JP2001208789A - ワイヤハーネス検査方法 - Google Patents

ワイヤハーネス検査方法

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JP2001208789A
JP2001208789A JP2000015762A JP2000015762A JP2001208789A JP 2001208789 A JP2001208789 A JP 2001208789A JP 2000015762 A JP2000015762 A JP 2000015762A JP 2000015762 A JP2000015762 A JP 2000015762A JP 2001208789 A JP2001208789 A JP 2001208789A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/66Testing of connections, e.g. of plugs or non-disconnectable joints
    • G01R31/68Testing of releasable connections, e.g. of terminals mounted on a printed circuit board
    • G01R31/69Testing of releasable connections, e.g. of terminals mounted on a printed circuit board of terminals at the end of a cable or a wire harness; of plugs; of sockets, e.g. wall sockets or power sockets in appliances

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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査時間を短縮できるワイヤハーネス検査方
法を提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネス検査装置はマトリックス
検査ステップとショート検査ステップとオープン検査ス
テップと全点検査ステップとをワイヤハーネスに施して
検査する。マトリックス検査ステップはステップS11
において入力データマップに基づいたタイミングで全て
の端子を印加してこれら端子毎に異なる入力情報を全て
の端子に略同時期に入力する。ステップS12では端子
の電圧の高低を示す出力データマップと基準マップとを
対比して端子それぞれが出力した出力情報と基準情報と
を対比する。ステップ13では前記マップ即ち情報が一
致する場合には異常が無いと判定しショート検査ステッ
プに進む。ステップ13では前記マップ即ち情報が一致
しない場合にはステップS14に進む。ステップS14
では前記マップ即ち情報間で相違する端子を抽出して全
点検査ステップに進む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
良否を判定するワイヤハーネス検査方法に係り、特に、
該ワイヤハーネスを構成する各電線の両端それぞれに接
続されたコネクタの各端子について、他の端子との導通
の有無をチェックすることによって、ワイヤハーネスの
良否を判定するワイヤハーネス検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の電線と、これらの電線の端部それ
ぞれに接続された端子を収容するコネクタと、を備えた
ワイヤハーネスは、前記端子それぞれについて、他の端
子との導通の有無をチェックすることによって、良否が
判定されてきた。
【0003】従来この種のワイヤハーネスの検査方法
は、以下に示す手順に沿って行われてきた。ワイヤーハ
ーネスの端子のうち一つの端子を選択して、この選択し
た端子に印加して、他の端子の電位の高・低を判定す
る。全ての端子に順番に印加して、それぞれの場合の印
加した端子以外の全ての端子の電位を順番に判定する。
そして、全ての端子の相互の導通状況を把握する。
【0004】前述したように把握した検査対象物として
のワイヤハーネスの端子相互の導通状況と、前記検査対
象物のワイヤハーネスが正常である場合の端子相互の導
通状況と、を対比することによって、前記検査対象物と
してのワイヤハーネスの良否、及び異常がある場合には
異常箇所を把握してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のワイヤ
ハーネス検査方法では、それぞれの端子に順番に印加
し、この印加された端子以外の全ての端子の電位を測定
してきた。このため、端子に印加することを(端子総数
−1)回繰り返して行うことが必要となり、ワイヤハー
ネスの電線数が増えて端子の数字が増大すると、検査に
要する時間が長くなるという問題があった。
【0006】一つの端子に印加し、この端子以外の全て
の端子の電位を測定するのにかかる所要時間が、例え
ば、所定の時間Tである場合に、3000個の端子を有
するワイヤハーネスの端子の相互の導通状況を把握する
ためには、T×3000個(端子の個数)=3000T
もの時間が必要になる。
【0007】したがって、本発明の目的は、ワイヤハー
ネスの検査時間を短縮することのできるワイヤハーネス
検査方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハー
ネス検査方法は、複数の電線4とこれらの電線4の端部
に取り付けられた端子を収容するコネクタ5とを備えた
ワイヤハーネス2の良否を検査するワイヤハーネス検査
方法において、前記端子毎に互いに異なる入力情報31
をこれらの端子それぞれに同時期に入力し、前記入力情
報31を入力した際に前記端子それぞれが出力する出力
情報41と、正常なワイヤハーネス2の端子それぞれが
前記入力情報31を入力された際に出力する基準情報3
4と、を対比して、前記ワイヤハーネス2の良否を判定
する第1の検査ステップS1を含んだことを特徴として
いる。
【0009】請求項2に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項1記載のワイヤハーネス検査方法に
おいて、前記端子それぞれに一から順に大きい整数で番
号を付しておき、前記入力情報31は、前記番号に応じ
た時間間隔でそれぞれの端子に印加することを特徴とし
ている。
【0010】請求項3に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項2記載のワイヤハーネス検査方法に
おいて、それぞれの端子に印加する際には、前記端子の
番号の小さい桁の数字から、順に大きな桁の数字に応じ
て印加するとともに、それぞれの桁においては、それぞ
れの桁の数字に応じたタイミングで印加することを特徴
としている。
【0011】請求項4に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一
項に記載のワイヤハーネス検査方法において、前記ワイ
ヤハーネス2は、互いに電気的に接続された前記電線4
とこれらの電線4の端部に接続された端子とで構成され
るジョイントグループJG1,JG2,JG3,JG4
を備えており、前記端子それぞれに、ジョイントグルー
プJG1,JG2,JG3,JG4毎に互いに異なりか
つ同一のジョイントグループJG1,JG2,JG3,
JG4内には互いに同一である第2の入力情報35を、
同時期に入力し、前記第2の入力情報35を入力した後
に前記端子それぞれが出力する第2の出力情報42と、
正常なワイヤハーネス2の端子それぞれが前記第2の入
力情報35を入力された際に出力する第2の基準情報3
5と、を対比して、前記ワイヤハーネス2の良否を判定
する第2の検査ステップS2を含んだことを特徴として
いる。
【0012】請求項5に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか一
項に記載のワイヤハーネス検査方法において、前記ワイ
ヤハーネス2は、互いに電気的に接続された前記電線4
とこれらの電線4の端部に接続された端子とで構成され
るジョイントグループJG1,JG2,JG3,JG4
を備えており、各ジョイントグループJG1,JG2,
JG3,JG4を構成する端子のうちいずれか一つの端
子に、それぞれジョイントグループJG1,JG2,J
G3,JG4毎に互いに異なる第3の入力情報36を、
同時期に入力し、前記第3の入力情報36を入力した後
に前記端子それぞれが出力する第3の出力情報43と、
正常なワイヤハーネス2の端子それぞれが前記第3の入
力情報36を入力された際に出力する第3の基準情報3
5と、を対比して、前記ワイヤハーネス2の良否を判定
する第3の検査ステップS3を含んだことを特徴として
いる。
【0013】請求項6に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、複数の電線4とこれらの電線4の端部に取
