JP3679292B2 - フラット回路体の分岐端末構造 - Google Patents

フラット回路体の分岐端末構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フレキシブル・フラットケーブル(以下、FFCという)やフレキシブル・プリントサーキット(以下、FPCという)等のフラット回路体の分岐端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フラット回路体を用いて回路間の電気的な接続を行ったり回路を分岐させる場合、フラット回路体の端末にコネクタを取り付け、このコネクタを相手側コネクタに接続するようにしている。このようなフラット回路体の分岐端末構造としては、例えば、複数の導体を所定間隔を隔てるように配置してベースフィルムで挟み込んでなるフラット回路体の中間部に接続端子を接続固定し、この接続端子上で前記フラット回路体を折り返すようにして形成されている。
【0003】
しかし、フラット回路体を折り返した状態で接続端子をコネクタハウジングの端子収容室(キャビティ部)に挿入すると、前記折返し部が膨らんでしまうため、端子収容室内で干渉してしまい、接続端子のコネクタハウジングへの組み付け作業に支障を来す。
【0004】
この一方、図8〜図10に示すような、特開平4−359875号公報記載に記載されたフラット回路体の分岐端末構造も提案されている。かかるフラット回路体の分岐端末構造においては、図8に示すような接続端子1が用いられている。この接続端子1は前端部に相手端子と接続する嵌合部2を有し、後端部側に高さの高い(H1)の折曲接続片3とこれより高さの低い(H2)折曲接続片4とが形成されている。そして、図9に示すように、平行に配置された複数の接続端子1に対して2つの可撓性平型導体ケーブル5、6の端末部分を所定距離ずらして重ね合わせ、折曲接続片3、4をこれら可撓性平型導体ケーブル5、6に貫通させて折り曲げることでそれぞれの可撓性平型導体ケーブル5、6と接続端子1との接続を図っている。
【0005】
図9及び図10に示すように、接続端子1に接続された下層の可撓性平型導体ケーブル5は高さの低い折曲接続片4により接続、導通がとられており、上層の可撓性平型導体ケーブル6は高さの高い折曲接続片3により接続、導通がとられている。なお、可撓性平型導体ケーブル5は、平行をなすように配置された複数の導体7が、図10に示すように絶縁被覆層9、9で挟み込まれている。また、可撓性平型導体ケーブル6は、平行をなすように配置された複数の導体8が絶縁被覆層10、10で挟み込まれている。
【0006】
上記構成のフラット回路体の分岐端末構造を製造するに当たっては、可撓性平型導体ケーブル5の端末部分に接続端子1の折曲接続片4を突き刺した(ピアッシング)後、ピアッシング治具を用いて折曲接続片4の先端側を折り曲げてその先端が導体7と接触するように加工される。その後、もう一方の可撓性平型導体ケーブル6を接続済みの可撓性平型導体ケーブル5の端縁と所定距離ずらして重ね合わせ、折曲接続片3を突き刺して図11に示すように、ピアッシング治具11を再度用いて折曲接続片3を折り曲げてその先端が導体8と接触するように加工される。このようにして、図9及び図10に示すような分岐端末構造が製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したフラット回路体の分岐端末構造では、折曲接続片3、4でピアッシング接続工程を2回に分けて行うため、製造工程数が多くタクトがかかるという問題点がある。
【0008】
そこで本発明は、フラット回路体の折曲部を膨らませることなく接続端子をコネクタハウジングにスムーズに挿入することができ、且つ製造工程数の少ないフラット回路体の分岐端末構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の導体を所定間隔を隔てるように配置してベースフィルムで挟み込んでなるフラット回路体の中間部に接続端子を接続固定し、前記フラット回路体を折り返してなるフラット回路体の分岐端末構造であって、前記接続端子には、前端側に相手接続端子と接続する端子部が設けられ且つ後端側に接続基板部が延在されると共に、該接続基板部に前記導体を貫通して前記フラット回路体を接続固定させる接続用突起が形成されており、前記端子部の後端部には、前記接続用突起を加締めて前記接続基板部上に固定した前記フラット回路体の折曲部を押さえる押さえ部が、前記回路体の折曲部に当接し、前記接続端子をコネクタハウジングの端子収容部に挿入する際、前記折曲部が膨らみ上がるのを防ぐように形成されていることを特徴としている。
【0010】
