JP2001208036A - ワイヤ装置及びスロットルワイヤ装置 - Google Patents

ワイヤ装置及びスロットルワイヤ装置

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JP2001208036A
JP2001208036A JP2000020136A JP2000020136A JP2001208036A JP 2001208036 A JP2001208036 A JP 2001208036A JP 2000020136 A JP2000020136 A JP 2000020136A JP 2000020136 A JP2000020136 A JP 2000020136A JP 2001208036 A JP2001208036 A JP 2001208036A
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Japan
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connector
wire
throttle
wire device
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JP2000020136A
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English (en)
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Toshihisa Nemoto
俊久 根本
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
    • F16C1/101Intermediate connectors for joining portions of split flexible shafts and/or sheathings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈払機用のスロットルワイヤ装置10におい
て、ユーザがワイヤの接続の仕方を簡単に分かる構造と
するとともに、部品点数の低減を図る。 【解決手段】 スロットルレバー側ワイヤ11において、
フランジ付き端金具17はアウタ16の端部に固定され、コ
ネクタ20はニップル19をあらかじめ係止している。接続
ケース13は、樹脂の一体成形品から成り、ベース部30
と、ベース部30の金具嵌合部36及びコネクタ収容部37を
それぞれ開閉する金具部用蓋31及び収容部用蓋32とをも
つ。金具部用蓋31は、金具嵌合部36へのフランジ付き端
金具17の嵌合後、閉じられ、フランジ付き端金具17を留
める。コネクタ20はインナ18の変位方向へ変位自在にコ
ネクタ収容部37に収容される。スロットルレバー側ワイ
ヤ11及びスロットル弁側ワイヤ12の接続する際は、収容
部用蓋32を開き、インナ24を溝39に挿通し、ニップル25
をコネクタ20に係止し、収容部用蓋32を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば刈払機等
に装備されるワイヤ装置及びスロットルワイヤ装置に係
り、詳しくは中間部においてワイヤ接続部を備えるワイ
ヤ装置及びスロットルワイヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は刈払機の従来のスロット
ルワイヤ装置59,70の主要部斜視図である。図8及び図
9において、後述のこの発明の実施の形態と同一の要素
は同符号で指示して、説明は省略し、主要点についての
み説明する。
【0003】図8において、ケース60は、軸方向両端部
において円柱側面とされ、中間部は、軸方向へ所定寸法
だけコネクタ20を変位自在に収容する収容部61となって
いる。収容部61は、外部よりコネクタ20を出し入れ自在
に外部へ開放されている。スロットルレバー側ワイヤ11
のニップル19は、Oリング64、ゴムカバー63、ロックナ
ット62、及び収容部61の一端部のねじ孔66に挿通されて
から、コネクタ20の係止部に係止される。ロックナット
62及びねじ孔66は、スロットルレバー側ワイヤ11のねじ
溝65に螺合し、ロックナット62はケース60の緩みを防止
する。ゴムカバー63は、ケース60及びロックナット62を
内周側に包み込むように、ケース60及びロックナット62