り付けられた端子を収容するコネクタ5とを備えたワイ
ヤハーネス2の良否を検査するワイヤハーネス検査方法
において、前記ワイヤハーネス2は、互いに電気的に接
続された前記電線4とこれらの電線4の端部に接続され
た端子とで構成されるジョイントグループJG1,JG
2,JG3,JG4を備えており、前記端子それぞれ
に、ジョイントグループJG1,JG2,JG3,JG
4毎に互いに異なりかつ同一のジョイントグループJG
1,JG2,JG3,JG4内には互いに同一である第
2の入力情報35を、同時期に入力し、前記第2の入力
情報35を入力した後に前記端子それぞれが出力する第
2の出力情報42と、正常なワイヤハーネス2の端子そ
れぞれが前記第2の入力情報35を入力された際に出力
する第2の基準情報35と、を対比して、前記ワイヤハ
ーネス2の良否を判定する第2の検査ステップS2と、
各ジョイントグループJG1,JG2,JG3,JG4
を構成する端子のうちいずれか一つの端子に、それぞれ
ジョイントグループJG1,JG2,JG3,JG4毎
に互いに異なる第3の入力情報36を、同時期に入力
し、前記第3の入力情報36を入力した後に前記端子そ
れぞれが出力する第3の出力情報43と、正常なワイヤ
ハーネス2の端子それぞれが前記第3の入力情報36を
入力された際に出力する第3の基準情報35と、を対比
して、前記ワイヤハーネス2の良否を判定する第3の検
査ステップS3と、を含んだことを特徴としている。
【0014】請求項7に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項4または請求項6記載のワイヤハー
ネス検査方法において、前記ジョイントグループJG
1,JG2,JG3,JG4それぞれに一から順に大き
い整数で番号を付しておき、前記第2の入力情報35
は、前記ジョイントグループJG1,JG2,JG3,
JG4の番号に応じたタイミングでそれぞれの端子に印
加することを特徴としている。
【0015】請求項8に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項5または請求項6記載のワイヤハー
ネス検査方法において、前記ジョイントグループJG
1,JG2,JG3,JG4それぞれに一から順に大き
い整数で番号を付しておき、前記第3の入力情報36
は、前記ジョイントグループJG1,JG2,JG3,
JG4の番号に応じたタイミングでそれぞれの端子に印
加することを特徴としている。
【0016】請求項9に記載の本発明のワイヤハーネス
検査方法は、請求項1ないし請求項8のうちいずれか一
項に記載のワイヤハーネス検査方法において、前記第1
ないし第3の検査ステップS1,S2,S3のうちいず
れかにおいて、少なくとも一つの端子が出力した情報に
基いて、前記ワイヤハーネス2に異常があると判定した
場合に、前記異常があると判定された端子それぞれのう
ち一つを順番に選択し、該選択した端子に第4の入力情
報32を入力し、前記選択された端子以外の全ての端子
から出力される第4の出力情報44a,44b,44c
と、正常なワイヤハーネス2の前記選択された端子に前
記第4の信号32を入力された際に前記選択された端子
以外の全ての端子が出力する第4の基準情報44a,4
4b,44cと、を対比して、前記ワイヤハーネス2の
良否を判定する第4の検査ステップS4を含んだことを
特徴としている。
【0017】請求項1に記載された本発明によれば、端
子毎に互いに異なる入力情報を、これらの端子それぞれ
に同時期に入力して、この入力情報を入力された際に前
記端子それぞれが出力する出力情報に基いて、ワイヤハ
ーネスの良否を判定する。このように、それぞれの端子
に入力情報を同時期に入力するので、ワイヤハーネスの
検査にかかる所要時間を抑制することが可能となる。
【0018】また、端子毎に互いに異なる入力情報をそ
れぞれの端子に同時期に入力するので、前記ワイヤハー
ネスを構成する電線同士が互いに接続して構成されるジ
ョイントグループの数によって、入力情報を入力するの
にかかる時間が変動することがない。
【0019】請求項2に記載された本発明によれば、入
力情報が端子の番号に応じた時間間隔でそれぞれの端子
に印加するので、この入力情報が確実に端子毎に異なる
こととなる。このため、入力情報をより確実に同時期に
端子それぞれに入力することができる。したがって、ワ
イヤハーネスの検査にかかる所要時間をより確実に抑制
することが可能となる。
【0020】請求項3に記載された本発明によれば、端
子の番号の小さい桁から大きな桁の数字に応じてそれぞ
れの端子に印加し、それぞれの桁では前記数字に応じた
タイミングでそれぞれの端子に印加する。このため、入
力情報がより確実に端子毎に異なり、入力情報をより確
実に同時期に端子それぞれに入力することができる。
【0021】さらに、端子の番号の桁の数字に応じてそ
れぞれの端子に印加するので、端子に順番に印加する方
法に比較して、全ての端子に印加し終わるまでにかかる
所要時間を短縮することが可能となる。
【0022】請求項4に記載された本発明によれば、ジ
ョイントグループ毎に異なりかつ同一のジョイントグル
ープを構成する端子には同一である第2の入力情報を、
それぞれの端子に入力するので、ジョイントグループ同
士の短絡の有無を確実に検査できる。
【0023】請求項5に記載された本発明によれば、ジ
ョイントグループ毎に異なりかつ同一のジョイントグル
ープを構成する端子うちいずれか一つの端子に第3の入
力情報を入力するので、各ジョイントグループ内の端子
同士の開放の有無を確実に検査できる。
【0024】請求項6に記載された本発明によれば、ジ
ョイントグループ毎に異なりかつ同一のジョイントグル
ープを構成する端子には同一である第2の入力情報を、
それぞれの端子に入力し、かつジョイントグループ毎に
異なりかつ同一のジョイントグループを構成する端子う
ちいずれか一つの端子に第3の入力情報を入力する。こ
のため、ジョイントグループ同士の短絡の有無を確実に
検査できるとともに、各ジョイントグループ内の端子同
士の開放の有無を確実に検査できる。
【0025】請求項7に記載された本発明によれば、第
2の入力情報が、ジョイントグループの番号に応じたタ
イミングでそれぞれの端子に印加するので、この第2の
入力情報が確実にジョイントグループ毎に異なることと
なる。このため、第2の入力情報をより確実に同時期に
端子それぞれに入力することができる。
【0026】請求項8に記載された本発明によれば、第
3の入力情報が、ジョイントグループの番号に応じたタ
イミングでそれぞれの端子に印加するので、この第3の
入力情報が確実にジョイントグループ毎に異なることと
なる。このため、第3の入力情報をより確実に同時期に
端子それぞれに入力することができる。
【0027】請求項9に記載された本発明によれば、第
1ないし第3の検査ステップのうちいずれかにおいて、
異常有りを判定した際に、異常有りと判定された各端子
に順番に第4の入力情報を入力する。このため、前記第
4の入力情報が入力された端子以外の全ての端子から出
力される第4の出力情報に基いて、前記異常ありと判定
された端子の短絡及び開放を確実に把握することが可能
となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図20を参照して説明する。図1に示されたワイ
ヤハーネス検査装置1は、ワイヤハーネス2の製造ライ
ンの終盤などに設けられ、製造されたワイヤハーネス2
に短絡及び開放の有無を検査するとともに、短絡及び開
放が存在した場合には、これら短絡及び開放の箇所を作
業員に示して、作業員の修正作業を支援する装置であ
る。
【0029】図1に示されたワイヤハーネス検査装置1
によって検査されるワイヤハーネス2は、多数の電線4
と、これらの電線4の端部それぞれに取り付けられた端
子(図示せず)を備えた複数のコネクタ5と、を備えて
いる。前記電線4は、ワイヤハーネス2が移動体として
の自動車などに装備される箇所に必要されるパターンに
したがって、互いに電気的に接続したり、電気的に接続
していなかったりしている。
【0030】本明細書では、前記コネクタ5の端子それ
ぞれに、図6、図10から図20に示すように、000
1からnまでの番号を付している。このように、端子そ
れぞれに、互いに異なりかつ一から順に大きい整数で示
される番号を付している。本明細書では、以下各端子を
「n」端子と呼ぶ。なお、このnは各端子の番号であ
る。
【0031】また、ワイヤハーネス2は、互いに電気的
に接続された複数の電線4と、これらの電線4の端部に
接続された端子と、で構成されるジョイントグループを
複数備えている。本明細書では、これらのジョイントグ
ループにJG1から順に大きい番号を付している。この
ように、ジョイントグループそれぞれに互いに異なりか
つ一から順に大きい整数で示される番号を付している。
【0032】図示例において、ワイヤハーネス2は、図
8(A)ないし図8(D)に示すジョイントグループJ
G1,JG2,JG3,JG4を備えている。ジョイン
トグループJG1は、図8(A)に示すように、「00
01」端子と「0002」端子と「0005」端子と、