このような構成の請求項1記載の発明では、接続端子の端子部の後端に設けた押さえ部により、接続基板部上に接続固定されたフラット回路体の折曲部(折り返し部)を押さえることができ、折曲部が膨らみ上がるのを防止する作用がある。このため、フラット回路体を接続、保持した接続端子をコネクタハウジングの端子収容部に挿入する際に、フラット回路体の折曲部がコネクタハウジングに干渉することなく容易に組付作業を行うことができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、前記押さえ部は、前記端子部の後端上部から垂下する垂下板部と該垂下板部の下端縁から後斜め上方へ向けて延在された押さえ板部とからなり、前記接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ板部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けることを特徴としている。
【0012】
したがって、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明の作用に加えて、押さえ部を、端子部の後端上部から垂下する垂下板部と該垂下板部の下端縁から後斜め上方へ向けて延在された押さえ板部とで形成し、接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ板部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けるようにしているので、この押さえ部によって前記折曲部が膨らみ上がるのを防止でき、当該折曲部をコネクタハウジングに干渉させずに前記接続端子を容易に組み付けることが可能となる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、前記押さえ部は、前記端子部の後端両側部から後方へ向けて該端子部の幅よりも次第に広がる片部として形成されており、前記接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けることを特徴としている。
【0014】
したがって、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明の作用に加えて、押さえ部を、端子部の後端両側部から後方へ向けて該端子部の幅よりも次第に広がる片部として形成し、接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けるようにしているので、この押さえ部によって前記折曲部が膨らみ上がるのを防止でき、当該折曲部をコネクタハウジングに干渉させずに前記接続端子を容易に組み付けることが可能となる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、前記押さえ部は、前記端子部の後端両側部から後方へ向けて突設されており、前記フラット回路体を前記接続基板部に接続固定したときに、前記押さえ部が前記折曲部を押さえ付けることを特徴としている。
【0016】
したがって、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明の作用に加えて、押さえ部を、端子部の後端両側部から後方へ向けて突設し、フラット回路体を接続基板部に接続固定したときに、前記押さえ部が前記折曲部を押さえ付けるようにしているので、この押さえ部によって前記折曲部が膨らみ上がるのを防止でき、当該折曲部をコネクタハウジングに干渉させずに前記接続端子を容易に組み付けることが可能となる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、前記フラット回路体は、前記接続用基板部に重なる部分で前記各導体が分離するように該導体同士の間にスリットが形成されていることを特徴としている。
【0018】
したがって、請求項5記載の発明では、請求項1〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、フラット回路体の導体同士の間にスリットを形成したことにより、フラット回路体を折り曲げ易くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るフラット回路体の分岐端末構造の詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明する。なお、これらの実施形態ではフラット回路体として、フレキシブル・フラットケーブル(FFC)を適用して説明する。
【0020】
(実施形態1)
図1〜図3は、本発明の実施形態1を示している。図1に示すように、本実施形態のフラット回路体の分岐端末構造は、FFC21と、FFC21に接続された接続端子22ととから大略構成されている。
【0021】
図1に示すように、FFC21は、例えば圧延した銅箔等からなる複数の導体23を所定間隔を隔てて平行に配置し、接着剤を用いてベースフィルム24、24で挟み込んだものである。このFFC21の中間部に接続端子22を取り付けるため、この部分の導体23同士の間にスリット25が形成され、FFC21の幅方向の両側には切欠き26が形成されている。このようなスリット25及び切欠き26は、重ね合わされたベースフィルム24、24に形成されたものであり、導体23には及ばないようになっている。
【0022】
このようにスリット25及び切欠き26が形成されたことにより、互いに分離された導体23をそれぞれ1本ずつ備える分離部分27が形成されている。この分離部分27の幅寸法は、後述する接続端子22の接続基板部28の幅寸法よりやや短くなるように設定されている。