に被せられる。Oリング64は、内周側においてアウタ16
の周部に所定の摩擦力で接触し、アウタ16におけるゴム
カバー63の移動を抑制する。一方、スロットル弁側ワイ
ヤ12は、ニップル25をコネクタ20の他端側の引っ掛け部
に掛けられ、インナ24をケース60の他端部のワイヤ挿通
溝67に挿通される。作業者がスロットルレバーを操作す
ると、スロットルレバーの変位に伴い、インナ18が変位
し、インナ18の変位は、コネクタ20を介してインナ24へ
伝達され、スロットル弁の開度が調整される。刈払機の
工場出荷時では、刈払機の梱包箱をできるだけ小さくす
るために、エンジンは、操作桿等の刈払機本体と分離さ
れ、箱内に梱包される。そして、コネクタ20は、スロッ
トルレバー側ワイヤ11のニップル19を掛けられて、ケー
ス60の収容部61に収められ、ケース60、ロックナット6
2、ゴムカバー63、及びOリング64はスロットルレバー
側ワイヤ11に組付けられた状態とされ、スロットル弁側
(=エンジン側)ワイヤ12はコネクタ20及び収容部61か
ら分離されている。ユーザの所では、ゴムカバー63がケ
ース60から引き剥かれ、ニップル25をコネクタ20に引っ
掛けてから、ゴムカバー63をケース60に被せて、スロッ
トルレバー側ワイヤ11及びスロットル弁側ワイヤ12の接
続を完成させている。
【0004】図9では、ケース73は、半円筒部74と、半
円筒部74の一方の側縁に折り曲げ自在に結合し半円筒部
74の方へ折り曲げて半円筒部74の他方の側縁に爪76によ
り分離自在に係止して半円筒部74を外部に対して閉鎖す
るようになっている半円筒部75とを有している。受け穴
付きニップル71は、スロットル弁側ワイヤ12のニップル
25を放射方向へ受け穴に受けて軸方向への抜けを阻止す
る。スロットルワイヤ装置70の装備される刈払機の工場
出荷時では、ニップル25及び受け穴付きニップル71は分
離されており、ユーザは、ニップル25をスリーブ72へ通
してから、受け穴付きニップル71の受け孔へ放射方向外
側から嵌入し、スリーブ72を受け穴付きニップル71に被
せ、そのスリーブ72をケース73内へ挿入し、ケース73を
閉じて、スロットルレバー側ワイヤ11及びスロットル弁
側ワイヤ12の接続を完成させている。なお、フランジ付
き端金具17は、その環状溝をケース73の一方の端壁内周
にかみ合わされて、ケース73に固定され、端金具23は、
ケース73の他方の端壁に当接される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8のスロットルワイ
ヤ装置59は部品点数が増大する。図9のスロットルワイ
ヤ装置70はスリーブ72及びケース73が、スロットルレバ
ー側ワイヤ11又はスロットル弁側ワイヤ12に組付けられ
ることなく、ユーザへ渡されるため、ユーザは、スリー
ブ72及びケース73をスロットルレバー側ワイヤ11及びス
ロットル弁側ワイヤ12の接続に使用すること及びその使
用の仕方を説明書無しでは分かり難い。
【0006】この発明の目的は、上述の問題点を克服す
るワイヤ装置及びスロットルワイヤ装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のワイヤ装置(1
0)は次のものを有している。第1のアウタ(16)と端部に
おいて第1のアウタ(16)から延び出している第1のイン
ナ(18)とこの第1のインナ(18)の延び出し端に留められ
ているコネクタ(20)とをもつ第1のワイヤ(11) 第2のアウタ(22)と端部において第2のアウタ(22)から
延び出している第2のインナ(24)とこの第2のインナ(2
4)の延び出し端に固定されている第2の拡径部(25)とを
もち第2のインナ(24)をコネクタ(20)の挿通部(54)に挿
通されつつ第2の拡径部(25)は挿通部(54)から第2のア
ウタ(22)の方へ抜かれないように取り外し自在にコネク
タ(20)の引掛け部(56)に係止されるようになっている第
2のワイヤ(12) 第1のアウタ(16)及び第2のアウタ(22)の端面に当接し
て両端面の間隔を所定値以上に保持する当接部(36,38)
と両当接部(36,38)の間にあって第1のインナ(18)及び
第2のインナ(24)の変位方向へのコネクタ(20)の変位を
許容しつつコネクタ(20)を収容する収容部(37)と第1の
アウタ(16)及び第2のアウタ(22)の一方に分離自在に留
められる留め部(31)とをもち収容部(37)はコネクタ(20)