これらの端子に電気的に接続した電線4と、で構成され
ている。
【0033】ジョイントグループJG2は、図8(B)
に示すように、「0011」端子と「0022」端子
と、これらの端子に電気的に接続した電線4と、で構成
されている。ジョイントグループJG3は、図8(C)
に示すように、「0012」端子と「0021」端子
と、これらの端子に電気的に接続した電線4と、で構成
されている。ジョイントグループJG4は、図8(D)
に示すように、「0003」端子と「0004」端子と
「0006」端子と、これらの端子に電気的に接続した
電線4と、で構成されている。
【0034】ワイヤハーネス検査装置1は、図1に示す
ように、複数のインターフェースコネクタ10と、入出
力切換回路11と、制御装置12と、を備えている。イ
ンターフェースコネクタ10は、それぞれ、前記ワイヤ
ハーネス2のコネクタ5とコネクタ結合可能となってい
る。インターフェースコネクタ10は、それぞれ、コネ
クタ5とコネクタ結合すると、前記コネクタ5の端子そ
れぞれに接続する受け端子(図示せず)を備えている。
インターフェースコネクタ10の受け端子は、それぞ
れ、入出力切換回路11に接続している。
【0035】入出力切換回路11は、制御装置12のマ
イクロコンピュータ(CPU)などからなりかつ予め定
めた制御プログラムに従って動作する後述の制御部23
が順次出力するデータによってインタフェースコネクタ
10の受け端子それぞれを略同時期にドライブする。即
ち、入出力切換回路11は、インターフェースコネクタ
10を介してコネクタ5の端子に印加する。
【0036】そして、受け端子それぞれについてその電
位が基準電位より高いか低いかを判別し、その結果を制
御装置12に順次取り込ませる。即ち、入出力切換回路
11は、インターフェースコネクタ10を介してコネク
タ5の端子の電位が基準電位より高いか低いかを判別し
て、その結果を制御装置12に順次取り込ませる。
【0037】入出力切換回路11は、具体的には、図1
に示すように、制御装置12から順次出力されるデータ
を一時保持するドライブ端子レジスタ11aと、ドライ
ブ端子レジスタ11aに保持されたデータをデコードし
てインタフェースコネクタの受け端子に印加する図示し
ないドライバを有するドライブ端子デコーダ11bと、
前述したように印加された状態の受け端子それぞれにつ
いて電位を基準電位と順次比較し、その結果によりH又
はLレベルの信号を出力するコンパレータ11cと、を
有している。前記ドライブ端子レジスタ11aとドライ
ブ端子デコーダ11bとは、本明細書に記した入力手段
をなしている。コンパレータ11cは本明細書に記した
出力情報収集手段をなしている。
【0038】制御装置12は、従来より周知のRAM、
ROM及びCPUなどを備えたコンピュータであって、
前記入出力切換回路11及びインターフェースコネクタ
10などと接続して、これらの動作を制御して、ワイヤ
ハーネス検査装置1全体の制御をつかさどるようになっ
ている。
【0039】制御装置12は、表示手段としての表示部
21と、記憶手段としての記憶部22と、制御手段とし
ての制御部23と、判定手段としての判定部24と、操
作手段としての操作部25と、を備えている。表示部2
1は、検査装置1の各種の設定状況や、判定部24が後
述するように、ワイヤハーネス2の良否を判定した結果
や、判定部24がワイヤハーネス2に異常ありと判定し
た際に、短絡や開放などの不具合箇所を表示する機能を
有している。
【0040】記憶部22は、制御部23の動作を管理す
るための制御プログラムと、比検査対象物としてのワイ
ヤハーネス2の正規の接続状態を示す正規接続情報とし
ての正規接続データと、本明細書に記した入力情報をな
す図6に示す入力データマップ31と、図13に示す本
明細書に記した第4の入力情報をなす第2の入力データ
マップ32と、を記憶している。
【0041】図6に示された入力データマップ31は、
それぞれの端子に印加するタイミングを示している。即
ち、前記端子それぞれに信号を入力するタイミングを示
している。入力データマップ31は、それぞれの端子の
番号のうち小さい桁の数字に応じたタイミングで印加し
た後、順に大きな桁の数字に応じたタイミングで印加す
るマップとなっている。
【0042】具体的には、端子の番号を十進法で示して
おり、一の桁(図中に1桁目と示す)、十の桁(図中に
2桁目と示す)、L桁目と、順に、それぞれの桁の数字
に応じたタイミングで印加するようになっている。ま
た、それぞれの桁においては、それぞれの桁の数字が、
順に1から9までの数字に応じたタイミングで印加する
ようになっている。そして、印加するタイミングの間隔
は、所定の時間間隔tとなっている。なお、本発明で
は、端子の番号を十進法のみでなく、8進法で示しても
良いし、16進法で示しても良い。
【0043】より具体的にいうと、「0001」端子に
は、検査開始からt後までの間に印加するようになって
おり、「0002」端子には、検査開始t後から2t後
までの間に印加するようになっており、番号が大きくな
るにしたがった徐々に端子に印加するタイミングが遅く
なるようになっている。
【0044】そして、「0011」端子には、検査開始
からt後までの間と、検査開始9t後から10t後まで
の間に印加するようになっている。入力データマップ3
1は、図6中に白丸で示したタイミングでそれぞれの端
子に印加するようになっている。
【0045】図13に示された第2の入力データマップ
32は、それぞれ端子に印加するタイミングを示してい
る。第2入力データマップ32は、前記端子のうち一つ
の端子を順番に選択し、この選択した端子に順番に印加
するようなタイミングとなっている。具体的には、第2
の入力データマップ32は、前述した番号の小さい端子
から順に、前記時間間隔t毎に印加するマップとなって
いる。
【0046】また、前記記憶部22は、図9に示すジョ
イントグループマップ33と、図10に示す本明細書に
記した基準情報としての基準マップ34と、図11に示
すジョイントデータマップ35と、図12に示す本明細
書に記した第3の入力情報としてのオープン入力データ
マップ36と、図14に示す本明細書に記した第4の基
準情報としての正規出力データマップ37と、を少なく
とも一時的に記憶するようになっている。
【0047】図9に示すジョイントグループマップ33
は、前記正規接続データに基いて制御部23などが作成
する。ジョイントグループマップ33は、それぞれのジ
ョイントグループを構成する端子の番号を示している。
【0048】端子の番号は、図6に示した入力データマ
ップ31と同様に十進法で示しており、一の桁(図中に
1桁目と示す)、十の桁(図中に2桁目と示す)、L桁
目と、前記端子の番号の小さい桁の数字から順に大きな
桁の数字を示している。なお、入力データマップ31が
端子の番号を8進法または16進法で示した場合には、
ジョイントグループマップ33は、入力データマップ3
1と対応して8進法または16進法で端子の番号を示す
のが望ましい。即ち、図9に示すジョイントグループマ
ップ33は、図6に示した入力データマップ31で示し
た同じ進法で端子の番号を示すのが望ましい。
【0049】例えば、本実施形態では、ジョイントグル
ープJG2を構成する「0011」端子は、1桁目の数
字1と2桁目の数字1とで示されており、「0022」
端子は、1桁目の数字2と2桁目の数字2とで示されて
いる。このように、ジョイントグループマップ33は、
図中の白丸で、それぞれのジョイントグループを構成す
る端子の番号を示している。
【0050】図10に示す基準マップ34は、前記入力
データマップ31とジョイントグループマップ33とに
基いて制御部23などが作成する。この基準マップ34
は、ワイヤハーネス2が正常である場合に、前記入力デ
ータマップ31に従って各端子に印加した際に、端子そ
れぞれの電位が高電位となるタイミングを示している。
即ち、基準マップ34は、ワイヤハーネス2が正常であ
る場合に、端子それぞれから出力される情報をなしてい
る。
【0051】基準マップ34は、図6に示した入力デー
タマップ31と同様に、端子の番号を十進法で示してお
り、一の桁(図中に1桁目と示す)、十の桁(図中に2
桁目と示す)、L桁目と、順に、それぞれの桁の数字に
応じたタイミングで出力されるようになっている。な
お、基準マップ34においても同様に入力データマップ
31と同じ進法で端子の番号を示すのが望ましい。ま
た、それぞれの桁においては、それぞれの桁の数字が、
順に1から9までの数字に応じたタイミングで出力され
るようになっている。そして、それぞれのタイミングの
間隔は、前記時間間隔tとなっている。
【0052】より具体的にいうと、「0001」端子に
は、「0002」端子と「0005」端子が接続してい
るので、前記「0001」端子からは検査開始からtま
での間と、検査開始t後から2t後までの間と、検査開
始4t後から5t後までの間と、のそれぞれのタイミン
グで出力即ち高電位となるようになっている。
【0053】また、「0011」端子からは、「002
2」端子が接続しているので、検査開始からt後までの
