11bにおけるハイバンド用同調コイ
ル16とは、直接に誘導結合しなくても良い。なお、第
一のスイッチダイオード22と第二のスイッチダイオー
ド23とをアノード同士で直列に接続した場合には、ロ
ーバンド状態に切り替えるときに第二の切替端子29
に、例えば5Vのバンド切り替え電圧を印加し、ハイバ
ンド状態に切り替えるときに、第一の切替端子27に、
例えば5Vのバンド切替電圧を印加すれば良い。
【0020】さらに、図4には、図1に示す複同調回路
11と同じ効果が得られる他の複同調回路を示す。この
複同調回路36は、図1に示す複同調回路11における
給電抵抗28及び30を削除し、代わりに、第一の結合
用コイル20と第一の直流阻止用コンデンサ21との接
続点に給電抵抗37の一端を接続し、他端を第二の切替
端子29に接続したものであり、ハイバンドとローバン
ドとの切り替えは、図1に示す複同調回路11と全く同
じように行える。このようにすれば、第一のスイッチダ
イオード22及び第二のスイッチダイオード23と、第
一の切替端子27及び第二の切替端子29との間の配線
が簡単になる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の複同調回路は、
一次同調回路のローバンド用同調コイルの他端と、二次
同調回路のローバンド用同調コイルの他端とを接続する
とともに、その接続点とグランドとの間に第一の結合コ
イルを設け、一次同調回路のハイバンド用同調コイルの
一端と二次同調回路のハイバンド用同調コイルの一端と
の間に、互いに直列接続された第一のスイッチダイオー
ドと第二のスイッチダイオードとを設け、第一のスイッ
チダイオードと第二のスイッチダイオードとの接続点と
グランドとの間に、第二の結合コイルを設け、ハイバン
ドのテレビジョン信号を受信するときには、第一のスイ
ッチダイオードと第二のスイッチダイオードとを導通状
態にし、ローバンドのテレビジョン信号を受信するとき
には、第一のスイッチダイオードと第二のスイッチダイ
オードとを非導通状態としたので、ハイバンドとローバ
ンドの双方に結合コイルを設けることができる。従っ
て、ローバンド用同調コイルのみならずハイバンド用同
調コイルのレイアウト上の制約がなくなり、設計上の自
由度を高めることができる。
【0022】また、本発明の同調回路は、第一の切替端
子と第二の切替端子とを設け、第一のスイッチダイオー
ドと第二のスイッチダイオードとは、アノード同士又は
カソード同士で直列に接続され、アノード同士を第一の
切替端子に直流的に接続するとともに、カソード同士を
直流的に第二の切替端子に接続し、第一の切替端子と第
二の切替端子に印加するバンド切り替え電圧によって、
第一のスイッチダイオードと第二のスイッチダイオード
とを導通状態又は非導通状態にしたので、ハイバンドと
ローバンドとの切り替えが容易になった。
【0023】また、本発明の複同調回路は、第一の結合
コイルを第一の直流阻止用コンデンサを介してグランド
に接続し、第二の結合コイルを第二の直流阻止用コンデ
ンサを介してグランドに接続し、第一の結合コイルと第
一の切替端子に接続するとともに、第二の結合コイルと
第二の直流阻止用コンデンサとの接続点を第二の切替端
子に接続したので、第一のスイッチダイオード及び第二
のスイッチダイオードと、第一の切替端子及び第二の切
替端子との間の接続が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複同調回路の回路図である。
【図2】本発明の複同調回路のローバンド状態における
等価回路図である。
【図3】本発明の複同調回路のハイバンド状態における
等価回路図である。
【図4】本発明の複同調回路の他の例の回路図である。
【図5】従来の複同調回路の回路図である。
【図6】従来の複同調回路のローバンド状態における等
価回路図である。
【図7】従来の複同調回路のハイバンド状態における等
価回路図である。
【符号の説明】
11,36 複同調回路 11a 入力端 11b 出力端 11c 一次同調回路 11d 二次同調回路 12,16 ハイバンド用同調コイル 13,17 ローバンド用同調コイル 14,18 直流阻止用コンデンサ 15,19 バラクタダイオード 20 第一の結合コイル 21 第一の直流阻止用コンデンサ 22 第一のスイッチダイオード 23 第二のスイッチダイオード 24 第二の結合コイル 25 第二の直流阻止用コンデンサ 26,28,30,31,33,37 給電抵抗 27 第一の切替端子 29 第二の切替端子 32 同調電圧端子 34,35 同調コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端同士によって互いに直列接続された
    ハイバンド用同調コイルとローバンド用同調コイルを有
    する一次同調回路と、一端同士によって互いに直列接続
    されたハイバンド用同調コイルとローバンド用同調コイ
    ルとを有する二次同調回路とを備え、前記一次同調回路
    のローバンド用同調コイルの他端と、前記二次同調回路
    のローバンド用同調コイルの他端とを接続するととも
    に、その接続点とグランドとの間に第一の結合コイルを
    設け、前記一次同調回路のハイバンド用同調コイルの前
    記一端と前記二次同調回路のハイバンド用同調コイルの
    前記一端との間に、互いに直列接続された第一のスイッ
    チダイオードと第二のスイッチダイオードとを設け、前
    記第一のスイッチダイオードと前記第二のスイッチダイ
    オードとの接続点とグランドとの間に、第二の結合コイ
    ルを設け、ハイバンドのテレビジョン信号を受信すると
    きには、前記第一のスイッチダイオードと前記第二のス
    イッチダイオードとを導通状態にし、ローバンドのテレ
    ビジョン信号を受信するときには前記第一のスイッチダ
    イオードと前記第二のスイッチダイオードとを非導通状
    態としたことを特徴とする複同調回路。
  2. 【請求項2】 第一の切替端子と第二の切替端子とを設
    け、前記第一のスイッチダイオードと前記第二のスイッ
    チダイオードとは、アノード同士又はカソード同士で直
    列に接続され、前記アノード同士を前記第一の切替端子
    に直流的に接続するとともに、前記カソード同士を直流
    的に前記第二の切替端子に接続し、前記第一の切替端子
    と前記第二の切替端子に印加するバンド切り替え電圧に
    よって、前記第一のスイッチダイオードと前記第二のス
    イッチダイオードとを導通状態又は非導通状態にしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の複同調回路。
  3. 【請求項3】 前記第一の結合コイルを、第一の直流阻
    止用コンデンサを介してグランドに接続し、前記第二の
    結合コイルを、第二の直流阻止用コンデンサを介してグ
    ランドに接続し、前記第一の結合コイルと前記第一の直
    流阻止用コンデンサとの接続点を前記第一の切替端子に
    直流的に接続するとともに、前記第二の結合コイルと前
    記第二の直流阻止用コンデンサとの接続点を直流的に前
    記第二の切替端子に接続したことを特徴とする請求項2
    記載の複同調回路。
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