を出し入れ自在に開閉されるようになっている接続部包
囲体(13)
【0008】コネクタ(20)は、第1のインナ(18)の端に
直接、留められていても、所定の部材(19)を介して留め
られていてもよい。第1のインナ(18)の端へのコネクタ
(20)の留めには、固定も含まれる。
【0009】第1のワイヤ(11)及び第2のワイヤ(12)が
非接続の場合でも、接続部包囲体(13)は、留め部(31)に
おいて第1のアウタ(16)及び第2のアウタ(22)の一方に
留められることにより、第1のワイヤ(11)及び第2のワ
イヤ(12)の一方に保持され、例えば、ワイヤ装置(10)を
装備する製品では、その保持状態で工場出荷され、ユー
ザへ渡すことができる。第1のワイヤ(11)及び第2のワ
イヤ(12)を相互に接続するときは、接続部包囲体(13)の
収容部(37)を開き、収容部(37)内のコネクタ(20)へ第2
の拡径部(25)を係止し、その後、収容部(37)を閉じる。
コネクタ(20)を介しての第1のワイヤ(11)及び第2のワ
イヤ(12)の接続時では、第1のワイヤ(11)及び第2のワ
イヤ(12)のいずれかの変位に伴い、コネクタ(20)は接続
部包囲体(13)の収容部(37)内を変位し、かつ第1のアウ
タ(16)及び第2のアウタ(22)の間隔は接続部包囲体(13)
の第2のワイヤ(12)により所定値以上を保持され、これ
により、第1のワイヤ(11)及び第2のワイヤ(12)の間の
変位伝達が行われる。このように、ワイヤ装置(10)は、
部品点数が減少するとともに、第1のワイヤ(11)及び第
2のワイヤ(12)の接続前において部品はすべて第1のワ
イヤ(11)又は第2のワイヤ(12)に取り付けておくことが
でき、さらに、第1のワイヤ(11)及び第2のワイヤ(12)
の接続は、第2の拡径部(25)をコネクタ(20)の引掛け部
(56)に引っ掛けるだけであり、ユーザは、構成から接続
作業を簡単に把握できる。
【0010】この発明のワイヤ装置(10)によれば、留め
部(31)は、第1のアウタ(16)の端部を出し入れ自在に開
閉する構造であり、閉時において第1のアウタ(16)への
圧着により第1のアウタ(16)及び第2のアウタ(22)の一
方に留められるようになっている。
【0011】これにより、前記第1のアウタ(16)及び前
記第2のアウタ(22)の一方への接続部包囲体(13)の留め
は簡単化される。
【0012】この発明のワイヤ装置(10)によれば、接続
部包囲体(13)は、本体部(30)と、本体部(30)の長手方向
へ並び基端側を本体部(30)の一方の側縁に個々に折り曲
げ自在で結合し閉時では先端側において本体部(30)の他
方の側縁に分離自在に係止される第1の開閉部(32)及
び第2の開閉部(31)とをもち、収容部(37)は、第1の開
閉部(32)とそれが閉鎖する本体部(30)の部分とを含み、
留め部(31)は、第2の開閉部(31)とそれが閉鎖する本体
部(30)の部分とを含む。
【0013】本体部(30)の各部分に対して第1の開閉部
(32)及び第2の開閉部(31)が開閉するので、接続部包囲
体(13)の構成が簡単化され、また、第1の開閉部(32)及
び第2の開閉部(31)は個々に開閉するので、留め部(31)
による第1のアウタ(16)の保持機能及びコネクタ(20)へ
の第2の拡径部(25)の係止作業をそれぞれの必要時に支
障なく実施できる。
【0014】この発明のワイヤ装置(10)によれば、第1
のワイヤ(11)は、第1のインナ(18)の延び出し端に固定
される第1の拡径部(19)をもち、コネクタ(20)は、第1
のインナ(18)をコネクタ(20)の挿通部(54)に挿通されつ
つ第1の拡径部(19)は挿通部(54)から第1のアウタ(16)
の方へ抜かれないように第1の拡径部(19)をコネクタ(2
0)の引掛け部(55)に留められている。
【0015】ユーザは、挿通部(54)へ第1のインナ(18)
を挿通され、引掛け部(55)に留められている第1の拡径
部(19)を見て、コネクタ(20)へ第2のワイヤ(12)を接続
するための挿通部(54)への第1のインナ(18)の挿通の仕
方及び引掛け部(56)への第1の拡径部(19)の留め方を理
解し、実行できる。
【0016】この発明のスロットルワイヤ装置(10)は、
前述のワイヤ装置(10)を装備し、ワイヤ装置(10)はスロ
ットル操作部材の変位をエンジン吸気通路のスロットル
弁へ伝達するものとして使用されている。
【0017】このスロットルワイヤ装置(10)は例えば刈
