JP2001210146A - フラット回路体の分岐端末構造 - Google Patents
フラット回路体の分岐端末構造Info
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- JP2001210146A JP2001210146A JP2000017442A JP2000017442A JP2001210146A JP 2001210146 A JP2001210146 A JP 2001210146A JP 2000017442 A JP2000017442 A JP 2000017442A JP 2000017442 A JP2000017442 A JP 2000017442A JP 2001210146 A JP2001210146 A JP 2001210146A
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
ト回路体の分岐端末構造を提供する。 【解決手段】 複数の導体23を所定間隔を隔てるよう
に配置してベースフィルム24、24で挟み込んでなる
フラット回路体21の各導体23に、接続端子22をそ
れぞれ接続、固定したフラット回路体の分岐端末構造で
ある。前記接続端子22に、前記導体23に接続される
接続用突起31を形成し、この接続用突起31の前後位
置にそれぞれ前記フラット回路体21を保持する折曲保
持片30F、30Bを形成する。そして、折り曲げて複
数層に重ねたフラット回路体21のベースフィルム2
4、24を貫通して前記折曲保持片30F、30Bを加
締めると共に、ベースフィルム24、24及び導体23
を貫通して前記接続用突起31を加締める。
Description
フラットケーブル(以下、FFCという)やフレキシブ
ル・プリントサーキット(以下、FPCという)等のフ
ラット回路体の分岐端末構造に関する。
の電気的な接続を行ったり回路を分岐させる場合、フラ
ット回路体の端末にコネクタを取り付け、このコネクタ
を相手側コネクタに接続するようにしている。このよう
なフラット回路体の分岐端末構造としては、図6〜図8
に示すような特開平4−359875号公報記載に係る
技術が知られている。
すような接続端子1が用いられている。この接続端子1
は前端部に相手端子と接続する嵌合部2を有し、後端部
側に高さの高い(H1)の折曲接続片3とこれより高さ
の低い(H2)折曲接続片4とが形成されている。そし
て、図7に示すように、平行に配置された複数の接続端
子1に対して2つの可撓性平型導体ケーブル5、6の端
末部分を所定距離ずらして重ね合わせ、折曲接続片3、
4をこれら可撓性平型導体ケーブル5、6に貫通させて
折り曲げることでそれぞれの可撓性平型導体ケーブル
5、6と接続端子1との接続を図っている。
接続された下層の可撓性平型導体ケーブル5は高さの低
い折曲接続片4により接続、導通がとられており、上層
の可撓性平型導体ケーブル6は高さの高い折曲接続片3
により接続、導通がとられている。なお、可撓性平型導
体ケーブル5は、平行をなすように配置された複数の導
体7が、図8に示すように絶縁被覆層9、9で挟み込ま
れている。また、可撓性平型導体ケーブル6は、平行を
なすように配置された複数の導体8が絶縁被覆層10、
10で挟み込まれている。
に当たっては、可撓性平型導体ケーブル5の端末部分に
接続端子1の折曲接続片4を突き刺した(ピアッシン
グ)後、ピアッシング治具を用いて折曲接続片4の先端
側を折り曲げてその先端が導体7と接触するように加工
される。その後、もう一方の可撓性平型導体ケーブル6
を接続済みの可撓性平型導体ケーブル5の端縁と所定距
離ずらして重ね合わせ、折曲接続片3を突き刺して図9
に示すように、ピアッシング治具11を再度用いて折曲
接続片3を折り曲げてその先端が導体8と接触するよう
に加工される。このようにして図7及び図8に示すよう
な分岐端末構造が製造される。
た従来の分岐端末構造では折曲接続片3、4でピアッシ
ング接続工程を2回に分けて行うため、製造工程数が多
くタクトがかかるという問題点があった。また、ワイヤ
ハーネス組み付け時に可撓性平型導体ケーブル5、6に
応力が加わるため、電気的接続を行っている折曲接続片
3、4が変形し易く、接触抵抗が増加する恐れがあっ
た。
付作業が容易に行えるフラット回路体の分岐端末構造を
提供することを目的としている。
複数の導体を所定間隔を隔てるように配置してベースフ
ィルムで挟み込んでなるフラット回路体の各導体に、接
続端子をそれぞれ接続、固定したフラット回路体の分岐
端末構造であって、前記接続端子には、前端側に相手接
続端子と接続する端子部が設けられ且つ後端側に接続基
板部が延在されると共に、該接続基板部の前後方向の中
間部に前記導体に接続される接続用突起が形成され、前
記接続基板部の該接続用突起の前後位置にそれぞれ前記
フラット回路体を保持する折曲保持片が形成されてお
り、前記フラット回路体は、前記接続用突起の前側に位