間と、検査開始t後から2t後までの間と、検査開始9
t後から10t後までの間と、検査開始10t後から1
1t後までの間と、のそれぞれのタイミングで出力即ち
高電位となるようになっている。図10中に白丸で示し
たタイミングでそれぞれの端子から出力するようになっ
ている。
【0054】図11に示したジョイントデータマップ3
5は、ジョイントグループ毎に異なりかつ同一のジョイ
ントグループを構成する端子には、同一タイミングで信
号が入・出力されることを示している。ジョイントデー
タマップ35は、ジョイントグループ番号に応じたタイ
ミングで、それぞれのジョイントグループを構成する端
子に印加又は、それぞれのジョイントグループを構成す
る端子が高電位となるタイミングを示している。
【0055】具体的には、ジョイントグループの番号を
二進法で示しており、一の桁(図中に1桁目と示す)、
十の桁(図中に2桁目と示す)、P桁目と、順に、それ
ぞれのジョイントグループの番号の数字に応じたタイミ
ングで印加又は、前記端子が高電位となるようになって
いる。このタイミングの間隔は、前記時間間隔tとなっ
ている。
【0056】例えば、ジョイントグループJG1を構成
する「0001」端子、「0002」端子及び「000
5」端子は、検査開始からt後までの間に印加されるま
たは高電位となるようになっている。即ち入・出力を行
うようになっている。ジョイントグループJG3を構成
する「0012」端子及び「0021」端子は、検査開
始からt後までの間と、検査開始t後から2t後までの
間と、に印加される又は、高電位となるようになってい
る。即ち入・出力を行うようになっている。
【0057】さらに、ジョイントグループJG4を構成
する「0003」端子、「0004」端子及び「000
6」端子は、検査開始2t後から3t後までの間に印加
される又は、高電位となるようになっている。即ち入・
出力を行うようになっている。このように、図11中に
白丸で示したタイミングでそれぞれの端子に印加又は高
電位となるようになっている。
【0058】なお、このジョイントデータマップ35
は、本明細書に記した第2の入力情報と、第2の基準情
報と、第3の基準情報と、をなしている。
【0059】図12に示すオープン入力データマップ3
6は、ジョイントグループ毎に異なりかつ同一のジョイ
ントグループを構成する端子のうち一つの端子に信号を
入力するタイミングを示している。
【0060】オープン入力データマップ36は、ジョイ
ントグループ番号に応じたタイミングで、それぞれのジ
ョイントグループを構成する端子のうち一つの端子に、
信号を入力するタイミングを示している。即ち、オープ
ン入力データマップ36は、ジョイントグループ番号に
応じたタイミングで、それぞれのジョイントグループを
構成する端子のうち一つの端子に、印加する。
【0061】具体的には、図11に示したジョイントデ
ータマップ35と同様に、ジョイントグループの番号を
二進法で示しており、一の桁(図中に1桁目と示す)、
十の桁(図中に2桁目と示す)、P桁目と、順に、それ
ぞれのジョイントグループを構成する端子のうち最も番
号の小さい端子に、ジョイントグループの番号に応じた
タイミングで、印加するようになっている。このタイミ
ングの間隔は、前記時間間隔tとなっている。
【0062】例えば、ジョイントグループJG1を構成
する端子のうち「0001」端子には、検査開始からt
後までの間に印加、即ち入力を行うようになっている。
ジョイントグループJG3を構成する端子のうち「00
12」端子には、検査開始からt後までの間と、検査開
始t後から2t後までの間と、に印加、即ち入力を行う
ようになっている。
【0063】さらに、ジョイントグループJG4を構成
する端子のうち「0003」端子には、検査開始から2
t後から3t後までの間に印加、即ち入力を行うように
なっている。このように、図12中に白丸で示したタイ
ミングでそれぞれの端子に印加即ち入力するようになっ
ている。
【0064】図14に示した正規出力データマップ37
は、前記正規接続データに基いて前記制御部23によっ
て作成される。前記端子それぞれに前記第2の入力デー
タマップ32に基づいたタイミングで印加された際に、
正常なワイヤーハーネス2の端子それぞれの電位が高く
なるタイミングを示している。正規出力データマップ3
7は、前記時間間隔t毎の各端子の電位の高低を示して
いる。図14に示した例では、電位が高くなるタイミン
グを白丸で示しており、電位が低い状態のタイミングを
空白で示している。
【0065】また、前記記憶部22は、前記マップ3
1,32,35,36に基づいたタイミングでそれぞれ
の端子に印加された際に、前記コンパレータが判定した
それぞれの端子の電位が基準電位より高いか低いかを、
一時的に記憶する機能を有している。
【0066】例えば、入力データマップ31に基づい
て、端子それぞれに印加された際には、記憶部22は、
前記端子それぞれから図15に示すこの入力データマッ
プ31と同一の形態をなす本明細書に記した出力情報と
しての出力データマップ41を一旦記憶する。
【0067】ジョイントデータマップ33に基づいて、
端子それぞれに印加された際には、記憶部22は、前記
端子それぞれから図17などに示すこのジョイントデー
タマップ35と同一の形態をなす本明細書に記した第2
の出力情報としての第2の出力データマップ42を一旦
記憶する。
【0068】オープン入力データマップ36に基づい
て、端子それぞれに印加された際には、記憶部22は、
前記端子それぞれから図19などに示す前記ジョイント
データマップ35と同一の形態をなす本明細書に記した
第3の出力情報としての第3の出力データマップ43を
一旦記憶する。
【0069】第2の入力データマップ32に基づいて、
端子それぞれに印加された際には、記憶部22は、前記
端子それぞれから図16、図18及び図20などに示す
第2の入力データマップ32と同一の形態をなす本明細
書に記した第4の出力情報としての第4の出力データマ
ップ44a,44b,44cを一旦記憶する。
【0070】これらの出力データマップ44a,44
b,44cは、前記入力データマップ31などと同様
に、前記時間間隔t毎のそれぞれの端子の電位が高いか
低いかを示している。なお、図16、図18及び図20
に示した例では、端子の電位が基準電位より高い状態の
タイミングを白丸で示しており、端子の電位が基準電位
より低い状態のタイミングを空白で示している。
【0071】制御部23は、記憶部22に記憶された制
御プログラムにしたがって動作される。制御部23は、
前記記憶部22に記憶された前述した入力データマップ
31、ジョイントデータマップ35、オープン入力デー
タマップ36及び第2の入力データマップ32に基づい
たタイミングで端子それぞれを印加する。即ち、前記マ
ップ31,35,36,32に基づいたタイミングで端
子それぞれに情報を入力する。
【0072】そして、制御部23は、前述した端子を印
加するタイミングのうち少なくとも一部において、前記
コンパレータ11cが前記端子それぞれの電位を基準電
位より高いか低いかを判定するように、前記入出力切換
回路11を制御する。
【0073】例えば、前記入力データマップ31に基づ
いて「0001」端子に印加する際には、この「000
1」端子に印加する検査開始からt後までの間におい
て、図7(A)に示す範囲R1以内即ち検査開始0.5
t後から検査開始t後までの間に、前記「0001」端
子の電位を基準電位より高いか低いかを判定する。
【0074】また、前記入力データマップ31に基づい
て「0011」端子に印加する際には、この「001
1」端子に印加する検査開始からt後までの間と、検査
開始9t後から10t後までの間と、の双方において、
図7(B)に示す範囲R2a及び範囲R2b以内即ち、
検査開始0.5t後から検査開始t後までの間と、検査
開始9.5t後から検査開始10t後までの間との双方
に、前記「0011」端子の電位を判定する。
【0075】すなわち、本実施形態においては、端子に
印加するタイミングのうち後ろ半分のタイミングで、端
子それぞれの電位の高・低を判定する。そして、前記制
御部23によって制御され、前記コンパレータ11cが
判定した端子それぞれの電位の高・低は前記記憶部22
に一旦記憶される。
【0076】判定部24は、前記基準マップ34と出力
データマップ41とを対比して、これらのマップ34,
41間に相違がない場合には、ワイヤハーネス2に異常
が無いと判定する。また、判定部24は、マップ34,
41間に相違がある場合には、相違があった番号の端子
を異常があると思われる端子として抽出する。
【0077】判定部24は、前記ジョイントデータマッ
プ35と第2の出力データマップ42とを対比して、こ
れらのマップ35,42間に相違がない場合には、ワイ
ヤハーネス2に異常が無いと判定する。また、判定部2
4は、マップ35,42間に相違がある場合には、相違
があった番号の端子を異常があると思われる端子として
抽出する。
【0078】判定部24は、前記ジョイントデータマッ
プ35と第3の出力データマップ43とを対比して、こ
れらのマップ35,43間に相違がない場合には、ワイ