払機に装備され、スロットルレバーの操作をエンジン吸
気通路のスロットル弁へ伝達し、これにより、スロット
ル弁の開度がスロットルレバーの操作により変更され
る。刈払機では、工場から製品出荷時に梱包箱をできる
だけ小さくするためには、刈払機は組み立てた状態では
なく、例えば、操作桿等の刈払機本体と気化器付きエン
ジンとを分解した状態で所定の梱包箱に梱包することが
行われている。その場合、スロットルワイヤ装置(10)
は、スロットルレバー側とエ六取る弁側とで分ける必要
が生じ、第1のワイヤ(11)と第2のワイヤ(12)とに分離
されて、梱包され、ユーザの所において、第1のワイヤ
(11)と第2のワイヤ(12)とを結合している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1及び図2はそれぞれ接続
ケース13をスロットルレバー側ワイヤ11へ組付ける前及
び組付けた後の状態でのスロットルワイヤ装置10の接続
部の斜視図である。スロットルワイヤ装置10は、スロッ
トルレバー側ワイヤ11、スロットル弁側ワイヤ12、及び
接続ケース13を有している。スロットルレバー側ワイヤ
11の接続ケース13側の端部では、フランジ付き端金具17
はアウタ16の端部に固定され、インナ18はフランジ付き
端金具17の端から外部へ延び出し、ニップル19はインナ
18の端に固定されている。コネクタ20は、ニップル19を
引っ掛けられてから、ニップル19と分離しないように、
ニップル19に接着やかしめ等により固定されている。ス
ロットル弁側ワイヤ12の接続ケース13側の端部では、円
柱状の端金具23はアウタ22の端部に固定され、インナ24
は、端部において端金具23の端から外部へ延び出し、ニ
ップル25はインナ24の端に固定されている。
【0019】図3はコネクタ20を図1の上方から、前方
から、スロットルレバー側ワイヤ11側から、及びスロッ
トル弁側ワイヤ12側から見た4面図である。コネクタ20
は、1個の金属板から加工されている。端壁52,53は底
壁51の両端から垂直に上方へ起立し、張出し壁55,56は
それぞれ端壁52,53の上端から内側にほぼ垂直に曲げら
れて、底壁51に平行に延びている。ワイヤ挿通溝54はコ
ネクタ20の幅方向へ1対の張出し壁55及び1対の張出し
壁56の間に延び、さらに、端壁52,53の部位にも達し
て、端壁52,53をコネクタ20の幅方向へ分断している。
コネクタ20の長手方向への張出し壁55の長さは、張出し
壁56の長さより長くなっている。コネクタ20の長手方向
への張出し壁55,56の間の間隙寸法は、ニップル19,25
がその間隙を上下へ通過できるように、ニップル19,25
の縦寸法より大とされ、インナ24の幅は、ニップル19,
25がインナ24を介して抜けないように、ニップル19,25
の径より小とされている。スロットルレバー側ワイヤ11
のインナ18は、張出し壁55側のワイヤ挿通溝54に挿通さ
れ、ニップル19は底壁51と張出し壁55との間に置き、そ
の後、ニップル19をコネクタ20から引き抜く方向へイン
ナ18を引いてから、ニップル19を接着や張出し壁55のか
しめ等によりコネクタ20に固定する。
【0020】図4は開いた状態で接続ケース13を示す
図、図5は閉じた状態の接続ケース13の縦断面図であ
る。接続ケース13は、樹脂の一体成形品から成り、ベー
ス部30と、ベース部30の一方の側縁に沿って並び該側縁
に折り曲げ自在にベース部30に結合している金具部用蓋
31及び収容部用蓋32とを有している。ベース部30には、
ベース部30の延び方向へ順番にアウタ嵌合部35、金具嵌
合部36、コネクタ収容部37、及び金具挿入孔38が形成さ
れている。溝39は、金具挿入孔38の上壁に形成されると
ともに、コネクタ収容部37と金具挿入孔38との隔壁部に
も切り込みとして形成され、インナ24を挿通自在になっ
ている。アウタ嵌合部35にはスロットルレバー側ワイヤ
11のアウタ16が嵌合し、金具嵌合部36にはスロットルレ
バー側ワイヤ11のフランジ付き端金具17がその軸方向へ
固定されて嵌合し、金具挿入孔38にはスロットル弁側ワ
イヤ12の端金具23が軸方向へ嵌入される。コネクタ収容
部37は、コネクタ20を接続ケース13の長手方向へ所定量
変位自在に収容する。金具部用蓋31は接続ケース13の長
手方向へ金具嵌合部36の位置するベース部30の部分を開
閉し、収容部用蓋32は接続ケース13の長手方向へコネク
タ収容部37及び溝39の位置するベース部30の部分を開閉