置する前記折曲保持片の前方で後方へ向けて折り曲げら
れて複数層に重ねられ、前記折曲保持片は、複数層の前
記ベースフィルムを貫通して加絞められ、前記接続用突
起は、複数層の前記ベースフィルム及び導体を貫通して
加締められていることを特徴としている。
は、折り曲げて複数層に重ねられたベースフィルム及び
導体を接続用突起が貫通して加締められることにより、
内部の導体と電気的に接続をとることができる。また、
接続用突起の前後位置に設けられた折曲保持片は、複数
層のフラット回路体を貫通して加絞められることで、フ
ラット回路体の折り曲げ部分を接続基板部へ密着させる
ことができるため、フラット回路体の折曲部が反発力に
より膨らみ上がるのを防止する作用がある。このため、
フラット回路体が分岐回路を構成するように接続された
接続端子をコネクタハウジングに挿入する際に、フラッ
ト回路体の折曲部がコネクタハウジングに干渉すること
を防止することができ、組付作業性を向上させることが
できる。
載のフラット回路体の分岐端末構造であって、前記フラ
ット回路体は、前記接続用基板部に重なる部分で前記各
導体が分離するように該導体同士の間にスリットが形成
されていることを特徴としている。
求項1記載の発明の作用に加えて、導体同士の間にスリ
ットを形成したことにより、フラット回路体を折り曲げ
易くする作用がある。
体の分岐端末構造の詳細を図1〜図5に示す実施形態に
基づいて説明する。なお、本実施形態ではフラット回路
体として、フレキシブル・フラットケーブル(FFC)
を適用して説明する。
回路体の分岐端末構造は、FFC21と、FFC21に
接続された接続端子22とで構成されている。
圧延した銅箔等からなる複数の導体23を平行に配置
し、接着剤を用いてベースフィルム24、24で挟み込
んだものである。このFFC21の中間部に接続端子2
2を取り付けるため、この部分の導体23同士の間にス
リット25が形成され、FFC21の幅方向の両側には
切欠き26が形成されている。このようなスリット25
及び切欠き26は、重ね合わされたベースフィルム2
4、24に形成されたものであり、導体23には及ばな
いようになっている。
形成されたことにより、互いに分離された導体23をそ
れぞれ1本ずつ備える分離部分27が形成されている。
この分離部分27の幅寸法は、後述する接続端子22の
接続基板部28の幅寸法よりやや長くなるように設定さ
れている。
る。本実施形態では、接続端子22として雌端子を用い
たものであり、前端部に角筒形状の相手端子を嵌入させ
る端子部29を備え、この端子部29の後側に接続基板
部28が延在されている。なお、本例では、相手端子と
の接続側を前端側とし、これと反対側を後端側と定義す
る。
の折曲保持片30B、30Bが前記接続基板部28の両
側縁から立設されている。さらに、接続基板部28の略
中間位置には、両側縁より二対の接続用突起(バレル)
31が立設されている。また、端子部29と接続用突起
31との間には、一対の折曲保持片30F、30Fが立
設されている。
設された接続用突起31、31の間隔は、FFC21の
導体23の幅寸法よりも短く設定されている。また、接
続用突起31は、その上に載置される2枚のFFC21
(ベースフィルム24、24及び導体23)を貫通し且
つ先端が折り曲げられて再度上層の導体23に接触でき
る長さに設定されている。一方、折曲保持片30F、3
0Bは、接続用突起31よりも稍長く設定されている。
いて簡単に説明する。図2に示すように、コネクタハウ
ジング20は、直方体形状であり、接続端子22及びこ
れに接続された分離部分27が収容される端子収容室と
してのキャビティ部20Aが前後方向に貫通して形成さ
れている。なお、コネクタハウジング20には、幅方向
に沿って、複数のキャビティ部20Aが平行に形成され
ている。また、コネクタハウジング20の上部には、キ
ャビティ部20A内に収容されたFFC21の折曲部2
7Aを押さえると共に、接続端子22の端子部29の後
端を係止するクランプ部材19が設けられている。
端末構造の各部材について説明したが、次に、これらの
各部材を組み付ける手順について説明する。まず、図1
に示す状態から、FFC21の分離部分27を折り返し
て重ね合わせ、対応する接続端子22の接続基板部28
に重ねたFFC21、21を押し当てて、接続基板部2
8に形成されたそれぞれ対をなす折曲保持片30F、3
0Bを導体23の外側のベースフィルム24の部分に突
き刺して貫通させると同時に、ベースフィルム24及び
導体23部分を共に、接続用突起31で突き刺して2層
のFFC21の上面から接続用突起31を突出させる。
ッシング治具を用いて、折曲保持片30F、30Bと接
続用突起31を同時に加絞める。すると、図4及び図5
に示すように、折曲保持片30F、30B、及び接続用
突起31がそれぞれ内側に丸まって折り曲げられる。
FC21の分離部分27を押さえ付ける機能を果たして
いる。また、接続用突起31は、分離部分27の導体2
3と接続端子22とを電気的に接続する機能を果たして