ヤハーネス2に異常が無いと判定する。また、判定部2
4は、マップ35,43間に相違がある場合には、相違
があった番号の端子を異常があると思われる端子として
抽出する。
【0079】判定部24は、前記正規出力データマップ
37と第4の出力データマップ44a,44b,44c
とを対比して、これらのマップ37,44a,44b,
44c間に相違がない場合には、ワイヤハーネス2に異
常が無いと判定する。また、判定部24は、マップ3
7,44a,44b,44c間に相違がある場合には、
相違があった番号の端子を異常があると思われる端子と
して抽出するとともに、異常の状態(短絡または開放)
を表示部21に向かって出力する。
【0080】操作部25は、ワイヤハーネス検査装置1
についての各種の運転上の指示や各種の設定を行うため
の操作ボタンなどを備えている。
【0081】次に、前記記憶部22に記憶された制御部
23の動作を管理するための制御プログラムの内容を、
図2ないし図5に示したフローチャートを参照して説明
する。
【0082】本実施形態の検査装置1を用いてワイヤハ
ーネス2の良否の判定などを行う際には、ワイヤハーネ
ス2のコネクタ5とインターフェースコネクタ10とが
互いにコネクタ結合した状態となっている。そして作業
員などが操作部25などの操作ボタンなどを操作して、
検査装置1の動作を開始する。すると、まず、図2のス
テップS1に示す第1の検査ステップとしてのマトリッ
クス検査ステップに進む。
【0083】マトリックス検査ステップS1では、ま
ず、図3中のステップS11において、前記入力データ
マップ31に基づいたタイミングでそれぞれの端子に印
加して、ステップS12に進む。このとき、例えば、
「0001」端子と「0011」端子とには同時に印加
されることとなるので、前記端子は、互いに同時期に印
加されることとなる。即ち、端子は、略同時期に情報が
入力される。
【0084】ステップS12では、判定部24が、前記
入力データマップ31に基づいたタイミングでそれぞれ
の端子に印加した際に得られる前述した出力データマッ
プ41と、基準マップ34とを、対比して、ステップS
13に進む。
【0085】ステップS13では、判定部24が、前記
ステップS12においてマップ34,41間に相違がな
いと判定した場合には、ワイヤハーネス2には異常がな
いと判定して、図2中のステップS2で示す第2の検査
ステップとしてのショート検査ステップに進む。
【0086】一方、ステップS13で、判定部24が、
マップ34,41間に相違があると判定した場合には、
ワイヤハーネス2に異常があると判定して、ステップS
14に進む。ステップS14では、前記マップ34,4
1間において互いに相違した端子を、異常があると思わ
れる端子として抽出し、記憶部22に一旦記憶して、図
2中のステップS4で示す第4の検査ステップとしての
全点検査ステップに進む。
【0087】ショート検査ステップS2では、図4中の
ステップS21において、前記ジョイントデータマップ
35に基づいたタイミングで、それぞれの端子に印加し
て、ステップS22に進む。このとき、例えば、ジョイ
ントグループJG1の構成する端子とジョイントグルー
プJG3を構成する端子とには、同時に印加されること
となるので、前記端子は、略同時期に印加されることと
なる。即ち、端子は、略同時期に情報が入力される。
【0088】ステップS22では、判定部24が、前記
ジョイントデータマップ35に基づいたタイミングでそ
れぞれの端子に印加した際に得られる前述した第2の出
力データマップ42と、前記ジョイントデータマップ3
5とを、対比して、ステップS23に進む。
【0089】ステップS23では、判定部24が、マッ
プ35,42間に相違がないと判定した場合には、ワイ
ヤハーネス2には異常がないと判定して、図2中のステ
ップS3で示す第3の検査ステップとしてのオープン検
査ステップに進む。
【0090】一方、ステップS23では、判定部24
が、マップ35,42間に相違があると判定した場合に
は、ワイヤハーネス2に異常があると判定して、ステッ
プS24に進む。ステップS24では、前記マップ3
5,42間において互いに相違した番号の端子を、異常
があると思われる端子として抽出し、記憶部22に一旦
記憶して、図2中の全点検査ステップS4に進む。
【0091】オープン検査ステップS3では、図5中の
ステップS31において、オープン入力データマップ3
6に基づいたタイミングで、それぞれの端子に印加し
て、ステップS32に進む。このとき、例えば、ジョイ
ントグループJG1の構成する「0001」端子とジョ
イントグループJG3を構成する「0012」端子とに
は、同時に印加されることとなるので、前記端子は、略
同時期に印加されることとなる。即ち、端子は同時期に
情報が入力される。
【0092】ステップS32では、判定部24が、前記
オープン入力データマップ36に基づいたタイミングで
それぞれの端子に印加した際に得られる前述した第3の
出力データマップ43と、前記ジョイントデータマップ
35とを、対比して、ステップS33に進む。
【0093】ステップS33では、判定部24が、前記
ステップS23においてマップ35,43間に相違がな
いと判定した場合には、異常無しと判定して、ステップ
S5においてワイヤハーネス2を良品と判定する。
【0094】一方、ステップS33では、判定部24
が、マップ35,43間に相違があると判定した場合に
は、ワイヤハーネス2に異常があると判定して、ステッ
プS34に進む。ステップS34では、前記マップ3
5,43間において相違した番号の端子を、異常がある
と思われる端子として抽出し、記憶部22に一旦記憶し
て、図2中の全点検査ステップS4に進む。
【0095】全点検査ステップS4では、図2中のステ
ップS41において、前記マトリックス検査ステップS
1、ショート検査ステップS2及びオープン検査ステッ
プS3で抽出された異常があると思われる番号の端子の
みに、第2の入力データマップ31に基づいたタイミン
グで印加して、ステップS42に進む。
【0096】ステップS42では、端子全ての電位の高
・低を判定して、図16,18,20に示す第4の出力
データマップ44a,44b,44cを作成して、ステ
ップS43に進む。ステップS43では、第4の出力デ
ータマップ44a,44b,44cと、正規出力データ
マップ37とを対比して、相違箇所がある場合には、ワ
イヤハーネス2に異常があると判定して、ステップS4
4に進む。
【0097】ステップS43において、第4の出力デー
タマップ44a,44b,44cと正規出力データマッ
プ37とを対比して、相違箇所が無い場合には、ワイヤ
ハーネス2が良品であると判定して、前記ステップS1
に戻る。
【0098】ステップS44では、前記マップ37,4
4a,44b,44c間の相違箇所即ち異常箇所を表示
部21に表示する。具体的に述べると、ワイヤハーネス
2のジョイントグループ相互間の短絡箇所及び各ジョイ
ントグループの開放箇所を表示部21に表示する。
【0099】さらに、ステップS44では、作業員が、
前記表示部21に表示された異常箇所を手直しして修正
する。ステップS44において、作業員が異常箇所を修
正すると、ステップS41に戻る。全ての異常箇所が修
正されると、ステップS43からステップS1に戻り、
前記マトリックス検査ステップS1、ショート検査ステ
ップS2及びオープン検査ステップS3を順番に行う。
【0100】本実施形態のワイヤハーネス検査装置1に
よれば、図6に示した入力データマップ31に基づいて
端子それぞれに略同時期に印加して、このときに端子そ
れぞれの電位を示す出力データマップ41と、正常な場
合を示す基準マップ34と、を対比して、ワイヤハーネ
ス2の良否を判定する。
【0101】入力データマップ31が、本実施形態では
十進法で示される端子それぞれの番号の小さい桁の数字
から徐々に大きな桁の数字に応じたタイミングで端子に
印加するようになっているとともに、それぞれの桁では
それぞれの桁の数字に応じたタイミングで端子に印加す
るようになっている。
【0102】このため、端子それぞれに略同時期に確実
に印加できるとともに、全ての端子に印加し終わるまで
にかかる所要時間を短縮することができる。したがっ
て、ワイヤハーネス2の検査にかかる所要時間を短縮で
きるとともに、ワイヤハーネス2の製造にかかる所要時
間を短縮することが可能となる。
【0103】また、前記入力データマップ31に基づい
たタイミングで、それぞれの端子に、互いに異なるタイ
ミングで印加するので、正常である場合の各端子の電位
を示す基準マップ34と、前記入力データマップ31に
基づいたタイミングで印加した際の実際の端子の電位を
示す出力データマップ41と、を対比することにより、
確実にワイヤハーネス2の良否を判定することができ
る。
【0104】さらに、入力データマップ31に基づいた
タイミングでそれぞれの端子に印加するので、ワイヤハ
ーネス2を構成するジョイントグループの数に応じて、
端子に印加する時間が変動することがない。
【0105】例えば、前記マトリックス検査ステップS
1において、本実施形態に示されたワイヤハーネス2の
ジョイントグループJG1と、「0007」端子に接続