する。張出し部40は、ベース部30において金具部用蓋31
及び収容部用蓋32が結合していない方の側縁に形成さ
れ、ベース部30の幅方向外側へ張り出している。爪41
は、金具部用蓋31の自由端側側縁に1個、また、収容部
用蓋32の自由端側側縁に間隔を置いて2個、形成され、
金具部用蓋31及び収容部用蓋32の幅方向内側へ張り出し
ている。金具嵌合部36及びコネクタ収容部37を閉じると
きは、それぞれ金具部用蓋31及び収容部用蓋32をベース
部30の方へ折り曲げ、爪41をその弾力により張出し部40
を乗り越えさせてから、張出し部40の下面側に係止す
る。
【0021】図6は接続ケース13をスロットルレバー側
ワイヤ11に組付けて開状態でスロットルレバー側ワイヤ
11内を示す図、図7は接続ケース13をスロットルレバー
側ワイヤ11に組付けて閉状態の縦断面図である。なお、
図6及び図7において、スロットル弁側ワイヤ12をコネ
クタ20へ接続したときの状態についてスロットル弁側ワ
イヤ12を破線で図示している。スロットルレバー側ワイ
ヤ11は、フランジ付き端金具17とは反対側の端部におい
て、スロットル弁側ワイヤ12の端金具23と同一構造の端
金具43がアウタ16の端部に固定され、インナ18は端金具
43側の端部においてもアウタ16から外へ引き延ばされ、
ニップル19はインナ18の延び出し端に固定されている。
ニップル19は、刈払機(図示せず)のハンドルに取り付
けられたスロットルレバーの操作に合わせて変位するよ
うに、そのスロットルレバーに係止される。スロットル
ワイヤ装置10の装備される刈払機の工場出荷では、刈払
機を梱包する梱包箱をできるだけ小さくするためには、
エンジンと操作桿等の刈払機本体とを分離して、梱包箱
へ梱包する。したがって、スロットルワイヤ装置10のス
ロットルレバー側ワイヤ11及びスロットル弁側ワイヤ12
は、結合されることなく、それそれ刈払機本体側及びエ
ンジン側へ接続されて、すなわち相互に分離して梱包箱
へ梱包されることになる。こうして、工場出荷段階で
は、接続ケース13は、図7(金具部用蓋31及び収容部用
蓋32がベース部30を閉じている。)に示されるように、
スロットルレバー側ワイヤ11に組付けられた状態とさ
れ、また、スロットルレバー側ワイヤ11のニップル19は
スロットルレバーに接続された状態とされ、スロットル
レバー側ワイヤ11及び接続ケース13はスロットルレバー
と共に刈払機の梱包箱に入れられる。ユーザは、刈払機
の組立て時に、張出し部40による爪41の係止を解いて、
ベース部30を開く。その後、スロットル弁側ワイヤ12を
スロットルレバー側ワイヤ11へ接続するために、インナ
24を溝39に挿通しつつ、端金具23を金具挿入孔38内へ挿
入して、金具挿入孔38の奥の隔壁に当接させ、それか
ら、ニップル25を、張出し壁56の内面側に嵌挿させる。
その後、収容部用蓋32を閉位置にして、スロットルレバ
ー側ワイヤ11及びスロットル弁側ワイヤ12の接続を完了
する。ユーザの所には、接続ケース13は、スロットルレ
バー側ワイヤ11に組み付けられて、届き、かつユーザ
は、収容部用蓋32を開くと、コネクタ20へのニップル19
の接続の仕方を見て、コネクタ20へのニップル25の接続
を、特別の説明書を読むことなく、簡単に理解でき、接
続作業は能率化される。また、スロットルワイヤ装置10
の部品点数も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続ケースをスロットルレバー側ワイヤへ組付
ける前の状態でのスロットルワイヤ装置の接続部の斜視
図である。
【図2】接続ケースをスロットルレバー側ワイヤへ組付
けた後の状態でのスロットルワイヤ装置の接続部の斜視
図である。
【図3】コネクタを図1の上方から、前方から、スロッ
トルレバー側ワイヤ側から、及びスロットル弁側ワイヤ
側から見た4面図である。
【図4】開いた状態で接続ケースを示す図である。
【図5】閉じた状態の接続ケースの縦断面図である。
【図6】接続ケースをスロットルレバー側ワイヤに組付
けて開状態でスロットルレバー側ワイヤ内を示す図であ
る。
【図7】接続ケースをスロットルレバー側ワイヤに組付
けて閉状態の縦断面図である。
【図8】刈払機の従来の第1のスロットルワイヤ装置の
主要部斜視図である。
【図9】刈払機の従来の第2のスロットルワイヤ装置の
主要部斜視図である。
【符号の説明】