いる。なお、折曲保持片30F、30Bは、折り曲げら
れて上層のFFC21の上面を保持している。
は、上記したように2層の重ねられた分離部分27を導
体23を貫通して上層の分離部分27の上面へ出て折り
曲げられている。そして、上記接続用突起31の先端
は、上面から上層の分離部分27のベースフィルム24
を貫通して再度導体23に接触するようになっている。
C21が組み付けられた接続端子22を、コネクタハウ
ジング20の各キャビティ部20A内に挿入、配置させ
る。そして、コネクタハウジング20の上部からクラン
プ部材19を挿入することにより、接続端子22の端子
部29の後端部に該クランプ部材19を当接させて接続
端子22がコネクタハウジング20から抜け出ないよう
固定すると共にFFC21の折曲部27Aを上から押さ
える。このようにして、FFC21の分岐端末をコネク
タハウジング20に挿入、固定することができる。
造では、接続端子22とFFC21との電気的な接続を
行う接続用突起31の後方で、FFC21の分離部分2
7が折曲保持片30B、30Bで保持されると共に、接
続用突起31の前方では折曲保持片30F、30Fで保
持されているため、応力(テンション)が働いた場合に
上側のFFC21は、両折曲保持片30F、30Bで保
持され、この応力が電気接続部分である接続用突起31
と導体23との接触部分に影響を及ぼすのを防止するこ
とができる。また、分離部分27の折曲部27Aの近傍
は、折曲保持片30F、30Fで押さえられているた
め、接続端子22をコネクタハウジング20のキャビテ
ィ部20Aに挿入させる際に、この折曲部27Aがコネ
クタハウジング20に干渉することがなく、組付作業性
を向上させることができる。
F、30Bと接続用突起31、31とを同時に折り曲げ
加工できるため、製造工程数を少なくすることができ
る。
明はこれに限定されるものではなく、本発明構成の要旨
に付随する各種の変更が可能である。
回路体としてFFC21を適用して説明したが、フレキ
シブル・プリントサーキット(FPC)を適用すること
は勿論可能である。
にスリット25を形成した後、FFC21の各導体23
に接続端子22を接続、固定したが、予めスリット25
をFFC21に形成しない構成としてよい。
を折り返して2層に積層したが、2層以上の複数層に積
層するようにしてもよい。
1記載の発明によれば、折り曲げられて複数層に重ねら
れたベースフィルム及び導体を貫通して加締められた接
続用突起の前後位置に、複数層のフラット回路体を貫通
して加絞められる折曲保持片を設けたので、フラット回
路体の折り曲げ部分を接続基板部へ密着させることがで
き、これによりフラット回路体の折曲部が反発力により
膨らみ上がるのを防止することができる。この結果、フ
ラット回路体が分岐回路を構成するように接続された接
続端子をコネクタハウジングに挿入する際に、フラット
回路体の折曲部がコネクタハウジングに干渉するのを防
止することができ、組付作業性を向上させる効果があ
る。また、加締め作業も一度で済むため、製造工程数も
削減できる。
載の発明の効果に加えて、導体同士の間にスリットを形
成したことにより、フラット回路体が折り曲げ易くな
り、フラット回路体を接続端子に取り付け易くする効果
がある。
実施形態を示す分解斜視図である。
解斜視図である。
す断面図である。
の横断面図である。
ている状態を示す横断面図である。
れる接続端子の斜視図である。
視図である。
分断面図である。
程を示す側面説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の導体を所定間隔を隔てるように配
置してベースフィルムで挟み込んでなるフラット回路体
の各導体に、接続端子をそれぞれ接続、固定したフラッ
ト回路体の分岐端末構造であって、 前記接続端子には、前端側に相手接続端子と接続する端
子部が設けられ且つ後端側に接続基板部が延在されると
共に、該接続基板部の前後方向の中間部に前記導体に接
続される接続用突起が形成され、前記接続基板部の該接
続用突起の前後位置にそれぞれ前記フラット回路体を保
持する折曲保持片が形成されており、 前記フラット回路体は、前記接続用突起の前側に位置す
る前記折曲保持片の前方で後方へ向けて折り曲げられて
複数層に重ねられ、前記折曲保持片は、複数層の前記ベ
ースフィルムを貫通して加絞められ、前記接続用突起
は、複数層の前記ベースフィルム及び導体を貫通して加
締められていることを特徴とするフラット回路体の分岐
端末構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のフラット回路体の分岐端
末構造であって、 前記フラット回路体は、前記接続用基板部に重なる部分
で前記各導体が分離するように該導体同士の間にスリッ
トが形成されていることを特徴とするフラット回路体の
分岐端末構造。
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