した電線4とが互いに短絡した場合には、図15に示す
出力データマップ41が得られる。出力データマップ4
1と、基準マップ34と、が互いに相違する図15中に
平行斜線で示す「0001」端子、「0002」端子、
「0005」端子及び「0007」端子に異常があるこ
とを確実に把握することができる。
【0106】また、マトリックス検査ステップS1にお
いて異常が無いと判定した場合には、ショート検査ステ
ップS2において、ジョイントデータマップ35に基づ
いてジョイントグループ毎に異なりかつ同一のジョイン
トグループを構成する端子には同じタイミングで印加す
る。このため、このショート検査ステップS2におい
て、ジョイントグループ同士の短絡を確実に検出するこ
とができる。
【0107】ショート検査ステップS2は、ジョイント
グループを構成する端子の導通状況などによって前記マ
トリックス検査ステップS1において検出できないジョ
イントグループ同士の短絡を確実に検出することができ
る。
【0108】例えば、本実施形態のワイヤハーネス2に
おいて、ジョイントグループJG2とジョイントグルー
プJG3とが互いに短絡している場合では、前記入力デ
ータマップ31及び基準マップ34において、前記ジョ
イントグループJG2,JG3を構成する端子に印加す
るタイミング及び電位に差が生じないため、前記マトリ
ックス検査ステップでは、ジョイントグループJG2と
ジョイントグループJG3とが互いに短絡しているか否
かを判定することができない。
【0109】ここで、ショート検査ステップS2では、
例えば、前記ジョイントグループJG2,JG3が互い
に短絡した場合には、図17に示す第2の出力データマ
ップ42が得られる。この第2の出力データマップ42
と、ジョイントデータマップ35と、が互いに相違する
図16中に平行斜線で示す「0011」端子及び「00
22」端子即ち、ジョイントグループJG2に異常があ
ることを確実に把握することができる。
【0110】さらに、マトリックス検査ステップS1及
びショート検査ステップS2において異常が無いと判定
した場合には、オープン検査ステップS3において、オ
ープン入力データマップ36に基づいて、ジョイントグ
ループ毎に異なりかつ同一のジョイントグループを構成
する端子のうち一つの端子に印加する。
【0111】このため、このオープン検査ステップS3
において、各ジョイントグループを構成する端子同士の
開放を確実に検出することできる。オープン検査ステッ
プS3は、ショート検査ステップS2では検出できない
各ジョイントグループの端子間の開放を確実に検出する
ことができる。
【0112】例えば、本実施形態のワイヤハーネス2に
おいて、ジョイントグループJG3を構成する「001
2」端子と「0022」端子との間が開放している場合
では、前記ジョイントデータマップ35は前記ジョイン
トグループJG3を構成する全ての端子に同じタイミン
グで印加するので、前記ショート検査ステップS2で
は、ジョイントグループJG3の「0012」端子と
「0022」端子との間が開放しているか否かを判定す
ることができない。
【0113】ここで、オープン検査ステップS3では、
例えば、前記ジョイントグループJG3の「0012」
端子と「0022」端子との間が開放している場合に
は、図19に示す第3の出力データマップ43が得られ
る。この第3の出力データマップ43と、ジョイントデ
ータマップ35と、が互いに相違する図19中に平行斜
線で示す「0021」端子即ち、ジョイントグループJ
G3に異常があることを確実に把握することができる。
【0114】さらに、前記各検査ステップS1,S2,
S3のうちいずれかにおいて、異常があると判定した後
は、全点検査ステップS4において異常があると思われ
る端子のみに印加して、このときに出力される第4の出
力データマップ44a,44b,44cと、正規出力デ
ータマップ37とを互いに対比するので、ワイヤハーネ
ス2の異常箇所(短絡箇所及び開放箇所)を確実に特定
することができる。
【0115】このように、本実施形態のワイヤハーネス
検査装置1の検査方法によれば、マトリック検査ステッ
プS1において同時期に端子に印加し、ショート検査ス
テップS2においてジョイントグループ間の短絡の有無
を検査し、オープン検査ステップS3において各ジョイ
ントグループ内の端子間の開放を検査する。
【0116】このため、それぞれの端子に順番に印加し
て、(端子の総数―1)回印加する必要がある方法と比
較して、飛躍的に、端子に印加するためにかかる所要時
間を短縮することが可能となる。したがって、ワイヤハ
ーネス2の検査にかかる所要時間を短縮でき、ワイヤハ
ーネス2の製造にかかる所要時間を短縮することが可能
となる。
【0117】また、前記実施形態のワイヤハーネス検査
装置1では、あらかじめ記憶部22に前述した正規接続
データを記憶されているが、前記制御装置に周知のフロ
ッピーディスクドライブなどの各種の記録媒体駆動装置
を接続して、この種の記録媒体駆動装置を介して、前記
正規接続データを適宜変更できるようにしてもよい。
【0118】さらに、本発明は、操作部として従来より
周知のキーボードやマウスなどを用いて、前記正規接続
データなどを適宜変更できるようにしてもよいことは勿
論である。
【0119】前述した実施形態にかかるワイヤハーネス
検査装置1によれば、以下に示す構成のワイヤハーネス
検査装置が得られる。
【0120】(付記1)複数の電線とこれらの電線の端
部に取り付けられた端子を収容するコネクタとを備えた
ワイヤハーネスの良否を検査するワイヤハーネス検査装
置において、前記端子毎に互いに異なる入力情報をこれ
らの端子それぞれに同時期に入力する入力手段と、前記
入力情報を入力した際に前記端子それぞれが出力する出
力情報を収集する出力情報収集手段と、前記ワイヤハー
ネスが正常である場合に前記端子それぞれが前記入力情
報を入力された際に出力する基準情報を記憶した記憶手
段と、前記出力情報と基準情報とを対比して前記ワイヤ
ハーネスの良否を判定する第1の検査ステップを行う判
定手段と、を備えたことを特徴とするワイヤハーネス検
査装置。
【0121】(付記2)前記端子それぞれに一から順に
大きい整数で番号を付しておき、前記入力手段は、前記
端子の番号に応じた時間間隔で前記端子それぞれに印加
することを特徴とする付記1記載のワイヤハーネス検査
装置。
【0122】(付記3)前記入力手段がそれぞれの端子
に印加する際には、前記端子の番号の小さい桁の数字か
ら、順に大きな桁の数字に応じて印加するとともに、そ
れぞれの桁においては、それぞれの桁の数字に応じたタ
イミングで印加することを特徴とする付記2記載のワイ
ヤハーネス検査装置。
【0123】(付記4)前記ワイヤハーネスは、互いに
電気的に接続された前記電線とこれらの電線の端部に接
続された端子とで構成されるジョイントグループを備え
ており、前記情報入力手段は、前記端子それぞれに、ジ
ョイントグループ毎に互いに異なりかつ同一のジョイン
トグループを構成する端子には互いに同一である第2の
入力情報を、同時期に入力し、前記出力情報収集手段
は、前記第2の入力情報を入力した後に前記端子それぞ
れが出力する第2の出力情報を収集し、前記記憶手段
は、前記ワイヤハーネスが正常である場合に、前記端子
それぞれが前記第2の入力情報を入力された際に出力す
る第2の基準情報を記憶しておくとともに、前記判定手
段は、前記第2の出力情報と前記第2の基準情報とを対
比して、前記ワイヤハーネスの良否を判定する第2の検
査ステップを行うことを特徴とする付記1ないし付記3
のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス検査装置。
【0124】(付記5)前記ワイヤハーネスは、互いに
電気的に接続された前記電線とこれらの電線の端部に接
続された端子とで構成されるジョイントグループを備え
ており、前記入力手段は、各ジョイントグループを構成
する端子のうちいずれか一つの端子に、それぞれジョイ
ントグループ毎に互いに異なる第3の入力情報を、同時
期に入力し、前記出力情報収集手段は、前記第3の入力
情報を入力した後に前記端子それぞれが出力する第3の
出力情報を収集し、前記記憶手段は、前記ワイヤハーネ
スが正常である場合に、前記端子それぞれが前記第3の
入力情報を入力された際に出力する第3の基準情報を記
憶しておくとともに、前記判定手段は、前記第3の出力
情報と第3の基準情報とを対比して、前記ワイヤハーネ
スの良否を判定する第3の検査ステップを行うことを特
徴とする付記1ないし付記4うちいずれか一項に記載の
ワイヤハーネス検査装置。
【0125】(付記6)複数の電線とこれらの電線の端
部に取り付けられた端子を収容するコネクタとを備えた
ワイヤハーネスの良否を検査するワイヤハーネス検査装
置において、前記ワイヤハーネスは、互いに電気的に接
続された前記電線とこれらの電線の端部に接続された端
子とで構成されるジョイントグループを備えており、前
記端子それぞれに情報を入力可能な入力手段と、前記入
力情報を入力した際に前記端子それぞれが出力する出力
情報を収集する出力情報収集手段と、正常なワイヤハー