10 スロットルワイヤ装置 11 スロットルレバー側ワイヤ(第1のワイヤ) 12 スロットル弁側ワイヤ(第2のワイヤ) 13 接続ケース(接続部包囲体) 16 アウタ(第1のアウタ) 18 インナ(第1のインナ) 19 ニップル(第1の拡径部) 20 コネクタ 22 アウタ(第2のアウタ) 24 インナ(第2のインナ) 25 (第2の拡径部) 30 ベース部(本体部) 31 金具部用蓋(留め部、第2の開閉部) 32 収容部用蓋(第1の開閉部) 36 金具嵌合部(当接部) 37 コネクタ収容部 38 金具挿入孔(当接部) 54 ワイヤ挿通溝(挿通部) 56 張出し壁(引掛け部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアウタ(16)と端部において前記第
    1のアウタ(16)から延び出している第1のインナ(18)と
    この第1のインナ(18)の延び出し端に留められているコ
    ネクタ(20)とをもつ第1のワイヤ(11)、 第2のアウタ(22)と端部において前記第2のアウタ(22)
    から延び出している第2のインナ(24)とこの第2のイン
    ナ(24)の延び出し端に固定されている第2の拡径部(25)
    とをもち前記第2のインナ(24)を前記コネクタ(20)の挿
    通部(54)に挿通されつつ前記第2の拡径部(25)は前記挿
    通部(54)から前記第2のアウタ(22)の方へ抜かれないよ
    うに取り外し自在に前記コネクタ(20)の引掛け部(56)に
    係止されるようになっている第2のワイヤ(12)、及び前
    記第1のアウタ(16)及び前記第2のアウタ(22)の端面に
    当接して両端面の間隔を所定値以上に保持する当接部(3
    6,38)と両当接部(36,38)の間にあって前記第1のインナ
    (18)及び前記第2のインナ(24)の変位方向への前記コネ
    クタ(20)の変位を許容しつつ前記コネクタ(20)を収容す
    る収容部(37)と前記第1のアウタ(16)及び前記第2のア
    ウタ(22)の一方に分離自在に留められる留め部(31)とを
    もち前記収容部(37)は前記コネクタ(20)を出し入れ自在
    に開閉されるようになっている接続部包囲体(13)、を有
    していることを特徴とするワイヤ装置。
  2. 【請求項2】 前記留め部(31)は、前記第1のアウタ(1
    6)の端部を出し入れ自在に開閉する構造であり、閉時に
    おいて前記第1のアウタ(16)への圧着により前記第1の
    アウタ(16)及び前記第2のアウタ(22)の一方に留められ
    るようになっていることを特徴とする請求項1記載のワ
    イヤ装置。
  3. 【請求項3】 前記接続部包囲体(13)は、本体部(30)
    と、前記本体部(30)の長手方向へ並び基端側を前記本体
    部(30)の一方の側縁に個々に折り曲げ自在で結合し閉時
    では先端側において前記本体部(30)の他方の側縁に分離
    自在に係止される第1の開閉部(32)及び第2の開閉部
    (31)とをもち、前記収容部(37)は、前記第1の開閉部(3
    2)とそれが閉鎖する前記本体部(30)の部分とを含み、前
    記留め部(31)は、前記第2の開閉部(31)とそれが閉鎖す
    る前記本体部(30)の部分とを含むことを特徴とする請求
    項2記載のワイヤ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のワイヤ(11)は、前記第1のイ
    ンナ(18)の延び出し端に固定される第1の拡径部(19)を
    もち、前記コネクタ(20)は、前記第1のインナ(18)を前
    記コネクタ(20)の挿通部(54)に挿通されつつ前記第1の
    拡径部(19)は前記挿通部(54)から前記第1のアウタ(16)
    の方へ抜かれないように前記第1の拡径部(19)を前記コ
    ネクタ(20)の引掛け部(55)に留められていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかのワイヤ装置(1
    0)を装備し、前記ワイヤ装置(10)はスロットル操作部材
    の変位をエンジン吸気通路のスロットル弁へ伝達するも
    のとして使用されていることを特徴とするスロットルワ
    イヤ装置。
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