【0023】
次に、接続端子22の構成について説明する。本実施形態では、接続端子22として雌端子を用いたものであり、前端部に角筒形状の相手端子を嵌入させる端子部29を備え、この端子部29の後側に接続基板部28が延在されている。なお、本例では、相手端子との接続側を前端側とし、これと反対側を後端側と定義する。
【0024】
また、接続基板部28の後端部には、一対の折曲保持片30B、30Bが接続基板部28の両側縁から立設されている。さらに、接続基板部28の中間位置には、両側縁より二対の接続用突起(バレル)31が立設されている。また、端子部29と接続用突起31との間には、一対の折曲保持片30F、30Fが立設されている。なお、接続基板部28の両側に対向して立設された接続用突起31、31同士の間隔は、FFC21の導体23の幅寸法よりも短く設定されている。
【0025】
さらに、接続端子22の端子部29の上部後端縁には、図3に示すFFC21の折曲部27Aが膨らみ上がるのを防止する押さえ部32が設けられている。この押さえ部32は、図2に示すように、端子部29の上部で重ね合わされた天板22A、22Bのうち下側に位置する天板22Aの後端縁から延長されており、後端縁から垂下する垂下板部32Aと垂下板部32Aの下端縁から後斜め上方へ向けて延在された押さえ板部32Bとで形成されている。
【0026】
次に、コネクタハウジング20の構成について説明する。図3に示すように、コネクタハウジング20は、直方体形状であり、接続端子22及びこれに接続された分離部分27が収容される端子収容室としてキャビティ部20Aが前後方向に貫通して形成されている。なお、コネクタハウジング20には、幅方向に沿って、複数のキャビティ部20Aが平行に形成されている。また、コネクタハウジング20の底部には、接続端子22を係止するための可撓性弾性腕部であるランス部20Cが形成されている。
【0027】
以上、本実施形態1のフラット回路体の分岐端末構造の各部材について説明したが、次に、これらの各部材を組み付ける手順について説明する。まず、図1に示すように、FFC21の分離部分27を、対応する接続端子22の接続基板部28に押し当てて、接続基板部28に形成されたそれぞれ対をなす折曲保持片30F、30F同士の間、及び折曲保持片30B、30B同士の間に配置する。これと同時に、分離部分27の導体23部分を、接続用突起31で突き刺してFFC21の上面から接続用突起31を突出させる。
【0028】
このような状態において、図示しないピアッシング治具を用いて、折曲保持片30F、30Bと接続用突起31を同時に加絞める。すると、折曲保持片30F、30B、及び接続用突起31がそれぞれ内側に丸まって折り曲げられる。
【0029】
ここで、折曲保持片30F、30Bは、FFC21の分離部分27を押さえ付ける機能を果たしている。また、接続用突起31は、分離部分27の導体23と接続端子22とを電気的に接続する機能を果たしている。なお、折曲保持片30F、30Bは、分離部分27の側方から折り曲げられて上面を保持している。
【0030】
また、接続用突起31は、分離部分27の下層のベースフィルム24、導体23、上層のベースフィルム24を貫通して分離部分27の上面へ出て折り曲げられている。そして、上記接続用突起31の先端は、上面から上層のベースフィルム24を貫通して再度導体23に接触するようになっている。
【0031】
次に、FFC21と接続端子22とをピアッシングにより接続固定した後は、図3に示すように、接続基板部28の前端で分離部分27を折り返して重ね合わせる。このとき、FFC21の分離部分27の折曲部27Aは、押さえ部32の押さえ板部32Bの下に収容する。これにより、分離部分27の折曲部27Aが押さえ板部32Bで押さえられて、前記折曲部27Aが膨らみ上がるのを防止することができる。
【0032】
次に、図3に示すように、FFC21が組み付けられた接続端子22を、コネクタハウジング20の各キャビティ部20A内に挿入、配置させる。このとき、前記押さえ板部32Bがキャビティ部20Aの天井内壁面20Bに当接しながら該キャビティ部20Aに挿入されて行くため、該押さえ板部32Bは前記折曲部27A側へ付勢される。そのため、前記折曲部27Aが押さえ板部32Bによって押さえ込まれた状態でキャビティ部20Aに挿入されて行くことになり、前記折返し部27Aが膨らんでキャビティ部20A内で干渉することなく、スムーズに前記接続端子22をコネクタハウジング20に組み付けることができる。
【0033】
なお、組み付けが完了すると、コネクタハウジング20の底部に設けられたランス部20Cと接続端子22とが係合し、FFC21の分岐端末構造が完成する。
【0034】
このような本実施形態1のフラット回路体の分岐端末構造では、分離部分27の折曲部27Aが押さえ板部32Bで押さえられているため、接続端子22をコネクタハウジング20のキャビティ部20Aに挿入させる際に、この折曲部27Aが接続端子22の挿入の際にコネクタハウジング20に干渉することがないため、作業性を向上させることができる。