ネスの各電線相互の接続状況を示す正規接続情報を記憶
した記憶手段と、前記出力情報と前記正規接続情報とに
基いて前記ワイヤハーネスの良否を判定する判定手段
と、を備え、前記情報入力手段が、前記端子それぞれに
ジョイントグループ毎に互いに異なりかつ同一のジョイ
ントグループを構成する端子には互いに同一である第2
の入力情報を同時期に入力し、前記出力情報収集手段が
前記第2の入力情報を入力した後に前記端子それぞれが
出力する第2の出力情報を収集し、前記記憶手段が前記
ワイヤハーネスが正常である場合に前記端子それぞれが
前記第2の入力情報を入力された際に出力する第2の基
準情報を記憶しておくとともに、前記判定手段が前記第
2の出力情報と前記第2の基準情報とを対比して前記ワ
イヤハーネスの良否を判定する第2の検査ステップを行
い、前記入力手段が各ジョイントグループを構成する端
子のうちいずれか一つの端子にそれぞれジョイントグル
ープ毎に互いに異なる第3の入力情報を、同時期に入力
し、前記出力情報収集手段が前記第3の入力情報を入力
した後に前記端子それぞれが出力する第3の出力情報を
収集し、前記記憶手段が前記ワイヤハーネスが正常であ
る場合に前記端子それぞれが前記第3の入力情報を入力
された際に出力する第3の基準情報を記憶しておくとと
もに、前記判定手段が前記第3の出力情報と第3の基準
情報とを対比して前記ワイヤハーネスの良否を判定する
第3の検査ステップを行うことを特徴とするワイヤハー
ネス検査装置。
【0126】(付記7)前記ジョイントグループそれぞ
れに一から順に大きい整数で番号を付しておき、前記情
報入力手段は、前記ジョイントグループの番号に応じた
タイミングでそれぞれの端子に印加することを特徴とす
る付記4または付記6記載のワイヤハーネス検査装置。
【0127】(付記8)前記ジョイントグループそれぞ
れに一から順に大きい整数で番号を付しておき、前記入
力手段は、前記ジョイントグループの番号に応じたタイ
ミングでそれぞれの端子に印加することを特徴とする付
記5または付記6記載のワイヤハーネス検査装置。
【0128】(付記9)前記判定手段が、第1ないし第
3の検査ステップのうちいずれかにおいて、少なくとも
一つの端子が出力した情報に基いて、前記ワイヤハーネ
スに異常があると判定した場合に、前記入力手段は、異
常があると判定された端子それぞれのうち一つを順番に
選択し該選択した端子に第4の入力情報を入力し、前記
出力情報収集手段は、前記選択された端子以外の全ての
端子から出力される第4の出力情報を収集し、前記記憶
手段は、前記ワイヤハーネスが正常である場合に、前記
選択された端子に前記第4の入力情報が入力された際に
前記選択された端子以外の全ての端子が出力する第4の
基準情報を記憶しておくとともに、前記判定手段は、前
記第4の出力情報と第4の基準情報とを対比して、前記
ワイヤハーネスの良否を判定する第4の検査ステップを
行うことを特徴とする付記1ないし付記8のうちいずれ
か一項に記載のワイヤハーネス検査装置。
【0129】前述した付記1ないし付記9に記載された
ワイヤハーネス検査装置においても、ワイヤハーネスの
検査にかかす所要時間を短縮することが可能となる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、それぞれの端子に互いに異なる入力情報を同時
期に入力するので、ワイヤハーネスの検査にかかる所要
時間を抑制できかつ短縮することが可能となる。
【0131】また、端子毎に互いに異なる入力情報をそ
れぞれの端子に同時期に入力するので、前記ワイヤハー
ネスを構成する電線同士が互いに接続して構成されるジ
ョイントグループの増減によって、入力情報を入力する
のにかかる時間が変動することがない。したがって、ワ
イヤハーネスの検査にかかる所要時間が、ジョイントグ
ループに増減によって変動することがない。
【0132】請求項2に記載の本発明は、入力情報が端
子の番号に応じた時間間隔でそれぞれの端子に印加する
ので、この入力情報が確実に端子毎に異なり、入力情報
をより確実に同時期に端子それぞれに入力することがで
きる。したがって、ワイヤハーネスの検査にかかる所要
時間をより確実に抑制することが可能となる。
【0133】請求項3に記載の本発明は、端子の番号の
小さい桁から大きな桁の数字に応じてそれぞれの端子に
印加し、それぞれの桁では前記数字に応じたタイミング
でそれぞれの端子に印加する。このため、入力情報をよ
り確実に同時期に端子それぞれに入力できるとともに、
端子に順番に印加する方法に比較して、全ての端子に印
加し終わるまでにかかる所要時間を短縮することが可能
となる。したがって、ワイヤハーネスの検査にかかる所
要時間をより確実に抑制することができる。
【0134】請求項4に記載の本発明は、ジョイントグ
ループ毎に異なりかつ同一のジョイントグループには同
一である第2の入力情報を、それぞれの端子に入力す
る。
【0135】したがって、ワイヤハーネスの検査にかか
る所要時間を抑制できることにくわえ、前記第1の検査
ステップにおいて前記端子の番号及び端子の導通状況な
どによって複数のジョイントグループが互いに短絡した
ことを検出できない場合においても、ジョイントグルー
プ同士の短絡の有無を確実に検査できる。
【0136】請求項5に記載の本発明は、ジョイントグ
ループ毎に異なる第3の入力情報を、同一のジョイント
グループを構成する端子うちいずれか一つの端子に、そ
れぞれ入力する。
【0137】したがって、ワイヤハーネスの検査にかか
る所要時間を抑制できることにくわえ、前記第1の検査
ステップにおいて前記端子の番号及び端子の導通状況な
どによって各ジョイントグループ内で開放したことを検
出できない場合においても、各ジョイントグループ内の
開放の有無を確実に検査できる。
【0138】請求項6に記載の本発明は、ジョイントグ
ループ毎に異なりかつ同一のジョイントグループには同
一である第2の入力情報を、それぞれの端子に入力し、
かつジョイントグループ毎に異なる第3の入力情報を、
同一のジョイントグループを構成する端子うちいずれか
一つの端子に、それぞれ入力する。このため、ジョイン
トグループ同士の短絡の有無を確実に検査できるととも
に、各ジョイントグループ内の開放の有無を確実に検査
できる。
【0139】請求項7に記載の本発明は、第2の入力情
報が、ジョイントグループの番号に応じたタイミングで
それぞれの端子に印加するので、この第2の入力情報が
確実にジョイントグループ毎に異なることとなる。この
ため、第2の入力情報をより確実に同時期に端子それぞ
れに入力することができる。したがって、ワイヤハーネ
スの検査にかかる所要時間が長時間化することを確実に
抑制できる。
【0140】請求項8に記載の本発明は、第3の入力情
報が、ジョイントグループの番号に応じたタイミングで
それぞれの端子に印加するので、この第3の入力情報が
確実にジョイントグループ毎に異なることとなる。この
ため、第3の入力情報をより確実に同時期に端子それぞ
れに入力することができる。したがって、ワイヤハーネ
スの検査にかかる所要時間が長時間化することを確実に
抑制できる。
【0141】請求項9に記載された本発明によれば、第
1ないし第3の検査ステップのうちいずれかにおいて、
異常有りを判定した際に、異常有りと判定された各端子
に順番に第4の入力情報を入力する。このため、ワイヤ
ハーネスの検査にかかる所要時間を抑制できることにく
わえ、前記異常ありと判定された端子の短絡及び開放の
有無及び短絡及び開放の箇所を確実に把握することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス検
査装置の基本構成を示す図である。
【図2】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶部
が記憶したワイヤハーネス検査方法を示すフローチャー
トである。
【図3】図2に示されたワイヤハーネス検査方法のマト
リックス検査ステップを示すフローチャートである。
【図4】図2に示されたワイヤハーネス検査方法のショ
ート検査ステップを示すフローチャートである。
【図5】図2に示されたワイヤハーネス検査方法のオー
プン検査ステップを示すフローチャートである。
【図6】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶部
が記憶した入力データマップを示す図である。
【図7】(A)は図6に示された入力データマップにお
ける「0001」端子に印加するタイミングを説明する
図である。(B)は図6に示された入力データマップに
おける「0011」端子に印加するタイミングを説明す
る図である。
【図8】図1に示されたワイヤーハーネス検査装置によ
って検査されるワイヤーハーネスのジョイントグループ
の構成を示す図である。
【図9】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶部
が記憶したジョイントグループマップを示す図である。
【図10】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶
部が記憶した基準マップを示す図である。
【図11】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶
部が記憶したジョイントデータマップを示す図である。
【図12】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶
部が記憶したオープン入力データマップを示す図であ
る。
【図13】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶
部が記憶した第2の入力データマップを示す図である。
【図14】同実施形態のワイヤハーネス検査装置の記憶
部が記憶した正規出力データマップを示す図である。
【図15】図3に示されたマトリックス検査ステップで
得られる出力データマップの一例を示す図である。
【図16】図2に示されたワイヤハーネス検査方法の全
点検査ステップで得られる第4の出力データマップの一
例を示す図である。
【図17】図4に示されたショート検査ステップで得ら
れる第2の出力データマップの一例を示す図である。
【図18】図2に示されたワイヤハーネス検査方法の全
点検査ステップで得られる第4の出力データマップの他
の例を示す図である。
【図19】図5に示されたオープン検査ステップで得ら
れる第3の出力データマップの一例を示す図である。
【図20】図2に示されたワイヤハーネス検査方法の全
点検査ステップで得られる第4の出力データマップの更
に他の例を示す図である。
【符号の説明】
2 ワイヤハーネス 4 電線 5 コネクタ 31 入力データマップ(入力情報) 32 第2の入力データマップ(第4の入力情報) 34 基準マップ(基準情報) 35 ジョイントデータマップ(第2の入力情報、第2
の基準情報、第3の基準情報) 36 オープン入力データマップ(第3の入力情報) 37 正規出力データマップ(第4の基準情報) 41 出力データマップ(出力情報) 42 第2の出力データマップ(第2の出力情報) 43 第3の出力データマップ(第3の出力情報) 44a,44b,44c 第4の出力データマップ(第
4の出力情報) S1 マトリックス検査ステップ(第1の検査ステッ
プ) S2 ショート検査ステップ(第2の検査ステップ) S3 オープン検査ステップ(第3の検査ステップ) S4 全点検査ステップ(第4の検査ステップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 勝彦 静岡県浜松市寺島町159−1 株式会社フ ロンティア内 Fターム(参考) 2G014 AA02 AA03 AB38 AC07 AC15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電線とこれらの電線の端部に取り
    付けられた端子を収容するコネクタとを備えたワイヤハ
    ーネスの良否を検査するワイヤハーネス検査方法におい
    て、 前記端子毎に互いに異なる入力情報をこれらの端子それ
    ぞれに同時期に入力し、 前記入力情報を入力した際に前記端子それぞれが出力す
    る出力情報と、正常なワイヤハーネスの端子それぞれが
    前記入力情報を入力された際に出力する基準情報と、を
    対比して、前記ワイヤハーネスの良否を判定する第1の
    検査ステップを含んだことを特徴とするワイヤハーネス
    検査方法。
  2. 【請求項2】 前記端子それぞれに一から順に大きい整
    数で番号を付しておき、 前記入力情報は、前記番号に応じた時間間隔でそれぞれ
    の端子に印加することを特徴とする請求項1記載のワイ
    ヤハーネス検査方法。
  3. 【請求項3】 それぞれの端子に印加する際には、 前記端子の番号の小さい桁の数字から、順に大きな桁の
    数字に応じて印加するとともに、 それぞれの桁においては、それぞれの桁の数字に応じた
    タイミングで印加することを特徴とする請求項2記載の
    ワイヤハーネス検査方法。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤハーネスは、互いに電気的に
    接続された前記電線とこれらの電線の端部に接続された
    端子とで構成されるジョイントグループを備えており、 前記端子それぞれに、ジョイントグループ毎に互いに異
    なりかつ同一のジョイントグループ内には互いに同一で
    ある第2の入力情報を、同時期に入力し、 前記第2の入力情報を入力した後に前記端子それぞれが
    出力する第2の出力情報と、正常なワイヤハーネスの端
    子それぞれが前記第2の入力情報を入力された際に出力
    する第2の基準情報と、を対比して、前記ワイヤハーネ
    スの良否を判定する第2の検査ステップを含んだことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項
    に記載のワイヤハーネス検査方法。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤハーネスは、互いに電気的に
    接続された前記電線とこれらの電線の端部に接続された
    端子とで構成されるジョイントグループを備えており、 各ジョイントグループを構成する端子のうちいずれか一
    つの端子に、それぞれジョイントグループ毎に互いに異
    なる第3の入力情報を、同時期に入力し、 前記第3の入力情報を入力した後に前記端子それぞれが
    出力する第3の出力情報と、正常なワイヤハーネスの端
    子それぞれが前記第3の入力情報を入力された際に出力
    する第3の基準情報と、を対比して、前記ワイヤハーネ
    スの良否を判定する第3の検査ステップを含んだことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項
    に記載のワイヤハーネス検査方法。
  6. 【請求項6】 複数の電線とこれらの電線の端部に取り
    付けられた端子を収容するコネクタとを備えたワイヤハ
    ーネスの良否を検査するワイヤハーネス検査方法におい
    て、 前記ワイヤハーネスは、互いに電気的に接続された前記
    電線とこれらの電線の端部に接続された端子とで構成さ
    れるジョイントグループを備えており、 前記端子それぞれに、ジョイントグループ毎に互いに異
    なりかつ同一のジョイントグループ内には互いに同一で
    ある第2の入力情報を、同時期に入力し、前記第2の入
    力情報を入力した後に前記端子それぞれが出力する第2
    の出力情報と、正常なワイヤハーネスの端子それぞれが
    前記第2の入力情報を入力された際に出力する第2の基
    準情報と、を対比して、前記ワイヤハーネスの良否を判
    定する第2の検査ステップと、 各ジョイントグループを構成する端子のうちいずれか一
    つの端子に、それぞれジョイントグループ毎に互いに異
    なる第3の入力情報を、同時期に入力し、前記第3の入
    力情報を入力した後に前記端子それぞれが出力する第3
    の出力情報と、正常なワイヤハーネスの端子それぞれが
    前記第3の入力情報を入力された際に出力する第3の基
    準情報と、を対比して、前記ワイヤハーネスの良否を判
    定する第3の検査ステップと、 を含んだことを特徴とするワイヤハーネス検査方法。
  7. 【請求項7】 前記ジョイントグループそれぞれに一か
    ら順に大きい整数で番号を付しておき、 前記第2の入力情報は、前記ジョイントグループの番号
    に応じたタイミングでそれぞれの端子に印加することを
    特徴とする請求項4または請求項6記載のワイヤハーネ
    ス検査方法。
  8. 【請求項8】 前記ジョイントグループそれぞれに一か
    ら順に大きい整数で番号を付しておき、 前記第3の入力情報は、前記ジョイントグループの番号
    に応じたタイミングでそれぞれの端子に印加することを
    特徴とする請求項5または請求項6記載のワイヤハーネ
    ス検査方法。
  9. 【請求項9】 前記第1ないし第3の検査ステップのう
    ちいずれかにおいて、少なくとも一つの端子が出力した
    情報に基いて、前記ワイヤハーネスに異常があると判定
    した場合に、 前記異常があると判定された端子それぞれのうち一つを
    順番に選択し、該選択した端子に第4の入力情報を入力
    し、 前記選択された端子以外の全ての端子から出力される第
    4の出力情報と、正常なワイヤハーネスの前記選択され
    た端子に前記第4の信号を入力された際に前記選択され
    た端子以外の全ての端子が出力する第4の基準情報と、
    を対比して、前記ワイヤハーネスの良否を判定する第4
    の検査ステップを含んだことを特徴とする請求項1ない
    し請求項8のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス
    検査方法。
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