【0035】
また、本実施形態1では、折曲保持片30F、30Bと接続用突起31、31とを同時に折り曲げ加工できるため、製造工程数を少なくすることができる。
【0036】
(実施形態2)
図4及び図5は、本発明に係るフラット回路体の分岐端末構造の実施形態2を示している。本実施形態2では、接続端子22の構造が上記した実施形態1の接続端子22と異なるが、他の構成は上記実施形態1と同様であるため、異なる構成部分のみ説明する。
【0037】
本実施形態2においては、図4及び図5に示すように、接続端子22の端子部29の後端両側部から後方へ向けて(接続用突起31側に向けて)該端子部29の幅よりも次第に広がる片部として形成される押さえ部33が設けられている。そして、この押さえ部33の後端上部には、さらに後方へ突出する上部突出部33Aが形成されている。
【0038】
図5に示すように、上記押さえ部33の下に分離部分27の折曲部27Aを収容、配置させることにより、前記押さえ部33によって折曲部27Aが膨らみ上がるのを防止できる。また、接続端子22をコネクタハウジング20へ挿入する際に、上記押さえ部33、33がキャビティ部20Aの両側内壁面に当接しながらキャビティ部20Aに挿入されて行くため、該押さえ部33、33は前記折曲部27Aを挟み付けるように付勢される。
【0039】
そのため、押さえ部33、33の上部突出部33A、33Aが前記折曲部27Aを上から押さえ付ける状態で接続端子22がキャビティ部20Aに挿入されて行くことになり、前記折曲部27Aが膨らんでキャビティ部20A内で干渉することなくスムーズに接続端子22をコネクタハウジング20に組み付けることができる。なお、本実施形態2の他の作用、効果は上記した実施形態1と同様である。
【0040】
(実施形態3)
図6及び図7は、本発明に係るフラット回路体の分岐端末構造の実施形態3を示している。本実施形態3では、接続端子22の構造が上記した実施形態1及び実施形態2の接続端子22と異なる。なお、他の構成は上記実施形態1及び実施形態2と同様であるため、その説明を省略する。
【0041】
本実施形態3においては、図6及び図7に示すように、接続端子22の端子部29の後端両側部から後方へ向けて(接続用突起31側に向けて)突設する板状の押さえ部34、34が形成されている。この押さえ部34、34の下端縁の後部に斜め下方内側へ向けて延在された押さえばね片34A、34Aが形成されている。
【0042】
図7に示すように、押さえばね片34A、34Aの下に分離部分27の折曲部27Aを収容、配置させることにより、この押さえ部34、34によって折曲部27Aが膨らみ上がるのを防止できる。特に、この実施形態3では、FFC21を接続端子22にピアッシングして接続固定するときに、FFC21の折曲部27Aを押さえ部34、34によって上から押さえ込むことができる。したがって、接続端子22をコネクタハウジング20へ挿入する際に、キャビティ部20A内で折曲部27Aが干渉するのを防止できる。なお、本実施形態3の他の作用、効果は上記した実施形態1と同様である。
【0043】
以上、各実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。
【0044】
例えば、上記した各実施形態では、フラット回路体としてFFC21を適用して説明したが、フレキシブル・プリントサーキット(FPC)を適用することは勿論可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、接続端子の端子部の後端に設けた押さえ部により、接続基板部上に接続固定されたフラット回路体の折曲部を押さえることができ、該折曲部が膨らみ上がるのを防止する作用がある。このため、フラット回路体を接続、保持した接続端子をコネクタハウジングの端子収容部に挿入する際に、フラット回路体の折曲部がコネクタハウジングに干渉することなく容易に組付作業を行うことができる。
【0046】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、押さえ部を、端子部の後端上部から垂下する垂下板部と該垂下板部の下端縁から後斜め上方へ向けて延在された押さえ板部とで形成し、接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ板部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けるようにしているので、この押さえ部によって前記折曲部が膨らみ上がるのを防止でき、当該折曲部をコネクタハウジングに干渉させずに前記接続端子を容易に組み付けることができる。
【0047】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、押さえ部を、端子部の後端両側部から後方へ向けて該端子部の幅よりも次第に広がる片部として形成し、接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けるようにしているので、この押さえ部によって前記折曲部が膨らみ上がるのを防止でき、当該折曲部をコネクタハウジングに干渉させずに前記接続端子を容易に組み付けることができる。
【0048】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、押さえ部を、端子部の後端両側部から後方へ向けて突設し、フラット回路体を接続基板部に接続固定したときに、前記押さえ部が前記折曲部を押さえ付けるようにしているので、この押さえ部によって前記折曲部が膨らみ上がるのを防止でき、当該折曲部をコネクタハウジングに干渉させずに前記接続端子を容易に組み付けることが可能となる。
【0049】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜請求項4に記載の発明の効果に加えて、フラット回路体の導体同士の間にスリットを形成したことにより、フラット回路体を折り曲げ易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラット回路体の分岐端末構造の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】実施形態1に用いる接続端子を示す斜視図である。
【図3】実施形態1のフラット回路体の分岐端末構造を示す断面図である。
【図4】実施形態2に用いる接続端子を示す斜視図である。
【図5】実施形態2のフラット回路体と接続端子との組付構造を示す側面図である。
【図6】実施形態3に用いる接続端子を示す斜視図である。
【図7】実施形態2のフラット回路体と接続端子との組付構造を示す側面図である。
【図8】従来のフラット回路体の分岐端末構造に用いられる接続端子の斜視図である。
【図9】従来のフラット回路体の分岐端末構造を示す斜視図である。
【図10】従来のフラット回路体の分岐端末構造を示す部分断面図である。
【図11】従来のフラット回路体の分岐端末構造の製造工程を示す部分断面図である。
【符号の説明】
20 コネクタハウジング
20A キャビティ部(端子収容部)
21 フレキシブル・フラットケーブル(FFC)
22 接続端子
23 導体
24 ベースフィルム
25 スリット
27A 折曲部
28 接続基板部
29 端子部
30F、30B 折曲保持片
31 接続用突起
32 押さえ部
32A 垂下板部
32B 押さえ板部
33、34 押さえ部

Claims (5)

  1. 複数の導体を所定間隔を隔てるように配置してベースフィルムで挟み込んでなるフラット回路体の中間部に接続端子を接続固定し、前記フラット回路体を折り返してなるフラット回路体の分岐端末構造であって、
    前記接続端子には、前端側に相手接続端子と接続する端子部が設けられ且つ後端側に接続基板部が延在されると共に、該接続基板部に前記導体を貫通して前記フラット回路体を接続固定させる接続用突起が形成されており、
    前記端子部の後端部には、前記接続用突起を加締めて前記接続基板部上に固定した前記フラット回路体の折曲部を押さえる押さえ部が、前記回路体の折曲部に当接し、前記接続端子をコネクタハウジングの端子収容部に挿入する際、前記折曲部が膨らみ上がるのを防ぐように形成されていることを特徴とするフラット回路体の分岐端末構造。
  2. 請求項1記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、
    前記押さえ部は、前記端子部の後端上部から垂下する垂下板部と該垂下板部の下端縁から後斜め上方へ向けて延在された押さえ板部とからなり、
    前記接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ板部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けることを特徴とするフラット回路体の分岐端末構造。
  3. 請求項1記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、
    前記押さえ部は、前記端子部の後端両側部から後方へ向けて該端子部の幅よりも次第に広がる片部として形成されており、
    前記接続端子がコネクタハウジングに挿入されたときに、前記押さえ部が前記コネクタハウジングに当接して前記折曲部を押さえ付けることを特徴とするフラット回路体の分岐端末構造。
  4. 請求項1記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、
    前記押さえ部は、前記端子部の後端両側部から後方へ向けて突設されており、
    前記フラット回路体を前記接続基板部に接続固定したときに、前記押さえ部が前記折曲部を押さえ付けることを特徴とするフラット回路体の分岐端末構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフラット回路体の分岐端末構造であって、
    前記フラット回路体は、前記接続用基板部に重なる部分で前記各導体が分離するように該導体同士の間にスリットが形成されていることを特徴とするフラット回路体の分岐端末構造。
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